思い出アルバム
依頼は別居している奥さんの浮気調査でした。奥さんは以前も浮気をしています。その日は日曜日。朝から奥さんの自宅付近で張り込みをしていました。ほどなく、奥さんが子供たちと一緒に出てきます。子連れでも男性との接触が無いとは限りません。また、子供はどこかに預けてその後…ということも。その後、彼女は息子たちと電車に乗り、駅を乗り継ぎ、某遊園地へ。

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今夏開催された第3回選抜総選挙以降も、常に話題を提供し続けるAKB48(以下、AKB)。そんなAKBの6年近くに及ぶ歴史を踏まえ、分析を加えた2冊の本が、6月に相次いで発売された。
アイドル専門ライター・岡島紳士氏著『AKB48最強考察 岡島紳士と18人のヲタ』(晋遊舎)と、エンタメライターで"AKB48評論家"を名乗る本城零次氏著『泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』(サイゾー)だ。
発売から少々時間は経ってしまったが、両著の発売を記念し、書き手の2人に、AKB以降のアイドルと、アイドルファンについて対談してもらった。
■AKB48は、マンガでたとえれば50巻まで出ている長期連載
――まずは、お互いの本を読んでどう感じましたか?
岡島紳士(以下、岡島) 『泣けるAKB』は今後、メディアの人がAKBメンバー個人の情報や個性が知りたいというときに参照する際のスタンダードになる本だと思いますね。AKBに関するこれまでの膨大なインタビューやコメントなどが参照されていて、それが客観的にまとめられている。資料として価値があるものだと思います。
本城零次(以下、本城) AKBは6年のハイコンテクストな歴史と数々のシステム変更があって、たとえると、50巻くらいまで出ている長期連載マンガなんですよ。だから、途中参戦がしづらい部分がある。歌とダンスは見れば分かりますが、50巻分の歴史の中で紡がれてきたメンバー同士の友情、各メンバーが歩んできた道のりは、パッと見ただけでは分からない。例えば、柏木由紀は選抜に入れなかった時期があり、峯岸みなみは"干され"と"推され"を経験して円形脱毛になった過去がある。そこからそれぞれの転機があり、葛藤と苦悩を経て現在がある。そんな重層的な物語を、新規ファンでも分かるようにちゃんと解説してあげるのが、自分の使命だと思って書きました。
逆に岡島さんの『AKB48最強考察』は、ヲタのインタビューが読みどころですね。"手紙厨"(熱心にファンレターを送るファンのこと)のエピソードは泣けますよ。こういうガチヲタの声はAKBの一番面白いところだし、もっと伝えていくべきだと思います。
岡島 僕はヲタの話が大好きなんですよ。『AKB最強考察』は、制作開始当初から全国のコンビニにも並ぶというのを聞いていたので、アイドルヲタのことを深く知らない層にまで、ヲタの声が届けられれば面白いなと思ってました。実際、AKBにとってヲタの存在が占める部分はとても重要だと思うので、そこは強調して作ったんです。
■AKBは握手会に行かないと真価が分からない
――今、AKBのブームでアイドル界はものすごく活況を呈しています。ただ、では「AKBがなぜこれだけ受けているのか?」をきちんと解説できているメディアは意外と少ない。AKBをアイドルブームの柱として見ている本城さんは、その理由をどこにあると思いますか?
本城 AKBは、握手会に行かないと真価が分からないと思うんです。それが、AKB以前のアイドルと一線を画すところですね。ビジュアルだけを見れば、ハロー!プロジェクトの方がよく見えるかもしれない。だけど、AKBのファンは握手会に行って、メンバーに認知(顔と名前を覚えてもらうこと)されることで、ファンとメンバーとの共同幻想が生まれてくる。一般のファンにとって、アイドルと友達のように話せるのはありえないこと。メディアの人は取材などでタレント本人と普通に話せてしまうから、その部分の価値に気付きにくいんです。そうした理由によって、ファンの熱気とメディアでの扱いとの間に温度差が出てくるのだと思います。
岡島 今年1月に出した『グループアイドル進化論』(岡田康宏との共著/毎日コミュニケーションズ)を書くときに念頭に置いたのは、ネットとヲタには勝てないということです。スピードでも情報量でも、ライター個人の力ではそこには絶対かなわない。だから、分からないことは僕より詳しい人に聞くし、『AKB最強考察』でも、著者名は「岡島紳士と18人のヲタ」になっています。
今は、「この文化さえ押さえておけば、アイドルシーン全体が分かる」といった、かつてあったような状況は完全に崩壊していて、それぞれ趣味が違っていて交わらない無数のアイドルシーンがある。それぞれが、ゆるく交わりつつも、基本的には単独で成立しているんです。
AKBでも、ももいろクローバーZでも、ぱすぽ☆でもいいですけど、それぞれのヲタは、そのグループには詳しくても、ほかのグループに関してはまったく知らなかったりする場合が少なくない。だから、状況に合わせて臨機応変に、その分野、そのグループについて詳しいいろいろな人に話を聞きにいく。
それは、アイドルを仕掛けている側についても同じです。僕はそういうやり方で、よりよい記事を作っていければいいかなと思っています。もちろん、僕自身もアイドルが大好きなので、常日頃から、あらゆるジャンルのアイドルについて、できるだけ「広く深く」見ていこうと思ってはいますが。
本城 僕は、初めてAKBを見に行ったときに、そのどうしようもないくらいの近さに衝撃を受けて、AKBを支えるシステムの面白さに興味を持ちました。さらに握手会や"ガチャの権利"(ガチャガチャで当たれば2ショットポラ撮影などが可能。09年5月に廃止)など、現場に行かないと分からない、ファンとメンバーの絆を深めていくシステムがある。待ち時間には仲間としゃべったりして、そういう時間も含めて思いを連ねていくきっかけになる。
認知されているファンとされていないファンとでは、メンバー側の対応が全然違うわけで、最初は普通にお客さんとして接していたのが、ファンレターを書くごとに名前を覚えてくれるようになる、回を重ねるごとにメンバーの対応がどんどんフランクになっていく。例えば、08年10月の「大声ダイヤモンド」くらいまでの握手会であれば、ちょっとした相談とかができたわけですよ。ファンが「今、進路に迷ってるんだ」とか、「会社でこんなことがあって」「でも、いつも励まされてるよ」みたいな。逆にファンがメンバーから相談を受けたり、そういうヒューマンな触れ合いができていたんです。
僕も含めてですけど、ヲタは人と触れ合うのが苦手じゃないですか(笑)。クラスの女子とは全然話せないけど、メンバーとはバンバン話せるというピンチケ(中高生のファン)もいたりするわけで。そうやって生まれた人と人との絆が、こうやってAKBをブレークに導いたんじゃないでしょうか。
■メンバーが入れ替わったときに人気が維持できるのか
岡島 今後のAKBを考えるとき、今の人気メンバーが卒業していったらどうなるのか、その下の世代が育っているのかという点が気になります。モー娘。は、人気メンバーの卒業、そしてその後ゴタゴタが連続したことが、今の人気低迷の理由のひとつになっている。世間の多くの人は、今の人気メンバーこそがAKBだという印象を持っていると思うので、そのメンバーが入れ替わったときに人気を維持できるのか、そこが興味深いところですね。
本城 そこはいろいろ考えていると思いますけどね。
岡島 代替わりしない手もありますよね。篠田さんが、30歳になっても制服を着ている、という。
本城 それは、実際にライブでも言ってるんですよ。武道館ライブのときに「私30まで卒業しないかも」って(笑)。ネタとしてですけど。SKE48やNMB48なども含めて、育てる側のノウハウは蓄積されつつあるので、あとは代替わりをどうするか。世代交代は今、運営も各レギュラー番組などでものすごく力を入れて頑張ってやっているところで、もし世代交代が完璧にできたとき、AKBは宝塚歌劇団やジャニーズみたいな不動の地位を築けると思いますね。
実は宝塚には生徒(団員)と触れ合える「お茶会」があって、AKBより濃いファンサービスがある。でも、それが叩かれないのは、それがもう伝統になっているから。相撲のタニマチも同じですよね。だからAKBの握手会や総選挙も、このまま続けていけば、伝統になっていくと思いますよ。
マンガでもロックでも、新しい価値観が世間に受け入れられるまでは、必ず一定の期間、有識者と呼ばれるような人たちが顔をしかめる時期がある。今、まだAKBの握手会を否定している人は、かつて、手塚治虫の漫画を"禁書"として燃やしたPTAと同じ。
アイドリング!!!やももクロZを見るまでもなく、アイドルが握手会を行うのはもはやスタンダードで、最近はK-POP歌手や三代目J Soul Brothersもハイタッチ会などを普通に行う時代ですから。生産者(アーティスト)が消費者(ファン)と感謝の交流を行うのは、少なくとも悪いことではない。射幸心を過剰に煽るのはよくないとは思いますけどね。
* * *
それぞれの見地から、AKBへの印象を語った両氏。「ファンとアイドルの正しい関わり方」などについて語った後編も、近日公開する。
(後編に続く/構成=岡田康宏)
●おかじま・しんし
アイドル専門ライター。雑誌やウェブで、アイドルに関する原稿を中心に執筆。2010年7月に自主制作したDVDマガジン『NICE IDOL(FAN)MUST PURE!!!』はAmazonアイドルDVDランクで3位を記録。近著『AKB48最強考察』(晋遊舎)。
●ほんじょう・れいじ
フリーライター・編集者。作家。AKB48を黎明期から目撃し、劇場公演を900回以上(『AKB48 LIVE!! ON DEMAND』含む)見続けている"AKB48評論家"。近著『泣けるAKB48』(サイゾー)。
ブログ <http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>
【サイゾーウーマンより】 軒並み高視聴率でスタートを切り、盛り上がりを見せる秋の連続ドラマ。そんな中、10月25日にひっそりと終了したのが、KAT-TUN・中丸雄一が出演していたNHKドラマ『ラストマネー ー愛の値段ー』だ。 生命保険会社の査定人を演じた主演・伊藤英明の部下役として、出番も多くいわば"準主役"級の扱いを受けていた中丸。連ドラ出演は2009年の『RESCUE~特別高度救助隊』(TBS系)以来2年半ぶりということで、ファンの期待も高まっていたのだが、初回視聴率の7.7%(ビデオリーサーチ調べ、関東地区/以下同)から一時は5.0%にまで視聴率が落ち込み、9~10月全7回の放送で平均視聴率は6.6%。同枠のドラマがこれまでほぼ8%前後の視聴率を保ってきたことを考えると、今回の数字はなかなか厳しいものといえそうだ。保険のお勉強になったかな?

「Sing to the Sky」
(ワーナーミュージック・ジャパン)
一昨年末、体調不良を理由に無期限休養に入った歌手の絢香が、音楽活動の再開を発表した。夫の水嶋ヒロ出演のCMに楽曲を提供したほか、年明けにはCDの発売も予定しているという。
「絢香は自主レーベルからCDを出すとコメントしていますが、自主レーベルを運営する所属事務所はエイベックス関係者が実務を担っており、CMタイアップの話をまとめたのもエイベックスと見られます。それでもエイベックス所属ではなく、自主レーベルからという形を取ったのは、これからの音楽業界では小回りの利くマネジメント事務所が有利になると見られているからです」(他の事務所関係者)
ここ数年の音楽業界では、CD売り上げの低下が各レコード会社だけでなく、各マネジメント事務所の経営も直撃しているという。レコード会社から入ってくる協力金が減少したことに加え、従来は事務所の収入源であったグッズ販売についても、レコード会社と利益を折半する形が一般化している。そのため、多くのバンドや歌手を抱えている大規模事務所の大半は資金不足が常態化し、「経営状態は火の車」(前出の関係者)だという。
「一部の売れっ子がCDやコンサートで稼ぎ、その他多数の新人や売れない中堅を養うというのが音楽事務所のパターンでしたが、ここにきて"売れっ子"の収益そのものが悪化しており、事務所によっては高い給料を払えなくなっているところも出てきています。そんな中、待遇悪化に不満を持った一部の有名歌手やバンドの間では、個人事務所設立を模索する動きが広がって来ました」(前出の関係者)
10月27日には、歌手のスガシカオが所属事務所オフィスオーガスタからの独立を発表した。オフィスオーガスタは家族的な運営方針で知られ、スガは同事務所主催のフェスティバルなどの常連でもあったことから、業界内外に驚きの声が広がった。
「スガ本人は『よい作品を作るためにひとりになる』という趣旨のコメントをしており、事務所との表立ったトラブルは確認されていません。ただし、ここ数年のスガシカオのCD売り上げが落ちていたのは事実。その分、コンサート活動が多くなるなどした結果、本人に疲労感が蓄積した可能性は否めません」(レーベル関係者)
右肩下がりで衰退の道をたどる日本の音楽業界。歌手やバンドが活動を継続するためには、小規模化でコストを抑えるというのが有効な選択肢なのかもしれない。
(文=道場登志夫)

保険のお勉強になったかな?
軒並み高視聴率でスタートを切り、盛り上がりを見せる秋の連続ドラマ。そんな中、10月25日にひっそりと終了したのが、KAT-TUN・中丸雄一が出演していたNHKドラマ『ラストマネー ー愛の値段ー』だ。

『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』
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映画鑑賞の醍醐味は、実現困難な冒険旅行や、時空を超えた空想世界への旅を疑似体験できること。今週はジャンルこそ異なるが、主人公とともに"世界"を旅する気分を堪能できる3作品を紹介したい。
10月28日公開の『三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』(2D/3D上映)は、17世紀のヨーロッパを舞台にしたデュマの冒険活劇『三銃士』をベースに、ダ・ヴィンチが設計したという飛行船を登場させるなど大胆な翻案を加えて映画化したアクション超大作。フランスの田舎で元銃士の父から剣術を習った青年ダルタニアンは、立身出世を夢見てパリへ。到着早々に騒動を巻き起こし、国王の護衛隊との大立ち回りを経て、世に名高い三銃士の仲間に。そのころ、英仏を開戦させて実権を握ろうと企む枢機卿リシュリューと謎の美女ミレディにより、王妃の首飾りが盗まれる。密命を受けた三銃士とダルタニアンは、首飾りを取り戻すためイギリスへ渡る。
監督は『バイオハザード』シリーズのポール・W・S・アンダーソン。同シリーズのヒロインでアンダーソン監督の妻でもあるミラ・ジョヴォヴィッチが、本作では二重スパイのミレディ役で華麗なアクションを披露。ミラに加え、英バッキンガム公爵役にオーランド・ブルーム、リシュリュー役にクリストフ・ヴァルツと、悪役側に有名スターを配したキャスティングも憎いし、ダルタニアンが思いを寄せる侍女役ガブリエラ・ワイルドの清楚な美しさもいい。空飛ぶ戦艦2隻が空中で繰り広げるバトルは、従来の歴史冒険活劇にはない壮大なスケール感、躍動感が魅力。『パイレーツ・オブ・カリビアン』に肩を並べる人気シリーズに成長することも大いに期待できる娯楽作だ。
同じく10月28日に封切られる『ミッション:8ミニッツ』は、デビュー作『月に囚われた男』(09)に続きダンカン・ジョーンズ監督が手掛けた個性的なSFサスペンス。シカゴの列車爆破事件で乗客全員が死亡し、犯人は次の爆破テロを予告した。犯人を検挙し次のテロを未然に防ぐため、政府の極秘ミッションが始動。選ばれた米兵コルターは、爆破8分前の犠牲者の意識に入り込み、列車内にいるはずの犯人を捜索するよう命じられる。爆死するまでの8分間で手がかりを増やし、繰り返し爆破8分前の世界に送り込まれるコルターは、果たして犯人にたどり着くことができるのか。
主演は、『ドニー・ダーコ』(01)『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(10)など"タイムトラベル"を扱う映画に不思議と縁のあるジェイク・ギレンホール。何度も「死」を体験するミッションに疑念を抱き苦悩しながらも、人生を見つめ直し人間的に成長する難役を演じきった。繰り返す8分間の中にヒントが巧妙に散りばめられ、リピート中の微妙な変化の積み重ねが、予想を覆すラストへとつながっていく。ジョーンズ監督が最後に提示する"世界"に、大きな衝撃と深い感動を覚えることだろう。
最後に紹介する『僕たちのバイシクル・ロード 7大陸900日』(11月3日公開)は、壮大な自転車旅行に挑戦した英国の若者ふたりが自ら制作したドキュメンタリー。大学を卒業した従兄弟同士のベンとジェイミーは、飛行機に乗らず自転車だけで7大陸を走破するという、無謀にも思える旅を計画。英国の港からフェリーで英仏海峡を渡り、フランスから走り出す。危険な思いや怪我、自転車の故障を経験しながらも、ふたりは持ち前の明るさで困難を乗り越えていく。
大学卒業後、人と同じ生き方でいいのかと悩み、「自分探し」の旅に出たふたり。数々の試練に遭遇しながらも、克服するたび精神的に成長していく様子が映像からうかがえる。船主に頼み込んで貨物船に無賃で乗せてもらったり、資金調達のため旅の記録をプリントした小冊子を1万部売ったりといったエピソードには、彼らの交渉力や行動力に感心させられると同時に、若者の夢を応援したいという人々の思いも伝わり、ほのぼのと温かい気持ちになれる。「日常を離れ冒険の旅へ」と憧れてもなかなか実行できるものではないが、せめて映画に描かれる世界で、しばしのロマンスと解放感を味わってみてはいかがだろうか。
(文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉)
「三銃士 王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」作品情報
<http://eiga.com/movie/55968/>
「ミッション:8ミニッツ」作品情報
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「僕たちのバイシクル・ロード 7大陸900日」作品情報
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