
こればっかりはどうしようもない
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎最終兵器・帽子がスタンバイ
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「触れたいのに触れられない」。高校時代のそんな淡い気持ちが蘇る写真集。
(c) Yuki Aoyama
空に向かって跳ぶサラリーマンたちを収めた写真集『ソラリーマン』(ピエ・ブックス)や、女子高生の淡いフェティシズムを切り取った『スクールガール・コンプレックス』(イーストプレス)などで話題の写真家・青山裕企が、新作写真詩集『思春期』(ピエ・ブックス/谷郁雄氏と共著)を発表した。『スクールガール・コンプレックス』では写真の素材として女子高生を扱っていたが、今回の『思春期』ではより自然な舞台に置かれた女子高生の儚さ、美しさ、エロさなどに切り込んでいる。この、一見オシャレに見える写真集の裏にはどんなドロドロのリビドーが潜んでいるのか!? 青山さんに直撃してみた。
――青山さんと言えば写真集『ソラリーマン』に代表されるように、おっさんがジャンプしている写真のイメージが強いですが、被写体として女子高生に興味を持つようになったきっかけは?
「もともとジャンプ写真ばっかり撮っていたんですが、2006年にグループ展をやったときのテーマが『変態』だったんですね。人が跳んでる写真って、どちらかというとサワヤカでポップじゃないですか。せっかく『変態』っていうテーマなので、今までと違うことをやろうかなと考えた時に出たのが女子高生だったんですよ」
――『変態』と言えば女子高生だろうと!
「女子高生にしろサラリーマンにしろ、制服を着ている存在というのに興味があるんですね。都内で電車に乗っていると、サラリーマンや女子高生をよく見かけますけど、どこか無機質で記号っぽく見えるじゃないですか。そういうものを作品にしようと思って撮り始めました」

(c) Yuki Aoyama
――ちなみに高校時代は共学でしたか。
「共学です。でも制服はブレザーで、市内でワースト3に入るくらいダサかったんですよ。だから高校時代は、それほど制服自体への執着ってなかったと思うんですけどね。まあ体操着とか、夏服のシャツに透けるブラとかはよく見てましたけど」
――新作写真詩集『思春期』では夏服しか写してないですよね。ブレザーにはそれほど苦い思い出があると。
「まあそこは、肌の露出の関係で冬服だと隠れすぎちゃうっていうのもあるんですけど」
――高校時代ってモテてましたか。
「中学までは完全にイケてないグループで、当然女子からは全く相手にされてなかったんですけど、高一の春になぜかクラスの女子からアタックされ、こっちが動揺する中、周りの盛り上がりに後押しされて、初めて付き合ったんですよ。でも、その女の子が......表現はよくないですけど、ヤリ手な子で。すぐに他の男子に乗り換えられ、一気に女性不信に陥ってしまいましたね」
――じゃあ女子高生に対するイメージって、むしろ悪かったりするんですか。
「そんなことがありつつも、ひとりっ子だったこともあり、ずっと同世代の女性と交流がなかったんで、女性に対してものすごい幻想を抱いていて『神聖な存在だ』みたいに思っていました」
――それ以外に高校時代の恋愛っていうのは......。

(c) Yuki Aoyama
「大学受験の前日に同じバスに乗ってた女の子に一目惚れしました! しかも、その子が受験当日に同じ教室にいたんですよ。これは運命だと思うじゃないですか。なんとかして声をかけたいけど、そんな話術もない。しかも、実力的に試験には落ちると思ってたんで、今声をかけないと一生会うチャンスがない。そこで試験中ずっと作戦を考えて、終わって教室から出ていったところをつけていって、『財布を落としちゃったんで、帰りの交通費を貸してもらえませんか』って」
――それは......完全に怪しいですね。
「でも彼女は疑いの目ひとつせずに『いいですよ』って! そこで完全に心を持ってかれましたね。彼女は現役で合格し、僕は浪人して一年後にその大学に入ったんですが、借りたお金を返すという名目で住所を聞き出していたので、その間ずっと文通をしていました」
――告白はしたんですか。
「大学に入ってしばらくして、授業にも嫌気がさしはじめた頃に、キャンパスでその子と一年ぶりに再会したんですよ。でもそのとき横に知らない男の子がいて......。今考えれば、それだけでカップルって決めつけるなんてどうかしてるんですけど、当時は一年間膨らませ続けた思いでいっぱいいっぱいになっていたので『オレの大学生活はもう終わった!』って思っちゃって。その足で東京駅まで行ってしばらく失踪し、その後休学して旅に出ました(笑)。日本中を自転車で旅したんですけど、実はその時、旅先の風景を写真に収めたいなって思ってカメラを買ったのが、写真を始めたきっかけなんですよ」
――じゃあ今の活動って、その子に影響された部分が大きいとも言えますね。
「旅に出たのは、それ以外にもいろいろな原因があったんですけどね。運動音痴でモテなくて、自分に自信がなかったっていうのがコンプレックスだったんで、あえて自転車で旅を......みたいな。まあ、制服に対してこだわりを持っている男子っていうのは、こういう感じで学生時代にモテてなかったケースが多いんじゃないかなって思います。制服を着た子と上手くコミュニケーションが取れなかったからこそ、それを引きずっているという」
――そうですね、ボクも男子校だったんで制服には異常に執着してますからね! 今は撮影のときに上手くコミュニケーション取れてるんですか?

(c) Yuki Aoyama
「いや、やっぱり撮影するときも恥ずかしくって......。今はちょっと慣れましたけど、知らない女の子とスタジオに入って、制服を着てもらうっていう時点で、もはやプレイですからね。どこか赤面しながら撮ってますよ」
――思春期のドキドキ感が蘇ってきた、みたいな。
「顔を写さないんで、撮るときにもモデルの子と目が合うことはないっていうのもポイントですね。だからこそじっと見つめられるんですよ。教室で斜め前の女の子を見つめている感じ。しかもブラが透けてたりしたら、必死で目に焼き付けてたじゃないですか、そんな気持ちを写真上で再現したいと思っています。世の中にはエッチな写真って氾濫しているんで、単純に女子高生をいやらしい性的対象としては扱いたくなくて、かといってすごくキレイに芸術的に......っていうだけでもない」
――好きな子の透けブラを死ぬほど見るけどそれでオナニーはしないぞ、みたいな。
「そういう高校時代の複雑な感情に似ていますね。この写真集を見てエロいって思う人は多いとは思うんですが、でもヌケない。女子高生って、いやらしいものでありつつ、神聖なものでもあると思っているので、そう簡単におかずにはさせないぞっていうのは意識しています」
――この年になればエロ本でもエロビデオでも平気で買えますけど、この写真集を見るのはちょっと恥ずかしさを感じますからね。
「そんなに露出が強いわけじゃないけど、すごくエロく感じる。それって、当時思ってた淡いエロさが蘇ってるんだと思いますよ」
――それでは今後、撮っていきたい題材があったら教えて下さい。
「日本的なものですね。サラリーマンとか女子高生っていうのも実に日本らしい存在じゃないですか。海外のサラリーマンがジャンプしてる写真も撮ったことがあるんですけど、格好良すぎるんですよ。スーツの広告みたいで違和感がない。海外もいろいろ巡った結果、やっぱり日本って面白いなって思っています」
(取材・文・写真=北村ヂン)
●あおやま・ゆうき
1978年愛知県名古屋市育ち。サラリーマンや女子高校生など"日本社会における記号的な存在"をモチーフとし、自分自身の父親像や思春期観などにユーモアを取り入れながら制作している。07年「キヤノン写真新世紀」優秀賞(南條史生選)受賞。著書に『ソラリーマン』(ピエブックス)『スクールガール・コンプレックス』(イーストプレス)がある。
<http://yukiao.jp/>
グループ展『写真三銃士 2010』
会期:11月19日(金)~ 28日(日)
会場:新宿眼科画廊
住所:160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
電話:03-5285-8822
開催時間:12:00 - 20:00(最終日は17:00まで)
休廊日:木曜日
協賛:キヤノン株式会社
* 入場無料
* 写真鼎談(yukaicamera on USTREAM):11月20日(土)16:00 ~17:00
* アーティストレセプション:11月20日(土)17:00 ~20:00
* 写真三銃士写真集「誓約」発売(A5, 白黒, 80ページ, 700円, 100部限定)
思春期 女子高生とは、永遠にイノセントな存在なのです。 ピエ・ブックス刊/定価:1890円

アロマの魅力をすべて知ってますか?
自宅でできる手軽なリラックス法として、近年すっかり定着したアロマセラピー。一日の終わりに、好きな香りに包まれてベッドに就いて、ストレスをリセットしている人も多いんだとか。その時の気分や目的によって、好みの香りを選べることから、いくつもの精油をついつい試したくなってしまいますよね。最近では、アロマの効能に注目した精油配合のスキンケアアイテムも登場し人気となっています。ひとくちにアロマと言っても、香りがもたらす癒やし効果のほかに、身体機能への効果があるということをご存じですか?

新宿駅東口改札で出てすぐのところにある
「ベルク」。
本サイトでもたびたびルミネによる立ち退き問題を取り上げてきた新宿駅東口の名物ビア&カフェ「ベルク」(記事参照)。
ファン1万5,000人超の署名に支えられ、めでたく20周年を迎えようとしているが、ルミネ側はいまだに態度を変えておらず、10月初旬、再び2011年3月までの退店を迫る通知書を送付してきたという。
このルミネの行為に、定期借家制度【※】の実現を推進してきた中村てつじ民主党参議院議員は、Twitter上で「新宿『ベルク』の件、これが本当ならば大変なことだ。普通借家契約をしている借り主は守られている。家主が定期借家への切り替えを迫っても違法。これを許せば定期借家制度を作ったこと自体が批判されかねない」とコメントしているが、政治家に違法行為を指摘されてまで、なぜ、ルミネは、ベルクの立ち退きに固執するのか。
その理由をさぐるにあたって、まずは先ごろ、『食の職 小さなお店ベルクの発想』(ブルース・インターアクションズ)を上梓したベルク副店長・迫川尚子さん、そして同店長の井野朋也さんに話を聞いてきた。
──『新宿駅最後の小さなお店ベルク』に続くこのベルク本第2弾では、具体的なメニュー開発や食材選び、ベルクが誇る3人の職人さんのインタビューなど、随所に"味"へのこだわりが見えますが、意外にも(?)自分たちの趣味に走らず、きちんとビジネスとして成立させるために腐心されているのに、改めて関心させられました。
井野 そう、ちゃんとビジネスとして成立させるのが大事なんです(笑)。とくにベルクはこの新宿という場所に惹かれて始めたので、この場を最大限に活かすには"早い、安い、美味い"を極めるしかなかった。でも、最初の頃は、コンサルタントの方に、"自分たちだけの判断では絶対、趣味に走り過ぎるから"ってアドバイスをもらっていたんですよ。膨大なデータをもとに『この味はまだ×年早い』という分析が具体的かつ的確で、そこはさすがにプロでしたね。でも、職人はそういうデータには反発するから、プロデューサーとしてその間に立って味を決めるのが僕らの仕事になるわけです。
迫川 その際、普通は100人に支持される味と1000人に支持される味とでは、後者のほうが味が落ちるイメージがありませんか? でも、ベルクでは、多くの人の支持を得るために無難な味にするようなことは絶対しない。そういう意味で、味が最優先なんです。
──"早い、安い、美味い"というのは、ファストフードの基本とされていますが、でも、現実には、"早い、安い"はあっても、"美味い"まで並立させているお店は、なかなか見当たりません。
井野・迫川 そこは、ベルクの場合、本当に職人たちのおかげです(声を揃えて)。
──本書では、そんなベルクの職人さんへのインタビューも見どころのひとつになっていますが、ソーセージ職人の河野仲友さんが、あえて値段の高い腸を使って仕事の効率を上げ、値段を据え置きにするというエピソードには驚かされました。原材料費が高くなれば、そのぶん商品の価格に反映させるものだと思っていましたから。
迫川 あの話には私も目からウロコでした(笑)。『いい腸を使うと作業効率が上がるから、かえって時間単価は安くなっちゃう』って。要するに、ソーセージの価値は上がっているのに、職人の腕で実質的に値下げをしているわけですからね。ソーセージだけじゃなく、パンも、天然酵母を使いつつ、職人の高橋康弘さんの腕で安くしてもらっているようなもので、本当に助かっています。
井野 しかも、お客さんも分かっているから、パンを注文したときに『バターはいらないよ』って言ってくださる方が多いんです。今、バターも値上がりしているから、すごいコスト削減になっています(笑)。
■"食の安全"には殺菌・除菌!? 過剰な浄化志向が辿り着く先とは
──ベルクでは、職人さんだけでなく、スタッフの方もアルバイト・社員の隔てなく重要な戦力とされていますよね。特に、企業が常時取り替え可能な働き手として派遣や契約社員を重宝させているなかにあって、あえて長期スパンで行う社員教育は、業界に関係なく、理想的なように見えました。ただ、ノウハウを学んで独立されたら、正直、困る、ということはないのでしょうか?
迫川 たしかに以前は複雑な気持ちになりましたが、うちのコーヒー職人である久野(富雄)さんをみて考えが変わったんです。というのも、久野さんは全国でコーヒー焙煎の講習をしているんですが、それはなぜかと尋ねたら、『情報を共有することで業界全体のレベルを上げていきたい』と言われて。それ以降、独立するスタッフにも、どんどん面白いお店をつくっていってもらえたら、と思うようになりました。
井野 ただ、ベルクで得たノウハウを活かして独立しようと思っても、今はかなり不可能に近いのが現実です。というのも、飲食店の設備投資には数千万円単位のお金が必要で、さらにそれを回収するまでには最低でも十年ぐらいはかかりますが、1999年に借地借家法が改正されて定期借家制度が導入されたことで、賃借側である僕たちは通常2~3年という短期の定期契約しか結べず、しかも賃貸側から『契約を更新しません』と言われたら、契約終了後に出ていかなくてはいけなくなってしまったんです。そうなると、ベルクのような個人店をターミナルビルに出店するのはほぼ無理。こうした営業権の問題が見直されれば、ベルクも支店を出せるし、やる気のあるスタッフにはより明確な目標をもって働いてもらえるようになるのですが......。
──中村議員のつぶやきが端的に示しているように、この定期借家制度には改善すべき点がいくつかありそうですね。ところで、相変わらず立ち退きを勧告しているルミネ側とは、契約だけでなく、衛生管理をめぐっても"プチ・バトル"を展開中だそうですが。
迫川 ルミネさんが無料で定期的に衛生検査をしてくれるっていうんで、最初は喜んでいたんです。ところが、毎回すごいんですよ。『菌が出た』って。でも、菌って、当たり前のように存在しているんです。保健所なんかは"無菌なんてありえない"ということが分かっていますが、ルミネ指定のその業者さんというのは、もともと業務用洗剤の製造販売を手掛けていて、とにかく"殺菌・除菌"という発想なんですね。でも、そんな口に入れられないような薬品なんて厨房に入れたくないし、そもそも店を清潔にするには重曹と石鹸で十分。先方は、『菌が強くなっている』というのですが、それは、薬品に頼っているから薬品に対して強くなっているんであって、菌の繁殖力自体は弱まっているんです。化学薬品は悪い菌だけでなく、善い菌も見境なく殺しますし......悪循環ですよね。
* * *
過剰な浄化志向は、「ルミネはファッションビルだから」という理由だけで立ち退きを迫るルミネ側の姿勢と相通じるものを感じさせるが、ルミネだけでなく、それを是とする人々にしてみれば、ベルクのような個人経営の飲食店は、取り除くべき"異物"と映るのかもしれない。実際、本書を通じて語られる"ベルクの哲学"というべき食に対する姿勢──たとえば、なるべく作り置きはしない、なぜなら新鮮さが失われて味が落ちるから、など──は、一般的なファストフード店や企業とは正反対で、異質だ。
と同時に、そんな同店の立ち退き反対に1万5,000人超もの人が声を上げたのは、それが、"健康体を維持するためには、本来、人間が持っている抵抗力を失わせてはいけない"という、人間の本能に突き動かされた人々のレジスタンスだからなのではないか──2人の話に耳を傾けていたら、ふと、そんな気がしてきた。
(文=編集部)
【※】定期借家制度
1999年の借地借家法の改正により導入された賃貸契約の新制度。賃貸住宅市場の活性化がその目的で、借り手にとっては家賃が安くなるなどのメリットが生じるとされたが、それまでの借地借家法では、大家が立ち退きを求める場合、「正当事由」が必要だったのに対して、契約期間が終われば家主の通告で契約が打ち切れるなど、家主の権利が大幅に強化されることになり、「追い出し」などへの懸念が指摘され、野党が強く反対していた。
●ベルクHP<http://www.berg.jp/>
食の職 小さなお店ベルクの発想 味に対するこだわりとベルク愛がつまった1冊。
新宿駅最後の小さなお店ベルク 大反響を呼んだベルク本第1弾。
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