
見学後、消しゴムオタクの筆者は、コレクション用に200個以上購入。
ちなみに、パロディー消しゴムは大人の事情によりデザイン変更が
しばしばあるとか。
ゆるいものならなんでも大好き♪ ロリ顔ライター・朝井麻由美が気になるスポットをご案内します。
このところ、メーカー直営モノが盛り上がりを見せている。昨年秋は「
カップヌードルミュージアム」(日清食品)のオープン、今月は東京駅の「東京おかしランド」やお台場「ダイバーシティ」にて、森永、カルビー、グリコなどのアンテナショップが登場した。また、昨夏からスタートした「ガリガリ君工場見学」(赤城乳業)は、あっという間に予約が埋まる大盛況だったという(何しろ、当連載で取材を申し込んだところ、対応に手が回らないとお断りされてしまったのだ)。ちなみに、レシピ本界隈では、『おかめちゃんの栄養たっぷり納豆レシピ』(ワニブックス)や『永谷園のお茶づけ海苔でおもてなし』(ぶんか社)などのメーカー監修本が年明け以来、あちらこちらから発売されている。
これはもう、間違いなくメーカー直営戦国時代の幕開けである。そこで今回は、「おもしろ消しゴム工場見学」(イワコー)へ行ってきた。“おもしろ消しゴム”とは、野菜やお寿司、スナック菓子パロディーなど、身近なアイテムをかたどった消しゴムのこと。文房具屋や雑貨店で見かけるこの消しゴム、日本では株式会社イワコーが9割以上のシェアを占めているのだ。ちなみに、私は狂おしいほどこの手の消しゴムが好きで、小学生の頃から集めている。もはや、おもしろ消しゴムは人生の教科書。株式会社イワコーに育てられたようなものだ。愛するおもしろ消しゴムのサンクチュアリ(工場)を見学できるだなんて、ああ、生きててよかった……!
埼玉県の八潮駅から徒歩15分ほどのイワコー工場へ着くと、工場長の案内に従って見学していく。この日は親子連れが15組ほど参加。このパターンが最も多い客層で、ほかには、学校関係者、観光客、機械系の企業の関係者が勉強しに来ることもあるそうだ。おもしろ消しゴムはパーツを分解できたり、動かしたりできるのだが、工場長はいくつか消しゴムを見せながらパフォーマンスを始めた。

工場長「僕の後ろにある機械から、おもしろ消しゴムができ上がります。
これは歯磨き消しゴム。お父さんとお母さんにはね、
昔こんな時代があったんだよ」

工場長「これはチョコのソフトクリームでーす。
コーンとアイスの部分をバラバラにすると、
ウ○コ……じゃないですよ~。ウ○コの消しゴムを
こうやってソフトクリームの上にのせちゃいけませんよ」
チョコソフトクリームとウ○コ消しゴムをうれしそうに見せびらかす工場長を見て、小学生の見学者たちは大はしゃぎ。いつの時代も、子どもはウ○コが大好きだ。江戸時代も奈良時代も、もしかしたら原始時代すら、同じことが繰り返されてきたのかもしれない。
そして工場長は、「さて、今お見せした消しゴムがどうやってできてるかというと……」と言いながら、着色用の顔料と、白い消しゴムを触らせてくれた。

上のオレンジ色の袋が顔料、ボウルに入っているのが白い消しゴム。
顔料と白い消しゴムを混ぜて機械に入れると、
ニュルニュルっと色付き消しゴムが登場。


これも触らせてくれるが、このままだと相当熱いので……
風を当てて冷やす。湯気が出るほど熱い。

フワフワでよく伸びる。
このフワフワの色付き消しゴムを金型に流し込んでいくのだが、金型を本物そっくりのデザインにするために、細部まで研究を重ねているのだそう。あるときは、パフェ消しゴムを作るにあたって、担当の男性がひたすらパフェを食べ歩いて激太り。またあるときは、パトカー消しゴムを作ろうと、停車中のパトカーを撮影していたらお巡りさんに注意され、職務質問を受けたこともあるという。

これはたいやき消しゴムの金型。
工場内での説明が終わると、最後に消しゴムのパーツ組み立てを体験させてもらって、見学プログラムは終了となる。組み立ても子どもだましと思うなかれ。ノーヒントで行うと、案外失敗してしまう。

パンダ消しゴムを組み立ててみた。工場では内職さんが1日に
ひとり1,000個も手作業で組み立てているのだそう。
工場で大量の愉快な消しゴムを拝める喜びはさることながら、消しゴム工場の案内役にしておくにはもったいないほどの、工場長のテンションの高い消しゴムトークも見どころのひとつだった。ただし、ハイテンションパフォーマンスは参加者に小学生がいるとき限定だそうなので、はしゃぐ工場長を見られるかは運次第だ。

おまけ。消しゴム製作で余ったパーツを頭にのせて、
「タケコプター!」とふざける工場長。
●ディ○ニーラン度
★★★★★
ディ○ニーさん! キャスト候補がこんなところにいましたよ!
(取材・文=朝井麻由美)
●
『株式会社イワコー おもしろ消しゴム工場見学会』
<
http://www.iwako.com/eraser/factory.html >
埼玉県八潮市大瀬184(つくばエクスプレス 八潮駅より徒歩約15分)
工場見学は完全予約制。048-998-5502まで。
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