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日別アーカイブ: 2010年9月3日
桑田佳祐、SMAPの座を追いかける新人アーティスト・PANDA 1/2とは何者!?
まだ無名の新人アーティストが、大手レコード会社・ビクターの公式WEBサイトの試聴ランキングで、大物アーティスト勢に続く形で2週連続で上位をキープし続けるという異例の事態が起きている。
そのアーティストとは、先週8月25日にオリジナル曲「上海は夜の6時」でメジャーデビューしたばかりの「PANDA 1/2」。パンダ(という設定?)のプロデューサーと女の子ボーカルの二人組という一風変わった音楽ユニットなのだが、現在発表されている同サイトの試聴ランキング[2010年8月23日~30日集計分]で、第1位・第2位は桑田佳祐の新曲「本当は怖い愛とロマンス」、「EARLY IN THE MORNING」、第3位・第4位はSMAPの新曲「This is love」、「Love & Peace Inside?」と日本を代表する2大ビックアーティストの作品が並ぶ中、それらに続く第5位にこの新人アーティストであるPANDA 1/2の「上海は夜の6時」が、前回集計分から既に2週連続でチャートインするという事態となっているのだ。
この異例の状況には一体どのような背景があるのだろうか。ある音楽業界関係者は以下のように語る。
「そもそも、PANDA 1/2はインディーズ活動時代から、USTREAMを積極的に利用した活動などで、主にコアな音楽マニアやサブカル層、ラジオDJやディレクター、音楽業界関係者など情報感度の高い層を中心に注目を集めてきたバンドでした。そんな状況もさることながら、さらにやはり『上海は夜の6時』という実にキャッチーなタイトルの楽曲でのメジャーデビューというこのタイミングで、さらに大きな注目を集めているのではないかと考えられます」
確かに「上海は夜の6時」というその楽曲タイトルを見るだけで、その堂々たる確信犯っぷりに25歳以上の人は誰しもが卒倒しかねないだろう。一瞬にして十数年前に世間を賑わせた渋谷系の代表格・Pizzicato Fiveの楽曲 「東京は夜の7時」を連想し、彼らの楽曲をすぐに聴いてみたくなってしまった事は無理もない話と言える。
さらに上述の関係者は、このようにも語る。
「これはあくまで推測ですがもう一つの大きな理由として、彼らが昨年から水面下で中国国内でのライブ活動やプロモーションに積極的に力を注いできていたことも十分考えられるのではないでしょうか。上海での彼らの認知もこの1年間で広がった様子で、先日行った上海のコンサートホールでのライブにも現地ファンが大勢詰め掛けたようですし、また上海万博城市未来館のスペシャルサポーターという役割で現地に密着したプロモーション活動もおこなっているようです。中国国内に増えつつあるファンや支持者によるアクセスも少なからず関係していたのかも知れませんね」
奇しくも渋谷系シーンの舞台となったHMV渋谷店が閉店に追い込まれた2010年夏、何かを象徴するかのように 「上海は夜の6時」という名の楽曲をリリースしたPANDA 1/2。 彼らには、現在の音楽シーンに一石を投じる存在になってほしいものだ。
■ビクターエンタテインメント試聴ランキングページ
http://www.jvcmusic.co.jp/ranking/
■PANDA 1/2公式サイト
http://panda2bunno1.com/
[PANDA 1/2]ジェームズパンダJr.ぬいぐるみパペット
東京と上海は、時差1時間ということか。

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「上海は夜の6時」PANDA 1/2
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国際派女優・菊地凛子主演 東京を舞台にした話題のスペイン映画がついに解禁
スペイン人女性監督イザベル・コイシェによる最新作『ナイト・トーキョー・デイ』が、9月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
ペドロ・アルモドバルがプロデューサー陣に名を連ねた『死ぬまでにしたい10のこと』や『エレジー』など、人間の深層を繊細に綴ってきたスペインの女流監督、イザベル・コイシェが新作の舞台に選んだのは、なんと東京。そこで孤独を抱えて生きる者たちの魂の彷徨を時に優しく、時に官能的に描いていく。主演のリュウは、出演作『ノルウェイの森』で話題の国際派女優・菊地凛子が、『パンズ・ラビリンス』のセルジ・ロペスと熱演する、孤独な大人のラブストーリー!
ひとりぼっちの殺し屋と、愛をなくした異邦人。
ふたりの距離が限りなくゼロになったとき、
灰色の都市は、誰も知らない街<TOKYO>へと変わる――。
築地の市場で働く孤独な女――リュウ。身寄りのない彼女は、夜になると冷酷な殺し屋として闇の仕事を請け負う。そんな彼女が出会ったのは、愛する妻を自殺によって失ったばかりのスペイン人、ダビ。彼が営むワイン店で視線が触れ合った瞬間、必然のように恋に落ちるふたり。しかしそれは許されない関係だった。何故ならばリュウにとって、ダビは抹殺すべき標的(ターゲット)だったから...。
夜の訪れとともに、灰色の都市からメランコリックな色彩とノイズにあふれたワンダーシティへと変貌する誰も見たことのない街<TOKYO>。これは都会に生きる女を通して語られるファンタジックなラブ・ストーリーなのだ。
監督・脚本:イザベル・コイシェ(『死ぬまでにしたい10のこと』『エレジー』)
主演:菊地凛子
出演:セルジ・ロペス 田中泯 中原丈雄 榊英雄
2009/スペイン映画/カラー/HD/ドルビーデジタル/ビスタサイズ/98分
配給:ディンゴ
提供:アクセスエー/メダリオンメディア
後援:スペイン大使館
協力:セルバンテス文化センター東京
©2009 MEDIAPRODUCCION, S.L. / VERSATIL CINEMA, S.L.
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フォトグラファー腰塚光晃の写真展「Japanese」の先にある野望

NIKE、docomo、資生堂などの広告や、「Numero TOKYO」(扶桑社)、「GLAMOROUS」(講談社)などのファッション誌、あるいは安室奈美恵のアーティスト写真などで幅広く活躍するフォトグラファーの腰塚光晃氏が、東京・渋谷で9月3日より写真展「Japanese」を開催している。
この催しは単なる「カメラマンの作品を集めた個展」ではなく、写真、あるいは表現の現状に対する「このままでいいのか」という強い思いがあるという。写真展開催の直前、港区湾岸の自らのスタジオで準備に追われていた腰塚氏を直撃した。
──今回の写真展の経緯は?
腰塚光晃(以下、腰) 今回の写真展「Japanese」は、9月にリリースする、同タイトルの写真集の出版に際してものです。会場となる代官山のSPEAK FORは、2~3万円くらいの写真プリントをインテリア的に展示して販売しているギャラリーで、今回作った写真集に収録されているカットも、その場で買えるようになってます。
──この写真集『Japanese』はパッケージそのものが写真のフレームにもなっていて、収録されている52枚の写真シートを入れ替えることで、インテリアとしても機能するという、ユニークな装丁ですね。
腰 写真集って、買ってきて一度眺めて、本棚に入れちゃったらほとんど見ないじゃないですか。でもこういう装丁なら、インテリアとして飾れるから、例えばプレゼントにしてもらってもいいし、2人で1冊を買ってもらって、好きな写真を分け合ってもいい。写真っていうものは、生活の中でだってもっと活用できると思うんですよね。
──では、収録されている写真の内容は、どのようなテーマに沿ったものになっているのでしょうか?
腰 タイトル通り、"日本"がモチーフです。例えば、ここ数年、自分がライフワークとして撮り続けているものに、「着物の型紙シリーズ」があるんです。着物を染めるときに使う型紙の向こうにモデル置いて、こちらから光を当てて撮影すると、モデルの肌に落ちる影が刺青みたいになって面白いんです。そういう実験的な写真のほかに、光の幾何学模様や風景ものなど、部屋に飾りやすいものを意識して取り入れたりもしてますね。

──今回の写真集『Japanese』は、制作費を持ち出しで制作されたとか。これまで多くのファッション雑誌や広告で活躍されてきた腰塚さんが、ここにきて、なぜ自主制作なのでしょう?
腰 出版不況や電子書籍という時代の流れでの中で、ファッションを扱うウェブマガジンなども最初は考えていた。でも、やっぱり紙で残すべきものは紙で残していきたいなと思ったんです。あとは最近、自由な表現の場がないということも感じていて。
──というのは?
腰 自分より下の世代のカメラマンって、「仕事でだって自由に写真を撮れる」ってことを知らない人が多いと思うんです。例えば、90年代半ばに「ジャップ」(光琳社出版)という雑誌があった。その雑誌では、次号の特集テーマを電話で聞いて、メイクやスタイリストと一緒に企画を考えて、編集長だった伊島薫さんにプレゼンして、面白ければその企画が通る、といったような作り方をしていた。いちいちラフを描いてタレント側の意向を確認して──みたいなことは一切なく。まあ、その代わり制作費は少ししかもらえないんだけど(笑)、それでもあの当時のカメラマンとかは、みんな「ジャップ」で仕事をやりたがったんです。
──では、それがいまは「自由でなくなった」のはなぜなのでしょう?
腰 ひとつに、「デジタル化」の影響は大きいと思う。デジカメだと、撮影現場ですべての写真が見られちゃうというか、逆に言うと、すべて見せなければ現場が終わらない、というような風潮になっちゃった。昔は逆で、最初にポラを切ってOKカットさえ見せたら、あとは結構好きにやれたんですよ(笑)。なんだかいまは、写真だけじゃなく、世の中全体がシステマティックになっている気がしますね。
──そういう状況に対し、自由な表現の場を作るための「自主制作」なんですね。
腰 僕は、これからが本当の「クリエイターの時代」だと思っています。ウェブを使えば、ユーザーはどんなマニアックな情報にもアクセスできる。だからこそ、薄っぺらな「情報」ではなく、クリエイターが本物の「クリエイション」を発表しさえすれば、それをユーザーがきちんと謳歌するという時代が来ると思うんですよね。
だから「Japanese」は、そうした本物の「クリエイション」の発表の場だと考え、さまざまなフォトグラファーやクリエイターが参加できるアート写真集シリーズとして、今後も定期発行していきたいなと思っています。だから、1冊目今回は、個人的にはまだスタートラインに足を乗っけただけという段階。これから先、もっと自由で面白い流れが生まれるといいなと思っています。
(構成=エリンギ)
●腰塚光晃(こしづか・みつあき)
1969年生まれ。プランナー、レーシングドライバー、編集者、スタジオアシスタントを経て、97年、写真家として活動開始。数多くのファッション誌のほか、AMEX、IPSA、Kanebo、Levi'sなどの広告写真、BONNIE PINK、m-flo、Perfume、SPITZ、安室奈美恵などのアーティスト写真などを手がける。小社発行の月刊誌「サイゾー」の表紙写真を撮影したことも。
公式サイト<http://www.morevisiontokyo.com/>
●写真展「Japanese」
「着物の型紙シリーズ」など、フォトグラファー腰塚光晃氏が撮りためてきた「日本」をテーマにした写真の数々を一挙公開。その場に展示された写真を購入できると同時に、展示された写真がプリントされた同タイトルの自主制作写真集『Japanese』(1万2000円)の購入も可能。
期間:2010年9月3日(金)~15日(水)(ただし。毎週木曜は会場休業日)
会場:GALLERY SPEAK FOR(東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAK FOR B1F)
時間:11時~20時(最終日のみ18時まで)
会場公式サイト<http://blog.galleryspeakfor.com/?eid=317497>
へんで、いいよ。 うん、いいよ。
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デミ・ムーア、47歳と思えぬ美しいボディーをTwitterで披露

自分大好き夫婦とでもいうのでしょうか
浮き沈みの激しいハリウッドの第一線で活躍し続けている、大御所女優デミ・ムーア。浮気騒動の渦中にある16歳年下の夫アシュトン・カッチャーとの満たされた結婚生活を証明するかのように、浴室で自撮りしたビキニ写真をTwitterに掲載し、大きな話題を呼んでいる。
御年47歳になるデミはTwitter上に、携帯電話で自撮りしたビキニ写真を掲載。Twitter中毒セレブとして有名な彼女は、これまでにもスッピン顔や歯医者での歯抜け顔を掲載してフォロワーを驚かせてきたが、自宅バスルームなのに、しっかりとサングラスをかけ、まるで彫刻のように素晴らしい美しいボディーでポージングする姿は、これまでで一番インパクトのあるものだと大絶賛されている。
いったい何者? 身体も心もしなかやかな、コンドルズ・近藤良平という生き方

舞踊家、振付家、大学講師など、さまざまな顔を持つ近藤良平氏。
近藤良平、この男に既存のルールは通用しない。主宰するダンスカンパニー「コンドルズ」では、学ラン姿で舞台を縦横無尽に飛び回り、ダンスやコント、奇妙な音楽演奏を繰り広げる。コンテンポラリーダンス界はもとより演劇界にも衝撃を与え、ニューヨークタイムズ紙に"日本のモンティ・パイソン"と絶賛された。また、NHK教育テレビ『からだであそぼ』では家族で不思議な体操をし、NHKの人気番組『サラリーマンNEO』では、職場のシチュエーションになぞらえたサラリーマン体操なるものを発明。類い稀なる身体感覚と、ペルー、チリ、アルゼンチンで培った南国のリズム感覚、独特のユーモア感覚を持つ希代のダンサー&振付家である。
「笑い」で人の心にすっと入り込み、油断させたところに最高にカッコいい踊りを滑り込ませ、人の心を震わせる。その極度のギャップに力強く心を揺さぶられて、いつの間にかこの男から目が離せなくなる。そんなズルい男・近藤良平が、自分自身の半生について語り下ろした『近藤良平という生き方』(エンターブレイン)を上梓した。ゆったりとしたペースで語り、いつの間にか人を笑顔にさせる独特な空気を放つ、ふわふわととらえどころのない感じで、常識や先入観という枠をひらりと超えていく。身体はもちろん心もしなやかな、近藤良平という生き方とは?
──近藤さんはまだ42歳とお若いのに、なぜ今回のような自伝を書こうと思われたのですか? まさか、ご自身で企画を出されたのではないですよね?
近藤良平氏(以下、近藤) 僕がそんなこと言うはずないよね(笑)。いまだに半分おこがましいというか、恥ずかしいというか。ライターの山下(卓)さんという方が企画してくれたんです。彼がいなかったら、この本はできていませんでした。ものすごく根掘り葉掘り聞かれまして、でも彼じゃなければこんなにたくさん話しませんでした。彼の話術にハマっていろいろ話してしまいました。
──いままでの人生を一冊にまとめてみて、新しい発見はありましたか?
近藤 そんなにないですね(笑)。これからじわじわくるんじゃないかな。いまは本当に身近な人が読んでくれているだけで実感がないけど、活字となって世に出てしまったわけだから。あれ、本当に伝わっちゃったんだって。実家の隣の家の人も読むわけじゃない? 恥ずかしいんだけど、いろんな人からの声を聞いて、それをこれからの糧にしていくんじゃないかな。もうひとつ面白いのは、この本には僕の人生を見てきた証言者のページがあるんですけど、自分が言っていることとその人たちが言うことにものすごくズレがあるんです。それもむちゃくちゃ面白い。
──以前から近藤さんのインタビューなどを拝見していると、なんというか、言葉にならない部分をすごく大切にしている方だなとお見受けしていまして。そして、舞台を見ると、その言葉にしない部分っていうのが感じられるような気がして。
近藤 そう思ってくれると本当にうれしいです。僕はアイドルじゃないし、特殊な生き方をしているとは思わない。朝日新聞の「人」っていう欄がすごく好きなんだけど、面白いですからね。こんなに面白い人がいるんだって思える人が、毎日だいたい2人くらいはいるよね。だから僕のことも、「こんな人もいたんだ」って思ってくれればいい。もしかすると、自分にもこんな本作れるかも、自分の人生も捨てたもんじゃないわよって思ってくれればいいな。
──やりたいことも特になくて、でも将来不安で......というような、これから社会に出る学生の方などが読んだら勇気づけられるんじゃないかと。就職しないで生きていくという。決して真似できることではないですが、選択肢は広がる気がします。
近藤 まあ、大学生ってそんな感じですよ。僕は学生たちに「20代でそんなに慌てんなよ」ってすごく強く言うから。すると、次の週くらいに「就職するの辞めました」っていうメールをもらったりして。就職することが悪いわけじゃないけど、就職できなかったからといってすべてが終わるわけじゃない。自分の言葉がちゃんと彼らの胸に届いたんだなって思って。
──他人と比べてどうかということではなく、「自分」としてどう生きていくべきか、ということですよね。近藤さんは、普段物事について一人で悩んだりすることはありますか?
近藤 あんまりしませんね、小さい頃から。思い悩むほど、そこらへんの脳みそが発達していないような気がするね(笑)。でも、すごくポジティブかというとそうではなくて、ネガティブに考えない。あんまりポジティブに考え過ぎても、くたびれるでしょ(笑)。そんなに「サンバッ、イエーイ!」みたいなの好きじゃないんですよ。3人くらいいて、全員が静かだったら僕が大騒ぎするけど、6人いて盛り上げ役がいたとしたら僕は静かにしてる。
──場の空気を見ながら、アクションを起こして変えていく。それはコンドルズの舞台にも言えるかもしれません。
近藤 そうそう。なんとなーく空気が悪いなと感じたら、まずは逃げる(笑)。だけど、逃げられない場合は、なんとかしないとと思って変える努力をする。別に自分に注目してもらいたいわけじゃないんだよね。その場の空気がよくなりさえすればいい。だからケンカも嫌い。ンカそのものじゃなくてそういうネガティブな空気が広がるのが嫌いなんだよね。
──本の中で、近藤さんがポルトガルを一人で旅行していた時の話が印象的で、その時書いたメモに「大人とは、子どもになるための方法を学ぶ時期にすぎない」っていう言葉がすごく素敵だなと思いました。今の近藤さんは、子どもになる準備をきちんとしてきた大人なんだなと。
近藤 あの時は詩人だったんですよね(笑)。それと当時は写真がすごく好きだったんです。フィルム80本をバックパックに詰め込んで、1年の旅行でちょうど撮り切って帰ってこようとしていて。いくらでも撮れるわけじゃないから、1カットがすごく大切なの。だから、例えばいい崖を見つけた時に「あと4時間くらい待てば、そこに自分の影が映るからそれを撮りたい」と思って4時間待つんです。人も同じで、海外旅行でも人を撮りたいんですが、やっぱり近づけない距離があるんです。怪しいですからね。でも、一回飲みを交わして友だちになると、思いっきり近づいて撮れる。その2時間の違いが大きい。「どっから来たの?」って話をするだけでいいんですが、そうするだけでどこからでも撮れるようになる(笑)。
──カメラと人の距離感もそうですが、近藤さんがダンスワークショップでやっているような人と人との距離感もそうですよね。近づき過ぎてもいけないし、だけど自分が体を動かして、人の動きに注意することで他人との距離が変わってくるような。広い意味での身体感覚というか。
近藤 そこに関しては、まだまだ研究中だけどね。いまいくつかの大学で教えながら、実際に体験していることでもあるし。自分が大学でダンスの世界や身体感覚を知ったので、僕がここでがんばらないと、と思いますよね。
それから先日、(劇作家、演出家の)長塚圭史と話していて気付いたんだけど、お互い携帯番号しか知らないんだよね。メールアドレスはとくに知りたがっていなくて、話したい時には電話で話す。その違いって大きくて、電話だとさすがに携帯でも夜中の2時には電話しないだろうとかあるけど、メールだとそういう気遣いはなくなる。それも別の意味での身体感覚なんだと思う。
──最後に読者にひと言お願いします。
近藤 ちょっとでも僕やコンドルズに興味がある人はもちろん、まったく知らない人にも
ぜひ読んでほしいです。「こんな人がいたんだ」って思ってくれればいい。それで、コンドルズやダンスや自分の身体に興味を持ってくれたら、もっとうれしいですね。
(取材・文=上條 桂子/撮影=毛利 智晴)
●こんどう・りょうへい
1968年東京生まれ。父親の仕事の関係で幼少期をペルー、チリ、アルゼンチンなどで過ごす。学ランを着用する男性だけのダンス集団「コンドルズ」を主宰。独特の身体表現とお笑い要素を取り入れた公演で、一躍人気のダンスカンパニーに。北米、中南米をはじめ数多くの海外公演ツアーもこなす。第4回朝日舞台芸術賞・寺山修司賞を受賞。テレビやミュージシャンのPVなどで振付家として活躍する一方、横浜国立大学の非常勤講師も務めている。
・コンドルズ日本横断大蒼天ツアー2010「SKY with DIAMOND」
大阪9/4、広島9/10、福井9/12、東京9/17-19、中標津9/24、帯広9/26
当日券あり
詳細はコンドルズ公式サイトから< http://www.condors.jp/>
※コンドルズバンドプロジェクト"ストライク"CDアルバム「新兵器」も発売中。
近藤良平という生き方 ニューヨークタイムズ紙に"日本のモンティ・パイソン"と絶賛され、コンテンポラリーダンス界に一躍革命を起こしたダンスカンパニー・コンドルズ。その集団を率いる主宰・近藤良平初の自伝。ペルー、チリ、アルゼンチンで育んだ獣のような身体感覚を持つダンサーにして振付家。各界の一流クリエイター達を魅了する男の素顔がついに明かされる。 1890円/エンターブレイン刊/発売中
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「キラキラパワーよ永遠に」卒業目前!! AKB48・小野恵令奈の栄光と苦悩を徹底検証

『小野恵令奈 キラ☆キラ ONO ERENA TV』
(竹書房)
7月10日、11日にAKB48が国立代々木競技場第一体育館で開催したコンサート『サプライズはありません』で、今夏をもっての卒業を発表した人気メンバー・"えれぴょん"こと小野恵令奈。8月31日に全国ツアーを終え、9月5日、20日の握手会を残し、卒業が刻一刻と迫る中、"キラキラパワー"でAKB48に確固たる地位を築きながらも、海外に留学して女優の勉強を行うことを決断した彼女の、AKB48としての4年5カ月の栄光と苦悩を、劇場公演でのコメントやブログ、インタビューなどを元に改めて振り返っていく。
現在高校2年生・16歳の小野だが、彼女が2期生としてAKB48の門戸を叩いたのは、小学6年生の時。当時すでに芸能活動を行っていたものの、順風満帆とは行かず、ある日彼女は、AKB48出演の深夜ドラマ『ですよねぇ。』(TBS系)を見て、2期生オーディションの開催を知る。翌日、書店で応募方法を探したがその詳細が分からず、小野はランドセルを背負ったまま秋葉原のAKB48劇場へ向かうという実力行使に出る。受付で「応募したいんです」と申し出るも、すでに1次審査は終了。だがそれでも「どうしても受けたいんです」と食い下がる彼女を見かね、特別にオーディション参加が認められた。活動初期のAKB48の大らかさを象徴するエピソードだが、ランドセルのまま、秋葉原のドン・キホーテを8階まで駆け上がってきた小野の姿は、まさに夢への階段を突き進むAKB48の姿そのものだったことだろう。彼女の我武者羅でひたむきな決意には、AKB48との運命を感じずにはいられない。
小野は見事オーディションに合格し、2期生によるチームKのメンバーとなるが、デビュー公演前日に事件が発生する。しかもそれは小野がきっかけとなって勃発したのだった。小野がレッスンの間に歌詞カードに絵を描いて遊んでいると、生真面目で知られる秋元才加がそれを叱責して、小野が号泣。だが、秋元のきつい言い方を見かねた最年長・大堀恵(現・SDN48)が「もー無理!! そんな言い方ないでしょ」と二人に割って入ると、今度は強気だった秋元が「ごめーん」と泣き出してしまう。デビュー前から波乱の展開を迎えたチームKだが、そんな互いの本心を見せ合うことができる修羅場を早くから経験した結果、"チームKのKは絆のK"と評される、強い結束で結ばれた体育会系の運命共同体となっていったのだった。
劇場公演が始まると、小野は"キラキラパワー"と自称する天性のアイドル性で、アイドルファンを魅了していく。自己紹介MCで、"えれぴょんこと~"と言いながら、ツインテールをくるんとスウィングさせる姿は、現世に降臨した"天使"さながら。また、恥ずかしいことがあると頬を紅潮させながら手で顔を仰ぐしぐさや、「心を一つにする方法」として行っていた"チームKポーズ"など純真無垢なその姿は、一部のファンから「モンスター級」と絶賛された。さらに、AKB48加入前に数々のオーディションに落ちた過去がある小野は、常にファンへの感謝を忘れない。AKB48ファンブック『48現象』(ワニブックス)での取材で「あなたのお父さん以上の年齢の人が『えれぴょぉぉ~~ん』とか来るわけでしょう? ぶっちゃけ......キモくない?」とインタビュアーが質問。すると、小野は「自分を応援してくれてる人をそんなふうに言われるのって、ほんとガマンできないんですよ」と激怒。「ファンの人がいなかったら今絶対ここにいない」「お客さんの応援があるとツラくても笑顔になれるし、ヤル気が出てくるんです」と語り、ファンの存在こそが自らのレゾンデートルだと認識していた。
AKB48随一の"妹キャラ"を謳歌していた小野だが、AKBには続々と新メンバーが加入。チームBには、小野と同学年で2期オーディションに落選しながらもリベンジして合格した渡辺麻友がエース級で参加。また、4期以降も、藤江れいな、宮崎美穂、石田晴香、佐藤すみれ、島崎遥香、市川美織など、小野と同学年の豊富な人材が次々と集結し、AKB48内で最多人数となってしまう。その一方、『恵令奈~14歳の夏』(ワニブックス)、『キラ☆キラ』(竹書房)の2冊の写真集を発売して、グラマラスに成長したボディを見せつける。だが、彼女に"みんなの妹"を望むファンはそれを求めておらず、多くのファンが"推し変"し、小野から別のメンバーに流れていってしまう。この頃から小野は、苦悩を抱えるようになり、2008年、小野の15歳を祝うAKB48劇場での"生誕祭"では次のように心情を吐露した。
「スタッフさんとしゃべっていた時に、冗談だと思うんですけど、『小野は2nd(06年のK2nd公演)がピークだったな』って言われたんですよ。私、ちょうど悩んでる時で、まともに受け入れちゃって、すご~く悩んだ時期があって。AKB48って同い年の子がいっぱいいるけど、私はライバル視したくなくて、みんなで一緒にがんばっていきたいなっていう気持ちはあるんですけど、やっぱり焦っている自分がいて......。そんな時に秋元(康)さんに私、相談したんですよ。泣いちゃって、『私ってどういう風にしていけばこれからいいんですかね?』って言ったら、『小野は焦らなくて大丈夫なんだよ。小野の自由奔放な、マイペースなままのキャラをファンの人は好きでいてくるんだから、それを自分で変な風に作ったりとかしちゃダメなんだよ』って言われて......。その(悩んでいた)自分の考えを直せたっていうのは、やっぱりファンの方からのお手紙や握手会での『がんばってね』という一言で励まされて、今の自分があるのはファンの皆さんのおかげだと思ってるので、本当にありがとうございます」
悩みを抱えながらも、ファンの声援を支えにさらに成長を遂げる小野。かつて、歌詞カードに描いて叱られた絵だが、その個性的なデザインセンスはスタッフも認めるところとなり、小野はメジャーデビューシングル「会いたかった」や「大声ダイヤモンド」「言い訳Maybe」で、CDジャケットの題字を務めるなど、その才能を次々に開花。さらに、ルイ・ヴィトンとコラボレートしたアニメ『SUPERFLAT FIRST LOVE』のイメージソング「FIRST LOVE」をソロで担当し、「涙サプライズ!」のカップリングに収録。AKB48のシングルにソロ楽曲が収録されたのは、小野が史上初にして現時点では唯一という快挙となっている。K4th公演のチームKメンバー紹介ソング「16人姉妹の歌」では、「♪これぞアイドル 子どもと大人の間に咲く花」と秋元康総合プロデューサーによる歌詞で賞賛された。また、選抜メンバーでは最年少として苦難を強いられた経験がある小野は、後輩メンバーに対し、常に気遣いを忘れなかった。SKE48加入後まもなく「大声ダイヤモンド」の選抜に抜擢された松井珠理奈は次のようにブログに綴っている。
「『大声ダイヤモンド』のレッスン初日、何もわからない私にまず話しかけて下さったのがえれぴょんさんなんです。それに、『一緒にお弁当を食べよう』って言って下さったり...すごくやさしくしていただきました。そのとき私はすごく緊張していたんですが、えれぴょんさんが声をかけて下さったおかげで少し緊張がほぐれたんです」
先輩からも後輩からも慕われた小野は、吹っ切れたかのように、急成長した体もネタにしていく。「♪巨乳になれるように」という鮮烈な歌詞があるK5th公演の彼女と小林香菜のユニット「わがままな流れ星」の2009年5月11日の公演のMCでその歌詞にちなみ、小林が「私はタレントさんとグラビアアイドルになりたい」と告げると、小野が小林に「ないじゃん、胸」と指摘。さらに、自分の胸について「デカイも~ん」と豪語している。また、『週刊AKB』(テレビ東京系)の"水泳大会"では、峯岸みなみと"エアバッグ"というショートコントを披露。峯岸が運転する車がぶつかりそうになるが、小野の胸がエアバッグとなり助かる......というネタがメイキングのDVD映像に収録されている。かくして過去と決別した小野は『Quick Japan』(太田出版)のインタビューで、以下のように答えている。
「人間っていう生き物は変化していくじゃないですか。でも、1st公演から応援してくださっているファンの人は、今の私は『変わったな』って思ってると思うんですね。『昔のえれぴょんじゃなくなった』って。『キラキラパワー!』とか『えれぴょん』とか言えない年齢がやってくるかもしれない。でも、これから先どうなるかわからないけれど、今の小野恵令奈はこれなんですよ。今の小野恵令奈として、私は全力で頑張りたいというか、過去の私を捨てるわけではないんですけれど、もう振り返らないで行くぞと。なので、過去の小野恵令奈が好きだったっていう方は、過去の映像でお楽しみいただきたい(笑)」 (一部略)
過去を振り切り達観した小野だが、さらに受難が続く。「桜の栞」で初めて選抜メンバーから漏れ、新チームKが始動するも、ユニットセンターから外され、昨年、11位だった"選抜総選挙"で今年は15位と4ランクダウンしてしまう。そんな折に公開された映画『さんかく』で、小野は姉とその恋人を翻弄する中学生・桃役に抜擢、その小悪魔的な魅力が高い評価を受ける。キスシーンにも果敢に挑んだ映画で、自分の新たな可能性と課題を発見したことが転機となり、ついに小野はAKB48からの卒業を決断。女優の勉強のために海外へ留学することを国立代々木競技場第一体育館でのコンサートで突如発表した。ファンはもちろん、仲間のメンバーも驚愕させたこの空前絶後のサプライズの真相について、改めて『オールナイトニッポン』(ニッポン放送)のモバイルサイトで配信されている『小野恵令奈のオールナイトニッポンモバイル』で、次のように明かしている。
「将来英語もできて、海外でも活躍できる女優になるのが夢で、英語が今の段階だとしゃべれないので、そういう場(養成所)に行って演技の勉強もしつつ、英語も学び、海外の雰囲気にも慣れて、女優としての仕事につなげていければと」
海外の規律の厳しい養成所で、一から語学、演技の勉強をしていく決意を表明した小野。『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の最後の出演を終えた彼女は、ブログで自らを鼓舞するようにその胸中を綴った。
「さぁ、頑張るんだ 頑張った分だけ自分に返ってくるから 今も大切 未来も大切 どんな時も、諦めないで 私は私。小野恵令奈は えれぴょんは私しかいない。私しか出来ないこと一生懸命やろう」
08年、『ネ申テレビ』(CSファミリー劇場)放送開始時の記者会見で、「会いたい有名人」としてジョニー・デップの名を挙げ、「自分がハリウッドに進出してレッドカーペットを歩くっていうシチュエーションで会いたいです」と当時から海外進出を意識した発言も行っていた彼女。小野のファーストネーム"恵令奈"は、スペインのエレナ・デ・ボルボーン・イ・デ・グレシア王女に由来している。86年に来日したエレナ王女の歓迎の茶会が、皇太子徳仁親王と雅子妃の出会いのきっかけとなったことで知られ、そんな"恋のキューピッド"となった王女にあやかり、小野は海外でも通じる名前を授かっていたのだった。あえて人気絶頂のAKB48から離れ、自ら新たな夢への階段を見つけ、見知らぬ場所で研鑽を積む彼女が、国際派女優となる日を一日千秋の思いで待ちたい。
(文=本城零次<http://ameblo.jp/iiwake-lazy/>)
小野恵令奈 キラ☆キラ ONO ERENA TV どんなえれぴょんでも応援します!
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