サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第25回、配信しました!

「キングオブコント2010」王者・キングオブコメディのガチゆるハートウォーミングバラエティ『ニコニコキングオブコメディ』第25回放送です。 いよいよDVD化に向けて本格的に動き出した『ニコキン』。今回は収録前にパッケージ写真の撮影や業界紙の取材などが入り、にわかに華やかな収録現場となりました。いつもと同じ絵ヅラではありますが、そのへんのところを感じ取ってください。 もちろん、パーケン氏が好きな駄菓子を紹介する「うでし!」のコーナーも絶好調ですよ! ●「ニコニコキングオブコメディ」アーカイブ集 http://www.cyzo.com/2010/08/post_5162.html ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV

収監前に萌え尽くし! ホリエモン壮行会で人気メイドがエール「萌え萌えキュンッ!」

horiesoukoukai.jpg
メイドさんと一緒に「行ってきます!」と笑顔の堀江氏。
 旧・証券取引法違反の罪で2年6カ月の実刑が確定し、6月中にも収監される見通しの堀江貴文氏。彼の壮行会兼、新刊『収監 僕が変えたかった近未来』(朝日新聞出版)のサイン会が6月7日、秋葉原のメイド喫茶「@ほぉ~むcafe」で開かれた。  「メイドさんからの贈る言葉セレモニー」では、人気メイドのhitomiちゃん、めぅちゃん、ふぅちゃん、マフィンちゃん、らみちゃんの5名が登場。堀江氏を囲み「行ってらっしゃいませ、堀江御主人様。2年数カ月後のご帰宅をお待ちしております!」と笑顔で元気づけた。  さらにhitomiちゃんが堀江氏に"萌え萌えケーキ"なる動物形のケーキをプレゼント。「食べる前に、ケーキに愛情を込めさせていただきます。萌え萌えキュンッ!」と呪文が唱えられ、普段は甘い物が苦手という堀江氏も「中(獄中)では甘いものが食べられないらしいので」とパクパクとほお張っていた。  会場にはゲストとして、ジャーナリストの田原総一朗氏、上杉隆氏、堀江氏プロデュースでAVデビューしたNina氏が来場。「業界に入っていろいろ教えてもらったのに、いなくなって寂しい......」と涙を浮かべるNina氏に対し、周囲が「いやいや、帰ってくるから」とツッコむ一幕も。
horiesoukoukai02.jpg
「今、堀江くんを日本で一番信じている」と
田原総一郎氏。
 また一般観覧席には、尖閣諸島漁船衝突動画でおなじみの"sengoku38"こと一色正春氏の姿もあり、観覧に申し込んだ理由を「皆さんが褒めている堀江さんがどんな方か、この目で見ようと思って」と話し、堀江氏との初対面を果たした。  堀江氏は「まだ収監されることのリアリティーが全然ないし、自分が不自由な立場に追い込まれることでどんな影響があるのか全く分からない」と話す一方、「収監中はお酒も飲めないし、夜5時以降にご飯が食べられないので、出所するころにはかなりやせてるだろう」と2年半後の体形に期待感をにじませた。  出所後の予定については「ロケット開発や、科学技術の財団を作ろうとか、いろいろ考えてる」と構想中の様子で、生活の面では「定住しないでノマド(遊牧民)みたいになりたい。ノマドみたいになりたいって言うと、みんなから『ハイパーか?』って言われるんだけど、それとは違う(笑)」と、今後は六本木ヒルズの居住にはこだわらない旨を語った。  また、収監前にTOKYO DOME CITY HALLで開催中のAKB48の公演に足を運ぶ予定であることを明かし、「2年半見られなくなるので、見に行って時代を感じておきたい。AKB48は彼女らが自信を持って踊っているのがすごくいい」と絶賛した。  このイベントのラストは、来場者全員による「いってらっしゃい、ホリエモン!」の合唱により幕を閉じた。 (取材・文=林タモツ)
収監 僕が変えたかった近未来 待ってるよ。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 「ホリエモン収監!」最高裁が司法クラブに事前リークで「批判封じ」 堀江貴文さんの至言「もうメジャー路線っていうものは存在しないかもしれない」(前編) 【Nina】──「騎乗位はまだまだ」秘蔵っ娘が激白するホリエモン式"調教法"

植毛ネタを取り上げない『とくダネ!』に見る小倉キャスターの頭髪事情

ogurakihiroooooooo.jpg
気を遣う方の身にもなって!

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎解禁しようぜ
「みんな、オレ、植毛したぜ!」と、「オス! オラ悟空」的な能天気さをもって、ツイッターで植毛手術を報告したマンチェスター・Uのエース、ウェイン・ルーニー。添えられていた写真がまた、今広がるハゲをガーッと埋めたのかと思いきや、かなり控えめの面積でかわいらしい。それはいいとして、各ワイドショーで話題になっていたこのネタを、『とくダネ!』(フジテレビ系)だけが一切取り上げず。本人以外、日本国民全員がもう分かってるーつうに。まだ気を遣わせるか。

【総選挙1位】「どーでもいい」が口癖だった……前田敦子がAKB48のエースに選ばれた理由

bk_maeda.jpg
 AKB48評伝本『泣けるAKB48 メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』発売を記念して、その一部を抜粋して紹介する。まずは、見事、第3回選抜総選挙で第1位に返り咲いた前田敦子。"絶対的エース"とも評される彼女はいかにして、エースとなりえたのか? その軌跡に迫っていく。  実は前田はAKB48加入前は、極度の無気力少女だったようだ。前田自身が「『どーでもいい』が口癖なほどやる気がなかったんです。でも、ここ(AKB48)に入ってからは、仕事と学校の切り替えもできて毎日が充実。AKB48は私を変えてくれました!」(『密着!AKB48 写真集 Vol.1 the・デビュー』)と語るほどで、秋元康総合プロデューサーも前田について次のように明かしている。 「よく前田が言っていますが、彼女とお母さんが歩いている途中、メンバー募集のポスターをたまたま見かけて、それを前田になんとなく話した。そしたらあの引っ込み思案のコが初めて『これ受けてみたい』と言い出した。それはもう運としかいいようがない」(『じゃんけん選抜公式ガイドブック』)  前田の母が偶然見かけたポスターに「どーでもいい」が口癖だった前田が意外にも反応。まさに運に導かれるようにして、AKB48オーディションを受けたのだった。無事に合格したものの、ダンスも歌も経験のなかった彼女は、レッスンで苦戦を強いられる日々を送る。ついに迎えたデビュー公演で、彼女は最初の自己紹介MCで「とりえが笑顔しかないので、とにかく笑顔でがんばっていきたいと思います」とあいさつした。その"勝負笑顔"は、当時振り付けを担当していた夏まゆみ氏の目に留まる。夏氏は『48現象』で前田について次のように語っている。 「前田はね、今でこそメインでいるのが当たり前になってきてますけど、最初は前を向くことすらできないコだったんですよ。"前を向きなさい。顔を上げなさい"ってずーっと言ってたな。でも、やっぱり最初から何か気になるコだった」  前を向けない照れ屋の前田だったが、次第に客席を見れるようになり、成長を遂げていく。「成長」が一つのテーマであるAKB48において、ゆっくりだが着実に進歩していく前田はその象徴とみなされたようだ。 ■前田メイン曲「渚のCHERRY」 推されることへの恐怖と重圧  前田は2nd公演『会いたかった』では、「嘆きのフィギュア」と「渚のCHERRY」の二つのユニット曲に参加。この公演では、推され、干されが顕在化し、特に「渚のCHERRY」では、前田がメインボーカルとなり、峯岸みなみ、平嶋夏海、増山加弥乃(07年卒業)はバックダンサーと表現しても過言ではない状態だった。前田はそこに多大なプレッシャーを感じていた。『会いたかった』公演の千秋楽で次のように心情を吐露した。 「『渚のCHERRY』を歌うのが決まった時、はっきり言って不安ばかりで、私は歌がうまくないのに、どうしてこんなに歌わなくてはいけないんだろうって......。メンバーが励ましてくれて、お客さんがコールや手拍子をしてくれて、心の支えになりました。私は感情を出すのが苦手で、ぶっきらぼうに見えるかもしれません。『渚のCHERRY』では少しずつ感情が出せるようにがんばりました」  バックダンサーとなったメンバーが自分のポジションで歌いたい気持ちがわかるがゆえに、常に前田は葛藤を抱えていた。ついに、その千秋楽で感情が堰を切ったようにあふれ、大粒の涙を流しながら、不器用な胸のうちを語ったのだった。この告白を通して、それぞれの胸の内を語り、チームAは固い結束で結ばれていった。2007年に入ると前田は、女優業に進出。映画『あしたの私のつくり方』では映画初出演にして、準主役の2番手を務めるという大抜擢となった。この作品では、クラスの人気者から、突如イジメのターゲットとなった日南子という難役に挑み、女優としての足がかりを得たのだった。 ■次世代エース・松井珠理奈の飛躍と秋元康からの苦言  2008年にAKB48の妹分・SKE48が発足する。SKE48から当時11歳の松井珠理奈がエースとして起用され、AKB48のキングレコード移籍第1弾シングル「大声ダイヤモンド」に参加。CDのジャケットにも珠理奈一人が起用されるというサプライズ人事となった。同曲のPVでは、前田と珠理奈がぶつかるシーンがあり、ファンの間ではそこにエース交代をうかがわせるメッセージが込められているともうわさされた(『BUBKA』のインタビューで秋元氏はそれを否定している)。前田は、当時を振り返って珠理奈への印象を次のように語っている。 「別に余裕があったわけじゃないんですけど、年齢も違うし、あんまり意識はしていなかったんです。でも、思った以上にファンの人からすごい言われたというか、比べられていたというか。それを知った時はちょっとびっくりして、焦りましたね。私はどうすればいいんだろうと思って......。秋元さんにもその時期、怒られたことが何度かあったんです。『このままでは松井に抜かされますよ』って言われたこともあったし、私自身も格闘してる時期で。『大声ダイヤモンド』の時から、秋元さんに毎回意識を聞かれるようになりました。『どうしますか?』ってメールが来るんですよ。『どうしますか? 前田はできますか?』って」(「Quick Japan」)  実はこの頃まで「センターにいるけど、でもどうせみんな私のことなんてなんとも思ってないんだろうな」とさえ考えていたという前田。だが、秋元氏の「できますか?」の問いには、前田は「できます! やりたいです!」と返答し、ここから改めてメンバーを引っ張る立場となるセンターの自覚を学んでいったようだ......。 (文=本城零次)  その後、選抜総選挙が前田にもたらしたもの、女優への信念にも肉薄していく――。  続きは現在発売中のAKB48評伝本『泣けるAKB48~メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』(サイゾー)に掲載。 bk_bk.jpg ■『泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡』 劇場公演を900回以上(『AKB48 LIVE!! ON DEMAND』含む)見続けている"AKB48評論家"が紡ぎだすAKB48「圧倒的成功」の真相。本書の詳細はこちら。 http://www.cyzo.com/2011/06/post_7538.html

泣けるAKB48メンバーヒストリー 少女たちの汗と涙の軌跡 今こそ必読。 amazon_associate_logo.jpg

芸能人キラー・よゐこ濱口の最終兵器は……

hamagutikurasina0609.jpg
※画像は左『リアルシスターVOL.1』
『Beach Angels 倉科カナ 』より
【メンズサイゾーより】  当時は否定していたが、続いていたのか?    9日発売の「女性セブン」(小学館)がお笑いコンビ「よゐこ」の濱口優と、ドラマ『名前をなくした女神』(フジテレビ系)で"できちゃった婚"のヤンママを演じている女優、倉科カナとの"お泊まり愛"を報じている。記事によれば、舞台『カレーライフ』の出演を終え共演者らとともに新大阪駅から新幹線で帰京した倉科が、真っすぐ自宅に帰るかと思いきや濱口のマンションに泊まり、翌日はそのまま濱口のマンションから撮影現場へと向かったという。  2人は昨年春に一度、交際が報じられている。その時点で交際期間は1年半だとする記事もあったが、双方共に否定。濱口の所属事務所は「友人のひとりと聞いていた。お付き合いしているかは分かりません」とコメントを寄せており、倉科の方も同様に「友人のひとり」と答えていた。その後、目撃情報は途絶えていたが、ひっそりと愛を育んでいたようだ。  今回の報道を受け、倉科の所属事務所は......
続きを読む

「真紀さんに立候補していただきたい」後藤田議員の不倫騒動の波紋

mizunomaki1.jpg
『水野真紀の魔法のレストラン』
/東宝ビデオ

 女優・水野真紀(41)の夫で衆議院議員・後藤田正純氏(41)が、20代の銀座ホステスとハレンチ行為後、ホステスを議員宿舎に泊めた問題は、まだまだ波紋を広げている。「酔って送ってもらった」「議員宿舎は引き払う」などと言い訳をしているようだが、後藤田氏の選挙区、徳島の後援者からは「正純にはお休みいただいて、真紀さんに立候補していただきたい」という話まで飛び出している。これでは後藤田氏の議員活動もどうなることやら。香港の大衆紙でもこの不倫は写真とともに大きく取り上げられ、代償はあまりに大きい。

新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』

kiseki01.jpg
是枝裕和監督の新作『奇跡』。九州新幹線の一番列車が
すれ違う瞬間に奇跡が起きるという噂を聞きつけた兄弟が
願掛けの旅に出る。
(c)2011『奇跡』製作委員会
 桜島が大噴火すればいい。少年たちは冗談ではなく純粋な気持ちで、そう願う。このご時勢に不謹慎極まりない願いだが、少年たちは真剣だ。両親が別居してしまい、小学6年と4年になる息子たちは、鹿児島と福岡で別々に暮らしている。桜島が大噴火を起こせば、両親はケンカどころじゃないと思い直して、また一緒に暮らせるに違いない。兄弟はそれぞれ親に内緒で、九州新幹線のルートに沿って願掛けの旅に出る。『誰も知らない』(2004)、『空気人形』(09)などシニカルな社会派作品で知られる是枝裕和監督の新作『奇跡』は、少年たちが大人になるための通過儀礼として死体を捜しに行く『スタンド・バイ・ミー』(1986)の日本版といった趣きの作品だ。  この春に全線開通したJR九州新幹線のタイアップ企画かよと思われがちな作品で、実際にそうなのだが、『DISTANCE』(01)でオウム真理教問題を取り上げ、『誰も知らない』『空気人形』で生きることの痛さ、『歩いても 歩いても』(08)で心に傷を負いながら生きていく家族の姿を描いてきた是枝監督ゆえに、鉄道マニアの動員を狙っただけのイベント映画にはしていない。将来の見通しがつかない、どんよりとした社会情勢の中で、子どもたちの目線に立つことで、より低く、足元を見据えながら描いている。子どもたちを主人公にした『誰も知らない』ではシビアな結末を用意した是枝監督だが、監督自身が『歩いても 歩いても』の後、子どもが生まれたこともあり、シビアさの中にほんのりと希望が感じられる作品に仕上げてある。
kiseki02.jpg
兄の航一(前田航基)は母(大塚寧々)に
連れられ、鹿児島で暮らす祖父母の世話に
なる。街の真ん前に活火山があることが信じ
られない。
 主人公は2人の兄弟。兄の航一(前田航基)は母親(大塚寧々)と共に鹿児島で暮らす祖父母(橋爪功・樹木希林)の実家で世話になっている。弟の龍之介(前田旺志郎)は福岡で売れないミュージシャンをしている父親(オダギリジョー)と気ままな生活を送っている。兄弟は父と母が新しい恋人を作らないよう監視しながら、「家族がまた一緒に暮らせるように」と密かに連絡を取り合っている。そんなとき、航一は学校で噂を耳にする。もうすぐ開通する九州新幹線の博多発の「つばめ」と鹿児島発の「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間に凄いエネルギーが生じて、奇跡が起きると。そして、その瞬間を目撃した人は願いが叶うと。航一と龍之介はこの噂を信じて、それぞれクラスメイトを伴って鹿児島と福岡を出発。「つばめ」と「さくら」が出会う熊本で合流する約束を交わす。  子どもたちの願いが切実だ。航一の親友・真(永吉星之介)は、家族同然だった飼い犬が死んでしまい、生き返らせたいと願う。死んだ犬をカバンに詰め込んで熊本に向かう。蘇ったら、それこそスティーヴン・キング原作の『ペット・セメタリー』(89)だよ。父親に似て、女の子にモテモテの龍之介はクラスメイトの女子たちを連れてくる。中でもひと際目立つ美少女・恵美(内田伽羅)がいる。恵美の願いは「女優になりたい」というものだが、これは志なかばで妊娠してしまい、女優業を諦めた母親(夏川結衣)の夢を代わりに叶えようというもの。だが母親は恵美の優しい性格では女優として成功しないよと否定的だ。恵美が女優を目指しているのは、詳しくは触れられないが、テレビのCMやドラマに出るようになれば、別れた父親が自分の存在に気づいてくれるかもしれないという想いもあるのだろう。もしかしたら、父親が会いに来て「がんばったな」と誉めてくれるかもしれない。母親に対して「立派に育てたな」と言ってくれるかもしれない。意外にも子どもたちの願いは、自分のことよりも家族のことを心配し、思い遣るものが多い。
kiseki03.jpg
弟の龍之介(前田旺志郎)と父(オダギリ
ジョー)は福岡で、男2人で気ままな生活を
送っている。龍之介は積極的に地元に溶け込む。
 『空気人形』のオダギリジョーがいい年齢して売れないミュージシャン、『歩いても 歩いても』の阿部寛がデリカシーに欠ける小学校の教員、やはり『歩いても 歩いても』の樹木希林がハワイアンに熱心な祖母と、是枝作品オールスターキャストかというくらい豪華なキャストがそろっている。大人たちは完成された人間ではなく、みんな欠点、短所を持っているが、それぞれ自分が選んだ道をマイペースで生きている。子どもたちは敏感で、マイペースで生きている大人の心配はさほどしないが、母親が暗い顔をしていると自分に原因の一端があるのではと気に病んでしまうのだ。  小学生のお笑いコンビとしてすでに活躍中の"まえだまえだ"が、航一・龍之介兄弟を達者に演じているのに加え、劇中で目を惹くのが、龍之介のクラスメイトの美少女・恵美を演じた内田伽羅。本木雅弘、内田也哉子夫妻の長女(1999年生まれ)で、祖母である樹木希林から勧められ、本作のオーディションを受けて女優デビューを果たした。すでに雑誌のグラビアや映像出演は経験していたが、本格的な演技は初となる。熊本に着いたものの、泊まるところがなくて航一・龍之介たちが困っていると、女優志望の恵美が機転を利かせて老夫婦(高橋長英・りりィ)の家に迎え入れられる。園子温監督の『紀子の食卓』(06)、三木聡監督の『転々』(07)をはじめ、映画の中で"疑似家族"は度々重要なモチーフとして描かれるが、本作で子どもたちと老夫婦がひと晩だけの"疑似家族"を演じるこのシーンは格別に美しい。少年少女たちと老夫婦は"子離れ・親離れ"の儀式を疑似体験する。たったひと晩のうちに、少年少女たちはぐんぐん大人へと成長していく。
kiseki04.jpg
龍之介のクラスメイトの恵美(内田伽羅)の
将来の夢は女優になること。夢が叶うかどうか
分かるのは、まだまだ先のことだ。
 クライマックスはいよいよ九州新幹線の「つばめ」と「さくら」が交差する瞬間だ。少年少女たちはあらん限りの大声で自分たちの願いを叫ぶ。彼らの願いは果たして叶うのだろうか? 奇跡は本当に起きるのだろうか? 多分、少年少女たちが思い描いたような具体的な奇跡は、リアリスティックな是枝作品上では起きないだろう。それでもエンディングには、鹿児島の銘菓かるかんのように軽やかな甘い後味が残る。母親たちは帰ってきた我が子がすっかり大人の表情になっていることに驚く。熊本で暮らす老夫婦は久しぶりに懐かしく温かい時間を取り戻すことができた。子どもたちは気づいていないが、奇跡を願いに行った彼ら自身が、小さな幾つもの奇跡を起こしていたのだ。そのことは"誰も知らない"ではなく、観客は知ることになる。漫画家・楳図かずお先生の『わたしは真悟』での言葉だが、「奇跡は誰にでも起きる。だが、そのことに誰も気づかない」と。そういうことらしい。 (文=長野辰次) kiseki05.jpg 『奇跡』 監督・脚本・編集/是枝裕和 音楽・主題歌/くるり 出演/前田航基、前田旺志郎、林凌雅、永吉星之介、内田伽羅、橋本環奈、磯邊蓮登、オダギリジョー、夏川結衣、阿部寛、長澤まさみ、原田芳雄、大塚寧々、樹木希林、橋本功 配給/GAGA 6月4日より九州先行公開中、6月11日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー <http://kiseki.gaga.ne.jp>
ぐっちょきパンダ いい味出してます。 amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』 [第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』 [第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』 [第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』 [第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』 [第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』 [第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』 [第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』 [第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦 [第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』 [第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』 [第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』 [第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』 [第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像" [第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代 [第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! "あの世"はあるか?『ヒア アフター』 [第105回] キレ味、喉ごしが違うアクション! 黒帯美少女の"涙拳"が炸裂『KG』 [第104回] 高齢化するニートはどこに行くのか? "戸塚校長"のその後『平成ジレンマ』 [第103回]堀北真希&高良健吾主演作『白夜行』闇に生きる"影男"の密やかなる喜び [第102回]園子温の劇薬ムービー『冷たい熱帯魚』"救いのない結末"という名の救い [第101回] NHKが放映しない"裏プロジェクトX" AV界のカリスマ監督『YOYOCHU』 [第100回]エロスとタブーを交配した"至高の美女" 禁断のサイエンスホラー『スプライス』 [第99回]2010年に活躍した女優を勝手に表彰! 満島ひかりに"面倒くさい女"大賞を [第98回]大人だって"ドラえもん"にいて欲しい 残念男の逆転劇『エリックを探して』 [第97回]平凡な高校生デイヴは2度変身する!原点回帰のヒーロー『キック・アス』 [第96回]村上春樹の超絶ベストセラーの映画化『ノルウェイの森』はどこにある? [第95回]実在した"奇妙な高額バイト"の顛末 心理サスペンス『エクスペリメント』 [第94回]"アル中"カメラマンの泣き笑い人生『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 [第93回]朝ドラと異なる映画『ゲゲゲの女房』ゴールなき"貧乏耐久"2人3脚走 [第92回]バラエティーでの実績は通用するか? テリー伊藤の初監督作『10億円稼ぐ』 [第91回] 不謹慎なる社会派エンタテイメント『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 [第90回]"世界のナベアツ"大阪府知事に就任! 政治コメディ『さらば愛しの大統領』 [第89回]自分の恋愛もプロデュースする女優、ドリュー・バリモア主演『遠距離恋愛』 [第88回]スタローンが立ち上げた"筋肉共和国"男たちの祭典『エクスペンダブルズ』 [第87回]元"おはガール"安藤聖の再起動ドラマ 就職氷河期を生きる『バカがウラヤマシイ』 [第86回]マイノリティーは"理想郷"を目指す。筒井文学の金字塔『七瀬ふたたび』 [第85回]清純派・佐藤寛子が美しく"変態"! 官能サスペンス『ヌードの夜──』 [第84回]死を意識して、ギラギラ輝く男たち! 三池節、大バクハツ『十三人の刺客』 [第83回] 女を食い物にする男どもは全員処刑! モダン社会の闇を暴く『ミレニアム』 [第82回] "企画AV女優"たちの青春残酷物語 性なる鎮魂劇『名前のない女たち』 [第81回]猫を見れば、人間社会が見えてくる! 世界の人気猫大集合『ネコを探して』 [第80回]原恵一監督の新作は辛口ファンタジー 退屈な"日常生活"を彩る『カラフル』 [第79回]米軍に実在した"超能力部隊"の真実!? ムー民、必見『ヤギと男と男と壁と』 [第78回]戦場から帰還した夫は"芋虫男"だった! ヤクザ監督の反戦映画『キャタピラー』 [第77回] 白ユリの花開くガールズの妖しい世界 H系ホラー『ジェニファーズ・ボディ』 [第76回] 爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ [第75回] "生きる"とは"見苦しい"ということ 藤沢周平の時代活劇『必死剣 鳥刺し』 [第74回]初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』 [第73回] "三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』 [第72回/特別編] 上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張 [第71回] 女子にモテモテになる方法、教えます。軟派少年の実話物語『ソフトボーイ』 [第70回] 下町育ちの"北野少年"が見た現代社会 人間同士の食物連鎖『アウトレイジ』 [第69回] "リアルと虚構の狭間"を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』 [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! [第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! [第25回]白熱! 女同士のゴツゴツエゴバトル 金子修介監督の歌曲劇『プライド』 [第24回]悪意と善意が反転する"仮想空間"細田守監督『サマーウォーズ』 [第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』 [第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』 [第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』 [第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』 [第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』 [第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』 [第17回]地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』 [第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』 [第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』 [第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』 [第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』 [第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』 [第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』 [第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』 [第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』 [第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』 [第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』 [第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』 [第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ [第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々 [第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は...... [第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった [第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

なぜレズビアンには淫乱というイメージが付きまとうのか?

rez0609_05.jpg
※画像は『Lesbian Sex
101 Lovemaking Positions』

Celestial Artsより
【メンズサイゾーより】  ライターという職業柄、家にこもりがちなため知らない人と話すということが私にはほとんどない。普段はそれでも構わないが、たまに全くの他人と世間話をしてみたくなる。そういう時、私はインターネットの雑談相手募集の掲示板をチェックして、男女問わず話が合いそうな相手とスカイプで通話をするのだ。話す内容は、好きな本や音楽のことや下ネタまで多岐にわたる。    そして通話中に、私は話の序盤でレズビアンであることをカミングアウトする。中途半端な知り合いにはできないけれども、ネットの向こうのおそらく一生会わない、二度と会話もしないかもしれない相手なら、気軽に自分のセクシャリティを打ち明けられる。  カミングアウトした時の相手の反応は、今のところ(単純な好奇心によるものであるとしても)肯定的なことが多い。女性が通話相手の場合は、レズビアンだと自覚したきっかけを聞かれたり、恋愛遍歴や彼女とのなれそめなどを尋ねられることが多い。そのうち相手の恋人の話も出てきて、いつの間にか単なる恋愛トークになっていたりする。  ところが男性の場合は違う。急に下ネタトークになり、そしてこう言われるのだ。
続きを読む