
『海の見えるホテル』(重松清、小
学館)
誰しも、初恋って、訊ねられればすぐに思い出せる、大事な恋のひとつ。初めて自分のモノにしたくなった男って、オトナになった今でもけっこう引きずっていて、今のオトコ選び基準になっている気がする。だからこそ、今でもふと思い出すことがある。気になって、ネットで名前を検索してみたり。
胸がきゅっと締め付けられるような、柔らかくも甘酸っぱい思い出。そんな愛らしい思い出をくれた相手だからこそ、できれば幸せに暮らしていてもらいたい、なんて身勝手な願望を抱いてしまうはず。けれど、もし初恋の相手が不幸になってしまっていたら?



