横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い

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上司が人格者であるとは限らない。ニック(ジェイソン・ベイトマン)
の直属のボスであるデビッド(ケビン・スペイシー)は二手三手先を読んで、
ネチネチと責め続ける。
(C) 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
 職場の上司をぶっ殺してやりたいと考えたことのある人は手を挙げてください。ハ~イ。予想通り、けっこういますな。じゃあ、上司の机の上にトグロウンコする、会議用のコーヒーに抜き立ての鼻毛をブレンドする......そんなことを夢想してうっとりした人はもっと多いのでは? ざわざわ。あらら、みんなもっと正直になろうよ。まぁ、そんな控えめなところが日本人の美徳ですが、便秘とストレスの溜め過ぎは体に毒というもの。サラリーマンたちの心の奥底に渦巻く、黒い願望を代行してくれるのが『モンスター上司』だ。モンスター級の横暴さ、陰湿さで部下を振り回す上司どもは、きれいさっぱりと"消えて"もらったほうが世のため、会社のため。それまで社畜として働いてきた3人のマジメな男たちが立ち上がる。
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デール(チャーリー・デイ)の女ボス・ジュリア
(ジェニファー・アニストン)は患者が
麻酔で眠っている最中に関係を迫る。デール
に逃げ場なし。
 ところが、主人公3人が勤める各職場のモンスター上司たちはかなり手強い。ケビン・スペイシー、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレルとそれぞれピンで主役を張る大物俳優たちがイヤ味な上司役を存在感たっぷりに演じている。主人公たち3人が日本ではまだ無名の存在なのとは対照的。モンスター上司の筆頭格"パワハラ上司"を演じるのはオスカー俳優のケビン・スペイシー。昇進をエサに、部下のニック(ジェイソン・ベイトマン)を奴隷のようにこき使う。その上、朝6時の早朝出社に1分遅れただけで、ネチネチと責め続ける神経質な性格。ブラッド・ピットの元妻で好感度女優のジェニファー・アニストンは、イメージを180度変えた"セクハラ上司"。婚約したばかりの助手デール(チャーリー・デイ)に対し、勤務中にエロトークをガンガン炸裂させる歯科医役だ。二枚目俳優のコリン・ファレルはハゲヅラを被っての"バカハラ上司"に。先代社長にかわいがられていた経理担当のカート(ジェイソン・サダイキス)に有害廃棄物の違法投棄を指示するわ、職場でコカインを吸うわ、コンプライアンスのコの字も知らないバカ息子社長だ。  「セクシーな女上司からのセクハラなら、毎日がパラダイスじゃん!」と思わず顔がほころぶM体質な人もおられるかもしれないが、職場はイメクラやコスプレパブではございません。実際に一線を越えちゃったら、もう職場は閉ざされた肉欲地獄。妻帯者の場合は家庭崩壊の危機ですよ。恋人や婚約者がいる身なら確実にその後の人生が変わります、ダメなほうに。幸せな家庭生活なんて、ビニール傘のようにモロくて壊れやすいもの。さらに、3人のモンスター上司たちは、今は不況のため転職や再就職が難しいことをよ~く知っていて、逃げ場のない部下たちをイビって楽しんでいるから始末が悪い。
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カート(ジェイソン・サダイキス)は二代目
社長ボビー(コリン・ファレル)の経営者
らしからぬアンモラルな言動に振り回される。
 酒場でそれぞれの上司の鬼畜さをグチっていたニック、デール、カートの3人は、酒の勢いを借りて、ついに上司どもを抹殺することで合意。ここから、いっきに藤子不二雄A先生チックなブラックな世界に突入! 『魔太郎がくる!!』の浦見魔太郎のように「こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・お・く・べ・き・か」と復讐心を抱いた3人の前に、「ドーン!!!」と『笑ゥせぇるすまん』の喪黒福造のごとく怪しい男(ジェイミー・フォックス)が現われる。怪しい男は"殺人コンサルタント"を名乗り、上司たちを消し去るナイスなアイデアを提供するのだった。ちなみに"黒いボランティア"喪黒福造と違って、彼の情報提供は有料です。  殺人コンサルタントからのアドバイスは、有料なだけに実用的。まずはターゲットの行動パターンを熟知し、相手の弱みを握れというもの。仕事そっちのけで上司たちのプライベートを追跡し始めた3人は、目がランランと輝き出す。やがて、会社では威張り散らしている"パワハラ上司"のデビッドは美人妻が浮気していないかどうか心配のあまり、周囲にイライラをぶつけていたなどの事情が見えてくる。まぁ、日本映画なら、後半には"セクハラ上司"のジュリアは男からヒドい棄てられ方をしたトラウマを持っている、"バカハラ上司"のボビーはワーカホリックだった先代社長から幼い頃に愛情を注がれた記憶を持たずに育ってしまった......などの同情できる要素を盛り込み、最後は上司と部下が本音をぶつけ合って大団円、なんでしょうが、そこはご安心ください。「和をもって尊しとなす」という聖徳太子の教えを今も律儀に守る日本と違って、「力こそ正義」を掲げる米国です。松崎しげるやみのもんたの顔よりも、超ブラックなクライマックスを迎えます。
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デール役のチャーリー・デイいわく「主人公
の3人は、フロイト的に見ると原始的衝動、
自我、超自我の関係になるんだ」と心理分析。
 いい大人が酒の勢いでバカなことをやらかすという設定は、『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(09)と同様に日々マジメに働く社会人なら共感を覚えるもの。米国では公開1カ月で1億ドルを突破する大ヒット作となっている。普段は黙々と働く日本人サラリーマンも、『モンスター上司』を観て、気分がスカッとしたなら儲けモンじゃないすかね。筆者は"バカハラ上司"に悩まされているカートが上司の歯ブラシを尻の穴に突っ込んで、元に戻すシーンに「そうか、こういう手があったか!」と喝采を送りましたよ。  まぁ、映画を観たからといって、職場でのイジメや上司の態度が改まるわけではないので、DVと同じように外部からはわかりにくい職場でのトラブルは日記などにメモすることをお勧めします。自分の置かれている状況が客観的に見えてくるし、裁判になった場合は証拠になり、うまくすると藤子不二雄A先生が『魔太郎がくる!!社会人編』を描いてくれるかもしれません。 (文=長野辰次) monster05.jpg 『モンスター上司』 監督/セス・ゴードン 出演/ジェイソン・ベイトマン、チャーリー・デイ、ジェイソン・サダイキス、ジェニファー・アニストン、コリン・ファレル、ケビン・スペイシー、ドナルド・サザーランド、ジェイミー・フォックス  配給/ワーナー・ブラザース映画  10月29日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー PG12 <http://wwws.warnerbros.co.jp/horriblebosses>
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●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』 [第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』 [第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』 [第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き! [第136回]"理想の恋人"という偶像を破壊せよ 深夜番長の劇場デビュー作『モテキ』 [第135回]"城定秀夫監督、ブレイク前夜の予感! 闘争本能を呼び覚ます『タナトス』 [第134回]"人間失格"の道を選んだ映画監督の業 林由美香の最新主演作『監督失格』 [第133回]ホラ吹きのホラを見破る特異な職能 ポランスキー監督『ゴーストライター』 [第132回]芦田愛菜、6歳にして危険な魅力!? 子連れで全力疾走『うさぎドロップ』 [第131回]元"暴走族"が書いた旧友への鎮魂歌 青春懺悔録『アメイジング グレイス』 [第130回]V・ギャロ主演のサバイバルグルメ!? 『エッセンシャル・キリング』 [第129回]『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』 [第128回]この夏の清涼剤、地方少女のダンス成長記『あぜみちジャンピンッ!』 [第127回]竹ヤリで世界進出"スシタイフーン"『エイリアンVSニンジャ』ほか逆上陸 [第126回]イーモウ監督、久々のアイドル映画 中華的妹萌え『サンザシの樹の下で』 [第125回]ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』 [第124回]黒澤明の名作『生きる』のラテン版! ヤモメ男が残した遺産『BIUTIFUL』 [第123回]北国で93年間営業を続ける"大黒座"と町の記録『小さな町の小さな映画館』 [第122回]新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』 [第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』 [第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』 [第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』 [第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』 [第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』 [第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』 [第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』 [第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』 [第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦 [第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』 [第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』 [第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』 [第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』 [第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像" [第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代 [第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! 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結婚で幸せ絶頂の小倉優子に、アヴィラが"爆弾"を投下する!?

──月刊サイゾーの人気コンテンツがメールで届く「サイゾーメールマガジン」。ここでしか読めない芸能【裏】情報も毎週配信中。雑誌やウェブでは公開できない危険なウラ話を少しだけご紹介します。現在「サイゾーメールマガジン」は、期間限定キャンペーンを実施中! 通常価格の半額以下のお値段で購読できます。詳しくはこちらまで。 ──日刊サイゾーにて、圧倒的な人気を誇るタブー知らずのベテラン芸能記者・本多圭が、メルマガでしか読めない、とっておきの芸能裏話を大公開!
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「プラチナムプロダクション」公式HP
の小倉優子プロフィールページより。
 小倉優子がヘアメイクアーチストの菊地勲さんと10月10日に"ハワイ挙式"。帰国後、明石家さんまを始め、周囲のタレントたちから祝福されて、テレビ番組でのろけまくっているが、小倉のタレント活動に再び赤信号がつく事態が持ち上がろうとしている。  契約トラブルでもめていた「アヴィラ」が、契約確認の本訴訟を起こし、その第1回公判が10月28日に東京地裁で開かれるのだ。...... 続きは本日20時配信予定のサイゾーメールマガジンで! ■購読申し込みはこちらから

勇気あるセレブのカミングアウトから学ぶ、乳がんへの態度と克服法

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乳がんを克服して、このパワフルさ。カイリー姐さんに勇気をもらえます

 毎年10月は、乳がんの早期発見・早期治療を啓発するキャンペーン「ピンクリボン運動」の強化月間。今年のピンクリボン月間に先駆けて、米保健福祉長官のキャスリーン・セベリウスは、「40歳を超えたアメリカ人女性の90%が乳がん検診を受ければ、毎年3,700人もの命が助かる」と発表。「今年、乳がんと診断される人は23万人になると予想されている」とも述べ、身近な病なのだということを強調した。

"黒い交際"発覚の沢尻エリカ 夫・高城氏の「悪い予感」と「離婚問題停滞の理由」とは?

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バレちゃった!?(2011年9月28日撮影)
 写真誌「フラッシュ」(光文社)の11月1日号で、女優・沢尻エリカの過去の"黒い交際"が発覚した。 「同誌には"証拠写真"が2枚掲載されたが、撮影されたのはまだ沢尻がブレークする前の04年秋。他誌にも写真は持ち込まれたようだが、1枚は六本木のとあるクラブのVIPルームで撮影され、沢尻と『沢尻会』のメンバーとされる岩佐真悠子がコスプレ姿で、すでに引退した住吉会系の幹部と3ショットで並んでいる写真。もう1枚は銀座の高級クラブで撮影された、沢尻とその元幹部との2ショット写真。当時、沢尻はあまり仕事熱心ではなく、六本木のキャバクラに体験入店するなどかなり遊んでいて、それ以前には渋谷のセンター街で遊び回っていただけに、まだまだ過去の写真が流出する可能性がありそうだ」(芸能プロ関係者)  とはいえ、当時所属していたのは前所属事務所のスターダストプロモーション。現在は、スペイン・バルセロナにある沢尻の個人事務所が大手レコード会社・エイベックスのマネジメント部門と業務提携しており、エイベックスとしては写真が撮影された当時のことに関しては"寝耳に水"。各スポーツ紙に「現在そのようなお付き合いはございません。今後も厳しく指導して参ります」とコメントするにとどまった。  だが、こうした沢尻の現状について高城剛氏は自らのブログで"悪い予感"を抱いていることを吐露していた。 「8月23日に会見で自ら暴力団関係者との交際を明かした島田紳助さんが芸能界を引退したが、高城氏の問題のブログは紳助さんの会見直後の同29日に更新された。高城氏は『原発同様に、芸能人や著名人が自らの立場を表明しづらい事件が表面化している。暴力団との関係である』と前置きした上で、『僕の身内も暴力団に近しい事務所と契約をしてしまったので、そこと切れない限り、連絡を立たざるおえない状況が続いている(原文ママ)』と暗に沢尻がエイベックスと契約したことに触れ、わざわざ『暴力団に近しい事務所』の部分を強調。クリックすると、エイベックスの松浦勝人社長が株主を監禁・脅迫したとして、損害賠償を求める株主から民事訴訟を起こされたことについて書かれた記事が掲載されたページにリンクするようにしている。離婚問題で渦中とはいえ、沢尻のことを案じたのだろう」(スポーツ紙デスク)  まだ松浦社長が自身のTwitterを頻繁に更新していた当時、互いに名前こそ出さなかったものの、高城氏はメディアを通じて、松浦氏はTwitterで"口撃"し合うという因縁があっただけに、高城氏はブログで"反撃"したようだが、現在、非公開で行われている松浦氏と株主の訴訟は松浦氏にとって不利な状況のようだ。 「訴訟のキーマンとして暴力団関係者が証人として出廷しているが、その人物が株主の方につけば松浦氏は敗訴。松浦氏の方につけば勝訴する見込みとなっている。つまり松浦氏は"黒い交際"を認めたようなもの」(週刊誌記者)  いずれにせよ、高城氏のブログの通り、沢尻がエイベックスと契約していうるうちは離婚問題が進展することはなさそうだ。
erikaー沢尻エリカ写真集 この頃ね。 amazon_associate_logo.jpg
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やはり"新・エリカ様"は健在!? 戸田恵梨香、仕事もプライベートも人間関係は利益優先?

【ハピズムより】
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こんなに初々しい頃もあったんだよねー
――人気の低迷やウワサに振り回され、人には言えない悩みを抱える芸能人。彼らをさまざまな鑑定方法で勝手に占い、今後も飛躍し続けることができる成功への道へとお導きいたします。今回鑑定する芸能人はこのお方。 ■今回のターゲット 戸田恵梨香(本名:戸田惠梨香) 1988年8月17日生まれ AB型  現在公開中の映画『DOG×POLICE 純白の絆』にヒロイン役として出演している戸田恵梨香さん。若手女優の中でも演技力が評価されている反面、業界内ではわがまま女優とも言われており、人によって評価は分かれるところ。また、23歳の戸田さんは、若いながらも結婚願望が強いようで、恋愛においてはたとえば「デキ婚」などという若いからこそできる強硬手段に出る可能性も? M-FORTUNEの石川佳子先生に、タロットや四柱推命などから占ってもらいました。

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「オリコンに入らなくてもいいから活動を!」、JYJの決意にファンも涙

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いつ5人がそろうのでしょうか?
【サイゾーウーマンより】  10月15日と16日、元・東方神起のジェジュン、ジュンス、ユチョンの3人からなるJYJのコンサート「JYJ UNFORGETTABLE LIVE CONCERT IN JAPAN 2011」が、国営ひたち海浜公園で無事に開催された。直前までチケットが大量にオークションに出品されていたが、ふたを開けてみると約8万人のファンで会場がびっしりと埋まっていたという。
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「オリコンに入らなくてもいいから活動を!」、JYJの決意にファンも涙

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やはり"新・エリカ様"は健在!? 戸田恵梨香、仕事もプライベートも人間関係は利益優先?

【ハピズムより】

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こんなに初々しい頃もあったんだよねー

――人気の低迷やウワサに振り回され、人には言えない悩みを抱える芸能人。彼らをさまざまな鑑定方法で勝手に占い、今後も飛躍し続けることができる成功への道へとお導きいたします。今回鑑定する芸能人はこのお方。

■今回のターゲット
戸田恵梨香(本名:戸田惠梨香)
1988年8月17日生まれ AB型

 現在公開中の映画『DOG×POLICE 純白の絆』にヒロイン役として出演している戸田恵梨香さん。若手女優の中でも演技力が評価されている反面、業界内ではわがまま女優とも言われており、人によって評価は分かれるところ。また、23歳の戸田さんは、若いながらも結婚願望が強いようで、恋愛においてはたとえば「デキ婚」などという若いからこそできる強硬手段に出る可能性も? M-FORTUNEの石川佳子先生に、タロットや四柱推命などから占ってもらいました。

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本命はテレビ東京『ここが噂のエル・パラシオ』か!? 秋ドラマ徹底検証!【その1】

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テレビ東京ドラマ24『ここが噂のエル・
パラシオ』公式サイトより
 今月、続々と放送がスタートしている秋の連続ドラマ。連ドラとは、毎クール各局が豊かなラインナップで私たちを楽しませてくれる一方で、最初の見込みを間違えると「あっちのドラマを見とけばよかった~」なんて後悔をしかねないギャンブル性の高い代物だ。  しかし全ドラマの初回をチェックするのは、何かと忙しい社会人には到底無理!......というわけで、ゆっくりドラマを見る時間のないあなたの代わりに、「日刊サイゾー」がちゃんと見ておきましたよ。  今回は"前半戦"として、10月4~17日にスターとした10作品の第1話を解説。筆者の完全なる独断と偏見により、5点満点の5段階評点付きで紹介します(以下、放送日時順。視聴率はビデオリサーチ調べ・関東地区)。 ■『"ドラマ"私のホストちゃん~しちにんのホスト~』 (テレビ朝日系/火曜深夜1:51~/平均視聴率3.0%)  アメーバモバイル内のゲーム『私のホストちゃん』を原作に、鈴木おさむが演出を手掛ける23分間ドラマ。ドラマといえど、ホスト密着系のノンフィクション番組を模した作りになっており、ワンカメで追う、客役に目線が入る、話し言葉にテロップが入るなど、独特な演出が施されている。  劇中、「わざと同じ曲を入れて前のホストよりもうまく歌い、恥をかかせる。これが、ホストがごくまれに行う『カラオケかぶせつぶし』!」といったナレーションが入るなど、「ここはもしかして笑うとこなのかな?」と思わせるシーンが何度かあったが、イマイチ判断できぬまま23分が経過。今思うと、原作のゲームをしている人なら笑えるネタだったのかもしれない。 ★評価 [2点] ■『QP』 (日本テレビ系/水曜24:59~/平均視聴率1.7%)  高橋ヒロシ原作、三池崇史監督の『クローズZERO』コンビがおくるヤクザドラマ。韓流批判でおなじみの高岡蒼甫が、クランクイン直前まで主演を務めるはずだったとか。  同枠前クールの『ろくでなしBLUES』とは打って変わって、どこにおいて抜かりがない。主要キャストの脇を椎名桔平や田口トモロヲなどがガッチリ固めるなど、この手の邦画好きには生唾ものだ。  ハードな題材をテレビでどこまでできるか、という心配も、序盤から血糊ベッタリで一安心。さらに子どもが拳銃を撃つシーンや、主演・斉藤工の一糸まとわぬ全裸ショットなど、ド深夜帯に甘えて初回から攻めの姿勢を見せていた。  また、マキシマム ザ ホルモンのエンディングテーマがクールな映像とあいまってゾクリ。一般ウケするかどうかは別として、今後もこのまま走り続けて欲しい。映画化しそう。 ★評価 [4点] ■木曜ミステリーシアター『秘密諜報員 エリカ』 (木曜23:58~/読売テレビ系/平均視聴率6.3%)  栗山千秋初主演ドラマ。元スパイの主人公が、主婦と探偵業を兼業するお話。  栗山の派手なアクションシーンは、『キル・ビル』のGOGO夕張を連想させテンションが上がる。展開は少々月並みだが、"読売ドラマ制作枠"とは、古くから「奇抜な設定、安心の展開」が定番なので、これでよし。  とにかく栗山の神々しいまでの美しさを再確認するドラマ。逆に登場人物が極端に少ないため、栗山の容姿が苦手な人には少々辛いかも。 ★評価 [4点] ■ドラマ24『ここが噂のエル・パラシオ』 (金曜24:12~/テレビ東京系/視聴率非公開)  記憶喪失になった青年が、女子プロ団体でレフェリーとして暮らすコメディードラマ。  とにかくキャスティングが秀逸。へたれレフェリー役の武田航平も、Sキャラの佐藤江梨子も、エロレスラー役の澤山璃奈も、スナックのママ役の三浦理恵子も全員がハマッており、初回にも関わらずこの変な世界観を違和感なく受け入れられる。  また、澤山璃奈の陰部とバストトップのみを隠した、全裸での跳び蹴りシーンには一気に目が覚める。ドラマ史に残る名シーンと言っても過言ではないだろう。  相変わらず最近のテレ東ドラマは、時代に媚びずにやり切る力に長けている。旬のタレントに頼らず、ドラマ本来の面白さを追求する頑なな姿勢に感動。"低予算で面白いものを作る"といった点では、同枠前クールの『勇者ヨシヒコと魔王の城』よりも更に評価したい。特に目の肥えた大人たちに見て欲しいエンタメ性の高い作品。 ★評価 [5点] ■『HUNTER ~その女たち、賞金稼ぎ~』 (火曜22:00~/フジテレビ系/平均視聴率9.8%)  元CAの米倉涼子、桐谷美玲ら5人の女たちが、報奨金目当てに容疑者逮捕に励む1話完結もの。展開は少々強引で非現実的。米倉と桐谷の顔の表情が乏しいせいか、逆に堀内敬子や戸田恵子の演技力の豊かさに感動してしまった。  米倉が主演という先入観もあり構えて見てしまったが、放送が終わるころに「これは軽い気持ちで見るべきだった」と後悔。予想を反しコメディー要素が強いため、見る側のテンションを間違えると戸惑ってしまう作品だ。初回を見る限り、米倉涼子とコメディーは食い合わせがいいようには感じられなかった。  米倉が歳を重ねたせいか、堀内敬子がママチャリに乗っているせいか、なんとなく『おばさんデカ 桜乙女の事件帖』(フジテレビ系)のタイトルが頭に浮かんだ。 ★評価 [3点] ■『家政婦のミタ』 (水曜22:00~/日本テレビ系/平均視聴率19.5%)  松嶋菜々子演じるターミネーターのような無表情の家政婦・三田が、問題を抱える家庭に深く関わっていくホームドラマ。  キャスティングが絶妙。一歩間違えたらただの色物になりえる脚本を、松嶋、長谷川博己、相武紗季ら演者が一丸となって成立させている。  松嶋がAKB48のメンバーの名前を淡々と言うシーンが、シュールで最高。好き嫌いはあると思うが、シャレの分かる人にはおすすめのドラマだ。今後、ネタ切れ感が出ないことを祈りたい。 ★評価 [4点] ■『蜜の味~A Taste Of Honey~』 (木曜22:00~/フジテレビ系/平均視聴率11.6%)  「榮倉奈々、菅野美穂、ARATAの壮絶な三角関係を描いた、大石静ならではの濃厚で官能的な大人の恋の物語」という謳い文句に放送前から今期で一番期待していた作品。  しかしフタを開けてみれば、"ほとんど人通りのない工事現場で子どもが下敷きになり、そこに菅野が偶然タクシーで通りかかり応急処置。さらにそこには榮倉も偶然居合わせる"という、韓流ドラマよろしく天文学的な確率のシーンを堂々と見せられ興ざめ。"ベタドラマ"と開き直るのなら、逆にもっと昼ドラ感や韓流感を出して、どっちかに振り切れて欲しい。  ただ、木村文乃演じる中国人留学生・頼陽華(らい・ようか)の、デリカシーがなく声がでかいキャラが、「大学の時、こういう留学生いたな......」という"あるある"としてアリ。 ★評価 [2点] ■日曜劇場『南極大陸』 (日曜21:00~/TBSテレビ系/平均視聴率22.2%)  「TBS開局60周年記念の集大成。木村拓哉、南極に挑む!」「民放の大河ドラマの歴史が、 今、始まる!」とビッグに謳うだけあり、豪華な俳優陣、大量のエキストラ、大掛かりなセット、CG、壮大な音楽......と、否が応でもケタ違いの制作費を感じさせる作りとなっている。  1983年公開の『南極物語』のリメークと勘違いされがちだが、基本的に別物。キャッチコピーを比べても、映画が「どうして見捨てたのですか なぜ犬たちを連れて帰ってくれなかったのですか」というキャッチコピーだったのに対し、こちらは「その夢には、日本を変える力がある」。犬よりも戦後の時代と人間を重点的に描いていくようだ。  初回の2時間5分拡大版では、船が出港するまでの日本を舞台に展開。ネットでは、ユッサユッサと揺れる綾瀬はるかの胸が話題となっていたが、やはり主演はキムタク。「日本の夢を乗せる船にしたいんです!」と熱いセリフを連発するキムタク、犬に手を噛まれるキムタク、犬ぞりに乗り喜ぶキムタク......魅力的なキムタクの表情に胸キュン必至だ。また、CM中もキムタクが出演するニコン、タマホーム、トヨタのCMが流れまくり、これはもうTBS開局60周年に相応しいキムタクの祭典。 ★評価 [4点] ■『俺の空 刑事編』 (日曜23:15~/テレビ朝日系/平均視聴率6.6%)  『サラリーマン金太郎』でおなじみの本宮ひろ志原作。主人公・安田一平役を、「芸能経験ゼロの新人」を対象に行われたオーディションで選出。この話題を聞くたびに、2000年に行われた伝説のオーディション「21世紀の石原裕次郎を探せ!」が脳裏に浮かんでいたのは私だけではないはず。  しかし放送中、ネット上では「溝端淳平が役にハマってる!」「溝端くん、前の髪型の方が良かった~」などと、主演俳優の庄野崎謙を溝端淳平だと思い込んでいる人が続出。確かに少し似てはいるが......。  ドラマはさすがの安定感。「捕まえなければならない奴は、捕まえるんだ!」など名言かどうかは分からないが、とにかく主人公の熱い叫びにも注目だ。今期、家族そろって見るのは、このドラマで決まり! ★評価 [4点] ■『私が恋愛できない理由』 (月曜21:00~/フジテレビ系/平均視聴率17.0%)  彼氏のいない女3人が、無駄におしゃれな部屋でルームシェアを始めるという典型的なトレンディードラマだが、近ごろこの手の作品がほとんどなかったため、逆に新鮮に感じる。  初回は要素を詰め込みすぎて展開がバタバタ。終始、慌しくはあったものの、大島優子の「あたしなんか、あたしなんか、バージンなんだから!」が聞けただけですべてよし。 ★評価 [3点]  そんなわけで、10月後半にはこれから始まる『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)や、『相棒season10』(テレビ朝日系)など12本をレビュー予定。忙しくてドラマが見られない方も、代わりに見ておきますので一先ずご安心をば。 (文=林タモツ)
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