コンドーム騒動の恨み!? 夏目三久、日テレ復帰決裂か

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※イメージ画像:
『GINGER 2012年 02月号』/幻冬舎
【メンズサイゾーより】  『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)のレギュラーがようやく板についてきた感のあるフリーアナウンサー・夏目三久。2009年夏に「コンドーム写真流出騒動」がきっかけで番組を降ろされたのち、昨年1月に日本テレビを退社して初のレギュラーである。当初こそぎこちなさが拭えなかったが、番組がスタートして1カ月ほどを経過してからは慣れてきたのか、共演者の有吉弘行に対し『有吉さん、ムカつく』と発言するなど、くだけたやり取りも増え始め、徐々にレギュラー3名の"空気感"が出来上がっていったように見える。  そんな夏目に対し、各局からオファーが舞い込んでいるというのは昨年にも報じた通りだが、3月29日号の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)が、日テレからのオファーを夏目が断ったことを報じている。  記事によれば……

コンドーム騒動の恨み!? 夏目三久、日テレ復帰決裂か

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『GINGER 2012年 02月号』/幻冬舎
【メンズサイゾーより】  『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日系)のレギュラーがようやく板についてきた感のあるフリーアナウンサー・夏目三久。2009年夏に「コンドーム写真流出騒動」がきっかけで番組を降ろされたのち、昨年1月に日本テレビを退社して初のレギュラーである。当初こそぎこちなさが拭えなかったが、番組がスタートして1カ月ほどを経過してからは慣れてきたのか、共演者の有吉弘行に対し『有吉さん、ムカつく』と発言するなど、くだけたやり取りも増え始め、徐々にレギュラー3名の"空気感"が出来上がっていったように見える。  そんな夏目に対し、各局からオファーが舞い込んでいるというのは昨年にも報じた通りだが、3月29日号の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)が、日テレからのオファーを夏目が断ったことを報じている。  記事によれば……

サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第45回、配信しました!


「キングオブコント2010」王者・キングオブコメディのガチゆるハートウォーミングバラエティ『ニコニコキングオブコメディ』第45回放送です。 今回はもちろん、主演映画『くそガキの告白』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭4冠という栄光に輝いた今野くんの授賞式でのお話。何しろ4冠ですから、登壇した舞台上のエピソードにも事欠きません。そして相方のパーケン氏は東京で何をしてたかというと……? うでしにはごろごろしたアレが登場です! ●「ニコニコキングオブコメディ」アーカイブ集 http://www.cyzo.com/2010/08/post_5162.html ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV 番組DVDについては以下より!
10月4日に発売されたDVD『ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある!』の予告ムービーを先行ドロップ! サイゾーテレビでのぐだぐだ放送から、まさかのDVD化にいたった本作はなんと、(ほとんど)オール撮り下ろしです!
ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 10月4日発売です! amazon_associate_logo.jpg
さらに、編集部では番組プロデューサーディレクターの佐藤ムー太郎さんに緊急インタビューを敢行! その様子を以下に大公開です。 ――いよいよ番組DVDの発売が明日に迫りました。いまのご気分は。  生きてるといろんなことがあるなぁ、と思っています。どきどきします。 ――番組開始当初、DVD化は想定していなかった?  してないですね。全部無料で見られるというコンセプトで始めた番組でしたし、現にアーカイブはすべて無料で公開していますので、発売元のハピネットさんからDVD化のお話をいただいたときは、正直「どうなのかね?」と思いました。 ――DVDの発売でアーカイブはどうなるのでしょうか。  そのまま残します。今回のDVDはほとんど全部撮り下ろしで、番組のトーク内容をキングの2人が検証してゆくという企画なので、アーカイブを見てからDVDを見た方が楽しめますし、DVDを見て気になった部分のトークをアーカイブで振り返ったりもできる。そういう楽しみ方ができるソフトになっています。DVDには『ニコキン』各回のダイジェスト的な説明を一覧にしたチラシを封入していますので、DVDとサイゾーテレビを行ったり来たりしてほしいですね。 ――メディアミックスですね。  そうですね、結果的にメディアミックスっぽい形になりましたね。メディアミックスってこういうことでいいんでしょうか。 ――いいと思います。では、DVDの中でオススメの検証VTRをひとつ挙げるとしたら?  やはり「高橋バカ部屋」です。あのVTRを見てたら、なぜかくしゃみが止まらなくなりました。 ――ありがとうございました。
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サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第45回、配信しました!

「キングオブコント2010」王者・キングオブコメディのガチゆるハートウォーミングバラエティ『ニコニコキングオブコメディ』第45回放送です。 今回はもちろん、主演映画『くそガキの告白』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭4冠という栄光に輝いた今野くんの授賞式でのお話。何しろ4冠ですから、登壇した舞台上のエピソードにも事欠きません。そして相方のパーケン氏は東京で何をしてたかというと……? うでしにはごろごろしたアレが登場です! ●「ニコニコキングオブコメディ」アーカイブ集 http://www.cyzo.com/2010/08/post_5162.html ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV 番組DVDについては以下より!
10月4日に発売されたDVD『ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある!』の予告ムービーを先行ドロップ! サイゾーテレビでのぐだぐだ放送から、まさかのDVD化にいたった本作はなんと、(ほとんど)オール撮り下ろしです!
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さらに、編集部では番組プロデューサーディレクターの佐藤ムー太郎さんに緊急インタビューを敢行! その様子を以下に大公開です。 ――いよいよ番組DVDの発売が明日に迫りました。いまのご気分は。  生きてるといろんなことがあるなぁ、と思っています。どきどきします。 ――番組開始当初、DVD化は想定していなかった?  してないですね。全部無料で見られるというコンセプトで始めた番組でしたし、現にアーカイブはすべて無料で公開していますので、発売元のハピネットさんからDVD化のお話をいただいたときは、正直「どうなのかね?」と思いました。 ――DVDの発売でアーカイブはどうなるのでしょうか。  そのまま残します。今回のDVDはほとんど全部撮り下ろしで、番組のトーク内容をキングの2人が検証してゆくという企画なので、アーカイブを見てからDVDを見た方が楽しめますし、DVDを見て気になった部分のトークをアーカイブで振り返ったりもできる。そういう楽しみ方ができるソフトになっています。DVDには『ニコキン』各回のダイジェスト的な説明を一覧にしたチラシを封入していますので、DVDとサイゾーテレビを行ったり来たりしてほしいですね。 ――メディアミックスですね。  そうですね、結果的にメディアミックスっぽい形になりましたね。メディアミックスってこういうことでいいんでしょうか。 ――いいと思います。では、DVDの中でオススメの検証VTRをひとつ挙げるとしたら?  やはり「高橋バカ部屋」です。あのVTRを見てたら、なぜかくしゃみが止まらなくなりました。 ――ありがとうございました。
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第一線で活躍する著名人が語る『わたしが子どもだったころ』

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『わたしが子どもだったころ イチ!』
(ポプラ社)
「5歳上の兄貴は勉強ができたんですけれども、『1+1はなんで2や?』って、聞いたんですよ。そしたら、ものも言わんと殴りましたね」 「いちいち『なんでやろ?』と考えてしまうから、九九も覚えられない。いまでも六の段からあとは言えません」  これは、NHKの大人気番組『わたしが子どもだったころ』内で謎に包まれた凄腕スナイパー『ゴルゴ13』ことデューク東郷の生みの親、漫画家のさいとう・たかを氏が語った一幕。  今回紹介する『わたしが子どもだったころ イチ!』(ポプラ社)は、この番組を書籍化したものだ。これまで番組に出演した人の中から13名を厳選(全3巻あり、全39名が登場予定)し、一人ひとりの話を本人の語り口調そのままにまとめている。  この番組では、学問・スポーツ・音楽・演劇・文学などさまざまな分野の第一線で活躍している人の子ども時代のエピソードや、将来を方向づけた強烈な原体験を本人の語りと再現ドラマで描いてきたのだが、その内容はどれもものすごく濃い。  本になってもその濃密さは保たれ、ページをめくる度、「えぇっ、そんなことってあるの?」「子どもの時にそんな風に考えてたの?」の連続で、自分はなんと平凡な子どもだったのかと驚かされる。  たとえば、「大人計画」主宰・松尾スズキ氏は小学3年生のころ、「自分がいましゃべっている言葉も行動も、神様にすべて決定されている」という、大いなる妄想にかられていた。給食の時間、パンを手に取るふりをして牛乳を飲んだりと、四六時中、神様の裏をかいて生活する毎日。  また、映画監督の押井守氏は大学生のころ、学生運動に参加していた。ある日、父親に「出かけるぞ」と言われ、実家の東京都大田区から山梨県北東部にある大菩薩峠の山小屋に連れて行かれ、そのまま軟禁。  ジャズの鬼才・菊地成孔氏は、生まれも育ちも千葉県銚子市の歓楽街ど真ん中。両親は食堂を営んでいて、7歳から2年間、「昼の定食」をストリップ小屋の楽屋へ届けていた。そこで働く踊り子に抱きしめられたり、身体を触られたり、口紅を塗りたくられたり。何をされても黙ったまま表情ひとつ変えなかったので、お人形さんのようにかわいがられ……。  こんな風に、彼らの子どものころの考え方や家族、生まれ育った環境などに関するちょっと変わった話が、次から次へと飛び出してくる。  それにしても、この本を読むと「あぁ、この人はこうやって育ったから今があるのか」と妙に納得し、不思議なほど惹きつけられてしまう。     本書に出てくる著名人はこのほか、よしもとばなな氏、高橋ジョージ氏、荒俣宏氏、映画美術監督の種田陽平氏、世界最高齢の『ミシュランガイド』三ツ星料理人の小野二郎氏ほか、ともかく濃いエピソードを語る面々ばかり。  1925~1964年生まれと比較的年齢層が高めで、彼らが生まれた時は日本がまだ戦争中であったり学生運動が盛んであったり、ひどく勝手な大人の「ルール」に従うしかなかったという背景もある。  その中で自分の強烈な個性を生かし、「勉強ができなくたって、大人にほめられなくたっていい」と前に進み、今に至っている。  「自分は自分」――。そんな彼らの生き方に、心揺さぶられる。 (文=上浦未来)
わたしが子どもだったころ イチ! 平和な世の中でした。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・妄想炸裂! “来なかった21世紀”を描いた『昭和ちびっこ未来画報』<東北>ってなんだ!? 異色の日本近代史『こども東北学』"納豆は混ぜれば混ぜるほど栄養価が上がる"はウソ!? 『おかめちゃんの納豆レシピ』"噂の眞相"元・副編集長が徹底追及 この国に蔓延する『タブーの正体!』50年前のガイドブック掲載店の今を追う!『昔のグルメガイドで東京おのぼり観光』
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第一線で活躍する著名人が語る『わたしが子どもだったころ』

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『わたしが子どもだったころ イチ!』
(ポプラ社)
「5歳上の兄貴は勉強ができたんですけれども、『1+1はなんで2や?』って、聞いたんですよ。そしたら、ものも言わんと殴りましたね」 「いちいち『なんでやろ?』と考えてしまうから、九九も覚えられない。いまでも六の段からあとは言えません」  これは、NHKの大人気番組『わたしが子どもだったころ』内で謎に包まれた凄腕スナイパー『ゴルゴ13』ことデューク東郷の生みの親、漫画家のさいとう・たかを氏が語った一幕。  今回紹介する『わたしが子どもだったころ イチ!』(ポプラ社)は、この番組を書籍化したものだ。これまで番組に出演した人の中から13名を厳選(全3巻あり、全39名が登場予定)し、一人ひとりの話を本人の語り口調そのままにまとめている。  この番組では、学問・スポーツ・音楽・演劇・文学などさまざまな分野の第一線で活躍している人の子ども時代のエピソードや、将来を方向づけた強烈な原体験を本人の語りと再現ドラマで描いてきたのだが、その内容はどれもものすごく濃い。  本になってもその濃密さは保たれ、ページをめくる度、「えぇっ、そんなことってあるの?」「子どもの時にそんな風に考えてたの?」の連続で、自分はなんと平凡な子どもだったのかと驚かされる。  たとえば、「大人計画」主宰・松尾スズキ氏は小学3年生のころ、「自分がいましゃべっている言葉も行動も、神様にすべて決定されている」という、大いなる妄想にかられていた。給食の時間、パンを手に取るふりをして牛乳を飲んだりと、四六時中、神様の裏をかいて生活する毎日。  また、映画監督の押井守氏は大学生のころ、学生運動に参加していた。ある日、父親に「出かけるぞ」と言われ、実家の東京都大田区から山梨県北東部にある大菩薩峠の山小屋に連れて行かれ、そのまま軟禁。  ジャズの鬼才・菊地成孔氏は、生まれも育ちも千葉県銚子市の歓楽街ど真ん中。両親は食堂を営んでいて、7歳から2年間、「昼の定食」をストリップ小屋の楽屋へ届けていた。そこで働く踊り子に抱きしめられたり、身体を触られたり、口紅を塗りたくられたり。何をされても黙ったまま表情ひとつ変えなかったので、お人形さんのようにかわいがられ……。  こんな風に、彼らの子どものころの考え方や家族、生まれ育った環境などに関するちょっと変わった話が、次から次へと飛び出してくる。  それにしても、この本を読むと「あぁ、この人はこうやって育ったから今があるのか」と妙に納得し、不思議なほど惹きつけられてしまう。     本書に出てくる著名人はこのほか、よしもとばなな氏、高橋ジョージ氏、荒俣宏氏、映画美術監督の種田陽平氏、世界最高齢の『ミシュランガイド』三ツ星料理人の小野二郎氏ほか、ともかく濃いエピソードを語る面々ばかり。  1925~1964年生まれと比較的年齢層が高めで、彼らが生まれた時は日本がまだ戦争中であったり学生運動が盛んであったり、ひどく勝手な大人の「ルール」に従うしかなかったという背景もある。  その中で自分の強烈な個性を生かし、「勉強ができなくたって、大人にほめられなくたっていい」と前に進み、今に至っている。  「自分は自分」――。そんな彼らの生き方に、心揺さぶられる。 (文=上浦未来)
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ぜい沢な暮らしから、物語性のある暮らしへ! 「VERY」の静かな変化

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「VERY」 2012年4月号/光文社

 光文社の女性誌の世代交代が進み、「VERY」の読者はかつてのように「単に高くていいものを持っている、人もうらやむようなぜい沢な生活を送っている」=「自分が輝く」という価値観ではなく、むしろ「自分が大切にしていたり、物語のあるものを消費するほうが意味がある」という方向性に変わっているのがひしひしと感じられます。

 その一例が「母ゴコロエコゴコロ」。連載が始まった当初は、「VERY」がエコを取り上げることに違和感がありましたが、今や「VERY」読者が“ストーリーとして語りやすいエコ”を考えるのも当然。ただ、エコに真剣に寄りそっている「ku:nel」(マガジンハウス)や「天然生活」(地球丸)と違って見えるのは、エコの精神を重要視しているのはなく、「長く使うことによって精神が宿るモノ」が語られていること。

 今月号の「母ゴコロエコゴコロ」には伊東美咲が登場し、子どもが使っている漆のお椀を「使い込めば使い込むほど艶が出て、生き生きとしてくるんです」と紹介していますし、井川遥の連載「はるかスタンダード」でもヴィンテージスカーフの良さを「一枚として同じものがない」「一期一会」と語っています。また、今月から始まった「スタイリスト大草直子さんのオシャレって財産」という新連載にも「使い捨てファッションは、もう卒業」と、スイスの高級時計メーカー、ジャガー・ルクルトの時計が紹介されています。この時計は、マニファクチャールといって、時計の外側から中の機械部分に至るまで自社で手掛けているのが特長。単に高くて新しいものではなく、一生もので、唯一無二で、物語のあるものにこそ価値があるとでも言いたげです。

<トピック>
◎母ゴコロエコゴコロ 伊東美咲
◎すれ違いがち多忙夫婦の技ありコミュニケーション術
◎なりたい私になるための毎日服の揃え方

長谷川理恵破局の背景に、神田正輝の“夫婦同然”女性の存在が

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長谷川理恵公式ブログより

 交際期間1年半で、破局してしまった俳優・神田正輝(61)とタレントの長谷川理恵(38)。「僕は60歳になったら好きに生きようと思っていたんです。 今やっと60過ぎたばかりですから」と、結婚についてはっきりと口にしない神田を、待ちきれなかった長谷川という図式。長谷川は、「約1年間プロポーズを信じて待っていた」「ずっと一緒にいたくて結婚を意識していた」「ふたりで話し合いをしてきたが、結婚という結論に至らなかった」「行き先が見えないまま、このままずっと待つのはつらい」と、なりふり構わずに心境をブログに綴った。

森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン!

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大手デベロッパーに勤務する小町圭(松山ケンイチ)と
町工場の二代目・小玉健太(瑛太)。2人とも鉄道を深く愛するが、
恋愛はちょっと奥手。(c)2012『僕達急行』製作委員会
 トンネルを抜けると、そこは“森田芳光ワールド”だった。鉄道オタクな2人の青年を主人公にした森田芳光監督作『僕達急行 A列車で行こう』は、軽快な仕上がりのコメディーだ。ビジネス・サクセスストーリーらしき筋書きは一応あるが、デビュー作『の・ようなもの』(81)やヒット作『間宮兄弟』(06)を思わせる、ノホホンとした主人公たちのあくせくしない生き方を肯定的に描いたもの。『椿三十郎』(07)、『サウスバウンド』(07)に続く出演となった松山ケンイチには東北新幹線の“こまち君”、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07)の瑛太にはスマートなデザインでロングラン人気を誇る“こだま君”と登場キャラクターそれぞれに列車の名前を冠するといった遊び心も森田監督らしい。2011年12月に急逝した森田監督の遺作となったが、作品には湿っぽさはまったくなく、また巨匠めいた説教臭さも微塵もない。どこまでも軽やかでユーモラスさに溢れた“森田芳光ワールド”が広がる。
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こまち君は音楽を聴きながら風景を
眺めるのが好き。こだま君は列車のディテー
ルが好き。同じ鉄道オタクでも、楽しみ方
が異なる。
 登場キャラクターの名前だけではなく、本編には「わたらせ渓谷鐵道」をはじめ関東周辺、九州各地の合計20路線80モデルの電車が登場する。走っている路線が違い、年代や製作者が異なれば、当然ながら列車のデザインはまるで変わってくる。最新鋭の特急電車もあれば、のんびりした各駅列車もある。それぞれの列車がそれぞれの風景の中を、毎日きちんとダイヤに合わせて走っていく。きかんしゃトーマスさながら、それぞれの列車には顔があり、漂う風格も異なる。街と街を繋ぐ、それらの列車が走る様子は、人間社会の営みそのもの。主人公のこまち君とこだま君は、どの列車も同じように愛おしそうに見つめ、耳をそばだてる。主人公たちの列車に注ぐ暖かい眼差しは、森田監督が現代社会を生きる人々に向けたものでもあるようだ。  『メイン・テーマ』(84)では携帯電話が普及する前夜のパーソナル無線をツールとして登場させ、『(ハル)』(96)ではパソコン通信で繋がる男女の新しい関係を、『わたし出すわ』(09)では経済至上主義となった現代社会で、お金では買えない友情を探し求めるヒロインの姿を描いた森田監督。時代の流れの中で、変容していく人間関係をずっと見つめてきた。時代を先取りしていたため、ヒット作に恵まれ続けたわけではなかったが、その時代その時代を生きる若者たちを肯定的に捉えてきた。少なくともオリジナル作品に関してはその視線は一貫していたように思う。本作でも、同じ趣味で繋がるこまち君とこだま君の“絆”とか“友情”とはちょっとテイストの異なる、損得勘定のないゆるやかな関係が心地よい。
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レールビューが自慢のマンションを2人は見学。
人によって生活における快適条件はまるで違う
ことが分かる。
 森田監督には『わたし出すわ』の公開前に、日刊サイゾーのインタビューでお目にかかった。大監督然とせず、にこやかな表情で「何でも言ってください、聞いてください。ボクで答えられることなら、何でも話します」という、ふんわりとした懐の持ち主だった。本作と同じくサラリーマンものである『そろばんずく』(86)がコケたことに話題が及ぶと「あはは。自分では失敗作だとは思ってないけど、ファンは付いて来れないよね」と笑い飛ばした。『それから』(85)のような評論家たちが絶賛する作品を撮ると、その後は逆に人を喰ったようなオリジナル作品が作りたくなるのだと語った。また、シネコンが主流となった映画界があまりに最大公約数的なものばかり追い求めていくと、こぼれ落ちていくものも多くなるんじゃないかと危惧した。今はまだ自分の技術が追いつかないけど、予算があればスタンリー・キューブリックみたいな大作にも取り組んでみたいと将来のことを聞かせてくれた。人気監督らしく服装には気を付けてきたつもり、本当はビンボーなのにね……とも笑って打ち明けてくれた。日本映画=古くさいもの、というイメージを打ち壊したかったそうだ。もっともっとインタビューしたかったし、もっともっと作品を撮り続けてほしい監督だった。利害関係から離れた人間関係をとても大切にする人だった。  こまち君もこだま君も、仕事に対してはマジメで、他人を気遣う思いやりもある。でも、それ以上に趣味のこととなると目がランランと輝き、初対面の人とも趣味を通じて瞬く間に打ち解けてしまう。その一方、なかなか異性との恋愛にまでは巧く手が回らない。『僕達急行』は万事OK、大成功とはならない展開がほどよい塩加減だ。主人公は2人とも人当たりのよい好青年だが、何でも解決できるほど器用ではないし、恋愛なんてどうでもいいよと割り切れるほどクールでもない。また、2人が所属するそれぞれの業界も、新しいニーズを切り開いていかないと生き残れないシビアさがある。それでも、発車ベルが鳴り、列車が動き始めると、こまち君もこだま君もこれからどんな風景が待っているのか胸が高鳴る自分がいることに気づく。希望と不安は仲の良い一卵性双生児だ。ドキドキとワクワクを一緒に乗せて『僕達急行』が発車する。発車オーライという森田監督の明るい声がどこからか聞こえてきそうだ。 (文=長野辰次) bokusyu4.jpg 『僕達急行 A列車で行こう』 脚本・監督/森田芳光 主題歌/RIP SLYME 音楽/大島ミチル 出演/松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、ピエール滝、村川絵梨、伊東ゆかり、伊武雅刀、星野知子、笹野高史、西岡徳馬、松坂慶子 配給/東映 3月24日(土)より丸の内TOEIほか全国ロードショー公開 <http://boku9.jp/>
森田芳光組 森田映画とは――。 amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! [第149回]70年前と変わらない日本人の精神構造『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 [第148回]追悼......"永遠の反逆児"原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化 [第147回]"ファスト風土"を舞台にした犯罪喜劇 J・アイゼンバーグ主演『ピザボーイ』 [第146回]"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』 [第145回] "時代の寵児"の未ソフト化作品上映!「松江哲明グレイテスト・ヒッツ」 [第144回]原発事故を描いた『カリーナの林檎』と今関あきよし監督の背負った贖罪 [第143回]"窮屈なモラル"を脱ぎ捨てた裸の女たち 園子温監督の犯罪エロス『恋の罪』 [第142回]ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』 [第141回]横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い [第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』 [第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』 [第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』 [第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き! 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[第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! 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[第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! 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森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン!

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大手デベロッパーに勤務する小町圭(松山ケンイチ)と
町工場の二代目・小玉健太(瑛太)。2人とも鉄道を深く愛するが、
恋愛はちょっと奥手。(c)2012『僕達急行』製作委員会
 トンネルを抜けると、そこは“森田芳光ワールド”だった。鉄道オタクな2人の青年を主人公にした森田芳光監督作『僕達急行 A列車で行こう』は、軽快な仕上がりのコメディーだ。ビジネス・サクセスストーリーらしき筋書きは一応あるが、デビュー作『の・ようなもの』(81)やヒット作『間宮兄弟』(06)を思わせる、ノホホンとした主人公たちのあくせくしない生き方を肯定的に描いたもの。『椿三十郎』(07)、『サウスバウンド』(07)に続く出演となった松山ケンイチには東北新幹線の“こまち君”、『アヒルと鴨のコインロッカー』(07)の瑛太にはスマートなデザインでロングラン人気を誇る“こだま君”と登場キャラクターそれぞれに列車の名前を冠するといった遊び心も森田監督らしい。2011年12月に急逝した森田監督の遺作となったが、作品には湿っぽさはまったくなく、また巨匠めいた説教臭さも微塵もない。どこまでも軽やかでユーモラスさに溢れた“森田芳光ワールド”が広がる。
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こまち君は音楽を聴きながら風景を
眺めるのが好き。こだま君は列車のディテー
ルが好き。同じ鉄道オタクでも、楽しみ方
が異なる。
 登場キャラクターの名前だけではなく、本編には「わたらせ渓谷鐵道」をはじめ関東周辺、九州各地の合計20路線80モデルの電車が登場する。走っている路線が違い、年代や製作者が異なれば、当然ながら列車のデザインはまるで変わってくる。最新鋭の特急電車もあれば、のんびりした各駅列車もある。それぞれの列車がそれぞれの風景の中を、毎日きちんとダイヤに合わせて走っていく。きかんしゃトーマスさながら、それぞれの列車には顔があり、漂う風格も異なる。街と街を繋ぐ、それらの列車が走る様子は、人間社会の営みそのもの。主人公のこまち君とこだま君は、どの列車も同じように愛おしそうに見つめ、耳をそばだてる。主人公たちの列車に注ぐ暖かい眼差しは、森田監督が現代社会を生きる人々に向けたものでもあるようだ。  『メイン・テーマ』(84)では携帯電話が普及する前夜のパーソナル無線をツールとして登場させ、『(ハル)』(96)ではパソコン通信で繋がる男女の新しい関係を、『わたし出すわ』(09)では経済至上主義となった現代社会で、お金では買えない友情を探し求めるヒロインの姿を描いた森田監督。時代の流れの中で、変容していく人間関係をずっと見つめてきた。時代を先取りしていたため、ヒット作に恵まれ続けたわけではなかったが、その時代その時代を生きる若者たちを肯定的に捉えてきた。少なくともオリジナル作品に関してはその視線は一貫していたように思う。本作でも、同じ趣味で繋がるこまち君とこだま君の“絆”とか“友情”とはちょっとテイストの異なる、損得勘定のないゆるやかな関係が心地よい。
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レールビューが自慢のマンションを2人は見学。
人によって生活における快適条件はまるで違う
ことが分かる。
 森田監督には『わたし出すわ』の公開前に、日刊サイゾーのインタビューでお目にかかった。大監督然とせず、にこやかな表情で「何でも言ってください、聞いてください。ボクで答えられることなら、何でも話します」という、ふんわりとした懐の持ち主だった。本作と同じくサラリーマンものである『そろばんずく』(86)がコケたことに話題が及ぶと「あはは。自分では失敗作だとは思ってないけど、ファンは付いて来れないよね」と笑い飛ばした。『それから』(85)のような評論家たちが絶賛する作品を撮ると、その後は逆に人を喰ったようなオリジナル作品が作りたくなるのだと語った。また、シネコンが主流となった映画界があまりに最大公約数的なものばかり追い求めていくと、こぼれ落ちていくものも多くなるんじゃないかと危惧した。今はまだ自分の技術が追いつかないけど、予算があればスタンリー・キューブリックみたいな大作にも取り組んでみたいと将来のことを聞かせてくれた。人気監督らしく服装には気を付けてきたつもり、本当はビンボーなのにね……とも笑って打ち明けてくれた。日本映画=古くさいもの、というイメージを打ち壊したかったそうだ。もっともっとインタビューしたかったし、もっともっと作品を撮り続けてほしい監督だった。利害関係から離れた人間関係をとても大切にする人だった。  こまち君もこだま君も、仕事に対してはマジメで、他人を気遣う思いやりもある。でも、それ以上に趣味のこととなると目がランランと輝き、初対面の人とも趣味を通じて瞬く間に打ち解けてしまう。その一方、なかなか異性との恋愛にまでは巧く手が回らない。『僕達急行』は万事OK、大成功とはならない展開がほどよい塩加減だ。主人公は2人とも人当たりのよい好青年だが、何でも解決できるほど器用ではないし、恋愛なんてどうでもいいよと割り切れるほどクールでもない。また、2人が所属するそれぞれの業界も、新しいニーズを切り開いていかないと生き残れないシビアさがある。それでも、発車ベルが鳴り、列車が動き始めると、こまち君もこだま君もこれからどんな風景が待っているのか胸が高鳴る自分がいることに気づく。希望と不安は仲の良い一卵性双生児だ。ドキドキとワクワクを一緒に乗せて『僕達急行』が発車する。発車オーライという森田監督の明るい声がどこからか聞こえてきそうだ。 (文=長野辰次) bokusyu4.jpg 『僕達急行 A列車で行こう』 脚本・監督/森田芳光 主題歌/RIP SLYME 音楽/大島ミチル 出演/松山ケンイチ、瑛太、貫地谷しほり、ピエール滝、村川絵梨、伊東ゆかり、伊武雅刀、星野知子、笹野高史、西岡徳馬、松坂慶子 配給/東映 3月24日(土)より丸の内TOEIほか全国ロードショー公開 <http://boku9.jp/>
森田芳光組 森田映画とは――。 amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! [第149回]70年前と変わらない日本人の精神構造『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 [第148回]追悼......"永遠の反逆児"原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化 [第147回]"ファスト風土"を舞台にした犯罪喜劇 J・アイゼンバーグ主演『ピザボーイ』 [第146回]"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』 [第145回] "時代の寵児"の未ソフト化作品上映!「松江哲明グレイテスト・ヒッツ」 [第144回]原発事故を描いた『カリーナの林檎』と今関あきよし監督の背負った贖罪 [第143回]"窮屈なモラル"を脱ぎ捨てた裸の女たち 園子温監督の犯罪エロス『恋の罪』 [第142回]ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』 [第141回]横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い [第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』 [第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』 [第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』 [第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き! 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