平昌オリンピックにおける「松岡修造」の意味

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎インコかイタコか?
 朝から夜までビッシリと、テンション高く平昌オリンピックの各競技に顔を出している松岡修造。あの独特な蛍光色のワッチ(帽子)とダウンは、どこから見ても目立つことこの上なし。現地入りしている知り合いのマスコミの人に聞いたところ、「あ、黄緑色」ということで、未然に修造の映り込みを避けられて、大変便利とのこと。逆に言えば、そうでもしなければ、すぐ映ってしまうほどいつもいるということだ。

 「何で足立梨花がモーグルに対してコメントしてんだ」といった、根拠不明の理不尽なタレントが累積する一方の五輪コメンテーター問題であるが。修造はちょっとダンジョンが違うな。競技に詳しいというより、競技者に成り代わり、メンタルを同じところまで持っていって表現しようとする、ある意味「憑依型」のレポート。それが優れているかどうかは置いとくとして。梅に鶯、オリンピックに松岡修造。まるで一幅の絵のような。

◎借金返済への秘策
 眞子様&小室氏の結婚、「二年延期」の衝撃。禍の400万円をスコンと返すには、小室氏の事務員の給料だけではちと厳しい。仮想通貨に手を出すワケにもいかないし。そうだ、こういう時はあれがあるじゃないか。レッツ、クラウドファンディング!

 「世紀の恋を、悲恋で終わらせたくありません」つって、達成率、達成金額に続いて、「終了まであと713日」と、タイムリミットも掲げた達成目標を提示。サムネイル画像にも、プライベート画像バンバン入れて。ああ、きっと400万円なんてすぐだ。すぐだとも。すでに返せばいいってもんじゃないところに差しかかっているのは置いといて。ホント、すぐだとも。

◎時代遅れ?
 ヤンヤヤンヤ騒がれている「区立泰明小学校、アルマーニ制服採用」。値段よりもメンタリティよりも、「アルマーニ」というブランドが選択された点に一番驚いた。もう平成も終わろうという今この時代に「アルマーニ」。これから小学校に入る親の世代なんて、知らないだろうに「アルマーニ」。アルマーニ側が一番驚いてるだろうな。「えー、うち? 今どき?」って。

 そして提示されていた見本の制服には、アルマーニらしさは全く見受けられず。至ってフツー。トンボと変わらん。あえて肩パット入れて、金ボタンでもつけてみたら、わかりやすくなってよかったのかもしれない。「制服がアルマーニ」というものがもたらす、全てのことが。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

テレビ朝日の「貴乃花親方独占インタビュー」、内容よりも驚いたこと

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◎テレ朝の謎
 まあまあの視聴率だったという、緊急特番『独占緊急特報!!貴乃花親方105日沈黙破りすべてを語る』(テレビ朝日系)であるが。やっぱりというか案の定というか。滔々と語る割には、中身スカスカであった貴乃花親方の話。特筆すべき新情報は何もなし。だからそれは案の定で、そこに驚きはないのだが。驚いたのは、インタビュアーである。

 山本晋也カントク。なぜに。なぜに、この大一番に山本カントク。特に相撲に造詣が深いというコンセンサスもないし、聞き手として優れているという印象もない。てっきりテレ朝の「Ms.安定」大下容子アナが務めるとばかり思っていたのだが。「ホントはお兄ちゃんと仲いいんでしょ?」という投げかけは、確かに木下アナには無理であるが。それに対する貴乃花親方の反応も案の定で、何か掘り出せたワケではない。誰が聞いても同じなら、局アナに責を負わせるよりも、山本カントクでいい、ということなのか。誰でもいいなら、なぜ山本カントクなのか。彼を重宝してるの、テレ朝だけなんだが。山本カントクと黒鉄ヒロシに対する、テレ朝のこの長きにわたる独自の肩入れは何なのだろうか。特筆すべきはそっちって気がしてきた。

◎どうか安らかに
 あまりに早い死もそうだが、自身の死に対する徹底した秘匿に、強いこだわりを感じた有賀さつきの最期。うーん。親に死因すら知らせないというのは……。なかなかのなかなかである。ま、生き方も人それぞれ自由なんだから、死に方だって自由ではあるのだが。亡くなった哀しみに今ひとつ集中できないレベルの、初めてのケースに、ざわわざわわ。

 肉親の死に目に会えないって、ものすごく重い楔となって、残された者の心に打ち込まれるのであるが。それが「故人の意志」ならなおさらだ。平凡な結びになるが、今はとにかく、遺された娘さんに、幸多からんことを……。そこ、ざわわざわわしない!

◎茨の道
 三島由紀夫の小説か、とツッコミを入れたくなる「眞子様・小室氏、結婚延期」。ひえーっ、これは結構どえらいことになるのでは。フツーの家でも、「結婚が2年後に延期」って、実質的には、……だもんなぁ。全てのシャッターを閉め、外堀を埋めて、後は本人たち2人が諦めるのを待つのみという、雅な兵糧攻めが今始まったということか。

 皇室メンバーの「結婚相手探し」というのは、常に国民の耳目を集める話題であるが。逆はなぁ。未曾有のデリケートゾーン。

 ま、実は国民一同こうなる予感はしてたのだが。だから、なぜに見切り発車を。紀子妃のあの上手の手から、まさかこんな水漏れが起ころうとは。国民一同、そこに一番びっくりです。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

饒舌な貴乃花親方のブログと似ているもの

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◎似た者同士
 ダンマリ一転、ニコニコキャッキャの貴乃花親方。理事選直前、弟子の十両入りの記者会見とも重なって、ブログも突然、堰を切ったように饒舌に。ダンマリはダンマリで「変」であるが、しゃべればしゃべったで、やっぱり見る者をヒヤヒヤさせる貴乃花親方。特にブログの内容が……。長さと支離滅裂がもうMisonoレベル。本来ならテレビの画面に映されるようなシロモノじゃないんだけど。流れで。

 饒舌な割には、ちょっと何言ってんのかわかんない電波のベクトル、これどこかで見たことあるなと思ったら、某有名おかきメーカーのHPと同じなのであった。

 ここのおかき、お手頃価格でおいしくて、特にカレー味のなんて、送ると相手にすごく喜ばれて、ちょっとした贈り物に重宝しているのだが。店舗がなかなかないもんで、リピーターになる人は必ずここのHPを通るハメになる。送る前に一言、「ここの思想とは一切関係ありませんので」と釘を打っとかなきゃならない、衝撃の「憂国・警世メッセージ」がドーーーン!!

 長い長い長い文章の中で、主語と述語が今ひとつかみ合わず、支離滅裂なのだが、訴えたいビジョンはグイグイ来るあの感じ、双方実によく似ている。あの方向性の思想の界隈で、文章が上手な人っていないのだろうか。今後の研究課題としたい。

◎流出の余波
 仮想通貨、大流出! わー、えらいこっちゃ! 座ったまま右から左に稼げるといううわさの、あの仮想通貨がぁぁぁ!

 今回一番えらいこっちゃ状態なのは、「上見て暮らすな、スパ見て暮らせ」でおなじみの「週刊SPA!」(扶桑社)編集部かもしれない。

「よし! 次号は『仮想通貨クライシス! 無一文中年続々の悲劇!』で行くぞ!」
「でも編集長、先号で『仮想通貨で始まる中年からのパヤパヤ人生』って企画やったばっかっスよ。正反対の内容になりますけど?」
「いいんだよ。どっちにしろ、それが俺たちの読者が喜んでくれる記事なんだ」
「……わかりました編集長!」

 で、どのみち部数は落ちていくという。出版自虐物語でした。

◎唯一無二
 コソコソやっては一発で吹っ飛ばされる、有名人VS.マスコミの不倫攻防。エスカレートする一方のタイマン勝負に、若干食傷気味だったところへ、風穴をあけた小泉今日子。「不倫してますが何か」。いや、何かってことはないと思うが。暴かれる前に自分から、のベクトル。極めて私的な問題であるという点の強調。交際はしてます。仕事でもプライベートでもパートナーです。お互い責任を持って諸々対峙していきます。以上です。……一周回って、何も言えねぇ。

 だからって、桂文枝がマネして同じこと言っても袋だたきだろうが。小泉今日子だからこその、この空気感、この結界。ま、なかなか同じケースは成立しづらいだろうが。古巣に迷惑はかけない。向こうからもかけてもらいたくない。グッバイ、バーニング。グッバイ、文春砲。グッバイ、不倫アレルギーの世論。気付くと常に違うダンジョンへ身を置いている、周防も黙る処世術。いやー、マネするヤツは命ないけど。だから誰もマネできない。何があろうと、小泉今日子は、とにかく死ぬまで安泰だって話だ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

「麿」降板と気象予報士から見える、フジテレビの問題点

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◎そして誰もいなくなった?
 「もみ消して冬~協会の問題なかったことに~」が、次々と失敗し続けている相撲界。元力士であるちゃんこ屋さんの店員さんと少々雑談しただけでも、「いやー、下の方は、ホットカーペットの温度設定だの、トイレブラシを置く位置だの、ちょっとした過失が大変なことになるんで、いっつも命がけでしたねぇ」なんて話が出てくるくらい。日常的鉄拳制裁。どんどん#metooの流れができたら、こりゃもう、親方のほとんどはみんな辞任していなくなるかも。消去法で理事は無傷の貴乃花親方ひとりってこともありうるかもしれない。無気力選挙でごっつあん!

◎地に落ちた公家
 山本モナ、ショーンK、そして今回の麿。アンガールズ・田中卓志の「さ~ん~か~いめ~」の声が聞こえてきそうな、フジテレビニュース番組放送前分解。潰す「週刊文春」(文藝春秋)と潰されるフジ。「トムとジェリー」の安定感すら漂う構図であるが。どうすんだろ後任。実力よりも人気よりも、何より重要なのは不倫とセクハラをしないという点。どうせ半笑いの目で見られてるなら、いっそのこともう、ぺこ&りゅうちぇるにでもやらせておくか。ここも何かあったりしてな。

◎母さんが夜なべ~?
 麿消滅に震えるフジ報道局であるが。現在放送中の『みんなのニュース』で気になることが。お天気コーナーを担当する太谷智一サンという気象予報士の手袋が、みすぼらしすぎるのである。

 ロケ先で天気図などを直接指差すたび、テレビ画面に大写しになるそれは、手袋というより軍手に近い素材で、表面すべてが毛玉に覆われ、冴えない小豆色。とても毎日テレビに映されるようなシロモノじゃないのである。なぜあんなボロボロの手袋を堂々と毎日テレビ画面に登場させるのか。天気図の説明によっては、毛玉一つひとつの形状がハッキリわかるほど大写し。「亡くなる前日、母が手編みで作ってくれた」等の逸話でもない限り、映しちゃいかんレベルのボロ布っぷり。これをはめて日々中継をこなす本人のメンタリティよりも、「太谷さん、その手袋、やばいっすよ」という声が誰からも起きない、フジテレビの報道現場に戦慄を感じる。そういうとこが、さ。

今井舞(いまい・まい)
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小室哲哉の引退表明会見に足りなかったもの

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◎注意義務
 小林製薬の西内まりやのマスクのCM。画面に大写しになる西内まりやの弾ける笑顔を見るたび、「え? 映していい映像なのコレ」と一瞬たじろぐ。このCM以外でもう彼女を見かけることもないし。こういう特殊な状態のタレントを使う際は、「このCMは、〇年〇月〇日に撮影したものです」と脇に小さく文字を入れておいてもらえるとありがたい。いや「このCMの契約は、〇年〇月〇日に締結したものです」の方が親切か。「ちなみに契約は〇年〇月〇日までです」とあると、さらに助かる。

 関係ないけど、この「のどぬ~る はだごこちローションマスク」、かなりの人気商品らしい。西内まりやの求心力のお陰ということはないとは思うが。二度見必至で印象に残るってのはあるのかも。トイレの洗浄剤CMに、便器を覗き込む宮川大輔の映像を使ったり。小林製薬のCM戦略って、「あえての無神経」という路線なのかもしれないな。「飲み過ぎ由来の頭痛に、アルピタン!」に広瀬アリス・すず姉妹登用とか、アリかもしれない。小林製薬に限っての話になるが。

◎病のデパート
 小室哲哉、会見。ゲス不倫のおぼつかない言い訳よりも、中心だったのはKEIKOのリアルな病状と向き合ってきた家族としての告白。「私が執行猶予付きで逮捕されたこともあり」なんちゅう話も織り込まれ、C型肝炎、ストレス性の摂食障害、睡眠障害、突発性難聴まで罹ってて、とどめに引退宣言と。いやぁ……。これで「心が弱っていて、つい現実逃避のような形で許されないことをしてしまいました」と、もう1つ正直に踏み込んでくれていたら、完璧に人の心をつかめたのに。惜しい。つかめていたら本が売れたのに。ま、売れなくてもいいのかもう。とにかく本は出すんだろうけど。意外と文藝春秋社から出したりして。バリューセットというオチか。

 核心の部分はうやむやのままであるが。59歳の小室の頭頂部やメイクをじっくり堪能できただけで、もう十分。なんかごめんね、追い詰めて。これから大変かとは思いますが、どうかお体ご自愛下さい。

◎隔世の感
 婚活のCMに使われ話題のドロンジョとブラックジャック。いかにもネットでウケそうなつぶやきなんかをお互いしてるワケだが。ピノコはどうしたピノコは。これから事実婚がバレて泥沼で血の雨って展開か。CMだから、それはないわけであるが。

 もうCMに携わってる人間が、直に読んでない世代ってことなんだろうなぁ。手塚プロの最寄り駅・高田馬場に手塚アニメのキャラクター大集合の豪華イラストが描いてあるトンネルがあるんだけど、4歳の親戚のコと一緒に見た時、ひとつもわからず「トトロは?」「みつはは?」つってたもんなぁ。ああ。君の名は……。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

ウーマンラッシュアワー・村本大輔の「三日天下」に思うこと

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎どこに飛んで行くかわからない
 年末の『THE MANZAI』(フジテレビ系)での、社会派漫才に対する拍手喝采から、年明けの『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)での失速まで、早かったなぁ。ウーマンラッシュアワー・村本大輔の三日天下。見ていて「親譲りの無鉄砲で、子供の頃から損ばかりしている」という、小説『坊ちゃん』の冒頭の一文を思い出した。親譲りかどうかは知らんが、常に何かに駆り立てられるように、それ言ったらヤバい、の向こう岸へ渡らずにいられない、無鉄砲という名の病。症状としてはプラス・マイナス岩橋良昌と同じなのだが。ベクトルがねぇ。政治はねぇ。素人はねぇ。『しくじり先生』(テレビ朝日系)スペシャル出演すら今は何だかもう難しい。損ばかりしている。

◎新顔登場
 平昌五輪出場は惜しくも叶わなかった、フィギュア女子・三原舞依。今月行われる四大陸選手権の公式練習で、五輪代表となった親友・坂本花織にエールを送る、けなげな明るい表情が印象的であった。本当に明るいな。何だか目もぱっちり大きく開いて……ん? え? わぁーっ。

 五輪は逃したが、四大陸で輝くニューフェイスとなれ三原舞依! いろんな意味で。

◎選手交代?
 「黒塗りエディ・マーフィー」にガタガタ言われ、すっかりやる気スイッチオフのダウンタウン。推測だけど。

 「笑ってはいけないシリーズ」は、確かに視聴率も確約され、DVDも売れるキラーコンテンツではあるのだが。マンネリや各メンバーの高齢化も気になるし。そろそろあの番組と交替の時が来たのかも。それは『有吉の壁』(日本テレビ系)。

人海戦術で沢山の芸人にチャンスが与えられるし、尺も稼げる。何から何まで制作側が準備しなくても、芸人自身でネタを考えてくるし。ところどころで爆破や電流など派手な画ヅラの罰ゲームも挟める。日テレ側でも、すでに水面下で『笑ってはいけない』の後釜としてじっくり育てている感があるのだが。

 大喜利シーンでのにゃんこスター・アンゴラ村長の回答のひどさと、それに「あらカワイイ」で対応する有吉弘行の残酷さ。「今年の汚れ、今年のうちに」のあの姿勢は、ポスト年末の名物番組となりうる可能性を十二分に秘めている。Xデーはすぐそこだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

ウーマンラッシュアワー・村本大輔の「三日天下」に思うこと

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◎どこに飛んで行くかわからない
 年末の『THE MANZAI』(フジテレビ系)での、社会派漫才に対する拍手喝采から、年明けの『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)での失速まで、早かったなぁ。ウーマンラッシュアワー・村本大輔の三日天下。見ていて「親譲りの無鉄砲で、子供の頃から損ばかりしている」という、小説『坊ちゃん』の冒頭の一文を思い出した。親譲りかどうかは知らんが、常に何かに駆り立てられるように、それ言ったらヤバい、の向こう岸へ渡らずにいられない、無鉄砲という名の病。症状としてはプラス・マイナス岩橋良昌と同じなのだが。ベクトルがねぇ。政治はねぇ。素人はねぇ。『しくじり先生』(テレビ朝日系)スペシャル出演すら今は何だかもう難しい。損ばかりしている。

◎新顔登場
 平昌五輪出場は惜しくも叶わなかった、フィギュア女子・三原舞依。今月行われる四大陸選手権の公式練習で、五輪代表となった親友・坂本花織にエールを送る、けなげな明るい表情が印象的であった。本当に明るいな。何だか目もぱっちり大きく開いて……ん? え? わぁーっ。

 五輪は逃したが、四大陸で輝くニューフェイスとなれ三原舞依! いろんな意味で。

◎選手交代?
 「黒塗りエディ・マーフィー」にガタガタ言われ、すっかりやる気スイッチオフのダウンタウン。推測だけど。

 「笑ってはいけないシリーズ」は、確かに視聴率も確約され、DVDも売れるキラーコンテンツではあるのだが。マンネリや各メンバーの高齢化も気になるし。そろそろあの番組と交替の時が来たのかも。それは『有吉の壁』(日本テレビ系)。

人海戦術で沢山の芸人にチャンスが与えられるし、尺も稼げる。何から何まで制作側が準備しなくても、芸人自身でネタを考えてくるし。ところどころで爆破や電流など派手な画ヅラの罰ゲームも挟める。日テレ側でも、すでに水面下で『笑ってはいけない』の後釜としてじっくり育てている感があるのだが。

 大喜利シーンでのにゃんこスター・アンゴラ村長の回答のひどさと、それに「あらカワイイ」で対応する有吉弘行の残酷さ。「今年の汚れ、今年のうちに」のあの姿勢は、ポスト年末の名物番組となりうる可能性を十二分に秘めている。Xデーはすぐそこだ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

YOSHIKI、突然のバラエティー出演が示唆するもの

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◎変幻自在のスター
 年末年始を挟んで、突然、親近感をマシマシにしてきたYOSHIKI。『NHK紅白歌合戦』で本業を魅せつつ、『芸能人格付けチェック』(テレビ朝日系)でおちゃめな一面も見せ。愛用のおかきも売り切れと話題になったところで、安定のお墨付き・マツコの番組にゲスト出演と。自分への価値の付けさせ方が、相変わらず上手な印象である。この格付け上手が。

 これまで、「よくは知らないが、海外で豪邸に住み、あっちでいろいろ活躍している」というイメージでコンセンサスが取れていたYOSHIKI。たまに日本に帰ることがあっても、それは「帰国」ではなく「来日」に近い雰囲気であったが。うーむ。突然のこのベクトル。「だんだんあっちで仕事なし」のシグナルということなのだろうか。

 有り難がられ、珍しがられているうちはいいのだが。『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した時点でもって、勝手だが1つの決定打とさせてもらいたい。ファンも非ファンも思いは同じ。頼む、あっちでいろいろ活躍しててくれ。

◎スマホの時代に
「北朝鮮、南北通信チャンネルを再開!」のニュースで映ったあの電話装置……。昔の「マイコン」を思わせるでかいフォルム。合板の木で覆われたテカテカの外装。昔のゲームっぽい画像が映し出されたモニター画面に、左右に備え付けられた、緑と赤のビビッドカラーの電話の受話器。その上には、同じ色のでっかいデジタルの目覚まし風時計。

 ああ。2018年にあの造り。逆に斬新。何だかものすごく楽しそうなオモチャに見えるみたいで、一緒にニュースを見ていた4歳の親戚のコに「あーゆうの、ほしい!」とキラキラした目でせがまれてしまった。ごめんね買ってあげられなくて。でも、ホームセンター行ったら作れそうだね。通じちゃったらどうしよう。

◎不倫の過去も埋葬
 岡田准一&宮崎あおい夫婦の新居予定地から遺跡発見! こいつは春から縁起がいいや。しかし検証後、建築を止められるほどの規模ではなかったとのこと。残念。すごいの出てきちゃって、そのまま古墳になったら面白かったのに。「ここが〇〇時代の豪族の墓です」と説明受けて見物しながら「ここに本来なら……」と思いを馳せる。

 遺跡が出た土地って、どんな高価な場所でも問答無用で取り上げられて、国から等価は払われないらしい。金払ってファンクラブの会員になって、クリスマスイブに「すったもんだがあった相手と、幸せになります」ってお知らせ受け取らされたファンに対して、心ある恩返しといえばコレだろう。

 関係ないけど、高岡蒼佑はまた改名するんだろうなぁ。私はあえて全部ひらがなの「たかおかそうすけ」に5000! リップルで。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

本田真凛、平昌五輪フィギュア代表になれなかった“ヒロイン”

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎看板倒れ
 「絶対大丈夫だって言ったじゃないかぁぁぁッ!!」という怒声が、各大企業から聞こえてきそうな年の瀬。本田真凛、平昌五輪フィギュア代表ならず。うーむ。ちょっとでもフィギュアスケートが好きで見てる人なら「そりゃそうだよな」という結果なのであるが。

 「このコは絶対、第二の浅田真央ちゃんになりますよ」という広告代理店と所属事務所オスカーの悪魔の囁きをそのまま信じて、彼女に大枚はたいた各企業は、いい面の皮である。もう芸能事務所入りしている練習嫌いの16歳。オリンピック選手になれるわけないですね。

 しかし、彼女の出演CMは、どれもこれも、いかにも五輪のヒロイン然としたものばかりだった。「必ず出場が保証されるものではありません」って小さく文字入れとくべきだったか。ビットコインか。

◎新キャラ誕生
 「モンスター」と呼ばれた女・兒玉遥、休業。詳細は語られず。察し。まあでも、呼んだまゆゆに罪はないってことで。自虐、下ネタ、毒吐き、あの裏アカは全て大変素晴らしい仕上がり。まゆゆのものだと知らなくても楽しめる。才能あるわ。

 スキャンダルなしの優等生メンバーとして無事卒業するまゆゆ。しかし実は……アイドルは、腐女子だったのです。いいオチじゃないか。にんげんだもの。

   ここで卒業するのも何かの縁。ひとつ新たにラジオ番組を作ってパーソナリティになってもらい、いかにも従来の彼女らしい通常進行と平行して、副音声では毒キャラの方で、暴れ回ってもらえないだろうか。ラジオの副音声って何だ。

   今ひとつ使い勝手が悪い「元AKB」であるが。「裏アカ発覚」は、累積する卒業メンバーを捌くため、秋元康が編み出した新たな商機ということなのだろうか。いや、単なる過失か。孔明の罠……。

◎続きはお正月の後
 貴乃花親方、to be continued! ただ黙っているだけだというのに、周囲がどんどんヒートアップ。「沈黙は金」というのとは、また少しニュアンスが違う、五里霧中のだんまり。週刊誌で「独占告白!」の記事が出たかと思えば「そんな取材は受けてない」と反論との情報が。ビリー・ミリガンか。

 とにかくいろいろ生殺しのまま、処分の正式決定は1月4日に。この状態で年越すんかい。大山鳴動して池坊保子がマツエク。突然上のみ30本(推定)。これが人生最後のスポットライトとばかりに、ヒロイン気分でアゲアゲ状態の75歳。1月4日に、下も付け放題にしてきたらどうしよう。保子もto be continued!!

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

上野のシャンシャン公開に集まる「善意の人々」が醸す“違和感”

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎やっぱりズレてる
 やれ低視聴率だの打ち切り間近だの打ち切りだの、「SMAP×SMAPの後番組」というだけで、いちいち話題にされてしまう、フジテレビ月曜午後10時枠。その『もしかしてズレてる?』は年内で終了。来年1月から『世界の村のどエライさん』が始まるとのこと。

 もうね。タイトル聞いただけで苦戦確実の、絵に描いたような後発模倣番組なのであるが。本来なら、始まることさえ話題にならないレベルのこれが「SMAP×SMAPの枠の後後番組」ということでまたニュースに。

 事故物件でも1回客を挟めば通常運営が可能というのが通説のはずだが。いつまでもいつまでも「心理的瑕疵枠」扱い。そこを意識させないほどに高視聴率を出す番組を作り成功すれば済む話なのであるが。『世界の村のどエライさん』じゃあ無理だろう。1回お祓いでもしてもらうか。

◎平成のパンダフィーバー
 いよいよ上野のパンダ・シャンシャン公開。公開初日、1日400組の観覧枠に当選した幸運な人々に対し、各マスコミも現地で総力取材していたが。……いやー。

 「かわいいシャンシャンを見たくてたまらない善意の人々」を撮りに来たマスコミ陣。しかし、そこにいたのは、通常なら取材クルーが避けるような、「テレビに映してはいけない人」の群れであった。いや、もちろん普通の人もいたし、そうでない場合も皆さん「善意の人々」ではあるのだが。

 「昨日の夜から並んだ」「会社は有給を取ってきた」「今日のためにカメラを新しいものに買い換えた」と、シャンシャンを初日観覧できる僥倖について語る、善意の方々それぞれの口調やテンション、観覧のために考えてきた服装なんかが……。ひえー。「見た瞬間、思わず泣いてしまいました」ひえええーーー。

 生まれたての頃の、産毛に包まれ、胎児を思わせるようなピンク色で、まだパンダの面影もない、ちょっとグロい時期のシャンシャンのリアルな等身大ぬいぐるみ(完成度高し)を作ってきて、それをマスコミにうれしそうに披露していたOL風の女性とかねぇ。外見は至って普通の美人さんなんだけど。テレビというのは、そこから立ち上る違和感というものを、確実に拾ってしまうメディアだから。ちょっと引いてるのを隠しながら「それは……?」と尋ねるレポーターに対し「ピンクピン太郎ですッ!」と答える美人さん。この時期のシャンシャンが、一部で「ピンクピン太郎」と呼ばれていたことなんて、もう誰も覚えてない。そんなこの時期のシャンシャンをぬいぐるみで忠実に再現とは。費やされたその時間と情熱。我々余人には違和感としか……。

 すべては「初日」のせいで、これから段々薄まっていくんだろうけど。しばらく上野は、“人間動物園”の様相が続くことだろう。……安心安全の動画でいいやもう。

◎話題の2人
 MC船越英一郎。ゲスト橋爪功。この2人が生放送に集うことで、何か磁場のようなものが発生するのではないかと、薄氷を踏む思いで注目された『ごごナマ』(NHK)であったが。予想と違うところで薄氷バリーン! 

 「先ほど、不適切な発言があり……」と沈鬱な表情で謝るアナウンサーに「え? 俺ぇ?」と、失言があったことすら気付いてなかった橋爪功。あの年代のお爺さんは、もう悪気ゼロで使ってた言葉だからねぇ。お陰で見事に「ほかの憂慮事項」に対する懸念は放送中吹っ飛んだわけで。めでたしめでたし。……家族はつらいよ。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。