週刊文春の日経新聞社長不倫スクープで出回る怪文書一挙公開!

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) スタバ無線LANサービス、メールやIDパスがダダ漏れ? バカリーマン伊藤喜之「こんなウルトラC級クレームってアリ…」 トヨタ、ダイキン、朝日新聞…企業を衰退に追いこむ側近政治の実態 ■特にオススメ記事はこちら! 週刊文春の日経新聞社長不倫スクープで出回る怪文書 - Business Journal(8月6日)
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全文は最終ページに掲載
 7月11日発売の『週刊文春』(文藝春秋/7月19日号)が報じた日本経済新聞社・喜多恒雄社長の“スキャンダル”。日経新聞側は同日付朝刊で、「事実無根の見出し・記事で名誉が傷つけられた」として、発行元の文藝春秋などを近く提訴する方針を明らかにしている。記事掲載に至るまで、両者間ではどのようなやりとりが交わされていたのか。その“バトル”が垣間見える文書を入手したので、ここに紹介したい。  文書のタイトルは、「ご通知(緊急) (誤った誤解に基づく記事掲載の中止要求)」。日経新聞の代理人弁護士が発売日前の7月9日付で、文藝春秋の平尾隆弘社長、「週刊文春」の木俣正剛発行人と新谷学編集人の3人宛に出している。  内容に触れる前に、発端となった『スクープ撮! 日経新聞喜多恒雄社長 マンションからご出勤の美人デスク』という記事を振り返っておこう。その骨子は以下の4点だ。 ①5月28日の朝、都内某所のマンションから出てきた喜多社長に続いて、その約10分後に同社経済部の"美人"デスクが姿を見せた。この女性デスクは前日の午後6時にマンションに入り、一夜明けて、仕事用の服装に着替えて出てきた。 ②女性デスクは1989年にニューヨーク総局のスタッフとして現地採用された。当時の上司は喜多社長。92年に正社員として東京本社に入社するが、日経OBは「彼女が社員に採用された経緯がきわめて不自然」と指摘。この春に行われた大幅な紙面改革でも抜擢されたが、現場の評判は芳しくない。 ③文春取材班が確認しただけでも、この女性デスクは5月30日、6月3日、同24日にも、このマンションに泊まり、翌朝タクシーで大手町の日経新聞本社に出勤している。 ④女性デスクが帰宅途中の事故で入院した際、大阪赴任中だった喜多社長(当時役員)がなぜか病室にいたとの目撃証言。  文春取材班は喜多社長をマンション前で直撃、さらに後日、あらめて広報担当者同席のもとで取材した。これに対し、喜多社長は疑惑に反論。「だから取材不足なんだよ、君は!」と取材陣にキレたという。  今回入手した「要求文書」は、その同席取材の後に出されたものと見られる。文書を出した代理人弁護士も、この取材の場に同席したようだ。  文春誌面上では報じられなかった日経新聞の反論が、ここには書いてある。その反論の最大の根拠が、喜多社長の夫人の存在だ。文春取材班が、女性デスクがマンションを訪れたとしている日時3回のうち2回は、夫人が部屋にいたというのである。  要求文書の記述によると、喜多社長は睡眠時間の確保のため、神奈川県にある自宅とは別にマンションを借りた。時間的余裕があるときは自宅に戻っているのみならず、夫人も都内マンションを何度も訪れているという。その際、夫人は多忙な喜多社長の体調をおもんぱかり、しばしばマンションに宿泊したとしている。  そのうえで、「(夫人が)しばしばマンションに来て宿泊していた事実すら把握していないようであり、そのような杜撰な取材結果に基づいて根拠のない憶測をしているだけであります」と断じた。しかも、女性デスクがマンションを何度か訪れているということさえ、「当社としてはそのような事実が本当にあるのか疑わしいと考えている」と述べているのだ。  なお、「週刊文春」は7月19日発売号(7月26日号)で続報を掲載した。しかし、これまでの誌面では、喜多社長夫人の存在について触れられていない。  文春の続報記事の最後は、こうまとめられている。「喜多社長への取材に同席した弁護士は、本誌記者に対し、『日経のブランド価値は1500億円。その10%が毀損されたら150億円の損失になる』と恫喝した」  この根拠も、実は要求文書に書かれていた。少し長くなるが引用する。 「当社は、当社の信用及びブランド価値を重視した経営を行っております。当社のブランド価値は、かつて一橋大学大学院商学研究科○○○○教授(文書内は実名)が鑑定したところによると1507億2900万円でした。  (中略)  そのような杜撰な取材による記事が貴誌に掲載されるようなことがあった場合には、当社としては極めて重大なブランド価値の毀損を受けることは容易に推測されるところであり、仮に当社のブランド価値が10%毀損した場合には約150億円の損害を被ることになります。また、これを仮に1%と考えても、当社のブランド価値の毀損による損害は、15億円を上回るところであります」  要求文書は、「虚偽の記事」が掲載された場合、必要な法的措置をとらざるを得ないと警告する一文で締めくくられている。当然のことだが、日経新聞は企業批判なども行う報道機関。代理人弁護士の名前で出されているとはいえ、報道機関が記事掲載前に出すような内容だろうか。文春に“恫喝”と報じられても仕方ない。  最後に、要求文書とは別に入手した「警告文書」の内容も簡単に紹介しよう。この文書は、文春宛の通知書が出回るのと同時に、出回ったもののようで、差出人は不明。日経新聞の現役幹部などに配布され、彼らに対して組織に立ち向かうよう促す檄文のようだ。  いくつか内容を紹介しよう。 「日経新聞など、もうどうでもいいと思っているのだろう。それはそれでいい。その気持ちはよくわかるが、果たして君たちがジャーナリスト面する気ももはやないのだろうか。ないなら、それでもよい。だが、覚悟すべきだ。この手紙が送られた君たちの名前はいずれ暴露されることを!」 「君たちが喜多恒雄や○○○○○(女性デスクの実名)のごとき、唾棄すべき人物は自分たちとは無縁だと、思うのは勝手だ。だが、未必の故意は許さない。今はネット時代だ。さまざまな形で、攻撃を受けるリスクを想起すべきだ」  なかなか物騒な内容である。ほかの日経幹部についてもスキャンダルが出てくると言っているのだろうか。このような扇情的な文面に反し、鋭い指摘もある(写真参照)。果たして、日経新聞、そして喜多社長は、「週刊文春」に掲載された写真(=動かぬ証拠)に対してどう答えるのか。今後を注視したい。  (文=中野 梓)
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■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) スタバ無線LANサービス、メールやIDパスがダダ漏れ? バカリーマン伊藤喜之「こんなウルトラC級クレームってアリ…」 トヨタ、ダイキン、朝日新聞…企業を衰退に追いこむ側近政治の実態 ソニー「いきなり業績予想を下方修正」でやっぱり心配 インサイダー疑惑も!? ANAの公募増資に異変 ボロ物件で元本割れ、売却もできない…悪徳不動産業者の手口 競泳の決勝でさえ多数の空席……ロンドン五輪は大丈夫か?

週刊文春の日経新聞社長不倫スクープで出回る怪文書一挙公開!

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 7月11日発売の『週刊文春』(文藝春秋/7月19日号)が報じた日本経済新聞社・喜多恒雄社長の“スキャンダル”。日経新聞側は同日付朝刊で、「事実無根の見出し・記事で名誉が傷つけられた」として、発行元の文藝春秋などを近く提訴する方針を明らかにしている。記事掲載に至るまで、両者間ではどのようなやりとりが交わされていたのか。その“バトル”が垣間見える文書を入手したので、ここに紹介したい。  文書のタイトルは、「ご通知(緊急) (誤った誤解に基づく記事掲載の中止要求)」。日経新聞の代理人弁護士が発売日前の7月9日付で、文藝春秋の平尾隆弘社長、「週刊文春」の木俣正剛発行人と新谷学編集人の3人宛に出している。  内容に触れる前に、発端となった『スクープ撮! 日経新聞喜多恒雄社長 マンションからご出勤の美人デスク』という記事を振り返っておこう。その骨子は以下の4点だ。 ①5月28日の朝、都内某所のマンションから出てきた喜多社長に続いて、その約10分後に同社経済部の"美人"デスクが姿を見せた。この女性デスクは前日の午後6時にマンションに入り、一夜明けて、仕事用の服装に着替えて出てきた。 ②女性デスクは1989年にニューヨーク総局のスタッフとして現地採用された。当時の上司は喜多社長。92年に正社員として東京本社に入社するが、日経OBは「彼女が社員に採用された経緯がきわめて不自然」と指摘。この春に行われた大幅な紙面改革でも抜擢されたが、現場の評判は芳しくない。 ③文春取材班が確認しただけでも、この女性デスクは5月30日、6月3日、同24日にも、このマンションに泊まり、翌朝タクシーで大手町の日経新聞本社に出勤している。 ④女性デスクが帰宅途中の事故で入院した際、大阪赴任中だった喜多社長(当時役員)がなぜか病室にいたとの目撃証言。  文春取材班は喜多社長をマンション前で直撃、さらに後日、あらめて広報担当者同席のもとで取材した。これに対し、喜多社長は疑惑に反論。「だから取材不足なんだよ、君は!」と取材陣にキレたという。  今回入手した「要求文書」は、その同席取材の後に出されたものと見られる。文書を出した代理人弁護士も、この取材の場に同席したようだ。  文春誌面上では報じられなかった日経新聞の反論が、ここには書いてある。その反論の最大の根拠が、喜多社長の夫人の存在だ。文春取材班が、女性デスクがマンションを訪れたとしている日時3回のうち2回は、夫人が部屋にいたというのである。  要求文書の記述によると、喜多社長は睡眠時間の確保のため、神奈川県にある自宅とは別にマンションを借りた。時間的余裕があるときは自宅に戻っているのみならず、夫人も都内マンションを何度も訪れているという。その際、夫人は多忙な喜多社長の体調をおもんぱかり、しばしばマンションに宿泊したとしている。  そのうえで、「(夫人が)しばしばマンションに来て宿泊していた事実すら把握していないようであり、そのような杜撰な取材結果に基づいて根拠のない憶測をしているだけであります」と断じた。しかも、女性デスクがマンションを何度か訪れているということさえ、「当社としてはそのような事実が本当にあるのか疑わしいと考えている」と述べているのだ。  なお、「週刊文春」は7月19日発売号(7月26日号)で続報を掲載した。しかし、これまでの誌面では、喜多社長夫人の存在について触れられていない。  文春の続報記事の最後は、こうまとめられている。「喜多社長への取材に同席した弁護士は、本誌記者に対し、『日経のブランド価値は1500億円。その10%が毀損されたら150億円の損失になる』と恫喝した」  この根拠も、実は要求文書に書かれていた。少し長くなるが引用する。 「当社は、当社の信用及びブランド価値を重視した経営を行っております。当社のブランド価値は、かつて一橋大学大学院商学研究科○○○○教授(文書内は実名)が鑑定したところによると1507億2900万円でした。  (中略)  そのような杜撰な取材による記事が貴誌に掲載されるようなことがあった場合には、当社としては極めて重大なブランド価値の毀損を受けることは容易に推測されるところであり、仮に当社のブランド価値が10%毀損した場合には約150億円の損害を被ることになります。また、これを仮に1%と考えても、当社のブランド価値の毀損による損害は、15億円を上回るところであります」  要求文書は、「虚偽の記事」が掲載された場合、必要な法的措置をとらざるを得ないと警告する一文で締めくくられている。当然のことだが、日経新聞は企業批判なども行う報道機関。代理人弁護士の名前で出されているとはいえ、報道機関が記事掲載前に出すような内容だろうか。文春に“恫喝”と報じられても仕方ない。  最後に、要求文書とは別に入手した「警告文書」の内容も簡単に紹介しよう。この文書は、文春宛の通知書が出回るのと同時に、出回ったもののようで、差出人は不明。日経新聞の現役幹部などに配布され、彼らに対して組織に立ち向かうよう促す檄文のようだ。  いくつか内容を紹介しよう。 「日経新聞など、もうどうでもいいと思っているのだろう。それはそれでいい。その気持ちはよくわかるが、果たして君たちがジャーナリスト面する気ももはやないのだろうか。ないなら、それでもよい。だが、覚悟すべきだ。この手紙が送られた君たちの名前はいずれ暴露されることを!」 「君たちが喜多恒雄や○○○○○(女性デスクの実名)のごとき、唾棄すべき人物は自分たちとは無縁だと、思うのは勝手だ。だが、未必の故意は許さない。今はネット時代だ。さまざまな形で、攻撃を受けるリスクを想起すべきだ」  なかなか物騒な内容である。ほかの日経幹部についてもスキャンダルが出てくると言っているのだろうか。このような扇情的な文面に反し、鋭い指摘もある(写真参照)。果たして、日経新聞、そして喜多社長は、「週刊文春」に掲載された写真(=動かぬ証拠)に対してどう答えるのか。今後を注視したい。  (文=中野 梓)
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■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) スタバ無線LANサービス、メールやIDパスがダダ漏れ? バカリーマン伊藤喜之「こんなウルトラC級クレームってアリ…」 トヨタ、ダイキン、朝日新聞…企業を衰退に追いこむ側近政治の実態 ソニー「いきなり業績予想を下方修正」でやっぱり心配 インサイダー疑惑も!? ANAの公募増資に異変 ボロ物件で元本割れ、売却もできない…悪徳不動産業者の手口 競泳の決勝でさえ多数の空席……ロンドン五輪は大丈夫か?

中国で爆発的ヒット! タミヤRCカーに酷似したラジコン&アプリとは!?

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「PHONE飛車」
 破竹の勢いで成長を続ける、携帯アプリ市場。その市場規模は、3年以内に全世界で350億ドルを超えるともいわれている。また、世界にはすでに60万以上のアプリケーションが存在しており、いまやスマートフォンが担う役割は、時にはゲーム機、時にはナビゲーションツールと多岐に及んでいる。  そうした中、中国では携帯端末をコントローラーとして利用するラジコンが登場し、人気を集めている。  その名は「PHONE飛車」。昨年、同社最初のオリジナルブランドとして発売したスマホ「MI-ONE」が300万台の販売を記録し、いま中国で最もアツイ国産携帯電話メーカーとされる、Xiaomiが開発したものである。  車体は、日本のラジコン世代にはおなじみの「タミヤRCカー」に酷似したデザインとなっており、サイズはパソコンのキーボードより少し大きいくらいだ。充電はUSBケーブルで行い、フル充電でおよそ30分の走行が可能。最高速度は時速30キロに達するという本格派である。  ただ、この商品にはラジコンに付き物であるコントローラーは付属していない。スマートフォンにアプリをダウンロードすることで、Wi-Fiの電波信号を利用して車体を操作するのだ。このアプリはアンドロイド端末とiOSに対応しており、最大約20メートルの距離で操作が可能だ。  気になるお値段は299元(約3, 700円)。中国では近年ラジコンブームが続いており、ラジコンヘリからラジコンロボットまで愛好者が増加傾向にある。そんな時流に乗って、同商品は爆発的ヒット。発売から3カ月あまり経過した今でも品薄状態が続いており、入手困難だという。タミヤにとっては面白くない話だろうが、同商品が輸入されれば日本でもヒット間違いなし!? (文=牧野源)

中国で爆発的ヒット! タミヤRCカーに酷似したラジコン&アプリとは!?

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「PHONE飛車」
 破竹の勢いで成長を続ける、携帯アプリ市場。その市場規模は、3年以内に全世界で350億ドルを超えるともいわれている。また、世界にはすでに60万以上のアプリケーションが存在しており、いまやスマートフォンが担う役割は、時にはゲーム機、時にはナビゲーションツールと多岐に及んでいる。  そうした中、中国では携帯端末をコントローラーとして利用するラジコンが登場し、人気を集めている。  その名は「PHONE飛車」。昨年、同社最初のオリジナルブランドとして発売したスマホ「MI-ONE」が300万台の販売を記録し、いま中国で最もアツイ国産携帯電話メーカーとされる、Xiaomiが開発したものである。  車体は、日本のラジコン世代にはおなじみの「タミヤRCカー」に酷似したデザインとなっており、サイズはパソコンのキーボードより少し大きいくらいだ。充電はUSBケーブルで行い、フル充電でおよそ30分の走行が可能。最高速度は時速30キロに達するという本格派である。  ただ、この商品にはラジコンに付き物であるコントローラーは付属していない。スマートフォンにアプリをダウンロードすることで、Wi-Fiの電波信号を利用して車体を操作するのだ。このアプリはアンドロイド端末とiOSに対応しており、最大約20メートルの距離で操作が可能だ。  気になるお値段は299元(約3, 700円)。中国では近年ラジコンブームが続いており、ラジコンヘリからラジコンロボットまで愛好者が増加傾向にある。そんな時流に乗って、同商品は爆発的ヒット。発売から3カ月あまり経過した今でも品薄状態が続いており、入手困難だという。タミヤにとっては面白くない話だろうが、同商品が輸入されれば日本でもヒット間違いなし!? (文=牧野源)

鳶職、僧侶、受刑者の「あるある」を聞き出した、RGの「ナメられ力」

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『ハッスル 注入DVD 9 』/ユニバー
サル・ピクチャーズ・ジャパン

 今回ツッコませていただくのは、RGが出演した、7月31日放送分の『テベ・コンヒーロ』(TBS系)。

 この日のテーマは「(レイザーラモン)RGが自ら取材した本当のあるある」。RGはもともと、海老蔵に扮して、「歌舞伎~あるある~、早く~言いたい♪」という前置きを全編の90%以上繰り返し、最後にたった一言「あるあるでも何でもない、フツウのことを言う」というだけの、限りなく内容の薄い「歌舞伎あるある」を得意ネタとしていた。

 最近は、このネタというか、RG自身が封印されていたかに見えたが、海老蔵本人がさまざまな騒動を経てテレビに再び露出するようになり、RGの存在も解禁となったようである。

 そして、実際に『テベ・コンヒーロ』を見終わった感想は……「なんだか悔しい」。まさかRGなんかに、近年一番笑わせられるとは思ってもみなかったからだ。

訴訟上等!レーシック被害者を手術スタッフが挑発

視力を矯正する手術「レーシック」を受けて異常が発生し、被害を受けた人々は「レーシック難民」と呼ばれる。東京都中央区の銀座眼科では、衛生管理を怠り感染症などを引き起こしたとの理由で、業務上過失傷害の疑いで院長が逮捕された。その後、被害者が院長らを相手に訴訟を起こし、先月末に和解した。

スマイレージが“コワイレージ”になっちゃった!? 思春期ホラー『怪談新耳袋 異形』を巡る不思議体験

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個性派俳優としても活躍する井口昇監督。
スマイレージ主演作『怪談新耳袋 異形』を“思春期ホラー”に仕立てている。
 10代の少女たちの中に潜む不安、妬み、性への憧れと怯えといった細やかな感情を巧みに映像化してみせる井口昇監督。イジメ問題に言及した『片腕マシンガール』(07)、ままならない人生に押し潰されそうになる中年男の再起動を描いた『電人ザボーガー』(11)を大ヒットさせた売れっ子監督だ。“日本一スカートの短いアイドル”スマイレージを主演に迎えた『怪談新耳袋 異形』でも、相変わらず豊かな映像的イマジネーションを発揮している。人気納涼シリーズを瑞々しい思春期ホラーとしてオムニバス化した井口監督が、アイドル系ホラー映画になぜファンは魅了されるのか、そして撮影現場で起きた不思議な現象について語った。 ──今年2月に『ゾンビアス』が劇場公開、『怪談新耳袋 異形』に続く最新作『デッド寿司』(13年公開予定)がワールドプレミア中と大忙しの井口監督。実は今年のカンヌ映画祭で受賞されたそうですね。遅ればせながら、おめでとうございます。 井口昇監督(以下、井口) ありがとうございます。そうなんです、カンヌ映画祭がついにボクのことを認めてくれたんです(笑)。カンヌ映画祭といっても“おもしろ(ridiculous)ポスターコンテスト”なんですけど、ボクの『ゾンビアス』が1位、『デッド寿司』が4位に選ばれたんです。トロフィーとかもらえたわけじゃないんですが、“ベストオブおもしろい映画ポスター”として『ゾンビアス』が映画祭の会場に張り出されていたそうです。毎年開催されているコンテストかどうかも怪しいんですけど、そういうところで評価されるのがボクらしいかも(笑)。とりあえず“カンヌが認めた”というフレーズはうれしいですね♪ ──最近の井口作品は勢いを感じさせます。今回の『怪談新耳袋 異形』はあまりの過密スケジュールで心配でしたが、期待以上に楽しめました。
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「安易に使うとチープになるので、CGは極力使
ってないんです」と井口監督。低予算なれど、ホ
ラー映画にはこだわりがあるのだ。
井口 『怪談新耳袋 異形』の撮影1週間前まで、『デッド寿司』の撮影だったんです。『怪談新耳袋 異形』の製作チームがわざわざ『デッド寿司』のロケをしていた那須まで来てくれて、撮影の合間に打ち合わせをしました。正直、時間がない状況で製作が進んだんですが、その分あまり余計な“遊び”を入れずに、ストレートなホラー映画になったんじゃないかと思います。といっても、まァ、ボクの作品なんで多少はギャグが入ってますけど。『新耳袋』シリーズは原作者の木原浩勝さんも言ってますが、幽霊ものではなく、実話系の現代の妖怪目撃談なんです。恐怖の正体が分からないまま投げっ放し。得体の知れない、何も解決しない不気味さを描いてるんです。
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第1話『おさよ』。新人アイドル・しおり(和田彩花)はグラビア撮影で山奥の旅館に宿泊。
優しくナイーヴな性格ゆえに、とんでもない目に遭う。
■ホラー映画の面白さは“吊り橋効果”と同じ ──平均年齢15歳というスマイレージのメンバーは、映画初出演。 井口 演技自体が初体験だったそうです。スマイレージのみんなは、“スマイル”がトレードマークなだけに、いつもニコニコ笑っているんです。そこで今回は撮影中はもちろん、撮影現場では「笑顔禁止」にしたんです。でも、こんなに笑わせないことが大変だとは思わなかった。スマイレージのみんな、無意識のうちにニコニコ顔になっている。スタッフが声を掛けると笑顔で振り返るんです(苦笑)。普段のボクは穏やかな性格なんですが、今回は彼女たちの父親になったつもりで厳しく演出しました。「今の3倍、悲鳴を上げて!」「今の150倍、怖がって!!」と。かなり厳しく指導していたつもりだったんですが、さっきメンバーに聞いたら「全然、怖くなかった」と言われて、ちょっと落ち込んでいるんです(苦笑)。自分では崔洋一監督みたいな鬼監督のつもりだったんですが……。 ──スタッフやキャストから愛される“癒やし系監督”には人知れない苦労があったんですね。過去にも成海璃子主演の『まだらの少女』(05)など優れたアイドル映画を撮っている井口監督ですが、アイドル映画の中でヒロインに求めるものは何でしょうか? やっぱり演技力? 井口 まずは、初々しさですね。監督は、その女優の持ち味をいかに引き出すことができるかが問われるんです。女優の魅力をまず探り、その魅力を大きく膨らませて見せることがアイドル映画を任された監督の仕事でしょうね。特にホラー映画の場合は、怖がるシーンをかわいく見せなくちゃいけない。男性から見たら、女性が恐怖に怯える姿はとてもセクシーで魅力的なものだと思うんです。恐怖に震える表情をいかに魅力的に映し出すかは、常に考えていますね。 ──では、いつも笑顔なスマイレージの新しい魅力を『怪談新耳袋 異形』では引き出したということですね。 井口 そうなりますね。最近よく考えていることがあって、ホラー映画は一種の“吊り橋効果”と同じ作用が働くんじゃないかと。「男女が一緒に吊り橋を渡ると、その男女は恋に陥る」と心理学的に言われていますよね。ホラー映画もそれに似ていると思うんです。ホラー映画を観ている男性客は、スクリーンの中で恐怖に怯えている女優と同じ体験をすることで、その女優に恋をしてしまうんじゃないかとボクは思うんです。ボクは自分が監督した作品では、観客のみなさんを主演女優に恋させたいと思いながらいつも撮っているんです。今回の『怪談新耳袋 異形』を観た人が、スマイレージのことをもっと好きになってくれたらうれしいですよね。 ──スマイレージは、スカートの短さがセールスポイント。彼女たちの膝小僧の裏側やふくらはぎといった、ステージやテレビでは映らない部分をフェチっぽくクローズアップしてますね。 井口 そうです、そうです! 確信犯的にやっています(笑)。スマイレージは、やっぱり“生足”が魅力ですから。その魅力はちゃんと伝えないとダメだなと思いました。足を撮るためにかなり無理な姿勢をさせたり、膝小僧を撮りたいがために正座させたりしています(笑)。普段はあまり見えない部分を、劇場の大きなスクリーンでクローズアップして見せる。観客にとってうれしいことだと思うんです。「えっ、そんなところを見せてくれるの!?」という部位にカメラが向くことで、ファンは楽しんでくれるんじゃないかな。ボクはそんなふうに想像しながら撮っているんです。
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井口昇ファンのためにサービスカットを掲載。巨匠・野村芳太郎監督の
『影の車』(70)もお薦めホラーだそうです。
■アイドルは霊感が強い子が多い!! ──全4話のオムニバス構成ですが、第1話『おさよ』は和田彩花が主人公。アイドルとして芸能界デビューしたものの、優しい性格のため、いつも周囲にペコペコしてばかり。マネージャーからは「そんな弱気な性格じゃ、この世界でやっていけない」とダメ出しされる姿が涙を誘います。腰が低いところは井口監督と重なりませんか? 井口 あっ、そうですか。そういえば、ボクも「お前は、やたら人に謝ってばかりいるな」と言われてますね(笑)。でも、ボク自身が基本的にオドオドした女の子が好きなんです。自分に自信のない女の子が好き。和田さんがペコペコするシーンは、ちょうどクランクイン直後の撮影だったんです。「オレが撮りたいカットはこれなんだ」というボクなりの意思表示ですね。クランクイン直後で和田さんもまだ緊張している表情を、そのままシンクロして撮ることができるんじゃないかと思ったんです。本人の感情と役がうまくリンクすればいいなという考えでした。 ──第2話『赤い人』は、知らない町に引っ越したばかりの姉妹(竹内朱莉、勝田里奈)が感じる不安や恐怖感がうまく出ています。 井口 『赤い人』はすでに一度テレビシリーズで映像化したんですが、前回はかなり低予算で作っていたので、もう少し違った形で“赤い人”を表現してみたかったんです。原作では、都市伝説にもなっている全身がゴムみたいな“ゴム人間”やクリームソーダみたいな泡でできた“泡人間”が、よく出てくるんです。なんだか得体の分からない人が立っていた、というエピソードをストレートに映画にしてみたんです。 ──続く第3話『部屋替え』は、笑いと恐怖が混在する不思議な味わいの作品。大林宣彦監督の名作ホラー『HOUSE ハウス』(77)にオマージュを捧げた作品でしょうか。 井口 えぇ、ヒロインのモモカ(福田花音)が口紅を塗るシーンは、もろに『ハウス』へのオマージュです。三面鏡はボクの実家にもあって、子供心にすごく怖いものを感じていました。思春期の女の子が三面鏡を見つめている映像を撮りたかったんです。YouTubeでも三面鏡に映っている子供が振り返ると……という恐怖映像が話題になっていたこともあり、映画として三面鏡の怖さを描いてみました。 ──第4話『和人形』は、スマイレージの6人が全員集合。アイドルは感受性が強い子が多いと聞きますが、撮影現場で恐怖体験みたいなことはありました? 井口 確かに、アイドルには霊感が強い子が多いですね。スマイレージでは福田花音さんが霊感強いそうです。『和人形』は、工場の寮だったという廃屋で実際に撮影したんです。福田さんは「ここはヤバいよ」と言ってましたね。その廃屋にスマイレージのメンバー6人で入っていくシーンを撮ったんですが、ボクが「はい、カット」と声を掛けると、カメラマンが「ちょっと待って。2階の窓に誰かいなかった?」と言いだして、現場が騒然となったんです。スマイレージのみんなと撮ったばかりの映像を確認してみたら、確かに誰もいないはずの2階を誰かが通り過ぎているんです。「エッー!!!」ってみんなで悲鳴を上げてしまいました。編集作業中に問題のシーンをボクがもう一度確かめてみたら、光の玉が窓を横切っていたみたいだったので「なんだ、ただのレンズフレアか」と思ってそのまま編集を済ませたんです。でも、後からスマイレージに聞いたら「光の玉が人の形をしていた」と、6人とも口をそろえて話してましたね。ホラー映画の撮影をしていると、不思議なことがよく起きるんです。
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第4話『和人形』はスマイレージが全員集合。怯えた表情は
演技ではなく、廃屋での撮影中に恐怖体験をしたためだった……。
──背筋がゾゾッとするなぁ。では、最後に井口監督が感じる“恐怖”とは? 井口 得体の知れないもの、言葉で説明できないものって怖いですよね。幽霊はまだ人間の容姿をしているから理解できるんです。それよりもボクが怖いのは虫なんです。じっとしていて動かないと思っていたら、急にガサガサって動きだす。生理的にダメなんです。動物なのに、メタリックな硬い感じもイヤ。昆虫型エイリアンが襲ってくる『スターシップ・トゥルーパーズ』(97)は貞子より怖いかもしれません。幼い頃に壁に止まっていたゴキブリが急にバサバサバサって飛んできて、ボクの口に入りそうになったことがあったんです。その恐怖感が、いまだに忘れられない。もう、ゴキブリが口に入ったら絶望じゃないですか。思い出しただけで、ゾッとします。そのうち、映画のネタにするかもしれません(笑)。 ──2011年に結婚された井口監督。家庭を持ち、守るべきものができると、また恐怖の感じ方が変わってきませんか? 井口 あぁ、それは大きいですね! 全然違ってきますね。自分だけ怖い目に遭うのは自分が我慢すればいいわけですけど、家族に災難が降り掛かるのがいちばん怖いことかもしれません。結婚して、意識が変わったかも。この間、妻と一緒に『クレイマー、クレイマー』(79)を観ていたんですが、すごく怖かった。以前は感動的なドラマだと思ってたんですけど、結婚してから観ると身につまされる内容で驚きました。まるでホラーですよ。ジャングルジムから子供が落ちるシーンもドキッとしますし、何より奥さんが唐突に家を出て行くシーンが怖かった。「もし、自分が同じ立場になったら、どーしよう!?」って。大人になって守るべきものができると、逆に怖いものが増えるのかもしれません。ホラー映画のネタって尽きないですね。 (取材・文=長野辰次/撮影=長谷英史) ●『怪談新耳袋 異形』 原作/木原浩勝、中山市朗 脚本/継田淳 監督/井口昇 出演/スマイレージ 和田彩花、福田花音、竹内朱莉、勝田里奈、田村芽実、中西香菜  配給/キングレコード、アステア 8月11日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次ロードショー http://shinmimi-igyou.jp  (c)2012「怪談新耳袋 異形」製作委員会 ●いぐち・のぼる 1969年東京都生まれ。『片腕マシンガール』(07)は全米で爆発的なセールスを記録。セーラー服姿のヒロインが活躍するサバイバルアクションブームを世界中に巻き起こした。板尾創路主演作『電人ザボーガー』(11)は米ファンタスティック・フェスト・ファンタスティック部門監督賞を受賞。ホラーマスター・楳図かずおの人気漫画を映画化した『まだらの少女』(05)、『猫目小僧』(同)も、この夏、お薦めの逸品。その他、『おいら女蛮』(06)、『ロボゲイシャ』(09)、『富江 アンリミテッド』(11)など見逃せない傑作多数。今年劇場公開された『ゾンビアス』『はらぺこヤマガミくん』もDVD化されたばかり。期待のアクション女優・武田梨奈を主演に迎えた『デッド寿司』は、2013年お正月に公開予定だ。