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予告!サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第55回配信は2日(木)22時です
ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 売れてます!
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カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』

フォトジャーナリストの福島菊次郎さん。ピカドン、学生運動、自衛隊、
軍需産業、三里塚闘争、水俣病、祝島……とカメラで真実を写し出してきた。
“カメラマンは法を犯してもかまわないんです。問題自体が法を犯しており、それを暴くためならば”。ジャーナリストのあるべき姿を簡潔な言葉で表現してみせたのは、現在90歳となる報道カメラマンの福島菊次郎だ。この言葉はとてつもなく説得力がある。1967年、菊次郎は「撮った写真はすべて検閲を受ける。許可を得た写真のみ雑誌に掲載する」という約束を防衛庁と交わし、自衛隊と兵器産業の内部を3年間にわたって取材撮影する。自衛隊の軍事演習の様子だけでなく、国内の大企業で戦車、潜水艦、ミサイル、戦闘機が製造される過程まで撮影した。菊次郎は予め「撮影禁止場所」を指定してもらい、その区域を重点的に隠し撮り、盗み撮りした。後に写真集『迫る危機 自衛隊と兵器産業を告発する!』(現代書館)として刊行されるこれらのスクープ写真を“武器よさらば”というタイトルで雑誌に掲載する。もちろん事前検閲という約束を反故しての行為だ。雑誌の発売前に防衛庁広報室に呼び出された菊次郎は、雑誌の青焼きを手にした広報課長から「貴様、騙しやがったな」と責められるが、当の本人は平然と言い放つ。「憲法を破って、国民を騙しているのはあなたたちでしょう?」と。写真集が発刊された1970年、菊次郎は暴漢に襲われ、鼻骨骨折。数日後には不審火で自宅を焼かれてしまう。それでも菊次郎はシャッターを押し続ける。ドキュメンタリー映画『ニッポンの噓 報道写真家・福島菊次郎90歳』はカメラを武器にたった1人で日本国を相手に戦い続けている男の記録だ。

愛犬ロクと共に朝食を摂る福島菊次郎さん。
生活保護を受け取ることを拒否し、男手で
育てた子どもたちからの援助も断って一人
で暮らしている。
狙撃手が放つ銃弾のように、福島菊次郎がその人生を賭けてシャッターを押してきたモノクロ写真の1枚1枚が見る者の網膜に突き刺さる。菊次郎の最初の被写体となった広島の被爆者である中村杉松さんの太ももには、原爆症の苦しみを一瞬でも忘れたいがために押し付けた刃物の傷跡が幾重にも刻まれている。怒りと苦しみと絶望の年輪だ。『戦場からの報告 三里塚・終わりなきたたかい』(社会評論社)では機動隊と対峙する学生たちが竹槍で武装し、メラメラと殺気が立ち上っている。国内の軍需工場では最新鋭の戦闘機の前で若い作業員たちが自慢げな笑顔を見せている。菊次郎の撮った写真は、戦後日本の平和がいかに“噓っぱち”だったかを訴えている。狙撃手と菊次郎が違うとすれば、狙撃手は安全な場所から標的を狙うのに対し、菊次郎は確実に被写体を自分のものにするために危険を冒して相手に近づくことだろう。福島菊次郎の写真は尋常ならざるほどの至近距離から接写されている。当然だが、これらの写真を撮り上げた菊次郎が費やした気力、体力、精力も生半可なものではなかったはずだ。現在は山口県柳井市のアパートで愛犬ロクと穏やかな自炊生活を送る菊次郎だが、それでもカメラを手にすると表情が豹変する。とても90歳と思えない俊敏な足取りで被写体に迫っていく。
それにしても、福島菊次郎の枯れることにないカメラマンとしての情熱、使命感はどのようにして生まれ、育まれたのか。本作は菊次郎のカメラマンとしてルーツを辿っていく。1921年(大正10年)に山口県で生まれた菊次郎は第二次世界大戦中、広島の輸送部隊に配属されるが、1945年8月1日に宮崎県に移動。このとき菊次郎たちの部隊に命じられたのは、来る本土決戦用の突撃訓練だった。軍事訓練といっても銃も手榴弾も何ひとつない有り様だった。2012年4月に100歳で亡くなった新藤兼人監督の軍隊時代の体験をドキュメンタリー化した『陸に上がった軍艦』(07)で木箱を組み合わせて作った模造戦車に向かって突撃するシーンが再現されていたが、菊次郎も同じような訓練をさせられていたようだ。広島出身の新藤監督も、菊次郎もこのバカげた訓練に従事していたことで、広島での被爆を免れた。命拾いした新藤監督は『原爆の子』(52)から遺作『一枚のハガキ』(11)に至るまで戦争の不条理さを生涯訴え続ける。新藤監督が『原爆の子』を製作していた同時期、菊次郎は戦後の広島で被写体を探してさまよい歩き、おのれの生涯を大きく変えることになる漁師・中村杉松さん一家と知り合う。

三里塚闘争では成田空港建設反対を訴える地元農民たちを支援する
学生たちが団結。3,500人の機動隊に立ち向かった。(c)福島菊次郎
広島市江波町で被爆した中村さんは漁に出ることができず、原爆症と貧困に苦しんでいた。奥さんの懸命な看護のお陰で一命を取り留めた中村さんだったが、奥さんは残留放射能を浴び、6人の子を残して亡くなったばかりだった。被写体を探していたはずの菊次郎だったが、中村さんの家に土足同然で上がり込んで、中村さんがもがき苦しむ様子にカメラを向けることができずにいた。シャッターを押すことができないまま、中村さんの家に通い続けていた菊次郎は、ある日、中村さんから懇願される。「仇を討ってほしい。ピカに出会って、このざまだ。ワシの写真を撮って、世界中の人に見せてほしい」。意を決した菊次郎は、10年間にわたって中村さん一家の様子を赤裸々に撮り続けた。1960年に写真集『ピカドン ある原爆被災者の記録』(東京中日新聞)を発表し、菊次郎はプロのフォトジャーナリストとしてデビューを果たす。社会に対する怒りと憎しみの炎、そして生への渇望の中から、カメラマン福島菊次郎は誕生したのだった。
福島菊次郎が手にしたカメラは、持ち主の生き様に感応して特殊な能力を発揮する。権力者がいくら巧みに噓を並べても、真実だけを浮かび上がらせる。菊次郎によると広島の平和記念公園も“平和記念都市”という呼び名も、すべて噓なのだそうだ。それらは日本の戦争責任を欺くための巨大な噓なのだという。そして、菊次郎は福島原発事故でも権力者たちはまた噓をついて国民を欺こうとしていると指摘する。この国の噓を暴け。菊次郎のカメラは、持ち主をまだ休ませようとはしない。

近代科学の粋を集めた最新鋭戦闘機を製造する工場。
自衛隊および軍需産業の内部を撮った写真は
国内外で大きな波紋を呼んだ。(c)福島菊次郎
「これが最後の仕事」と称して、菊次郎は2011年9月の反原発集会、さらには福島の被災地へと向かう。90歳となる彼のモノクロ写真は、今なお見る者の網膜に突き刺さる。被災地の瓦礫の山が、広島の記憶と繋がっていく。撮影旅行を終えた菊次郎は山口の自宅へ向かう帰路、途中下車する。自分をこの世界に導いてくれた恩人に逢うためだ。1967年に亡くなった中村杉松さんの墓の前で、菊次郎は嗚咽する。中村さんのお陰でプロのカメラマンになることはできたが、本当に中村さんの“仇”を討つことはできたのかと自問する。
最後にもうひとつ、福島菊次郎が本作で語っている印象的な言葉を紹介したい。「カメラの中立性なんてない。中立的な立ち場でしか撮らないから、いい写真もいいドキュメントもできない。それは、撮る人にとっては楽なわけ。危ないところなんかに入らないし。でも、それでは報道はできない」。
権力者の噓を見破り、それを暴け。そして、みんなに知らせろ。福島菊次郎のメッセージに応えられる人間は、この国にどれだけいるだろうか。
(文=長野辰次)
『ニッポンの噓 報道写真家・福島菊次郎90歳』
監督/長谷川三郎 撮影/山崎裕 プロデューサー/橋本佳子、山崎裕 朗読/大杉蓮 配給/ビターズ・エンド 8月4日(土)より銀座シネパトス、新宿K’s cinema、広島八丁座ほか全国順次ロードショー ※8月4日は銀座シネパトスにて田原総一郎と堤未果とのトークショーあり(12:15の回上映終了後)。
<http://www.bitters.co.jp/nipponnouso>
(c)2012『ニッポンの噓 報道写真家・福島菊次郎90歳』製作委員会
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[第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ!
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[第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』
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[第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊!
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[第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』
[第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』
[第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』
[第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』
[第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』
[第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』
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[第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』
[第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』
[第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』
[第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』
[第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』
[第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』
[第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』
[第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』
[第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』
[第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』
[第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』
[第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ
[第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々
[第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は......
[第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった
[第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学
カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』

フォトジャーナリストの福島菊次郎さん。ピカドン、学生運動、自衛隊、
軍需産業、三里塚闘争、水俣病、祝島……とカメラで真実を写し出してきた。
“カメラマンは法を犯してもかまわないんです。問題自体が法を犯しており、それを暴くためならば”。ジャーナリストのあるべき姿を簡潔な言葉で表現してみせたのは、現在90歳となる報道カメラマンの福島菊次郎だ。この言葉はとてつもなく説得力がある。1967年、菊次郎は「撮った写真はすべて検閲を受ける。許可を得た写真のみ雑誌に掲載する」という約束を防衛庁と交わし、自衛隊と兵器産業の内部を3年間にわたって取材撮影する。自衛隊の軍事演習の様子だけでなく、国内の大企業で戦車、潜水艦、ミサイル、戦闘機が製造される過程まで撮影した。菊次郎は予め「撮影禁止場所」を指定してもらい、その区域を重点的に隠し撮り、盗み撮りした。後に写真集『迫る危機 自衛隊と兵器産業を告発する!』(現代書館)として刊行されるこれらのスクープ写真を“武器よさらば”というタイトルで雑誌に掲載する。もちろん事前検閲という約束を反故しての行為だ。雑誌の発売前に防衛庁広報室に呼び出された菊次郎は、雑誌の青焼きを手にした広報課長から「貴様、騙しやがったな」と責められるが、当の本人は平然と言い放つ。「憲法を破って、国民を騙しているのはあなたたちでしょう?」と。写真集が発刊された1970年、菊次郎は暴漢に襲われ、鼻骨骨折。数日後には不審火で自宅を焼かれてしまう。それでも菊次郎はシャッターを押し続ける。ドキュメンタリー映画『ニッポンの噓 報道写真家・福島菊次郎90歳』はカメラを武器にたった1人で日本国を相手に戦い続けている男の記録だ。

愛犬ロクと共に朝食を摂る福島菊次郎さん。
生活保護を受け取ることを拒否し、男手で
育てた子どもたちからの援助も断って一人
で暮らしている。
狙撃手が放つ銃弾のように、福島菊次郎がその人生を賭けてシャッターを押してきたモノクロ写真の1枚1枚が見る者の網膜に突き刺さる。菊次郎の最初の被写体となった広島の被爆者である中村杉松さんの太ももには、原爆症の苦しみを一瞬でも忘れたいがために押し付けた刃物の傷跡が幾重にも刻まれている。怒りと苦しみと絶望の年輪だ。『戦場からの報告 三里塚・終わりなきたたかい』(社会評論社)では機動隊と対峙する学生たちが竹槍で武装し、メラメラと殺気が立ち上っている。国内の軍需工場では最新鋭の戦闘機の前で若い作業員たちが自慢げな笑顔を見せている。菊次郎の撮った写真は、戦後日本の平和がいかに“噓っぱち”だったかを訴えている。狙撃手と菊次郎が違うとすれば、狙撃手は安全な場所から標的を狙うのに対し、菊次郎は確実に被写体を自分のものにするために危険を冒して相手に近づくことだろう。福島菊次郎の写真は尋常ならざるほどの至近距離から接写されている。当然だが、これらの写真を撮り上げた菊次郎が費やした気力、体力、精力も生半可なものではなかったはずだ。現在は山口県柳井市のアパートで愛犬ロクと穏やかな自炊生活を送る菊次郎だが、それでもカメラを手にすると表情が豹変する。とても90歳と思えない俊敏な足取りで被写体に迫っていく。
それにしても、福島菊次郎の枯れることにないカメラマンとしての情熱、使命感はどのようにして生まれ、育まれたのか。本作は菊次郎のカメラマンとしてルーツを辿っていく。1921年(大正10年)に山口県で生まれた菊次郎は第二次世界大戦中、広島の輸送部隊に配属されるが、1945年8月1日に宮崎県に移動。このとき菊次郎たちの部隊に命じられたのは、来る本土決戦用の突撃訓練だった。軍事訓練といっても銃も手榴弾も何ひとつない有り様だった。2012年4月に100歳で亡くなった新藤兼人監督の軍隊時代の体験をドキュメンタリー化した『陸に上がった軍艦』(07)で木箱を組み合わせて作った模造戦車に向かって突撃するシーンが再現されていたが、菊次郎も同じような訓練をさせられていたようだ。広島出身の新藤監督も、菊次郎もこのバカげた訓練に従事していたことで、広島での被爆を免れた。命拾いした新藤監督は『原爆の子』(52)から遺作『一枚のハガキ』(11)に至るまで戦争の不条理さを生涯訴え続ける。新藤監督が『原爆の子』を製作していた同時期、菊次郎は戦後の広島で被写体を探してさまよい歩き、おのれの生涯を大きく変えることになる漁師・中村杉松さん一家と知り合う。

三里塚闘争では成田空港建設反対を訴える地元農民たちを支援する
学生たちが団結。3,500人の機動隊に立ち向かった。(c)福島菊次郎
広島市江波町で被爆した中村さんは漁に出ることができず、原爆症と貧困に苦しんでいた。奥さんの懸命な看護のお陰で一命を取り留めた中村さんだったが、奥さんは残留放射能を浴び、6人の子を残して亡くなったばかりだった。被写体を探していたはずの菊次郎だったが、中村さんの家に土足同然で上がり込んで、中村さんがもがき苦しむ様子にカメラを向けることができずにいた。シャッターを押すことができないまま、中村さんの家に通い続けていた菊次郎は、ある日、中村さんから懇願される。「仇を討ってほしい。ピカに出会って、このざまだ。ワシの写真を撮って、世界中の人に見せてほしい」。意を決した菊次郎は、10年間にわたって中村さん一家の様子を赤裸々に撮り続けた。1960年に写真集『ピカドン ある原爆被災者の記録』(東京中日新聞)を発表し、菊次郎はプロのフォトジャーナリストとしてデビューを果たす。社会に対する怒りと憎しみの炎、そして生への渇望の中から、カメラマン福島菊次郎は誕生したのだった。
福島菊次郎が手にしたカメラは、持ち主の生き様に感応して特殊な能力を発揮する。権力者がいくら巧みに噓を並べても、真実だけを浮かび上がらせる。菊次郎によると広島の平和記念公園も“平和記念都市”という呼び名も、すべて噓なのだそうだ。それらは日本の戦争責任を欺くための巨大な噓なのだという。そして、菊次郎は福島原発事故でも権力者たちはまた噓をついて国民を欺こうとしていると指摘する。この国の噓を暴け。菊次郎のカメラは、持ち主をまだ休ませようとはしない。

近代科学の粋を集めた最新鋭戦闘機を製造する工場。
自衛隊および軍需産業の内部を撮った写真は
国内外で大きな波紋を呼んだ。(c)福島菊次郎
「これが最後の仕事」と称して、菊次郎は2011年9月の反原発集会、さらには福島の被災地へと向かう。90歳となる彼のモノクロ写真は、今なお見る者の網膜に突き刺さる。被災地の瓦礫の山が、広島の記憶と繋がっていく。撮影旅行を終えた菊次郎は山口の自宅へ向かう帰路、途中下車する。自分をこの世界に導いてくれた恩人に逢うためだ。1967年に亡くなった中村杉松さんの墓の前で、菊次郎は嗚咽する。中村さんのお陰でプロのカメラマンになることはできたが、本当に中村さんの“仇”を討つことはできたのかと自問する。
最後にもうひとつ、福島菊次郎が本作で語っている印象的な言葉を紹介したい。「カメラの中立性なんてない。中立的な立ち場でしか撮らないから、いい写真もいいドキュメントもできない。それは、撮る人にとっては楽なわけ。危ないところなんかに入らないし。でも、それでは報道はできない」。
権力者の噓を見破り、それを暴け。そして、みんなに知らせろ。福島菊次郎のメッセージに応えられる人間は、この国にどれだけいるだろうか。
(文=長野辰次)
『ニッポンの噓 報道写真家・福島菊次郎90歳』
監督/長谷川三郎 撮影/山崎裕 プロデューサー/橋本佳子、山崎裕 朗読/大杉蓮 配給/ビターズ・エンド 8月4日(土)より銀座シネパトス、新宿K’s cinema、広島八丁座ほか全国順次ロードショー ※8月4日は銀座シネパトスにて田原総一郎と堤未果とのトークショーあり(12:15の回上映終了後)。
<http://www.bitters.co.jp/nipponnouso>
(c)2012『ニッポンの噓 報道写真家・福島菊次郎90歳』製作委員会
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[第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ
[第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々
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[第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった
[第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学
四十路カワイイ梨花にみる「MORE」が“ハッピー”という病から抜け出せない理由

「MORE」2012年9月号(集英社)
先月、蒼井優さんのコッテリ連載についてこちらでレビューをさせていただきましたが、今月号はその拡大版として、3ページのスペシャル対談を展開しています。対談相手は、映画『るろうに剣心』で共演した佐藤健。旧知の間柄(NHK『龍馬伝』の飲み会で知り合ったとか)、しかも年下ということでリラックスしたのか、普段の対談より例の蒼井さんの技「相手の話をしていると見せかけて、その実全部蒼井でした」がストレートに冴えわたっています。2号連続で大変恐縮ですが、ちょっとその発言をご紹介。「私、男の人は自分語りするより“無言実行”が素敵だなって」「実は私イケメン恐怖症なんだけど、健くんは大丈夫だったもん」「いかにもイケメンな人の前だと緊張するの。その人が「オレ、カッコいいでしょ?」って空気を出してると、ますます苦手で逃げたくなっちゃう(笑)。でも、健くんみたいにイケメンでも自意識が薄い人は大丈夫」などなど。結局「蒼井優、男を語る」になっておりました。全国のイケメン俳優の皆様、蒼井さんの前で強い自意識をほとばしらせるのは控えた方がよさそうです。その前に蒼井さんの“すっぴん自意識”を何とかしてくれって話ですけどね。
<トピックス>
◎蒼井優「8740―HA・NA・SHI・WO―」
◎私たちが梨花さんに聞きたい112の質問!
◎「新」友のつくり方
津川雅彦、草なぎ剛を褒めて松山ケンイチにはライバル意識を燃やす!?

津川雅彦公式ブログより
編集S 7月期のドラマが苦戦しているそうね。ジャニーズドラマも軒並み視聴率1ケタの中、好調なのは連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(NHK)だけ。4月からの平均視聴率は20%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)超えを達成。7月28日放送回は、なんと22.4%。サイ女大注目の『GTO』(フジテレビ系)は?
しいちゃん (完璧なスルー)「女性自身」8月14日号(光文社)に、主演の堀北真希が、撮影現場に浅草今半のすきやき弁当を差し入れしたという、“心あたたまる”記事が掲載されていたわよ。ひとつ1,500円以上の弁当を100個。単純計算で15万円だから、さすがね。以前は手料理を持ち込んでいたんだけど、だんだん疲れてきたのか料理をする時間もなく態度がピリピリし出したらしいの。読書好きの彼女に、どんな本を読んでいるのか聞いたら、「台本を読まなきゃいけないので、ほかの本を読む暇なんてありません」と言い返されたスタッフもいたと書かれてる。そうした態度を反省したらしく、すきやき弁当を差し入れたって話。
編集S いろいろツッコミどころがある話だけど、まあ、半年の長丁場だからストレスがたまるのも仕方ないか。にしても、好調でよかったね。だから『GTO』は? 我らの窪塚洋介は出演してないの?
しいちゃん (スルーアゲイン)NHKとしては異例の大入り袋が全員に配られたんだって。隣のスタジオでは低視聴率に悩む大河ドラマ『平清盛』(NHK)を撮影しているから、堀北も「あんまりはしゃげないよね」と気を遣っているそう。『平清盛』といえば、津川雅彦が「今の大河、汚ねぇだろ!」と痛烈批判したって話も「女性自身」に書いてあったわ。NHK BSプレミアムで放送中のドラマ『薄桜記』の打ち上げで、津川が「あれはヒドいよ。あ、同じNHKのドラマだけど、大河に関わってる人はいないよね?」と発言して会場は微妙な空気になっちゃったそう。記事中でNHK関係者が、「松山(ケンイチ)さんに対して津川さんは、ライバル意識も持っているようでしたね」と証言してる。
編集S 72歳の津川が27歳の松山にライバル意識って……。少しは空気読んで発言すればいいのに。津川は、天然モノの奥さん・朝丘雪路と、娘で超売れない女優・真由子の心配だけしてればいいのよ! あと、「グランパパ」(※津川がオーナーを務めていた、絵本とおもちゃの店)の経営ね! それで『GTO』は?
しいちゃん (トリプルスルー)津川は、テレビでもとんちんかん発言をして話題となってる。7月29日放送の『たかじんのそこまで言って委員会』(読売テレビ系)で、沢尻エリカの話題の時に、津川は、「今の芸能界は犬のプードルのように同じようにカットされた芸能人ばかりだからおもしろくない」という内容の発言をし、「沢尻エリカは芸能人の誉れだと思いますね」と褒めただけでなく、「公園で裸になって叫んだという、草なぎ(剛)くんは将来有望だ」なんて言っちゃったの。これに対してネットでは「蒸し返すなよ」と草なぎに同情する意見のほか、津川を「低レベル」「老害」「『枠にはまらない』ってのを履き違えてる」と叩いている人もいる。
編集S もう3年前の話かあ。あの日、いろいろ興奮状態だったサイゾー社内の空気が忘れられない(恍惚)!
しいちゃん そんな草なぎは、7月21日~22日に放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)で100キロマラソンを完走。「週刊女性」8月14日号(主婦と生活社)によれば、「がんばれと声をかけたら“おう”と返事をしてくれた」とか、折り返し地点の舘氷川神社で放送前に安全祈願を行った際、お祓い中も帽子をかぶりっぱなしのスタッフがいる中、草なぎはちゃんと帽子を取って二拍手一礼をしっかりしていたとか、中年女性にはたまらないことが書かれてる。タモリとなかよしってことだけで、ネットユーザーの心もくすぐってるし。
編集S しいちゃんがずっと無視し続けるので、自力で調べたところ、ドラマ『GTO』は第4話を終わった時点で平均視聴率13.6%の快挙! 「内容が学芸会レベル」「AKIRAが大根すぎる!」とネットでは散々の叩かれようだけど、みんな見てるんじゃん! 主題歌はEXILEと三代目 J Soul Brothersによる“EXILE TRIBE”によるもの。「TRIBE」は「一族」って意味なんだって! アツいわ~、アツ過ぎるわ~。「一族」で「ポイズン」を歌ってくれてもよかったのに! とりあえず私はニヤニヤしながら『GTO』の行方を生温かく見守っているわ!
リーマンショック以上の衝撃に!? LIBOR不正関与の銀行を待ち受ける賠償請求地獄

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世間がロンドン五輪に浮かれている一方、国際金融界ではロンドン発のスキャンダルに揺れている。
国際的な資金調達金利の基準とされるロンドン銀行間取引金利(LIBOR)が、複数の銀行によって不正操作されていた、いわゆるLIBOR不正操作問題で、米連邦検察などの欧米当局が、不正に関わった銀行とそのトレーダーを刑事訴追する動きに出た件だ。
この件に関して、英バークレイズにはすでに約350億円もの制裁金が科せられており、さらに英RBSにも近く制裁金が科られる見込みだという。
当局の追及は、それだけには終わらない。モルガン・スタンレーのアナリストによる試算では、不正に関わった欧米の主要金融機関が負担することになる制裁金と訴訟費用の総額は、2014年までに1兆円以上になるとしている。
ところが、「それ以上に大きな負担となる可能性があるのが、投資家からの損害賠償請求」と話すのは、大手紙の経済記者だ。
「事件に関わった銀行はカルテルを結び、金融危機前はLIBORを実際よりも高めに操作して利息を稼ぎ、さらに金融危機以降は低めに操作して自らの資金調達を容易にしていた。一方、彼らが操作した金利に従うしかない投資家や企業は、もらうべき利息をもらえなかったり、過剰な金利を払っていたことになる。当局によって不正に関わったとして特定された銀行は、今後さらに、投資家や企業からの損害賠償請求に直面することとなる。場合によっては、制裁金よりも巨額な賠償金を支払うハメになるのでは。ちょうど日本で過払い金返還請求がブームとなり、サラ金が次々と廃業したように、不正に関わったメガバンクがバタバタと潰れるという事態も予測される。そうなれば、リーマンショックどころの騒ぎではないだろう」
もはやロンドン五輪に浮かれている場合ではない!?
(文=牧野源)
「クラスで上から2~3番目じゃないと、AV女優になれない!?」AV業界、激動の15年史

『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)
男性なら誰もが気になる「AV女優」を、職業としての視点から切り取った『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)が、各書店でベストセラーとなっている。業界の低迷で、出演料は3万円以下というケースもありながら、応募倍率は25倍。完全なデフレ状態にもかかわらず、かつては考えられなかったようなクオリティの美女たちがAV女優として活躍している。以前なら、落ちるところまで落ちた“底辺”がAV女優という職業であったものの、今では好奇心や刺激欲しさで自ら志願する女性も増えているというありさま。いったい30年の歴史を持つAVの世界に、何が起こっているのだろうか? 著者の中村淳彦氏を直撃した。
――中村さんがAVに携わるようになった1996年頃から、AV業界では構造的な変化が起こっていますね。本書にも、AV女優の出演料などとともに、レンタルからセル、そして現在へと続くAV業界の変化が綴られています。これを読むと、現在のようにデフレ化の波を受けるまでは、天国のような状況だったようですね。
中村淳彦氏(以下、中村) エロ業界全体に元気がありましたね。エロ本は今の20倍くらいは発行されていたし、エロ編集者の人数は30倍はいたんじゃないですかね(笑)。AV業界でもレンタル全盛の時代は、メーカーの営業がビデオを持たずにパッケージだけを持って問屋に営業をしていました。問屋もパッケージだけで仕入れを決めるのが当たり前だったから、そこにはユーザーの視点はほぼ皆無。だから中身に関係なく、パッケージが上手なところが売上を伸ばしていました。しかし、98年頃からセルビデオが全盛になる。それまで500円程度のレンタル料で済んでいたのが、およそ10倍の出費になります。当然、ユーザーも中身にこだわるようになっていきますよね。
――レンタルからセルへと移行していく過程で、最も大きな変化とはなんだったのでしょうか?
中村 これは大きな損失なのですが、ユーザーが“どれだけヌケるか”“どれだけエロいか”の要求をしたために、まずクリエイター系のAV監督が切り捨てられていきました。平野勝之さん、ゴールドマンやV&Rプランニング系ですね。やっぱり、ズリネタにクリエイティブは必要ないんです。それまでは中身なんて関係なかったから、手抜きをしても徹底的に映像作品を作っても、売上には関係なかった。ユルい人も、キツい人も、そこに甘えて成り立っていたんです。だから、AV監督が感情を揺さぶるような素晴らしい作品を作ることもできたわけです。昨年映画になった『監督失格』のようなとんでもない作品が、年に5~6本はありましたね。僕は完全に90年代のAVに影響を受けた“作品派”だったんで、セルビデオが登場した98年あたりから、どんどんAVが嫌になっていきましたが(笑)。
――女優の変化はありましたか?
中村 分岐点となったのが、レンタル最後のアイドルである小室友里と、セル最初のアイドルである森下くるみ。そこで切り替わりましたね。その後も企画単体女優として長瀬愛や桃井望、堤さやかなどが活躍していきます。それまでの単体女優は疑似(挿入せずセックスをしているように見せかける演技)だったのですが、彼女たちは本番でした。レンタル全盛でパッケージだけで売れる時代は、本番であろうが、なかろうが大きくは売上には関係がなかったんですね。クリエイター系の監督が排除されたあと、疑似しかできない単体女優や、プライドが高く協調性に欠ける女優たちが消えていきました。彼女たちより前の世代の単体女優って、とにかくプライドが高くて、性格に難がある人が多かった。理由は、みんながちやほやするから。AV女優をとにかくお姫様扱いするという風潮があって、その環境が人間を腐らせていましたね。僕は人間がダメになっていくのに加担したくなかったから、アイドルAV女優の取材は避けていました(笑)。
――この時代に女優の質も、だんだんと変化していったんですね。
中村 長瀬愛や桃井望は徹底的に働いた。朝から晩まで、毎日のように本番の撮影をしていました。また、レンタル・セル・逆輸入・裏本など、AVにはさまざまなジャンルがあったんですが、彼女たちはジャンルを選ばずに出演した。単体女優だと、イメージを保つためにレンタルしか出演しないというような流れが一瞬あったのですが、長瀬愛などは裏ビデオにもバンバン出演して、知名度をどんどん上げていったんですね。それまでの“アイドルが月に1本疑似で出演”みたいなレンタルビデオ時代の概念が、彼女たちの働きと活躍によって一気に吹き飛んだんです。
――AVのクオリティが圧倒的に上がってきたのも、この頃ですか?
中村 本当にクオリティが上がってきたのは、もっと景気が悪くなってきてから。2003年頃は単体も企画も仕事がまだいっぱいあったんで、ルックスが悪くても、それに見合った活躍できる場があった。04年頃から徐々に売れなくなってきて、メーカーや制作者が試行錯誤をしだして、ダメなものが減っていったんです。不景気や裸に対する意識の変化でAV女優に志願する女の子たちが増えてくれば、供給過剰になる。メーカーや制作側が女の子を厳選できる状況になった。今まで2人に1人を選んでいたものが、15人から1人を選ぶということになって、AV女優クオリティ、それにAVの質が向上したわけです。
――ここ数年の状況については、いかがでしょうか?
中村 この10年で法人や人材が厳しい競争で入れ替わっているので、今、AV業界には本当に能力が高い人しか残っていません。AV監督たちの能力も、90年代と比べると半端じゃなく上がって、考え尽くされた内容になっています。それでも不況で利益が上がらないんです。個人的にはみんな能力が高いので、もっとお金になる仕事をすればいいのにって思うけど。
――中村さんの目から見て、今の時代を象徴するAV女優はいますか?
中村 本書にも書きましたが、銀行員からAV女優に転身した女性にはびっくりしました。普通の会社に転職をするように、なんの理由もなく仕事としてAV女優を選んで「いい転職先が見つかった」と言っている。かつてのように育ちや経歴がよくても、話を聞けばアウトサイダーに対する憧れとか、何かに対する反発といった理由があった。今は普通の女の子たちが、普通の仕事としてAV女優を選んでいる。職場環境も整備されて、現場はクリーンで安全になって、彼女たちは自身の承認欲求が満たされ、前向きにやりがいを感じているんです。
――AV女優にインタビューをした中村さんの著作『名前のない女たち』(宝島社)に登場する女優たちにはそれぞれ、家庭環境や恋愛関係などの物語がありましたが、今では女の子にはそんな物語すら求められない時代なんですね……。一方、ユーザー側の変化は感じますか?
中村 あくまで仮説ですが、新しい人がほとんど入ってくることなく、90年代からずっと同じ人が残っているだけだと思う。時代を下れば、その規模は小さくなっていきます。エロ本のほうが最大公約数が高くて発行部数が多いので、先に淘汰の波が押し寄せてきましたが、それが現在AVにも流れてきています。この先、何か革命的なことを起こして、新しいユーザーを増やしていかなければならないんだけど、AV女優や商品のクオリティを向上させてもダメなようです。全員に危機感はあって頑張っているのだけど、どうしたらいいかがわからない。そんなところではないでしょうか。
――近年の数少ない成功例として、最近では元芸能人モノのAVが盛んになっていますね。
中村 2006年に、元ギリギリガールズの荒井美恵子の作品が爆発的にヒットした。おそらく超有名芸能人ものは、普通のAVアイドルの20~30倍の商規模がある。元芸能人たちも、少なくとも5,000~6,000万の出演料を手にしていると思う。それとAVの中国進出も、今までになかった流れ。中国では爆発的に海賊版が流通していて、これがもし海賊版でなければ、大手AVメーカーは莫大な利益を手にしているはずですが、海賊版なのでまったくお金になっていない。
――そのような状況を迎えて、この先AV業界は、いったいどのような場所になっていくのでしょうか?
中村 今後、AV女優は、もっと特別な職業になっていくでしょうね。本書では25倍と試算しましたが、そんなものじゃなくなって、一般人から募集するということもなくなってしまうかもしれない。企画女優は、汁男優みたいな扱いになるんじゃないですか(笑)。少なくとも、クラスで上から2~3番目の顔立ちでDカップ以上のカラダを持っていなければ、AV女優にはなれないと思って間違いありませんね。
(取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])
●なかむら・あつひこ
1972年、東京都生まれ。編集プロダクション、出版社、フリーライターを経て、現在は高齢者デイサービスセンターを運営しながら、ノンフィクション、ルポルタージュを執筆している。
