北山宏光、恋愛観で進行形の思わせるイミシン発言!

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【ジャニーズ研究会より】

<アイドル誌チェック!!>

 「ポポロ」4月号(麻布台出版社)は、「春の花咲くスーパーSEXY SHOW開幕!」と題して、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zoneの大特集を掲載。どれも鼻血モノのショットが満載です! まずHey! Say! JUMPは"フラワー王子"になるという設定で色とりどりの花が咲き乱れる中、上半身ハダカでうるうるした瞳でこちらを見つめています。キラースマイルの山田涼介、アンニュイな表情の中島裕翔、ツルッツルの肩をしている知念侑李......みんなセクシーすぎてヤバいです。

 インタビューのテーマは、"大人の男の条件"について。知念は、"まとめ買い"ができることが大人と回答。お菓子の大人買いにチャレンジしてみたいそうです。岡本圭人は、ブラックコーヒーが飲めないそうで、「オシャレなカフェで、さりげなくブラックコーヒーが飲めたら、完全に大人の男って感じだね(笑)」とのこと。さらに、食べ物の好き嫌いが多く「とくにセロリがムリっ! 絶対にムリっ!」だそうなので、「好ききらいがない人」が大人の条件だと回答していました。知念も岡本もセクシーショットでは完全に"大人の男"の表情を見せていたのに、インタビューの回答は完全にお子ちゃま。そこがまたキュートですね。

『笑っていいとも!』で芥川賞作家が放送事故レベルの危険発言!?

※イメージ画像:『苦役列車』
/著:西村賢太/新潮社
【メンズサイゾーより】  5日に放送された『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に芥川賞作家の西村賢太氏(44)が出演した回が、ネット上で「放送事故だ」と話題になっている。  西村氏が登場したのは、SMAP・香取慎吾(35)がMCを務める「ちょっと怪しい課外授業」。個性的なゲスト講師が風変わりな課外授業をするというコーナーだが、最初に西村氏は芥川賞受賞後の変化として「女性からメールアドレスを渡されるようになった」ことを挙げ、「肉体関係を持ちたいからメールを送ってみたが、返事が全くない」とサラっと語り、さらに「実際に見たらとんでもないブス」と初っ端から飛ばしぎみのトークを展開......

どんぐりの背くらべ!? 元・名物編集長が斬る週刊誌小粒ネタ6連発

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「週刊ポスト」3月16日号 公式サイトより
どんぐり賞 「オセロ中島と木嶋佳苗、『洗脳』と『名器』の最強コラボに期待するぜ」(「週刊ポスト」3月16日号) 「『1日1食』で寿命が15%延びる!?」(同) 「フジテレビがヒタ隠す<火渡り>で老人に重傷を負わせた最低の番組」(「週刊文春」3月8日号) 「<大震災1年>喪失の夜を越えて」(「週刊新潮」3月8日号) 「『放射能コワイ』で暴騰する『東北除染30兆円利権』の争奪戦」(「週刊ポスト」3月16日号) 「遥かなる『文藝春秋』」(同)  どんぐり賞とは、はてな? と思われた方も多いと思う。帯&たすき賞にしようかとも思った。どんぐりは「どんぐりの背べ」、帯&たすきは「帯に短したすきに長し」の意である。  スクープでも佳作でもない、その下のクラスの記事だと思っていただきたい。  一番手は元「文藝春秋」編集長・白川浩司の連載である。前の「諸君」の時の思い出話も面白かったが、今回のは秀逸である。  なぜなら白川の怒りがもろに出ているからである。怒りの対象は同じ会社の「週刊文春」の某編集長に対してである。  前号では1993年当時、「週刊文春」が連続して美智子皇后バッシングをやり、そうしたことが重なり皇后が失語症になってしまった時のことについて書いている。  このニュースを聞いて白川の頭に浮かんだのは、かつて「中央公論」が深沢七郎の『風流夢譚』を掲載して、これに怒った少年が社長夫人とお手伝いを殺傷した事件だったという。  「週刊文春」は結局、「宮内庁への詫び状ともなんともつかぬ文章を掲載して、ひとまず皇室記事を終えた」(白川)が、その後、社長宅に銃弾が2発撃ち込まれる。  白川は、皇室の動静をあれこれ取り上げて売り上げを伸ばすやり方を痛烈に批判している。この時の「週刊文春」編集長は花田紀凱である。  今号では、翌年の6月に発売された「週刊文春」に掲載された『JR東日本に巣くう妖怪』について書いている。発売後JR東日本が「週刊文春」をキヨスクで売ることを拒否し、告訴合戦になった。結局、「週刊文春」は全面降伏して大きな謝罪広告を出さざるを得なくなるのである。  ここに書かれている内容はだいぶ前に白川のところにも来た怪文書まがいのものがベースになっており、白川はその内容を部員に調査させ、事実だと確認できたところまでしか掲載しなかった。なのに、その連載記事は「怪文書を元にした記事の主要部分において、取材不十分なままの強引ともいえるストーリーづくり」(白川)がなされたためにJRと紛争になり、敗北したのだ。  このJR批判の連載は花田編集長の時ではない。彼は、私の記憶では、その少し前に「マルコポーロ」編集長に異動している。だが、これだけの連載を用意するためにはかなりの取材時間があったことは間違いないだろう。  さすれば、花田が編集長在任中にこの企画が進んでいたと考えてもいいのではないか。白川はこの記事を作る前になぜ自分のところに聞きに来なかったのか、取材を含めて「あまりにも傲慢かつ愚昧であろう」と厳しく難じている。  またJR側との和解が長引いたのは役員の中にJRと戦うべしという強硬な主戦論者がいたのかもしれないと、「あのときの文藝春秋は、組織として明らかに壊れていたのではないか」と述懐している。  文藝春秋という会社は、講談社や小学館のようなオーナー企業ではない。いいところも多々あるが、そうした組織の常として派閥抗争は熾烈なものがあったと聞いている。その名残だろうか、名前こそ出してはいないが、かなり一方的な書き方である。  今は文藝春秋を離れ月刊「WiLL」をやっている花田編集長は、これを読んでどう思うのだろうか。ぜひ反論を含めて聞いてみたいものだ。  不可解なのはこの連載、9回で「最終回」である。まだまだ書くことはあると思うが、何か不都合なことでもあったのだろうか。  東日本大震災から早1年が経とうとしている。各誌もかなりのページを割いて特集を組んでいるが、異曲同工の記事が多い。  「ポスト」の記事は、福島第一原発20キロ圏内で始まった除染作業の待遇のよさから書き出している。かなりの重労働ではあるが1日2万円、4時間労働で、無料宿泊施設に泊まれて労災も適用される。  野田佳彦総理が「除染をしっかりすることが福島の再生につながる」と号令をかけ、費用を1兆円規模としたことから、除染利権の争奪戦が起きているのだという。政府が示した工程表は、14年3月末までに放射線量を半分にし、長期的には年間1ミリシーベルト以下を目指す。  だが、民家の屋根などの線量は3割程度しか下がらず、1ミリシーベルト以下まで除染するとなると20~30年はかかるから、その総額は30兆円にも上るだろうというのである。  大手ゼネコンにとってはよだれが垂れるおいしい話なのだ。しかし、ウクライナやベラルーシを訪れた福島県の調査団は、「除染を実施したがコストがかかりすぎて、効果がなかった」と報告している。  結局、ゼネコンだけが儲かることになりはしないか。そう「ポスト」は警鐘を鳴らしている。  「新潮」のワイド特集は19本。中にいくつか読むべきものがある。「瓦礫は拒否でも『さいたまスーパーアリーナ』隣に核廃棄物ドラム缶4万本」は、被災地の瓦礫受け入れを拒否しているさいたま市だが、スーパーアリーナに近い住宅街の地下に、核廃棄物ドラム缶が4万本も置かれているというのだ。この廃棄物が発覚したのは13年前。放置したのは三菱マテリアルで、同社の関係者が事情をこう話している。 「昭和63年頃まで、三菱マテリアル(当時は三菱金属)や三菱原子力工業などが、ここで核燃料や原子炉などの研究を行っていたのです。日本初の原子力船『むつ』の原子炉がここで設計されるなど、大宮の施設はいわば日本の原子力研究の一大拠点でした」  その後、親会社に吸収されたり茨城県東海村へ引っ越したりして、残ったのが三菱マテリアルだった。  「新潮」はさいたま市に対して、こう皮肉っている。 「アリーナの横にある大量の核廃棄物は、いずれどこかに処分を頼まなくてはならないかもしれない。そのとき何と言ってお願いするのだろうか」  絆、絆と掛け声ばかり掛けるが、住民の反対から瓦礫受け入れを表明しているのは4自治体しかないのはおかしいとも批判している。もっともである。  もう1本は「『補償金リッチ』で『避難準備区域』解除でも自宅に帰らない」という記事。  広野町では人口約5,500人のうち地元に戻った住民は約250人に過ぎない。それは東電から避難者に対して補償金が出るからで、帰宅すると支給が打ち切られてしまうからだ。  もはや補償金はある種の既得権になっていて、そうしたカネを使って遊ぶからパチンコや競輪場が賑わっている。そうした村民に「帰村宣言」を発表したのは川内村村長・遠藤雄幸氏である。 「与えられることに慣れ便利な都市生活を感じている村民が、働く意欲や耕作意欲、故郷に戻りたいという思いを失ってしまうのではないか、と危惧しています」  南相馬市の櫻井勝延市長もこう話す。 「復興とはふるさとに戻り、仕事をし、生活することです。東電の補償金がその妨げの要因になっていることは間違いない。(中略)生活を取り戻そうと努力する住民にこそ、補償金は使われなければならないのです」  もっともな意見だと思うが、ならば、国や自治体が東電に働きかけ、地元へ戻って昔の生活に復するまで補償金を払うことを求めたらいいのではないか。  週刊誌はもとより新聞、テレビでも震災1年を扱ったものが多くあるが、どれを見ても怒りが湧いてくるのは、まだ復興どころか復旧もほとんど進んでいないことである。国会は消費税増税などで駆け引きしていないで、まずは被災地の復旧・復興に目処をつけることに専念するべきであろう。  「文春」は、テレビのバラエティ番組で人身事故が多発しているのに、一向にそうしたバカ番組を止めようとしないテレビのアホさ加減を追及している。  2月2日、上越国際スキー場の150メートル・ハーフパイプ用の急斜面を、パンツ一丁のお笑いコンビ・ずんのやすが水上スキー用のゴムボートで滑り降り、物置小屋の屋根に激突した。  やすは腰椎破裂骨折、両下肢マヒなどの重傷を負った。この番組はフジテレビの『とんねるずのみなさんのおかげでした』だった。  フジテレビでは、タレントにロケット花火数千本を背負わせて着火し1カ月の火傷を負わせたり、クレーン車に吊り下げられたスタッフが落下して腰椎骨折したりという事故が絶えない。  今回問題になっているのはやや古い話だが、03年末から04年にかけて放送されたフジテレビの『退屈貴族』で起きた深刻な事故である。  出演者は一般人の74歳の独居老人。都内の河川敷に灯油を撒いて火をつけ、10メートルほど並べられた段ボールの上をパンツ一丁の老人に渡らせたのである。  炎の中を少し歩いた老人は激痛に耐えきれず横に逸れた。その時すでに火傷は足裏から太ももにまで及んでいたという。老人は持参した軟膏をつけただけで歩くこともできず、ディレクターらが背負ってタクシーに乗せ自宅に送った。だが、2万円の出演料を払っただけで、なんら火傷の処置はしないままディレクターらは帰社してしまったのだ。  その後、老人の容体が悪化して老人の兄によって救急車で運ばれたが、火傷は全身の3割近くにまで達していた。警察が病院の通報でフジテレビ側に問い合わせをしたが、フジテレビは「該当するロケはない」と回答、警察は自傷事故として処理してしまった。  その後も老人は生死の境を彷徨う。信じられないことにフジテレビは、撮影から1カ月半近く経ってから、そのシーンを「東洋のランボー」と銘打って放送するのである。番組を見た視聴者からの「やり過ぎだ」という電話で初めて、フジテレビはそうしたロケがあったことに気づく。このテレビ局の危機管理はどうなっているのだろう。  この件で番組スタッフの事情聴取も処分もなかったそうだ。  老人は事故から4年後ぐらいに腎不全で死亡する。「文春」によると「腎機能の低下は火傷によってもたらされたもの」だという。記事はこう結んでいる。 「事故の検証を怠って隠蔽し続ける限り、同じことが再び繰り返されるに違いない」  昨今「『空腹』が人を健康にする」(南雲吉則著・サンマーク出版)という本が売れているそうだ。講談社プラスα新書の同じ著者による『50歳を超えても30代に見える生き方』も好調だという。  クリニックをやっている56歳の医師だが、骨年齢28歳、血管年齢26歳なのだそうだ。  この御仁、前は暴飲暴食で77キロまで太っていたそうだが、1日1食にしたらやせて生活習慣病も正常値になったという。彼によれば食事を40%減らせば寿命は1.5倍になるのだそうである。  以上は「現代」からの引用だが、「ポスト」によれば学術誌「ネイチャー」に掲載されて話題になっているのがサーチュイン遺伝子で、これは長寿遺伝子や若返り遺伝子と呼ばれるそうだ。  この遺伝子のスイッチを入れるには「腹ペコ」でガマンすること。その理由は、 「サーチュイン遺伝子は、空腹の状態、つまり摂取カロリーが減ると活性化する。これは動物としての防護機能と考えられ、食料が減って養分が足りなくなると、細胞レベルの損傷を防ぐために修復機能が活性化するというわけである」  老化の原因になる活性酸素は食物から作られるので、食べれば食べるほど活性酸素を取り込み、体を壊していくそうだ。  ここでも南雲医師が「腹六分目」「一汁一菜」にすれば健康で若くいられると言っている。毎日ひもじい思いをしてまで長生きしたいか、酒も好きなものも食べてそこそこの年まで生きるか。私は後者を取ってきたから年より老けて見えるし、体は生活習慣病の宝庫だが、致し方ないのだろう。  最後はビートたけしの連載「21世紀毒談」のひと言。メディアのオセロ中島に対するバカ騒ぎに対して。 「どう見たって、元気だったときより今の方が世の中の話題の中心にいるわけでね、かわいそうな言い方だけど、マスコミにとっちゃ『芸人・中島』より『マインドコントロールされたタレント』のほうがニーズがあったってことなんだよ。(中略)でも、テレビっていうのはつくづくいい加減だよ。最近まで、『あなたの前世がわかる』『オーラが見える』なんてインチキ臭い番組をジャンジャンやってやがったのに、いざこんな事件が起これば一転『霊能者はケシカラン』ってことになっちまうわけでね」  たけしはこの騒動は中島一世一代の大芝居ではないかと疑う。今後、告白本や独占インタビューに応じれば、「これから先、中島には大もうけのチャンスがジャンジャンあるってことなんだよ。芸能界復活どころか、これまでよりビッグになれる可能性だって十分あるね」と語っている。  3人の男を殺したとして裁判にかかっている木嶋佳苗とオセロ中島、同居していた女霊能者3人でスナックでも開けば大盛況間違いなし。そして、こういう本を出せばベストセラーも間違いなしだそうだ。「デブでもブスでも男を虜にする方法」。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
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【関連記事】 ・震災から1年 地元を支えてきた被災地書店のその後「利用者は顧客ではなく広告主への商品?」Facebookの思わぬ落とし穴  ・ふとした気の迷いから犯罪者へ転落 元博報堂社員が見た地獄

タモリ+NHKだから許される? フジの"あの番組"に潜入した『ブラタモリ』

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『ブラタモリ』公式サイトより

 今回ツッコませていただくのは、『ブラタモリ』(NHK)。もともとNHKの新番組発掘プロジェクト『番組たまご』から誕生し、2009年10月からシリーズ化。「古地図好きのタモリとともに、現代の街並みに見え隠れする歴史の痕跡を探し歩く『探検散歩番組』」という内容だが、実に「タモリらしさ」を尊重しているだけに、スタート当初は「『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)のパクリをNHKがやり始めたのか」といった印象が強かった。

2歳を過ぎても卒乳しない娘に、オレのおっぱいを見せてみました!

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(C)倉田真由美

 ココは今2歳3カ月です。いまだに妻くらたまの母乳飲んでるんですよ! 昼寝と夜寝る時は母乳がないと寝ません。なのでオレひとりではまだ寝かしつけられないんですよ。妻からしてみれば、たまにはオレに寝かしつけてほしいようですが、母乳がないと寝ないので無理。ちなみにココにオレの乳首を見せると、思いっきり「イヤー!」と叫んでましたね。0歳児の時はオレの乳首を間違えて吸おうとしたんだけどな~。

 周りの子持ちの人にまだ母乳をあげてると言うと、みなさん驚愕します。だいたいが1歳半くらいで卒乳するみたいですね。ココは一体いつ母乳飲まなくなるんだろ? 妻ももうやめたいみたいなので「1日母乳なしで過ごしてみれば?」と提案したんですが、「母乳がないと寝ないし、ココも『オッパイ! オッパイ!』と騒ぐし、あげないとかわいそうなんだよ」。確かにココはことあるごとに「オッパイ!」と叫びます。本人が母乳飲まなくなるまであげ続けるしかないのかも。一般的にどうやって卒乳させてるのかを育児雑誌やネットで調べてみたんですが、母親が自主的に止めてるんですよ。赤ん坊が母乳を欲しがっても我慢するそう。それができりゃやめさせたいですよ! くらたまはココが欲しがったらあげちゃうんだよなあ。どうしたもんかね。甘やかし過ぎなのか。

フェルディナント・ヤマグチ!ビジネス/人生を成功に導く"ひとり多角化術"

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フェルディナント・ヤマグチ氏

「18~34歳未婚男性の61.4%は、異性の交際相手がいない」(国立社会保障・人口問題研究所調べ)
「12年卒学生が会社選びで最も重視するポイントの一位は、『自分が成長できるか』『やりたいことができるか』を差し置き、『社風、社内の雰囲気』」(新卒採用メディア『ジョブウェブ』調べ)

 昨年公表された各種調査結果の一部を見るだけでも、崩壊からすでに20年以上が経過したバブル経済を支えた、「必死で働き、必死で遊ぶ」という価値観は、もはや過去の産物になったと思えてしまう。

秋葉原事件が題材の『RIVER』で、新境地に挑んだ蓮佛美沙子の素顔

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「女優って意識があまりないんです」と話す蓮佛美沙子。映画づくりに参加することが楽しいのだそうだ。
 16歳で大林宣彦監督の『転校生 さよなら あなた』(07)の主演に選ばれ、透明感あふれる佇まいと確かな演技力で鮮烈な印象を放った蓮佛美沙子。その後も超能力少女に扮したNHKドラマ『七瀬ふたたび』(08)、清水崇監督のサイコホラー『戦慄迷宮3D』(09)で物語の鍵を握るヒロイン、友達想いのちょいヤンを演じた『君に届け』(10)......といろんな役に染まってきた。だが、最新主演作『RIVER』で演じたひかり役はこれまでにない難役だった。廣木隆一監督のオリジナルストーリーによる本作は、2008年6月に起きた「秋葉原無差別殺傷事件」を題材にした作品。突発的な事件によって恋人を失ってしまった女性が、秋葉原という街をさまよい、さまざまな人々に出会っていく姿を描いたものだ。大人の女優へと着実にステップを刻みつつある蓮佛美沙子が、今ここにいる。 ――これまで主演・助演を問わず、さまざまな役を演じてきたけど、今回の役は難儀だったでしょ? 蓮佛 はい。挑戦でもあったし、ある意味で初心に帰らせてもらったように思います。廣木監督からは「本当にまっさらな気持ちでやってくれ。台詞も言いたくなかったら言わなくてもいいし、覚えてこなくていいから」と言われたんです。ドキュメンタリータッチで撮りたいということでした。それで私も、このシーンはこんな風に演じればいいな、この場面の台詞はこのくらい間を置いて......みたいな計算はいっさいしませんでした。その瞬間その瞬間で、自分が感じるままに動いたんです。お芝居をするようになってから無意識のうちに癖みたいなものが付いていたので、そういうのを取っ払うことができたように思いますね。
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主演作『RIVER』では大事な人を失った喪失感、なぜ自分は生きているのかという罪悪感に悩む女性役に挑んだ。「これまでにない達成感を感じました」。
――でも、役者が役づくりできないまま現場に入るのって、逆に不安では? 蓮佛 そうですね。それに今回は実際に起きた事件に基づいたものですし、撮影の初日が2011年3月27日、東日本大震災の直後だったんです。まだ3年しか経っていない事件を題材にして映画をつくることもそうですし、震災の直後に映画を撮っていて良いのかという気持ちがありました。ですから、役づくりというよりも、自分が映画にどう向き合うかということで悩みました。 ――蓮佛さん自身も、事件について調べたりしたんですか? 蓮佛 あのニュースをリアルタイムで見たときに自分が感じた心情を、もう一度思い起こすという作業はしましたね。事件のことを知って、まったく関係ない人たちが犠牲となり、残された遺族の方たちのことを想うと「何てことをしてくれたんだ......!」という感情が込み上がってきました。私自身はまだ近しい人を亡くした体験はないので、本当の意味では残された人たちの気持ちは分からないと思います。演じる人間が「分からない」なんて言葉を口にしちゃダメなんですけど。でも、残された人たちの気持ちについては、すごく考えました。 ■廣木監督は人の心を読み取る超能力者? ――廣木監督というと『ヴァイブレータ』(03)のようなインディペンデント作品から『余命1ヶ月の花嫁』(09)といったメジャー作品まで幅広く撮っていますが、蓮佛さん的にはどんなイメージの監督でした?
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事件以降、自宅に篭るように暮らしていたひかり(蓮佛美沙子)。恋人が通っていた街に、恐る恐る足を踏み入れる。
(c)2011ギャンビット
蓮佛 人の心の奥の奥まで映し出そうとする監督ですね。廣木監督の『雷桜』(10)と『軽蔑』(11)を観たんですが、人の心が動く瞬間だけを切り取って見せようとしているなぁって。現場に入るまでは「怖い監督」だと思っていました。いろんな方から「厳しいよ」と聞いていたので、覚悟して現場に入ったんです。でも、廣木監督は厳しいことは言わないんです。その代わり、見ているんです。ただ見ている。心の目で、穴が開きそうなくらい見られている感がありました。実際に私が「何か違うなぁ」と心の中で感じながら演じていると、絶対にカメラを回さないんです。で、「あっ、分かった」と自分の中でハマった感が湧いてくると、こちらから何も言わなくても「じゃあ、カメラ回そうか」とおっしゃる。もしかしたら廣木監督はエスパーなんじゃないかと思いました(笑)。 ――廣木監督からは、具体的に役に関しての説明はなかった? 蓮佛 はい。撮影前の本読みのときも「見たことあるぞ、その芝居」と言われたぐらいですね。無意識のうちに型にハマっている部分を取り払ってから現場に来いよ、ということだったんだと思います。それで私なりに、まっさらな気持ちで秋葉原に向かいました。その秋葉原で出会う人々にだけ、反応するようにしました。廣木監督はそれができているかどうかだけを見ていたみたいですね。 ――小手先の芝居では騙せないわけですね。 蓮佛 絶対に騙せません。覚悟を持って、現場に入らないとダメですね。ちょっとでも自分の頭の中で計算した芝居をしようとすると、すぐに注意されるんです。「芝居をするな」ってことなんでしょうけど、芝居をする人間にとって、それがいちばん難しいことなんです。 ――役づくりの準備もできず、しかもインディペンデント作品だから撮影期間も限られているわけでしょ? 蓮佛 私もそこがすごく不安だったんです。限られた撮影期間で役になりきれるんだろうかって。でも、今回は長回しが多くて、ひかりが事件後に初めて秋葉原駅を降りて15分ほど歩き続けるシーンを撮影初日にノーカットで撮ったんですね。このシーンの撮影に助けられました。ずっと歩き続けて、カメラマン(中村麻美)に話し掛けられ、最後に(映画には登場しない)彼のことを思い出して涙が流れてしまったんです。自分の想像を超える芝居でした。それって自分とって初めての体験だったので、すごく自信になったんです。あっ、このやり方で間違ってないんだなと思えたんです。 ――ひかりが不安げな表情で秋葉原を歩く姿は、戸惑いながら現場に入った蓮佛さん自身でもあったわけですね。 蓮佛 ほんと、そうですね。私自身が「これでいいのかなぁ。演じ切れるのかなぁ」と、探り探りの芝居でした。でも廣木監督に対する、絶対的な信頼感はあったんです。廣木監督は「秋葉原で起きた事件は絶対に風化させちゃいけない」という信念を持たれていました。それに廣木監督は福島の出身で、震災直後の自分の故郷の様子も今回撮影しているんです。そういう廣木監督の強い想いにも背中を押してもらったように思います。だから私も覚悟を決めて、現場に立つことができたんです。 ■家族や親友ではない人たちとの出会いが与えたもの ――うさん臭いスカウトマン(田口トモロヲ)に声を掛けられ、ひかりはメイドカフェで働き始めますね。メイド体験はどうでした?
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スカウトマンに声を掛けられ、メイド喫茶で働くことに。ひかりの閉じていた心が少しずつだが開いていく。
蓮佛 衣装合わせのときは「大丈夫かな」と心配でした(笑)。でも、メイドカフェには「一度、行ってみたい」と思っていたんです。実際にメイドカフェとして営業中のお店での撮影でした。お店で働いている女の子たちが制服からメイド服に着替えたりしている様子も見ていたんですが、「へぇ~、お店の裏側って、こんな風になってるんだぁ」と興味深かったですね。お店の女の子たちが「美味しくなぁ~れ~、シャカシャカ♪」なんてやっているのを見て、あそこまでできるのは役者に似ている部分もあるんじゃないかなんて思いました。劇中で「みんな自分じゃない、もう一人の自分を探しているんだ」って台詞がありますけど、確かに誰しも自分じゃない自分になってみたい願望ってあるんでしょうね。それが人によってはバイトだったり、私の場合だとお芝居だったり......。 ――田口トモロヲさんは廣木組の常連俳優。お店の女の子に手を出す、とんでもないスカウトマンですけど、「目的がないのが、いちばん辛い」って台詞は「おっ?」と考えさせますね。 蓮佛 私自身も秋葉原に行ってそのことを感じました。秋葉原駅を降りる人たちって、電器店だったり、メイドカフェだったり、AKB48の劇場だったり、目的が決まってる人たちが多いですよね。秋葉原は目的を持っている人たちが多い街。そんな街で目的がなく、ぼんやりと歩いていると浮いてしまう。目的って何だろうって考えちゃいました。 ――物語の後半には震災直後の福島の被災地の映像も。愛する人との突然の別れを強いられたひかりは、街を歩き回ることで喪失感を克服できたんでしょうか? 蓮佛 克服できたわけではないでしょうね。ひかりは恋人を失って、最初は生きていても死んでもどっちでもいいという精神状態だったと思うんです。そんな彼女が家族や親友とは違う、それほど深い関係でない人たちと出会っていく中で、いろんな話をするわけですよね。ひかりが相手に投げ掛けている言葉は、彼女自身にも向けられていると思うんです。ビルの屋上にいる青年(柄本時生)に「自殺したいの?」と尋ねて、「ううん」「よかったぁ」ってやりとりがあるんですけど、あの言葉は自分自身にも問い掛けていたものでしょうね。心のキズを克服できたかどうかは分からないけど、ほんのちょっぴり心の中に変化が生じたんじゃないかなと思います。大丈夫、これから私はしっかり生きていく、なんて大きな自信はまだないでしょうね。でも、いろんな人たちに逢うことで、ちょっとずつ背中を押してもらって、まったく希望が持てない状態から、少しだけど希望の光を感じることができるようになったのかなって。そうなればいいなと願いながら、演じていました。
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『RIVER』という題名の意味を尋ねると「川の上流が過去で、下流が未来。いろんな人に逢うことで、ひかりは『少し先の景色を見てみよう』という気持ちになれたんじゃないかな」と回答。
■今年は大学4年生。卒論は絵本の創作です ――蓮佛さんは、きちんと自分の言葉で説明してくれるのでインタビューのしがいがあります。撮影がない期間は大学に通っているんですよね。大学生活はどうですか? 蓮佛 今、大学3年生です。週2日に朝から晩まで授業を詰め込んで、他の日に撮影のスケジュールを組んでもらうようにしてるんです。大学2年までは一般教養だったんですが、苦手の英語があったりして大変でした(苦笑)。大学3年からは児童文化学科を専修していて、絵本の創作を学んでいるんです。これが、すごく楽しいんです(笑)。大学4年は卒論で絵本を創作するんです。ストーリーも絵も自分でやらなくちゃいけないけど、創作について学ぶことで、作家や脚本家の人たちはすごいなぁと思うようになりましたね。短い絵本の中でも、起承転結を考えるのが難しいんです。今までは芝居をしていて自分の演じる役の気持ちについては考えていましたけど、大学で学び始めてから「この脚本家は何を伝えたくて、この役にこの台詞を言わせているんだろう?」とか考えるようになりましたね。それが演じる上で役立っているかどうかは別ですけど(笑)。 ――撮影以外の時間をどう過ごすかって、女優にとって大事ですね。 蓮佛 そうですね。でも、この仕事をしていても、自分は女優だという意識があまりないんです。「自分は女優」という意識がないと、いけないんでしょうけど。でも大学に行くと友達が「美沙子がテレビに出てるよ、あはは」と笑われたり、もっと親しい友達だと、そういうことも考えずに一緒にいられますね。悩み事を相談したり、「今、こういうのが流行してるんだ」とかも分かりますし。仕事だけだと、そういうことが分からなくなってきますよね。そういうのも含めて、大学に通うのがすごく楽しいんです。 ――蓮佛さんは女優であることよりも、物づくりが好きなんですね? 蓮佛 そうなんです! 物づくりが好きです! 役を演じるのも、私がひとりの女の子を作っていくという感覚なんです。それで、私がひとりの女の子の役づくりをすることで、1本の映画に参加しているって意識なんです。だから、変な話、映画の完成披露の舞台挨拶に出ると「はて、何を話せばいいんだろう?」と悩んじゃうんです。役を演じ終わった後は、自分の立ち位置が分からなくなるんです。結局、素の自分で話すしかないんですけど、「あっ、どうもどうも」みたいな感じでお茶を濁してしまう(笑)。でも、まだ役について話す分にはいいんですけど、たまにテレビのバラエティー番組に出てしまうと、何を話せばいいのか全然分からなくなって「ひゃあ~」ってなっちゃうんです。 ――そんな素の蓮佛さんも素敵です。せっかくなので蓮佛さんのお薦めの絵本を教えてください。 蓮佛 私が小さいときから親に読み聞かせてもらった絵本なんですが、『まあちゃんのながいかみ』(たかどの ほうこ作)。私が髪を長くしたのもこの絵本の影響なんです(笑)。ショートヘアの少女がロングヘアにしたら、あんなことができるこんなことができると想像するお話。髪を三つ編みにして物干竿代わりにしたり、髪を洗ってソフトクリームみたいにしたり......。とてもカワイイ絵で、今読んでも癒されますね。親に絵本を読み聞かせてもらったことで、本を読むことが大好きになりましたし、脚本を読むのも楽しいです。親には感謝しています。 (取材・文=長野辰次/撮影=岡崎隆夫/スタイリスト=猪塚慶太[super sonic]/メイク=倉田明美) 『RIVER』 原案・脚本・監督/廣木隆一 主題歌/meg「Moon River」 出演/蓮佛美沙子、中村麻美、根岸季衣、尾高杏菜、菜葉菜、柄本時生、Quinka,with a Yawn、田口トモロヲ、小林ユウキチ、小林優斗 3月10日(土)より渋谷ユーロスペースほか全国順次ロードショー http://river-movie.com ●れんぶつ・みさこ 1991年2月27日生まれ、鳥取県出身。スーパー・ヒロイン・オーディションMISS PHOENIXグランプリを受賞し、市川崑監督の『犬神家の一族』(07)で映画デビュー。滝田洋二郎監督『バッテリー』(07)、大林宣彦監督『転校生 さよならあなた』(07)でキネマ旬報ベストテン日本映画新人女優賞、高崎映画祭最優秀新人女優賞を受賞。その後、大岡俊彦監督『いけちゃんとぼく』(09)、清水崇監督『戦慄迷宮3D』(09)、土井裕泰監督『ハナミズキ』(10)、熊澤尚人監督『君に届け』(10)、鶴橋康夫監督『源氏物語 千年の謎』(11)など多彩な作品に出演。ドラマ出演作に『七瀬ふたたび』(NHK総合)、『Q10』(日本テレビ系)、『全開ガール』(フジテレビ系)など。大林監督の『この空の花』が公開待機中。http://www.renbutsumisako.com/
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予算は控えめ、計画は壮大 新たな漫画の潮流を生み出すか?「京都版トキワ荘事業」


 大学、専門学校から塾など多様な形で漫画家を養成することを目指すシステムが、次々と生まれている。そうした中で、京都市が2012年度から新たな事業として「京都版トキワ荘事業(仮称)」を計画している。その内容は、京都市内にある京町家で、漫画家志望の若者たちに共同生活を送りながら執筆に専念してもらおうというものだ。  同様の事業としては、東京都のNPO法人NEWVERYが行っている「トキワ荘プロジェクト」がよく知られている。こちらは06年の活動スタート以来、既に何人かの漫画家をデビューさせることに成功している。全国唯一の「マンガ学部」を持つ京都精華大学をはじめ、京都国際マンガミュージアムといった漫画関係の拠点施設も持つ京都市。そうした中で、行政主導によって新たな事業を行う目的は、どこにあるのか? 「京都精華大学や京都造形芸術大学をはじめとして、漫画について学ぶことのできる大学はいくつもあります。ところが、そこで漫画を学んだ学生たちが卒業後にどうするかといえば、ほとんどが出版社の集まる東京に行ってしまいます。そこで、漫画家志望の方々に京都に留まってもらう方法を考える中で、今回の計画は生まれました」  と語るのは、京都市産業振興室の草木大さん。せっかく漫画について学べる大学がそろい、漫画家志望の若者が集まっているのに卒業したらみんな出て行ってしまう。それでは惜しい、ということが事業の出発点。大学でも漫画の描き方を含めて教えているわけで、やっている内容がかぶる気もするが、京都市の事業は「大学よりも実践的な作品づくりを行ってもらう」ことに目的を絞って計画しているという。  そのため、予定では募集人数は男女計8人と少なめだ。もちろん、単にカンヅメにして執筆させるわけでなく、プロの漫画家による勉強会を行うなど実践的な指導も行っていく予定だという。人数も控えめだが、12年度の予算案に盛り込んでいる予算も約300万円と控えめだ。予算の主な使い道は、まず、市が漫画家育成を行うということを広く知ってもらうための事業だ。現役のプロ漫画家を招いてセミナーを開催するなど、さまざまな形で周知を図っていく予定だという。  本格的な事業の開始は13年度からで、12年度の1年間を事業の周知に充てていることや、控えめな予算案を見ると、かなり慎重に計画を進めている。これが好印象なのか、議会でも特に反対意見はなく、むしろ議員からも応援されているのだという。大企業の工場を誘致して、雇用を生み出し、瞬く間に地域も潤うといったものとは違い、文化産業はジワジワと効果が表れていくもの。いきなり壮大な計画を提示して何億円もの予算を提示したりすれば「そんなの、ウチの地域でやる意味あるのか?」と反発されるのは必至(実際に「漫画で町おこし」をもくろんだはいいが、そうした問題を抱えている自治体もある)。まず、準備にじっくりと時間を取って事業を進める計画を立案するあたり、担当者も漫画のことを「よくわかっている」のだと思われる。  実際、最初から志望者に住んでもらう物件を決めて事業を進める案もあったそうだが「やはり、十分な準備期間が必要」ということに落ち着いたそうだ。ちなみに、物件は京都国際マンガミュージアム周辺で探す予定だそうで、かなり漫画に囲まれた時間を過ごすことができる形になりそうだ。 ■地域の特性を生かして漫画に京都ブランドを  しかし、それでも気になるのは「京都で漫画を描くことにメリットがあるのか?」という点である。 「京都は映画発祥の地でもありますし、神社仏閣も数多い、漫画以外の文化もとても充実している街なんです。ですので、実際に住んでいただくことで、そうしたさまざまな文化に触れて創作活動に役立ててもらうことができると考えているんです」  と、前出の草木さんは話す。地域の持つ文化レベルの高さという点では、京都は東京に匹敵する、あるいは凌駕している街であるのは間違いない。また、地域の特徴として学生が多い、イコール未来を目指している若者が東京よりも狭い地域に密集して暮らしていることも、大きなメリットとして挙げられる。こうした利点を、いかに利用できるかが事業の成功のカギになっているのではないだろうか。  この事業は、単にプロ漫画家を育成するだけでなく、京都を漫画文化発信の一大拠点にまで成長させる壮大な計画のための一環だという。いずれは京都発の漫画が、漫画産業の中のひとつの核となる時代がやって来るのかもしれない。 (取材・文=昼間たかし)

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予算は控えめ、計画は壮大 新たな漫画の潮流を生み出すか?「京都版トキワ荘事業」

 大学、専門学校から塾など多様な形で漫画家を養成することを目指すシステムが、次々と生まれている。そうした中で、京都市が2012年度から新たな事業として「京都版トキワ荘事業(仮称)」を計画している。その内容は、京都市内にある京町家で、漫画家志望の若者たちに共同生活を送りながら執筆に専念してもらおうというものだ。  同様の事業としては、東京都のNPO法人NEWVERYが行っている「トキワ荘プロジェクト」がよく知られている。こちらは06年の活動スタート以来、既に何人かの漫画家をデビューさせることに成功している。全国唯一の「マンガ学部」を持つ京都精華大学をはじめ、京都国際マンガミュージアムといった漫画関係の拠点施設も持つ京都市。そうした中で、行政主導によって新たな事業を行う目的は、どこにあるのか? 「京都精華大学や京都造形芸術大学をはじめとして、漫画について学ぶことのできる大学はいくつもあります。ところが、そこで漫画を学んだ学生たちが卒業後にどうするかといえば、ほとんどが出版社の集まる東京に行ってしまいます。そこで、漫画家志望の方々に京都に留まってもらう方法を考える中で、今回の計画は生まれました」  と語るのは、京都市産業振興室の草木大さん。せっかく漫画について学べる大学がそろい、漫画家志望の若者が集まっているのに卒業したらみんな出て行ってしまう。それでは惜しい、ということが事業の出発点。大学でも漫画の描き方を含めて教えているわけで、やっている内容がかぶる気もするが、京都市の事業は「大学よりも実践的な作品づくりを行ってもらう」ことに目的を絞って計画しているという。  そのため、予定では募集人数は男女計8人と少なめだ。もちろん、単にカンヅメにして執筆させるわけでなく、プロの漫画家による勉強会を行うなど実践的な指導も行っていく予定だという。人数も控えめだが、12年度の予算案に盛り込んでいる予算も約300万円と控えめだ。予算の主な使い道は、まず、市が漫画家育成を行うということを広く知ってもらうための事業だ。現役のプロ漫画家を招いてセミナーを開催するなど、さまざまな形で周知を図っていく予定だという。  本格的な事業の開始は13年度からで、12年度の1年間を事業の周知に充てていることや、控えめな予算案を見ると、かなり慎重に計画を進めている。これが好印象なのか、議会でも特に反対意見はなく、むしろ議員からも応援されているのだという。大企業の工場を誘致して、雇用を生み出し、瞬く間に地域も潤うといったものとは違い、文化産業はジワジワと効果が表れていくもの。いきなり壮大な計画を提示して何億円もの予算を提示したりすれば「そんなの、ウチの地域でやる意味あるのか?」と反発されるのは必至(実際に「漫画で町おこし」をもくろんだはいいが、そうした問題を抱えている自治体もある)。まず、準備にじっくりと時間を取って事業を進める計画を立案するあたり、担当者も漫画のことを「よくわかっている」のだと思われる。  実際、最初から志望者に住んでもらう物件を決めて事業を進める案もあったそうだが「やはり、十分な準備期間が必要」ということに落ち着いたそうだ。ちなみに、物件は京都国際マンガミュージアム周辺で探す予定だそうで、かなり漫画に囲まれた時間を過ごすことができる形になりそうだ。 ■地域の特性を生かして漫画に京都ブランドを  しかし、それでも気になるのは「京都で漫画を描くことにメリットがあるのか?」という点である。 「京都は映画発祥の地でもありますし、神社仏閣も数多い、漫画以外の文化もとても充実している街なんです。ですので、実際に住んでいただくことで、そうしたさまざまな文化に触れて創作活動に役立ててもらうことができると考えているんです」  と、前出の草木さんは話す。地域の持つ文化レベルの高さという点では、京都は東京に匹敵する、あるいは凌駕している街であるのは間違いない。また、地域の特徴として学生が多い、イコール未来を目指している若者が東京よりも狭い地域に密集して暮らしていることも、大きなメリットとして挙げられる。こうした利点を、いかに利用できるかが事業の成功のカギになっているのではないだろうか。  この事業は、単にプロ漫画家を育成するだけでなく、京都を漫画文化発信の一大拠点にまで成長させる壮大な計画のための一環だという。いずれは京都発の漫画が、漫画産業の中のひとつの核となる時代がやって来るのかもしれない。 (取材・文=昼間たかし)
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