日別アーカイブ: 2011年1月24日
騒動続きの平野綾「お騒がせプッツンアイドル」化して行く末は……

「平野綾 2011年 カレンダー」
【メンズサイゾーより】
タレント業への進出を着々と進めている人気声優の平野綾(23)。深夜のバラエティー『ピカルの定理』(フジテレビ系)にレギュラー出演し、最近では『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)や『はねるのトびら』(フジテレビ系)にもゲスト出演、さらにファミレスチェーン「デニーズ」のキャンペーンキャラクターとして同店のメニューに登場したりと大活躍である。
だが、タレントに染まれば染まるほど昔からのファンが離れていっており、プライベートが垣間見えるTwitterではアニメファンとの軋轢が生まれている。
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「評価されすぎ!?」副知事辞任で見えた河村名古屋市長の実像と虚像

「フライデー」2月4日号より
●第76回(1月18日~1月24日発売号より)
注目記事1
「ダルビッシュ『古閑美保と裏切りの連泊愛』撮った!」(「フライデー」2月4日号)
注目記事2
「新芥川賞作家西村賢太『ダメな自分とどう付き合うか』」(「週刊現代」2月5日号)
注目記事3
「河村たかし『庶民革命』の正体」(「週刊文春」1月27日号)
いきなりだが、沢尻エリカ(24)という女優はしたたかな女である。23日都内で、夫の高城剛氏(46)との離婚に合意したことを涙ながらに明かしたと、ワイドショーが騒いでいた。
この程度の女優に振り回される芸能マスコミが情けない。離婚も芸能界復帰もどうぞ御勝手にと、無視すればいいのだ。報道で見る限り、ワガママで、マスコミを振り回すことで自分は人気者なんだと錯覚しているおめでたいだけの女が、女優として大成できるとはとても思えない。
と、まあ、腹の立つことの多い毎日、そうした鬱憤を晴らしてくれるのが週刊誌のはずだが、相も変わらず小沢一郎騒動ばかりで、ますます腹が立ってきた。
「朝日」の小沢熱烈擁護記事「小沢『強制起訴』はやっぱりヘンだ」は、いわんとしていることは分かるが、もう満腹。違う話を読みたいね。
しかし、他にこれといって新味のある記事があるわけではない。残念ながら今週は、大賞も順位もなしに、注目記事3本にせざるを得ない。
まずは名古屋方面を騒がせている河村名古屋市長(62)を批判している「文春」の記事。先頃退任して、東京都知事選出馬を目論んでいるといわれる東国原氏や、地方自治の旗手のようにもて囃されている橋下氏など、どう控えめに見ても「評価されすぎ」ではないかと思われる首長が多いが、この名古屋弁のおっさんもそのひとりのようだ。
発端は、自ら副市長に抜擢した大西聡氏が、1月11日に辞職したことだった。大西氏が市長に愛想を尽かしたというのがその理由だ。
河村市長が選挙で勝ったのは、公約に「市民税10%削減」を掲げたからだが、その上選挙期間中に「市長の年収を800万にする」と後先考えずに言ってしまって、自分の首を絞めるようになったという。
元々ケチだった河村氏は、ケチに拍車をかけたがそれでも間に合わず、河村夫人と私設秘書が大西氏に、「収入が減って苦しいから、私設秘書二人分の給料を負担してくれ」、その上、大西の個人所有の乗用車をいつでも使えるようにしてくれないかと要求したのだ。
実像と虚像の隔たりに、市長選でブレーンを務めた名古屋大の後房雄教授まで、当選後1年で河村市長と訣別したそうだが、その理由をこう述べている。
「議会との対決を煽ってマスコミで目立つことが、公約を通すための手段ではなく、目的になってしまっている。その一方で、減税を担保する歳出削減を政治主導でやる気もないし、勉強もしない。二万七千人の職員のトップとして経営手腕を振るう仕事の重大さがわかっていないのです、あの人には」
この言葉は、小沢一郎氏との対立ばかりを煽り、政治主導を放棄し、この先の国のかたちを決めるための勉強も疎かにしている菅直人総理大臣にもそのまま当てはまる。国の長も自治体の長も、実像はこんなものということか。
2番目は、芥川賞発表の会見で「風俗に行こうと思っていたが、行かなくてよかった」と発言して話題になった、西村賢太氏のインタビュー。
小学5年生のとき父親が性犯罪事件で逮捕され、両親は離婚。中学を卒業して家を飛び出し、肉体労働などのフリーター生活を送ってきた43歳。自身も2度警察のご厄介になっているという。
二昔ぐらい前は、こうした書き手はいっぱいいたが、今どきは珍しい「平成の破滅型作家」の登場である。
今回の受賞作『苦役列車』(新潮社)は、19歳の主人公が中学卒業後、日雇い仕事を続け、安酒を飲み、自慰にふけり、少しずつ貯めた金でソープランドに行く。飲んだくれてすぐにキレ、女性に暴力を振るい、すべて他人のせいにする情けない男だが、描き方はユーモラスで笑いを誘われる私小説だという。
私小説に拘り、「自分を戯画化するって、独りよがりではできないこと。私小説は奥が深いですよ」と語る。
次の言葉が潔い。「自業自得の部分もありますが、僕のように生きてきた人間には、普通に会社に勤めたり家庭を持ったりする資格がないと思っています。一人住まいの部屋で、毎晩11時頃から小説を書き始めますが、書けないときは何日経っても一行も出てこない。その場合は酒を飲み続けます」。
これを読んでいて、私が編集者になった翌年(1971年)、『オキナワの少年』で芥川賞を受賞した東峰夫さんのことを思い出した。
確か訪ねたのは、三鷹あたりの古いアパートだったと思う。沖縄から集団就職で出てきて、小説を書くために路上生活をしたり日雇いのアルバイトを続けながらの日々を送ってきた。
人の目を見ず、下を向きボソボソと話す優しい人だった。ガキだった私にも、こんな繊細な人が、このまま書き続けられるのだろうかと心配になったほどだった。
だが、『オキナワの少年』のような作品を書けと求めた編集者を拒み、以来15年間で4作しか発表せず、81年に『大きな鳩の影』を出した後、姿を消した。02年に『ガードマン哀歌』で復活するが、長い沈黙であった。
私は『赤目四十八瀧心中未遂』で第119回(98年上半期)直木賞を受賞した車谷長吉が好きだ。彼の、自分の臓腑まで抉り取るような私小説が好きだ。このインタビューを読んで、西村氏の作品を読んでみたくなった。
もう一本は「フライデー」の張り込みネタ。この"噂"は、先に「週刊女性」が推測記事を書いている。初出ではないのでスクープ賞はあげられないが、相当な執念をもって張り込んで撮ったことがよく分かる記事である。
野村克也氏をして「かつての南海ホークス・杉浦忠と並ぶ日本球界の大エース」といわしめた日ハム・ダルビッシュ有(24)のお話。
宮崎市で自主トレをしているダルビッシュに、トレーナー、マネジャーの他に、女子プロゴルフ界では有名な古閑美保(28)、それに笠りつ子、古閑のマネジャーとキャディが参加しているが、ダルと古閑が熱愛中だというのだ。
ダルは現在、紗栄子夫人と離婚調停中で、まだ離婚は成立していない。故に不倫ということになる。
二人の熱愛行動は「フライデー」によれば、「自主トレから6日目の1月13日、コンドミニアム内での夕食を終えたダルと古閑が揃って古閑の部屋に消えたのは夜8時半頃。そのまま玄関の明かりは消えた。翌14日の朝9時前、二人は揃って古閑の部屋から姿を現す」
1月15日は、東京から帰ってきたダルが、食事後、古閑と一緒に古閑の部屋に消えていった。翌17日、朝8時50分頃、古閑の部屋から別々に朝食へ。「要は《女性アスリートと自主トレ=関係が怪しい》のではなく、もはや『関係のある男女』が、揃って自主トレをし、『夜も一緒に二人きり同じ部屋で過ごしている』わけなのだ」と「フライデー」は書いている。
二人が親密になったのは昨年7月、古閑の誕生日の頃からだという。二人の関係は紗栄子夫人も気づいているようで、今はダルのほうが年上で豪快な古閑に真剣だそうだ。
慰謝料は24億円とも言われているが、この不倫で、その額がもっと上がらないか、こちとら、そのほうが心配である。
(文=元木昌彦)
おい河村!おみゃぁ、いつになったら総理になるんだ なれないよぉ。
"シンブンキシャ"の思考は停止中? なぜ日本の新聞はダメなのか 東京-ロス間90分も夢じゃない!? 人類初・商業宇宙旅行がいよいよスタート 誤植が動かぬ証拠!? 水嶋ヒロ「八百長美談」にポストが斬り込む!
"エッジ兄さん"といじられ、千原ジュニアが「バラエティー終了」宣言

「prints 21」/プリンツ21
たとえばピース綾部祐二の悪評を検証するとか、一部で好感度が低そうな芸人をいじる企画をこのところよく見る。これは先手を打っているというのか、一部視聴者への「分かってますよ」というアピールなんだろうか。
楽しい家族旅行で起きた、リアル『エクソシスト』の悲劇

(C)倉田真由美
先日、那須高原に行ってきました。旅行雑誌の「家族で泊まれる宿」という特集で、赤ん坊の遊び場も離乳食もあると紹介されていたペンションがあり、オレも妻くらたまも那須高原に行ったことがなかったので、即決です。1週間前に電話で予約入れたら余裕で取れましたよ。
当日は午前中に近所の児童館で、子ども祭りなるイベントがあるということで、ココを連れて行ってきました。しかし、小学生たちがお菓子を売ったり、太鼓叩いたりするイベントで、ココが楽しむのはまだ早いってことが分かり、早々に退散。那須高原に向けて出発しました。
交際2カ月でスピード婚した林家三平と国分佐智子の忘れたい過去

『林家三平の実話怪談』(竹書房)
独身大物落語家の林家三平と女優の国分佐智子が交際わずか2カ月で婚約し、23日に2ショットで会見を開いた。
「出会いは昨年11月に共演したTBS系の『水戸黄門』。同番組のレギュラーで、かつて国分がブレイクするきっかけになった同局の『ワンダフル』で司会を務めていた東幹久がキューピッドとなり交際に発展。昨年12月に三平がプロポーズし、22日に結納。春に入籍し、秋に挙式予定で、会見で明言こそしなかったが、国分は引退するようだ」(会見を取材した記者)
会見では終始満面に笑みを浮かべていた2人だが、その裏には互いに忘れたい過去があるようだ。
まず三平だが、元夫の春風亭小朝と離婚後に"爆弾発言"を連発し、一時期テレビで引っ張りだことなった姉でタレントの泰葉からそのマザコンぶりを暴露されてしまった。
「泰葉が注目を浴びていた08年4月、フジテレビ系のバラエティー番組で姉弟共演した際、泰葉が『バラしちゃおっかな~』といたずらな笑みを浮かべると、『いまだに母親とお風呂に入ってるんですよ』と、三平が母・海老名香葉子さんと風呂に入っていることを暴露。三平は顔を真っ赤にしてあわてて言い訳したが、『お母さんが入ってると、必ず"母さんいい?"って開けちゃうんですよ』、『酔っ払うと、"母さん、母さん"ってほっぺにチューするんです』とたたみかけられ、さすがの三平も涙目になっていた。この番組のせいで、泰葉と香葉子さんの溝がさらに深まったと言われている」(落語関係者)
その後、三平は日テレの馬場典子アナ、NHKの荒木美和アナと交際をしていたようだが、いずれも結婚に至らず。国分が落語界の大物をゲットできたのはある意味、泰葉のおかげだったようだ。
一方の国分だが、おそらく、実現していれば三平との結婚がなかっただろうプロジェクトが水面下で進行していたが、白紙になったというのだ。
「昨年6月、一部夕刊紙が『女優KがAVデビュー』と報じた。そのKについて、当時はさまざまな女優の名前が挙がったが、実は国分だったのでは、とささやかれている。事務所とメーカーサイドの話がつき、後は国分を説得――という段階までいっていたが、記事が出たことによってプロジェクトが潰されてしまった。もしAVデビューしていれば、かなり稼げたはずだが、その時のこともあって国分は事務所に不信感を抱き続けていて、結婚を機に引退することにしたようだ」(芸能プロ関係者)
国分はメディアのおかげで"一線"を超えることなく"玉の輿"に乗ることができたわけだが、いずれの出来事も2人にとっては忘れたい過去に違いない。
林家三平の実話怪談 ママンとお風呂入ってるほうが怪談だよ。
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実は地味グループ? 「GINGER」のターゲット層がブレブレ

「GINGER」(幻冬舎)2011年3月号
働くアラサー女性のためのファッション誌「GINGER」の3月号。ここ数号、ますますターゲットとしている読者層がぼんや~りなのは、有名連載人と、タレント兼業モデルたちに頼り過ぎているから? でも、そんな有名人頼りの誌面作りが功を奏してか、今月は唐突に「ありがとう!! GINGER売上絶好調感謝企画」と銘打ち、ラ・プレリーの抗老化クリーム(2万6,250円)や、ゲランの美容液(1万8,900円)など、憧れ高額コスメを1,000名にプレゼントという超太っ腹企画が用意されてます。失礼ながら、当選確率は割合い高めだと思われますので、皆さんもここぞとばかりに応募してみては?
<トピック>
◎高額コスメ1,000名プレゼント
◎井川遥になりたい!現象
◎100ブランドの春服
◎東京で働く女の1週間
「CD50枚でチェキ」エイベックス必死すぎ!? 不調のSUPER☆GiRLSが"スパガ商法"発動

「がんばって 青春」(iDOL Street)
"アイドル戦国時代"の群雄割拠が続く中、エイベックスが放つ期待のアイドルグループ・SUPER☆GiRLS。「avexアイドルオーディション2010」で約7,000人の中から選ばれた12人で活動を開始し、昨年12月22日、アルバム『超絶少女』でメジャーデビューを果たした。そんな彼女たちが、3月23日に初のシングル「がんばって 青春」をリリースするが、このシングルで画期的な戦略を打ち出すことが分かった。あるアイドル雑誌のライターは次のように明かした。
「1月29日から3月20日までに開催される公演やイベント終了後に、CDの予約イベントを開催。1,000円の新曲CD1枚を予約すると、メンバーと1回握手ができます。スタンプカードも導入し、予約したCDの枚数に応じて特典を付加。30枚予約で、ファンの私物に好きなメンバーの直筆サイン、50枚予約で、好きなメンバーとの2ショットチェキ撮影が可能になるという、新たな"スパガ商法"を展開します。AKB48の人気が急上昇し、"会いに行けないアイドル"になった今、SUPER☆GiRLSには、AKB48難民の若いファンや、AKB48を出禁になったようなイタいヲタが殺到。メンバーのTO(トップオタ)争いが過激になっており、チェキ撮影のために50枚予約するファンはかなりいるでしょうね」
事実上5万円でお気に入りのメンバーとチェキ撮影ができるイベントだが、この"スパガ商法"の裏には、エイベックスのお寒い運営事情もあるようだ。前出のライターは次のように続ける。
「SUPER☆GiRLSは、アルバム『超絶少女』発売時にイトーヨーカドーとタイアップし、全国9カ所のイトーヨーカドー系列店舗を回り、ファンとの握手会を開催。一大キャンペーンを打ったにもかかわらず、アルバムのオリコンチャート週間順位は32位と大惨敗でした。その上、12月23日に大阪・なんばHatch、1月9日に日本青年館大ホールでのライブを予定するも、いずれも目標動員人数に達する見込みがないと判断され、中止になるという危機的状況。エイベックスだけに、CDの売り上げで結果を出すことが求められており、このような"スパガ商法"に走ったようです」
CD予約時に握手会を行って売り上げを積み上げ、発売日のデイリーチャート初日の結果に結びつけるという点では、スターダストプロモーション所属のアイドル・ももいろクローバーとも共通している。そのももクロも昨年、インディーズ2ndシングル「未来ヘススメ!」発売時にCDを50枚、5万円分購入すると、そのファンのためのオリジナルDVDを制作するというキャンペーンを行っている。アイドルがブレイクへの礎を作るためには、このような金を持ったヲタを囲い込む戦略も不可避なようだ。元メイド喫茶店員の八坂沙織、天性のアイドル性を持つ前島亜美など、ビジュアルレベルが高いことでも話題のSUPER☆GiRLS。彼女たちが、今回の戦略でチャート何位をゲットできるのか注目だ。
(文=蛹カルヲ)
がんばって 青春 アイドルも大変だね。
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スターゆえの自我を押さえこめるか? 木村拓哉の人気保持の秘訣

スターゆえの苦悩ってあるよね~
――芸能界という、普通とは異なる世界に身を置く人々は人には話せない悩みが多いという。そんな芸能人のお悩みを様々な鑑定方法で勝手に占い、解決に導いて差し上げます。
今回のターゲット:木村拓哉(本名同じ)
1972年11月13日生まれ O型
「木村拓哉の仕事運と家庭運」
黎明期を知る"悪役専門"柴田秀勝が語り尽くした「声優のリアル」を聴け!(前編)

俳優歴12年目にして『タイガーマスク』の「ミスターX」役で声優デビューを果たした柴田秀勝。近年は『天体戦士サンレッド』のヘンゲル将軍役で若いアニメファンの支持も得ており、今年に入っても『ウルヴァリン』の矢志田信玄役を演じるなど、その輝きにまったく衰えは見られない。
かつては歌舞伎俳優を志し、アニメどころかテレビ初期からメディアに関わり続けてきた柴田は、声優業の移り変わりをどう捉えているのか。俳優業のスタートと同時に開店した新宿ゴールデン街の会員制バー「突風」を訪ね、今昔の違いについて訊いた。
──アニメーションの草創期には「声優」という職業はあったのでしょうか。
柴田秀勝(以下、柴田) 声優という言葉はなかったです。ラジオはありましたから、それ専門に「放送劇団」というものがTBSにも、NHKにもありました。それが声優の走りと言えば走りですかね。声を専門にやる俳優さんがいたことはいました。人形劇などで共演する機会は、なくはなかったんです。それ以外ではご一緒することはほとんどなかったですね。
──今でこそ大きな業界になっていますが、当時の柴田さんたちにとって、俳優、声優とは、憧れの職業だったのでしょうか。
柴田 僕の場合は俳優に憧れてなったわけじゃなくてね。昔で言う「どもり」、いまは吃音症と言いますが、それを治すために先生に国語の本を無理やり読まされるところからスタートしていますのでね。それを治したい一心で。
──最初から俳優を目指していたのですか。
柴田 当初目標としていたのは歌手なんですけどね。吃音症でも、歌を歌うとどもることがない、と言われていた。だから歌の世界を目指してのど自慢に出たら......(苦笑)、歌をあきらめて歌舞伎の世界を目指したのがきっかけです。歌舞伎を勉強できる大学は3つしかなかったんですよ、学習院と早稲田と日芸(日本大学芸術学部)と。それで日芸に行った。4年間歌舞伎の勉強をして卒業しました。
──当時の青春とはどのようなものだったんですか。
柴田 そんなに大それたものはなかったです。ほとんど勉強ですからね。江戸文学から始まって、理論の勉強。日芸の4年間は本当の意味での学生生活でしたよ。年に一回の学内発表会と卒業公演を目指してね、授業が終わってから稽古をやる。
──そこで歌舞伎の路に進むぞ、と決意されたと思うのですが。
柴田 そうですね、当時、松竹の社長が大谷竹次郎という方でね。このままでは歌舞伎の世界はだめになる、新しい風を入れなければいけないと言って、僕らの3年先輩くらいから関西歌舞伎に就職する仕組みができまして。いわば学士俳優、これを大谷さんが日芸に求めて。関西歌舞伎という具体的な目標を持って練習していました。
──ところが残念なことに関西歌舞伎が潰れてしまって。
柴田 そうなんですよ、卒業の年に関西歌舞伎が倒産しましたからね。結局、行き先がなくなっちゃって。そうこうしているうちにテレビが開局したので、じゃあテレビに行こうか、という。
──吃音が解消されたのはいつ頃だったんですか。
柴田 定かではないんですよね。いつの間にか消えていた。吃音の障害を持っている自分に声優のお仕事ができるなんて、夢にも思っていませんでしたからね。初めて声のお仕事をした『タイガーマスク』に吃音の出やすいタ行の台詞があったんですよ。「タイガーめ!」という。ミスターXは主役の伊達直人=タイガーマスクを目の敵にしている役でしたからね。番組の終わりには必ず「タイガーめ」と言わなきゃいけない。当初はなかなか「タ」が言いづらかったんですよ。ところが含み笑いをしてから言うと、タが出たんですよ。「ふっふっふ、タイガーめ」と。あれは呼吸法でしょうね。タイガーマスク130本の、ちょうど真ん中辺りには治っていたと思います。
──それが役者としての成長のバロメータだったのかもしれませんね。
柴田 そうですね、『タイガーマスク』が終わってからオレにも声優が務まるかもしれないと思い、それから(声優)専門になっちゃったんですよ。悪役専門でね。声優の悪役商会みたいなものですよ。ずっと悪役ひと筋でね。
●「ギャラは七掛け」声優の地位向上のための戦い
──俳優から声優になったとのことですが、声優という職業をどう捉えていたのですか。
柴田 私たちの仲間のなかでは、「声優」と言われることを嫌っていた俳優さんが、たくさんいましたね。私は声優ではなく俳優です、という言い方をしている人が多かった。声優という言葉に抵抗を感じていたんでしょうね。やっぱり自分は役者なんだという思いがあって。今ベテランと呼ばれている方々は、舞台出身であるとか、俳優を兼ねていた方が多いですからね。役者の修行をしているうちに声の仕事が集中して現在に至るということですから、気持ちの上では役者さんなんですね。僕も含めてそうですけど、声優は役者の仕事の一部だという認識は、いまでもありますね。
──声優という職業の捉え方自体が変わってきているのでしょうか。
柴田 最初に声優の養成所を創ったのが青二プロダクションなんですが、その養成所「青二塾」の教育理念は、一流の声優は一流の俳優でもある、というものです。だから声優になるための授業というのはない。あくまでも役者になるための授業の中から、声優を目指す人が出るという。ところがだんだんだんだん世の中が変わってきてね、声優になろうと思って声優の専門学校を出て養成所を出て、アイドルになった連中がたくさんいますからね。僕も今、そういう人たちと一緒に仕事をしているんですけどね、僕らよりうまいですよ、役を演じることを優先してやるものですから、むしろ合わないことのほうが多いんですよ。ところが今の若い人はピシャーッと合わせますからね、口パクに。
──職業観に少し話を戻したいのですが、声優の地位はどのように変化していったのですか。
柴田 『タイガーマスク』のあと、『マジンガーZ』だとか『宇宙戦艦ヤマト』だとか『銀河鉄道999』から、徐々に変わり始めたんですよね。アニメで声をやっているのはどんな奴がやっているんだ、という興味から第一次声優ブームが起こった。それまでは「影師生師の影を踏まず」という言葉があったくらいですからね。声の役者が影師、それに対して俳優さんは生師って言ったんですよ。なんでそんな言葉が生まれのたかというと、(声優の)ギャラが(俳優に対して)七掛けだったからなんです。生ランクの七掛け。僕らがドラマに顔出しで出て1万円とするじゃないですか。僕が1万円のランクでも、声の出演はその七掛けだから、出演料は7,000円。だからアルバイト感覚でしたね、声の仕事が。ちょっとバイトに行ってくる、と言って何の仕事かと思ったらアニメーションだったとか、外国映画の吹き替えだったとか。そういう時代でしたね。
──その慣習はそのまま受け入れていたんですか。
柴田 そのままではあんまりな雇用条件だというので、73年に声優全員が立ち上がってストをしたんですよ。71年に日本俳優連合というのができましてね。それまでは再放送料が支払われていなかった。声優はいまだに、国際的に見ても認められていないんです。英語では「Underground Player」と呼ばれていて、要するに権利が認められていない。お亡くなりになりましたけど、日本放送芸能家協会初代理事長の徳川夢声さんは「人の声を黙って使うのは泥棒だ」と言いました。そこから再放送料を声優にも支払いなさいというストが始まったんですよね。それがきっかけじゃないですか、声優という仕事そのものが認知され始めたのは。
──昔は「Underground Player」という呼び名そのままに黒子でしたよね。
柴田 顔を出すなんてことはありえなかったですからね。いまだに映像の取材を嫌う声優さんもいます、見てくれているファンの人達のイメージが崩れるという理由で。自分がアテているイメージと、どうしてもドッキングするじゃないですか。で、顔を出すとあまりにギャップが出ちゃう。だから出たくないという声優さんもいますよ、ベテランのなかには。いまでは若い人は堂々と出ていますけれども、嫌がる人はまだいますね。
●作画の進化と芝居に求められる「ナチュラリズム」
──柴田さんは現在の状況をどのようにご覧になっていますか。
柴田 業界のなかで囁かれているのは、プロダクションの声優さんは怠け者、だとか、声優さんのお芝居は底が浅いだとか奥行きが無いだとか。相手の心を読む、演じるキャラクターの心を表現するのが役者ですけど、どうしても技術優先になってくると......僕もいろいろなアニメに出演したり見る機会があるんですけれども、みんなおんなじ声に聞こえちゃうんですよ。「萌え萌え」と言って、女性たちが5人くらい同じようなキャラクターで出てくるんだけど、どの声もみんなおんなじに聞こえちゃうだとかね。アニメ声を嫌うだとかいう方もけっこう多いですね、今。作画の技術がガーンと上がってきているじゃないですか。そういう意味では芝居そのものも変わっていかないといけないんじゃないですかね。今、盛んに囁かれているのが「ナチュラリズム」。ただナチュラリズムと言っても、どうしてもアニメーションの場合は誇張された芝居が要求されるのは当たり前なのであってね。その誇張されたなかでいかにナチュラルさを出すかということを求める音響ディレクターや作画監督が増えてきています。
──昨年公開された『プランゼット』という映画では、宮野真守さんが意図してナチュラルな芝居を心がけて話題になりましたが、そういう意識があるんですね。
柴田 ありますね。アニメーションではまだ少ないですけれども。今までなら子ども役は女性声優さんが担当するのが当たり前でしたけれども、本物の子どもを呼んでくるというケースも出始めた(『宇宙ショーへようこそ』など)。特に私のやった作品、『天体戦士サンレッド』という番組があるんですけれども、これなんか声優さんは数人しかいないですから。あと全部素人の方々か、お笑い芸人の方々ばっかりでね。不思議な雰囲気の作品に仕上がって、人気が出ちゃったんですけどね。やってるほうはやりにくかったんですよ、僕はけっこう。でもこれからのニーズは少し変わってくるんだろうし、変わらないといけないのかねぇ。僕らの商売はやっぱり、ニーズに応えることが商売ですからね。
──既にキャリアもあり、演技が確立した柴田さんのような大御所の方をあえてミスマッチ気味な配役(フロシャイム西東京支部の幹部怪人、ヘンゲル将軍)で起用するという面白さが『サンレッド』にはありますね。
柴田 始めは戸惑いましたけどね。お笑い芸人さんと一緒にどうやってやるんだろう、オレたちは書かれたことしか言えないよ、と。あの人たちはアドリブを飛ばすのは日常的なことですからね。だから始めたばかりのときは戸惑いましたよ。
(後編へつづく/取材・文=後藤勝/写真=木下裕義)
●しばた・ひでかつ
1937年、東京都生まれ。大学卒業後、関西歌舞伎を経て、58年に俳優デビュー。69年、俳協のマネージャーだった久保進らと共に青二プロダクションを設立。同年の『タイガーマスク』(=ミスターX役)を皮切りに声優として数多くの作品に出演している。また、ナレーターとして第28回国際産業映画・ビデオ祭文部大臣賞、第29回国際産業映画・ビデオ祭通商産業大臣賞受賞。近作に『鋼の錬金術師』(キング・ブラッドレイ役)、『ONE PIECE』(モンキー・D・ドラゴン役)等。73歳の現在も精力的に出演作を重ねながら後進の指導にあたっている。
* * *
柴田秀勝氏が53年の役者生活をもとに「声優のリアル」を語るイベントが、3月に開催される。声優という仕事、俳優という生き方をもっと知りたいあなた、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
●「Respond! You!! -聞きたくねーか?本音のハナシ。」
2011年3月20日(日) 13時開演~16時終演予定(最大延長 16時半)
阿佐ヶ谷ロフトA http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
出演:柴田秀勝(声優 青二プロダクション所属) 飯田里樹(音響監督 ダックスプロダクション所属)
詳細は「声優のリアル」公式サイト
<http://www.real-seiyu.net>
タイガーマスク BOX 1 虎になるのだ!
【関連記事】 「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 声優ユニット"ゆいかおり"がシングル特典で生電話攻勢!! 声優・浪川大輔がメガホンをとった実写映画『Wonderful World』に込めた熱い想い



