
さりげなく気になる人の爪をチェック!
爪のコンディションは、心身のバランスに深く関係しています。たとえば、表面上は明るく元気いっぱいでも、爪に不調サインが現れていれば、心はナーバス。そんな時に人から誘いを受けても、簡単にOKとは言い難いもの。今回は爪の状態からわかる、相手の心の状態と、そこから導き出される効果的なアプローチ方法をご紹介。気になる相手だけでなく、恋人、友達との付き合いにぜひ活用してみてください。
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女優のお仕事あるの?
モデル兼女優の佐々木希がデザイナーを務めるファッションブランド「Cotton Cloud」が、8月20日をもって休止することになった。
佐々木は自身のホームページで「次のステップに進まなくてはいけないこの大切な時期に、芸能活動と、デザイナーのお仕事の両立がだんだんと難しくなりました」と説明。「悲しいお知らせですが、デザイナー活動は一旦休憩させて頂きたいと思います」と直筆コメントで報告した。
ショップ本店は8月20日で閉店し、他店での取り扱いも同日で終了。オンラインショップは8月6日正午で受付を終了するという。
舞台裏を知る関係者は「2年前に立ち上げ、一時は売り上げも好調だったが、今年に入り売り上げが芳しくなかったようだ。休止はやむを得ない判断だ」と語るが、佐々木本人は納得いっていないとか。というのも、もともと佐々木はファッション関係の仕事がやりたくて芸能界入りしたのだという。しかし一躍“売れっ子”になり、所属事務所はタレント業を優先させた。
「これに佐々木が反発。知人に『私は別に芸能界に固執しているわけじゃない!』とグチをこぼすこともあった。そういう意味では、本人が希望していたファッションブランド立ち上げはガス抜きの役割を果たしていたが、それも多忙を理由に休止となったのですから、彼女が『もっとブランドに集中させてくれれば、こんなことにならなかった!』と不機嫌になるのもわかりますよ」(芸能プロ関係者)
佐々木はブランドへの思いについて「Cotton Cloudは私の家族のような大切な存在であり、深い愛情をもっています。SHOPはなくなりますが、多忙な日々の中で作りたいもののアイディアがひらめいたら、何かの形でお知らせ出来たらいいなと思っています」とコメント。“家族”を潰された恨みが、どこかで爆発しなければいいが……。

香取くんと山P、確かに異色コンビだわ~
10月スタートのドラマ『MONSTERS』(TBS系)での共演が決定したSMAP・香取慎吾と山下智久。ドラマの舞台となるのは、警視庁捜査一課。キレ者だがセコくて慇懃無礼な変人刑事・平塚平八(香取)と、セレブの御曹司で正義感あふれる新人刑事・西園寺公輔(山下)の凸凹コンビが織り成す痛快ミステリー……その設定だけで期待が高まっているファンも多いだろう。さらに、ソロでも主演を張ることのできる2人がタッグを組むというのも、なんとも豪華。『MONSTERS』が、10月期ドラマの目玉の1つになることは間違いなさそうだ。
同じ事務所の先輩後輩とはいえ、これまではあまり接点がなかったであろう2人。が、香取が「(山下は)静かで、真面目なクールガイのイメージ。若き『MONSTER』山Pと、熱くぶつかり合うのが今から楽しみ」と話せば、山下も「香取さんから勉強させていただきながら、足を引っ張らないように頑張ります」と、謙虚に意気込みを見せるなど、スタート前からすでにコンビ愛が目覚めているよう?
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活! 今週は、山名宏和氏が、かつて駅のホームに設置されていたゴミ箱のいまについて聞いてみた。 [回答者]東京メトロお客様センター様・京王お客様センター様 6月に元オウム真理教信者の高橋克也容疑者が捕まった。17年間の逃亡生活。長いよ、17年は。逃亡をはじめた時に生まれた子どもは、もう17歳だ。女の子なら、結婚して、なんだったら一度離婚できるぐらいの歳月だ。 オウムが起こした地下鉄サリン事件は、社会に多大な影響を及ぼしたが、僕に直接影響があったのは、駅のゴミ箱である。あの事件をきっかけに、テロ防止のためにと駅のゴミ箱がなくなった。最初は捨て口をテープで封鎖するだけだったが、いつしかゴミ箱自体が撤去されてしまった。 あれから十数年。東京メトロなどは改札付近にゴミ箱を設置するようになったが、ホームのゴミ箱は依然設置される気配がない。 でも、ホームにゴミ箱がないと不便なんだよ。たとえば、夏場のこの時期は、車内で洗顔シートの類を使いたいことがある。だけど、使っても捨てるところがない。あれは濡れているから、ポケットに入れるわけにもいかないし。まったく不便だ。 ようやく高橋容疑者も捕まったわけだし、そろそろ駅のホームのゴミ箱も復活させていいんじゃないだろうか。 そこで、東京メトロお客様センターに直接聞いてみた。 『駅のホームのゴミ箱は、いつになったら復活するんですか?』 担当者 今のところとりあえず、係員が見えるような所の改札の付近には置いてある事は置いてあるんですけど、ホームに復活するっていうのは、まだお伝えできるような状態にはないですね。 担当者いわく「オウムの方も全部片付いたわけじゃないから」、まだ係員の目が届かぬホームにはゴミ箱を置くことはできないという。 そのわりには、ホームの自販機の脇には缶やペットボトルを捨てるゴミ箱が必ず置いてあるが、あれはどうなんだ? では、同じ質問を京王お客様センターにも聞いてみた。京王線の場合、東京メトロと違って、改札口付近にもゴミ箱が設置されていない。 担当者 はい、まだ駅の方にゴミ箱を戻すっていう計画はなくてですね、今現在、売店の横にはですね、ジュースのアミアミの空き缶入れが置いてあるんですが、あとはですね、ゴミは駅係員がお預かりするという形をとらせていただいております。 ――ゴミを捨ててくれるんですか? 担当者 そうですね、はい、「ゴミがあるんですけど」と係員に言っていただければ、係員の方でお引き取りをさせていただいています。 ――どんなゴミでも大丈夫ですか? 担当者 お菓子の袋とかでしたら、まぁ、家庭用のゴミとかは別なんですが、空き缶とかもお持ちいただければお引き取りします。 ――それだったら、ゴミ箱設置すればいいのにと思うんですが? 担当者 そうですね、ゴミ箱を設置いたしますと、なにか有事があった場合、対応がままならないということもありますし、まだ脅威が拭いきれていないということもございますので、今現在は設置していないですね なるほど。 東京メトロにしても京王電鉄にしても、鉄道会社にとって、地下鉄サリン事件はまだ終わったことではないようだ。 と、まとめたいところだが、実はもう1つ気になることがある。 ゴミ箱が復活しないのは、実は経費を抑えるためじゃないだろうか? ホームにゴミ箱を置くと、それを管理するための人件費などがかかる。一度撤去したのをいいことに、経費節減のためゴミ箱を復活しないんじゃないだろうか。 そこで、やはり直接聞いてみた。 『ゴミ箱が復活しないのは、経費節減みたいなこともあるんですか?』 東京メトロお客様センターの回答は、 担当者 それは聞いてないですね。 一方、京王お客様センターの回答は、 担当者 削減ということはないと思うんですが、やはりゴミの方も有料化になってきますし、ゴミを少なくするという考えもありますので。 本当のところは分からないが、少なくとも売店があるような駅には、ホームにゴミ箱を置くべきじゃないだろうか。そこで売っているものから、ゴミが出るんだから。 (文=山名宏和) <おすすめ記事> 原発で大儲け、出版社に脅し…電通と博報堂のふしだらなリアル なぜ“汎用技術”iPodがヒットしたのか? GREE、DeNAは新しい“卓越した”コンプガチャを生む 経団連の反発でオシャカになった社外取締役の義務化法案 LIBOR以上?大企業が日銀短観、景気調査を都合よく操作? 敵はジャパネット? ヤマダ電機会長、ジリ貧の焦り 厚労省が、禁断の被生活保護者一斉調査を断行あの日から消えた……。「足成」より
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活! 今週は、山名宏和氏が、かつて駅のホームに設置されていたゴミ箱のいまについて聞いてみた。 [回答者]東京メトロお客様センター様・京王お客様センター様 6月に元オウム真理教信者の高橋克也容疑者が捕まった。17年間の逃亡生活。長いよ、17年は。逃亡をはじめた時に生まれた子どもは、もう17歳だ。女の子なら、結婚して、なんだったら一度離婚できるぐらいの歳月だ。 オウムが起こした地下鉄サリン事件は、社会に多大な影響を及ぼしたが、僕に直接影響があったのは、駅のゴミ箱である。あの事件をきっかけに、テロ防止のためにと駅のゴミ箱がなくなった。最初は捨て口をテープで封鎖するだけだったが、いつしかゴミ箱自体が撤去されてしまった。 あれから十数年。東京メトロなどは改札付近にゴミ箱を設置するようになったが、ホームのゴミ箱は依然設置される気配がない。 でも、ホームにゴミ箱がないと不便なんだよ。たとえば、夏場のこの時期は、車内で洗顔シートの類を使いたいことがある。だけど、使っても捨てるところがない。あれは濡れているから、ポケットに入れるわけにもいかないし。まったく不便だ。 ようやく高橋容疑者も捕まったわけだし、そろそろ駅のホームのゴミ箱も復活させていいんじゃないだろうか。 そこで、東京メトロお客様センターに直接聞いてみた。 『駅のホームのゴミ箱は、いつになったら復活するんですか?』 担当者 今のところとりあえず、係員が見えるような所の改札の付近には置いてある事は置いてあるんですけど、ホームに復活するっていうのは、まだお伝えできるような状態にはないですね。 担当者いわく「オウムの方も全部片付いたわけじゃないから」、まだ係員の目が届かぬホームにはゴミ箱を置くことはできないという。 そのわりには、ホームの自販機の脇には缶やペットボトルを捨てるゴミ箱が必ず置いてあるが、あれはどうなんだ? では、同じ質問を京王お客様センターにも聞いてみた。京王線の場合、東京メトロと違って、改札口付近にもゴミ箱が設置されていない。 担当者 はい、まだ駅の方にゴミ箱を戻すっていう計画はなくてですね、今現在、売店の横にはですね、ジュースのアミアミの空き缶入れが置いてあるんですが、あとはですね、ゴミは駅係員がお預かりするという形をとらせていただいております。 ――ゴミを捨ててくれるんですか? 担当者 そうですね、はい、「ゴミがあるんですけど」と係員に言っていただければ、係員の方でお引き取りをさせていただいています。 ――どんなゴミでも大丈夫ですか? 担当者 お菓子の袋とかでしたら、まぁ、家庭用のゴミとかは別なんですが、空き缶とかもお持ちいただければお引き取りします。 ――それだったら、ゴミ箱設置すればいいのにと思うんですが? 担当者 そうですね、ゴミ箱を設置いたしますと、なにか有事があった場合、対応がままならないということもありますし、まだ脅威が拭いきれていないということもございますので、今現在は設置していないですね なるほど。 東京メトロにしても京王電鉄にしても、鉄道会社にとって、地下鉄サリン事件はまだ終わったことではないようだ。 と、まとめたいところだが、実はもう1つ気になることがある。 ゴミ箱が復活しないのは、実は経費を抑えるためじゃないだろうか? ホームにゴミ箱を置くと、それを管理するための人件費などがかかる。一度撤去したのをいいことに、経費節減のためゴミ箱を復活しないんじゃないだろうか。 そこで、やはり直接聞いてみた。 『ゴミ箱が復活しないのは、経費節減みたいなこともあるんですか?』 東京メトロお客様センターの回答は、 担当者 それは聞いてないですね。 一方、京王お客様センターの回答は、 担当者 削減ということはないと思うんですが、やはりゴミの方も有料化になってきますし、ゴミを少なくするという考えもありますので。 本当のところは分からないが、少なくとも売店があるような駅には、ホームにゴミ箱を置くべきじゃないだろうか。そこで売っているものから、ゴミが出るんだから。 (文=山名宏和) <おすすめ記事> 原発で大儲け、出版社に脅し…電通と博報堂のふしだらなリアル なぜ“汎用技術”iPodがヒットしたのか? GREE、DeNAは新しい“卓越した”コンプガチャを生む 経団連の反発でオシャカになった社外取締役の義務化法案 LIBOR以上?大企業が日銀短観、景気調査を都合よく操作? 敵はジャパネット? ヤマダ電機会長、ジリ貧の焦り 厚労省が、禁断の被生活保護者一斉調査を断行あの日から消えた……。「足成」より

昆虫型エイリアン(バグ)と未来人類との全面戦争を描いたポール・バーホーベン監督のSF大作『スターシップ・トゥルーパーズ』(97)が公開されて15年。『スターシップ・トゥルーパーズ2』(03)は基地に取り残された兵士たちの密室サスペンス、『スターシップ・トゥルーパーズ3』(08)は若者の愛国心をプロパガンダCMで煽る軍部を風刺コメディに仕立てるなど、1作ごとに趣向を変えた人気シリーズとなっている。そして第4弾となる最新作『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』には、日本の荒牧伸志監督が起用された。荒牧監督は『アップルシード』(04)、『エクスマキナ』(07)が世界マーケットで高評価を得た、フルCGアニメの第一人者。原作小説『宇宙の戦士』(ロバート・A・ハインライン/59年)ファンにとっては待望となる、パワードスーツ(強化服)に身を固めた地球連邦軍の兵士たちがバグの大群を相手に命知らずの戦いを挑む。とりわけ、地球へ帰還する後半はクライマックスの連続。『スター・ウォーズ』(77)以降のハリウッドSF映画の系譜に、『機動戦士ガンダム』(79)をはじめとする日本アニメのエッセンスをぶちまけたかのような怒濤の展開となっている。本作のために、新宿・歌舞伎町の一角にスタジオ「SOLA DIGITAL ARTS」を立ち上げた荒牧監督。原作小説『宇宙の戦士』との出会いによって人生が変わったという荒牧監督に、原作への想いと監督業との兼ね合い、セルアニメからCGアニメへ移行した経緯についても語ってもらった。
――荒牧監督は高校時代にロバート・A・ハインラインのSF小説『宇宙の戦士』に出会って、人生が変わったそうですね。
荒牧伸志監督(以下、荒牧) そうです。いくつかあったターニングポイントのひとつだったことには間違いないですね。ボクの世代は中学のときに『宇宙戦艦ヤマト』(74)に出会い、それこそ中二病を患ったわけです(笑)。さらに高校で『スター・ウォーズ』、大学に入って『機動戦士ガンダム』。進学や就職を考える度に、そういった作品に遭遇したんです。『宇宙の戦士』に出会ったのは、『スター・ウォーズ』のちょっと前だったから高校2年の頃だったかなぁ。高校の帰りにいつも寄っていた書店に平積みされていたんです。何だろうと思ってパラパラめくってみると、スタジオぬえが手掛けたイラストが素晴らしかった。なけなしの小遣いで買いましたね。小説に書かれていたパワードスーツの概念も興味深かった。人間の身体能力を増強するスーツなんだけど、それを着る人間は自分の肉体もちゃんと鍛えなくてはいけない。そのための訓練は海兵隊のものと変わらない。軍隊的なイメージとSFの世界観がうまくハマっているところも新鮮に感じたんです。
――ちなみに、進学前にそんな作品と出会ってしまって、大学受験は大丈夫だったんですか?
荒牧 夏休み中なんか、補習を受けると言っては映画館に1日中いて『スター・ウォーズ』を繰り返し観ていたんですけど、国立大学に入ることができたんです。試験がマークシート方式で、ボクはそういうのが得意だった(笑)。でも結局、大学は中退。上京してアニメ業界に進むことを親に告げると「もう、帰ってくるな!」と言われましたね。自分が子どもを育てる立ち場になって、親が怒った気持ちが分かるようになりました(苦笑)。
――『アップルシード』『エクスマキナ』が海外で評価されたことで、『宇宙の戦士』を原作にした『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズの最新作を監督することに。感慨深いのでは?

(c)2012 Sony Pictures Worldwide
Acquisitions Inc.All rights reserved.
荒牧 そう言ってもらえると確かに感慨深く思うんですが、現場に身を置く立ち場としてはただバタバタと仕事に追われているもので、感慨に耽っている余裕がないんです(苦笑)。監督という立ち場に就くと、「次は何をやるか」ということを常に考えていなくちゃならないわけです。もちろん、今抱えている仕事を成功させるというのが大前提です。そういう中で今度は『スターシップ・トゥルーパーズ』ができればサイコーだなと提案したところ、プロデューサー側も『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズを候補作のリストに入れていたんです。ラッキーでした。自分がやりたい企画は、誰彼かまわず言い続けることは大事だなと思いますよ(笑)。ただし、今回は新しいスタジオを立ち上げることになり、スタッフ集めから積極的に関わっていたため、あれこれと余計なことで悩む暇がなかった。逆にそれもよかったように思いますね。
■スタジオぬえ版とは異なるパワードスーツ
――もしも若い頃に『スターシップ・トゥルーパーズ』を手掛けることになっていたら、「『宇宙の戦士』をいちばん理解しているのはオレだ」みたいな気持ちが強く働いたんじゃないでしょうか?
荒牧 以前の自分なら、「スタジオぬえの『宇宙の戦士』のイラストをそのままデザイン化しよう」などゴリゴリの考えになっていたと思います。でも今回、そういうのはなかったですね。監督作を何本かやらせてもらう中で、出会った人たちをうまくコーディネイトしながら面白いものを作ることを覚えたように思います。集まったスタッフの中から自分とは違うものが出てくることを「これはこれで面白いな」と感じるようになっていた。そのほうが仕事は広がります。ですから今回も最初からかっちりしたイメージに向かって突き進んだというより、いろんなスタッフから出てきたものに自分が少しずつ調味料を加えながら作っていった感じなんです。どんな仕上がりになるのか、自分も楽しみながらの作業だったように思いますね。
――本作のオープニングのせりふ「医者にはわかるまい。これは武者ぶるいだ」は、『宇宙の戦士』の冒頭を思わせます。
荒牧 言葉遣いは現代風に脚本家のフリント・ディルがいじっていますけど、原作小説からの完全な引用です。今回、基本的にはポール・バーホーベン監督が作った第1作の世界観に則った形にしていますが、やっぱりどこかに原作ファンとしてのこだわりは残しておきたいという想いがあったんです。ちょうど、ソニー・ピクチャーズ側のプロデューサーから「冒頭シーンを『宇宙の戦士』っぽくできないか」とオファーが出ていたので、「ぜひやりましょう」と。原作者であるハインラインへのリスペクトを、改めて作品の中に刻もうということですね。予告編を見た人は『宇宙の戦士』だと気づいてくれているようです。「あれ、スタジオぬえのイラストとは違うな」と思ってもらっても構いませんし、もちろん第1作からのファンにも観てほしい。いろんな角度から楽しんでもらいたいですね。

――荒牧監督といえば、メカデザインへのこだわりで有名。序盤から登場するパワードスーツですが、思ったよりもシンプルで驚きました。
荒牧 原作小説でもそうなんですが、パワードスーツは全兵士が着用しているもの。マスプロダクトっぽい感じにしたかったんです。あえて1着1着をヒーローっぽくしませんでした。軍隊みたいに見せたかったんです。その分、後半に登場するマローダー・マーク2はヒーローっぽい押し出し感を打ち出しています。『スターシップ・トゥルーパーズ3』のラストにもマローダーは登場していたので、今回は実写版に負けないものを考えました。メカデザインはゲーム業界でキャリアを積んだ臼井伸二さんにお願いしたんですが、それが良かったように思います。自分が直接手掛けると、どうしてもスタジオぬえのイメージから離れられなかったでしょうから。
■鬼気迫るクライマックス、その製作内情は?
――モーションキャプチャーで撮影されたリアルなフルCGアニメを観ていると、実写とアニメの境界がなくなっているように感じます。
荒牧 どういう風に観ていただいてもいいと思います。キャプチャー技術はハード面もソフト面もずいぶん向上しています。でも実際の仕上げは、アニメーションのスーパーバイザーという担当者がいて、CG臭さが気になるシーンがあると物凄く細かくチェックを入れるんです。人の体の基本的な動きはキャプチャーで表現できるんですが、手首・指先・目線などの動きは後から付けています。「指の角度をあと5度下げてください」「ほんのちょっと戻してください」とスーパーバイザーの指示が非常に細かい(苦笑)。そんなに細かく直しても……と思ったりもするんですが、仕上がった映像を確認すると、すごく自然になっているんです。キャプチャーの動きをそのまま取り込んでいるわけではなく、とても細かいアニメーション的作業も要していますね。
――バグに乗っ取られた宇宙戦艦が地球へ突撃していく後半は、異様な盛り上がり。『スター・ウォーズ』や『エイリアン2』(86)といったハリウッドSF大作、『機動戦士ガンダム』をはじめとする日本の人気アニメのエッセンスを総結集させたような迫力です。
荒牧 そういう風に楽しんでもらえるのが、ボクとしては一番うれしい。極論すると、自分の好きなものしか作れないってことですね(笑)。後半はやりすぎだったかも知れません(苦笑)。正直なところ、製作中は大変なことになりました。宇宙戦艦が地球の大気圏を突破していくシーンは、海外の幾つかのプロダクションに発注していたんですが、ギリギリの段階になって「やっぱりできない」と言われてしまった。「おいおい!」ですよ。それでもう仕方ないんで、社内でやることになったんです。世界を1周して、自分たちのところに戻ってきてしまった(笑)。現場では、みんなブチ切れながら作業していました。自分たちの追い込まれた状況が、作品に反映されているかも知れません(笑)。
■荒牧監督がCGに手を伸ばしたその理由
――バグと人類の壮絶な戦いは、日本のアニメ業界がどうやってこれから生き残っていくのかということも連想させます。言葉を換えれば、アナログ的なものとデジタル的なものとのサバイバル戦争のようにも感じます。

荒牧 なるほど。ボクはかれこれ30年ほどアニメの世界に身を置いています。今でこそ「アニメは日本の誇る人気コンテンツ」なんてもてはやされていますが、ボクがこの世界に入った頃は全然違いました。「いい年して、アニメを見て」と嘲笑されていた時代に、この業界に入ったわけです。これから自分はどうなるんだろうという不安を抱えながら仕事を始めました。それが、今でもこの仕事を続けることができている。それだけで充分に幸せなんです。本当はもっと後進のことも考えないといけないんでしょう。でも、ボクとしては「好きな絵を描いて、お金までもらえるなんて」という感謝の気持ちが今でもあるんですよ(笑)。これからのアニメはこうあるべきとか、大層なことはボクは考えていません。CGアニメを始めたのも、同世代のアニメ作家である河森正治さんや庵野秀明さんには同じ土俵では敵わないと思ったから。他のデザイナーたちより2~3年だけ早くCGアニメに着手しただけ。デジタルかアナログかという意識はなかったですね。ボクの場合はメカデザインを描くことが多かったので、メカは手で描くよりもCGを使ったほうが細かく描けるし、1度モデルを作れば、細かいメカを何十枚も描いてもらう苦労も省けるはず、というシンプルな考えからです。楽できる部分は楽しようと。ガンダムはメカだけどキャラクターでもあるから、あんまりカチッと描くと嫌がるファンもいるので、そういう場合は手描きでもいいと思うんです。要は観てくれる人を楽しませることができるかどうかの問題でしょうね。
――日本のアニメは今後どうなると思いますか?
荒牧 日本のアニメ、特に手描きのアニメーションは作品の量も質も、それを支えるファンの熱意も世界で一番です。作り手の情熱が続いて、ファンが支えてくれれば、この状況は続くでしょう。ただし、その状況がいつまで続くのかはわかりません。その点、ボクはあまり心配していないんです。アナログだろうが、デジタルだろうが、きっと残るものは残るよ、という考え方ですね。
(取材・構成=長野辰次/撮影=市村岬)
『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』
製作総指揮/エド・ニューマイヤー、キャスパー・ヴァン・ディーン 原案/荒牧伸志、ジョセフ・チョウ、河田成人 脚本/フリント・ディル 監督/荒牧伸志 配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 7月21日(土)より新宿ピカデリーほか日本先行公開 <http://www.ssti.jp>
●あらまき・しんじ
1960年、福岡生まれ。メカニックデザイナーとしてアニメ界で頭角を現わす。大型パワードスーツが活躍するオリジナルビデオアニメ『メタルスキンパニックMADOX-01』(88)で監督デビュー。士郎正宗原作による『アップルシード』(04)はフル3DCG、トゥーンシェーディング、モーションキャプチャーを用い、海外でも話題に。続く『エクスマキナ』(07)は『男たちの挽歌』(86)のジョン・ウーがプロデュースを手掛け、世界マーケットに送り出された。松本零士の『宇宙海賊キャプテンハーロック』をフルCGアニメ化した『SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK』が現在製作進行中。

昆虫型エイリアン(バグ)と未来人類との全面戦争を描いたポール・バーホーベン監督のSF大作『スターシップ・トゥルーパーズ』(97)が公開されて15年。『スターシップ・トゥルーパーズ2』(03)は基地に取り残された兵士たちの密室サスペンス、『スターシップ・トゥルーパーズ3』(08)は若者の愛国心をプロパガンダCMで煽る軍部を風刺コメディに仕立てるなど、1作ごとに趣向を変えた人気シリーズとなっている。そして第4弾となる最新作『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』には、日本の荒牧伸志監督が起用された。荒牧監督は『アップルシード』(04)、『エクスマキナ』(07)が世界マーケットで高評価を得た、フルCGアニメの第一人者。原作小説『宇宙の戦士』(ロバート・A・ハインライン/59年)ファンにとっては待望となる、パワードスーツ(強化服)に身を固めた地球連邦軍の兵士たちがバグの大群を相手に命知らずの戦いを挑む。とりわけ、地球へ帰還する後半はクライマックスの連続。『スター・ウォーズ』(77)以降のハリウッドSF映画の系譜に、『機動戦士ガンダム』(79)をはじめとする日本アニメのエッセンスをぶちまけたかのような怒濤の展開となっている。本作のために、新宿・歌舞伎町の一角にスタジオ「SOLA DIGITAL ARTS」を立ち上げた荒牧監督。原作小説『宇宙の戦士』との出会いによって人生が変わったという荒牧監督に、原作への想いと監督業との兼ね合い、セルアニメからCGアニメへ移行した経緯についても語ってもらった。
――荒牧監督は高校時代にロバート・A・ハインラインのSF小説『宇宙の戦士』に出会って、人生が変わったそうですね。
荒牧伸志監督(以下、荒牧) そうです。いくつかあったターニングポイントのひとつだったことには間違いないですね。ボクの世代は中学のときに『宇宙戦艦ヤマト』(74)に出会い、それこそ中二病を患ったわけです(笑)。さらに高校で『スター・ウォーズ』、大学に入って『機動戦士ガンダム』。進学や就職を考える度に、そういった作品に遭遇したんです。『宇宙の戦士』に出会ったのは、『スター・ウォーズ』のちょっと前だったから高校2年の頃だったかなぁ。高校の帰りにいつも寄っていた書店に平積みされていたんです。何だろうと思ってパラパラめくってみると、スタジオぬえが手掛けたイラストが素晴らしかった。なけなしの小遣いで買いましたね。小説に書かれていたパワードスーツの概念も興味深かった。人間の身体能力を増強するスーツなんだけど、それを着る人間は自分の肉体もちゃんと鍛えなくてはいけない。そのための訓練は海兵隊のものと変わらない。軍隊的なイメージとSFの世界観がうまくハマっているところも新鮮に感じたんです。
――ちなみに、進学前にそんな作品と出会ってしまって、大学受験は大丈夫だったんですか?
荒牧 夏休み中なんか、補習を受けると言っては映画館に1日中いて『スター・ウォーズ』を繰り返し観ていたんですけど、国立大学に入ることができたんです。試験がマークシート方式で、ボクはそういうのが得意だった(笑)。でも結局、大学は中退。上京してアニメ業界に進むことを親に告げると「もう、帰ってくるな!」と言われましたね。自分が子どもを育てる立ち場になって、親が怒った気持ちが分かるようになりました(苦笑)。
――『アップルシード』『エクスマキナ』が海外で評価されたことで、『宇宙の戦士』を原作にした『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズの最新作を監督することに。感慨深いのでは?

(c)2012 Sony Pictures Worldwide
Acquisitions Inc.All rights reserved.
荒牧 そう言ってもらえると確かに感慨深く思うんですが、現場に身を置く立ち場としてはただバタバタと仕事に追われているもので、感慨に耽っている余裕がないんです(苦笑)。監督という立ち場に就くと、「次は何をやるか」ということを常に考えていなくちゃならないわけです。もちろん、今抱えている仕事を成功させるというのが大前提です。そういう中で今度は『スターシップ・トゥルーパーズ』ができればサイコーだなと提案したところ、プロデューサー側も『スターシップ・トゥルーパーズ』シリーズを候補作のリストに入れていたんです。ラッキーでした。自分がやりたい企画は、誰彼かまわず言い続けることは大事だなと思いますよ(笑)。ただし、今回は新しいスタジオを立ち上げることになり、スタッフ集めから積極的に関わっていたため、あれこれと余計なことで悩む暇がなかった。逆にそれもよかったように思いますね。
■スタジオぬえ版とは異なるパワードスーツ
――もしも若い頃に『スターシップ・トゥルーパーズ』を手掛けることになっていたら、「『宇宙の戦士』をいちばん理解しているのはオレだ」みたいな気持ちが強く働いたんじゃないでしょうか?
荒牧 以前の自分なら、「スタジオぬえの『宇宙の戦士』のイラストをそのままデザイン化しよう」などゴリゴリの考えになっていたと思います。でも今回、そういうのはなかったですね。監督作を何本かやらせてもらう中で、出会った人たちをうまくコーディネイトしながら面白いものを作ることを覚えたように思います。集まったスタッフの中から自分とは違うものが出てくることを「これはこれで面白いな」と感じるようになっていた。そのほうが仕事は広がります。ですから今回も最初からかっちりしたイメージに向かって突き進んだというより、いろんなスタッフから出てきたものに自分が少しずつ調味料を加えながら作っていった感じなんです。どんな仕上がりになるのか、自分も楽しみながらの作業だったように思いますね。
――本作のオープニングのせりふ「医者にはわかるまい。これは武者ぶるいだ」は、『宇宙の戦士』の冒頭を思わせます。
荒牧 言葉遣いは現代風に脚本家のフリント・ディルがいじっていますけど、原作小説からの完全な引用です。今回、基本的にはポール・バーホーベン監督が作った第1作の世界観に則った形にしていますが、やっぱりどこかに原作ファンとしてのこだわりは残しておきたいという想いがあったんです。ちょうど、ソニー・ピクチャーズ側のプロデューサーから「冒頭シーンを『宇宙の戦士』っぽくできないか」とオファーが出ていたので、「ぜひやりましょう」と。原作者であるハインラインへのリスペクトを、改めて作品の中に刻もうということですね。予告編を見た人は『宇宙の戦士』だと気づいてくれているようです。「あれ、スタジオぬえのイラストとは違うな」と思ってもらっても構いませんし、もちろん第1作からのファンにも観てほしい。いろんな角度から楽しんでもらいたいですね。

――荒牧監督といえば、メカデザインへのこだわりで有名。序盤から登場するパワードスーツですが、思ったよりもシンプルで驚きました。
荒牧 原作小説でもそうなんですが、パワードスーツは全兵士が着用しているもの。マスプロダクトっぽい感じにしたかったんです。あえて1着1着をヒーローっぽくしませんでした。軍隊みたいに見せたかったんです。その分、後半に登場するマローダー・マーク2はヒーローっぽい押し出し感を打ち出しています。『スターシップ・トゥルーパーズ3』のラストにもマローダーは登場していたので、今回は実写版に負けないものを考えました。メカデザインはゲーム業界でキャリアを積んだ臼井伸二さんにお願いしたんですが、それが良かったように思います。自分が直接手掛けると、どうしてもスタジオぬえのイメージから離れられなかったでしょうから。
■鬼気迫るクライマックス、その製作内情は?
――モーションキャプチャーで撮影されたリアルなフルCGアニメを観ていると、実写とアニメの境界がなくなっているように感じます。
荒牧 どういう風に観ていただいてもいいと思います。キャプチャー技術はハード面もソフト面もずいぶん向上しています。でも実際の仕上げは、アニメーションのスーパーバイザーという担当者がいて、CG臭さが気になるシーンがあると物凄く細かくチェックを入れるんです。人の体の基本的な動きはキャプチャーで表現できるんですが、手首・指先・目線などの動きは後から付けています。「指の角度をあと5度下げてください」「ほんのちょっと戻してください」とスーパーバイザーの指示が非常に細かい(苦笑)。そんなに細かく直しても……と思ったりもするんですが、仕上がった映像を確認すると、すごく自然になっているんです。キャプチャーの動きをそのまま取り込んでいるわけではなく、とても細かいアニメーション的作業も要していますね。
――バグに乗っ取られた宇宙戦艦が地球へ突撃していく後半は、異様な盛り上がり。『スター・ウォーズ』や『エイリアン2』(86)といったハリウッドSF大作、『機動戦士ガンダム』をはじめとする日本の人気アニメのエッセンスを総結集させたような迫力です。
荒牧 そういう風に楽しんでもらえるのが、ボクとしては一番うれしい。極論すると、自分の好きなものしか作れないってことですね(笑)。後半はやりすぎだったかも知れません(苦笑)。正直なところ、製作中は大変なことになりました。宇宙戦艦が地球の大気圏を突破していくシーンは、海外の幾つかのプロダクションに発注していたんですが、ギリギリの段階になって「やっぱりできない」と言われてしまった。「おいおい!」ですよ。それでもう仕方ないんで、社内でやることになったんです。世界を1周して、自分たちのところに戻ってきてしまった(笑)。現場では、みんなブチ切れながら作業していました。自分たちの追い込まれた状況が、作品に反映されているかも知れません(笑)。
■荒牧監督がCGに手を伸ばしたその理由
――バグと人類の壮絶な戦いは、日本のアニメ業界がどうやってこれから生き残っていくのかということも連想させます。言葉を換えれば、アナログ的なものとデジタル的なものとのサバイバル戦争のようにも感じます。

荒牧 なるほど。ボクはかれこれ30年ほどアニメの世界に身を置いています。今でこそ「アニメは日本の誇る人気コンテンツ」なんてもてはやされていますが、ボクがこの世界に入った頃は全然違いました。「いい年して、アニメを見て」と嘲笑されていた時代に、この業界に入ったわけです。これから自分はどうなるんだろうという不安を抱えながら仕事を始めました。それが、今でもこの仕事を続けることができている。それだけで充分に幸せなんです。本当はもっと後進のことも考えないといけないんでしょう。でも、ボクとしては「好きな絵を描いて、お金までもらえるなんて」という感謝の気持ちが今でもあるんですよ(笑)。これからのアニメはこうあるべきとか、大層なことはボクは考えていません。CGアニメを始めたのも、同世代のアニメ作家である河森正治さんや庵野秀明さんには同じ土俵では敵わないと思ったから。他のデザイナーたちより2~3年だけ早くCGアニメに着手しただけ。デジタルかアナログかという意識はなかったですね。ボクの場合はメカデザインを描くことが多かったので、メカは手で描くよりもCGを使ったほうが細かく描けるし、1度モデルを作れば、細かいメカを何十枚も描いてもらう苦労も省けるはず、というシンプルな考えからです。楽できる部分は楽しようと。ガンダムはメカだけどキャラクターでもあるから、あんまりカチッと描くと嫌がるファンもいるので、そういう場合は手描きでもいいと思うんです。要は観てくれる人を楽しませることができるかどうかの問題でしょうね。
――日本のアニメは今後どうなると思いますか?
荒牧 日本のアニメ、特に手描きのアニメーションは作品の量も質も、それを支えるファンの熱意も世界で一番です。作り手の情熱が続いて、ファンが支えてくれれば、この状況は続くでしょう。ただし、その状況がいつまで続くのかはわかりません。その点、ボクはあまり心配していないんです。アナログだろうが、デジタルだろうが、きっと残るものは残るよ、という考え方ですね。
(取材・構成=長野辰次/撮影=市村岬)
『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』
製作総指揮/エド・ニューマイヤー、キャスパー・ヴァン・ディーン 原案/荒牧伸志、ジョセフ・チョウ、河田成人 脚本/フリント・ディル 監督/荒牧伸志 配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 7月21日(土)より新宿ピカデリーほか日本先行公開 <http://www.ssti.jp>
●あらまき・しんじ
1960年、福岡生まれ。メカニックデザイナーとしてアニメ界で頭角を現わす。大型パワードスーツが活躍するオリジナルビデオアニメ『メタルスキンパニックMADOX-01』(88)で監督デビュー。士郎正宗原作による『アップルシード』(04)はフル3DCG、トゥーンシェーディング、モーションキャプチャーを用い、海外でも話題に。続く『エクスマキナ』(07)は『男たちの挽歌』(86)のジョン・ウーがプロデュースを手掛け、世界マーケットに送り出された。松本零士の『宇宙海賊キャプテンハーロック』をフルCGアニメ化した『SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK』が現在製作進行中。

「女性自身」(光文社)8月7日号
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第135回(7/24発売号より)
垂直離着陸輸送機・オスプレイに関し、朝日新聞のスクープが続いている。過去の事故原因の調査報告への圧力の存在、5年で58件もの事故が起きていたにもかかわらず、“重大事故”ではないとして隠蔽していたこと――。原発事故に対する日本政府の隠蔽といい、日本もアメリカも“国家”が嘘をつく、というのは普遍的共通項だ。そんな欠陥オスプレイが日本各地を飛ぶのは確実だろう。原発もオスプレイも“国災”である。
1位「加害少年3人を本誌『家庭訪問』&『追跡調査』少年Cは鼻歌でレゲエ…親も本人も『全員反省なし!』」(「女性自身」8月7日号)
2位「美元が政伸に突きつけた ああ幻の『セレブ生活計画書』」(「週刊女性」8月7日号)
3位「酒井法子 『女優復帰へ…』続く逆風でも“美白肌キープ”真夏の執念」(「女性自身」8月7日号)
【作品名】『処女×童貞カップル☆織姫のロストバージン』 【作者】清水沙斗子
【作品紹介】 初体験同士のH、でもカレが素股でイッちゃった……なかなか言い出せないでいたら、「処女じゃなかったのかよ」って言われてケンカに! もうすぐ文化祭だから、織姫と彦星コスプレでラブラブしようと思ったのに……。仲直りして初Hをちゃんとしたい! その思いを七夕の短冊に書いてみたの。
【サイゾーウーマンリコメンド】処女にとって初戦は「突貫工事」である、そういう作者のメッセージを感じずにはいられない、「戦」感が満点、エロさ皆無の作品でございます。七夕のコスプレのままラブホに駆け込んだり、素股で昇天したり、若さ溢れる彼もなかなかでございます。

『トータル・イクリプス』公式サイトより
力作ぞろいの夏クールアニメの中でも、気合の入りまくった作画といきなり最終回みたいなテンションの高さでアニメファンの度肝を抜いたのが、『トータル・イクリプス』だ。パソコン用恋愛ゲーム『マブラヴ オルタネイティブ』のスピンアウト作品という位置づけだが、キャッキャウフフと美少女たちが乱舞する萌え萌えな内容かというと、さにあらず。
地球外生命体「BETA」の侵攻で絶滅の危機に瀕している人類の存亡をかけた戦いが描かれ、主人公たちが乗り込む、炎の匂いが染み付いて思わずむせてしまいそうな人型ロボット「戦術機」がハイスピードアクションを見せる、リアル系ロボットアニメなのだ!
その第1話、第2話では、日本に上陸したBETAの軍勢を食い止めるために、訓練生ながら戦術機に乗り込んで防衛作戦に参加することになった女子衛士(劇中では戦術機パイロットを「衛士」と呼ぶ)たちの、凄惨な戦いが描かれる。
防衛ラインに設定された京都を舞台に、鉄の塊をぶっ放す戦術機や現代兵器と、人類の抵抗などなんのそのの勢いで驀進してくるBETAの群れが激突する中、初陣の衛士が対BETA戦において生きていられる「8分」というタイムリミットを乗り越えようと、美少女衛士たちが死に物狂いで戦場を駆け抜ける。なんとか問題の8分を乗り越え、キャラクターはもちろん、視聴者もひと安心するわけだが、物語はここからが本番だ。反撃に転じたBETAの猛攻の前に、気を抜いた女学生たちの乗る戦術機が次々と蹂躙されていくのだ。
その描写がまたエグい。悲鳴も上げることなく撃墜されるキャラもいれば、コクピットハッチを強引にこじ開けられゴリゴリムシャムシャと食べられるキャラもいたりと、戦場の悲惨さがこれでもかと描かれるのだ。死にゆく美少女たちを演じる声優陣の演技もすさまじいものがある。狂気に囚われ、ひたすらBETAをナイフでめった刺しにする金元寿子演じる能登和泉の姿や、死を目前にして「殺して!」と泣き叫ぶ植田佳奈演じるクール系美少女の山城上総と、絶叫しつつ彼女を銃で撃ち抜こうとする中原麻衣演じる篁唯依の掛け合いは鳥肌モノ。
冒頭で「美少女たちが乱舞する萌えアニメではない」旨の解説をしたものの、二次元キャラたちが表情をゆがめてあらわにする生々しい人間の感情が噴出し始める第2話は、ある意味、非常にセクシャルで、ともすればちょっぴりアブない性癖を喚起してしまいそうなほどの迫力と魅力に満ち溢れている。
閑話休題だが、ロボットアニメはその誕生の瞬間より「男子の身体拡張願望」を描き続けてきたジャンルだといえる。例を挙げるならば、『マジンガーZ』は「兜甲児がマジンガーZの脳となることで、巨大な力を制御下に置く」という分かりやすい形でそれを示してくれたし、『機動戦士ガンダム』では、「未成熟な少年であるアムロ・レイが父親的存在を乗り越えていくための武装としてガンダムを操る」という、思春期の少年の成長を結びつけて描き出し、『ターンエーガンダム』では立派にそそり立つ男性器を模したコクピットまで登場。そんな「男の子の乗り物」であり、「願望」であり、「象徴」であるスーパーロボットに美少女が乗るという行為は、それだけでエロティックなメタファーを多分に含んでいる、といえる。
だからこそ、スーパーロボットに乗る美少女たちはそれだけで魅力的だし、僕らはそんな彼女たちが追い詰められていく姿にサディスティックな興奮を覚えるのだろう。この「美少女がロボットに乗り込むこと」に対するアブノーマルな感情と欲求を隠すことなくさらけ出した『トータル・イクリプス』第1話、第2話には全力でスタンディング・オベーションを送りたい。
ただ、当初本作の監督を務めていた稲垣隆行氏は、この第1話、第2話に全力投球しすぎたため、第3話以降の制作スケジュールを圧迫。第10話より稲垣氏は脚本・シリーズ構成に集中。それまで副監督を務めていた安藤正臣氏が監督を引き継ぐことが発表された(表記は第3話より変更になっている)。このスタッフ交代劇が今後、作品にどのような影響を与えるのかはまだ分からないが、願わくば第1話、第2話で見せたような、思い切りフェティッシュで過剰な演出はそのままに、もうちょっとだけ作画を安定させて、より視聴者の煩悩を刺激する映像を見せてほしい。
(文=龍崎珠樹)
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