月別アーカイブ: 2012年2月
全米が失笑!? アンジェリーナ・ジョリーのドヤ顔"激やせ"ポージングが大人気

"アンジェリーナ・ジョリーといえば唇"は過去の話
2月26日に開催されたアメリカ映画界最高の式典、第84回アカデミー賞授賞式にプレゼンターとして出席したアンジェリーナ・ジョリーの骸骨のような激痩せぶりと、鶏ガラのような足をむき出しにしたドヤ顔ポージングが、とても痛々しいとバッシング騒ぎが起こっている。
ついに松嶋尚美がタンカを切った! 「占い師だが霊能者? 絶対に許せへん!」

「女性自身」(光文社)3月13日号
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第115回(2/24~28発売号より)
オセロ中島騒動が連日ワイドショーで取り上げられる。先日、マンション間を移動する占い師の親戚2人の後に、同じ格好の第3の女が! 誰!? と思ったら変装して潜入しようとした人物らしく、警備員に咎められていた。マスコミ関係者か!? すげ――! 久々に記者(?)根性を見せてもらいました。どこの社!?
1位「『許せん...シバいたる!!』松嶋尚美『占い師への宣戦布告』激白」(「女性自身」3月13日号)
2位「苦しみ続けた胸の内を告白『ジャニーを殺したいほど憎い...』(「週刊女性」3月13日号)
3位「女占い師と木嶋佳苗被告『相似形の悪夢』」(「女性セブン」3月8日号)
キレるカンニング竹山、男欲しいキャラを貫く眞鍋かをり……芸能人ネット事件簿

『カンニング竹山単独ライブ 「放送
禁止」』/ビクターエンタテインメント
編集M 芸能人のブログやTwitterって、「ファンと交流ができる」というメリットもあるけど、誹謗中傷もダイレクトに届くっていうデメリットもあるよね。芸能人の発言による炎上騒動がしょっちゅう起きてるもん。この間は、カンニング竹山隆範が騒動に巻き込まれたんだって?
しいちゃん そうなのよ。2月22日、竹山が福島へ行ったとき「福島駅前のヨーカドウの地元コーナーのやさいを購入し日帰り旅行は終わりました。地元野菜コーナー、バンバン売れてました」(原文ママ)とツイートしたら、「食べて応援なんてマヤカシはやめて、一言叫んでくれるだけでも沢山の人を助けられる。『福島県の子どもにマスク寄付して!』とか、『避難しようよ』とか」「影響力を良い方に使ってもらいたい」「こういう人が被害を拡大させるんだ」といった意見が続々と寄せられたの。
「過激なサービスは相変わらず!」摘発を逃れ営業を続ける女子高生見学クラブに潜入

2月21日、警視庁少年育成課は制服姿の女子高生の下着を客に見せる「女子高生見学クラブ」と呼ばれる店で未成年者に有害な仕事をさせたとして、東京都江戸川区の「JK・ドリーム」の店長らを労働基準法違反(年少者の危険有害業務の就業制限)容疑で逮捕した。また、同店を含む都内の4店を労働基準法違反容疑で家宅捜索したところ、4店は計24人の女子高生を雇い、女子高生らが胸を露出するなどしていたとして一斉に摘発した。
「同課によると同店店長らは昨年6~7月にかけて、店内でアルバイトとして雇った17歳の女子高生2人を踏み台の上に制服姿で立たせ、男性客に下着をのぞき見させるなど未成年者に有害な仕事をさせた疑いがあるとして逮捕された。店長は『そろそろ摘発されると思っていた』と供述しているというから、"確信犯"だったと思われる。一斉摘発を受け、摘発を逃れた、都内のほかの見学クラブは示し合わせたように一時休業。しかし、近日中の営業再開をにおわせていた」(全国紙社会部記者)
2月下旬、一時休業していた某見学クラブ「K」を訪れると、すでに営業再開。店舗が入るビルの前に置かれた看板には「見学クラブ」と書かれ、その横には「話題の」、「女の子のレベルNo.1」など意味深な張り紙をしているものの、さすがに女子高生を使っていることをうかがわせる表現はなかった。
地下の店舗に降りてみると、中年ホスト風の受付が「いらっしゃいませ~」とさわやかな笑顔でお出迎え。受付の横には制服姿の女子高生がパンツを見せている写真が貼られていたが、店員の口からも「女子高生」のワードは一切聞かれず、女の子1人の指名料込みで50分5,000円を受付で支払い、カーテンで区切られたブースに案内された。見学クラブの基本的なシステムとは――。
「一般的な見学クラブは、マジックミラー越しに待機部屋の中で雑談している女子高生を眺め、好みの子がいたら指名。指名した子は客の目の前に来て、パンチラや胸チラを見せつける。しかし、客と直接接触したりはしないので、そこで風俗と一線を画していて、今までは"グレーゾーン"で摘発を逃れていた。都内では昨年ごろからこの業種が急増していた」(風俗ライター)
平日の午後7時過ぎに入店したが、8つあるブースはすべて埋まる盛況ぶり。ブースに着席すると店員が「盗撮は厳しくやってます。携帯使われる場合も待合室でお願いします」と注意事項を告げ、ブースにも「写真撮影厳禁!」とシールが貼られてあった。
ブースから待合室をのぞくと、この日はそれぞれ別の制服を着て、名前と番号の書いた札を首から下げた5人の女の子がいたが、どこからどう見ても現役女子高生にしか見えなかった。
女の子の特徴を某国民的アイドルグループのメンバーに例えて紹介すると、ちょっと髪を長くして茶髪にした人気ナンバー1風、ちょっと肉付きをよくした人気ナンバー2風、キャラ立ちでブレークしたへたれ風、ポニーテールのリーダー格のツーテール風、さらに髪を長くしたスポーツウーマン風。スポーツウーマン風は指名された客のミラーの前でパンツを丸出しにし、長い足を曲げたり伸ばしたり柔軟度の高さを見せつけていた。
待合室の中央にはテーブルが置かれ、上には飲みかけの飲み物などが無造作に置かれていた。壁際には電子レンジ、空気清浄機、荷物棚などが並べられ、バイトしながらも十分にくつろげる環境が整えられていた。
指名されない子たちは、一刻も早く指名されることを狙ってか、必要以上にスカートをまくり上げているために、パンチラし放題。なかなか見上げた"営業努力"だ。
スポーツウーマン風が待機に入り、耳を澄ますと、室内で流れているテレビの音とともに、彼女たちの会話が聞こえてきた。
ツーテール風 「なんか、無呼吸症候群だって。怖くない」
スポーツウーマン風 「私も心配」
へたれ風 「私のお姉ちゃん、まだ19だけど、これなったよ」
ツーテール風 「やだ、怖い」
ナンバー2風 「お母さん、いびきとかうるさいけど大丈夫かな~」
お若いのに、もう無呼吸症候群に関心を寄せるとはなかなか感心だが、国民的グループのメンバー同様、ナンバー1風の子は会話に入らず、1人携帯をいじっていた。
せっかく指名料込みなので、指名しないのももったいない。とりあえず、ブース内の呼び出しボタンを押して店員を呼び出し、ナンバー2風を指名することを告げた。
「●●ちゃーん、●番でお願いします」と店員が待合室をのぞいて声をかけると、「は~い」と大きな返事をして立ち上がり、ナンバー2風が目の前に来た。
「よろしくお願いしま~す。●●番の●●です」
ナンバー2風はミラー越しにこちらをかわいらしい瞳でしっかり見つめて自己紹介。
ミラーのそばに置かれた踏み台の上に立ち上がると、さらにスカートをまくり上げ、ミラーに股間を押しつけるように白地のストライプにリボンのついたパンティーを見せつけてきた。
初めて見学クラブに来た客にとってはかなり刺激的。ミラー越しにもかかわらず、かなり興奮し、チ●コが暴発しそう。しかし、ブース内にティッシュはなく、自慰行為を行うことは不可能。ヘビの生殺し状態だった。
ナンバー2風は前向きから後ろ向きに体勢を変えると、今度は見事な桃尻をミラーに押しつけてくる。そこから前向きで台の上に座るとV字開脚、また後ろ向きに体勢を変えるとまたまた桃尻を押しつけてきた。
ナンバー2風を見ながら、指名されたほかの女の子も見ると、みんなナンバー2風と同じ流れで体勢を変えている。どうやら、指名の10分間は"規定演技"をこなすことになっているようだ。
台の横に置かれたタイマーを見ると残り時間はわずか。すると、前向きに座ったナンバー2風は胸元のリボンを外して胸元を開け、谷間を強調した胸チラのサービス。その体勢でこちらをじっくり眺めてくるんだから、ノックアウト寸前に追い込まれたところで、無情にもタイマーが鳴り響いた。
「ありがとうございました~。またよろしくお願いしま~す」とナンバー2風が笑顔であいさつしたが、すぐに次の指名が入り、隣のブースに移動していた。
どの女の子も指名が終わるとテーブルのところに戻ってメモを書き込んでいた。おそらく、売り上げの計算だろうが、「時給900円に指名されると多少歩合がつく程度。普通にバイトするよりも多少稼ぎがいいだけだが、リスクは高い」(前出のライター)というが、ツーテール風がカバンから出した長財布はおそらくどこかの高級ブランド品と思われた。
50分が終了し受付に戻ると、客の待合室では3人が順番待ち。一斉摘発がかなり集客につながったようだが、当局の目は厳しさを増しているだけに、果たしてこの店もいつまで営業できることやら......。
継続が苦じゃないから楽にヤセる!? 2ケタ減量のダイエットって?

Photo By JPhilipson from Flickr
寒かった冬も終わり、待ち遠しかった春の到来。寒さから身を守ってくれていた厚手のニットやモコモコのダウンは、同時に肉付きの良いボディラインも隠してくれていただけに、薄着になるのはちょっとした恐怖。4月までに冬の間に蓄えた脂肪をなんとか落としたい、と願っている女性は多いのでは?
ダイエット製品「プレミア・ダイアレス」セットは利用者の多くが、この製品で2ケタの減量に成功しているんだとか。なんと、コスモR代表の大滝氏自らも-21kgの大幅ダイエットに成功しているからすごい。使用法は、1日3食のうち1回、「プレミア・ダイアレス」1~2カプセルを取り入れ、あとはガイダンスに従って実行するだけ。モンドセレクション ダイエット部門で3年連続受賞した、安全性・信頼性が支持される要因なのだとか。
億単位の賠償金も……? フジテレビの危険ロケで重傷を負った「ずん」のやすの深刻度

浅井企画公式サイトより
フジテレビの豊田皓社長は24日の定例社長会見で、お笑いコンビ「ずん」のやすが同局のバラエティ番組『とんねるずのみなさんのおかげでした』の収録で腰の骨を折る重傷を負ったことについて「2月3日に新潟から東京都内の病院へ搬送して手術した。手術は成功したと聞いている。現在は回復に向けて治療中」と報告。「けがをされたご本人、関係者のみなさんには大変ご迷惑をお掛けした。普段から番組を応援してくださっている視聴者のみなさんにもおわびしたい」と謝罪した。
やすは今月2日、新潟県内のスキー場で、ゲレンデを水上スキー用のゴムボートに乗って滑走しタイムを競うゲームの最中に腰を強打。県内の病院に搬送され、診察を受けた結果、「第2腰椎破裂骨折、第1腰椎両側突起骨折など」と診断されていた。
豊田社長は今回の事態を受けて「体を張る内容だと出演者が張り切ってしまう。そこをどうやって抑えればいいか。なかなか難しい問題ですので、当面は体を張るような番組、企画についてはやめております。現場で論議を深めて安全に収録できるようになるまでは、いわゆる体を張った企画をやめようではないかということ」とコメントした。
気になるその後のやすの経過について、お笑い関係者は「腰椎損傷でなんらかの後遺症が残る可能性が高いそうです。現在もベッドの上から自力で起き上がることはできず、ようやく自分の意思で親指を動かせる程度の状況らしい」と沈痛な面持ちで語る。
「やすさんは『芸人として飯を食べている以上、仕方ない』と話しているが、とんねるずを始め、現場は申し訳ない気持ちでいっぱいのようです。フジテレビも治療費だけでなく、後遺症が残った場合の生活費や慰謝料など、億単位の賠償金を視野に入れているそうです」(別のお笑い関係者)
今はとにかく、回復を祈るしかない。
震災がれき受け入れ問題で、たむけん炎上! 焼肉店への営業妨害も!?

※イメージ画像:『たむらけんじの東京で売れ
てる芸人 犬に噛まれろ!!』著:たむらけんじ
/竹書房
【メンズサイゾーより】
東日本大震災で発生した震災がれきの受け入れをめぐって、各地で賛否両論が巻き起こっている。原発事故による放射能汚染やアスベスト被害を危惧しての議論だが、その余波が意外なところにも波及している。
焼肉店の経営者としても知られるタレント・たむらけんじ(38)のTwitterが、がれき受け入れ反対派からの批判コメントによって炎上したのだ。
27日に放送された関西の情報番組『ちちんぷいぷい』(毎日放送)において、たむらは「『絆』とか言ってね、みんなやってますけど。ここでやっぱり日本が全員で痛みを分かち合って、せなあきませんよね。不安な気持ちは、みんなあるじゃないですか。日本人全員でやらないと」と発言。大阪でもがれき受け入れをめぐって反対論が起こっているが、たむらは受け入れ支持の立場を明らかにした。
産んだだけで全部チャラ? 「婦人公論」誌上で母性神話のタブーに切り込む

「婦人公論」(中央公論新社)3月
7日号
「婦人公論」3月7日号の特集は、「心と体の免疫力を上げる」です。作家の曽野綾子、建築家の安藤忠雄らが自分の病歴と健康法を語っています。昨年10月に心臓の手術を受けた武田鉄矢のインタビューも掲載されています。タイトルは、「『僕は死にません!』と誓ったあの日から」。シャレがきいてておもしろいタイトルではありますが、いくらなんでも20年も昔のドラマにひっかけなくても......と思ったら、なんとっ! 今年3月に舞台『時代劇版 101回目のプロポーズ』が上演され、主演するのだそうです。もちろん相手役は浅野温子。62歳と50歳、合わせて112歳のプロポーズ。いや〜、特集の内容よりこの舞台のほうが気になっちゃいます。特集についてはご興味のある方は各自ご覧下さい。このレビューでは特集以外についてお伝えしたいと思います! SAY YES!
<トピックス>
◎信田さよ子×村山由佳 「神」として私を支配する母の呪縛から逃れるまで
◎嵐 魔法より軌跡より強く思ってる ここからきっと世界が変わる
◎韓流! 未体験ゾーン
ニコ動と地上波の間に生まれたミラクル『gdgd妖精s』とは一体何なのか!?(後編)

(c)2代目gdgd妖精s
■前編はこちらから
――後半はそのコールアンドレスポンス、ユーザーさんとの関係についてもう少し掘り下げさせていただければ。
菅原 ニコニコ動画に上がっている動画って、結構ツッコミどころが多いものが多いじゃないですか。ツッコミ不在のままボケていて、見ている方がツッコむような感じのものというか。『gdgd妖精s』はそのノリに近い番組かもしれないと思うんですね。ひょっとしたら、地上波で今流れている番組の中で、一番ニコ動に近いものなのかもしれないとすら思います。
石舘 ニコ動の動画と地上波の番組のちょうど中間のコンテンツかもしれない。
菅原 だから、ニコ動が面白いってことがテレビの中で再認識されていたりしたらうれしいんですけど。
石舘 基本的にテレビの人って、ネットの動画コンテンツを格下に見てて、あまり勉強してないところがあるからね。
菅原 でもCG技術に関してだけいうと、テレビのCGの人たちよりニコ動のほうが先に行っちゃってるんですよ。天才たちが自分のデータをタダで配布し合って、キャッチボールして、改良して、それをまたタダで配って......みたいなことをやりまくってるから。本当に技術の最先端にあることをずっとやりあっているみたいに僕には見えます。申し訳ないですけど、テレビのCG技術は2000年代で止まっちゃってるんですよね。2000年のCGと比べて、2012年のCGは進化してない! と思う。テレビで使う側の人たちがCG技術を知らないので、新しい技術が発明されていることに気がついてないんですよね。
石舘 新しい技術をどう活かしたらいいかわからないとも思うしね。
菅原 CG側の人がプレゼンしないと新しい企画はできないんでしょうね。
――発注する側が技術を知らなければ、発注内容は変わらないですもんね。

石舘氏(左)と菅原氏(右)。
菅原 そうなんですよ。
石舘 テレビを作っている人たちというのは、やっぱりどうしても、自分たちが一番最先端を行っていると思い込んでいるところがあるんですよね。僕が言うのもなんですけども。
菅原 だからもっとCG側の発言を出していきたいですね。ニコニコ動画内で起こっている技術革新みたいなものが、直にそのままテレビ局とつながったら、もっと番組が面白くなると思うんです。ニコ動はニコ動で、技術は半端なく高いんですけど、みんなが好きにやっているのですごくマニアックな世界っぽくなっちゃってるところはあるので。
――その意味では『gdgd妖精s』はそのモデルケースに近い位置にあるのかもしれないですね。制作に使われているMMD(MikuMikuDance)なんて、まさにニコ動から盛り上がった技術ですし。
菅原 そうなんですよね。だからMMDで使える、番組で使ったのとほとんど同じ3Dモデルを配布したんです。みんなが作り手と同じキャラで動画を作ってアップロードできるような状態になっているというのは、なかなか珍しいんじゃないかと思って。
石舘 「アニメ界の初音ミク」的なことになってくれたらいいなと思ってますけどね。
菅原 文脈的には初音ミク的なものですからね。
石舘 『gdgd妖精s』はみんなの共有財産的なものだと思っています。
菅原 みんなで盛り上げた感があるものだから、みんなで楽しんでいけたらいいなと思っています。
――しかし『gdgd妖精s』は、アニメファン向けであり、サブカル層向けであり、一般層向けでもあるという、不思議なバランスの作品ですよね。
石舘 そもそも、そういうバランスを狙った作品って、これまであまりなかったと思うんですよね。特にギャグ作品ではほぼなかったと思います。でも、考えてみたらできないこともないんじゃないかと思いまして。
――でも難しいことですよね。
石舘 一番気にしたのは、どのジャンルの人たちから見ても新鮮なものを作ったときに、それぞれの嫌悪感につながる部分をどれだけ排除するかでしたね。さっきそうたくんも言ってたように、面白さを追求したあまり「かわいいキャラが愛せなくなっちゃった!」というのはよくないし、かといって萌え要素に逃げた笑いばかりで、萌えにアンテナが反応しない人には全然面白くない内容というのもよくないし。お互いによい相乗効果を生むように......というのを考えましたね。

――今、アニメ業界で企画を立てる人が一番苦労しているところだと思うんですよ、そこは。
石舘 全然違うかもしれないですけど、いちアニメファンとして見ていて、京都アニメーションさんの『日常』がやりたかったことってこういうことなのかな? とちょっと思ったんですよね。
――ああー!! それは鋭いと思います。
菅原 『日常』は萌え側からサブカルを向いて、『gdgd妖精s』はサブカル側から無理やり萌え側を向いた、みたいなところがあるかもしれないですね。
石舘 『日常』は、京アニさんがもっと幅広いお客さんを獲得するために、一般の方にも畑を広げなきゃいけないというところで、萌え要素を削って、お笑い要素を増やした作品だったのかな? と思うんです。でも、いちアニメファンとしての僕から見ると、それは少し物足りない残念な気持ちがしたんです。だから、萌えもお笑いも、削ったりせずに、どちらも真芯にとらえて取りに行かなきゃいけないと感じたんですね。この『gdgd妖精s』の手法は、アニメ畑にいる方々にはもしかしたら盲点だったのかも。僕はアニメ大好きですけど、アニメを作っている人間ではないですし、かつ、そうたくんというサブカルのカリスマ的な作家さんと一緒にやらせていただけた。そのミラクルで生まれたものだと思います。
――となると、『gdgd妖精s』の後続作品が出てこられるかというと、なかなか厳しそうですね。
菅原 いやー、ないでしょう(笑)。
石舘 表面的に真似ることは可能でしょうけど、本家の方々が本気で作るようなものではないですよね(笑)。
菅原 ガラパゴス諸島みたいになっちゃいそうですよね。類似しているようで似てないものが出てきたりして。
石舘 でも見る人から見たら、この作品もヴィレッジヴァンガードとかにあるCGアニメの延長作品に見えるでしょうし。
菅原 そうそう。『gdgd妖精s』はその人の今まで生きてきた人生によって全然違う感じに見えるというのがあるんですよね。
石舘 そう、「これに似てる」というものが人によって全然違うんですよね。
菅原 『らき☆すた』という人もいれば、『ウゴウゴルーガ』に似てるという人もいる。その両方に似ているってどんなんだよ! って(笑)。
――(笑)
石舘 ほかにも『ピーピングライフ』だっていう人もいるし、『サナギさん』だっていう人もいるし、声優さんのラジオだっていう人もいるし。
菅原 一個のところからじゃなくて、完璧に文脈の違うファン同士がいて、その人同士は相反する世界観を持っている......みたいな感じで。そこが面白いですよね。
――ユーザーさんの話でいうと、石舘さんがブログで「今の普通のテレビ番組は最大公約数的なものを作る必要があるけど、アニメはそうじゃないからいい」というようなことを書かれていたのが印象的だったんです。京アニさんの話もそうですけど、今、アニメを作る人たちは、ソフトの売り上げが全体的に下がっていたりすることで危機感があって、逆のことを考えている人が多いと思うんですよね。もっと一般に届く企画を作らなければダメなのでは? みたいに。
石舘 そうですね。本来一番よかったところを崩そうとしていますよね。
――そこでアニメのニッチさこそが素晴らしい、と感じてらっしゃるのが新鮮だったんです。

菅原 ずっとそこで生きてきた人だと、感じないのかもしれないですね。僕たちは新参者というか、「いいなー!」と思って入ったばっかりだから。
石舘 だって、アニメの作り手の人たちって、ユーザーさんの財布の紐を解かせる方法を考え続けなきゃいけないからこそ、これでもか! と見たこともないような新鮮なことをやり続けられるわけですよね。これって、今のバラエティ番組とかドラマの現場では見ないことですよ。だからアニメはすごくいい畑だなと思います。うらやましい。
――菅原さんはどうです? 普段ご自分がやってらっしゃるようなCG映像の世界と比べて、深夜アニメのユーザーさんを意識して作ることに違いはありました?
菅原 そうですね、すごく前から自分自身がユーザーとして見ていた2ちゃんねるやニコ動にいる人たちに向けて発信できてるというのは、すごく新鮮で面白かったです。あとやっぱり、チームワークというか、『gdgd妖精s』自体の作り方の方程式みたいなのがすごい新鮮で。前に作っていた『ネットミラクルショッピング』では監督をやってて、それだとみんなで意見を交換して脳みそがプラスされていくということがなかったんですよね。意見を出しあって、どんどんまわしていくと、100倍にも1,000倍にも面白さが膨らんでいくという状況というか、現場の熱みたいなものがまんま作品に投入されていくというのを肌で感じて。すごい資本主義から共産主義へみたいな感覚が......(笑)。
石舘 急に何の話?(笑)
菅原 何の話だろう(笑)。えーと、トップダウンのピラミッド型じゃなくて、みんな平等の、学園祭みたいな雰囲気が持つすごい力強さみたいなものを感じました。
石舘 スタッフみんなが横並びだったんですよね。自分の専門以外のことはよくわからないので、各分野の人に全部任せると、「丸投げで任されるなら頑張らなきゃ」みたいになってそれぞれいいものを作ってくれる......みたいな。
――その雰囲気は石舘さんのブログにアップされた制作裏話からもうかがえました。
石舘 あれは関わった関係者たちを少しでもちやほやしてあげたいというか、「こんな人たちが関わってたんですよー。もしよかったら仕事をあげてくださいねー」という目的で書いたところもあったんですよ(笑)。
――なるほど。『gdgd妖精s』からいろいろな流れが起こっていくのも面白そうですが、『gdgd妖精s』自体のこれから先の展開って何か考えてらっしゃるんですか? 続編とか、もしくは同じような形態で新作を作られるとか。
石舘 どうですか、福原プロデューサー?
福原 違うこともこのプロジェクトチームでやってみたいなとも思うんですけど、「DVDとBlu-rayを買ってくれたら次もある」と腹黒なピクちゃんが言っちゃって、オープンマーケティングしちゃったんですよね(笑)。その期待には応えないとなと思っています。でも続編はハードルがいろいろ高いんですよね......あまり保守的な作品作りにならないようにというのだけは肝に銘じて、がんばろうと思っているところです。
石舘 悪い意味では期待を裏切らずに、でもいい意味では期待を裏切りつつという。
菅原 まずはハードルを下げましょう。
石舘 ああー。上がったハードルを下げないとね。
菅原 誰も期待しないところまで下ろさなきゃ。「『gdgd妖精s』面白いと思ってたのにそうでもないな~」みたいな感じにならないように。「どうせつまんないんだろ~?」と思わせるところまでやらないと。
石舘 そのくらいまで頑張って下げたいな~。
――......といったところで、本日はありがとうございました!
(構成=前田久)
●いしだて・こうたろう
1974年5月27日生まれ。株式会社グレープカンパニー所属。趣味は料理・アニメ鑑賞・LEGO収集。お笑い芸人としての活動を経て放送作家に。「HEY!HEY!HEY! music champ」「人志松本のすべらない話」「コスコスプレプレ」「プレミアの巣窟」など多くの番組に携わる。
●すがわら・そうた
1979年生まれ。マンガ家、映像作家、CGグラフィックデザイナー。19歳でマンガ家としてデビュー。99年から「週刊SPA!」(扶桑社)でCGマンガ「みんなのトニオちゃん」を2年間連載し、以降も断続的に作品を発表している。ほかにも、PV、VJ、イラスト、3DCGアニメーションなど、多岐にわたる領域で旺盛に作品を発表し続けている。



