リアーナ、新恋人アシュトン・カッチャーのためにカバラに接触?

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いわゆる「真剣交際」ではないとのことです!

 自由奔放で性的言動も過激な歌姫リアーナが、デミ・ムーアをメルトダウンさせた人気俳優のアシュトン・カッチャーと交際していると伝えられている。彼のためにカバラ(神秘主義思想)を学ぶことも考え始めているという、一途なリアーナらしい情報も流れており、報道が事実ならば真剣交際に発展するのは時間の問題だろうとみられている。

 2009年に、暴力を振るわれて破局した元恋人のクリス・ブラウンに執着し、どうにかして彼を振り向かせようと必死になっていると伝えられているリアーナ。先日もクリスの現恋人にネット上で攻撃をしかけたことが話題になったが、その裏でアシュトンとの愛を温めていたそうだ。

猫ひろしがカンボジア代表としてオリンピック出場! アスリートに転身した芸能人

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『猫ひろしがやってくる ニャー!ニャ
ー!ニャー!』(インディーズ・メーカー)

編集S ちょっとしいちゃん、「全日本人が泣いた!」な出来事が起こったよ。とうとう猫ひろしがロンドン五輪男子マラソン代表に決まったの。すごいわ~。

しいちゃん 昨年11月にカンボジア国籍を取得してカンボジアの代表選手になったんだよね。参加標準記録のB標準(2時間18分)をクリアしていないけれども、参加標準記録を突破した選手がひとりもいない国・地域は男女1人ずつ出場できる。猫は、今年2月の別府大分毎日マラソンで自己ベストの2時間30分26秒を記録し、カンボジアのライバル選手の記録を上回ったので、代表となったの。

オリンピックビジネス!? 猫ひろし五輪決定の裏でささやかれる疑惑

※イメージ画像:
『猫ひろしがやってくる ニャー!
ニャー! ニャー!』
/インディーズ
【メンズサイゾーより】  カンボジア男子マラソン代表として、今年開催されるロンドン五輪出場を目指していた猫ひろし。今月の25日にカンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事が、猫の五輪出場が決定したと発表した。それを受け、26日に都内で会見が開かれ、猫は「今のタイムでは当然通用しないのは分かっている。世界一練習する覚悟。それが選んでくれたカンボジアオリンピックの人、応援してくれた方への正義だと思う」と真剣な表情で意気込みを語った。  猫の五輪挑戦は、2010年12月にカンボジア国内でのハーフマラソンで3位になったことから始まった。この結果が評価され、同国政府などから国籍を変更しての五輪挑戦を打診されたという。五輪に出場する際は、標準記録を突破する必要がある。しかし、この基準をクリアできる選手がいない国に対しては、特別枠として……

オリンピックビジネス!? 猫ひろし五輪決定の裏でささやかれる疑惑

※イメージ画像:
『猫ひろしがやってくる ニャー!
ニャー! ニャー!』
/インディーズ
【メンズサイゾーより】  カンボジア男子マラソン代表として、今年開催されるロンドン五輪出場を目指していた猫ひろし。今月の25日にカンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事が、猫の五輪出場が決定したと発表した。それを受け、26日に都内で会見が開かれ、猫は「今のタイムでは当然通用しないのは分かっている。世界一練習する覚悟。それが選んでくれたカンボジアオリンピックの人、応援してくれた方への正義だと思う」と真剣な表情で意気込みを語った。  猫の五輪挑戦は、2010年12月にカンボジア国内でのハーフマラソンで3位になったことから始まった。この結果が評価され、同国政府などから国籍を変更しての五輪挑戦を打診されたという。五輪に出場する際は、標準記録を突破する必要がある。しかし、この基準をクリアできる選手がいない国に対しては、特別枠として……

【TAF2012】フランスパンが武器? チュニジアから来たスーパーヒーロー「キャプテンゴブザ」

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 海外からの出展者が目立った東京国際アニメフェア(以下、TAF)2012。その中でも、一際目を引いたのが、チュニジア大使館のブースだ。  ほかの出展国を見てみると、フランス・スイス・フィンランドとそれなりにアニメ産業もあり、日本に売り込むコンテンツもあるだろうと納得がいく。しかし、チュニジアとアニメーションは、これまでの経験則ではまったく結びつかない。いったい、どんなコンテンツを持っているのか、早速ブースを訪問してみた。  まず目を引いたのが、ブース内のテーブルに置かれたお菓子である。ほかの国のブースでも、スイスではチョコレート、フィンランドではキシリトールのお菓子を配ったりしていた。ところが、チュニジアのブースは、テーブルの上の大皿に大学芋のような謎のお菓子が半分ラップを開いた状態で山盛りである(ちなみにマクロードというナツメヤシのペーストを使った揚げ菓子であった)。こういうフランクな国は、筆者の最も好むところである。ブースで説明をしてくれたチュニジア大使館のモハメッド・トラベルシ氏が「これが、今チュニジアで最も人気のあるキャラクターです」と示したのは、覆面姿に長いフランスパンを背負った謎の男。そのキャラクターの名は「Captain 5obza(キャプテンゴブザ)」。昨年のジャスミン革命をきっかけに生まれたスーパーヒーローだという。ブースの壁には、フランスパンを手にデモをする民衆のイラストも。
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これがマクロード。一皿丸ごとでもいけそうだ……。
「明日(ブースを訪れたのは1日目)のシンポジウムでは制作者も講演するし、英語字幕のものを上映しますよ」  というので、翌日ワクワクしながらシンポジウム「チュニジア革命:表現の自由とアニメの創造に対する影響」の会場へと足を運んだ。 ■革命で得た言論の自由がここにある  このキャラクターの生みの親、メヒディ・ラルゲッシュ氏はまず、キャプテンゴブザ誕生までの経緯を説明。ラルゲッシュ氏は、2007年にチュニジアでクリエイター集団「Atelier 216」を設立し、ウェブサイトやアニメーションの制作などさまざまなITサービスを提供している人物。政治にも関心があり、前政権時代はFacebookのアカウントを削除されたこともあるラルゲッシュ氏は、昨年の革命の際に広く報道された一枚の写真に衝撃を受ける。それは、老人がフランスパンを手に機動隊と対峙している写真だった。  自身もデモに参加していたラルゲッシュ氏は、その写真からキャプテンゴブザというキャラクターを生み出したのだという。  そして、いよいよ上映開始。“スーパーヒーロー”と聞いていたのだが、イメージとはちょっと違った。劇中、寒波が来てチュニジアの人々が困っているのに、無意味な議論ばかりを続けている国会議員を批判したり、アメリカのオバマ大統領から「よう、新しいイスの座り心地はどうだい? ところで、シリア大使の追放の件、わかってるんだろうな」と半ば脅しの電話を受けて右往左往する現大統領(モンセフ・マルズーキ氏)を描く。……念のため記しておくが、このシンポジウムはチュニジア大使館の主催である。  キャプテンゴブザは現政権にもシニカルな批判をぶつける、これまでにないヒーローだったのだ。さらに、彼が批判するのは政府だけではない。寒波で困る民衆を描いた作品は、チュニジアでは有名なテレビレポーターに「よく似た人物」たちが民衆の困っている姿だけを撮影し、援助物資が届いた途端に引き揚げていくというストーリーだ。  この皮肉の効いた作品が、今年1月からはテレビ番組として放送されているという。チュニジアの国民が革命を通じて得た「言論の自由」の大きさ、さらには、革命後の諸外国からの干渉に対するチュニジア民衆の意識を見事に描写している作品といえるだろう。
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メヒディ・ラルゲッシュ氏は1979年生まれの若い世代のクリエイターだ。
 シンポジウム後、取材に応じてくれたラルゲッシュ氏にまず聞いたのは、「言論の自由」を獲得したとはいえ、これほど皮肉の効いた作品に対して弾圧はないのかということだ。これに対してラルゲッシュ氏は次のように話してくれた。 「どこの国でも左翼、中道、右翼、それぞれの政治勢力があり、気に入らない作品もあるでしょう。しかし、脅迫や暴力は一度もありません。我々も、ただやみくもに批判をするのではなく、“口汚く罵ることはしない”“ちょっとした笑いを誘う作品に仕上げる”など、線引きはしていますけどね」  ラルゲッシュ氏の発言からは、獲得した「言論の自由」「表現の自由」を錦の御旗にするのではなく、責任を持って防衛し、成長させていきたいという意志が感じられる。さらに、ラルゲッシュ氏は、こう続ける。 「扉は開かれたのだから、閉じさせるわけにはいけません。この作品を続けていくためには、自分の中に越えてはいけない一線を持つ必要もあると思っています。もちろん、時には弁護士に相談することもありますけどね」  キャプテンゴブザを通じて、ラルゲッシュ氏が目指しているのは、若い世代が「言論の自由」の下にクリエイティブな活動が行われていることを知って、それを継承し、よりよい作品づくりをする人々が育っていくことだという。  惜しむらくは、FacebookやYouTubeなどで見ることのできるキャプテンゴブザの作品が、ほぼアラビア語のものしかないこと。せめて英語字幕版は作ってほしいところだ。 「みんなそう言います(笑)。今、ボランティアでやってくれている人もいるけど……日本語字幕でも見られるようにするので、私の会社に投資してくれませんか? それと、(通訳に)あなたも手伝ってヨ!」  おそらくは、日本人のほとんどは「カルタゴの遺跡があるところ」程度の知識しかないチュニジア。昨年の革命も、やはりどこか遠い国の出来事という意識だったろう。日本からみればつながりが希薄に感じられる国で、こんな新たなスーパーヒーローが存在していた! それを知ることができただけ、今回のTAF2012は「国際」の文字を冠しているだけの価値はあったと感じることができた。 ■アニメ以上にチュニジア人は魅力的  キャプテンゴブザのみならず、チュニジアでは『ドラゴンボール』をはじめ、日本のアニメが既に知られているし、現地でもアニメーション制作は盛んに行われているという。
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左がズハイエール・マヒジューブ氏。
中央は通訳の鵜野孝紀さん。
 シンポジウムに登壇したアニメーション作家、マルサ・アニメーション映画および関連芸術振興協会代表のズハイエール・マヒジューブ氏によれば、チュニジアにおけるアニメーション制作の始まりは1960年代からだという。マヒジューブ氏をはじめ、当時の制作者はブルガリア、ルーマニア、チェコなどの東欧諸国でアニメーションの制作を学び、セル、切り絵、パペットなどの手法でチュニジアや、アラブ・イスラム圏などの民話を題材にするものが多かったという。1990年代に入ると西欧で技術を習得し、アマチュアのアニメーションサークルも設立され、現在に至っているそうだ。現在のチュニジアは、ヨーロッパで技術を学んだ人々によるアート志向のアニメーションと、カートゥーンアニメとが交じり合って存在しているといってよい。第一世代であるマヒジューブ氏は違和感があるのか、「最近の若い世代は、制作技術を知らずに日本風のアニメキャラクターのようなものを作ることに熱中しているのです」と批判的とも取れる発言もしていた。けれども、日本のアニメを嫌っているのではない。 「チュニジアではアニメーションの道へ進みたい人は増えているが、専門教育の場が少ないのが現状です。その意味で、日本のアニメシリーズの監督術、レイアウト、キャラの動かし方、背景技術、アニメシリーズの専門的な領域のノウハウは非常に有益です。ぜひ、両国でワークショップを定期的に開催していきたい」(マヒジューブ氏)  マヒジューブ氏は専門領域のみならず、アフリカ諸国でも定期的に子ども向けのアニメーション制作を利用したワークショップを行っているそうで、シンポジウム後のインタビューでは、内戦のあったコートジボアールで行った、戦争で荒んだ心を氷解させた子ども向けワークショップの成功例(戦争を生き抜いた子どもたちと「和解」をテーマに行うという趣旨のもの)を熱く語ってくれた。  日本に対してもワークショップの開催を呼びかけるのは、単に技術交流だけが目的ではない。 「チュニジアの若者は、日本に対してまじめでしっかりした国民性、民主主義の確立した国であることをイメージしています。ぜひ、日本の若者にもチュニジアに来て、新しい民主主義を見てもらい、その目にどう映るかを聞きたいと思っているんです。それに、日本人なら、キャプテンゴブザのようなキャラクターをどのように創るかも知りたいと思っているんです」  資料によれば、マヒジューブ氏は2006年、スタジオジブリの高畑勲氏を招いて日本のアニメーション映画を紹介する初めての試みを行うなど、かなりアクティブに活動している様子。こうした文化交流が、新たな両国のアニメーション制作者にとって創作のヒントになる可能性は高いだろう。ただやはり、惜しむらくは、日本ではチュニジアのアニメーションに触れる機会がほとんどないこと。その旨をマヒジューブ氏に話したところ、3本の短編アニメーションが収録されたDVDをプレゼントしてくれた。取材終了後、さっそく観賞してみたのだが、言葉はわからずとも(字幕がフランス語なので、筆者の語学力だと読んでいる間に話が先に……)、これまでに見たことのない新たな文化に触れワクワク感が止まらなかった。  ワクワク感といえば、チュニジアのブースでビデオ上映していた『Chateaux de sable(砂の城)』という短編作品も、実写とアニメーションを融合しながらチュニジアの歴史を描いていくという内容で、これまた日本では見たことのない表現の固まりであった。この作品の制作者であるムスタファ・タイエブ氏も、シンポジウムの登壇者に名前が記載されていたのだが「シャイなので……(通訳・談)」という理由で、なぜか舞台に上がらず撮影をしていた。てっきり気むずかしいアーティストかと思ったら、シンポジウム後に一緒にタバコを吸いながら、「昨日はメイド喫茶に行ったよ」という話から、革命におけるアメリカをはじめとした諸国の帝国主義的な干渉の問題まで、話の尽きない人物であった。  アニメも魅力的だが、人々も魅力的。がぜん興味を持ってしまった。美人も多いらしいので(ラルゲッシュ氏・談)一度は訪問してみたい! (取材・文=昼間たかし/今回の取材は鵜野孝紀さんの通訳に大変助けられました。ありがとうございました)
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【関連記事】 ・【TAF2012】『巨人の星』だけじゃない!? インド市場が秘めるポテンシャルに大注目!【東京国際アニメ祭2011秋】「今後も大幅な品質向上は望めない?」中国アニメビジネスの現状「分裂の危機を回避していきたい」ノイタミナ山本PがTAF問題に言及ヒット作不足のテレビアニメ界 "無難"な「ジャンプ」の一人勝ち?巨大資本・文教堂の参入で激化する同人誌書店のシェア争いの行方

【TAF2012】フランスパンが武器? チュニジアから来たスーパーヒーロー「キャプテンゴブザ」

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 海外からの出展者が目立った東京国際アニメフェア(以下、TAF)2012。その中でも、一際目を引いたのが、チュニジア大使館のブースだ。  ほかの出展国を見てみると、フランス・スイス・フィンランドとそれなりにアニメ産業もあり、日本に売り込むコンテンツもあるだろうと納得がいく。しかし、チュニジアとアニメーションは、これまでの経験則ではまったく結びつかない。いったい、どんなコンテンツを持っているのか、早速ブースを訪問してみた。  まず目を引いたのが、ブース内のテーブルに置かれたお菓子である。ほかの国のブースでも、スイスではチョコレート、フィンランドではキシリトールのお菓子を配ったりしていた。ところが、チュニジアのブースは、テーブルの上の大皿に大学芋のような謎のお菓子が半分ラップを開いた状態で山盛りである(ちなみにマクロードというナツメヤシのペーストを使った揚げ菓子であった)。こういうフランクな国は、筆者の最も好むところである。ブースで説明をしてくれたチュニジア大使館のモハメッド・トラベルシ氏が「これが、今チュニジアで最も人気のあるキャラクターです」と示したのは、覆面姿に長いフランスパンを背負った謎の男。そのキャラクターの名は「Captain 5obza(キャプテンゴブザ)」。昨年のジャスミン革命をきっかけに生まれたスーパーヒーローだという。ブースの壁には、フランスパンを手にデモをする民衆のイラストも。
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これがマクロード。一皿丸ごとでもいけそうだ……。
「明日(ブースを訪れたのは1日目)のシンポジウムでは制作者も講演するし、英語字幕のものを上映しますよ」  というので、翌日ワクワクしながらシンポジウム「チュニジア革命:表現の自由とアニメの創造に対する影響」の会場へと足を運んだ。 ■革命で得た言論の自由がここにある  このキャラクターの生みの親、メヒディ・ラルゲッシュ氏はまず、キャプテンゴブザ誕生までの経緯を説明。ラルゲッシュ氏は、2007年にチュニジアでクリエイター集団「Atelier 216」を設立し、ウェブサイトやアニメーションの制作などさまざまなITサービスを提供している人物。政治にも関心があり、前政権時代はFacebookのアカウントを削除されたこともあるラルゲッシュ氏は、昨年の革命の際に広く報道された一枚の写真に衝撃を受ける。それは、老人がフランスパンを手に機動隊と対峙している写真だった。  自身もデモに参加していたラルゲッシュ氏は、その写真からキャプテンゴブザというキャラクターを生み出したのだという。  そして、いよいよ上映開始。“スーパーヒーロー”と聞いていたのだが、イメージとはちょっと違った。劇中、寒波が来てチュニジアの人々が困っているのに、無意味な議論ばかりを続けている国会議員を批判したり、アメリカのオバマ大統領から「よう、新しいイスの座り心地はどうだい? ところで、シリア大使の追放の件、わかってるんだろうな」と半ば脅しの電話を受けて右往左往する現大統領(モンセフ・マルズーキ氏)を描く。……念のため記しておくが、このシンポジウムはチュニジア大使館の主催である。  キャプテンゴブザは現政権にもシニカルな批判をぶつける、これまでにないヒーローだったのだ。さらに、彼が批判するのは政府だけではない。寒波で困る民衆を描いた作品は、チュニジアでは有名なテレビレポーターに「よく似た人物」たちが民衆の困っている姿だけを撮影し、援助物資が届いた途端に引き揚げていくというストーリーだ。  この皮肉の効いた作品が、今年1月からはテレビ番組として放送されているという。チュニジアの国民が革命を通じて得た「言論の自由」の大きさ、さらには、革命後の諸外国からの干渉に対するチュニジア民衆の意識を見事に描写している作品といえるだろう。
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メヒディ・ラルゲッシュ氏は1979年生まれの若い世代のクリエイターだ。
 シンポジウム後、取材に応じてくれたラルゲッシュ氏にまず聞いたのは、「言論の自由」を獲得したとはいえ、これほど皮肉の効いた作品に対して弾圧はないのかということだ。これに対してラルゲッシュ氏は次のように話してくれた。 「どこの国でも左翼、中道、右翼、それぞれの政治勢力があり、気に入らない作品もあるでしょう。しかし、脅迫や暴力は一度もありません。我々も、ただやみくもに批判をするのではなく、“口汚く罵ることはしない”“ちょっとした笑いを誘う作品に仕上げる”など、線引きはしていますけどね」  ラルゲッシュ氏の発言からは、獲得した「言論の自由」「表現の自由」を錦の御旗にするのではなく、責任を持って防衛し、成長させていきたいという意志が感じられる。さらに、ラルゲッシュ氏は、こう続ける。 「扉は開かれたのだから、閉じさせるわけにはいけません。この作品を続けていくためには、自分の中に越えてはいけない一線を持つ必要もあると思っています。もちろん、時には弁護士に相談することもありますけどね」  キャプテンゴブザを通じて、ラルゲッシュ氏が目指しているのは、若い世代が「言論の自由」の下にクリエイティブな活動が行われていることを知って、それを継承し、よりよい作品づくりをする人々が育っていくことだという。  惜しむらくは、FacebookやYouTubeなどで見ることのできるキャプテンゴブザの作品が、ほぼアラビア語のものしかないこと。せめて英語字幕版は作ってほしいところだ。 「みんなそう言います(笑)。今、ボランティアでやってくれている人もいるけど……日本語字幕でも見られるようにするので、私の会社に投資してくれませんか? それと、(通訳に)あなたも手伝ってヨ!」  おそらくは、日本人のほとんどは「カルタゴの遺跡があるところ」程度の知識しかないチュニジア。昨年の革命も、やはりどこか遠い国の出来事という意識だったろう。日本からみればつながりが希薄に感じられる国で、こんな新たなスーパーヒーローが存在していた! それを知ることができただけ、今回のTAF2012は「国際」の文字を冠しているだけの価値はあったと感じることができた。 ■アニメ以上にチュニジア人は魅力的  キャプテンゴブザのみならず、チュニジアでは『ドラゴンボール』をはじめ、日本のアニメが既に知られているし、現地でもアニメーション制作は盛んに行われているという。
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左がズハイエール・マヒジューブ氏。
中央は通訳の鵜野孝紀さん。
 シンポジウムに登壇したアニメーション作家、マルサ・アニメーション映画および関連芸術振興協会代表のズハイエール・マヒジューブ氏によれば、チュニジアにおけるアニメーション制作の始まりは1960年代からだという。マヒジューブ氏をはじめ、当時の制作者はブルガリア、ルーマニア、チェコなどの東欧諸国でアニメーションの制作を学び、セル、切り絵、パペットなどの手法でチュニジアや、アラブ・イスラム圏などの民話を題材にするものが多かったという。1990年代に入ると西欧で技術を習得し、アマチュアのアニメーションサークルも設立され、現在に至っているそうだ。現在のチュニジアは、ヨーロッパで技術を学んだ人々によるアート志向のアニメーションと、カートゥーンアニメとが交じり合って存在しているといってよい。第一世代であるマヒジューブ氏は違和感があるのか、「最近の若い世代は、制作技術を知らずに日本風のアニメキャラクターのようなものを作ることに熱中しているのです」と批判的とも取れる発言もしていた。けれども、日本のアニメを嫌っているのではない。 「チュニジアではアニメーションの道へ進みたい人は増えているが、専門教育の場が少ないのが現状です。その意味で、日本のアニメシリーズの監督術、レイアウト、キャラの動かし方、背景技術、アニメシリーズの専門的な領域のノウハウは非常に有益です。ぜひ、両国でワークショップを定期的に開催していきたい」(マヒジューブ氏)  マヒジューブ氏は専門領域のみならず、アフリカ諸国でも定期的に子ども向けのアニメーション制作を利用したワークショップを行っているそうで、シンポジウム後のインタビューでは、内戦のあったコートジボアールで行った、戦争で荒んだ心を氷解させた子ども向けワークショップの成功例(戦争を生き抜いた子どもたちと「和解」をテーマに行うという趣旨のもの)を熱く語ってくれた。  日本に対してもワークショップの開催を呼びかけるのは、単に技術交流だけが目的ではない。 「チュニジアの若者は、日本に対してまじめでしっかりした国民性、民主主義の確立した国であることをイメージしています。ぜひ、日本の若者にもチュニジアに来て、新しい民主主義を見てもらい、その目にどう映るかを聞きたいと思っているんです。それに、日本人なら、キャプテンゴブザのようなキャラクターをどのように創るかも知りたいと思っているんです」  資料によれば、マヒジューブ氏は2006年、スタジオジブリの高畑勲氏を招いて日本のアニメーション映画を紹介する初めての試みを行うなど、かなりアクティブに活動している様子。こうした文化交流が、新たな両国のアニメーション制作者にとって創作のヒントになる可能性は高いだろう。ただやはり、惜しむらくは、日本ではチュニジアのアニメーションに触れる機会がほとんどないこと。その旨をマヒジューブ氏に話したところ、3本の短編アニメーションが収録されたDVDをプレゼントしてくれた。取材終了後、さっそく観賞してみたのだが、言葉はわからずとも(字幕がフランス語なので、筆者の語学力だと読んでいる間に話が先に……)、これまでに見たことのない新たな文化に触れワクワク感が止まらなかった。  ワクワク感といえば、チュニジアのブースでビデオ上映していた『Chateaux de sable(砂の城)』という短編作品も、実写とアニメーションを融合しながらチュニジアの歴史を描いていくという内容で、これまた日本では見たことのない表現の固まりであった。この作品の制作者であるムスタファ・タイエブ氏も、シンポジウムの登壇者に名前が記載されていたのだが「シャイなので……(通訳・談)」という理由で、なぜか舞台に上がらず撮影をしていた。てっきり気むずかしいアーティストかと思ったら、シンポジウム後に一緒にタバコを吸いながら、「昨日はメイド喫茶に行ったよ」という話から、革命におけるアメリカをはじめとした諸国の帝国主義的な干渉の問題まで、話の尽きない人物であった。  アニメも魅力的だが、人々も魅力的。がぜん興味を持ってしまった。美人も多いらしいので(ラルゲッシュ氏・談)一度は訪問してみたい! (取材・文=昼間たかし/今回の取材は鵜野孝紀さんの通訳に大変助けられました。ありがとうございました)
パリジャンバゲット 1本 これで日本も立て直したい……。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・【TAF2012】『巨人の星』だけじゃない!? インド市場が秘めるポテンシャルに大注目!【東京国際アニメ祭2011秋】「今後も大幅な品質向上は望めない?」中国アニメビジネスの現状「分裂の危機を回避していきたい」ノイタミナ山本PがTAF問題に言及ヒット作不足のテレビアニメ界 "無難"な「ジャンプ」の一人勝ち?巨大資本・文教堂の参入で激化する同人誌書店のシェア争いの行方

「そんなこと書いてなかった」、嵐・松本潤はあのデート・マニュアル誌の愛読者?

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【ジャニーズ研究会より】

 3月24日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)は、2時間のスペシャル版でした。この日、“芸能界の猛毒アニキ”として登場したのは爆笑問題の太田光。冒頭、櫻井翔が嵐の印象を聞くと、太田は爆笑問題として1996年放送の『愛LOVEジュニア』(テレビ東京系)に出演したときのことを語ります。番組の運動会の司会などもしていたそうで、「櫻井はこんなちっちゃかったの。(相方の)田中と同じくらい。まだ声変わりもしてなかった」と鮮明に覚えているようです。「小学生くらいだったよな?」との問いに櫻井は、「いや中学生でしたけど、ビジュアルは小学生」と自虐ネタでスタジオを沸かせます。「小坊主みたいな感じで、“なんだよバカヤロウ!”なんて言ってたよ」と太田は、まだ声が高かった当時の櫻井の真似をしてみせました。

元ハンセン病患者が語る激動の半生とジブリ作品に込められた宮崎駿の想い

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 10年前の3月、新聞各紙に厚生労働大臣・坂口力(当時)の名前である謝罪広告が掲載された。 「ハンセン病患者・元患者に対しては、国が『らい予防法』とこれに基づく隔離政策を継続したために、皆様方に耐え難い苦難と苦痛を与え続けてきました。このことに対し心からお詫び申し上げます」  この前年、小泉純一郎内閣総理大臣(当時)によって、政府はハンセン病国家賠償請求訴訟判決への控訴棄却を決定。国は正式にハンセン病に対して、これまで取ってきた政策の誤りを認めることとなった。1996年に「らい予防法廃止法」が施行されるまで、感染を防止するという名目で、隔離政策が推進されてきたハンセン病。しかし、その原因となるらい菌の感染力はとても弱く、日常生活を共にしても感染するような病気ではない。国や医学界は昭和20(1945)年代にその事実を知りながらも、隔離政策を推奨する「らい予防法」を1996年まで存続させてきたのだ。  厚生労働大臣の謝罪から10年。ハンセン病を取り巻く状況はどのように変化しているのか。東京都東村山市にある国立ハンセン病資料館に佐川修氏を訪ねた。  ハンセン病療養所「多磨全生園」に併設されている国立ハンセン病資料館。この施設の立ち上げから精力的に活動を行い、現在でも語り部としてその悲劇を語り継いでいる佐川氏は今年83歳。自身も元ハンセン病患者であり、国や法律に振り回された半生を送った。  ハンセン病に罹患すると、末梢神経障害と皮膚症状を併発し、顔面や手足にひどい変形を生じさせることもある。14歳からハンセン病患者として、隔離施設の中で生きてきた佐川氏。病気自体は完治しているものの、今でも後遺症の影響で右手が動くことはない。 R0030967.jpg 「ハンセン病というだけで、これまで罪人のような目で見られてきました。古来より禍々しい病気として敬遠され、仏教の教えでも、過去には『前世で悪いことをしたからハンセン病になった』と伝えられていたんです」  とくに身体が変形してしまう症状が人々に恐れられ、ハンセン病は特別な偏見の目で見られてきた。 ■「ハンセン病の大ボス」御用学者の影響力  ハンセン病の特効薬である「プロミン」は1943年に開発された。日本でも、1949年に使用が開始され、不治の病ではなくなっている。では、いったいなぜハンセン病の問題は50年にわたって放置されてしまったのだろうか? そこには、ある学者の影があるという。 「光田健輔(1876〜1964年)という学者が、日本のハンセン病治療にとても大きな影響力を持っていたんです。彼が強制隔離政策や優生政策(患者に対する断種・不妊手術)を推進しました。さらに、彼の弟子にあたる人々が各地の療養所の所長などの立場になり、ハンセン病治療の現場を牛耳ってきた。光田先生が亡くなり、彼の影響力が弱まってから、ようやく隔離政策をはじめとするハンセン病治療に対する議論が活発になったんです。彼は、まさにハンセン病の大ボスのような存在ですね」  冗談めかして語る佐川氏だが、その眼光は鋭い。  現在では、らい予防法は廃止され、ハンセン病国家賠償請求訴訟にも勝訴、社会の無理解から解放されたハンセン病患者や元患者たち。メディアにその名前が登場することもなく、ハンセン病はすでに“終わった”病気であるとされている。そんな認識に対してもまた、佐川氏は深いため息をつく。 「表面的にはハンセン病の問題は解決されたことになっていますが、いまだに根強く偏見は残っている。小学校の先生が怪談として『ハンセン病患者が墓場を掘り起こす』という話を子どもたちに聞かせていたこともあったし、ホテルで元患者の宿泊が拒否される事件もあった。とんでもないことです」  もちろん、佐川氏自身もそんな偏見の被害者だった。 「でも、僕は比較的大丈夫なほうだった。いわれのない差別には言い返すから、そうすると相手が黙っちゃうんです」  闊達な口調で言い返す佐川氏の姿は頼もしい。しかし、そんな佐川氏ですらも、いまだに心の傷が癒えない差別を経験した。 「私たち夫婦には子どもはいませんが、かつて一度だけ子どもができたことがあります。けれども、療養所の職員から『あなたたちは産まないほうがいい』と言われ、堕ろさなければならなくなった。堕ろした後、看護婦さんから『男の子でしたよ』と言われました。その子どもが生きていたら、もう50歳以上。その後妻は、子どもができないように不妊手術を受けさせられました」 R0030948.jpg  ハンセン病患者の遺伝子を残さないために、国は患者たちに対して強制的に不妊治療を受けさせた。しかし、ハンセン病は遺伝するものではない。ましてや、佐川氏のこのエピソードも、特効薬が開発された後の時代だ。生まれてくることのなかった子どもたちもまた、ゆがんだハンセン病政策の被害者だった。 ■ハンセン病問題に取り組む宮崎駿  このハンセン病の問題に対し、別の角度から意識を持って取り組んでいる意外な人物がいる。スタジオジブリの宮崎駿だ。『千と千尋の神隠し』(2001)や『もののけ姫』(1997)などで、ハンセン病患者と思われるキャラクターを登場させている宮崎氏は、資料館にも足繁く通っており、佐川氏とも懇意にしている。 「普通に見たらわからないかもしれませんが、包帯でぐるぐる巻きの描写や、名前を取られてしまうといった設定はハンセン病患者そのものなんです。宮崎さんは記念碑や保育園を作ったときにもここに来ていただきましたし、寄付をいただいたこともあります。周囲に子どもがいるとサインをねだられて大変なんですよ」  力強いサポーターの存在を武器に、ハンセン病に対する偏見に取り組む佐川氏。宮崎氏のほかにも国会議員をはじめとする要人と交渉しながら、これまで数万人以上の人々にハンセン病の現状を訴え続けてきた。  では、そんな半生を、佐川氏はどのように思っているのだろうか? 「ハンセン病になったこともひとつの試練だったんだと思います。この病気になったから、いろいろな人とも知り合うことができ、活発に活動することが出来ました。子どもがいて、平凡な人生を送っていたらどうなってたかな……。考えないこともないけど、いまさら考えても仕方ないです」  現在、多磨全生園では260人の入所者が暮らしている。平均年齢は現在84歳。およそ、あと20年もすぎればハンセン病の記憶は日本から消えていくだろう。だが、このままハンセン病を終わらせていいのだろうか。はたして、ハンセン病から日本の社会は何かを学ぶことができたのだろうか。その半生のほとんどを偏見にさらされた佐川氏は多磨全生園の自治会長として、とてもつつましい願いを語る。 「現在残っている患者たちの終焉を見届けるつもりです。みんなが安心して生活をし、穏やかに死んでいけるよう、自治会長として頑張っていきたいですね」  そのささやかな願いを勝ち取るために、佐川氏をはじめ、ハンセン病患者や元患者たちは想像を絶するほどの戦いを強いられてきた。ハンセン病の存在を隔離政策によって無視してきたように、その苦闘の歴史をわれわれはまだ直視できていないのではないだろうか。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●さがわ・おさむ 1929年、東京都生まれ。国立ハンセン病資料館運営委員。10代よりハンセン病療養施設に入所し、現在も多磨全生園に生活する。語り部として、自身の経験を講演しながら、これまでに数万人へハンセン病への理解を呼びかけている。2006年4月から多磨全生園入所者自治会会長。
千と千尋の神隠し 深いなぁ。 amazon_associate_logo.jpg
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そりゃヘルシーだろうけど……「生大根ダイエット」の大根わっしょいレシピの数々

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「やせてヘルシー! 生大根ダイエッ
ト」(主婦の友社)

 「○○ダイエット」。この言葉にどれだけの女たちが振り回され、裏切られ、苦汁をなめてきただろうか。「リンゴがいい」と聞きつけては、朝昼晩と狂ったようにリンゴを食べ続けた。「いや、バナナだ」と言う人あれば、スーパーからバナナが消えた。「ゆで卵」に至っては、板東英二もどん引きするくらいむさぼり食った。

 しかし、これらいわゆる“一品ダイエット”はリバウンドという悲しい記憶と記録だけ残して終わっていく。極端な食生活により一時的に体重は減るものの、驚くほど簡単に元に戻る。同じものを食べ続ける「飽き」との戦い、他のものが食べられない「ストレス」との戦いに、身体はあっさりと白旗を揚げるのだ。高校時代、私はブームだった「リンゴダイエット」に手を出し(もちろん玉砕)、それ以来リンゴを見るたびに反射的に「米」と「肉」が食べたくなってしまう。なんてトラウマだ。栄養バランスがよい食事を心がけ、毎日の運動も欠かさない。それがダイエット、いや健康への急がば回れだと誰もが分かっているのに、「○○ダイエット」のようなスーパーでミラクルな一手につい惹かれてしまう。この「生大根ダイエット」も、そんな女心を狂わせるあだ花だと思っていた。

“日本のメッシ”サッカー欧州組の歴史を塗り替えてゆく香川真司はなぜ活躍できるのか

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 独ボルシア・ドルトムントに所属するサッカー日本代表MF香川真司の評価が急騰している。25日に行われたブンデスリーガ第27節ケルン戦で2ゴール、1アシストを上げ、チームを6-1の勝利に導いたのだ。 「勝ち越し点は、角度のないところからのダイレクトボレー。難易度の高いスーパーゴールでした。スペイン紙では『日本のメッシ』と報じられたぐらい。さすがに褒めすぎとは思うのですが(笑)、今期3度目になるMVPにも選出され、ドイツにおける香川の評価も定まった感があります」(サッカーライター)  このゴールで今期リーグ11得点目。すでに昨期の9得点を上回り、得点ランキングもMFながらリーグ9位に浮上。アシスト数も7と、もはやリーグ首位を走るドルトムントの大黒柱といっていいほどの活躍ぶり。何よりも、シーズン11得点は欧州1部リーグでの日本人最多得点に並ぶもの。これは快挙というしかないだろう。 「同じくブンデスリーガのフランクフルトに所属していた高原直泰が2006~07年にマークした11ゴールに並ぶ数字。欧州で最も成功した日本人選手ともいえる中田英寿がペルージャ時代に記録した数字(10ゴール)をも上回っていますからね。大記録ですよ! 香川の現在の好調さと残り試合数を考えると、記録を更新する可能性大ですね」(同)  香川が過去の“欧州組”と比べて優れているのは継続性という点。高原は11ゴールを記録したシーズン以外はいまひとつだったし、中田にしてもペルージャで活躍した後はローマで存在感を示した時期もあったが、以降はレギュラーポジションを奪えず所属チームを転々とするなど、尻すぼみの感が拭えなかった。だが、香川の場合、特筆すべきは昨シーズンが欧州デビューだったにもかかわらずいきなり大活躍し、今期も2年目のジンクスに陥ることなく昨期を上回る活躍を続けている点。その要因について、前出のサッカーライターは次のように語る。 「まず、これまで欧州でプレーしたどの選手よりも技術が優れていることが挙げられます。そして、何よりも優れているのは、そんな高い技術を誇っているにもかかわらず、彼が極めて利他的なチームプレーヤーである点です。過去にも中田や中村俊輔(現・横浜F・マリノス)のように高い技術を持つ選手もいましたが、彼らは自分がチームの王様でないと力を発揮できませんでした。しかし、欧州には彼らレベルのテクニックの持ち主はゴロゴロいます。だからこそ、中田はビッグクラブでレギュラーを奪えなかったし、中村はスペインで成功できなかった。その点、香川は独善的なプレーに走ることなく、チームプレーの中で自らの高い技術を発揮できるタイプ。守備にも積極的に参加するし、どんなチームでも活躍できますよ」  そんな香川には、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルといったイングランドのビッグクラブからの獲得の打診があったとも伝えられる。ドルトムントも年俸大幅アップで慰留に努める構えだが、いまだに契約延長に至っていないだけに今夏の移籍も現実味を帯びてくる。 「マンチェスターUといえば、世界でも1、2位を争う名門クラブ。所属選手はスタープレーヤー揃いですが、香川なら十分通用すると思いますよ。同クラブには元韓国代表MFのパク・チソンが所属しており、彼も香川と同じく利他的なチームプレーヤーで活躍できていますからね。香川はパクよりも攻撃センスも技術も格段に優れているわけですから有望です。ぜひ、移籍してもらいたいですね」(同)  欧州で最も成功したアジア人選手として、世界中に知れ渡るのも時間の問題か。 (文=牧隆文)
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