リンジー・ローハンの薬物注射シーンの写真が公開! 慣れた手つきで……

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もはやリンジーの代表作はドラッグゴシップに。

 一連の刑務所騒動からたった1カ月で薬物抜き打ち検査に落ち、再び収監されたリンジー・ローハン。保護観察期間中の違反行為だとして保釈なしの30日間の禁固刑に命じられたものの、「軽罪なのに」と上訴。保釈金30万ドル(約2,500万円)を支払い、たった半日で釈放され「世間を舐めきっている」と批難を浴びた。その釈放から14時間後。リンジーが腕に注射器を当てている写真が公開され、全米に大きな衝撃を与えている。

マイノリティーは"理想郷"を目指す。筒井文学の金字塔『七瀬ふたたび』

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人の心を読むテレパスである七瀬(芦名星)は、
夜行列車の中で同じテレパスのノリオ(今井悠貴)、
予知能力者の岩淵了(田中圭)と運命的な邂逅を果たす。
(C)2010「七瀬ふたたび」製作委員会
 『時をかける少女』と並んで熱烈な人気を誇る、筒井康隆のSF小説『七瀬ふたたび』が初映画化された。1975年に出版された同作が映像化されるのは、これで5度目となる。ヒロインは人の心を読む、美しき〈テレパス〉火田七瀬(芦名星)。特殊能力に恵まれたゆえにコドクな人生を歩んできた七瀬は、さまざまな能力を持つ仲間たちと出会う一方、異端者の存在を嫌う巨大組織の迫害に遭い、壮絶なサイキックバトルを繰り広げる。これまでのテレビドラマ版にはミステリアスな雰囲気の多岐川裕美(NHK/79年)、ホステス姿がセクシーだった水野真紀(フジテレビ系/95年)、ボーイッシュなイメージの渡辺由紀(テレビ東京系/98年)、介護施設で健気に働く蓮佛美沙子(NHK/09年)と多彩なタイプの七瀬が登場した。いかに映像クリエイターたちが『七瀬ふたたび』という物語と七瀬というヒロインを愛してきたかが分かるだろう。  『時をかける少女』が思春期の淡い初恋を描いたように、『七瀬ふたたび』も単なる超能力バトルに終わらない、美しく悲しく切ない物語だ。七瀬はいくつもの顔を持っている。七瀬と同じ〈テレパス〉である幼いノリオ(今井悠貴)にとっては"慈愛の保護者"であり、離れた物体を動かす〈テレキネシス〉のヘンリー(ダンテ・カーヴァー)にとっては"正しき指導者"、筒井作品でおなじみ〈タイムトラベラー〉の藤子(佐藤江梨子)にとっては心を丸裸にして見せることのできる"唯一の親友"、〈予知能力者〉である岩淵了(田中圭)にとっては未来を大きく揺るがす"運命の恋人"なのだ。過去の七瀬を演じてきた女優たちのタイプがバラバラなのは、製作者たちの思い描く七瀬像がそれぞれ違うからだろう。まるで阿修羅像のように幾つもの顔を持つ七瀬を家長にして、七瀬を慕う超能力者たちは"疑似家族"を構成し、さすらいの旅を続ける。  七瀬たちが目指すところは、世間から異端者の烙印を押された自分たちが静かに暮らせる安息の地。自分の持つ特殊能力に悩まされることなく、仲間と支え合って慎ましく生活できればよい。中国でいうところの"桃源郷"、チベットでいうところの"シャンバラ"、日本最南端の島・波照間島でいうところの"パイパティローマ"、宮沢賢治ならば"イーハトーブ"、宮崎駿でいうなら『未来少年コナン』(NHK)で描かれる"ハイハーバー"ですよ。しかし、どこまで行っても七瀬たちは白眼視され、さらに巨大組織が執拗に追撃してくる。せっかく七瀬という最大の理解者に巡り会えた超能力者たちだが、殉教者のようにひとり、またひとりと抹殺されていく。
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七瀬を中心にした超能力集団。ヘンリー
(ダンテ・カーヴァー)は七瀬の命令に
よって念動力を発揮し、藤子(佐藤
江梨子)は時間をリセットするタイム
リープ能力を持つ切り札的存在だ。
 多岐川裕美主演の『七瀬ふたたび』に初遭遇したときは衝撃的だった。原作小説を知らず、「いきなり"ふたたび"と言われてもなぁ」とテレビの前で困惑した覚えがある。またそれ以上に、自分の信じる者のために命を張って巨大な敵と戦う超能力者たちに"滅びの美学"を感じ、胸を締め付けられた。70年代の終わりにNHKで作られた第1作は、たぶんに製作者は"あさま山荘事件"に象徴される学生運動の終焉をドラマに重ね合わせていたように思う。  『ガメラ 大怪獣空中決戦』『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(95)などのヒット作で知られる"時空マスター"伊藤和典が劇場版『七瀬ふたたび』のシナリオを書き上げたのは10年前。原作のクライマックスから始まるケレン味たっぷりの構成にしている。ちなみに兄・小中千昭とのコンビで数多くのSFファンタジー作品を発表してきた小中和哉監督が劇場版の企画に携わったのが13年前。主演女優が見つからず難航したとのことだが、すんなり製作されていれば、オウム事件を彷彿させる問題作として賛否両論が沸き上がったはずだ。  原作者であり、永遠のヒロイン・七瀬を生み出した創造主である筒井康隆氏、いや筒井先生には河崎実監督作『日本以外全部沈没』(06)の劇場公開の際にインタビューする僥倖に恵まれた。テアトル新宿の狭い控え室で、『日本以外全部沈没』や『七瀬ふたたび』を執筆した70年代のエピソードを扇子片手に語ってくれた。70年代当時、『日本沈没』の小松左京氏やショートショートの星新一氏は売れっ子だったものの、SF作家は作家とは認められておらず世間から孤立した存在だったという。SF作家仲間でニューオータニのバーや六本木のイタリア料理店「シチリア」に度々集まっては、気炎を上げていたそうだ。  無礼講の酒の席で小松左京氏は「沈没成金」と囃され、作風と180度違う毒舌ぶりを発揮していた星新一氏は「オレのジョークにみんな笑い転げるのに、オレの小説がつまらないのはなぜだ?」などと自虐的な会話が飛び交っていたとのこと。そんな言葉のやりとりからブレインストーミング的に珍作『日本以外全部沈没』が生まれたんだよ、と筒井先生は振り返った。興に乗ったSF作家御一行は夜中の横浜中華街にまで繰り出し、大騒ぎしていたとも。作家として認められないSF作家たちの抑圧されていたエネルギーが渦巻いていた宴会だったようだ。世間や巨大組織を相手に戦いを挑む七瀬たち超能力者集団は、溢れ出す豊かなイマジネーションを持て余すSF作家たち若き日の写し絵だったのかもしれない。  "クールビューティ"芦名星が演じた劇場版の七瀬は、これまでの七瀬に比べて超ポジティブだ。七瀬と同じ〈テレパス〉でありながら超能力者抹殺計画の現場指揮を執る狩谷(吉田栄作)に対し、狩谷の思い出したくない幼い頃のトラウマを掘り起こし、心の傷のかさぶたをむしる取るという荒業を七瀬は見せつける。"理想郷"とは誰もいない逃走先にあるのではなく、目の前の問題をクリアしなくては手に入らないことを悟った七瀬は、最後まで戦い抜く覚悟を決める。美しくもはかない超能力者だった七瀬は、スクリーンの中で闘うヒロインとして新しく甦った。CGを多用して、もっと派手なサイキックアクションにしても良かったのではという声もある。しかし劇場版『七瀬ふたたび』は、今までになく"ふたたび"という意味を強く感じさせる1作であることは間違いない。 (文=長野辰次) nns0003.jpg筒井康隆作家生活50周年記念映画『七瀬ふたたび』 原作/筒井康隆 脚本/伊藤和典 監督/小中和哉 出演/芦名星、佐藤江梨子、田中圭、前田愛、ダンテ・カーヴァー、今井悠貴、平泉成、吉田栄作 配給/IMJエンタテインメント + マジックアワー 10月2日(土)よりシネ・リーブル池袋、シアターN渋谷ほか全国ロードショー ※本編上映前に中川翔子初監督作となる短編『七瀬ふたたび プロローグ』を上映。出演/芦名星、多岐川裕美 <http://www.7se-themovie.jp>
NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびI 初代。 amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第85回]清純派・佐藤寛子が美しく"変態"! 官能サスペンス『ヌードの夜──』 [第84回]死を意識して、ギラギラ輝く男たち! 三池節、大バクハツ『十三人の刺客』 [第83回] 女を食い物にする男どもは全員処刑! モダン社会の闇を暴く『ミレニアム』 [第82回] "企画AV女優"たちの青春残酷物語 性なる鎮魂劇『名前のない女たち』 [第81回]猫を見れば、人間社会が見えてくる! 世界の人気猫大集合『ネコを探して』 [第80回]原恵一監督の新作は辛口ファンタジー 退屈な"日常生活"を彩る『カラフル』 [第79回]米軍に実在した"超能力部隊"の真実!? ムー民、必見『ヤギと男と男と壁と』 [第78回]戦場から帰還した夫は"芋虫男"だった! ヤクザ監督の反戦映画『キャタピラー』 [第77回] 白ユリの花開くガールズの妖しい世界 H系ホラー『ジェニファーズ・ボディ』 [第76回] 爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ [第75回] "生きる"とは"見苦しい"ということ 藤沢周平の時代活劇『必死剣 鳥刺し』 [第74回]初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』 [第73回] "三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』 [第72回/特別編] 上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張 [第71回] 女子にモテモテになる方法、教えます。軟派少年の実話物語『ソフトボーイ』 [第70回] 下町育ちの"北野少年"が見た現代社会 人間同士の食物連鎖『アウトレイジ』 [第69回] "リアルと虚構の狭間"を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』 [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! [第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! [第25回]白熱! 女同士のゴツゴツエゴバトル 金子修介監督の歌曲劇『プライド』 [第24回]悪意と善意が反転する"仮想空間"細田守監督『サマーウォーズ』 [第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』 [第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』 [第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』 [第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』 [第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』 [第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』 [第17回]地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』 [第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』 [第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』 [第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』 [第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』 [第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』 [第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』 [第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』 [第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』 [第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』 [第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』 [第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』 [第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ [第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々 [第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は...... [第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった [第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

K-POPアイドルは短期で引き上げる!? 韓流スターが狙う海外進出の実情

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『日本人の知らない韓流スターの
真実』(文藝春秋)

 『冬のソナタ』とぺ・ヨンジュンが作った"韓流ブーム"は、東方神起を経て、BIGBANGや少女時代に引き継がれ、ブームを超えた大きなうねりとなって日本中を席巻している。ただイ・ビョンホンの女性騒動や、東方神起の3人(ジュンス、ジェジュン、ユチョン)の活動休止など、韓流スター周辺には騒動も多く、多くの場合、日本人は蚊帳の外に置かれ、流れてくる情報に戸惑うばかりだ。

『戦国BASARA』が火をつけた歴史ブームはどこまで拡大するか

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CAPCOM『戦国BASARA』公式サイトより
 いわゆる「歴史ブーム」「戦国ブーム」は止まる気配がない。『もういちど読む山川日本史』(山川出版社)が売れに売れ、お盆には歴史上の人物の墓を訪ね歩く「墓マイラー」なる層も出現。2008年ごろに生まれた歴史好き女子を指す「歴女(レキジョ)」という言葉は、今では流行語を超えてすっかり定着した感すらある。  ブームの火つけ役となったのが、カプコン社のアクションゲーム『戦国BASARA』シリーズ。05年の発売以来、出荷本数は累計160万本を記録。7月に発売された『戦国BASARA3』も、PS3で約31万本、Wiiで約8万本と好調に推移。男の渋い趣味として位置づけられていた「歴史モノ」というカテゴリーを若い女性層にまで浸透させ、ブームの裾野を広げながら息の長いムーブメントとして定着させている。  こうした動きに合わせ、各地ではさまざまな関連イベントが開催されている。『戦国BASARA3』の発売に合わせ、人気キャラクターの一人である真田幸村のふるさと、長野県上田市では、上田市と別所温泉を結ぶ上田電鉄別所線に、ゲーム『戦国BASARA』とTVアニメ『戦国BASARA弐』をラッピングした「戦国BASARA 真田幸村号」を走らせ、人気を集めている。これに先駆けて4月に開催された「上田真田祭り」にも、40年ぶりの大雪による交通の乱れがあったにも関わらず、5万5,000人の観光客で賑わったという。上田市観光課では、「県外からの若い女性のお客様が目立って増えています。戦国武将、とりわけ真田昌幸、信之、幸村親子の観光資源としての力を実感しています。まさに『BASARA』さまさまですね」とホクホクだ。  また、今年は関ヶ原合戦から410周年という節目。岐阜県関ヶ原町では、08年以来二年ぶりの開催となる「関が原合戦絵巻2010」(旧「関ヶ原合戦祭り」)を10月16日、17日に開催する。同町地域振興課では、「一般の方が参加できる『甲冑武士』を昨年の80数名から倍近い150名にしたところ、応募が殺到しました。若い女性も多いですね。来場者は前回の3万5,000人を超えると予測しています」と、盛り上がりに期待を寄せる。  来夏には、戦国時代を描いた歴史小説『のぼうの城』(和田竜著)の映画化が決定(犬童一心・樋口真嗣監督)。エキストラを一般公募したところ、こちらも希望者が殺到したという。  全国的なムーブメントを後押ししている『戦国BASARA3』だが、早くも公式の解説本も出ている。『カプコン公認 公式読本 戦国BASARA3 関が原の戦い』(別冊宝島)では、執筆陣に小和田哲男、童門冬二、火坂雅志、桐野作人、藤井尚夫といった解説本らしからぬ実力派作家を揃え、「ありがちなゲーム解説本とは一線を画しました。戦国武将や関が原の戦いを、深堀りしながらも分かりやすく解説してあります。ゲームから入った歴史ファンはもちろん、コアな歴史マニアにも満足できる内容です」(宝島社)と、制作サイドの鼻息は荒い。  ゲーム、アニメ、書籍と、さまざまな入口で戦国武将に惹かれたファン層は、"歴史"を生涯の楽しみとして取り入れ、そこに根を下ろしはじめているようだ。既に"歴史"はブームという枠を超え、安定した趣味のジャンルとして確立されたと見ていいのかもしれない。 (文=浮島さとし)
もういちど読む山川日本史 昔はあんなに嫌いだったのにね。 amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 "リアルすぎる歴史番組"NHK『タイムスクープハンター』が示す映像新時代 "データベース"と"地域ブランディング"に見るアニメ産業の「未来」と「リアル」 イケメン旋風、ここにも到来!? 出版業界を延命させる時代小説

初デートでプラネタリウムに行く"風早くん"のたぐいまれな純粋さ

アイドルと学ぶ"二次元作品"魅惑の世界──。アニメ、マンガにゲームまで、SKE48の舞台裏講座が開講です! 【今月の教本】 『君に届け』
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(写真/有高唯之)
左上、平松可奈子/中央、高柳明音/左下、中西優香/右下、古川愛李
──これまでわりとディープな作品を取り上げてきましたが、たまには普通の女の子っぽい視点でも語っていただこう......ということで、今回のテーマは若い女性に絶大な人気を誇る少女マンガ『君に届け』(集英社)です。なんでも中西さんは、全巻揃えていらっしゃるのだとか。 中西優香(以下、) はい! 恋愛だけじゃなく、女同士の友情とかもきちんと描かれているところがいいんですよ。特に私が好きなのは、主人公の爽子ちゃん【1】とクラスメイトのギャル2人【2】がトイレで友情を芽生えさせるシーン。読みながら、めっちゃ号泣しました。 高柳明音(以下、) とにかく物語がいいんですよね。爽子ちゃんも純粋でかわいい。  うんうん。あと、なんといっても風早くん【3】がかっこいい。私、ジブリ映画の『耳をすませば』の聖司くん【4】が理想の男性像なんだけど、それに続く存在がなかなか見つからなかったの。だから、風早くんは「やっと見つけた!」って感じです(笑)。結婚したら、絶対に幸せにしてくれそう。 平松可奈子(以下、) わかる!さわやかで、誰にでも優しくて、でも好きな女の子にはもっと優しくて......世の中の男性はこれを読んで、もっと焦ったほうがいいと思う! 古川愛李(以下、) え~。風早くんは完璧すぎてダメですよ。付き合っても楽しくなさそう。  何言ってんの!? ちゃんと最新刊読んだ!? 初デートでプラネタリウムに行くやつ!! ──な、中西さん、一体どうしたんですか? いつも冷静なのに、そんなにヒートアップするなんて......。  だって、初デートでプラネタリウムに行くマンガが、いまだかつてありました!? 夜空を見に行くのはありがちだけど、あえてプラネタリウムなわけですよ。そんな渋い選択をする風早くんが好き!  でも、付き合ってもさぁ......。  じゃあ、あいりんは付き合わなきゃいいじゃん! 私は付き合うもん!! ──もし風早くんとデートするとしたら、やっぱりプラネタリウム希望なんですか? 「二次元同好会劇場」は動画も絶賛配信中です!

ファンも目撃! KAT-TUN田口淳之介と小嶺麗奈のアツアツ熊本旅行

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じゅんの、笑ってる場合じゃないよ
【サイゾーウーマンより】  2007年に表参道での「寿司屋デート」をフライデーされて以降、イチャイチャ焼き鳥デートやプライベートツーショットの流出、はたまた昨年9月のハワイ旅行など、堂々たる交際で話題を呼んできたKAT-TUN・田口淳之介と女優・小嶺麗奈カップル。
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「安易すぎる……?」テレビのバラエティー番組にネット動画が溢れる裏事情

 最近、テレビを見ていて気になるのが、「衝撃映像○連発!」「インパクト動画○連発!」といった番組があまりに頻繁に放送されていること。  たとえば、「海外の男の子がWiiをもらって喜びすぎて、オエッとえずく動画」などは何度見ても笑ってしまうし、「『ダルマさんがころんだ』で止まる猫」などの思わずキュンとする動物動画にも「定番」化したものはいくつかあるほど。  それにしてもなぜ衝撃映像&動画系番組がこれほどまでに増えているのか。バラエティー番組関係者に聞くと......。 「衝撃映像系の番組が多いのは、単純に視聴率が良いから、どんどんやっているということ。また、動画サイトがたくさんできていることも理由の一つです」  これらの番組で紹介される動画には、PCで見たことのあるものもそれなりにあるしが、誰もがPCで見ているわけではないということ。さらに、「それ、前にも『○○』の番組で見た!」と思うことは多いが、「同じものを何度やっても数字がとれるので、安易に『衝撃映像系をやっておけば安心』というのがある」と言う。  "安易な企画"というわりに、驚くのは、その金額だ。 「動画は、各動画サイトやYouTube、映像買い取りのエージェントなどから買い取るなど、いろいろな方法がありますが、実はけっこう高くて、数十秒で十万円なんてものもあります。動物ネタなどもお金がかかっているんですよ」  コストはバカにならないものの、それに見合う結果が出るので、頻発されるというのが実情のよう。  ところで、これらおバカ映像や衝撃映像の主流は海外のもの、しかもアメリカのものがかなり多くて、日本のものはかなり少ない。これはなぜ? 肖像権の問題なのだろうか。 「肖像権は、日本でも海外でも基本的に同じですし、エージェントなどまとめている会社に問い合わせてOKをもらっているはず。アメリカなどが多いのは、国民性もあるとは思います。日本人のリアクションではありえない映像などもありますからね。あとは、探す側の問題で、サイトやエージェント、現地などのつながりはアメリカが多いということもあるのでは? 日本からの問い合わせの場合、英語ですることが多く、言葉が通じないと問い合わせができませんからね」  ところで、あまりに増えている衝撃映像&動画系番組において、最近目立つようになってきたのは、「インパクト動画」と謳いながらも、コストダウンのためか、ロケVTRやセルDVD、ホームビデオの映像を流したり、ときには"動画"でも何でもない、昔の雑誌記事を盛り込んでいる例なども増えていること。  衝撃映像やおバカ映像、インパクト動画は確かに面白い。でも、コストがかかるのであれば、新しい番組作りのほうにかけてくれても良いのに......。 (「サイゾー裏チャンネル」より)
衝撃映像!未確認生物UMA !!! amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 浜ちゃん版『アメトーーク』!? TBS『イチハチ』の知られざる底力 「日本一モノマネされる女優」真矢みき 人気の裏にある独特の発声法とは!? 「冬の時代到来......」ネタ系バラエティー番組続々終了でテレビはどう変わるか

ファンも目撃! KAT-TUN田口淳之介と小嶺麗奈のアツアツ熊本旅行

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じゅんの、笑ってる場合じゃないよ

 2007年に表参道での「寿司屋デート」をフライデーされて以降、イチャイチャ焼き鳥デートやプライベートツーショットの流出、はたまた昨年9月のハワイ旅行など、堂々たる交際で話題を呼んできたKAT-TUN・田口淳之介と女優・小嶺麗奈カップル。

「アイドルはブロイラーの鶏」「食ったらうまかった」つんく♂×秋元康が激論

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左 DVD『ファッショナブル』、
右上『Beginner(Type-A)』、
右下『Beginner(Type-B)』
【メンズサイゾーより】  フジテレビいわく、"今、企画書が最も多く集まる男"、それが千原ジュニアなのだという。確かにゴールデン、深夜を問わず、各局で千原ジュニアが引っ張りだこであることは間違いないが、秋の番組改編期を利用してそんな旬の男による特番が放送された。春の番組改編期に第一弾を放送して好評だったという『ジュニア枠』(フジテレビ系)の第二弾だ。春の放送時には、EXILEのMATSUやCMプランナーの箭内道彦、水道橋博士、秋元康らをゲストに、さまざまなトークを繰り広げたのだが、今回の目玉は秋元康とつんく♂の対談であった。  第一弾では、千原、水道橋博士、秋元の三人で、物事を別の現象にたとえて解説するという企画「たとえ場」を展開したのだが、今回はそこにつんく♂を加え、4人で恋愛や結婚、そしてアイドルについて「たとえ話」を用いて論じたのである。
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