アブない<裏社会>学

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【第1特集】

アブない<裏社会>学

  • ヤクザとメディアの深すぎる関係
  • ドラッカーで読み解く山口組"最強"の秘密
  • 秘密結社・フリーメーソンへの入会手引き
  • 知られざる"闇"を照らした写真集
  • "ヤクザオナニー"で死んでも射精!!
  • 韓国からの密航者が急増中!?のナゼ
  • <斜陽>Vシネマに明日はあるか!?
ほか

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【第2特集】

日本一早く、愛のあるワールドカップ予測

6月11日、ついにW杯南アフリカ大会が開催される。治安の問題、交通や電力などのインフラ問題に不安はあるものの、アフリカ大陸初の大会に、期待の声は大きい。だが、予選リーグで、オランダ、カメルーン、デンマークという強豪と同グループになった日本代表に突きつけられた勝敗予想は"0勝3敗"だ。そんな中、日本はどのような戦いをすべきなのか? 元サッカー選手、ジャーナリストらの提言から、試合予測を解説する。

【第3特集】

華やかだけど堅実!?新型"ギャル"の生態系

雑誌不況の只中で、ギャル雑誌の売り上げが好調だ。新雑誌も複数創刊され、市場は活況を呈している。また、ネットにおいても、主戦場をブログに定めたギャルモデルたちの中には、月に500万PVをたたき出したり、広告によって月収が100万円を超える子もいるという。カネの匂いをかぎつけた大人も集まりはじめ、にわかに盛り上がりを見せるギャルを取り巻く状況を、文化とビジネスの両面から解析!

【side-B】

どーなってるんだ!怒りの普天間問題

どーなってるんだ!怒りの普天間問題 普天間基地移設問題で迷走する鳩山政権の体たらくに、与野党の若手論客が本音トーク。ネットユーザーの「5月末決着ができなければ、辞任すべき」という声に鳩山首相はどう答えるのか?

【カルチャーGPS】

しっとり女優・ちすんが、井筒監督の羞恥エピソードを激白!

井筒和幸監督の最新作『ヒーローショー』でヒロインのあさみ役を演じる女優・ちすん。作中では、薄幸の美女をしっとり演じていた彼女の素顔とは!?

【大人よ、教えて!】

アイドルライター小明の"逆"人生相談 ゲスト:蝶野正洋

モテない、金ない、華もない......負け組アイドル小明が各界の大人なゲストに、ぶしつけなお悩みを聞いていただく好評連載。第13回のゲストは、 蝶野正洋さん!





〈中濃用語辞典 ニュースソース〉
  • 『東山、戸田、小栗』......マスコミが黙殺する恋愛模様
  • 上海万博で『SMAP』が大バッシング! ってホント?
  • 『女性器切除』に見るソマリアの悲劇
  • 『エリカさま』離婚騒動で暗躍したコワモテと音楽イベント出演の不可解
  • 『小沢一郎『起訴相当』に隠されたメディア権力増強への恐怖

ほか



サイゾー 2010年 6月号

「アブない<裏社会>学」


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新垣結衣は病んでいる? イラストが映していた純朴美少女の”病み”

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CD「うつし絵(通常盤)」ワーナーミュージック・ジャパン
【メンズサイゾーより】  女優・新垣結衣(21)が、イラストレーターとしてデビューするという。これは、新垣の主演映画「ハナミズキ」(8月21日公開予定)で劇中使用した自作絵本を商品化するという試みで、彼女が挿絵を手がけた絵本「The Three Little Pigs(3匹の子豚)」(mpi)が6月25日に発売されるという。ガッキーは会見で「1枚1枚気持ちを込めて描いたつもりです」と声を弾ませた。  幼少時から絵を描くのが大好きだったというガッキー。自身のシングルCDではカバージャケットのイラストを担当することも多く、ファンならばすでに彼女のイラストを目にしたことがあるだろうが、まだ見たことがないという読者のために、代表的な作品をいくつか紹介したい。たとえば、コチラ。

分かりやすいのが魅力! カタログ誌面強化中の「JELLY」7月号

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「JELLY」 10年7月号(ぶんか社)

 SHIBUYA109系ファション誌「JELLY」の7月号。タイトルロゴのデニム柄や、背表紙の「100%デニム宣言!!」の文字を見ても分かるように、今月号は夏トレンドであるデニムを猛プッシュしています。表紙は看板モデルの"まいち"こと高橋真依子。ウィッグ盛りまくりで、髪の量がエライことになってます。では、気になる中身はこちら。

<トピック>
◎We are DENIM mania.
◎夏のウルトラHITアイテム大発表!!
◎スカーフを使いこなせ!

■SHIBUYA109のカタログに徹する分かりやすさ!

 「JELLY」は毎号、メイク記事も極めて少なく、ファッション誌定番の読み物ページもほぼありません。ほとんどのページがコーディネート記事というこの構成は、もはや「SHIBUYA109のカタログ」。この分かりやすさこそが、雑誌が好調な一番の理由でしょう。

オアシズ・大久保さんのドス黒いエロスに悶絶必至!(5月前半の人気記事ランキング)

ranknig0515.jpg  今年のGWの話題と言えば、やっぱり沢尻&高城夫妻の離婚騒動。当事者なのになぜか蚊帳の外に置かれちゃった高城さんは日本を脱出、いまはベトナムでいろいろと策を練っているようです。  さて、そんな5月前半は芸人さんの記事が人気を集めました。大久保さんからプンプンと匂い立つエロスの根源に迫ったり、ひな壇芸人・つっちーの"嫌われない"やり方に生き方を学んだり、一発屋芸人・狩野英孝が"実はすごいヤツ"らしいという噂があったりと、売れている芸人さんたちには、やっぱりそれなりの理由があるんですね。  それでは、人気記事ランキングへGO! 第1位 「本能的にエロい目線を送っている」現役OL兼芸人・大久保さんの"イヤらしさ" そういえば取材中、"目線"を感じました......。 第2位 「実はスゴい芸人かも!?」現場が絶賛する"今年消える"候補筆頭・狩野英孝 才能か、はたまた単なる偶然か。 第3位 土田晃之 元ヤン、家電、ガンダム......でも嫌われない「ひな壇の神」の冴えたやりかた ボキャ天芸人の底力。 第4位 AKB48・小嶋陽菜に整形疑惑浮上 頬の引きつりと4月からの大量露出の関係とは? ぽっちゃりくらいがかわいいよ~。 第5位 バター犬がアソコをレロレロ 「Men's egg」おバカ過ぎる記事掲載で編集長が謝罪 まぁ~、お下品! 次点 離婚&移籍は半年前から計画済!? 沢尻エリカ事務所解雇の真相は...... 女は怖いよ~。 次々点 音楽不況ここに極まる......あゆ、テルマ、大塚――人気者のCDがまったく売れない! J-POP黄金期がなつかしい......。

少林寺拳法より、空手がベスト? 西原理恵子さんと子育て談義してきました!

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(C)倉田真由美

 先日、作家の岩井志麻子さんから「新宿ロフトプラスワンでトークショーやるから遊びに来ない?」というお誘いのメールが来ました。志麻子さんとはメールでやり取りしているものの、1年くらいご無沙汰していたので、久々に会いに行くことに。控え室に行くと、志麻子さんとダンナさん、徳光正行さんと編集者がすでに盛り上がってました。

 27歳の志麻子さんのダンナさんは、どことなくヒロスエ(広末涼子)に似てますね。彼は韓国人なのですが、オレが「日本に住んでどのくらい?」と聞くと、「韓国と日本行ったり来たりです」と片言の日本語。まだ日本語があまりできないようですが、志麻子さんは普段、ダンナと何語で話してんだろうか?

デビュー作『鉄男』の衝撃から20年! 塚本晋也監督の変わらない製作スタイル

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個性派俳優としても活躍する塚本晋也監督。
新作『鉄男 THE BULLET MAN』ではおなじみの"ヤツ"を演じている。
 インディペンデントなる道を切り開いて20年。塚本晋也監督が製作・脚本・監督・出演・美術・特撮・編集......と全てセルフメイドで作り上げた『鉄男』(89)は、インディペンデント映画の金字塔、いやクロガネの要塞だ。都市生活者の肉体が突然、鉄に侵食されていくという不条理なこの作品は、ローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを受賞。続く『鉄男II BODY HAMMER』(92)も各国の映画祭で上映され、"塚本晋也"の名前は日本よりも世界で広く知られるようになった。また、サイバーパンクな『鉄男』シリーズだけでなく、官能映画『六月の蛇』(02)はベネチア映画祭コントロ・コレンテ部門審査員特別大賞を受賞するなど、身体性にこだわる独自の作風はより進化を続けている。世界の映画シーンに衝撃を与えた『鉄男』誕生から20周年となった2009年、全編英語による『鉄男 THE BULLET MAN』が完成し、ベネチア映画祭コンペ部門でプレミア上映。5月22日(土)より、ようやく日本でも公開されることになった。温和な性格で知られる塚本監督だが、映画製作に関しては鋼鉄のような堅い意志を貫く。塚本監督のブレない生き方を体感するべし。 ──以前からハリウッド版『鉄男』の噂は耳にしていたのですが、全編英語劇となる『鉄男 THE BULLET MAN』はその流れのものでしょうか? 塚本晋也監督(以下、塚本) 舞台は東京ですが、ボクとしては完全にハリウッド版の流れで作ったものです。ハリウッド側とは何度か話し合ったんですが、どうしてもボクが考えているような『鉄男』にはなりそうになかった。それでボクの会社「海獣シアター」での自主製作という形になったんです。日本でもボクの映画はなかなか話がまとまらないのに、ハリウッドでやろうとしたら尚更ですよね。よく考えれば分かること、いやパッと考えても分かることなのに(苦笑)。こう見えても、意外と自分は流れに乗って映画を作ることもできると思っていたんですよ。でも、やっぱり『鉄男』となると、別ですね。 ──"鉄男"というキャラクターだけをハリウッドに売り渡すことはできなかった? 塚本 そうですね。『悪夢探偵』シリーズ(06、08)は、元々はメジャー的に展開する"売る"ための企画として考え出したものだったんですが、松田龍平さん主演作として完成した今となっては、そう軽く考えることができない。やっぱり、作り出しちゃうと、どうしてもこだわっちゃうんです。ダメですねぇ......(苦笑)。ハリウッド側からも、「そんなにこだわらないで、もっと胸を開いて、こちらのことを信頼してください」とか言われるんですが、そんな風に言われても、譲れないものは譲れませんからね。向こうの言い分は、人気俳優を起用しましょう。そのためには撮影期間はこれだけで......と。でも、『鉄男』は撮影や編集に時間を徹底的にかけて、手を尽くすことで面白くなる作品。今回の『鉄男 THE BULLET MAN』は普通なら3週間程度の撮影で済ませる規模の作品ですが、撮影だけで8カ月かけています。『鉄男』の面白さを出すためには、決まった製作期間で済ませることができないんです。 ──ハリウッドの人気俳優の名前も挙っていたんじゃないですか。 塚本 まだ具体的な名前が出る前の段階でした。でも、『鉄男II』直後の段階では、こちらがジョニー・デップや、ティム・ロスといった俳優の名前を挙げると、向こう側は興味を示していましたね。『シザーハンズ』(90)で注目を集め始めたジョニー・デップは病的な雰囲気を持つ米国人が当時はまだ珍しかったし、鉄男とハサミ男で繋がる部分もあるかなと。ティム・ロスは平凡な会社員役がハマりそうだった。当時は、ハリウッド版『鉄男』、行けるなと思っていましたね(笑)。 ──『鉄男』ファンを公言するクエンティン・タランティーノが製作に名乗りを挙げたことも。
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クエンティン・タランティーノ、ダーレン・アロ
ノフスキー、ギャスパー・ノエら、塚本晋也ファン
を公言する映画人は世界に多い。
塚本 93年ごろでしたね。いい感じで盛り上がっていた。あれは、乗っても良かったかもしれない(苦笑)。タランティーノは他の人と違って、「ちゃんと監督を守る」と言ってくれていましたから。「チームを組んで共同プロデューサーという形にすれば、映画会社の言いなりにならなくて済む」と言ってくれた。でも、そのときのボクはまだ具体的なハリウッド版のイメージがなく、脚本が用意できていなかったんです。ボクの中で、熱く盛り上がっているものがないとダメ。ボクは器用な職人ではないんです。不器用だけど一生懸命に、作品に愛情を込めることで、ようやく面白いものになるんです。 ──映画界で20年間サバイバルを続けてきても、それは変わらない? 塚本 そうですねぇ、心のどこかでは、きっちりした映画監督になって、お金持ちになって......というビジョンを持っていたんですが、どうもそうはなれない(苦笑)。性格なんでしょうね。最近ようやく気づいたんですが、ボクはエラそーに人に指示を出すのが得意じゃない。むしろ、自分で粘土をこねて、じわじわと作っていくタイプ。ディレクターズチェアにも一度も座ったことがありませんしね。松尾スズキさんの映画に役者として現場に行くと、松尾さん用の立派なディレクターズチェアが置いてあるんです。松尾さんは立派な監督だなぁと思いますよ(笑)。 ──今回はシニア・プロデューサーとしても名前がクレジットされています。プロデュースから裏方仕事まで、全て自分でやらないと気が済まないんですね。 塚本 現場のことはプロデューサーに任せていますけど、製作費は自分で集めています。『鉄男』以外の作品もほとんど、自分でお金は用意しているんです。8ミリ映画を撮っていた10代のときから、そうですね。映画ってお金を出している人のものなんです。最終判断は、お金を出している人がするもの。それは、はっきりしています。そのスタイルは学生時代から、現在まで変わりませんね。変わったのはカメラぐらい(笑)。それと、ボクの作品は製作期間が長いこともあって、スタッフはボランティアみたいな形で参加してもらっています。『悪夢探偵』シリーズを通して、スタッフが育ち、いい感じで『鉄男 THE BULLET MAN』に挑めると思っていたんですけど、予想外の不況でしょ。スタッフにも生活があるし、ボクにも家族がある。みんなにギャラを払うと予算オーバーしちゃう。昔からのスタッフは『鉄男 THE BULLET MAN』に参加したがっていたので、本当に申し訳なかった。でも、また今度の現場を経験した若いスタッフが、映画界に貢献していくような一流のプロに育っていくんじゃないかな。 ──サンディエゴのコミコン2009で行なわれた製作発表では『アバター』の製作費200分の1、とコメントされていました。 塚本 自虐的に200分の1と話したんですが、『アバター』(09)の製作費は200億円と言われていますから、『鉄男 THE BULLET MAN』もそれなりに掛かっていますよね。でも、撮影に8カ月、編集に4カ月要したことで、製作費が膨れ上がったんです。ギャラのことは、いつも考えていますね。スタッフにはこれだけしか払えないなぁ、食事はひとり250円だなぁとか(苦笑)。 ──生半可な気持ちでは『鉄男』は出来ないんですね......。国際色豊かなキャスティングについて聞かせてください。
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東京の外資系企業に勤めるアンソニー(エリック
・ボシック)の息子が、謎の男・ヤツ(塚本晋也)
の運転する車に轢かれた。怒りの感情を抑えられ
なくなったアンソニーの顔が次第に鉄に覆われ始める。
塚本 みなさん、オーディションに参加してくれた人たちです。主演のエリック・ボシックの本職はフォトグラファー兼モデルですが、演技の基礎ができていて、暗黒舞踏を経験しておりアングラ的世界を理解している。しかも日本語がうまい。父親役のステファン・サラザンさんは、フランスの映画誌「カイエ・デュ・シネマ」でボクの作品を紹介してくれた評論家。桃生亜希子さんは主演女優らしいオーラがあり、母親役の中村優子さんはオーディションで素晴らしい集中力を見せてくれた。スタッフもそうですが、キャストも拘束時間が長いので、「こんな条件の映画ですが......」と参加希望者をオーディションという形で募るしかなかった。エリックはエキストラのつもりでオーディションを受けたのに、後で自分が鉄男役だと知って大喜びしていました(笑)。1日だけですが、田口トモロヲさんにも出演してもらいました。前2作に主演された田口さんにちょっとでも参加してもらうことで、『鉄男』シリーズとしての刻印を押して欲しかったんです。 ──スタッフもキャストも狂おしいまでの愛情を注ぐことで、『鉄男』ワールドが成立するんですね。『鉄男』の第1作はバブル時代の都市の熱気とその崩壊を予感したかのような内容でしたが、今回は青い目の鉄男が自分のアイデンティティーを見つめ直す物語と言えますね。 塚本 アイデンティティーというか、自分という意識はどこにあって、どこから来たものなのかというテーマは、『ヴィタール』(04)ぐらいから始まったものですね。それまでは"都市と肉体"という2つの対比、対決が主題だったんですが、次第に肉体そのものに意識が移り、『六月の蛇』から『ヴィタール』を撮るうちに肉体の内側へと意識が向かい出したんです。肉体の中の意識はどこにあるんだろうと、さまよいながら撮ったのが『ヘイズ』(05)、そして"夢"という深層心理を描いた『悪夢探偵』シリーズでした。今回の『鉄男 THE BULLET MAN』もその延長線上にあるもの。従来の『鉄男』の世界と"意識とはどこにあるものか?"というイメージとが合致したものと言えるでしょうね。『鉄男』は元々、都市生活者の意識の不確かさ、夢か現実か分からない曖昧な『マトリックス』(99)的なものを描いたものですが、20年経て、よりそういう社会になっているように感じるんです。
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人間兵器へと変貌するアンソニー(エリック・
ボシック)。10段階の変身工程を、まず塚本晋也
監督が粘土造型として作り、特殊造型班が試行錯誤
を重ねて新しい鉄男を生み出した。クライマックス
では全長20mまで巨大化する。
──クライマックスは、かつての『鉄男』とはひと味違うものとなっています。撮影スタイルは20年前と変わらないとのことですが、塚本監督の内面は当然ながら変化しているかと思います。 塚本 『ヴィタール』の頃に自分に子どもが生まれ、家族ができたことでやはり意識は変わってきたと思います。テレビで戦争のニュースとか流れると「大丈夫か?」と不安になりますね。『鉄男』もノリだけで作っていいのか? ブッ壊すだけでいいのか? 救いを見せなくちゃいけないんじゃないかとか考えますよ。結局、今回も東京を舞台にしているわけですが、太平洋戦争が終わって60年以上が過ぎて、戦争について話せる人が日本にいなくなってしまった。語り部がいなくなってしまった東京という都市はどうなってしまうのかという怖さですね。平和ボケしてしまって、大切なことを忘れているんじゃないかと。今回のクライマックスは、『鉄男』を見続けてくれている人は「パンクの精神に反する」と感じるかもしれない。以前に比べると、物腰が弱くなっているように映るかもしれない。でも、逆に強い力がないと、暴力的なものから大事なものを守ることができないと思うんです。壊さずに守ることのほうが、もっと大変なんだよってことですよね。 ──今後、塚本作品はどこに向かっていくんでしょうか? 塚本 ここ5年くらいはハイペースで作ってきました。決して、手を抜いて量産化したわけではありませんが、これからはより丹念に作っていくつもりです。仕事のオファーがあれば、その企画の中にどう自分のテーマを盛り込めるか考えるのも楽しいですし、仕事が来るのを待っているだけじゃダメなので、自分でも作っていくつもりです。これまで以上に、じっくりじわじわと作っていくしかないですね。  ミッキー・ロークを蘇らせた『レスラー』(08)のダーレン・アロノフスキー監督は『鉄男』に衝撃を受け、デビュー作『π』(97)を撮り、また『バレット・バレエ』(99)から『悪夢探偵』(06)まで照明スタッフとして参加していた吉田恵輔監督は『純喫茶磯辺』(08)、『さんかく』(6月26日公開)などで注目される若手監督となっている。塚本作品は映画界に有名無形の影響を与えていると言っていいだろう。そのことに触れると、「いやいや、とんでもない」と謙遜してみせる塚本監督だった。普段は物腰が低いが、作品の中では過激なまでに跳躍してみせる。塚本監督は鋼でできたスプリングのようなクリエイターなのだ。 (取材・文=長野辰次) ●『鉄男 THE BULLET MAN』 監督・脚本・原作・撮影・美術・特殊造型・編集/塚本晋也 音楽/石川忠 出演/エリック・ボシック、桃生亜希子、中村優子、ステファン・サラザン、塚本晋也ほか 配給/アスミック・エース 5月22日(土)渋谷シネマライズほか全国ロードショー <http://tetsuo-project.jp/> ※5月8日(土)~21日(金)シアターN渋谷にて連日夜9時より『塚本大図鑑 SHINYA TSUKAMOTO FILM FESTIVAL2010』を上映。5月15日(土)~21日(金)池袋シネマ・ロサにて夜9時より『バレット・バレエ プレミアバージョン』上映。6月12日(土)~18日(金)吉祥寺バウスシアターにて夜9時より『鉄男』『鉄男II』爆音&大音響上映 ●つかもと・しんや 1960年1月1日、東京都生まれ。14歳で8ミリカメラを持ち、映画づくりを始める。日本芸術大学美術学科卒業後はCF制作会社に勤めるが4年で退社し、85年に「海獣シアター」を結成。3本の芝居を上演後、8ミリ作品『普通サイズの怪人』(86)で映画製作を再開。同じく8ミリ作品『電柱小僧の冒険』(87)でPFFグランプリ受賞。16ミリ作品『鉄男』(89)はローマ国際ファンタスティック映画祭でグランプリ受賞。続く沢田研二主演のメジャー作『ヒルコ/妖怪ハンター』(90)は諸星大二郎の原作コミックを大胆にアレンジし、切ない青春ホラーに仕立て上げた。『鉄男II BODY HAMMER』(92)は27の映画祭で上映され、世界15か国で公開。その他の代表作に『東京フィスト』(95)、『バレット・バレエ』(98)、『六月の蛇』(02)、『ヴィタール』(04)など。『悪夢探偵2』(08)のラストの長回しでの松田龍平の表情も見逃せない。また、ベネチア映画祭には2度審査員として参加している。
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【関連記事】 「ボクには"ともだち"の心情が分かる。カルト社会は特別なことじゃないですよ」 "小栗旬の後見人"山本又一朗が明かす『TAJOMARU』の過剰すぎる舞台裏!! 「走れ、考えろ、そして行動に移せ!」SABU監督の熱気溢れる『蟹工船』

ミヤネもメロメロで「抱いて」とねだる! 玉置浩二がモテる秘密

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『今日というこの日を生きていこう』/ソニー
・ミュージックレコーズ

 今回ツッコませていただくのは、連日、熱愛報道でお騒がせ中の玉置浩二が登場した、5月12日放送分『情報ライブ ミヤネ屋』(よみうりテレビ系)。

 同番組司会の宮根誠司と、この日わざわざ大阪まで行った玉置は、初対面。にもかかわらず、高級ホテルの一室でワインを飲みながら語り合う二人は、異様にテンションが高く、旧知の仲のようにすら見えた。

ブレイクの秘訣はマジメ&ネガティブ!? 夙川アトムの「怒られたくない」日常

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 「ずきあかのちゃんねー」(赤ずきんちゃん)や、「しまうらのろーたー」(浦島太郎)といった、ギョーカイ用語で語られる紙芝居ネタでお馴染みの芸人・夙川アトム。昨年12月に行われた初単独ライブのチケットは即日完売。その人気の高さが証明された。  今回、DVD『第1回単独ライブ 'FANTASIA'』のリリースを控える彼を直撃。取材当日、「あ、よろしくお願いします......」と"腰の低いまじめな人"という空気をまとって我々の前に現れた彼だが、それは化けの皮か否か。夙川アトムの素顔に迫る!! ――いきなりで申し訳ないのですが、まじめそうですね。 夙川アトム(以下、夙川) まじめです。 ――芸人っぽくないですよね。 夙川 芸人っぽく出来ないですね。 ――でも、いわゆるよしもと的なノリが必要になる場合もありますよね。 夙川 ああ、ありますね......。この性格なので、トーク番組とかであんまりワーッって行けなくて。悩んでお酒をたくさん飲んだこともありますね......。 ――(暗い話になってしまった!)えっと、そうだ! 明るい話をしましょう! 今、会いたい有名人っていますか? 夙川 多部未華子さんです! 今、すぐ浮かんじゃいました♪ ――どこが好きなんですか? 夙川 あの純朴さが。あと声もかわいくて。嫌なところが一つもないんですよね♪ ――多部さんに会ったら、何を話したいですか? 夙川 多部ちゃんの学校のこととか、あと僕がちょっと微妙なことを言った時に、どんな反応をするのか見てみたいですね。 ――妹にしたい感じですか? 夙川 いや、付き合いたいです(キッパリ)。こないだ、多部ちゃんがドリカムの曲をカバーしたシングルを出したんですけど、歌もすごい上手で。昔の原田知世さんみたいな、何の混じりっ気もない、まっすぐな歌い方なんです! shukugawa002.jpg ――多部さんの話をする夙川さんはイキイキしてますね。ところでお笑いをやる上で、原動力にしていることは何ですか? 夙川 「バイトしたくない」っていうのと、「人に怒られたくない」っていう感情ですね。僕、ちゃんと働けないんで......。 ――芸人としてちゃんと働いてるじゃないですか。 夙川 芸人はバイトに比べると「怒られる率」が低いので。「大人の人に怒られるかもしれない」って考えると、もう......。 ――でも先日、「アメトーーク!」(テレビ朝日)の町工場芸人の回に出ていらっしゃいましたよね。工場で働くのは平気なんですか? 夙川 工場ではマスクもしてますし、人と話さなくていいじゃないですか。接客業は怒られるかもしれないので、緊張して注文とか取れないですね。 ――芸人さんこそ、毎日知らない人に会って話さなきゃいけない職業では? 夙川 あ、でも怒られないので、はい。 ――そうですか(笑)。夙川さんは、シティボーイズに憧れてこの世界に入ったそうですが、やはりテレビよりもライブを重視してるんですか? 夙川 いえいえ、本当はテレビにもガンガン出たいんですけど。あの、その、うまく出来ないっていうだけで......。「そのままでいいよ」って言って出してくれるのが一番ありがいんですけど、なかなかそうもいかないので。今、成長中です、はい。 ――いよいよ5月19日には、初の単独ライブが収録されたDVD『第1回単独ライブ 'FANTASIA'』が発売されますね。一人コントの数々に、ギョーカイ人ネタとは全く違った夙川さんの魅力を感じました。 夙川 僕は、"なんか少しだけ変だ"っていう感じの笑いが好きなので、そこを楽しんでもらえたらと思います。このライブでは好きなことをやらせてもらったので、業界人ネタの先入観なく見てもらえたら嬉しいですね。 ――最後にお願いがあるのですが、日刊サイゾーのキャッチコピー『マスコミの裏を読む! 体制の裏をかく!!』を、ギョーカイ用語に変換して頂けませんか? ro-ta-.jpg ――わっ! 今の誰ですか!? 夙川 僕が作った「ろーたーくん」というキャラです。業界に憧れる小学生なんです。 ろーたーくん 7月21日にDVD『ちゃいちーのろーたくん』をばいはつするからジュルスケ帳にバミッといてね! ――(ちゃっかり宣伝しやがった!) (取材・文=林タモツ) ●しゅくがわ・あとむ 1979年、兵庫県生まれ。シティボーイズに影響を受け、99年に3人組のコントグループ「昭和サーカス」として活動開始。ピン芸人として09年「R-1ぐらんぷり」決勝進出。現在、シティボーイズと同じASH&Dに所属。
『夙川アトム 第1回単独ライブ 'FANTASIA'』 発売元:ポニーキャニオン 販売元:ポニーキャニオン 価格:\2,940(税込) 発売日:5月19日 (C)2010 PONY CANYON INC. amazon_associate_logo.jpg
【関連記事】 "天才なぞかけ芸人"Wコロン・ねづっち 「サイゾー」と掛けて......何と解く? 人気芸人・なだぎ武が"R-1ぐらんぷり"決勝戦での苦悩を語る 「誰も知らなかった『R-1』ファイナリスト」鬼頭真也の素顔に迫る!

「お肉が気になって、水着なんて……」という人におススメのダイエット!

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今年こそはキレイに水着を着こなしたい!

 暖かい日が続き、夏の気配を感じるこの頃。洋服が徐々に薄着になり、冬の間に蓄えてしまったお肉が気になり始めた人も多いはず。雑誌の水着特集を見ても、「モデルさんみたいに痩せていたら、人生がもっと楽しいだろうな」と羨望の思いを抱いて、水着よりもモデルのスレンダーボディーにクギづけになっていませんか? 「水着を着る自分」をあきらめていませんか?

 だからといって、今の時期にスポーツクラブに入会しても、人数が多過ぎてマシーンが使えない。1回でも雨が降ったら、ランニングを挫折しちゃうほど持続力もないのに、美味しいものだけはやめられない。ダイエットが続かないうちに、なぜか自己嫌悪のスパイラルにハマってしまっているアナタ、そんな不毛な日々から脱却できる、と女性の間で話題になっているアイテムがあるんです!

格闘家・秋山成勲×焼肉の名店オーナー やっぱり肉は”処女”がウマい!? 誰も知らない焼肉裏話

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東京都渋谷区にある『ぱっぷHOUSE 渋谷
本店』で行われた対談。この対談終了後の
夜、秋山選手は実際に同店に訪れました!
 本誌前号にて、ダチョウ倶楽部の寺門ジモン氏と"最強の肉"について語り合った格闘家・秋山成勲氏。実は彼、焼肉店を開店予定なのだが、そんな彼が選んだ今回の対談相手は、"日本一希少部位を扱う店"と言われる「ぱっぷHOUSE」のオーナー・田中桃張氏。美味しい肉の選び方はもちろん、タレの話から唐辛子の話まで、焼肉ファンならずとも垂涎の肉対談の幕が、切って落とされる──。 ──「ぱっぷHOUSE」といえば、ライブドアに注目が集まった05年、ホリエモンこと同社元社長・堀江貴文氏がブログで"足しげく通う店"として紹介され、その名が一気に広まった焼肉店です。とはいっても、ホリエモンが紹介する前から「肉の希少部位を多く扱う店」としてメディアでは取り上げられていました。今回は、写真週刊誌「フライデー」(講談社)に、焼肉店の食べ歩き連載を持っていたほどの肉好きで、近々自ら焼肉店を始める格闘家・秋山成勲氏と共に、肉やタレへの飽くなき探究から、焼肉店の知られざる裏エピソード(笑)などについて、「ぱっぷHOUSE」のオーナー・田中桃張さんに伺いたいと思います。 秋山 格闘家という職業柄なのか、体づくりのために、食べることに強いこだわりがあります。栄養のバランスなど細かいことはいろいろありますが、肉が本当に大好きなんですよ。僕の出身は大阪で、小さい頃はそんなに裕福な家庭ではなかったんですけど、近所にある食べ放題の焼肉屋に月1回か2カ月に1回、家族で行くのがすごい楽しみだったんですよね。この思い出が、今の"肉好き"につながっていると思う。自分で仕事をして飯が食べられるようになってから、肉だけは旨いものを食べたいなというのが昔からあって。で、これらを追求していくと店内の環境だったり、タレの味だったり、こだわりのポイントは言いだしたらキリがないですけど、そういったプライドが感じ取れる店って、何度も足を運びたくなりますよね。 田中 堀江さんが言われるように、「ぱっぷHOUSE」は扱う希少部位ばかりに注目が集まりますが、飲食店経営というのは、まずお客さんに信頼してもらえる店のイメージが大事なんですよね。ウチは3年連続で日本一の牛を落札してるんですよ。東京食肉市場で開催される「全国肉用牛枝肉共励会」、要は肉屋さんが決める牛肉のコンテストなんですけど、そこで最優秀賞を受賞した鹿児島牛を提供しているんです。でも赤字覚悟(苦笑)。かなり見栄を張って購入しているんですけど、おかげさまで小さい店舗ながら直営で7店舗経営です。 秋山 小さい店舗っていうのは、それなりに意味があるんですか? 田中 そうですね。お客さん全員に目が届くというのと、ウチの場合はオープンキッチンで厨房の人間もお客さんを見ることができる間取りになっています。逆にお客さんからも見られますから、仕事に対する責任感とプライドが持てますね。 秋山 焼肉って、みんなで楽しく食べることが大切だと思うんです。やっぱり旨い肉を振る舞ってくれる店に、家族で一緒に食べる行くことができたら最高ですよ(笑)。僕の親も年齢を重ねているので、硬い部位や霜降りの脂っこいものは食べにくい。だから、ハラミのおいしい店を探して連れて行ってあげたりすると、すごい喜んでくれる。最近やっと恩返しができたって感じですね。 田中 秋山さんと同じように(渋谷のオフィス街にある「ぱっぷH OUSE」の本店には)、家族で来店されるお客さんもいますが、霜降り肉や関西でいえば神戸牛や松坂牛のような、ブランド肉に皆、憧れがあるようですね。でも最近では、赤身や脂気の少ない肉がブームのようです。牛肉は「肩ロース」や「サーロイン」などだいたい12組の部位に分かれてるんですけど、その部位と部位が、近い部分と中心とでは味は違ったりします。 秋山 なるほど。たとえばプロの競馬予想家って、競走馬がパドックを歩いているのを見るだけで「こいつはいい走りをするな」とか、「筋肉の付きがいいから、こいつは速いんじゃないか」ってわかるそうです。同じように、牛が歩いているのを見るだけで、「こいつは旨いんじゃないか」ってわかるんですか? 田中 う〜ん、どうだろう。ただ、牛の身体を見るっていうのは、男性が女性を見るときの個所と似ているかもしれませんね。首筋、うなじ、肩周り、このあたりが大切です。それから忘れてはならないのが足首。 秋山 素人が見ても良い牛はわかるんですか? 田中 見分けるのは難しいでしょう。ただ、何頭かの牛を比較して見れば、形が整っているのはわかります。それは人間と同じですよ。秋山さんも、在阪時代にはホルモンをよく召し上がっておられたかと思いますが、高級和牛の内臓はおいしくないです。実は、逆なんですよ。雑種の牛のほうが、いろいろなものを食べて内臓が鍛えられた分、旨いんですよ。高級和牛のように過保護に育てられた牛は、内臓が弱いんです。その代わり、精肉に関してウチは処女肉を選びます。やっぱり28〜30カ月までの女の子の牛っていうのは、脂の乗りなどはすばらしい。処女牛のモモとか、肩ロースを扱うと全然違いますね。 秋山 鶏も、サムゲタン(鶏肉を使ったスープ料理)とかあるじゃないですか。あれも「できるだけ若い鶏を使う」って聞いたことがある。やっぱり人間もそうでしょうけど、肉も若いほうがいいってコトなんでしょうね (笑)。 田中 まあ、そういうことだと思います(笑)。