木村カエラ&瑛太が”デキ婚”に踏み切った理由

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CD+DVD『HOCUS POCUS(初回限定盤)』
コロムビアミュージックエンタテインメント
【メンズサイゾーより】  瑛太(27)と木村カエラ(25)の妊娠・結婚が公になった。カエラは現在、妊娠5カ月目の安定期に入っており、11月に出産の予定だという。カエラの安定期を待って発表に踏み切ったように見えるが、瑛太の主演ドラマ『素直になれなくて』(フジテレビ系)の視聴率が平均11%と低空飛行を続けており、話題づくりの意味合いも強いだろう。  2005年公開の映画『嫌われ松子の一生』で共演した二人だったが、当時は何事もなく、昨年8月に共通の友人を介して再会したことで急速に距離が縮まり、交際を始めたという。カエラとの交際が発覚する直前、グラビアアイドルの山崎真実とのデート現場を撮られていた瑛太だったが、そちらは遊びだったということだろうか。ほどなくしてカエラと瑛太は結婚を意識するようになり、昨年末には婚約指輪を購入していた、との目撃談も浮上した。昨秋、瑛太の泥酔暴行事件が明らかになり......

エリート集団CIAのトホホ……フセインのゲイセックステープ計画とは?

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CIAは大統領直轄組織、ってことは当時の長はこの
人だからあり得る話

 イラクのサダム・フセイン元大統領が処刑され早くも3年半の月日が経つ。アメリカをてこずらせた元大統領だが、 米の諜報機関CIAがフセイン政権崩壊を引き起こそうと、彼のそっくりさんを使って「フセイン・ゲイセックステープ」を制作/流出する計画を立てていたことが暴露された。

 米「Washington Post」が、元CIA役員からの情報として掲載した記事によると、2003年にアメリカがイラク戦争に踏み切る直前、CIAがフセイン政権に打撃を与えることを目的に「偽フセインによるゲイセックステープ」を制作する計画を立てた。フセインのそっくりさんを使い、10代の青年と性行為をしている様子の隠し撮り風テープを制作/流出させ、イランを混乱に陥れようと目論んだという。

女優でも歌手でもない? 沢尻エリカ、”ワイドショータレント”という生き方(5月下旬の人気記事)

ranking0601.jpg  今年上半期の、"No.1ワイドショータレント"の名を欲しいままにした感がある沢尻エリカ。エイベックスのマーケティング戦略のもと、谷間を見せたり生足を見せたりケツを見せたり、もう誰にも止められません。  5月下旬は、そんなエリカ様の話題が圧倒的な人気を集めましたが、一部で"プッツン玉置"と揶揄される玉置浩二も負けていませんでした。芸能界はキャラ勝負。人並み外れた精神力と自己愛がないと生き残っていけない世界なんですね。  それでは、人気記事ランキングの始まり始まり~。 第1位 「帰れっ!」"ハミ尻ライブ"で明らかになった沢尻エリカの不人気ぶり エリカのファンって、どこらへん? 第2位 いきものがかりの事務所社長がエイベックス、オリコンを非難 AAA1位に嫉妬!? "Twitter失言"にご注意! 第3位 兄の結婚式に「離婚騒動」を持ち込んだ沢尻エリカに非難の声が殺到中 話題になれば何でもOK? 第4位 夫・高城剛氏を挑発し続ける沢尻エリカとエイベックスの"離婚戦略" 高城さんの反撃、期待してます! 第5位 「いいのは顔だけ!?」既婚者も加入するSDN48の2期生が抱える不安材料 名前と顔が一致しない......。 次点 Wコロン・ねづっち 「整いました!」なぞかけ芸が時代にハマった深い理由 なぞかけって、大爆笑にはならないよね。 次々点 「表現の限界とは何か──」DVD『ムダヅモ無き改革』制作陣が挑んだ自由の臨界点 表現の自由ってこういうこと!

“リアルと虚構の狭間”を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』

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"誰も見たことのないアントニオ猪木がここにいる"という
宣伝文が躍る猪木初主演作『ACACIA アカシア』。
猪木いわく「これが最初で最後の主演映画」とのことだ。
(c)『ACACIA』製作委員会
 アントニオ猪木が希代のエンタテイナーであることは誰もが認めるところだろう。プロレスというマッスルショーを繰り広げる一方で、モハメド・アリとの世紀のセメントマッチ、ジャイアント馬場との確執、プロレスラー初となる国会議員当選とその後のスキャンダル......等など、脚本家には思い付けない破天荒な現実のドラマを次々と提供してきた。現実の中に適量のフェイク(演出)を仕込むことで、マスコミを煽り、ファンを陶酔させてきた。リアルとファンタジーを隔てる壁の上を絶妙のバランス感覚で突っ走ってきた、いわば"フェイクドキュメンタリーの天才"である。  アントニオ猪木はリングの上で覆面を被ることはなかった。すでに猪木寛至が"アントニオ猪木"というキャラクターを演じているからだ。長年、糖尿病に悩まされてきた猪木だが、ファンの前では「元気ですかーっ。元気があれば何でもできる」と決めゼリフを吐き続けた。自分はヤバいくらい血糖値が上がっているにも関わらず。リングを降りても、ファンの目がある限り、アントニオ猪木はリアルとフィクションのギリギリの狭間を生きてきた。引退してからすでに12年が経つが、猪木のようにファンの幻想を掻き立ててくれるプロレスラーはもういない。  「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」という名言を現役時代に残した猪木だが、意外なジャンルから挑戦状が送りつけられた。挑戦状の送り主は、作家兼ミュージシャンである辻仁成。ホテルでばったり出くわした猪木に、「ボクの映画に出演してください」と直談判してきたのだ。そのときの辻仁成の表情がマジだったらしく、猪木は「やってやろうじゃねぇの。男に二言はない」と承諾。そうして生まれたのが、辻仁成原作・脚本・監督、アントニオ猪木初主演映画『ACACIA アカシア』というわけだ。  アントニオ猪木が演じる主人公は、元プロレスラーの大魔神。かつては悪役覆面レスラーとして暴れ回ったが、巡業中にひとり息子を亡くし、妻(石田えり)とも離別。今は高齢者たちが暮らす集合住宅で用心棒を兼ねてひっそりと暮らしている。そんな折、大魔神は近所に住むいじめられっ子のタクロウになつかれ、子育てを放棄した母親(坂井真紀)に代わって、タクロウをしばらく預かることに。年老いた元プロレスラーとコドクな少年とのひと夏の友情が育まれていく。絵に描いたような映画的ストーリーが、演技未経験の猪木を中心に進んでいく。  ドラマよりも過激な人生を歩んできたアントニオ猪木が、辻仁成監督が用意した虚構世界に降りていって、はたして面白いものになるのか。正直いって、それは無理というもの。しかし、ストーリーとは関係ないシーンで、俳優には出せない猪木ならではの魅力がこぼれ落ちていく。眼鏡を掛けた大魔神が縫い物などの家事に勤しむ様子は、ファンの前で過激なエンタテイナーを演じてきたアントニオ猪木とは異なる静謐な佇まいだ。タクロウを連れて山に登り、黙って空を眺める。詩集『馬鹿になれ』( 角川書店)を上梓した詩人らしいロマンチストの横顔を感じさせる。リングに立てなくなった老レスラーの哀愁はそこにはなく、むしろひとり暮らしを伸び伸びと楽しんでいる快活さが感じられる。
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港に取り残された古いフェリーも猪木マジックに
かかれば、ブラジルへ渡航中の豪華客船にたちま
ち変身するのだった。
 新橋のイノキ・ゲノム・フェデレーションでアントニオ猪木を囲む機会があった。当日集まった記者は情報誌や女性誌が中心だったこともあり、「まだ完成した映画は観てないんだ。演技論とか難しい質問は勘弁してくれよ」と言いつつ、猪木はリラックスした表情で語り倒した。「プロレスと芝居は似てますか?」という非常に率直な質問を女性記者が投げ掛けたところ、猪木もストレートに返答した。「それは似てると思いますよ。やっぱりね、一流レスラーはお客の心をつかむのがうまい。ボクシングはセコンドがアドバイスしてくれるけど、プロレスラーはひとり一人がプロデューサーなんです。プロレスラーは頭が良くないとトップに立てません」  さらに猪木は「みんな、もっとバカになれ」と持論を広げる。「人間、もっと恥をかかないとダメ。恥を恐れていては人前で演技もできないしね。バカになれ、とことんバカになって、恥をかけということ。自分を裸にしてしまえば、もう怖いものはないよ。今は情報社会ということで、行動を起こす前から結果が見えてしまっている。でも、やってみなくちゃ分からない。バカなことを自分から進んでやる。そうじゃないと、人に夢を与えることはできないよ」  筋肉バカではダメだと言う一方で、「もっとバカになれ」と説く猪木。物すごく矛盾した論説だ。しかし、猪木からしてみれば、実人生を生き抜くということは、"矛盾"という名のとぐろを巻いた大蛇を相手にダンスを踊るようなものなのだろう。人間としての器が大きければ大きいほど、より巨大な"矛盾"と組み合うことができる。そういえば、アントニオ猪木の全盛期の必殺技は「コブラツイスト」だった。  アントニオ猪木は、壮大な宝探しの計画についても語った。キューバのフィデル・カストロ氏からプレゼントされた"友人猪木島"の周辺には75隻もの船が沈んでおり、猪木島には沈没船が積んでいたインカの財宝が隠されているとのこと。徳川埋蔵金を遥かに上回る埋蔵額で、今の不景気が吹っ飛ぶくらいらしい。夢を語るときのアントニオ猪木はまるで少年のようだ。しかも、猪木の語る夢に耳を傾けている人たちまで少年少女にしてしまう魔力を秘めている。猪木マジックにかかって、痛い目に遭った人もずいぶん多いに違いない。  映画『アカシア』のクライマックス、猪木=大魔神はさめざめと泣く。実人生で猪木は最初の結婚で生まれた長女を8歳のときに病気で失っている。また、猪木の父親代わりだった祖父はブラジル行きの移民船内で猪木少年が買ってきた青いバナナを食べて腸閉塞を起こし、カリブ海で水葬されている。プロレスの世界で師匠だった力道山は、ナイトクラブでヤクザに刺され、天国に旅立った。猪木と激闘を繰り広げてきたプロレスラーたちの多くも、今はもうこの世にいない。猪木はスクリーンの中で、おいおいと泣く。しかし、それは老人が自分の人生を悔いてむせび泣く姿ではなく、夏の終わりに少年が大切なものを失ってしまったことに気づき泣きじゃくっているかのようだ。映画の中で猪木が号泣する姿は、フェイクだろうか、それともリアルだろうか。 (文=長野辰次) akasia03.jpg ●『ACACIA アカシア』 原作・脚本・監督/辻仁成 出演/アントニオ猪木、石田えり、林凌雅、北村一輝、坂井真紀、川津祐介 配給/ビターズ・エンド 6月12日(土)より角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー <http://www.acacia-movie.com>
アントニオ猪木名勝負十番 ♪イノキ、ボンバイエ~ amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! [第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! [第25回]白熱! 女同士のゴツゴツエゴバトル 金子修介監督の歌曲劇『プライド』 [第24回]悪意と善意が反転する"仮想空間"細田守監督『サマーウォーズ』 [第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』 [第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』 [第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』 [第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』 [第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』 [第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』 [第17回]地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』 [第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』 [第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』 [第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』 [第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』 [第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』 [第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』 [第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』 [第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』 [第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』 [第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』 [第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』 [第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ [第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々 [第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は...... [第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった [第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

“リアルと虚構の狭間”を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』

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"誰も見たことのないアントニオ猪木がここにいる"という
宣伝文が躍る猪木初主演作『ACACIA アカシア』。
猪木いわく「これが最初で最後の主演映画」とのことだ。
(c)『ACACIA』製作委員会
 アントニオ猪木が希代のエンタテイナーであることは誰もが認めるところだろう。プロレスというマッスルショーを繰り広げる一方で、モハメド・アリとの世紀のセメントマッチ、ジャイアント馬場との確執、プロレスラー初となる国会議員当選とその後のスキャンダル......等など、脚本家には思い付けない破天荒な現実のドラマを次々と提供してきた。現実の中に適量のフェイク(演出)を仕込むことで、マスコミを煽り、ファンを陶酔させてきた。リアルとファンタジーを隔てる壁の上を絶妙のバランス感覚で突っ走ってきた、いわば"フェイクドキュメンタリーの天才"である。  アントニオ猪木はリングの上で覆面を被ることはなかった。すでに猪木寛至が"アントニオ猪木"というキャラクターを演じているからだ。長年、糖尿病に悩まされてきた猪木だが、ファンの前では「元気ですかーっ。元気があれば何でもできる」と決めゼリフを吐き続けた。自分はヤバいくらい血糖値が上がっているにも関わらず。リングを降りても、ファンの目がある限り、アントニオ猪木はリアルとフィクションのギリギリの狭間を生きてきた。引退してからすでに12年が経つが、猪木のようにファンの幻想を掻き立ててくれるプロレスラーはもういない。  「いつ何時、誰の挑戦でも受ける」という名言を現役時代に残した猪木だが、意外なジャンルから挑戦状が送りつけられた。挑戦状の送り主は、作家兼ミュージシャンである辻仁成。ホテルでばったり出くわした猪木に、「ボクの映画に出演してください」と直談判してきたのだ。そのときの辻仁成の表情がマジだったらしく、猪木は「やってやろうじゃねぇの。男に二言はない」と承諾。そうして生まれたのが、辻仁成原作・脚本・監督、アントニオ猪木初主演映画『ACACIA アカシア』というわけだ。  アントニオ猪木が演じる主人公は、元プロレスラーの大魔神。かつては悪役覆面レスラーとして暴れ回ったが、巡業中にひとり息子を亡くし、妻(石田えり)とも離別。今は高齢者たちが暮らす集合住宅で用心棒を兼ねてひっそりと暮らしている。そんな折、大魔神は近所に住むいじめられっ子のタクロウになつかれ、子育てを放棄した母親(坂井真紀)に代わって、タクロウをしばらく預かることに。年老いた元プロレスラーとコドクな少年とのひと夏の友情が育まれていく。絵に描いたような映画的ストーリーが、演技未経験の猪木を中心に進んでいく。  ドラマよりも過激な人生を歩んできたアントニオ猪木が、辻仁成監督が用意した虚構世界に降りていって、はたして面白いものになるのか。正直いって、それは無理というもの。しかし、ストーリーとは関係ないシーンで、俳優には出せない猪木ならではの魅力がこぼれ落ちていく。眼鏡を掛けた大魔神が縫い物などの家事に勤しむ様子は、ファンの前で過激なエンタテイナーを演じてきたアントニオ猪木とは異なる静謐な佇まいだ。タクロウを連れて山に登り、黙って空を眺める。詩集『馬鹿になれ』( 角川書店)を上梓した詩人らしいロマンチストの横顔を感じさせる。リングに立てなくなった老レスラーの哀愁はそこにはなく、むしろひとり暮らしを伸び伸びと楽しんでいる快活さが感じられる。
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港に取り残された古いフェリーも猪木マジックに
かかれば、ブラジルへ渡航中の豪華客船にたちま
ち変身するのだった。
 新橋のイノキ・ゲノム・フェデレーションでアントニオ猪木を囲む機会があった。当日集まった記者は情報誌や女性誌が中心だったこともあり、「まだ完成した映画は観てないんだ。演技論とか難しい質問は勘弁してくれよ」と言いつつ、猪木はリラックスした表情で語り倒した。「プロレスと芝居は似てますか?」という非常に率直な質問を女性記者が投げ掛けたところ、猪木もストレートに返答した。「それは似てると思いますよ。やっぱりね、一流レスラーはお客の心をつかむのがうまい。ボクシングはセコンドがアドバイスしてくれるけど、プロレスラーはひとり一人がプロデューサーなんです。プロレスラーは頭が良くないとトップに立てません」  さらに猪木は「みんな、もっとバカになれ」と持論を広げる。「人間、もっと恥をかかないとダメ。恥を恐れていては人前で演技もできないしね。バカになれ、とことんバカになって、恥をかけということ。自分を裸にしてしまえば、もう怖いものはないよ。今は情報社会ということで、行動を起こす前から結果が見えてしまっている。でも、やってみなくちゃ分からない。バカなことを自分から進んでやる。そうじゃないと、人に夢を与えることはできないよ」  筋肉バカではダメだと言う一方で、「もっとバカになれ」と説く猪木。物すごく矛盾した論説だ。しかし、猪木からしてみれば、実人生を生き抜くということは、"矛盾"という名のとぐろを巻いた大蛇を相手にダンスを踊るようなものなのだろう。人間としての器が大きければ大きいほど、より巨大な"矛盾"と組み合うことができる。そういえば、アントニオ猪木の全盛期の必殺技は「コブラツイスト」だった。  アントニオ猪木は、壮大な宝探しの計画についても語った。キューバのフィデル・カストロ氏からプレゼントされた"友人猪木島"の周辺には75隻もの船が沈んでおり、猪木島には沈没船が積んでいたインカの財宝が隠されているとのこと。徳川埋蔵金を遥かに上回る埋蔵額で、今の不景気が吹っ飛ぶくらいらしい。夢を語るときのアントニオ猪木はまるで少年のようだ。しかも、猪木の語る夢に耳を傾けている人たちまで少年少女にしてしまう魔力を秘めている。猪木マジックにかかって、痛い目に遭った人もずいぶん多いに違いない。  映画『アカシア』のクライマックス、猪木=大魔神はさめざめと泣く。実人生で猪木は最初の結婚で生まれた長女を8歳のときに病気で失っている。また、猪木の父親代わりだった祖父はブラジル行きの移民船内で猪木少年が買ってきた青いバナナを食べて腸閉塞を起こし、カリブ海で水葬されている。プロレスの世界で師匠だった力道山は、ナイトクラブでヤクザに刺され、天国に旅立った。猪木と激闘を繰り広げてきたプロレスラーたちの多くも、今はもうこの世にいない。猪木はスクリーンの中で、おいおいと泣く。しかし、それは老人が自分の人生を悔いてむせび泣く姿ではなく、夏の終わりに少年が大切なものを失ってしまったことに気づき泣きじゃくっているかのようだ。映画の中で猪木が号泣する姿は、フェイクだろうか、それともリアルだろうか。 (文=長野辰次) akasia03.jpg ●『ACACIA アカシア』 原作・脚本・監督/辻仁成 出演/アントニオ猪木、石田えり、林凌雅、北村一輝、坂井真紀、川津祐介 配給/ビターズ・エンド 6月12日(土)より角川シネマ新宿、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー <http://www.acacia-movie.com>
アントニオ猪木名勝負十番 ♪イノキ、ボンバイエ~ amazon_associate_logo.jpg
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』 [第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼! [第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』 [第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ [第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』 [第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』 [第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか? [第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ! [第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』 [第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』 [第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』 [第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』 [第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』 [第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』 [第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は? [第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』 [第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』 [第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』 [第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』 [第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! [第25回]白熱! 女同士のゴツゴツエゴバトル 金子修介監督の歌曲劇『プライド』 [第24回]悪意と善意が反転する"仮想空間"細田守監督『サマーウォーズ』 [第23回]沖縄に"精霊が暮らす楽園"があった! 中江裕司監督『真夏の夜の夢』 [第22回]"最強のライブバンド"の底力発揮! ストーンズ『シャイン・ア・ライト』 [第21回]身長15mの"巨大娘"に抱かれたい! 3Dアニメ『モンスターvsエイリアン』 [第20回]ウディ・アレンのヨハンソンいじりが冴え渡る!『それでも恋するバルセロナ』 [第19回]ケイト姐さんが"DTハンター"に! オスカー受賞の官能作『愛を読むひと』 [第18回]1万枚の段ボールで建てた"夢の砦"男のロマンここにあり『築城せよ!』 [第17回]地獄から甦った男のセミドキュメント ミッキー・ローク『レスラー』 [第16回]人生がちょっぴり楽しくなる特効薬 三木聡"脱力"劇場『インスタント沼』 [第15回]"裁判員制度"が始まる今こそ注目 死刑執行を克明に再現した『休暇』 [第14回]生傷美少女の危険な足技に痺れたい! タイ発『チョコレート・ファイター』 [第13回]風俗嬢を狙う快楽殺人鬼の恐怖! 極限の韓流映画『チェイサー』 [第12回]お姫様のハートを盗んだ男の悲哀 紀里谷監督の歴史奇談『GOEMON』 [第11回]美人女優は"下ネタ"でこそ輝く! ファレリー兄弟『ライラにお手あげ』 [第10回]ジャッキー・チェンの"暗黒面"? 中国で上映禁止『新宿インシデント』 [第9回]胸の谷間に"桃源郷"を見た! 綾瀬はるか『おっぱいバレー』 [第8回]"都市伝説"は映画と結びつく 白石晃士監督『オカルト』『テケテケ』 [第7回]少女たちの壮絶サバイバル!楳図かずおワールド『赤んぼ少女』 [第6回]派遣の"叫び"がこだまする現代版蟹工船『遭難フリーター』 [第5回]三池崇史監督『ヤッターマン』で深田恭子が"倒錯美"の世界へ [第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々 [第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は...... [第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった [第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学

「お前の母さんは税金ドロボー」、愛子さまが抱える闇は深く……

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「週刊女性」6月15日号

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第30回(5/27~6/1発売号より)

 安全地帯のニューアルバム「安全地帯XI ★STARTS★『またね...』」が6月7日付オリコン・アルバムチャート初登場でなんと3位に。青田典子との熱愛はやっぱり宣伝に使われたのか!? 一方で、玉置浩二と青田の関係には徐々に暗雲が立ちこめ始めている。香港で大ゲンカしたのだとか。いい大人が「2人でセックスしてます! よろしく!」なんていったら、女は引くよね。玉置って相当な気分屋でわがまま男らしいし。

1位「直撃! 独占撮スクープ V6三宅健 ガンで逝った『最愛の母』とそっと支える『元ワンギャル美女』」(「週刊女性」6月15日号)
2位「V6三宅健 『最愛の母』がん急逝 号泣の喪主を支えた『V6 15年の絆』!」(「女性自身」6月15日号)
3位「愛子さま あきらめた『転校』と『先生を家庭教師に』のウルトラC!」(「週刊女性」6月15日号) 

突然辞任した杉並区”名物区長”にまつわるカネとオンナの狂想曲

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「週刊朝日」6月11日号より
●第46回(5月26日~6月1日発売号より) 第1位 「ウソつき山田宏日本創新党党首の隠しマンションに『女と子ども』」(「週刊朝日」6月11日号) 第2位 「大特集 食べてはいけない」(「週刊現代」6月12日号) 第3位 「30代独身男性520人調査 彼女にいえないSEXの不満、何ですか?」(「AERA」6月7日号)  ダービーも見応えのあるレースになった。私は、ヴィクトワールピサとローズキングダムの2頭からの馬単を6点ずつ買っていたから、なおのこと力が入った。エイシンフラッシュに首差届かなかったが、ローズキングダムは、二歳のころの力を取り戻してきている。夏を休養して馬体が増えてくれば、秋は楽しみだ。  「現代」のSEX特集に刺激されてか、「AERA」までが大々的な特集を組んできた。だが、こちらは熟年男向けではなく、女性読者が多い雑誌だけに、30代男性のSEX感調査。  驚くのは、これまでの体験人数はと聞かれ、0と答えたのが9.5%、約1割もいるのだ。セックスとマスターベーションのどちらが快感かという質問には、「セックス」33.1%、「マスターベーション」が11.8%。「時と状況による」(この意味がよく分からないが)、「相手による」の二つを合わせると46%になる。  20代と比較して、「持続力がなくなった」が26.7%、「機能の低下を感じる」が26.3%、「あまり性欲を感じない」が24.6%もいるのだ。  これまでの相手で失望したことはという問いに、「口臭・体臭」が29%、「受け身である」が27.5%、「体形」が24.8%。風俗関係の店で性欲を処理する頻度では、「まったくない」と「ほぼない」を合わせると71.6%になる。  有名人でセクシーと感じる人は、1位優木まおみ、以下、藤原紀香、米倉涼子、井川遥、滝川クリステルと続いている。  この調査の面白いのは、草食VS.非草食、転職VS.非転職などにも分けて質問していることだろう。これを読むと、風俗店に未来はないし、少子化問題も解決しそうもないな。  2位の「現代」の企画は目新しいものではないし、中身も同様だが、どこそこの牛丼が250円だとか、コンビニ弁当が200円台で買えるという、安さばかりが喧伝されるなか、こうした食に関する警鐘記事は、どんどんやったほうがいいと思う。  回転寿司は、鯛はアフリカ産ティラピア、アワビはロコ貝とニセモノだらけで、添加物は当たり前。特に注意が必要なのは「ガリ」で、着色料や保存料が入っているので、控えめにしたほうがいいという。  しかし最近は、無添加を謳う回転寿司もあるそうで、愛媛県内に4店舗を構える「すし水軍」は、値段はやや高めながら、安心して食べられる店だそうだ。  大手スーパーなども売り出している激安弁当は、油分と塩分のかたまりで、カロリー表示も当てにならない。その上、またしても中国製品だが、中国からの調理済み冷凍食品には、「地溝油」という、食堂の下水道に溜まった廃油や残飯から精製された劣悪な食用油が使われている可能性があるそうだ。中国では、最近になって国営ラジオ放送がこの事実を報道し、その量は年間200万トン~300万トンにもなる。これは、中国で10軒外食すれば、1軒はこの油を使っているという計算になるそうだ。おー怖!  安くて、おいしくて、体によいなどという都合のよい食べ物などないのだ。身も蓋もない言い方をしてしまえば、どんな食べ物も体にはよくないそうだから、食べないのが一番だそうだが、それでは生きていかれないから、少しでも安全で安価なものを見つけて食べるしかない。そうした食へのこだわりが、これからますます大事になる。  第1位は、私が住んでいる中野区の隣にある杉並区の区長を長年務め、名区長として誉れの高い山田宏(52)氏のスキャンダルである。  5月25日に、山田氏は突然記者会見を開き、5月末で区長を辞任して参院選に出馬することを表明したが、この辞任劇は、「朝日」の追及の手が迫っていることと関係があったようなのだ。  山田氏の自宅は杉並区内にあり、そこには奥さんと3人の子どもがいるのだが、彼はほとんどそこへは帰らず、目黒区内のマンションに「帰宅」する。そのマンションには、女性と小さな子どもがいる。  「朝日」によれば、その子はその女性との間にできた子どもだという。  5月5日の子どもの日の夜には、その部屋から、幼い子どもの笑い声と、男女の弾けるような笑い声が聞こえてきたという。  この女性A子さんも、山田氏も、「朝日」の取材に対して、知らぬ存ぜぬを繰り返すのだが、執拗に取材を続けているとき、山田氏は、突然、区長を辞任してしまうのだ。  問題なのは、「山田氏の後援会の政治資金収支報告書には、Aさんの家族名で『宣伝事業費』として政治資金が支払われていたことが記載されている」ことだ。  11年間にもわたり杉並区長を務め、今度は、国政改革を訴えて「日本創新党」を旗揚げし、党首になった人物の、致命的とも言えるスキャンダルに、山田氏はどう説明責任を果たすのか。まずそこから始めなくては、国政を変え、国を創ることなどできはしないはずだ。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ) 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか
「日本よい国」構想 ―豊かで、楽しく、力強い日本を!― まずは、家庭から。 amazon_associate_logo.jpg
忘れてはいけない悲劇「水俣病」その50年目の笑顔が語りかけること 「政治評論家への"つかみ金"の行方」野中発言を「週刊ポスト」は追及できるか 「ナイフの刃先を向けられた」片山さつきが激白! 元夫・舛添氏の"愛人"と"暴力"

出会いは意外なところに……三宅健、熱愛のお相手は”大物”の娘!

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健ちゃん、悲しい時も"アイドル"でいてくれ
てありがとう
【サイゾーウーマンより】  6月1日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)、「女性自身」「FLASH」(いずれも光文社)に、V6三宅健の実母がガンのため逝去したという記事が掲載された。葬儀場に訪れたV6のメンバーの写真を掲載するなど横並びの記事の中で、「週刊女性」は三宅を支える女性の存在をスクープしている。  三宅の熱愛のお相手と報じられたのが、タレントの河村和奈。河村は、1997年~2005年に放送されていた、TBSの深夜の情報バラエティー『ワンダフル』に出演していた元"ワンギャル"。番組を卒業後は、花王「バブクール」などのCMに出演し、現在は『朝まるJUST』(千葉テレビ)というローカル番組に出演している。

いわくつき物件の条件はえりす

無念で死んだ者の心霊動画を撮りたいがための企画。前回は不動産屋さんの情報がたくさん来て、スタッフが住まずに頓挫した。今回は住みたい読者は150人なのに不動産屋さんからの情報が他殺0、自殺が3。申し訳ないがどれも記事的にイマイチ物件だった。失敗した原因は簡潔。一般読者が入居して万一騒がれたら不動産屋さんが困るからだ。BOZZが借りないと信用出来ないぞ、が本音だろう。そこで、企画倒れは避けたいからえりすに頼んでみた。俺が借りるから我慢できる限界まで住んでくれ、願わくば最低一週間と。

わらしべ長者   ~ヴィンテージ現る

バング&オルフセンほか、他の品も交換が終了。ここで行き詰まっていたら、お!これは…という品が登場した。↓交換品は日本映画のヴィンテージポスター3枚です。日本人は滅多に目にしない、というか生涯出会わないポーランドの作家の手によるポーリッシュ・ポスターと呼ばれるものです。少々解説を付け加えたいと思います。80年代までの共産主義下のポーランドでは興行収入を得ることを目的とした商業的なポスターを作る必要がありませんでした。そのためアーティストの独自の解釈によってデザインされたきわめて尖鋭的なポスターが作られてきました。