山木の決死の東南アジア旅行記 6

出国前に、コーディネーターに「タイで出来ること考えておいて」と言いました。「何か格闘技やってますか?」という質問に「最近はムエタイやってますよ」とも言いました。うん、確かにどこかで言った。それだけだったはずなのに、どこでどう化学変化を起こしたのか「日本の有望な若手選手が、タイに武者修行に来た!」と伝えられていました。「そんなワケだから、試合を組みました。向こうもノリノリでランカーが来てます。頑張ってください」

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風俗界騒然! アイドル戦国時代に旋風を巻き起こす!? 風俗嬢アイドル発掘企画バラエティー FTB48 人気風俗店のフードルたちが 全力のバカエロ! そんなFTB48からエロリンピックの最新情報! ■ブルースカイゲーム メモに書かれた内容を実行するというゲーム。「コマネチ!」おバカな内容もありますが、ゲームそっちのけでこんなエロも… ブラジャー強奪!? おっぱいチェック! パイパンチェック!?(広告)

山口敏太郎が語る――オセロ中島が陥ったオカルト業界の恐怖の洗脳とは

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『都市伝説学者山口敏太郎』(青林堂)
UMA、心霊現象、都市伝説、オカルト......科学や情報技術が発達した現代でも、今なお話題に上がり続ける真贋不明な有象無象を、"摩訶不思議"のオーソリティー・山口敏太郎が縦横無尽にぶった斬る  筆者は、霊能者やカルト教団による洗脳や霊感商法に対して、批判や暴露を行ってきた。だが、その啓蒙活動もむなしく、被害は今も続いており、多くの人々が苦しめられている。先の見えない不況に陥った我が国では今後も悲劇が繰り返されることだろう。  カルト教団による霊感商法・洗脳と、占い師による占いや寺社仏閣によるお祓いの違いだが、科学的ではないという点では同じである。  あえて、はっきり"その違い"を断言すると動く金額にあると思う。占いはせいぜい数千円から数万円であり、お寺でのお祓いや読経でも数万円であり、お金持ちの依頼者がどんな高僧に頼んでも数十万円の範疇。100万円を超ることはほとんどない。この程度の金額ならば、依頼者が破綻することもない。  ところが、中には数百万、数千万円を請求する霊能者やカルト教団がおり、そのために自己破産や破滅に追い込まれる被害者がいる。これは明らかに犯罪である。  占いで数千円、数万円使うぐらいならば、大きな社会問題になることはない。恋に悩む若者や仕事で苦しむ中高年の相談口として"良心的な占い師"は必要である。街角の心の癒やしとしての役割を果たす、"良心的な占い師"はあってしかるべきであると筆者は思っている。  だが、今回のオセロ中島の場合はどうだろうか。明らかに依頼人を経済的に破綻に追い込んでいるし、占い師がたかっているようにしか見えない。これは明らかにカルトによる洗脳であると言ってよいのではないだろうか。  この手の洗脳の手法は次のとおりである。まず、ターゲットの心の拠り所や価値観を徹底的に破壊する。その後、未来の不安や恐怖を植え付け、弱りきったところに"やさしい救いの手"を差し伸べる。この手法を使えば、大部分の人間の心は操れるらしく、ベトナム戦争当時、共産軍サイドが米国兵士に対して洗脳を駆使したことで広く知られている。  我が国においても、某オカルト雑誌が散々読者を不安にする記事を展開しておき、その記事の次に"超能力開発グッズ"の宣伝ページを持ってきたり、セミナー商法を行う悪徳業者が、参加者から金をむしりとる手法に使ったりしている。  多分、現在オセロ中島は"外界の人間はすべて敵"、"批判じみた外部からの意見は神の試練"などと説かれ、心を閉ざす状態になっていると思われる。早い段階で、警察による身柄の奪還と、病院施設での洗脳専門のカウンセラーによる心の治療が必要かと思われる。  なお、筆者がこのような論説を書くと「山口敏太郎も同じ穴のムジナ」「奴もオカルトで食っているくせに」という意見を吐く、見識の浅い御仁が出てくる。だが、これにはあらかじめ反論しておこう。  筆者・山口敏太郎のスタイルは、以下の2つである。 「インチキなオカルトを批判し、トリックを暴露し、本当に不思議と思えるオカルト事例を洗い出す作業」 「東京スポーツネタのように、最初からギャグないしはエンタメとして創られたオカルトをプロレスのように楽しむスタイル」  いかがであろうか。  筆者のオカルトのインチキを暴き、真の不思議を見出す作業が、某オカルト雑誌やカルト教団のように、とっくに正体がわかっているオカルトを、世界の謎と奉り、多くの人々を騙す作業と同じ穴のムジナであろうか。オカルトを"意図的に創作された健全なエンタメ"分野に昇華しようとしている筆者のスタイルと、なんでもかんでも真の謎として垂れ流し、妄信的なビリーバーというカルト要員を生み出している奴らのスタイルは別物である。  この日本から、この手の悪質な霊感商法がなくなるまで筆者は主張し続ける。 (文=山口敏太郎) yamaguchibintaro200.jpg ●やまぐち・びんたろう 1966年7月20日生まれ、徳島県出身。血液型AのRHマイナス。作家・漫画原作者・ライター・オカルト研究家などさまざまな肩書を持つ。UMAや心霊・都市伝説など、あらゆる不思議分野に精通する唯一のオールラウンドプレイヤー。
都市伝説学者山口敏太郎 よろしく。 amazon_associate_logo.jpg
●【山口敏太郎の摩訶不思議ぶった切り】INDEX 【VOL.5】 昭和の子どもたちに愛された "近所の怪獣"ヒバゴン 死因は老衰だった!? 【VOL.4】「世界滅亡の断言」を強要された!? オカルトにかかわるマスメディアの責任とは 【VOL.3】オカルトやホラーを家族で楽しむために「2012年 ハルマゲドン商法」を討つべし 【VOL.2】「いったい誰の仕業か」UFOの大群が飛来する怪事件が指し示すもの 【VOL.1】"オフィシャルか、プライベートか......現代における「妖怪と幽霊の違い」とは?

華やかすぎる女性遍歴の伊勢谷友介、プライベートな一面とは

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「NODE No.9」(美研インターナ
ショナル)

 モデル出身で現在は映画を中心に俳優として活躍する伊勢谷友介。力石徹役を演じた映画『あしたのジョー』では過酷な減量を行ったことも記憶に新しい。また映画監督としても活動しており、2作目となる映画『セイジ‐陸の魚‐』が2月18日に公開されたばかりだ。東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業し、大学4年生時にはニューヨーク大学に短期留学して映画制作を学ぶなどアーティスティックな一面を持っている。

 そんな伊勢谷が、『セイジ』のプロモーションで出演したテレビ番組『チューボーですよ!』(TBS系)で「腹違いの兄が山本寛斎なんです」と衝撃告白をしたことを、2月23日発売の「女性セブン」(小学館)が伝えている。

きゃりーぱみゅぱみゅはダサイ? オシャレ? センスの高い星座ベスト3

【ハピズムより】

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『もしもし原宿』(ワーナーミュージック・ジャパン)

 芸能界には、時代の最先端というより、つき抜けてしまったファッションセンスの持ち主がしばしば現れます。彼女たちは普通にしていれば十分可愛く美人なのに、あえて品がなかったり、常識からは想像もできないものをまとったりと、ダサさすれすれの格好を選びます。

 「原宿のカリスマ」として女子高生から絶大な人気を受け、テレビ、CMで見る日がないほどの人気を獲得したきゃりーぱみゅぱみゅさんもその一人。最近、素顔を披露しましたが、ぱっちり目にあどけない顔立ちはノーメークでも十分可愛らしい。なのに、あえて毒々しいメイクや奇抜なファッションで活動しています。本人は男性受けなどまったく意識していないのか、世間の目にも何ものにも左右されず、自分らしさを追求する彼女のスタンスは女性にとっては憧れの存在。

 それもこれも、センスあってのもの。他人から見たらちょっとまねするのには躊躇するけれど、それでもなんだかオシャレにみえる。一歩間違えれば単なる"ヘンな人"になってしまう奇抜なファッションを、センスよく着こなせる星座ベスト3を紹介します。

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売れっ子アーティストが続々移籍で演歌系レコード会社から聞こえる悲鳴


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Perfume公式サイトより
 大手芸能プロ・アミューズに所属する女性3人組のダンス&ボーカルユニット・Perfume(パフューム)がメジャーデビュー以降に所属していたレコード会社・徳間ジャパンコミュニケーションズからユニバーサルJに移籍し、今年1作目の新曲「Spring of Life」を今春発売することが先日発表された。 「同ユニットの曲は海外でも注目されているため、世界戦略を視野に入れての移籍のようだ。ユニバーサルは77カ国に展開し、世界最大のマーケットシェアを誇る。海外進出の第1弾として、昨年発売された最新アルバム『JPN』の収録曲が、日本を除く世界50カ国のiTunes Storeで3月6日より同時配信リリースされることとなり、早くも移籍の効果を発揮した」(レコード会社関係者)  とはいえ、同ユニットは今や徳間ジャパンにとって看板アーティストとなっていただけに、移籍によるダメージはかなり大きいようだ。 「同ユニットは『JPN』も含め、アルバムは30万枚、シングルは10万枚以上売り上げている。同社は演歌に力を入れているレコード会社のひとつで、同社の演歌歌手のエースは水森かおりだが、昨年11月に発売したアルバム『歌謡紀行X』は2万枚程度しか売れなかった。同社からは吉川晃司もユニバーサルに移籍した」(同)  ほかに業界内では演歌系と呼ばれているレコード会社は、氷川きよしらが所属する日本コロムビア、北島三郎らが所属する日本クラウン、川中美幸らが所属するテイチクエンタテインメント、香田晋らが所属するキングレコードらがあるが、各社からはこれまでに売れっ子の移籍が相次ぎ、今後も大物の移籍がウワサされているというのだ。 「コロムビアからは河村隆一、クラウンからはSKE48とGACKTが、テイチクからは吉田拓郎がエイベックスへ、キングからは徳永英明がユニバーサルに移籍している。さらに、AKB48関係の姉妹グループはすべてエイベックスへの移籍がうわさされているだけに、キングにとってはAKB48が抜けたら大損失。テイチクもいまや関ジャニ∞が看板だが、関ジャニはいずれジャニーズの自社レーベルに移籍することになりそう。売れっ子アーティストがプロモーション費や制作費をかけられるレコード会社に移籍するのは仕方ないことで、引き留めるわけにはいかない」(音楽関係者)  音楽配信の活性化でCDが売れず、音楽不況といわれて久しいが、演歌界に新たなスターが誕生しそうな気配はないだけに、演歌系のレコード会社は今後ますます苦境に立たされることになりそうだ。
ポリリズム 下積み長かったもんね。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・エビちゃんにPerfumeのっち......ミュージシャンはなぜモテるのか!?「職場恋愛が続々......」アミューズは恋愛天国!? 大物カップルが誕生するワケ「空席祭りか定価割れ必至」Perfumeの10周年記念東京ドーム公演に賛否両論

売れっ子アーティストが続々移籍で演歌系レコード会社から聞こえる悲鳴

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Perfume公式サイトより
 大手芸能プロ・アミューズに所属する女性3人組のダンス&ボーカルユニット・Perfume(パフューム)がメジャーデビュー以降に所属していたレコード会社・徳間ジャパンコミュニケーションズからユニバーサルJに移籍し、今年1作目の新曲「Spring of Life」を今春発売することが先日発表された。 「同ユニットの曲は海外でも注目されているため、世界戦略を視野に入れての移籍のようだ。ユニバーサルは77カ国に展開し、世界最大のマーケットシェアを誇る。海外進出の第1弾として、昨年発売された最新アルバム『JPN』の収録曲が、日本を除く世界50カ国のiTunes Storeで3月6日より同時配信リリースされることとなり、早くも移籍の効果を発揮した」(レコード会社関係者)  とはいえ、同ユニットは今や徳間ジャパンにとって看板アーティストとなっていただけに、移籍によるダメージはかなり大きいようだ。 「同ユニットは『JPN』も含め、アルバムは30万枚、シングルは10万枚以上売り上げている。同社は演歌に力を入れているレコード会社のひとつで、同社の演歌歌手のエースは水森かおりだが、昨年11月に発売したアルバム『歌謡紀行X』は2万枚程度しか売れなかった。同社からは吉川晃司もユニバーサルに移籍した」(同)  ほかに業界内では演歌系と呼ばれているレコード会社は、氷川きよしらが所属する日本コロムビア、北島三郎らが所属する日本クラウン、川中美幸らが所属するテイチクエンタテインメント、香田晋らが所属するキングレコードらがあるが、各社からはこれまでに売れっ子の移籍が相次ぎ、今後も大物の移籍がウワサされているというのだ。 「コロムビアからは河村隆一、クラウンからはSKE48とGACKTが、テイチクからは吉田拓郎がエイベックスへ、キングからは徳永英明がユニバーサルに移籍している。さらに、AKB48関係の姉妹グループはすべてエイベックスへの移籍がうわさされているだけに、キングにとってはAKB48が抜けたら大損失。テイチクもいまや関ジャニ∞が看板だが、関ジャニはいずれジャニーズの自社レーベルに移籍することになりそう。売れっ子アーティストがプロモーション費や制作費をかけられるレコード会社に移籍するのは仕方ないことで、引き留めるわけにはいかない」(音楽関係者)  音楽配信の活性化でCDが売れず、音楽不況といわれて久しいが、演歌界に新たなスターが誕生しそうな気配はないだけに、演歌系のレコード会社は今後ますます苦境に立たされることになりそうだ。
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【関連記事】 ・エビちゃんにPerfumeのっち......ミュージシャンはなぜモテるのか!?「職場恋愛が続々......」アミューズは恋愛天国!? 大物カップルが誕生するワケ「空席祭りか定価割れ必至」Perfumeの10周年記念東京ドーム公演に賛否両論

KAT-TUNニューアルバムが歴代新記録達成! でも喜べない事情とは?


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どのグループにも不遇の時代はあるもんさ
【サイゾーウーマンより】  2月22日にリリースされたKAT-TUN6枚目のアルバム『CHAIN』が3月5日付のオリコンCDアルバム週間ランキング1位をゲットしたことが分かった。  これで、KAT-TUNは2006年に発売された初のアルバム『Best of KAT-TUN』以降、6作連続でウィークリー首位に輝いたこととなる。マスコミは「男性アーティストでは初」「チェッカーズらの5作を塗り替え歴代新記録」などと華々しく報じ、KAT-TUNの変わらぬ人気を強調したが、実際のところはどうなのだろうか? 「まず、今回のアルバムは初週11.0万枚を売り上げましたが、これは前作の『NO MORE PAIN』を4万枚以上下回る数字。この流れでいくと、次作は10万枚を切るのでは? とも言われています」(ジャニーズに詳しい記者)

震災2週間後の被災地を映した『311』 テーマは現代人が感じる"後ろめたさ"

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ドキュメンタリー映画『311』。森達也をはじめとする4人の映像作家
たちがビデオカメラを手に、福島、宮城、岩手の被災地をめぐる。
(c)森達也・綿井健陽・松林要樹・安岡卓治
 "誰も、見たくなかったはずのドキュメンタリー。"が劇場公開される。4人の映像作家たちによる共同監督作『311』がそれだ。2011年3月11日に発生した東日本大震災を題材にしたものだが、その内容が賛否を呼んでいる。山形国際ドキュメンタリー映画祭、釜山国際映画祭で先行上映されただけにも関わらず、「映画芸術」の2011年日本映画ワーストテン第12位にランキングされているほど。『A』(98)、『A2』(01)でオウム真理教をめぐるマスコミや警察の異常さと周辺住民の戸惑いを描いた森達也、戦場ジャーナリストとして知られる綿井健陽、ビルマ戦線に送られた未帰還兵たちを追った『花と兵隊』(09)の新鋭・松林要樹、『A』『A2』のプロデューサーである安岡卓治の4人が、映画を撮るという目的意識のないまま、被災地の様子を確かめに行こうと1台の車に同乗して出発。被災から2週間が経過した浪江町、大船渡、仙台、陸前高田、石巻......をビデオカメラを回しながら北上していく。作品にするという明確な意識を持たずに4人が撮った映像は、テレビや新聞・雑誌でイヤというほど被災地の光景を見てきたはずである安全な場所にいた人間に衝撃を与える。マスメディアで流れていた映像や写真は、あくまでもメディア側によって選択され、ろ過され、切り取られていたものであったことを思い知らされる。さらに遺体を運ぶ様子にカメラを向けていた彼らは、被災者のひとりから角材を投げつけられ、カメラを弾き飛ばされる。同じ場所にいた新聞記者からは「恥ずかしいよ」と罵られる。カメラを回しているうちに、次第にハイになっていくジャーナリストの業までも映し込んだ毒々しい内容なのだ。  都内では初となる『311』の上映が、2月8日に「座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル」のプログラムとして行われた。上映後に4人の監督たちが揃って観客との質疑応答の場を開いたが、『A2』以降は劇場作品から遠ざかり、作家活動をメーンにしていた森達也のコメントが際立っていた。彼の言葉を中心に伝えよう。
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『A2』(02)以降は作家活動を中心にして
いた森達也。著書『A3』(集英社インター
ナショナル)が2011年講談社ノンフィクション
賞を受賞。
 「映画の中でも言っていますが、そもそも映画にするつもりはなかった。東京に戻ってから撮ってきた素材を繋ぐとは聞いたけど、形にならないだろうと思ってました。映画にしようというモチベーションがないままに撮っていましたし、共同監督なんて本来ありえないですよ。ドキュメンタリーは自分を出すものだと思ってますから。今回は安岡の策略に乗せられた感じで、映画を完成させた実感は湧かないです。実感のないものを劇場公開していいのかという葛藤はあるんですが、試しに幾つかの映画祭で上映したところ、反響がすごい。いい意味でも悪い意味でも。これはもう作品がひとり歩きしてるなと。作品を観たみなさんから意見、感想、質問を投げ掛けてほしい。それを含めた作品だと思う。まだ作品は終わってない気がします」  伝説のドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』(87)の助監督をつとめ、平野勝之監督の『由美香』(97)ほか数多くのインディペンデント作品をプロデュースしてきた安岡卓治にとっても本作は特殊な作品であるようだ。
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数多くのインディペンデント映画をプロデュ
ースしてきた安岡卓治。日本映画学校ではドキュ
メンタリーのゼミを担当し、若手作家を育てた。
安岡 「4人で被災地を6日間一緒に回り、それぞれの視点で撮ったものです。編集はボクがやったんですが、4人がそれぞれどのような視点で被災地を見ていたのか自分が知りたくなったからです。6日間、ボクらは常軌を逸していた。精神状態はまともじゃなかった。必死になって撮っていたけど、それが何を伝えられるかというと、そこまでには達していない。ボク自身がカメラを回していて感じたのは、ある種の無力感、喪失感でした。『自分に何ができるのか』と自問自答した6日間でした。それで他の3人と6日間どんな話をしていたのか整理するつもりで編集したんです。これまで自分が参加してきたドキュメンタリー作品とは異なる組み方でした。いつものドキュメンタリーとは違うものができている手応えは感じたんです。『被災地に行って何ができたのか?』と問われれば、何もできませんでした。でも、自分たちが現実と向き合ったことで生じた変化や、カメラを持つ人間が背負う狂気や原罪みたいなものが映っているんじゃないか。それが、編集作業を一段落させたときの実感でした。取材する側の問題提起になるかという気持ちで映画祭に出品したんです」  森達也は3.11以降に感じる"後ろめたさ"が本作のキーワードだと言う。肝になる部分なので、少し長くなるが彼の言葉に着目したい。
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ビデオジャーナリストの綿井健陽。戦時下の
イラクを撮影取材した『Little Birds イラク
戦火の家族たち』(05)が劇場公開されて
いる。
 「去年の3月11日、ボクは六本木にいたんです。地方のディレクターやプロデューサーたちと一緒にいて、携帯電話も繋がらないし交通機関も動いていないので、居酒屋でさんざん飲んでベロンベロンになってました。深夜になってようやくテレビを見て、初めて津波の被害のスゴさを知り、驚きました。大勢の方たちが亡くなったとき、自分は数100kmしか離れていないのに酔っぱらっていたんです。翌朝以降もテレビを見ては落ち込んでいました。鬱病みたいな状態でした。現地に行った取材者は遺族の方たちに『今のお気持ちは?』と尋ねるわけです。バカですよ。でも聞かないことには何も始まらない。普段からメディアの仕事をしていて、事件や事故が起きれば現場へ行く。不幸を撮りに行くわけです。それが仕事なのに、そのことをごまかしてきた。でも、今回は規模が大きすぎるんです。見渡す限りガレキの山で、遺体があり、被災者がいる。ボクだけでなく、ほとんどのメディア関係者が呆然と立ち尽くしていました。一体、何を聞けばいいのか? そもそも何をしに来たのか? その"後ろめたさ"は震災以降、多くの日本人が感じていること。ボクらは生きて、毎日息を吸って、美味しいものを食べて暮らしている。でも、彼らは流されてしまった。何が違ったのか? 何も違いません。今回だけじゃないんです。世界では戦争もあるし飢饉もある。毎日大勢の人たちが泣きながら亡くなっている。そのことを大変だなと思いつつも、しようがないと思ってきた。だが3.11以降、自分の冷酷さに気づいた。後ろめたいんです。つまり、後ろめたさがキーワードです。後ろめたさが辛いので、ごまかしたくなる。で、どうするかというと、『日本はひとつ』『がんばれニッポン』『絆』とかに行っちゃう。そっちに行っちゃダメなんです。この後ろめたい想いを今しっかり見つめないと。テーマは語るものではありません。今言ったことは忘れてください。映画から感じてください」 ■隠された遺体と取材という名の暴力  今回、自宅に引きこもっていた森達也を被災地へと誘ったビデオジャーナリストの綿井健陽は、"後ろめたさ"についてこう語る。
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最年少(1979年生まれ)の松林要樹。原発
事故による被災者たちの生活を密着取材した
『相馬看花 第1部奪われた土地の記憶』が
初夏に公開予定。
綿井 「ボクはこの4人の中でいちばん後ろめたさが薄いように思います。つまり、イラクやアフガンで戦場取材をしています。遺体とか、いっぱい撮ってきました。これまでは、それが普通だったんです。それが今回の震災で日本のメディア状況を見ていると、完全に遺体が消えていた。消えたというより、消されていた。テレビもそうだし、新聞もそう。フライデーみたいな写真誌ですらそうでした。ブルーシートを掛けられた遺体や棺の写真はありましたが、生の遺体はありませんでした。一律に消えていたことが気持ち悪く、何なんだろうと現地でずっと考えていました。後ろめたさで言えば、自分があまりにも原発のことを知らなすぎることに、今回初めて福島へ行ったことで気づきました。放射能の怖さを知った。ボクは映像ジャーナリストなので、何か起きるとパッとカメラを回す。ある種の放射能ハイになっている部分に後から気づきましたね」  目的意識のないまま被災地に向かったはずの4人だが、ジャーナリストとしての習性からカメラを回しているうちに、次第に被災地の状況を自分たちなりのカメラ目線で記録しようという気持ちが芽生え始める。観客からの「どの時点から、作品にしようと考え始めたのか?」と質問され、森達也の「4人で意見が異なると思う」という言葉を継いで、綿井健陽と4人の中で最年少の松林要樹がこう答えた。 綿井 「森さんと安岡さんといえば、『A』『A2』のコンビ。2人の新作が見たいという気持ちが客観的にあった。最初はやる気がなく、ビデオカメラを脇に置いていた森さんが、途中からスイッチが入ってカメラを回し始めた。その様子をボクが後ろから撮ったんです」
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「座・高円寺」で行われた上映会の模様。『A』
『A2』のコンビである森達也、安岡卓治の2人の
やりとりがふるっていた。
松林 「大川小に入るくらいから、遺体捜索をしている遺族に同行取材している森さんが絵になるのが分かった。というか今回の映像を作品にするなら、森さんを撮らないことには形にならないと思いました。それで森さんをメーンにして撮ろうと考え、森さんにピンマイクをボクから付けさせてもらったんです」  『311』の終盤、見つかった遺体を運ぶ様子をカメラで追っていた一行は、被災者のひとりから不快感、不信感から角材を投げつけられる。森達也はその男性と向き合い「申し訳ないと思う。でも撮影はやめない」と押し問答になる。ここで、安岡卓治は今回の映像はドキュメンタリー作品にするつもりであること、撮った映像は後日見せることを口にし、連絡先を交換する。4人の中に明確に目的意識が植え付けられた瞬間だ。被災者であり自身の家族も失っていたこの男性に、『311』の完成後に安岡卓治は約束通り連絡を取り、他の3人も同行する形で映像を見せ、了解を得ている。森達也はこのことについて、最後まで反対だったと語った。  「カメラで撮ることには加害性があります。ボクは、あの人にもコンセンサスを取る必要はなかったと思っています。ドキュメンタリーを撮るんだったら、コンセンサスを取れないことはいくらでもあるんです。そういうものをボクは映像素材にしてきた。暴力行為ですよ。そもそも、そうやってきた。今回、あの人にだけコンセンサスを取るのはフェアじゃない。やるんだったら、すべて傷つけるんだという気持ちがあった。加害性があるのは当たり前だし、常々それは思ってきました」  『311』を見終えると、どんよりとした気分に襲われる。映画にしなくてはいけないという義務感、本当に映画になるのだろうかという自分たちへの猜疑心、この6日間はなんだったんだろうかという虚脱感......、混沌とした感情を抱えたまま、男たちが引き揚げていく姿で作品は終わりを告げる。『311』には被災地に今後どのように対応すべきかといった答えは明示されない。だが、映画にはソフィスティケートされたエンターテインメント作品がある一方で、テレビでは放映されない毒薬的なまがまがしさがあることを認識させる。そして、そのまがまがしさとは人間自身から生まれたものでもある。最後も森達也のコメントで締めよう。  「ネットを見たら、遺体を探してる映画という評判が広まっているみたいですね。『遺体を使って、金儲けする。こいつら鬼畜だ』と。待ってましたね、こういう反応を(笑)。この作品は賛否両論あるから公開しようと思ったんです。賛だけなら公開しないし、否だけでもイヤです。遺体を使ってお金儲けしようとしているということですが、ドキュメンタリー映画はヒットしても儲けはないですよ。儲けたいなら、他のことをやります。ただ、みんなに観てほしいんです。観終わった後は、称賛でも罵倒でもいいんです。ひとりでも多くの人に観てほしい。それ以上でも以下でもないんです」  『311』は3月3日(土)からオーディトリウム渋谷、ユーロスペースの2館で一般公開が始まる。全国での順次公開が予定されているが、東北エリアの映画館からの上映オファーは現在届いていない。 (取材・文=長野辰次) 31107.jpg 『311』 監督/森達也、綿井健陽、松林要樹、安岡卓治 配給/東風 3月3日(土)よりオーディトリウム渋谷、渋谷ユーロスペースほか全国順次公開 <http://docs311.jp>
311を撮る 壮絶な現実の記録。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・「この身体が、被災者のためになるなら」乙武洋匡 自分の感情よりも、美学よりも【1】「自分が受けたショックの100分の1も描けていない」しりあがり寿が見た3.11とマンガの可能性「僕たちが住んでいる社会はやっぱりおかしい」小説家・高橋源一郎と3.11

KAT-TUNニューアルバムが歴代新記録達成! でも喜べない事情とは?

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どのグループにも不遇の時代はあるもんさ

 2月22日にリリースされたKAT-TUN6枚目のアルバム『CHAIN』が3月5日付のオリコンCDアルバム週間ランキング1位をゲットしたことが分かった。

 これで、KAT-TUNは2006年に発売された初のアルバム『Best of KAT-TUN』以降、6作連続でウィークリー首位に輝いたこととなる。マスコミは「男性アーティストでは初」「チェッカーズらの5作を塗り替え歴代新記録」などと華々しく報じ、KAT-TUNの変わらぬ人気を強調したが、実際のところはどうなのだろうか?

「まず、今回のアルバムは初週11.0万枚を売り上げましたが、これは前作の『NO MORE PAIN』を4万枚以上下回る数字。この流れでいくと、次作は10万枚を切るのでは? とも言われています」(ジャニーズに詳しい記者)