サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第13回、配信しました!

「キングオブコント2010」王者・キングオブコメディのガチゆるハートウォーミングバラエティ『ニコニコキングオブコメディ』第13回放送です。 今回は、配信日近辺に32歳の誕生日を迎える今野が、何もサプライズを用意していないスタッフに不満をぶちまけたり、年があけたら40になる相方・高橋の年齢と容姿に不満をぶちまけたりしています。 また、お菓子ボーイズが縦横無尽に駆け回ることでお馴染みの「うでし!駄菓子!大好き!」のコーナーも、今回はなんだか涙模様の展開となりました。フォーエバー、初代! ●「ニコニコキングオブコメディ」アーカイブ集 http://www.cyzo.com/2010/08/post_5162.html ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV

街頭ハイタッチで笑顔の種付け

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ハイタッチを無視されても、笑顔を失わないようにしたいです。

 学習院初等科の運動会の「ぼうひき」で勝利された愛子さまが、ご学友とハイタッチされていたという女性週刊誌の記事を拝読し、ついにロイヤルファミリーにまでハイタッチの風習が......と感慨を深めました。これまであまり感情をあらわにされていなかった愛子さまが、ハイタッチの時は笑顔で喜びを表現されていたそうです。ハイタッチでエモーショナルに元気になれる......やってみたくても私にはハイタッチするような関係の友達は皆無なので、最近テレビや雑誌でも話題【註1】のハイタッチ隊【註2】に参加させていただくことになりました。

AKB48板野友美がソロCDデビュー! バラ売り路線強化も問題は「歌唱力」

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板野友美(AKB48) 2011年 カレンダー
【メンズサイゾーより】  結成5周年を迎えたアイドルグループ・AKB48。結成日となる8日に東京・秋葉原のAKB劇場で行われた結成5周年公演では、研究生8人が正式メンバーに昇格することを発表。今後は、グループ過去最多となる56人で活動していくことになるという。すでに「世界一人数の多いポップグループ」としてギネス世界記録に認定されているが、その記録をさらに伸ばすこととなった。  世界一の大所帯アイドルとして活動する彼女たちだが、人数が多いということはすなわち、メディア露出の多いメンバーやフロントメンバー以外は「その他大勢」として埋もれてしまいがちになる。その他大勢のまま活動を続けていても、なかなか芽は出ない。
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追跡レポートをOA直前に封印したテレビディレクターの謎の行動

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新宿駅西口で目撃証言探しの呼びかけを行う母
・尚美さん。事件時刻に合わせて行うため、帰り
は毎晩深夜になるという。
 これまで、私大職員の原田信助さんの自殺の背後に浮かび上がった、警察やJRによる非道で不可解な言動の数々をお伝えしてきた(【1】【2】)。さらにその不可解さは、信助さんの母・尚美さんを密着取材してきたテレビ局の動きにまで及んだ(【3】)。  今年6月9日、尚美さんの携帯にかかってきた奇妙な電話。電話の主のである民放キー局AのIディレクターの声は、今までにないほど興奮し、取り乱していた。 「お母さん、大変です! 信助さんが他の女性のお腹をさわっているように見える別の映像が発見されました。新宿警察署で保管していますので見に行ってください。いまタクシーでそちらへ向かいますから!」  尚美さんには電話の内容が理解できなかった。何より、前日に行なわれたある番組の屋外撮影が深夜までかかり、これが原因で風邪をひいて寝込んでいたため、「申し訳ないですが、後日にしていただけませんか」と頼む。「何言ってんですか! そんなこと言ってる場合じゃないんですよ! すぐ準備してください!」。返ってきたのはI氏の怒号だった。  I氏の勢いに「何かとんでもないことが起こっているのかもしれない」と不安になった尚美さんは、風邪をおして起き上がり、指定場所のカラオケルームへと急いだ。着いてみると、そこにはI氏と、I氏が担当しているニュース番組のキャスターが所属しているプロダクションの幹部、そして尚美さんと同様に呼び出された顧問弁護士のH氏の3人がいた。そこでI氏が話しはじめた内容は、次のような信じ難いものだった。以下、尚美さんの証言からポイントをまとめる。 ・信助さんが生前、事件とはまったく無関係の別の女性のお腹を、すれ違いざまに触っているかのように見える画像が数枚、このほど新宿駅の改札付近の防犯カメラの記録の中で発見された。 ・その画像が新宿警察署にあり、副署長のU氏が管理している。 ・これからすぐにそれを見に行ってほしい。 ・この画像が事実であれば、(信助さんが女性のお腹をさわる性癖を持つ痴漢の常習者であった可能性があるため)ニコニコ動画やF局などで放送するのは止めたほうがいい。 ・もし、これから新宿署に行かないというのなら、A局で放送予定の2つの番組(I氏のニュース番組と朝の情報番組『S』)は放送を中止する。  いったいなぜ、民放テレビ局のディレクターが新宿警察署のU副署長のメッセンジャーを務めているのか、尚美さんがなぜ「それ」を見に行かなければならないのか、そして、なぜ見ないとA局が放送をとり止めるのか――尚美さんにはすべてが理解できなかった。  信助さんの生前の画像ということは、少なくとも7カ月近く前の記録ということになる。肝心な事件現場のカメラの映像記録を、2カ月足らずでいとも簡単に「保存期限が過ぎたから消去」したはずのJR新宿駅が、別の改札付近の画像だけは半年以上も保管し続け、その膨大な画像の中から信助さんが映りこんでいた場面を数枚見つけたというのは、あまりに無理がある話ではないだろうか。  尚美さんは、「意味はよく理解できませんが、皆さんは警察に頼まれてこういうことをしているのですか?」「なぜIさんが警察の代理として来られているのですか?」と何度も聞いたが、I氏もプロダクションの幹部もこの質問には無言のまま答えず、ただひたすらに「新宿警察署へ行ってほしい」と繰り返すだけだった。尚美さんが当時を回想する。 「私は、もし記録を見せていただけるのなら、以前からお願いしている事件現場のカメラ映像を見せていただきたいと、そして、もしそういう画像があるとおっしゃるのであれば、U副署長にどうか直接ご連絡いただきますようお伝えくださいと申し上げました。するとIさんは『では、うちでは放送できません』と答え、それで本当に放送が全部なくなりました」  その日、Iディレクターとプロダクション幹部の2人は、尚美さんとの別れ際にこう謝罪したと言う。「申し訳ありません、我々も組織の人間なので、上からダメだといわれたら放送できないんです」。ここで言う「上から」が何を指すかの説明は最後までなかったが、I氏の言葉通りに捉えれば、なんらかの圧力で番組にストップがかかったと推測できる。舌鋒鋭く世相を切り続ける、I氏が手がけるニュース番組のキャスターは、はたしてこの一連の経過を知っているのか、いないのか。  尚美さんが当時を振り返る。 「仮にこの日に新宿警察署へ行ったとしても、A局が放送しないことはすでに決まっていたのではないかと思います。私に写真を見せることで息子が痴漢常習者だったと納得させたかったのか、その様子をIさんが撮影しようとしたのか、意味するものが何なのか今もってよく分かりません」  それにしても、警察の圧力に屈してテレビ局が放送をとり止めるということが、現実にあり得るのだろうか。「その可能性は限りなく低い」と言うのは、元公安捜査官の北芝健氏だ。「あくまで一般論」という前提のもと、北芝氏は警察とメディアの関係性は次のように解説する。 「警察がテレビ局の放送を組織的に止める力はないんです。各局が上層部に東大卒のキャリアを配置している理由は政治力です。日本はなんだかんだいっても東大キャリアが仕切っている国。警察がメディアの動きを止めたくても都道府県警レベルでは無理で、仮にあるとすれば警察庁のトップクラスですが、そうなると互いに東大キャリアの同級生クラス同士でのやり合いになるのでケンカにならない。番組を潰すほどの優位性は警察機構にはないんです。今回、放送がなくなった理由は分かりませんが、下請けの制作会社と親会社のテレビ局との間でなんらかのトラブルが発生したか、もしくは取材の過程で局にとって不都合な事実が発覚したという可能性は考えられます。そういう理由で突然中止になった番組は過去に数限りなくあります。むしろ制作会社とすれば、『権力に潰された』と思わせたほうが言い訳になりますからね」  一方、他の民放局のある関係者は「可能性はゼロとは言えない」として次のように推測する。 「たしかに組織レベルで潰すことは難しいが、対個人の次元なら、ないとは言い切れない。普段から警察組織を取材していれば、よくも悪くも人間的なつながりができる。バーターを持ちかけられて『次に××するから今回はなんとかしてくれ』と頼まれて、断われない状況がないとは言いきれない。ただ、番組を潰す権限は制作会社にはないので、局の幹部との個人的な人間関係か、あるいはその人間が警察に弱みを握られていたとか、理由はいくつか考えられる。今回は担当ディレクターが副署長の名前を出してゴリ押ししたというのだから、いずれにしても双方で連絡を取り合っていた可能性は高そうですね」  今回、A局の動きがこれに相当するのか、I氏が言う「上から」が単なる「言い訳」なのかは分からない。いずれにしても、在京キー局である「A局」という大手テレビ局が、同じ事件を取材した2つの番組を放送寸前になって取り止めたことは事実だ。また、仮に局内に限定したトラブルであれば、IディレクターがU副署長と組んで偽の画像を見せてまで、他社のF局やネット放送までを差し止めようと画策した理由も判然としない。尚美さんはこの件で、8月11日付け警視総監及び新宿警察署あての公開文書の中で、次のように質問している。 「新宿警察署の担当者は、息子・信助が疑わしい行動をしているという防犯カメラの画像を見るようにと●●●●●(A局の名前)のディレクター●●氏(I氏の実名)を経由して私に打診してきたのはどのような理由からでしょうか。なぜ直接打診してこなかったのですか」
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新宿警察署からの回答書。
 これに対する警察側の回答は、「当職員がテレビ局のディレクターを経由して、貴殿に防犯カメラの画像を見るように打診した事実はありません」(9月11日付け回答より)という極めて短いもので、問題の画像の有無については一切触れられていなかった。  一方、今回の事件の温床を、「痴漢関連の事件を取り扱う警察の捜査方法が根本的な問題」というのは、都内で同類案件を多く取り扱っているある法律事務所の弁護士だ。 「痴漢と言うと一般的に迷惑防止条例で処理してしまいますが、本来は刑法だけで取り扱うべきだと、個人的には感じています。酒で酩酊させたり薬で昏睡させたりして相手の性器等を触るなどという、"抵抗しがたい状況での破廉恥行為"は準強制猥褻罪(178条)となり、『6カ月以上7年以下の懲役に処する』と刑法に定められている。ところが、一般に痴漢行為については、下着の上から触れば条例違反、下着に手を突っ込めば刑法違反という原則がほぼ確立してしまっています。下着の上からとか下からとかでなく、どんな痴漢行為も全部この条文で処理されるべきです。現状では安直に条例を適用させて、信用性が担保できない"被害者"証言だけを頼りに、科学的な捜査もしないで逮捕してしまう。その慣習を改めない限り、痴漢冤罪はなくなることはないでしょう」  また、別の弁護士も次のように言う。 「迷惑防止条例違反は被疑者国選対象事件にならないんです。つまり、起訴までの間、最高で20日間以上もの期間、国選弁護人が付きません。弁護士の援助を得られないまま被疑者が警察に追い詰められてしまい、精神的に疲弊したところで『認めれば罰金だけ払って帰してやるぞ』と言われ、してもいない痴漢を認めてしまう例も少なくないんです」  今回の信助さんの事件は、多くの証言から、酔った学生グループの身勝手な暴行が発端となっている可能性が高く、一般の痴漢冤罪とは内容が異なる事案かもしれない。しかし、いずれにしても新宿警察署が、確かな証拠の積み重ねで事件の解決を目指していたならば、今回のような悲劇は起こらなかったとも考えられる。  季節は晩秋を過ぎ、冬を迎えた。昨年の12月10日に起こった悲劇から、早くも一年が経とうとしている。尚美さんは今日も新宿駅に行き、チラシを配りながらあらたな目撃証言を探している。(了) (取材・文=浮島さとし) ●母・尚美さんのブログとツイッター <http://harada1210.exblog.jp/> <http://twitter.com/harada1210> ●支援者のまとめブログ <http://harada1210.blogspot.com/>
テレビ局の裏側 報道という名の蛮行。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 胸と内臓を刃物でえぐり取られ......切断された島根の女子大生殺害事件から1年 "栃木女児殺害事件"発生から5年 7歳少女の顔を執拗に殴打し、胸を12度も刺した犯人の残忍性 "白昼の惨殺劇"母親が刺殺される一部始終をトイレの中で聞いていた娘......

長谷川理恵と神田正輝の順調交際を、雄弁に物語るあるモノ

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長谷川理恵公式ブログより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎頭より顔に注目
 祝・神田正輝&長谷川理恵。それにしても神田正輝かぁ。「芸能界で一番シミを取ってない男」って以外、何のイメージも湧かん。松田聖子と結婚してたことさえ、なんかもうシャがかかってて霧の中。そんな神田正輝と「大人のお付き合い」ねぇ。石田純一と付き合ってた時は、石田純一が変なんだとばかり思ってたが、変だったのは長谷川理恵の方だったんだな。この「交際」でよーく分かった。今後神田正輝のシミが減ってきたら、美容にうるさい長谷川の指導が行き届いてきた証拠。イコール二人の交際は順調の印。とりあえず、にわかに神田正輝のシミに注目だな。

レズ・セックスに夢中な、クリスティーナ・アギレラのヌード写真が流出

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抑えて、その衝動、抑えて~!
【サイゾーウーマンより】  抜群の歌唱力とエロチックなミュージックビデオで人気を集めている歌手のクリスティーナ・アギレラ。10月に夫ジョーダン・ブラッドマンとの離婚を発表した直後に、映画設営アシスタントとのラブラブ交際が発覚するなど、相変わらず恋多き女性ぶりを発揮している。そんなクリスティーナの、半裸写真が突然ネットに流出し、世間を騒然とさせた。  クリスティーナの卑猥な写真がインターネット上に流出したのは、現地時間8日。ウォークインクローゼットのような場所で、スッピン&ノーブラのクリスティーナがコスチュームらしき服を試着しているショットが数枚流出。横を向いている写真がほとんどなのだが、カメラ目線でマリリン・モンロー風の純白ドレスを着用している写真のうちの1枚は、裾をお腹までめくり上げ、ヌードカラーのTバックをさらけ出している。

悲劇のヒロイン演出の賜物か。酒井法子の告白本と芸能界復帰ライン

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肝っ玉のデカさは海老蔵以上の酒井法子

 覚せい剤取締法違反(使用・所持)で有罪判決を受け、執行猶予中の元女優・酒井法子(39)の初の自叙伝『贖罪』(朝日新聞社刊)が、初週1万5,000部を売り上げ、オリコン本ランキング(13日付け)のタレント部門で1位になった。総合では27位だが、爆笑問題の太田光の小説『マボロシの鳥』(新潮社)を抜いている。執行猶予中ということで、出版には賛否両論があったが、1位になったということは、彼女の心情を知りたいと言うファンが多かったという裏付けにもなった。

レズ・セックスに夢中な、クリスティーナ・アギレラのヌード写真が流出

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抑えて、その衝動、抑えて~!

 抜群の歌唱力とエロチックなミュージックビデオで人気を集めている歌手のクリスティーナ・アギレラ。10月に夫ジョーダン・ブラッドマンとの離婚を発表した直後に、映画設営アシスタントとのラブラブ交際が発覚するなど、相変わらず恋多き女性ぶりを発揮している。そんなクリスティーナの、半裸写真が突然ネットに流出し、世間を騒然とさせた。

村上春樹の超絶ベストセラーの映画化『ノルウェイの森』はどこにある?

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松山ケンイチ、菊地凛子主演『ノルウェイの森』。
大学生のワタナベは自殺した親友の恋人・直子と再会し、交際を始める。
(c)2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン
 1987年に刊行され、累計1,000万部を突破した村上春樹の世界的ベストセラー小説『ノルウェイの森』が、23年の時間を経て映画化された。主人公のワタナベに松山ケンイチ、直子に菊地凛子、緑に新人の水原希子、自殺した親友キズキに高良健吾というキャスティングだ。処女作『風の歌を聴け』が81年に大森一樹監督、小林薫主演で映画化されて以降、村上春樹の長編小説は映像化されることはなかったが、フランス在住のトラン・アン・ユン監督が原作にほぼ忠実に映画化することで完成に漕ぎ着けた。『空気人形』(09)の撮影監督マーク・リー・ピンビンのカメラワークが本作でも冴え、'60年代の東京、そしてワタナベと直子が再会する山奥の療養所のシーンを美しく撮り上げている。  1969年。高校で唯一の親友だったキズキを亡くしたワタナベ(松山ケンイチ)は、大学進学をきっかけに知り合いのいない東京で寮生活を始める。大学では学生運動が盛り上がっていたが、ワタナベは人との関わり合いを避けるように過ごしていた。そんな折、キズキの恋人だった直子(菊地凛子)と再会。心に空いた穴をお互いに埋め合うかのように2人は付き合い始める。直子の20歳の誕生日、ワナタベは直子の部屋でひと晩を過ごすことに。だが、その日以来、直子はワタナベの前から姿を消す。山奥の療養所に直子がいることを知ったワタナベは、彼女宛ての手紙を書き連ねる。直子のことを想う一方、ワタナベは大学の同級生・緑(水原希子)の明るさにも魅了され始めていた。  "喪失感"がテーマとされる村上作品だが、トラン監督も同じく喪失感を抱える映像作家。1962年にホーチミン市近郊の町で生まれたトラン監督はベトナム戦争の戦火から逃れるため、75年にフランスに亡命している。いわば、故郷の喪失者だ。『青いパパイヤの香り』(93)、『夏至』(00)と失われた故郷の思い出を度々モチーフにしている。バイオレンスに突き動かされる現代人の狂気を都市奇譚を交えて美しい映像の中で描いた『アイ・カム・ウィズ・レイン』(08)などは、近年の村上作品と符丁の合う作品だろう。
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直子とは対照的に生命力に溢れた緑。モデル
出身の水原希子がフレッシュな魅力を放っている。
 ベストセラー小説の映像化は、原作ファンの思い入れが強い分どうしても好き嫌いが分かれるが、少なくとも日本人監督ではなく、トラン監督を起用したことで、日本映画特有のウエットさを抑えることに成功している。『ノルウェイの森』が描く世界は美しくはあるが、懐かしく甘くノスタルジックな世界ではないのだ。また、日本の芸能界のことはまったく知らないトラン監督のために、ほぼ全キャストにわたってオーディションが行なわれたことも、本作のプラスポイントに挙げたい。主演の松山ケンイチもすんなり決まったわけではない。松山のオーディション用ビデオを見て最初は難色を示していたトラン監督だが、面談を通して松山の純朴さを感じ、ワタナベ役に選んでいる。原作の大ファンだった菊地凛子の場合は菊地からオーディションに名乗りを挙げ、ビデオ段階で完全な役づくりを行ない念願の直子役をもぎ取った。  ワタナベの同級生・緑役の水原希子も、オーディションの恩恵を受けたひとり。ファッション誌の人気モデルとして活躍する水原だが、演技はまったくの未経験。松山と菊地のパートなど、すでに撮影が始まっていたにも関わらず、緑役のオーディションは難航を極めていた。そんなとき、女性誌のグラビアで微笑む水原の写真をトラン監督が気に入り、急遽面談に。初めて会うトラン監督に対し「ハ~イ!」と挨拶するなど、物怖じしない性格で緑役をゲットしたラッキーガールだ。  「キネマ旬報」(12月下旬号)で水原希子をインタビューしたが、明るい緑と同様に水原自身も人見知りしない陽気な女の子だ。スクリーンの中で終始笑顔を振りまいている水原だが、実は彼女は複雑なアイデンティティーの持ち主。米国テキサス生まれで神戸育ちの彼女は12歳から雑誌「Seventeen」(集英社)などのモデルを務めてきたが、小学5年生のときに米国人の父親と韓国人の母親が離婚しており、水原は自分の居場所はどこなのかとかなり悩んだ時期があるという。ナイーブな問題を抱えながらも、積極的に仕事に打ち込むことで自分の居場所を切り開いていった水原を、トラン監督は「希子は緑に似ているよ」と抜擢に至った。  それにしても、タイトルとなっている"ノルウェイの森"とはどこにあるのだろうか。北欧のノルウェイに行っても、正しい意味での"ノルウェイの森"は存在しない。なぜなら、元々ビートルズが歌った「ノルウェーの森」の日本語訳が誤訳だからだ。原題の「Norwegian Wood」は、直訳すると"ノルウェイ産の木材"。ノルウェイ家具に囲まれた部屋に住むガールフレンドとの逢瀬をジョン・レノンが歌ったもの。ジョン・レノンの意味深な歌詞とジョージ・ハリソンがシタールを幻想的にかき鳴らしていることから、日本では「ノルウェーの木材」「ノルウェーの家具」と直されることなく、誤訳(意訳)である「ノルウェーの森」として一般化していった。だから、"ノルウェイの森"は世界中どこを探しても実在しない。村上春樹流にいえば、"ノルウェイの森"とは形而上学的存在なのだ。  そんな形而上学の"不思議な森"に、実に多くの人が迷い込む。学校や職場の人間関係につまずいた者、恋愛や結婚生活の破綻がきっかけで道から転げ落ちた者、家族との折り合いが悪くて家にいられなくなった者......。街から遠く離れた、深くて暗い森の中に知らず知らずに迷い込む。人間社会で傷つきながら生きていくより、この森の中で静かに暮らすほうがいいと森から出てこない若者たちが大勢いる。森から何とか脱出した者も、森に入る前と出た後では確実に変わってしまう。森を出る際に、大切な何かを失ってしまうのだ。  『ノルウェイの森』でも主人公ワタナベの周囲にいる人たちは、次々と森の中へ消えていく。大切な直子だけでも守ろうとワタナベは懸命に直子を森の外へと連れ出そうとするが、かえってワタナベは自分の無力さを思い知らされる。仲間たちは美しい姿のまま、森の中へと消えていった。それでもワタナベは生きていかなくてはいけない。希望もない、明るい未来をイメージすることもできない。それでもワタナベは森の外で生きていく。胸の奥に失った何かを抱えながら。  23年前には理解できなかった原作小説のラストが、今なら少しは分かる気がする。 (文=長野辰次) 『ノルウェイの森』 原作/村上春樹 脚本・監督/トラン・アン・ユン 撮影/マーク・リー・ピンビン 音楽/ジョニー・グリーンウッド 出演/松山ケンイチ、菊地凛子、水原希子、高良健吾、霧島れいか、初音映莉子、玉山鉄二 PG12 配給/東宝 12月11日(土)より日本公開 <http://www.norway-mori.com> 
ノルウェイの森 上 好き嫌いが分かれますが。 amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第95回]実在した"奇妙な高額バイト"の顛末 心理サスペンス『エクスペリメント』 [第94回]"アル中"カメラマンの泣き笑い人生『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』 [第93回]朝ドラと異なる映画『ゲゲゲの女房』ゴールなき"貧乏耐久"2人3脚走 [第92回]バラエティーでの実績は通用するか? テリー伊藤の初監督作『10億円稼ぐ』 [第91回] 不謹慎なる社会派エンタテイメント『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』 [第90回]"世界のナベアツ"大阪府知事に就任! 政治コメディ『さらば愛しの大統領』 [第89回]自分の恋愛もプロデュースする女優、ドリュー・バリモア主演『遠距離恋愛』 [第88回]スタローンが立ち上げた"筋肉共和国"男たちの祭典『エクスペンダブルズ』 [第87回]元"おはガール"安藤聖の再起動ドラマ 就職氷河期を生きる『バカがウラヤマシイ』 [第86回]マイノリティーは"理想郷"を目指す。筒井文学の金字塔『七瀬ふたたび』 [第85回]清純派・佐藤寛子が美しく"変態"! 官能サスペンス『ヌードの夜──』 [第84回]死を意識して、ギラギラ輝く男たち! 三池節、大バクハツ『十三人の刺客』 [第83回] 女を食い物にする男どもは全員処刑! モダン社会の闇を暴く『ミレニアム』 [第82回] "企画AV女優"たちの青春残酷物語 性なる鎮魂劇『名前のない女たち』 [第81回]猫を見れば、人間社会が見えてくる! 世界の人気猫大集合『ネコを探して』 [第80回]原恵一監督の新作は辛口ファンタジー 退屈な"日常生活"を彩る『カラフル』 [第79回]米軍に実在した"超能力部隊"の真実!? ムー民、必見『ヤギと男と男と壁と』 [第78回]戦場から帰還した夫は"芋虫男"だった! ヤクザ監督の反戦映画『キャタピラー』 [第77回] 白ユリの花開くガールズの妖しい世界 H系ホラー『ジェニファーズ・ボディ』 [第76回] 爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ [第75回] "生きる"とは"見苦しい"ということ 藤沢周平の時代活劇『必死剣 鳥刺し』 [第74回]初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』 [第73回] "三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』 [第72回/特別編] 上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張 [第71回] 女子にモテモテになる方法、教えます。軟派少年の実話物語『ソフトボーイ』 [第70回] 下町育ちの"北野少年"が見た現代社会 人間同士の食物連鎖『アウトレイジ』 [第69回] "リアルと虚構の狭間"を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』 [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! [第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! [第25回]白熱! 女同士のゴツゴツエゴバトル 金子修介監督の歌曲劇『プライド』 [第24回]悪意と善意が反転する"仮想空間"細田守監督『サマーウォーズ』 [第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』 [第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』 [第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』 [第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』 [第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』 [第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』 [第17回]地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』 [第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』 [第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』 [第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』 [第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』 [第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』 [第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』 [第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』 [第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』 [第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』 [第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』 [第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』 [第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ [第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々 [第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は...... [第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった [第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

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 暖房なしではすっかり体が冷えるようになったこの頃、ちょっと一息つきたい時のお供はあったか~い飲み物が必需品ですよね。でもコーヒーショップに行ってみると、軒並み300円~400円の商品ばかり。店内でゆったり出来るときならまだしも、テイクアウトの時にはなんとなく我慢したり、缶コーヒーで代用していませんか?