きゃりーぱみゅぱみゅの熱愛相手、小谷昌太郎は"きゃりーの彼氏"でブレイクなるか?

【ハピズムより】

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『つけまつける』(ワーナーミュージック・
ジャパン)

――熱愛発覚、電撃結婚、浮気、破局、不倫......と、恋のウワサが絶えない芸能人。そんな彼らの恋愛相性を勝手に占ってみました。

■今回のターゲット
きゃりーぱみゅぱみゅ 1993年1月29日生まれ
小谷昌太郎 1986年10月29日生まれ

 「原宿系のカリスマ」として女子高生を中心にブレイク、今やテレビなどで見る日がないほどの人気を獲得したきゃりーぱみゅぱみゅさんの熱愛が、17日発売の「フライデー」(講談社)で報じられました。お相手は、昨年『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス2011』(フジテレビ系)に出演したイケメン俳優・小谷昌太郎さん。俳優としてのキャリアは浅いですが、アイドル誌では「今年ブレイク間違いなし」と期待されています。今回の熱愛報道は、二人の人気に水を差すことにならないのでしょうか? 占い師の先生に鑑定してもらいました。

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思わず鼻をつまみたくなる爆笑ホラー 腹痛とゾンビのW攻撃『ゾンビアス』

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お腹すっきり、爽快ムービー『ゾンビアス』に主演した中村有沙と井口昇監督。2人は『まだらの少女』以来となる7年ぶりのコラボ。※2人が手にしているのはカリントウです。
 イマジネーション溢れる独創的なストーリーテリングとキャストの新たな魅力を丁寧に引き出す演出で今、もっともノッてる映像作家・井口昇監督。『片腕マシンガール』(07)でその名を世界に轟かせ、オリジナル作品への愛を惜しみなく注入した『電人ザボーガー』(11)は劇場を感動の渦に巻き込むロングランヒットとなった。そんな井口監督の最新作が『ゾンビアス』。ダイエット用のサナダムシを探しに田舎に出掛けた若者たちが和式トイレから出現した汚物まみれのゾンビたちに襲撃されるという、笑いと恐怖が混然化したサバイバルアクションなのだ。主演の中村有沙は、『楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女』(05)で成海璃子とダブル主演して以来となる7年ぶりの井口監督作品への参加。恥ずかしくてオナラができなかったことから妹を自殺に追いやってしまったトラウマを持つ影のあるヒロインを大熱演している。いろんな意味で、従来のイメージを突き破った面白い作品を作っちゃおうという信頼関係で結ばれた2人が、ハードながら笑いの絶えなかった井口組の製作現場を振り返った。 ──井口監督の名作『まだらの少女』に主演した有沙ちゃんは、しばらく芸能活動を休んでいたけど、『ゾンビアス』が復帰作になるわけですね?
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作品に清潔感を与えた中村有沙。体を張ったシーンもあるが「やらされている感はなく、やってやる~という感じ。現場の雰囲気がいいんです」。
有沙 はい。意識して復帰作に井口監督の作品を選んだわけではないんですけど、井口組の現場はすごく雰囲気がいいので、また機会があればと思っていたんです。そんなときにマネージャーさんから「井口監督が新作を撮るよ」と聞いて、ぜひオーディションを受けたいと。でも、脚本を読んでみたら汚物ゾンビが出てくるので、「うわぁ~」ってなっちゃいましたね(笑)。 井口 書いたボクが言うのも変だけど、「これは映画化はムリだろうな。引き受けてくれる女優さんがいないだろうな」と思ってたんだ(笑)。脚本を読んで、やめようと思わなかった? 有沙 いえ、そこは井口監督の作品なんで、ただのお下品なだけの映画にはならないだろうなと思ってました(笑)。それに『まだらの少女』に出ていたとき、私はまだ小学生だったんです。それ以来、お会いする機会がなかったので、出演できるかどうかは別にして、井口監督に会いにオーディションを受けようと思ったんです。井口監督に、成長した姿を見せたかったんです。
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「ただ下品なだけでなく、女の子たちをチャーミングに撮りたかった」と語る井口監督。かつてないアイドル映画なのだそうだ。
井口 『まだらの少女』以来だから、7年ぶりか。もうボクは40代になっちゃった。久しぶりに有沙ちゃんに会って、娘の成長に驚く父親気分を味わったよ(笑)。でも、本当によく、あの脚本を読んで引き受けてくれたよね。すっごく感謝してるんだ。 有沙 うふふ。 井口 有沙ちゃんが主役の恵役を引き受けてくれたんで、こちらも期待に応えなきゃなと覚悟を決めたんだ。中途半端に遠慮しないで、思い切って振り切った作品にしようと。そのことが出演してくれた女優陣のためになると思ったんだよ。 ──『まだらの少女』でも蛇娘(成海璃子)に追い込まれたけど、今回はさらに追い詰められる展開ですね。 有沙 『まだらの少女』は楳図かずおさんの原作でしたけど、『ゾンビアス』は井口監督のオリジナルの世界。前回、『まだらの少女』を体験したことで、もっと井口監督の世界に足を踏み入れたくなったんです。 井口 撮影前にも、いろいろ話し合ったよね。今回の『ゾンビアス』は役名こそ変わっているけど、『まだらの少女』の続編的なイメージでやろうと。『まだらの少女』で有沙ちゃんが演じた少女が生き残っていたら、どんな女の子に成長しているんだろうとね。 ──『まだらの少女』では恐怖にただ逃げ惑う小学生だったけど、今回は恐怖に立ち向かう高校生に。7年間を経て、タフになったわけですね? 有沙 そうなんです。意を決して、立ち向かいます。私自身、これまでやったことがなかったアクションにも挑みました。撮影前に時間を作って、アクション指導のかたと練習しました。3回ほど習っただけなので、まだまだなんですけど。 井口 有沙ちゃんはダンスをやっているから、動きがいいよ。それに現場でも思ったけど、有沙ちゃんは走る姿がサマになるんだ。女の人で走る姿がかっこいい人って、あんまりいない。有沙ちゃんの走る姿を見て、動きがフォトジェニックだな、アクションに向くなと思ったよ。飛び蹴り、かかと落とし、すっごく決まってた。今回はこれまでの有沙ちゃんのイメージを突き破るものにしようと考えたんだ。有沙ちゃんの体を張った演技にはファンは「えぇっ」と驚くんじゃないかな。 有沙 私自身、ふだんはおっとりしたイメージがありますからね。そういった自分のイメージを突き破るのって、気持ちよかったです。 井口 けっこー順撮りで撮ったんだけど、編集しながら有沙ちゃんの顔つきがどんどん大人っぽく変わっていくのが分かった。女優として、大人の女として急成長していく貴重な瞬間が記録された作品になったと言えるんじゃないかな。 有沙 ありがとうございます。後半にはセーラー服が破れた姿でのアクションシーンもあるんですけど、井口組のスタッフにはカットの合間にさっと上着を掛けてもらったりと、とても気を遣ってもらいました。それに何よりもキレイに、しかもカッコよく撮ってくれるんです。信頼できるスタッフと仕事ができる心強さがありましたね。 ■和式トイレは日本人の恐怖の源泉! ──『片腕マシンガール』公開時のインタビューで、「日本は流血シーンの規制が厳しい。血の代わりに汚物だらけのホラーにすれば、規制に引っ掛からずに済むはず」と井口監督が話していたアイデアが、本作に活かされたんですね。 井口 あはは、そんなことをボク、話しましたっけ? その夢が叶ったわけですね(笑)。今回、ボクが考えたのは、"日本で撮るなら、日本でしか撮れないゾンビ映画を撮らなくちゃダメ"ということだったんです。日本人にしか撮れないゾンビ映画って何だろうと考えたとき、「日本にはボットントイレがある。ボットントイレからゾンビが登場したら最高に怖い!」と思い浮かんだんです。さすがに有沙ちゃんはボットン体験はないでしょ?
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ボットントイレから、なんとゾンビの群れが出没! こいつらにだけは絶対に捕まりたくねぇ。(c)2011 GAMBIT
有沙 和式トイレは、おばあちゃんの家で見たことはありますよ。夜とかに一人で行くのは怖いですよね。 井口 そうそう。ボクんちは都内だったんだけど、小学生の頃まではボットン式だった。毎日、ボットントイレに股がりながら、下から手が伸びてきたらどうしようと怯えていたんだ。それで、「日本人の恐怖の根源はボットントイレにあるんじゃないか」って考えたんだ。有沙ちゃんみたいな現代的なかわいい女の子たちが、ボットントイレから出てくる汚物まみれのゾンビに追い掛けられるビジュアル的な面白さもあるしね。 ──汚物ゾンビが続々と現われるシーンは壮絶。撮影現場はどんな感じでした? 有沙 10日間と短い期間でしたけど、ロケ先で合宿みたいに過ごして、すごく楽しかったんです。出演の出番のないときも、一人で宿舎にいるのは寂しいので、みんなずっと現場で撮影を見ていました。それで手の空いた女優陣で炊き出しとか作って、みんなで食べてたんですよ。 井口 有沙ちゃん、夜中に温かいミソ汁を作ってくれて、キャストやスタッフに振る舞ってくれたよね。うれしかったなぁ。 有沙 ゾンビのみなさんたちと一緒にご飯を食べましたよね(笑)。 井口 もちろんフェイクなんだけど、汚物まみれのゾンビたちと一緒にお弁当を食べるのは、最初はさすがのボクも躊躇したよ。これはキツイなぁ~と(苦笑)。 有沙 最初は「うわっ」と思いますけど、慣れると意外とヘーキですよね。みんなで記念写真を撮ってましたし。 井口 人間って慣れると、だいたいのものは受け入れられるようになるもんだなぁと改めて思った(笑)。 ■ボクらは生きている。だからウンコをするんだ ──汚物ゾンビたちとの食事シーンは、DVD発売時にメイキングで確認したいと思います(笑)。でも『ゾンビアス』はホラーコメディというスタイルの中で、「汚れても穢れても、それでも生きていけ」という3.11以降の今日的なテーマが内包されていますよね?
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妹を亡くした過去を持つ恵(中村有沙)は意を決して、汚物ゾンビたちと戦うことに。いつまでも逃げていられない。
井口 そうなんです。生きていく上で様々な障害に出くわすけど、それを乗り越えていけという、ということですね。『電人ザボーガー』を撮っていたときも感じていたことなんですが、この数年間、ボク自身がずっと考えていることなんです。日本はこのままじゃマズいんじゃないかと。日本という社会がマズい方向に向かっている。でも、そんな中でも生き抜いていかなくちゃいけない。『ゾンビアス』はひとりの女の子が腹痛に襲われながらも戦い続け、成長していく物語なんです。決してお下劣だけじゃないんです。そもそも、ウンコって生きている証でもあるわけです。人間は死んじゃったらウンコしないわけです。生きているからウンコするんです。 有沙 『ゾンビアス』に出演したことで、私自身も強くなりました。怖いものがなくなりました。『ゾンビアス』という作品に出会えたことで、自分のすべてをさらけ出すことができたと思ってます。 井口 あら~、いいこと言うわねぇ(笑)。有沙ちゃん、すっかり大人のトークもできるようになったわねぇ。 有沙 はい(笑)。ぜひ『ゾンビアス』は女性にも観てほしいですね。カップルで一緒に観るのも楽しいと思います! 井口 うん、この映画を観て、一緒に盛り上がれるカップルだったら一生もの。この映画を観て、引いちゃうような相手じゃダメ。逆に2人の愛が深まるかもしれない。 有沙 カップルで『ゾンビアス』を観て、一緒にゲラゲラ笑え合えるのって素敵ですよね。でも、食事のすぐ後はやめたほうがいいかも(笑)。 井口 そうだね、ポップコーンならギリギリOKかな。 有沙 パスタやカレーライスも、避けてくださいね~! (取材・文=長野辰次/撮影=オカザキタカオ/hair&make=久保田延彦[alter ego])
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久々に井口作品のヒロインとなった中村有沙。「井口監督、しばらくお会いしない間に、ますます癒し系オーラが出るようになりましたね!」
●『ゾンビアス』 監督/井口昇 脚本/村田青、継田淳、井口昇 特殊造型/西村喜廣 撮影/長野泰隆 出演/中村有沙、菅野麻由、護あさな、優希、ダニー(ザ50回転ズ)、岸健太朗、亜紗美、デモ田中、島津健太郎 配給/日活 R15 2011年2月25日( 土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー http://zombieass.jp ●なかむら・ありさ 1993年東京都生まれ。NHK教育テレビ『天才てれびくんワイド』『天才てれびくんMAX』に出演し、人気子役として活躍。井口昇監督のジュブナイル系名作ホラー『楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女』(05)で成海璃子とダブル主演。その他の出演作に『下弦の月 ラスト・クォーター』(04)、テレビドラマ『傍聴マニア09 裁判長! ここは懲役4年でどうすか』など。2011年に大学に進学し、芸能活動を再開した。出演作『The ABCs of Death』2012年公開予定。 ●いぐち・のぼる 1969年東京都生まれ。ガールズアクションムービー『片腕マシンガール』(07)は世界的大ヒットを記録し、数多くの亜流作品を生み出した。『ロボゲイシャ』(09)、『富江アンリミテッド』(11)など監督作多数。テキサスのファンタスティック映画祭で監督賞を受賞した『電人ザボーガー』(11)は日本でロングランヒット中。自伝的著書『恋の腹痛、見ちゃイヤ!イヤ!』(太田出版)を上梓するなど、排泄物には並みならぬこだわりを持つ。3月には『劇場版 はらぺこヤマガミくん』の公開も控えている。
『電人ザボーガー』スタンダードエディション [DVD] こちらは3月28日発売。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・特撮ヒーロー=童貞の概念を破る! 井口監督の集大成『電人ザボーガー』「複雑な感情を、複雑な感情で演じた」『電人ザボーガー』と俳優・板尾創路の複雑な関係妄想超大作『ロボゲイシャ』、堂々完成! 井口昇監督、主演女優と念願のPR活動

思わず鼻をつまみたくなる爆笑ホラー 腹痛とゾンビのW攻撃『ゾンビアス』

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お腹すっきり、爽快ムービー『ゾンビアス』に主演した中村有沙と井口昇監督。2人は『まだらの少女』以来となる7年ぶりのコラボ。※2人が手にしているのはカリントウです。
 イマジネーション溢れる独創的なストーリーテリングとキャストの新たな魅力を丁寧に引き出す演出で今、もっともノッてる映像作家・井口昇監督。『片腕マシンガール』(07)でその名を世界に轟かせ、オリジナル作品への愛を惜しみなく注入した『電人ザボーガー』(11)は劇場を感動の渦に巻き込むロングランヒットとなった。そんな井口監督の最新作が『ゾンビアス』。ダイエット用のサナダムシを探しに田舎に出掛けた若者たちが和式トイレから出現した汚物まみれのゾンビたちに襲撃されるという、笑いと恐怖が混然化したサバイバルアクションなのだ。主演の中村有沙は、『楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女』(05)で成海璃子とダブル主演して以来となる7年ぶりの井口監督作品への参加。恥ずかしくてオナラができなかったことから妹を自殺に追いやってしまったトラウマを持つ影のあるヒロインを大熱演している。いろんな意味で、従来のイメージを突き破った面白い作品を作っちゃおうという信頼関係で結ばれた2人が、ハードながら笑いの絶えなかった井口組の製作現場を振り返った。 ──井口監督の名作『まだらの少女』に主演した有沙ちゃんは、しばらく芸能活動を休んでいたけど、『ゾンビアス』が復帰作になるわけですね?
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作品に清潔感を与えた中村有沙。体を張ったシーンもあるが「やらされている感はなく、やってやる~という感じ。現場の雰囲気がいいんです」。
有沙 はい。意識して復帰作に井口監督の作品を選んだわけではないんですけど、井口組の現場はすごく雰囲気がいいので、また機会があればと思っていたんです。そんなときにマネージャーさんから「井口監督が新作を撮るよ」と聞いて、ぜひオーディションを受けたいと。でも、脚本を読んでみたら汚物ゾンビが出てくるので、「うわぁ~」ってなっちゃいましたね(笑)。 井口 書いたボクが言うのも変だけど、「これは映画化はムリだろうな。引き受けてくれる女優さんがいなだろうな」と思ってたんだ(笑)。脚本を読んで、やめようと思わなかった? 有沙 いえ、そこは井口監督の作品なんで、ただのお下品なだけの映画にはならないだろうなと思ってました(笑)。それに『まだらの少女』に出ていたとき、私はまだ小学生だったんです。それ以来、お会いする機会がなかったので、出演できるかどうかは別にして、井口監督に会いにオーディションを受けようと思ったんです。井口監督に、成長した姿を見せたかったんです。
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「ただ下品なだけでなく、女の子たちをチャーミングに撮りたかった」と語る井口監督。かつてないアイドル映画なのだそうだ。
井口 『まだらの少女』以来だから、7年ぶりか。もうボクは40代になっちゃった。久しぶりに有沙ちゃんに会って、娘の成長に驚く父親気分を味わったよ(笑)。でも、本当によく、あの脚本を読んで引き受けてくれたよね。すっごく感謝してるんだ。 有沙 うふふ。 井口 有沙ちゃんが主役の恵役を引き受けてくれたんで、こちらも期待に応えなきゃなと覚悟を決めたんだ。中途半端に遠慮しないで、思い切って振り切った作品にしようと。そのことが出演してくれた女優陣のためになると思ったんだよ。 ──『まだらの少女』でも蛇娘(成海璃子)に追い込まれたけど、今回はさらに追い詰められる展開ですね。 有沙 『まだらの少女』は楳図かずおさんの原作でしたけど、『ゾンビアス』は井口監督のオリジナルの世界。前回、『まだらの少女』を体験したことで、もっと井口監督の世界に足を踏み入れたくなったんです。 井口 撮影前にも、いろいろ話し合ったよね。今回の『ゾンビアス』は役名こそ変わっているけど、『まだらの少女』の続編的なイメージでやろうと。『まだらの少女』で有沙ちゃんが演じた少女が生き残っていたら、どんな女の子に成長しているんだろうとね。 ──『まだらの少女』では恐怖にただ逃げ惑う小学生だったけど、今回は恐怖に立ち向かう高校生に。7年間を経て、タフになったわけですね? 有沙 そうなんです。意を決して、立ち向かいます。私自身、これまでやったことがなかったアクションにも挑みました。撮影前に時間を作って、アクション指導のかたと練習しました。3回ほど習っただけなので、まだまだなんですけど。 井口 有沙ちゃんはダンスをやっているから、動きがいいよ。それに現場でも思ったけど、有沙ちゃんは走る姿がサマになるんだ。女の人で走る姿がかっこいい人って、あんまりいない。有沙ちゃんの走る姿を見て、動きがフォトジェニックだな、アクションに向くなと思ったよ。飛び蹴り、かかと落とし、すっごく決まってた。今回はこれまでの有沙ちゃんのイメージを突き破るものにしようと考えたんだ。有沙ちゃんの体を張った演技にはファンは「えぇっ」と驚くんじゃないかな。 有沙 私自身、ふだんはおっとりしたイメージがありますからね。そういった自分のイメージを突き破るのって、気持ちよかったです。 井口 けっこー順撮りで撮ったんだけど、編集しながら有沙ちゃんの顔つきがどんどん大人っぽく変わっていくのが分かった。女優として、大人の女として急成長していく貴重な瞬間が記録された作品になったと言えるんじゃないかな。 有沙 ありがとうございます。後半にはセーラー服が破れた姿でのアクションシーンもあるんですけど、井口組のスタッフにはカットの合間にさっと上着を掛けてもらったりと、とても気を遣ってもらいました。それに何よりもキレイに、しかもカッコよく撮ってくれるんです。信頼できるスタッフと仕事ができる心強さがありましたね。 ■和式トイレは日本人の恐怖の源泉! ──『片腕マシンガール』公開時のインタビューで、「日本は流血シーンの規制が厳しい。血の代わりに汚物だらけのホラーにすれば、規制に引っ掛からずに済むはず」と井口監督が話していたアイデアが、本作に活かされたんですね。 井口 あはは、そんなことをボク、話しましたっけ? その夢が叶ったわけですね(笑)。今回、ボクが考えたのは、"日本で撮るなら、日本でしか撮れないゾンビ映画を撮らなくちゃダメ"ということだったんです。日本人にしか撮れないゾンビ映画って何だろうと考えたとき、「日本にはボットントイレがある。ボットントイレからゾンビが登場したら最高に怖い!」と思い浮かんだんです。さすがに有沙ちゃんはボットン体験はないでしょ?
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ボットントイレから、なんとゾンビの群れが出没! こいつらにだけは絶対に捕まりたくねぇ。(c)2011 GAMBIT
有沙 和式トイレは、おばあちゃんの家で見たことはありますよ。夜とかに一人で行くのは怖いですよね。 井口 そうそう。ボクんちは都内だったんだけど、小学生の頃まではボットン式だった。毎日、ボットントイレに股がりながら、下から手が伸びてきたらどうしようと怯えていたんだ。それで、「日本人の恐怖の根源はボットントイレにあるんじゃないか」って考えたんだ。有沙ちゃんみたいな現代的なかわいい女の子たちが、ボットントイレから出てくる汚物まみれのゾンビに追い掛けられるビジュアル的な面白さもあるしね。 ──汚物ゾンビが続々と現われるシーンは壮絶。撮影現場はどんな感じでした? 有沙 10日間と短い期間でしたけど、ロケ先で合宿みたいに過ごして、すごく楽しかったんです。出演の出番のないときも、一人で宿舎にいるのは寂しいので、みんなずっと現場で撮影を見ていました。それで手の空いた女優陣で炊き出しとか作って、みんなで食べてたんですよ。 井口 有沙ちゃん、夜中に温かいミソ汁を作ってくれて、キャストやスタッフに振る舞ってくれたよね。うれしかったなぁ。 有沙 ゾンビのみなさんたちと一緒にご飯を食べましたよね(笑)。 井口 もちろんフェイクなんだけど、汚物まみれのゾンビたちと一緒にお弁当を食べるのは、最初はさすがのボクも躊躇したよ。これはキツイなぁ~と(苦笑)。 有沙 最初は「うわっ」と思いますけど、慣れると意外とヘーキですよね。みんなで記念写真を撮ってましたし。 井口 人間って慣れると、だいたいのものは受け入れられるようになるもんだなぁと改めて思った(笑)。 ■ボクらは生きている。だからウンコをするんだ ──汚物ゾンビたちとの食事シーンは、DVD発売時にメイキングで確認したいと思います(笑)。でも『ゾンビアス』はホラーコメディというスタイルの中で、「汚れても穢れても、それでも生きていけ」という3.11以降の今日的なテーマが内包されていますよね?
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妹を亡くした過去を持つ恵(中村有沙)は意を決して、汚物ゾンビたちと戦うことに。いつまでも逃げていられない。
井口 そうなんです。生きていく上で様々な障害に出くわすけど、それを乗り越えていけという、ということですね。『電人ザボーガー』を撮っていたときも感じていたことなんですが、この数年間、ボク自身がずっと考えていることなんです。日本はこのままじゃマズいんじゃないかと。日本という社会がマズい方向に向かっている。でも、そんな中でも生き抜いていかなくちゃいけない。『ゾンビアス』はひとりの女の子が腹痛に襲われながらも戦い続け、成長していく物語なんです。決してお下劣だけじゃないんです。そもそも、ウンコって生きている証でもあるわけです。人間は死んじゃったらウンコしないわけです。生きているからウンコするんです。 有沙 『ゾンビアス』に出演したことで、私自身も強くなりました。怖いものがなくなりました。『ゾンビアス』という作品に出会えたことで、自分のすべてをさらけ出すことができたと思ってます。 井口 あら~、いいこと言うわねぇ(笑)。有沙ちゃん、すっかり大人のトークもできるようになったわねぇ。 有沙 はい(笑)。ぜひ『ゾンビアス』は女性にも観てほしいですね。カップルで一緒に観るのも楽しいと思います! 井口 うん、この映画を観て、一緒に盛り上がれるカップルだったら一生もの。この映画を観て、引いちゃうような相手じゃダメ。逆に2人の愛が深まるかもしれない。 有沙 カップルで『ゾンビアス』を観て、一緒にゲラゲラ笑え合えるのって素敵ですよね。でも、食事のすぐ後はやめたほうがいいかも(笑)。 井口 そうだね、ポップコーンならギリギリOKかな。 有沙 パスタやカレーライスも、避けてくださいね~! (取材・文=長野辰次/撮影=オカザキタカオ/hair&make=久保田延彦[alter ego])
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久々に井口作品のヒロインとなった中村有沙。「井口監督、しばらくお会いしない間に、ますます癒し系オーラが出るようになりましたね!」
●『ゾンビアス』 監督/井口昇 脚本/村田青、継田淳、井口昇 特殊造型/西村喜廣 撮影/長野泰隆 出演/中村有沙、菅野麻由、護あさな、優希、ダニー(ザ50回転ズ)、岸健太朗、亜紗美、デモ田中、島津健太郎 配給/日活 R15 2011年2月25日( 土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー http://zombieass.jp ●なかむら・ありさ 1993年東京都生まれ。NHK教育テレビ『天才てれびくんワイド』『天才てれびくんMAX』に出演し、人気子役として活躍。井口昇監督のジュブナイル系名作ホラー『楳図かずお恐怖劇場 まだらの少女』(05)で成海璃子とダブル主演。その他の出演作に『下弦の月 ラスト・クォーター』(04)、テレビドラマ『傍聴マニア09 裁判長! ここは懲役4年でどうすか』など。2011年に大学に進学し、芸能活動を再開した。出演作『The ABCs of Death』2012年公開予定。 ●いぐち・のぼる 1969年東京都生まれ。ガールズアクションムービー『片腕マシンガール』(07)は世界的大ヒットを記録し、数多くの亜流作品を生み出した。『ロボゲイシャ』(09)、『富江アンリミテッド』(11)など監督作多数。テキサスのファンタスティック映画祭で監督賞を受賞した『電人ザボーガー』(11)は日本でロングランヒット中。自伝的著書『恋の腹痛、見ちゃイヤ!イヤ!』(太田出版)を上梓するなど、排泄物には並みならぬこだわりを持つ。3月には『劇場版 はらぺこヤマガミくん』の公開も控えている。
『電人ザボーガー』スタンダードエディション [DVD] こちらは3月28日発売。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・特撮ヒーロー=童貞の概念を破る! 井口監督の集大成『電人ザボーガー』「複雑な感情を、複雑な感情で演じた」『電人ザボーガー』と俳優・板尾創路の複雑な関係妄想超大作『ロボゲイシャ』、堂々完成! 井口昇監督、主演女優と念願のPR活動

テレビドキュメンタリーの旗手が自作解体!? DVD『田原総一朗の遺言』

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『田原総一朗の遺言~タブーに
挑んだ50年!未来への対話~』
 ジャーナリスト・田原総一朗。御年77際ながら、若手論客をタジタジにするその活躍は『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)などでもおなじみだが、彼が稀代のドキュメンタリー作家であったことは、最近の水道橋博士の発言によってようやく知られるところとなった。BS JAPANで放送され、ポニーキャニオンからDVD化された『田原総一朗の遺言』は、そんな田原のドキュメンタリー作家としての過去を知ることができる番組だ。  もともと東京12チャンネル(現テレビ東京)のディレクターであった田原。彼は、その中で『ドキュメンタリーナウ!』や『ドキュメンタリー青春』といった番組を手がけていた。今回DVD化されたのは、学生闘争が最高潮を迎えた早稲田大学内で行われた山下洋輔のライブを追った『バリケードの中のジャズ』、ジャーナリストによる報道のあり方を追求し、ギャラクシー賞を受賞した『総括! 知る権利』、そして、歌手・藤圭子の赤裸々な姿に迫った『私は現在を歌う』など7タイトル12作品。今後も連続ピストル射殺事件の永山則夫やピンク女優作家の鈴木いづみなどを追ったタイトルが発売される予定だ。  はたして、ドキュメンタリー作家・田原が目指したものとは何だったのだろうか。  例えば1973年に制作された『永田洋子 その愛 その革命 その・・・』という作品。あさま山荘に立てこもった連合赤軍の主犯格として東京拘置所に拘留されていた永田洋子。田原は、彼女に接見し、獄中書簡を交わす仲となったウーマンリブ活動家・田中美津に永田の手紙を朗読させる。
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DVD『田原総一朗の遺言 ~永田洋子と連合赤軍~』
発売元:テレビ東京/販売元:ポニーキャニオン
(C)2012テレビ東京
 殺人にまで発展した内ゲバ事件に対しては否定するものの、同じ活動家として永田に対するシンパシーを理論的に説明する田中美津。しかし、田原はそれでは満足しない。「永田のどこに魅力を感じるの?」「僕はバカだからわからない」と鋭く斬り込みながら、田原は活動家特有の「理論」ではなく、田中自身の言葉で永田を語らせようとする。そして、番組の終わりには「時間だから」と田中のコメントを強制的に終了。田中は一瞬憤慨した表情を見せ、抗議するものの、結局「何か田原さんに乗せられたような気がする」と笑顔を見せてしまう。  田原自身「(連合赤軍が)なんでこうなったかがわからない。だから徹底的に追求したかった」と振り返る連合赤軍事件。当時、大手メディアでは彼らを「非人」として扱う風潮が強くあり、田原のような視点から連合赤軍を切り取ることはタブーとみなされていた。田原の活躍は現在よりもはるかに自由に番組制作をできた当時のテレビ界をしても異端だったそうで「他局ディレクターからも『よくやった』と言われた」と、往時を語る。 「僕が東京12チャンネルに入ったころは、テレビがとてもいいかげんな時代だったの。ステータスも全然なかった。特に東京12チャンネルはできたばかりの『テレビ番外地』みたいな、インディーズ的な会社だった。誰にも相手にされないから、今のニコニコ動画みたいにいろんな番組が自由に作れたんですよ」(日刊サイゾー『田原総一朗が「震災報道」に見た既存メディアの問題点と可能性とは』)  DVD化の予定はないものの、フリーセックスを掲げる若者コミューンの結婚式の様子を追った作品『日本の花嫁』では、花嫁と自身のセックスまでもカメラに収めている。「日本初のAV男優」(水道橋博士)と評価されるこの活躍、しかし、田原にとってはあくまで取材の一環だった。 「こっちは取材をしたいんですよ。そのためにはなんでもやりますよ。あのね、取材ってのは最終的にどこか命を張るという部分がないとダメですよ。だから向こうもこっちを信用する。そういうもんです」(同前)  だから、どんなに辛辣な追求や仕掛けを駆使しても、田中美津は「田原さんに乗せられた」と笑ってしまう。理念や思想ではない。人間の本当の姿を見せ、奥深くの声を聞くために、田原はドキュメンタリーを制作した。それは、ジャーナリストとしてペンを取る今でも変わることはないだろう。  『朝生』の議論の方法や、田原の司会術には疑問を呈する向きも多い。しかし、彼は政治コメンテーターではなく、ドキュメンタリストであるということを理解すれば、番組の見方もまた違ったものになるだろう。政治的な高説や、空疎な社会理論ではなく、田原が聞きたいのは人間としての言葉だ。その声を聞くことができるまで、田原はしつこく、粘り強く、そして方法を選ばずに相手を追求していく。その姿勢は、ジャーナリズム不在といわれる日本のマスコミに最も必要とされる姿なのではないか。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])
田原総一朗の遺言 ~タブーに挑んだ50年!未来への対話~ ジャーナリスト生活50年を迎えた田原総一朗氏が1970年代、東京12チャンネル(現・テレビ東京)のディレクターであった時代に手掛け、今もテレビ東京にひっそりと保管されている約60本のドキュメンタリー番組の中から選ばれた珠玉の作品を、田原総一朗、水道橋博士と、時代の証言者であるゲストと共に振り返りながら討論をする。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・田原総一朗が「震災報道」に見た既存メディアの問題点と可能性とは【1】「なぜ"24時間ニュース番組"がない?」デーブ・スペクターが日本の震災報道を斬る!松江哲明監督が綴る「松江哲明」のドキュメンタリー

番組報告ももうすぐ? 磯野貴理子、バーテンダーの年下カレと破局!?

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磯野貴理子公式サイトより

 突然の離婚から1年半、今度は一般人で年下のバーテンダー・高橋東吾さんと交際しているとバラエティ番組内で発表した磯野貴理子だが、破局情報が業界内では近頃駆け巡っている。

 磯野は2009年11月、6年間連れ添った担当マネジャーであり夫の正司宏行氏との離婚を『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)で発表。直後に同局内で記者会見を開き、離婚の原因は夫の浮気が原因であること、向こうから別れを切り出されたことなどを赤裸々に語っていた。

 そして現在の彼氏となる高橋さんとは都内のバーで知り合い意気投合。昨年10月には高橋さんと『行列〜』にふたり揃って出演し、磯野がスポンサーとなって都内にバーをオープンすることも発表した。