振り込め詐欺で逮捕の元ボクシングジムマネジャー、亀田興毅の“熱烈”後援者だった

 かつて亀田興毅の後援者としても知られた都内ボクシングジムのマネジャーが、常習的な詐欺犯罪グループのリーダーとして警視庁に逮捕された。

「去年、会ったときには『高級マンションの最上階をキャッシュで買った』って自慢してましたよ。本業で、ものすごく儲かっているんだな、と思わせる半面、不良っぽい連中と付き合いが多いとか、良くないウワサも結構あったので、距離を置くジム会長も多かった」

 ボクシング関係者からそんな評判が聞こえてくるのは、加藤竜太容疑者。不動産や高級レンタカー業を営む実業家で、東京・江戸川区のUNITED(ユナイテッド)ボクシングジムのマネジャーでもあったが、実情は犯罪が稼ぎの柱だったのか、振り込め詐欺グループのリーダーだった。

 警視庁によると、加藤容疑者は昨年10月、50代女性に警察官や金融庁職員を装って電話をかけ、「銀行の預金が引き出される被害に遭っている」と、キャッシュカード3枚を騙し取り180万円を引き出した疑い。犯行には十数名で構成された振り込め詐欺グループが関与しており、加藤容疑者はその最高責任者として、昨年は同様の犯行で300枚以上のキャッシャカードを手にし、8,000万円以上もの被害額を出したと見られている。本人の容疑への認否は不明だ。

 日本ボクシングコミッション(JBC)によると「現在もライセンスを保持している」とされるジムマネジャーの加藤容疑者だが、11年に創設されたUNITEDジムの実質的な運営者だと見られていた。

「会長は三好渥義さんですが、体調不良で表に出てくることはほとんどなかった。ボクシングジムは参入するのにいろいろハードルがあるから、景気の悪い関係者の名義を借りて参入してくる人もいる」と前出関係者。

 ジム所属の指導者が海外から呼んだ外国人選手中心という異色のジムだが、有力ボクサーはほとんどなく、最近試合をしている中では女子の東洋太平洋ランカー、塙英理加や石川海がいるが、かなりのボクシングマニアでないと知らないレベルではある。

 UNITEDジムの名が知られたのは、14年に亀田興毅のライセンス再交付問題があったときで、移籍先として名乗りを上げたのが加藤容疑者だった。亀田にパフォーマンス用の高級リムジンを貸す後援者として知られ、亀田の移籍を発表していたが、JBCから「ジムとしての実績がない」などの理由でライセンス発行の申請を認めてもらえなかった。

「ただ、亀田はその裏で並行して大手の角海老宝石など別のジムとも交渉していたことがわかり、加藤マネが激怒していました。当時『興毅が急に電話に出なくなって逃げやがった』と怒っていましたよ」(同)

 格闘技好きで知られた加藤容疑者は、キックボクシングのチャンピオンとして名高い梅野源治の後援者でもあり、梅野のブログには何度も「竜太さん」として登場している。

 記事の多くは、食事やニンニク注射に連れて行ってもらったというものだが、中には、ある試合の直前に「梅ちゃん、試合に負けたらどうなるかわかってるよな?」と言われたことや、「WBCの世界ベルトを獲ったご褒美で、竜太さんがラスベガスへ連れて行ってくれます」と書いていた。また、梅野は亀田を加藤容疑者から紹介されたと記し、容疑者の経営するレンタカー会社が「STAR LIMOUSINE」「DIREX」であるとも記載。ジョニー・デップやレディー・ガガが来日したときの送迎用に使われていたと明かしていた。

「加藤容疑者には、不良連中を交えてのマネーロンダリングのウワサもささやかれていて、もしかすると会社の経営はそのためのものかも、と言う人もいた」と前出関係者。

 犯罪事実の詳細や有罪かどうかはこれから判断されることだが、仮に多数の詐欺事件の首謀者であることが確定すれば、10年単位での実刑もあり得る凶悪犯罪者となる。そうなれば運営されていた会社やジムのみならず、高級レストランでの食事や海外旅行をプレゼントされた格闘家の接待費用も、犯罪で得た金が原資だったのか、そんな疑いの目も出てきそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

振り込め詐欺で逮捕の元ボクシングジムマネジャー、亀田興毅の“熱烈”後援者だった

 かつて亀田興毅の後援者としても知られた都内ボクシングジムのマネジャーが、常習的な詐欺犯罪グループのリーダーとして警視庁に逮捕された。

「去年、会ったときには『高級マンションの最上階をキャッシュで買った』って自慢してましたよ。本業で、ものすごく儲かっているんだな、と思わせる半面、不良っぽい連中と付き合いが多いとか、良くないウワサも結構あったので、距離を置くジム会長も多かった」

 ボクシング関係者からそんな評判が聞こえてくるのは、加藤竜太容疑者。不動産や高級レンタカー業を営む実業家で、東京・江戸川区のUNITED(ユナイテッド)ボクシングジムのマネジャーでもあったが、実情は犯罪が稼ぎの柱だったのか、振り込め詐欺グループのリーダーだった。

 警視庁によると、加藤容疑者は昨年10月、50代女性に警察官や金融庁職員を装って電話をかけ、「銀行の預金が引き出される被害に遭っている」と、キャッシュカード3枚を騙し取り180万円を引き出した疑い。犯行には十数名で構成された振り込め詐欺グループが関与しており、加藤容疑者はその最高責任者として、昨年は同様の犯行で300枚以上のキャッシャカードを手にし、8,000万円以上もの被害額を出したと見られている。本人の容疑への認否は不明だ。

 日本ボクシングコミッション(JBC)によると「現在もライセンスを保持している」とされるジムマネジャーの加藤容疑者だが、11年に創設されたUNITEDジムの実質的な運営者だと見られていた。

「会長は三好渥義さんですが、体調不良で表に出てくることはほとんどなかった。ボクシングジムは参入するのにいろいろハードルがあるから、景気の悪い関係者の名義を借りて参入してくる人もいる」と前出関係者。

 ジム所属の指導者が海外から呼んだ外国人選手中心という異色のジムだが、有力ボクサーはほとんどなく、最近試合をしている中では女子の東洋太平洋ランカー、塙英理加や石川海がいるが、かなりのボクシングマニアでないと知らないレベルではある。

 UNITEDジムの名が知られたのは、14年に亀田興毅のライセンス再交付問題があったときで、移籍先として名乗りを上げたのが加藤容疑者だった。亀田にパフォーマンス用の高級リムジンを貸す後援者として知られ、亀田の移籍を発表していたが、JBCから「ジムとしての実績がない」などの理由でライセンス発行の申請を認めてもらえなかった。

「ただ、亀田はその裏で並行して大手の角海老宝石など別のジムとも交渉していたことがわかり、加藤マネが激怒していました。当時『興毅が急に電話に出なくなって逃げやがった』と怒っていましたよ」(同)

 格闘技好きで知られた加藤容疑者は、キックボクシングのチャンピオンとして名高い梅野源治の後援者でもあり、梅野のブログには何度も「竜太さん」として登場している。

 記事の多くは、食事やニンニク注射に連れて行ってもらったというものだが、中には、ある試合の直前に「梅ちゃん、試合に負けたらどうなるかわかってるよな?」と言われたことや、「WBCの世界ベルトを獲ったご褒美で、竜太さんがラスベガスへ連れて行ってくれます」と書いていた。また、梅野は亀田を加藤容疑者から紹介されたと記し、容疑者の経営するレンタカー会社が「STAR LIMOUSINE」「DIREX」であるとも記載。ジョニー・デップやレディー・ガガが来日したときの送迎用に使われていたと明かしていた。

「加藤容疑者には、不良連中を交えてのマネーロンダリングのウワサもささやかれていて、もしかすると会社の経営はそのためのものかも、と言う人もいた」と前出関係者。

 犯罪事実の詳細や有罪かどうかはこれから判断されることだが、仮に多数の詐欺事件の首謀者であることが確定すれば、10年単位での実刑もあり得る凶悪犯罪者となる。そうなれば運営されていた会社やジムのみならず、高級レストランでの食事や海外旅行をプレゼントされた格闘家の接待費用も、犯罪で得た金が原資だったのか、そんな疑いの目も出てきそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ハイテク国家怖すぎ……! 手術中に医師が“スマホ決済”で追加料金を請求

 スマートフォンによる電子決済は、今や中国では当たり前の光景となりつつある。日常生活にすっかり浸透し、寺院の賽銭箱からホームレスへの投げ銭にまで広がるなど、キャッシュレス社会が到来している。そんな中、意外すぎる場所でスマホ決済を迫られた女性について、中国メディアが報じている。

 香港系メディア「東網」(1月11日付)によると、遼寧省大連市の病院で、手術中の女性が、施術中の医師からその場で“追加料金”を突然迫られるという、信じられない騒動が起こったという。

 同市に住む姜さん(20歳)は、数日前から腹部に痛みを訴え、大連医科大学附属病院を訪れた。診察の結果、子宮に腫瘍が見つかり、即手術が必要だと言い渡されたという。医師の勧めで当日手術が行われたのだが、部分麻酔をかけられた直後、医師から耳を疑う言葉が発せられた。医師は姜さんに「実は腫瘍が子宮の内部にもうひとつ見つかったので、これも取り除きます。そうすれば、手術費は追加で2,000元(約3万4,000円)かかるので、今すぐスマホのQRコードで決済してください!」と告げたのだ。

 手術台の上で麻酔をかけられ、身動きの取れない姜さんは、言われるがままにスマホ決済で追加代金を支払ったという。姜さんはその後、病院への不信感を拭えず別の病院で再検査をしてもらったところ、先の病院で行われた検査に不備があったことなどがわかり、今後当局による調査が行われることになったという。今回の事件がメディアで報じられると、病院側は「現在、事実関係を調査中」と回答したが、これまでも複数の患者に手術台で手術費用の追加支払いをさせたことがあると認めている。

 実は、昨年4月にも江西省南昌市の病院で同様の事件が発生している。中絶手術を受けていた女子大学生が、手術中に医師から「腫瘍があるので除去するには手術費の追加が必要」と、手術台の患者に追加代金を迫る事件が報じられた。中国では一般的に緊急手術の場合であっても治療費や手術費は先払いすることが一般的だが、密室での要求が許されているわけではない。

 スマホ決済が「便利」という風潮がある中、こうした負の側面についても、きっちり知っておくべきだろう。
(文=青山大樹)

ハイテク国家怖すぎ……! 手術中に医師が“スマホ決済”で追加料金を請求

 スマートフォンによる電子決済は、今や中国では当たり前の光景となりつつある。日常生活にすっかり浸透し、寺院の賽銭箱からホームレスへの投げ銭にまで広がるなど、キャッシュレス社会が到来している。そんな中、意外すぎる場所でスマホ決済を迫られた女性について、中国メディアが報じている。

 香港系メディア「東網」(1月11日付)によると、遼寧省大連市の病院で、手術中の女性が、施術中の医師からその場で“追加料金”を突然迫られるという、信じられない騒動が起こったという。

 同市に住む姜さん(20歳)は、数日前から腹部に痛みを訴え、大連医科大学附属病院を訪れた。診察の結果、子宮に腫瘍が見つかり、即手術が必要だと言い渡されたという。医師の勧めで当日手術が行われたのだが、部分麻酔をかけられた直後、医師から耳を疑う言葉が発せられた。医師は姜さんに「実は腫瘍が子宮の内部にもうひとつ見つかったので、これも取り除きます。そうすれば、手術費は追加で2,000元(約3万4,000円)かかるので、今すぐスマホのQRコードで決済してください!」と告げたのだ。

 手術台の上で麻酔をかけられ、身動きの取れない姜さんは、言われるがままにスマホ決済で追加代金を支払ったという。姜さんはその後、病院への不信感を拭えず別の病院で再検査をしてもらったところ、先の病院で行われた検査に不備があったことなどがわかり、今後当局による調査が行われることになったという。今回の事件がメディアで報じられると、病院側は「現在、事実関係を調査中」と回答したが、これまでも複数の患者に手術台で手術費用の追加支払いをさせたことがあると認めている。

 実は、昨年4月にも江西省南昌市の病院で同様の事件が発生している。中絶手術を受けていた女子大学生が、手術中に医師から「腫瘍があるので除去するには手術費の追加が必要」と、手術台の患者に追加代金を迫る事件が報じられた。中国では一般的に緊急手術の場合であっても治療費や手術費は先払いすることが一般的だが、密室での要求が許されているわけではない。

 スマホ決済が「便利」という風潮がある中、こうした負の側面についても、きっちり知っておくべきだろう。
(文=青山大樹)

スクープしたのは週女なのに……眞子さま結婚延期で、なぜか「文春」に抗議殺到!

 一般の結納に当たる「納采(のうさい)の儀」が来月4日に控える中、秋篠宮家の長女・眞子さまと法律事務所勤務の小室圭さんの結婚が延期されることになった。この衝撃的なニュースに、なぜか「週刊文春」(文藝春秋)が音を上げている。「7日に結婚延期の速報が流された直後から、編集部に『また文春か!』『おまえたちのせいだ!』『いい加減にしろ!』と、クレーム電話が殺到するようになったのです」とは文春関係者。

 宮内庁は「お二人の結婚意思は変わらない」と強調した上で、延期理由について「十分な準備を行う時間的余裕がない」としたが、一部週刊誌で報じられた小室さんの母親・佳代さんの借金トラブルが影響していることは間違いない。

 生活が苦しかった小室家は佳代さんの元婚約者の男性から生活費など400万円以上を工面してもらったが、男性はあくまで「貸した」という認識。佳代さんと婚約解消後、返済を求めると、親子は「お金はもらったもので、贈与に当たる」という主張を繰り返したという。これに怒った男性が週刊誌上で告発に至ったというのが、事のあらましだ。

 昨年12月、これを真っ先にスクープしたのは「週刊女性」(主婦と生活社)。その後、今年に入り、文春や「週刊新潮」(新潮社)、「女性セブン」(小学館)が後追いしたのだが……。

「スクープしたのは週女なのに、文春が目の敵にされている。やはり“あの一件”が尾を引いているのでしょうか」(前出・文春関係者)

 あの一件とは、音楽プロデューサー・小室哲哉の不倫疑惑報道だ。妻・KEIKOの目を盗んで女性看護師と密会を繰り返していたという内容だったが、文春の報道を受けて開いた記者会見で小室は引退を発表。そこで同時に語られた過酷な妻の介護生活などが、世間の同情を引いた。

 結果、批判の矛先は文春に向けられ「やりすぎだ」「廃刊しろ」など、厳しい声が浴びせかけられた。

 別の文春関係者は「たまたま同じ小室つながりですが、今回の小室圭さんの母親の件は、元婚約者からの接触もあり、週女の記事に乗っかっただけです。決して破談にしてやろうという気で報じたつもりはありません」と話すが……。文春の受難は当分続きそうだ。

「24時間最大料金」にご注意!? トラブル続出のコインパーキングで“半グレ”恫喝のケースも……

 都内で“ぼったくりコインパーキング”が問題となっている。「24時間最大料金」と大きく提示していながら、その条件が最初の24時間にしか適用されず、利用者が千数百円と想定していた駐車料金に対し、数万円を請求されるなどといったトラブルが多発。さらに、パーキング側にクレームを入れた利用者が、不良集団の「半グレ」グループに囲まれるという恐ろしい事態が起きていたこともわかった。

「昨年12月に『24時間最大料金800円』と書いてある都内のコインパーキングに16時ごろ車を停めて、翌日の昼12時に出庫しようとしたんです。20時間ぐらいなので、料金は24時間以内の800円かと思ったら、2万4,800円と表示されてビックリです。これは機械の故障だろうと思い、看板に記載してある電話番号に問い合わせたら『故障ではなく正規料金だ』と言われたんです」

 この被害者は都内在住の30代、会社員男性。パーキング業者は、看板に最大料金が『24時までの適用』で『翌日以降は適用されない』と記載してあると主張。業者側の設定した料金では、当日24時までは最大料金の800円としているが、翌日25時以降も継続して駐車すると、1時間2,000円と大幅にアップするというもの。

「実際、看板にはその旨が小さく記されてありましたが、近づいてよく見ないとわからないようなものでした。通常料金が1時間2,000円で、最初だけ特別の割引価格になっているというのが業者の言い分。これは詐欺まがいだと思い『払わない』と突っぱねたんですが、電話で話している最中に、現場に3人の不良っぽい男たちがやって来たんです」(同)

 男たちは、「ここの監視員を頼まれている者だ」と言いながら被害者を睨みつけ、さらに「車を停めていたら、その分だけ、どんどん値段が上がる。もし払わないで強引に車を出したら、その時点で警察に突き出す」と言ったという。

「男たちは怖いし、このままだと1時間2,000円がどんどん加算されていくだけなので、仕方なく近くのATMでお金を引き出して支払い、警察へ行きました」(同)

 しかし、警察官は「業者の言う通りに書いてあるなら仕方ない」と取り合ってくれなかったという。ただ、男性は後日、テレビを見て仰天。パーキングで威嚇してきた男のひとりが振り込め詐欺の疑いで逮捕され「不良グループ」と報じられていたというのである。その逮捕者をネットで検索すると、首都圏でトラブルを数多く起こしている半グレグループのメンバーであることがわかった。

「そこで再び警察に相談したら、その男は準暴力団という位置付けの連中だと言われました。それでもパーキング被害は、犯罪と認定するのは難しいと言われましたけどね」(同)

 全国の消費生活センターには最近、こうした最大料金を誤解させるコインパーキングの“ぼったくりトラブル”の相談が急増中だ。「入庫から24時まで」と記し、24時間と勘違いさせる手口もあるなど、利用客の見落としを狙った悪徳商法といえそうで、これには消費者庁も「コインパーキングの表示をよく読むように」と注意を呼び掛けている。だが、男性の被害例のように刑事事件として立件しにくいところが、なおも被害者を増やしてしまう要因だ。

 ただ、不良が出てきた事例については、アウトローに詳しいフリーライター高山登氏が「暴力団関係者が強引に地上げした土地をパーキングにして、合法的に収益を上げるケースがあって、その運営を半グレの連中に任せていることもある」と話す。

「数年前、コインパーキングの設備メーカーが暴力団のフロント企業であることが判明しましたし、この手の業者にはヤクザがよく絡んでいるので、組員がコインパーキングのインターホンで組織名を伝えれば、無料で出庫できる仕組みになっていたケースもあったんです。ぼったくり料金が反社会勢力の資金源になっている可能性もあるでしょう」(同)

 前出被害者のパーキングは、社会問題になったからか、現在は1時間の料金が2,000円から1,000円に下がっている。それでも、支払いトラブルが起きそうな価格ではあるが……。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「24時間最大料金」にご注意!? トラブル続出のコインパーキングで“半グレ”恫喝のケースも……

 都内で“ぼったくりコインパーキング”が問題となっている。「24時間最大料金」と大きく提示していながら、その条件が最初の24時間にしか適用されず、利用者が千数百円と想定していた駐車料金に対し、数万円を請求されるなどといったトラブルが多発。さらに、パーキング側にクレームを入れた利用者が、不良集団の「半グレ」グループに囲まれるという恐ろしい事態が起きていたこともわかった。

「昨年12月に『24時間最大料金800円』と書いてある都内のコインパーキングに16時ごろ車を停めて、翌日の昼12時に出庫しようとしたんです。20時間ぐらいなので、料金は24時間以内の800円かと思ったら、2万4,800円と表示されてビックリです。これは機械の故障だろうと思い、看板に記載してある電話番号に問い合わせたら『故障ではなく正規料金だ』と言われたんです」

 この被害者は都内在住の30代、会社員男性。パーキング業者は、看板に最大料金が『24時までの適用』で『翌日以降は適用されない』と記載してあると主張。業者側の設定した料金では、当日24時までは最大料金の800円としているが、翌日25時以降も継続して駐車すると、1時間2,000円と大幅にアップするというもの。

「実際、看板にはその旨が小さく記されてありましたが、近づいてよく見ないとわからないようなものでした。通常料金が1時間2,000円で、最初だけ特別の割引価格になっているというのが業者の言い分。これは詐欺まがいだと思い『払わない』と突っぱねたんですが、電話で話している最中に、現場に3人の不良っぽい男たちがやって来たんです」(同)

 男たちは、「ここの監視員を頼まれている者だ」と言いながら被害者を睨みつけ、さらに「車を停めていたら、その分だけ、どんどん値段が上がる。もし払わないで強引に車を出したら、その時点で警察に突き出す」と言ったという。

「男たちは怖いし、このままだと1時間2,000円がどんどん加算されていくだけなので、仕方なく近くのATMでお金を引き出して支払い、警察へ行きました」(同)

 しかし、警察官は「業者の言う通りに書いてあるなら仕方ない」と取り合ってくれなかったという。ただ、男性は後日、テレビを見て仰天。パーキングで威嚇してきた男のひとりが振り込め詐欺の疑いで逮捕され「不良グループ」と報じられていたというのである。その逮捕者をネットで検索すると、首都圏でトラブルを数多く起こしている半グレグループのメンバーであることがわかった。

「そこで再び警察に相談したら、その男は準暴力団という位置付けの連中だと言われました。それでもパーキング被害は、犯罪と認定するのは難しいと言われましたけどね」(同)

 全国の消費生活センターには最近、こうした最大料金を誤解させるコインパーキングの“ぼったくりトラブル”の相談が急増中だ。「入庫から24時まで」と記し、24時間と勘違いさせる手口もあるなど、利用客の見落としを狙った悪徳商法といえそうで、これには消費者庁も「コインパーキングの表示をよく読むように」と注意を呼び掛けている。だが、男性の被害例のように刑事事件として立件しにくいところが、なおも被害者を増やしてしまう要因だ。

 ただ、不良が出てきた事例については、アウトローに詳しいフリーライター高山登氏が「暴力団関係者が強引に地上げした土地をパーキングにして、合法的に収益を上げるケースがあって、その運営を半グレの連中に任せていることもある」と話す。

「数年前、コインパーキングの設備メーカーが暴力団のフロント企業であることが判明しましたし、この手の業者にはヤクザがよく絡んでいるので、組員がコインパーキングのインターホンで組織名を伝えれば、無料で出庫できる仕組みになっていたケースもあったんです。ぼったくり料金が反社会勢力の資金源になっている可能性もあるでしょう」(同)

 前出被害者のパーキングは、社会問題になったからか、現在は1時間の料金が2,000円から1,000円に下がっている。それでも、支払いトラブルが起きそうな価格ではあるが……。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

デリバリー食は、やっぱり危険!? 出前だけの食生活を送っていた27歳女性が“死の淵”に……

「ウーバー・イーツ」の上陸をはじめ、日本でも出前業界が活発化しているが、それ以上にデリバリー文化が発達しているのが中国だ。チェーン店から路上の屋台まで、多くの店が電話やアプリで注文するだけで配達してくれる。

 しかし、屋台ではどんな材料が使用されているかわからないし、栄養が偏るので、習慣的に利用することは健康に支障を来しかねないという危惧もある。

 そんな中、毎日3食を出前に頼っていた一人の女性が健康を害してしまった。

「北京青年報」(1月18日付)によると、浙江省温州市に住む琳さん(仮名、27歳)は、一人暮らしだが一切自炊をせず、毎日3食すべてをデリバリーで賄っていた。ある日、琳さんは昼食後に飲み物を飲んでいたら、突然、右上腹部が痛みだした。間もなく気分が悪くなり嘔吐したが、彼女は胃腸炎だと思い、特に気にも留めなかった。ところが自宅で2日間休むと、痛みはさらに増し、呼吸もしづらくなってきた。そこでようやく重い腰を上げ、近所の病院に行った。

 コンピューター断層撮影装置(CT)で撮影すると、急性すい炎の可能性を疑われ、より設備が充実した温州市中心医院に転院。採血して化学分析すると、試験管の中は真っ白。脂の摂取過多で血漿が白くなってしまったのだった。中性脂肪(トリグリセリド)の数値は30.01mmol/Lと正常値の約18倍に達し、血圧も高かったことから、高脂血症が急性すい炎を引き起こした可能性が高いと診断された。

 急性すい炎といえば、1月4日にすい臓がんで死去した星野仙一氏が2016年7月に発症した病気で、これがきっかけでがんが発見された。発症は中高年に多いが、重症化すると死に至る怖い病気だ。

 琳さんはすぐに集中治療室(ICU)に搬送され、ただちに2,000mlの血漿交換が行われた。24時間以内に2回目を行うと、ようやく病状は安定。16日には一般病棟に移された。

 琳さんはレバーなどのホルモン系や「水煮魚」という油たっぷりの汁で煮込んだ料理を好んで注文していた。野菜や果物はほとんど摂取せず、栄養はかなり偏っていた。運動は好きではないし、仕事は事務職なので、1日中椅子に座ったまま。ここ1年でかなり体重が増加したという。

 アリババ傘下の出前アプリ「餓了麼(ウーラマ)」が急成長するなど、中国ではデリバリーへの依存度がますます強まっている。琳さんの病状は氷山の一角にすぎず、すい炎予備軍は相当な数に達するかもしれない。
(文=中山介石)

 

大学入試ミス問題 出題ミスよりよっぽど恐ろしい“採点ミス”の実態とは

 大学受験シーズン真っ最中の現在、受験生を大いにざわつかせているのが、出題ミスによる追加合格のニュース。出題ミスによって、本来であれば合格していたはずの受験生が不合格になっていたとして、大阪大学と京都大学が相次いで追加合格者を出したが、その背景には、より根深い問題が存在する。

 追加合格騒動の発端は、大阪大学が今年1月、昨年の入試の物理おける出題と採点に誤りがあり、新たに追加合格者を出したことだ。この件については、外部から複数回指摘があったものの、大阪大学はこれを放置。組織的な対応が遅れたことに批判の声が寄せられた。

 その日のために勉強してきた学生が設問ミスに泣くことは、当然避けられねばならない。しかし、超難関国立大学の准教授は、決して判明し得ない採点ミスの可能性を指摘する。

「入試問題の採点は、外部に委託することはなく、すべて内部の人間でやります。私の大学では助手や准教授、場合によっては教授も駆り出され、採点します。解答用紙を持ち帰ることは許されず、完全な監禁状態で一気にやります。不正が起きないように、解答用紙の氏名欄や受験番号は見られないようになっています」

 採点者にとっては、将来自分が教えるかもしれない学生を選ぶ場。少しでも優秀な学生を獲得するために、間違いが起こらないように努めるのが責務だが、実際にはその雰囲気には程遠いという。

「大学の教授や准教授と言うと『スゴい人』と思われがちですが、実際はただのサラリーマンです。研究に没頭できるのは本当に優秀なほんの一握りの教授で、その他の大半は、雑務に追われて研究が思うようにできない人間ばかり。教授といえども年度末は大変忙しく、そんな時期に行われる採点作業は、肉体的にも精神的にも大変こたえます。私が数年前に数学の採点を担当した時は、配点が30点の大問を1問担当しました。採点作業の前に解答について解説があり、部分点についても指示がありましたが、その点数は30点、25点、5点、0点の4種類でした。自分が受験生だった時は、部分点はもう少し細かく分かれているものだと思っていたので、とても驚いた記憶があります。その問題は私がすべて採点をし、もう1人がチェックするダブルチェック体制でしたが、数百人の採点を流れ作業で行って、絶対ミスがないかと問われれば、『はい』とは答えられません。マークシート方式にすれば、ミスを限りなくゼロにできますが、記述式の場合、人間ですから採点ミスをなくすことは不可能です。受験生は納得できないでしょうが、落ちているはずの学生が採点ミスで受かることもあるわけですから、諦めてもらうしかないですね」(同)

 10代の少年少女にとって受験とは、不条理の存在を知る機会ということになりそうだ。

大学入試ミス問題 出題ミスよりよっぽど恐ろしい“採点ミス”の実態とは

 大学受験シーズン真っ最中の現在、受験生を大いにざわつかせているのが、出題ミスによる追加合格のニュース。出題ミスによって、本来であれば合格していたはずの受験生が不合格になっていたとして、大阪大学と京都大学が相次いで追加合格者を出したが、その背景には、より根深い問題が存在する。

 追加合格騒動の発端は、大阪大学が今年1月、昨年の入試の物理おける出題と採点に誤りがあり、新たに追加合格者を出したことだ。この件については、外部から複数回指摘があったものの、大阪大学はこれを放置。組織的な対応が遅れたことに批判の声が寄せられた。

 その日のために勉強してきた学生が設問ミスに泣くことは、当然避けられねばならない。しかし、超難関国立大学の准教授は、決して判明し得ない採点ミスの可能性を指摘する。

「入試問題の採点は、外部に委託することはなく、すべて内部の人間でやります。私の大学では助手や准教授、場合によっては教授も駆り出され、採点します。解答用紙を持ち帰ることは許されず、完全な監禁状態で一気にやります。不正が起きないように、解答用紙の氏名欄や受験番号は見られないようになっています」

 採点者にとっては、将来自分が教えるかもしれない学生を選ぶ場。少しでも優秀な学生を獲得するために、間違いが起こらないように努めるのが責務だが、実際にはその雰囲気には程遠いという。

「大学の教授や准教授と言うと『スゴい人』と思われがちですが、実際はただのサラリーマンです。研究に没頭できるのは本当に優秀なほんの一握りの教授で、その他の大半は、雑務に追われて研究が思うようにできない人間ばかり。教授といえども年度末は大変忙しく、そんな時期に行われる採点作業は、肉体的にも精神的にも大変こたえます。私が数年前に数学の採点を担当した時は、配点が30点の大問を1問担当しました。採点作業の前に解答について解説があり、部分点についても指示がありましたが、その点数は30点、25点、5点、0点の4種類でした。自分が受験生だった時は、部分点はもう少し細かく分かれているものだと思っていたので、とても驚いた記憶があります。その問題は私がすべて採点をし、もう1人がチェックするダブルチェック体制でしたが、数百人の採点を流れ作業で行って、絶対ミスがないかと問われれば、『はい』とは答えられません。マークシート方式にすれば、ミスを限りなくゼロにできますが、記述式の場合、人間ですから採点ミスをなくすことは不可能です。受験生は納得できないでしょうが、落ちているはずの学生が採点ミスで受かることもあるわけですから、諦めてもらうしかないですね」(同)

 10代の少年少女にとって受験とは、不条理の存在を知る機会ということになりそうだ。