
『監督 小栗旬×映画 『シュアリー・
サムデイ』~マジに面白いもの作ろう
ぜ~』/角川映画
編集M 「マジに面白いもの作ろうぜ」でお馴染みの初監督映画『シュアリー・サムデイ』が公開された小栗旬、合コンでの恥ずかしい言葉が今週発売の「女性自身」(光文社)に書かれてたっすね。

『監督 小栗旬×映画 『シュアリー・
サムデイ』~マジに面白いもの作ろう
ぜ~』/角川映画
編集M 「マジに面白いもの作ろうぜ」でお馴染みの初監督映画『シュアリー・サムデイ』が公開された小栗旬、合コンでの恥ずかしい言葉が今週発売の「女性自身」(光文社)に書かれてたっすね。

バイセクシャルであることをカミングアウトしているミーガン・フォックス。
主演作『ジェニファーズ・ボディ』では男女を問わず、
妖しい魅力で次々と虜にしていく。まさに適役!
(c)2009Twentieth Century Fox
今どきの女子たちの生態を赤裸々に描いた"ガールズ・ムービー"。男子には理解しがたい世界だが、しかしそれゆえに興味がそそられるジャンルでもある。ミーガン・フォックス主演の『ジェニファーズ・ボディ』は、ガールズならではの甘美な世界にホラーテイストをブレンドした新しいタイプの米国映画だ。『トランスフォーマー』(07)で顔を売った若手セクシー女優ミーガン・フォックスと『マンマ・ミーア!』(08)でメリル・ストリープの娘役を演じた清純派アマンダ・セイフライドが田舎の女子高生に扮し、女同士の友情、羨望、嫉妬が絡み合う関係を演じる。ミーガンがエロっぽい仕草で男どもを挑発するシーンやアマンダとのレズシーンといったサービスショットを盛り込みつつ、美しくて強いものに純粋に憧れる田舎の高校生たちの心情を伝えている。
米国中西部の田舎町で暮らすアニータ(アマンダ・セイフライド)は内気で目立たない女の子。ボーイフレンドは一応いるものの、正直言ってダサ系。しかし、アニータには高校でいちばん人気の女子ジェニファー(ミーガン・フォックス)と幼なじみの親友であることが何よりもの自慢だった。2人はBFF(Best Friends Forever)と記したペアペンダントをいつも身に付けるほどの仲良しで、周囲からは「レズビアンじゃないの?」と噂されている。そんなある日、アニータはジェニファーに連れられてインディーズバンドのライブに出かけるが、ライブハウスが火事で全焼するという大事故が発生。何とかアニータは生還するが、その晩からジェニファーの様子がおかしい。今までは田舎町にしてはイケてるオネーチャンだったジェニファーが、全身から妖しい美しさを発するミステリアスな美女に変身してしまったのだ。ジェニファーの体に何が起きたの? アニータの心の中に、親友を心配する気持ちと同時に、不安、好奇心、恐怖、嫉妬......といったさまざまな感情が渦巻き始める。やがて高校の男子生徒どもが一人、また一人と惨殺死体となって発見される。そして事件の度にジェニファーは美しさを増していく。

アニータ(アマンダ・セイフライド)は
親友のジェニファーに連れられてライブ
ハウスに行き、とんでもない事故に巻き込まれる。
わがままなジェニファーに振り回される親友アニータを好演したアマンダ・セイフライドは、まだ品行方正なアイドルだった時代のリンジー・ローハンが主演したガールズ・ムービー『ミーン・ガールズ』(04)にも出演している。『ミーン・ガールズ』は人気コメディエンヌ兼脚本家である才女ティナ・フェイが仲良し女子高生グループの世界を描いたコメディだが、新しいスカートを買うときやボーイフレンドができたときは必ず事前にグループ内の承諾を得なくてはならないなど、女子の厳しいルールに男子は驚かせられる。かわいい女の子も、グループ内の人間関係をキープするので大変らしい。まだ人格が固定されず、精神的に不安定な彼女たちは、美しくてクールなものに憧れる。美しくてクールなものは、崇拝するに値するものだと彼女たちは信じている。
女子高生を主人公にしたガールズ・ムービーで、もう一本おすすめなのがソーラ・バーチ&スカーレット・ヨハンソンの主演作『ゴーストワールド』(01)。社会に迎合したものを徹底的にバカにしていた2人のトンガリ系女子高生が、高校卒業後2人の関係に少しずつ距離が生じる過程をリアルに描いている。卒業後は割り切ってコーヒーショップで働き始めるスカヨンに対し、ソーラ・バーチは仕事先で無難な人間関係をどうしても築くことができない。自分に正直すぎて、自分の居場所を失っていく姿が哀しい。都会と違って、田舎は気取らずに伸び伸びと暮らせるなんて大間違い。小さな共同体の閉鎖的な空気が、かわい子ちゃんたちを苦しめるのだ。
本作『ジェニファーズ・ボディ』の世界は、デビュー作『JUNO/ジュノ』(07)でアカデミー賞脚本賞を受賞したディアブロ・コディが生み出したもの。ストリッパーやテレフォンセックスのオペレーターなど過激な職歴の持ち主のコディだが、本人は「キャラクターを考えるのに、とても役立った」とサバサバと語っている。歯に衣着せぬ物言いで、バッシングされることも多い。『ジュノ』ではパンクロックとB級ホラー映画が大好きという16歳のヒロインが田舎町でシングルマザーになる道を選び、たくましく生きる姿を描いた。本作でもホラー映画的なスリリングな展開よりも、ジェニファーが周りに媚びることなく強く美しくなっていく様子に主眼が置かれている。その一方、9.11以降、異分子を排斥したがる米国の保守的な空気をチクチクと皮肉る。死傷者を出したライブハウスの事故以降、町中は一斉に自粛ムード、地元のラジオ局からは追悼ソングが連日連夜流される。そんなどんよりした雰囲気を物ともせず、真っ赤なルージュを引いたジェニファーの唇が艶かしく輝く。
失業者が町に溢れ、地方都市のシャッター通り化が進んでいるのは、米国も日本も変わらない。学校を卒業しても、仕事があるかどうか分からない。将来にキラキラとした明るい希望は当分持てそうにない。それなら、昔からの自分を理解してくれている地元の友達を大切にしなくちゃ。そのうち別れるはめになる恋人より大事だもんね。でもって、10代の輝きを記録するため、メイクやファッションの研究も怠りません。ガールズ・ムービーのヒロインたちは、どんどん美しくなっていく。それはまるで社会不安と反比例しているかのようだ。
(文=長野辰次)
『ジェニファーズ・ボディ』
脚本/ディアブロ・コディ 監督/カリン・クサマ 出演/ミーガン・フォックス、アマンダ・セイフライド、アダム・ブロディ、ジョニー・シモンズ、J.K.シモンズ 配給/ショウゲート 7月30日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー公開 <http://www.jennifers-body.jp>
JUNO/ジュノ<特別編> 彼氏がダメダメなんだな。
Ad Plugin made by Free Wordpress Themes