櫻井翔が校長に!? 斬新設定もキャラはいたって普通!『先に生まれただけの僕』第1話

櫻井翔が校長に!? 斬新設定もキャラはいたって普通!『先に生まれただけの僕』第1話の画像1
日本テレビ系『先に生まれただけの僕』番組公式サイトより
 人気アイドルグループ・嵐の櫻井翔が私立高校の校長役を演じるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)の第1話が14日に放送され、平均視聴率10.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。2ケタ台ギリギリでのスタートとなりました。  さて、まずはあらすじを少し。総合商社・樫松物産に勤める主人公・鳴海涼介(櫻井翔)は、抜群の営業スキルをもち将来を嘱望される存在でした。しかし、鳴海が忠誠を尽くしていた専務が社内政治で失脚。その結果、同商社の傘下・京明館高等学校への出向を命じられ、校長として経営再建することを託されたのでした。  いわば左遷というカタチで未経験の教育現場へと送り込まれた鳴海。手っ取り早く業績を上げて本社に戻るべく、教師たちにコスト削減を提唱するものの、35歳という若さもあり反発を食らってしまいます。それならば入学者の数を増やそうと、特進クラスの担任教師・真柴ちひろ(蒼井優)を強引に引き連れ、近辺の中学校や塾へ“営業”に出ることに。しかし、中学教諭や塾講師たちから現在44の偏差値と進学率を上げなければ人気が出ないこと、その結果を出すには3年は必要だと言われ途方に暮れてしまいます。  そんな中、真柴のクラスで男子生徒同士のケンカが勃発。鳴海も立ち合い事情を聞くと、父親がクモ膜下出血で倒れたことを秘密にしていた加瀬龍之介(佐久間悠)が、それを他の生徒にバラされたことでカッとなりケンカに発展したとのことでした。学費に不安を抱える龍之介は大学進学を諦めると言い出すのですが、これに真柴は反対。奨学金制度を利用してでも進学するように勧めます。しかし、このアドバイスに鳴海は納得がいきません。なぜなら鳴海自身、中学生の時に父親を亡くし奨学金をもらって大学に進学したものの、その返済に現在も苦しんでいるからなのです。“奨学金=借金”であることを自身が学生の時に教師から説明されず、真柴もまたそれを怠ったことが引っ掛かり、翌日の会議で問題提議することにします。  しかし、外様である鳴海の意見など誰も聞く耳を持ちません。また、良かれと思って龍之介に奨学金返済の苦しさを説明すると、「そんな怖い話、聞きたくなかった」と逃げられてしまいます。そして、それを目撃した真柴からは「現実を教えればいいってものではない」と呆れられてしまい、前途多難といったところで今回は終了となりました。  さて、感想。2000年に学校教育法施行規則が改正され、教員免許がない民間人も校長になれる仕組みが整ったため、昨今では決して珍しくなくなった民間人校長ですが、同ドラマは“アイドル・櫻井翔”が演じることや35歳という若さ、エリート商社マンという設定が放送前から話題になっていました。しかし、今回の放送を見た限りでは、その斬新な設定を生かしきれていないように思えました。  まず、鳴海のキャラが中途半端なんですよね。営業で好成績を上げているわけですから、体育会系のゴリゴリ感や合理主義に凝り固まった怜悧さなど、どこか振り切ったところがあればいいのですが、エリートと謳う割に至って普通。そのため教師たちからも“部外者の若造が口出しするな”程度にしか思われず、大した軋轢が生まれません。また、その教師たちにしても学園ドラマにありがちな事なかれ主義ばかりで、目新しさがなく魅力が感じられないのです。  さらに、舞台となる学校の設定も中途半端。特に荒れるでもなく、ごくごく普通の高校といった感じ。前校長はストレスで倒れたということですが、その理由が見当たりません。後々明らかになっていくのかもしれませんが、ドラマにはある程度ビジュアル的なわかりやすさが必要だと思います。リアルさには欠けるかもしれませんが、パッと見でメスを入れるべき問題点がいくつかわかるように提示しなければ、視聴者は鳴海を応援する気持ちにはなれません。  学校再建ものといえば05年に放送されたドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)がヒットしましたが、同ドラマは落ちこぼれの生徒たちを東大に合格させるという明確な目標設定がありました。ゴールがはっきりしているからこそ、“そこまで行くにはどうするんだ?”と主人公の手腕に注目し、視聴者はドラマの世界に引き込まれるのですが、鳴海に関しては手探り状態のまま何もできずに終わってしまうのではないかという懸念さえ抱いてしまいました。また、今後の展開としては学校経営というマクロ的な部分と、生徒ひとりひとりの悩み解決というミクロ的な部分のバランスをどう取っていくのかも気になるところではあります。  否定的な意見ばかりになってしまいましたが、まだ初回。脚本を務める福田靖は『ガリレオ』や『HERO』(共に共同脚本、フジテレビ系)などの人気ドラマシリーズを手掛けたヒットメーカーなだけに、今後に期待したいと思います。 (文=大羽鴨乃)

『ドクターX』後番組は、木村拓哉のボディーガードもの! “ハイスペック・キムタク”見飽きた!?

『ドクターX』後番組は、木村拓哉のボディーガードもの! ハイスペック・キムタク見飽きた!?の画像1
 元SMAPの木村拓哉が、来年1月スタートの主演連続ドラマ『BG~身辺警護人~(仮)』(テレビ朝日系)で、ボディーガード役に初挑戦することが発表された。  同作は完全オリジナルドラマで、脚本は木村主演の『GOOD LUCK!!』(TBS系)や『エンジン』(フジテレビ系)を手掛けた井上由美子氏。木村演じる民間警備会社のボディーガード・島崎章が、極限の緊迫感の中で任務を遂行する姿が描かれる社会派人間ドラマだといい、公式サイトには「2018年冬、木村拓哉があなたを護る…!」「武器なしの丸腰で、命の盾になる!」といったキャッチコピーが躍っている。  なお、クランクインは12月。川島誠史プロデューサーは、「いつどんな脅威が襲ってくるかわからないこんな時代に、『こんな男がいてくれたら』という思いを込めました」とコメントしている。 『ドクターX ~外科医・大門未知子~』の後番組なだけに、高視聴率が期待できそうだが、ネット上では「あ~、また例のパターンね」「はいはい、かっこいい、かっこいい」「見てないのに、もうキムタクの登場シーンが目に浮かぶ」と白けた声が相次いでいる。 「共演者など出ている情報はまだ少ないものの、世間の人々が連想するのは、豪華キャストに囲まれたクールでカッコいいキムタクが、ヒーロー的に描かれる展開なのでしょう」(芸能記者)  今年1月期の主演ドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)では、シアトル帰りの天才外科医を演じた木村。さらに、来年公開の主演映画『検察側の罪人』ではエリート検事役、2019年公開の主演映画『マスカレード・ホテル』では英語ペラペラの捜査一課の刑事役と、ハイスペックな役柄ばかりだ。 「“キムタクドラマ”の定番フォーマットが悪いとは思いませんが、多くの視聴者が『またかよ』とうんざりしているのも事実。その最たる要因は、まだ演技派俳優として世間に認められていないことにあるのでは?」(同) 『何を演じてもキムタク』と揶揄されて久しい木村。タレントのビートたけしも、昨年12月発売の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)のインタビューで、木村の俳優活動について「何やってもキムタクじゃん。最近、司会に出てる坂上忍みたいに、しばらく潜伏期間を置かないと。みんなが忘れた頃に出てこないと無理だよね」と辛らつに語っていた。 「SMAP独立騒動以降、イメージが著しくダウンし、CM契約が続々と終了している木村ですが、これまでのやり方を続けていてもイメージ回復は難しい。また、草なぎ剛ら退所組と合流することにかすかな期待を寄せていたファンも、2年後に公開される『マスカレード・ホテル』が発表されたことで諦めモードに。木村のファン離れは、この先も進みそうです」(同)  ジャニーズ事務所に残ったご褒美か否か、主演作が次々と用意されている木村。このチャンスを活かして、かつての人気を取り戻せるだろうか?

だんだんブランド力弱まっていく『相棒』……今シーズンも低調スタート!

だんだんブランド力弱まっていく『相棒』……今シーズンも低調スタート!の画像1
テレビ朝日系『相棒season16』番組サイトより
 テレビ朝日系の鉄板ドラマ『相棒season16』(水谷豊主演/水曜午後9時~)の初回が18日、1時間半スペシャルで放送され、視聴率は15.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とイマイチだった。 “4代目相棒”に冠城亘(かぶらぎ・わたる=反町隆史)が就任してから、3シーズン目を迎えたが、その初回視聴率は『season14』が18.4%、『season15』が15.5%。前シーズンより、今シーズンは0.4ポイント上げたものの、反町が相棒になってから、視聴率は下降線をたどっている。  初回視聴率で見ると、今シーズンは『season6』と並び、歴代ワースト5位タイで惨たんたるもの。『season10』から『season13』まで、4シーズン連続で19%台を記録していただけに、反町を起用後の凋落ぶりは明白。12日に放送開始した同局の『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズ(米倉涼子主演)の初回が20.9%と、変わらぬ人気を示したのとは対照的な数字となった。  初回は歴代3人の妻を相次いで殺害した連続殺人事件の容疑者である大富豪の平井陽(中村俊介)が、捜査員から自白を強要されたとして、弁護士の与謝野慶子(中村ゆり)を通じて警視庁を告訴。自分は無実で、特命係の杉下右京(水谷)や冠城(反町)らの脅迫によって自供を迫られたと主張。特命係に敵意を抱いている法務事務次官の日下部彌彦(榎木孝明)は、旧知の検察官・田臥准慈(田辺誠一)に、東京地検で告訴状を受理するよう指示。狙いは、脅迫罪の立件ではなく、「特命係を違法捜査で立件する」というもので、田臥がジリジリと包囲網を狭めていく……という展開で、次週に続く形になった。 『相棒』の全話平均視聴率は『season13』では17.4%あったものが、反町登場後の『season14』は15.3%、『season15』は15.2%とジリ貧状態。今シーズンの出足も低調だっただけに、そのブランド力は弱まったというべきか……。このままでは、同局の看板ドラマの座を『ドクターX』に取って代わられそうな雲行きだ。 (文=田中七男)

炎上リスクを超えて……綾野剛『コウノドリ』に「よくぞ言ってくれた」の声が集まるワケ

炎上リスクを超えて……綾野剛『コウノドリ』に「よくぞ言ってくれた」の声が集まるワケの画像1
TBS系『コウノドリ』番組サイトより
『コウノドリ』(TBS系)は、周産期医療センター(産科と新生児科が組み合わされ、一貫した体制が取れる医療施設/周産期=出産の前後の期間)を舞台に、生命の誕生となる出産の素晴らしさや難しさ、妊婦やその家族だけでなく、医師や助産師たちの喜びや苦悩を、現代の出産事情を踏まえつつ丁寧に描き、女性を中心に評判の高かった医療ヒューマンドラマだ。  原作は「モーニング」(講談社)で連載中の鈴ノ木ユウによる同名コミックで、2年前の2015年10月期に初めてドラマ化され、続編となる今回のシリーズも、その2年後を描く。第1話目が13日に放送され、視聴率も12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進。その内容を振り返ってみたい。 ■Dr.コトー??  前作から2年、頼りない研修医だった下屋加江(松岡茉優)と白川領(坂口健太郎)も正式な医師となり、ペルソナ総合医療センターの周産期医療を支える立派な戦力として働いている。  一方、主人公である産科医師・鴻鳥サクラ(綾野剛)は、ある離島(島根県隠岐島)にいた。輸血設備のない離島の病院で緊急の帝王切開手術を行い、無事成功させる。相変わらず、まっすぐ患者と向き合っているようだ。  もしや、シーズン2は離島がメイン舞台なのか? 鴻鳥は古巣の病院から巣立ってしまったのか? かつての仲間とはもう会わないのか? と勝手にそわそわしていたら、いつもの職場(ペルソナ)にお土産を持った鴻鳥が突然登場、あっさりと復帰。  どうやら離島には先輩医師(佐々木蔵之介)のサポートとして、ほんの一時的に訪れていただけのようで、ドラマ初回ならではの「つかみ」にやられる。  後輩の下屋や先輩の助産師・小松(吉田羊)らと冗談を言い合う場面を見ていると、この2年で主要キャラの関係性に大きな変化はないようだ。  離島で、たった一人で奮闘する先輩医師の活動に触れ、想うところがありそうな鴻鳥に、「産科医一人でできることなど限られてる」と冷たい意見をぶつけつつも、「背負いすぎるな、サクラ」と、まっすぐすぎる鴻鳥を気遣うなど、ライバル的な立ち位置の産科医師・四宮春樹(星野源)のツンデレ具合も相変わらずだ。2人の距離感は、前作よりも縮まっているようにもみえる。よその病院の院長の息子で、今回新人研修医として赴任して来た赤西吾郎(宮沢氷魚)を、四宮が「ジュニア」と呼んできつく当たるのにも、何か理由がありそうだ。ちなみに宮沢氷魚はTHE BOOM・宮沢和史の本当の「ジュニア」だ。 ■ライバルのツンデレ  このドラマの大きな見どころの一つが、ライバルであり(おそらく)親友でもある2人の同期医師の関係性だ。  親を知らずに生まれ、養護施設で育った過去を胸にしまい、誰にでも物腰やわらかく、まるで往年の西田敏行や林家こん平のような笑顔で接する主人公・鴻鳥と、かつて自身の甘さゆえに患者を亡くしてしまった自分を責めるあまり、感情を捨て、(出産を舐めた)患者にとことん冷たく接する医師・四宮との、噛み合わないようで噛み合っているぎこちない信頼関係が、前作で好評だった。外に出す態度やアプローチは違うが、内に秘めた想いは同じという意味では、桜木花道に対する流川楓だったり、ルーク・スカイウォーカーに対するハン・ソロだったり、かなり広くいえばブラック・ジャックに対するDr.キリコなど、青年誌連載原作だけあって、男子が好む正当なライバルものの一面もあると言えるだろう。  序盤、設備の整った環境で、成長した後輩らと手術をする四宮と、離島の乏しい設備で急遽輸血を募りながら手術をする鴻鳥とを交互に見せるシーンは、『ロッキー4/炎の友情』(1985)で、コンピューターを駆使した近代設備で専門トレーナーに囲まれ淡々とトレーニングするドルフ・ラングレンと、何もない雪山で、ただ丸太を切ったり、ただ丸太を持ち上げたり、ただ丸太を運んだりする原始的なトレーニングをひたすら繰り返すシルヴェスター・スタローンとの対比シーンのようだったと言ったら絶対に言い過ぎだが、多少そう感じた。 ■育児を「手伝う」は地雷  今回、登場する妊婦は心室中隔欠損(新生児の心臓の心室に穴が空いてしまっている)の子どもを身ごもっていることが発覚した佐野彩加(高橋メアリージュン)。  生まれてくる子どもの疾患もあるが、キャリアウーマンゆえに産休前の仕事の引き継ぎや復帰の時期の見えなさで、かなり焦っているようで、その態度に「仕事より赤ちゃん優先してあげたらいいのに」と、思わず裏で愚痴る下屋に、先輩医師・今橋(大森南朋)は「今まで一生懸命頑張ってきた彼女に、それをいうのは酷じゃないかな? 病気の重さと患者さんが抱える心の重さは、必ずしも一致しないから」と、職を抱えつつ出産する女性への理解を口にする。  このドラマの評判がいいのは、こういうところではないだろうか? とにかく妊婦や育児をする女性の側に立った言葉を出演者がズバリと言ってくださる。  他にも、疾患のある子どもの育児を不安がる佐野に対し、幾度となく「俺も手伝うから」と励ます夫に、四宮がぶち切れて言ったこの一言。 「『手伝う』じゃないだろ? あんたの子どもだよ」  おそらく夫は悪気なく言っているのだろうが、苛立つ人も多いこの「他人事」発言を、ズバリ斬ってくださった。しかも今をときめく星野源様にだ。デリケートな題材なだけに、ともすると女性視聴者から「出産のこと何もわかっていない」と言われ、炎上などのリスクも多々あるはずだが、リスクどころか「ほんとそう!」「よくぞ言ってくれた!」との声がネットに溢れていたのは、このような、原作以上に女性の側に寄り添う姿勢を強調した作りが大きいのではないだろうか。  しかし、時間の都合もあるのだろうが、この夫の他人事感が「手伝う」発言以外さほどしっかり描かれていないため、「よくぞ言ってくれた」を頂戴したいためだけに、夫に地雷を踏ませ、咬ませ犬に仕立てた感じを若干受けてしまった。  ちなみに、嫁の前であんた呼ばわりされ、真っ二つに叩き斬られ、言い返すこともできなかったこの不憫な夫を演じていたのは、まさかのナオト・インティライミ。髪型が違うせいか、一瞬、キングカズがドラマに!? と目を疑ったのだが、同じサッカー馬鹿でもナオトの方でした。夫が出てくるたびに「こんな顔だったか……」と気になってしまい、やや集中できなかったのは、おそらく見慣れぬ真顔がずっと続くことの違和感だと思います。 ■14才で「出産」してる志田未来  そして今回もう一組出産する夫妻は、早見マナ(志田未来)と早見健治(泉澤祐希)のろうあ者同士の夫妻。  マナは、その曲が胎教にいいと話題になりつつある謎の人気ピアニストBABYのことが気にかかっている様子だが、実はこのBABYは産科医・鴻鳥サクラのもう一つの顔で、それは一部の人間以外には秘密である。前シーズンでは、ちょくちょくバレそうになったり、なんなら2度ほどバレたりもしている。BABYのライブシーンでは、毎回変装のためにヅラをかぶっているのだが、前シーズンでは金髪ロン毛だったのに、今回はなぜか黒のややロン毛。おそらく前回のヅラがあまり評判よくなかったためだと思われるが、今回は似合ってかっこいい分、あまり顔に変化がなく、さすがにバレないのか心配だ。  志田未来は10年ほど前に『14才の母』(日本テレビ系)で妊娠、出産を経験しているからか、今回も見事な産みっぷり。話せない役柄ながら、障害が子どもに遺伝していないかという母親の不安や、出産の苦しさうれしさを表情だけで見事に演じ切っていた。  ちなみに泉澤祐希は、先日終わったばかりのNHK朝ドラ『ひよっこ』の米屋のみつお。佐々木蔵之介(シェフ)といい、最後の最後に一瞬登場した松本穂香(澄子)といい、やけにメンバーが揃っていたのは偶然だろうか。 ■塩顔天国  揃っていたといえば、今回男性陣はとにかく塩顔が揃いまくり。主演の綾野剛、星野源、そして後輩の坂口健太郎に、とどめの佐々木蔵之介(今回だけかもだが)と、とにかくアクを抑えた薄い顔の配役。男性俳優のラインナップには、かなりのこだわりを感じます。  ちなみに原作コミックでは、主役の鴻鳥サクラは当初アクの強い骨ばった造形だったのだが、2年前の初ドラマ化あたりから明らかに主人公の顔が綾野剛に寄りだし、最新の連載付近では、もはや綾野剛そのもののような美しい顔になった。ドラえもんでジャイアンが「綺麗なジャイアン」になってしたった回を思い出すほどの美的進化。連載とともに絵柄が進化するのは新人漫画家にはよくあることだが、ここまで元の絵柄がドラマの役者に寄って行くのも珍しいと思う。ぜひコミックを手に確認していただきたい。 ■原作との違い  今回の序盤の離島パートは、原作では鴻鳥ではなく後輩医師(赤西)が研修として訪れる設定となっており、それを収録した17巻は、まるまる赤西が主人公のスピンオフ作品に近い内容で、全作品の中でも異色の巻となっている。ドラマよりも、離島の生活や、そこで暮らす医師の現実、さらには赤西の恋の芽生えなどを描いており、じっくり描けばこれだけで映画化できそうなほどの内容の濃さだ。  まだ医師になりたてで漠然とした日々を過ごす赤西が、自分の立ち位置ややりがいを見つけ、将来への展望をつかむ意味のある原作の話に比べると、今回ドラマで鴻鳥が離島に行った脚本上の意味は正直あまりなかったように感じた。  新人の赤西なら、活躍できずとも、それにより打ちのめされたりして見せ場になるのだが、鴻鳥は医師としては特に欠点のみられないキャラだけに、さほど心情の揺れもなければ、かといって特に彼でなければという見せ場があったとも思えない。  おそらく時間拡大枠での初回の「つかみ」ということで画的に島という舞台が欲しかったのだろうが、中途半端な印象は拭えなかった。  しかし、全体に丁寧に描かれている良質なドラマなので、次回以降も楽しみ。途中から見てももちろんわかる作りだが、前回の終盤で登場したナオト君親子がさりげなく登場していたり、意外な発見もありそう。個人的には、前シリーズで根を詰めるあまり挫折してしまった山口紗弥加演じる新井医師が出てくるのかが気になるところだ。 (文=柿田太郎)

もはや需要なし? 背水の陣の井上真央主演ドラマ『明日の約束』は爆死スタート!

もはや需要なし? 背水の陣の井上真央主演ドラマ『明日の約束』は爆死スタート!の画像1
フジテレビ系『明日の約束』番組サイトより
 井上真央が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『明日の約束』(火曜午後9時~)の初回が17日に放送され、視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で2ケタに届かず、爆死スタートとなった。  2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演に抜擢を受けた井上だが、視聴率は歴代ワーストタイの12.0%と低調だった。その後、所属事務所をセブンス・アヴェニューからアン・ヌフに移し、まさに背水の陣での2年ぶりのドラマ出演となったが、残念ながら初回の視聴率は振るわなかった。 『明日の約束』は、高校のスクールカウンセラーである主人公の藍沢日向(井上)に、告白をしてきた男子生徒が不可解な死を遂げてしまう。原因究明をする中で、“毒親”による過干渉、不穏な交友関係が明らかになり立ちはだかる。それでも、日向があらゆる問題に向き合っていくヒューマンミステリーだ。 「ネット上では、ドラマを見た視聴者の多くが、『テーマが重い』と感じたようで、番組途中で脱落してしまった人も少なくないようです。仲間由紀恵、及川光博、工藤阿須加といった、そこそこ豪華なメンバーが脇を固めているだけに、それを生かせず、もったいない気がします。ドラマのテーマ的に、劇的に視聴率を上げることは難しいでしょうし、今後も苦戦が予想されそうです」(テレビ誌関係者)  かつては、『花より男子』シリーズ(TBS系/05年、07年)や、『ファースト・キス』(フジテレビ系/07年)といったヒット作に恵まれた井上。ヒロインを務めた11年前期のNHK連続ドラマ小説『おひさま』も平均18.8%と、まずまずだったが、『花燃ゆ』の惨敗で後がなくなってしまった。 『明日の約束』がこの先も低空飛行を続けるようなら、井上の業界内での評価は暴落することは必至。今後巻き返しを図って、それだけは、なんとか回避したいところだろう。 (文=田中七男)

もはや需要なし? 背水の陣の井上真央主演ドラマ『明日の約束』は爆死スタート!

もはや需要なし? 背水の陣の井上真央主演ドラマ『明日の約束』は爆死スタート!の画像1
フジテレビ系『明日の約束』番組サイトより
 井上真央が主演を務めるフジテレビ系連続ドラマ『明日の約束』(火曜午後9時~)の初回が17日に放送され、視聴率は8.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で2ケタに届かず、爆死スタートとなった。  2015年のNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で主演に抜擢を受けた井上だが、視聴率は歴代ワーストタイの12.0%と低調だった。その後、所属事務所をセブンス・アヴェニューからアン・ヌフに移し、まさに背水の陣での2年ぶりのドラマ出演となったが、残念ながら初回の視聴率は振るわなかった。 『明日の約束』は、高校のスクールカウンセラーである主人公の藍沢日向(井上)に、告白をしてきた男子生徒が不可解な死を遂げてしまう。原因究明をする中で、“毒親”による過干渉、不穏な交友関係が明らかになり立ちはだかる。それでも、日向があらゆる問題に向き合っていくヒューマンミステリーだ。 「ネット上では、ドラマを見た視聴者の多くが、『テーマが重い』と感じたようで、番組途中で脱落してしまった人も少なくないようです。仲間由紀恵、及川光博、工藤阿須加といった、そこそこ豪華なメンバーが脇を固めているだけに、それを生かせず、もったいない気がします。ドラマのテーマ的に、劇的に視聴率を上げることは難しいでしょうし、今後も苦戦が予想されそうです」(テレビ誌関係者)  かつては、『花より男子』シリーズ(TBS系/05年、07年)や、『ファースト・キス』(フジテレビ系/07年)といったヒット作に恵まれた井上。ヒロインを務めた11年前期のNHK連続ドラマ小説『おひさま』も平均18.8%と、まずまずだったが、『花燃ゆ』の惨敗で後がなくなってしまった。 『明日の約束』がこの先も低空飛行を続けるようなら、井上の業界内での評価は暴落することは必至。今後巻き返しを図って、それだけは、なんとか回避したいところだろう。 (文=田中七男)

“失敗しないドラマ”平均視聴率20.9%の好スタートも、“ドクターY”不在が残念!『ドクターX ~外科医・大門未知子~』第1話

失敗しないドラマ平均視聴率20.9%の好スタートも、ドクターY不在が残念!『ドクターX ~外科医・大門未知子~』第1話の画像1
テレビ朝日系『ドクターX ~外科医・大門未知子~』番組公式サイトより
 フリーランスの天才外科医・大門未知子役を米倉涼子が演じ人気を獲得しているドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)の第5シーズン・第1話が12日に放送され、平均視聴率20.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。期待通りの好スタートを切りました。  さて、まずはあらすじを少し。山奥の秘湯を訪れた未知子は、その帰りに乗車したバスの運転手・車田一久(松澤一之)が心肺停止状態に陥ったため、たまたま通りかかった“謎の女性”が運転する車で近くの病院へ搬送し緊急オペを行うことに。しかし、その病院の設備が不十分で根治できなかったため、近日中に再度オペをすることにします。  日改まりシーン変わって東帝大学病院では、病院長・志村まどか(大地真央)が腐りきった病院の体質をクリーン化すべく大改革を断行。教授陣が居並ぶ会議室は粛々としたムードなのですが、そこへ未知子が「この泥棒猫!」と怒鳴り込んできたものだからひと騒動に。しかし、未知子の行動には当然理由があります。実は志村はあの“謎の女性”で、最新機器が揃う同病院で治療を行うのがベストだと判断して、車田を勝手に転院させてしまっていたのです。  志村との話し合いの結果、未知子は東帝大学病院に雇われることに。しかし、車田の担当からは外されてしまいます。その代わりに執刀医を任されることになったのは、心臓外科の世界的権威ジャイケル・マクソン教授(ブレイク・クロフォード)。マクソン教授は手術支援ロボット・コロンブスを用いて、アメリカのボストンから太平洋横断遠隔オペを行おうというのです。  蚊帳の外に置かれてしまった未知子はある日、昼休みに訪れたトンカツ屋でジャーナリスト・一色辰雄(升毅)が心臓発作で倒れる場面に遭遇。ただちに東帝大学病院へと搬送します。そしてレントゲン検査をした結果、心臓に腫瘍を発見。実はその腫瘍、他の医師からは切除不可能と見放されてしまったものなのですが、未知子は自信満々に「私、失敗しないので」と言い放ち、一色に手術することを了解させてしまうのです。  しかし、ここでまたしても志村の妨害が。一色の手術をマクソン教授に担当させ、未知子は車田の手術をするよう命じられてしまうのです。渋々ながらもその命令に従った未知子は、車田の手術を無事に成功させます。  その一方、マクソン教授よる遠隔操作手術は、途中で予期せぬ出血が起こったためモニターが血まみれになるアクシデント発生。急遽、ロボットに代わり執刀した志村もお手上げ状態となりオペ中止を決断するのですが、そこに現れた未知子が神がかり的な手腕を発揮して腫瘍を取り除き一件落着となりました。  手術後、週刊誌のスクープ記事により志村と一色が不倫関係にあったことが発覚。このスキャンダルで志村は失脚し、前病院長・蛭間重勝(西田敏行)がその座に返り咲いたところで今回は終了となりました。  さて感想ですが、ストーリー展開はこれまで同様、権力闘争が渦巻く大学病院内で一匹オオカミの未知子が傍若無人に振る舞い、最後は困難な手術を成功させて一件落着というスタイル。もはやフォーマットがあるとしか思えないお決まりのパターンですが、それでもマンネリ化しないのは登場人物たちが皆、魅力的だからでしょう。西田敏行や遠藤憲一、岸部一徳らお馴染みのメンバーはもちろんのこと、今回から草刈正雄や陣内孝則なども加わり、その濃さは増すばかりです。  そして、その中にあっても主演としての存在感をしっかりと放つ米倉涼子はさすがの一言。放送を重ねるごとに美しさが増しているようにも思えますし、「私、失敗しないので」や「(医師免許がなくてもできる仕事は)いたしません」などといった決め台詞も堂に入っています。  ただ、残念なのはキャストの中に勝村政信の名前がないこと。勝村が演じる加地秀樹は、未知子のことをその性格の悪さから“デーモン”と呼び、普段は憎まれ口を叩き合うものの、お互いに外科医としての腕は認め、肝心なところでは助け合うという間柄。ネット配信されたスピンオフドラマ『ドクターY~外科医・加地秀樹~』で主演を務めるなど人気が高い役であり、未知子のキャラをより一層引き立てる存在なだけにサプライズ出演を期待したいところです。  さて、気になる次回は「ハケンの女VSゆとり世代」ということで、野村周平や永山絢斗らが演じる若手医師たちが未知子に敵対する展開になるようです。予告動画では野村が「私、失敗しないので」の決め台詞を盗用している場面もありましたが、これまでは年配の教授たちと争うことが多かった未知子が年下の医師たちとどのようなバトルを繰り広げることになるのか、次週を楽しみに待ちたいと思います。 (文=大羽鴨乃)

TBS『陸王』すでに最終回の拡大放送が決定済! 現場で目立っている“アノ女優”って!?

TBS『陸王』すでに最終回の拡大放送が決定済! 現場で目立っているアノ女優って!?の画像1
MBS『サワコの朝』番組サイトより
「初回視聴率は想定より少し低かったですが、間違いなくこれから右肩上がりになっていきますよ。すでに最終回も拡大放送が決まってますからね」(TBS関係者)  役所広司主演で、人気作家・池井戸潤原作の連続ドラマ『陸王』(TBS系)の初回2時間スペシャルが15日に放送され、平均視聴率は14.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。 「まだ4~5話を撮影中ですが、雰囲気はものすごくいいですよ。中でも、目立っているのは阿川佐和子さんでしょうか。せりふを完璧に覚えているのは当然で、演技も本当に自然にされてて“女優”と呼んでも差し支えないレベルですよ」(ドラマスタッフ)  今年は私生活でも結婚をするなどまさに順風満帆なところに、今回のオファーがあったという。 「もともと、彼女は池井戸作品のファンで、ドラマ化された作品は、すべて見ているようです。今回、ドラマに出演することが決まって『陸王』(集英社刊)も読み直したそうですよ。それくらい気合が入っているとか。年齢は63歳ですが、結婚したことも影響しているのか、おばちゃん感を残しつつ女性的な面が出て、いいキャラになっています。さすがドラマのTBSだけあって、抜群のキャスティングだと評判になってますよ」(芸能事務所関係者)  彼女の役には、もともと竹下景子や風吹ジュンの名前も挙がっていたという。 「まあ、そこまでの役ではないということで、阿川さんになったんでしょうけど、ギャラも彼女たちの半分くらいでしょうし、阿川さんも本業のエッセイで十分稼いでますからね(笑)。ドラマに出るのが好きなので引き受けたそうですよ。演技の評判もいいので、今後も連ドラのオファーがあるんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)  遅咲きの新人女優の躍進が楽しみだ。

TBS『陸王』すでに最終回の拡大放送が決定済! 現場で目立っている“アノ女優”って!?

TBS『陸王』すでに最終回の拡大放送が決定済! 現場で目立っているアノ女優って!?の画像1
MBS『サワコの朝』番組サイトより
「初回視聴率は想定より少し低かったですが、間違いなくこれから右肩上がりになっていきますよ。すでに最終回も拡大放送が決まってますからね」(TBS関係者)  役所広司主演で、人気作家・池井戸潤原作の連続ドラマ『陸王』(TBS系)の初回2時間スペシャルが15日に放送され、平均視聴率は14.7%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)だった。 「まだ4~5話を撮影中ですが、雰囲気はものすごくいいですよ。中でも、目立っているのは阿川佐和子さんでしょうか。せりふを完璧に覚えているのは当然で、演技も本当に自然にされてて“女優”と呼んでも差し支えないレベルですよ」(ドラマスタッフ)  今年は私生活でも結婚をするなどまさに順風満帆なところに、今回のオファーがあったという。 「もともと、彼女は池井戸作品のファンで、ドラマ化された作品は、すべて見ているようです。今回、ドラマに出演することが決まって『陸王』(集英社刊)も読み直したそうですよ。それくらい気合が入っているとか。年齢は63歳ですが、結婚したことも影響しているのか、おばちゃん感を残しつつ女性的な面が出て、いいキャラになっています。さすがドラマのTBSだけあって、抜群のキャスティングだと評判になってますよ」(芸能事務所関係者)  彼女の役には、もともと竹下景子や風吹ジュンの名前も挙がっていたという。 「まあ、そこまでの役ではないということで、阿川さんになったんでしょうけど、ギャラも彼女たちの半分くらいでしょうし、阿川さんも本業のエッセイで十分稼いでますからね(笑)。ドラマに出るのが好きなので引き受けたそうですよ。演技の評判もいいので、今後も連ドラのオファーがあるんじゃないでしょうか」(テレビ局関係者)  遅咲きの新人女優の躍進が楽しみだ。

清水良太郎逮捕で混乱! TBSは『ハンチョウ』配信を中止、NHKは『あまちゃん』『功名が辻』対応せず

清水良太郎逮捕で混乱! TBSは『ハンチョウ』配信を中止、NHKは『あまちゃん』『功名が辻』対応せずの画像1
清水エイジェンシー公式サイトより(プロフィールは削除済み)
 ものまねタレントの清水アキラが設立した芸能プロ・清水エイジェンシーが17日、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕された清水良太郎容疑者を同日付で解雇した。 「風俗嬢が『薬を飲まされた』と通報したことから、今後、傷害罪で再逮捕される可能性も。どちらにせよ、初犯のため執行猶予が3年ほど付くものと見られている。しかし、釈放されても、俳優の高畑裕太同様、マスコミに追い回される日々が待っていそう。ちなみに、世間では送検時に良太郎容疑者が来ていた黒いトレーナーが『ダサい』『ヤンキーみたい』と話題になっています」(芸能記者)  良太郎容疑者が出演予定だった地域のお祭りなど、関係者の間で混乱が生じる中、思わぬところでも騒ぎが起きているという。 「清水が過去に亜久津仁役で出演したミュージカル『テニスの王子様』のDVDが廃盤になるのではないかと、テニミュファンがザワついています。ネット上でも、『早く買わなきゃ!』といったマニアの声が見受けられます」(同)  一方、テレビ局の対応はさまざまだ。TBSの動画配信サイトでは、2011年に放送された連続ドラマ『ハンチョウ~神南署安積班~シリーズ4 ~正義の代償~』(TBS系)を配信中だが、現在、良太郎容疑者が出演した第10話だけが見られない状態となっている。  だが、NHKの動画配信サイトでは、良太郎容疑者が出演した『あまちゃん』や『功名が辻』が、現在も変わらず配信されている。 「各方面に影響が生じている良太容疑者ですが、ものまねタレントはドサ回りがメーンだけに、カムバックする可能性は高そう。また、17日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)は、アキラが良太郎容疑者に譲るために建てた1億円豪邸について報じており、親のスネをかじっていれば、路頭に迷うこともないのでは?」(同)  ものまねタレントに転向する以前は、大手芸能プロでイケメン俳優として活動していた良太郎容疑者。それだけに、今回の騒動による影響は思いのほか広がりそうだ。