あかりん脱退、そして5人が残った!「Z」に改名して国難に立ち上がるももいろクローバー

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 思いもかけないことが起き、昨日までとは世界が変わってしまうことがあるとすれば、規模は違えど、東日本大震災と早見あかりの脱退は、それぞれが価値観と日常を一変させる大事件であるはずだ。  震災以前に「4.10 中野サンプラザ大会 ももクロ春の一大事~眩しさの中に君がいた~」は、1月16日にららぽーと柏の葉にてももいろクローバーからの脱退を発表した早見あかりのFINALライブとしても準備が進んでいた。その時点で第一部と早見あかりに焦点を当てた第二部とでまったく異なる内容になることは決まっていたが、3月11日に東北太平洋沖地震が発生したあとは、第一部にはまた違った意味が生まれたようだ。  リーダーの百田夏菜子は第一部開演前の囲み取材で「地震が起きたあとで私たちに何ができるのかと考えたときに、ライブを全力でやって、ひとりでも多く、たくさんの方を笑顔にすることだと思いました。2,200人すべてのファンの方を笑顔にできたらいいなと思います。それと、やっぱりあかりん(早見あかり)のFINALなので、誰の心にも、いつ振り返っても、すごくいい思い出として残るような、歴史に残るようなライブになればいいなと思います」と答えた。  この4月10日のコンサートにふたつの大きなテーマがふたつあることはメンバーも自覚していた。  舞台は中野サンプラザホール。非常灯など照明を極力落とした「節電コンサート」である。東北太平洋沖地震からギリギリ一カ月が経過していないというタイミングであり、諸事情に配慮した結果だった。  プロレスか格闘技イベントのようなオープニングの「煽りVTR」は明確に震災からの復興を志したもの。ステージの背景に掲げられたクローバーロゴのフラッグには「強いニッポン 未来へススメ!」の文字が掲げられ、ファンの寄せ書きがびっしりと書き込まれていた。  第一部「ももクロ☆オールスターズ2011」は、いつものイントロダクションBGMが流れないイレギュラーな導入。「ももクロ流。」「今、ももクロにできること。」「全力のパフォーマンス。」「ももクロとしての使命。」──次々と放たれるメッセージは、いつもももクロがステージで心がけていることが、この非常時にあたり、被災した日本を励ます意味に転化したことを表している。
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 会場では生写真を販売し、その収益は義捐金に向けられた。チャリティーである。第一部のコンセプトが復興支援にあることははっきりしていた。先日のサッカー日本代表対Jリーグ選抜でスーパーゴールを決め、"カズダンス"を踊った三浦知良にも似たマインド。それがこの日第一部のももクロだった。  サブカルチャー路線の武者修行で厚みを増したももクロのパフォーマンスは、第一部にかぎっては「プロレス」「笑い」「元気」に集約されていた。それでいて歌と踊り、サービス精神はこれまでの集大成。何百回何千回と繰り返してきた練度に、復興という別種のモチベーションが加わり、6人編成ももいろクローバーの総決算にして最高到達点とでも言うべき完成度の高い、力のみなぎるコンサートとなった。 mmkr041103.jpg  マスクを被り、フォーク、一斗缶、チェーン、竹刀、タライ、パイプ椅子といった凶器を携えたプロレスラー姿で登場したメンバーたち。そのままの扮装で暴れまわり、制止に入った(?)同じくマスクを被った私立恵比寿中学の12人を蹴散らすと一曲めの『ピンキージョーンズ』に突入。ようやくマスクを脱いだ二曲めの『キミとセカイ』を歌い終えるとこの日一回めのMCに入った。「きょうは海外から苦情が来るくらい日本を明るくする」という高城れにのひとことも頓智が効いている!?  中盤ではメンバー6人がそれぞれ異なるコンセプトのソロ曲を披露。中でもラストを締めたあーりんこと佐々木彩夏の『だって あーりんなんだもーん☆』はいろいろな意味で問題作だった。昭和のビッグアイドルへのオマージュかと思わせる謎のイントロ、途中で脱ぎだしていきなり空気がピンク色になってしまうセクシーさ、自己紹介MCの入れ込みなど、アヴァンギャルドな構造で客席を仰け反らせていた。  さらにつづけて、限定ユニットの「マス寿司三人前」(有安杏果&玉井詩織&高城れに)によるフィンガー5のカバー、同じく限定ユニットでふたりが延々と喧嘩を続ける「デコまゆ」(百田夏菜子&早見あかり)の熱演があった。さらに12人編成によるフォーメーションプレーが光る妹分の恵比中までもが登場し、会場を盛り上げる。  その後、インターミッションとしておこなわれたプロレス番組ふうの控え室中継では、レスラーさながら、アナウンサーに不機嫌な対応。試合前の緊張感を模した演技で笑いをとった。  最後のアンコール三曲は、期せずしてメッセージソングとなった『未来へススメ!』『走れ!』『ツヨクツヨク』。もとより応援歌的な性質のナンバーだったが、震災後というシチュエーションでは、立ち直ろうとする日本への応援歌として特別に響く。 mmkr041104.jpg  そしてももクロのメンバーは、彼女らをダンサーなど様々な役割でサポートした恵比中メンバーとともに挨拶をし、第一部は終わった。  つづく第二部「早見あかりFINAL そして...」は、もちろんこの日限りでももクロを脱退する早見あかりをメインに据えたコンサートとなった。  日の出の勢いにあるアイドルグループからサブリーダーが抜けるという事態も、そうそうあることではない。当の早見あかりは開演前の囲み取材で現在の気持ちを訊かれ、こう答えていた。 「正直、きょうで自分がFINALだということに実感がないのがほんとうのところなんですけど、でも、時間は停まってくれない。ももクロとして私がステージに上がれるのはきょうが最後。すごいがんばります! と言いたいんですけど、がんばります! と力み過ぎると自分にプレッシャーをかけてしまうので、最後なんだから全力で楽しむしかないなと思って。メンバーとも昨日メールで全力で楽しもうねと約束したので、とにかく楽しんでライブをやりたいと思います」 mmkr041105.jpg  ソロ、変則ユニット、恵比中のナンバーが多かった第一部に比べると、第二部は、セットリストそのものは非常にオーソドックス。数曲ごとにMCを入れ、つなぎVを挟んで衣装をチェンジし、次々に代表曲をこなしていく。『ミライボウル』から三曲で着用した学ランふうの衣装は早見あかりがデザインしたものだった。昨年暮れの日本青年館公演で衣装を自分たちで考えていいと言われ、アイデアを出した思い出の品。体が大きい早見あかりにとっては、フリフリの衣装よりもよく似合うと評判だった。  プロレスLOVEのポーズを引用した『Chai Maxx』では、なんと間奏部分で本物の武藤敬司が登場! 第一部で同曲を演じた際には、武藤敬司のものまねで有名な神奈月のみがゲスト出演していただけに、この第二部で神奈月+本物の武藤敬司とパワーアップしたことは、まさに予想外。ファンは度肝を抜かれていた。  14曲めの『オレンジノート』を歌い終えると、FINALセレモニーの時間がやってきた。第二部の始まりに円陣を組んだときから泣いていたももクロが、再び涙ながらにマイクを握る。5人のメンバーが早見あかりへの思いを語り、早見あかりが5人のメンバーへの思いを語るうち、メンバー全員の人となりが浮かび上がっていく。それはドキュメンタリーのようだった。 mmkr041106.jpg  1月16日に柏の葉で脱退を発表したその帰路、百田夏菜子と早見あかりは、それまでにないというくらいに本音をぶつけ合った。百田夏菜子ははっきりとした言及を避けていたが、開口一番、ふざけるなという意味の強い言葉を浴びせられた、そんな車中の会話があったことを、早見あかりは振り返る。しかしそれほどまでに緊迫したやりとりがあっても、早見あかりが「もし私がももクロを辞めても親友でいてくれるよね」と言うと、百田夏菜子は笑顔で「当たり前じゃん」と答えたのだという。  お互いを思い遣るエピソードが5通りあることを確かめると第二部はつつがなく進み、「自分で決めたことなのに、ももクロを去りたくない自分もいます」という早見あかりにも終わりの時が来る。  去り際に、早見あかりはファンに向かって静かにするよう求めると、広いホールにもかかわらず、マイクなしで肉声を張り上げた。 「みなさーん! いままでほんとうに!! ありがとうございましたー!!!」  それが最後だった。  そしてメンバー全員がステージを退いたあと、水木一郎らしき声が「ゼェエーット!」と絶叫。場内のオーディエンスがいっせいにどよめいた。そのZの意味とは──。  この日を最後に早見あかりはももいろクローバーを脱退し、女優への路を歩き出す。残った5人はメンバーを補充せず「ももいろクローバーZ」と改名して活動を続行することを決めた。紅白歌合戦に出場したももクロZを、大女優となった早見あかりが審査する。それが彼女たちの未来予想図だ。  ももクロZのプレスリリースにはこんなキャッチコピーがある。 「救え週末! 守れ笑顔!! 行け、超えろ、試練!!! ももいろクローバーZ!!!!」  そしてそのヘッドコピーにつづくボディコピー、最後の一行は次のようになっていた。 「ももいろクローバーZは歌とダンスを武器に日本中を笑顔にするため全力で戦うのだ!!」  早見あかりの脱退というグループの危機と東日本大震災という国土の危機を乗り越えるべく生まれ変わったももいろクローバーZ。週末ヒロインにして救国ヒロインが誕生した。 (取材・文=後藤勝) ※第二部で『行くぜっ!怪盗少女』の一部を援用し、早見あかりにその存在を一切知らせぬまま贈られたサプライズ曲『あかりんへ贈る歌』が完全予約限定販売決定。4月24日(日)23時59分受付終了。詳細はKing Records e-shopまで。なお収益の一部は東日本大震災の被災地、被災者への義捐金として寄付される。 <セットリスト> 第一部 01. ピンキージョーンズ 02. キミとセカイ 03. Believe 04. ミライボウル 05. 全力少女 06. ありがとうのプレゼント【有安杏果】 07. ...愛ですか?【玉井詩織】 08. 恋は暴れ鬼太鼓【高城れに】 09. 太陽とえくぼ【百田夏菜子】 10. fall into me【早見あかり】 11. だって あーりんなんだもーん☆【佐々木彩夏】 12. 恋のダイヤル6700【マス寿司三人前(有安杏果&玉井詩織&高城れに)】 13. デコまゆ 炎の最終決戦【デコまゆ(百田夏菜子&早見あかり)】 <ebiture> 14. チャイム!【私立恵比寿中学】 15. ザ・ティッシュ~とまらない青春~【私立恵比寿中学】 16. Chai Maxx 17. 行くぜっ!怪盗少女 18. オレンジノート ~ENCORE~ 19. 未来へススメ! 20. 走れ! 21. ツヨクツヨク 第二部 00. ももいろクローバー参上!! 01. ももいろパンチ 02. 全力少女 03. ココ☆ナツ 04. words of the mind 〜brandnew journey〜 05. きみゆき 06. ピンキージョーンズ 07. ミライボウル 08. Believe 09. 気分はSuper Girl 10. 走れ! 11. キミとセカイ 12. Chai Maxx 13. 未来へススメ! 14. オレンジノート 15. あかりんへ贈る歌 16. 行くぜっ!怪盗少女 ~ENCORE~ 17. ツヨクツヨク 18. あの空へ向かって
未来へススメ! 進もう。 amazon_associate_logo.jpg
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淫靡で華麗な折檻凌辱の世界 緊縛写真家の鮮烈な"美"を体感せよ!!

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写真:杉浦則夫/モデル:川上ゆう
『愛奴映像クラブ・川上ゆう』三和出版より
【メンズサイゾーより】  2011年1月1日、「メンズサイゾー」新年1発目の記事で紹介し、各方面から絶賛された一冊の写真集がある。それが『女の子114人の肛門写真集』だ。男性のマニアックな欲望をストレートに打ち出した本を作ることに定評がある三和出版から発売されたこの本は、 もともとアヌスに興味のある人たちというよりは、これまで自分の性癖に気付かなかった人を目覚めさせるきっかけとなった節がある。もちろん、その中には「こんな(変わった)本があるなんて!」といった、単純に興味本位の人もいたはずだが、実際に購入に結び付いたこともまた事実だった。"知る"ことで目覚める自分の中の欲望。さまざまな「性に関する制約」がある日本だからこそ、世界的にも独自の文化体系を築いてきた深淵なる性の世界は、まだまだ探求すべき個所を残しているのだ。  今回、紹介する『愛奴映像クラブ・川上ゆう』は、これまた独自の"美"を追求する「折檻・凌辱・緊縛」の世界の一端を"知る"ことができる一冊......
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「アイドル評論家アイドル」鎌田紘子が"リアル系アイドル"愛を語り尽くす!!

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 AKB48が"会いにいけるアイドル"を標榜し、見事に大ブレークを果たした今、アイドル業界において、ライブやイベントなどの"現場"の重要性は非常に高まっている。そんな現在のアイドル文化を象徴する書籍『リアル系アイドル図鑑』(リイド社)が、このたび発売されることとなった。  この本は、ファンとの距離が非常に近く、ライブや握手会といったイベントでリアルに会える現在活躍中のアイドルたちを取り上げ、図鑑という形式で全30組をポップにパッケージングした完全撮り下ろし写真集。  その発売を記念し、同書でもマルチプレーヤーとして紹介されている「アイドル評論家アイドル」(通称「ドルドル」)の鎌田紘子ちゃんに、そんなリアル系アイドルの魅力を語ってもらったぞ! ――本の出来上がりをご覧になるのは初めてなんですよね? 鎌田紘子(以下、鎌田) はい。この本はカオスですね(笑)。私も名前を知らない子が結構いたりして、すごく勉強になります。(アイドル図鑑をパラパラとめくる)......うわー、くるみちゃん、めっちゃかわいくないですか? ――くるみちゃん? 鎌田 6月1日に待望のファーストアルバム『whitism』(メディアファクトリー)が発売される、アフィリア・サーガ・イースト(以下、アフィリア)のくるみちゃんですよ! アフィリアはカフェ&レストランを運営する「アフィリア・グループ」の店員さんから選抜されたユニットで、ライブイベントをやりながらも、池袋や上野、六本木にある同店の店舗では、直接メンバーに接客をしてもらえるんです。 idolzukan_04.jpg ――な、なるほどー。ちなみに、アフィリアで鎌田さんの推しメン(好きなメンバー)は? 鎌田 カレン推しですね。病んでいる感じがいいです(笑)。最近の会えるアイドルって、「泣ける」っていうのがキーワードになっていると思うんです。Twitterやブログでもすべてをさらけ出している子が多くて、例えばその子がライブをやるとして、ライブに至るまでのその子の気持ちや歴史を理解した上でステージを見て、その子とファンとが一体感を得る......っていうのがひとつのカタルシスになっているんじゃないかなと。 ――ふ、深いですねー。でも一方で、もっとメジャーなアイドルを応援している普通のアイドルファンの中には、「アイドルと自分との間に絶対的な距離があるからこそ、アイドルは尊いんだ」というような考え方をする人もいますよね。 鎌田 私も、一番好きなアイドルである平野綾様は、神様的な存在ですから一生会いたくないですね。ただ、身近さがウリのリアル系アイドルというのは、言いづらいけど、そのアイドルとの疑似恋愛的な要素を楽しむっていう方が強いんだと思います。握手をして仲良くなった子が、ライブでは目の前で歌ったり踊ったりしているというアットホームな雰囲気が楽しいんですよ。そういう意味では、旧来型のアイドルの愛し方とは別モノなのかもしれませんね。
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オフショット/アフィリア
――なるほど。鎌田さんが特に雰囲気がいいなと思った現場はありますか? 鎌田 「アキバの女王」こと、ひめめ(桜川ひめこ)ですね。彼女は活動歴も長いので、ファンとの絆が強いんですよ。以前ライブで、ステージ上のひめめと手が触れた女の子が、感激のあまり泣き崩れていたのを見ました。彼女はブログなどでも徹底して「萌えキャラ」を崩さない、リアル系アイドルの中のカリスマだと思います。
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鎌田紘子
――リアル系アイドルには、グループではなくソロのアイドルも多いんですね。 鎌田 そうですね。まいにゃ(小桃音まい)も、すごく人気がありますよ。彼女の魅力はステージング。年間300回を超えるライブをこなしているので、自分の魅せ方がすごくうまい。彼女の現場では、まいにゃが右へ動くとファンも右へ、左へ動くと左へと移動する「民族大移動」というヲタ芸があるんですけど、客席とのそんな一体感が素晴らしいです。ただ、私が最初に彼女のライブを見た時、民族大移動を知らなくて押しつぶされそうになりましたけど(笑)。 ――鎌田さんは、アイドルの現場では、普段どんな感じでライブを見てるんですか? 鎌田 実は私、かなりの「DD」(アイドルなら「誰でも大好き」なファンを指すヲタク用語)なので、節操なく名前とか叫んじゃったりするんです。正直言って、現場ではうるさいからって周りのファンからは嫌われるタイプかも(笑)。
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桜川ひめこ
――そんな熱心なヲタ活動の甲斐あってか、このたび、アイドルユニットをプロデュースするそうですね。 鎌田 はい! 4月2日に、ロマンスターズという4人組ユニットを結成しました。なぜか、私もそのアイドルユニットの一員なんですけど(笑)。「星」がコンセプトのユニットで、メンバーごとに担当の色があって、ライブでお客さんと一緒になってひとつの星座を作るのが目標です!
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小桃音まい
 残念ながら、今回の『リアル系アイドル図鑑』にはソロアイドルとして参加、ロマンスターズとしての参加は間に合わなかった鎌田紘子ちゃんだが、"今後の"『リアル系アイドル図鑑』では、ユニットのライブが見られるかもしれない......。  というのも、この『リアル系アイドル図鑑』、掲載された全アイドルたちによるライブイベントがあったり、書籍に封入されたハガキを投票し、人気が上位になったアイドルをテレビ出演させることができたりと、メディアミックスな展開が用意されているのだ。つまり『リアル系アイドル図鑑』そのものが、ひとつのアイドルの現場として構築された、アイドルファン必見の新メディアなのである。リアル系アイドルファンよ、このビッグウェーブに乗り遅れるべからず! (構成=エリンギ) ●かまた・ひろこ 1989年9月18日、東京都生まれ。身長162cm、B80・W58・H80。04年から「ピチレモン」(学習研究社)のモデルとして活動開始。08~10年に『ランク王国』(TBS系)で8代目MCを担当。現在は、アイドル研究家の北川昌弘氏を師と仰ぎ、「アイドル評論家アイドル」としても活動。「黄金のGT」(晋遊舎)にてコラム「アイドル戦略会議」を、フリーペーパー「オタポケ」(アキバジャーナル)にて取材コラム「鎌田紘子の勝手にプロデュース大作戦」を好評連載中。公式ブログ「鎌田紘子オフィシャルブログ ひろぴょん王国」<http://ameblo.jp/hiroko-kamata/
リアル系アイドル図鑑 4月11日に発売される、秋葉原を中心に活動する今リアルに会えるアイドルたちによる完全撮りおろし図鑑型写真集。4月16日(土)には、東京・秋葉原の書泉ブックタワーにてインストアイベントを開催。5月下旬にはコンピレーションアルバムを発売、6月には出演アイドルが集う大イベントの開催も予定されている。詳細は公式ホームページへ< http://idolzukan.jp/ > 発売/リイド社 価格/1600円(税込) amazon_associate_logo.jpg
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妻夫木&松ケン主演『マイ・バック・ページ』の劇場鑑賞券を5人にプレゼント

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 NHK大河ドラマ『天地人』で国民的俳優となり、『悪人』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を手にした妻夫木聡。『GANTS』『ノルウェイの森』と、立て続けにヒット作を飛ばす松山ケンイチ。今や日本を代表する実力派イケメン俳優が、満を持して初共演! 激動の時代に翻弄された若者たちの青春を描く、映画『マイ・バック・ページ』が5月28日に公開されます。

紺野あさ美だけじゃない! 2011年入社の新人女子アナは美女ぞろい!!

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※画像は『アロハロ!紺野あさ美写真集』
キッズネットより
【メンズサイゾーより】  新年度を迎えた4月1日、テレビ各局で入社式が行われた。今年度入社の新人アナも顔を見せたが、今年の新人女子アナは、テレビ東京にアナウンサーとして入社した元モーニング娘。の紺野あさ美(23)をはじめ、ミスキャンパスの受賞者や女子大生キャスター経験者など粒ぞろいの美女ばかりだ。  まずは、アイドルアナ王国として復権の兆しを見せているフジテレビ。青山学院大卒の三田友梨佳(22)、早稲田大卒で2009年の「早稲田コレクション」でグランプリを獲得した竹内友佳(22)、慶應大卒で09年の「ミス慶應」に選ばれた秦綾佳(22)の3人が入社。ミスコン出身者を2人そろえ、ビジュアル的にも磐石といったところだが、前評判が最も高いのは意外にも三田。
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「原点は日本のコミック」東南アジアを席巻する都会派クリエーター

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「B_Lee1」 (c)Stephen Lau
 『AKIRA』『ドラゴンボール』『ドラえもん』......子どもの頃、僕らの心をアツくさせた漫画やアニメが、海の向こうに住むアジアの子どもたちの心にも火をつけていた。今や日本人だけのものではなくなった、ジャパニーズ・ポップカルチャー。その影響を受けて育った、アジアの才能豊かなクリエーターたちを紹介します。 第15回 マルチ・クリエーター Stephen Lau(ステファン・ラウ)  ステファン・ラウ(Stephen Lau)は、マレーシア生まれ。現在、クアラルンプールをベースに活動するマルチ・クリエーターだ。自らをビジュアル・グラフィック・デザイナーと称し、アーティスト・デザイナー・イラストレーターとして、インターナショナルなクライアントのコマーシャル作品を制作する傍ら、自身のファッションブランド Jam Divisionや、デザインスタジオMinor Playerのオーナー&クリエーティブ・ディレクターも務める。マレーシアでは彼の作品だけでなく、そのマルチな活動スタイルにあこがれるフォロワーが続出している。
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『DRAGON BALL 1 』
(集英社)
 ステファンの作風は多彩で、「一人の作家の作品なのか」と驚かされることが度々だ。彼の創作のインスピレーションは、どのように形成されてきたのだろう。 「子どものころは、日本のアニメとディズニーのアニメに夢中でした。だけど、より強い影響を受けたのは、日本のカルチャーです。宮崎駿(『となりのトトロ』『天空の城ラピュタ』『風の谷のナウシカ』......)、『ドラゴンボール』『ドラえもん』『鉄腕アトム』『仮面ライダー』『ウルトラマン』『鉄人28号』『ストリートファイター』『スーパーマリオブラザーズ』、大友克洋、手塚治虫、『マジンガーZ』に『ガイキング』......好きな作家や作品が、とにかくたくさんありすぎて言い切れません!」 「子どものころに見た、あるいはもっと古くからある日本のコミックやアニメのキャラクターは、すべて僕の作品の中に生きています。想像力・ストーリー・絵のテクニックとか、色使い、ロボットやおしゃれなキャラのデザインなど......。特に、かわいい女の子やかっこいい男の子をどう描くかを、日本のキャラクターから学びました」
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「John_Lennon_War」(c)Stephen Lau
 マレーシアは、マレー系・中華系・インド系の民族が共存する多文化国家。そうした背景を、ステファン自身はどうとらえているのだろうか。 「マレーシアで生まれ育ちましたが、ローカルの文化にインスパイアされたとはあまり感じていません。ただ、何年か前に、中国のカルチャーにすごく感化されたことがあります。筆を使った創画の技術とか、中国的なモチーフとか」  最近の彼の作風からは、また別な印象を受ける。 「今、マイブームが、"西洋的ミニマリズム"なので。だけど、ちょっと暗い感じとか、エモーショナルな感じは、やっぱり自分の変わらない要素として時々顔を出します。僕には決まったスタイルがないんです。常に変化を求めて、その時の気持ちに一番合ったスタイルで表現したいと思っているから。だけど、"僕らしさ"を出すために、譲れないことがある。それは音楽やファッションの要素、それと、自分が好きな彩色の技術です」  年末に向けて、クアラルンプールにおける初の個展の計画が進行中だという。 「これまでの作品の集大成になると思います。地元の人たちが、自分の仕事をどのぐらい支援して、受け入れてくれているか、それを見てみたいという気持ちがすごく強い。それ以外にも、いくつかのコラボレーションプロジェクトが同時に動いていますが、本音では、数カ月後にリニューアルオープンするJam Divisionのコレクションに集中したいなと......」  自分を「複数の文化のバランスを取ることに長けているとは思わないし、そこに踏み出すには、もう少し時間が必要」というステファンだが、その実、見事にマルチな活動の舵取りを行っているようだ。 (取材・文=中西多香[ASHU]) ■画像ギャラリー(画像をクリックすると拡大します/(c)Stephen Lau)
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  StephenLau.portrait.jpg ●ステファン・ラウ ビジュアル・グラフィック・デザイナー、イラストレーター。マレーシア生まれ。10年前に出身高校から壁画を依頼されたことがきっかけで、アーティストとして目覚める。現在はクアラルンプールを拠点に活動。カシオ、ナイキ、タイガービール、UNIQLO、GAP、コンバース、コカコーラ、MTVなど、国際的クライアントのコマーシャル作品も多く手掛けてきた。ファッションブランドJam Division、デザインスタジオMinor Playerを主宰・運営。 <http://www.stephenlau.co> <http://www.facebook.com/stephenLCO> <http://www.facebook.com/thejamdivision> (ウェブサイトは、鋭意制作中とのこと) ●なかにし・たか アジアのデザイナー、アーティストの日本におけるマネジメント、プロデュースを行なう「ASHU」代表。日本のクリエーターをアジア各国に紹介するプロジェクトにも従事している。著書に『香港特別藝術区』(技術評論社)がある。<http://www.ashu-nk.com > オンラインTシャツオンデマンド「Tee Party」<http://teeparty.jp/ashu/>
DRAGON BALL 1 今こそ悟空の力が必要だよ。 amazon_associate_logo.jpg
■バックナンバー 【vol.14】エロ×宗教×故事が混在!? 中国版・寺山修司が造り出すカオスな世界 【vol.13】昼間はOL、夜は寡黙なアーティスト ソン・ニが描く秘密の快楽の世界 【vol.12】まるで初期アニメ ローテクを駆使する南国のアート・ユニット「トロマラマ」 【vol.11】「造形師・竹谷隆之に憧れて......」 1000の触手を持つ、マレーシアのモンスター 【vol.10】"中国のガロ系"!? 80年代以降を代表するコミック・リーダー ヤン・コン 【vol.9】大のラーメンおたく!? シンガポールデザイン界を率いる兄貴、クリス・リー 【vol.8】メイド・イン・ジャパンに憧れて...... 香港の文学系コミック作家・智海 【vol.7】「血眼になってマンガを追いかけた」海賊版文化が育んだ中国の新しい才能 【vol.6】裸人間がわらわら 香港ピクセル・アートティストが放つ"アナログデジタル"な世界 【vol.5】ダメでも笑い飛ばせ! 香港の国民性を体現したグラフィック・ノベリスト 【vol.4】「教科書はガンダムの落書きだらけだった」 香港・原色の魔術師の意外な原点 【vol.3】「懐かしいのに、新しい」 読むほどにクセになる"タイ初の日本漫画家"タムくん 【vol.2】 マイブームはBL!? 香港の腐女子が描きとめる、消えゆく都市の記憶 【vol.1】「 :phunk版ガッチャマンが作りたい」 シンガポール発のデザイン集団が描く夢

妹を"オンナ"にすべく姉の指導は「干渉」? 「幸せ」比べ?

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『試着室』(吉沢華、幻冬舎)

 中学生のころに仲が良かった三姉妹の末っ子は、兄と二人兄妹の私には想像ができない独特なセオリーを持ってた。姉の言うことはゼッタイ。末っ子の選んだ服はもちろん、彼氏までも、姉ふたりが厳しくチェックして判断を下す「姉ゲート」を通さなければならないのだ。そんな彼女を「虐げられてるんじゃない?」なんて傍観していたのだけれど、本人にとってはそれが日常。虐げられてるなんて微塵も感じず、姉二人の言うことは絶対だと信じてた。逆に「姉」は、妹に対して「それっておせっかいじゃない?」ってくらい、妹が選ぶ物事を心配したりジャッジしたりする。姉は、母親以上に愛情を込めて妹を育てる。独特で不思議な主従関係が、姉妹間では当然のように成立している。ハタから見れば仲良し姉妹のほほ笑ましい光景だけれど、そこには、異性間の恋愛の延長上にある「男が女を育てる」純粋な楽しさとは異なり、自分と相手との「幸せ」の比較という問題が絡んでいる。