眞子さま・小室圭さん、やはり“破談”へ一直線!? 小室さん母「お金をサポートして」発言の衝撃

今週の注目記事・第1位
「サヨナラの胸の内/小室家問題に秋篠宮家が書いた穏やかなる破談の台本」(「週刊新潮」2/22号)
「眞子さまの恋と秋篠宮家『危機の50日』」(「週刊文春」2/22号)「秋篠宮一家の家族会議」
「独占激白120分 400万円騒動の元婚約者」(「週刊現代」3/3号)

同・第2位
「『羽田VIP』制服アテンダントを辱めた深夜の猥雑発言」(「週刊新潮」2/22号)

同・第3位
「安倍首相『佐川君こそ官僚の鑑』傲岸不遜の大号令」(「週刊ポスト」3/2号)

同・第4位
「銀座・泰明小学校 アルマーニ校長『銀座らしさ』って、そういうこと?」(「週刊現代」3/3号)

同・第5位
「NHKが『働き方改革』で導入する記者を『GPSで24時間監視』制度」(「週刊ポスト」3/2号)

同・第6位
「『将棋』と『囲碁』子どもにやらせるならどっち?」(「週刊新潮」2/22号)

同・第7位
「マック赤坂が美人スタッフに訴えられた」(「週刊現代」3/3号)

同・第8位
「ASKAがひた隠す『覚醒剤事件の愛人』との同棲生活-激動の4年間」(「フライデー」3/2号)

同・第9位
「好きな・嫌いなキャスター&コメンテーター」(「週刊文春」2/22号)

同・第10位
「麻生太郎財務相『ゴッドファーザーの末裔と憧れのご対面』-茅場町で」(「フライデー」3/2号)

同・第11位
「『定年後』を10倍楽しむ方法」(「週刊文春」2/22号)

同・第12位
「『花粉症』最新治療の見逃せない副作用」(「週刊ポスト」3/2号)

同・第13位「これが世界同時株安で起きる最悪のシナリオだ」(「週刊プレイボーイ」no.10)

同・第14位
「競馬界新3大『遺恨対立』」(「アサヒ芸能」2/22号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は変則。現代が先週金曜日発売で、ポストが今日(2月19日・月曜日)発売。

 今日は、日曜日の女子スピードスケート500mの小平奈緒の金メダルで、ワイドショーは大いに盛り上がっている。

 そこへ、ポストは巻頭に「我が家戸建て&マンションの得する『捨て方』『売り時』『直し方』」という大特集を持ってきた。

 確かに小平の金メダル獲得は「絶対確実」ではなかったから、やりにくかったとは思うが、あまりにも寂しい誌面だと思うのは私だけだろうか。

 文春、新潮は、羽生結弦の氷上決戦の前だったが、タイトルを工夫して羽生を大きく取り上げた。

 羽生も小平も平昌五輪も、チョッピリしか載っていないのでは、多くの読者はスポーツ紙を買うだろう。

 それに気になるのは、現代もポストも、最近は「高齢者の友」と誌名変更をしたほうがいいほど、高齢者たちの関心事ばかりに誌面が偏っていることだ。

 私は、老人ホームに入るのに、今の家やマンションをどうするかについては多少関心があるが、50代、60代のまだ現役のサラリーマンにとって、それほど関心があるのだろうか。

 百歩譲ってそうだとしても、一般週刊誌としてはあまりに間口が狭くなり過ぎてはいないだろうか。

 私は、雑誌というのは、かつての浅草の見世物小屋だと思っている。バカバカしいが、まあ、騙されてみるか。そういって木戸銭を払い、一つでも「おや」「なるほど」「得をした」と思って帰ってもらえば、いいのである。

 ましてや「お勉強」しようと思って週刊誌を読む人はそうはいないだろう。2誌に共通しているのは、昔の古い「これを知らないと人生で後れを取りますよ」という、ささやかな啓蒙主義から抜け出ていないことである。

 雑誌は面白くてナンボ。命の次に大事なおカネを払って買ってもらうのだから、もっと面白さを追及して欲しいものだ。

 まずはアサヒ芸能から1本。私の好きな競馬物である。ルメールやデムーロなど、外国人騎手の活躍が目覚ましい。ルメールなどは連帯率5割である。2回に1回は連に絡むのだから、ルメールを買っていれば損はない。

 その上、短期免許で来る外国の名手たちも、ほとんどが初騎乗にもかかわらず好成績を上げている。

 先週の日曜日、久しぶりに東京競馬場へ行った。ルメールは騎乗停止で出なかったが、デムーロとムーアの活躍が目立った。

 メインレース、ムーア騎乗のサトノソルタス(3番人気)を、狭いインから押し上げ2着にもってきた騎乗は、さすがだった。

 だが、これだけ外国人騎手たちが勝ち星を挙げると、日本人騎手たちとの軋轢もあるとアサ芸が報じている。

 中でもデムーロのラフプレーが騎手たちの間で問題になっているようだ。昨年7月には、川田騎手に「どけ」といわんばかりにレース中にひじ打ちを食らわせ、制裁を受けているという。

 今年のAJCCでも、江田照男騎手がレース後、「なんであんなことをするんだ」と激しく抗議したそうだ。

 だがデムーロは「何のこと? ワカラナイ」ととぼけたという。昨年11月に来日したA・アッゼニなどは、突然帰国してしまった。

 平場レースに乗っていた日本人騎手が、重賞になると外国人騎手に乗り替わるのは日常茶飯事。腕の差といってしまえばそれまでだが、日本人騎手たちに不満がたまるのも無理はない。

 このままでは、若手の騎手を育てようと思っても、乗る回数が少ないため、なかなか難しい。馬主は勝ちたいがために、ルメールにしろ、デムーロにしろといってくる。

 このまま放置しておくと、毎年のリーディングも重賞タイトルも、みんな外国人騎手が独占してしまう。

 エージェント制を含めて、中央競馬会がリーダーシップを取り、ハッキリした方針を示さないと、レース中の大事故につながりかねない。

 ポストは、これだけ株が暴落しても「それでも安心な老後マネー投資先」などというノーテンキな企画をやっているが、若い読者向けのプレイボーイのほうが、よほど時代に敏感である。

 世界同時株安で、このままいけば、日銀やGIFが株を支えられなくなり、窮した政府は、法人税増税、消費税は25%にまで増税、年金受給年齢は75歳から、医療費負担は全員3割負担にする、という最悪のシナリオを考えているのではないかと警鐘を鳴らしている。

 やはり、今の年寄りたちがいなくなれば、そのツケを回されるのはオレたちだという危機感があるからであろう。雑誌にも「世代間戦争」が見て取れる。

 いよいよ花粉症の季節である。ポストは、最新の花粉症治療に「見逃せない副作用」があると報じている。

 舌下免疫療法は65歳以上の治験データがないそうだ。ボトックスは、猛毒の「ボツリヌス菌」を有効成分とする骨格筋弛緩剤で、これを鼻の粘膜に浸透させるという治療だが、メーカーはこれが花粉症治療に使用されることを認めてはいないという。

 ステロイド注射は、糖尿病や十二指腸潰瘍を引き起こす危険があるというのだ。

 私も長年ひどい花粉症だが、一番やめてほしいのは、気象予報のついでにやる「花粉症予報」である。

 なぜあんなものをやるのか。今日は花粉がたくさん舞うからといって、外へ出ないで家に籠っているわけにもいかない。

 あんなことをやるおかげで、多いといわれただけで鼻がむずむずしてくる。知らぬが仏。花粉が飛べば自分でわかる。早くやめてほしい。

 次は定年後を10倍楽しむ法という文春の記事。内容は、なんということはない。

 取り上げた理由は、ここに先日、芥川賞を受賞した若竹千佐子氏(63)が登場しているからである。

 確か彼女が初めて書いた小説が東北弁を使った『おらおらでひとりいぐも』(河出書房新社)である。

 昨日、一気に読んだ。はじめはほとんど東北弁だから、少し戸惑うが、慣れてしまえば心地よいリズム感があって読み進めることが出来る。

 70代半ばの桃子さんというお婆ちゃんの話だ。大好きだった夫に先に逝かれ、2人の子どもも寄り付かない。

 故郷の古い家で一人、ネズミがモノをかじる音と、心の中から聞こえてくるさまざまな声と対話しながら生きている。

 こう書くと、平板で陰鬱な物語だと思うかもしれないが、それがそうでねぇ。

 久しぶりに芥川賞らしい小説を読んだ。ここにはコンビニで働く女も出てこなければ、人殺しもない。

 だが、こうした小説の面白さ、醍醐味は、人生とはそういうもんだよな、と気づかせてくれるところにある。

 夫に死なれて泣き暮れている自分がいる。それとともに、喜んでいる自分にも気づく。

 哀しいはずなのに、うれしい自分がいる。私はまだそういう経験はないが、なんだかわかるような気がする。

 過去に出会った人たちと、あの時はできなかった会話をしながら、その日を待つ。

 自分にこんな時が来るなんて、考えたこともない。だが、確実にその時は来る。そこへどうソフトランディングしていくか。人生で最も難しいことだが、案外、スッとそうなるのかもしれない。

 ラストは、孫娘との心温まるやりとりで終わる。

 若竹氏は、夫に死なれて、念願だった小説を書こうと思い立ち、一気に書いたという。

 読み終えると東北弁が頭の中で木霊している。この本、売れているそうだ。よくわかる。

「効率化 進めて気づく 俺が無駄」

「辞めますも SNSで 済ます部下」

「減る記憶 それでも増える パスワード」

 第一生命保険が発表した恒例のサラリーマン川柳の入選作である。

 フライデーが、麻生副総理がイタリアンレストランに出入りする姿を撮っている。店をやっているのは元マフィアで、ニューヨークの5大ファミリーの一つ、ルチアーノ・ファミリーの創始者であるラッキー・ルチアーノの末裔、マリオ・ルチアーノ氏。

 現在は足を洗って店のオーナーだそうだ。以前、フライデーが彼を取り上げたのを麻生氏が見ていて、全部貸し切って会いに行ったそうだ。

 しかし、いつ見てもこのオヤジさん、マフィアのゴッドファーザーならぬ、組織の末端の小ボスにしか見えない。まだトランプのほうが品がよさそうに見えるから困ったものだ。

 文春から、好きな&嫌いなキャスター・コメンテーター ベスト50。好きなベスト5は、羽鳥慎一、池上彰、安住紳一郎、桝太一、水ト麻美。

 嫌いな方は、宮根誠司(私も同感だ)、田崎史郎(同感)、小倉智昭(同感)、古舘伊知郎、関口宏。

 フライデーが、あの覚せい剤取締法違反で逮捕され、現在執行猶予中のASKAが、彼と一緒に覚せい剤に溺れ、爛れたSEXにふけっていた女性(有罪判決で執行猶予中)と、よりを戻していたというお話をやっている。

 ASKAは17年に、30年連れ添った妻と離婚している。覚せい剤の誘惑から完全に手を切るのは至難である。まして覚せい剤を使ってSEXをしていた彼女とよりを戻すなど、自殺行為ではないか。

 フライデーがASKAに直撃すると、彼は「バカバカしい」といったという。バカバカしいのはどっちだ。そういいたくなる。

 ところで、小室哲哉の不倫報道以来、文春に元気がない。以前は、誌面から熱気のようなものが立ち上がってきた。

 週刊誌は丸ごと編集長のものだから、編集長のやる気、または戸惑いが、誌面に反映するのだ。編集部内で、何やら変化が起きているように思えてならないのだが。

 現代に、何度落ちても選挙に出てくるマック赤坂とかいう芸人(?)が、自分のトークショーに来た中年女性をレイプしたとして訴えられたという記事がある。

 彼女は、その会で飲んでいるうちに記憶がなくなり、気が付いたらマックが上に乗っていたというのだ。マックに抗議したら「合意の上だ」といわれ、弁護士と協議して赤坂署に被害届を提出した。

 告訴が受理され、今年の1月にマックの自宅にガサが入った。慌てたマックは示談を申し込んできたという。3,000万円を提示されたが、「合意の上」だといい続けるため、彼女は示談に応じなかった。

 現代が、合意だというのに、なぜ3,000万円も払うといったのかという質問に、統一地方選が始まるから、この記事が出たら、「事実無根でも、私はジ・エンドなんですよ」と話している。

 だけど、なぜ何十回も選挙に出たり、3,000万ものカネが払えるのだろうか。

 お次は新潮から。将棋と囲碁、子どもにやらせるならどっちかという特集。将棋は「王」を仕留めようと死力を尽くす。囲碁はお互いに折り合いながら勝負を続ける。

 将棋は暗記力をつけるが、囲碁は状況に合わせた応用力が試される。大学入試改革以後は暗記力だけでは解けない問題へとシフトするから、囲碁のほうが大学入試には有利ではないか。

 大隈重信は「将棋は戦い、囲碁は経済である」といったそうだ。将棋は屋台でやられる庶民派だが、囲碁は、経営者たちに愛好家が多い。エライ人を人脈にするなら囲碁の方が有利か。

 収入では、17年の獲得賞金・対局料は、羽生竜王が5,070万円で、井山七冠は1億5,981万円。

 脳学者の茂木健一郎氏は「我が子をスペシャリストに育てたかったら将棋、より広く物事を見る力を育てたかったら囲碁」だという。

 横浜市の有料老人ホームで、認知症の疑いのある囲碁未経験者9人を対象に囲碁教室を開いたら、囲碁を覚えた後は脳の認知機能が向上する可能性が見て取れたという。

 どうやら囲碁の方が優勢のようである。あなたならどうする?

 昨年、過労死問題があったNHKが、働き方改革を進めているというポストの記事。

 だが問題が多いために猛反発を受けているそうである。

 勤務開始と業務終了時に、スマホで打刻すれば、会社のパソコン上に反映される仕組みだ。

 だがこれはGPSと連動しているため、どこにいるのかという位置情報も記録されてしまう。

 記者の批判は、取材源が特定されてしまう、相手に取材拒否されてしまうなどが理由だ。

 またタクシー券の不正使用などもあぶりだされてしまう。働き方改革という名を借りた経費の不正防止策ではないかと警戒されているようである。

 NHKは販売員と記者の違いがわかっていないというのももっともではあるが、記者の方も、自分の仕事がジャーナリストだと自覚していないのが多いのではないのか。

 アルマーニを制服にすると発表した名門・泰明小学校校長・和田利次への賛否が、国会でも取り上げられた。

 バカバカしい話である。ガキに5万もする服を着せて「これが銀座の小学生でござい」とチンドン屋でも雇って、銀座中を歩かせるつもりかね。

 こういうのを「アルマーニを着たサル」というのだ。この校長の辞書には「ぼろは着てても心の錦」という言葉は載っていないのだろう。現代がこの問題を特集しているが、あれこれ論ずる話ではない。バカなことは止めろ、それで済む。

 安倍首相の政権運営への批判が、国税庁へも飛び火した。

 ポストによれば、森友問題で、虚偽答弁を続けた佐川宣寿が、安倍首相から「官僚の鑑」だと持ち上げられて、国税庁長官へ大出世した。

 確定申告のこの時期、佐川の罷免を求める署名が2万人に達し、霞が関の財務省本庁舎前には、佐川を辞めさせろというデモが押しかけている。

 だが、裸の王様である安倍にはそれが見えず、国会でモリカケ問題について答弁する関係省庁の幹部に対して、「もっとはっきり否定せよ」という「PMの指示」と書かれたメモが入るそうだ。

 プライムミニスター安倍のメモ。ふざけた話である。

 一方の佐川長官の方は、ポストが追いかけたところ、家には帰らず、公用車に乗ってホテル住まいだという。

 哀れここに極まる。一将枯れて万骨もみな枯れるのである。

 ところで流通ニュース(2月16日)によると、

「日本出版販売が発表した2017年の雑誌・書籍・コミック売上動向によると、雑誌・書籍・コミック合計売上は前年比4.7%減となった。
 雑誌は6.6%減、書籍は1.9%減、コミックは9.5%減となった。
 コミックは、雑誌・書籍・開発品扱いの集計を始めた2014年は、3.6%増と成長ジャンルだったが、2015年4.9%減、2016年5.5%減と落ち込み、2017年は9.5%減とさらに大きく落ち込んだ」

 講談社、小学館、集英社はコミックでもっている。そのコミックの売り上げが大きく落ち込んできているというのは、ゆゆしき事態である。

 もはや出版界は「非常事態宣言」を発令してもいい。といっても事態を改善するいい知恵などあるわけもないだろうが。

 今や球界の盟主になったと「判断ミス」をしているのかもしれない日ハムだが、その日ハムのオーナーで、日ハム株式会社の社長だった末沢寿一氏(63)が1月29日付で突然社長を辞任した。

 会社発表は「一身上の都合」で、社員にも詳しいことは知らされなかったが、新潮によると、昨年10月に欧州旅行に出かけるとき、羽田空港内の航空会社のVIPラウンジで、とんでもないセクハラをしていたのが、辞任の理由だというのである。

 ラウンジにいる女性アテンダントに、「この後、彼氏とデートするのかな?」「彼氏とするときは制服でするの?」、一行の一人から「(末沢)社長がシャワーを浴びているから、社長の体、洗ってあげてよ」。

 当然、航空会社側は、上客といえど、こうした行為を黙認するわけにはいかない。日ハムを訪れて報告し、内部調査が行われ、事実だったことがわかり、めでたく末沢と執行役員はクビになったというのだ。

 この記事が出てから、大手メディアは後追いをしている。

 今週の1位もこれで仕方ないだろう。

 ようやく2月15日発売の文春と新潮が、秋篠宮眞子さんの「結婚延期」について報じた。

 新潮は、先週、12日が祝日のため水曜日発売にしたから、これについての報道は間に合わなかった。

 だが、文春は平常通りの木曜日発売だから、締め切りは6日、火曜日の夕方であろう。文春が今号で報じているように、結婚延期を宮内庁が発表したのは6日の4時半である。

「その直前から宮内庁記者クラブは騒然としていた」(文春)のだから、なぜ、締め切りを半日延ばして差し替えなかったのであろう。

 私の経験を話そう。締め切りになった記事を、印刷所と掛け合い、輪転機を止めて差し替えたことが覚えているだけで2回ある。

 1回はフライデーの巻頭の記事。ゴルバチョフ大統領(当時)来日が直前で中止になった時だった。

 2回目は、田中角栄元総理が亡くなった時。これは金曜日の昼だったので、刷り上がった週刊現代をトラックに積む寸前、できる分だけでいいからと印刷所に頼み込んだ。時間的に記事を差し替えるわけにはいかなかったので、1ページ広告を2本外して、1時間で書き上げた原稿を入れ込んだ。そのために、2ページ見開きにはできず、1ページずつ飛び飛びだったが。

 今は力関係が違うといわれれば頷くしかないが、文春の場合、数時間遅らせばできたはずだ。そんな無理をするより、間に合わなければデジタル版に載せればいいと考えたのだろうか。そうした考えが紙の部数を落としてしまう要因ではないのかと危惧する。

 さて本題へ移ろう。両誌のこの件についてのニュアンスが違うのも読みどころである。新潮は「『眞子さま』サヨナラの胸の内」というタイトルから分かるように、この結婚は「破談」になると見る。

 文春は、読む限り、そこまで断定はしていない。文春から見てみよう。

 冒頭、昨年12月初旬、神奈川県葉山町にある人気フランス料理店「ラ・マーレ」で、仲良く食事を取る眞子さんと小室圭さんの姿があったと書き始める。

 だが、その日以来、2人のデート姿は確認されていないという。文春は、圭さんの母親の「金銭トラブル」を最初に報じたのは週刊女性(以下、週女)だったと書いている。だが新潮は「金銭トラブルがあるという内容の記事を女性誌が掲載」と、誌名を出していない。

 新聞がよく「一部週刊誌の報道によれば」と書くのを批判しているのに、どうしたことだろうか?

 文春によれば、週女報道直後、小室さんが極秘で宮内庁を訪問。「日本テレビの報道によれば、小室さんは昨年から今年にかけて合計六回も秋篠宮邸を訪れた」(同)という。

 さらに1月下旬に宮内庁担当記者たちと宮内庁幹部との懇親会が開かれ、山本長官も来ていて、「この日も思わず『小室さん大丈夫かな』と漏らしていました」(宮内庁担当記者)。

 だとしたら、なぜ、記者たちは長官に、その真意を問いたださなかったのか。私には不思議である。

 よく、皇室から出て行かれる女性の相手の調査を宮内庁はあまりやらないと報じられていたが、文春によれば、そうではないようだ。

 婚約報道が出た後、小室さんの住む横浜市内の自宅周辺を、宮内庁の職員が個別訪問して、「小室圭さんはどんな人か」「トラブルはないか」などと聞いて回っていたと、住民が証言している。

 だが、これも“徹底的”ではなかったため、小室圭さんの母親と以前、婚約していて、後日、金銭トラブルになっている男性X氏は、仕事に出ていたため留守で、職員は訪問していないそうだ。

 また、天皇皇后や秋篠宮夫妻の動きも活発になっていた。1月中旬、秋篠宮夫妻が夜、天皇皇后と面会していたそうだ。

 ある宮内庁OBにいわせると、こういう時に天皇は意見を積極的にいうことはなく、「今回の延期は、紀子さまが美智子さまにご相談になって決められたのではないか」と話している。

 だが、眞子さんの結婚の意思は変わっていないという。2人で出したとされる「文書」は眞子さん自身が書いたもので、中に「両陛下は、私たちの気持ちを尊重してくださいました」とある。実は、眞子さんと天皇の間には「ホットラインがある」(宮内庁関係者)そうで、「天皇陛下の『ご裁可』と眞子さまの『お気持ち』を尊重した結果、出てきた案が今回の『日程の変更』だ」と文春は見る。宮内庁担当記者にもこういわせている。

「宮内庁のバタバタぶりから婚約解消とばかり思っていました。延期とはウルトラCです」

 小室圭さんは勤めている法律事務所へ「お互い忙しくて延期になりました」と連絡しているという。

 新潮は違う視点だ。いくつか見てみよう。

「眞子さまが『将来の設計図を描けない』と述べられているわけで、つまりは“取り止め”を示唆しています」(宮内庁関係者)

「眞子さまのお受けになった衝撃は察するに余りあり、周囲では『まるで結婚詐欺に遭ったようなものだ』などと、強い言い回しで嘆く者もいるほどです」(秋篠宮家の関係者)

「紀子さまは小室さんのことをただの一度もお褒めになったことがなかったからです。それだけでも異常事態」(宮内庁関係者)

「宮内庁側としては、小室さん側から辞退を申し出てくれる方向に持っていくのが理想ですが、その通りにならない場合、専門家を交えて話し合うケースも想定しなければなりません」(宮内庁関係者)

 破談やむなしという書き方である。今週の週女も、眞子さんが、こんな大事なことを自分になぜ話してくれなかったのかと、圭さんへの不信感を露わにしていると報じている。

「家庭内は“この件をなぜ知らせなかったのか”という雰囲気が漂い、ピリピリしています。眞子さまは、圭さんの抱えるトラブルを知らなかったことに責任を感じてしまい、自室にこもりがちになり、食欲も減退されてしまいました」(秋篠宮家の関係者)

 こちらも破局へ向かうと見ている。

 先日会った日刊ゲンダイの幹部氏は、眞子と小室が別れるのは既定路線だと、にべもない。

 メディアの多くは破談になると見ている。だが、この件にはまだ解明されなければいけない「不透明」な疑問点がいくつかある。

 X氏が圭さんの母親にカネを返してくれと手紙を書いたのは13年8月だそうだ。その後、あのカネは贈与だと母親側は主張し、婚約を一方的に破棄されたことで精神的に傷を負ったという文面をX氏に突きつけたという。

 それがいつかはわからないが、なぜ今頃になってX氏は週刊誌に話したのだろうか。なぜ息子思いの母親が、婚約前に、このトラブルを解消しておかなかったのか。

 X氏は、ジャガーに乗るほどカネがあったのに、なぜ、400万円ほどのカネにも困るほど困窮してしまったのか。

 現代は眞子さんの婚約相手である小室圭さんの母親・佳代さんの元婚約者A氏(60)のインタビューを掲載している。

 A氏は「私の主張は一貫しています。佳代さんに、貸したおカネは返してもらいたい。ただ、それだけです」と、素っ気ない。

 2年間続いた婚約を解消したのは12年の9月。翌年「おカネを返して」と手紙を送り、その年の秋、彼の自宅に佳代さんと「圭さん」が来て、弁護士と相談したという手紙をA氏に渡したという。

 内容は昨日書いたように、おカネは贈与であり、婚約を一方的に破棄されたため、精神的な傷を負ったというものだが、A氏の名前が間違っているし、ワープロ打ちで誤字も多く、サインは手書き。現代も「いささか常識を欠いた印象を受ける」と書いている。

 A氏は、佳代さんとは1回手をつないだことがあるだけで、キスすらしていないと語っている。彼は「私は単なる踏み台だったのでしょう」と自嘲しているが、佳代さんと圭さんにとっては「都合のいいATM」だったのだろうか。

 現代は、安倍首相がこの件について「自分たちでまいたタネでしょう」と冷たい態度だと報じている。それは、次期宮内庁長官といわれる西村泰彦次長、加地隆治宮務主管など、警察庁出身者で固めたにもかかわらず、小室家の「身体検査」も満足にできず、秋篠宮家といい関係もつくれなかったことへの苛立ちがあるようだ。

 実は、女性セブンに、これが事実だったらこの結婚は完全に破たんしたと思うしかない記述があるので、紹介しよう。

 昨年末と年明けに、佳代さんが一人で秋篠宮家を訪れていたが、そこで紀子さんと佳代さんとの間に決定的な亀裂が生じた「佳代さんのひと言」があったというのだ。

「その場で佳代さんが、“騒動を納めるためにも皇室でお金をサポートしてもらえないか”という要求を宮内庁側にしたというんです」(宮内庁関係者)

 紀子さんたちと話し合っていたのだから、要求したとすれば秋篠宮家に対してだと思うが、それは置いておくとして、事実ならばこの母親は眞子さんの義母にふさわしくないこと、いうまでもない。

 ここは週刊誌が得意の「小室圭さんの母親が激白」をぜひスクープして、一部始終を語ってもらいたいものだ。

【巻末付録】

 ポストから。相も変わらずだが、西田幸樹の「なをん」。これだけで100円分の価値はある。いつも可愛い裸をありがとう。だが、ページを開くといきなりおっぱいポロリの女の子というのは、いかがなものか。

 後半に持ってきた方がいいのではないか。電車で開いたとき慌てる。

 後半は写真家・関口照生が撮った「女優・アイドルの時代」。カミさんの竹下景子などあるがヘア・ヌードはなし。

 袋とじは「世界で一番美しい体位の図鑑」。「奇跡の46歳、美しき全裸 中川祐子」「堀江しのぶ 永遠に輝く」。体位についてひと言。こんな姿勢を取ったら脊柱管狭窄症が余計に悪化してしまうがな。

 現代にいこう。袋とじは「霊長史上、最高のカラダを見よ! Iカップ・アイドル あさいあみ 圧巻のヘア・ヌード」「板野友美 誘惑のランジェリー」「木内あきら 完熟ヒップを撮り下ろし!」「山崎真実 乱れる女」。

 また袋とじで「一度きりの完全フルヌードを掲載 坂口良子」。この中ではやはり坂口良子か。乳首も、お尻も、ヘアも見える見える。ということで、今週は質量ともに現代の勝ち。
(文=元木昌彦)

小室圭さん・秋篠宮眞子さまの破局は既定路線? “2年後”の意味は「辞退を待つかたちで……」

今週の注目記事・第1位
「結婚延期の文言に隠された“本当の意味”」(「週刊女性」2/27号)

同・第2位
「貴乃花答える!」(「週刊文春」2/15号)

同・第3位
「小泉今日子独占告白、豊原功補と3年不倫&熱愛全史-キョンキョンの素顔」(「フライデー」2/23号)

同・第4位
「逃げきれないぞ! 佐川国税庁長官」(「サンデー毎日」2/25号)

同・第5位
「理事選直前、小野川親方『大人のおもちゃを買って愛人と不倫密会』」(「フライデー」2/23号)

同・第6位
「茨城妻子6人殺害獄中告白-自分だけ死のうか、みんななくしちゃおうか」(「週刊文春」2/15号)

同・第7位
「西武・今井達也クンが煙草とパチンコに耽った夜」(「週刊文春」2/15号)

同・第8位
「平昌五輪雪原のROE」(「週刊新潮」2/15号)

同・第9位
「地元支持者も嗤う『茂木大臣』の虚偽答弁-政権が火消しに走った買収線香」(「週刊新潮」2/15号)

同・第10位
「『江本孟紀』球界への遺言-<闘病手記>スキルス胃がんにも達観」(「週刊新潮」2/15号)

同・第11位
「誤嚥性肺炎は食べながら治す-絶食はダメ、9割は食べた方がよくなる」(「週刊文春」2/15号)

同・第12位
「チレント地域で見つけた長寿の秘密/『健康長寿』最後の決め手はオシャレ」(「週刊新潮」2/15号)

 今週は現代とポストが合併号だったので、お休み。今週の話題は、なんといっても秋篠宮眞子さんの結婚延期発表であろう。

 不思議なことに、新潮は水曜日発売だから間に合わないが、文春は平常の木曜日発売なのに、このニュースに触れていない。

 無理すれば入れられたと思うが、情報に敏感な文春がなぜと思わざるを得ない。このところの不倫報道批判で、編集長がやる気を失っているのでないといいのだが。

 早速いこう。新潮がイタリアの長寿村の第2弾をやっている。

 先週も触れたが、世界の長寿地域には共通項があるという。日常的に体を動かす。生きがいがある。ストレスが少ない。腹八分目に抑える。野菜中心の食生活。赤ワインなど適量のお酒をたしなむ。社会的グループに参加している。宗教活動に参加する。家族間の絆が深い。

 これはアメリカの長寿研究家・ダン・ベットナー氏が挙げているものだ。

 私は、ストレスはない。野菜中心ではないが多く食べている方である。お酒はたしなむ程度ではなく、飲み過ぎる傾向にある。

 生きがいはないこともない。腹八分目が難しい。無宗教である。家族間、ことにカミさんとの絆は極めて浅い。

 それでも72まで生きてきたのだから良しとするか。

 新潮によれば、その上、オシャレに気を使う人は長生きだという。それはそうだろう。いくつになっても身ぎれいにするというのは、元気で、外へ出かける機会がないとならない。

 今年の始めから脊柱管狭窄症で、足の激痛があり、歩行も困難になっていた時は、オシャレもクソもあったものではなかった。

 ようやく春ですね~。オシャレをして千ベロ居酒屋へでも行きますか。

 最近、誤嚥性肺炎の記事が多い。新潮がだいぶ前にやって部数がよかったという。今週は文春がやっている。

 こうした記事に、少し前は関心がなかった。今はなんとなく読んでしまう。年をとったのだろう。

 誤嚥性肺炎にならないためには、寝ている時、唾液が誤嚥して肺に入らないようにすることである。

 そのためには、座布団ぐらいの枕を用意して、上半身を15~20度ぐらいに起こして寝るといいという。

 それから大事なのは口腔ケアだ。歯と歯の間の歯間、舌、口蓋(口の天井部分)をきれいにする。

 食べるときは、下45度に顔を向けながら、安定した姿勢で食べる。

 私はカミさんから「犬食い」だといわれるから、このままでいいのだろうか。ご同輩、肺炎の多くは誤嚥性肺炎だ。お気をつけあれ。

 新潮によれば、エモやんこと江本孟紀(70)がスキルス性の胃がんだそうだ。

 手術をして全摘されたが、あれこれ考えずに、再発するまでは好きなことをやると文春でいっている。

 旨いものを食って、いい景色を見ておこう。好きなハーレーダビッドソンでアメリカ大陸横断をやりたいと、意気軒昂である。

 野球も辛口を止めない。大谷の二刀流は明らかに失敗だという。エモやんの批評に、大谷はどう答えるのか、日本ではなく、アメリカのプロ野球の開幕が待ち遠しい。

 新潮の茂木経済再生相の「買収線香」問題は、新潮によれば、二階幹事長も「茂木の線香? そんなの問題あるに決まってるだろ」といったという。

 茂木の事務所関係者も「政党支部が配っているなんて茂木の弁明は嘘。国会では本人による配布を否定しましたが、それも嘘です」

 安倍政権は茂木の疑惑の火消しに奔走したが、安倍首相本人が、モリカケ問題で、ウソをつきどおしなわけだから、上がやっているんだから、俺たちも「否定し続ければ本当になる」と考えてもおかしくはない。

 嘘つきは……は死語なんだろうな。

 さて、平昌五輪が始まった。開会式のNHKの視聴率はいいらしいが、すこぶる評判が悪いのは寒すぎることだ。マイナス20度にもなるのでは、野外では競技どころではないのではないか。

 今回一番の注目は、フィギュアスケートの羽生結弦と、スキージャンプの高梨沙羅だろう。

 羽生は11月に練習で4回転ルッツを跳ぼうとして転倒した。右足関節外側靭帯損傷というケガで全治3~4週間といわれていた。

 だが回復は遅れ、リハビリは90日以上になり、マスコミは完全シャットアウトだったと新潮が報じている。

 本格的な練習を始めたのは1月上旬。団体戦を欠場して個人戦だけに出るというのも、ケガの具合が心配で、ぶっつけ本番の個人戦しかできないのであろう。

 だが、新潮は「ケガの具合を伏せ続け、ライバル選手を疑心暗鬼に陥れる心理作戦も加わった。66年ぶりの2連覇達成の公算は大か」と結ぶ。

 そういえば、羽生のコーチも、テレビの取材でやけに明るかったな。

 心配されていた高梨沙羅は、フィンランドで調整するはずが天候不良のためまともな練習ができず、ルーマニアW杯も雪不足で中止、その上11戦連続未勝利と、五輪雪辱は難しい状況といわれていたらしい。

 だが結果は3位と、よくがんばった。本人が一番ほっとしているだろうな。

 いつも五輪前には、メダルがいくつ取れるかとメディアは騒ぐが、その通りになったことはない。

 今回は、小平奈緒と羽生が取れなければ金はゼロになるだろう。羽生は心配だ。

 文春のグラビアに、西武の今井達也がたばこをくわえてパチスロをする姿が載っている。

 一昨年ドラフト1位で入団したにもかかわらず、右肩を痛めて戦線を離脱している。

 弱冠19歳。たばこはいかんわな。球団は5月まで対外試合出場停止という「厳しい」処分を発表した。

 馬鹿は……も死語だろうか。

 お次は文春。茨城で妻子6人を殺害して放火した小松博文(33)が、獄中告白している。

 小松と妻の恵さんが出会ったのは8年前。病院で働いていた恵さんは、小松から声をかけられて知り合い、小松は恵さんのアパートに転がり込む。

 彼女は離婚していて、当時3歳の子どもがいた。3カ月後に妊娠がわかり、出産。その2年後、さらにその2年後には双子が生まれる。

 彼女が病院の事務職で働くだけでは家計を支えられない。小松は建設業や除染作業員などをやるが、どれも長続きしない。

 仕方なく恵さんはスナックで働き始める。しかし、それからお決まりの、妻に男ができるのだ。

 携帯電話を調べ、男の存在を知る。それから妻の後を追って男のアパートを突き止める。

 その男と対決するのだが、男が暴力団関係者のようなことをいったというので、帰ってしまう。

 恵さんは、件の男に結婚していて子どももいることを打ち明けている。だが、2人とも、体の関係はないといっている。

 一度は、その男と縁を切るなら離婚に応じると、小松は同意した。だが恵さんの心はその男から離れない。

 そうやって、小松は疑心暗鬼になり、ついには、自殺しようか、「みんななくしちゃおうか」踏ん切りがつかない。

 再び話し合いがされ、ついには離婚届けを出すという結論が出た日の前日、凶器を買いそろえて、早朝、凶行に及ぶのだ。

 恵さんを刺すシーンは、読んでいてこちらも震えがくる。

「自分の心臓の音が近所に聞こえるんじゃないかと思うくらい大きかった。身体がこんなに震えるのかと思うくらい激しく震えた。寝ている妻に近づいて、布団の上から一刺し……しました。その時、妻が長女の名前を呼んだんです。『ムー』って。その声を聞いて余計に焦った。無我夢中で刺した……それから長女の方に向かって行き」

 子どもを刺した記憶はないという。やったには違いないが、すっぽり抜け落ちているというのである。

 それでも「死刑は恐ろしい」という。こんな男を死刑にしても、恵さんや子どもたちが生き返るわけではないのだが。

 フライデーに小野川親方(35・元幕内北太樹)が、彼女とホテルへしけこむ前に、六本木の「ドン・キホーテ」で、大人のおもちゃを買っていたという、バカバカしいけどおかしい記事が出ている。

 だけどフライデーもよくこんなところを撮ったね。ホテルまで追って、2人が入るところを撮っているから、情報があったのだろう。

 この聞いたこともない元力士も、理事選では一票持っているんだ。町田市で豆まきのイベントを終えた小野川に直撃している。

 浮気ではない、英語の先生と勉強していたのだといい張る。だが、ちなみに「ドンキ」で何を買ったのかと聞かれ、

「その時使う物かどうかは、また別じゃないですか。そそそそ、そうだから。それじゃ」

 そりゃ慌てるわな。英語で大人のオモチャってAdult toysっていうのかな。小野川さん、教えて!

 さて国会が始まって、またまた森友問題について厳しい質問が野党から飛んでいる。

 さらに、森友学園への土地払い下げ問題で、虚偽答弁をくりかえし行った佐川宣寿前財務相理財局長が国税庁長官に出世したことで、野党から批判が続出している。

 朝日新聞DIGITAL(2月13日12時51分)によると、

「長妻昭氏(立憲民主)は、16日から始まる確定申告に支障がないかを問題視。『(佐川氏は)自分は逃げ回って、国民は確定申告に来い(と言う)。道理が通るか』とただした。
 麻生太郎財務相は『現時点で特段の支障が生じているわけではない』と強調しつつ、『明日から起きるかもという話だが、当然そういうことも起きることは十分ありうる』。さらに『苦情が起きるんじゃないかとおっしゃったので、そういうことも起きるかもしらんということだ』と述べた」

 サンデー毎日は、安倍首相のこの問題に対する答弁は、籠池被告の些末な発言を取り上げ、言外に「籠池はウソつきだ」と匂わせる、籠池発言を事実だとして政権を批判した野党への逆恨み、朝日新聞を中心とした報道への批判、聞かれたことをはぐらかす、ヤジに過剰に反応するなど、この問題に真摯に応えようという姿勢がないと批判している。

 この問題はまだまだ追及する必要があること、いうまでもない。

 朝日新聞も、もっと元気を出して、追及する材料を報じ、安倍のウソで固めた森友、加計学園問題で安倍を追い詰めてほしいものだ。

 小泉今日子が豊原功補との3年不倫を告白して話題になっている。フライデーがその小泉の「独占告白」をやっている。

 小泉は長年いたバーニングプロから独立し、「明後日」という面白い名の個人事務所を立ち上げた。

 それと同時に豊原との「不倫関係」も明らかにしたのだが、本人は「スッキリは全然、していません」といっている。

 それは「自分の真意が伝わらない」ことにあるというのだ。豊原との仲は、フライデーが報じた。以来、「豊原は離婚している」という情報がインターネット上で流布し、「(豊原の)ご家族の存在が伏せられた形になってしまった」。だが、優秀なメディアの皆さんが、豊原に妻子があるのだから結婚できないことをわからないはずはないのに、「もうすぐ結婚か」という記事がチョコチョコ出てしまう。

 豊原の家族の存在をスルーしてしまったことが、ずっと気になっていたという。

 フライデーで報じられた時、バーニングはコメントを出さなかった。他のメディアも、周防郁雄というドンがいるプロダクションを「恐れて」、後を追うところはほとんどなかった。

「あの時、いまと同じような(各メディアに不倫と報じられる)結果になっていれば、色んなことの未来につながっていたんだろうという気がしていて、それは私の中で後悔しているところです」

 小泉にとって、豊原は再婚相手というよりも「力強い仲間」だという。

 だが、こうしたことを公言すると、CMの依頼は来ない、民放のドラマ出演も難しい、豊原の妻から訴えられることもあるかもしれないと、広告代理店テレビ局担当なる人間がしたり顔で話している。

 小泉はそんなこと気にしはしない。バーニングの周防郁雄氏に唯一ものをいえる人間であり、自分はこう生きていくというどしょっぽねがドーンと座っている女である。

 これからがさらに楽しみな女優だ。

 貴乃花がようやく口を開いた。2月7日、テレビ朝日の特番で、山本晋也氏(何で山本なのだろう)のロング・インタビューを受けた。

 今日発売の文春でも貴乃花のインタビューをやっている。テレ朝のほうは理事選の前と後、2回インタビューしたそうだが、文春は、理事選に「落選」した翌日。

 テレ朝では、理事選で2票しか入らなかったがと聞かれ、サバサバした表情で「見事に落ちました。でも無風ではなく選挙になっただけでも、意味があった」と答えていた。

 どちらもほぼ同じ内容だから、文春を引用させてもらうが、貴乃花のいいたいことは以下のことに尽きる。

「(貴ノ岩を=筆者注)殴った、殴らないといった、相撲界ではよくある話――で済まされる事態ではなかったんです。土俵ではなく酒の席で、凶器も使われ、一人が重傷を負わされたんです。(中略)後々、暴行の様子が分かってくると怒りに震えました。あいつらそこまでやったか、よくもオレの子に手を出してくれたな、あげくに、それをよくも躾のためだと言えたもんだな、と」

 この暴力行為は内々で解決するようなものではない。それはうちの部屋だ、モンゴル人だからではなく、それぞれに師匠がいることだし、相撲界全体が向き合わなければいけない問題だと熱を込めて話す。

「なのに、被害者の貴ノ岩にも非があるように言われてしまった。やられた方も悪者にするって、考えたら恐ろしいことですよ」(貴乃花)

 それに続けて貴乃花は、「相撲協会のあるべき姿とは、人を大事にすることです。それが相撲界の未来を左右するんです」と語る。

 耳触りのいい抽象的な表現だが、人を大事にする相撲界にするんだ、という主張に反対する人間はいないだろう。

 相撲界に根強くある、弟子を「可愛がる」ためという屁理屈をつけた暴力やいじめを、どうしたらなくせるのか、私だったらもっと突っ込んで、具体的にいってくれというのだが、山本監督も文春も聞いてはいない。

 テレビでは、今の相撲協会を飛び出て独立するようなことをほのめかしていたが、文春では、「ゆくゆくは大相撲全体が一つの一門になるのが理想です」と、やや違ったいい方をしている。

 テレビと文春を読んで、貴乃花のいい分にも一理あるのはよくわかる。だが、協会側と対立している貴ノ岩のケガの程度(貴乃花は重傷だといっている)、殴打事件の発端になった貴ノ岩の「俺たちの時代だ」発言(貴乃花は「貴ノ岩はそんなことは全くいっていない」としている)などはいまだ「藪の中」である。

 両者のいい分を聞き、当夜の関係者たちを取材して、なぜあのような暴力事件が起きたのかを解き明かしてくれるノンフィクション・ライターが出て来てほしいものだ。

 土俵以外での暴力は許さないという貴乃花だが、週刊朝日(2/16号)に気になる記事が出ていた。

 貴乃花部屋にいた元幕下・貴斗志が、14年に貴乃花親方に引退届を出されたことを不服として、地位確認などを求めての控訴審裁判(一審は原告の敗訴)でのこと。

 原告側から出された元力士で貴乃花の付き人をしていたA氏の陳述書の中に、「師匠からひどい暴行を受けたことがある」と語っているというのだ。

 14年の九州場所で、貴乃花から紋付き袴のアイロンがけを頼まれた。だがチャンコなどの準備で忙しかったA氏は、それを同期の力士に頼んだところ、その人間が忘れてしまったそうだ。貴乃花にそのことを報告し、詫びたが、「師匠は私の胸ぐらをつかみ、まず平手で10発ぐらい往復ビンタし、その後、こぶしで私の顔面を10発以上殴りました」(A氏)。

 またA氏は、貴ノ岩からも暴行を受けたと証言しているそうだ。貴ノ岩については、引退したB氏も証言調書で、エアガンで後輩力士を撃ってふざけていたこと、後輩力士のみぞおちに何度も「ブルース・リーパンチ」を打ち込んだと話しているという。

 貴乃花側に取材を申し込むと、代理人の弁護士から「事実無根」だと回答があり、こんな事実無根の話を報道しないよう、「慎重にご対応されることを要望いたします」と念押ししたそうだ。

 A氏は、2度目の取材は断ったが、B氏は「法廷で証言したことはすべて本当です」といい、「師匠はアップダウンの激しい人。ニコニコしているのはアップの時だが、ダウンの時は部屋の力士、景子夫人にしか見せない別の顔がある」と語っている。

 朝日はなぜか2ページしかやっていないが、文春、新潮だったら巻頭でやってくる話ではないのか。貴乃花はこの「疑惑」についてもきちっと語るべきであろう。

 ところで、いわんこっちゃない。株が大暴落している。週刊誌業界には「予測したことと反対のことが起こる」というジンクスがある。

 現代は、先週号でカリスマ・エコノミストなる者が「日本株は10万超え」といい、今週は「3万円までは強気で大丈夫か」と書いた。「か」はついてはいるが、「2020年の東京五輪を迎えるころにはバブル以来の3万円台に突入する、という楽観論が大勢を占める」としている。

 トランプは大幅減税と積極的インフラ投資を約束しているのに、NYダウ平均株価は6日、史上最大の下げ幅を記録した。日本の日経平均も大幅に下落し、世界中へ波及している。

 首相官邸には株価が分かるボードが据えられているという。安倍はそれを見て青ざめたことだろう。

 今週の第1位は、秋篠宮眞子さんと小室圭さんとの結婚が延期されたきっかけを作った週刊女性に挙げたい。これこそ週刊誌だ!

 2月6日に、秋篠宮家の眞子さんと小室圭さんの結婚式が延期になったと宮内庁が発表した。さらにお二人の「お気持ち」を公表した中に、

「現在予定している秋の結婚までに行う諸行事や結婚後の生活について、充分な準備を行う時間的余裕がないことを認識するようになりました」

「再来年に延期し、充分な時間をとって必要な準備を行うのが適切であるとの判断に至りました」

 という文言があり、さまざまな憶測を呼んでいる。

 記者たちが、延期は、週刊誌の「小室さんの母親の金銭トラブル」報道の影響かと尋ねると、それはないと宮内庁側は答えている。

 だが、結婚式は11月だから、時間的にはまだ余裕があるはずだ。再来年まで延ばせば、「永すぎた春」になるかもしれないと心配になる。

「眞子さま婚約破棄」という大見出しが、スポーツ紙や週刊誌に載る日が来るのではないか。

 祝福ムードが一転、もやもやした暗雲が垂れ込めてきたようである。

 小室圭さんの母親の金銭トラブルを、最初に報じたのは週刊女性(以下週女)の12月11日発売の号だった。

 タイトルは「秋篠宮家はご存知か! 眞子さまの婚約者・小室圭さん母『400万円』借金トラブル」。

 佳代さんが家を出るときの写真を掲載し、圭さんのICUの授業料や留学費用、生活費だといわれ、男性側が振り込んだ明細(友人提供)まで載せている。

 だが、元婚約者という男性は、借用書をもらっていないから、裁判を起こしても「贈与と認識していたのではないかと推認されてしまう可能性が高い」ため、取り戻すことは難しいと、同誌で天辰悠弁護士が語っている。

 この時はさほど話題にはならなかった。この後追いで、新潮と文春が報じたことで火が点いた。

 先週のこの欄でも紹介したが、新潮は「いわば広義の『援助交際』といったところか」とまで書いた。

 さらに、息子の圭さんがアメリカに留学するとき、母親が、ホームレスが多いから近づくな、結核がうつると注意していたことまで暴露された。間の悪いことに、結核予防に取り組む公益財団法人「結核予防会」の総裁は秋篠宮紀子さんなのだ。

 以前にも触れたと思うが、美智子皇后は雑誌、それも週刊誌をよく読んでいるといわれる。

 週女は先週号でも、母親の佳代さん(51)の件で小室圭さんが、年末年始に極秘で宮内庁から呼び出されていたと報じている。

「美智子さまは、皇室記事をほとんどチェックしていて、今回の借金トラブルにも憂慮されているようです」(皇室ジャーナリスト)

 こうした報道が出る中、小室圭さんが秋篠宮に、「この件はまったく知らなかった。直接説明したい」と申し出たという。

「しかし、秋篠宮さまは申し出に対して“結構です”と、はっきり断られたんです。その際の秋篠宮さまは、圭さんのことを信用しているから断ったというご様子では、なかったそうです」(宮内庁関係者)

 圭さんは留学から帰ってきたとき、その男性のところへ「ありがとうございました」と直接伝えているそうだから、知らなかったというのは無理があるようだ。

 週女は、この件にかなり詳しい情報源を宮内庁に持っていると見える。週女が発売された日と同じ6日に、宮内庁は結婚式の延期を発表している。

 なぜ、こうしたトラブルを、大事な息子のはれの日の前に解決しておかなかったのだろう。もらったものだから返すいわれはない。それはそうかもしれないが、皇室というところはこうした男女間の醜聞を嫌がるところだと思う。

 嫌ないい方になるが、この報道が出てから、小室圭という人物を見る目が少しだけ変わってきた。

 朴訥で優しい男の子から、若いのにそれなりの苦労をしてきた若者なんだなと。そうした男性のほうが、世間を知らない眞子さんにはいいのではないか。そうも思っているのだが。

 女性セブン(2/22号)は、文春と新潮が圭さんの母親の金銭トラブルを報じる前の1月20日に、紀子さんと眞子さんが極秘で皇居へ行っていたと報じている。

 さらにセブンで「小室家のスキャンダルがさく裂した背景は、明らかに一部の勢力の思惑が働いています。結婚延期という急展開は、その筋書きに導かれる形で現実になったんです」と皇室ジャーナリストが語っている。

 記事の中で、その勢力についての説明はないが、美智子皇后が、雅子さんや紀子さんを誹謗するような記事が出ると、それをフォローするために、厳寒の夜でも、赤坂御所などへ出かけていると報じている。

 現在の皇室内の様々な問題に対処しているのは美智子皇后ご自身だというのである。そうなると、眞子さんの結婚延期も、美智子皇后の一存で決まったのだろうか。まだまだこの問題、一転、二転あるような気がする。

 先週会った日刊ゲンダイの幹部氏は、あっさり、眞子と小室が別れるのは既定路線だといった。

 にべもない。だが、そうなったとき、眞子さんの心痛いかばかりであろう。

 今週の週女は、続報として、眞子さんが、こんな大事なことを自分になぜ話してくれなかったのかと、圭さんへの不信感を露わにしていると報じている。

「正式婚約の前にこんな重大な事実を話さなかった圭さんに対して、眞子さまは“なぜ話してくれなかったの”と圭さんを怒るとともに、そうとうなショックを受けておられました。
 家庭内は“この件をなぜ知らせなかったのか”という雰囲気が漂い、ピリピリしています。眞子さまは、圭さんの抱えるトラブルを知らなかったことに責任を感じてしまい、自室にこもりがちになり、食欲も減退されてしまいました」(秋篠宮家の関係者)

 結婚延期は、圭さん本人への信用を失墜させてしまったためではないかと、推測している。

 だが、天皇が了承している事案を簡単にひっくり返すわけにもいかない。

「再来年としたのは、小室さん側に対する配慮を含めた表現だったのだと思います。(中略)
 小室さん側からの“辞退”を待つかたちでいったん、2年後に結婚するという発表にしたのではないでしょうか」(宮内庁幹部)

 覆水盆に返らず。もし破談になれば、眞子さんの受けるショックも大きいだろうが、小室さん側も、これだけ世に知られてしまったため、生きていくのは大変であろう。

 次の新潮、文春の続報がどのようなものになるのか、注目したい。
(文=元木昌彦)

相撲協会と全面抗争へ! 貴乃花が見せる“気持ち悪い笑い”の正体とは……?

今週の注目記事・1
「霞が関を紀子妃に走らせた『美智子皇后』の『雅子妃』諦念」(「週刊新潮」2/8号)
「<秋篠宮家>紀子さまと眞子さまの正念場-宮内庁長官も表情を強張らせ」(「週刊文春」2/8号)

同・2
「理事選緊迫<貴乃花潰し>の急先鋒、春日野親方『暴力』と八百長」(「週刊文春」2/8号)

同・3
「貴乃花を座敷牢に放り込め!八角の激烈報復で始まる相撲協会血の60日抗争」(「週刊ポスト」2/16・23号)

同・4
「子供や孫に教えてあげたい『普通に幸せ』な会社50」(「週刊現代」2/17・24号)

同・5
「茂木大臣のウソを暴く買収線香『50人リスト』」(「週刊新潮」2/8号)

同・6
「<コインチェック>580億円消失、27歳社長出川CMとパパ活疑惑」(「週刊文春」2/8号)
「なぜか安泰『27歳社長』の現預金460億円」(「週刊新潮」2/8号)

同・7
「佐川国税庁長官が約束された華麗なる天下りライフ」(「週刊文春」2/8号)

同・8
「被害女性が怒りの告発!<廃業寸前>大砂嵐の『ウソまみれ不倫』」(「フライデー」2/16号)

同・9
「はれのひ篠崎社長を待つ<自業自得の嵐>-ベンツもロレックスも失い逮捕へ」(「週刊文春」2/8号)

同・10
「長寿世界一のチレント地域に学ぶ/島根の10倍!100人に1人が百寿者」(「週刊新潮」2/8号)

同・11
「『進次郎坊やは安倍総理の言いなり』田中真紀子の砲弾炸裂」(「週刊新潮」2/8号)

同・12
「業界の『顔役』全実名/この人に頼めば大抵のことは丸く収まる」(「週刊現代」2/17・24号)

同・13
「何歳から始めるべきか? 最終結論/70歳へ繰り下げで1100万円得するほか」(「週刊ポスト」2/16・23号)

同・14
「その不動産いつ手放すのが正しいか/いまは日本最後の『土地バブル』」(「週刊現代」2/17・24号)

同・15
「<闘う政治家>野中広務、遺言は『宜野湾に骨を』」(「週刊文春」2/8号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 今週は現代とポストが合併号。来週の月曜日が休日のためだろうが、現代は480円、ポストは460円、この値段の差はどこにあるのだろう。

 それにしても、2週間売りにしては内容に厚みのないのが残念である。

 まあ、内容が薄いということでは、ほかの週刊誌も負けていないので、今週は順位なしでいく。

 野中広務といえば、ノンフィクション・ライターの松田賢弥氏を思い出す。彼は、小沢一郎批判をしていたこともあるのだろう、野中氏にかわいがられた。

 夜中に電話しても、うるさがられたが、聞いたことには答えてくれたという。野中についての本も出している。

 文春によれば、昨年10月初旬に都議会のドンといわれた内田茂氏との会食中に倒れ、その後、秘書との夕食後にも倒れて意識不明になったという。

 享年92。戦争体験から安保法制反対を公言するハト派だった。沖縄への思い入れは強く、「日本を守ってくれた沖縄に恩返しをしたい」と常々語り、「遺骨は宜野湾に散骨してくれ」といっていたという。

 昨日、名護市長選が行われ、自民、公明が推す新人が当選してしまった。この結果を知ったら、野中氏は何といっただろう。

 本土が狂い始めてきた。それが沖縄へと飛び火したのだろうか。

 現代の不動産の記事を読んでいて不思議に思った。東京西新宿にある「ザ・パークハウス西新宿タワー60」という高級タワマンが売り出したばかりなのに、もう売り物件が出て来ているという。

 それも40階、50階などの人気の高層階が売りに出されているというのである。

 私などは、だからどうしたと突っ込みを入れたくなる。2月5日付の朝日新聞ではさらに、老朽化した高層マンションの問題をこう書いている。

「いま急増している『老いた分譲マンション』問題だ。居住者も高齢になり、相続が大量に発生することも重なって、大規模修繕や建て替えなどに向けた『区分所有者の合意形成』という高いハードルが待っている。(中略)
 13年の住宅・土地統計調査によると、首都圏の築35年以上の『老いたマンション』の割合は、目黒区が36.8%と最も高く、中野区、千葉市と続く。3戸に1戸が『老いたマンション』になっていて、大都市部では耐用年数を超えたマンションの急増が深刻な都市問題になる可能性が高いのだ。
 古くなったマンションは解体するにも億単位のコストがかかり、調達は容易ではない。多くの世帯の合意形成には時間も手間もかかり、簡単には進まない。管理不能状態となり、いわば『スラム化』するマンションも現れている。
 野澤教授(東洋大学の野澤千絵教授/都市計画。講談社現代新書の『老いる家 崩れる街』で、こうした問題を提起している=筆者注)は『数十世帯のマンションでも大変なのに、タワーマンションは1千戸を超えるようなところもある。所得、世代、国籍なども多様で、投資目的で購入し住んでいない人もいれば、長く住もうという人もいる。現時点では何も問題がなくても、長期的にはタワーマンションの維持管理や解体、建て替えの合意形成は、とても難しい。現時点で一般的なマンションですら解決できていない分譲マンションの終末期問題を、将来世代に押しつけてしまいかねない。最終的にタワーマンションが老朽化したとき、誰が建て替えのコストを負担するかの「ババ抜き」になりかねない』と懸念する」

 都心のバカ高い高層マンションも値段が下がり始め、来年の消費税増税、東京五輪を前に、値崩れ必至だという。

 老朽化は心配だろうが、億ションを買える人間を心配してやることはないのではないか。その多くは投資のために買い込んでいるのだから、いい気味だと思わないでもない。

 こうした記事を、買って読みたいと思う読者は多くはないのではないか。いるとすれば、私のように物見遊山気分で買うか、当該のマンションを所有している人たちか。その数はそれほど多くはあるまい。

 ポストの巻頭記事といい、私には編集の意図がよくわからない。私が年をとったせいなのか、下流老人だからなのか。

 ポストの巻頭特集は「年金は65歳か70歳かで1100万円も違う」「退職金は一括か分割か」資産積み立てはiDeCoを50歳から使うと250万円も違う」などなど。

 申し訳ないが、私には、もはや遅すぎて、どれも役に立たない。これからはぜひ、高齢者になってからも役立つ「知識」を教えてほしいものだ。

 現代の「顔役」の記事も理解に苦しむ特集である。昔は児玉誉士夫、笹川良一、田岡一雄など、裏世界を牛耳る「ドン」というのがいた。

 ドンといわれる人間は、その裏に圧倒的な暴力装置もっている。

 昔、福田赳夫総理の金庫番といわれた大谷貴義という人物と親しく付き合ったことがあった。

 最初、なんの紹介もなしに彼の家の広い庭に入っていった。すると、数人の明らかにその筋とわかる人間に取り囲まれた。

 しどろもどろになって、大谷さんに会いたいというと、しばらくして好々爺みたいなおじさんが出て来て手招きをする。

 それが最初の出会いだが、なぜだかかわいがってくれ、私の結婚披露宴にも出てくれた。

 彼は表に出ないから、出席者はほどんど知らなかったが、知っている人間の間では「なぜ大谷が来ているんだ」と騒ぎになった。

 大谷さんの背景にも巨大な暴力装置があった。

 だが、今はそういう人間はほどんどいなくなってしまった。

 国税庁のドン、調剤業界のドン、映画業界の立役者、ヤメ検の後見人などといわれてもなあ。

 笹川堯元衆議院議員が「永田町最後のフィクサー」としてインタビューに答えているが、彼はおやじの笹川良一の威光があるだけで、失礼だがそれほどの大物ではない。

 もはや真のドンは死に絶えたのだ。こういう企画は成り立たない。

 さて、新潮によると、あの田中真紀子が、講演会で、今を時めく小泉進次郎を批判したという。

「小泉進次郎だか金次郎だかが次のスターだと言っているけど、あの子に何の実績があるんですか。
 坊や(進次郎氏)は、“原発の議論をしない国会運営はおかしい、共謀罪法案もおかしい。憲法改正ももっと時間をかけるべきだ”と言っていますが、“あんた、現役のバッジをつけているんだから(国会で)発言しなさい”と言いたい。だけど国会では黙っている。安倍さんの言うとおりに従っているだけじゃないですか」

 真紀子節はまだまだ死なずである。

 お次は新潮の長寿の秘訣特集。今回はイタリア。ナポリからだいぶ離れたティレニア海に面した町・アッチャローリ。人口500人ほどの小さな集落に、世界中から取材や調査団が来るという。

 ここはチレントと呼ばれる地域の一角だが、何しろチレントでは、平均寿命が女性が92歳、男性が85歳だそうだ。人口の2、3%が100歳を超えているという。

 マイワシやカタクチイワシ、それに野菜を食べる。長寿の秘訣はこうだ。

「食べすぎないこと。新鮮な魚や野菜、オリーブオイルやワインに恵まれていること。住民が家族のように仲がよく、ストレスがないこと。そして笑顔でコミュニケーションをとる人が多いこと」

 やはり、食事はほどほどにして、仲間といいコミュニケーションをとれることが、長寿につながるということのようである。

 昼に多めに食べて、夜少なくというのが、これが一番難しい。それとも、昼間から酒を飲んで、早めに寝てしまおうか。昼の酒は利くから安上がりでもある。悩むところだ。

 さて、1月26日に記者会見した「はれのひ」の篠崎洋一郎社長(55)だが、文春によれば、債務の額は約11億円にもなるそうである。

 すでにロレックスの腕時計もベンツも売却し、高級マンションも解約して自己破産の道しかないとも報じている。

 カラオケで井上陽水を歌うのが好きだったようだが、26歳年下の妻と幼子を抱えて、それどころではないようだ。

 自業自得とは、まさに彼のようなことをいうのだろう。

 大荒れ場外乱闘の相撲界だが、無免許運転で追突事故を起こし、「運転していた身重の妻の身代わりになった」などと意味不明なことを県警に話していた大砂嵐にはあきれ果てた。

 その大砂嵐に、離婚していると嘘をつかれ、関係を持ったという名古屋の女性が、フライデーで告白している。

 昨年7月末に、大砂嵐のインスタグラムをフォローしていたら、メッセージが来て、やり取りし、数日後に行われる愛知の巡業で会う約束をした。

 名古屋の水たばこバーの個室で口説かれ、その後、三重県津市の巡業のときに、彼女は呼び出され、ホテルで関係を持った。だが、九州場所に来いという申し出を仕事のために断ったら、連絡が来なくなったという。

 そうしているうちに、ニュースで大砂嵐にエジプト人の妻がいることがわかり、カッときてフライデーに垂れ込んだようだ。

 どうという話ではない。だがこの相撲取り、大獄親方にも、事故の件で心配をかけ、親方のほうが倒れてしまったという。

「結局、『誠実であれ』という私の言葉は、大砂には響いていなかったんだなと……残念です」(大獄親方)

 こんな男のいうことを真に受けて体を許してしまうとは、騙された彼女に人を見抜く力がなかったということだろう。

 佐川宣寿国税庁長官は可哀想な男だと思う。安倍首相の妻の昭恵が、森友学園の国有地払い下げで動いて、格安で払い下げてやったのに、そのことをバラされては困る安倍首相から、“虚偽答弁”を押し付けられ、その「論功」で国税庁長官になったが、いまだに記者から逃げ隠れしている。

 典型的な官僚根性の持ち主で、安倍からは愛い奴と思われているのだろうが、安倍がコケれば、その首も危ういと思う。

 だが、文春によれば、国税庁長官の任期は1年だから、あと約半年ほど雲隠れしていれば、華麗な天下り生活が待っているのだそうだ。

 2代前の長官は、信金中央金庫顧問に、3代前は国際協力銀行代表取締役専務になっているという。

 佐川も天下りを続ければ、生涯年収は8億円を超えるかもしれないというのだ。

 だが、彼が犯した公僕としての致命的な誤りは、どこへ行っても付いて回る。「あれが、あの佐川だぞ」。人肉を食ったことで名を知られた「佐川君」より、有名なのだから。

 ところで、先夜、津田大介さんに呼ばれて六本木ヒルズにあるJ-WAVEに行ってきた。私の右足の痛みは坐骨神経痛ではなく脊柱管狭窄症だそうだ。どこがどう違うのかわからないが、痛む足を引きずりながら。

 テーマは毎度おなじみの「小室哲哉の不倫報道」についてである。週刊誌はイエローペーパーなのだから、面白そうなネタがあれば何にでも食いつく。週刊誌に品格を求めてはいけないなど、どうでもいい話をしてきた。

 不倫といえば、小泉今日子(52)が俳優の豊原功補(52)との不倫を、自分の事務所の公式サイトで発表し、話題になっている。

 2人の仲は、3年前にもフライデーで報じられていたが、本人が豊原と今も「不倫関係」であることを認め、豊原の家庭についても触れているのだ。

「豊原氏にはご家庭があります。最初に写真誌に記事が掲載された時、私はご家族に迷惑を掛けないように守って欲しいという旨をスタッフに伝えました。(中略)インターネットや雑誌などには既に離婚されているという誤った情報が流布されており、そのためにご家族の存在自体が伏せられたような形で報じられ続けてしまいました。(中略)このようなことになり、ご家族にはお詫びの言葉もございません」

 そして「人間としてのけじめとしてご報告させて頂きます」と結んでいる。

 女優としてだけでなく、エッセイストとしても評価の高い才女がなぜ今頃と、喧しい。

 私には事情がわからないが、豊原の離婚が近々正式に決まりそうなのではないか。その前に、こういう形で公表して「けじめ」をつけたのではないのか。

 豊原もあわてて記者会見した。妻とは離婚はしていないが別居していると話していた。

 小泉は、向こうの家庭に迷惑をかけたくないとしているが、これでは2人して豊原の妻に、早く離婚してくれ、俺たちはラブラブなんだから、といっているのも同じだ。

 あまりにも自分勝手だと思うのは、私だけだろうか。

 さて、仮想通貨580億円がハッキングされ流出してしまった「コインチェック」事件は、私のようなIT落ちこぼれにはさっぱりわからないが、大変なことなのだろう。

 新潮によると、仮想通貨というのは1,300種類以上あるそうで、09年から出てきた「ビットコイン」は当時、IBTC(ビットコインの数量単位)あたり0.09円だったそうだ。

 それが14年1月には約8万5,000円、17年1月には約11万6,000円、今年1月の時点では約123万8,000円になっているという。

 初めに10万円購入していたら、現在は1兆3,757億円になっているそうだ。

 この手の話はIT業界には山ほどあるが、私は、こういう話は信じない。土地バブルのとき、同じ土地が裏で売り買いされ、巨万の富を得たという話もあったが、結局はバブルが弾けて元の木阿弥。

 仮想通貨も、同じ類の話だと思うからだ。

 この「コインチェック」という会社を率いるのは27歳の和田晃一良社長。彼は、東京工業大学に入学し、大学在学中に人生のストーリー投稿サイト「STORYS’JP」を立ち上げ、『ビリギャル』などのコンテンツを手がけた。

 だが、これほどのITの才能を持った人間だが、文春によると、口下手で志望する企業を軒並み落ちてしまったという。

 仮想通貨取引所へ進出するのは、14年2月に「マウントゴックス」が470億円相当のコインを消失させることがきっかけだったというから、この若いの、現実世界ではなく仮想空間で遊ぶのが余程好きなのだろう。

 会員登録数100万人弱、月間取引額は4兆円以上になっても、服装や食べることには関心がなく、着た切り雀で年がら年中、会社で寝起きしているという。

 だが肝心のシステムにはカネをつぎ込まず、また「たかだか八十人ほどの社員でセキュリティを万全にするなど不可能でした」(ITジャーナリストの三上洋氏=文春)

 和田とナンバー2の大塚雄介氏が会見して、同社の預貯金から463億円を返金するといった。

 支払い能力はあると見られているようだが、先の「マウントゴックス」も返金するといっていたが、4年経った今も返金していない。

 それに、それだけのキャッシュを持っているとなれば、税務当局が動くから、預貯金を意のままにできるわけはないと、文春で財務省関係者が語っている。

 仮想空間で儲かったカネが、現実に使えるカネとなって戻ってくる。私には、どうしても信じられないのだが。

 新潮が連続追及している茂木敏充経済再生相の「買収線香」問題が、国会でも取り上げられた。

 立憲民主党の逢坂誠二議員が、以前同じようなケースで公選法違反になり、議員辞職した小野寺五典防衛相に、こうした事実があったことを確認した後、茂木氏に、この件を質した。

 茂木氏は、これは政党支部の政治活動として行っている、個人の名前は書いていないから、公選法違反にはならないと答えている。

 さらに逢坂議員は、「名前を書いていなければモノを無償で配っても良いと、そういう御理解ですか」と重ね、そうだと茂木氏は答えている。

 新潮は「これまで頑なに否定していた線香配布の事実を認めた瞬間である」と、勝利の雄叫びを上げている。

 なぜなら、公選法は、氏名が類推されるような方法での寄付も禁じているから、秘書が配布したとしても、秘書の個人名まではわからず、「茂木先生の秘書から」としか有権者が認識していないならば、公選法に間違いなくて抵触するからである。

 新潮は茂木の地元の有権者で線香を受け取った人間にインタビューし、「秘書の名前は……忘れた」といわせている。

 しかも、線香を配るのは政党支部ではなく、各個人事務所で配布先が作成され、配られたと、茂木事務所の元関係者が証言している。

 茂木の地元での高い評価は、手帖、香典、線香の3点セットでできていると指摘し、新潮はこう結ぶ。

「損得で動く政治家と有権者。これ以上の御神酒徳利もあるまい」

 4位は現代の「普通に幸せな会社50」。昔から現代は、息子・娘を入れたい会社、なくなる会社、生き残る会社など、こうした企画をさんざんやってきた。

 だが「普通に幸せな会社」というコンセプトは、なかなか面白い。大企業でもないが、社員にとって幸せな会社というのはある。

 当然というか、残念だというべきか、メディアが一つも入っていない。

 忙しくてもやりがいのある、幸せな職場というのはある。だが今や、新聞、テレビ、出版は、社員にとって居心地のいい、やる気のみなぎる職場ではない。

 この中に長野県にある「伊那食品工業」というのがある。寒天の会社で、社是に「いい会社をつくりましょう」とあり、20年には1日7時間労働にするという。1時間単位で有給休暇を取れるそうだ。

 愛知県にある「エイチーム」は情報・通信の会社だそうだが、業績目標を達成した翌月から毎週金曜日は15時退社を促進していて、労働時間が激減したそうだ。

 岐阜県にある「未来工業」は、全員が正社員で残業禁止。5年に1度は会社が億単位の費用を負担して、社員全員で海外旅行に行く。

 岡山県の「両備HD」は、健康にこだわり、社員とその家族の健康をサポートしているという。

 これからは、大企業で高賃金の企業か、社員いやさしい企業か、2つに分かれ、社員をぼろ雑巾のように搾り取る企業には行かなくなるはずだ。

 さて、相変わらず相撲界のバカバカしいお笑い2題でご機嫌を伺います。困ったことに貴乃花の「相撲界改革」への戦略がいっこうに見えてきませんな。

 2月2日に行われた理事選挙で、貴乃花一門からは阿武松(おうのまつ)親方(元関脇・益荒雄)を立候補させた。だが周囲が反対するのに無理やり貴乃花自身も立候補したが、2票しか入らず惨敗した。

 これはポストによれば、八角理事長がそうとう動いたようだ。

「執行部サイドは立候補の意向を示していた伊勢ヶ濱親方(元横綱・旭富士)に出馬を断念させた。これは執行部側の立候補者を『8人』にしぼり、出羽海一門ながら貴乃花親方に近い山響親方(元前頭・巌雄)を含めた貴乃花グループに『2人分の枠を差し出した』ことを意味する。
 貴乃花親方はこの“和解案”に乗るか、同じ一門の阿武松親方(元関脇・益荒雄)を立て『3人立候補』という“絶縁状”を出すか、最後まで検討を重ねていた」(担当記者)

 貴乃花が出したのは全面抗争という答えだったというのだ。

 だが、貴乃花の戦略が見えてこない。

 今頃になって、貴乃花が昨年12月の臨時理事会で配布した、日馬富士殴打事件の独自報告書の全容が各メディアで報じられているが、なぜ、直後にメディアにも公開しなかったのだろう。

 あの時、会見を開き、協会の隠蔽体質や、位の低い力士に暴力を振るうことが当然視されている悪しき因習をなくすべきだと声を上げていれば、貴乃花支持の声が大きくなっていたに違いない。

 そうすれば、“暴力の権化”ともいえる春日野親方は理事選にも出られなかっただろう。

 貴乃花支持を明確にしている文春は、その春日野が7年前の八百長事件の際、事件に関与した弟子・春日錦に口止めをしていた「証拠」の音声テープを入手したと報じている。

 そこには、八百長事件が佳境を迎えていた時期に、春日野が春日錦に、協会がこの問題で莫大な損害が出ている、そのおかげで理事になるはずだったのがなれなかった、これ以上余計な騒動を起こすな、文科省が動いて外部の人間が入ってくるなど、これ以上しゃべるなと圧力をかけているやりとりが生々しく出ている。

 結果、特別調査委の調査対象は番付下位の人間たちだけに矮小化され、春日錦が挙げていた幕内力士たちは、お咎めなしとなって「膿」は摘出されずに残ってしまったのだ。

 このやりとりの中で春日野は、八百長問題が広がり、多くの力士たちが相撲界から排除されると、

「(相撲界は)学校に行けない、家に金もない、体大きくて、そういう奴らの集まりじゃないか、ハッキリ言って、そういう奴はどこへいくんだよ。犯罪者になるしかねえぞ」

 といっている。これは重大な問題発言である。

 今回、春日野部屋から46年ぶりに栃ノ心が平幕優勝したが、八百長問題が収束して間もない11年11月に、春日野は栃ノ心ら門限破りや服装違反の常習者を、ゴルフクラブで殴って、警察が動いたことが発覚した。

 14年9月には、兄弟子が弟弟子・矢作嵐さんを暴行して、矢作さんは傷害で刑事告訴し、兄弟子は有罪判決を受けている。

 こんな暴力大好きな親方が理事になり、理事長の座まで狙っているというのである。貴乃花は新潮の取材に、こう語っている。

「神事である相撲の力士が土俵の外で暴力を振るうなど、絶対に許されない」

 日馬富士事件を念頭に置いた発言ではあるが、其の言やよし。このところメディアに見せる気持ちの悪い笑顔は、我に勝算ありという笑いなのか、改革を諦めた諦念からくるものなのだろうか。

 新潮、文春両誌が秋篠宮家の眞子さんの婚約者・圭さんの母親の金銭トラブルと、皇室問題を報じている。

「これまでは圭さんの母親の問題と捉えていたが、圭さん本人がある程度関わっていることがわかったので、深刻度が一気に増した」(宮内庁幹部OB=文春)

 だが、先週報じた内容とはさほど違いはない。

 新潮は、美智子皇后が、新皇后になる雅子妃のことを「諦観まじりのご懸念をもってご覧になっている」と書いている。

 さらに「年末、皇后さまは雅子妃殿下にある『ご指導』をなさったのです」(宮内庁関係者)。それは「公務においては涙を見せないように」ということだったそうだ。

「皇后さまのご指導は、『私たちは公務においては、いずれの場でも同じように振る舞わなくてはなりません。感情の表し過ぎには気をつけましょう』とのご趣旨だったと伺っております」(先の宮内庁関係者)

 しかし、現在、皇后の公務は年間340件。雅子妃は60件ほどだという。体の問題もあり雅子妃がすべてを引き継ぐのは無理であろう。

 そこで皇后は、秋篠宮紀子さんと「両妃で1人の皇后」といった工夫をすることを考えているというのである。

 さらに新潮は、私には不謹慎と思えることまで予測している。それは、皇太子が新天皇になっても、皇后の体調との板挟みになり、「玉座を弟宮に譲るという考えに至らないとも限りません」(侍従職関係者)。

 宮内庁では現在、こうした見通しが誰とはなしに広まり、共有されているというのだ。

 そうなれば一番喜ぶのは、秋篠宮紀子さんということになるのだろう。紀子さんは、「皇后の映像を取り寄せては、表情やお手振りの仕方を学ばれた、と言われています。(中略)紀子さまの親しみやすさは、『以前にもその人に会ったことがある』かのように話されるためでもあるのですが、そのご様子が美智子さまそっくりなので驚かされました」(皇室担当記者=文春)。

 皇室の権力をめぐる女の戦い。週刊誌的には面白いのだろうが、私は感心しない。ここはじっと見守るべきだと思う。

 ところで、文春の秋篠宮の記事の中に、こういう場面があったので紹介しておこう。昨年8月、秋篠宮と眞子さんはハンガリーへ私的な旅行をした。

 結婚をひかえた長女と父親の水入らずの時間。ハンガリー建国記念日の祝いで花火が上がった。秋篠宮が「行くぞ!」といってホテルを飛び出していった。眞子さんもその後を追いかけて、ドナウ川の川縁の群衆の中で、2人並んで花火を見上げていたという。

 まるで小津安二郎の『晩春』(1949)の一シーンのようではないか。あの父親は男やもめだったが。

 眞子さんは今回のトラブルも、秋篠宮にすべてを話し、助言と強い支えをもらっているはずだ。他人が心配することはない。

 そういえば、私も昔、ハンガリーに遊んだことがある。その日はちょうど巨人対中日戦があり、どちらも勝てば優勝という最終戦だった。

 気になっていたので、ホテルのテレビでNHKニュースを見ようとチャンネルをひねった。放送が始まると、いきなり桑田が映し出され、「あと一球」の歓声しきりであった。巨人の勝利を確信した。

 早速、熱心な巨人ファンであるおやじに「巨人優勝、おめでとう!」と書いたFAXを送った。

 外に出て、ドナウの川に向かって「巨人の星」を大声で歌って歩いた。懐かしい思い出である。

【巻末付録】

 現代、ポストともに合併号だから、グラビアには手間とカネをかけているようだ。何しろ数が多い。

 ポストから見てみよう。

「朝比奈彩、神々しいビキニ-バラエティやドラマで活躍する9頭身女神」。これは西田幸樹カメラマンの撮影だ。ヘア・ヌードはなし。

 袋とじ第1弾は「動く富士出版-熟女専門写真集の老舗が撮っていた衝撃の60分動画」。私は見たことはないが、このところやたらと多いQRコード入力、スマホで見る動画だ。

 後半の袋とじは「現役グラドル5人の『ひとりエッチ』動画」。これもQRコード入力。今度見たら報告しよう。お次は「グラビアアイドル大戦争/グラドルスター年表1990~2018」。

 ついにこんなのまででてきた。「ゴルゴ13のSEX伝説-連載50周年メモリアル」。少しもセクシーじゃない。

「辺見えみり、20年前のセルフヌード-大反響を呼んだ元祖自撮り写真集」「伝説のお色気番組『11PM』美女のお宝ヌード」「永遠の美熟女、五月みどり-みどりさんのグラマラスなカラダ」「ピョンチャンへとどけ!ハダカのチャンピョン!-全裸でエール27体」。フーッ、疲れるね。

 現代は、「吉岡里帆、ピュア・ヒロイン-ひたむきで、まっすぐな姿」。袋とじは「あなたの街の有名マンション『本当の値段』」上下。もう一つの袋とじは「『100人100個のヘア付き女性器』-恥部と深部の関係を読み解く」。いやはやご苦労様というしかないね。

「大原優乃、こんなに大きくなりました-『ようかい体操』の女の子」「再現ドラマの女王が脱いだ!-『行列のできる法律相談所』の常連」「『アソコの毛、ぜんぶ抜く』大作戦-女子たちも知らない未知の世界」。

 とまあ、下手な鉄砲とまではいわないが、数で稼いでいるという印象は否めない。
よって今週は引き分け~。
(文=元木昌彦)

横綱・白鵬の“最凶”エルボースマッシュ! 超絶威力を生む「特注サポーター」が硬すぎる!?

今週の注目記事・第1位
「『海の王子』母親の430万円『援助交際』トラブル」(「週刊新潮」2/1号)
「秋篠宮家 眞子さま婚約者 小室圭さんの憂い」(「週刊文春」2/1号)

同・第2位
「『白鵬』最凶の所以は『特注右ひじサポーター』の異常強度」(「週刊新潮」2/1号)

同・第3位
「NHKの麿 登坂淳一(48)のセクハラ重大事件」(「週刊文春」2/1号)

同・第4位
「『偏差値最下位レベル』で学生が来ない!」(「フライデー」2/9号)

同・第5位
「苦悩する『テレビ』に明日はあるか」(「週刊現代」2/10号)

同・第6位
「ビートたけし『テレビじゃ言えない小室哲哉引退問題の本質』」(「週刊ポスト」2/9号)

同・第7位
「『平昌五輪』の妖花『北朝鮮美女応援団』に5つの謎」(「週刊新潮」2/1号)

同・第8位
「友人たちが語った『わが友、西部邁』」(「週刊現代」2/10号)

同・第9位
「『茂木大臣』が尻から煙の『買収線香』」(「週刊新潮」2/1号)

同・第10位
「池谷直樹『元新体操美女と2日連続ラブホ不倫』」(「フライデー」2/9号)

同・第11位
「貴乃花が綴った本音『角界の膿・白鵬に裁きを』」(「週刊ポスト」2/9号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 文春の小室哲哉の不倫騒動が、大きな波紋を呼んでいるようだ。私のところにもいくつもの取材、朝日新聞までが来たのだから、なんのこっちゃと驚いた。

 これについては後で触れるが、週刊誌に期待するのは、その週に起きたニュースや事件の「解説」ではあるまい。

 週刊誌発の「情報」であろう。そう考えると、現代とポストには、そうした自分の雑誌から情報を発信してやろうという心構えが感じられないのが残念だ。

 不倫でなくてもいい。スキャンダルでなくてもいいから、現代、ポストらしいスクープを捉まえて、載せてやろうという気概が見えない。

 ぜひ、原点に返って、考えてもらいたいと思う。

 さて、またまた貴乃花である。平幕の栃ノ心が14勝1敗という見事な成績で優勝を果たし、初場所は何とか盛り上がった。

 ポストによれば、2月2日は相撲協会の<運命の日>になるそうだ。八角理事長と貴乃花グループが、10の理事枠を奪い合う理事選挙が行われるのだ。

 それへの対応を貴乃花は考えているらしいが、どうなることか。

 だが、このところ次々に発覚する「角界スキャンダル」も、敵の陣営を揺さぶろうという思惑の中から出てきているというのである。

 1月24日に表沙汰になったのは、春日野部屋の弟子を兄弟子が殴って傷害事件として起訴され、兄弟子は有罪判決を受けていたという4年前の事件。

 春日野は協会へ伝え、お詫びしたと話したが、なぜ協会はこれだけの傷害事件を「隠蔽」したのかと、八角批判が起こっている。

 これをスクープしたのは、貴乃花と親しい共同通信。

 大砂嵐の無免許運転問題は、貴乃花一門の大嶽部屋。場所前に発覚した行司・式守伊之助のセクハラ問題、伊之助は白鵬が仕切っている宮城野部屋に所属している。

 まだまだ叩けばホコリがいっぱい出る相撲界だから、理事選後もスキャンダル流出は収まりそうにない。

 池谷直樹(44)という男がいる。タレントだそうだ。兄が体操メダリストの池谷幸雄(47)だから、兄の七光りというところか。

 なんでも、テレビの箱跳びで名を馳せたらしい。その彼が主宰する「サムライ・ロック・オーケストラ」に所属する25歳の美人パフォーマーと「職場不倫」しているそうだ。

 彼女は元新体操選手で、池谷と親密になり、公演へ行っても同じホテルの部屋で、舞台でもヒロイン役に抜擢されるなど重用されているそうだ。

 妻子持ちで、同じ職場の女とデキ、ヒロインに抜擢しているのでは、真面目にやっている人間はバカみたいなもの。不満が募り、フライデーにリークしたということだろう。

 フライデーに2人が歌舞伎町のラブホへ入って行く写真を見せられ、最初は否定していたが観念したのか、奥さんは報道を見てどう思われるかと聞かれて「それはもう言うしかないですね。子どもたちもいますしね。お父さんですから。みんな仲が良いですから……。でも、しゃあないですよ。自分がしたことなんで」。

 ホリエモンは、このフライデーの不倫記事にも当然、「プライバシー侵害」だと抗議するんでしょうな。

 新潮は茂木大臣追及に熱心だ。茂木大臣は何しろ、2016年に集めたカネは1億5,655万円で、安倍首相を除いて全閣僚中トップだ。

 それに、先の衆院選でもライバルにダブルスコアをつけて楽勝している。さぞ、地元での人気が高いのだろう。

 そのためには選挙民への配り物を欠かさない。後援会に入ってなくても「衆議院手帖」をばらまき、公選法違反ではないかと、新潮は以前から追及している。

 今回は、線香配布である。事務所関係者が、「お線香の値段は1000円とか高ければ1500円まで」と語っている。

 本人が持っていくときもあるが、秘書が持っていくだけというのもある。

 線香をもらった有権者が、新潮に「秘書が来たかもしんねえが、秘書の名前は覚えていない」という。

 要は、誰でもいいから、葬儀があれば持っていけということなのだろう。

 当然、公選法違反になるはずだ。以前、小野寺五典がこれで書類送検され、議員辞職したことがある。

 茂木大臣は、党員や後援会、支部役員に手帖を配ることは問題ないと突っぱねていたが、「後援会費を払ってない人にも配っているではないか」と詰めると、しどろもどろに。

 まあ、この程度の大臣が自民党にはいっぱいいるのだ。有権者も少しは反省したらどうか。

 1月21日早朝、保守派の論客、西部邁氏が自殺した。享年78。現代によれば、13年には咽頭がんを患い、14年には8年に渡って看病していた妻を亡くした。

 近年は右腕も神経痛が激しくなり、最後の著書になった『保守の神髄』(講談社現代新書)は口述だったという。

 妻の死後、後を追って死んだのは評論家の江藤淳だったが、それとは違うという。友人たちによると、西部氏は「意志的な生の終わり方」を考えていたそうだ。

 最後の本には「病院死を選びたくない、と強く感じかつ考えている。おのれの生の最期を他人に命令されたり弄り回されたくないからだ」と書き留めていた。

 私は、西部氏とは親しくないが、知り合いの忘年会で会い、一緒にカラオケに行ったことが1、2回ある。

 立川談志さんとも親しく、何度か高座で対談をしていたのを聞いたことがある。

 考え方は私と違うが、『朝ナマ』で、相手を完膚なきまでにやっつける論理構築の見事さに、何度もうならされた。

 ああいう人とは絶対、口論はしたくない、そう思わせた。

 私も年初から神経痛で右足が痛くて歩けない。痛みは人間を弱くする。痛みが激しいときは、死んでしまいたい、そう思う。

 真の保守派の論客がいなくなり、喧嘩相手を失ったような妙な寂しさを感じる。

 さて、韓国の平昌五輪に安倍首相が嫌々ながら行くことになるそうだが、今回の五輪の花は、北朝鮮から230人もの「青年学生協力団」、つまり「美女応援団」である。

 新潮によれば、選考基準は身長165センチ以上、体重60キロ以下で、もちろん美人であること。

 それに平壌市にある「金星学院」という芸術系の女子生徒またはOGで占められているという。その中で一番の玉の輿に乗ったのは、金正恩の寵愛を受け、結婚した李雪夫夫人(28)だそうである。

 よくここが「喜び組」と間違えられるが、高英起「デイリーNKジャパン」編集長によれば、

「北朝鮮には金正日時代につくられた“木蘭組”という女性の組織があり、高級幹部の夜の相手をしていた。これがいわゆる“喜び組”と解されています」

 新潮はご丁寧に「歴代の美女応援団」容色トップ3を選んでいる。第3位が2005年の仁川アジア陸上競技選手権で、黄色いポロシャツと帽子を身に着け、カスタネットを叩きながら応援を送っていた女性。

 2位は、02年の釜山アジア競技大会の開会式で、鮮やかなチマ・チョゴリをまとっていた女性。第1位は、05年の仁川アジア大会に向かう途中、空港で撮影された女性。

 ここに女性たちの写真を掲載できないのが残念だが、今回は大応援団だから、日本でも、彼女たちの写真集が発売されるかもしれない。

 昔から、南鮮の男、北鮮の女といわれる。平昌五輪唯一の見どころかもしれない。

 冒頭に書いた、文春の小室不倫は、意外な批判を巻き起こしている。27日の土曜日には、新谷学編集長が同誌のデジタルのイベントで、お笑い芸人のカンニング竹山と対談し、これについて、意外に殊勝な言葉を述べたようだ。

「厳しい意見もいただき、胸に手を当てて考えていきたいが、不倫摘発雑誌のようにとらえられるのは切ない」と述べた。

 報じた理由については、「人間のいろんな面を伝えていきたい。KEIKOさんの介護をしているという『表の顔』の裏で、女性との息抜きを求めていた。大変な介護の中で息抜きもしたくなるよなという、介護の理想と現実というものを伝えたかった」などといったと、27日の朝日新聞が伝えている。

 またカンニング竹山の「一連の不倫報道の流れで世の中が騒ぐだろうと分からなかったのか」との質問に対し、新谷編集長は「週刊文春は忖度しないメディア」としながらも「こちら側の意図するものと、伝わり方に大きなギャップが出てきている。予想できなかった」と述べたそうである。

 私にすれば、意外に弱気な発言である。

 私は、女性セブンに、この問題についてどう思うかと聞かれ、こう答えた。

「週刊誌は創刊以来、不倫を含む『スキャンダル』と『メディア批判』は大きな柱。けしからんという声は昔からあるが、そこは揺るがない。文春だって引退させたいと思っていたわけではないだろうし、多少の批判で撤退するほど週刊誌はやわじゃない。これだけ不倫報道が注目されるニュースならば、今後も情報が手に入れば不倫報道は続くだろう」

 こちらのほうは無責任な強気? だが、ポストで、たけしもこういっている。

 この報道に批判が集中していることについて、たけしは、「オイラにいわせりゃコトは単純だよ。世間がもう『不倫ネタ』に飽きちまっただけじゃないかってさ」。

 批判をしている連中に対して、「ずっと一緒になって面白がっておいて、『才能が惜しい』とか後づけのテキトーな理由で、『今回だけはけしからん』じゃスジが通らないよ。(中略)ホリエモ(堀江貴文)やらも『文春は調子に乗ってる』なんて批判してるみたいだけど、お前が何言ってるんだってツッコミたくなるね」。

 自分もフライデーに追い回され、事件を起こしたが、だいたい不倫ってそんなに寄ってたかって非難されるもんじゃない、単純に「余計なお世話」って話だと、不倫常習者としての大義を語り、

「けどさ、会見で引退宣言した小室もカッコ悪いよ。今回の件と本業はまったく関係ない話だろ。『何やかんや理屈つけてるけど、結局は売れなくなっただけだろ』って思われちまうのがオチだぜ」

 芸人や芸事に関わる人間の引退は、自分で決めるもんじゃない。それは「客」だという。

 現代が、テレビの凋落の真実を大特集している。

 じり貧のフジテレビだが、グループ全体で、所有するビルや高級マンション、老人ホームまで手掛けていて、本業のテレビ事業は全社の18%しか稼いでいない。

 同じようにTBSも、不動産と輸入生活雑貨や通販会社が経営を支えていると分析している。

 本業だけでやっている日テレやテレ朝は、テレビ離れで、今後は厳しくなるのではないかと指摘している。

 さらに、動画配信会社のNetflixやAmazonプライム・ビデオは視聴者を大幅に伸ばし、ディズニーも動画に力を入れるという。PRTIMESによると、年末年始に、最も動画コンテンツを視聴したのは「テレビ」で、「スマホ」を上回る。

「2017年9月度調査において、最も長時間動画コンテンツ(テレビ番組を含む)を視聴したデバイスは「スマートフォン」(29.8%)で、「テレビ」(28.1%)を上回りました。
 2017年の年末年始にかけて同じ調査を行ったところ、「テレビ」と回答した人が増え(29.7%)、「スマートフォン」(28.6%)が減りました。やはり、年末年始は、自宅など屋内で「テレビ」を見た人が多かったようです。

■動画配信サービスは「Amazonプライム・ビデオ」が利用率5割超えで、首位独走

 毎月、料金を支払うことで、映画やドラマなどの動画が見放題になる「月額制動画配信サービス」の利用率は16.5%でした。
 また、「月額制動画配信サービス」利用者に、現在、利用中のサービスを答えてもらったところ、最も多く回答が集まったのは「Amazonプライム・ビデオ」(56.9%)で、2位「Hulu」(25.4%)、3位「Netflix」(17.7%)を大きく引き離しました。
※複数回答あり。

■「月額制動画配信サービス」利用検討者の3割以上が、「Hulu」を検討

 現在、「月額制動画配信サービス」を利用をしていないが、検討している人は6.5%でした。」

 テレビにはますます苦しい時代が続くようだ。

 だが、テレ東の『池の水ぜんぶ抜く』という番組が人気を集めているという。私は見たことがないが。

 池の水をぜんぶ抜いたら何が出てくるのか。すこぶる単純だが、奇抜な発想である。

 その番組を作った伊藤隆行プロデューサーがこう語っている。

 テレビをみんなが見たのは、「現実世界より面白いものを提供してきたから」で、この番組が受けたのは、「こちらも何が起こるか予想できない状態だったからこそ、視聴者に『リアルさ』が伝わったのかも知れません」。

 ヒットを生むのは、「人って新しいものを目の前にしたとき、前例がないと、どう解釈したらいいかわからなくなるものなんです。(中略)でも、批判されるということは、気になっている証拠だと思うんです」。

 彼は、夜中の3時に目が覚めてしまう高齢者向けに、その時間にワイドショーをやってもいんじゃないかともいっている。

 これだよ! 『11PM』がそうだった。あの時代にあんな時間に見る奴はいない。そう思われていた。

 早起きして困る高齢者向けに、ちょっとエロいニュース番組を作ったら受けるぞ。

 この記事を読んでいて、週刊誌こそ、こうした発想をしなければ生きていけないはずだと思った。週刊誌発の面白いこと。それを今こそ死ぬほど考えるときだろう。

 週刊誌も昔は面白かったのだ。それがマンネリ化し、ただのニュース解説誌と不倫スキャンダル誌になってしまった。

 不倫のほうが生き残ると思われたが、それに対する批判というより、なぜ同じことばかりやっているのだという飽きが、今度は出てきた。

 週刊誌発の面白いこと。これを見つけない限り部数低迷への策はないはずだ。

 安倍首相が大ウソをついて、なんとか開校にこぎつけた加計学園だが、募集する学生の定員が埋まらずに困っているようだ。

「獣医学部の定員140人を埋めるのは、かなり厳しいでしょう。全国に17ある獣医学部のなかで、新設される岡山理科大の偏差値は最下位レベルですからね。昨年12月に行われた推薦入試では、定員21人にもかかわらず、193人もの合格者を出した。これは、加計学園が『相当数の辞退者が出る』と予想しているからです。加計学園の担当者と話しましたが、『すべり止めが多すぎて何人合格させれば定員に達するのかわからない』とグチっていましたよ」(獣医専門予備校担当者)

 なんとしてでも学生を集めたい加計学園が窮余の一策として打ち出したのが、留学生の大募集だという。

 全体の7分の1に当たる20人を「留学生枠」としたが、それも苦戦しているようだ。

 それに、何しろ辺鄙なところだ。

「最寄りの駅からはタクシーで1000円以上かかるのに、バスはない。大学の周りにはコンビニもスーパーもない。今治はマンションやアパートが少ないのに学生寮も作っていないし、これでどうやって学生を呼べるのか」(地元不動産業者)

 加計孝太郎理事長は、安倍首相に現場へ来てもらって、学生の呼び込みでもしてもらったらどうか。お友だちなんだから。

 ところでフジテレビというところは、よくよくついていないテレビ局と見える。

 新社長の肝いりのニュース番組に、NHKの人気アナだったという登坂淳一(46)なる人物を起用すると発表した。

 4月から始まる『プライムニュース』の夕方のメインキャスターだ。この登坂アナは1997年入局した当時は、異例の出世を遂げ、その佇まいが上品なことから「麿」という愛称がついていたという。

 だが、10年に札幌放送局に異動後は、大阪、鹿児島と地方を転々とし、結局、東京へは戻れなかった。その理由に、札幌時代の大セクハラがあったと、文春が報じている。

 番組収録後、局内のスタッフで打ち上げをやった。その後、カラオケの個室に入り、両脇にいた契約キャスターの女性の膝を触ってきたという。そして1人のキャスターに「一緒に抜け出さない?」とささやいた。

 彼女は、ベタベタしてくるのと、女性を見下しているような態度に嫌悪感を持ち、トイレに逃げたそうだ。

 だが登坂は、彼女を追ってトイレまで行って、無理やりキスを迫ったり、スカートをまくり上げ、下腹部へ手を伸ばしたという。

 彼女は先輩アナに諭され、このセクハラを報告した。これはNHKの局内調査の結果、事実だと認められ、登坂アナは幹部に対して「申し訳ないことをした」と、事実関係を認めて、厳重注意処分を受けたと、アナウンス部の関係者が証言している。

 これが事実なら、登坂アナは、フジの夕方の顔としてふさわしくないだろう。本人は、NHK在職中に、処分など受けたことはないと弁護士を通じていっている。

 この記事を読む限り、セクハラを受けた女性がなんらかの形で話しているのは間違いない。だがNHK側の証言部分が弱い。口頭での「厳重注意」とはどの程度の重さがあるのだろうか。

 そう思っていたが、記事が出て早々、登坂が番組を辞退すると発表したのだ。ここへきてメインのキャスターに降板されたフジテレビ社長は、天を仰いでため息をついていることだろう。

 新潮によれば、張り手とかち上げを封じられた白鵬が、虎から猫のように弱々しくなってしまったのは、特注サポーターに強さの秘密があったからだと報じている。

 これは一般のものより硬めにできている強迫サポーターで、力を入れやすくなり、素材もナイロンで、顔に当たった時に硬く感じ、繊維の網目が比較的粗いので、こすれると摩擦で相当痛いそうだ。

 白鵬のかち上げをくらった力士が「やすりで削られたように痛かった」(相撲記者)と嘆いていたという。

 そのサポーターを巻いたひじを、白鵬は「相手の顎よりも上にひじをぶつけている。あれはかち上げではなく、エルボースマッシュです」(同)。

 そのエルボースマッシュで、白鵬は豪栄道を左眼窩内壁骨折させ、40回目の優勝がかかった平幕遠藤との取り組みでも、遠藤の顎のあたりに左ひじを見まい、遠藤はあっけなく土俵を割ってしまった。

 スポーツ評論家の玉木正之はこういっている。

「サポーターをしているということは、ひじが悪いということでしょう。その悪いひじであんなひじ打ちが出来るということ自体がおかしい。あのサポーターはひじ打ちがより効果的に決まるように使っているとしか思えません」

 新潮は、最強横綱から最凶横綱になった白鵬の相撲人生は終わったと結んでいる。確かに初日に見せた白鵬の心の揺らぎは、土壇場に追い込まれた人間の弱音を垣間見せたのかもしれない。

 今週の第1位は、新潮と文春がともにやっている秋篠宮家の困った騒動。

 秋篠宮家の長女・眞子さん(26)と小室圭さん(26)の「納采の儀」が約1カ月後に近づいている。

 結納に当たるこの儀式を済ませれば、あとは11月4日に帝国ホテルで行われる結婚式を待つばかり。

 おめでた一色の秋篠宮家だと思ったら、そうではないと文春と新潮がともに巻頭で特集を組んでいる。

 その理由は、眞子さんの義母になる小室さんの母親・佳代さんにまつわる「醜聞」が報じられたからである。

 昨年12月、週刊女性が「眞子さま嫁ぎ先の義母が抱える400万円超借金トラブル」という記事を掲載した。

 この記事を読んだ秋篠宮が、2人の結婚に懸念を抱き始めたというのだ。

 記事の内容は、佳代さんの元婚約者のX氏が、これまで貸したおカネを返してくれと佳代さんにいったが、返してくれないというもの。

 文春によると、X氏は60代後半の外資系商社マン。佳代さんと知り合ったのは、亡くなった夫・敏勝さん(横浜市役所土木課勤務)とX氏が顔見知りだったことから。

 話が合った2人は、今度飲みましょうと約束して別れたが、その後連絡が途絶えてしまった。

 X氏と佳代さんは、共通の知人が開いた会で知り合い、敏勝さんが亡くなったことを知らされた。

 その後、彼女の長男・圭君にパソコンの知識を教えたりすることから、親しさを深めていった。

 その後、佳代さんから「母子家庭といわれるのが嫌なんです」と聞かされ、自身も離婚して子どもも独立していたので、「それなら」と応じ、婚約することにしたのだという。

 だが、母子の結びつきは強く、圭さんは「お母さま」と呼び、母親は一人息子の教育に熱心で、「最上の教育」を受けさせようとしたそうである。

 ICUへの入学費用から、アナウンススクールの授業料、UCLAへの留学費用など、X氏が出していたという。

 だが、生活費まで彼に求めてくる佳代さんに対して、X氏は結婚は難しいと考え、「婚約破棄」したのだ。

 1年ぐらい経ってから、X氏は佳代子さんに手紙を送り、おカネを返してほしいと書いた。

 佳代子さんからものすごい剣幕で電話がかかり、「おカネはもらったものです」「返せたとしても月に1万円くらい」だというのだ。

 総額430万円超になるそうだ。X氏はその後、家のローンが払えなくなり、引っ越しを余儀なくされた。

 これだけなら男と女のよくあるトラブルだが、X氏の知人によれば、圭さんの留学の際、佳代さんは「アメリカにはホームレスみたいな人が大勢いるから近付いちゃダメ」。理由は「結核がうつるから」というのだ。

 間の悪いことに、秋篠宮紀子さんは現在、結核予防の知識向上などに取り組む公益財団法人「結核予防会」の総裁を務めているのだ。

 新潮は「こうした家庭に、『将来の天皇』の姉となる方が嫁いでこられるのだ」と危惧している。

 2人に愛があればそんなこととは思うが、結局、夫婦は他人だから、こんな小さな穴が暮らしている中でどんどん大きくなることもある。まあ、下々が心配しても仕方ないがね。

【巻末付録】

 現代からいこう。「Iカップグラドルを“解禁撮”天木じゅん」、彼女、胸だけじゃなくてヒップも魅力的なんだ。

「橋本梨菜 褐色のGカップ」。今週の袋とじはポストで「なをん」を撮っている西田幸樹が撮った「これこそ本当の才色兼備 青山学院大の現役美女 特待生がヘアヌードになっちゃった!」。本当にかわいい子である。ヌードは痛々しさがあるが、巻末のお尻を出して、メガネをかけてサリンジャーなんか読んでいると、不思議な色気がある。

 ポストは、いつものように巻頭は西田幸樹の「なをん」。いつもながらお美しい美女を脱がせて、のり弁にあるようなヘアが見えているとこなんざあ、いやー年甲斐もなくドキドキするね。

 後半は「巨乳を愛した巨匠 ラス・メイヤー」。映画を通じてセックスとバイオレンスを追及した監督だそうだ。

 袋とじは「新潟から上京した美女の『衝撃デビュー』に密着 私、これからAVに出ます」。やや田舎臭いところのある美女だ。こんな美女が、何が悲しくてAVに出るのか。永遠の謎じゃ。

「まっしろ水着と小麦色ボディ 岡副麻希」「彼女が下着をきがえたら 柳いろは」「裸に『アレ』しかつけない女たち」。

 やっぱり、青学の美女が抜きんでている。今週は現代の勝ち!
(文=元木昌彦)

元・名物編集長が“小室不倫”の文春報道に一家言「不倫を含む『スキャンダル』と『メディア批判』」が週刊誌の役割

今週の注目記事・第1位
「小室哲哉“裏切りのニンニク注射”」(「週刊文春」1/25号)

同・第2位
「白鵬が極秘接触する八百長のキーマン」(「週刊文春」1/25号)

同・第3位
「新規上場ソフトバンク株は『買いか、見送りか』」(「週刊ポスト」2/2号)

同・第4位
「日本最強の投資信託は何が凄いのか」(「週刊ポスト」2/2号)

同・第5位
「野村克也(82)が初めて語る『男おひとりさま』の正月」(「週刊ポスト」2/2号)

同・第6位
「真屋順子さん『全身衰弱』で亡くなるまで」(「週刊現代」2/3号)

同・第7位
「ミス・ユニバース日本代表 阿部桃子が26歳上の社長と熱愛中だ!」(「フライデー」2/2号)

同・第8位
「40年ぶり相続税大改革に備えよ!」(「週刊現代」2/3号)

同・第9位
「探しものは振袖だった『はれのひ』社長の『井上陽水』」(「週刊新潮」1/25号)

同・第10位
「ビットコイン投資の『表』と『裏』」(「週刊現代」2/3号)

同・第11位
「小泉純一郎元首相 安倍首相にはもはや期待しない!」(「サンデー毎日」2/4号)

同・第12位
「大鵬の孫VS.朝青龍の甥『横綱になるのはどっちだ』」(「フライデー」2/2号)

同・第13位
「戦国最強だった『山梨県』のDNA」(「週刊新潮」1/25号)

同・第14位
「老けない『最強野菜・フルーツ』」(「週刊文春」1/25号)

同・第15位
「『浅野ゆう子の存在を知ったのは2年前』記者の直撃に『57歳イケメン社長』の狼狽30分!」(「週刊新潮」1/25号)

同・第16位
「『レーシックより安全』欧州発視力矯正手術」(「週刊文春」1/25号)

同・第17位
「『盤石の老後』を生むお金『五訓』」(「週刊新潮」1/25号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 文春の貴乃花寄りの大特集は、8週目に入った。そろそろネタに困ってきているようだが、土俵上は、一人横綱の鶴竜が連勝し、かなりの盛り上がりを見せている。

 こうしてみると、なんだかんだいっても日本人は相撲が好きなのだ。

 小柄だが、よく鍛錬された鶴竜の身体はしなやかで、立ち合いの激しい頭突きにも臆することがない。

 ほかの横綱がいなくなって、初めてクローズアップされた鶴竜だが、引退をかけて臨んだ今場所、彼のいいところばかりが出ている。

 さて、今週の現代を見ていると、正直、気が滅入ってくる。「上手に死ぬ」「60すぎて初めてのうつ」「もし明日死ぬなら、何をしますか?」。

 落語の「死神」のような、うす暗さが、全編に漂っている。こんな雑誌は読みたくないな、というのが正直な気持ちである。

 さっそく17位からいこう。新潮が「盤石の老後を生むお金五訓」という巻頭特集をやっている。正直、こういう特集は現代やポストのほうが慣れているし、綿密である。

 こんなのは他誌に任せて、新潮らしい読ませる特集をやったほうがいい。

 新潮の読者は、あら還(還暦)が多いのだろうから、いまさら、65歳の時点で夫婦2人で最低2,000万円、ゆとりが欲しければ3,000万円必要だといわれても、ない袖は振れぬということではないか。

 ましてや、慣れない株に投資するなど、今さらできはしない。

 私も、立川談志のいうように「人生成り行き」で生きてきたから、これからもそうやって生きていくしかない。

 人生で一番大事なのは、カネにこだわらず、カネにとらわれず生きることではないのか、なんちゃってね。

 カネもいらなきゃ名誉もいらぬ、わたしゃも少し愛がほしい。お粗末!

 文春は、視力矯正手術で有名なレーシックより、近視のリバウンドが少ない「リレックス・スマイル」という手術が広がっているという。

 だが、自費診療だから、両眼で30~40万円だという。それでもやりたいという人はいるだろうが。

 私の知人は、だいぶ前にレーシック手術を受けたが、うまくいかず、四六時中目が痛いと嘆いていた。どんな手術でも失敗はある。困ったものだが。

 浅野ゆう子という女優がいる。はや56歳になる。新潮によれば、2014年にくも膜下出血で亡くなった田宮二郎の次男・五郎(享年47)と事実婚だったという。

 その浅野が、昨年末に入籍していたと発表した。同世代というだけで、どこの誰かはわからない。

 おせっかい新潮は、この男を探した。すると、190cmはあろうかという長身で、髪型はウェーヴのかかったややロン毛スタイルの日本人離れした超イケメンだという。

 従業員数十人の服飾関係の経営者だそうだ。20代のころモデルをやっていて、パリにも行った。

 忙しかったからテレビは見てない。したがって、浅野の全盛期のフィーバーも、浅野がどういう女優かも知らなかったという。

 だが、母親がいうように、「ものすごくハンサムだから、あの子が惚れ込んじゃったのもよくわかったわ」なんだそうだ。

 そんな男が、まだいたんだね。

 文春は「老けない最強の野菜・フルーツ」特集。健康的な肌をつくるβカロテンが豊富なものは、モロヘイヤ、春菊、ほうれん草。肌のハリにいいのは、ニンジン、西洋カボチャ、露地メロン。

 きれいな目には、ワイルドブルーベリー、カシス、赤キャベツ。美肌には、スイカ、トマト、パパイヤ。

 植物繊維が豊富なのは、きくらげ、ひじき、焼きのり。ビタミンCが豊富なのは、ゴールドキウイ、柿、キウイだそうだ。

 新潮の健康ものは今回、山梨県を取り上げている。といっても長寿大国としてではない。

 塩分摂取率も上から数えたほうが早いし、運動量もワーストで、男の喫煙率も高いというのだ。

 何も取り得がないじゃないかと思うのは、まだ早い。要介護の人が圧倒的に少ない。自分は元気だと思っている人が多く、なかなか介護認定を受けないという理由もあるが、人口当たりの保健師の数が全国で3番目に多いというのだ。

 魚介類こそ少ないが、憧れが強い分、手に入れて食べるし、野菜や果物は山ほどある。ワインの生産量も日本一で、消費量も2位だという。

 ブドウにモモ、ワインは毎日飲む。それに、食事にかける時間が1日平均2時間近く。家族団らん、咀嚼に時間をかける。

 よって、健康寿命が日本一。私の友人が山梨で事業を始めたので、時々山梨へお邪魔する。

 東京から1時間半で、緑豊かで、春には桜とモモの花が咲き、まさに桃源郷。

 モモ、ブドウをはじめ果物は美味しいし、野菜も豊富で、ワインもうまい。もう少し年をとったら山梨へ移住してもいいと思っている。

 もし、大鵬と朝青龍が闘ったらどっちが強いのだろう。こんな夢の対決が実現する(?)かもしれない。

 大鵬の孫である納谷(17)と、朝青龍を叔父に持つ豊昇龍(18)。注目を集める2人が初土俵を白星で飾った。

 豊昇龍は押し込まれるも驚異の粘り腰で逆転勝ち。納谷は一気呵成の電車道。ともに将来は横綱を目指せる逸材だと、相撲評論家の中澤潔が太鼓判を押している。

 ところで、安倍首相がいよいよ改憲へ本腰を入れると表明した。

 そのためには、第一の難関、秋に行われる総裁選に勝たなくてはならない。石破茂や野田聖子では歯が立たないだろうが、党内の反安倍グループが、河野太郎を担ぐというウワサもある。

 何かが起こる。サンデー毎日では、小泉元総理が相変わらず「脱原発」をお題目のように唱え続けている。

 それはそれでいいことだが、その中で、次の総裁選は何が起こるかわからないとし、河野太郎は昔から原発はダメだといっている。今はそれを封印しているが、総裁選で推薦人を集められれば、「今度はわからんよ」(小泉)。

 9条改憲を急ぐ安倍には、「時間が必要だ。急いではダメ。対立してもダメだ」(同)と、まだその時期ではないといっている。

 後期高齢者になった小泉元首相の、自民党への影響力はないだろうが、息子進次郎がこれからの政局のキーマンになることは間違いない。もうしばらくは注目していたい。

 さて、ビットコインなるものが話題のようだ。自慢じゃないが、仮想通貨など私には全くわからない。

 現代によると、数日にして億万長者になる者がいるそうである。ここにも、3万円で始めたビットコイン投資で、約800万円儲けたという証言がある。

 さらに世界の潮流とは反対に、17年4月に改正資金決済法が施行され、仮想通貨の取引所が金融庁への登録制になるなど、環境整備が進んで、投資マネーが本格的にビットコインに流れ込んだという。

 ビットコインは、1日で何十万も動く。FXをやっていた連中がビットコイン投資になだれ込み、億を稼ぎ出したという成功者が続出しているそうだ。

 だが、当然ながら暴騰があれば暴落もあるのは世の習い。1月16日に、突然の暴落が始まり、すっからかんになった人間も多く出た。

 駒澤大学経済学部の中島真志教授がいうように、上位1%のプレイヤーが全体の9割のビットコインを保有しているという。

 ゆえに一握りのさじ加減で価格が左右されてしまうのである。

 まだまだ実態がよくわからないものに手を出すのは考えものだと、思うのだが。

 話はガラッと変わるが、年初から500円貯金を始めた。何かを買ったつもりで、毎日500円を100均で買った貯金箱へ入れている。

 1年経つと18万円になる。私の友人は、毎日800円貯金をして、先日、キューバへ行ってきた。

 今年の暮れに、18万でどこへ行こうか。我ながらつつましい、ささやかな楽しみである。

 その頃、ビットコインが定着していれば、投資してもいいかなとは思う。

 第9位にいこう。先日の成人の日、二十歳の春を涙で濡らした女の子たちがいた。たった一度しかない晴れの日だったのに、その日のために注文した晴れ着が届かなかったのである。

 篠崎洋一郎(55)がやっている振袖の販売・レンタルをする「はれのひ」が、こともあろうに、成人式直前に店を閉め、篠崎は、27歳の妻と子どもを連れて「とんずら」してしまったのだ。

 新潮によると、篠崎なる人物、高校を卒業して、アパレル、清掃用具レンタル会社、菓子製造販売業者と渡り歩き、03年に着物販売・レンタル業界の最大手に入社して、その後「はれのひ」の前身になる会社を立ち上げ、「はれのひ」横浜店を皮切りに、次々とオープンさせていったという。

 一時は羽振りが良かったものの、出店攻勢を重ねた結果、経営は火の車だった。結果、成人式用に何十万と払い込んでいた乙女たちの、大人への旅立ちの日を、涙で汚してしまったのである。

 今さら出てきて謝っても、取り返しがつかない。この罪は重い。

 相続税が大改正されると現代がいっている。確かに、今回は「法律婚の配偶者を相続に当たって保護すること」(金澄道子弁護士)だそうである。

 具体的には、亭主が亡くなって、家と現金が残された。家の評価額が約5,000万円。現金が3,000万。子どもは2人。

 この場合、これまでは総額8,000万円の半分は妻がもらい、子ども2人で2,000万円ずつ分けるということになっていた。

 しかし、今度の改正で、家は妻が丸々相続でき、現金の3,000万円の半分を妻が、その残りを子ども2人で分けることになる。

 その場合、遺言書の作成、または妻へ生前贈与しておけばいい。

 だがこの制度が使えるのは結婚生活が20年以上から、である。

 配偶者優遇はいいが、これでは、子どもたちや、その結婚相手から不満が出て、醜い争いにならないとも限らない。

 相続は、私も経験したが、なかなか難しいものである。

 さて、フライデーで大々的にやっている「阿部桃子が26歳年上の社長と熱愛中」という記事だが、私には、阿部桃子なる女性がピンとこないのである。

 お前はジジイだからという批判は甘んじて受けるが、フライデーによれば、17年度の「ミス・ユニバース」日本代表として世界大会に出場。和服や忍者姿を基調にした衣装で「ナショナルコスチューム部門」最優秀賞を獲得した気鋭の新人だ。そして、『スッキリ』(日本テレビ系)などの人気番組に出演し、「事件です!」の決め台詞で有名なテレビリポーター・阿部祐二(59)を父に持つ二世タレントだという。

 さて困った。阿部祐二なるレポーターも知らないのだから、どうしようもない。

 最初のページには、安倍晋三首相と父親に挟まれて少し歪んだように笑っている桃子(23)の写真がある。

 背は高いようだ。タレント大好きの安倍だから、ICAN事務局長には逃げ回って会わないが、ミスユニバース? いいよとニヤニヤして、時間をあけたのだろう。

 デジタルフライデーを引用してみる。

「桃子を夢中にさせているお相手は、彼女の地元でもある千葉県内に会社を構える不動産販売会社社長のK氏。なんと26歳上の49歳。K氏はその一方で芸能関係の会社も運営し、『ミス・ユニバース』の千葉県大会事務局で要職を兼ねるヤリ手の経営者だ。「彼女とKは『ミス・ユニバース』千葉予選の前から共通の知人を介して知り合い、徐々に距離を縮めていきました。Kは桃子さんが日本代表に選ばれ昨年11月に世界大会に出場した時も、付きっきりでサポートしていた。いまや、彼女はKにベッタリですよ」(知人男性)
 その証言通り、桃子とK氏はどこに行くにも常に一緒。クリスマスを含め、年末年始にかけて、本誌は複数日にわたり行動を共にする二人の姿を見てきた」

 何のことはない、パトロンと支援している女性が懇ろになったというだけの話である。

 そういう娘に対して、父親は何というのか。

 フライデーが2人を直撃している間に、桃子は父親に電話をしたという。そこで父親のレポーター阿部祐二は何と、「取材に応じる必要はない」とアドバイスしたというのである。

 この父親、レポーター失格だと思う。

 その上、2人のことを問われて父親は、恋愛関係を一応否定し、「ただ、どういう関係であれ、私は彼のことを認めていますから」と答えた。

 では、娘のことは認めていないのかと問いたくなるが、フライデーはそこのところを聞いていない。

 ま、他人の娘だから、どうでもいいがね。

 真屋順子という女優がいた。萩本欽一の『欽ドン』などに出て、その上品な受け答えが大いに受け、売れっ子になった。

 その後、あまりテレビでは見かけなくなったが、幸せな老後を送っているのだろうと思っていた。

 だがそうではなかったと現代が報じている。

「早く殺して!」

 そう、母、真屋順子に繰り返し懇願されたと、長男・健一郎が語っている。

 壮絶な闘病生活の末、昨年の12月28日に「全身衰弱」で亡くなった。

 始まりは00年の12月23日、ホールで司会をしている途中で突然倒れた。脳出血だった。

 真屋が目を覚ましたときは左半身が全部麻痺。数か月のリハビリで補助具で体を支えることができるようになった。

 だが、14年に脳梗塞を発症する。以来15年4月まで、脳梗塞を5回繰り返したというのである。

 なんと残酷なことを……。だが、懸命にリハビリをして、周りの者に元気を与えているという使命感があったという。

 そんな中、夫にがんが見つかり、余命1年と告げられるのだ。

 夫の葬儀の後、真屋は自宅で転倒し、骨折してしまう。その入院先で、今度は心不全が発覚し、その治療後に、今度は腹部大動脈瑠が発見されるのである。

 点滴を打っても体が受け付けない。衰弱して、後は自分の筋肉と骨を消費していくのだそうだ。

 長男は、痛みに苦しむ母親を見ていて、亡くなった時ホッとしたという。

 正直、そうだろうと思う。

 あの一世を風靡した番組で、一人上品な母親役(だったと思うのだが)を演じていた真屋順子が、これほど苦しい老後を過ごしていたのかと思うと、なんともいえないものがこみ上げてくる。

 それに比べれば、野村監督の妻・沙知代さん(85)の死に方は、うらやましい。

 起き出してテーブルに突っ伏しているので、野村が「おい、大丈夫か」と声をかけると、いつものように強気な口調で「大丈夫よ」と返事をしたそうだ。

 それでもおかしいので救急車を呼ぶと、そのまま意識を失って逝ってしまったという。

 私もよく知っているが、この2人、信じられないくらい仲のいい夫婦だった。

 野村が妻に頼り切っていた。その妻が正月を前にしていなくなってしまったのだ。

「いるとうるさいと思うけど、先に逝かれると寂しくて仕方ない。(中略)今年の年始は祝い事が一切なくて誰も来ないから、家でずっと一人でテレビを見ていた。あれほどお通夜みたいな正月は生まれて初めてだったよ」(野村)

 帰って電気が点いていないと寂しいから、電気を点けたまま家を出るという。

「夫婦間の危機は一度もなかった。いくら途方に暮れていても、女房の『何とかなるわよ』という一言で勇気づけられて救われたんです。男は弱くて女は強い。つくづくそう思います」

 夫婦というのは端から見ていてはわからないものだ。サッチーさん、私もお世話になりました。ゆっくりお休みください。

 ポストの日本最強の投資信託。積み立てNISAの対象商品は投資リスクが低く抑えられているそうだ。

 ではリスクが少ないから儲けも少ないかというと、そうではないという。

「最優秀ファンド賞」を2年連続で受賞した「ひふみ投信」は、運用益の高さを誇っているそうだ。

 08年に1万円で売り出されたひふみ投信は、現在5万3,718円で、上昇率は400%超。

 ここまではすごいが、これからもこの同じ上昇率を維持していくのは「不透明」だそうだ。

 早くいってくれればいいのに。

 ソフトバンクグループが、傘下の携帯事業会社、ソフトバンクを年内にも東証1部に新規上場させる方針を固めたという。

 30年前のNTT上場の熱狂が再び起こるかとポストが報じている。

 だが株長者を多く輩出したNTT株とはやや趣が違うようだ。「おそらく初値は公開価格を1~2割上回る程度になると考えられます」(「IPOジャパン」西堀敬編集長)。

 結局、孫正義の資金集めに加担しても、美味しいところは孫に持っていかれ、たいした儲けにはならないようである。

 ところで、スポーツ・ジャーナリストの玉木正之によれば、「相撲はスポーツと興行と神事がバランスよく成り立っている」そうだ。

 だが、今は、興行だということが忘れ去られ、相撲が何か神聖なものだと勘違いされているのではないか。

 これも玉木からの受け売りだが、相撲は神代の時代から続いてきた「国技」などというのは真っ赤な嘘で、旧両国国技館ができた時、披露文の作成を依頼された作家・江見水蔭が「そもそも相撲は国技」と書き、新しい常設館に「国技館」と名付けたことに由来するのだという。

 しかも、常設館ができるまでは回向院の小屋掛け興行で、雨の日は中止の晴天10日興行だったそうだ。

 私の子どもの頃は、確か年に4場所、その後、年5場所になり、昭和33年から年6場所になった。

 多すぎる。これに巡業が加わり、相撲取りはケガをしてもゆっくり直している暇がない。

 そのために稀勢の里のようなガチンコ力士と「ウワサ」される相撲取りは、けがが多く休場の連続になる。

 協会の金儲け体質に歯止めをかけ、せいぜい年に4場所ぐらいにすべきだ。なぜそういう声が上がってこないのか。

 先日の『とくダネ!』(フジテレビ系)で、相撲通のやくみつるが、白鵬は今度出てきたら、開き直って張り手やかち上げをどんどんやるべきだ、と話していた。

 私もそう思う。体力の衰えた横綱が、生き残るためにあらゆる手を使って勝ちにいく。そうした生き様を若い力士たちに教えてやるのも横綱の務めではないのか。

 協会は、朝青龍のいない土俵を支え、相撲人気を復活させた白鵬にもっと礼を尽くすべきだ。

 品格などという人間が一番品格がないこと、いうまでもない。

 このところ大相撲中継を毎日見ている。といっても、仕方なく見ているのだが。

 先週の始めから坐骨神経痛になり、3歩歩むことさえできない。強い痛み止めを処方してもらい、座薬ももらっている。だが一向に良くなる気配がない。医者は「すぐにはよくなりませんよ」とそっけない。1週間以上部屋に籠もりっきりである。

 そんなわけで注目の3横綱の相撲を初日からじっくり見た。稀勢の里は貴景勝に押し込まれ、行司は稀勢の里に軍配を上げたが、物言いがついて差し違え。

 ケガからの完全復帰はまだ遠いと感じさせた。鶴竜は久しぶりの土俵だが、闘志がみなぎり体全体に張りがある。立ち合いに頭と頭がぶつかり、さすがの北勝富を怯ませ、屠った。

 白鵬は迷いが表情に出ていた。立ち合いの張り手は品格に欠けるという批判にもめげず、私は、彼ならやるのではないかと思った。迷いが立ち合いに出た。阿武咲を受け止められず後退しながら、体を入れ替えての辛勝。

 初日に、3横綱の明暗がはっきり出た。白鵬は4日目の嘉風戦で足の指をケガしたという理由で5日目から休場。

 稀勢の里は4日目までで1勝3敗。彼もどこかで休場に追い込まれるに違いない。

 稀勢の里の場合はケガが完全に直れば、万が一の復活があるかもしれない。だが白鵬は難しいと思う。

 年齢的なこともあるが、昨秋からの日馬富士騒動で、メディア、特にテレビ、週刊誌に叩かれたことがあるのだろう、気力が萎え、勝利への執着心を失ってしまっている。

 おそらく、貴乃花部屋の新小結・貴景勝と顔が合っていれば、無残な結果になっていたのではないか。

 国民栄誉賞をもらってもおかしくない功績を遺した大横綱を、こうした形で引退に追い込んだとしたら、大相撲の歴史に朝青龍とは違った「汚点」を残すはずだ。

 文春は、8週続けての貴乃花関連大特集である。巻頭は「白鵬が極秘接触する八百長キーマン」だが、申し訳ないが、何をいおうとしているのか、私のような、まだらボケにはよくわからない。

 現在、親方株数は一代年寄名跡を除けば105しかないそうだ。これを持たない者は協会にいられない。

 1月13日、貴乃花部屋付きの親方である、音羽山親方(元前頭・光法)の廃業が協会で承認された。文春によると、これは、貴乃花一門に属する阿武松部屋の部屋付き親方、大道を残すために貴乃花が苦渋の判断をしたという。

 すると光法を救済するべく、白鵬が動いたというのだ。その目論見はこうだ。かつて八百長にもかかわり、その後暴力事件を起こして角界を追放された元親方が所有している空き親方株を買い取って、光法へ渡すというもの。

 だが、文春によれば、この人物に電話をしたが出なかったという。結局それだけの話である。

 文春は、白鵬は日本へ帰化する覚悟を決め、自分のシンパを多くして理事長になる「野望」があり、自分がそうなった暁には、国籍の縛りも変えていきたいと考えているという。

 私は、国技などという曖昧なものを後生大事にしている大相撲を改革していくためには、審議員のように相撲をよく知らないヤメ検たちの天下りを排除して、相撲取りの、相撲取りによる、相撲取りのための相撲界を作り上げる必要があると思っている。

 白鵬と貴乃花が、理事会で丁々発止やるのもそう遠いことではなさそうだ。

 今週の第1位はやはり文春砲だ。今回は90年代のJ-POPシーンを創り上げた音楽プロデューサー・小室哲哉(59)の不倫である。

 相手は、以前からニンニク注射を打ってもらっていた看護師というのだから、注射を打ってもらって、今度は小室が彼女に注射を打っていたという話のようだ。

 だが、事はそう簡単ではない。華原朋美を含め、過去にさんざん浮名を流してきた小室だが、2002年にglobeのボーカル、KEIKO(45)と再婚している。

 結婚式には5億円かけたそうだ。だが、11年にKEIKOをクモ膜下出血が襲った。

 以来6年の間、リハビリに取り組むKEIKOを小室は傍らで支え、メディアの取材にも「僕にはこの人しかいない」「彼女に寄り添いたい」と献身を語ってきたという。

「小室とA子さんの出会いは数年前、彼女が看護師として勤めていたクリニックで、ビタミンB1を主成分とする“ニンニク注射”を受けたときに遡る。やがて小室のスタジオ、そして自宅に彼女を呼んで個別に接種を受けるようになり急接近。患者と看護師だったはずの関係が、いつしか男女の仲へと発展した。」(文春オンラインより)

 文春は、昨年末から今月にかけて、小室の“背信”現場を目撃したそうだ。

「12月中旬にある女性宅に泊まり、1月上旬には都内の高級ホテルで密会。ふたりは夕方、腕を組み部屋を後にした。そして1月13日、KEIKOを大分の実家に帰したその日、同じ女性を自宅に入れ、一夜を共にしたのだ」

 リハビリ中の妻を実家に行かせて、その間に女性を引っ張りこむ。これは一番まずいパターンだ。

 A子の存在を告げた文春に、KEIKOの母親は「ショックです……」と言葉少なに語ったという。

 さて、小室は何と弁解するのだろうか。

「自らの不倫疑惑については『誤解を招く甘い言動が多々ありました。本当に申し訳ないと思っています』とした上で“男女の関係”を否定。だが、A子さんと自分の部屋で“一緒に寝た”ことは認めた」(同)

 看過できない言葉がある。KEIKOに話したのかという文春に対して、「昨日、話しました。『大丈夫だ』って言ってました」と答えている。

 だが、奥さんの容態は、「生活はできますけど、僕の具合が悪いときのケアは何一つできない。『入院するね、行ってくるね』と言っても、いつ帰ってくると理解せずに『行ってらっしゃい』っていう」と話している。

 失礼ないい方になるが、奥さんは、小室のやっていることを理解できない状態なのではないのか。

 かつては音楽界の帝王といわれた小室は、事業の失敗から借金を重ね、ついには詐欺罪で逮捕されて懲役3年(執行猶予5年)の有罪判決を受けた。

 そのどん底の小室を支えたのはKEIKOであった。その心労がたたり、病に襲われたのではないのか。その妻を裏切つたのだ。

 小室は、文春に対して、言葉を詰まらせながら「引き……時なのかなと思い始めている」と語っている。

 私にはわからないが、音楽シーンは次々に新しいものを求めてくる。小室の多くのヒット曲も、いまでは「ナツメロ」になってしまっているのだろう。

 私は小室のファンではないが、同時代に一人の男の栄光と挫折を見せてもらった。なんとなく「哀れ」な不倫物語である。

 文春が出てすぐに、小黒が記者会見を開き、この業界から引退すると発表した。

 妻KEIKOの病状も語り、時には涙を見せいていた。

 この会見の後ぐらいから、SNSで「クソ文春」などという文春批判が巻き起こり、私のところへも、女性セブンと東京新聞から取材の電話があった。

 私の考えはこうだ。

「週刊誌は創刊以来、不倫を含む『スキャンダル』と『メディア批判』は大きな柱。けしからんという声は昔からあったが、そこは揺るがない。文春だって引退させたいと思っていたわけではないだろうし、多少の批判で撤退するほど週刊誌はやわじゃない。これだけ不倫報道が注目されるなら、今後も情報が手に入れば不倫報道は続くだろう」

 おそらく文春は、ベッキーの不倫で、こうしたもののおいしさがわかったのだろう。一粒で2度おいしいのが不倫報道である。

 不倫報道→当人の謝罪または、否定会見→否定すればそれに対しての反論報道と、一つの話で何回もやることができる。

 斉藤由貴のケースが典型である。それには文春の読者の半分が女性だということもある。

 女性は不倫報道に関心が強い。新潮が乙武の5人不倫を掲載したが、部数はほとんど動かなかったのは、女性読者が少ないからである。

 推測するに、不倫報道の多くは、当事者の周辺にいる人間からのタレコミであろう。「あんなことをしている人間は許せない」「奥さんがかわいそう」などという動機から、「文春ならやってくれるだろう」と連絡をするのだ。

 不倫報道などするな? 週刊誌というものは、くだらない不倫や、つまらない安倍批判や、最低の大相撲など、新聞やテレビがやらない、できないことをやるのだ。

 そこを無視した批判などに、ビクともしないはずだ。

【巻末付録】

 今週は力が入っていない。ポストからいこう。巻頭は西田幸樹の「なをん」。いつもいうことだが、このページにはいい女が出るね。

 もう少しセクシーに撮ると、思わず……したくなるだろうな。

 袋とじは「おっぱい当てクイズ」。顔を見ただけで、このおっぱいは誰ってわかるか?

 最後は「木内美穂 20年ぶりの特別掲載」。昔はこれが衝撃的だったんだろうな。

 現代は「飯豊まりえ フレッシュ」。ドラマや映画で人気急上昇の子らしい。次は「川崎あや」。なかなかいい体の子だ。

 袋とじは「発禁処分のエロスたち」。検閲を掻い潜り取引されたエロ写真。昭和を彩った懐かしき発禁風俗雑誌、昭和男児を熱くしたノスタルジー「トルコ風呂」などなど。

 トルコにはずいぶんお世話になりました。というわけで、今週はどちらも熱気不足で引き分け。
(文=元木昌彦)

皇室に風雲急──“雅子妃 vs 紀子妃”の壮絶バトルが始まる!?「お気持ちが否応なく高ぶるのは必定」

今週の注目記事・第1位
「フジ秋元優里アナ『荒野のW不倫』」(「週刊文春」1/18号)

同・第2位
「『紀子妃』の恍惚とジェラシー」(「週刊新潮」1/18号)

同・第3位
「本田圭佑『代表復帰』より熱心な『謎のセミナー』勧誘熱弁」(「週刊ポスト」1/26号)

同・第4位
「裁判も辞さず! 貴乃花親方の『胸中』」(「フライデー」1/26号)

同・第5位
「禁止薬物も混入したカヌー日本代表候補の『悔恨』」(「フライデー」1/26号)

同・第6位
「安倍官邸は天皇陛下が大嫌い」(「週刊現代」1/27号)

同・第7位
「老けない『最強魚』」(「週刊文春」1/18号)

同・第8位
「『Amazon』依存社会」(「週刊現代」1/27号)

同・第9位
「『上方落語の大御所』が語った『昼下がりの情事』」(「週刊新潮」1/18号)

同・第10位
「えっ!? 『河野太郎政権』誕生へ」(「週刊ポスト」1/26号)

同・第11位
「奇跡の健康食『納豆』大研究」(「週刊現代」1/27号)

同・第12位
「あなたはまだ『滋賀県』を知らない」(「週刊新潮」1/18号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 このところ、文春も新潮も健康雑誌になったかのようである。新潮が、こうした企画をやり始めたきっかけは「誤嚥性肺炎」の記事だったという。

 部数もそうだろうが、大きな反響があって、編集部がびっくりしたという。

 それはそうだろう。昔から「40過ぎたら週刊新潮」とテレビコマーシャルでもいっていたが、それから幾星霜。

 今では「高齢者になったら週刊新潮」とでも連呼するのだろう。どの週刊誌も読者の大半は60代以上であろう。

 私もこの頃、誤嚥をしそうになって、あわてて食べたものを吐き出す(汚くてごめんなさい)ことがある。

 誤嚥しないためには犬食いがいいと、新潮だかに書いてあった。

 そうしたことに気をつけ、長生きするには滋賀県がいいと、新潮さんはおっしゃる。

 鮒ずしは私の大好物だが、これは琵琶湖の名物。

 その滋賀県が、新潮によると、5年ぶりに発表した厚労省の都道府県別平均寿命で、男性が1990年からトップだった長野県を抜き、1位に躍り出たそうだ。

 女性は4位だが、トップの長野とは僅差。やはり、鮒ずしはいいようだ。

「高齢者が弱ってしまうのは多くの場合、タンパク質が不足しているため。鮒ずしは乳酸菌や善玉菌が多いうえ、年をとると不足しがちなタンパク質も賄える健康食品なんです」(東京医科歯科大・藤田紘一郎名誉教授)

 鮒ずしはお茶漬けにしてもおいしいが、高いのでそうそう滋賀の人も食べられない。

 だが、アユやモロコ、アワビなど琵琶湖の恵みがある。川魚も豊富。野菜をよく食べ、喫煙率が低く、塩分控えめで、健康に対する意識も高い。

 これで長生きしなければ、というほど、滋賀県の人たちは元気なようだ。何しろ400人の集落に100歳が2人、90歳以上が10人超いるという。

 早速、鮒ずしを宅急便で頼もうと思ったが、う~ん、高い。

 お次は現代の健康記事。私は由緒正しい糖尿病である。血圧も、30代半ばに初めて測った時、220あった。

 以来、血糖と血圧の薬を飲み続けている。だが、この歳(70を超えた)になっても、なんとか生きているのは、現代のいうように、納豆を毎日食べていたからではないかと思う。

 週刊誌の健康記事には、たいがい目を通している。健康記事があふれているが、大雑把にいうと、そのどれもが勧めるのは「納豆」である。

 今週もポストが「腸の免疫パワーの整え方」という特集を組んでいる。腸内で多くのスペルミジンが生成されていると、寿命が延びるそうだが、それには納豆がいいと書いてある。

 現代によれば、血栓を溶かす強力な効果がある。血糖値の上昇を抑える。その上、アレルギー性鼻炎によくて、がんまで予防するというのである。

 こんな食べ物はほかにない。食べ方は、夜食べる方がいい、熱いご飯の上ではなく、少し冷えたご飯に乗せたほうがいいらしい。

 ノンフィクション・ライターの本田靖春さんは、糖尿病に苦しみ、72歳で亡くなった。

 私と本田さんの違いは、納豆だけである(のかもしれない)。野菜を食べるというのもあるか。

 だが、そういっていたのに、年末から左腕が上がらなくなった。MRIを撮ったら、首の神経が関係しているらしい。

 そうしていたら、今度は先週から右足に激痛が走った。這うように医者に行ったら「坐骨神経痛」だといわれた。

 鎮痛剤をもらって飲んでいるが、一向に良くならない。もう、1週間近くも家から一歩も出られない。

 積年の不摂生からだとは思うが、神経痛って痛いですね。

 右足を切断したくなる痛み。針がいいというので、鍼灸師に来てもらおうと思うが、どうなるのだろう。

 長嶋茂雄のリハビリがどれだけ大変だったか……、長嶋の名言「リハビリは嘘をつかない」。なって知る、長嶋の偉大さである。

 ところで、私は河野洋平さんとは長いお付き合いである。

 何しろ、彼が自民党を飛び出して「新自由クラブ」を作ったときからだから、30年以上か。

 劇団「四季」の浅利慶太さんと2人だけで「河野洋平を総理にする会」を作って、河野さんを囲んで励ましていたこともあった。

 だが、詳しいいきさつは省くが、彼は総理にはなれなかった。

 自民党総裁をやって総理になれなかったもう一人は、谷垣禎一前幹事長だが、彼は自転車事故のためである。

 誰もが、総理間違いないといっていたのに、社会党と連立を組み、村山に総理の座を譲ってしまった。

 息子の太郎さんとも何回かあっている。オヤジよりも直情径行型である。

 いいものをもってはいるが、オヤジのように人が寄ってこない。

 大臣でさえ難しいのではと思っていたら、いきなり外務大臣に抜擢され、河野談話を出したオヤジとはまったく違う言動にびっくりしたが、今のような右寄りの時代には、河野太郎は真ん中なのかもしれない。

 ポストによれば、安倍に見切りをつけた麻生(元は河野派だった)と菅が、河野を担ぐというシナリオもありうるというのである。

 同じ神奈川だから、小泉進次郎とも馬が合うそうだ。

 私はそうはならないと思う。太郎は、人に担がれるタイプではない。担がれている神輿から自分で降りてしまうだろう。

 だが、河野一郎、河野洋平と、実力がありながら総理になれなかった家系に、三度目の正直が出れば、洋平さんには、感慨深いものがあるだろうな。

 新潮には、先週号で愛人から赤裸々な告白をされた桂文枝師匠が、わけのわからない弁明をしている。

 一つだけ挙げておく。彼女に誘われて2階の彼女の部屋にいき、身体を揉んでもらったことはあるといいながら、

「セクシーな雰囲気になったかって? まあ、それっぽいこともあったかもしれません。彼女がネグリジェを買ったから(着てもらったり)とか。でも、肉体関係はなかったんですよ。彼女の部屋で横にはなったけどそれ以上のことはなかったということです。少なくとも僕の中ではなかったと思っている」

 何もなかったら、彼女に「文枝師匠が自分で撮った局部が大写し」になっているメールを送るか?

 でも74歳で、元気ですな。死ぬまでSEXを実践しなはれ。

 現代の巻頭特集は「Amazonにこれ以上依存していていいのか」というもの。

 はっきりいって目新しい視点は何もない。Amazonについては、いろいろなところで特集が組まれ、ここでもいくつか紹介した。

 だから現代は、何か新しい視点からAmazonを語るのかと思って読んだら、何もない。

 これでは巻頭でやる価値はない。何しろここで紹介する何もないのだ。

 私も自慢ではないが、Amazon依存症である。

 Amazonのサイトを開くと、おすすめ広告や本が出てくるのは煩わしいし、第一、そんなことを私はAmazonに認めてはいない。

 だが、そうはいっても、本はもちろん、先日はAmazon Echoまで買ってしまった。

 机の上に乗せ、毎朝、Echoに起こしてもらい、起きると天気予報とラジオをかけてもらう。プレスリーの曲をかけて! といえばすぐにかけてくれる。

 おもしろいのは、毎朝、「愛してるよ!」と呼びかけると、少しずつ答えに変化が出てくることだ。

 そのうち、Echoに吉永小百合の顔を張り付けて、アレクサではなく、さゆりと声をかけると返事をするようにできないか、考えている。

 とまあ、Amazonがなければ夜も日も明けないという生活である。

 こんな状態がいいわけはない。もしAmazonがなくなったら、どんな世の中になるのか。そっちのほうがテーマとしてはおもしろいと思う。

 今、携帯電話とAmazonが消えたら、われわれはどうやって生きていくのだろう。もう元の生活には戻れないのか。

 意外に、それはそれで順応していくのだろうか。今度はそっちをやっておくれ、現代さん。

 お次は文春の健康もの。老けないために食べるべき「最強魚」は、クロマグロ、サンマ、ブリだという。マグロやブリの血合やカマは認知症も防ぐというのだ。

 だが、開き干しはいけないそうだ。ましてや天日干しは、紫外線にさらされ、酸化しているから、その何割かが体に入り酸化するというのだ。

 それも生で食べるのが一番いい。だが、マグロは高いし、サンマは不漁。ブリは今が最盛期だが、この間デパートの鮮魚売り場を覗いたが、いいものは高い。

 安くて私の好きなイワシ(マイワシだが)は9位だが、これで我慢しておこう。

 これも現代の今さらという企画。

 安倍官邸が天皇を嫌いなのは、よく知られていることだ。

 現代によれば、退位の日を天皇に告げに行くために安倍が車に乗り込む姿がNHKに映り、天皇もそのテレビを見ていたそうだ。

 昨年の12月1日。しかし、安倍が到着する前に、安倍と親しいNHKの女性解説委員が、「天皇の退位は、再来年の4月30日だと、皇室会議で固まった」と話してしまったのだ。

「おそらく天皇は理解しただろう。これは安倍晋三による、冷徹で、そして子供じみたメッセージなのだと」(現代)

 退位を巡る日程についても、官邸が1月改元に固執したが、宮内庁側がこれにダメを出し、朝日新聞が3月31日退位、4月1日改元と報じたが、それを安倍が不服として、労働者の祭典であるメーデーの日を改元としたのである。

 幼い、といってしまえばそれまでだが、安倍が天皇の「憲法順守、平和主義」をおもしろくないと思っているのは確かである。この対立、国民の多数は天皇を支持していると、私は思うのだが。

 さて、カヌーの日本代表候補、鈴木康大(32)が、ライバルの若手に禁止薬物を混入させ、ドーピング違反にしようとしていた「事件」は、五輪に出たい選手たちの言葉では表せないプレッシャーの凄さと、インターネット時代の怖さを見た気がした。

 カヌーの第一人者でありながら、鈴木は五輪に出場できなかった。一度引退したが、北京五輪の代表選手だった妻の父親から援助を受け、再び五輪を目指していた。

 フライデーで鈴木の知人はこう話している。

「もともと、鈴木さんはガツガツした性格ではなく、オットリした人。それだけに、周囲の期待に押し潰されて今回のような過ちを犯してしまったのでしょう」

 インターネットで簡単に禁止薬物が手に入るのも、鈴木の「邪心」を後押ししたのだろう。

 久しぶりに日曜日は、相撲中継を見た。

 日馬富士事件があったのに国技館は満員だと大新聞は驚いていたが、今場所ぐらい見どころの多い場所は最近ではないだろう。

 稀勢の里がなんとか土俵に戻ってきたし、カド番横綱の鶴竜も引退をかけている。

 そして一番の注目は白鵬である。日馬富士事件の当事者の一人で、反貴乃花の筆頭だ。

 立ち合いの張り手などは、横綱の品格に欠けると批判されている。

 だが白鵬も32歳。たしか今年33歳になるはずだ。衰えは隠せない。

 その白鵬が、どんな相撲を取るのか、相撲ファンならずとも見逃せない。

 一番手は鶴竜だった。北勝富士に頭でぶつかっていった気迫は、テレビからも伝わって来た。

 見事な鶴竜勝利。鶴竜の額に、ぶつかってできたのだろう、血が噴き出ていた。

 次の稀勢の里は、貴乃花部屋の新小結、貴景勝。両ガチンコ力士の取り組みは、貴の怒涛の押しが功を奏し、行司は差し違えたが、貴の勝ち。

 さあ、白鵬と阿武咲。明らかに白鵬に迷いが見えた。阿武咲の突っ込みに押し込まれた。

 土俵際、軽業のように体を入れ替え、勝つには勝ったが、不安を感じさせる初日だった。

 注目は、白鳳と貴景勝の一番である。貴の岩の復讐と燃える貴をどうさばくのか。または一方的に押し込まれ、白鳳時代の終焉になるのか。

 土俵上は熱いのに、場外乱闘のほうは、何やら不穏である。

 日馬富士殴打事件は、貴乃花対日本相撲協会・評議員会の泥仕合に発展してきたようだ。

 文春は、事件以来の貴乃花の応対が「著しく礼を欠いていた」と批判した池坊保子評議員会議長(元文科省副大臣)を「出来の悪い田中真紀子」と難じ、追及している。

 文春によれば、彼女は、貴乃花を理事解任より重い「部屋取り潰し」まで考えていたといわれ、貴乃花憎しの感情がむき出しだったという。

 なぜそれほどまでに憎むのかは、文春のインタビューを読んでもよくわからない。だが、「八角理事長は真面目で生一本」、白鵬の張り手には「張り手っていうルールがあるんでしょ。(中略)ある以上は『張り手した』と、ガーガー言わないで」と、協会、白鵬寄りなのが、文春にはお気に召さないらしい。

 貴乃花は大手メディアには口を閉ざしているが、週刊誌には、後援者の口を通じてかなり過激な発言を繰り返している。

 先週のフライデー(1/19号)では、貴乃花5時間インタビューをやっている。いつものお約束通り、貴乃花の支援者が、貴乃花から5時間聞いたという体裁になっているが、問題発言が山盛りだ。まず、「こんな相撲協会なら、潰して新しく作るべきだ」という冒頭の発言。

 次は、1年前の初場所、稀勢の里と優勝争いをしていた白鵬が、貴ノ岩に「星を売れ」と、付き人を通して連絡してきたというのだ。八百長の申し入れである。

 貴ノ岩は察して電話に出ず、白鵬との初対戦で白鵬を破り、稀勢の里の優勝に貢献した。

 さらに、両国国技館の改修工事で怪しいカネの動きがあった、モンゴル人力士が強姦事件を起こしたが、それを理事が奔走してもみ消したと続く。

 相撲協会を潰すというのはともかく、白鵬が貴ノ岩に星を売れといってきたという八百長疑惑、モンゴル人力士の強姦事件は、事実なら、相撲をやっている場合ではない。

 貴乃花は、堂々と会見を開いて、ことの真偽について話すべきだ。週刊誌を使って、自分の推測と勝手ないい分だけを吹聴しているとしたら、理事降格では済まない。

 サッカー日本代表だった本田圭佑の人気は根強い。

 本田を代表入りさせろという声は、さらに強まるだろう。

 だが、そんなことよりも、本田は経営のほうが面白くて仕方ないようだと、ポストが報じている。

 昨年末、都内某所のパーティ場で、本田は数十人の参加者にこういっていたという。

「昼から孫正義さんとお話をさせていただいてですね。その後、資生堂さんの代表の方とお話をさせていただいて……」

 その日のテーマは、「次世代の日本を世界に作っていく投資」についてだったという。

 本田は、小学校生を対象にしたサッカースクールを全国に作ったり、オーストリアの3部チームのオーナーになったりと、その経営手腕は評価されているそうだ。

 ポストによれば、次は仮想通貨ビジネスに参画するといわれているそうである。

 それも彼が親しいカンボジア政府の後押しを受けてだそうだ。

 まだどうなるかはわからないが、あまり手を広げると、選手時代に築いた蓄財がなくなってしまうということになりかねない。

 私にはわからないが、ビットコインビジネスというのは、もはや飽和状態ではないのか。中田英寿のように、地に着いた仕事をした方がいいと思うのだが。

 そういえば、少し前に、本田が作り出したオーデコロンだかを買ったことがあった。

 なかなかセンスはよかった。いいものを持っている人間だとは思うが、知恵に溺れなければいいのだが。

 次は、秋篠宮紀子さんについてのお話。

 ここでも書いたことがあると思うが、紀子さんという人、顔は優しいが、なかなか胆の坐ったお人のようだ。

 狙った獲物は逃がさない。秋篠宮と結婚し、子どもも生まれたが、それだけで満足する女性ではない。

 新潮によれば、御代替わりを迎えれば、秋篠宮は皇位継承順のトップである「皇嗣(こうし)」になり、息子の悠仁さんが2位に続く。

 そうなると職員の数も増え、皇族費も大幅に増える。

 常々、皇族費が少ないといわれていたという紀子さんにとってうれしいことであろうが、その先を見据えておいでだと、新潮は書いている。

 失礼な話だが、万が一、雅子妃が公務を十全に行えなければ、皇后批判が巻き起こり、紀子さんの「皇后」という日があるかもしれない。

「こうした事態を想定なさるにつけ、紀子妃のお気持ちが否応なく高ぶるのは必定」(新潮)

 下世話な見方だが、雅子妃 vs 紀子妃という構図ができ、国民は固唾をのんで見守り、週刊誌は騒ぎ立てるのだろう。

 ところで、元旦に、今年の目標を「カミさんからの自立」とした。私は、料理も、洗濯も、ちょっとした買い物も、ほとんどやらない。

 だが、私が早く逝けばいいが、運悪くこっちが残ったとき、料理や洗濯ぐらいできないと困る。

 今から、その時の準備を始めようと強く「決意」したのだが、年末以来、左腕が上がらなくなり、そのまま越年してしまった。

 医者は、首の神経からきているのではないかというのだが、一番困るのが洋服を着るときである。仕方なく、カミさんに手伝ってもらうのだ。

 その上、坐骨神経痛では「自立」できるはずはない。掲げた目標を早々ゴミ箱に捨てた。

 今年の初荷・文春砲は、フジテレビの人気女子アナ・秋元優里(34)と、BSフジの『プライムニュース』のプロデューサーA氏だという。

 テレビプロデューサーといえば公人だと思うが、なぜ匿名にしたのだろうか。

 秋元の父親は元オーストラリア大使で、現在は宮内庁で式部官長を務めている。式部官長は歴代侍従長に就任しているという。

 そんなええとこの娘(こ)である秋元は、報道志向で、入社2年目から『報道2000』の司会をやり、滝川クリステルの後任として『ニュースJAPAN』のキャスターに抜擢された超エリートアナ。

 2012年に、同じアナウンス室の5年後輩、生田竜聖アナ(29)と結婚。翌年には長女が生まれている。

 順風満帆の人生のようだが、16年には早くも「FLASH」が別居していると報じた。別居理由は、秋元が不倫していたからだといわれたが、今回、文春が目撃した不倫相手は、その時に噂をされた人物だそうである。

 現在、秋元は、『ワイドナショー』で隔週レギュラーを務めている。

 文春が2人を追うと、ワンボックスカーで、人のいない竹林や、横浜郊外の畑の中などに車を止め、30分ほど過ごした後、秋元の家に送り届けるそうだ。

 1度は、箱根湯本の古民家風の宿の離れに泊まっているところを写されている。

 このA氏、40代半ばで、もちろん妻も子どももいる。ルックスはさほどではないそうだが、「とにかく聞き上手なんです。女性の悩みや無駄話を余計な口を挟まずにずっと聞いているタイプ」(フジテレビ関係者)。

 そうそう、こういうタイプがモテるんだ。2人は文春の直撃に、秋元は「交際しているわけではない」、A氏のほうは「やましいことは全くない」といっているが、苦しいいい訳ではある。

【巻末付録】

 ポストからいこう。「巨乳の世界史 22人のすごいおっぱい登場」。何のことはない、マリリン・モンロー、エリザベス・テイラーから小向美奈子までただ並べただけ。

 次は「なおん ジュリエッタ」。いやーいい女だね。この子のヘアヌードを是非拝みたいものだね、西田幸樹さん。

 袋とじは「輝く! 柏原芳恵・伝説」。思わせぶりに「本誌だけに掲載を許された秘蔵ビキニ写真」もあるでよとあるが、大したことはあるまいと震えながらハサミでていねいに切ったら、いやー、なかなかの迫力だ。

 それに後ろ姿だが、芳恵ちゃんの全裸が拝めた。これってすごくない?

 現代はどうだろう。巻頭は巨匠・篠山紀信のヌード新作。テーマは「AIと人間の共存」。なかなか怪しい雰囲気が、篠山らしくていい。

 人間とマネキンというのが、ずいぶん昔あった。なんとなくそれによく似ているが、巨匠が撮るんだから、新しいのだろう。

 後半は「板野友美 初めてのランジェリー」。売れるのがよくわかる、魅力的な子である。お次は、「平嶋夏海 やわらか裸身」。渾身の袋とじは、またまた山咲千里。「究極の美ヘアヌード」。撮影現場のPV動画が、見られるそうだ。

 彼女は昔の彼女ならず。まあ頑張っているが、私の脳裏に焼き付いている山崎千里のヌードを見た時の驚きは、もはやない。

 というわけで、今週は柏原芳恵のバックヌードを持って来たポストの勝だ。
(文=元木昌彦)

「講談社OBとして恥ずかしい!」名物編集長が“斜陽”の週刊誌業界に喝!

今週の注目記事・第1位
「ニトリ会長『2018年の日本経済』を大予測!」(「週刊現代」1/20号)

同・第2位
「貴乃花激白5時間『相撲協会は潰れたほうがいい』」(「フライデー」1/19号)

同・第3位
「トランプ大統領に『コーラ飲み過ぎ認知症トラップ』」(「フライデー」1/19号)

同・第4位
「知の巨人内田樹氏 ニッポン『絶望列島』化」(「サンデー毎日」1/21号)

同・第5位
「経済学の巨匠伊東光晴が本気の直言! 『アベノミクス続けば5年以内に財政破綻』」(「サンデー毎日」1/21号)

同・第6位
「トヨタ豊田章男社長と安倍官邸の攻防『3%賃上げ』は実現するか」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第7位
「『負』動産を『富』動産に変える」(「週刊現代」1/20号)

同・第8位
「『あさイチ』降板の有働アナ、決定に至るまでの様々な葛藤」(「女性セブン」1/18・25号)

同・第9位
「土壇場のハリル降ろし勃発で本田、香川が代表復帰へ!?」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第10位
「キタサンブラック“種”のお値段 武豊『国民栄誉賞』の“障害”」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第11位
「厳冬更改『斎藤佑樹』のクリスマス実況中継『イブイブ合コン』午前3時の“熱投”」(「週刊ポスト」1/12・19号)

今週のワースト記事ナンバー1
「元自衛艦隊司令官・香田洋二氏『米朝戦争は必ずある。韓国にいる日本人はすぐ帰国せよ』」(「週刊現代」1/20号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もご愛読のほどお願い申し上げます。

 昨年からいっているように、今年は週刊誌にとって正念場の年。スクープを飛ばしても減り続ける部数によって、減り続ける影響力。

 反比例して上がり続ける定価は、今年中にワンコイン(500円)になるに違いない。今は少し高くはなったが、文庫本1冊と同じ値段になると、よほど魅力のあるスクープや記事がないと、買ってはくれないだろう。

 文春も例外ではない。「創」(創出版)2月号によれば、新谷学編集長率いる週刊文春は、松井社長直轄になったという。

 AERAが発行当時、社長直轄になっていたことはあるが、他誌では、寡聞にしてこういうことは聞いたことがない。

 私は週刊現代育ちだが、昔は現代編集部は「治外法権」部署といわれていた。何人も、社長でさえもアンタッチャブルで、実際、中にいる我々もそう思い、肩で風を切って闊歩していた。

 私が現代編集長のときは、重役たちも編集部に対してクレームやいいたいことがあっても、私のところへは来ないで、入り口から壁伝いに、担当役員の席へ行ってこそこそ話していた。

 そういう「外面の恐さ」すべてがいいとはいわないが、週刊誌にはそういうところが必要だと思う。

 社内の声を忖度しながら、上役の顔色をうかがいながらでは、いい記事はできないのではないか。

 今では現代も、上の人間が現場に口を出し、特集の採否にも「御意向」を反映させていると聞いている。

 いらぬ心配かもしれないが、いい意味で一般週刊誌の編集部は社内政治から独立し、外(読者)に向かって耳を目を開いていなければいけないと思う。

 あらゆる意味で、文春、新潮、現代、ポスト、フライデー各誌の生き残りをかけた「戦争」が最終局面を迎える。生き残るのはどこだろう。

 さて、そうした意味も含め、今年は週刊誌礼賛ばかりではなく、厳しい批判もしていこうと考えている。

 その記念すべき第1回目が、現代の「元自衛艦隊司令官・香田洋二氏」の記事である。

 この中で、香田氏は「米朝戦争は必ずあるから韓国にいる日本人はいますぐ帰国せよ」と断言している。

 その根拠はこうだ。

「韓国では来月9日から25日まで、平昌オリンピックが開催されます。続いて3月9日から18日までがパラリンピックです。

 しかしアメリカ軍は、毎年春に行っている大規模な米韓合同軍事演習を、オリンピック終了後の3月2日から4月24日まで行うと、昨年末に発表しました。文在寅(ムンジェイン)政権としては、パラリンピックが終了するまで合同軍事演習の開始を待ちたかったことでしょうが、アメリカが押し切った格好です」

 北朝鮮の金正恩が、平昌五輪への参加を表明し、9日には南北の会談が行われた。

 トランプ大統領も、これを歓迎するコメントを出しているので、会談の話し合いいかんでは、一時的かもしれないが、緊張が緩和される可能性はある。

 このインタビューは、たぶん昨年行われたと思うので、前提が違ってきているのは仕方ないが、香田氏はこうもいっている。

「私は、北朝鮮空爆の可能性が最も高いのは、真夏の7月頃と見ています。

 この頃、いよいよ北朝鮮が、アメリカ本土まで届く核ミサイルを完成させたと、トランプ政権が判断。またアメリカ軍も、北朝鮮の核やミサイルの保管場所、開発工場や発射台の場所などを、ほぼ正確に掴んでいることでしょう。

 11月に中間選挙を控えたトランプ大統領も、夏に北朝鮮を攻撃することは、政権支持率を浮上させるために、もってこいのタイミングです」

 まさにアメリカの属国・日本の自衛官のトップにいた人間のモノの見方丸出しである。

 こうしたアメリカ盲従主義の人間は、空爆がもし始まっても、韓国は危ないが、日本は大丈夫だと、理屈に合わないことを平気でいうのである。

「私は現実的に見た時、北朝鮮のミサイルが日本列島に落ちる確率は、極めて低いと思っています。

 それは、北朝鮮が日本へ向けてミサイルを発射することは、金正恩政権にとって意味がないからです。

 日本各地に米軍基地がありますが、もし北朝鮮が在日米軍基地にミサイルを撃ち込めば、その時点でアメリカは北朝鮮に対する全面戦争に打って出ます。そうなれば、金正恩政権は崩壊するわけで、そのような自爆行為を、金正恩委員長が決断するとは思えません」

 この御仁、こんなことを本気で考えているとしたら、失礼だが、軍人として優れた人間ではなかったのであろう。

 すべての可能性を考え、最悪の事態を招かないようにするのが、司令官としての務めではないのか。

 アメリカが空爆しても、北朝鮮は韓国は攻撃しても日本は攻撃しない。そんなことがある訳ないではないか。

 トランプも金正恩も尋常な神経の持ち主ではない。その2人が核のボタンを手に持っているという「恐ろしさ」を考えれば、安倍晋三首相のような度量のない考え方ではなく、文在寅大統領のような「圧力と対話」路線であること、子どもでもわかる。

 こんな発言を無節操に掲載する現代は明らかにおかしいと思わざるを得ない。

 講談社で昨年1番売れた本はケント・ギルバートの『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』だという。

 この本に対しては多くの批判が巻き起こっているから、ここでは触れないが、講談社OBの一人として、恥ずかしい。

 平昌五輪へ北朝鮮が参加し、軍事演習をトランプが中止して、なんとしてでも金正恩を対話の席に引っ張り出す。これしか和平のための選択肢はない。

 さて、注目記事へいこう。もはや「ハンカチ王子」といわれたことさえ遠い過去のことになってしまった。

 大谷翔平や清宮幸太郎の陰に隠れ、年俸は5年連続ダウンの1,830万円(推定)。一軍最低年棒は1,430万円だというから、土壇場に追い詰められているはずの斎藤佑樹(29)だが、相変わらず、西麻布の会員制バーで、女の子を漁っているとポストが報じている。

 昨年のクリスマス前夜のこと。そこには女性7~8人と斎藤たちの姿があり、シャンパンやテキーラのボトルを開け、カラオケで歌い、「ボッボッボボッボッボッボ・勃起」の大合唱。

 午前を回り、帰ろうとした女性を斎藤が追いかけ、親密な様子で話していたが、結局、帰られてしまったという。

 もはや、制球力がなくなった斎藤だが、女性を口説く神通力まで失ってしまったのだろうか。

 星野仙一が亡くなった。享年70。まだ若い。長嶋や王が追悼の言葉をマスコミに出した。それだけではなく、多くの野球人、ファンが惜しんでいた。

 これほど悼まれる男は、星野の後は、長嶋と王だけだろう。

 私は巨人ファンだから、星野は嫌いだった。巨人が9連覇を成し遂げた時、2位の阪神は、中日と中日球場で対戦した。

 中日に勝てば阪神が優勝だった。中日星野はもちろん阪神に勝たせたい。ど真ん中に絶好球を投げても阪神のバッターは、ガチガチで打ち損じてしまった。

 その試合の最中、新幹線が球場を通って行った。中には巨人の選手たちがいた。

 結局、阪神球場での最終戦に巨人は勝ち、9連覇を達成した。

 そして翌年、10連覇を阻止したのは中日だった。

 その後、阪神監督、楽天監督になり、東日本大震災の2年後に、星野・楽天は優勝した。

 その頃だったか定かではないが、赤坂のホテルのエレベーターで星野と乗り合わせた。といっても口をきいたわけではない。

 突然、星野が崩れるようにしゃがんでしまった。苦しそうな表情だった。一緒にいた人間が抱えて、連れて行った。

 その頃から、星野は何か持病を抱えていたのではないか。

 強気で、元気のいいところしか見せなかったが、愛妻に早く死なれ、私生活は孤独の影を宿していたようだ。

 星野が亡くなって、これほど皆に愛されていたんだと知った。巨人ファンにはちょっと癪な男だったが、いなくなると寂しい男である。

 お次は競馬の話題。年末の有馬記念を制し、キタサンブラックは引退して種牡馬になった。

 ポストによれば、種牡馬の初年度の種付け料は1回50万から200万円が相場だというが、キタサンは700万円以上といわれているそうだ。

 ちなみにディープインパクトの初年度は1,000万円で、現在は3,000万円だそうだ。

 種牡馬として、その子どもが走れば種付け料も上がるが、キタサンはさほどの血統馬ではないから、私は懐疑的である。

 キタサンと組んで、48歳ながら復活をアピールした武豊だが、前人未到のJRA4,000勝にあと50数勝で到達する。

 そうなると「公営ギャンブル界初の国民栄誉賞」との声が日増しに高まっているというのである。

 だがそれを阻むのが「女癖」だという。しかし、4,000勝はとてつもない大記録である。サッカーや柔道にあげたのだから、武豊にも与えるべきだと、私も思う。

 お次もポスト。サッカー日本代表のハリルホジッチ監督への風当たりが強い。12月16日の韓国戦で1対4と惨敗してから、それがより強くなり、1月27日の次期会長選で、「反ハリル勢力」が候補を立て、勝てば、一気にハリル降ろしが始まるそうだ。

 本田や香川を再び入れても、日本代表がさほど強くなるとは思えないが。

 さて、今やNHKの顔になった有働由美子アナ(48才)が『あさイチ』を降板すると発表された。

 決して美人とはいえない有働アナが、現役女子アナとして初めてニューヨークへ行ったり、NHKの紅白の総合司会をやったりと活躍できたのは、彼女の頑張りと、下ネタまでも朝のテレビで口にしてしまう、アッケラカンとした明るい性格によるのだろう。

 女性セブンによると、静岡県内で空調設備会社を営む5才年下のA氏との遠距離恋愛も破局したという。

 50近くなって、女としてどうこれから生きていくのか、NEWSポストセブンから引用してみたい。

「『同じNHKの青山祐子アナ(45才)は40才になってから4人の子供を産んで、6年近く産休育休を取っています。そんな年齢の近い後輩の生活を見て考えるところもあったでしょうね。有働さんは30代後半の時、NHK初の特例でアナウンサー職のままニューヨーク特派員として4年間むこうに行っていました。帰国したのがちょうど40才のときで、同時にあさイチに抜擢。早朝の帯番組を担当することは、気軽に夜の会食にも顔を出せず出会いもない。40才から48才までそんな生活を8年続けるなか、結婚や妊娠と自分のキャリアとの狭間で考えることもあったと思います』(NHK関係者)

 最近になって、彼女は周囲に『結婚や出産は無理かなと思って、やっと気持ちが落ち着いてきた』と漏らしていたというが、その胸中をはかり知ることはできない。そして彼女は『朝の顔』を降りる選択をした。

『結婚や出産への気持ちの整理がどこまでついたかはわかりませんが、プライベートを充実させたいというのは心からの本音だと思います。この先50才を過ぎて女ひとりで生きていくことを真剣に考えたんじゃないでしょうか。

 いくら人気アナとはいえ、50代目前の有働さんが帯番組のレギュラーをもつのはNHKでは珍しいことです。体力的にもキツい中で“現場仕事”を続けることは大きな負担になります。それに、自分がいつまでも現場にいることで、若いアナウンサーの活躍の場を奪ってしまっているという考えもあったようです。

 同年代と同じように、管理職として局に貢献していくことが、跳ね返って自分のためにもなるというのが、決断の理由だったようです。有働さんは“ジムに通いたい”と話したりして、お金や時間を自分のために使いたいと考えているそうです』(別のNHK関係者)」

 結婚しない女性が増えているといわれる。そうした生き方をしてきて、50路に差し掛かった時、ふと人生を振り返って、有働アナのように、何かを捨て、何かを選ぶ決断をするのは、男にはわからない大変なことだろうと思う。

 有働アナには将来、NHK会長にという声もあるそうだ。そのための勉強を始めるのだろうか。

 現代によれば、2019年には不動産バブルが必ず崩壊すると、巻頭で特集をしている。

 例えば、住みたい街ランキングの上位に名を連ねる神奈川県川崎市・武蔵小杉は、この10年間で高層マンション17棟、総戸数約6,600戸が新たに作られ、ざっと2万人が移り住んだことになるという。

 だが、駅は混雑する、タワーマンションのためにビル風がすごいと、苦情がしきりだそうである。

 そのため、このままいくと不動産価値が暴落する危険があるというのだ。

 一時は不動産が売れに売れ、地価が上がると騒いでいたのにどうしたのだ。

 不動産コンサルタントの長嶋修が描く日本の不動産の将来像は暗い。

「シンガポール国立大学の清水千弘教授(現・日本大学教授)らの研究によれば、日本の住宅価格は2040年には、10年より46%下がるとしています。5000万円だった不動産が、2700万円に下がるイメージです。しかし、これはあくまで全国平均、私はこれからの不動産は、1.価格維持・上昇グループ、2.半値グループ、3.無価値・マイナス価値グループの3つに分かれていくと考えています」

 長嶋によれば、最も多いのが、全体の7割を占める2の半値グループだという。毎年2~4%の下落を続け、20数年後に半額にまで下落するというのだ。

「問題は、全体の約2割を占める3.無価値・マイナス価値グループです。売ろうとしても引き取り手がおらず、固定資産税や維持管理にコストがかかるだけ。持っているだけで損をします。あるいは所有者が空き家の取り壊し費用を負担して、無料で聞き取ってもらうしかない。すでに地方の田舎では現実になっていますが、首都圏でも近い将来にはそういうところが出てきます。

 たとえば、70~80年代に団塊世代が多く暮らした、かつてのベッドタウンがそうです。都心から30kmくらいのところにある、交通が不便な地域。具体的には神奈川県の相模原や埼玉県の大宮、千葉県の柏などです。こういう場所は団塊世代が一斉に移り住んだので、住む人がいなくなる時期も一気にやってきます。そういう土地を持っている人は、できるだけ早く売ったほうがいい。時間が経てば売れなくなるばかりか、持っているだけで損をします」

 今年中に売るべきだと現代はいっている。

 さらに、都内にまだ畑がある地域も、これから大変だそうだ。

 東京都世田谷区の等々力は渋谷から電車で20分ほど。東急大井町線等々力駅を降りると、23区内とは思えないほどの自然が残されている地域だ。

 ところがこれから「生産緑地の指定が解除」されると、途端に支払う税金が大きくなるという。

 たとえば、評価額1億円の土地の場合、生産緑地なら年額7,000円だった固定資産税が、年額46万円に跳ね上がる。

 平成27年の「都市計画現況調査」よれば、生産緑地は全国で1万3,400ヘクタール以上にもなる。

 東京都だけでも3,296ヘクタールあり、仮に都内にある生産緑地がすべて宅地化された場合、約25万戸の一戸建て住宅が立つ広さに当たるという。

 その結果、不動産価格が大暴落する。「2022年問題」と呼ばれているそうだ。

 東京23区内で生産緑地が多いのは練馬区(189ヘクタール)、世田谷区(95ヘクタール)、江戸川区(64ヘクタール)。

 さあ大変だが、不動産は買うより売る方が難しい。私の住んでいる中野区は、中野駅北口や哲学堂などには緑はあるが、生産緑地は少ないだろう。

 私の家などは、猫の額にもならない庭と掘っ立て小屋だから、こういうことは心配ないな。うれしいのか、悲しむべきなのか。

 安倍首相は年末はゴルフに興じていたらしいが、今年の秋には総裁選を控え、安倍の望み通りの「無風」ではないようだ。

 それに、財界などもからも経済政策への不満が飛び出し、今年は厳しい政権運営が予想される。

 ポストによれば、トヨタの豊田章男社長も、安倍が要求した「賃上げ3%」には、首を振るようだ。

 自動車業界は100年に一度の大変革の時代に入ったと、豊田社長はいっていて、電気自動車や自動運転など次世代の技術に大規模な投資を行うと発表している。

 こうしたことに投資するため、安倍のいうがままに賃上げすれば、人件費が足を引っ張ってしまう。

 春闘相場のカギを握るトヨタが、3%賃上げはしないといえば、その影響は大きい。

 安倍は固唾をのんで見守っていることだろう。

 ここからはサンデー毎日に掲載された「知の巨人」たちの安倍首相の経済政策や日本の暗い未来についての考えを紹介したい。まずは大長老・伊東光晴の「本気の直言」。

「中曽根康弘政権がその典型だったように、過去の財産を食い潰してきた。国鉄、電電を民営化してその株を売却するなど、明治以来の財産を食い潰し、とりあえず今の生活を維持する、ということをしてきた」

「原子力発電と同じだ。原発は放射性廃棄物という処理不能のゴミを出しているが、何とかなるだろうと言って発電を続けている。このとりあえず主義は、日本の庶民の心に深く根差しており、それに対抗する明治以来の西洋合理主義と、さまざまなところでぶつかり合うが、ほとんどがとりあえず主義の勝ちとなっている。国債発行、原発……。皆、根っこは同じだ」

 伊東がいっているのはこの二つ。日本人のとりあえず主義と、過去の遺産を食い潰して現在まで来てしまったということだ。

 インタビューアーの倉重篤郎はこう結んでいる。

「アベノミクスは、日本の死に至る病だ、と私は書いたことがあった。成長至上主義という病と、次世代に対する過剰な依存症により、経済メルトダウンに至るような、とんでもないツケを将来世代に負わせているのではないか、という見立てである。伊東氏は『日本政治のとりあえず主義』が『未来を食い潰す』と表現された。同じことを言っている、と思っている」

 次は内田樹。橋本治が書いた『九十八歳になった私』を取り上げ、こう論じている。

「日常を活写した小説の『あとがき』に橋本はこう書いている。

『「三十年後の近未来」を考えたら、今や誰だって絶望郷(ディストピア)だろうう。そのことを当然として、みんなよく平気でいられるなと思ったけれど、「じゃ、どんなディストピアか?」を考えたら面倒臭くなった(……)。「ディストピアを書くったって、現在の自分の立場を安泰にしておいて、暗い未来を覗き見るんだろう? それって、何かフェアじゃないな」と思い、「そうか、自分をディストピアにしちゃえばいいんだ」というところへすぐ行った』

 橋本はここでとても大切なことを書いていると私は思う。それは『現在の自分の立場を安泰にしておいて』なされる未来についての想像は『フェアじゃない』。だから、同じように『現在の自分の立場を安泰にしておいて』なされる過去の回想も『フェアじゃない』のだと思う。

 過去30年を振り返るとしたら、『こんな日本に誰がした』というような言葉づかいは自制すべきだろう。他ならぬ私たちが「こんな日本」にしたのである。

 同じように30年後の日本について語るときも、それが絶望的な見通しであればあるほど、その社会でリアルに苦しんでいる老残の自分をありありと想像した上で、『そうなることがわかっていながら、止めることができなかった』私自身を責めるべきなのだ」

 ここでも、とりあえず、まあいいか、と考える日本教が、未来を食い潰すといっている。

 週刊現代の2017年12月16日号に載ったアメリカの投資家「ジム・ロジャーズ」の言葉を引用している(詳細は以前書いたので、バックナンバーを読んでください)。

 ロジャーズは「このままいけば、いま日本人の10歳の子どもが40歳になる頃には、日本は大変なトラブルを抱えていることでしょう」といっている。

「投資家の言う『大変なトラブル』の一つはこれから後『無慈悲で不人情な社会』が行政主導・メディア主導で作り出されてゆくだろうということである。それについての危機感が今の日本人には感じられない。だから、この暗鬱な予測は高い確率で実現すると思う」

 編集者というのは、自分が思っていること、いわなければならないことを、他人の言葉をもって、いう仕事である。

 私も根っからの編集者だから、こうして、いろいろな雑誌から「引用」するもののいくつかは、自分が考えていること、自分が今いわなければならないことを、他人の言葉を用いていっているのである。

 伊東や内田がいっていることは、いま生きている日本人は、各人が切実に自分の30年後を思い描くべきだということだ。

 もはや手遅れだろうが、それでも、しないよりしたほうがいい。

 この国は荒れ果て、人心は荒廃し、財政は破綻し、病人や足腰の立たない年寄りは放置しておかれる。

 少しでもそうならないために、いまどうするか。わかりきったことである。安倍のやっている財政再建そっちのけの金融垂れ流し政策をすぐに止めさせ、大企業や金持ちに対する税金を増やすことである。

 GDPの2倍になる1,000兆円の借金について、子どもから年寄りに至るまで、どういうことか教育することである。

 そうすれば、少子高齢化は止められないが、財政破たんはかろうじて回避でき、弱者救済政策もかろうじて継続できるかもしれない。もはや時間はない。考えよう、自分の10年後、20年後、30年後を。

 閑話休題。「介助する僕の背中に手を回しラストダンスと戯(おど)けた妻よ」(『週刊朝日』1/5・12号の永田和宏氏と知花くらら氏との対談より)

 こんな歌が目にとまったのも、自分の老いを切実に感じているからであろう。

 昨年から、左腕が上がらなくなった。整形外科医はMRIやレントゲン写真を見て、首の神経からきているのだろうというが、クスリを飲んでいるが一向に良くなる気配がない。

 すると年末から、腰が痛みだし、歩行がやや困難になってしまった。これは貼り薬でよくなってきたが、やれやれである。

 若い頃はダンス教室に通い、ワルツやジルバ、ルンバなどをダンスホールで踊っていたこともある。

 特にジルバやルンバ、マンボが好きだった。そんなことを思い出しながら妻の背中で「ラストダンス」を踊る日も近いと思うと、同じように、部屋をヒョコヒョコ歩く老犬が愛しくなる。

 だいぶ前に、劇団四季の浅利慶太さんに、「元木君、60代と70代は違うよ」といわれた。

 浅利さんは80歳を超え、やや認知症が出てきているようだ。私も、次々に出てくる体の不具合に60代との違いを痛感する日々である。

 ところで、トランプ米大統領の暴露本が発売され、爆発的に売れているという。

 タイトルは『炎と怒り』。トランプの側近だったバノン前首席戦略官の話を中心に、200人以上を取材したジャーナリストのマイケル・ウルフ氏が書いたものだ。

 トランプ氏の弁護士が出版社に出版差し止めの通告書を送ったが、出版社側は逆に前倒しして発売したそうだ。

 トランプはこの暴露本を「いんちき本」とし、トランプの親族を批判するバノン発言を「汚いスティーブ・バノンとして知られる情報漏洩者」とこき下ろしている。

 これは暴露本ではないが、フライデーが、トランプ大統領はダイエットコーラの飲み過ぎで、認知能力が下がっている可能性があると報じている。

 アメリカ内では「ジャンクフード大統領」とあだ名がついているほど、ジャンクな食べ物が好きで、コーラは日に12本も飲むというのである。

 脳神経科学に詳しい米山公啓医師はこういう。

「今の症状を見ると、トランプ氏は『多発性脳梗塞』を発症しており、これによって口、舌、咽喉などの運動障害である『構語障害』が起きている可能性があります。さらに、脳梗塞が悪化すれば『脳血管性認知症』に罹患するリスクも十分にある。今後、性格が異常に攻撃的になったり、判断能力や認知能力が著しく低下したりするかもしれません」

 もしこれが事実なら恐ろしいことである。

 核のボタンを持った人間が認知能力を低下させたら、何が起こるのか。考えたくもない、だが、そうと思える言動や振る舞いがあることも事実である。

 これこそ世界が直面する「今そこにある重大な危機」なのかもしれない。

 トランプがいよいよ危ない。認知症うんぬんの問題もあるが、ロシアとの選挙中の関わりが、司法によって明らかになる可能性が高い。日本は早くトランプ離れをしなければ、日本もトランプの政権崩壊の渦に巻き込まれる。

 もうすぐ大相撲初場所である。白鵬を筆頭にしたモンゴル勢と、それに反旗を翻している他の力士たちとの「ガチンコ相撲」が始まれば、ただでは済まない。

 こうしたしこりを残したまま、場所を開催するのは止めたほうがいいのではないか。

 この状態を膠着させたままなのは、貴乃花が何もいわないからだが、実は、週刊誌を使って、自分のいい分を一方的に語っているのだ。

 今週もフライデーが、貴乃花5時間インタビューというのをやっている。

 慌てて読んでみたが、何のことはない、いつものお約束通り、貴乃花の支援者が、貴乃花から5時間聞いたという体裁になっている。

 もし、こうした形で貴乃花の発言が大きな問題になっても、自分は週刊誌に何もしゃべっていないと逃げるつもりなのではないか。

 なかなかの問題発言が山盛りなのだ。まず、「こんな相撲協会なら、潰して新しく作るべきだ」という発言。

 貴乃花の心配は、貴ノ岩が相撲界に戻れるかだという。マスコミに追われて医者にも行けないそうだ。

 次の問題になりそうな発言は、1年前の初場所、稀勢の里と優勝争いをしていた白鵬が、貴ノ岩に「星を売れ」と、付き人を通して連絡してきたというのだ。

 貴ノ岩は、それを察して電話に出ず、白鵬との対戦で白鵬を破り、稀勢の里の優勝に貢献した。

 さらなる爆弾発言は、両国国技館の改修工事で怪しいカネの動きがあった、モンゴル人力士が強姦事件を起こしたが、それを理事が奔走してもみ消したというものである。

 相撲協会を潰すというのはともかく、白鵬が貴ノ岩に星を売れといってきたという八百長疑惑、モンゴル人力士の強姦事件は、事実なら、相撲をやっている場合ではない。

 貴乃花は、堂々と会見を開いて、この問題を話すべきだ。週刊誌を使って、自分の勝手ないい分だけをいっているとしたら、理事降格では済まない。

 早くこうした問題に決着をつけないと、土俵に血が流れるかもしれない。

 さて今週の第1位。現代がニトリ会長の似鳥昭雄に2018年の日本経済を大予測させている。

 ニトリホールディングの東京本部(東京・北区)の応接に姿を現した似鳥会長は早速、こういった。

「今の相場それほど長く続かないと思うんです」

 昨年は株高・円安が進み、日本の株価は16連騰を記録した。だが、18年以降はそうはいかないというのである。

「確かにいま株価は高くなっていますが、私は日本の株価、為替を予測するには、アメリカの動向を読むことが最も大切だと思っています。
そのアメリカは景気拡大局面が100ヵ月以上空続いていますが、戦後、これほど長く景気拡大局面が続いたのは過去にほとんどなくて、本来であればもう下降局面に入っていてもおかしくない。

 それが17年1月にトランプ政権が誕生して、『アメリカファースト』との掛け声が国民の期待感を引き上げたことで、景気が持ち直した。
おそらく、アメリカは18年中に下降局面に入るでしょう。トランプが掲げた政策はうまくいかない。今は法人税減税に沸いていますが、じつは別のところでは増税しているのだから、冷静に見ると経済効果はあまりない。

 そうした政策への期待感がなくなるのが18年中だと思います。当然、アメリカ経済が失速すれば、日本の株価、為替市場には影響が出てきます。
私の見立てでは、その失速がハッキリしてくるのは18年の第3四半期(10~12月期)くらい。そこから第4四半期(19年1~3月期)にかけて、状況はだんだん悪くなっていく。

 その動きに連動して、まず為替市場が円高に振れていく。18年は1ドル=100円近くまでいく場面もあるかもしれませんが、年末に1ドル=105~108円前後というのが無難な予測ではないでしょうか。
 円高によって株価も低迷し、日経平均株価は2万円を切るのではないか」

 それに消費者の消費傾向が変わってきたという。日本の消費は縮んでいるそうだ。

「一方、唯一と言っていいほど消費が増えているのはスマホなどの通信費です。00年から16年の消費支出の変化を見ると、『通信・光熱関連』は10.1%の伸びですが、衣食住の衣は32.1%減、食は3.9%減、住は17.9%減。これが現代の消費の姿です」

 訪日する外国人のインバウンド消費は伸びているがという問いには、「インバウンド消費は、いつ引いてもおかしくない。日本人もバブル期に欧米に旅行して爆買いしていましたが、今はしていない。同じようにインバウンド需要もいつかなくなるでしょう。結局、給料が上がらないと消費は増えない」。

 似鳥は、毎年1,300人ほどの社員とともにアメリカに視察調査に出かけるという。去年の視察で最も印象的だったのは、アマゾンVSウォールマートの2強対決だった。

「アメリカはもう大変ですよ。17年にアマゾンが約460店ある高級スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを1兆5000億円で買収したのは有名ですが、買収から数ヶ月もしないうちに、そのリアル店舗で値下げを始めているんです。

 それに対抗するように、ウォールマットも約3800億円でネット企業を買収してネット通販を強化し、独自の配送網も整備するなど大改革を推し進めている。さらに、ウォールマートはこれまでは4000坪前後の巨大店舗を構えていたのが、食品中心の1000坪規模の新店舗の出店を加速させている。

 ネットでもリアルでも巨大企業同士が真っ向対決しているんです」

 2強が値下げ競争をしていることで、アメリカでもデフレが顕在化してきたという。

「一言で言えば、いまアメリカで起きているのは『寡占化』です。強い企業は業界の垣根を越えてよその業界も浸食しながら、さらなる巨大企業へと膨れていく。
 勝ち残れるのはそのトップだけで、ほかは市場からの退場を余儀なくされる。業界が丸ごと消えてしまうところも出てくる」

 似鳥会長は、今はまさに「戦国時代」だという。有名企業であっても倒産、吸収合併される事例はどんどん増えていく。この時代が始まるのが18年で、19年、20年にかけてより激しくなっていくと予測する。

 株が上がったと浮かれているのは、今だけなのかもしれない。

【巻末付録】

 ポストは堂々と「本誌は今年も『読む勃起薬』宣言!」をしているが、今週の現代には「女性器」「SEX」の文字が表紙にない(先週号にはヘアヌード、セックスの文字あり)。

 やや自粛ムードか?

 現代に松坂慶子の15年ぶりという撮り下ろしグラビアがある。私の7歳下だから、いい年になるが、まだその色香は褪せていない。

 私が、松坂慶子に会ったときは30代半ば。「婦人倶楽部」という雑誌のグラビア取材で会った。

 赤坂の山王神社で撮ったと記憶している。松坂は20代の後半。抜けるような肌と濡れた瞳が素敵だった。

 撮影が終わり、近くの喫茶店でお茶を飲んだ。二人席で向かい合った。こちらの話を聞いている時、彼女のうるんだ瞳が私を勘違いさせる。

 彼女はひどい近視で、そのためにじっと見ていると自然に涙目になると後から聞いた。

 あの目にじっと見られたら、死んでもいい。そう思ったが、以来、年賀状のやりとりはしていたが、会うことはない。

 親との確執、結婚生活、実生活は波乱にとんだものだった。もう一度会ったら、あなたの人生は幸せだったか、聞いてみたい。

 他は「実録官能小説 痴情の楽園」。警部と婦人警官のお話。「金子智美 これが私の『CKB(チクビ)』」。「2017年の日本一に輝いた 吉高寧々」。「新宿歌舞伎町」。

 袋とじは「京のお茶屋で『お座敷遊び』」。多少お茶屋遊びはしたが、こんなエロティックな遊びはしなかったな。

 芸者さんと寝るときの、帯を解く音が何ともいえない。

 ポスト。袋とじ1は「美女20人と夢の『姫始め』」。2は「裸に割烹着を着る女将」。

 3は「史上最高の名器6人大解剖」。これには膣の中を撮れるカメラを使って撮影した映像が載っているが、なんだかわからない。

 4は「超高額限定写真集の秘蔵ヘアヌード」。合併号だけに頑張ってはいるが、新味はない。よって今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

「講談社OBとして恥ずかしい!」名物編集長が“斜陽”の週刊誌業界に喝!

今週の注目記事・第1位
「ニトリ会長『2018年の日本経済』を大予測!」(「週刊現代」1/20号)

同・第2位
「貴乃花激白5時間『相撲協会は潰れたほうがいい』」(「フライデー」1/19号)

同・第3位
「トランプ大統領に『コーラ飲み過ぎ認知症トラップ』」(「フライデー」1/19号)

同・第4位
「知の巨人内田樹氏 ニッポン『絶望列島』化」(「サンデー毎日」1/21号)

同・第5位
「経済学の巨匠伊東光晴が本気の直言! 『アベノミクス続けば5年以内に財政破綻』」(「サンデー毎日」1/21号)

同・第6位
「トヨタ豊田章男社長と安倍官邸の攻防『3%賃上げ』は実現するか」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第7位
「『負』動産を『富』動産に変える」(「週刊現代」1/20号)

同・第8位
「『あさイチ』降板の有働アナ、決定に至るまでの様々な葛藤」(「女性セブン」1/18・25号)

同・第9位
「土壇場のハリル降ろし勃発で本田、香川が代表復帰へ!?」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第10位
「キタサンブラック“種”のお値段 武豊『国民栄誉賞』の“障害”」(「週刊ポスト」1/12・19号)

同・第11位
「厳冬更改『斎藤佑樹』のクリスマス実況中継『イブイブ合コン』午前3時の“熱投”」(「週刊ポスト」1/12・19号)

今週のワースト記事ナンバー1
「元自衛艦隊司令官・香田洋二氏『米朝戦争は必ずある。韓国にいる日本人はすぐ帰国せよ』」(「週刊現代」1/20号)

【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。今年もご愛読のほどお願い申し上げます。

 昨年からいっているように、今年は週刊誌にとって正念場の年。スクープを飛ばしても減り続ける部数によって、減り続ける影響力。

 反比例して上がり続ける定価は、今年中にワンコイン(500円)になるに違いない。今は少し高くはなったが、文庫本1冊と同じ値段になると、よほど魅力のあるスクープや記事がないと、買ってはくれないだろう。

 文春も例外ではない。「創」(創出版)2月号によれば、新谷学編集長率いる週刊文春は、松井社長直轄になったという。

 AERAが発行当時、社長直轄になっていたことはあるが、他誌では、寡聞にしてこういうことは聞いたことがない。

 私は週刊現代育ちだが、昔は現代編集部は「治外法権」部署といわれていた。何人も、社長でさえもアンタッチャブルで、実際、中にいる我々もそう思い、肩で風を切って闊歩していた。

 私が現代編集長のときは、重役たちも編集部に対してクレームやいいたいことがあっても、私のところへは来ないで、入り口から壁伝いに、担当役員の席へ行ってこそこそ話していた。

 そういう「外面の恐さ」すべてがいいとはいわないが、週刊誌にはそういうところが必要だと思う。

 社内の声を忖度しながら、上役の顔色をうかがいながらでは、いい記事はできないのではないか。

 今では現代も、上の人間が現場に口を出し、特集の採否にも「御意向」を反映させていると聞いている。

 いらぬ心配かもしれないが、いい意味で一般週刊誌の編集部は社内政治から独立し、外(読者)に向かって耳を目を開いていなければいけないと思う。

 あらゆる意味で、文春、新潮、現代、ポスト、フライデー各誌の生き残りをかけた「戦争」が最終局面を迎える。生き残るのはどこだろう。

 さて、そうした意味も含め、今年は週刊誌礼賛ばかりではなく、厳しい批判もしていこうと考えている。

 その記念すべき第1回目が、現代の「元自衛艦隊司令官・香田洋二氏」の記事である。

 この中で、香田氏は「米朝戦争は必ずあるから韓国にいる日本人はいますぐ帰国せよ」と断言している。

 その根拠はこうだ。

「韓国では来月9日から25日まで、平昌オリンピックが開催されます。続いて3月9日から18日までがパラリンピックです。

 しかしアメリカ軍は、毎年春に行っている大規模な米韓合同軍事演習を、オリンピック終了後の3月2日から4月24日まで行うと、昨年末に発表しました。文在寅(ムンジェイン)政権としては、パラリンピックが終了するまで合同軍事演習の開始を待ちたかったことでしょうが、アメリカが押し切った格好です」

 北朝鮮の金正恩が、平昌五輪への参加を表明し、9日には南北の会談が行われた。

 トランプ大統領も、これを歓迎するコメントを出しているので、会談の話し合いいかんでは、一時的かもしれないが、緊張が緩和される可能性はある。

 このインタビューは、たぶん昨年行われたと思うので、前提が違ってきているのは仕方ないが、香田氏はこうもいっている。

「私は、北朝鮮空爆の可能性が最も高いのは、真夏の7月頃と見ています。

 この頃、いよいよ北朝鮮が、アメリカ本土まで届く核ミサイルを完成させたと、トランプ政権が判断。またアメリカ軍も、北朝鮮の核やミサイルの保管場所、開発工場や発射台の場所などを、ほぼ正確に掴んでいることでしょう。

 11月に中間選挙を控えたトランプ大統領も、夏に北朝鮮を攻撃することは、政権支持率を浮上させるために、もってこいのタイミングです」

 まさにアメリカの属国・日本の自衛官のトップにいた人間のモノの見方丸出しである。

 こうしたアメリカ盲従主義の人間は、空爆がもし始まっても、韓国は危ないが、日本は大丈夫だと、理屈に合わないことを平気でいうのである。

「私は現実的に見た時、北朝鮮のミサイルが日本列島に落ちる確率は、極めて低いと思っています。

 それは、北朝鮮が日本へ向けてミサイルを発射することは、金正恩政権にとって意味がないからです。

 日本各地に米軍基地がありますが、もし北朝鮮が在日米軍基地にミサイルを撃ち込めば、その時点でアメリカは北朝鮮に対する全面戦争に打って出ます。そうなれば、金正恩政権は崩壊するわけで、そのような自爆行為を、金正恩委員長が決断するとは思えません」

 この御仁、こんなことを本気で考えているとしたら、失礼だが、軍人として優れた人間ではなかったのであろう。

 すべての可能性を考え、最悪の事態を招かないようにするのが、司令官としての務めではないのか。

 アメリカが空爆しても、北朝鮮は韓国は攻撃しても日本は攻撃しない。そんなことがある訳ないではないか。

 トランプも金正恩も尋常な神経の持ち主ではない。その2人が核のボタンを手に持っているという「恐ろしさ」を考えれば、安倍晋三首相のような度量のない考え方ではなく、文在寅大統領のような「圧力と対話」路線であること、子どもでもわかる。

 こんな発言を無節操に掲載する現代は明らかにおかしいと思わざるを得ない。

 講談社で昨年1番売れた本はケント・ギルバートの『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』だという。

 この本に対しては多くの批判が巻き起こっているから、ここでは触れないが、講談社OBの一人として、恥ずかしい。

 平昌五輪へ北朝鮮が参加し、軍事演習をトランプが中止して、なんとしてでも金正恩を対話の席に引っ張り出す。これしか和平のための選択肢はない。

 さて、注目記事へいこう。もはや「ハンカチ王子」といわれたことさえ遠い過去のことになってしまった。

 大谷翔平や清宮幸太郎の陰に隠れ、年俸は5年連続ダウンの1,830万円(推定)。一軍最低年棒は1,430万円だというから、土壇場に追い詰められているはずの斎藤佑樹(29)だが、相変わらず、西麻布の会員制バーで、女の子を漁っているとポストが報じている。

 昨年のクリスマス前夜のこと。そこには女性7~8人と斎藤たちの姿があり、シャンパンやテキーラのボトルを開け、カラオケで歌い、「ボッボッボボッボッボッボ・勃起」の大合唱。

 午前を回り、帰ろうとした女性を斎藤が追いかけ、親密な様子で話していたが、結局、帰られてしまったという。

 もはや、制球力がなくなった斎藤だが、女性を口説く神通力まで失ってしまったのだろうか。

 星野仙一が亡くなった。享年70。まだ若い。長嶋や王が追悼の言葉をマスコミに出した。それだけではなく、多くの野球人、ファンが惜しんでいた。

 これほど悼まれる男は、星野の後は、長嶋と王だけだろう。

 私は巨人ファンだから、星野は嫌いだった。巨人が9連覇を成し遂げた時、2位の阪神は、中日と中日球場で対戦した。

 中日に勝てば阪神が優勝だった。中日星野はもちろん阪神に勝たせたい。ど真ん中に絶好球を投げても阪神のバッターは、ガチガチで打ち損じてしまった。

 その試合の最中、新幹線が球場を通って行った。中には巨人の選手たちがいた。

 結局、阪神球場での最終戦に巨人は勝ち、9連覇を達成した。

 そして翌年、10連覇を阻止したのは中日だった。

 その後、阪神監督、楽天監督になり、東日本大震災の2年後に、星野・楽天は優勝した。

 その頃だったか定かではないが、赤坂のホテルのエレベーターで星野と乗り合わせた。といっても口をきいたわけではない。

 突然、星野が崩れるようにしゃがんでしまった。苦しそうな表情だった。一緒にいた人間が抱えて、連れて行った。

 その頃から、星野は何か持病を抱えていたのではないか。

 強気で、元気のいいところしか見せなかったが、愛妻に早く死なれ、私生活は孤独の影を宿していたようだ。

 星野が亡くなって、これほど皆に愛されていたんだと知った。巨人ファンにはちょっと癪な男だったが、いなくなると寂しい男である。

 お次は競馬の話題。年末の有馬記念を制し、キタサンブラックは引退して種牡馬になった。

 ポストによれば、種牡馬の初年度の種付け料は1回50万から200万円が相場だというが、キタサンは700万円以上といわれているそうだ。

 ちなみにディープインパクトの初年度は1,000万円で、現在は3,000万円だそうだ。

 種牡馬として、その子どもが走れば種付け料も上がるが、キタサンはさほどの血統馬ではないから、私は懐疑的である。

 キタサンと組んで、48歳ながら復活をアピールした武豊だが、前人未到のJRA4,000勝にあと50数勝で到達する。

 そうなると「公営ギャンブル界初の国民栄誉賞」との声が日増しに高まっているというのである。

 だがそれを阻むのが「女癖」だという。しかし、4,000勝はとてつもない大記録である。サッカーや柔道にあげたのだから、武豊にも与えるべきだと、私も思う。

 お次もポスト。サッカー日本代表のハリルホジッチ監督への風当たりが強い。12月16日の韓国戦で1対4と惨敗してから、それがより強くなり、1月27日の次期会長選で、「反ハリル勢力」が候補を立て、勝てば、一気にハリル降ろしが始まるそうだ。

 本田や香川を再び入れても、日本代表がさほど強くなるとは思えないが。

 さて、今やNHKの顔になった有働由美子アナ(48才)が『あさイチ』を降板すると発表された。

 決して美人とはいえない有働アナが、現役女子アナとして初めてニューヨークへ行ったり、NHKの紅白の総合司会をやったりと活躍できたのは、彼女の頑張りと、下ネタまでも朝のテレビで口にしてしまう、アッケラカンとした明るい性格によるのだろう。

 女性セブンによると、静岡県内で空調設備会社を営む5才年下のA氏との遠距離恋愛も破局したという。

 50近くなって、女としてどうこれから生きていくのか、NEWSポストセブンから引用してみたい。

「『同じNHKの青山祐子アナ(45才)は40才になってから4人の子供を産んで、6年近く産休育休を取っています。そんな年齢の近い後輩の生活を見て考えるところもあったでしょうね。有働さんは30代後半の時、NHK初の特例でアナウンサー職のままニューヨーク特派員として4年間むこうに行っていました。帰国したのがちょうど40才のときで、同時にあさイチに抜擢。早朝の帯番組を担当することは、気軽に夜の会食にも顔を出せず出会いもない。40才から48才までそんな生活を8年続けるなか、結婚や妊娠と自分のキャリアとの狭間で考えることもあったと思います』(NHK関係者)

 最近になって、彼女は周囲に『結婚や出産は無理かなと思って、やっと気持ちが落ち着いてきた』と漏らしていたというが、その胸中をはかり知ることはできない。そして彼女は『朝の顔』を降りる選択をした。

『結婚や出産への気持ちの整理がどこまでついたかはわかりませんが、プライベートを充実させたいというのは心からの本音だと思います。この先50才を過ぎて女ひとりで生きていくことを真剣に考えたんじゃないでしょうか。

 いくら人気アナとはいえ、50代目前の有働さんが帯番組のレギュラーをもつのはNHKでは珍しいことです。体力的にもキツい中で“現場仕事”を続けることは大きな負担になります。それに、自分がいつまでも現場にいることで、若いアナウンサーの活躍の場を奪ってしまっているという考えもあったようです。

 同年代と同じように、管理職として局に貢献していくことが、跳ね返って自分のためにもなるというのが、決断の理由だったようです。有働さんは“ジムに通いたい”と話したりして、お金や時間を自分のために使いたいと考えているそうです』(別のNHK関係者)」

 結婚しない女性が増えているといわれる。そうした生き方をしてきて、50路に差し掛かった時、ふと人生を振り返って、有働アナのように、何かを捨て、何かを選ぶ決断をするのは、男にはわからない大変なことだろうと思う。

 有働アナには将来、NHK会長にという声もあるそうだ。そのための勉強を始めるのだろうか。

 現代によれば、2019年には不動産バブルが必ず崩壊すると、巻頭で特集をしている。

 例えば、住みたい街ランキングの上位に名を連ねる神奈川県川崎市・武蔵小杉は、この10年間で高層マンション17棟、総戸数約6,600戸が新たに作られ、ざっと2万人が移り住んだことになるという。

 だが、駅は混雑する、タワーマンションのためにビル風がすごいと、苦情がしきりだそうである。

 そのため、このままいくと不動産価値が暴落する危険があるというのだ。

 一時は不動産が売れに売れ、地価が上がると騒いでいたのにどうしたのだ。

 不動産コンサルタントの長嶋修が描く日本の不動産の将来像は暗い。

「シンガポール国立大学の清水千弘教授(現・日本大学教授)らの研究によれば、日本の住宅価格は2040年には、10年より46%下がるとしています。5000万円だった不動産が、2700万円に下がるイメージです。しかし、これはあくまで全国平均、私はこれからの不動産は、1.価格維持・上昇グループ、2.半値グループ、3.無価値・マイナス価値グループの3つに分かれていくと考えています」

 長嶋によれば、最も多いのが、全体の7割を占める2の半値グループだという。毎年2~4%の下落を続け、20数年後に半額にまで下落するというのだ。

「問題は、全体の約2割を占める3.無価値・マイナス価値グループです。売ろうとしても引き取り手がおらず、固定資産税や維持管理にコストがかかるだけ。持っているだけで損をします。あるいは所有者が空き家の取り壊し費用を負担して、無料で聞き取ってもらうしかない。すでに地方の田舎では現実になっていますが、首都圏でも近い将来にはそういうところが出てきます。

 たとえば、70~80年代に団塊世代が多く暮らした、かつてのベッドタウンがそうです。都心から30kmくらいのところにある、交通が不便な地域。具体的には神奈川県の相模原や埼玉県の大宮、千葉県の柏などです。こういう場所は団塊世代が一斉に移り住んだので、住む人がいなくなる時期も一気にやってきます。そういう土地を持っている人は、できるだけ早く売ったほうがいい。時間が経てば売れなくなるばかりか、持っているだけで損をします」

 今年中に売るべきだと現代はいっている。

 さらに、都内にまだ畑がある地域も、これから大変だそうだ。

 東京都世田谷区の等々力は渋谷から電車で20分ほど。東急大井町線等々力駅を降りると、23区内とは思えないほどの自然が残されている地域だ。

 ところがこれから「生産緑地の指定が解除」されると、途端に支払う税金が大きくなるという。

 たとえば、評価額1億円の土地の場合、生産緑地なら年額7,000円だった固定資産税が、年額46万円に跳ね上がる。

 平成27年の「都市計画現況調査」よれば、生産緑地は全国で1万3,400ヘクタール以上にもなる。

 東京都だけでも3,296ヘクタールあり、仮に都内にある生産緑地がすべて宅地化された場合、約25万戸の一戸建て住宅が立つ広さに当たるという。

 その結果、不動産価格が大暴落する。「2022年問題」と呼ばれているそうだ。

 東京23区内で生産緑地が多いのは練馬区(189ヘクタール)、世田谷区(95ヘクタール)、江戸川区(64ヘクタール)。

 さあ大変だが、不動産は買うより売る方が難しい。私の住んでいる中野区は、中野駅北口や哲学堂などには緑はあるが、生産緑地は少ないだろう。

 私の家などは、猫の額にもならない庭と掘っ立て小屋だから、こういうことは心配ないな。うれしいのか、悲しむべきなのか。

 安倍首相は年末はゴルフに興じていたらしいが、今年の秋には総裁選を控え、安倍の望み通りの「無風」ではないようだ。

 それに、財界などもからも経済政策への不満が飛び出し、今年は厳しい政権運営が予想される。

 ポストによれば、トヨタの豊田章男社長も、安倍が要求した「賃上げ3%」には、首を振るようだ。

 自動車業界は100年に一度の大変革の時代に入ったと、豊田社長はいっていて、電気自動車や自動運転など次世代の技術に大規模な投資を行うと発表している。

 こうしたことに投資するため、安倍のいうがままに賃上げすれば、人件費が足を引っ張ってしまう。

 春闘相場のカギを握るトヨタが、3%賃上げはしないといえば、その影響は大きい。

 安倍は固唾をのんで見守っていることだろう。

 ここからはサンデー毎日に掲載された「知の巨人」たちの安倍首相の経済政策や日本の暗い未来についての考えを紹介したい。まずは大長老・伊東光晴の「本気の直言」。

「中曽根康弘政権がその典型だったように、過去の財産を食い潰してきた。国鉄、電電を民営化してその株を売却するなど、明治以来の財産を食い潰し、とりあえず今の生活を維持する、ということをしてきた」

「原子力発電と同じだ。原発は放射性廃棄物という処理不能のゴミを出しているが、何とかなるだろうと言って発電を続けている。このとりあえず主義は、日本の庶民の心に深く根差しており、それに対抗する明治以来の西洋合理主義と、さまざまなところでぶつかり合うが、ほとんどがとりあえず主義の勝ちとなっている。国債発行、原発……。皆、根っこは同じだ」

 伊東がいっているのはこの二つ。日本人のとりあえず主義と、過去の遺産を食い潰して現在まで来てしまったということだ。

 インタビューアーの倉重篤郎はこう結んでいる。

「アベノミクスは、日本の死に至る病だ、と私は書いたことがあった。成長至上主義という病と、次世代に対する過剰な依存症により、経済メルトダウンに至るような、とんでもないツケを将来世代に負わせているのではないか、という見立てである。伊東氏は『日本政治のとりあえず主義』が『未来を食い潰す』と表現された。同じことを言っている、と思っている」

 次は内田樹。橋本治が書いた『九十八歳になった私』を取り上げ、こう論じている。

「日常を活写した小説の『あとがき』に橋本はこう書いている。

『「三十年後の近未来」を考えたら、今や誰だって絶望郷(ディストピア)だろうう。そのことを当然として、みんなよく平気でいられるなと思ったけれど、「じゃ、どんなディストピアか?」を考えたら面倒臭くなった(……)。「ディストピアを書くったって、現在の自分の立場を安泰にしておいて、暗い未来を覗き見るんだろう? それって、何かフェアじゃないな」と思い、「そうか、自分をディストピアにしちゃえばいいんだ」というところへすぐ行った』

 橋本はここでとても大切なことを書いていると私は思う。それは『現在の自分の立場を安泰にしておいて』なされる未来についての想像は『フェアじゃない』。だから、同じように『現在の自分の立場を安泰にしておいて』なされる過去の回想も『フェアじゃない』のだと思う。

 過去30年を振り返るとしたら、『こんな日本に誰がした』というような言葉づかいは自制すべきだろう。他ならぬ私たちが「こんな日本」にしたのである。

 同じように30年後の日本について語るときも、それが絶望的な見通しであればあるほど、その社会でリアルに苦しんでいる老残の自分をありありと想像した上で、『そうなることがわかっていながら、止めることができなかった』私自身を責めるべきなのだ」

 ここでも、とりあえず、まあいいか、と考える日本教が、未来を食い潰すといっている。

 週刊現代の2017年12月16日号に載ったアメリカの投資家「ジム・ロジャーズ」の言葉を引用している(詳細は以前書いたので、バックナンバーを読んでください)。

 ロジャーズは「このままいけば、いま日本人の10歳の子どもが40歳になる頃には、日本は大変なトラブルを抱えていることでしょう」といっている。

「投資家の言う『大変なトラブル』の一つはこれから後『無慈悲で不人情な社会』が行政主導・メディア主導で作り出されてゆくだろうということである。それについての危機感が今の日本人には感じられない。だから、この暗鬱な予測は高い確率で実現すると思う」

 編集者というのは、自分が思っていること、いわなければならないことを、他人の言葉をもって、いう仕事である。

 私も根っからの編集者だから、こうして、いろいろな雑誌から「引用」するもののいくつかは、自分が考えていること、自分が今いわなければならないことを、他人の言葉を用いていっているのである。

 伊東や内田がいっていることは、いま生きている日本人は、各人が切実に自分の30年後を思い描くべきだということだ。

 もはや手遅れだろうが、それでも、しないよりしたほうがいい。

 この国は荒れ果て、人心は荒廃し、財政は破綻し、病人や足腰の立たない年寄りは放置しておかれる。

 少しでもそうならないために、いまどうするか。わかりきったことである。安倍のやっている財政再建そっちのけの金融垂れ流し政策をすぐに止めさせ、大企業や金持ちに対する税金を増やすことである。

 GDPの2倍になる1,000兆円の借金について、子どもから年寄りに至るまで、どういうことか教育することである。

 そうすれば、少子高齢化は止められないが、財政破たんはかろうじて回避でき、弱者救済政策もかろうじて継続できるかもしれない。もはや時間はない。考えよう、自分の10年後、20年後、30年後を。

 閑話休題。「介助する僕の背中に手を回しラストダンスと戯(おど)けた妻よ」(『週刊朝日』1/5・12号の永田和宏氏と知花くらら氏との対談より)

 こんな歌が目にとまったのも、自分の老いを切実に感じているからであろう。

 昨年から、左腕が上がらなくなった。整形外科医はMRIやレントゲン写真を見て、首の神経からきているのだろうというが、クスリを飲んでいるが一向に良くなる気配がない。

 すると年末から、腰が痛みだし、歩行がやや困難になってしまった。これは貼り薬でよくなってきたが、やれやれである。

 若い頃はダンス教室に通い、ワルツやジルバ、ルンバなどをダンスホールで踊っていたこともある。

 特にジルバやルンバ、マンボが好きだった。そんなことを思い出しながら妻の背中で「ラストダンス」を踊る日も近いと思うと、同じように、部屋をヒョコヒョコ歩く老犬が愛しくなる。

 だいぶ前に、劇団四季の浅利慶太さんに、「元木君、60代と70代は違うよ」といわれた。

 浅利さんは80歳を超え、やや認知症が出てきているようだ。私も、次々に出てくる体の不具合に60代との違いを痛感する日々である。

 ところで、トランプ米大統領の暴露本が発売され、爆発的に売れているという。

 タイトルは『炎と怒り』。トランプの側近だったバノン前首席戦略官の話を中心に、200人以上を取材したジャーナリストのマイケル・ウルフ氏が書いたものだ。

 トランプ氏の弁護士が出版社に出版差し止めの通告書を送ったが、出版社側は逆に前倒しして発売したそうだ。

 トランプはこの暴露本を「いんちき本」とし、トランプの親族を批判するバノン発言を「汚いスティーブ・バノンとして知られる情報漏洩者」とこき下ろしている。

 これは暴露本ではないが、フライデーが、トランプ大統領はダイエットコーラの飲み過ぎで、認知能力が下がっている可能性があると報じている。

 アメリカ内では「ジャンクフード大統領」とあだ名がついているほど、ジャンクな食べ物が好きで、コーラは日に12本も飲むというのである。

 脳神経科学に詳しい米山公啓医師はこういう。

「今の症状を見ると、トランプ氏は『多発性脳梗塞』を発症しており、これによって口、舌、咽喉などの運動障害である『構語障害』が起きている可能性があります。さらに、脳梗塞が悪化すれば『脳血管性認知症』に罹患するリスクも十分にある。今後、性格が異常に攻撃的になったり、判断能力や認知能力が著しく低下したりするかもしれません」

 もしこれが事実なら恐ろしいことである。

 核のボタンを持った人間が認知能力を低下させたら、何が起こるのか。考えたくもない、だが、そうと思える言動や振る舞いがあることも事実である。

 これこそ世界が直面する「今そこにある重大な危機」なのかもしれない。

 トランプがいよいよ危ない。認知症うんぬんの問題もあるが、ロシアとの選挙中の関わりが、司法によって明らかになる可能性が高い。日本は早くトランプ離れをしなければ、日本もトランプの政権崩壊の渦に巻き込まれる。

 もうすぐ大相撲初場所である。白鵬を筆頭にしたモンゴル勢と、それに反旗を翻している他の力士たちとの「ガチンコ相撲」が始まれば、ただでは済まない。

 こうしたしこりを残したまま、場所を開催するのは止めたほうがいいのではないか。

 この状態を膠着させたままなのは、貴乃花が何もいわないからだが、実は、週刊誌を使って、自分のいい分を一方的に語っているのだ。

 今週もフライデーが、貴乃花5時間インタビューというのをやっている。

 慌てて読んでみたが、何のことはない、いつものお約束通り、貴乃花の支援者が、貴乃花から5時間聞いたという体裁になっている。

 もし、こうした形で貴乃花の発言が大きな問題になっても、自分は週刊誌に何もしゃべっていないと逃げるつもりなのではないか。

 なかなかの問題発言が山盛りなのだ。まず、「こんな相撲協会なら、潰して新しく作るべきだ」という発言。

 貴乃花の心配は、貴ノ岩が相撲界に戻れるかだという。マスコミに追われて医者にも行けないそうだ。

 次の問題になりそうな発言は、1年前の初場所、稀勢の里と優勝争いをしていた白鵬が、貴ノ岩に「星を売れ」と、付き人を通して連絡してきたというのだ。

 貴ノ岩は、それを察して電話に出ず、白鵬との対戦で白鵬を破り、稀勢の里の優勝に貢献した。

 さらなる爆弾発言は、両国国技館の改修工事で怪しいカネの動きがあった、モンゴル人力士が強姦事件を起こしたが、それを理事が奔走してもみ消したというものである。

 相撲協会を潰すというのはともかく、白鵬が貴ノ岩に星を売れといってきたという八百長疑惑、モンゴル人力士の強姦事件は、事実なら、相撲をやっている場合ではない。

 貴乃花は、堂々と会見を開いて、この問題を話すべきだ。週刊誌を使って、自分の勝手ないい分だけをいっているとしたら、理事降格では済まない。

 早くこうした問題に決着をつけないと、土俵に血が流れるかもしれない。

 さて今週の第1位。現代がニトリ会長の似鳥昭雄に2018年の日本経済を大予測させている。

 ニトリホールディングの東京本部(東京・北区)の応接に姿を現した似鳥会長は早速、こういった。

「今の相場それほど長く続かないと思うんです」

 昨年は株高・円安が進み、日本の株価は16連騰を記録した。だが、18年以降はそうはいかないというのである。

「確かにいま株価は高くなっていますが、私は日本の株価、為替を予測するには、アメリカの動向を読むことが最も大切だと思っています。
そのアメリカは景気拡大局面が100ヵ月以上空続いていますが、戦後、これほど長く景気拡大局面が続いたのは過去にほとんどなくて、本来であればもう下降局面に入っていてもおかしくない。

 それが17年1月にトランプ政権が誕生して、『アメリカファースト』との掛け声が国民の期待感を引き上げたことで、景気が持ち直した。
おそらく、アメリカは18年中に下降局面に入るでしょう。トランプが掲げた政策はうまくいかない。今は法人税減税に沸いていますが、じつは別のところでは増税しているのだから、冷静に見ると経済効果はあまりない。

 そうした政策への期待感がなくなるのが18年中だと思います。当然、アメリカ経済が失速すれば、日本の株価、為替市場には影響が出てきます。
私の見立てでは、その失速がハッキリしてくるのは18年の第3四半期(10~12月期)くらい。そこから第4四半期(19年1~3月期)にかけて、状況はだんだん悪くなっていく。

 その動きに連動して、まず為替市場が円高に振れていく。18年は1ドル=100円近くまでいく場面もあるかもしれませんが、年末に1ドル=105~108円前後というのが無難な予測ではないでしょうか。
 円高によって株価も低迷し、日経平均株価は2万円を切るのではないか」

 それに消費者の消費傾向が変わってきたという。日本の消費は縮んでいるそうだ。

「一方、唯一と言っていいほど消費が増えているのはスマホなどの通信費です。00年から16年の消費支出の変化を見ると、『通信・光熱関連』は10.1%の伸びですが、衣食住の衣は32.1%減、食は3.9%減、住は17.9%減。これが現代の消費の姿です」

 訪日する外国人のインバウンド消費は伸びているがという問いには、「インバウンド消費は、いつ引いてもおかしくない。日本人もバブル期に欧米に旅行して爆買いしていましたが、今はしていない。同じようにインバウンド需要もいつかなくなるでしょう。結局、給料が上がらないと消費は増えない」。

 似鳥は、毎年1,300人ほどの社員とともにアメリカに視察調査に出かけるという。去年の視察で最も印象的だったのは、アマゾンVSウォールマートの2強対決だった。

「アメリカはもう大変ですよ。17年にアマゾンが約460店ある高級スーパーマーケットチェーンのホールフーズ・マーケットを1兆5000億円で買収したのは有名ですが、買収から数ヶ月もしないうちに、そのリアル店舗で値下げを始めているんです。

 それに対抗するように、ウォールマットも約3800億円でネット企業を買収してネット通販を強化し、独自の配送網も整備するなど大改革を推し進めている。さらに、ウォールマートはこれまでは4000坪前後の巨大店舗を構えていたのが、食品中心の1000坪規模の新店舗の出店を加速させている。

 ネットでもリアルでも巨大企業同士が真っ向対決しているんです」

 2強が値下げ競争をしていることで、アメリカでもデフレが顕在化してきたという。

「一言で言えば、いまアメリカで起きているのは『寡占化』です。強い企業は業界の垣根を越えてよその業界も浸食しながら、さらなる巨大企業へと膨れていく。
 勝ち残れるのはそのトップだけで、ほかは市場からの退場を余儀なくされる。業界が丸ごと消えてしまうところも出てくる」

 似鳥会長は、今はまさに「戦国時代」だという。有名企業であっても倒産、吸収合併される事例はどんどん増えていく。この時代が始まるのが18年で、19年、20年にかけてより激しくなっていくと予測する。

 株が上がったと浮かれているのは、今だけなのかもしれない。

【巻末付録】

 ポストは堂々と「本誌は今年も『読む勃起薬』宣言!」をしているが、今週の現代には「女性器」「SEX」の文字が表紙にない(先週号にはヘアヌード、セックスの文字あり)。

 やや自粛ムードか?

 現代に松坂慶子の15年ぶりという撮り下ろしグラビアがある。私の7歳下だから、いい年になるが、まだその色香は褪せていない。

 私が、松坂慶子に会ったときは30代半ば。「婦人倶楽部」という雑誌のグラビア取材で会った。

 赤坂の山王神社で撮ったと記憶している。松坂は20代の後半。抜けるような肌と濡れた瞳が素敵だった。

 撮影が終わり、近くの喫茶店でお茶を飲んだ。二人席で向かい合った。こちらの話を聞いている時、彼女のうるんだ瞳が私を勘違いさせる。

 彼女はひどい近視で、そのためにじっと見ていると自然に涙目になると後から聞いた。

 あの目にじっと見られたら、死んでもいい。そう思ったが、以来、年賀状のやりとりはしていたが、会うことはない。

 親との確執、結婚生活、実生活は波乱にとんだものだった。もう一度会ったら、あなたの人生は幸せだったか、聞いてみたい。

 他は「実録官能小説 痴情の楽園」。警部と婦人警官のお話。「金子智美 これが私の『CKB(チクビ)』」。「2017年の日本一に輝いた 吉高寧々」。「新宿歌舞伎町」。

 袋とじは「京のお茶屋で『お座敷遊び』」。多少お茶屋遊びはしたが、こんなエロティックな遊びはしなかったな。

 芸者さんと寝るときの、帯を解く音が何ともいえない。

 ポスト。袋とじ1は「美女20人と夢の『姫始め』」。2は「裸に割烹着を着る女将」。

 3は「史上最高の名器6人大解剖」。これには膣の中を撮れるカメラを使って撮影した映像が載っているが、なんだかわからない。

 4は「超高額限定写真集の秘蔵ヘアヌード」。合併号だけに頑張ってはいるが、新味はない。よって今週は引き分け。
(文=元木昌彦)

大宮ソープランド火災の犠牲者“実名報道”に店舗関係者が激怒「警察やテレビ局、新聞社に憤りがあります」

今週の注目記事・1
「貴乃花激白」(「週刊文春」1/4・11号)
「『貴乃花』が本誌に激白! 最凶の横綱『白鵬』の正体」(「週刊新潮」1/4・11号)

同・2
「『桂文枝』芸の肥やしは『最後の愛人』」(「週刊新潮」1/4・11号)

同・3
「週刊誌初! 有名企業232社 AI株価予測」(「週刊現代」1/6・13号)

同・4
「安倍晋三『大麻サプリ』使用の禁断生活!」(「アサヒ芸能」1/4・11号)

同・5
「日本の新しい大金持ち100人」(「週刊現代」1/6・13号)

同・6
「大宮ソープランド火災 死して、なおツラい『身元バレ』」(「週刊現代」1/6・13号)

同・7
「明石家さんまが“一夜妻”に『オレの子供を産んでくれ』」(「週刊文春」1/4・11号)

同・8
「NHK受信料 これで『安くなる』『払わずに済む』」(「週刊現代」1/6・13号)

同・9
「“隠し子母”を無視 宮根誠司に元上司が『逃げるな!』」(「週刊文春」1/4・11号)

同・10
「NY不倫から9カ月 渡辺謙 南果歩“離婚交渉”スタート」(「週刊文春」1/4・11号)

同・11
「安室奈美恵 紅白出場にこぎつけたNHKの“殺し文句”」(「週刊文春」1/4・11号)

同・12
「座間9遺体 白石隆浩が撮影していたおぞましい2ショット」(「週刊文春」1/4・11号)

同・13
「決定! 平成の小説ベスト50」(「週刊現代」1/6・13号)

同・14
「ここまで違うとはビックリ! 『金持ちセックス』と『貧乏セックス』」(「週刊現代」1/6・13号)

【巻末付録】現代のSEXYグラビア採点

 今年最後の週刊誌スクープ評だが、残念ながら合併号なのに、さしたるスクープはない。そこで今週は順位なしにした。

 早速いこう。現代によれば、セックスにも貧富の格差があるという。

 今回の調査では、回答者の年齢や居住地といった情報も調査し、性生活の動向と関係があるかどうかも検討した。

 まず、「セックスしたい欲求はあるか」という質問に対して「ある」と回答した割合が最も多かったのは、世帯年収1,000万円から年収1,200万円の高収入のグループで、76.1%だった。

 また年収800万から1,000万円、1,200万から1,500万円のグループも「性欲がある」と回答した率は70%を超えた。

 次に、世帯年収が600万から800万円のグループが「ある」と回答した割合は58.6%で、10ポイントも数字を落としている。

 600万円以下のグループも同様に60%前後が「ある」と回答した。

 実際、「最近1年間でセックスしましたか」という別の質問については、年収800万から2,000万円のリッチな層が、43から50%と安定して高い数値に対して、200万から400万円の層では23.6%と半分近い数値に落ち込む。

「配偶者であれ恋人であれ、まずセックスできる相手に恵まれ、そしてデートや食事に時間も、おカネもかけられるかどうかでこの数値は大きく変わってくるでしょう。おカネに余裕があれば、たとえば親の介護があってもヘルパーに託せますし、子どもが自立していれば相手との時間も自由ですから」(ノンフィクション作家の小林照幸)

 次にセックスをしている人の「頻度」を見てみると、興味深い結果が出ているのがわかるという。

「1週間に1回程度セックスをしている」と回答したのは、800万から1,000万円の層ではわずか8.1%。「半年に1回」と答えた人が24.3%に上った。

 これに対して年収200万から400万円の層では、「1週間に1回」と回答した人が15.7%と、およそダブルスコアを叩き出しているそうだ。

 また、400万から600万円の層でも12.7%に上った。このことから、性欲があり、定期的にセックスしている人は高所得層のほうが多い一方で、セックスの「頻度」は、それよりも収入が低い人のほうが多いことがわかる。

 収入が低いと、タダで出来るカミさんとのセックスが多くなるといいたいのであろう。

 だが満足度では、年収2,000万円以上のリッチたちのほうが満足度は高く、80%に達したが、200万から400万円の層では満足していないと答えたのが57.9%にもなったという。

 性欲の強い県はどこか。この1年間でセックスをしたかという質問に最もハイと答えた人が多いのは中国地方の人たちで、性的な満足度についても、東北地方に10ポイント以上の差をつけて圧倒的だったという。

 結論は? カネを持っていて、中国地方の女性をカミさんにするか、愛人にしている人間が、セックスに満足しているということになるのか。

 ここでも貧富の差が歴然とあるようだ。嗚呼!

 お次も現代。「平成の小説ベスト50」。書評家、書店員、本好き芸能人たちが選んだそうである。

 1位から10位まで挙げておく。『壬生義士伝』(浅田次郎)、『影武者徳川家康』(隆慶一郎)、『神々の山嶺』(夢枕獏)、『博士の愛した数式』(小川洋子)、『レディ・ジョーカー』(高村薫)、『火車』(宮部みゆき)、『模倣犯』(宮部みゆき)、『理由』(宮部みゆき)、『ガダラの豚』(中島らも)、『虐殺器官』(伊藤計劃)。

 宮部みゆきの本が3冊も入っている。『火車』はよかった。『壬生義士伝』は映画のほうがよかった。この中で私のナンバー1は『影武者徳川家康』かな。

 ちなみに紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2018」を書いておく。

1位『R帝国』中村文則(中央公論新社)
2位『屍人荘の殺人』 今村昌弘(東京創元社)
3位『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ(ポプラ社)
4位『かがみの孤城』辻村深月(ポプラ社)
5位『星の子』今村夏子(朝日新聞出版)
6位『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(ミシマ社)
7位『騎士団長殺し』村上春樹(新潮社)
8位『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』西原理恵子(KADOKAWA)
9位『SHOE DOG 靴にすべてを。』フィル・ナイト(東洋経済新報社)
10位『騙し絵の牙』塩田武士(KADOKAWA)

 出版科学研究所によれば、書籍と雑誌を合わせた17年の紙の出版物推定販売金額は前年比7%減の約1兆3,700億円となるそうだ。

 13年連続で縮小している市場だが、落ち込み幅は過去最大となる見込みだという。市場規模はピークだった平成8年の約52%まで縮小する見通し。書籍が約7,150億円、雑誌が約6,600億円で、書籍は11年、雑誌は20年続けて前年を下回る。

 次は文春。派手なスクープはないが、ワイドに面白い記事がある。男女9人を殺した史上最悪の快楽殺人犯・白石隆浩容疑者のことを忘れてはいけない。

 文春によれば、捜査員を驚愕させた画像が彼のスマホにあったという。

「ロフトのはしごに括り付けられたロープには、被害者の一人がぶら下がっており、すでに息絶えた様子でした。その“遺体”をバックにして、白石容疑者が何食わぬ顔で食事を取っているような自撮り写真が保存されていたのです」(捜査関係者)

 逮捕後、白石は手書きで複数の上申書を書いているという。さらに捜査員に「思い出せる範囲で九人のことを書いておけ」といわれて、被害者のプロフィールや殺害方法を書いているそうだ。

 どんな気持ちで「その時」を思い出し、書き綴っているのだろう。

 安室奈美恵が年末の『NHK紅白歌合戦』に出場することが決まった。最後の最後まで無理だと思われ、所属しているエイベックスさえ事前に知らなかったという。

 NHKはどんな奥の手を使ったのだろう。文春によれば、NHK関係者がこう話している。

「安室に対して、お金を払ってライブに来るファンを大事にする気持ちはよくわかるとした上で、『チケットを手に入れることができなかった二百万以上のファンはどうするんですか? 彼らは安室さんを見たくても見られないのです』と、応援してくれたファンにテレビを通して歌を届けるよう口説いた。安室はNHKの“殺し文句”に心を動かされ、“ライブに来られないファンのため”紅白出場を決意したのです」

 よくできた話だが、私は、以前から話が付いていて、話題を盛り上げるために仕組まれた「出来レース」だと思う。

 これも文春。文春にNY不倫を撮られた渡辺謙への妻・南果歩の怒りは収まらないようだ。

 別居状態が続いていたが、このほど、離婚へ向けた話し合いが進んでいるという。

 不倫相手は、話し合いが終わらないうちは会わないようにしているそうで、京都でお茶やヨガ教室に通って、謙と再び会える日を心待ちにしているそうだ。

 謙もひたすら円満離婚を望んでいるようだが、そううまくいくのだろうか。

 文春ばかりで恐縮だが、お次は、やはり文春が報じた宮根誠司の「隠し子の母の激白」の後日談。宮根は、番組の中で一切触れず、視聴者への説明責任を果たさないが、宮根をよく知る元朝日放送のプロデューサー吉村誠が、「宮根逃げるな!」と怒っているそうである。

「男女関係はあくまでも当事者間の問題というのが私の考えです。ただ、ベッキーや山尾議員の不倫など他人のスキャンダルを番組で散々弄ってきた彼が、自分のことになると口を閉ざすなんて許されません。視聴者が『宮根はん、そりゃないわ。自分のこともしっかり言え!』と憤るのは当然。日馬富士の暴行事件でも、彼は『当事者に説明してほしい』と言っていたが、『どの口が言うとんねん』と突っ込みたくなる。自分のことは棚に上げ、他人の失態だけあげつらうのは卑怯です」

 こうした状況が続けば視聴者に呆れられ、視聴率は必ず落ちるともいう。

 だが、どうやって視聴者に説明するのか? 宮根ならずとも難しい問題だとは思う。

 ところで、先日、NHKの徴収員が私のオフィスを訪ねてきた。彼はいきなり、「NHKの受信料を払ってくれ」といった。

 冗談じゃない、私はNHKはおろか、民放のテレビも見ていないというと、いぶかしそうに「テレビはないんですか?」と聞く。

 テレビはある。だが、地上波デジタル放送が始まって、昔の古いテレビだから受信できなくなったのだ。

 今はビデオを見るか、音楽を聴くことにしか使っていない。すると「本当に映らないんですか?」だったら上がって見てみるか!

 今度は、「携帯は何を使っているんですか?」、iPhoneだというと、「アンドロイドではないんですね」、そういい残して帰っていった。

 現代によると、NHKが公表している受信料の推定支払い率は78.2%。受信契約対象となる世帯数の推定が4,621万件のところ、支払いを行っている世帯は3,612万件で、実に5世帯に1世帯は、受信料の支払いをしていないという。

 意外に知られていないのが「家族割引」なる制度だ。多くの人が対象になるのに、見逃している人が多い。

 NHK地方局勤務の山村順一(仮名)によれば、

「徴収員が、わざわざこの制度をアピールして回ることはありません。契約時に、いちいち誰と同一生計なのかを確認することなどありませんしね。
 申し込まない限り、正規の受信料を払い続けるハメになりますので、まずチェックすべきです」

 制度そのものは単純だ。親許から離れた学生や、単身赴任のビジネスマンなど、実家と生計が同一であれば、受信料が半額になるというのだ。知っておいたほうがいいだろう。

 絶対NHKに受信料を払いたくない人は、東京大学醍醐聡名誉教授がいうように、

「まずは『放送法には支払い義務が書かれていない』と突っぱねるべきでしょう。ただし、無条件で拒否するのではなく、『NHKの報道姿勢に疑問があり、国民の知る権利として報道されるようになるまで支払いはストップさせていただく』と丁寧に主張すべきだ」

 契約しているのに未払いのケースは、NHKが法的措置を取ってくるケースがある。法的措置を取った件数は、この10年間で9,000に達するという。

 中には裁判になり、NHK側が裁判所に提出した契約書に偽造の疑いがあったというケースもあるそうだから、受信料を取るためには何でもやってくるのだろう。

 だが、NHKの事業収入のうち99%を占める受信料は、年間6769億円にも上る。

 弁護士の梓澤和幸はこういう。

「自宅にテレビを入れたら強制的に受信料を払わねばならないという論理は、政府の伝声管の役割を果たした戦前の公共放送のようなもの。人々がつくりあげるNHKに変わらねばならない」

 それはそうだが、官邸の広報機関に成り下がっている今のNHKに、そんな雑音は耳に入らないだろう。

 文春のワイドのひとつだが、明石家さんまの爛れた女性関係について書いている。

 還暦を2つ過ぎても、なかなか女性関係はにぎやかだそうだ。秋には加藤綾子とのNYデートが女性セブンで報じられた。加藤のほうは交際を全否定したが。

 キャバクラも大好きだそうだ。

「いつも大勢の後輩芸人を引き連れて店に来てくれますが、さんまさんの元気の秘訣は、とにかくエロく楽しむこと。お酒が入ると『あれ、あるんか?』と従業員に命令。全長三十五センチほどの電気マッサージ器を持ってこさせて、女の子たちの反応を楽しむんです。食事のときも『お前、この野菜スティックをエッチな感じで食べてみろ』と口に持っていく。女の子全員に本指名や場内指名を入れてくれるし、一晩で最低百万円は使ってくれる。気前がいいから女の子に嫌われることはありません」(都内のキャバクラ関係者)

 そりゃ、百万円も使えば、私だって喜ぶ。たけしやタモリに比べて、外へ出ていくタイプのようだ。

 一夜妻のA子が、60を超えると一人では寂しいと、家に来いと誘われると話している。

 会うたびに、「俺の子を産んでくれ、マンションも借りたる」というので、子どもが生まれたら養育費いくらくれると聞くと、月30万円だといったそうだ。

 意外に渋ちんやな。さんまのポリシーは、エッチの対価としてのカネは絶対払わないということだそうだ。その代わり、店ではカネは使う。

 元妻の大竹しのぶは「婦人公論」5月号で、「男性経験は30人以上」と告白していたが、いやはや、どちらもすこぶる「性豪」のようである。

 ところで、私がハワイにいる間に大宮のソープランドで大火事があったそうだ。

 だいぶ昔になるが、まだ元気だった芸能レポーターの梨元勝と大宮のトルコ風呂(当時はそういっていた)で遊んだことがある。

 彼は確か、おじいちゃんと大宮で暮らしていたと記憶している。その頃は、トルコでひとっ風呂浴びて、それから呑むということがよくあった。その頃の大宮はまだ田舎だった。

 12月14日、さいたま市大宮区のソープランド「KAWAII大宮」が全焼し、12人が死傷した。そのうち、従業員の女性2人と男性客2人が、一酸化炭素中毒で死亡したそうだ。

 大宮駅東口から北へ300メートルほど進むと、突然現れるソープ街は、「大宮北銀座」、通称キタギンと呼ばれるエリアだという。戦前の赤線時代から営業を続け、20軒近いソープランドが軒をつらねる。

 ここだったかな梨元と遊んだのは。

 障がい者収容施設で多くの障がい者が殺されても名前を公表しなかった警察が、今度は死亡した人の実名を発表したという。

 NHKや産経新聞は3人の実名を報道した。それによって取材陣が押しかけたのだ。

 父親にAさん(42歳)の名前が公表されたことをどう思いますかと聞くと、「どこが名前を出した?」と怒ったという。それはそうだろう。

 警察がメディアに公表したのですというと、「内緒にしとけって言ったんだけど……。いずれにしても取材は受けない」と断った。

 死んだ4人は、黒焦げで、身元がわかるのは時間がかかるだろうといわれていたが、3人は意外に早く判明したようだ。

 女性2人の身元も判明した。だが、このケースで実名を公表する必要があったのだろうか。Aは、好青年で礼儀正しい人だったと近隣の住民が現代に答えている。

 Aは命を落としてしまった被害者で、なんの落ち度もないのに、ソープランドに行っていたことが、家族どころか全国の人に知られてしまったのだ。

 さらにソープで働いていたことが満天下に知られてしまった2人の女性は、セカンドレイプのようなものではないか。「KAWAII」の関係者がこう憤慨する。

「実名を出した警察やテレビ局、新聞社に憤りがあります。女の子の家族が何を思うのか。借金を抱えて短期で働く子もいるんです。会社勤めもいれば、主婦だっている。家族には働いていることを伏せているのは当然のことでしょう」

 年の暮れといえば、私にもこんな経験がある。当時、火曜日の放火魔というのがいて、トルコなどにも火をつけて、新橋のトルコが大火になり、上から消防のはしご車で降りて来るトルコ嬢や客をテレビカメラが映し、ニュースで流れて大きな話題になっていた。

 私は、その年の暮れに、新宿のトルコへ友人たちと入り、しばらくすると、上のボイラー室から火が出て、下にいる私たちの部屋にも煙が入ってきた。

 トルコ嬢が「火事です。逃げて」というので、慌てて服を着て下に降りたが、案の定、ビルの周りは消防車とやじ馬で埋まっていた。

 そのまま出れば、テレビカメラに映され、ニュースになるのは間違いない。そこで一計を案じ、後ろ向きで、「トルコが火事だそうだ、どこだどこだ」と大声で叫びながら出て行った。

 幸い、その日の昼・夜のニュースでは、火災の話はやっていたが、私の姿は出ていなかった。数日後、その友だちと飲み、「よかったな」と杯を交わした。不謹慎だが、懐かしい思い出である。

 現代の巻頭大特集は「新しい日本の大金持ち100人」である、1位のコーエーテクモHD社長の襟川陽一社長(67歳)の資産が1,400億円だそうだ。

「家業だった染料の卸販売をゲーム開発に大転換。『信長の野望』など人気シリーズを次々と発表。’99年に経営の一線を退くも、’09年にテクモと経営統合し、再び社長に就任。恵子夫人と二人三脚で社業を拡大させた」(現代)

 弁護士ドットコムを始めた元榮太一郎会長(42歳)は、弁護士という専門家をもっと身近なものにして、世の中をよくしたいという思いでビジネスを始めたという。

 この法律相談サイトで資産222億円をつくり、16年の参院選で自民党から出馬し、当選している。現在、弁護士、経営者、政治家の顔を持っているという。

 私はよくわからないが、ここに出ている新しい金持ちたちの多くはIT長者のようだ。

 だが、資産何百億といっても、個人でそのカネを自由に使えるわけでもないだろう。飲み食いやクルマなどは経費で落とせるとしても。

 またITは浮き沈みが激しい。ジェットコースターに乗っているようなものではないのか。

 ビックデータ解析やAIによる業務支援サービスを提供するユーザローカルの伊藤将雄社長(資産146億円・44歳)はおカネを使わない、いや使えないという。

「日本社会に閉塞感があるのは確かですよね。日本人の寿命は長くなったために、将来が不安になっている人が多い。景気がいいと言われながら、個人消費が振るわないのもそのためでしょう。
 私自身も同じことを考えています。すぐ死ぬとわかれば、ぱっとおカネを使うかもしれませんが、あと50年近く生きるかもしれないと思うと、無駄なことに使えない。
 一度でも贅沢の味を覚えてしまうと、後で大変だと思うので贅沢をしません。飛行機もファーストクラスはおろか、ビジネスクラスにも一度も乗ったことはないし、乗りたいとも思わない。
 自分のライフスタイルが変わることが怖いんです。ビジネスクラスに乗り続けるために事業を頑張り続けるというのも一つの考えだし、それは否定しませんが、自分には合わないと思います」

 現代は、そうはいっても、時価総額で150億円近くの資産を持っている身だから、多少株を処分して、ビジネスクラスに乗ってもバチは当たらないだろう。だが、このストイックさが新しい経営者の特徴なのかもしれないといっているが、私はそうは思わない。

 IT企業は、少しでも時代に遅れると、あっという間に崩壊していく。その怖さをわかっているから、使わない、使えないのだ。

 クックパッドの創業者・佐野陽光のように、株を売って創業者利益を持ってカリフォルニアに移住するようなのが、一番いいのかもしれない。

 でも、資産が何百億という金持ちがこれだけいるのに、俺のところには、わずかなおこぼれも回ってこないというのはどうしたことか。

 金持ちはさらにカネを儲け、貧乏人はさらに貧乏になる。嗚呼!

 人気のあるうちにさっさと引退して、今なおそのしゃべりが伝説になっている上岡龍太郎のインタビューを、私が責任編集をやっているe-ノンフィクション文庫で、加藤吉治郎が『爆笑伝説 上岡龍太郎』というタイトルで連載している。

 その中で上岡が、安倍晋三は「安普請」と読めませんかといっている。なるほど、安倍晋三をじっと見ているとそう見える。

 土台がグラグラの二階建て。マグニチュード3の地震が来ても倒れそうな家。そういえば我が家も安普請ではないが、半世紀を経て、マグニチュード3で壊れると、大工の棟梁が太鼓判を押していたな。

 その安倍晋三首相が、「日本ではご法度の『大麻草』に由来する外国製のサプリメントを使用している」と報じたのはアサヒ芸能。

 そうなら厚労省の「大麻取締法」に抵触する可能性もあるというのだから、穏やかではない。

 アサ芸によれば、安倍夫婦と親しい永田町関係者は、安倍が使用しているのは、大麻草に含まれる化学成分のうち、CBD(カンナビジオール)を主成分とするサプリで、近年、日本でもヘンプオイルなどと呼ばれて人気で、個人輸入するケースが増えているという。

「表向きは健康サプリとして販売されていますが、中にはマリファナなどの“代替品”として購入、使用している愛好家も少なくありません」

 こうしたサプリを愛飲していることは、16年7月に京都で開かれた第1回世界麻環境フォーラムで、昭恵夫人が公言しているのだ。

 昭恵は、あちこちで「日本を取り戻すことは大麻を取り戻すこと」だと話しているほどの大麻好き。

 てんかんや糖尿病、がんの痛みに有効だとして、アメリカに本社を置く大手メーカーから、CBDサプリを購入して、夫に使用させているというのである。

 だがこのサプリ、どんなにしても幻覚作用をもたらす成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を取り除くことは難しく、厚労省からは、現実の運用と法律が乖離しているという声も上がり始めているという。

 また、安倍自身、CBDオイルにはTHCは含まれていないという認識の下、国会で、こう述べている。

「THCには濫用の恐れがあり、かつ、幻覚等の有害作用があることから、大麻の医薬品として施用については慎重な検討が必要」

 アサ芸によると、CBDオイルを吸引すると目はとろんとなり、実に気持ちよくなってくるそうだ。

 妻の好きな赤烏帽子で、安倍首相が大麻中毒に? あり得ないことではないのかもしれない。

 さて、現代は来年は「カネ儲けの年」になると考えているようだ。カネがらみの特集が多い。

 新年合併号の売り物企画は「AIで株価を予測する」、しかも前編・後編「袋とじ」である。

 私が学生時代、競馬の予測でコンピュータが使われ、その予想が当たると現代で特集したことがあった。

 それが大きな話題になり、確か高田馬場だったと記憶しているが、駅構内の売店に競馬ファンが押し寄せ、売店が押し潰されてニュースになったことがあった。

 だが、それも一時的なもので、競馬はコンピュータでは予想できないとわかり、ファンも離れていった。

 AIで株価予測というのは、その時のことを思い出させた。

 現代に協力したのは「財産ネット」の荻野調代表。彼がこう話している。

「今回予測に用いたのは、弊社の『Phantom-ALCOM株価予報』。独自開発したAIが過去の株価チャートのビックデータを機械学習して、将来の株価レンジを予測するものです。戦争などの特殊事情は考慮していませんが、過去1年間に日経225銘柄でテストした結果、80%以上の確率で株価レンジを予測できた」

 232銘柄が「現在の株価」「最低値」「最高値」に別れている。この表の使用法はいたってシンプルだという。

「’18年初めまで、最高値と最低値の中央を目指しながら株価は推移すると予測されます。つまり、実際の株価が最高値に近づいてくれば『売り』、最低値に迫ってきたら『買い』。売買するタイミングの判断材料になるわけです」(荻野代表)

 なるほど。そうして見てくると日本ハムが現在の株価が2,743円で最低値が2,712円。最高値は3,712円だから、これは買いになるのだろう。

 小野薬品工業の現在の株価は2,534円。最低値が2,335円。これは上昇して最高値の3,392円になる。だとすれば買いになるのか。

 SUBARUは現在の株価が3,701円で最低値が3,691円だから、これも非常に近い。よって最高値の4,534円に向かって上昇すると見られるから、買いか。

 リコーの現在の株価が1,037円。最低値が956円だから、最高値1,293円に向かって上昇する。

 スカパーJSATHDも現在の株価が502円で最低値が461円。よって最高値の611円に向かって上昇すると見るのだろう。

 これでいいのかな、現代さん? 将棋や囲碁でわかるように、AIが正確に予測するためにはビックデータがどれほど入力できるのかによるといわれる。

 この株値予測に、どれだけのビックデータが入っているのか、私にはよくわからないが、ものは試し、安いスカパーでも100株買ってみますか? 私は買わないが。

 昔『塀の中の懲りない面々』(文藝春秋)という本がバカ売れしたことがあったが、娑婆にいても懲りない人は多くいる。

 ましてや「浮気」というのは、バレて女房からも世間様からも大バッシングを受けても、懲りないもののようだ。

 桂三枝から桂文枝と名人の名を引き継いだものの、16年には歌手との長年の不倫関係をフライデーに暴露されて、青菜に塩だった。

 その文枝にまたまた醜聞である。ここまでくると「女遊びは芸の肥やし」という言葉も色あせてくる。

 新潮が報じた今度の女性は夏目恵美子(仮名)、56歳で、日舞の先生だそうだ。「若い頃の千草薫に似ていて、和服がぴったりくる女性だ」(新潮)。

 きっかけは08年の12月に、文枝が「関西にも定席寄席を」と奔走してできた演芸場「天満天神 繁昌亭」に、彼女が足を運んだこと。

 繁昌亭の横の喫茶店に彼女がいると、文枝が現れ、一緒に写真を撮ってくれて、メールで送ってもらってからだという。

 ほな、写真送るからメールアドレスを教えてというのは、女性を引っかけるときの常とう手段である。

 その後、文枝が「ゆっくり話がしたいから君の家に行きたい」といいだしたが、それは断った。

 それでは諦めないのが、この男のマメなところである。料理が好きな彼女は、料理の写真をメールで送ると、本当に弟子を連れて家に食べに来たのだ。

 2人が男女の仲になるのに、そう時間はかからなかった。

 彼女はそれまで男性経験がなく、文枝が初めての男だったという。文枝は弟子を連れてきて、アレの間、階下で待たせていたそうだ。

 こんなメールを文枝は彼女に送っていたと、新潮が全文を載せている。

「温かいよ。○○のおっぱいを思い出していた。キスもうまくなったし。ちゃんと○○のあそこにもキスさせてくれたし よかったよ ○○がぬれぬれになって それを思い出しただけで体が熱くなって あそこが硬くなってきた」

 大人のオモチャを買って使おうとか、局部の写真を撮りたがったそうだ。高校の友人の前で、文枝は、「俺、50年後に彼女と結婚すんねん」ともいったそうである。

 まあ、50年後には生きていないから、なんとでもいえるだろうが。

 だが、文枝に弄ばれているだけだとわかった彼女は、一日に何度もメールをしたり、電話をするようになると、男のほうも怒ることが増えてきたという。

 その挙句、文枝に会いに繁昌亭へ行くと、弟子が出てきて彼女を止めようとして揉め、警察沙汰になったそうだ。

 結局、文枝からは「君の家には行かれへん」と通告される。前にバレた女性歌手には毎月20万円の愛人手当を払っていたと報じられたが、この彼女にはお手当てをくれたことはなかったそうだ。彼女はこうつぶやく。

「お金が欲しくて付き合ったわけじゃないけど、よくよく考えれば、私は“無料で遊べる愛人”だったということです」

 付き合った女性たちに、これほど恨みつらみを買う文枝という噺家、よほど人間の出来がよくないのだろうか。

 こんな噺家の人情話など、これからはばかばかしくて聞いちゃいられないと思う。

 そういえば、立川談志の「芝浜」を聞く年の暮れになったな。

 さて、今年の掉尾を飾るのは、やはり貴乃花である。

 どこまで続く泥濘ぞ。日馬富士殴打“騒動”を見ていると、そう思わざるを得ない。

 12月27日発売の文春と新潮の巻頭特集はどちらも「貴乃花激白」(文春)「貴乃花が本誌に激白」(新潮)と、貴乃花側の一方的ないい分を取り上げ、例のごとく、八角理事長批判、白鵬批判である。

 ともに貴乃花が初めてこの問題に対する真意を語ったとタイトルを打っているが、貴乃花の言葉は、そう多くない。

 大筋は「貴乃花に極めて近い関係者」(文春)「貴乃花のタニマチ」(新潮)の話である。新潮の貴乃花の言葉は、「未来に夢や希望を乗せてこれから力士を志す者たちへ学べる角界であるべきと考えています。入門しての清純な真っ直ぐな一途を与えられるのも角界の大きな役割です」。

 文春はもう少し長い。「相撲協会は私の責任を問うかたちにもっていきたいのでしょうけども、それはかまいません。私は巡業部長ですが、その立場では対処できない出来事が起きたのです。本人(貴ノ岩)は当初、『階段から転んだ』と説明しましたが、とてもそんな怪我には思えませんでした。私はその場にいたわけではなく、真相は分かりません。一般人を巻き込んでいる可能性も否定できなかった。同時に『親である師匠にも言いにくいことが起きたのか』と、背景にある根の深さを感じ、警察に全容解明を委ねたのです」。

 協会からもメディアからも追及されている、「なぜすぐに協会に報告しなかったのか」という件では、「警察に報告してくれるよう頼んでいる」と申し開きをしているが、協会幹部として、巡業部長としての立場として、自ら報告すべきであったと、私は思うのだが。

 新潮では、貴乃花の支援者の一人が、貴ノ岩の診断書を作成した済生会福岡総合病院の医師が、騒動発覚後、相撲協会を通じて、「貴ノ岩は重傷ではなかった」というコメントを発表したことに対して、「患者の情報を、第三者である相撲協会に流すのは医師としての倫理に反する行為で、医師法違反に当たるのではないか、と貴乃花親方の報告書には書かれています」と話している。

 新潮ではタニマチが、問題の飲み会に白鵬から誘われた貴ノ岩は、断っているのに、白鵬たちは恩師の鳥取城北高校相撲部の石浦外喜義総監督&校長から誘わせたという。

 貴ノ岩は、なぜ石浦さんがそんな飲み会の場を作ったのか、信じられないと思っているようだ。

 その石浦は、日馬富士が殴打する席にもいて、その後、白鵬や日馬富士らとラーメンと餃子を食べに行っているという。

 文春で貴乃花に近い関係者が「日馬富士の暴行をすぐに阻止できなかったとして白鵬や鶴竜は相応の責任を問われましたが、それは石浦校長も同じこと。教育者だけに、より責任は重いはずです」と指摘している。それはその通りであろう。

 週刊誌界で重きを成す2誌が、そろって渦中の大物を曲がりなりにもインタビューしたのだから、貴乃花が考えている「相撲界への危機感と改革」とはなんなのか、聞いているはずだと思ったが、それが、「少子化が進む中、子どもたちが相撲にどんどんなじみがなくなっていることを危惧していました。これでは将来、力士を目指すわけがない。ですから、相撲学校の創設を提案したり、子どもたちが相撲に触れる機会を増やそうとしてきました」(貴乃花に近い関係者・文春)。

 失礼だが、彼の改革とはこの程度かと、思わざるを得ない。もっと根本的で深刻な問題が、相撲界にはあるはずだ。それを引き出してくるのがメディアの役目である。

 インタビューとは、読者に代わって「聞くべきこと、どうしても知りたいこと」を聞くことである。

 それが相手の土俵に乗って、相手のいい分を垂れ流すのでは、新聞の官邸クラブと五十歩百歩と批判されても致し方がないはずだ。

【巻末付録】

 現代は合併号にも関わらず、意外にSEXYグラビアのボリュームがない。「深田恭子 話題の写真集から未公開カット独占掲載」。さすが、この娘のヘア・ヌード写真集なら買ってみたいと思わせる肢体だ。

「海外セレブ『ハプニング大賞』ポロリ・チラリを大放出」。あまり見るところはない。袋とじは「『のぞき』の誘惑」。絶対に真似をしないでくださいとある。意味深だが、写真はごく普通。

「永岡怜子 初めてのヘアヌード」。「ミスFLASH2016年のファイナリストに輝いたトップアイドルが神々しいBODYの全てをついに魅せた」そうだ。そしてもう一つの袋とじは「山咲千里 完全なる初ヘアヌード」。62年生まれだから御年50代半ば? それにしては見事な肉体だ。顔にはやや年が出始めたが。
(文=元木昌彦)

大宮ソープランド火災の犠牲者“実名報道”に店舗関係者が激怒「警察やテレビ局、新聞社に憤りがあります」

今週の注目記事・1
「貴乃花激白」(「週刊文春」1/4・11号)
「『貴乃花』が本誌に激白! 最凶の横綱『白鵬』の正体」(「週刊新潮」1/4・11号)

同・2
「『桂文枝』芸の肥やしは『最後の愛人』」(「週刊新潮」1/4・11号)

同・3
「週刊誌初! 有名企業232社 AI株価予測」(「週刊現代」1/6・13号)

同・4
「安倍晋三『大麻サプリ』使用の禁断生活!」(「アサヒ芸能」1/4・11号)

同・5
「日本の新しい大金持ち100人」(「週刊現代」1/6・13号)

同・6
「大宮ソープランド火災 死して、なおツラい『身元バレ』」(「週刊現代」1/6・13号)

同・7
「明石家さんまが“一夜妻”に『オレの子供を産んでくれ』」(「週刊文春」1/4・11号)

同・8
「NHK受信料 これで『安くなる』『払わずに済む』」(「週刊現代」1/6・13号)

同・9
「“隠し子母”を無視 宮根誠司に元上司が『逃げるな!』」(「週刊文春」1/4・11号)

同・10
「NY不倫から9カ月 渡辺謙 南果歩“離婚交渉”スタート」(「週刊文春」1/4・11号)

同・11
「安室奈美恵 紅白出場にこぎつけたNHKの“殺し文句”」(「週刊文春」1/4・11号)

同・12
「座間9遺体 白石隆浩が撮影していたおぞましい2ショット」(「週刊文春」1/4・11号)

同・13
「決定! 平成の小説ベスト50」(「週刊現代」1/6・13号)

同・14
「ここまで違うとはビックリ! 『金持ちセックス』と『貧乏セックス』」(「週刊現代」1/6・13号)

【巻末付録】現代のSEXYグラビア採点

 今年最後の週刊誌スクープ評だが、残念ながら合併号なのに、さしたるスクープはない。そこで今週は順位なしにした。

 早速いこう。現代によれば、セックスにも貧富の格差があるという。

 今回の調査では、回答者の年齢や居住地といった情報も調査し、性生活の動向と関係があるかどうかも検討した。

 まず、「セックスしたい欲求はあるか」という質問に対して「ある」と回答した割合が最も多かったのは、世帯年収1,000万円から年収1,200万円の高収入のグループで、76.1%だった。

 また年収800万から1,000万円、1,200万から1,500万円のグループも「性欲がある」と回答した率は70%を超えた。

 次に、世帯年収が600万から800万円のグループが「ある」と回答した割合は58.6%で、10ポイントも数字を落としている。

 600万円以下のグループも同様に60%前後が「ある」と回答した。

 実際、「最近1年間でセックスしましたか」という別の質問については、年収800万から2,000万円のリッチな層が、43から50%と安定して高い数値に対して、200万から400万円の層では23.6%と半分近い数値に落ち込む。

「配偶者であれ恋人であれ、まずセックスできる相手に恵まれ、そしてデートや食事に時間も、おカネもかけられるかどうかでこの数値は大きく変わってくるでしょう。おカネに余裕があれば、たとえば親の介護があってもヘルパーに託せますし、子どもが自立していれば相手との時間も自由ですから」(ノンフィクション作家の小林照幸)

 次にセックスをしている人の「頻度」を見てみると、興味深い結果が出ているのがわかるという。

「1週間に1回程度セックスをしている」と回答したのは、800万から1,000万円の層ではわずか8.1%。「半年に1回」と答えた人が24.3%に上った。

 これに対して年収200万から400万円の層では、「1週間に1回」と回答した人が15.7%と、およそダブルスコアを叩き出しているそうだ。

 また、400万から600万円の層でも12.7%に上った。このことから、性欲があり、定期的にセックスしている人は高所得層のほうが多い一方で、セックスの「頻度」は、それよりも収入が低い人のほうが多いことがわかる。

 収入が低いと、タダで出来るカミさんとのセックスが多くなるといいたいのであろう。

 だが満足度では、年収2,000万円以上のリッチたちのほうが満足度は高く、80%に達したが、200万から400万円の層では満足していないと答えたのが57.9%にもなったという。

 性欲の強い県はどこか。この1年間でセックスをしたかという質問に最もハイと答えた人が多いのは中国地方の人たちで、性的な満足度についても、東北地方に10ポイント以上の差をつけて圧倒的だったという。

 結論は? カネを持っていて、中国地方の女性をカミさんにするか、愛人にしている人間が、セックスに満足しているということになるのか。

 ここでも貧富の差が歴然とあるようだ。嗚呼!

 お次も現代。「平成の小説ベスト50」。書評家、書店員、本好き芸能人たちが選んだそうである。

 1位から10位まで挙げておく。『壬生義士伝』(浅田次郎)、『影武者徳川家康』(隆慶一郎)、『神々の山嶺』(夢枕獏)、『博士の愛した数式』(小川洋子)、『レディ・ジョーカー』(高村薫)、『火車』(宮部みゆき)、『模倣犯』(宮部みゆき)、『理由』(宮部みゆき)、『ガダラの豚』(中島らも)、『虐殺器官』(伊藤計劃)。

 宮部みゆきの本が3冊も入っている。『火車』はよかった。『壬生義士伝』は映画のほうがよかった。この中で私のナンバー1は『影武者徳川家康』かな。

 ちなみに紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめするベスト30「キノベス!2018」を書いておく。

1位『R帝国』中村文則(中央公論新社)
2位『屍人荘の殺人』 今村昌弘(東京創元社)
3位『あるかしら書店』ヨシタケシンスケ(ポプラ社)
4位『かがみの孤城』辻村深月(ポプラ社)
5位『星の子』今村夏子(朝日新聞出版)
6位『うしろめたさの人類学』松村圭一郎(ミシマ社)
7位『騎士団長殺し』村上春樹(新潮社)
8位『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』西原理恵子(KADOKAWA)
9位『SHOE DOG 靴にすべてを。』フィル・ナイト(東洋経済新報社)
10位『騙し絵の牙』塩田武士(KADOKAWA)

 出版科学研究所によれば、書籍と雑誌を合わせた17年の紙の出版物推定販売金額は前年比7%減の約1兆3,700億円となるそうだ。

 13年連続で縮小している市場だが、落ち込み幅は過去最大となる見込みだという。市場規模はピークだった平成8年の約52%まで縮小する見通し。書籍が約7,150億円、雑誌が約6,600億円で、書籍は11年、雑誌は20年続けて前年を下回る。

 次は文春。派手なスクープはないが、ワイドに面白い記事がある。男女9人を殺した史上最悪の快楽殺人犯・白石隆浩容疑者のことを忘れてはいけない。

 文春によれば、捜査員を驚愕させた画像が彼のスマホにあったという。

「ロフトのはしごに括り付けられたロープには、被害者の一人がぶら下がっており、すでに息絶えた様子でした。その“遺体”をバックにして、白石容疑者が何食わぬ顔で食事を取っているような自撮り写真が保存されていたのです」(捜査関係者)

 逮捕後、白石は手書きで複数の上申書を書いているという。さらに捜査員に「思い出せる範囲で九人のことを書いておけ」といわれて、被害者のプロフィールや殺害方法を書いているそうだ。

 どんな気持ちで「その時」を思い出し、書き綴っているのだろう。

 安室奈美恵が年末の『NHK紅白歌合戦』に出場することが決まった。最後の最後まで無理だと思われ、所属しているエイベックスさえ事前に知らなかったという。

 NHKはどんな奥の手を使ったのだろう。文春によれば、NHK関係者がこう話している。

「安室に対して、お金を払ってライブに来るファンを大事にする気持ちはよくわかるとした上で、『チケットを手に入れることができなかった二百万以上のファンはどうするんですか? 彼らは安室さんを見たくても見られないのです』と、応援してくれたファンにテレビを通して歌を届けるよう口説いた。安室はNHKの“殺し文句”に心を動かされ、“ライブに来られないファンのため”紅白出場を決意したのです」

 よくできた話だが、私は、以前から話が付いていて、話題を盛り上げるために仕組まれた「出来レース」だと思う。

 これも文春。文春にNY不倫を撮られた渡辺謙への妻・南果歩の怒りは収まらないようだ。

 別居状態が続いていたが、このほど、離婚へ向けた話し合いが進んでいるという。

 不倫相手は、話し合いが終わらないうちは会わないようにしているそうで、京都でお茶やヨガ教室に通って、謙と再び会える日を心待ちにしているそうだ。

 謙もひたすら円満離婚を望んでいるようだが、そううまくいくのだろうか。

 文春ばかりで恐縮だが、お次は、やはり文春が報じた宮根誠司の「隠し子の母の激白」の後日談。宮根は、番組の中で一切触れず、視聴者への説明責任を果たさないが、宮根をよく知る元朝日放送のプロデューサー吉村誠が、「宮根逃げるな!」と怒っているそうである。

「男女関係はあくまでも当事者間の問題というのが私の考えです。ただ、ベッキーや山尾議員の不倫など他人のスキャンダルを番組で散々弄ってきた彼が、自分のことになると口を閉ざすなんて許されません。視聴者が『宮根はん、そりゃないわ。自分のこともしっかり言え!』と憤るのは当然。日馬富士の暴行事件でも、彼は『当事者に説明してほしい』と言っていたが、『どの口が言うとんねん』と突っ込みたくなる。自分のことは棚に上げ、他人の失態だけあげつらうのは卑怯です」

 こうした状況が続けば視聴者に呆れられ、視聴率は必ず落ちるともいう。

 だが、どうやって視聴者に説明するのか? 宮根ならずとも難しい問題だとは思う。

 ところで、先日、NHKの徴収員が私のオフィスを訪ねてきた。彼はいきなり、「NHKの受信料を払ってくれ」といった。

 冗談じゃない、私はNHKはおろか、民放のテレビも見ていないというと、いぶかしそうに「テレビはないんですか?」と聞く。

 テレビはある。だが、地上波デジタル放送が始まって、昔の古いテレビだから受信できなくなったのだ。

 今はビデオを見るか、音楽を聴くことにしか使っていない。すると「本当に映らないんですか?」だったら上がって見てみるか!

 今度は、「携帯は何を使っているんですか?」、iPhoneだというと、「アンドロイドではないんですね」、そういい残して帰っていった。

 現代によると、NHKが公表している受信料の推定支払い率は78.2%。受信契約対象となる世帯数の推定が4,621万件のところ、支払いを行っている世帯は3,612万件で、実に5世帯に1世帯は、受信料の支払いをしていないという。

 意外に知られていないのが「家族割引」なる制度だ。多くの人が対象になるのに、見逃している人が多い。

 NHK地方局勤務の山村順一(仮名)によれば、

「徴収員が、わざわざこの制度をアピールして回ることはありません。契約時に、いちいち誰と同一生計なのかを確認することなどありませんしね。
 申し込まない限り、正規の受信料を払い続けるハメになりますので、まずチェックすべきです」

 制度そのものは単純だ。親許から離れた学生や、単身赴任のビジネスマンなど、実家と生計が同一であれば、受信料が半額になるというのだ。知っておいたほうがいいだろう。

 絶対NHKに受信料を払いたくない人は、東京大学醍醐聡名誉教授がいうように、

「まずは『放送法には支払い義務が書かれていない』と突っぱねるべきでしょう。ただし、無条件で拒否するのではなく、『NHKの報道姿勢に疑問があり、国民の知る権利として報道されるようになるまで支払いはストップさせていただく』と丁寧に主張すべきだ」

 契約しているのに未払いのケースは、NHKが法的措置を取ってくるケースがある。法的措置を取った件数は、この10年間で9,000に達するという。

 中には裁判になり、NHK側が裁判所に提出した契約書に偽造の疑いがあったというケースもあるそうだから、受信料を取るためには何でもやってくるのだろう。

 だが、NHKの事業収入のうち99%を占める受信料は、年間6769億円にも上る。

 弁護士の梓澤和幸はこういう。

「自宅にテレビを入れたら強制的に受信料を払わねばならないという論理は、政府の伝声管の役割を果たした戦前の公共放送のようなもの。人々がつくりあげるNHKに変わらねばならない」

 それはそうだが、官邸の広報機関に成り下がっている今のNHKに、そんな雑音は耳に入らないだろう。

 文春のワイドのひとつだが、明石家さんまの爛れた女性関係について書いている。

 還暦を2つ過ぎても、なかなか女性関係はにぎやかだそうだ。秋には加藤綾子とのNYデートが女性セブンで報じられた。加藤のほうは交際を全否定したが。

 キャバクラも大好きだそうだ。

「いつも大勢の後輩芸人を引き連れて店に来てくれますが、さんまさんの元気の秘訣は、とにかくエロく楽しむこと。お酒が入ると『あれ、あるんか?』と従業員に命令。全長三十五センチほどの電気マッサージ器を持ってこさせて、女の子たちの反応を楽しむんです。食事のときも『お前、この野菜スティックをエッチな感じで食べてみろ』と口に持っていく。女の子全員に本指名や場内指名を入れてくれるし、一晩で最低百万円は使ってくれる。気前がいいから女の子に嫌われることはありません」(都内のキャバクラ関係者)

 そりゃ、百万円も使えば、私だって喜ぶ。たけしやタモリに比べて、外へ出ていくタイプのようだ。

 一夜妻のA子が、60を超えると一人では寂しいと、家に来いと誘われると話している。

 会うたびに、「俺の子を産んでくれ、マンションも借りたる」というので、子どもが生まれたら養育費いくらくれると聞くと、月30万円だといったそうだ。

 意外に渋ちんやな。さんまのポリシーは、エッチの対価としてのカネは絶対払わないということだそうだ。その代わり、店ではカネは使う。

 元妻の大竹しのぶは「婦人公論」5月号で、「男性経験は30人以上」と告白していたが、いやはや、どちらもすこぶる「性豪」のようである。

 ところで、私がハワイにいる間に大宮のソープランドで大火事があったそうだ。

 だいぶ昔になるが、まだ元気だった芸能レポーターの梨元勝と大宮のトルコ風呂(当時はそういっていた)で遊んだことがある。

 彼は確か、おじいちゃんと大宮で暮らしていたと記憶している。その頃は、トルコでひとっ風呂浴びて、それから呑むということがよくあった。その頃の大宮はまだ田舎だった。

 12月14日、さいたま市大宮区のソープランド「KAWAII大宮」が全焼し、12人が死傷した。そのうち、従業員の女性2人と男性客2人が、一酸化炭素中毒で死亡したそうだ。

 大宮駅東口から北へ300メートルほど進むと、突然現れるソープ街は、「大宮北銀座」、通称キタギンと呼ばれるエリアだという。戦前の赤線時代から営業を続け、20軒近いソープランドが軒をつらねる。

 ここだったかな梨元と遊んだのは。

 障がい者収容施設で多くの障がい者が殺されても名前を公表しなかった警察が、今度は死亡した人の実名を発表したという。

 NHKや産経新聞は3人の実名を報道した。それによって取材陣が押しかけたのだ。

 父親にAさん(42歳)の名前が公表されたことをどう思いますかと聞くと、「どこが名前を出した?」と怒ったという。それはそうだろう。

 警察がメディアに公表したのですというと、「内緒にしとけって言ったんだけど……。いずれにしても取材は受けない」と断った。

 死んだ4人は、黒焦げで、身元がわかるのは時間がかかるだろうといわれていたが、3人は意外に早く判明したようだ。

 女性2人の身元も判明した。だが、このケースで実名を公表する必要があったのだろうか。Aは、好青年で礼儀正しい人だったと近隣の住民が現代に答えている。

 Aは命を落としてしまった被害者で、なんの落ち度もないのに、ソープランドに行っていたことが、家族どころか全国の人に知られてしまったのだ。

 さらにソープで働いていたことが満天下に知られてしまった2人の女性は、セカンドレイプのようなものではないか。「KAWAII」の関係者がこう憤慨する。

「実名を出した警察やテレビ局、新聞社に憤りがあります。女の子の家族が何を思うのか。借金を抱えて短期で働く子もいるんです。会社勤めもいれば、主婦だっている。家族には働いていることを伏せているのは当然のことでしょう」

 年の暮れといえば、私にもこんな経験がある。当時、火曜日の放火魔というのがいて、トルコなどにも火をつけて、新橋のトルコが大火になり、上から消防のはしご車で降りて来るトルコ嬢や客をテレビカメラが映し、ニュースで流れて大きな話題になっていた。

 私は、その年の暮れに、新宿のトルコへ友人たちと入り、しばらくすると、上のボイラー室から火が出て、下にいる私たちの部屋にも煙が入ってきた。

 トルコ嬢が「火事です。逃げて」というので、慌てて服を着て下に降りたが、案の定、ビルの周りは消防車とやじ馬で埋まっていた。

 そのまま出れば、テレビカメラに映され、ニュースになるのは間違いない。そこで一計を案じ、後ろ向きで、「トルコが火事だそうだ、どこだどこだ」と大声で叫びながら出て行った。

 幸い、その日の昼・夜のニュースでは、火災の話はやっていたが、私の姿は出ていなかった。数日後、その友だちと飲み、「よかったな」と杯を交わした。不謹慎だが、懐かしい思い出である。

 現代の巻頭大特集は「新しい日本の大金持ち100人」である、1位のコーエーテクモHD社長の襟川陽一社長(67歳)の資産が1,400億円だそうだ。

「家業だった染料の卸販売をゲーム開発に大転換。『信長の野望』など人気シリーズを次々と発表。’99年に経営の一線を退くも、’09年にテクモと経営統合し、再び社長に就任。恵子夫人と二人三脚で社業を拡大させた」(現代)

 弁護士ドットコムを始めた元榮太一郎会長(42歳)は、弁護士という専門家をもっと身近なものにして、世の中をよくしたいという思いでビジネスを始めたという。

 この法律相談サイトで資産222億円をつくり、16年の参院選で自民党から出馬し、当選している。現在、弁護士、経営者、政治家の顔を持っているという。

 私はよくわからないが、ここに出ている新しい金持ちたちの多くはIT長者のようだ。

 だが、資産何百億といっても、個人でそのカネを自由に使えるわけでもないだろう。飲み食いやクルマなどは経費で落とせるとしても。

 またITは浮き沈みが激しい。ジェットコースターに乗っているようなものではないのか。

 ビックデータ解析やAIによる業務支援サービスを提供するユーザローカルの伊藤将雄社長(資産146億円・44歳)はおカネを使わない、いや使えないという。

「日本社会に閉塞感があるのは確かですよね。日本人の寿命は長くなったために、将来が不安になっている人が多い。景気がいいと言われながら、個人消費が振るわないのもそのためでしょう。
 私自身も同じことを考えています。すぐ死ぬとわかれば、ぱっとおカネを使うかもしれませんが、あと50年近く生きるかもしれないと思うと、無駄なことに使えない。
 一度でも贅沢の味を覚えてしまうと、後で大変だと思うので贅沢をしません。飛行機もファーストクラスはおろか、ビジネスクラスにも一度も乗ったことはないし、乗りたいとも思わない。
 自分のライフスタイルが変わることが怖いんです。ビジネスクラスに乗り続けるために事業を頑張り続けるというのも一つの考えだし、それは否定しませんが、自分には合わないと思います」

 現代は、そうはいっても、時価総額で150億円近くの資産を持っている身だから、多少株を処分して、ビジネスクラスに乗ってもバチは当たらないだろう。だが、このストイックさが新しい経営者の特徴なのかもしれないといっているが、私はそうは思わない。

 IT企業は、少しでも時代に遅れると、あっという間に崩壊していく。その怖さをわかっているから、使わない、使えないのだ。

 クックパッドの創業者・佐野陽光のように、株を売って創業者利益を持ってカリフォルニアに移住するようなのが、一番いいのかもしれない。

 でも、資産が何百億という金持ちがこれだけいるのに、俺のところには、わずかなおこぼれも回ってこないというのはどうしたことか。

 金持ちはさらにカネを儲け、貧乏人はさらに貧乏になる。嗚呼!

 人気のあるうちにさっさと引退して、今なおそのしゃべりが伝説になっている上岡龍太郎のインタビューを、私が責任編集をやっているe-ノンフィクション文庫で、加藤吉治郎が『爆笑伝説 上岡龍太郎』というタイトルで連載している。

 その中で上岡が、安倍晋三は「安普請」と読めませんかといっている。なるほど、安倍晋三をじっと見ているとそう見える。

 土台がグラグラの二階建て。マグニチュード3の地震が来ても倒れそうな家。そういえば我が家も安普請ではないが、半世紀を経て、マグニチュード3で壊れると、大工の棟梁が太鼓判を押していたな。

 その安倍晋三首相が、「日本ではご法度の『大麻草』に由来する外国製のサプリメントを使用している」と報じたのはアサヒ芸能。

 そうなら厚労省の「大麻取締法」に抵触する可能性もあるというのだから、穏やかではない。

 アサ芸によれば、安倍夫婦と親しい永田町関係者は、安倍が使用しているのは、大麻草に含まれる化学成分のうち、CBD(カンナビジオール)を主成分とするサプリで、近年、日本でもヘンプオイルなどと呼ばれて人気で、個人輸入するケースが増えているという。

「表向きは健康サプリとして販売されていますが、中にはマリファナなどの“代替品”として購入、使用している愛好家も少なくありません」

 こうしたサプリを愛飲していることは、16年7月に京都で開かれた第1回世界麻環境フォーラムで、昭恵夫人が公言しているのだ。

 昭恵は、あちこちで「日本を取り戻すことは大麻を取り戻すこと」だと話しているほどの大麻好き。

 てんかんや糖尿病、がんの痛みに有効だとして、アメリカに本社を置く大手メーカーから、CBDサプリを購入して、夫に使用させているというのである。

 だがこのサプリ、どんなにしても幻覚作用をもたらす成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を取り除くことは難しく、厚労省からは、現実の運用と法律が乖離しているという声も上がり始めているという。

 また、安倍自身、CBDオイルにはTHCは含まれていないという認識の下、国会で、こう述べている。

「THCには濫用の恐れがあり、かつ、幻覚等の有害作用があることから、大麻の医薬品として施用については慎重な検討が必要」

 アサ芸によると、CBDオイルを吸引すると目はとろんとなり、実に気持ちよくなってくるそうだ。

 妻の好きな赤烏帽子で、安倍首相が大麻中毒に? あり得ないことではないのかもしれない。

 さて、現代は来年は「カネ儲けの年」になると考えているようだ。カネがらみの特集が多い。

 新年合併号の売り物企画は「AIで株価を予測する」、しかも前編・後編「袋とじ」である。

 私が学生時代、競馬の予測でコンピュータが使われ、その予想が当たると現代で特集したことがあった。

 それが大きな話題になり、確か高田馬場だったと記憶しているが、駅構内の売店に競馬ファンが押し寄せ、売店が押し潰されてニュースになったことがあった。

 だが、それも一時的なもので、競馬はコンピュータでは予想できないとわかり、ファンも離れていった。

 AIで株価予測というのは、その時のことを思い出させた。

 現代に協力したのは「財産ネット」の荻野調代表。彼がこう話している。

「今回予測に用いたのは、弊社の『Phantom-ALCOM株価予報』。独自開発したAIが過去の株価チャートのビックデータを機械学習して、将来の株価レンジを予測するものです。戦争などの特殊事情は考慮していませんが、過去1年間に日経225銘柄でテストした結果、80%以上の確率で株価レンジを予測できた」

 232銘柄が「現在の株価」「最低値」「最高値」に別れている。この表の使用法はいたってシンプルだという。

「’18年初めまで、最高値と最低値の中央を目指しながら株価は推移すると予測されます。つまり、実際の株価が最高値に近づいてくれば『売り』、最低値に迫ってきたら『買い』。売買するタイミングの判断材料になるわけです」(荻野代表)

 なるほど。そうして見てくると日本ハムが現在の株価が2,743円で最低値が2,712円。最高値は3,712円だから、これは買いになるのだろう。

 小野薬品工業の現在の株価は2,534円。最低値が2,335円。これは上昇して最高値の3,392円になる。だとすれば買いになるのか。

 SUBARUは現在の株価が3,701円で最低値が3,691円だから、これも非常に近い。よって最高値の4,534円に向かって上昇すると見られるから、買いか。

 リコーの現在の株価が1,037円。最低値が956円だから、最高値1,293円に向かって上昇する。

 スカパーJSATHDも現在の株価が502円で最低値が461円。よって最高値の611円に向かって上昇すると見るのだろう。

 これでいいのかな、現代さん? 将棋や囲碁でわかるように、AIが正確に予測するためにはビックデータがどれほど入力できるのかによるといわれる。

 この株値予測に、どれだけのビックデータが入っているのか、私にはよくわからないが、ものは試し、安いスカパーでも100株買ってみますか? 私は買わないが。

 昔『塀の中の懲りない面々』(文藝春秋)という本がバカ売れしたことがあったが、娑婆にいても懲りない人は多くいる。

 ましてや「浮気」というのは、バレて女房からも世間様からも大バッシングを受けても、懲りないもののようだ。

 桂三枝から桂文枝と名人の名を引き継いだものの、16年には歌手との長年の不倫関係をフライデーに暴露されて、青菜に塩だった。

 その文枝にまたまた醜聞である。ここまでくると「女遊びは芸の肥やし」という言葉も色あせてくる。

 新潮が報じた今度の女性は夏目恵美子(仮名)、56歳で、日舞の先生だそうだ。「若い頃の千草薫に似ていて、和服がぴったりくる女性だ」(新潮)。

 きっかけは08年の12月に、文枝が「関西にも定席寄席を」と奔走してできた演芸場「天満天神 繁昌亭」に、彼女が足を運んだこと。

 繁昌亭の横の喫茶店に彼女がいると、文枝が現れ、一緒に写真を撮ってくれて、メールで送ってもらってからだという。

 ほな、写真送るからメールアドレスを教えてというのは、女性を引っかけるときの常とう手段である。

 その後、文枝が「ゆっくり話がしたいから君の家に行きたい」といいだしたが、それは断った。

 それでは諦めないのが、この男のマメなところである。料理が好きな彼女は、料理の写真をメールで送ると、本当に弟子を連れて家に食べに来たのだ。

 2人が男女の仲になるのに、そう時間はかからなかった。

 彼女はそれまで男性経験がなく、文枝が初めての男だったという。文枝は弟子を連れてきて、アレの間、階下で待たせていたそうだ。

 こんなメールを文枝は彼女に送っていたと、新潮が全文を載せている。

「温かいよ。○○のおっぱいを思い出していた。キスもうまくなったし。ちゃんと○○のあそこにもキスさせてくれたし よかったよ ○○がぬれぬれになって それを思い出しただけで体が熱くなって あそこが硬くなってきた」

 大人のオモチャを買って使おうとか、局部の写真を撮りたがったそうだ。高校の友人の前で、文枝は、「俺、50年後に彼女と結婚すんねん」ともいったそうである。

 まあ、50年後には生きていないから、なんとでもいえるだろうが。

 だが、文枝に弄ばれているだけだとわかった彼女は、一日に何度もメールをしたり、電話をするようになると、男のほうも怒ることが増えてきたという。

 その挙句、文枝に会いに繁昌亭へ行くと、弟子が出てきて彼女を止めようとして揉め、警察沙汰になったそうだ。

 結局、文枝からは「君の家には行かれへん」と通告される。前にバレた女性歌手には毎月20万円の愛人手当を払っていたと報じられたが、この彼女にはお手当てをくれたことはなかったそうだ。彼女はこうつぶやく。

「お金が欲しくて付き合ったわけじゃないけど、よくよく考えれば、私は“無料で遊べる愛人”だったということです」

 付き合った女性たちに、これほど恨みつらみを買う文枝という噺家、よほど人間の出来がよくないのだろうか。

 こんな噺家の人情話など、これからはばかばかしくて聞いちゃいられないと思う。

 そういえば、立川談志の「芝浜」を聞く年の暮れになったな。

 さて、今年の掉尾を飾るのは、やはり貴乃花である。

 どこまで続く泥濘ぞ。日馬富士殴打“騒動”を見ていると、そう思わざるを得ない。

 12月27日発売の文春と新潮の巻頭特集はどちらも「貴乃花激白」(文春)「貴乃花が本誌に激白」(新潮)と、貴乃花側の一方的ないい分を取り上げ、例のごとく、八角理事長批判、白鵬批判である。

 ともに貴乃花が初めてこの問題に対する真意を語ったとタイトルを打っているが、貴乃花の言葉は、そう多くない。

 大筋は「貴乃花に極めて近い関係者」(文春)「貴乃花のタニマチ」(新潮)の話である。新潮の貴乃花の言葉は、「未来に夢や希望を乗せてこれから力士を志す者たちへ学べる角界であるべきと考えています。入門しての清純な真っ直ぐな一途を与えられるのも角界の大きな役割です」。

 文春はもう少し長い。「相撲協会は私の責任を問うかたちにもっていきたいのでしょうけども、それはかまいません。私は巡業部長ですが、その立場では対処できない出来事が起きたのです。本人(貴ノ岩)は当初、『階段から転んだ』と説明しましたが、とてもそんな怪我には思えませんでした。私はその場にいたわけではなく、真相は分かりません。一般人を巻き込んでいる可能性も否定できなかった。同時に『親である師匠にも言いにくいことが起きたのか』と、背景にある根の深さを感じ、警察に全容解明を委ねたのです」。

 協会からもメディアからも追及されている、「なぜすぐに協会に報告しなかったのか」という件では、「警察に報告してくれるよう頼んでいる」と申し開きをしているが、協会幹部として、巡業部長としての立場として、自ら報告すべきであったと、私は思うのだが。

 新潮では、貴乃花の支援者の一人が、貴ノ岩の診断書を作成した済生会福岡総合病院の医師が、騒動発覚後、相撲協会を通じて、「貴ノ岩は重傷ではなかった」というコメントを発表したことに対して、「患者の情報を、第三者である相撲協会に流すのは医師としての倫理に反する行為で、医師法違反に当たるのではないか、と貴乃花親方の報告書には書かれています」と話している。

 新潮ではタニマチが、問題の飲み会に白鵬から誘われた貴ノ岩は、断っているのに、白鵬たちは恩師の鳥取城北高校相撲部の石浦外喜義総監督&校長から誘わせたという。

 貴ノ岩は、なぜ石浦さんがそんな飲み会の場を作ったのか、信じられないと思っているようだ。

 その石浦は、日馬富士が殴打する席にもいて、その後、白鵬や日馬富士らとラーメンと餃子を食べに行っているという。

 文春で貴乃花に近い関係者が「日馬富士の暴行をすぐに阻止できなかったとして白鵬や鶴竜は相応の責任を問われましたが、それは石浦校長も同じこと。教育者だけに、より責任は重いはずです」と指摘している。それはその通りであろう。

 週刊誌界で重きを成す2誌が、そろって渦中の大物を曲がりなりにもインタビューしたのだから、貴乃花が考えている「相撲界への危機感と改革」とはなんなのか、聞いているはずだと思ったが、それが、「少子化が進む中、子どもたちが相撲にどんどんなじみがなくなっていることを危惧していました。これでは将来、力士を目指すわけがない。ですから、相撲学校の創設を提案したり、子どもたちが相撲に触れる機会を増やそうとしてきました」(貴乃花に近い関係者・文春)。

 失礼だが、彼の改革とはこの程度かと、思わざるを得ない。もっと根本的で深刻な問題が、相撲界にはあるはずだ。それを引き出してくるのがメディアの役目である。

 インタビューとは、読者に代わって「聞くべきこと、どうしても知りたいこと」を聞くことである。

 それが相手の土俵に乗って、相手のいい分を垂れ流すのでは、新聞の官邸クラブと五十歩百歩と批判されても致し方がないはずだ。

【巻末付録】

 現代は合併号にも関わらず、意外にSEXYグラビアのボリュームがない。「深田恭子 話題の写真集から未公開カット独占掲載」。さすが、この娘のヘア・ヌード写真集なら買ってみたいと思わせる肢体だ。

「海外セレブ『ハプニング大賞』ポロリ・チラリを大放出」。あまり見るところはない。袋とじは「『のぞき』の誘惑」。絶対に真似をしないでくださいとある。意味深だが、写真はごく普通。

「永岡怜子 初めてのヘアヌード」。「ミスFLASH2016年のファイナリストに輝いたトップアイドルが神々しいBODYの全てをついに魅せた」そうだ。そしてもう一つの袋とじは「山咲千里 完全なる初ヘアヌード」。62年生まれだから御年50代半ば? それにしては見事な肉体だ。顔にはやや年が出始めたが。
(文=元木昌彦)