大地震 ~人として
今までに未経験というか、日本で見たことのない光景が日々TVから流れてきます。被災地の方々をはじめ、日本中の皆さんが混乱し不安と悲しみでいっぱいのことでしょう。直接力になれない方々はなんとか頑張って、我が日本国が立ち直ることを祈るばかり。。。と思いきや、そうじゃない人も沢山いるみたいですね……。「営業所がある被災地に、救援でしばらく帰って来れないお父さんを見送った後・・・

『ザ・ファイター』(C)2010 RELATIVITY MEDIA. ALL RIGHTS RESERVED.
東日本大震災の甚大な被害とその影響で、日本中が悲しみと不安に覆われている今日この頃。心の支えになるような何かを映画に求めるとしたら、困難に立ち向かう不屈の闘志だろうか、それとも気持ちやすらぐ癒やしだろうか。
3月26日公開の『ザ・ファイター』は、実在の名ボクサーとその兄を題材にした感動の人間ドラマ。マサチューセッツ州ローウェルに住む元ボクサーのディッキーは、かつてはスター選手とも戦う町の英雄だったが、麻薬に溺れ自堕落な日々を送っている。そんな兄にボクシングを教わったミッキーは、兄がトレーナー、過保護な母親がマネジャーという体制で試合に臨むが、対戦相手に恵まれず一向に勝てない。だが、恋人との出会いと兄の逮捕が転機となり、順調に勝利を重ね、ついには世界タイトルマッチへの挑戦が決まる。そしてちょうどその頃、兄が刑務所から出所する......。
努力家で真面目な弟と、天才肌でお調子者の兄という好対照のふたりを、プロ並みのトレーニングを3年続けて撮影に臨んだマーク・ウォールバーグと、役作りで13キロ減量し髪を抜き歯並びまで変えたクリスチャン・ベールがそれぞれ熱演。ベールと母親役のメリッサ・レオが先月の米アカデミー賞で助演男優賞、助演女優賞をそろって受賞したことも話題となった。
メガホンを取ったのは、『スリー・キングス』のデビッド・O・ラッセル監督。試合のシーンでは、対戦相手に本物のプロボクサーを、撮影にテレビ中継スタッフを起用するこだわりぶり。テレビ画面風の処理を施したショットの挿入も相まって、リング上で実際に行われているファイトを生中継で観戦しているかのような迫力だ。家族と恋人に支えられ、長く苦しい時に耐え、勝利を信じて戦い抜く主人公の姿は、観客の心を振るわせ、明日への活力をもたらしてくれることだろう。
アツイ映画もいいけれど、心を和ませてくれるような作品が見たいという向きには、現在公開中の『ファンタスティック Mr. Fox』がおすすめだ。『チョコレート工場の秘密』で知られるロアルド・ダールの原作小説を、『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』『ライフ・アクアティック』のウェス・アンダーソン監督がストップモーション・アニメで映画化した。
野生のキツネMr.Foxは盗みのプロで、農家からニワトリやアヒルを失敬していたが、妻のMrs.Foxの妊娠と、罠にかかり絶体絶命のピンチに陥ったのを機に足を洗う。数年後、妻と息子の3人で穴ぐら生活を送りながら新聞記者として働くMr.Foxは、見晴らしのいい丘に立つ大木の家への引っ越しを決意。しかし丘の向こうには、意地悪な金持ちの農場主3人が住んでいた。泥棒稼業に復活し、人間たちの農場から獲物を盗むことを繰り返すMr.Foxら動物たちと、激怒してキツネを捕獲しようとする人間との穴ほり合戦が始まる。
これまで実写映画でもアンダーソン監督が一貫して表現してきた箱庭的な世界観と、愛らしい動物のパペットを1コマずつ動かして撮影したストップモーション・アニメの相性は抜群。作り手の愛情が伝わってくるパペットの造形と動きは、眺めているだけで自然と笑みがこぼれてしまう。動物対人間の冒険活劇も心躍るが、夫婦愛、親子愛もしっかり描かれており、大人から子どもまで幅広い世代が楽しめる作品だ。
(文=eiga.com編集スタッフ・高森郁哉)
菅直人政権による目玉政策のひとつが、「平成の開国」である。これを実現するためにTPP(環太平洋経済連携協定)への参加を掲げている同政権だが、決定リミットである6月はもうすぐそこに迫っている。こうした中、大手マスメディアは、参加しない場合、「鎖国状態に戻る」「世界経済に取り残されてしまう」と警鐘を鳴らしているが、京都大学大学院助教の中野剛志氏は、これらの指摘は「冗談としか思えないほど、デタラメだ」と一蹴する。中野氏の言は、一体何を意味しているのだろうか? 数字のトリックに見るTPPの危険性について考えてみたい──。 今月のゲスト 中野剛志[京都大学大学院助教]
神保 今回は、菅直人政権が年頭に掲げた3本柱のひとつ「平成の開国」──その具体的な政策として浮き上がってきたTPP問題を取り上げます。自由貿易や保護貿易について、まず僕たちは、やや先入観で考えてしまっている面があるのではないでしょうか? 宮台 僕は2010年からTPPについて「やむなし」という立場を取ってきました。しかし、データを読み解いていくうちに、考え方を変えなければいけないと思うようになりました。 ひとつのきっかけは、韓国のデータです。確かに韓国は、ダイナミックラム、液晶パネル、携帯電話、リチウムイオン電池でも世界でトップクラスのシェアを獲得しています。こうした韓国企業の躍進は、97年の通貨危機以降、積極的なFTA(自由貿易協定)戦略が行われた結果だとされています。「日本の11カ国と比較して韓国は20カ国と倍規模でFTAを結んでおり、だから日本もFTA戦略を取らないと国際的な市場で韓国に負ける」という経団連的な論調に僕も加担してしまったんです。ところがデータをよく見ると、そういう加担がまずいことがわかってきます。日本は外需依存度が17%ですが、韓国は5割を超え、外需依存度がまったく違います。また韓国のGDPのうち2割弱はサムスン関連で一極集中が起こっています。さらに韓国はFTAに引きずられて唐辛子とニンニク以外の農産物関税を撤廃しましたが、結果、中山間地域にほとんど人が住まなくなってしまった。そもそもTPPにはEUも中国も加盟していない。韓国と機能的に等価なFTA戦略の代わりになりません。TPP参加国の中で、日本にとって重要な貿易相手国はアメリカだけ。こうした材料を並べてみると、TPP加盟のエクスキューズとして使われている「韓国」の持つ意味は変わってくるのではないでしょうか。そのほかにも、10月下旬に北海道新聞を除く全新聞が揃ってTPP賛成の社説を書くなど、官邸や経産省のブリーフィングをリピートしている気配があり、変だと思ううちに、あることを思い出したんです。第二次竹下内閣に起こった、日米構造協議につながる流れのことです。日米構造協議の愚昧を訴えてきた僕が、TPPやむなしというのはあり得ない。TPPに対する立場を一貫することより、日米構造協議的なものに対する立場を一貫することを優先せざるを得ません。 各社の社説が揃う背後にはスポンサーシップを握る経済団体があり、他方に経済団体の所属企業の社員を主要メンバーとする労働組合の支持母体を持つ民主党政権がある。とすると、2009年夏にアメリカが突然TPP参加を表明した意味も浮かび上がってきます。アメリカはたぶん「いけるぞ」と思ったんです。 神保 ゲストは『経済はナショナリズムで動く』(PHP研究所)の著者で、経済産業省から現在京都大学大学院に出向中の中野剛志さんです。今回は中野さんが積極的に発信されている「自由貿易のワナ」について議論したいと考えています。 TPPの正式名称は「Trans-Pacific Partnership」。日本では「環太平洋戦略的経済連携協定」と訳されています。現状では、チリ、ブルネイ、ペルー、ニュージーランドの小さな4カ国だけの自由貿易協定ですが、アメリカが加盟の意思を表明したことによって、日本でも交渉に加わるかが議論されるようになりました。菅政権は「平成の開国」の目玉政策として、これを挙げています。この協定に加盟すると、工業品、農業品、金融サービスなどすべての品目の関税を、原則としてすべて撤廃することになる。また、労働など人の移動についても協議するとのことで、「カネと物と人の移動を自由にする自由貿易協定を多国間で結ぶもの」と説明されています。 日本のライバルである韓国はTPPとは別に、アメリカやEUと個別に自由貿易協定を進めている。それらの国と協定を結んでいない日本は韓国の後塵を拝することになり、これは貿易立国としては由々しき事態だと、マスメディアではこんなふうに説明されていますが、TPP推進論のどこがおかしいのか、説明をお願いします。 中野 10年末以降、各新聞社はTPPのメリットを訴え、また「参加しなければ鎖国状態になる」「世界の孤児になる」と極めて激しい言い方をしていますが、冗談を言っているのかと思うくらいデタラメな話ばかりです。 一例を挙げれば、「TPPに参加することで、日本にアジアの成長を取り込むことができる」という意見。TPPに韓国は入らないし、もちろん中国も入らない。T PPの本質は、参加国のGDP規模を見れば一目瞭然です。アメリカが参加国全体のGDPの69.7%、日本が21.8%──つまり、TPP参加国のGDPの91%を日米が占めており、他国は誤差程度の数字。日本にとって輸出先はアメリカしかなく、アメリカにとっても輸出先は日本しかない。アジアなど、まったく関係ないんです。 神保 要するにTPPは、実質日米二国間のFTAと変わらないということですね。ただ、韓国もアメリカとFTAを結んでいるのだから、日本にとっては日米間のFTAでも意味があるじゃないか......という見方もあるでしょう。
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【サイゾーウーマンより】 女優・森光子のドクターストップから1年が過ぎた。上演2,000回を達成した舞台『放浪記』の続投宣言が2009年で、その後2010年2月に主治医の勧めもあり、森は体調不良を理由に静養期間に入っていた。 当時『放浪記』の続投は予定されておらず、森の発言は完全なスタンドプレーだったと一部週刊誌で報じられた。製作の東宝演劇は森に対して引退を望んでいたが、森自身が会見で突然 "生涯現役宣言"を行ったため、関係者一同は仰天していたという内容だった。「採算も取れないし、なによりもう歳だし無理でしょう」という雰囲気のまま引退に持っていかれることが、本人としては許せなかったのだろうか。森光子「人生革命」/ジャニーズ・
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SUMMER SONIC2011公式HPより
海外アーティストの「日本公演」回避の動きが強まっている。ジャネット・ジャクソン、ケシャがそれぞれの来日公演を延期したほか、ニーヨの一部公演も中止。今後も、R&B/ヒップホップ系のイベント「スプリングルーヴ」をはじめ、4月半ばまでの公演の大半がキャンセルされる事態となっている。
「開催中止・延期に際しては、被災地への配慮という理由が掲げられています。しかし一番の理由は、海外アーティストの間で、放射能汚染に対する恐怖心が広がっていることでしょう。菜食主義者でもあるジャネットやケシャは環境保護活動に熱心で、放射能に対する恐れは人一番強いですからね。4月のイベント中止も、電気供給の問題もさることながら、出演予定者からのキャンセル続出が一番の理由だと伝わっています」(レコード会社関係者)
こうした背景には、福島第一原発事故の詳細が海外メディアで大々的に報道されていることもある。その結果、8月に予定されている「サマーソニック」の開催を危ぶむ声も。
「主催のクリエイティブマンプロダクションは『スプリングル―ヴ』『パンクスプリング』の中止で打撃を受けている上に、海外アーティストの日本回避の動きが止まらないのです。今年のサマソニにはレッドホットチリペッパーズやストロークスなどが出演を予定していますが、すべてのアーティストが出演するとは考えにくい。開催にこぎつけたとしても、海外勢の穴を埋めるべく、日本人中心のラインナップが組み直される可能性もあります」(前出の関係者)
一連の動きに対して「日本の洋楽市場にとって存亡の危機」と訴えるのは、ある洋楽担当プロモーターだ。
「ここ数年、『チケットが売れない』『小さい場所でしか出来ないならやっても仕方ない』などの理由で、海外アーティストの"日本飛ばし"が進んでいます。大きな会場を埋められるのはマドンナクラスのビッグアーティストだけで、中堅バンドは本国よりも数段小さな会場でやらざるを得ない状態ですからね。香港公演はあるのに東京公演がないなどのケースも増えており、今回の原発事故をきっかけに、そうした流れが強まることを危惧します」
海外ではU2やリアーナらがチャリティーCDを制作するなど、復興支援の輪が広がっている。洋楽文化の灯を消さないためにも、原発事故が収束に向かい、彼らの来日公演がスムーズに行われるよう期待したい。
(文=外場林太郎)

森光子「人生革命」/ジャニーズ・
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女優・森光子のドクターストップから1年が過ぎた。上演2,000回を達成した舞台『放浪記』の続投宣言が2009年で、その後2010年2月に主治医の勧めもあり、森は体調不良を理由に静養期間に入っていた。 当時『放浪記』の続投は予定されておらず、森の発言は完全なスタンドプレーだったと一部週刊誌で報じられた。製作の東宝演劇は森に対して引退を望んでいたが、森自身が会見で突然 "生涯現役宣言"を行ったため、関係者一同は仰天していたという内容だった。「採算も取れないし、なによりもう歳だし無理でしょう」という雰囲気のまま引退に持っていかれることが、本人としては許せなかったのだろうか。
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