持っててよかった探偵マニュアル~モデルガン編~
何気なく生きてるこの日常。しかし日常には色んな危険が潜んでいます。ほら、街を歩いているだけで いきなり法律的に多少やばいレベルに改造したモデルガンで撃たれることも でも! あだだだだだ!! 彼は無事でした 何故なら彼は、胸に一冊の完全探偵マニュアルを持っていたからです 持っててよかった完全探偵マニュアル!!

「ん? おいらも聞いてない」
4月クールで放送された嵐・大野智主演の連続ドラマ『鍵のかかった部屋』(フジテレビ系)。SMAP・中居正広主演の『ATARU』(TBS系)と視聴率でトップ争いを繰り広げていた話題のこのドラマに、「映画化決定」という情報が流れている。
同作は恋愛ドラマのイメージが根強い「月9」としては珍しく、密室をテーマにした本格的サスペンスで、大野は警備会社に勤める鍵マニアの青年を演じた。大野の代表作ともいえる『怪物くん』(日本テレビ系)とは打って変わって、無表情で淡々と密室トリックを暴く姿が好評を博し、平均視聴率は春ドラマでトップの16.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得した。

『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。
『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』(TBSラジオ 土曜深夜1:00~3:00)は、『キングオブコント2010』で上位に大差をつけ断トツの8位(決勝8組中、とはいえ総勢3,009組中)を獲得したエレキコミックの2人(やついいちろう、今立進)と、ラーメンズの「ルックス的にはラーメンズだが創作的にはラーメンズじゃないほう(=髪型はラーメンだがネタを作ってないほう)」こと片桐仁による、3人組コントユニットが送る深夜のラジオ番組である。この番組こそ、いま最も最小単位で色濃く「集団的な笑い」を実現している番組だといえる。
では、「集団的な笑い」とは何か? それは、よりメジャーな笑いのフィールドであるところの、テレビの世界を席巻している潮流である。『エンタの神様』(日本テレビ系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)全盛の時代には、何よりも個々の強烈なキャラクターがもてはやされた。しかし、「ひな壇上の連携プレー」という型を確立した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が人気を博して以降、テレビの笑いは、いつの間にか集団のものになった。逆に、あまた出現していたキャラ芸人たちは集団の中で機能せず、次々と消えていった。個人技よりもチームワークの時代の到来である。ただし一方で、多くの番組が『アメトーーク!』的なスタイルを取り入れながらも、本家以上の笑いを生み出せていないという現実もある。
一方で、実はサッカーの世界でも、近年同様のことが起こっていた。2006年に日本代表監督に就任したイビチャ・オシムは、代表選手の選考基準として「ポリバレント」という言葉を用いた。これは「1人の選手が複数の役割を担う」という意味であり、同時に彼は、「コレクティブ(集団的な)」という言葉もよく使っていた。両者はつまり同じことを意味しており、集団的であるためには、1人の選手が複数のポジションをこなす必要があるということでもある。ただゴール前に突っ立って、ボールが来たときのみ派手な個人技を披露する古典的なストライカーは、チームプレーを阻害するとして、代表から外された。ディフェンダーも機を見て攻撃参加し時にはシュートを打ち、センターフォワードも状況によってはディフェンスラインまで下がって献身的な守備をすることが求められた。今の日本代表にその哲学が受け継がれているかは正直半信半疑だが、スペイン代表はまさにそれを突き詰めた集団的フットボールで、2010年のW杯と2008/2012年の欧州選手権を制するという快挙を成し遂げた。
つまり、いま主流の「集団的な笑い」を実現するためには、個々の芸人が自らのキャラにこだわらず、状況に応じて複数の役割をこなす必要がある。「ボケ」や「ツッコミ」といった明確な役割分担はもはや意味をなさず、現代サッカーのように流動的に、シーンに応じて役割を瞬間ごとに入れ替えながら、集団の関係性の中で笑いを生み出すプレーが求められる。
それがいま、ラジオ界でも同様の現象が起こっているのだ。『エレ片のコント太郎』は、2006年の番組開始当初はラジオコントを中心にした番組だったためこのような番組名になっているが、わりと早い段階でコントは皆無になり、3人のトークとネタコーナーが中心の番組構成となった。番組内のジングルでも自称しているように、一言で言えば毎回が「修学旅行気分」の番組である。といっても、「友達だと思っていた女子から不意に告白される」というようなリア充方面ではなく、「映画村で不良に絡まれる」「枕投げでそこそこの怪我をする」「なんとかして女風呂を覗こうと試みるも、体育教師に見つかってひと晩中正座」といった方向の、「リアルで卑屈」な修学旅行気分のほうなので圧倒的に信頼できる。
トークは毎回、基本的にエレキコミックのボケ担当であるやついいちろうが中心になって開始されるが、聴き手が2人いることもあって、さまざまな茶々がそこかしこに差し挟まれ、話が直線的に進むことはまずあり得ない。3人がめまぐるしくポジションチェンジを繰り返し、さっきまで笑っていた側の者が、気づけばいつの間にか笑われている。2人対1人で議論(といっても、個性的な自慰行為の手法など)を戦わせていたものが、いつの間にか1対2に形勢逆転していたり、イジられる対象の1人が別の人間にすっかりすり替わっていたりする。
この流動性こそまさに、「ポリバレント」かつ「コレクティブ」な、いま最も進化した笑いの真髄であり、面白さは3人の関係性の中から、想定外のタイミングでひょこひょこと生まれてくる。逆にいえばリスナーには、その突発的な面白さを捕まえ続ける集中力が要求される。
ある回では、やついのことを「バカ」と言った片桐が、逆にやついから「バカ」と言い返された途端、「バカって言うなー!」と叫んで駄々っ子のように泣き出すという、想定外の急展開で立場があべこべになる瞬間が生まれた。これはもはや修学旅行気分というか、まさに中学生の感覚でしか説明できない極限の笑いだろう。「ただふざけてるだけ」に聞こえる笑いこそが、最も純粋な笑いなのだ。「好きなタイプは?」という質問に対し、軽々しく「少年の心を持った男性が好き」と答える夢見がちな女性には、このあまりに青少年ど真ん中なやりとりを聴かせて、「これでもか!」とぜひ訊いてみたい名場面である。
いつ誰が笑いの対象になるのかわからない。誰が何をどう笑っても、面白ければ構わない。そんな不安定な状況の中から生まれる笑いは、予測不能だからこそ、この上なくリアルなものとして響く。そして、その「上がりが読めない」現実を、期待を込めて見守るという懐の深さが、ラジオの文化として確かにある。企画書的な予定調和の笑いからは対極にあるそんな空気の中でこそ、「集団的な笑い」は自由を獲得し本領を発揮する。『エレ片』とは、いま最も(いや開始当初からずっと)ラジオの可能性を感じさせてくれる番組である。
(文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>)

『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。
『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』(TBSラジオ 土曜深夜1:00~3:00)は、『キングオブコント2010』で上位に大差をつけ断トツの8位(決勝8組中、とはいえ総勢3,009組中)を獲得したエレキコミックの2人(やついいちろう、今立進)と、ラーメンズの「ルックス的にはラーメンズだが創作的にはラーメンズじゃないほう(=髪型はラーメンだがネタを作ってないほう)」こと片桐仁による、3人組コントユニットが送る深夜のラジオ番組である。この番組こそ、いま最も最小単位で色濃く「集団的な笑い」を実現している番組だといえる。
では、「集団的な笑い」とは何か? それは、よりメジャーな笑いのフィールドであるところの、テレビの世界を席巻している潮流である。『エンタの神様』(日本テレビ系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)全盛の時代には、何よりも個々の強烈なキャラクターがもてはやされた。しかし、「ひな壇上の連携プレー」という型を確立した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が人気を博して以降、テレビの笑いは、いつの間にか集団のものになった。逆に、あまた出現していたキャラ芸人たちは集団の中で機能せず、次々と消えていった。個人技よりもチームワークの時代の到来である。ただし一方で、多くの番組が『アメトーーク!』的なスタイルを取り入れながらも、本家以上の笑いを生み出せていないという現実もある。
一方で、実はサッカーの世界でも、近年同様のことが起こっていた。2006年に日本代表監督に就任したイビチャ・オシムは、代表選手の選考基準として「ポリバレント」という言葉を用いた。これは「1人の選手が複数の役割を担う」という意味であり、同時に彼は、「コレクティブ(集団的な)」という言葉もよく使っていた。両者はつまり同じことを意味しており、集団的であるためには、1人の選手が複数のポジションをこなす必要があるということでもある。ただゴール前に突っ立って、ボールが来たときのみ派手な個人技を披露する古典的なストライカーは、チームプレーを阻害するとして、代表から外された。ディフェンダーも機を見て攻撃参加し時にはシュートを打ち、センターフォワードも状況によってはディフェンスラインまで下がって献身的な守備をすることが求められた。今の日本代表にその哲学が受け継がれているかは正直半信半疑だが、スペイン代表はまさにそれを突き詰めた集団的フットボールで、2010年のW杯と2008/2012年の欧州選手権を制するという快挙を成し遂げた。
つまり、いま主流の「集団的な笑い」を実現するためには、個々の芸人が自らのキャラにこだわらず、状況に応じて複数の役割をこなす必要がある。「ボケ」や「ツッコミ」といった明確な役割分担はもはや意味をなさず、現代サッカーのように流動的に、シーンに応じて役割を瞬間ごとに入れ替えながら、集団の関係性の中で笑いを生み出すプレーが求められる。
それがいま、ラジオ界でも同様の現象が起こっているのだ。『エレ片のコント太郎』は、2006年の番組開始当初はラジオコントを中心にした番組だったためこのような番組名になっているが、わりと早い段階でコントは皆無になり、3人のトークとネタコーナーが中心の番組構成となった。番組内のジングルでも自称しているように、一言で言えば毎回が「修学旅行気分」の番組である。といっても、「友達だと思っていた女子から不意に告白される」というようなリア充方面ではなく、「映画村で不良に絡まれる」「枕投げでそこそこの怪我をする」「なんとかして女風呂を覗こうと試みるも、体育教師に見つかってひと晩中正座」といった方向の、「リアルで卑屈」な修学旅行気分のほうなので圧倒的に信頼できる。
トークは毎回、基本的にエレキコミックのボケ担当であるやついいちろうが中心になって開始されるが、聴き手が2人いることもあって、さまざまな茶々がそこかしこに差し挟まれ、話が直線的に進むことはまずあり得ない。3人がめまぐるしくポジションチェンジを繰り返し、さっきまで笑っていた側の者が、気づけばいつの間にか笑われている。2人対1人で議論(といっても、個性的な自慰行為の手法など)を戦わせていたものが、いつの間にか1対2に形勢逆転していたり、イジられる対象の1人が別の人間にすっかりすり替わっていたりする。
この流動性こそまさに、「ポリバレント」かつ「コレクティブ」な、いま最も進化した笑いの真髄であり、面白さは3人の関係性の中から、想定外のタイミングでひょこひょこと生まれてくる。逆にいえばリスナーには、その突発的な面白さを捕まえ続ける集中力が要求される。
ある回では、やついのことを「バカ」と言った片桐が、逆にやついから「バカ」と言い返された途端、「バカって言うなー!」と叫んで駄々っ子のように泣き出すという、想定外の急展開で立場があべこべになる瞬間が生まれた。これはもはや修学旅行気分というか、まさに中学生の感覚でしか説明できない極限の笑いだろう。「ただふざけてるだけ」に聞こえる笑いこそが、最も純粋な笑いなのだ。「好きなタイプは?」という質問に対し、軽々しく「少年の心を持った男性が好き」と答える夢見がちな女性には、このあまりに青少年ど真ん中なやりとりを聴かせて、「これでもか!」とぜひ訊いてみたい名場面である。
いつ誰が笑いの対象になるのかわからない。誰が何をどう笑っても、面白ければ構わない。そんな不安定な状況の中から生まれる笑いは、予測不能だからこそ、この上なくリアルなものとして響く。そして、その「上がりが読めない」現実を、期待を込めて見守るという懐の深さが、ラジオの文化として確かにある。企画書的な予定調和の笑いからは対極にあるそんな空気の中でこそ、「集団的な笑い」は自由を獲得し本領を発揮する。『エレ片』とは、いま最も(いや開始当初からずっと)ラジオの可能性を感じさせてくれる番組である。
(文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>)

『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。
『JUNKサタデー エレ片のコント太郎』(TBSラジオ 土曜深夜1:00~3:00)は、『キングオブコント2010』で上位に大差をつけ断トツの8位(決勝8組中、とはいえ総勢3,009組中)を獲得したエレキコミックの2人(やついいちろう、今立進)と、ラーメンズの「ルックス的にはラーメンズだが創作的にはラーメンズじゃないほう(=髪型はラーメンだがネタを作ってないほう)」こと片桐仁による、3人組コントユニットが送る深夜のラジオ番組である。この番組こそ、いま最も最小単位で色濃く「集団的な笑い」を実現している番組だといえる。
では、「集団的な笑い」とは何か? それは、よりメジャーな笑いのフィールドであるところの、テレビの世界を席巻している潮流である。『エンタの神様』(日本テレビ系)や『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)全盛の時代には、何よりも個々の強烈なキャラクターがもてはやされた。しかし、「ひな壇上の連携プレー」という型を確立した『アメトーーク!』(テレビ朝日系)が人気を博して以降、テレビの笑いは、いつの間にか集団のものになった。逆に、あまた出現していたキャラ芸人たちは集団の中で機能せず、次々と消えていった。個人技よりもチームワークの時代の到来である。ただし一方で、多くの番組が『アメトーーク!』的なスタイルを取り入れながらも、本家以上の笑いを生み出せていないという現実もある。
一方で、実はサッカーの世界でも、近年同様のことが起こっていた。2006年に日本代表監督に就任したイビチャ・オシムは、代表選手の選考基準として「ポリバレント」という言葉を用いた。これは「1人の選手が複数の役割を担う」という意味であり、同時に彼は、「コレクティブ(集団的な)」という言葉もよく使っていた。両者はつまり同じことを意味しており、集団的であるためには、1人の選手が複数のポジションをこなす必要があるということでもある。ただゴール前に突っ立って、ボールが来たときのみ派手な個人技を披露する古典的なストライカーは、チームプレーを阻害するとして、代表から外された。ディフェンダーも機を見て攻撃参加し時にはシュートを打ち、センターフォワードも状況によってはディフェンスラインまで下がって献身的な守備をすることが求められた。今の日本代表にその哲学が受け継がれているかは正直半信半疑だが、スペイン代表はまさにそれを突き詰めた集団的フットボールで、2010年のW杯と2008/2012年の欧州選手権を制するという快挙を成し遂げた。
つまり、いま主流の「集団的な笑い」を実現するためには、個々の芸人が自らのキャラにこだわらず、状況に応じて複数の役割をこなす必要がある。「ボケ」や「ツッコミ」といった明確な役割分担はもはや意味をなさず、現代サッカーのように流動的に、シーンに応じて役割を瞬間ごとに入れ替えながら、集団の関係性の中で笑いを生み出すプレーが求められる。
それがいま、ラジオ界でも同様の現象が起こっているのだ。『エレ片のコント太郎』は、2006年の番組開始当初はラジオコントを中心にした番組だったためこのような番組名になっているが、わりと早い段階でコントは皆無になり、3人のトークとネタコーナーが中心の番組構成となった。番組内のジングルでも自称しているように、一言で言えば毎回が「修学旅行気分」の番組である。といっても、「友達だと思っていた女子から不意に告白される」というようなリア充方面ではなく、「映画村で不良に絡まれる」「枕投げでそこそこの怪我をする」「なんとかして女風呂を覗こうと試みるも、体育教師に見つかってひと晩中正座」といった方向の、「リアルで卑屈」な修学旅行気分のほうなので圧倒的に信頼できる。
トークは毎回、基本的にエレキコミックのボケ担当であるやついいちろうが中心になって開始されるが、聴き手が2人いることもあって、さまざまな茶々がそこかしこに差し挟まれ、話が直線的に進むことはまずあり得ない。3人がめまぐるしくポジションチェンジを繰り返し、さっきまで笑っていた側の者が、気づけばいつの間にか笑われている。2人対1人で議論(といっても、個性的な自慰行為の手法など)を戦わせていたものが、いつの間にか1対2に形勢逆転していたり、イジられる対象の1人が別の人間にすっかりすり替わっていたりする。
この流動性こそまさに、「ポリバレント」かつ「コレクティブ」な、いま最も進化した笑いの真髄であり、面白さは3人の関係性の中から、想定外のタイミングでひょこひょこと生まれてくる。逆にいえばリスナーには、その突発的な面白さを捕まえ続ける集中力が要求される。
ある回では、やついのことを「バカ」と言った片桐が、逆にやついから「バカ」と言い返された途端、「バカって言うなー!」と叫んで駄々っ子のように泣き出すという、想定外の急展開で立場があべこべになる瞬間が生まれた。これはもはや修学旅行気分というか、まさに中学生の感覚でしか説明できない極限の笑いだろう。「ただふざけてるだけ」に聞こえる笑いこそが、最も純粋な笑いなのだ。「好きなタイプは?」という質問に対し、軽々しく「少年の心を持った男性が好き」と答える夢見がちな女性には、このあまりに青少年ど真ん中なやりとりを聴かせて、「これでもか!」とぜひ訊いてみたい名場面である。
いつ誰が笑いの対象になるのかわからない。誰が何をどう笑っても、面白ければ構わない。そんな不安定な状況の中から生まれる笑いは、予測不能だからこそ、この上なくリアルなものとして響く。そして、その「上がりが読めない」現実を、期待を込めて見守るという懐の深さが、ラジオの文化として確かにある。企画書的な予定調和の笑いからは対極にあるそんな空気の中でこそ、「集団的な笑い」は自由を獲得し本領を発揮する。『エレ片』とは、いま最も(いや開始当初からずっと)ラジオの可能性を感じさせてくれる番組である。
(文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>)

おでこを出す、出さないで、
運気は大きく左右されます
『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)の「やってはいけない風水」に登場している風水師・祈優先生が、人気ショップに潜入して、働くオンナたちのファッ ション・身だしなみ・メイクなどを風水目線でチェック! 辛口トークで、仕事ができる人・できない人をバッサリとなぎ倒していきます。
■今回の潜入場所
資生堂(松屋銀座 1階コスメ売り場)
今回は、松屋銀座のコスメ売り場「資生堂」に潜入。資生堂の制服は風水的にいけている? 彼女たちの髪型とメイクで、できる女orできない女を見分けましょう!
土曜日の松屋銀座は混んでいるわね〜。さぁ、今回は、どのブランドの店員さんをチェックしようかしら? あら、銀座マダムたちが、コスメ売り場に集まっているわ。今日は、特にセレブなお客さんがたくさん入っている資生堂にしましょう。では、潜入よ!
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須藤元気が止まらない。 格闘技界を引退した”変幻自在のトリックスター”須藤元気によって、2009年に結成された7人組のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」。ポップなダンスミュージックと見る者を異次元に導くロボットダンスで構成される独特な世界観は、世間の注目を集め、YouTubeで公開したPVの再生数はのべ2000万超を記録。海外のイベントでもパフォーマンスを行うなど、その勢いは加速している。 そんなWORLD ORDERが、待望の2ndアルバム『2012』をリリースする。リードトラック「2012」の導入では、「つみ重ねた歴史が終わりを告げ 文明周期の記憶よみがえる……」と、いきなり”世界の終わり”を宣言し、PV撮影もメキシコの古代遺跡で敢行するなど、マヤ文明の2012年世界終末論を強く意識しているのが感じられる。さらに、神話的モチーフがちりばめられた「AQUARIUS」では、PVの舞台に京都の寺社を据え、ロボットダンスで魅せる非日常の映像世界は宗教的ですらある。 以前より傾倒していた精神世界の影響が色濃く出ている印象だが、作詞作曲を手がけた須藤元気は現代社会に何を啓示しようとしているのか? 「僕は12年を時代の転換点だととらえています。現在、個人も社会も『変わらないといけない』という潜在的な想いを抱えています。日本の年間の自殺者数が3万人。1日に約100人が自ら命を絶つ日本の現状って、明らかに何かがおかしいですよね。モノが人を幸せにする時代が終わって、目に見えない何か、例えば心地いい空気を仲間と共有したりすることが価値を持ち始めているのを感じます。物質至上主義から精神の時代へ、世界が動きだしていることを、このアルバムで伝えたいですね」 11年の東日本大震災も、アルバムの世界観に大きく影響を与えている。須藤は震災後、東北復興支援団体「Team WE ARE ALL ONE」を結成し、ボランティア活動に従事した。ひとりのファンから寄付金を託されたことと、「何かしなければ」という自分の気持ちが共鳴し、4月の段階で宮城県石巻市へ。がれき撤去作業の傍ら、家が流された人や家族と悲しみの対面をした人と直接話し、時に涙を流した。 「モノに執着することの無意味さを、あらためて痛感しました。また、制御不能な原発に依存する日本の現状にも疑問を感じました」 震災ボランティアに象徴されるように、須藤はずっとリアルな人とのつながりを大切にしてきた。それを示すように、WORLD ORDERが発足当時より情報発信の主戦場として選んできたのは、ネットの世界。PVをYouTubeで公開し、ファンの心をダイレクトにつかんでいる。 「テレビは今も巨大なメディアですが、リアルなことを伝えられるかというと疑問です。広告費などで内容が左右されるという話も聞きます。しかも、テレビだと発信先が固定化されていて、国内の音楽ファンにしか届かない。その点、ネットには国境もジャンルの壁もありません。いいものを発信すれば、世界中の人がすぐに反応してくれますからね」 目の前の世界を疑え。須藤は、自身の著書でも繰り返しそう述べてきた。既存の枠組みが大きく変わろうとしている現代で、大切なのは状況よりも「あり方」。自分のあり方次第で、世界は新しい一面を見せてくれる。「時代の転換点」で須藤が本当に伝えたいのは、そんなメッセージだという。 「世界は、いわば自分の意識を投影したもの。自分が変われば、世界は変わるんです。大切なのは言葉。人には3つの構成要素があって、それは『思考・言葉・行為』。思考は簡単に変わりませんが、言葉は明日からでも変えられます。僕も『ミュージシャンになる』と言葉にしたことで、周りの状況が変わり、自分の意識も変わりました。言葉ってエネルギーなんです。エネルギーっていうのは……」 須藤元気が止まらない。 (文/丸茂アンテナ) WORLD ORDER 須藤元気が立ち上げたパフォーマンスユニット。09年12月にiTunes先行配信で「WORLD ORDER」を発表し、10年7月に同名のアルバムでデビュー。須藤元気と6名のダンサーでつくり上げる独創的な世界観は、国内外で高く評価されている。12年3月には、640人の一般参加のダンサーと共に、ロボットダンスを踊り、大人数ロボットダンスのギネス認定記録を樹立した。(写真/三浦太輔 go relax E more)
『2012』 WORLD ORDERの2ndアルバム。未発表MVやメイキング映像も収録したBlu-ray/DVD+CDの2枚組。Blu-ray/DVDは、YouTubeで先行公開されている「2012」「MACHINE CIVILIZATION」「AQUARIUS」に加え、メンバーがホストに扮するコミカルな「CHANGE YOUR LIFE」など、全5曲。CDには未発表曲「HELLO ATLANTIS」を含む全7曲が収録されている。世界が熱視線を送る異次元のパフォーマンスを体感したい。 発売:ポニーキャニオン 価格:Blu-ray+CD/4935円(税込)DVD+CD/3990円(税込)発売日:6月20日 (衣装協力/D’URBAN、azabu tailor)
■「サイゾーpremium」とは? 雑誌「サイゾー」のほぼ全記事が、
須藤元気が止まらない。 格闘技界を引退した”変幻自在のトリックスター”須藤元気によって、2009年に結成された7人組のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」。ポップなダンスミュージックと見る者を異次元に導くロボットダンスで構成される独特な世界観は、世間の注目を集め、YouTubeで公開したPVの再生数はのべ2000万超を記録。海外のイベントでもパフォーマンスを行うなど、その勢いは加速している。 そんなWORLD ORDERが、待望の2ndアルバム『2012』をリリースする。リードトラック「2012」の導入では、「つみ重ねた歴史が終わりを告げ 文明周期の記憶よみがえる……」と、いきなり”世界の終わり”を宣言し、PV撮影もメキシコの古代遺跡で敢行するなど、マヤ文明の2012年世界終末論を強く意識しているのが感じられる。さらに、神話的モチーフがちりばめられた「AQUARIUS」では、PVの舞台に京都の寺社を据え、ロボットダンスで魅せる非日常の映像世界は宗教的ですらある。 以前より傾倒していた精神世界の影響が色濃く出ている印象だが、作詞作曲を手がけた須藤元気は現代社会に何を啓示しようとしているのか? 「僕は12年を時代の転換点だととらえています。現在、個人も社会も『変わらないといけない』という潜在的な想いを抱えています。日本の年間の自殺者数が3万人。1日に約100人が自ら命を絶つ日本の現状って、明らかに何かがおかしいですよね。モノが人を幸せにする時代が終わって、目に見えない何か、例えば心地いい空気を仲間と共有したりすることが価値を持ち始めているのを感じます。物質至上主義から精神の時代へ、世界が動きだしていることを、このアルバムで伝えたいですね」 11年の東日本大震災も、アルバムの世界観に大きく影響を与えている。須藤は震災後、東北復興支援団体「Team WE ARE ALL ONE」を結成し、ボランティア活動に従事した。ひとりのファンから寄付金を託されたことと、「何かしなければ」という自分の気持ちが共鳴し、4月の段階で宮城県石巻市へ。がれき撤去作業の傍ら、家が流された人や家族と悲しみの対面をした人と直接話し、時に涙を流した。 「モノに執着することの無意味さを、あらためて痛感しました。また、制御不能な原発に依存する日本の現状にも疑問を感じました」 震災ボランティアに象徴されるように、須藤はずっとリアルな人とのつながりを大切にしてきた。それを示すように、WORLD ORDERが発足当時より情報発信の主戦場として選んできたのは、ネットの世界。PVをYouTubeで公開し、ファンの心をダイレクトにつかんでいる。 「テレビは今も巨大なメディアですが、リアルなことを伝えられるかというと疑問です。広告費などで内容が左右されるという話も聞きます。しかも、テレビだと発信先が固定化されていて、国内の音楽ファンにしか届かない。その点、ネットには国境もジャンルの壁もありません。いいものを発信すれば、世界中の人がすぐに反応してくれますからね」 目の前の世界を疑え。須藤は、自身の著書でも繰り返しそう述べてきた。既存の枠組みが大きく変わろうとしている現代で、大切なのは状況よりも「あり方」。自分のあり方次第で、世界は新しい一面を見せてくれる。「時代の転換点」で須藤が本当に伝えたいのは、そんなメッセージだという。 「世界は、いわば自分の意識を投影したもの。自分が変われば、世界は変わるんです。大切なのは言葉。人には3つの構成要素があって、それは『思考・言葉・行為』。思考は簡単に変わりませんが、言葉は明日からでも変えられます。僕も『ミュージシャンになる』と言葉にしたことで、周りの状況が変わり、自分の意識も変わりました。言葉ってエネルギーなんです。エネルギーっていうのは……」 須藤元気が止まらない。 (文/丸茂アンテナ) WORLD ORDER 須藤元気が立ち上げたパフォーマンスユニット。09年12月にiTunes先行配信で「WORLD ORDER」を発表し、10年7月に同名のアルバムでデビュー。須藤元気と6名のダンサーでつくり上げる独創的な世界観は、国内外で高く評価されている。12年3月には、640人の一般参加のダンサーと共に、ロボットダンスを踊り、大人数ロボットダンスのギネス認定記録を樹立した。(写真/三浦太輔 go relax E more)
『2012』 WORLD ORDERの2ndアルバム。未発表MVやメイキング映像も収録したBlu-ray/DVD+CDの2枚組。Blu-ray/DVDは、YouTubeで先行公開されている「2012」「MACHINE CIVILIZATION」「AQUARIUS」に加え、メンバーがホストに扮するコミカルな「CHANGE YOUR LIFE」など、全5曲。CDには未発表曲「HELLO ATLANTIS」を含む全7曲が収録されている。世界が熱視線を送る異次元のパフォーマンスを体感したい。 発売:ポニーキャニオン 価格:Blu-ray+CD/4935円(税込)DVD+CD/3990円(税込)発売日:6月20日 (衣装協力/D’URBAN、azabu tailor)
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須藤元気が止まらない。 格闘技界を引退した”変幻自在のトリックスター”須藤元気によって、2009年に結成された7人組のダンスパフォーマンスユニット「WORLD ORDER」。ポップなダンスミュージックと見る者を異次元に導くロボットダンスで構成される独特な世界観は、世間の注目を集め、YouTubeで公開したPVの再生数はのべ2000万超を記録。海外のイベントでもパフォーマンスを行うなど、その勢いは加速している。 そんなWORLD ORDERが、待望の2ndアルバム『2012』をリリースする。リードトラック「2012」の導入では、「つみ重ねた歴史が終わりを告げ 文明周期の記憶よみがえる……」と、いきなり”世界の終わり”を宣言し、PV撮影もメキシコの古代遺跡で敢行するなど、マヤ文明の2012年世界終末論を強く意識しているのが感じられる。さらに、神話的モチーフがちりばめられた「AQUARIUS」では、PVの舞台に京都の寺社を据え、ロボットダンスで魅せる非日常の映像世界は宗教的ですらある。 以前より傾倒していた精神世界の影響が色濃く出ている印象だが、作詞作曲を手がけた須藤元気は現代社会に何を啓示しようとしているのか? 「僕は12年を時代の転換点だととらえています。現在、個人も社会も『変わらないといけない』という潜在的な想いを抱えています。日本の年間の自殺者数が3万人。1日に約100人が自ら命を絶つ日本の現状って、明らかに何かがおかしいですよね。モノが人を幸せにする時代が終わって、目に見えない何か、例えば心地いい空気を仲間と共有したりすることが価値を持ち始めているのを感じます。物質至上主義から精神の時代へ、世界が動きだしていることを、このアルバムで伝えたいですね」 11年の東日本大震災も、アルバムの世界観に大きく影響を与えている。須藤は震災後、東北復興支援団体「Team WE ARE ALL ONE」を結成し、ボランティア活動に従事した。ひとりのファンから寄付金を託されたことと、「何かしなければ」という自分の気持ちが共鳴し、4月の段階で宮城県石巻市へ。がれき撤去作業の傍ら、家が流された人や家族と悲しみの対面をした人と直接話し、時に涙を流した。 「モノに執着することの無意味さを、あらためて痛感しました。また、制御不能な原発に依存する日本の現状にも疑問を感じました」 震災ボランティアに象徴されるように、須藤はずっとリアルな人とのつながりを大切にしてきた。それを示すように、WORLD ORDERが発足当時より情報発信の主戦場として選んできたのは、ネットの世界。PVをYouTubeで公開し、ファンの心をダイレクトにつかんでいる。 「テレビは今も巨大なメディアですが、リアルなことを伝えられるかというと疑問です。広告費などで内容が左右されるという話も聞きます。しかも、テレビだと発信先が固定化されていて、国内の音楽ファンにしか届かない。その点、ネットには国境もジャンルの壁もありません。いいものを発信すれば、世界中の人がすぐに反応してくれますからね」 目の前の世界を疑え。須藤は、自身の著書でも繰り返しそう述べてきた。既存の枠組みが大きく変わろうとしている現代で、大切なのは状況よりも「あり方」。自分のあり方次第で、世界は新しい一面を見せてくれる。「時代の転換点」で須藤が本当に伝えたいのは、そんなメッセージだという。 「世界は、いわば自分の意識を投影したもの。自分が変われば、世界は変わるんです。大切なのは言葉。人には3つの構成要素があって、それは『思考・言葉・行為』。思考は簡単に変わりませんが、言葉は明日からでも変えられます。僕も『ミュージシャンになる』と言葉にしたことで、周りの状況が変わり、自分の意識も変わりました。言葉ってエネルギーなんです。エネルギーっていうのは……」 須藤元気が止まらない。 (文/丸茂アンテナ) WORLD ORDER 須藤元気が立ち上げたパフォーマンスユニット。09年12月にiTunes先行配信で「WORLD ORDER」を発表し、10年7月に同名のアルバムでデビュー。須藤元気と6名のダンサーでつくり上げる独創的な世界観は、国内外で高く評価されている。12年3月には、640人の一般参加のダンサーと共に、ロボットダンスを踊り、大人数ロボットダンスのギネス認定記録を樹立した。(写真/三浦太輔 go relax E more)
『2012』 WORLD ORDERの2ndアルバム。未発表MVやメイキング映像も収録したBlu-ray/DVD+CDの2枚組。Blu-ray/DVDは、YouTubeで先行公開されている「2012」「MACHINE CIVILIZATION」「AQUARIUS」に加え、メンバーがホストに扮するコミカルな「CHANGE YOUR LIFE」など、全5曲。CDには未発表曲「HELLO ATLANTIS」を含む全7曲が収録されている。世界が熱視線を送る異次元のパフォーマンスを体感したい。 発売:ポニーキャニオン 価格:Blu-ray+CD/4935円(税込)DVD+CD/3990円(税込)発売日:6月20日 (衣装協力/D’URBAN、azabu tailor)
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