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日別アーカイブ: 2010年11月22日
レコ大は今年も完全デキレース!? 韓国勢の猛攻と「売れてないのにナゼ?」のエイベックス勢

CD『I Wish For You』
【メンズサイゾーより】
年末の風物詩である「日本レコード大賞」(以下、レコ大)。第52回目となる今年も、大賞候補となる優秀作品賞などがすでに発表されている。だが、かつては商業音楽界の最高峰とまで言われた権威ある賞だったレコ大も、ここ数年は決して売れているとは言えない曲を優秀作品と認めるなど「どう見てもデキレース(笑)」と一般人すら失笑するレベルにまで失墜している。
「2007年は、バーニングプロダクションと研音が推すコブクロ。08年はエイベックスのEXILE。昨年は前者の推す氷川きよしとEXILEの間で調整が難航したものの、EXILEのV2達成というかたちで落ち着きました。今年もEXILE......
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みひろとは破局!? 還暦の星・志村けんがまたまた「フライデー」されちゃった!

「週刊新潮」11月25日号
●第69回(11月16日~11月22日発売号より)
第1位
「『ナベツネ主筆』と『氏家日テレ会長』を大批判した日テレの元政治部長」(「週刊新潮」11月25日号)
第2位
「『遺言』杉原輝雄」(「週刊ポスト」11月26日・12月3日号)
第3位
「志村けん『29歳美女と手つなぎデート&お泊まり愛』」(「フライデー」12月3日号)
六本木・麻布十番。鉄板焼き。若い美女。これが志村けんの夜の定番である。
「フライデー」にも書いてあるが、私も何度か同じ鉄板焼き屋で志村のデート現場に遭遇している。
どこからでも志村だと分かる甲高い声と後頭部を彼は隠そうとせず、美女との会話を楽しんでいる自然体デートは、周囲の者までホンワカ幸せにする。
今回またまた「フライデー」された美女は、九州にある有名美容室でマネジャーをしているMさん29歳。
10月末のある夜、志村がヘビーユースする麻布十番の鉄板焼き屋。数人で10時間にも及ぶ呑み会がお開きになった後、美女が志村を支えるように店から出てきて、店員に挨拶し、2人だけで運転手付きのキャデラックに乗り込んだのである。そして志村の自宅でお泊まり。
次の日は、行きつけの中華屋で2人だけで食事。店を出て、十番の路地裏を指を絡ませながら歩く2人。
その日は0時前に2人でご帰還。そしてその次の日も、その週5回目になる馴染みの鉄板焼き屋で、Mさんの知人らしき女性と3人。5時間半笑いっぱなしの宴を終えて、再び2人はキャデラックに乗り込んだという。
還暦の星・志村は某誌で、結婚についてこう語っているという。
<やっぱり結婚はしたいよね。夜は人恋しいだろ。酔っぱらって帰って......この前なんか、玄関で寝てたんだぞ。起こしてくれたのは犬だぞ! 寂しいだろ?>
お笑い界の至宝・志村けんには、夜毎の若い女性たちとのお遊びも「芸の肥やし」なのかもしれない。だとしたら、結婚という選択は彼にはないかもしれない。疲れるだろうにと思うのは、大きなお世話か。
今号の「フライデー」には「スクープ直撃!押尾学激白」も載っている。保釈以来42日目に初めて口を開いた「ひきこもり」男のひと言は、「マスコミはウソばかり書くでしょ」だそうだ。こちらも写真誌ならではの好スクープ。
第2位は、がんと闘い続けてゴルフをしてきた杉原輝雄プロ(73歳)が、この夏にリンパから肺への転移が確認され、病床から胸中を明かした「ポスト」の記事。
かつて"マムシ"と呼ばれ、ジャンボ尾崎らと闘い、通算63勝をあげたゴルフ界のドンは、1997年に前立腺がんが発覚し、08年にはリンパ節に転移したが、プレーに影響が及ぶのを避けて手術をせずに現役を続けてきたのだ。
しかし今回ばかりはそうもいかず、鹿児島の病院でノドの放射線治療を行ったが、地獄だったそうだ。
食べることが趣味だった男が食べる意欲をなくし、体重も50kgを切って、がんと闘う気力をなくしてしまったと語るのが切ない。
リンパに転移したときも放射線治療をしたのだが、ゴルフに響きそうなので途中で止めたという。
「それをしなかったから今回のような状況に追い込まれたんでしょう。自業自得かもしれんな。でも、治療方針はすべて自分で決めてきたことやから。"先の寿命"より"今のゴルフ"を優先してきた」(杉原)
ゴルフを始めた動機は、「面白いからだが、それではアマチュアと一緒。プロなら"グリーンにカネが落ちている"ぐらいの気持ちで臨まなあかん。だからこそ真剣勝負になって、お客も盛り上がる」と話す。
「だけど最近のゴルフ界は、どうもプレーが冷めてみえるね。調子が悪いと、どの選手も潔く諦めてしまうとでもいえばええんかな。カネ稼ぐためには、少しでも順位をあげなあかんのに」(杉原)
今のゴルフ界が石川遼のような若い選手頼みになっていることにも苦言を呈している。
「彼にしてもまだまだ発展途上や。飛ばすことに執着しすぎているのかトップからの切り返しが早い。もう少しスイングにゆとりがあったほうがええな」(杉原)
プロ野球から転身してきたジャンボ尾崎は、ゴルフ界の黒船だった。彼には絶対負けたくないと、トーナメント全体が底上げされ、みんな殺気立っていたという。石川にもジャンボのように、毎週優勝を狙えるプレーヤーになれという。
彼は、60歳を過ぎた頃から死ぬ準備はできていたと語っている。命よりもゴルフを選んだ生き方に、家族が黙っていてくれたことへの感謝や、ライバルや裏方さん、ファンへの感謝の言葉で終わっている。
先週の「ダンロップフェニックス」では、久しぶりにジャンボ尾崎が上位に顔を出し、テレビでプレーを見ることができた。杉原の「遺言」にあるように、ジャンボはまだ60代前半だ。もうひと花咲かせて、石川と競ってもらいたいものだ。
第1位は、久しぶりにマスコミもの。読売グループ、中でも日本テレビが激しく揺れている。定期昇給が廃止される新賃金制度に対してストライキが起こったが、その不満が噴き出し、局アナが大量流失しているのだ。
年内で退社するのは「コンドーム写真」が流失した夏目三久アナ(26)、来年3月で退社するのは、日テレのエースといわれる羽鳥慎一アナ(39)、退社が噂されているのは宮崎宣子アナ(31)と、非常事態と言ってもいいようだ。
新聞・テレビ批判は出版社系週刊誌の重要な役割だが、新潮が『メディア権力の研究』(「研究所年報」[駒大マス・コミュニケーション研究所]発行・第28号)という論文で、読売新聞の渡辺恒雄氏と日本テレビの氏家齊一郎氏を批判した元日テレの政治部長について書いている。
この御仁、88年に起きたリクルート事件で、リクルートコスモス社長室長が、楢崎弥之助代議士に500万円を渡そうとした場面を隠し撮りして話題になった菱山郁朗氏、66歳。
菱山氏は「リクルートの贈収賄ビデオ取材報道を嫌悪の感情を込めて見つめていた人物がいた」として、それが中曽根前首相(当時)と極めて親しい関係にある副社長で主筆の渡辺氏(同)だったと書いている。
読売社長が日テレの社長と専務を呼びつけ、〈同席した渡辺がここでも『余計なことをしてくれたもんだな。やり過ぎだよ。あんことをやるとは。いったいどういう社員教育をしているんだ、君んとこは?』とすごんだ。そして『検察がしゃしゃり出てきたら中曽根の周辺まで追及の手が伸び、中曽根の立場が危うくなるではないか』とまで言った〉と記している。
また氏家氏は、人事はトップの専権事項だといって憚らなかった。社長候補だった専務を地方局に飛ばしたり、個人的関係を報道された副社長時代の元女性秘書を局長に抜擢したりした。
やがて彼女は「人事にもモノを言うようになっていく。彼女と衝突した人物はいかに仕事が出来てもことごとく排除された」(菱山氏)
菱山論文はこう締めくくられている。〈体を張って日々取材活動を続けている大多数のジャーナリストにとって全く模範とはならないし、健全なジャーナリズムは育たない。むしろ二人はジャーナリストとしては失格であり、一日も早く後進に道を譲って引退すべきだ〉
私が親しい日テレの若い友人も、今年いっぱいで退社すると、先日聞いた。彼は給与や待遇の不満からではないようだが、日テレと読売という大メディアが、曲がり角に来ているようだ。
その激震の大本には、84歳になるこの二人の権力者への批判の高まりがあることは間違いない。
(文=元木昌彦)

予想外の企業名がズラリ 「AERA」お得意のランキング特集に異変が! 証拠写真も...... スキャンダル発覚で国民的アイドル・嵐が大ピンチ! 調書は捏造だった? 高知白バイ衝突死事故の真相に迫る週刊誌の役割
次はレディー・ガガ!? ビヨンセのセクシーすぎるCMが放送禁止

ビヨンセたん、今日も絶賛クネり中!
抜群の歌唱力だけでなく、類い稀なる美貌やダイナマイトボディ、個性的なダンスで、世界中に熱狂的なファンを持つ歌手のビヨンセ。彼女が手がけるものは全てミリオンセラーになると言われており、今年2月にアメリカでリリースされた初の香水「Heat」も、発売からたった1カ月間で300万ドル(約2億5,000万円)以上を売り上げ大きな話題を呼んだ。「Heat」のコマーシャルにはビヨンセ自身が登場しており、大人の魅力溢れる作品だとアメリカでは大好評。しかし、イギリスでは「性的刺激が強すぎる」と日中に放送することが禁止されてしまった。
杉田かおるのTバックを前に完敗した、「美STORY」の"ぷりっ尻"企画

「美STORY」2011年1月号(光文社)
中年女性が「自己の老い」や「若い女」という敵となりふり構わず戦う姿を見せてくれる「美STORY」。今月もまた数々の無謀な戦いを繰り広げているのですが、それは後に譲るとして......さあて今月の齋藤薫センセーの連載は、表紙に登場している小雪がテーマ。齋藤センセーは小雪のファンだそうで、彼女のことを「地球の自然にも似た美しさ」と評しています。いわく「この人を見ていると、深森の中にある透明な湖の存在を思い出す。あるいは青く澄んだ山々のシルエットが幾重にも重なる壮大な景色を思い出す」そうなんですが......すみません、正直「ポカーン」ですよ。執筆直前に村上春樹でも読んじゃったのかな? これを読む限り、「タッキー、マジ神」「キムタクってやっぱイケメン」という類の言葉の方が、本質的な意味を表現していると思えるから不思議。今月も薫センセーの御託宣を承ったところで、早速中身に突入です。
上質なサウンドにシビれまくり!! 『鉄男 THE BULLET MAN』DVD&Blu-ray発売記念イベント

左から桃生亜希子、塚本晋也監督、エリック・ボシック。
世界的な映画監督の初期作品でモノクロームの低予算映画は──と考えて東西を見渡したとき、思い浮かぶひとつはリュック・ベッソンの『最後の戦い』。もうひとつは塚本晋也の『鉄男』だろう。『最後の戦い』はベッソンの長編デビュー作にして1983年アヴォリアッツ国際ファンタスティック映画祭の審査員特別賞・批評家賞受賞作品。『鉄男』は1989年のローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリ作品。それぞれ、商業映画監督としてのジャンピングボードとなっている。ジャン・レノ、田口トモロヲが「発見」された映画としても興味深い。
1992年の『鉄男II BODY HAMMER』以来となるシリーズ第3作『鉄男 THE BULLET MAN』が今年公開され、このたびBlu-ray/DVD化、同時に『鉄男』三部作のサウンドトラック音源を収録した『鉄男 ~コンプリート・サウンドトラック~』(SMJ)も発売された。
11月3日に立川シネマシティで行われた「『鉄男 THE BULLET MAN』DVD&Blu-ray発売記念"世界初!鉄男全作一挙上映"」は、映画を見ていながら、最強のノイズミュージックライヴを体験しているかのような不思議なイベントだった。
サウンド・スペース・コンポーザーの井出祐昭が音響設計した立川シネマシティは、剥き出しのスピーカーが暴力的な印象を与える「kicリアルサウンド」を採用。その音質は映画館という域を越えているが、ヴィジュアルそのものが前衛的な異空間ともいえ、『鉄男』に非常にマッチしている。
上映前と各作品のインターバルには、塚本晋也監督、「『鉄男 THE BULLET MAN』出演のエリック・ボシックと桃生亜希子、音楽の石川忠、漫画家の深谷陽らが登壇してのトークショーが行われ、ファンを楽しませた。
『鉄男』をはじめとする塚本作品に石川忠の音楽は欠かせない。ノイズ・インダストリアルバンド「ツァイトリッヒ・ベルゲルター」のメタルパーカッショニストだった石川(現DER EISENROST)に、塚本はこう注文したという。
「カシオサンプルトーンで猫の声でドレミファソラシドをやっているのが面白くて、だったら鉄の音で音階を作ろう、と思った。石川さんに依頼したときは、『とにかく鉄で。なるべく鉄だけで、普通の楽器なしで作れたらうれしい』と(笑)。」
石川はツァイトリッヒ・ベルゲルターで自作のメタルを叩いていたが、それでも普通の楽器を使わないという縛りには、かなり戸惑ったという。
その結果があの「爆音」「轟音」である。
1本目の『鉄男』上映開始直後には塚本が自ら実際の仕上がりをチェック、微調整を施していた。攻撃的なサウンドがさらに活性化。会場を埋め尽くしたオーディエンスを圧倒した。
この日は関連グッズがバカ売れ。塚本もファンサービスの時間を増やし、できるかぎりサインをし続けた。
その合間を縫って、塚本、エリック、桃生が控え室で取材に応じてくれた。
***
――シンプルに訊きたいのですが、これほどまでに長く愛され、影響を与え続ける『鉄男』とは、みなさんにとってなんなのでしょうか。
エリック それシンプルな質問じゃないでしょ(苦笑)。
塚本 一番楽しめる遊び場所、です。一番自由に、かしこまりすぎず、羽がピッと伸びるような。また『鉄男』を撮るとは(今の時点では)言わないですけど、そのことを考えると、フフッと楽しい。
──いますぐに続編と言われると、ちょっと困りますか?
塚本 前もそう言って、17年もかかっちゃったわけだから(苦笑)。『鉄1』が公開されたのはサイバーパンクが出てきたときですよね。その頃、インダストリアル音楽ができたじゃない? 暗い、ラフなサイファイ。人間、肉体、マシーン、鉄、大きいビルや街と人間のアイデンティティをどう合わせるかというテーマを、それぞれのアーティストが考えていた。でも『鉄男II』は作り方がちょっと変わった。鉄男のデザインが変わって、ストーリーもナラティヴになった。シュールだけじゃなくて、ストーリーが入った。(いろいろな作品を経ての『鉄男 THE BULLET MAN』で)現場でたまに言ってたんですよね、これは大人の鉄男だと。以前よりもセンシティヴに細かく静かに作られている。内包されている哲学も変わったと思いますよ。
桃生 塚本監督という人間に私はまず感動しました。自分の作りたいものを作るために時間をかけ、本当に大事に作っていて。監督が作るものを愛している人たちが集まって、お金とかそういうことだけじゃないところでものを作っていく姿勢とか、いろいろなことを教えてもらいました。スタッフの方とみんなで一緒に作品を作り上げていく時間が私は好きなんだな、と気付かされました。この先もいろいろな作品に出会っていくと思いますが、本当に大事にしたい作品に会えた、大きな出会いだなと、すごく感謝しています。
***
熱心な塚本ファンであるエリックをはじめ、「お金だから」とか「仕事だから」という以上のモチベーションが制作者を衝き動かす類の作品であることを、桃生は明確に語っている。20年以上も『鉄男』が続く理由の一端が垣間見える。
20周年記念として、月刊コミックビーム(エンターブレイン)でコミック版の連載が始まるという。熱狂の渦が新たな支持者を獲得し、巻き込んで、さらなる運動へとつながりそうな気配だ。
(取材・文・写真=後藤勝)
鉄男 THE BULLET MAN 体感せよ!
【関連記事】 デビュー作『鉄男』の衝撃から20年! 塚本晋也監督の変わらない製作スタイル 黒き鋼鉄と化した男の爆音復讐譚『鉄男 THE BULLET MAN』 「走れ、考えろ、そして行動に移せ!」SABU監督の熱気溢れる『蟹工船』
イクメンコラムは共感できず……ギャルママ雑誌の方が数倍面白いんですよ!

(C)倉田真由美
――くらたまとの"真実の愛"に目覚めた叶井俊太郎が、一筋縄ではいかない、「元ヤリチン」流の子育てに奔走中!
先日、初めて赤ちゃん雑誌を買ってみました。赤ちゃん雑誌ってヒモで括られてるのが多くて、中身がまったく読めないので、表紙を見てまとめ買いしましたよ。「ひよこクラブ」(ベネッセコーポレーション)と「ベビモ」(主婦の友社)の内容は似てるかな。生後1カ月~1歳までの赤ん坊の様子を写真で紹介したり、離乳食についてとかの記事が多いようです。お笑い系タレントのイクメンコラムが連載されてるんだけど、これがハッキリ言ってつまらん!
【小明の副作用】第11回生放送アーカイブ「ギックリ腰アイドル、略してギッドルの小明だよ☆」
M-1戦線異状あり!? 初の「両国国技館セミファイナル」開催で今年のM-1はどう変わるのか?

「オートバックスM-1グランプリ2010
公式サイト」より
年の瀬が近づき、今年もM-1グランプリの季節がやってきた。現在、12月26日の決勝戦に向けて各地で予選が行われている。
今年のM-1予選では、注目すべき大きな変化がいくつかあった。まず、3回戦と準決勝の間に新たに「準々決勝」が設けられたこと。そして、従来は東京・大阪で二回に分けて行われていた準決勝が、東京・両国国技館で一度に行われるようになったことだ。このことによって、今年のM-1戦線にはいくつかの変化が起こることが予想される。それについて考察していきたい。
第一に、準決勝の会場のキャパシティが変わる、ということだ。今年行われる両国国技館の準決勝では、観客6,000人の動員を予定しているという。6,000人というのは、お笑いライブ会場の収容人数としては、極端に大きい。これまで準決勝が行われていた会場は、大阪のなんばグランド花月(NGK)、東京のよみうりホール、メルパルクホールなど、1,000~1,500人規模のホールばかり。今年は準決勝会場が一気に巨大化することになる。
一般に、お笑いライブの収容人数には上限があると言われている。あまりに大きいと、観客は芸人の表情や動きが見えづらくなり、集中力を保つのが難しくなる。また、芸人にとっても、大きすぎる会場では笑いが散ってしまうので、空気をつかみづらいという難点がある。
そんなわけで、今年の準決勝では、会場が巨大化したことによる弊害が起こることが予想される。それは、簡単に言うと、芸風による有利不利が出てくる、ということだ。大きな会場では、小さい声の芸人、落ち着いたネタ運びをする芸人は、それだけで不利になる恐れがある。勢いがあって、よく声が出ている芸人の方が、遠くから見ていても笑える空気を作りやすいからだ。
実際、M-1予選の常連でもある、比較的おとなしい芸風の某コンビは、両国国技館で準決勝が行われるということを知って、今年のM-1は半ばあきらめたような気分になったという。会場のキャパシティは、舞台に立つ芸人にとってそれほど重要なことなのだ。
また、もうひとつ見逃せない変化がある。それは、今回の準決勝では、M-1史上初めて、客前で決勝進出者が発表されるということだ。これまでのM-1では、決勝進出者の発表は、出場者たちの目の前でひっそりと行われていた。だが、今回は、両国国技館で準決勝が行われた後、その場で決勝進出者が公表される。
そのことによって、今年のM-1では、より観客目線の審査が行われるようになるだろう。これまでのM-1では、準決勝で必ずしも大きな笑いを取っていない芸人が、審査員に評価されて決勝に上がるということがしばしばあった。だが、今年はそういうことがやりづらくなる。あまりにウケが悪い芸人が決勝に上がるとなると、発表された瞬間に客席から「えーっ!?」というブーイングの声があがるかもしれない。主催者側としてもそれは避けたいはずだ。今年のM-1では、目の前の観客から爆笑を勝ち取った芸人が、順当に勝ち上がることになるだろう。それは、事あるごとに予選審査の不透明性を指摘されてきたM-1が、一気に生まれ変わるきっかけにもなるかもしれない。
出場するそれぞれの芸人にとっては、これらの変化がもたらすメリットもデメリットもあるだろう。ただ、いずれにせよ、最後の最後にはいちばん面白い芸人が優勝する、というM-1の理念に偽りはない。予選審査にマイナーチェンジが加えられた今年のM-1が果たしてどんな結末を迎えるのか、期待は高まる一方だ。
(文=ラリー遠田)
M-1 グランプリ the BEST 2007 ~ 2009 初回完全限定生産 初回限定版がまだ売れ残ってる!
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