いしだ壱成の離婚原因「亭主関白」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎関白失脚
 「亭主関白」として有名な男性芸能人は結構多い。西島秀俊や向井理、織田裕二といった、「それでも結婚したいという女がいる」系統から、年配者に多い栗田貫一的モラハラ系、夫に尽くさせるというより、「露出の多い服NG」「ネイル・つけまつげ禁止」「下着はベージュのみ」等々、妻に対する禁止事項が多い、シャ乱Q・まことのような原理主義系までさまざま。まあ、夫婦で納得してるのなら、そこにどんな理不尽があろうと、余人にあれこれ言われる筋合いはない。あれこれ思わせてもらうのは勝手だが。

 で、いしだ壱成。自ら「離婚原因は亭主関白のせい」と告白。「毎朝コップ一杯の水と白湯を用意する」「外出先から帰ったら45℃のフロに入れるようにしておく」等々、一つひとつはそんなに困難なことでもない。「サラダには必ず7種類のドレッシングを添えること」ってのも、本格派の亭主関白なら「手作り」を要求するところだが。キューピーのごまドレやリケンのノンオイルなどが、あれこれ並んでいればゴキゲン、というレベルなのが目に浮かぶ。あとは「カバンから、その日の領収書を取り出して精算しておく」とかさ。……小さっ。どれもこれも小さすぎるよ、亭主関白のマインドが。ある意味この小ささが「毎日毎日、何してんだろ、私……」という、妻の覚醒を促す結果につながったのかもしれん。

 ツッコミどころ満載の「亭主関白byいしだ壱成」であったが。一番ツッコまれたのは、取材対応した時の「軍服姿」だと思う。舞台終わりだから仕方ないにしても、「入浴後、バスタオルが出てないとキレてしまって……」というダメエピソードを、神妙に、だがキッチリと軍帽かぶって語るいしだ壱成。

 ……すべらへんなぁ。

◎変な名前決定戦?
 山田邦子がエントリー後、出場辞退を決めたことで話題の、日本テレビの『女芸人No.1決定戦 THE W』。エントリー代2,000円を出演者が払って出る、優勝賞金以外ギャラなし。それがいいか悪いかってことより、「テレビ業界って今、本当に切羽詰まってるんだなぁ」を強調する結果となった気が。

 HPの予選出場者一覧、知られてる芸人の名前、くわばたりえとまちゃまちゃくらいしかなかったしな。そうやって一覧を見ているうち、「売れてない女芸人の芸名」というもののカオスに釘付けになってしまった。「べっこちゃんもじゃ」「危険物てぃらてぃら」「シウメリ子みゆ」「まりえるジャンガリアン♀」「ばーん」。名前の数だけ、闇がある。

 こうしたメンツで鋭意予選中の『女芸人No.1決定戦 THE W』。……放送あんのか?

◎住みたい街61位
 「変なマンション広告のコピーにツッコむ」というのは、もうやりつくされた感がある。妙ちきりんな謳い文句にも慣れつくしたはずだったのだが。「パークシティ武蔵小山ザ タワー」の「日本一、感じのいいタワマンへ」ってのには、久々に心動かされた。そう来たか。

「タワマンとは、基本感じが悪いモノ」という部分を否定もせず、逆に前提にするという、なし寄りのあり系コピー。「日本一感じのいいタワマン」ではなく「へ」の一文字が加えられている、へりくだり感も絶妙。「タワマンの負の象徴」ともいえる、武蔵小山のタワマンだからこその大博打。「何かさぁ、今さらタワマン買うって、恥ずかしくない?」という、購買層の微細な躊躇をくみ取り、心理的に「買っていいんだ」という催眠術にかける。ま、かからない人にはかからないけど。かかる人にはかかるってことで。

 さーて、晴れて日本一感じのいいタワマンなるか。なるならないを、誰が決めんだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

いしだ壱成の離婚原因「亭主関白」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎関白失脚
 「亭主関白」として有名な男性芸能人は結構多い。西島秀俊や向井理、織田裕二といった、「それでも結婚したいという女がいる」系統から、年配者に多い栗田貫一的モラハラ系、夫に尽くさせるというより、「露出の多い服NG」「ネイル・つけまつげ禁止」「下着はベージュのみ」等々、妻に対する禁止事項が多い、シャ乱Q・まことのような原理主義系までさまざま。まあ、夫婦で納得してるのなら、そこにどんな理不尽があろうと、余人にあれこれ言われる筋合いはない。あれこれ思わせてもらうのは勝手だが。

 で、いしだ壱成。自ら「離婚原因は亭主関白のせい」と告白。「毎朝コップ一杯の水と白湯を用意する」「外出先から帰ったら45℃のフロに入れるようにしておく」等々、一つひとつはそんなに困難なことでもない。「サラダには必ず7種類のドレッシングを添えること」ってのも、本格派の亭主関白なら「手作り」を要求するところだが。キューピーのごまドレやリケンのノンオイルなどが、あれこれ並んでいればゴキゲン、というレベルなのが目に浮かぶ。あとは「カバンから、その日の領収書を取り出して精算しておく」とかさ。……小さっ。どれもこれも小さすぎるよ、亭主関白のマインドが。ある意味この小ささが「毎日毎日、何してんだろ、私……」という、妻の覚醒を促す結果につながったのかもしれん。

 ツッコミどころ満載の「亭主関白byいしだ壱成」であったが。一番ツッコまれたのは、取材対応した時の「軍服姿」だと思う。舞台終わりだから仕方ないにしても、「入浴後、バスタオルが出てないとキレてしまって……」というダメエピソードを、神妙に、だがキッチリと軍帽かぶって語るいしだ壱成。

 ……すべらへんなぁ。

◎変な名前決定戦?
 山田邦子がエントリー後、出場辞退を決めたことで話題の、日本テレビの『女芸人No.1決定戦 THE W』。エントリー代2,000円を出演者が払って出る、優勝賞金以外ギャラなし。それがいいか悪いかってことより、「テレビ業界って今、本当に切羽詰まってるんだなぁ」を強調する結果となった気が。

 HPの予選出場者一覧、知られてる芸人の名前、くわばたりえとまちゃまちゃくらいしかなかったしな。そうやって一覧を見ているうち、「売れてない女芸人の芸名」というもののカオスに釘付けになってしまった。「べっこちゃんもじゃ」「危険物てぃらてぃら」「シウメリ子みゆ」「まりえるジャンガリアン♀」「ばーん」。名前の数だけ、闇がある。

 こうしたメンツで鋭意予選中の『女芸人No.1決定戦 THE W』。……放送あんのか?

◎住みたい街61位
 「変なマンション広告のコピーにツッコむ」というのは、もうやりつくされた感がある。妙ちきりんな謳い文句にも慣れつくしたはずだったのだが。「パークシティ武蔵小山ザ タワー」の「日本一、感じのいいタワマンへ」ってのには、久々に心動かされた。そう来たか。

「タワマンとは、基本感じが悪いモノ」という部分を否定もせず、逆に前提にするという、なし寄りのあり系コピー。「日本一感じのいいタワマン」ではなく「へ」の一文字が加えられている、へりくだり感も絶妙。「タワマンの負の象徴」ともいえる、武蔵小山のタワマンだからこその大博打。「何かさぁ、今さらタワマン買うって、恥ずかしくない?」という、購買層の微細な躊躇をくみ取り、心理的に「買っていいんだ」という催眠術にかける。ま、かからない人にはかからないけど。かかる人にはかかるってことで。

 さーて、晴れて日本一感じのいいタワマンなるか。なるならないを、誰が決めんだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

キングオブコント準優勝のにゃんこスター、臆測を呼ぶ名前の意味

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎青森のゆるキャラとは無関係
 にゃんこスター……。ネーミングからネタの雰囲気、プライベートなど、何もかもが今どきっぽい感じ、とざっくりまとめてさせてもらおうか。中高年にはもう、彼らの何もかもが五里霧中。しかし、あの男の方の芸名、「スーパー3助」ってのはすごいな。「さんすけ」って意味わかって付けてるんだろうか。プライベートでもやってるのかな、三助。それもスーパーがつくような三助を。三助……。若い人には、わかりませんね。

◎逮捕8回、おつとめ4回
 清水アキラの息子・清水良太郎容疑者、覚醒剤で逮捕。あー。彼が継ぐ跡目は、父のモノマネではなく、「二代目・清水健太郎」であることが今ここに決定した。「あれ、今どっちにいるんだっけ。あっちだっけ? こっちだっけ?」と言われるようになったら一人前。しっかりと轍を踏みしめて行ってほしい。

 それはともかく、今、しみけんって、あっちだっけ? こっちだっけ? ホントにすぐ出てこないんだ毎回。毎回って。

◎0120-316-742
 アディーレ法律事務所、懲戒処分&業務停止。今までも何度も喫水線を抉って来たアディーレであるが、とうとう鉄拳が。調子乗りすぎ、お上ナメすぎってことに尽きるわけだが。びっくりしたのは、処分が下った後の今日(10月12日)、まだ同事務所のCMがテレビで流されていたことだ。あの「債務ナシに、アッディーレェ!」っていうブラックマヨネーズのやつ。

 画面に映ってる電話は通じないし、ホームページも閲覧できない状態になってるのに、連絡先アピールしてどうする。「業務停止命令が出た企業のCMが流れるわけない」という、我々の既存の概念の喫水線は、また抉られたわけだ。

 CM出演時、タレント側にいろんな縛りがあるのは知られているが、企業の方に問題があった場合、タレント側から「CM流さないで」というのはできないのだろうか。今後は契約時、そういう可能性も踏まえる必要が出てきたってことだな。すぐにアディーレじゃないところに相談だ。とりあえず、あのCMのブラマヨの顔に、誰かモザイクかけてあげて。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

昼の生放送に「小林旭」を出演させる、フジテレビの自爆力

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎NARUTOでもない
 『バイキング』(フジテレビ系)コメンテーター枠初登板にして、登場わずか15秒で超弩級の放送禁止用語発言。しびれる“マイトガイ”小林旭。

 その瞬間、空気が凍りついたスタジオ内。あくまでも、ラスベガス銃撃事件の重さに顔をしかめているという体で、沈痛な面持ちをキープするフットボールアワー・岩尾望、とにかく関わりたくない、という硬い顔でずっと下を向くホラン千秋、横目でスタッフを注視し、対応の指示をいち早く拾おうとする薬丸裕英、努めて何事もなかったように声を張る坂上忍。とっさの時って、味わい深い。にんげんだもの。

 放送禁止用語発言ばかりが注目されているが、この日はほかにも「撮影で実弾を使ったことで警察の取り調べを受けた」「銃は隅田川に捨てた」といった、ワクワクするマイトガイエピソードがバンバン。いよっ、人間弾薬箱。

 ま、制作側は新しい金脈となる「ニューご意見番枠」を開拓すべく、いろんな大御所をお試し使用してたところだったんだろうけど。バラエティにこれまでほとんど関わりのない80歳近い昔の俳優を、昼の生放送にいきなりって。フジテレビもマイトガイだなぁ。

 お陰で2017年にもなって、「〇〇〇〇」が生で聞けました。ありがとう生放送! ありがとうマイトガイ! マイトガイは貝の名前じゃないよ! 若い人は検索してね!

◎紙一重
 八百万の神々が出雲神社に集まり、ハルキストが例のカフェに集う。また10月がやって来た。

 ま、今年はカフェだけに飽き足らず、「ノーベル文学賞発表カウントダウンナイト パブリックビューイング」なんていう、コントみたいな会場もあったワケで。「村上さんはカズオ・イシグロファンでもあるので、喜んでると思いますよ。きっと」なんて語ってたわ。ぎゃー。ハルキストよ、一連のあんたらのこういうとこを、村上春樹本人が死ぬほど嫌がってるってこと、本当のファンならいい加減わかってもいいんじゃないか。逆にもう、アンチによる壮大な嫌がらせなんじゃないかって気もしてきた。

 ハルキストイベントに堂々と誇らしげに参加してる人と、iPhoneの発売日に並んでAppleストアの店員とハイタッチしてる人って、何となく共通点があるように見える。人から「うへぇ」と思われることが気にならない鈍感力。自ら進んで誇らしげに「うへぇ」をまき散らすアクティブさ。実際にハルキストでAppleハイタッチを経験してる人が何人いるのか知らんが、とにかく何かが重なってそう。脳波とか。

 その辺を誰か調べて掘り下げて、「村上春樹ノーベル文学賞受賞を遠ざけている原因は、ハルキストだった!」という結論を導き出し、ぜひイグノーベル賞を受賞してほしい。村上春樹も、それはきっと喜ぶはずだ。

◎社名変更?
 マネーロンダリングの玉手箱・メルカリ。「社長が育児休暇」ってなぁ。そんないかにもイージーな付け焼き刃で、イメージアップできるわけないだろがい。寝言言ってないで早く犯罪対策なんとかしないと、休み明け、会社ないかもしれんぞ。あっても盗人天国だぞ。

 CMのベッキー起用もねぇ。今、イメージがこんなベクトルに傾いているとき、何でわざわざベッキーを。お互い得なし。

 何もかも「印象操作」の狙いがズレているメルカリ。ほかにイメージよくて手数料なしのフリマアプリも増えてるし。消去法って怖いぞ。この先、坊主決定か。マルガリ♪

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

昼の生放送に「小林旭」を出演させる、フジテレビの自爆力

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎NARUTOでもない
 『バイキング』(フジテレビ系)コメンテーター枠初登板にして、登場わずか15秒で超弩級の放送禁止用語発言。しびれる“マイトガイ”小林旭。

 その瞬間、空気が凍りついたスタジオ内。あくまでも、ラスベガス銃撃事件の重さに顔をしかめているという体で、沈痛な面持ちをキープするフットボールアワー・岩尾望、とにかく関わりたくない、という硬い顔でずっと下を向くホラン千秋、横目でスタッフを注視し、対応の指示をいち早く拾おうとする薬丸裕英、努めて何事もなかったように声を張る坂上忍。とっさの時って、味わい深い。にんげんだもの。

 放送禁止用語発言ばかりが注目されているが、この日はほかにも「撮影で実弾を使ったことで警察の取り調べを受けた」「銃は隅田川に捨てた」といった、ワクワクするマイトガイエピソードがバンバン。いよっ、人間弾薬箱。

 ま、制作側は新しい金脈となる「ニューご意見番枠」を開拓すべく、いろんな大御所をお試し使用してたところだったんだろうけど。バラエティにこれまでほとんど関わりのない80歳近い昔の俳優を、昼の生放送にいきなりって。フジテレビもマイトガイだなぁ。

 お陰で2017年にもなって、「〇〇〇〇」が生で聞けました。ありがとう生放送! ありがとうマイトガイ! マイトガイは貝の名前じゃないよ! 若い人は検索してね!

◎紙一重
 八百万の神々が出雲神社に集まり、ハルキストが例のカフェに集う。また10月がやって来た。

 ま、今年はカフェだけに飽き足らず、「ノーベル文学賞発表カウントダウンナイト パブリックビューイング」なんていう、コントみたいな会場もあったワケで。「村上さんはカズオ・イシグロファンでもあるので、喜んでると思いますよ。きっと」なんて語ってたわ。ぎゃー。ハルキストよ、一連のあんたらのこういうとこを、村上春樹本人が死ぬほど嫌がってるってこと、本当のファンならいい加減わかってもいいんじゃないか。逆にもう、アンチによる壮大な嫌がらせなんじゃないかって気もしてきた。

 ハルキストイベントに堂々と誇らしげに参加してる人と、iPhoneの発売日に並んでAppleストアの店員とハイタッチしてる人って、何となく共通点があるように見える。人から「うへぇ」と思われることが気にならない鈍感力。自ら進んで誇らしげに「うへぇ」をまき散らすアクティブさ。実際にハルキストでAppleハイタッチを経験してる人が何人いるのか知らんが、とにかく何かが重なってそう。脳波とか。

 その辺を誰か調べて掘り下げて、「村上春樹ノーベル文学賞受賞を遠ざけている原因は、ハルキストだった!」という結論を導き出し、ぜひイグノーベル賞を受賞してほしい。村上春樹も、それはきっと喜ぶはずだ。

◎社名変更?
 マネーロンダリングの玉手箱・メルカリ。「社長が育児休暇」ってなぁ。そんないかにもイージーな付け焼き刃で、イメージアップできるわけないだろがい。寝言言ってないで早く犯罪対策なんとかしないと、休み明け、会社ないかもしれんぞ。あっても盗人天国だぞ。

 CMのベッキー起用もねぇ。今、イメージがこんなベクトルに傾いているとき、何でわざわざベッキーを。お互い得なし。

 何もかも「印象操作」の狙いがズレているメルカリ。ほかにイメージよくて手数料なしのフリマアプリも増えてるし。消去法って怖いぞ。この先、坊主決定か。マルガリ♪

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

娘をデビューさせた後藤久美子に見えていないモノ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎親バカ
 人気絶頂でアレジと一緒になるため日本からおさらばし、本物のセレブ生活に入った後藤久美子。以来ずっと我々日本人がいまだ見たことのない、カッコいい生き方でキープオンシャイニング。たまに日本で仕事をしたりすることがあっても、報酬目当てではない、エキシビション感覚なのが見て取れる。年齢を重ねても重ねたなりの美しさを保ち、メンテナンスやりすぎ感もなし。

 そんな全方位的に完璧なゴクミ様でも、我が子のこととなると、ちょっと脇が甘くなるということなのか。ゴクミの娘、モデルデビュー。……むぅ。「ゴクミの娘」と言われなかったら、特に印象にも残らない、ただのハーフの娘さんて感じのコなのであるが。映像系の専門学校を出たらしいが、あっちで箸にも棒にも引っかからず、母のコネが利く日本で活動、という経緯が何だか透けて見えてしまう。

 日本で芸能活動ってことは、イコール『踊る!さんま御殿』(日本テレビ系)や『しゃべくり007』(同)等に出て、実家のセレブ話なんかをバンバンするってことを指すのであり。うーむ。こんな形で、せっかく築いたミステリアスが解禁されちゃうかと思うと、何だかなぁ。

 あの後藤久美子でも、自分の娘となると「どれほどのタマ」なのかを、客観的に判断できなくなっちゃうということなのか。それとも……、まさか今の日本の芸能界の状況をよく知らないってことはないだろうな。往年の自分のように、キットカットのCM1本で悠々自適、てな認識で、今の芸能界を捉えてるんじゃ……。いやいやいやいや。藤井サチや斉藤アリスが出てるバラエティを見せて、「ここに娘が混じる可能性がある」ってことを、一度教えといた方がいいと思うのだが。

 母と同じ事務所に所属するというゴクミ娘。あ、名前はエレナアレジ後藤さんか。全盛期に引退されて稼ぎ損ねた恨みを、こういう婉曲な方法で晴らすという、所属事務所オスカープロモーションの秘めたる悪意を感じなくもないのだが。芸能界って、怖いとこだ。

◎モラトリアム
 早い! わかっていたこととはいえ早過ぎる! 神田沙也加の夫、活動休止。理由として上げた「休養と次なる夢の準備期間」は、全世界のヒモが共通して掲げるスローガン。

 死んだ魚の目。ペアルックを着るなど、女に合わせて自由に消せる表面の自我。しかし内部に秘めた闘志だけは、悟られることなく冷たく燃やし続ける。「意に沿わぬ労働」に対する、あの怒りに近い強い拒絶こそヒモの証し。じゃあ、どんなのが「意に沿う労働」なのか聞いても、永遠に要領を得る回答は得られない。自分探しをする時間と環境とを手に入れる才だけに富み、それを躊躇なく謳歌できる、選ばれし存在。汝の名はヒモ。こう書いてると、優れた特殊能力の持ち主のような気がしてくる。

 とにかく、神田沙也加よ頑張れ。頑張りたくなくなるまで頑張れ。その日がなるべく早く来るよう、我々余人は祈ることしかできないが。ヒモの神様、いるなら出てって。

◎母親ファースト
 「婚約」「引退」の舌の根も乾かぬうちに「都知事選出馬宣言」かぁ。ギリギリの喫水線の抉り方に、こんなにもバリエーションがあることを、身を呈して教え続けてくれる泰葉。ありがとう。もういいわ。

 婚約者と結婚し、子どももたくさん産まれ、子育てしながら、妻として母として女性として、国際的な視野も入れながら、都のトップとして現代社会が抱えるさまざまな問題の解決に奔走する自分を、国民全員が熱狂的に迎えてくれる……。そんな画ヅラが浮かんじゃってるんだろうな。脳内に。マジに。あー。

 まずは母親ひとりを幸せにしてみることから始めてみちゃどうか。あとの1,300万人は、それからでいいから。東京都民として、心の底からお願いします。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

娘をデビューさせた後藤久美子に見えていないモノ

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎親バカ
 人気絶頂でアレジと一緒になるため日本からおさらばし、本物のセレブ生活に入った後藤久美子。以来ずっと我々日本人がいまだ見たことのない、カッコいい生き方でキープオンシャイニング。たまに日本で仕事をしたりすることがあっても、報酬目当てではない、エキシビション感覚なのが見て取れる。年齢を重ねても重ねたなりの美しさを保ち、メンテナンスやりすぎ感もなし。

 そんな全方位的に完璧なゴクミ様でも、我が子のこととなると、ちょっと脇が甘くなるということなのか。ゴクミの娘、モデルデビュー。……むぅ。「ゴクミの娘」と言われなかったら、特に印象にも残らない、ただのハーフの娘さんて感じのコなのであるが。映像系の専門学校を出たらしいが、あっちで箸にも棒にも引っかからず、母のコネが利く日本で活動、という経緯が何だか透けて見えてしまう。

 日本で芸能活動ってことは、イコール『踊る!さんま御殿』(日本テレビ系)や『しゃべくり007』(同)等に出て、実家のセレブ話なんかをバンバンするってことを指すのであり。うーむ。こんな形で、せっかく築いたミステリアスが解禁されちゃうかと思うと、何だかなぁ。

 あの後藤久美子でも、自分の娘となると「どれほどのタマ」なのかを、客観的に判断できなくなっちゃうということなのか。それとも……、まさか今の日本の芸能界の状況をよく知らないってことはないだろうな。往年の自分のように、キットカットのCM1本で悠々自適、てな認識で、今の芸能界を捉えてるんじゃ……。いやいやいやいや。藤井サチや斉藤アリスが出てるバラエティを見せて、「ここに娘が混じる可能性がある」ってことを、一度教えといた方がいいと思うのだが。

 母と同じ事務所に所属するというゴクミ娘。あ、名前はエレナアレジ後藤さんか。全盛期に引退されて稼ぎ損ねた恨みを、こういう婉曲な方法で晴らすという、所属事務所オスカープロモーションの秘めたる悪意を感じなくもないのだが。芸能界って、怖いとこだ。

◎モラトリアム
 早い! わかっていたこととはいえ早過ぎる! 神田沙也加の夫、活動休止。理由として上げた「休養と次なる夢の準備期間」は、全世界のヒモが共通して掲げるスローガン。

 死んだ魚の目。ペアルックを着るなど、女に合わせて自由に消せる表面の自我。しかし内部に秘めた闘志だけは、悟られることなく冷たく燃やし続ける。「意に沿わぬ労働」に対する、あの怒りに近い強い拒絶こそヒモの証し。じゃあ、どんなのが「意に沿う労働」なのか聞いても、永遠に要領を得る回答は得られない。自分探しをする時間と環境とを手に入れる才だけに富み、それを躊躇なく謳歌できる、選ばれし存在。汝の名はヒモ。こう書いてると、優れた特殊能力の持ち主のような気がしてくる。

 とにかく、神田沙也加よ頑張れ。頑張りたくなくなるまで頑張れ。その日がなるべく早く来るよう、我々余人は祈ることしかできないが。ヒモの神様、いるなら出てって。

◎母親ファースト
 「婚約」「引退」の舌の根も乾かぬうちに「都知事選出馬宣言」かぁ。ギリギリの喫水線の抉り方に、こんなにもバリエーションがあることを、身を呈して教え続けてくれる泰葉。ありがとう。もういいわ。

 婚約者と結婚し、子どももたくさん産まれ、子育てしながら、妻として母として女性として、国際的な視野も入れながら、都のトップとして現代社会が抱えるさまざまな問題の解決に奔走する自分を、国民全員が熱狂的に迎えてくれる……。そんな画ヅラが浮かんじゃってるんだろうな。脳内に。マジに。あー。

 まずは母親ひとりを幸せにしてみることから始めてみちゃどうか。あとの1,300万人は、それからでいいから。東京都民として、心の底からお願いします。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

安室奈美恵の引退で心配される「浜崎あゆみ」の今後

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎裸の女王様
 安室奈美恵、引退。「休業」ではなく「引退」ってところがすごい。金銭的にも精神的にも、これができる芸能人は本当になかなかいない。数少ない伝説のメンツに彼女は入るのか。あの若さで。

 この一大発表があったのと同じ日に、「買い物姿をパパラッチされちゃった」という体の痛画をSNSに上げてしまった浜崎あゆみ。なんて間だ。せめて事務所も教えてやれよ。「今日だけはやめときましょ」って。

 「痛い浜崎あゆみ」は、ある意味「カッコいい安室奈美恵」と対で味わうものであり、対だからこそ「それに比べて……」と笑いに昇華できていた気がする。安室奈美恵にスパッと引退された後の浜崎あゆみを考えると、本当に、「ただそこにある痛点」となってしまいそうで。あー。

 今後の浜崎あゆみを、経済的にも精神的にも、誰がどう面倒を見るんだろうか。今はまだいいとしても、3年後、5年後、10年後は? 田園調布の自宅付近が「サンセット大通り」と呼ばれる日は近い。いつか映画になる日まで。

◎赤く咲くのはけしの花
 「引退」を表明できるのは、「惜しまれて」というニュアンスが漂う人物のみなのである。「引退」と「事実上引退」の間には、長くて深い河がある。その河にいきなり飛び込み、もう溺れている泰葉。山田君ー、浮き輪持ってってあげて~。

 引退理由は、婚約者のイラン人男性(36歳)との間に、いっぱい子どもを産んで育てたいからだそうな。現在56歳。閉……いや、何も言えねぇ!

 泰葉のKは今開く。下世話でどーもすいません。とにもかくにも、お幸せに。

◎元祖・加勢大周
 「完結編はHuluで」が集中砲火を浴びたドラマ『愛してたって秘密はある』(日本テレビ系)。確かに手法は詐欺的であるが。「いろんな謎は、主人公が多重人格だったからっていうオチでした~」っていうクオリティのドラマの「完結編」が、そんなに見たいか? 「へーそーなんだー。で、誰が見んの?」というのが平均的対処法になっていると思うのだが。見たくもないから、実際はそんな怒ってないって誰も。

 Huluと日テレのメディアミックスって、『ラストコップ』といい、何か中身スカスカの誰得作品が目立つのである。昔のフジテレビのメディアミックスみたいだ。浮かれるテレビ局というのは、同じ失敗を犯すものなのか。『愛してたって秘密はある』は、21世紀の『パ★テ★オ』なのか。あれはホントにひどかったなぁ。若い人にはわかりませんね。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

安室奈美恵の引退で心配される「浜崎あゆみ」の今後

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎裸の女王様
 安室奈美恵、引退。「休業」ではなく「引退」ってところがすごい。金銭的にも精神的にも、これができる芸能人は本当になかなかいない。数少ない伝説のメンツに彼女は入るのか。あの若さで。

 この一大発表があったのと同じ日に、「買い物姿をパパラッチされちゃった」という体の痛画をSNSに上げてしまった浜崎あゆみ。なんて間だ。せめて事務所も教えてやれよ。「今日だけはやめときましょ」って。

 「痛い浜崎あゆみ」は、ある意味「カッコいい安室奈美恵」と対で味わうものであり、対だからこそ「それに比べて……」と笑いに昇華できていた気がする。安室奈美恵にスパッと引退された後の浜崎あゆみを考えると、本当に、「ただそこにある痛点」となってしまいそうで。あー。

 今後の浜崎あゆみを、経済的にも精神的にも、誰がどう面倒を見るんだろうか。今はまだいいとしても、3年後、5年後、10年後は? 田園調布の自宅付近が「サンセット大通り」と呼ばれる日は近い。いつか映画になる日まで。

◎赤く咲くのはけしの花
 「引退」を表明できるのは、「惜しまれて」というニュアンスが漂う人物のみなのである。「引退」と「事実上引退」の間には、長くて深い河がある。その河にいきなり飛び込み、もう溺れている泰葉。山田君ー、浮き輪持ってってあげて~。

 引退理由は、婚約者のイラン人男性(36歳)との間に、いっぱい子どもを産んで育てたいからだそうな。現在56歳。閉……いや、何も言えねぇ!

 泰葉のKは今開く。下世話でどーもすいません。とにもかくにも、お幸せに。

◎元祖・加勢大周
 「完結編はHuluで」が集中砲火を浴びたドラマ『愛してたって秘密はある』(日本テレビ系)。確かに手法は詐欺的であるが。「いろんな謎は、主人公が多重人格だったからっていうオチでした~」っていうクオリティのドラマの「完結編」が、そんなに見たいか? 「へーそーなんだー。で、誰が見んの?」というのが平均的対処法になっていると思うのだが。見たくもないから、実際はそんな怒ってないって誰も。

 Huluと日テレのメディアミックスって、『ラストコップ』といい、何か中身スカスカの誰得作品が目立つのである。昔のフジテレビのメディアミックスみたいだ。浮かれるテレビ局というのは、同じ失敗を犯すものなのか。『愛してたって秘密はある』は、21世紀の『パ★テ★オ』なのか。あれはホントにひどかったなぁ。若い人にはわかりませんね。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

鈴木砂羽、“土下座強要”疑惑がこじれないために必要だったこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎知らないと損する裏ワザ
 鈴木砂羽土下座強要疑惑。普通はここまでこじれない、いや、こじれたことが外部に出ないと思うのだが。「あっちがひどいことした」と声高に叫び、先に1人でも多く味方につけた方が優勢にというベクトルといい、トラブルの発生からこじれるまでの湿度と密度が、何だかすごーく女子校的。舞台の責任者にひとり男が入っていれば、こんな結末にならなかったような気がするのだが。排水溝にヌメリ防止で入れる十円玉みたいに。

◎変態仮面か
 青菜に塩。斉藤由貴に流出写真。自宅で自分のパンツ被った間男の写真がシュポンッ。飯がまずいどころか、ノドを通らない日々が、未来永劫続くことがここに確定した。南無三。

 不倫発覚当初は「体質だから」「女優だから」的な視線で片付く空気もあったのだが。「一線は越えてない」のデジャブと、相手の医師の横柄さに、世間がイラッとしていたところへ、とどめのキス写真。さらにパンティで追い炊きと。いやー。モルモン教がどうの、家庭がどうのどころじゃない、一生外で顔を上げて歩けないという、レベル5の恥辱であるな。

 キス写真流出のときは、「やっぱりこういうの撮りたいんだ、斉藤由貴」という、彼女の「女」の部分の生々しさに引いたが。パンティ写真はねぇ。バレた時の恥辱はキス写真の比じゃあないが。普通の女は嫌がる、ああいうお下劣な悪ふざけに、面白がって付き合えてしまう斉藤由貴というのは、やっぱり男とよろしくやれる才というか、惹きつける何かがあるというか。

 モルモン教にでも入らないことには、そんなほとばしる何かを抑えられなかったんだろうか。宗教に入るって何だろうな。着地はズレるが、新木優子よ、けっぱれ。

◎コロコロコミックか
 脅迫したっていうのは本当ですか?
「その通りでございます」
 出刃包丁を持ってというのは?
「出刃ではなくて、中華包丁です」
 脅迫状はご自身で?
「はい。タイプで打ってプリントアウトして」
 置かれていた犬の糞というのは……。
「うちの愛犬のトゥルーのうんち君です」
 どういう経緯でこんなことに?
「悲しみと怒りでカーッとなって、うんち君と包丁と脅迫状を持って、ここを出たのは覚えてるんですけど」
 どうしてそんな精神状態に?
「私が勝手に被害妄想というか、この人(被害男性)なら、私の狂気を受け止めてくれるという願いがあった」
 相手が被害届を出さないということに関しては?
「ありがたいなと思いました」

  ……うーむ。今年一番正直な内容だったもんで、何だかほっこりしてしまった泰葉の会見。「不倫」とは違い「脅迫」は立派な犯罪なのだから、ほっこりしちゃいかんのであるが。

 「イラン人が殺しに来るぞ」という脅迫状の一文は、何か人種的な思い込みだったわけではなく、「イラン人男性と婚約しました」という部分に結びつくわけで。あー。YOUは何しに日本へ。

 こうなると、今から心配なのは、別れる時、泰葉が相手に付ける罵倒ネーミングである。イスラム教徒に「豚野郎」はヤバい。マジで。今から忠告しといた方がいいって、誰か。その「誰か」がいないんだよなぁ泰葉には。あー。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。