
職人の国、ドイツが世界に誇る高級車・ベンツ
を乗り回していた暴れん坊。(写真/江森康之)
芸能界の"ドン"は言うまでもなく、有名スポーツ選手から文化人、さらにはハリウッド俳優まで幅広い人脈を持つ"芸能界の暴れん坊"こと、Zプロモーション宮西渡社長。幼稚園中退、前科×犯、だけど曲がったコトが大嫌いな社長が芸能生活50周年を迎える今年、これまで封印してきたあんな話やこんな話を、"バチーン"と暴露しちゃうぞ!
「"芸能界のドン"の話が聞きたいって? 今の俺には語る資格なんてないよ。そりゃバーニングの周防郁雄さん、元日テレのプロデューサーで研音を作った花見さん、みんな俺の大先輩だよ。本当に世話になったし、今も頭が上がらない人ばっかりさ」
ロングピースの紫煙をくゆらせながら、時折、遠い目をする宮西氏。海千山千が群れをなす芸能界に、腰を据えた生活は50年を迎え、紆余屈曲という熟語ではくくれないほど、いろいろあった──。宮西氏も芸能界の大物たちも皆、若かった。事務所が設立されたばかりの昔話だ。
「忘れもしない昭和49年。『メッツ』っていう4人組のバンドと一緒に日本中を回ったんだけど、彼らはバーニングに所属していたんだ。バックバンドは当時、俺がプロデュースした『山川登とベストセラーズ』。彼らが電車で移動して全国を縦断するのを俺はワゴン車で追っかけた。北海道から鹿児島まで巡って、ツアーは大成功だよ。あのときは楽しかったなあ」
その時の縁で、バーニングの重役がベストセラーズをテレビに紹介してくれた。人の縁、出会いがつないだ仕事。宮西氏はがむしゃらになってこなしたという。
「ベストセラーズには全部で7,000万円くらい突っ込んだ。言っとくけど、当時の金だよ。それが1億4,000万円になって返ってきたんだからびっくりしたよね。その金をまた興業にぶち込んで、また儲かっての繰り返し。ブルーサンダース、スナッキーズ、ワルノリーズ、いろんなバンドをプロデュースして、次々に当たってうなるほど金が入ってきた。俺は幼稚園中退だから学はないけど、印税の計算だけは詳しいよ
(笑)」

数々の貴重な資料は、芸能界の歴史としても貴重だ。
100万円単位で日銭が入ってくる日々。当時の芸能プロはどこもバブルに沸いていた。
「もうね、金が余っちゃってしょうがないの。じゃあ、何か別の商売もやるかって、27歳のときに浅草で『青い部屋』っていう当時はまだ珍しいホストクラブもやった。そしたら、これがまた大当たり。ステージで内藤やす子に歌ってもらったり、志穂美悦子も来てくれたり、そりゃもう盛り上がったね。『ホストクラブ愛』の愛田観光・愛田武社長も、俺の先輩だよ!」
東京・原宿、富ヶ谷、渋谷......一等地に次々に一軒家を建てた。飲みに行くのは当然、銀座の高級クラブだ。
「ただ、俺ってこういう性格だからね。日銭が入っても、全部その日に使っちゃうんだ。クラブに行けば、誰でも呼んで、飲み食いさせて、往復のタクシー代まであげてた。今思うと、お人好しだよなっ(笑)!」
宵越しの金は持たない信条。それでも、ますます人は付いてくる。人脈が仕事を呼び、金が金を生む。
「そのうち、1,000万あったら2,000万使うとか、もうメチャクチャな生活になっちゃってね(笑)。高級クラブは行きつくしたし、海外旅行も400回は行った。現金持ち過ぎて、グアムの税関で止められたこともあったな(笑)。ほとんどの国に行っちゃったから、後にグラビアで海外ロケに行くようになってからは、わざと人が行かないようなところを選ぶようになったよ。ブルネイとかミコノス島とか、キューバは2回行った。アフリカだけはなんとなく好きじゃないから行かなかったね。ワールドカップのチケットが売れないっていうけど、俺にはよくわかるよ」
当然のごとく、方々から出資や融資、共同経営の話が舞い込むが、すべて断った。
「俺は一匹狼。誰かと組むなんてまっぴらごめんだね。酒を飲む仲間がいればいい。それは今も同じだよ。ただよ、あまりにも全部うまく行き過ぎて、絶対におかしいって思いはじめたのは2000年に入ってから。このままじゃ日本はヤバくなるって心配になったね」
後に平成維新党から参院選に出馬しようとしたのは、誰よりも日本のヤバさを感じ取っていたからだ。
「だって、幼稚園中退の俺が、何十億もの金を手にしたんだからよ。この50年で20~30億は使った。今? バカ言ってんじゃないよ。スッカラカンだよ。タバコ銭もない(笑)。でも、まったく後悔なんてしてないよ。たとえ今、死んだっていい。ケンチャナヨだ」
生まれ変わってもまた宮西渡に生まれたい。それほど痛快な人生を生きてきた。麗しき酒とバラの日々。いまでも芸能界の中心に君臨する、大物タレントや往年の大女優との......いやいや、お楽しみはまた、次回以降に譲るとしよう。

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一度でいいから味わってみたい。

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