あの社長もこの博士も失敗だらけ 偉人17人の失敗秘話『失敗の教科書。』

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『失敗の教科書。』(扶桑社)
 「ザ・プレミアム・モルツ」(サントリー)のCM契約料が1億円の大台に到達し、現在絶好調の矢沢永吉だが、バブル期、事業に失敗し、多額の負債を抱えていたのは有名な話である。ドン底から上がって、下がって、また上がってと、"失敗は成功の母"を地でゆく波乱万丈な人生だ。  偉人の失敗は、実に成功のための重要なプロセスであった。『失敗の教科書。』(扶桑社)は、広告会社勤務のコピーライター・宮下裕介氏が、偉人・著名人の失敗談を集め、まとめた本だ。手塚治虫、ココ・シャネル、ケインズなど、各界の頂点に上り詰めた17人の"成功者"が、どういった失敗をし、その失敗をいかに乗り越えてきたかを紹介している。注釈やイラストが多数添えられた読みやすい本だ。  アップルの創業者にして現CEO、スティーブ・ジョブズの失敗が面白い。1976年、アップルを設立したジョブズは、「Apple II」「Macintosh」の成功により、アップルを世界有数の大企業へと成長させる。経営のプロが必要だと考えたジョブズは、ペプシコーラの社長であったジョン・スカリーを招聘するが、次第に二人の経営ビジョンは対立していき、ついにジョブズは取締役会でクビを宣告される。アップルをクビになったジョブズは再起を懸け、ネクスト・コンピュータを設立。OS「NEXTSTEP」を開発し、成功を収める。そのころ業績不振に陥っていたアップルにネクスト社を売却することで、ジョブズは11年ぶりにアップルに復帰する。その後、ジョブズはドラスティックな改革を進めてアップルの業績を回復させ、「iPod」「iPhone」などを発表し、現在の大躍進に至る。  のちにジョブズは当時のことを振り返ってこう言う。 「当時はよく分からなかったけれど、アップルをクビになったことは、私の人生に起こった最良のこと(the best thing)だったのだと思う。」(本文より)  ジョブズの他にも、コンペで負け続けた安藤忠雄、羽生善治・痛恨の一手、「死の商人」の汚名を着せられたノーベルなど、興味深い話は尽きない。  これら17人の偉人に共通して言えるのは、「失敗を失敗だと思わない」ことであり、失敗をさらなる飛躍へとつなげている点にある。他者から見れば失敗でも、当人の捉え方次第でそれはポジティブな出来事となる。この『失敗の教科書。』は、失敗について書かれた、これまでの成功マニュアル書とは一風変わった本だ。仕事で大きなミスをしてしまった人も、この本を読めば、そのミスを糧に前進する勇気が湧いてくることだろう。 (文=平野遼) ●みやした・ゆうすけ 1965年生まれ、東京都出身。コピーライター・CMプランナー・WEBプランナー。あらゆる領域の広告クリエイティブを手掛ける。広告会社の社員として働くかたわら、著述業にも取り組んでいる。著書『海外経験ゼロ。それでもTOEIC900点』(扶桑社)は、5万部のロングセラー。
失敗の教科書。 あきらめたら負け。 amazon_associate_logo.jpg
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「不妊治療始めます」、東尾理子が告白せざるを得ない"宿命"とは?

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「女性自身」7月5日号(光文社)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第80回(6/16~6/21発売号より)

 菅直人"降ろし"と"居直り"騒動が続く日本の政界。政策より政局に夢中になるのが、この国の政治の常だ。もちろん自分たちの党首をひきずり下ろそうとする民主党は醜悪だ。だが菅を民主党党首ひいては首相にしたのは、当時の小沢憎しの流れを作ったマスコミ、官僚、その風潮に乗った国民世論といった要因も大きい。選択肢がない、これが日本の悲劇なのだ。

木村佳乃が激ヤセ! ジャニーズ妻はセミ・リタイア気味の法則!?

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※画像は木村佳乃
『メモリアルブック「YX」』
ワニブックスより
【メンズサイゾーより】  幼稚園に通う子を持つママ友たちの、お受験をめぐるドラマ『名前をなくした女神』(フジテレビ系)が21日、最終回を迎える。"ようこそ、ママ友地獄へ。"とのキャッチコピーの通り、ママ友同士のドロドロ劇が見せ場となっていたが、これに出演していた女優、木村佳乃が激ヤセしていると現在発売中の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。  木村はつわりの影響もあるのか、撮影が進むうち、痩せてほお骨が目立つほどに。役柄は夫に愛人がいるカリスマ主婦モデルであり、セックスレスに悩む高飛車なセレブ......というアクの強いものだ。記事によれば、妊娠中でありながらこの役どころはまずいのでは、とささやかれているという。  30代半ばとなり、20代のころのような健康美人を売りにしたキャラクターの維持が難しくなったこともあって、まさに女優として岐路に立っている時期、今回のような役柄は本人にとってチャンスだったのだろうが、荷が重かったのでは、と同誌は分析しており、今後についても「ジャニーズの妻としてのイメージが重んじられ、果たして今まで通りの女優生活が続けられるかどうか微妙だ」と行く末を案じられ......
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彼のために成功したダイエット、ご褒美はたっぷりちょーだいっ!

【作品名】『Mなお嬢様と執事の秘密の束縛エッチ』 【作者】アルマじろう

【作品紹介】 お嬢様の私・葵と執事の橘は恋人同士。毎日ラブラブなんだけど......私、太った!! 次の身体測定までにダイエットを決意! クラスメートのヒロに協力してもらって徒歩通学にしたんだけど、橘がヤキモチやいちゃった? 

【サイゾーウーマンリコメンド】 なんて言うか......とってもエロです! 体操着をここまで活用できるのは、葵ちゃんかダチョウ倶楽部の竜ちゃんだけ! あといっつも思っているんだけど、橘は服を脱がなくて汚れないの?

「"生命"は維持できても"人生"は奪われている」いまも南相馬市に暮らす住民の訴え

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「週刊現代」7月2日号 中吊り広告より
第1位 「私は放射能から逃げない」(「週刊現代」7月2日号) 第2位 「我が子を守る[『放射能汚染』解毒法」(「サンデー毎日」7月3日号) 第3位 「やめたくないよー、菅直人は僕の前で泣いた」(「週刊現代」7月2日号)   政治家が口を開くとき、そこには何らかの思惑がある。石井一なんて爺さんは海千山千のたぬきである。自分の前で菅直人が泣きながら「辞めたくない」と言ったと明かすのは、自分がそれほどの大物であると見栄を張るだけではなかろう。第3位は「現代」の、なかなか奥が深そうな面白いインタビューである。  石井は、不信任決議案が否決されたのだから、菅は辞める必要がないと言い切り、7月から8月ころまでは続投すると言う。  震災復興の遅れや原発事故の対応の不手際があるではないかという聞き手に対して、石井は、被災地のガレキが片付かないのは処分する場所がないからで、仮設住宅が足りないのも、建設用地が限られているからだと突き放す。  原発問題にしても、誰が総理をやったって放射能がすぐ止まるわけではないのだから、菅が悪いわけではない。従って、辞める必要はない。  だが、彼の言いたいことは他にある。小沢派を敵に菅の回すやり方はまずかったとし、これからは党内融和を進め、マニフェストを見直し、野党自民党に迎合することなく、政策を貫き通して、その先、総選挙をすればいいと語る。  もちろん、そこまで菅がやるわけではなく、遅くとも8月ごろに菅が辞め、しかるべき人材を選ぶべきだと言うが、彼の本意は、次の言葉にあるとわたしは見た。どうだろう。 「今後の1年は、暫定の震災復興特化内閣になるわけです。本当はこういう時、小沢一郎氏が党内では最適な人材なんです。混乱期こそ、小沢氏の出番です」  水谷建設から1億円の資金提供うんぬんの話があるので、求心力は低下しているが、いま必要なのは、ああいう腕力のある人材なんですとも言い添えているのは、ここは小沢しかいないというメッセージであろう。  混迷する民主党をまとめるためには、ポスト菅は小沢か、小沢が無理なら、小沢がウンという操り人形を担ぐしかない。そうして自分の影響力を温存したい、それが本心ではないか。  民主党副代表の思惑を忖度しながら読んだ。久しぶりに面白いインタビューである。  さて、20日、政府の原子力損害賠償紛争審査会は、東京電力の原発事故で避難した住民に対して、彼らが被った精神的苦痛に対する賠償額を1人当たり月額10万円とすることを決めた。避難所に避難した人には、より苦痛が大きいとして2万円を加算するという。  この記事を読んで無性に腹が立った。原発事故の収束がいつとも分からない中で、住民たちは住むところを追われ、不安な日々を過ごしているのである。  賠償はもちろんのことだが、住民が知りたいのは、自分の家にいつ帰れるのか、昔の生活を取り戻せるのかであろう。そうしたことには何も答えず、おカネを配るから我慢してなさいという態度を、傲慢と言わずして何と言う。  浜岡原発を停止させた舌の根も乾かないうちに、各地の原発を再稼働させると言って恥じない菅総理という人間に、ゾッとするほどの冷たさを感じるのは、私だけだろうか。  2位に挙げた「サンデー毎日」の記事は、リンゴにセシウムを排出する効能があるとか、ストロンチウムの吸収率を下げるのにはスキムミルクがいいという、失礼だが、気休めにしかならない記事である。  だが、この中のコラム、鎌仲ひとみという映画監督の言葉を伝えたくて、これを選んだ。彼女は原発問題にも詳しいようだが、その彼女がこう言っている。 「1998年、映画の撮影で訪れたイラクで見つけた劣化ウラン弾の放射線を測ると、毎時3.37マイクロシーベルトでした。福島市の小学校の校庭などで計測された線量とほとんど変わりません。白血病になったイラクの子どもたちは、日々の何気ない暮らしの中で少しずつ被曝していった。倒れるまで元気に走り回っていたのです」  「現代」の「本誌が独自調査 日本全国隠された『放射能汚染』地域」によれば、千葉県の流山市や柏市の公園では、それぞれ毎時1.88マイクロシーベルト、毎時1.08マイクロシーベルトが計測されている。  汚染は確実に広がり、放射性物質が子どもたちの口や鼻から吸い込まれ、内部被曝している可能性が高い。国が、直ちに影響はないと言い続けても、年間被曝量を1ミリシーベルトから突然20ミリシーベルトに上げてしまう国など、信用してくれと言う方が無理というものだ。  ところで今週の「ポスト」は、放射能に関する特集は1本もない。安全デマを流す雑誌と言われても、ことさら恐怖をあおる報道はやらないという一貫した編集姿勢には敬意を表する。  だが、どこまでの放射線量なら安全なのかが分からない現段階では、正しいパニックを起こすのは、特に、小さな子どもを持つ親なら仕方ないのではないか。私が聞いた話では、都内に住む妊婦が関西の方へ移ってお産をするケースが増えているという。  国や大メディアは真実を伝えていないと多くの国民が感じている。そして日本人は歴史に学ばない。「朝日」の中で、原爆症訴訟の証人・物理学者矢ヶ崎克馬氏がこう言っている。「私たちの社会は、広島と長崎の被爆者の訴えを、ないがしろにしてきたように思います。その延長線上に今回の事故があります」  今週の第1位は、「現代」の記事。南相馬市に住む佐々木孝さん(71)は、スペイン思想研究家である。彼の家は原発から25キロ圏内にあり、緊急時避難準備区域にされているが、今も認知症の妻とそこで暮らしている。  彼が反原発なのはもちろんだが、今回の事故後の行政の対応には問題があると憤っている。  原発から同心円で根拠のない線引きをされ、子どもや妊婦、要介護者や入院患者は、この区域に住むなと言われて追い立てられたが、実際に避難した老人や病人はひどい目に遭った。 「患者たちがカルテも付けずに搬送され、十数人が亡くなっている。こうなると医師法違反どころじゃない。もっと重い犯罪ではないか」  避難した人の中には、福島市や郡山市に避難した人もいるが、そこは南相馬市より放射線量が高いのだ。  そこで、知人が南相馬市役所の職員に、なぜこっちが緊急時避難準備区域に指定されているのかと聞くと、向こう(福島市や郡山市)を指定すると、ここの何十倍の住民を動かさねばならず、混乱に陥るからだと、逆ギレされたそうだ。  動物の鼻面を引きずり回すように、国民にあっちへ行け、こっちへ行けと命じる政治家や役人に腹立たしいと言う。 「彼らがやっているのは、民主主義でも何でもない。人間の自由というものを認めていない。それへの怒りもあって、私は避難を拒否しているのです。(中略)しかし彼らは、もっと大事なことがあることを知りません。命を英語で『ライフ』というでしょ。この『ライフ』なる言葉の意味には、生物学的な『生命』と、『人生』の二つがある。大切なのは、前者より後者です。それは、すべての生物が『生命』を持つのに対し、『人生』を持つのは人間だけだからです。避難を余儀なくされた人も、飯舘村など高い放射線量を記録している土地の人も、『生命』を維持できていますが、『人生』は奪われている。そこが彼らの悲劇なんです」  佐々木さんはかつて東京に住んでいたが、南相馬に帰省すると、原発建設で町が潤い、開拓時代のアメリカ西部のように賑やかだった。東電のカネで立派な施設がつくられ、住民にはよくお小遣いが配られていたという。  地元の有力者や町村の首長たちは、おおむね原発推進の先頭に立っていたのに、事故が起きると一転して被害者のような顔をしていることにも怒る。 「彼らはまず、自分たちの不明を詫びるべきです。しかし、みんな被害者になり、誰も責任を取らない。日本人の悪いところです。こんなことをやっているから、政治がまったく国民と向かい合わないのです」  佐々木さんが南相馬に越してきたのは妻の認知症が進んできた02年ごろから。すべて、彼が世話をしなければならなくなった。そして原発事故が起きた。もうジタバタせず、認知症の妻と一緒に、逃げずに自宅にとどまろうと決めた。  家の中はもちろん、外へ出るときも必ず妻と一緒だ。 「そうすると不思議ですね。人間、言葉や記憶を失ってもどうってことはない、と思えてきます。『認知できるかどうかなんてたいしたことではない。人間は存在するだけで意味があるんだ』と妻に教えられるんですね」  いまは、福島原発を全廃して、浜通りの美しい海岸を取り戻すために尽力したい、そう思っていると話す。この人に一度会って、話を聞いてみたい。そう思わせる、ひと味違うインタビューである。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
生きる 生易しいことじゃない。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「地デジ普及率95%」はウソ!? 総務省アンケートのトリックにポストが斬り込む! 原発事故「みんなも無責任であるのです」議論を呼ぶ小学6年生"ゆうだい君"の投稿 「ユッケが怖くて原発で仕事ができるか!」防護服に書かれた原発作業員のホンネ

検証「AKB48江口愛実騒動」でソンをした人・トクをした人

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※画像は「江崎グリコ」公式HPより
【メンズサイゾーより】  江崎グリコ「アイスの実」のCMキャラクターに起用されたAKB48の新メンバー・江口愛実が、メンバーの顔を合成したCGキャラであることが公式発表された。江口の登場はネット上を騒がせただけでなく、各ワイドショーやスポーツ新聞、週刊誌などでも大きく取り上げられ、賛否両論ながら間違いなく話題性はあったと言える。  AKBの総合プロデューサー・秋元康氏(55)の仕掛けにファンからマスコミまでが踊らされたと言える形だが、総選挙に続けて大きな話題を提供することで、人気に陰りが見え始めたと言われていたAKBの存在感を再び示す起爆剤になったと言えるだろう。  だが、今回の"グリコ江口事件"は決してトクをした人ばかりではない。  江口をCMに起用した江崎グリコには、ネタばらしをする以前からマスコミや一般人からの問い合わせが殺到し、同社広報は「今はお話できません」という苦しい言い訳に終始した。CGであることが公表された後も、同社のお客様センターには数十件の意見が寄せられ、「ファンをだますようなやり方はよくない」「CGということをもっと早く伝えてほしかった」という批判が多くあったという。  ネット上では「話題にはなったけど、あのCMを見て『アイスの実』を買おうとは思わない」「グリコが信用できなくなった」という書き込みも多く見られ、グリコ商品の不買運動まで起きているという情報もある。そのせいか......
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鑑定料=収入じゃない! 意外ともうからない占い師の金銭事情

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Photo By Venvierra from Flickr

 街を歩けば、意識しなくても目に入ってくる占いの看板。1,000円/10分や5,000円/30分、7,000円/60分など時間も料金もバラバラ。また時間制ではなく、相談件数×1,000円という件数制のところもあり、こちらも1件に対する料金設定はまちまち。ブランド品のように高ければ高いほど価値があれば話は別だが、鑑定料が高いからといってその占い師が絶対に当たるわけでもない。

昼夜トータル5時間の萌え萌えしいアニソンライブにULTRA-PRISMも見参!!

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 2008年5月の「001」からスタートしたアップフロントスタイルのライブプロジェクト、HAPPY! STYLE Communication Circuitがこの5月でついに4年目に突入。21日に開催された「008」では008≒∞ということで「アンフィニ・加速」をテーマに現レギュラーメンバー(能登有沙、ゆいかおり《小倉唯、石原夏織》、寺門仁美、三澤紗千香※夜の部のみ、松永真穂、市川利奈)が結集し、萌え萌えしいアニメソングを中心に2部合計で64曲を熱演した。  ギリギリまで発表されなかったゲストは、過去に出演経験のある月宮うさぎ。そしてシークレットゲストは、なんとその月宮が活動中のULTRA-PRISMだった。  表参道FABで開催されることが多いハピスタだが、この日は大きめの文化放送メディアプラスホール。「008」はゆいかおりのメジャーデビュー1周年記念公演も兼ねている、ふさわしい舞台だろう。  女性声優が半ばグループアイドル化したユニットを組み、キャラクターヴォーカルの状態でアニメのOP/EDを歌う傾向がここ数年続いている。キャラクターソング化したアニメソングは音楽的にもアイドルソングに近似で、女性ヴォーカル曲のストックが豊富になっているとも言える。  そうしたナンバーを選んだ結果か、セットリストには最新の萌えアニメに起用されたOP/ED曲がズラリ。ハピスタメンバーの2.5次元的な魅力を存分に引き出していた。  原曲に振り付けが存在しないものについては新たに起こさねばならず、「SUPER∞STREAM」を石原夏織が担当した以外は、リーダーの能登有沙が振り付け。準備期間はあまりなかったというが、本番に間に合わせ、完璧な踊りを見せた。  昼の部と夜の部の間には囲み取材が行われた。メンバーのコメントは以下の通り。 「ダンスは苦手ではないんですが、たくさん詰め込みすぎると頭がパンクしてしまう。でも今回はうまくいって、自分的には大満足です。歌はもっともっと頑張りたいなとあらためて思ったので、夜の部で挽回します」(松永真穂) 「私はダンスがすごく苦手だったんですが、みんなに少しずつ教えてもらって、ちゃんとしたものを見せられたかなと思っています。これからも、ダンスも歌も頑張っていきます」(市川利奈) 「今日は久々に、『ゆいかおり』2人の曲だけじゃなくてソロ曲も歌えて、ハピスタはそういうところもいいなと思っています。テーマは「加速」だったんですが、本当にアップテンポな曲が多かったので、みなさんにも楽しんでいただけたかと思います。夜も頑張ります」(小倉唯) 「能登の出ている楽曲で『SUPER∞STREAM』以外は私が振り付けを担当しました。メンバーに教えてリハ中にみんなに話をしてと、ダンスの先生みたいなところもやりつつの『008』だったんですが、自分的にも教えるという立場で、ちょっとだけ成長できたかなと思うし、ソロの曲もほかのアーティストさんの曲を歌わせていただくことで自分の課題がいっぱい見つかったので、加速して頑張りたいと思います」(能登有沙) 「『SUPER∞STREAM』は私が振り付けを担当させていただきました。今までハピスタでみんなに振り付けをすることはなかったんですが、デビューして1年が経ったことでもありますし、みんなに振りを付けることができて本当によかったなと思います。そしてソロ曲で、絶対に1年前の私だったら歌えないような水樹奈々さんやMay'nさんの曲に挑戦させていただいたことで、まだ粗い部分もたくさんあるんですけど、去年より成長した部分があることも分かったし、お客さんからも『うまくなっていたね』という反応もありました。そういう部分をもっと伸ばしていけるようにしたいと思いました」(石原夏織) 「今回、『008』は1年ぶりでハピスタメンバーが集まって、本当に一丸となってリハもやってきて。やっぱりこうやって本番を迎えると、お客さんの汗と、私たちの汗と、『ハピスタ』らしい008を終えることができました」(寺門仁美)
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「1年ぶりにハピスタにゲストに呼んでいただいたんですが、ハピスタらしさが確立されて、1回目2回目とは全然違う、新しいハピスタになっているなと思いました。その中でもULTRA- PRISMは見て楽しい聴いて楽しい、一緒に飛んだらもっと楽しい、2.5次元ポップの、オタク魂と萌え心の入った曲を、みんなで受信送信できた感じがして楽しかったです」(月宮うさぎ、ULTRA-PRISM) 「よかったと思います。『009』の出演? そうですね、ハピスタとULTRA-PRISMの新しい時代をつくっていきたい」(小池雅也、ULTRA-PRISM) 「1年前の『007』で初めて音楽的なライブをやらせていただくことになって。あの時よりも成長した自分がいるなと思っていますし、いろいろな仕事をして変わってきてもいます。そういうところを表現できたらいいなと思っています。頑張ります」(三澤紗千香)  昼夜ともオープニングを飾ったのはメンバー全員の「いちごコンプリート」、続いて能登有沙が1人残って「挑発Cherry Heart」を歌う。パッと聴いただけでアニメソングと特定できない曲調は、今回のコンセプトに合っている。  このあと昼の部は続けて、夜の部は三澤紗千香が歌う「only my railgun」を挟み、能登有沙、石原夏織、松永真穂、市川利奈の4人でスフィアの「REALOVE:REALIFE」に立ち向かう。徐々にハードルが高くなってきたところで「Taste of Paradise」(小倉唯)「STRAIGHT JET」(松永真穂)「大和撫子エデュケイション」(能登有沙、小倉唯、石原夏織、寺門仁美)といった直近の萌えアニメソングで雰囲気を和ませ、MCへ。  ここでゲストの月宮うさぎが登場。自らのキモヲタぶり、そして"よく訓練された王国民"ぶりをアピールしながら田村ゆかりの「You & Me」「fancy baby doll」を熱唱。歌われてみれば、かなりの近似値に驚く。  再びMCで転換すると市川利奈のターン。昼の部ではMay'nの「Ready Go!」、夜の部ではyoshiki*lisa(吉木りさ)の「Destin Histoire」に挑んだ。かと思えば、石原夏織が「1年前では歌えなかっただろう伸びやかで技術が必要な歌」と言う高難度な水樹奈々の「innocent starter」に挑戦するなど、メンバーがさまざまな特徴や個性を披露していく。  「SUPER∞STREAM」で全員がそろうと、ここが中段のクライマックス。その後、月宮うさぎに加えて小池雅也も登壇し、シークレットゲストのULTRA-PRISMとなった2人で自身の楽曲を演奏した。  女子ばかりでちょっとたたずむのが難しい"アニキ"こと小池雅也は、彼を徹底的に持ち上げるオーディエンスの盛り上げのおかげもあってか、「小池さん、こんなにしゃべる人だったかなって。前にいらしたときはクールなイメージだったのに」と能登有沙も驚くほどの冗舌ぶり。ファンを積極的にあおり、ギターを構える姿勢もよく、心なしかギターの音色も艶やかで、一躍彼らの名を上げた『侵略!イカ娘』のOP「侵略ノススメ☆」で会場の空気を圧倒的に侵略すると、余裕の体で去っていった。
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 後半は小倉唯と石原夏織が公式の衣装にチェンジし、「ゆいかおり」として「恋のオーバーテイク」(昼の部では「Our Song」)ほかオリジナル曲4曲を歌い、自らメジャーデビュー1周年を祝った。  そして終盤は再びメンバーをシャッフル。夜の部では三澤紗千香と松永真穂、ハピスタ内では長身の2人が160センチコンビを組み(オードリーのようなコンビ愛と称していた)、あるいは「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」ではヒャダル子パートを寺門仁美が、ヒャダインパートは市川利奈が男装&男声でトライするなど攻めに攻め、最後はモーニング娘。の「みかん」で全員が集合してフィナーレを飾った。  夜の部最後のMCが始まり、最初は笑顔だったハピスタメンバー。しかし小倉唯が学業と他の仕事と今回のライブの両立で苦しかった箇所に触れると涙腺は決壊し、楽屋裏の思いが次々に溢れ出る。  石原夏織が「大阪にいる(須磨)愛ちゃんや(阿部)麻美ちゃん(2人ともSI☆NA、元ハピスタレギュラー)が徹夜の深夜バスで来てくれて。こんなにうれしいことってないじゃないですか」と絆の深さを激白すれば、リーダーの能登有沙は「加速云々の前に練習時間が限られていて、すごいスピードでやらなくてはいけなくて。メンバーのみんなにリハでは辛く当たっちゃって、それはほんと、ごめんね」と涙ながらに謝罪した。しかしその能登有沙を、初期の頃から見てきた月宮うさぎは「みんなのお姉さんとして頼もしくなった」と言う。 「ハピスタはお祭り。メンバーのいろいろな経験を集めている」と言う能登有沙は「今までは、例えば私がああしてこうしてと言って、それに"はーい"と付いてきてくれる感じだったんですが、今はそれぞれ自分で考えているなと思いました。時間があったら"ここはこうしよう"とメンバー同士でコミュニケーションを取ることが増えてきた。それはうれしいなと思います。それぞれ(普段は)1人で活動しているからこそ出る言葉なのかなと思います」と後輩たちを評価した。  華やかさとは裏腹に根性とたくましさがにじむエンディング。プロスポーツやロックバンド同様に集合離散の激しいアイドルシーンで浮き沈みに揉まれながら、各自の進捗と成長を確かめる機会として、メンバーやファンにとって重要なステージだったのかもしれない。 ◆メジャーデビュー1周年を迎えたゆいかおり 「1年がたって次の目標に向かっていく中で、お互い学業やハピスタの練習でスケジュールがなかなか合わなかったりしましたが、個々の仕事を通して自分でイメージし作り上げる楽しさを覚えました。体力的には、去年は息がつづかなくてメドレーがボロボロだったところを、今回はベストな感じで歌えた。そういうところが、この1年で成長したなと思います」(石原夏織) 「今回1年ぶりのハピスタでうれしかったのが、前回もゆいかおりとして歌わせていただいたんですが、やっぱり持ち曲が少なくて他の方の曲を歌うことが多かった。それが1年たってシングルも4枚出してということで、今回、ゆいかおりはオリジナル曲を多く歌うことができたので、それは本当にうれしいなって思います。やっぱり持ち曲があるとみなさんの盛り上がり方も違うし、私たちの個性もすごく出せるので、これからもたくさん曲を出せるように頑張りたいと思います」(小倉唯) (取材・文・写真=後藤勝)
Shooting☆Smile(初回限定盤) 成長しました。 amazon_associate_logo.jpg
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THE OUTSIDERにトッププロ参戦決定 前田日明は「リングス」再始動を明言

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 7月17日に東京・ディファ有明で開催される"不良の格闘技大会"THE OUTSIDER第17戦の記者発表が20日、都内で行われた。この席でTHE OUTSIDER主催者のRINGS前田日明は今大会で、通算4度目となる「プロ対抗戦」が行われることを発表。格闘技団体ZSTから3名を招待し、3試合の「アウトサイダーvsプロ」がマッチメイクされたことを明らかにした。  また、同日夜に新宿FACEで行われるZSTの「BATTLE HAZARD 05」に、THE OUTSIDERから2名を派遣。同時多発的に対抗戦が行われることになった。  今回の注目は、何と言ってもZST側の出場選手である。上原譲ZST代表が「今回は、プロ選手とアウトサイダーとの本当の差を見せつけたい」と語ったように、そのラインナップは正真正銘の団体トップばかり。初代ZSTウェルター級王者の内村洋次郎、ZSTのエース・小谷直之、そして"ZSTの速射砲"の異名を持つ平山敬悟という3人が、アウトサイダーに乗り込んでくることになった。  内村を迎え撃つアウトサイダーの"格闘彫師"吉永啓之輔は今回、トッププロとの対戦となったことについて「相手の試合は見たことがない。誰が相手でも上等です。自分は決まった以上、やるだけ」と神妙にコメント。また、ZSTに乗り込んで山田哲也と対戦することになった"闘う弁護士"堀鉄平は「今回の相手は、僕がファンの立場で見ていた選手。やらせていただけるだけで光栄です。でも、格闘家としてそこまでレベルに差があるとは思っていない。人生経験を含め、すべてをぶつけて勝ちにいく」と力強く語った。  また、前田日明は厳しい戦いが予想されるアウトサイダー勢について、「胸を借りるというのではなく、全力でぶち当たることによって自分自身が気がつかなかった可能性に出会えるような試合になればいい。(自分の)才能に火を付ける起爆剤となるような試合を期待する」と述べた。 ◆2012年3月、リングス再始動へ――  さらに今回、前田は2002年に休止していた総合格闘技団体「リングス」を来年3月をめどに復活させることを明言。プロ格闘家による総合格闘技の世界に、いよいよ前田が復帰することになった。 「最初は後楽園ホールくらいの会場からやっていく。軽量級からヘビー級までやれる大会にもっていこうと思っている」(前田)  前田は、藤原敏男が代表に就任した「IT'S SHOWTIME JAPAN」と協力体制を築いていくことも示唆。気になるルールについては、「世界の情勢を考えて、独り善がりにならないようにやっていく。以前はWOWOWとの契約もあって毎月試合ができる前提のルールでしか開催できなかったが、今後はそこも考える余地がある」とした。  また、リングス再始動に至った経緯については、「FEGのギャラ未払い問題に端を発して、格闘技業界全体が地盤沈下を起こしている中、ちょっといかがなものかな、という人種が新しく格闘技の世界に入ってきている。多くの選手も巻き込まれているし、危機感を感じた」とし、FEGとのトラブルの渦中にある選手ともコンタクトを取り始めていることを認めた。  会見の席で、ギャラを払わずに選手を次の大会に出場させ、断れば前回のギャラも支払われないというFEGと谷川貞治代表の所業を厳しく糾弾し、「このままじゃ選手は借金をして試合をしなければならない」と訴えた前田。かつて前田がこの国にまいた「総合格闘技」という種は、一時期「K-1・PRIDEバブル」という大輪の花を咲かせ、いま再び種子となって前田のもとに戻ろうとしている。 ●THE OUTSIDER第17戦 http://www.rings.co.jp/ ●ZST「BATTLE HAZARD 05」概要 http://blog.livedoor.jp/zst_info/archives/1874242.html
RINGS 1991-2002 雌伏11年。 amazon_associate_logo.jpg
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