
机がきれいな人=仕事ができる人、
というわけでもないようですよ
職場のデスク周りは、その人の小宇宙。日頃の行動や性格パターン、考え方などが反映されます。そのため、ぱっと見で感じる印象だけではなく、その人の隠された心理などもわかってしまうのです。職場のあの人、この人を想い浮かべながら、デスク周りの環境から隠された性格を見てみましょう!
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CCC公式サイトより
4日、佐賀県武雄市が市立図書館の運営を、レンタルビデオ店「TSUTAYA」を所有する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)に委託する計画を発表した。市の狙いは、年中無休の開館、雑誌や文具の販売コーナー、カフェの設置といった利便性を向上させつつ、運営費を削減できることだ。ところが、この事業には図書館の存在意義を崩壊させる危険性があり、早くも図書館関係者から異議の声が上がっている。
この新たな図書館の構想でもっとも問題視されているのが、利用者の貸し出し履歴の取り扱いだ。同市の構想では、貸し出しカードもTポイントカードに置き換えるという。図書館を利用するだけでTポイントが貯まるのは、一見、オイシイ話に思える。ところが、ここで問題が発生する。Tポイントカードの利用規約では、利用者の購買履歴が記録され、CCC以外の事業者に提供されることになっているのだ。
利用者の個人情報を守ることは、図書館にとってもっとも重要なこと。図書館の基本原則を定めた「図書館の自由に関する宣言」では、資料収集の自由、資料提供の自由、検閲への反対と並んで「利用者の秘密を守る」ことが掲げられている。
利用者の貸し出し履歴は、個人の嗜好や政治信条などを調べる情報となり得るため、決して外部に明らかにしてはならないことは図書館関係者にとっては常識だ。貸し出し履歴自体、貸し出し中は誰が借りているかを図書館は把握しているが、それを外部に漏らすことはないし、返却後は速やかに破棄されるシステムになっている。名作映画『耳をすませば』(近藤喜文監督)では、一昔前の本に挿された貸し出しカードに名前を記入するシステムが物語のカギになっているわけだが、現実に物語のようなことが起きたら大問題である。
つまり図書館にとって、利用者が国家権力から個人に至るまで、ほかの誰にも自分がどんな本を読んでいるかを知られないことを保障するのは当たり前のこと。たとえ国家権力であっても、おいそれと図書館の利用者情報を入手することはできない。1995年の地下鉄サリン事件の際に警視庁は国立国会図書館利用者のデータを大量に押収したが、これも捜査令状があって初めて可能になったもの。図書館が利用者のデータを外部に出すのは、それほどの一大事である。
ところが、同市の新図書館構想を進める樋渡啓祐市長の発想はまったく違う。4日夕方の記者会見をUstreamで中継した樋渡市長は、高木浩光氏(産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター主任研究員)からの「Tポイントカードで図書を借りたときに、“借りた”という情報はCCCに提供されるのか」との質問に答え、
「これね、今までね、これ個人情報だって名の下にね、全部廃棄してたんですよ。なんで本をね、借りるのが個人情報なのか、って僕なんか思います」
と発言したのである。その後、樋渡市長は自身のブログで、
<僕が言っているのは、「5月6日20時40分、42歳の市内在住の男性が、「深夜特急」「下町ロケット」「善の研究」」を借りた。」ということそのものについては、個人が特定できないし、仮にこれが外部に出ても法令に照らし、全く問題がない、これが僕の見解であり、図書館の貸出履歴は、これをもとに、個人情報に当たらないって言っているんです。個人が特定できない。その中で、この情報はとっても貴重で、図書館の本の品揃え(武雄市立図書館は市民から成る選書委員がいます。)に当てたり、リコメンド(本を借りる人に、別の本の推薦)にあてたいって思っています。>(原文ママ)
と、さらに説明を加えている。つまり、樋渡市長の構想では個人が特定されない方法でデータを集積し、それをもとに「おすすめの本」を推薦する、Amazonのようなシステムを提供しようとしていると推測される。これ自体は便利なシステムのように見えるが、当然、図書館には膨大なデータが蓄積され、それを一企業が管理することになるわけだ。個人が識別できなくても年代や性別などを含んでいれば、数が揃えば貴重なマーケティングのデータになる。図書館関係者が危惧しているのは、まさにこの部分である。
「CCCが狙ってるのは、膨大な図書館利用者の情報です。彼らの目的は、片田舎にすぎない武雄市を突破口にして図書館事業を全国展開することにあるんです」
と、ある図書館関係者は話す。すでに、全国の図書館関係者による組織である日本図書館協会や図書館問題研究会では、武雄市の構想を問題視し、阻止のための行動を準備中だという。
一方で、樋渡市長は高木氏にブログで「公開討論をやろう」と呼びかけたり、「(氏とのTwitterでのやりとりなどを)あなたがリツイートした内容も含めて上司に報告し判断をしてもらいますし、多くの国会議員にその内容を報告します」とツイートしたり、騒動は単に図書館の問題を超えて、妙な方向へ展開している。少なくとも、2006年に誕生したばかりの無名な自治体が全国的に注目を集めているのは確か。これは、新手の炎上マーケティングなのだろうか。
(取材・文=昼間たかし)

CCC公式サイトより
4日、佐賀県武雄市が市立図書館の運営を、レンタルビデオ店「TSUTAYA」を所有する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」(CCC)に委託する計画を発表した。市の狙いは、年中無休の開館、雑誌や文具の販売コーナー、カフェの設置といった利便性を向上させつつ、運営費を削減できることだ。ところが、この事業には図書館の存在意義を崩壊させる危険性があり、早くも図書館関係者から異議の声が上がっている。
この新たな図書館の構想でもっとも問題視されているのが、利用者の貸し出し履歴の取り扱いだ。同市の構想では、貸し出しカードもTポイントカードに置き換えるという。図書館を利用するだけでTポイントが貯まるのは、一見、オイシイ話に思える。ところが、ここで問題が発生する。Tポイントカードの利用規約では、利用者の購買履歴が記録され、CCC以外の事業者に提供されることになっているのだ。
利用者の個人情報を守ることは、図書館にとってもっとも重要なこと。図書館の基本原則を定めた「図書館の自由に関する宣言」では、資料収集の自由、資料提供の自由、検閲への反対と並んで「利用者の秘密を守る」ことが掲げられている。
利用者の貸し出し履歴は、個人の嗜好や政治信条などを調べる情報となり得るため、決して外部に明らかにしてはならないことは図書館関係者にとっては常識だ。貸し出し履歴自体、貸し出し中は誰が借りているかを図書館は把握しているが、それを外部に漏らすことはないし、返却後は速やかに破棄されるシステムになっている。名作映画『耳をすませば』(近藤喜文監督)では、一昔前の本に挿された貸し出しカードに名前を記入するシステムが物語のカギになっているわけだが、現実に物語のようなことが起きたら大問題である。
つまり図書館にとって、利用者が国家権力から個人に至るまで、ほかの誰にも自分がどんな本を読んでいるかを知られないことを保障するのは当たり前のこと。たとえ国家権力であっても、おいそれと図書館の利用者情報を入手することはできない。1995年の地下鉄サリン事件の際に警視庁は国立国会図書館利用者のデータを大量に押収したが、これも捜査令状があって初めて可能になったもの。図書館が利用者のデータを外部に出すのは、それほどの一大事である。
ところが、同市の新図書館構想を進める樋渡啓祐市長の発想はまったく違う。4日夕方の記者会見をUstreamで中継した樋渡市長は、高木浩光氏(産業技術総合研究所情報セキュリティ研究センター主任研究員)からの「Tポイントカードで図書を借りたときに、“借りた”という情報はCCCに提供されるのか」との質問に答え、
「これね、今までね、これ個人情報だって名の下にね、全部廃棄してたんですよ。なんで本をね、借りるのが個人情報なのか、って僕なんか思います」
と発言したのである。その後、樋渡市長は自身のブログで、
<僕が言っているのは、「5月6日20時40分、42歳の市内在住の男性が、「深夜特急」「下町ロケット」「善の研究」」を借りた。」ということそのものについては、個人が特定できないし、仮にこれが外部に出ても法令に照らし、全く問題がない、これが僕の見解であり、図書館の貸出履歴は、これをもとに、個人情報に当たらないって言っているんです。個人が特定できない。その中で、この情報はとっても貴重で、図書館の本の品揃え(武雄市立図書館は市民から成る選書委員がいます。)に当てたり、リコメンド(本を借りる人に、別の本の推薦)にあてたいって思っています。>(原文ママ)
と、さらに説明を加えている。つまり、樋渡市長の構想では個人が特定されない方法でデータを集積し、それをもとに「おすすめの本」を推薦する、Amazonのようなシステムを提供しようとしていると推測される。これ自体は便利なシステムのように見えるが、当然、図書館には膨大なデータが蓄積され、それを一企業が管理することになるわけだ。個人が識別できなくても年代や性別などを含んでいれば、数が揃えば貴重なマーケティングのデータになる。図書館関係者が危惧しているのは、まさにこの部分である。
「CCCが狙ってるのは、膨大な図書館利用者の情報です。彼らの目的は、片田舎にすぎない武雄市を突破口にして図書館事業を全国展開することにあるんです」
と、ある図書館関係者は話す。すでに、全国の図書館関係者による組織である日本図書館協会や図書館問題研究会では、武雄市の構想を問題視し、阻止のための行動を準備中だという。
一方で、樋渡市長は高木氏にブログで「公開討論をやろう」と呼びかけたり、「(氏とのTwitterでのやりとりなどを)あなたがリツイートした内容も含めて上司に報告し判断をしてもらいますし、多くの国会議員にその内容を報告します」とツイートしたり、騒動は単に図書館の問題を超えて、妙な方向へ展開している。少なくとも、2006年に誕生したばかりの無名な自治体が全国的に注目を集めているのは確か。これは、新手の炎上マーケティングなのだろうか。
(取材・文=昼間たかし)

今月号の「Wink up」(ワニブックス)、表紙はセカンドシングル「Lady ダイヤモンド」も絶好調なSexy Zone。「Wink up」と同日発売の「duet」(ホーム社)同様、今月はハワイへ行ったSexy Zoneへ同行し、彼らの水着姿を収めています。10代男子の薄い胸板、マリウス葉&松島聡に至っては少年らしさが残る裸体が背徳感と表裏一体のドキドキを見る者にもたらします。妄想するなり愛でるなり、好きにしてください!
Sexy Zoneのフレッシュさとは打って変わって、大人の魅力を醸し出すA.B.C-Zは「大切な言葉」をテーマにしたインタビューに登場。塚田僚一は先輩である滝沢秀明から「男は24時間仕事だからな」という言葉をかけてもらい、それが印象に残っているそう。24時間仕事ということは、プライベートが一切ないということで、つまりは「彼女には絶対寂しい思いされちゃうし、今は彼女が欲しいって気持ちにならないなぁ」とのこと。ファンは本当にその言葉を信じていいんですよね?

ぐっさん、今頃落ち込んでるのかな?
昨年秋からTOKIOがCM出演している、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」の人気ソーシャルゲーム「探検ドリランド」。最近のバージョンでは、ゲームのキャラクター“イノキング”となったアントニオ猪木と“競演”を果たしているが、GW中にTOKIOにとってもシャレにならないニュースが報じられた。
消費者庁が「GREE」を運営する「グリー」と、プロ野球・横浜を買収し今シーズンから球界に参入した「DeNA」の両社らがソーシャルゲーム内で提供している、アイテムを購入してそろえると別の希少なアイテムを獲得できる「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対し、景品表示法に抵触する可能性があると示唆したという報道があり、7日に両社の株価は大幅に下落。
グリーの田中良和社長は8日、「より多くの方にサービスを楽しんでもらうため、利用環境づくりを継続する。(ソーシャルゲーム関連6社でつくる)連絡協議会で議論し、指摘を受ければ真摯に取り組む」とコメント。コンプガチャの継続については、「詳細は調査中」と明言を避けたが、もはや規制は避けられないところまで追い込まれてしまったようだ。
「同協議会は先月末、ゲームの適正な利用を図るため、青少年(18歳未満)の利用者への利用限度を月額1万円以下とする自主規制に取り組むことで合意したと発表したが、“焼け石に水”。消費者庁などには昨年約50件の相談が寄せられ、中には数十万円を請求されたケースもあったという。また、国民生活センターへの相談は、DeNAが本格参入した2009年度からの3年間で約6,600件も寄せられており、年々増加傾向。中には親の携帯を子どもに使わせていたところ、携帯料金と一緒にゲーム利用料約80万円を請求されたというケースもあったようだ」(全国紙記者)
今後、規制に向けてますます“逆風”が吹き荒れそうだが、そんなゲームの広告塔となっているTOKIOのイメージダウンも必至だという。
「同じ事務所のSMAP、嵐らはライブをやればチケットが即完売で、CMも引く手あまた。それに比べ、TOKIOは毎年『NHK紅白歌合戦』に“ジャニーズ枠”で出場し続けているものの、CDやライブチケットのセールスは絶不調。10年からメンバー全員が『ヤマト運輸』のCMに出演しているが、昨年8月に山口達也の無免許運転が発覚。不起訴処分になったものの、同社と、山口が出演していた『富士重工業』のCM放送が自粛され、タレントとしての商品価値が大暴落してしまった。そんな中、CMに出演しているゲームが問題になれば、今後、なかなか起用してくれる企業はないだろう」(広告代理店関係者)
ジャニーズにすれば、業績絶好調だった同社のCMに「オイシイ話」と食いついたかもしれないが、意外な落とし穴が待っていたようだ。

ぐっさん、今頃落ち込んでるのかな?
昨年秋からTOKIOがCM出演している、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「GREE」の人気ソーシャルゲーム「探検ドリランド」。最近のバージョンでは、ゲームのキャラクター“イノキング”となったアントニオ猪木と“競演”を果たしているが、GW中にTOKIOにとってもシャレにならないニュースが報じられた。
消費者庁が「GREE」を運営する「グリー」と、プロ野球・横浜を買収し今シーズンから球界に参入した「DeNA」の両社らがソーシャルゲーム内で提供している、アイテムを購入してそろえると別の希少なアイテムを獲得できる「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」に対し、景品表示法に抵触する可能性があると示唆したという報道があり、7日に両社の株価は大幅に下落。
グリーの田中良和社長は8日、「より多くの方にサービスを楽しんでもらうため、利用環境づくりを継続する。(ソーシャルゲーム関連6社でつくる)連絡協議会で議論し、指摘を受ければ真摯に取り組む」とコメント。コンプガチャの継続については、「詳細は調査中」と明言を避けたが、もはや規制は避けられないところまで追い込まれてしまったようだ。
「同協議会は先月末、ゲームの適正な利用を図るため、青少年(18歳未満)の利用者への利用限度を月額1万円以下とする自主規制に取り組むことで合意したと発表したが、“焼け石に水”。消費者庁などには昨年約50件の相談が寄せられ、中には数十万円を請求されたケースもあったという。また、国民生活センターへの相談は、DeNAが本格参入した2009年度からの3年間で約6,600件も寄せられており、年々増加傾向。中には親の携帯を子どもに使わせていたところ、携帯料金と一緒にゲーム利用料約80万円を請求されたというケースもあったようだ」(全国紙記者)
今後、規制に向けてますます“逆風”が吹き荒れそうだが、そんなゲームの広告塔となっているTOKIOのイメージダウンも必至だという。
「同じ事務所のSMAP、嵐らはライブをやればチケットが即完売で、CMも引く手あまた。それに比べ、TOKIOは毎年『NHK紅白歌合戦』に“ジャニーズ枠”で出場し続けているものの、CDやライブチケットのセールスは絶不調。10年からメンバー全員が『ヤマト運輸』のCMに出演しているが、昨年8月に山口達也の無免許運転が発覚。不起訴処分になったものの、同社と、山口が出演していた『富士重工業』のCM放送が自粛され、タレントとしての商品価値が大暴落してしまった。そんな中、CMに出演しているゲームが問題になれば、今後、なかなか起用してくれる企業はないだろう」(広告代理店関係者)
ジャニーズにすれば、業績絶好調だった同社のCMに「オイシイ話」と食いついたかもしれないが、意外な落とし穴が待っていたようだ。

マッサージ機は四十路のまあくんが持っ
て帰ったとか?
先月、写真週刊誌「FLASH」(光文社)にタレント・宮田はるなとの浮気疑惑を報じられてしまった少年隊・東山紀之。4月26日に行われた映画『幸せへのキセキ』試写会イベントでは、「誤解です」「(誤解されるような報道が)出るということはまだまだ未熟ということ」と釈明する傍ら、妻である木村佳乃のお叱りがなかったことに触れ、「こういうときに、より大切な人がわかった気がする」と、家庭円満を強調してみせた。とはいえ、ジャニーズファンの間では「昨年子どもが生まれたばかりなのに……」「清廉潔白なイメージが台なし」「東山先輩がこんな安っぽい女を選ぶなんて、残念すぎる」と、偉大なる先輩ゆえか、イメージダウンは必至のよう。
そんななか、先日放送されたトニセンのラジオ『ネクストジェネレーション』(JFN系)では、東山の“差し入れ”にまつわる伝説が披露された。どういった経緯かは不明だが、トニセンと東山の間ではそれぞれの出演する舞台初日に、どちらがよりスゴい差し入れをするか競う「差し入れ合戦」なるものが繰り広げられていた時期があったという。

横断幕と風船?でできたバスケットボールが渋谷の新名所?
放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を人気放送作家が直撃解決! する連載「だから直接きいてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載していた同企画が、ビジネスジャーナルで復活!
今週は鮫肌文殊氏が、東京・渋谷のあのストリートの新名称に切り込んだ――。
[回答者]渋谷センター商店街振興組合事務所 様
本誌の「サイゾー」で連載していた「だから直接聞いてみた」が、このたびWebのほうで復活することとなった。いままで通り私、鮫肌と山名宏和に、同じ古舘プロジェクトの後輩放送作家の林賢一が加わって、3人が週替わりで担当していくので、皆さん、どうぞよろしくお願いします。
さて、記念すべき復活第一回目の今回であるが「名前」について書いてみたい。私の名前、鮫肌文殊っていうのはもちろんペンネームである。これが本名なら親をうらむ。このヘンなペンネームを名乗って以来、名刺交換した時にまず聞かれるのが「これって本名じゃないですよね?」。経験上、こう問う時の相手は絶対に半笑いだ。そしてペンネームである旨を告げると次に聞かれるのが
「なんで、鮫肌なんて名前にしたんですか?」
今まで何千回説明してきたであろうか。こんなペンネームをつけてしまったのは自分なのだから、仕方ない。私はこう返す。
「実は子供の頃からマンガ家になりたくて、マンガ誌に投稿してまして。その時に本名だと担当の編集者に覚えてもらえないって考えたんですよ。それで、当時流行っていた手塚治虫先生の人気マンガ『ブラック・ジャック』に出てきたサメ肌の女の人のエピソードから頂きました。サメ肌って響きはインパクトあって一回聞いたら絶対に忘れないじゃないですか。え? 文殊のほうですか。これはたまたま広辞苑引いたらそのページに載ってました。サメ肌と合わせてみたら妙に座りが良かったんで、鮫肌文殊って名前にしました」
そしてここまで話してから、自嘲気味にこう言う。
「私の本名なんだと思います? 井上英樹っで言うんですよ。すぐ忘れそうな平々凡々な名前デショ?」
これでだいたい相手は大笑い。言わば、私の初対面の相手に対する「つかみはOK」な名前を使った鉄板ネタなのであった。
でもこれ、個人のペンネームだから許されるが、街の名前だったらどうだろう? いきなり「ここは今日から鮫肌って名前の街になりました」って言われたとしたら? 「おい、おい!」って突っ込まれるに違いない。
しかーし!
現実にいきなりヘンなペンネームを名乗りだしたような街があるんですね。だから直接、渋谷センター商店街振興組合事務所に聞いてみた。
「渋谷センター街をバスケットボールストリートに改名したのに全然浸透していないと思うんですが、なぜ改名したんですか?」
担当者 えーっとですね、センター街っていうのは、まぁ、怖いとか汚いというマイナスイメージがテレビなどで全国的に広まってしまったという感じだったんですよ。クリーンなイメージにするために変えたんですね。
――でもなんで、バスケットなんですか?
担当者 あのですね、渋谷の健康な若者の通り=スポーツ、ファッション、国際色=バスケットボールということで(笑)。
――えっ(笑)。そんな理由なんですか?
担当者 まぁ、それ以外にもバスケットボールの聖地が代々木の千駄ヶ谷の体育館ということもありますし、それと組合の中でも、組合としてbjリーグっていうバスケットボールリーグを応援していたということもあって。まぁコラボといいますか。それでバスケットボールストリートと名付けたんですね。
――ぶっちゃけ、あまり浸透してませんよね。
担当者 はい。もうすぐ1年ということでモニュメントなんかを作って、センター街=バスケットボールっていうのをみんなにわかってもらうというのをやっていこうとは考えていますけど。
――モニュメントですか......。
担当者 そうですね。みんなあんまりイメージがないってうのをおっしゃりますのでね(笑)。だんだんわかっていってもらうように頑張っていこうと思っています。
中島らものエッセイに似たような話があった。例えば、鈴木一郎ってヤツがバンドを始めたとしよう。鈴木は、ある日突然仲間うちで宣言する。「オレのこと、今日からジョニーって呼んでくれよ」。でも、周りはガンとして認めない。「ジョニーって! お前は昔っから、鈴木やんけ」
これと同じ現象がいまの渋谷で起こっているのだ。長い間、本名の「渋谷センター街」で呼ばれてきたのに、いきなり「オレ、もうワイルド系キャラやめたから! 今日から、さわやか系にイメチェンしたいんで、バスケットボールストリートって呼んでくれよ。よろしくね♥」
多分、全く浸透しないまま終わるんだろうなあ。今回のギモンのために、渋谷行ってよく見たら確かにセンター街の入口にバスケットボールのモニュメントらしきブツが、ひっそりと作られていたのでした......。
(文=鮫肌文殊)
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