ガリガリ君でスタミナアップ!?「ガ~リガ~リック♪」(しょうがとニンニクのチャーハン) 

IMGP7985.jpg 料理の数だけダジャレがある――。ダジャレをこよなく愛する男が考案する、笑えるおいしいレシピ。  「ただいまー。いやー、今日も暑かった」  「おかえりなさい。あら、ガリガリ君買ってきたの?」  「今日のご飯、これでいいや。食欲なくて……」 IMGP7951.jpg  「アイスもいいけど、それだけじゃ夏バテしちゃうわよ。そうだ、スタミナたっぷりのガリガリ君を作ってあげる!」  「え、何それ?」  「まずは、ごま油でたっぷりのニンニクを炒めるの」 IMGP7961.jpg  「いいね、なんだかこの匂いだけで元気になりそう!」  「ニンニクが色づいてきたら、ご飯を入れて炒めまーす」  「なるほど。ガリガリ君の代わりにガーリックライスか。ダジャレのレベルとしては低いけど、これ好きなんだよね」 IMGP7967.jpg  「あら、これだけじゃないわよ。ここに甘酢しょうがを刻んで加えるの」  「え、甘酢しょうが?」 IMGP7971.jpg  「塩、こしょうで味を調えて、しょうゆをチョロリ。さあ、できたわよ」  「甘酢しょうがって、お寿司屋さんで出てくるガリのことだよね」  「そう、ガリとガーリックよ。ということは?」  「ガリとガーリック……」 父&母 「ガーリガーリック♪ ガーリガーリック♪ ガーリガーリック♪(ガリガリ君のジングルで)」 IMGP8004.jpg  「ガリガリ君だけに、うまソーダ。炒めた甘酢しょうがって、甘酸っぱくて不思議な味だね。でもクセになりそう。うまいよ、コレ!」  「アイスばっかり食べていないで、ライスも食べないとね!」 ■材料  ・ご飯 ・ニンニク ・甘酢しょうが ・ごま油 ・調味料(塩、こしょう、しょうゆ) ■作り方 1、フライパンにごま油とみじん切りにしたニンニクを入れ、キツネ色になるまで加熱する。 2、ご飯を加え、ほぐすようにしっかりと炒める。 3、甘酢しょうがを軽く絞って刻んだものを加えて、軽く混ぜ合わせる。 4、調味料で味を調えたら完成。 ■玉置メモ ・甘酢しょうがを炒めるということはあまりしませんが、東南アジアっぽい不思議な味に仕上がります。焼きそばやパスタで作ってもおいしいですよ。 ・今回はシンプルにガリとガーリックだけで作りましたが、お好みでしそ、かつお節、卵などを加えてください。 ・ガーリーな女装をして、「ガーリーガーリー君」と言おうかと思いましたが、ひげが濃いのでやめました。 ・もしお口に合わなかったら、「ガリガリ君だけに、この味はナシだな」と、ダメ出ししてください。 (文=玉置豊) ■男のダジャレレシピ・バックナンバー 【第28回】生レバー難民必見! 食感と滑らかさの絶妙ハーモニー「生レバー丼」 【第27回】新感覚スウィーツ!?  夏はICECREAMで「アイススーパーカップヌードル」 【第26回】初夏の新定番! スパルタンな「カツオの100タタキ」 【第25回】勝手にコラボ! ケンタッキーフライドチキンラーメン 【第24回】炊飯器で作る簡単ピラフ!「SPAM × SPAM」(SMAP×SMAP) 【第23回】北北西を向いてガブリ!「......え、フォー巻き!」 (恵方巻き) 【第22回】アラフォーはちょっとツラい!? 「とってもジューシー(牛脂)な格安すき焼き 」 【第21回】悪い酔いスウィーツで年忘れ!「レディーボーデン会 」(女子の忘年会) 【第20回】万能味噌を使った魔法の料理「西京の相性は黄身」(最強の相性はキミ) 【第19回】旬のサンマをギニア風に「イイコブ、ニコム、サンコン!」(イッコン、ニコン、サンコン) 【第18回】永谷園で作る秋の味覚「松タケご飯 」(まつたけご飯) 【第17回】アジ釣りで大漁! 「アジしめちゃいました」(味占めちゃいました) 【第16回】うなぎと乗り切れ! "ダシ"が違う夏のひつまぶし 【第15回】夏にピッタリ! 旬の魚で手軽にできちゃう「狂う水」(クールビス) 【第14回】蒸し暑い時期にピッタリ! 梅干しの酸味が効いた「上を向いて歩こう」(梅と麦とアルコール) 【第13回】レストランにも行きたくない出無精なあなたに「大型連休ギュウギュウ詰め」(O型レンコン牛牛詰め) 【第12回】旬の素材が盛りだくさん「ネギに大葉 ヤマウド・ノビル 初鰹」(目には青葉 山ほととぎす 初鰹) 【第11回】スタミナ満点! よくばりどんぶり「ごはんと胃・レバー・牛たくさん」(ゴホンと言えば、龍角散) 【第10回】甘党にはたまらん!  「オリゴ糖、黄身と和えて、ようかん食った」(ありがとう、君と逢えて、よかった) 【第9回】捌けなくても大丈夫! 包丁要らずのカンタン鍋「捌き無知鍋」(サバキムチ鍋) 【第8回】惚れてしまいそうな大人の味「バーレーン・タイ キッシュ」(バレンタイン・キッス) 【第7回】3分で出来るお祝い料理「脂肪コーン、5を書く!」(志望校合格) 【第6回】正月ボケに効果てきめん「意外! タイなら七臭粥」(胃が痛いなら七草粥) 【第5回】気分次第でアレンジ可能「麻婆茄子! 干し芋乗っかっちゃう!」(まーボーナス! 欲しいもの買っちゃう) 【第4回】三つの味が楽しめる豪華ディナー「三択ロース」(サンタクロース) 【第3回】ぜいたくの極み! 「いい肝のカワハギのいい肝ばかり」(『いきものがかり』のいきものばかり) 【第2回】ひと手間かければ豪華な一皿! 「タンカレー ナンバナナ天」(タンカレー No.10) 【第1回】甘くて辛い 大人のおつまみ「マスタードナッツ」(ミスタードーナツ)

「これは本人には渡せない」! 事務所チェックで落とされるファンレターとは? 

吉本興業公式サイトより

「ファンレターもらったと思ったら、なんかものすごく不幸の固まりみたいな手紙だったーーーーーーーーーーー(中略)内容がまったくわからないのに、尻軽女とか色々書かれてる><」

 お笑いタレントの桜 稲垣早希が、自身のブログで誹謗中傷の手紙を受け取ったことを告白して話題になっている。切手代がもったいないから送るのはやめてほしいと叫んでいる稲垣だが、こうした手紙を芸能人が受け取ってしまうのは非常に珍しいケースなのだという。

 インターネットの普及により、ブログのコメント欄やTwitterなどタレント本人に直接メッセージを送れるツールは日々増加している。それに伴い、手書きのファンレターの絶対数は減少しているそうだが、やはり熱心なファンは直筆の手紙やプレゼントを事務所宛に送付することをやめたりはしないようだ。

「売りスレ」では計測不能!? アニメDVDの売り上げを陰で支えるレンタル市場

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 今回は、一部の業界では当たり前のことだが、意外と知られていないパッケージ商品の売り上げに関する話をしよう。  ここ最近、ネット上でアニメ関連の情報を収集していると、しばしば見かけるのが「覇権アニメ」というワードである。これは「最も売れた新作アニメ」を指すワードであり、「年間覇権」は一年間を通して最も売れたアニメ、「クール覇権」は各クールで最も売れた、そのクールを代表するアニメという感じで使用される。  もともと、ネット掲示板にある「売りスレ」と呼ばれる「アニメDVDの売り上げデータを収集・分析し、それをネタに雑談をする」ことが趣旨のスレッドから発祥したワードらしく、当初は「天下」「ベスト」などさまざまな類義語が存在していたところ、2010年、テレビアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のネット番組配信中に、アニプレックス広報の高橋祐馬氏が、「このアニメで秋の覇権を握りますよ」と発言したことから現在の「覇権」というワードに統一されたという経緯がある。  くだんの「売りスレ」では、アマゾンランキングやオリコンチャート、映画の興行収入。また、視聴率や話題性、ネット掲示板のスレッド数など、さまざまな要素を踏まえた分析が行われており、業界関係者も密かにチェックしているとかいないとか。2011年には『IS』のヒロインを元ネタにしたマスコットキャラ「モッピー」が誕生し某漫画でネタにされるなど、現在アニメを語る上で無視することのできない存在となりつつあるのだ。  そんな非常に優秀なデータ収集力を持つリサーチャーが集う「売りスレ」だが、そこでどうしても集めることのできないデータがあるのはご存じだろうか? それは「レンタル商品の数字」である。  通常、一般流通に流されるセル商品とTSUTAYA、GEOなどに代表されるレンタルショップに流されるレンタル商品は別物となっており、レンタル商品が各店舗に卸される数は非公開となっている。そのため、現在の「売りスレ」では、全国に数千店舗存在するレンタルショップに卸されるレンタル商品の売り上げ枚数は計上されていないのだ。また、「売りスレ」では、「○○制作のアニメは毎回売り上げ枚数が少ない。資金は回収できているのか」といった会話が飛び出すこともあるのだが、レンタル商品の価格はセル商品の数倍に設定されている。  このことを考慮すると、(すべてのレンタルショップで、すべてのアニメがレンタルされるとは限らないが)売りスレで出てくる数字をはるかに上回る枚数のレンタル商品が市場に出回り、それらが予想以上の利益をアニメ業界にもたらしていることが想像できるだろう。  つまり、現在アニメ業界において、レンタル業界は非常に大きな存在となっているのだ。  「最近は、レンタル業界がアニメのプロモーションに口を出すことが増えましたね。レンタルショップがセル商品に先行して、アニメのDVDや主題歌CDをレンタルすることも増えてきました。話題作を先行してレンタルできれば、レンタルショップも大きな利益を得ますし、アニメ業界としてもタイアップによって確実に利益を見込むことができるということで、win-winの関係なんじゃないでしょうか」 とはレンタル業界関係者の弁だ。  確かにレンタル業界、アニメ業界共に潤う素晴らしいタイアップといえるが、とはいえヒットを見込んでレンタル業界側がプッシュした作品が、フタを開けてみたらそんなに大コケだった……なんてこともないとはいえない。「本当にヒットしている作品」なのか、「レンタルショップが推したい作品」なのか。そういった思惑も踏まえてアニメDVDの売り上げを分析してみると、さらに業界の表と裏が見えてくるのではないだろうか。 (文=龍崎珠樹) ■バックナンバー 【第18回】「求められるのは声優ソングばかり……」表舞台を追われたアニソン歌手の現在 【第17回】美少女たちが追いつめられる姿にゾクゾク!? リアル系ロボットアニメ『トータル・イクリプス』 【第16回】夏アニメの穴馬!? “いわく付き”SNSゲームアニメ『探検ドリランド』に熱視線 【第15回】 キーワードはホモソーシャルな描写!? 今夏は「乙女ゲーム原作アニメ」が熱い! 【第14回】「まるで90年代の夕方6時枠アニメ!?」『モーレツ宇宙海賊』の大器晩成ぶり 【第13回】もはや“声優アイドルフェス”!? アニソン重鎮不在の「アニサマ2012」に不安の声 【第12回】「期待外れ?」「これぞ京アニ?」 賛否両論『氷菓』の本当の見どころ 【第11回】「燃え上がれ、俺の小宇宙よ!」前作ファンもニヤリ『聖闘士星矢Ω』 【第10回】「見たかったのはコレジャナイ!?」声優アイドルアニメ『夏色キセキ』に早くも黄色信号 【第9回】大コケの『機動戦士ガンダムAGE』を徹底検証! 求められる新たな「ガンダム像」とは? 【第8回】アニメ業界の新トレンド!? “分割2クール作品”急増の裏事情 【第7回】ついに世代交代!? 若手アイドル声優が続々歌手デビュー 【第6回】AKB48 vs 声優アイドルユニット アニメ界もついにアイドル戦国時代突入か!? 【第5回】一流アニメファンなら女児向け作品もチェックせよ!? 『スマイルプリキュア!』 【第4回】過激なピンク描写が男子の下半身を直撃!『アマガミSS+ plus』 【第3回】今クール話題の学園モノを徹底分析!『男子高校生の日常』『Another』 【第2回】ロボット好き必見! 洗練されたメカたちが大活躍『輪廻のラグランジェ』 【第1回】水樹奈々が歌いながらバトル!? 「戦うヒロイン」アニメに大注目!

麺類好きはおだてに弱い! “媚び媚びな後輩”を軽~くあしらう方法

【ハピズムより】

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ラーメン1杯であしらえるなら安いもの

 残業・休日出勤当たり前、付き合い合コンや職場飲みは強制参加、愛想笑いを振りまき、周囲のご機嫌取りにも気が抜けない......なーんて、すっかり"職場奴隷"になっていませんか? しかも! その原因はすぐそばにいる上司や同僚、部下に取引先のお客さんなどなど、"職場の天敵"のせいだ! という人も多いはず。そこで、そんな天敵の行動パターンから、手玉に取れる"退治方法"をお教えしましょう......。

「CM露出は1位だけれど……」上半期ランキングに見る“女王”上戸彩の凋落と武井・剛力時代の幕開け

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『上戸彩 20・25』
(角川マーケティング)
 8日に発表された今年上半期のテレビCM露出秒数ランキングで、上戸彩が1位を獲得。昨年の年間ランキングに続いて、またしてもCM女王の座を手に入れた。  また2位に武井咲、4位には剛力彩芽が入り、上位5人中3人をオスカープロモーションが占めるという結果に。伸び盛りの後輩を抑えて1位をキープした上戸が強さを見せつけた形になったが、広告業界では、すでに上戸の天下は終わっていると見る向きもあるのだという。 「この上戸の1位にはカラクリがあって、要するに上戸がCM出演しているソフトバンクが一企業でむちゃくちゃな量のCMを打っているということなんです。その証拠に、同じCMシリーズに出演している樋口可南子が7位、ダンテ・カーヴァーが10位に入っています。この2人が、AKB48の篠田麻里子や小嶋陽菜より上にランクされているのですから、いかにソフトバンクCMの放送量が突出しているか分かりますよ」(広告代理店関係者)  つまり、上戸の1位はソフトバンク1社の貢献によって支えられているだけで、より多くの業種・企業からオファーのある武井や剛力のほうが、広告業界での価値は上ということだ。 「昨年の年間ランキングでは、若手俳優の大和田健介がACジャパンのCMだけで、上戸に次ぐ2位に入っています。金のある企業が大量の広告を打てば、たまたま出演しているタレントが上位に来ることになる。この露出ランキングで、広告タレントとしての価値や需要を測ることはできませんよ」(同)  昨今では出演ドラマの視聴率も奮わない上戸だが、“CM女王”の座もそろそろ危ういかもしれない。

『平清盛』低視聴率が幸いした? SMAP・木村拓哉が次期大河ドラマ出演か

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視聴率悪くてもいいなら出るぜ~

 5日放送のNHK大河ドラマ『平清盛』の平均視聴率がついに7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と一桁を記録。同局が記録を始めた1989年以降、大河史上最低の数字となってしまった。

 同時間帯にフジテレビ系でロンドン五輪・女子マラソンの生中継があり、裏番組が強かったことも要因として挙げられるものの、最終章となる第3部のスタートだっただけに先行きが不安視されている。

マンガ家・江川達也の印税は、新興宗教に寄付された!?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) サッカー五輪代表は、海外移籍で1億円稼げるか? 有名女子高では4割!?医学部志望女子急増の意外なワケ ソフトバンクの落とし穴?再生エネ全量買取で東電原発の復活も ■特にオススメ記事はこちら! マンガ家・江川達也の印税は、新興宗教に寄付された!? - Business Journal(8月9日)
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(右)「週刊ダイヤモンド 8/18号」
(左)「週刊東洋経済 8/18号」
海外への租税回避は5000万円までに制限!? 「週刊ダイヤモンド 8/11・18号」の大特集は『もめる相続 賢い「対策と節税」という特集だ。日本では毎年約110万人が亡くなる。このうち相続税が課される人はわずかで、相続はどこか人ごとであった。だがこれから大きく変わる。相続税の増税は必至で課税対象者も大幅に増えそうだ。増税の中身を解説するとともに、節税や遺産争い回避など相続にまつわるノウハウを紹介するという企画だ。  ……しかし、この相続ネタは、ライバル誌「週刊東洋経済」が6/30号で特集したばかり(『あなたを襲う相続税 失敗しない事業承継 葬儀・墓』)。しかも、その6月の時点で当欄は、ツッコミを入れているのだが、相続税の増税は、2010年末の政府の「2011年度税制改正大綱」で記載された改正案で、その後、国会では与野党の衆参ねじれ国会で、なかなか通過しないままになっている話。  経済誌は何度も、「大増税がやってくる」とあおっており、「週刊ダイヤモンド」でもすでに11年1月22日号『相続が大変だ』で大特集をやっているのだ。  つまり、国会が2年越しで通過できないために、各経済誌が何度も相続の改正を紹介して、「やるやる」詐欺のような事態になっているのだ。今回のダイヤモンドも「年末の13年度税制改正であらためて議論されることになるとみられ、早ければ15年から相続税増税となる見通しだ」などと書いている。つまり、今、この相続税の特集をやる必要性はまったくないのだ。  今回の特集で知っておきたいのは、『Part2 知られざる節税対策』だろう。多額の資産を持つ富裕層たちが日本を捨てて海外に資産を移しており、これを租税回避の動きという。この租税回避を目的に海外に資産と生活拠点を移し始めているのだ。これに対し、国税庁も安易な課税逃れを防ぐ取り組みを活発化させている。  その象徴的な事件が、1600億円相当の贈与が問題となり、相続税法上の「生活の本拠」(日本か香港か)をめぐって、最高裁まで争われた消費者金融大手・武富士創業者の長男の裁判だ。詳しい経緯は記事を読んでいただきたいが、最高裁は香港を生活の本拠とする長男側の主張を認め(国側敗訴)、国は還付加算金を含めて約2000億円という巨額の還付をせざるをえなくなった。この最高裁の判断に研究者からも多くの批判が出て、この武富士事件は国税庁上の最大の屈辱とも言われている(その後、相続税法は改正されており、武富士事件のような手口は使えなくなっている)。ただし、この武富士事件はとうに確定した話だ。  さらに、国税庁が現在、注目しているのが中央出版事件だ。名古屋にある教育系出版社「中央出版」といえば、あまりいいうわさは聞かない出版社だ。その「中央出版」元会長から孫の男児(米国籍)への米国債の信託スキームを使った5億円の贈与をめぐり、国税庁が贈与税など計約3億1000万円を追徴課税したことで、裁判となっている問題だ。11年3月の名古屋地裁での判決では、国税庁の言い分が認められず、敗訴・控訴中だ。  判決文を見ると、「中央出版」元会長側も明らかに租税回避を狙っていて(わざわざ孫を米国籍にしているなど)、課税とのグレーゾーンの問題なのだ裁判所はグレーゾーンを国税庁に不利にとっており、国税庁としては歯がゆい状態が続いている。  相続税の世界では、この中央出版事件が一番ホットな話題なのだが、米国とスイスの銀行が舞台になる複雑なスキームのためか、今回のダイヤモンドでは、一切紹介されていないのだ。これでは「記事の鮮度が古くないか!?」と思ってしまう。  また、今後に影響を与える重要な改正にもそっけなく触れるだけだ。  海外への租税回避行為への対応策として、現在、国外財産調書制度という制度が整備され始めた。国外財産調書制度とは「その年の12 月31 日において価額の合計額が5000万円を超える国外に所在する財産(「国外財産」)を有する居住者は、当該財産の種類、数量及び価額その他必要な事項を記載した調書を、翌年3月15 日までに、税務署長に提出しなければならない、というものだ。    つまり、海外資産が5000万円以上のある納税者は、税務署に確定申告と同様にその情報の提出が必要になってくる。逆に言えば、もし海外財産を持つのならば、5000万円未満にしておく必要があるということだ。制度は罰則もあり、海外の当局との税務情報交換ネットワークも整備されつつあり、ほぼ完全に国税庁が情報を把握できるようになるのだ。  この改正案は今国会で通過しており、13年から適用と納税者にとっては重要な話なのだが、記事上では「12年度税制改正では(略)毎年税務署への報告を義務付けた」などと軽くふれている程度だ。今回の特集目当てで、今号を買った租税回避を狙う読者にとっては、不親切な話だろう。どこか「自分は相続税、5000万円以上の国外財産は関係ない」というような記者の他人事感が伝わってきてしまう。  また、「東洋経済」6/30号の特集では、『大企業の世襲とは① ニトリ社長、肉親と裁判の泥仕合』という形で、マスコミではタブー化している家具の最大手ニトリホールディングスの創業者家族の遺産分割協議をめぐる似鳥昭雄社長側と実の母親と昭雄社長以外の3人の妹弟側との骨肉の争いをレポートしていた。今回のダイヤモンドではその続報にでも迫っているかと思いきや、そういった骨のある記事はなく、代わりといえそうなのが、『相続の明暗を分けた遺言の存在 人気漫画家は実兄と骨肉の争い』という記事だ。  99年に死去した父親の遺言がなかったことで骨肉の争いに発展したのが、マンガ家の江川達也氏。もともと江川氏のマンガ製作等で得た資金を父親に提供していたが、この資金をもとにした遺産をめぐって、実兄がすべての遺産の相続を要求し、13年にも及ぶ「争続」となっているのだ。江川氏本人が『有名漫画家が初めて激白!! 13年に及ぶ兄との壮絶「争続」』というインタビューにも登場している。  その発言たるやすさまじい。「苦しい裁判を続ける動機は?」という質問に「当然、子どもの生命を守るためです。今まで兄の要求を少しでものんだら最後、要求はエスカレートしました。兄が『議論を戦わせた』母は、私の解釈では、兄の言葉の虐待によるストレスから胃がんで亡くなり、次に議論相手にされた父も同様に胃がんで死にました」と江川氏は答えている。江川氏といえば、マンガ家になりたてのころの印税をほとんど母親と兄がハマった新興宗教に全額寄付されたエピソードがあるが、ここまでくると、相続の話というよりも、宗教問題ではないかと思えてくる。ダイヤモンド編集部もインタビューはしたものの、扱いに困った感じが文章からも伝わってくる。  もし、経済誌がまた、国会で改正案が通過しないのにもかかわらず、ヒマネタ的に、相続モノを特集する際には、国外財産調書制度の詳細と、ニトリ創業家と江川達也氏、そして中央出版事件の最新事情は必ずフォローしていただきたい(笑)。 3D事業をめぐる日韓戦がはじまった! 「週刊東洋経済 8/11・18号」の大特集は『クスリ 全解明』だ。次々と登場する期待の新薬から、費用負担を安く抑えられるジェネリック、ドラッグストアで買える風邪薬、注目の漢方薬までクスリと賢くつきあうための知識を徹底図解するというもの。  東洋経済は2年前の10年5月1日・8日合併特大号でも『クスリ全解明+先端医療』特集を行なっており、休暇前の恒例の特集だ。  ビジネスジャーナル読者にとっては、今年4月「通信販売を認めるように」とする高裁判決の結果を受けてネット販売解禁の方向へと動き出し、今後は対面では薬剤師に相談しづらい医薬品もネットで購入できるようになる『OTC(一般用医薬品) ネット販売の解禁で患者の生活はどう変わる?』や、約5200億円市場とされ、許可数は今年5月に1000品目に到達したトクホ(特定保健用食品)の「病気の予防や治療につながる」といったイメージの誤解(「お腹の調子を整える」など、特定の保健の目的が期待できるにすぎない)を解説した『実はあなたには効かない? 誤解の多いトクホ利用 消費者庁も異例の通知』といったところは知っておきたい。  今回、ご紹介したいのは、連載記事の『カンパニー&ビジネス』『世界のスポーツ放送は3Dが常識 映像・放送分野でも進む日本のガラパゴス化』という記事だ。  実は今回のロンドンオリンピックでは世界的に3Dの生中継が行なわれている。行なわれていないのは主要国ではカナダと日本くらいだという。それだけではない、ロンドン市内の3D対応の映画館では、「映画、音楽、スポーツ、オペラ、バレエ」といったイベントのライブ映像は3Dのパブリックビューイングとしてビジネス化しているのだ。より臨場感が味わえると好評だそうだ。  今年1月、日本では電機メーカー各社が3Dの拡販をしかけたが、地上デジタル放送移行完了後の消費意欲の低下もあって、不発に終わっているほどだ。  しかし、日本のNHKは英BBCと同様に技術開発の基本方針として2030年に3D映像の実用化を目指している。英BBCは欧州での3D表示機能を活用する動きに合わせて、方針を前倒ししている。つまり将来的には3Dの方向には進む予定なのだが、足元ではガラパゴス化が進んでいるという。現在、映画撮影用やハンディ型まで多様な3Dカメラが活躍しているがそのほとんどが日本製だ。ロンドンオリンピックではパナソニックが3D技術を供与、カメラなどを納入している。  現在、3Dの映像技術に国策として取り組む中国や韓国、なかでも韓国は国をあげて韓国規格の売り込みをかけている。他方式にはない優れた特徴もあるため、国際標準に決まれば同方式を採用する国は拡大する一方になるのではないかという。韓国製メーカーの機材が入り始めると、その実績や価格攻勢によって、あっという間に韓国製への機材置き換えにつながりかねない。  現在でも、地上デジタル放送移行完了後の消費意欲の低下の影響も受けて、日本のテレビメーカー、パナソニック、ソニー、シャープは総崩れ状態だ。さらに3D事業の分野でも韓国勢の攻勢を受けているというわけだ。  日本の消費者は3Dに関しては、それほど魅力は感じない、とばかりは言っていられない世界市場をめぐる企業の競争が激化しているのだ。  なお、「ダイヤモンド」も「東洋経済」も今週号が合併号で来週号は休みだ。 (文=松井克明/CFP) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) サッカー五輪代表は、海外移籍で1億円稼げるか? 有名女子高では4割!?医学部志望女子急増の意外なワケ ソフトバンクの落とし穴?再生エネ全量買取で東電原発の復活も 大容量動画も!スマホのデータはワイヤレスHDDに保存せよ! 松原聡「インド大停電で日本の電力もやっぱり……」 PTAが「子供に見せたくない番組」を発表するワケ 「ジャンクフードは食べたくない」!? マック高価格路線の失敗