
『チャイ・コイ』(中公文庫)
■今回の官能小説
『チャイ・コイ』岩井志麻子
男はセックスに意味を持たせたがる。たとえば知り合って間もない女から突然ベッドに誘われれば「俺のこと好きなんじゃないか?」とか「失恋したばかりか?」と、余計な勘ぐりをする。セックスで女の愛や人生に付箋を付けたつもりでいるなら、おこがましい。男が感じるように、女だって「このオトコとヤリたい!」と感じるときがあるのだ。
岩井志麻子の自伝とも言われている『チャイ・コイ』は、ひとり旅で訪れたベトナムを舞台に、若い現地の男とアラフォー作家との物語が描かれている。









