
小倉優子公式サイトより
所属事務所の移籍騒動がいったん収束をみせた小倉優子だが、今後新たに所属する新事務所と見られていた「プラチナム」と正式に所属タレントとして契約を結んでいたことが判明した。
小倉は昨年11月、長年の所属事務所「アヴィラ」に対して所属契約の解除を申し立てた。当然、同社は反発の姿勢だったが、公判で今後は「アヴィラが小倉に業務を命じることをしてはならない」とし、またアヴィラとの契約自体も昨年12月末の時点で正式に終了したと認められた。

小倉優子公式サイトより
所属事務所の移籍騒動がいったん収束をみせた小倉優子だが、今後新たに所属する新事務所と見られていた「プラチナム」と正式に所属タレントとして契約を結んでいたことが判明した。
小倉は昨年11月、長年の所属事務所「アヴィラ」に対して所属契約の解除を申し立てた。当然、同社は反発の姿勢だったが、公判で今後は「アヴィラが小倉に業務を命じることをしてはならない」とし、またアヴィラとの契約自体も昨年12月末の時点で正式に終了したと認められた。

※『新 いつも心に紳助を』より
【メンズサイゾーより】
追い出されるように芸能界から引退した島田紳助には、これまで数多くの女性タレントとの不倫がささやかれていた。しかしそのウワサとは裏腹に、スキャンダル写真が表に出たことは数えるほどしかない。彼がツーショット写真を掲載されたのは、1989年に「フライデー」(講談社)で報じられた渡辺典子との東京滞在用マンションでのお泊まりデートのみだ。07年「週刊文春」(文藝春秋)で、熊田曜子との沖縄旅行が報じられた際には、写真は掲載されていなかった。
数多くウワサが出たにもかかわらず、週刊誌でも取り上げられなかった紳助のツーショット写真だが......
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──面白さがうたわれるようになって久しい海外ドラマ。何から手を付けていいかわからない人も多かろう。というわけで、各界の"目利き"たちが語る、今観るべき激ヤバ海外ドラマをご紹介!!
【選者】
叶姉妹[ライフスタイルプロデューサー]

登場する豪華なファッションでも注目
を集めた『gossip girl/ゴシップガ
ール』。/(C)2011 Warner Bros.Ente
rtainment Inc. All rights reserved.
叶恭子(以下、恭) 私たちは、2003年に日本でブレイクする2年ほど前から、海外の友人たちの勧めで『24―TWENTY FOUR―』【1】を観ていました。正体不明のテロリストが暗躍するミステリアスな展開、同時多発的に状況が進展するテンポのよさは、海外ドラマの王道であり、その魅力といえるんじゃないかしら。加えて、過去の出来事がほったらかしで、つじつまが合わなくなることの多さといったら、ねぇ(笑)。おかげで次の展開が読めず、夢中になってしまいました。

「週刊女性」9月20日号(主婦と生活社)
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第91回(9/1~9/6発売号より)
新聞社などが実施した世論調査で、増税賛成が6割にも上ったという。本当か!? 民主党政権発足以来、やたらと乱発される世論調査だが、多くの問題点をはらんでいる。質問方法によっては結果が大きく左右されるし、恣意的な質問も多い。今回賛成と答えた人の多くが、税金の無駄使い削減、行政改革などさまざまな条件付きだと思うが、こうした内実は無視され、数字だけが一人歩きする。財務省はこの結果をして「国民の過半数」は増税賛成、増税は規定路線とほくそえんでいるに違いない。それに加担するマスコミ。恐ろしい。

「週刊現代」9月17日号
第1位
「山口組元幹部が実名ですべて明かす『紳助に頼まれて処理したこと、紳助邸でのバーベキューパーティ、そして浜田のこと』」(「週刊現代」9月17日号)
第2位
「加藤シルビア『みのもんたも知らないラブラブ(ハートマークです)半同棲生活』」(「フライデー」9月16日号)
第3位
「徹底研究 がん保険 損か得か」(「週刊現代」9月17日号)
「週刊現代」の編集部の人間と話した。東日本大震災と原発・放射能の記事で落ちかけていた部数が戻り、右肩上がりになったが、どこでも放射線量を測りだし、ネットでもどんどん流れるようになって、部数はまたきつくなってきていたそうだ。
そんなところに島田紳助の引退スキャンダルが起き、干天の慈雨でどこも完売に近かったようだ。だが、これ以上新たなスキャンダルが出て来ないと、これからが大変だと話してくれた。
好調と言われている「現代」でさえきついという言葉が出てくるのだから、他誌はもっと大変だろう。昔は、部数はともかく広告だけは常にトップを走っていた「週刊文春」も、広告が入らないと嘆いているようだ。
その中で"孤高""唯我独尊"の「週刊ポスト」だが、今週の巻頭特集に「天皇家の健康法」をもってきたのには首を傾げざるをえない。なんでこれが「全国民必読!」なのであろう。
昭和天皇がお気に入りだった「カルグルト」という乳酸飲料を紹介している。脱脂乳を濃縮したものを殺菌し、乳酸菌を加えて発酵させ、その後、香料と砂糖シロップを加え攪拌してつくるらしい。なるほど体によさそうではあるが、そもそも天皇が食べるものは栃木県の「御料牧場」で生産され、厳重に管理されているのだから、素材からして、われわれ庶民の口に入るものとは違うし、健康状態についても主治医が常にチェックしているのだから、歴代天皇が長寿なのはご同慶の至りではあるが、庶民の健康法にどう取り入れていいのか、読み終わって困惑するだけである。
「ポスト」の目次の右トップは櫻井よしこの「外交無策と日本の孤立」、その横には小林よしのりの「国を想い、国を守る真の保守とは何か」がある。「ポスト」を発行している小学館には「SAPIO」という隔週刊誌がある。同じような論調の雑誌が2誌はいらないと、私は思うのだが。
このところ「がんブーム」と言っていいほど、毎週各誌こぞってがんについての特集を組んでいる。今週も「『がん治療実績』完全データの正しい読み方」(「ポスト」)、「食道癌で旅立った『団鬼六』の『手術は、しません』」(「週刊新潮」)、「現代」は「がん保険 損か得か」、がんで亡くなった「わが父 原田芳雄の生と死」、「男女別 治りにくいがんランキング」と三本もある。
放射線被曝でがんが増えるという恐怖心から、がんに対する関心が高まっているとも考えられるが、それにしても最近、どうしてこれほど多いのだろうか。がんを含めた「いい病院のみつけ方」なる企画は「週刊朝日」の売り物企画だが、他誌も負けじと力を入れてきている。
自分ががんだと分かった時、治るかどうかが最大の関心事ではあるが、がんと診断されてからすぐに出てくる問題は治療費であろう。そこで転ばぬ先の杖の「がん保険」に加入しておこうと探してみると、「診断給付金」「手術給付金」「入院給付金」「抗がん剤治療特約」など保障が細分化されていて、どれに入ったらいいのか分からない。
最近は、保険の加入や取りやめの相談に無料で乗ってくれるところもある。私も先日、駅前にある相談所に行ったが、予約を取るのが大変なことと、最初の相談だけで2時間以上かかることから、時間の余裕をもって行かなくてはならない。
相談員に、どうして無料でできるのかと聞いたところ、一部の保険会社が出資しているのと、相談に来た人が保険に加入してくれれば、その会社から手数料をもらえるのだという。
話は戻るが、最近は高齢化とがん検診の精度が高まったため、保険会社もなるべく払わなくていいようにいろいろ"細工"をしているから気をつけたほうがいい、と警告している。
ある例では、がんと分かったとき400万円の給付金が出る保険に入っていたのに、上皮内がん(早期がん)だったため出なかったそうである。
それに厚労省の医療費抑制政策のため、入院期間は短縮されてきていて、入院1日あたりいくらという保障は意味がなくなってきているそうだ。私が聞いた相談員も、今は一般的に2週間ぐらいで病院から出されてしまうと言われた。
また先進医療特約というのも、実際に使われているのは0.006%に過ぎないそうだ。なぜなら医者が説明しなかったり、入っていることを忘れてしまったりしている人が多いからなのだ。
それではどんながん保険がいいかと言うと、「がんになったときにまとまったおカネをくれる保険が一番いい」(保険コンサルタント後田亨氏)そうである。つまりシンプルに診断給付金をもらえる保険がいいのだ。
今は早期がんでも対象になり、診断されれば何度でも給付金が払われるという保険商品がいくつも出てきている。誌面の中でも紹介しているから、どうしようかと考えている人は読んでみるといいだろう。
第2位はTBSの朝の顔、みのもんたの『朝ズバ!ッ』を入社3年で射止めたシンデレラアナ・加藤シルビアに半同棲しているカレがいるという「フライデー」の記事。
読む限り、ふたりはこそこそ隠れて会っているわけではないようだ。カレは同じTBS社員で30代前半の向井理似のイケメン。
シルビアはカレのマンションからほど近いところに住み、チャリンコをこいで行き来しているのがほほえましい。腕を組んで歩いたり、スーパーで買い物をしたりと甘い時間を謳歌しているようだ。このまま結婚へゴールインすることは間違いないと思われるが、日本中で一番注目される女子アナという職業ゆえに、これまでも「悲恋」は掃いて捨てるほどあった。この恋の結末がハッピーエンドで終わるのか、まだまだ目が離せないようである。
紳助騒動は、本人が姿を見せないために、取材する側はネタ探しに四苦八苦だ。今の段階で、暴力団との不適切な関係に絞られ、中でも紳助の所有している不動産取引に暴力団が関係していたのではないか、その際、カネが暴力団側に流れていないかが焦点になってきているようだ。
今回、「現代」がインタビューしたのは片岡昭生元山口組山健組本部長。彼が山健組のナンバー3だったとき、紳助と親しい極心連合会の橋本弘文会長がナンバー2にいて、親しかった。
話はそれるが、昨夜(9月5日)講談社ノンフィクション賞の授賞式があり、その後、銀座のイタメシ屋で2次会が行われた。
私はそっちの方へ出席したが、今回の受賞作は、角岡伸彦氏の『カニは横に歩く 自律障害者たちの半世紀』(講談社)と森達也氏の『A3』(集英社インターナショナル)である。角岡氏は神戸新聞を経てフリーになった。森氏は元々テレビのドキュメンタリー出身のノンフィクション・ライターで、今回は、長年追いかけているオウム真理教の集大成とも言える本で、教祖麻原彰晃の裁判についての疑問と批判を込めた力作である。
この話を持ち出したのは、この記事の筆者が角岡氏だからだ。元々被差別問題に詳しいライターだが、そのつながりからこのスクープにつながったのだろうか。
片岡本部長は、10数年前に橋本会長から頼まれ、紳助が右翼団体と揉めて困っている件を解決したというのだ。
その後、紳助から誘いがあり、自宅のバーベキューパーティーに呼ばれて風呂にも入った。
その片岡本部長は今回の引退に関してこう言っている。
「もともと極心の会長(橋本会長のこと=筆者注)は吉本が好きや。お笑いが。紳助と極真の会長の関係を示す写真や手紙があるということがマスコミで報じられてますが、身近におったからわかる。あれ、嘘やおまへんわ。事実やと思う」
したがって、紳助が会見で「これぐらいはセーフやと思った」発言には「マンガやね」と一笑に付す。
注目は、吉本の人気お笑い芸人ダウンタウンの浜田雅功のトラブルも収めたと発言していることだ。
2006年6月26日、フジテレビ制作の『HEY! HEY! HEY!』で、司会の浜田がゲストの宇多田ヒカルに対して、倉木麻衣は宇多田のパクリではないかという趣旨の発言をしたらしい。それに対して倉木の所属事務所はもちろんのこと、右翼団体もテレビ局周辺に押しかけ抗議して騒動になった。
吉本から暴力団関係者とみられるイベント会社の社長に話があり、その社長から聞いて、片岡本部長がその件も収めたのだという。しばらくたってから吉本の林裕章社長(当時)から招待があって、神戸のクラブで一対一で会ったという。
この記事の核になるところはその程度だ。羊頭狗肉の感なきにしもあらずだが、このインタビューをするのに相当な苦労があったことを「現代」の関係者から聞いているから、まあいいか。
この証言から浮かび上がってくるのは、私が前々から言っているように、紳助だけではなく、暴力団との不適切な関係は吉本興業全体の体質の問題であることが、透けて見えることだ。
これこそ紳助騒動の裏にある核心である。そのところをどこまで追及できるか。テレビ・新聞にできないことをやる週刊誌の取材に期待するところ大である。期待感も含めてこの記事を今週のグランプリ!
(文=元木昌彦)


*画像:『加護ちゃんねる。』より
【メンズサイゾーより】
警視庁組織犯罪対策4課は6日、恐喝未遂の疑いで、六本木の飲食店運営会社「エタニティ」代表の安藤陽彦容疑者(44)を逮捕した。知人だった富山県の30代会社役員から2,000万円の借金をしていた安藤容疑者は、今年4月から6月にかけ、男性に返済を迫られた際「俺のバックには小松組の組長がついている」と、指定暴力団山口組傘下である小松組の名を挙げ、さらに「山口組組長の出所の時には車を貸した仲だ」と、暴力団との親密な付き合いを匂わせる発言で男性を脅し、借金返済を免れようとしたという。「金は借りていないし、暴力団の名前も出していない」と容疑を否認しているというが......
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【作品名】『欲情ローション 濡れたココロとカラダ』 【作者】清水沙斗子
【作品紹介】 つき合って1カ月ちょっとの彼。4回Hしてるけど、濡れなくて痛いような気持ちいいような変な気分......。彼がそんな私に気付いたんだけど、「好きなら濡れるだろ」と言われて大ゲンカ!! 彼の先輩と浮気して、自分のカラダを確かめようと思いラブホに入った私。でもキスも触られるのも気持ち悪くて――。
【サイゾーウーマンリコメンド】 このあと、彼の先輩がポロッとラブホに行ったことを洩らしちゃって、修羅場にならないかしら~。そんな悪魔のような心で読んでしまいました!
さまぁ~ずと優香が司会を務めるクイズ番組『Qさま!!』(テレビ朝日系)の9月5日放送分に、関ジャニ∞の錦戸亮が出演しました。芸能人が国語や算数などから問題が出されるクイズ番組。今回、錦戸は、早稲田大(中退)の石田純一、京都大出身の宇治原史規、慶応大出身の石原良純らそうそうたる顔ぶれと共に、「インテリイケメン軍団」の一員として参加しました。

「故郷」を歌う藤波心さん
【メンズサイゾーより】
去る9月3日、横浜市内で民族派の有志が企画する脱原発集会、「9・3右から考える脱原発集会&デモin横浜」が行われた。統一戦線義勇軍議長である針谷大輔氏その他各氏の呼び掛けによるものであり、すでに7月31日に都内で実施された集会とデモに続く第2回目となる。
当日は、大型台風12号が本州に上陸しており、その影響で暴風雨が予想された。だが、デモ隊出発前に数分のにわか雨があった程度で、天候による支障はなかった。
スタート地点で集会会場の横浜公園には、それでも台風を気にしてか、前回に比べ参加者はやや少ない感じで、集会開始時でスタッフも含めて50名ほどが参加していた......
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"死の神"タナトスに魅入られたかのような本能的な闘いを演じる
リク(徳山秀典:画面左)と棚夫木(佐藤祐基)。
スピード感と荒々しさを感じさせる青春ボクシング映画だ。
(C)2011 竹原慎二・落合裕介・小学館/「タナトス」製作委員会
街で何気なく定食屋に入って、ショウガ焼き定食を頼むとメチャメチャに美味しいことがある。特別な素材を使っているわけではないが、料理人の手際がいいのだろう。食べ易い大きさの豚肉に新鮮なショウガソースが絡み、刻みキャベツとのバランスもいい。みそ汁も手を抜いていない。36歳にして、すでに監督作が50本を越える"映像職人"城定秀夫監督の魅力を例えるなら、こんな感じだろう。城定監督作品には、定食屋で出会うショウガ焼き定食の輝きがある。グルメ本で紹介される機会は少ないが、お客の期待を裏切らない味わいがうれしい。
人情系エロス『デコトラ・ギャル奈美』(08)、学園ヤンキーもの『ガチバン』(08)、現代の小公女がAV業界で活躍するコメディ『18倫』(09)など主にVシネを戦場にしてキャリアを磨いてきた城定秀夫監督。エッチ系、不良もの、コメディ......と「何でも来い!」なオールラウンドプレイヤーだ。知る人ぞ知る存在だった城定監督にとって、新たなるジャンルへの挑戦となったのが、9月10日(土)よりユーロスペースにて劇場公開される『タナトス』。日本初のミドル級世界王者のベルトを巻いた竹原慎二原案のコミック『タナトス~むしけらの拳~』を実写化したドストレートな青春ボクシング映画となっている。

未勝利のままプロの世界を去るメガトン山本
(渋川清彦)。栄光をつかむ男がいる影で、
人生の軌道修正を余儀なくされる大勢の男た
ちがいる。
主人公はDVを振るう父親を半殺しにして家を出た不良少年・リク(徳山秀典)。幼い頃に母親に棄てられたトラウマもあり、他人に触れられるのを極度に嫌う狂犬のような男だ。強くなることだけが自分の存在証明だと思い、暴走族相手に殴り屋をやっている。そんなリクの前にまったく歯が立たない相手が現われた。公園で出くわしたボクシングのアマ選手・棚夫木(佐藤祐基)に、リクのパンチは一発もかすらない。怒り狂ったリクはボクシングジムまで殴り込むが、棚夫木の代わりを務めたメガトン山本(渋川清彦)に子供扱いされる。さらにリクは驚きの事実を知る。棚夫木は脳に障害があり、プロテストを受けることができない。メガトン山本に至ってはプロで1勝もできずにいる。ボクシングの世界はどんだけ凄いんだ。不良相手に負け知らずだったリクは愕然とする。
チャンピオンの素質に恵まれるもリングに立てない棚夫木、強靭なボディを誇りながら致命的に顎が弱いメガトン山本、狂犬のような闘争心を持つが家族どころか棲む家さえないリク。どうしようもない欠陥を抱えた3人の男がそろったことで、ドラマが大きく動き出す。山本のおせっかいで、リクは住み込みで働きながらボクシングのトレーニングを始める。まるで歯が立たなかった棚夫木に少しでも近づくために。一方の棚夫木にも転機が訪れる。棚夫木を手塩にかけて育ててきたジムの会長(升毅)は棚夫木をメキシコに連れていき、プロライセンスを取らせようと画策する。チャンピオンになることだけが生き甲斐だった棚夫木は目の色を変えて飛びつく。頭にパンチを浴びれば、植物人間化するか最悪死んでしまうにもかかわらず。狂った棚夫木のメキシコ行きを止めるため、トレーニングを始めて1カ月のリクが噛み付く。狂犬vs.狂拳の生涯一度きりのスパーリングが行なわれる。

押し掛けマネージャーの千尋(平愛梨)。
家族の温かさを知らずに育ったリクにとって
は、世話好きな姉か妹のような存在だ。
全8巻ある竹原慎二の原案コミックを102分の尺にまとめ込んだ城定監督の手腕が光る。脚本、編集も城定監督が兼ねている。メジャー系の作品に比べると、非常に限られた予算と撮影日数の作品だ。『あしたのジョー』(11)では伊勢谷友介が体脂肪率3%まで減量、市原隼人主演の『ボックス!』(10)では1R3分をノーカットで撮影......的なマスコミが記事にしやすい派手さもない。だが、ボクシングシーン前後のドラマ部分をきちっと描いていることで、男と男が自分の存在証明を賭けて生身で闘うことの重みが伝わってくる。
配給会社に「監督のコメントがほしい」と頼むと、新作の脚本を執筆中の城定監督がわざわざ出向いてくれた。何ともフッワークが軽く、腰の低い監督ではないか。城定監督は基本的に絵コンテを用意しないそうだ。面倒くさいからやらないのではなく、絵コンテを描くとそれに縛られてしまい、想定内のものしか撮れないからやらないそうだ。絵コンテを用意せず、自由度の高い撮影現場のほうが「奇跡のような画が撮れる瞬間がある」そうだ。脚本も自分で書くことが多いので、現場で脚本を開くこともなく、セリフもその場に合わせて自由に変えるという。

年間8~10本のハイペースで撮り
続ける城定秀夫監督。「Vシネの
娯楽原理的な良さを活かしていき
たい」と語る
城定監督 「Vシネを含めると年間8~10本ペースで撮ってます。Vシネはギャラが安いんで、そのくらいの本数やらないと食べていけないんです。今回の『タナトス』はVシネより時間がかかったんで、今年は6~8本になりそうで厳しいですよ(苦笑)。もともとは20代の頃に基礎体力をつけるために受けられる仕事は全部受けていたのが、今も続いている感じです。低予算の作品は確かにシンドいけど、その分制約も少ないんで面白い。かといって、いつまでもビンボー自慢してられないんで、『タナトス』をきっかけにメジャー系の仕事も来ないかなーと密かに期待しています」
城定作品の主人公たちはどんなに辛酸を舐めても、最後には希望の光を見出すエンディングが多い。城定作品に触れると、観客は幸せな気持ちになれる。それが自分の作家性を観客に押し付けることのない城定監督のいちばんの作家性だろう。
城定監督 「シンプルなストーリーが好きなんです。ひねったストーリーよりも、シンプルな映画のほうがボク自身が客のひとりとして好きですね。あまり凝った物語だと、話の展開を追い掛けるのに神経を使ってしまって、せっかくの俳優の演技が楽しめないじゃないですか。作家性のこだわりも特にはないですね。単純に映画監督という職業に憧れていたんで、何か自分の考えを主張したいというより、作品を撮り続けることがボクには大事なんです。予算に関係なく、ひとつひとつの作品を手を抜かずに作っていきたい。映画って1人で作るもんじゃないんで、逆に手を抜くほうが難しいですよ。結局、一生懸命に作るほうが楽なんです」
気負うことなく、淡々と語る城定秀夫監督。この映像職人がブレイクする日が待ち遠しい。行列ができる店になっても、決して手を抜くことはないだろう。
(文=長野辰次)
『タナトス』
原作/竹原慎二・落合裕介『タナトス~むしけらの拳~』(小学館ヤングサンデーコミックス刊) 監督・脚本・編集/城定秀夫 出演/徳山秀典、佐藤祐基、平愛梨、渋川清彦、古川雄大、大嶋宏成、大口兼悟、斉藤一平、白石朋也、秋本奈緒美、升毅、梅沢富美男 配給/ユナイテッド エンタテインメント 9月10日(土)より渋谷ユーロスペースにてレイトショー、10月1日(土)より名古屋シネマスコーレ、ムービーオンやまがた、10月8日(土)よりシネマート心斎橋にて公開 <http://www.thanatos-movie.com>
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