SMAP草なぎ剛、『いいとも!』であり得ないぐらい失笑される!

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【ジャニーズ研究会より】

 年末の風物詩『笑っていいとも! 年忘れ特大号』(フジテレビ系)が12月28日に放送されました。同番組といえば、最後のコーナー「いいとも! ものまね紅白歌合戦」で、いいともレギュラーメンバーものまねを披露します。SMAPの香取慎吾は、今年ブレイクした子役の鈴木福くんのものまねをしていました。福くんの特徴である下がった眉毛を再現。芦田愛菜役の柳原可奈子とともに二人の大ヒット曲『マル・マル・モリ・モリ!』を歌って踊り、会場を笑わせていました。

 草なぎ剛は山崎弘也のものまねを、彼の口癖の「からの〜」と掛け、KARAの「ミスター」に合わせて登場。肉じゅばんを着用していると思われる体に、角刈りのカツラ、顔にシワを描いています。しかし、山崎のふっくらとした顔と草なぎのやせて角張った顔はかけ離れているせいか、どうしても似ていなく、どちらかというとトシちゃんこと田原俊彦に似ているような。音楽に合わせて登場した後、辛いカレーが出てきてそれを口に入れる草なぎですが、熱かったのか、口に手を押さえモグモグと辛そうに咀嚼。

大公開! 2011年「日刊サイゾー」Amazonで売れたものランキング!!

IMG_0422_0203.jpg  今や書籍のみならず、あらゆる分野の商品をそろえるネット上のマーケット空間「Amazon」。日刊サイゾーからも、記事の関連商品や人気の商品にリンクを貼り、ちょびっとだけアフィリエイト収入をいただいて、サーバー代やおやつ代をまかなっております。  日刊サイゾーからのリンクで購入されたAmazon商品をランキング形式で大公表! 売れ筋商品から、日刊サイゾーという媒体の特性だけでなく、時代の流れまで見えてくるとかこないとか......。 ●本のTOP5 第1位
泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡
トップ1に輝いたのは、AKB48評論家・本城零次氏のAKB本。今年の芸能界は本当にAKB一色で本城さんも大忙しでした。 【関連記事】岡島紳士×本城零次「ガチヲタの声をもっと伝えた方がいい」

第2位
被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~
第2位は、陸前高田市長・戸羽太氏の本。日刊サイゾーでは戸羽市長にインタビュー取材を敢行。被災地の復興を阻む、法規制という壁について語っていただきました。 【関連記事】被災地の本当の話を知るべし! 陸前高田市長が見た「規制」という名のバカの壁とは?

第3位
コワ~いパチンコ店の話
第3位には、パチンコ業界の黒~い事情を取材した本が登場。アノ手コノ手で客の懐から金を抜こうとする悪徳ホールの実態が暴かれています。 【関連記事】パチンコは必敗? 20兆円産業の黒いウラ話『コワ~いパチンコ店の話』

第4位
ワンピース最強考察
第4位は、大人気マンガ『ワンピース』の非公式ガイドブック。作品内にちりばめられた伏線の数々を読み解くのがツウな楽しみ方なんだそう。これを読めば、大人気の秘訣が分かる? 【関連記事】「伏線王に俺はなる!?」ワンピース非公式ガイドブックの金字塔『ワンピース最強考察』

第5位
元気な時代、それは山口百恵です 31日間の現在写真論
第5位は、巨匠・篠山紀信の写真集。日刊サイゾーのインタビュー取材では、お茶目でクレイジーな一面を見せてくれました。 【関連記事】「"あたしが時代よ"ってアイドルはオーラが全然違う」 篠山紀信が明かすアノ人の素顔

●DVDのTOP5 第1位
AKBがいっぱい ~ザ・ベスト・ミュージックビデオ~【初回仕様限定盤】(DVD/Blu-ray)
堂々の第1位は、こちらもAKB48! 今年は"アイドル戦国時代"なんていわれていましたが、結局のところ、AKB48の一人勝ち。さすがです、秋元センセイ。 【関連記事】握手からハグにキスまで!? エスカレートするアイドルイベントの中身

第2位
チャイナ・シンドローム コレクターズ・エディション
第2位は、まさに福島第一原発事故を予言していたかのような、サスペンス・アクションが登場。3.11後、再び注目されています。 【関連記事】「メルトダウン? 英語に訳せばそうなりますか」国民をナメきった東電副社長の答弁

第3位
4.10中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事 ~眩しさの中に君がいた~~LIVE DVD
第3位は、AKB48に負けず劣らずの活躍ぶりをみせた5人組アイドルユニット・ももいろクローバーの2ndライブDVD。あかりんこと早見あかりの涙の脱退セレモニーも収録されてます! 【関連記事】中高年を虜にした新機軸アイドル・ももクロ 過密スケジュールに心配の声も

第4位
ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 第4位は、サイゾーテレビからまさかのDVD化となった『ニコニコキングオブコメディ』が登場。番組を見てなくても楽しめますよ! 【関連記事】DVD『ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある!』本日発売!

第5位
鈴木先生 完全版 DVD-BOX
第5位は、今年ブレークした長谷川博己初主演の連ドラ『鈴木先生』のDVD-BOX。視聴率はイマイチぱっとしなかったけど、業界ウケはしたそうですよ。 【関連記事】『マルモ』大健闘でも業界視聴率トップは『鈴木先生』!? 春ドラマ総まとめ

●【番外編】高額商品TOP3 販売実数にかかわらず、温かい気持ちにさせてくれた高額商品のランキングです。 第1位
LPL 撮影照明 ホームスタジオブームバンクセット
5万7,750 円。プロの方でしょうか? ご購入ありがとうございます!!

第2位
Dyson ダイソン スティック型サイクロン式 コードレスクリーナー
3万2,300 円。掃除機といえばやっぱりダイソン! このフォルムがたまりませんっ。

第3位
コンビ コッコロEG UX
2万5,024円。超軽量で取り付けが簡単なチャイルドシート。早くこういうのが必要になりたいです。

小泉今日子、泉ピン子、林真理子が「STORY」で40過ぎた女の生き方を語る語る!

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「STORY」2012年2月号(光文社)

 今年最後の「STORY」、今月の大特集は「輝け!40代のための40代による冬の買い足し完全マニュアル」です。「いくつになっても『着ていく服がない!』と毎日クローゼットの前で嘆くのは女の性なのでしょうか......。まだまだ買い足りないけど、人混みの多いセールに行くのは億劫とワガママなSTORY世代。これから買い足すべきアイテムを完全マニュアル化してみました」というリードそのままに、「まだあんまり買っていないあなたへ」「買おうと思って、尻込みしているあなたへ」「人ごみ苦手、セール嫌いなあなたへ」「いっぱい買った気がするのに、うまくいかないあなたへ」など、いくつかのシチュエーション別におすすめアイテムを紹介しています。これは分かりやすい。最近の「STORY」お得意のヲタ的リサーチで、「魅せる」というより「買わせる」誌面づくりになっています。しかし、若干ショックだったのは「人混みが苦手」「ブーティとかどうすれば分からない」などSTORY世代の悩みとされるものに、いちいち反応してしまう自分。40代なんてまだまだ先と高を括ってきたのも今は昔。筆者が「STORY」に近づいたのか、「STORY」が筆者に近づいたのか。安物を「プチプラ」とか、加齢を「経験値の高さ」とか、都合よく脳内変換するようになるのかなぁ......そんなババアのATOKは「STORY」で学ばせていただきますよ!

今年一番話題を集めたのは……? 2011年日刊サイゾー人気記事ランキング

ranking2011all.jpg  歴史に残る事件や災害が立て続けに起こった2011年。日刊サイゾーでは、ときに真面目に、ときにライトにさまざまな情報をお届けしてきました。来年も、みなさまにご愛読いただけるよう、スタッフ一同頑張りますので、ぜひともよろしくお願いいたします!  ということで、2011年の人気記事が一目で分かる日刊サイゾー人気記事ランキング、始まりまーす。 第1位 上原美優さん衝撃自殺の裏に見え隠れする「関東連合と島田紳助」の影 大家族貧乏アイドルとして人気を集めた上原美優さんの突然の死。先日閉鎖された彼女のブログには、死後もファンからのコメントが書き込まれていました。 第2位 「羽鳥が来るなら俺は辞める」テレ朝紛糾! 新"朝の顔"羽鳥慎一に強烈な逆風 今年4月からフリーになった羽鳥アナ。"日テレの朝の顔"から"テレ朝の朝の顔"へと、業界タブーお構いなしの華麗なる転身を遂げました。 第3位 「確信犯? それともガチ?」"ハイパー・メディア・フリーター"黒田勇樹を直撃! 俳優・黒田勇樹が芸能界を一時引退し、"ハイパー・メディア・フリーター"として活躍中の黒田さん。なんか、すごいことになってます。 第4位 「だったら辞めてやるよ?」『とくダネ!』小倉智昭の傍若無人にスタッフはブチギレ寸前!? なんだかんだで今年も降板しなかったオグさん。でも、スタッフもお茶の間も、そろそろみんな限界だよ。 第5位 ショック! AKB48・板野友美がソロデビュー曲熱唱もメンバー全員無表情 AKB48初のソロデビューを果たしたともちん。このニュース以外にもCM発表会で公開処刑されちゃったり、前途多難です。 第6位 オセロ中島知子の深刻な近況を現場が証言「突然キレだすことも......」 一部では占い師に洗脳されているとの報道もあるともちゃん。一方、相方・松嶋は無事長男を出産で幸せいっぱい......。解散のXデーは間近? 第7位 「誰のための自粛なの?」乙武洋匡の"不謹慎厨"に対する思いとは!? Twitterでの発言がたびたび注目を集めた乙武さん。来年も期待しています。 第8位 「ずっと紳助を切りたかった!?」吉本に"親密メール"を持ち込んだ闇人物とは 今年の芸能界最大のニュースといえば、紳助の芸能界引退。いまだにモヤモヤ感は消えないですが、来年あたり、ひょっこり復帰したりして? 第9位 嵐・大野智の"大麻3P疑惑"当事者女性 故・AYAさんの自殺真相が明らかに! 今年、国民的アイドルに急成長した嵐のスキャンダル。若気のいたりとはいえ、5人中4人が穴兄弟とは......。 第10位 「ヤリたい奴おったら紹介したろか」島田紳助の"都合のいい女"だった小林麻耶の苦悩 最近テレビで見かけないと思っていたら、へんなところから名前が出てしまった小林麻耶。TBSの看板女子アナだったころが懐かしい......。

今年一番話題を集めたのは……? 2011年日刊サイゾー人気記事ランキング

ranking2011all.jpg  歴史に残る事件や災害が立て続けに起こった2011年。日刊サイゾーでは、ときに真面目に、ときにライトにさまざまな情報をお届けしてきました。来年も、みなさまにご愛読いただけるよう、スタッフ一同頑張りますので、ぜひともよろしくお願いいたします!  ということで、2011年の人気記事が一目で分かる日刊サイゾー人気記事ランキング、始まりまーす。 第1位 上原美優さん衝撃自殺の裏に見え隠れする「関東連合と島田紳助」の影 大家族貧乏アイドルとして人気を集めた上原美優さんの突然の死。先日閉鎖された彼女のブログには、死後もファンからのコメントが書き込まれていました。 第2位 「羽鳥が来るなら俺は辞める」テレ朝紛糾! 新"朝の顔"羽鳥慎一に強烈な逆風 今年4月からフリーになった羽鳥アナ。"日テレの朝の顔"から"テレ朝の朝の顔"へと、業界タブーお構いなしの華麗なる転身を遂げました。 第3位 「確信犯? それともガチ?」"ハイパー・メディア・フリーター"黒田勇樹を直撃! 俳優・黒田勇樹が芸能界を一時引退し、"ハイパー・メディア・フリーター"として活躍中の黒田さん。なんか、すごいことになってます。 第4位 「だったら辞めてやるよ?」『とくダネ!』小倉智昭の傍若無人にスタッフはブチギレ寸前!? なんだかんだで今年も降板しなかったオグさん。でも、スタッフもお茶の間も、そろそろみんな限界だよ。 第5位 ショック! AKB48・板野友美がソロデビュー曲熱唱もメンバー全員無表情 AKB48初のソロデビューを果たしたともちん。このニュース以外にもCM発表会で公開処刑されちゃったり、前途多難です。 第6位 オセロ中島知子の深刻な近況を現場が証言「突然キレだすことも......」 一部では占い師に洗脳されているとの報道もあるともちゃん。一方、相方・松嶋は無事長男を出産で幸せいっぱい......。解散のXデーは間近? 第7位 「誰のための自粛なの?」乙武洋匡の"不謹慎厨"に対する思いとは!? Twitterでの発言がたびたび注目を集めた乙武さん。来年も期待しています。 第8位 「ずっと紳助を切りたかった!?」吉本に"親密メール"を持ち込んだ闇人物とは 今年の芸能界最大のニュースといえば、紳助の芸能界引退。いまだにモヤモヤ感は消えないですが、来年あたり、ひょっこり復帰したりして? 第9位 嵐・大野智の"大麻3P疑惑"当事者女性 故・AYAさんの自殺真相が明らかに! 今年、国民的アイドルに急成長した嵐のスキャンダル。若気のいたりとはいえ、5人中4人が穴兄弟とは......。 第10位 「ヤリたい奴おったら紹介したろか」島田紳助の"都合のいい女"だった小林麻耶の苦悩 最近テレビで見かけないと思っていたら、へんなところから名前が出てしまった小林麻耶。TBSの看板女子アナだったころが懐かしい......。

「事務所の落ちこぼれ」「スキッピンエンジェル」独創的すぎる!? アイドル・キャッチフレーズ集


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※イメージ画像:『80'sメモリアル・アイドル
ファースト・キッス』

ユニバーサル インターナショナル
【メンズサイゾーより】  「週末アイドル」「会いに行けるアイドル」「king of 学芸会」など、アイドルグループにはそれぞれキャッチフレーズが付けられ、それは個々人にも及んでいる。これらは、自身らを印象づけるために使われるうたい文句。例えば、今をときめく、ももいろクローバーZの百田夏菜子は、出身地が静岡であることから「茶畑のシンデレラ」、AKB48の大島優子は「目で負かし、心で伝える、変幻自在のエンターテイナー」で、同グループの前田敦子は、ラジオ『福山雅治のオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)出演時に、「キャッチフレーズがない」と漏らしたところ、MCの福山から「微笑みの貴公子」というキャッチフレーズを付けられた。ちなみに前田には......

「中継所で待機中に目薬を差すしぐさがステキ」!? 箱根オタク座談会 

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大量の駅伝雑誌を前に興奮とまらぬ座談会

 お正月の風物詩といえば箱根駅伝。実は前回の箱根駅伝以降、イケメンランナー目当てに陸上競技場や駅伝沿道に詰めかける女子が増えているという。果たしてそこにはどんな選手が!? 意外なまでにイケメンの宝庫である箱根選手を各種オタク女子たちが集まって大分析。陸上マニアの恐るべき生態も明らかに......。

陸上マニアK(以下、陸マニK)......月1回以上は陸上競技場に出没。陸上雑誌を定期購読し、箱根関連サイトのチェックにも余念がない真のマニア。
スポーツ観戦ファンW(以下、スポ観W)......陸上競技だけでなくテニスや野球、サッカーなどスポーツ観戦全般を愛する女子。箱根ではもっぱら母校の早稲田大を応援。
オタク女子O(以下、オタ女O)......日頃は2次元を愛するヲタク女子だが母校の東洋大が柏原旋風で盛り上がり駅伝ヲタクへと領域を拡大。
イケメン好きY(以下、イケ好Y)......陸上競技に関してはズブの素人で箱根駅伝の魅力も今一つピンと来てないがイケメンと聞けばついつい首を突っ込んでしまうイケメン情報通。

新宿の劇場に通い詰める名物男が語る2011年、本当に面白かった邦画・洋画

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生きたアウトサイダーアート"新宿タイガー"。新聞配達の傍ら、新宿で公開された映画はほぼ全部観ている熱心な映画ファンだ。
 いろいろあり過ぎた2011年の日本。東日本大震災の影響もあり、日本映画界の年間興収は平年の2,000億円ラインを大きく割り込み、1,800億円台が予測されている。大ヒット作も生まれず、映画関係者には厳しい年の瀬となっている。こんなときこそ、明るいヒーローに登場してもらおう。新宿きっての名物男・新宿タイガーの出番である。新宿の歓楽街一帯に毎日、朝刊・夕刊を配り続けている日本一有名な新聞配達員。すさみがちな世の中を少しでも明るくしようと、夜店で買ったタイガーマスクのお面を被って配達を続け、はや40年となる。日々、新聞配達や集金に汗を流す一方、週末・祝日には新宿界隈の映画館をミニシアター、シネコン問わずハシゴする大変な映画マニアでもある。「年間何本観ているかは数えてないから分からないけど、新宿の映画館でロードショー公開される映画はほぼ観ている」「人気女優の舞台挨拶があるときは、朝刊を配り終えた後、花束を持って劇場に駆け付ける」というから、映画に注ぐ情熱はハンパない。新宿タイガーに2011年に観た映画を振り返ってもらった。 タイガー 日本もいろいろあったけど、オレもいろいろあったよ。2010年の暮れから起きた"タイガーマスク運動"のときは、マスコミからずいぶんコメントを求められたしね。それに、生まれて初めて映画のチラシ用のコメントを書いたんだよ。新宿武蔵野館で7月に公開された『スーパー!』。これは面白いなんてもんじゃなくて、スゴい映画だった。新宿武蔵野館には新聞を届けているんだけど、劇場スタッフから頼まれてね、公開前にDVDを見せてもらったんだ。『キック・アス』(10)みたいなヒーローもののコメディなんだけど、平凡な男が愛のためにスーパーな力を発揮するというストーリーがいいよ。世界は救えないけど、自分の愛する女性は体を張って守り抜くというね。身近な幸せから、まず守ろうってことだよね。愛なくして人生なし、ですよ。これって映画の永遠のテーマ。『美女と野獣』(46)の世界ですよ。命懸けでクスリ漬けになった自分の女房を助け出すんだけど、主人公は女房を拘束することなく自由にする。これぞ"無償の愛"。泣けるよ~。
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新宿タイガーにとって他人事ではない、等身大のヒーローが活躍する『スーパー!』。埋もれた傑作だ。
 『スーパー!』はDVDを借りて観たそうだが、いつもは自腹でチケットを購入してスクリーンで映画を楽しむ。映画館にきちんとチケット代を払うことが映画文化を守ることになるからだ。映画は女優で選ぶ、面白い映画は何度でも劇場に通う。それも客席の最前列で、映画の世界に没頭しながら観る。それが新宿タイガーの流儀である。 タイガー 今年、いちばん観たのはナタリー・ポートマンの『ブラック・スワン』。これは、来た来た来た! 8回観に行ったよ。そのくらいナタリー・ポートマンの演技にハマった。ナタリー・ポートマンは『レオン』(94)から出演作は全部観ているけど、『ブラック・スワン』は彼女のために書かれた脚本だし、彼女のために作られた映画だよ。演出家から「お前は黒鳥にはなれない」と言われたナタリー・ポートマンは、だんだん現実と幻覚の区別がつかなくなっていくの。それでライバルのダンサーと一緒にLSDやったり、超レズったりしちゃう。あのナタリー・ポートマンが、あそこまでサービスしてくれるんだからね、スゴいよ。オレは美女に会うために映画館に通ってるわけだけど、8回も観たのはこの1年ではこれだけだね。
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新宿タイガーのエネルギー源は、映画を観ること。どんな映画でも面白い部分があるし、美女が出ていれば大満足だそうだ。
 『ブラック・スワン』の8回鑑賞には及ばないが、美女をこよなく愛する新宿タイガーをその気にさせた邦画は、吉高由里子主演の『婚前特急』と長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子が競演した『モテキ』。それぞれ4回劇場に通ったそうだ。ちなみに『モテキ』の大根仁監督とは昔から顔なじみとのこと。 タイガー 『モテキ』の主人公はコンピューターおたくで、『ソーシャル・ネットワーク』みたいなヤツなんだ。『ソーシャル・ネットワーク』も観たけど、美女が4人も出てるから『モテキ』のほうがいいよ(笑)。やっぱり長澤まさみちゃんだね。まさみちゃんのおっぱいを鷲づかみした森山未來がうらやましいよ~(笑)。麻生久美子ちゃんは三木聡監督の『インスタント沼』(09)も良かったし、真木よう子はお気に入りの女優。『源氏物語 千年の謎』では2役を演じていて、これも良かった。仲里依紗もいいよな。えっ、誰がいちばん好きかって? 4人とも大好きだよ~(笑)。男に夢を見せてくれる、サイコーの映画だよ。そうそう、大根監督が撮った深夜ドラマ『怪傑ライオン丸G』(06年、テレビ東京系)、『湯けむりスナイパー』(09年、テレビ東京系)に、オレ出演してるの。でもオレ、『モテキ』は大根監督の作品だと知らないで劇場に通ってたんだよ。監督よりも美女目当てだからさ(笑)。そうしたら劇場で大根監督から「タイガー、観にきてくれてありがとう!」って声を掛けられて。それで、大根監督が映画を撮ったと知ったんだ。いや本当、『モテキ』は大根監督の女優の撮り方がうまかったよね。長澤まさみちゃんの曲線美をうまく撮ってる。仁ちゃんのカメラ目線が、お客の喜ぶ目線と同じ。まさみちゃんは誰が撮ってもキレイだけど、『モテキ』のまさみちゃんはセクシー度No.1だね。  正統派・長澤まさみと同じくらい、タイガーがぞっこんなのが個性派の吉高由里子だ。
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4月に公開された吉高由里子主演コメディ『婚前特急』。震災のため試写やイベント中止になりながらもスマッシュヒット。
タイガー テアトル新宿で『婚前特急』の舞台挨拶があったんで、バラの花束を持っていったんだよ。劇場スタッフに頼んで間接的に渡したんだけど、ステージ上から吉高由里子ちゃん、「新宿タイガーさん♪」ってお礼の言葉を投げ掛けてくれたんだよ。もう、野生の虎の心臓がキュンキュンキュンだよ(笑)。彼女は『蛇にピアス』(08)も良かったけど、コメディがすごく合う。5人の男たちに5股掛ける小悪魔的なヒロインだけど、あの役を演じられるのは吉高由里子だけ。彼女のために作られた映画だね。この数年のコメディ映画で、あんなにノリのいい邦画はなかったんじゃないの。『デンデラ』にも出ていた白川和子の台詞、「あんたたち生きているうちに、思いっきりケンカやんなさい。死んだらケンカできないんだよ」も良かったしね。  映画評などは事前に読まずに、野生の勘で面白そうな映画を選ぶ。アクション映画から社会派作品まで、幅広く観ているのだ。 タイガー メル・ギブソン主演のアクション映画『復讐捜査線』は、新宿ミラノの大スクリーンで観たよ。メル・ギブソンは『パッション』(04)、『アポカリプト』(06)と監督業が続いていたけど、『復讐捜査線』は久々にアクション俳優としての本領を発揮した力作。娘を殺された刑事がたった1人で、巨大企業に挑んでいくんだよ。新宿武蔵野館で公開したドニー・イェン主演の『イップ・マン 葉門』も迫力あったね。ドニー・イェンはブルース・リーの後継者か? いや、ブルース・リーは唯一無二のヒーロー。ブルース・リーの後継者には誰もなれないよ。でも、香港アクション映画の歴史を今に伝える"夢の後継者"とならドニー・イェンのことを呼んでいいかもしれない。『ラブ&ドラッグ』はアン・ハサウェイ目当てで観たけど、医療業界の内幕を描いたストーリーも面白かった。あと、社会派ドラマ『ウィンターズ・ボーン』も良かった。幼い弟と妹の面倒を看ながら、家を出た父親を少女が探すストーリー。主演のジェニファー・ローレンスが少女から大人へと変わっていく姿がすごくいいんだよ。社会派サスペンスだと、ナオミ・ワッツとショーン・ペン主演の『フェア・ゲーム』。イラク戦争時の米国政府の陰謀を暴いた実録もの。日本だと、なかなかこういう映画は作れない。自分の国の問題点も堂々と描くところがアメリカ映画の素晴らしさじゃないかな。表現の自由が認められている国なんだな~と感じるよ。  この後も、園子温監督の『冷たい熱帯魚』『恋の罪』でテアトル新宿が大変な熱気に包まれていたこと、『恋する幼虫』(03)がテアトル新宿で公開された頃から観ていた井口昇監督の新作『電人ザボーガー』がシネコンで上映されていて感慨深かったこと、西島秀俊が殴られ屋を演じた『CUT』での顔面変形ぶりがスゴかったこと、アニメ『映画けいおん!』も面白かったこと......と映画の話題は2時間以上話していても尽きなかった。これから忘年会に行くというタイガーに、もうひとつ聞いておきたい質問があった。新聞配達員である新宿タイガーは、2011年3月12日の朝刊をどんな心持ちで配ったのだろうか。 タイガー 3月11日はね、ちょうどこれから夕刊を配ろうとしていたら、突然、目の前の景色がグラグラ揺れ出したから、めまいだなと最初は思ったんだ。そうしたら、ビルからどんどん人が出てきて、ようやく大地震だと分かった。新宿駅周辺は人が溢れ返っていて大変だったけど、何とかその日の夕刊は配り終わってね。次の日の朝刊も、少しだけ遅れたけど、しっかり配ったよ。新聞の一面を見て言葉を失ったけど、ああいうときこそ平常心が大切だと思ったね。  雨の日も雪の日も、震災のときも、新宿タイガーとしての"正装"で新聞を配り続ける。新宿の虎は走ることをやめない。 タイガー どんなに暗いニュースでも、この格好で配ることで少しは明るくなるんじゃないの? 今の時代は自然災害に原発事故、テロ、政治家の離合集散......と何が起きるか分からない世の中。そんなときこそ、夢や希望を持つことが大事。オレはさ、新聞を配っているだけでなくて、街のみんなに愛やロマンも一緒に伝えて回っているんだよ。美女と映画がある限り、オレは元気。これからも、この街でずっと走り続けるよ。 (取材・文=長野辰次)
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興が乗ると、アクロバット走行も見せてくれる。交通事故に一度遭っているだけに、くれぐれも気を付けてください。
●新宿タイガー 本名・原田吉郎。1948年長野県生まれ。17歳のときから新聞奨学生として新聞配達を始めた。大東文化大学を中退し、22歳のときに当時流行していたテレビアニメ『タイガーマスク』(1969~71年、日本テレビ系)のお面を被って新聞配達を始め、現在まで続けている。大根仁監督のテレビドラマ『怪傑ライオン丸G』『湯けむりスナイパー』の他に、800本以上のピンク映画に出演した俳優・久保新二の自伝映画『その男エロにつき、アデュー!久保新二伝』(10)にも出演。現在、独身。「毎日が自由恋愛で大変だよ」と笑う。

スーパー! スペシャル・エディション [Blu-ray] 1月7日(土)よりDVD・ブルーレイ発売 DVD¥3,990(税込) ブルーレイ¥4,935(税込) 発売・販売元/ハピネット Crimson Bolt, LLC (C) 2010 amazon_associate_logo.jpg
婚前特急 [Blu-ray] 監督/前田弘二 DVD・Blu-ray発売中 販売元/バンダイビジュアル (c)2011「婚前特急」フィルム・パートナーズ amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 ・『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』"理想の恋人"という偶像を破壊せよ 深夜番長の劇場デビュー作『モテキ』ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』
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新宿の劇場に通い詰める名物男が語る2011年、本当に面白かった邦画・洋画

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生きたアウトサイダーアート"新宿タイガー"。新聞配達の傍ら、新宿で公開された映画はほぼ全部観ている熱心な映画ファンだ。
 いろいろあり過ぎた2011年の日本。東日本大震災の影響もあり、日本映画界の年間興収は平年の2,000億円ラインを大きく割り込み、1,800億円台が予測されている。大ヒット作も生まれず、映画関係者には厳しい年の瀬となっている。こんなときこそ、明るいヒーローに登場してもらおう。新宿きっての名物男・新宿タイガーの出番である。新宿の歓楽街一帯に毎日、朝刊・夕刊を配り続けている日本一有名な新聞配達員。すさみがちな世の中を少しでも明るくしようと、夜店で買ったタイガーマスクのお面を被って配達を続け、はや40年となる。日々、新聞配達や集金に汗を流す一方、週末・祝日には新宿界隈の映画館をミニシアター、シネコン問わずハシゴする大変な映画マニアでもある。「年間何本観ているかは数えてないから分からないけど、新宿の映画館でロードショー公開される映画はほぼ観ている」「人気女優の舞台挨拶があるときは、朝刊を配り終えた後、花束を持って劇場に駆け付ける」というから、映画に注ぐ情熱はハンパない。新宿タイガーに2011年に観た映画を振り返ってもらった。 タイガー 日本もいろいろあったけど、オレもいろいろあったよ。2010年の暮れから起きた"タイガーマスク運動"のときは、マスコミからずいぶんコメントを求められたしね。それに、生まれて初めて映画のチラシ用のコメントを書いたんだよ。新宿武蔵野館で7月に公開された『スーパー!』。これは面白いなんてもんじゃなくて、スゴい映画だった。新宿武蔵野館には毎日新聞を届けているんだけど、劇場スタッフから頼まれてね、公開前にDVDを見せてもらったんだ。『キック・アス』(10)みたいなヒーローもののコメディなんだけど、平凡な男が愛のためにスーパーな力を発揮するというストーリーがいいよ。世界は救えないけど、自分の愛する女性は体を張って守り抜くというね。身近な幸せから、まず守ろうってことだよね。愛なくして人生なし、ですよ。これって映画の永遠のテーマ。『美女と野獣』(46)の世界ですよ。命懸けでクスリ漬けになった自分の女房を助け出すんだけど、主人公は女房を拘束することなく自由にする。これぞ"無償の愛"。泣けるよ~。  『スーパー!』はDVDを借りて観たそうだが、いつもは自腹でチケットを購入してスクリーンで映画を楽しむ。映画館にきちんとチケット代を払うことが映画文化を守ることになるからだ。映画は女優で選ぶ、面白い映画は何度でも劇場に通う。それも客席の最前列で、映画の世界に没頭しながら観る。それが新宿タイガーの流儀である。 タイガー 今年、いちばん観たのはナタリー・ポートマンの『ブラック・スワン』。これは、来た来た来た! 8回観に行ったよ。そのくらいナタリー・ポートマンの演技にハマった。ナタリー・ポートマンは『レオン』(94)から出演作は全部観ているけど、『ブラック・スワン』は彼女のために書かれた脚本だし、彼女のために作られた映画だよ。演出家から「お前は黒鳥にはなれない」と言われたナタリー・ポートマンは、だんだん現実と幻覚の区別がつかなくなっていくの。それでライバルのダンサーと一緒にLSDやったり、超レズったりしちゃう。あのナタリー・ポートマンが、あそこまでサービスしてくれるんだからね、スゴいよ。オレは美女に会うために映画館に通ってるわけだけど、8回も観たのはこの1年ではこれだけだね。
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新宿タイガーのエネルギー源は、映画を観ること。どんな映画でも面白い部分があるし、美女が出ていれば大満足だそうだ。
 『ブラック・スワン』の8回鑑賞には及ばないが、美女をこよなく愛する新宿タイガーをその気にさせた邦画は、吉高由里子主演の『婚前特急』と長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子が競演した『モテキ』。それぞれ4回劇場に通ったそうだ。ちなみに『モテキ』の大根仁監督とは昔から顔なじみとのこと。 タイガー 『モテキ』の主人公はコンピューターおたくで、『ソーシャル・ネットワーク』みたいなヤツなんだ。『ソーシャル・ネットワーク』も観たけど、美女が4人も出てるから『モテキ』のほうがいいよ(笑)。やっぱり長澤まさみちゃんだね。まさみちゃんのおっぱいを鷲づかみした森山未來がうらやましいよ~(笑)。麻生久美子ちゃんは三木聡監督の『インスタント沼』(09)も良かったし、真木よう子はお気に入りの女優。『源氏物語 千年の謎』では2役を演じていて、これも良かった。仲里依紗もいいよな。えっ、誰がいちばんの好きかって? 4人とも大好きだよ~(笑)。男に夢を見せてくれる、サイコーの映画だよ。そうそう、大根監督が撮った深夜ドラマ『怪傑ライオン丸G』(06年、テレビ東京系)、『湯けむりスナイパー』(09年、テレビ東京系)に、オレ出演してるの。でもオレ、『モテキ』は大根監督の作品だと知らないで劇場に通ってたんだよ。監督よりも美女目当てだからさ(笑)。そうしたら劇場で大根監督から「タイガー、観にきてくれてありがとう!」って声を掛けられて。それで、大根監督が映画を撮ったと知ったんだ。いや本当、『モテキ』は大根監督の女優の撮り方がうまかったよね。長澤まさみちゃんの曲線美をうまく撮ってる。仁ちゃんのカメラ目線が、お客の喜ぶ目線と同じ。まさみちゃんは誰が撮ってもキレイだけど、『モテキ』のまさみちゃんはセクシー度No.1だね。  正統派・長澤まさみと同じくらい、タイガーがぞっこんなのが個性派の吉高由里子だ。 タイガー テアトル新宿で『婚前特急』の舞台挨拶があったんで、バラの花束を持っていったんだよ。劇場スタッフに頼んで間接的に渡したんだけど、ステージ上から吉高由里子ちゃん、「新宿タイガーさん♪」ってお礼の言葉を投げ掛けてくれたんだよ。もう、野生の虎の心臓がキュンキュンキュンだよ(笑)。彼女は『蛇にピアス』(08)も良かったけど、コメディがすごく合う。5人の男たちに5股掛ける小悪魔的なヒロインだけど、あの役を演じられるのは吉高由里子だけ。彼女のために作られた映画だね。この数年のコメディ映画で、あんなにノリのいい邦画はなかったんじゃないの。『デンデラ』にも出ていた白川和子の台詞、「あんたたち生きているうちに、思いっきりケンカやんなさい。死んだらケンカできないんだよ」も良かったしね。  映画評などは事前に読まずに、野生の勘で面白そうな映画を選ぶ。アクション映画から社会派作品まで、幅広く観ているのだ。 タイガー メル・ギブソン主演のアクション映画『復讐捜査線』は、新宿ミラノの大スクリーンで観たよ。メル・ギブソンは『パッション』(04)、『アポカリプト』(06)と監督業が続いていたけど、『復讐捜査線』は久々にアクション俳優としての本領を発揮した力作。娘を殺された刑事がたった1人で、巨大企業に挑んでいくんだよ。新宿武蔵野館で公開したドニー・イェン主演の『イップ・マン 葉門』も迫力あったね。ドニー・イェンはブルース・リーの後継者か? いや、ブルース・リーは唯一無二のヒーロー。ブルース・リーの後継者には誰もなれないよ。でも、香港アクション映画の歴史を今に伝える"夢の後継者"とならドニー・イェンのことを呼んでいいかもしれない。『ラブ&ドラッグ』はアン・ハサウェイ目当てで観たけど、医療業界の内幕を描いたストーリーも面白かった。あと、社会派ドラマ『ウィンターズ・ボーン』も良かった。幼い弟と妹の面倒を看ながら、家を出た父親を少女が探すストーリー。主演のジェニファー・ローレンスが少女から大人へと変わっていく姿がすごくいいんだよ。社会派サスペンスだと、ナオミ・ワッツとショーン・ペン主演の『フェア・ゲーム』。イラク戦争時の米国政府の陰謀を暴いた実録もの。日本だと、なかなかこういう映画は作れない。自分の国の問題点も堂々と描くところがアメリカ映画の素晴らしさじゃないかな。表現の自由が認められている国なんだな~と感じるよ。  この後も、園子温監督の『冷たい熱帯魚』『恋の罪』でテアトル新宿が大変な熱気に包まれていたこと、『恋する幼虫』(03)がテアトル新宿で公開された頃から観ていた井口昇監督の新作『電人ザボーガー』がシネコンで上映されていて感慨深かったこと、西島秀俊が殴られ屋を演じた『CUT』での顔面変形ぶりがスゴかったこと、アニメ『映画けいおん!』も面白かったこと......と映画の話題は2時間以上話していても尽きなかった。これから忘年会に行くというタイガーに、もうひとつ聞いておきたい質問があった。新聞配達員である新宿タイガーは、2011年3月12日の朝刊をどんな心持ちで配ったのだろうか。 タイガー 3月11日はね、ちょうどこれから夕刊を配ろうとしていたら、突然、目の前の景色がグラグラ揺れ出したから、めまいだなと最初は思ったんだ。そうしたら、ビルからどんどん人が出てきて、ようやく大地震だと分かった。新宿駅周辺は人が溢れ返っていて大変だったけど、何とかその日の夕刊は配り終わってね。次の日の朝刊も、少しだけ遅れたけど、しっかり配ったよ。新聞の一面を見て言葉を失ったけど、ああいうときこそ平常心が大切だと思ったね。  雨の日も雪の日も、震災のときも、新宿タイガーとしての"正装"で新聞を配り続ける。新宿の虎は走ることをやめない。 タイガー どんなに暗いニュースでも、この格好で配ることで少しは明るくなるんじゃないの? 今の時代は自然災害に原発事故、テロ、政治家の離合集散......と何が起きるか分からない世の中。そんなときこそ、夢や希望を持つことが大事。オレはさ、新聞を配っているだけでなくて、街のみんなに愛やロマンも一緒に伝えて回っているんだよ。美女と映画がある限り、オレは元気。これからも、この街でずっと走り続けるよ。 (取材・文=長野辰次)
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興が乗ると、アクロバット走行も見せてくれる。交通事故に一度遭っているだけに、くれぐれも気を付けてください。
●新宿タイガー 本名・原田吉郎。1948年長野県生まれ。17歳のときから新聞奨学生として新聞配達を始めた。大東文化大学を中退し、22歳のときに当時流行していたテレビアニメ『タイガーマスク』(1969~71年、日本テレビ系)のお面を被って新聞配達を始め、現在まで続けている。大根仁監督のテレビドラマ『怪傑ライオン丸G』『湯けむりスナイパー』の他に、800本以上のピンク映画に出演した俳優・久保新二の自伝映画『その男エロにつき、アデュー!久保新二伝』(10)にも出演。現在、独身。「毎日が自由恋愛で大変だよ」と笑う。

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「snoozer」「ぱふ」……およそ200誌 2011年休刊雑誌クロニクル

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「snoozer」最終号
 言わずもがな不況続きの出版業界。「Kindle」や「iPad」が華々しく登場し、「次は電子出版の時代だ!」とその一筋の光に数々の出版社が先行投資するも、フタを開けてみれば継続的に売れているのは携帯電話向けのエロ漫画くらいのもの。電子書籍が広まっている欧米と違い、日本人はエロでヲタクな電子化にしかお金を落とさない現状......。  そんな中、今年は「ぴあ」(ぴあ)、「PS」(小学館)、「MISTY」(実業之日本社)、「この映画がすごい!」(宝島社)、「PC fan」(毎日コミュニケーションズ)をはじめ定期刊行物がバタバタと休刊・廃刊。2011年のその数は、メジャー誌から専門誌までおよそ200誌にも及ぶ。今は亡き雑誌たちを、敬意を表していくつか思い起こしてみたい。 hanachu2011.jpg ●「Hana* chu→(ハナチュー)」 (主婦の友社/4月1日発売号にて休刊)  「花の中学生」が由来の誌名で2003年に創刊。成海璃子や北乃きい、南明奈らがモデルを務め、全盛期は約15万部を発行。しかし競合誌である「nicola」(新潮社)、「ラブベリー」(徳間書店)、「ピチレモン」(学研パブリッシング)との四つ巴の戦いに負け、発行部数は約半分まで落ち込んでしまった。

snoozer2011.jpg ●「snoozer(スヌーザー)」 (リトル・モア/6月18日発売号にて休刊)  「渋谷系」の名付け親としても知られる音楽評論家の田中宗一郎氏が1997年に創刊した隔月刊誌。日本のアーティストではくるりをよく取り上げ、終刊号の表紙も彼らであった。ちょっと引くくらいにアーティストに心酔するような文体は、良くも悪くも独特。それは田中氏による休刊の挨拶からも十分伝わるだろう。「どれだけ客観的に見ても、ここ十数年、こんなにも熱烈に愛され、必要とされた雑誌はなかった。時として我々は、あなたのことを家族よりも近しい存在のように感じていました」とか。

pahu2011.jpg ●「ぱふ」 (雑草社/6月30日発売号にて休刊)  少女漫画やBLを中心に漫画情報全般を取り扱う月刊誌。同人誌即売会のスケジュールなども掲載されており、30年以上に渡り腐女子のバッグにヌルッと忍ばされていた。休刊理由は明らかではないが、雑草社の他の刊行物もほぼ同時期に休刊しているため、版元の倒産が噂されているが真相は不明。ちなみに、"けもこびる"ことデビュー前の高橋留美子先生なども同誌で作品を発表していた。

owaraipoporo2011.jpg ●「お笑いポポロ」 (麻布台出版/8月6日発売号にて休刊)  アイドル誌「ポポロ」の姉妹誌として2002年に創刊。女子中高生向けにお笑い芸人をアイドルのように取り上げ、主にインタビューを掲載していた。「爆笑レッドカーペット」(フジテレビ系)などネタ番組の終了を追いかけるように休刊。

popsister2011.jpg ●「PopSister(ポップシスター)」 (角川春樹事務所/9月17日発売号にて休刊)  ギャルファッション誌「Popteen」のお姉さん雑誌として創刊。専属モデルに益若つばさ、菅野結以、小森純などのカリスマモデルが多数いたが、数あるお姉ギャル誌に押され約1年半の歴史に幕を閉じた。

GAKUMANplus2011.jpg ●「GAKUMANplus(ガクマンプラス)」 (小学館/10月3日発売号にて休刊)  2009年に休刊した「小学五年生」及び「小学六年生」の事実上の後継誌として、2010年春に創刊。「世界初(!?)の学習まんが専門誌!!」を謳い、『名探偵コナン』の青山剛昌先生や『Dr.コトー診療所』の山田貴敏先生など豪華執筆陣が連載していた。TVCMも多く放送されたが、1年半足らずで休刊。小学館の代名詞でもある小学生向け学習誌は、このまま廃れてしまうのだろうか。

genshiryokueye2011.jpg ●「原子力eye」 (日刊工業新聞社/10月8日発売号にて休刊)  創刊は原子力基本法が制定された1955年。57年もの長きに渡り、原子力界をリードする専門誌として原子力発電を中心に、医療や食品などの放射線利用など幅広く取り上げてきた。版元サイトの「福島第一原発事故はなお深刻な状況が続いています。(中略)こうした重大局面で、休刊のやむなきに至ったことは残念でなりません」との文面に胸が痛む。ちなみに終刊号の特集は「原子力の解体的な再出発への提言」「汚染地域の本格的な除染に向けて」。

gekkayo2011.jpg ●「歌謡曲ゲッカヨ」 (ブティック社/11月24日発売号にて休刊)  1979年に「月刊歌謡曲」として創刊。「歌いたくって仕方がないヴォーカル・フリークのための日本一ハッピーに歌える元祖譜面雑誌!!」を謳い、流行のJ-POPを中心に300曲以上を掲載していた。小室ファミリー全盛期など流行歌がはっきりしていた時代には部数を伸ばしたが、人々の音楽の趣向も多様化してしまい部数が激減してしまった。

 最後に、"決して雑誌が悪いわけではない! 買わない消費者が悪いのだ!"......と、何となくフォローしたところで、いつか復活できるその日までどうか安らかにお眠りください(合掌)。 (文=林タモツ)
サイゾー 2011年 12月号 サイゾー買ってください!! amazon_associate_logo.jpg
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