『アウト×デラックス』けいけげんの“お笑い偏愛”に震える……1,000組の「架空芸人」はどこへゆく?

 世の中的にアウトな人物を紹介する番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)。2月1日の放送に登場したのは、お笑い芸人を好きすぎるあまり、そのエネルギーを驚く方向にぶつける、ある若者。その方向が想像の斜め上をいっていた。

 その若者は宮城在住の「けうけげん」(1992年生まれ)。その名は、大喜利番組投稿時のペンネームで、実際に『IPPONグランプリ』(同じ)で投稿が複数紹介されたり、『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK総合)で7代目レジェンドオブレジェンドに輝くなど、その方面では知られた人物で、一般の人が参加する大喜利イベントに参加したりもしている。

「気持ち悪いくらいお笑いが好き」と紹介されるが、実際スタジオに現れた彼は、腰が低く人のよさげな若者。「戦績」はもちろん見事だし、若干しゃべり方にクセはあるものの、今や日本中にいる数多の大喜利好きの若者と比べ、どう「アウト」なのかわからない。だが次第にその片鱗が露わになる。

 

■『オンバト』の架空の成績

 

 まず驚いたのは、その不器用なデータ偏愛ぶり。幼いころ『爆笑オンエアバトル』(同)などの若手ネタ番組にハマった彼は、すべての若手芸人を書き出し、バトル形式の成績(点数や順位など)を記していった。これくらいなら他にもいそうだが、驚いたのは、キャンパスノートの裏表紙の内側に、その年の出場芸人を書き連ね、成績を書き加えては全て消し、また翌年、出場芸人を書き連ね、成績を書き加えては全て消し、毎年消しゴムと鉛筆(シャーペン?)で延々リロードしていったこと。

 持参した元・ノートの裏表紙だったであろうボロボロの厚紙は、おそらく10年以上酷使されてきたのだろう、擦り切れ、端がほころび、キテレツ大百科のような質感になっている。マツコ・デラックスの「これじゃないとダメなの?」という問いに彼は答える。

「中学の頃の僕には、これだけでいきたいなっていうのが、たぶんあったんだと……」

 お笑いが好きであるとかより、もはや題材はなんでもよく、彼の対象へののめり込み方に興味が湧いてくる。マツコが「きれい」と息を漏らす。

 さらに彼は結果を追うだけでなく、妄想の世界に足を踏み入れる。

 オンバトに出ていない、あの芸人がもし出場したら? あのネタをやっていたら? 彼は想像し、書き列ねていく。当時出ていなかったサンドウイッチマンのあのネタなら489キロバトルだとか、「地方大会は(点数が)インフレ気味なんでオーバー500」だとか、義務教育真っ最中の当時、宮城の田舎から遠く離れた恋い焦がれる世界へ妄想の力で泳ぎだす。

 そして本当にすごいのはここからだ。

 

■架空の芸人を創造

 

 ここまでは「もしあの芸人があのネタをやっていたら?」という実在の芸人の、実在のネタありきの「架空」なのだが、彼いわく「飽き足らなくなり」ついに「架空の芸人」そのものを創り出す。

 彼が、コンビニのビニール袋からわしゃわしゃ取り出したのは、名刺大に裁断された大量の小さな紙の束。確定申告前の領収書の束のような、その大量の紙に、線の細い今風のタッチで描かれた架空の芸人(コンビやトリオ)の似顔絵の数々が並ぶ。

「何このビックリマンチョコみたいなの!」と喜ぶマツコ。

 いわゆるトレーディングカードのようなものなのだが、正規の印刷どころか、プリントアウトされたものでもなく、かといってプリントごっこでもなく、主にパチンコ屋のチラシを切ったものの裏に、下書きの線を生々しく残したまま鉛筆で手書きされたレガシー。一見、ただの小汚ない資源ゴミから、初期衝動の風速を強く感じる。

「ストレートボディブロー」

「コメディオペレーション」

「渡川オーマイゴッド」

 実在しない似顔絵の下に添えられた、実在しないコンビ名。

 驚くのは、それぞれどこの事務所に所属しているか? どんなネタをしてるか? どんな活動をしているか? が彼の頭の中にしっかり染みついていること。

 例えば、ランダムに選んだ眼鏡優男と気さくそうなあんちゃんのコンビ「ぬま」の説明をマツコが求めるやいなや、創造主が語り出す。

「ぬまは、大阪吉本の7年目くらいで、コントを軸にするんですけれども、設定自体が凝ったコント、サブリミナルコントというのをやったりしまして」

「取り調べの中に、『お前がやったんだろ』(戦争は絶対ダメだぞ!←この早口部分がサブリミナルらしい)とメッセージを滑り込ませていくっていう……」

 主の説明が止まらない。語れる喜び。

 同じくマツコがイケメン2人組「サーキュレーション」のカードを選ぶ。

「サーキューレーションは人力舎のコンビなんですけれども~」

「あ、実際にいるの?」

「いないです」

 あまりに自然に語るので思わず尋ねてしまったマツコの質問を、無慈悲にシャットアウトするけうけげん。罠のような流暢さ。

 窓の外に芸能人やUFOが現れるため、気が散って相談内容が頭に入ってこない、という架空のコンビの架空のコント内容を延々語った後、「それでキングオブコントの準決勝にいきました」と、まるで現実のように架空の実績まで語る。

 準決勝に「いけそうなクオリティ」とかではない。もういってるのだ。彼の中では。

 さらに「このときは『カテナチオ』が優勝してるんです」と、怖いことを言うのだが、もちろんこのカテなんとかも実在しない。マセキ芸能社所属の10年目で「あちらのお客様から」と、バーデンダーが酒をバーカウンター上で滑らせるネタで優勝したらしいのだが、もちろん実在しない。いない。そんなネタもないし、優勝もしてない。しかし彼はきれいな目で、あの日、宮城の自室で産み出した自らの分身の活躍を愚直に教えてくれる。

 

■1,000枚の手書きの分身

 

 このカード総数は、約1,000枚。コンビ名部分を隠してランダムに似顔絵を見せられ、一瞬考えたあとに、「あ! これ、THE TLEE(ザ・ツリー)です!」と百人一首のようにけうけげんが当てるくだり。本当に何を見せられているのか、わからなかった。わからないが、心が疼いた。

 彼を紹介した人物・櫛野展正氏によれば、この架空芸人たちはコンビ解散して、ピンになったり別の人とコンビを組んだりすることもあるらしく、その時は消しゴムで消し、描き直されるらしい。生きた「架空」なのだ。

 水島新司が、彼の描いたキャラクターを実在のプロ球団に入団させ活躍させた『ドカベン プロ野球編』、それの若手芸人版と考えるとわかる気もするが、誰に見せるでもなく、ただしたためていたかと思うと、やはりおののく。

 自分の好きな野球選手をかき集めてドリームチームを考えたり、それこそ『ベストプレープロ野球』や『ダービースタリオン』のようにゲームで「架空」を作り上げるという楽しみ方はあった。しかしその題材が若手芸人であるというのが珍しい。

 前述の櫛野氏は、彼が芸人への強すぎる憧れを抱きつつ、しかしながら家の都合などで地元を離れられない中で「制限された現実世界とは別の仮想世界を生み出すことで、彼はなんとか自分を保っているのかもしれない」と考察する。何かに縛られながら、それでもできる範囲で、あふれ出る想いを燃やし続けた結果、いびつな形に焼き上がったのが、彼の分身ともいうべき「架空の芸人」たちなのかもしれない。

 いくら1,000の架空の「ネタ」があるといっても、ネタ案と、出来上がって人前で演じられるネタはまるで別物だし、大喜利投稿の才能と芸人の才能は重ならない部分も多いだろう。この番組をきっかけに彼の存在が一部の人以外にも知られるということは、それだけ批評の目にも晒されるということになるのかもしれない。

 しかし、それでも、この悲しいほどのあてどない初期衝動が、ボロボロの紙に業のように刻み続けた不恰好な何かが、何処かにたどり着くのを見てみたいと思った。今後を見守りたい。
(文=柿田太郎)

マツコ・デラックス、体調不良は深刻!? 局関係者が「テレビから消える」とウワサする理由

 11月に入院が伝えられたマツコ・デラックス。すでに退院して仕事復帰も果たしており、業界内外から安堵の声が聞こえるが、その一方で「現在、芸能生活の岐路に立たされている」(テレビ局関係者)という指摘もある。

 マツコは三半規管にウイルスが入ったことで「めまい症」を患い、11月10日に入院したと報じられた。同13日の生放送番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)は欠席するなどしたが、16日には所属事務所が「現在は体調も良くなり、お仕事を再開させて頂けるまで回復いたしました」と、公式サイトで報告。

「その後、マツコは休養を経て、20日の『5時に夢中!』で生放送に復帰し、『全然、元気です』とコメント。27日放送の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)でも入院の経緯や真相を語るなどしました。一見いつもと変わらぬ姿に、ネット上には『マツコさんが元気そうで何より』といった祝福ムードが広まっていたんです」(スポーツ紙記者)

 マツコはもともとテレビ番組で「健康診断を受けても異常がない」「血液サラサラ」などと“健康アピール”をしていたが、2012年放送の『月曜から夜ふかし』では、医師から「血管がドロドロに詰まっている」「早急になんとかしないと」と言われていた。そして今回こうして体調不良が公になったことで、今後の芸能活動に影響が出る可能性が浮上しているという。

「入院と前後して、マツコが今後『仕事を見直していきたい』と考えているらしいという話が、テレビ局関係者の間で取り沙汰されるようになりました。体調不良が重なれば、テレビから徐々に消えていくことになるのでは。仕事を断らないことで有名なマツコですが、今までのような稼働をずっと続けていくことに、少なからず不安があるのかもしれません」(同)

 さらにマツコの体調をめぐっては、一部テレビ局でこんな説もささやかれていたという。

「医師からは、常々体重管理を勧められていたそうです。しかし、宅配ピザチェーン『PIZZA-LA』のCMキャラクターの仕事など、マツコ本人は『この体形あってこそキャスティングされた』と自覚しているそうで、過度なダイエットは避けざるを得ない状況なのです。そこは“プロ根性がある”と認められるべきところですが、今回の入院によって、今後は『仕事を取るか、健康を取るか』という選択肢を突きつけられてしまいました」(同)

 マツコについて、ルックスよりも性格や言動を支持するファンも多いはず。果たして当人は、最良の選択を決断できるのだろうか。

安室、桑田、タモリはNG! バナナマン副音声は坂上忍に変更案も!? 『NHK紅白歌合戦』の迷走が止まらない……

 

 例年にも増して「目玉なし」と言われる今年の『NHK紅白歌合戦』だが、NHKスタッフも顔面蒼白だという。

「来年9月での引退を発表した安室奈美恵や、連続テレビ小説『ひよっこ』のテーマ曲を担当した桑田佳祐の出演が期待されていましたが、すでに2人には断られたようです。かつての『あまちゃん』よろしく、『ひよっこ』の寸劇ができるかも、まだ不透明な状況で、スタッフの間では『北朝鮮からミサイルが飛んできて、番組自体が吹き飛べばいいのに』といった、冗談に聞こえない声も飛び交っています」(音楽関係者)

 現在、NHK内では、さまざまなアイデアが検討されているというが、聞こえてくるのは「それで大丈夫?」と心配したくなるようなものばかり。

「近年の『紅白』ではバナナマンの副音声での“ウラトーク”が本編顔負けの人気を博していますが、バナナマンから坂上忍に代わる案が浮上中です。彼に視聴者目線で辛口の批評をさせるというもので、本人は乗り気になっているとか。また、昨年はタモリとマツコ・デラックスがにぎやかし要員として登場していましたが、今年はタモリ側にNGを出された。結果、マツコが一人で神輿に担がれて登場するプランがあるようです。また、歌手では山口百恵さんの息子の三浦祐太朗が有力。しかし、NHKが期待している百恵さん本人のサプライズ出演はなさそう。このままでは、松本伊代や早見優といった往年のアイドル、80歳というメモリアルイヤーの加山雄三を“目玉”にせざるを得ない状況です」(芸能関係者)

 果たしてこの演出で、視聴率は何パーセント取れる?

マツコの知らない「テレビ局の資料管理」の世界! テレビマンに貸した物は戻らない?

 「諦めるよりほかないですね」と言うのは某テレビマン。「うずたかく積み上げられた番組資料、明日の収録ために書かれたカンペ、ロケの小道具、請求書、企画書……。これがいっぺんに置かれているのが、テレビマンの机の上ですから。今頃、ADが徹夜でもうろうとして、ほかの紙と一緒にシュレッダーにかけてしまっているか、手の届かないような奥の資料の間に挟まって、そのまま永遠の眠りについてしまうことでしょう。冷酷な言い方ですが、テレビマンの管理意識なんてそんなものですよ」。

 このテレビマンが自虐を込めて言うのは、昨年10月、人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系)に出演した大学院生で、自ら「号外研究家」を名乗る小林宗之氏と、同番組をとりまく前代未聞の「紛失事件」についてだ。

「小林氏はこれまで1万7,000枚の号外を集めてきたという、名うてのコレクター。放送回では号外を集めるためのコツや、収集歴18年のなかで厳選されたコレクションを嬉々として披露していました。しかし、この収録後、どうやらスタッフが彼から預かった貴重な号外8点を紛失してしまったのです」(芸能ライター)

 小林氏は昨年11月にすでにこの一件をツイートしていたが、去る7月7日、初めて番組名を明かして“捜索”を呼びかけたところ、大きな反響を呼んだ。ちなみに同氏が番組サイドを信じて預けた号外は、価値にして億単位のものだという。

 さて、翻って冒頭のテレビマンの弁だ。このようにテレビマンが物を紛失するということは、よくあることなのだろうか?

「よくありますよ。それもタレントの物まで失くすこともあります。例えば写真。後は、幼少時代を撮影したビデオテープですとか、本、思い出の品など。タレントの事務所にそういうゆかりの品がないか聞くと、『昔テレビ局に失くされて以来ない』『制作会社に預けたはずが、戻ってきてない』といった話をよく聞きます。また、『だから貸したくない』という事務所もあります。ただ今ではペーパーレスになってきており、またテレビの全盛期だった時代よりは少しはマシなテレビマンもいるので、返却に気を付けてはいるようですが」(同)

 そもそも、一体どうして失くすのか? 一度痛い目を見れば、管理を徹底するようになるのが一般企業の姿勢だが……。

「日々の業務に追われていて、つい……というのは言い訳で、それがいかに大事なものなのか、十分な意識が行き届いていないからに他なりません。まず前提として、そういう管理体制が万全ではない。そもそも、テレビマンは今でこそ、過去のテレビ番組を『アーカイブ』として振り返ることを心得ていますが、昔はテープ1本が非常に高価だったこともあり、一度使ったテープは別の番組を作るために上書きしていた時代もありましたから」(同)

 そんな言質をとっている最中、またしてもというべきか、テレビ屋のずさんな体制が明らかになった。

 芥川賞作家でありタレントとしても知られる作家の羽田圭介が、『さまぁ~ずの神ギ問』(フジテレビ系、16日放送)にVTR出演。「人気の小説家って卒業文集もいいこと書いてるの?」という疑問を受けて、小学校時代と高校時代、それぞれの卒業文集を見せてくれると、オファーを受けた時点では約束したものの、その後、文集を探してみると高校時代のものが見つからなかったのだという。そして、羽田は高校の卒業文集が「どこかのテレビ局に貸したまま返ってきていない」と告白、「なんでテレビ局って、資料返してくれないんですか?」と、真顔で番組スタッフに問いただしていたのだ。

 もし羽田の高校の卒業文集の“行方不明”が本当にテレビ局の失態であるなら、本腰を入れて考え直した方がいいだろう。そして小林氏の所有していた貴重な号外と、羽田の文集は早急に返却してほしいところである。
(村上春虎)

 

マツコの知らない「テレビ局の資料管理」の世界! テレビマンに貸した物は戻らない?

 「諦めるよりほかないですね」と言うのは某テレビマン。「うずたかく積み上げられた番組資料、明日の収録ために書かれたカンペ、ロケの小道具、請求書、企画書……。これがいっぺんに置かれているのが、テレビマンの机の上ですから。今頃、ADが徹夜でもうろうとして、ほかの紙と一緒にシュレッダーにかけてしまっているか、手の届かないような奥の資料の間に挟まって、そのまま永遠の眠りについてしまうことでしょう。冷酷な言い方ですが、テレビマンの管理意識なんてそんなものですよ」。

 このテレビマンが自虐を込めて言うのは、昨年10月、人気番組『マツコの知らない世界』(TBS系)に出演した大学院生で、自ら「号外研究家」を名乗る小林宗之氏と、同番組をとりまく前代未聞の「紛失事件」についてだ。

「小林氏はこれまで1万7,000枚の号外を集めてきたという、名うてのコレクター。放送回では号外を集めるためのコツや、収集歴18年のなかで厳選されたコレクションを嬉々として披露していました。しかし、この収録後、どうやらスタッフが彼から預かった貴重な号外8点を紛失してしまったのです」(芸能ライター)

 小林氏は昨年11月にすでにこの一件をツイートしていたが、去る7月7日、初めて番組名を明かして“捜索”を呼びかけたところ、大きな反響を呼んだ。ちなみに同氏が番組サイドを信じて預けた号外は、価値にして億単位のものだという。

 さて、翻って冒頭のテレビマンの弁だ。このようにテレビマンが物を紛失するということは、よくあることなのだろうか?

「よくありますよ。それもタレントの物まで失くすこともあります。例えば写真。後は、幼少時代を撮影したビデオテープですとか、本、思い出の品など。タレントの事務所にそういうゆかりの品がないか聞くと、『昔テレビ局に失くされて以来ない』『制作会社に預けたはずが、戻ってきてない』といった話をよく聞きます。また、『だから貸したくない』という事務所もあります。ただ今ではペーパーレスになってきており、またテレビの全盛期だった時代よりは少しはマシなテレビマンもいるので、返却に気を付けてはいるようですが」(同)

 そもそも、一体どうして失くすのか? 一度痛い目を見れば、管理を徹底するようになるのが一般企業の姿勢だが……。

「日々の業務に追われていて、つい……というのは言い訳で、それがいかに大事なものなのか、十分な意識が行き届いていないからに他なりません。まず前提として、そういう管理体制が万全ではない。そもそも、テレビマンは今でこそ、過去のテレビ番組を『アーカイブ』として振り返ることを心得ていますが、昔はテープ1本が非常に高価だったこともあり、一度使ったテープは別の番組を作るために上書きしていた時代もありましたから」(同)

 そんな言質をとっている最中、またしてもというべきか、テレビ屋のずさんな体制が明らかになった。

 芥川賞作家でありタレントとしても知られる作家の羽田圭介が、『さまぁ~ずの神ギ問』(フジテレビ系、16日放送)にVTR出演。「人気の小説家って卒業文集もいいこと書いてるの?」という疑問を受けて、小学校時代と高校時代、それぞれの卒業文集を見せてくれると、オファーを受けた時点では約束したものの、その後、文集を探してみると高校時代のものが見つからなかったのだという。そして、羽田は高校の卒業文集が「どこかのテレビ局に貸したまま返ってきていない」と告白、「なんでテレビ局って、資料返してくれないんですか?」と、真顔で番組スタッフに問いただしていたのだ。

 もし羽田の高校の卒業文集の“行方不明”が本当にテレビ局の失態であるなら、本腰を入れて考え直した方がいいだろう。そして小林氏の所有していた貴重な号外と、羽田の文集は早急に返却してほしいところである。
(村上春虎)

 

マツコ・デラックス、『マツコ会議』カットされた裏の顔? 不機嫌隠さず“荒れる”ワケ

 “数字を持ってる”ナンバーワンタレントといわれる、マツコ・デラックス。ブレーク直後には、「今後は露出を控える」といった情報が業界内に流れたが、いまやレギュラーを数多く抱える大物タレントとなり、週8本の番組へレギュラー出演している。

 さらにはCMオファーも積極的に受け、「2016年タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター調べ)の女性部門では、広瀬すず、ローラと同じく12社で2位にランクイン。衰えることのない人気を誇っているが、テレビ業界における評判を聞いてみた。

「企画会議では常に出演者としてマツコの名が挙がりますが、上司には『マツコが出てくれるってなれば、どんな企画だって通すよ』と、いつもあきらめ気味に言われるのがオチです」(制作会社スタッフ)

 そんなマツコの説得するための武器になると業界でささやかれているのが、「イケメン人身御供」説だ。イケメンディレクター、もしくはイケメンADをマツコのもとに送り、そのルックスいかんでマツコの出演可否が決まるというものだ。

「企画会議では冗談なのか本気なのか、『誰をお供えするの?』とか『お前はダメだな』という話になることもありますよ」(同)

 そんな過程を経たかどうかはわからないが、あるマツコの冠番組に、きな臭いうわさが流れている。ちまたで話題のスポットと中継をつなぎ、人々の生態を探る『マツコ会議』(日本テレビ系)の収録で、マツコはカメラが回り始めた後も、楽屋から引きずるその不機嫌ぶりを隠そうともせず、何かカンに触ると、ことごとく周囲に当たり散らしているというものだ。

「もちろん編集ではカットしますが、そのキレっぷりに誰も手がつけられないそうです」(同)

 番組によって自分の立ち位置や話すトーンまで変えて臨むなど、テレビ作りには真摯な姿勢を見せるマツコが、なぜ『マツコ会議』ではそこまで荒れているのか。

「例えば『月曜から夜ふかし』(同)は観覧客を入れて収録する形式ですし、仮に客入れがない番組でも、パートナーや共演者は誰かしらいる。『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)や『マツコの知らない世界』(TBS系)では、一般の方と直接絡むことが多いですから、たとえそれまで不機嫌であっても、“加減”を調整せざるを得ません。ただ、『マツコ会議』の収録スタジオには、実際の番組プロデューサーやディレクター、あるいはリサーチャーといったスタッフしかいない。つまり周りにいるのは身内ですから、角が立つ発言をいくらしようが、中継先に聞こえていなければ、あとで編集でなんとでもなりますので、許されてしまう空気があるわけです」(業界関係者)

 先日、高校の同級生だった木村拓哉と共演した『夜の巷を徘徊する』で、「どうしたらいい私?」「実は意外とテレビのシステム知らないまま入ってきちゃってるんだよね」と木村に悩みを打ち明けていたマツコ。自身も人知れず苦悩していることがうかがえたが、親身になってテレビ業界の作法を指導してくれるスタッフが必要なのかもしれない。
(後藤港)

芸能人の「素⼈イジリ」はどこまでOK? 弁護⼠に聞いてみた

「ドラマのこのシーンってありえるの?」「バラエティーのあのやり⽅ってコンプライアンス的にどうなの?」……テレビを⾒ていて感じた疑問を弁護⼠に聞いてみる、テレビ好きのための法律相談所。

<今回の番組>
『ヒルナンデス!』(⽇本テレビ系)、『⽔曜⽇のダウンタウン』(TBS 系)

<今回の疑問>
芸能⼈の素⼈イジリはどこまで許される?

 今やテレビで⾒ない⽇はないマツコ・デラックス。多くのバラエティー番組のレギュラーを持つマツコだが、『マツコ会議』(⽇本テレビ系)、『マツコの知らない世界』(TBS 系)など、司会のマツコと⼀般⼈だけで番組が成り⽴つのは、マツコにしかできない絶妙な「素⼈イジリ」のなせる技だ。

 バラエティー番組において、素⼈イジリは⽋かせないものとなっているが、ときにはそれが炎上することもある。昨年11 ⽉、『ヒルナンデス!』(⽇本テレビ系)で、ロケ中に道を教えてくれた年配男性の⾔葉に対し、「なまっている」とロケメンバーが笑う⼀⾯があり、「ご⽼⼈をバカにしている」と批判が続出し炎上、また『⽔曜⽇のダウンタウン』(TBS 系)で、何も知らないエキストラの背中に「バカ」と書かれた張り紙を密かに貼り付け、それに気づくかという企画に、「イジメみたいで笑えない」といった批判が殺到した。バラエティー番組における素⼈イジリに、ボーダーラインはあるのだろうか? アディーレ法律事務所の岩沙好幸弁護⼠に話を聞いた。

「このような企画の全てがダメだ、というわけではありませんが、場合によっては侮辱罪や名誉棄損罪が成⽴する可能性があるので注意が必要です」

 侮辱罪や名誉棄損罪について、岩沙弁護⼠は次のように説明する。

「侮辱罪は、事実を摘⽰しないで公然と⼈を侮辱すると成⽴します。『公然』とは、不特定または多数⼈が認識できる状態をいいますので、テレビでの放送はこれに当たります。また、『侮辱』とは他⼈に対する軽蔑の表⽰をいい、『なまっている』『バカ』という⾔葉も、場合によってはこれに当たります。なお、侮辱罪の法定刑は拘留、または科料という刑罰が科せられます。

 ⼀⽅、名誉毀損罪は公然と事実を摘⽰し、⼈の名誉を毀損した場合に成⽴します。『名誉を毀損』とは、⼈の社会的評価を下げることをいい、『侮辱』と厳密には異なりますが、ほぼ同じと捉えてよいでしょう。名誉毀損罪の法定刑は3年以下の懲役もしくは禁錮⼜は50万円以下の罰⾦となります」

 ならば、⼀般⼈のインタビューにおける規制等はあるのだろうか?

「⽇本⺠間放送連盟の放送基準で規定されるものとして、(1)個⼈・団体の名誉を傷つけるような取り扱いはしない。児童および⻘少年の⼈格形成に貢献し、良い習慣、責任感、正しい勇気などの精神を尊重させるように配慮する。(2)放送内容は、放送時間に応じて視聴者の⽣活状態を考慮し、不快な感じを与えないようにする。(3)⽅⾔を使う時は、その⽅⾔を⽇常使っている⼈々に不快な感じを与えないように注意する、などがあります。仮に法律的には問題がなかったとしても、視聴者が不快感を覚える可能性がある、あるいは道義的に問題ある企画に関しては⾃粛すべきでしょう」

 番組スタッフが⾯⽩いと思っても、視聴者にとっては不快に感じる場合もある。「素⼈イジリ」に対し、制作側はいま⼀度考慮すべきではないだろうか。

アディーレ法律事務所

<疑問大募集>
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マツコ、SMAPに振り回されていた!? 頓挫してしまった「木村拓哉のサプライズ企画」とは?

 昨年12月31日をもって、その長い歴史に幕を下ろしたSMAP。同日に放送された『NHK紅白歌合戦』への出場を期待する業界関係者は多かったが、結局メンバーは出演を辞退。その結果、「内部で計画されていた“木村拓哉のサプライズ企画”も実現しなかった」(テレビ局関係者)という。

 今回の『紅白』には、SMAPと親交の深いタモリ、そしてマツコ・デラックスが特別ゲストという形で登場した。

「NHKは、SMAPの『紅白』出演を取り付けるため、必死でオファーをしていたとされ、タモリをキャスティングしたのも、彼らを引っ張り出すためだったといわれていました。しかし実際には、交渉や調整を行っていたのは、NHKではなくタモリの所属事務所・田辺エージェンシーだったんだとか。タモリも71歳という高齢になり、最近では“芸能界引退”も検討しているそうで、自身の後継者として、MC術に長ける中居正広を指名しているといいます。そこでSMAP解散日の『紅白』を、中居へのバトンタッチの場にしたい……とまで考え、自らメンバーに出演アプローチをしていたそうです」(同)

 また、タモリと一緒に『紅白』で“寸劇”を披露したマツコも、“木村の出演ありき”のオファーだったという。

「木村は、ソロ転身をきっかけに、今年からバラエティ進出が予定されています。一連の解散騒動で好感度がダウンしているだけに、ジャニーズ事務所は、木村を“親しみやすいキャラ”で売り出していくようです。そこで今後、実は高校の同級生であるマツコとの共演を増やしたいと考え、まずは『紅白』で対面……といったサプライズプランが用意されていた。しかし、結局SMAPが出場を拒んだので、計画は頓挫。そのままタモリとマツコだけが出演するということになりました」(同)

 そういった背景があり、タモリとマツコの出演シーンは、「結果的にグダグダな展開になってしまった」(同)という。

「SMAPが出演しないということで、2人は『紅白』の進行とは別枠扱いで登場したのですが、少々投げやりな感じになっていたようです。SMAPと仲のいいタモリはまだしも、マツコはただただSMAPに振り回された結果となったわけですからね……」(同)

 マツコは、木村とバラエティ共演する前に、とんだとばっちりを受けてしまったようだ。

マツコ『夜の巷を徘徊する』、福山雅治の“接待番組”化? 映画番宣で話題集めも失策に

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 9月28日、福山雅治がマツコ・デラックスの番組『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日系)の特番に出演し、初の共演が話題となった。

 通常、この番組はマツコが夜の東京をあてもなく散歩するプログラムだが、この回ではマツコ自ら、福山が主演映画『SCOOP!』のPRコメントを撮っているというオフィスまで出向き、初対面。さらに、福山の好物がカレーと知り、カレー店へ訪れるなど、通常とは異なる内容となっていた。

マツコ・デラックス、「だからフジはダメ」とディレクター一喝!! 会見場が緊迫したワケ

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マツコはオネエ文化人枠というより毒蝮三太夫枠

 マツコ・デラックスが12日、トヨタ自動車の新型「パッソ」新CM発表会に出席した。すっかり芸能界のご意見番となったマツコの会見は、毎回「大物芸能人の結婚・離婚会見や事件モノ以外では、近年珍しいほど芸能リポーター軍団が集結する」(スポーツ紙記者)そうで、この日の囲み会見も大いに盛り上がっていたという。

「マツコはベテランの女性リポーター陣のことを親しみ込めて“ババアたち”と呼び、積極的にコミュニケーションを取りにいきます。囲み会見でも、カメラマンの準備ができる前からスタンバイし、『ババアたちが来てくれないと盛り上がらないんだから、アンタたち、私の会見にはこれからも絶対に来なさい!』と話しかけるなどしていました」(芸能ライター)