【サイゾーウーマンより】 黒木メイサとの“できちゃった婚”を事務所に事後報告するなど非常識な行動が批判を集めた赤西仁。そんな彼に対し、ジャニー喜多川社長は「責任者としてなんらかの処分も考えねばならない」と示唆していたが、このほどその内容が発表となった。 その「ペナルティー」とは、4~5月にかけて開催が予定されていた全国アリーナツアーの中止。全米ツアーの凱旋公演として東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の5都市を巡る予定で、詳細こそ発表されていなかったもののすでに会場は押さえられていた。それらの全公演が中止となり、「キャンセル代などの費用が発生した場合、全額を赤西に自腹で負担させる」とのことで、その額は数百万円にのぼると予想されている。 ただ、一見厳しそうに見えるこの“処分”について周囲からはこんな声も……。『GTO』主題歌もカバーするなら許す!
月別アーカイブ: 2012年3月
「田原俊彦の二の舞か……」赤西仁 コンサート中止は芸能界追放への布石か

ムスッ!
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
女優の黒木メイサと“できちゃった婚”した赤西仁。その結婚が事務所をはじめとした関係各所へ事後報告だったことに対して、「社会人として礼儀を逸した」と、ジャニーズ事務所は4月から予定されていた赤西の凱旋国内アリーナツアーをすべて中止するという厳罰を下した。
この決定に、筆者は約20年前の田原俊彦の追放劇がオーバーラップしてならない。
田原は1994年に長女出産後の記者会見で「何事(結婚、出産)も隠密にやりたかったけど、僕くらいビッグになってしまうとそうはいきません」と発言。この“ビッグ発言”があまりに生意気だとマスコミにバッシングされたことで、一時、芸能界を追放されたといわれている。田原は昨年10月に爆笑問題の『爆報!THE フライデー』(TBS系)に出演。「ビッグ発言は、ワイドショーが意図的に編集したものであり、干されたのはマスコミの陰謀だった」というような訴えをしたが、実は田原は“ビッグ発言”の前に結婚が発端でジャニーズ事務所と対立し、それが原因で同事務所の傀儡であるマスコミにバッシングされる結果を導いたのだ。
田原はデビュー前から、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長に溺愛されていたが、93年にモデルだった彩子さんと、喜多川氏に相談もなく結婚。しかも結婚後、独立を画策していたことが判明して、ジャニーズ事務所はその年に予定されていた田原の全国コンサートツアーを中止。この時点で、田原は芸能界から追放されたも同然だった。ビッグ発言で干されたというのは後からこじつけたもので、直後に田原がジャニーズ事務所を独立したことが、彼がテレビから消えた直接の原因だった。
田原同様にコンサートを中止にされた赤西が、KAT-TUN時代からジャニーズの問題児だったことは周知の通り。グループ内でも調和を乱す言動を繰り返し、“赤西軍団”を率いて夜な夜な遊び、ドラッグのウワサも絶えなかった。こちらも田原同様、喜多川氏の寵愛を受けてきたからこそ、これまで生き残れてきたようなものだった。
昨今の全米進出についても、マスコミはコンサートは大成功と報道しているが、ロスに留学している筆者の息子からの情報では「少なくとも、ロスでは赤西の名前を聞いたことがない」と言う。「全米進出成功」などというのは、スポーツ紙お得意の大本営発表ではないのか。この全米進出には、かなりの額をジャニーズ事務所は投資しているが、回収できる見込みは低いだろう。ビジネス的に全米進出が成功した歌手など日本にはおらず、実績のない赤西が成功するとも思えない。それだけに、もはや赤西はジャニーズ事務所にとって“疫病神”的存在。しかし、解雇となれば、ファンやマスコミが騒ぐので、独立という体でとっとと自ら辞めてもらいたいというのが、ジャニーズ事務所の本音だろう。
今回のコンサート中止という決定は、具体的プランが明らかになっていなかった段階でのもので、事務所側にとっては実質的な損害はない。ゆえに、社会に対する“謝罪パフォーマンス”と見る向きもあるが、実質はそんな甘いものではなく、ジャニーズ事務所が赤西に引導を渡し、事実上芸能界追放に持っていくための布石のような気がしてならない。近々、大きな動きがあるのではないか。
(文=本多圭)
「田原俊彦の二の舞か……」赤西仁 コンサート中止は芸能界追放への布石か

ムスッ!
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!
女優の黒木メイサと“できちゃった婚”した赤西仁。その結婚が事務所をはじめとした関係各所へ事後報告だったことに対して、「社会人として礼儀を逸した」と、ジャニーズ事務所は4月から予定されていた赤西の凱旋国内アリーナツアーをすべて中止するという厳罰を下した。
この決定に、筆者は約20年前の田原俊彦の追放劇がオーバーラップしてならない。
田原は1994年に長女出産後の記者会見で「何事(結婚、出産)も隠密にやりたかったけど、僕くらいビッグになってしまうとそうはいきません」と発言。この“ビッグ発言”があまりに生意気だとマスコミにバッシングされたことで、一時、芸能界を追放されたといわれている。田原は昨年10月に爆笑問題の『爆報!THE フライデー』(TBS系)に出演。「ビッグ発言は、ワイドショーが意図的に編集したものであり、干されたのはマスコミの陰謀だった」というような訴えをしたが、実は田原は“ビッグ発言”の前に結婚が発端でジャニーズ事務所と対立し、それが原因で同事務所の傀儡であるマスコミにバッシングされる結果を導いたのだ。
田原はデビュー前から、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長に溺愛されていたが、93年にモデルだった彩子さんと、喜多川氏に相談もなく結婚。しかも結婚後、独立を画策していたことが判明して、ジャニーズ事務所はその年に予定されていた田原の全国コンサートツアーを中止。この時点で、田原は芸能界から追放されたも同然だった。ビッグ発言で干されたというのは後からこじつけたもので、直後に田原がジャニーズ事務所を独立したことが、彼がテレビから消えた直接の原因だった。
田原同様にコンサートを中止にされた赤西が、KAT-TUN時代からジャニーズの問題児だったことは周知の通り。グループ内でも調和を乱す言動を繰り返し、“赤西軍団”を率いて夜な夜な遊び、ドラッグのウワサも絶えなかった。こちらも田原同様、喜多川氏の寵愛を受けてきたからこそ、これまで生き残れてきたようなものだった。
昨今の全米進出についても、マスコミはコンサートは大成功と報道しているが、ロスに留学している筆者の息子からの情報では「少なくとも、ロスでは赤西の名前を聞いたことがない」と言う。「全米進出成功」などというのは、スポーツ紙お得意の大本営発表ではないのか。この全米進出には、かなりの額をジャニーズ事務所は投資しているが、回収できる見込みは低いだろう。ビジネス的に全米進出が成功した歌手など日本にはおらず、実績のない赤西が成功するとも思えない。それだけに、もはや赤西はジャニーズ事務所にとって“疫病神”的存在。しかし、解雇となれば、ファンやマスコミが騒ぐので、独立という体でとっとと自ら辞めてもらいたいというのが、ジャニーズ事務所の本音だろう。
今回のコンサート中止という決定は、具体的プランが明らかになっていなかった段階でのもので、事務所側にとっては実質的な損害はない。ゆえに、社会に対する“謝罪パフォーマンス”と見る向きもあるが、実質はそんな甘いものではなく、ジャニーズ事務所が赤西に引導を渡し、事実上芸能界追放に持っていくための布石のような気がしてならない。近々、大きな動きがあるのではないか。
(文=本多圭)
「逆に守ろうとしてるのが見える」赤西仁のペナルティー内容は甘すぎる?

『GTO』主題歌もカバーするなら許す!
黒木メイサとの“できちゃった婚”を事務所に事後報告するなど非常識な行動が批判を集めた赤西仁。そんな彼に対し、ジャニー喜多川社長は「責任者としてなんらかの処分も考えねばならない」と示唆していたが、このほどその内容が発表となった。
その「ペナルティー」とは、4~5月にかけて開催が予定されていた全国アリーナツアーの中止。全米ツアーの凱旋公演として東京、大阪、名古屋、札幌、福岡の5都市を巡る予定で、詳細こそ発表されていなかったもののすでに会場は押さえられていた。それらの全公演が中止となり、「キャンセル代などの費用が発生した場合、全額を赤西に自腹で負担させる」とのことで、その額は数百万円にのぼると予想されている。
ただ、一見厳しそうに見えるこの“処分”について周囲からはこんな声も……。
「ポケット彼女 by生キスコレクション」愛乃まーにちゃんの撮影現場に潜入!

スマホの画面にキスすると、画面の向こうの彼女が話しかけてきて、しかもキスしてきてくれる!?
人気グラビアアイドルとのキスシーンが疑似体験できる、世の男性の願望を形にしたような人気アプリが『生キスコレクション』だ。第1弾は元アイドルユニット虎子虎子のリーダーで、現在はモデルやグラビアアイドルとしても活躍の場を広げている愛乃まーにちゃん。そんな彼女が思わせぶりなセリフとともにキスをしてくれる様子を楽しむことができるこのアプリ。vol.1の『妹ver』、vol.2の『彼女ver』ともに人気を博し、AppBank「究極の神iPhoneアプリまとめ」にて「2011年最も過激なお色気アプリ」に選出、また昨年末には並み居るアプリを押しのけてiTunes全ダウンロードコンテンツで1位を獲得した。
これを記念して、さらにバージョンアップした第2弾の製作が決定! その名も『ポケット彼女 愛乃まーに by 生キスコレクション』。キスに重点を置いた第1弾とは違い、今回はキスに至るまでの過程を重視。彼女とのラブラブな日常が曜日や時間帯でランダムに表示され、まるで本当に彼女と付き合っているようなシチュエーションが楽しめる。今回はその発売を記念して、撮影・製作現場に潜入。愛乃まーにちゃんへの独占取材を試みた。
「正直、ここまで注目されるとはまったく思っていませんでした」と語るまーにちゃん。
「ただ、自分のアプリが出るということがうれしくて撮影していたんですけど、ダウンロード数が1位になるなんて思っていなかったので、本当にびっくりしました。自分の知らないところで評価されて、スタッフさんとみんなで喜びました。私の勲章です!」
前回の撮影現場はかなり過酷だったというが……。
「真夏だったんですが、動画を撮影しているときは空調を切らないといけなかったので、ものすごく暑くて……スタッフさんも私もだいぶ汗だくになって(苦笑)。最後は意識が朦朧としてきてたんですけど、それでもみんな『演技力がある』って褒めてくれました」
さて、バージョンアップした『ポケット彼女 愛乃まーに by 生キスコレクション』はまーにちゃんと同棲しているという設定になっており、まーにちゃんをより身近に感じることができる。「今回はキスだけじゃなくて、日常生活やリアルに付き合っている感じが楽しめます」とのこと。
また、同棲というシチュエーションについては、「私、結構生活感のある女の子なんです。料理も得意ですし、その辺を含めて、一緒に暮らしてる感を味わってもらえればいいなと思っています」と語る。
ちなみに、まーにちゃんの得意料理は「メンチカツ」とのこと。コンソメや鶏ガラスープを使用してジューシーなカツに仕上げるなど、レシピにはこだわりがある様子。この食卓でのシチュエーションで見ることができるまーにちゃんのキス顔は……実際に購入して堪能してもらいたい。
最後に、第2弾を心待ちにしている人たちへ、まーにちゃんからのメッセージで締めくくりたい。
「『生キスコレクション』より、もっと妄想が膨らむようなキスがいっぱいあるので楽しみにしていてください! 私といっぱいキスしてください♪」
『ポケット彼女 愛乃まーに by生キスコレクション』は、App Storeにて5月発売予定。
●あいのまーに
生年月日:1989年6月17日 出身地:北海道 血液型:B型
サイズ:T 153cm /B83cm /W56cm /H 81cm
モデル。特技はクラシックバレエ、弓道、料理。アメリカへの留学経験もあり、英語力はほぼネイティブ。自らニコニコ生放送を運営し、生主としても注目を集めている。
公式ブログ 「愛乃まーにの☆マーニのお疲れさまーに☆」
<http://ameblo.jp/rockymomo/>
3月30日(金)4枚目イメージDVD『エンジェル・まーに』が発売!
<発売イベント>
4月7日(土)14:00~ ソフマップアミューズメント館7F/17:00~ ソフマップアモバイル館
4月30日(月祝)13:00~ ラムタラメディアワールド館
木村拓哉が芸能界のタブーを超えた! 福島がれき処理問題の是非

「週刊女性」(主婦と生活社)4月10日号
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第119回(3/23~27発売号より)
遂にオセロ中島の霊能師がフジテレビの独占インタビューに登場! そのギャラは一説には200万円ともいわれているが、それにしても霊能師本人やその家族やらが、勝手に矛盾した言い分を突如として話し出したのには閉口する。提訴逃れか!? こんな戯言を真剣に取り上げて「どちらが真実か?」なんて真剣に議論するメディアも、どうかしている。
1位「木村拓哉 不測の事態に聴衆も固唾をのんで…『がれき処理』まで語ったウラ事情」(「週刊女性」4月10日号)
付録「ジョージ・クルーニー逮捕の瞬間!映画のロケじゃありません」(「女性自身」4月10日号)
2位「渡辺正行 糟糠の妻と別居でアラサー恋人と“不倫“同棲!」(「女性自身」4月10日号)
3位「松嶋菜々子小1愛娘『学校面談』ママの顔から『女優オーラの女ボス』へ…一夜の大変身!!」(「女性自身」4月10日号)
私のせいでケガをしてしまった彼、その代償は「いいなり」生活
【作品名】『無理ヤリ拘束、罪に捧ぐカラダ。』 【作者】高山ねむ子
【作品紹介】 私のせいで顔に傷を負った瀬戸くんの「いいなり」でいる毎日。笑顔をなくした彼のために犠牲になるのはかまわないけど、どうしてそんなに辛そうな顔をしているの?
【サイゾーウーマンリコメンド】 あらららら。脅して関係を結ぶというのはよからぬことですなぁ。教室でのエッチはご本人たちこそ盛り上がるんですけど、あとから周囲が知ってしまうと「ええ! 私が焼きそばパン食べていたあそこで?」とドン引きされてしまうので気をつけましょう。あと、学校でのエッチは本人たちが思うより簡単にバレているというのが鉄則ですので、そのあたり何卒ご留意を!
「子どもを返せ!」トラブル続きの高岡早紀に元夫・保阪尚希が激怒!!

*イメージ画像:高岡早紀・WEBSITEより
【メンズサイゾーより】
女性誌「週刊女性」(主婦と生活社)が、借金トラブルを抱えた内縁の夫・A氏(44)との事実婚を解消した高岡早紀(39)に新たなトラブルが発生していると報じた。
今月2日、高岡の母親が代表を務める会社「バニラポット」が破産したが、同社は個人出資者から損害賠償請求を起こされており、そのトラブルにはA氏が深く関わっていた。高岡の母親は債権者に追われる日々を過ごし、複数の知人から数千万円の借金もしているA氏は雲隠れ中。高岡は「夫(A氏)に利用された」として、彼に三行半を突きつけた。
この一連の騒動に、元夫・保阪尚希(44)が激怒しているというのだ。記事によると……
「演者最低、制作費最低なのに200点!?」宇多丸の人気ラジオ番組がまさかのドラマ化

ヒップホップグループ・ライムスターの宇多丸氏がメインパーソナリティーを務めるTBSラジオの人気番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(毎週土曜 21:30~24:30放送中)。2007年の開始以来、音楽、映画、アイドルなど知識が多岐にわたる宇多丸氏らしい内容で、時にはシャープに切り込み、時にはボンクラトークに花を咲かせ、幅広い世代から支持を得てきた。
そんな同番組から派生したDVD『タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~』(TCエンタテインメント)が3月28日に発売。ラジオ番組の企画モノDVDといえば、傑作トーク集や番組の裏側など本編に付随した内容が通例だが、今回はなんと番組出演者やスタッフが出演する完全撮りおろしのフェイクドキュメンタリー。しかも『SR サイタマノラッパー』(2008)や『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011)で注目を浴び、若手映画監督ナンバーワンの呼び声も高い入江悠監督が手掛けるという。
ラジオ番組の映画化とは一体どういうことなのか。早速、主演の宇多丸氏を直撃した。
――『タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~』について、いろいろうかがいたいのですが。
宇多丸 我ながら「コレは何?」っていうようなDVDの取材に来ていただいて、ホント申し訳ない……。
――いきなり恐縮しないでください(笑)。ラジオの番組DVDがフェイクドキュメンタリー作品とは、不意をつかれました。
宇多丸 普通ならオフショットを収録したりするんでしょうけど、番組DVDの話が出た時に「うちの番組でそれやってもねえ……」って言ってたんです。それでしばらくしたら、入江悠監督にやってもらえることになって、「えー! いいの!?」「でもちょっと待って、僕らが演技するわけ!?」「素人だけど大丈夫?」ってみんな不安と疑問でザワザワしてましたね。
――フタを開けてみれば、劇場で公開しないのがもったいないほどしっかりとした娯楽作品になりましたね。
宇多丸 役者として最低レベルの僕たちを使って200点出してますから、あらためて入江監督の才能が証明されましたよね。今回、それぞれのキャラクターを理解して作ってくださっているので、“それをやったら一番面白い人”に、ちゃんとそれをやらせてるんですよ。たとえば古川耕(番組構成作家)と近藤夏紀(プロデューサー&ディレクター)のラブシーンなんかも、ラブシーンを演じさせたら一番ギクシャクしそうな荒唐無稽な2人にやらせてる。それでいてラストは、ファンをイヤな気分にさせないところに着地していて、ファンが買う“アイドルビデオ”としてもちゃんと成立してるんです。
――全編“悪フザケ”ではあるんですが、展開が目まぐるしく変化していく中で、いつの間にかグッと引き込まれました。
宇多丸 とくにアクションに振れ出してからは、たとえ番組を知らなくても普通に楽しめますよね。入江監督は、後半に向けて違うところに行くような流れにしたいとおっしゃっていたんです。たとえば、タイトルを挙げるとハードル上がっちゃうけど『第9地区』(2009/ニール・ブロンカンプ監督)なんかがそうですよね。最初はフェイクドキュメンタリー調に始まって、途中からジャンルが変わっていくっていう。
――宇多丸さんが超つまらないフリートークをするシーンも印象的でした(笑)。
宇多丸 あれは「番組がおかしなことになってる感を漂わせたトークをしてください」って言われて、意外と大変だったんですよ。ほかにも僕が銃の話をしてるのに、古川さんは文房具の話をしていて、2人とも心ここにあらずで噛み合わないシーンもアドリブなんです。
――宇多丸さんから見て、演者としてとくに光っていたのはどなたですか?
宇多丸 やっぱりMVPは、橋本名誉プロデューサーですよ。一番負担の大きい役でしたし、学生プロレスラー上がりの彼の資質をすべて投入したんじゃないですかね。でも最近、役同様に「これカネになんの?」とかってカネカネ言うようになっちゃって。役柄との見境いが付かなくなる『ブラック・スワン』(2010/ダーレン・アロノフスキー監督)状態が起きていて恐ろしいです(笑)。
――橋本P以外の方々も、しまおまほさんのスピリチュアルキャラや、荒井マネジャーの横暴キャラなど、濃い役柄を演じられてましたが。
宇多丸 実際、それぞれにああいう要素があるんですよ。しまおさんもあそこまでではないけど、普段からキテレツなこと言うし。この作品でまったくないのは古川さんと夏紀のラブ要素だけ。それぞれの元々ある嫌な部分を増幅して見せられるから、撮り終わったあとに「しまおさんて普段からああいうこと言ってるよね」とか、「橋本Pってああいうとこあるよね。いつもちょっと怖いもんね」とかってみんな本当にイヤな気分になって。ちょっと番組やりづらくなったんですよ。
――あらら(笑)。DVDには特典として、出演者らの副音声や、入江監督×宇多丸さんの対談映像が収録されているとか。
宇多丸 副音声は、初見の状態で何人かで見ながら録ったんです。だから「ギャーッ」とか「ワーッ」とか、そんなんばっかのやつです(笑)。その分、対談では映画作りについてや、この作品の意図など解説っぽいことを話してます。
――ちなみに続編の可能性は?
宇多丸 続編っすか(笑)。まあ、フェイクは今回でやり切ってしまった感があるので、やるとしたら違う手でしょうね。ドキュメントとか、ポルノとか、『風雲!たけし城』のパクリとか、さまざまな手がありますから。素材はそろってますので、いろいろな監督に競作してほしいですね。
――では最後に「日刊サイゾー」読者へ作品の見どころを!
宇多丸 ファン向けの内輪向け企画ではあるんですけど、演者最低、制作費最低という厳しい条件で、入江監督がちゃんと面白い映画にしちゃってます。なのである意味、門外漢の方も日本映画界の試金石として間違いなく必見です。もちろんこの番組のファンの方は絶対に楽しめますし、逆にアンチ宇多丸の方も、あなたの気に入らないハゲの無様な姿が全編に展開してますので、おすすめです!
――確かに宇多丸さん、劇中でボロボロなってますもんね(笑)。
宇多丸 僕に恨みを持ってる人は、僕が出るたびにワロタワロタ言えていいじゃないですか(笑)
(取材・文=林タモツ/撮影=尾藤能暢)
●『タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~』
『ウィークエンドシャッフル』の放送中、事件が起こる!? TBSの大人気ラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の舞台裏を、実在の人物とフィクションが入り混じるセミドキュメンタリータッチでドラマ化。監督・脚本は日本映画界の新星・入江悠(「SRサイタマノラッパー」シリーズ)。
出演/宇多丸、しまおまほ、古川耕、妹尾匡夫、高橋芳朗、高野政所、コンバットREC、近藤夏紀、橋本吉史ほか スタッフ/監督・脚本:入江悠、製作・企画:TBSラジオ&コミュニケーションズ 定価/3,675円(税込) 3月28日発売
●宇多丸(ライムスター)
ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパーでラジオDJ。自身のTBSラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で、映画評論の「ザ・シネマハスラー」は単行本化される人気コーナー。最新映写技術「マッピング」を導入したことでも話題となった、ライムスターの全国ツアー『King
Of Stage Vol. 9』は、Blu-ray & DVDとなって3月21日待望リリース。
「演者最低、制作費最低なのに200点!?」宇多丸の人気ラジオ番組がまさかのドラマ化

ヒップホップグループ・ライムスターの宇多丸氏がメインパーソナリティーを務めるTBSラジオの人気番組『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』(毎週土曜 21:30~24:30放送中)。2007年の開始以来、音楽、映画、アイドルなど知識が多岐にわたる宇多丸氏らしい内容で、時にはシャープに切り込み、時にはボンクラトークに花を咲かせ、幅広い世代から支持を得てきた。
そんな同番組から派生したDVD『タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~』(TCエンタテインメント)が3月28日に発売。ラジオ番組の企画モノDVDといえば、傑作トーク集や番組の裏側など本編に付随した内容が通例だが、今回はなんと番組出演者やスタッフが出演する完全撮りおろしのフェイクドキュメンタリー。しかも『SR サイタマノラッパー』(2008)や『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011)で注目を浴び、若手映画監督ナンバーワンの呼び声も高い入江悠監督が手掛けるという。
ラジオ番組の映画化とは一体どういうことなのか。早速、主演の宇多丸氏を直撃した。
――『タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~』について、いろいろうかがいたいのですが。
宇多丸 我ながら「コレは何?」っていうようなDVDの取材に来ていただいて、ホント申し訳ない……。
――いきなり恐縮しないでください(笑)。ラジオの番組DVDがフェイクドキュメンタリー作品とは、不意をつかれました。
宇多丸 普通ならオフショットを収録したりするんでしょうけど、番組DVDの話が出た時に「うちの番組でそれやってもねえ……」って言ってたんです。それでしばらくしたら、入江悠監督にやってもらえることになって、「えー! いいの!?」「でもちょっと待って、僕らが演技するわけ!?」「素人だけど大丈夫?」ってみんな不安と疑問でザワザワしてましたね。
――フタを開けてみれば、劇場で公開しないのがもったいないほどしっかりとした娯楽作品になりましたね。
宇多丸 役者として最低レベルの僕たちを使って200点出してますから、あらためて入江監督の才能が証明されましたよね。今回、それぞれのキャラクターを理解して作ってくださっているので、“それをやったら一番面白い人”に、ちゃんとそれをやらせてるんですよ。たとえば古川耕(番組構成作家)と近藤夏紀(プロデューサー&ディレクター)のラブシーンなんかも、ラブシーンを演じさせたら一番ギクシャクしそうな荒唐無稽な2人にやらせてる。それでいてラストは、ファンをイヤな気分にさせないところに着地していて、ファンが買う“アイドルビデオ”としてもちゃんと成立してるんです。
――全編“悪フザケ”ではあるんですが、展開が目まぐるしく変化していく中で、いつの間にかグッと引き込まれました。
宇多丸 とくにアクションに振れ出してからは、たとえ番組を知らなくても普通に楽しめますよね。入江監督は、後半に向けて違うところに行くような流れにしたいとおっしゃっていたんです。たとえば、タイトルを挙げるとハードル上がっちゃうけど『第9地区』(2009/ニール・ブロンカンプ監督)なんかがそうですよね。最初はフェイクドキュメンタリー調に始まって、途中からジャンルが変わっていくっていう。
――宇多丸さんが超つまらないフリートークをするシーンも印象的でした(笑)。
宇多丸 あれは「番組がおかしなことになってる感を漂わせたトークをしてください」って言われて、意外と大変だったんですよ。ほかにも僕が銃の話をしてるのに、古川さんは文房具の話をしていて、2人とも心ここにあらずで噛み合わないシーンもアドリブなんです。
――宇多丸さんから見て、演者としてとくに光っていたのはどなたですか?
宇多丸 やっぱりMVPは、橋本名誉プロデューサーですよ。一番負担の大きい役でしたし、学生プロレスラー上がりの彼の資質をすべて投入したんじゃないですかね。でも最近、役同様に「これカネになんの?」とかってカネカネ言うようになっちゃって。役柄との見境いが付かなくなる『ブラック・スワン』(2010/ダーレン・アロノフスキー監督)状態が起きていて恐ろしいです(笑)。
――橋本P以外の方々も、しまおまほさんのスピリチュアルキャラや、荒井マネジャーの横暴キャラなど、濃い役柄を演じられてましたが。
宇多丸 実際、それぞれにああいう要素があるんですよ。しまおさんもあそこまでではないけど、普段からキテレツなこと言うし。この作品でまったくないのは古川さんと夏紀のラブ要素だけ。それぞれの元々ある嫌な部分を増幅して見せられるから、撮り終わったあとに「しまおさんて普段からああいうこと言ってるよね」とか、「橋本Pってああいうとこあるよね。いつもちょっと怖いもんね」とかってみんな本当にイヤな気分になって。ちょっと番組やりづらくなったんですよ。
――あらら(笑)。DVDには特典として、出演者らの副音声や、入江監督×宇多丸さんの対談映像が収録されているとか。
宇多丸 副音声は、初見の状態で何人かで見ながら録ったんです。だから「ギャーッ」とか「ワーッ」とか、そんなんばっかのやつです(笑)。その分、対談では映画作りについてや、この作品の意図など解説っぽいことを話してます。
――ちなみに続編の可能性は?
宇多丸 続編っすか(笑)。まあ、フェイクは今回でやり切ってしまった感があるので、やるとしたら違う手でしょうね。ドキュメントとか、ポルノとか、『風雲!たけし城』のパクリとか、さまざまな手がありますから。素材はそろってますので、いろいろな監督に競作してほしいですね。
――では最後に「日刊サイゾー」読者へ作品の見どころを!
宇多丸 ファン向けの内輪向け企画ではあるんですけど、演者最低、制作費最低という厳しい条件で、入江監督がちゃんと面白い映画にしちゃってます。なのである意味、門外漢の方も日本映画界の試金石として間違いなく必見です。もちろんこの番組のファンの方は絶対に楽しめますし、逆にアンチ宇多丸の方も、あなたの気に入らないハゲの無様な姿が全編に展開してますので、おすすめです!
――確かに宇多丸さん、劇中でボロボロなってますもんね(笑)。
宇多丸 僕に恨みを持ってる人は、僕が出るたびにワロタワロタ言えていいじゃないですか(笑)
(取材・文=林タモツ/撮影=尾藤能暢)
●『タマフル THE MOVIE ~暗黒街の黒い霧~』
『ウィークエンドシャッフル』の放送中、事件が起こる!? TBSの大人気ラジオ番組『ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル』の舞台裏を、実在の人物とフィクションが入り混じるセミドキュメンタリータッチでドラマ化。監督・脚本は日本映画界の新星・入江悠(「SRサイタマノラッパー」シリーズ)。
出演/宇多丸、しまおまほ、古川耕、妹尾匡夫、高橋芳朗、高野政所、コンバットREC、近藤夏紀、橋本吉史ほか スタッフ/監督・脚本:入江悠、製作・企画:TBSラジオ&コミュニケーションズ 定価/3,675円(税込) 3月28日発売
●宇多丸(ライムスター)
ヒップホップ・グループ「ライムスター」のラッパーでラジオDJ。自身のTBSラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」で、映画評論の「ザ・シネマハスラー」は単行本化される人気コーナー。最新映写技術「マッピング」を導入したことでも話題となった、ライムスターの全国ツアー『King
Of Stage Vol. 9』は、Blu-ray & DVDとなって3月21日待望リリース。


