広瀬すず、主演ドラマ『anone』が視聴率5%台の惨状! 来年の朝ドラに向け、黄信号が点灯

“CMクイーン”広瀬すずが主演する連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)の視聴率が、とんでもないことになっている。

 初回は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進したが、その後、7.2%→6.6%→6.4%と推移し、7日放送の第5話では5.9%まで降下。見事なまでの右肩下がりで、初回から3.3ポイントもの大幅ダウンとなった。

 日テレのプライム帯の連ドラの中では、“死に枠”とも称される「日曜ドラマ」でこそ、低視聴率を連発しているが、「水曜ドラマ」は、ほぼ毎クール、2ケタ台をマークしている優良な“看板枠”。その枠で、5%台を記録したのは、2013年10月期『ダンダリン 労働基準監督官』(竹内結子主演)第8話の5.6%以来、4年3カ月ぶりの大惨事なのだ。

『anone』は、同枠で放送された『Mother』(10年)、『Woman』(13年)に続く、日テレと人気脚本家・坂元裕二氏による3作目。先の2作は高視聴率をマークしており、同局の期待も、視聴者の前評判も高かった。ところが、始まってみれば、必要以上に手の込んだ難解なストーリーで、視聴者がついていけず、脱落者が続出。気がつけば、深夜ドラマ並みの低視聴率に沈んでしまっている状況だ。

 そんな中、光明がないわけではない。直近の第5話は、比較的スッキリした展開となり、廃業した印刷所の2階に住む亜乃音(田中裕子)の自宅で、天涯孤独の主人公・ハリカ(広瀬)、死に場所を探していたるい子(小林聡美)、余命宣告を受けたカレー屋店主・舵(阿部サダヲ)が、奇妙な共同生活を始めたのだ。そして、舵が使われなくなった印刷機を使って印刷屋を再開するというアイデアを出し、印刷機の使い方を聞くために元従業員の理市(瑛太)を呼び出す。理市は、亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)と偽札を造っていたことを告げ、亜乃音たちに偽札製造の協力を求めたところで終了。

 5話にも及ぶ複雑なストーリー展開の末、第6話以降ががぜんおもしろくなりそうな気配になってきたのだ。理市は妻子がいながら、消息を絶っていた亜乃音の義理の娘・玲(江口のりこ)と不倫しているが、次回では、それを亜乃音が知り、その問題でも紛糾することになりそうだ。

 だからといって、それだけで視聴率アップにつながるとは言いがたい状況がある。

「このドラマは1話完結モノではなく、1話ごとに奥深くつくられているため、初回から見続けていないと全体像が見えず、途中からでは、なかなか入っていけません。一度脱落した人、初めて見る人が第6話から視聴しても、そのおもしろさが伝わりづらく、定着させるのは難しいのではないでしょうか。従って、これ以上、大きく視聴率がダウンする可能性は低くなりましたが、逆に大きくアップさせるのも難しいと思われます。ようやくおもしろくなってきたのに、『時すでに遅し』といった印象です。あまりにも難解すぎた初回の展開をなんとかしていれば、もう少し視聴率低下に歯止めがかけられたかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 第6話から視聴率が持ち直したとしても、もはや2ケタに乗せるのは至難のワザ。最終的に、同ドラマは、日テレの「水曜ドラマ」史上、まれに見る爆死で終わってしまうことが濃厚。

 この数年、映画やCMに出演しまくって顔を売ってきた広瀬だが、連ドラ主演は15年1月期『学校のカイダン』(同)以来、3年ぶりのこと。同ドラマも平均視聴率は9.2%で、2ケタに届かなかっただけに、『anone』では高視聴率を獲得し、“ドラマ女優”としてランクアップを図りたかったはずだ。

 広瀬は、ヒロインを務めるNHK連続ドラマ小説『夏空-なつぞら-』が来年4月にスタートする。それまでに、映画でなく、お茶の間での人気を確固たるものにしておきたかったわけだが、『anone』の思わぬ低迷で歯車が狂い、黄信号がともってしまった。

 現在、“格下”の姉・広瀬アリスは、朝ドラ『わろてんか』で脇役ながら、存在感を発揮し、評価を高めている。このままでは、“お茶の間評”で、アリスとの立場が逆転しかねないだろう。
(文=田中七男)

広瀬すず、主演ドラマ『anone』が視聴率5%台の惨状! 来年の朝ドラに向け、黄信号が点灯

“CMクイーン”広瀬すずが主演する連続ドラマ『anone』(日本テレビ系)の視聴率が、とんでもないことになっている。

 初回は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で発進したが、その後、7.2%→6.6%→6.4%と推移し、7日放送の第5話では5.9%まで降下。見事なまでの右肩下がりで、初回から3.3ポイントもの大幅ダウンとなった。

 日テレのプライム帯の連ドラの中では、“死に枠”とも称される「日曜ドラマ」でこそ、低視聴率を連発しているが、「水曜ドラマ」は、ほぼ毎クール、2ケタ台をマークしている優良な“看板枠”。その枠で、5%台を記録したのは、2013年10月期『ダンダリン 労働基準監督官』(竹内結子主演)第8話の5.6%以来、4年3カ月ぶりの大惨事なのだ。

『anone』は、同枠で放送された『Mother』(10年)、『Woman』(13年)に続く、日テレと人気脚本家・坂元裕二氏による3作目。先の2作は高視聴率をマークしており、同局の期待も、視聴者の前評判も高かった。ところが、始まってみれば、必要以上に手の込んだ難解なストーリーで、視聴者がついていけず、脱落者が続出。気がつけば、深夜ドラマ並みの低視聴率に沈んでしまっている状況だ。

 そんな中、光明がないわけではない。直近の第5話は、比較的スッキリした展開となり、廃業した印刷所の2階に住む亜乃音(田中裕子)の自宅で、天涯孤独の主人公・ハリカ(広瀬)、死に場所を探していたるい子(小林聡美)、余命宣告を受けたカレー屋店主・舵(阿部サダヲ)が、奇妙な共同生活を始めたのだ。そして、舵が使われなくなった印刷機を使って印刷屋を再開するというアイデアを出し、印刷機の使い方を聞くために元従業員の理市(瑛太)を呼び出す。理市は、亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)と偽札を造っていたことを告げ、亜乃音たちに偽札製造の協力を求めたところで終了。

 5話にも及ぶ複雑なストーリー展開の末、第6話以降ががぜんおもしろくなりそうな気配になってきたのだ。理市は妻子がいながら、消息を絶っていた亜乃音の義理の娘・玲(江口のりこ)と不倫しているが、次回では、それを亜乃音が知り、その問題でも紛糾することになりそうだ。

 だからといって、それだけで視聴率アップにつながるとは言いがたい状況がある。

「このドラマは1話完結モノではなく、1話ごとに奥深くつくられているため、初回から見続けていないと全体像が見えず、途中からでは、なかなか入っていけません。一度脱落した人、初めて見る人が第6話から視聴しても、そのおもしろさが伝わりづらく、定着させるのは難しいのではないでしょうか。従って、これ以上、大きく視聴率がダウンする可能性は低くなりましたが、逆に大きくアップさせるのも難しいと思われます。ようやくおもしろくなってきたのに、『時すでに遅し』といった印象です。あまりにも難解すぎた初回の展開をなんとかしていれば、もう少し視聴率低下に歯止めがかけられたかもしれませんね」(テレビ誌関係者)

 第6話から視聴率が持ち直したとしても、もはや2ケタに乗せるのは至難のワザ。最終的に、同ドラマは、日テレの「水曜ドラマ」史上、まれに見る爆死で終わってしまうことが濃厚。

 この数年、映画やCMに出演しまくって顔を売ってきた広瀬だが、連ドラ主演は15年1月期『学校のカイダン』(同)以来、3年ぶりのこと。同ドラマも平均視聴率は9.2%で、2ケタに届かなかっただけに、『anone』では高視聴率を獲得し、“ドラマ女優”としてランクアップを図りたかったはずだ。

 広瀬は、ヒロインを務めるNHK連続ドラマ小説『夏空-なつぞら-』が来年4月にスタートする。それまでに、映画でなく、お茶の間での人気を確固たるものにしておきたかったわけだが、『anone』の思わぬ低迷で歯車が狂い、黄信号がともってしまった。

 現在、“格下”の姉・広瀬アリスは、朝ドラ『わろてんか』で脇役ながら、存在感を発揮し、評価を高めている。このままでは、“お茶の間評”で、アリスとの立場が逆転しかねないだろう。
(文=田中七男)

土屋太鳳、ドラマ版『チア☆ダン』で「広瀬すず超え露出」なるか? “爆死映画”のリベンジも……

 ライバルに勝てるかどうかは、ボディの磨き具合にかかっている?

 7月からスタートするドラマ『チア☆ダン』(TBS系)に主演する土屋太鳳が、ダンスの練習漬けの日々を送っているという。

 同ドラマは、昨年3月に公開された広瀬すず主演の映画『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』の数年後を舞台にした作品。

「映画版は広瀬、中条あやみ、福原遥といった旬の美人女優が出演し、興行収入13億円のヒット作となりました。広瀬もミニスカ&へそ出しのチアガール姿で、ムチムチの太ももを惜しげもなく披露し、男性ファンの目をクギ付けにしました。一方、ドラマ版の土屋も日本女子体育大学に在学し、ダンスには定評がある。ハイキックが得意技なだけに、広瀬以上の大開脚が期待できそうです」(映画ライター)

“若手女優”という括りで、何かと広瀬と比べられがちな土屋だが、今回のドラマは「主演女優」としての正念場になりそうだという。

「昨年9月公開の主演映画『トリガール!』は公開初週にトップ10圏外で、わずか36スクリーンでの公開となったアニメ映画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦』(8位)にも負ける大爆死。山崎賢人と共演の『orange -オレンジ-』(15年)、亀梨和也と共演した『PとJK』(17年)、佐藤健とのW主演の『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17年)の興行成績は好調だったため、単体での実力に疑問符がついています。土屋は確かに美形ですが、男ウケするような色気に欠けるため、世間のイメージほど男性ファンがついていないのだと思います」(業界関係者)

 そんな弱点を知ってか、土屋は肉体改造に着手。昨年あたりからトレーニングに励んでいたという。

「土屋自身、自分のボディが“ゴツイ”ことを意識していて、女性的なメリハリボディになろうとストイックに頑張っているようですね。だいぶカラダも絞れてきて、効果が現れているそうですよ」(芸能記者)

 肉体改造の成果を見せつけるには、今回のドラマはまさにうってつけ。進化した美クビレと太ももで、広瀬超えのお色気を振りまいてほしいものだ。

広瀬すずは?『花男』続編に杉咲花が起用された“地味な理由”って……

 コミックが累計6,100万部を突破した、大ヒット漫画『花より男子』の“続編”ともいえる『花のち晴れ~花男Next Season~』が、4月期にTBS系でドラマ化されることが決まった。

『花男』は2005年に井上真央と嵐・松本潤のコンビで、ドラマ化され、平均視聴率19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、07年放送の『花より男子2(リターンズ)』は21.6%、08年の映画『花より男子F』が興行収入77億5,000万円を売り上げるなど、メガヒットを記録している。

 しかし、早くもネット上では『花晴れ』に「爆死確実」の烙印が押されているという。テレビ誌ライターが語る。

「“続編”とはいっても、『花男』の世界から10年後の話。キャストも一新され、単純に学校が同じという舞台設定だけを受け継いだ形です。井上と松本が演じた牧野つくしと道明寺司の“その後”というわけでもないため、花男ファンも白けています。さらに、主人公が杉咲花、その相手役がジャニーズグループ『King&Prince』の平野紫耀と一般的には無名な2人ということで、原作ファンも失望したようです」

『花男』といえば、昨年からリメイクのウワサが飛び交い、TBS局内では、ヒロインを広瀬すずに打診しようとする動きも見られた。結局、広瀬の起用は流れたが、その舞台裏をテレビ関係者が耳打ちする。

「平野が所属する『King&Prince』は、今春のCDデビューが決まっており、ジャニーズが猛プッシュ中。中でも平野は、ジャニー喜多川社長のお気に入りといわれています。とはいえ、まだ無名のアイドルですから、広瀬が主演なら、ただの引き立て役になるだけ。ジャニーズはファンのことを考え、男性人気の高い女優との共演を避けたがりますから、広瀬でなく地味な杉咲がキャスティングされたのでしょう。とはいえ、彼女は女性人気が高いわけでもなく、ひと言でいえば『華がない』。果たして、視聴者の関心を引き付けることができるのかどうか……」

 杉咲といえば、人気漫画を映画化した7月公開の『BLEACH』にメインキャストの一人「朽木ルキア」役で出演が決まるも、「これじゃない」と、こちらも原作ファンから叩かれまくっている。

 昨年、木村拓哉主演の映画『無限の住人』のヒロインを務めるも、興収は目標の10億円に届かず惨敗。「まだ広瀬のほうがよかった」と言われないためにも、『花晴れ』で前評判を覆せればいいが……。

広瀬すずは?『花男』続編に杉咲花が起用された“地味な理由”って……

 コミックが累計6,100万部を突破した、大ヒット漫画『花より男子』の“続編”ともいえる『花のち晴れ~花男Next Season~』が、4月期にTBS系でドラマ化されることが決まった。

『花男』は2005年に井上真央と嵐・松本潤のコンビで、ドラマ化され、平均視聴率19.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、07年放送の『花より男子2(リターンズ)』は21.6%、08年の映画『花より男子F』が興行収入77億5,000万円を売り上げるなど、メガヒットを記録している。

 しかし、早くもネット上では『花晴れ』に「爆死確実」の烙印が押されているという。テレビ誌ライターが語る。

「“続編”とはいっても、『花男』の世界から10年後の話。キャストも一新され、単純に学校が同じという舞台設定だけを受け継いだ形です。井上と松本が演じた牧野つくしと道明寺司の“その後”というわけでもないため、花男ファンも白けています。さらに、主人公が杉咲花、その相手役がジャニーズグループ『King&Prince』の平野紫耀と一般的には無名な2人ということで、原作ファンも失望したようです」

『花男』といえば、昨年からリメイクのウワサが飛び交い、TBS局内では、ヒロインを広瀬すずに打診しようとする動きも見られた。結局、広瀬の起用は流れたが、その舞台裏をテレビ関係者が耳打ちする。

「平野が所属する『King&Prince』は、今春のCDデビューが決まっており、ジャニーズが猛プッシュ中。中でも平野は、ジャニー喜多川社長のお気に入りといわれています。とはいえ、まだ無名のアイドルですから、広瀬が主演なら、ただの引き立て役になるだけ。ジャニーズはファンのことを考え、男性人気の高い女優との共演を避けたがりますから、広瀬でなく地味な杉咲がキャスティングされたのでしょう。とはいえ、彼女は女性人気が高いわけでもなく、ひと言でいえば『華がない』。果たして、視聴者の関心を引き付けることができるのかどうか……」

 杉咲といえば、人気漫画を映画化した7月公開の『BLEACH』にメインキャストの一人「朽木ルキア」役で出演が決まるも、「これじゃない」と、こちらも原作ファンから叩かれまくっている。

 昨年、木村拓哉主演の映画『無限の住人』のヒロインを務めるも、興収は目標の10億円に届かず惨敗。「まだ広瀬のほうがよかった」と言われないためにも、『花晴れ』で前評判を覆せればいいが……。

『anone』は脚本家の自己満足作!? “主演”広瀬すずがほとんど登場せず……自己ワースト視聴率を更新!

 いったいこのドラマは、どこに向かおうとしているのだろうか? 複雑で難解なストーリーが物議を醸している、広瀬すず主演ドラマ『anone』(日本テレビ系/水曜22時~)の第4話が1月31日に放送され、視聴率は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で自己ワーストを更新してしまった。

 これまでの視聴率は、初回9.2%、第2話7.2%、第3話6.6%と推移。回を追うごとに数字がどんどん下がっており、先行きが大いに心配されるところ。

「数字が示す通り、初回で多くの視聴者が脱落したと思われます。広瀬や脚本家・坂元裕二氏のファンはがんばって見ているようですが、ついていけず、視聴者が徐々に減っていっている状況。1話完結モノではないので、新たに見始める視聴者が一気に増えるとは考えがたいですね。ですから、ここから大きく巻き返すことは難しいのではないでしょうか」(テレビ誌関係者)

 初回では、さまざまな展開がしっちゃかめっちゃかに織り交ぜられ、視聴者の頭の中を混乱に陥れた同作。第2、3話では、天涯孤独の主人公・ハリカ(広瀬)と、印刷所を営んでいた夫を亡くした亜乃音(田中裕子)との交流に物語の軸が置かれ、随分見やすくなっていた。ところが、第4話では一転、余命宣告を受け、自殺を考えていたカレー屋店主・舵(阿部サダヲ)と、親しくなった“ナゾの女”るい子(小林聡美)がメインストーリーに登場。

 この回は、るい子の身の上話が中心で、それが8割ほどを占めて、るい子が主人公状態。そのほか、亜乃音と、家出してシングルマザーになっていた義理の娘・玲(江口のりこ)との久々の対面も描かれたが、主演である広瀬の登場シーンはわずかで、主たるストーリーには絡むことはなかった。

「おそらく、脚本家の坂元氏的には、広瀬の出番を減らしてでも、るい子の境遇を描くことで、後々に生かしたいという目的があったのでしょう。ただ、これは連ドラであって、オムニバスドラマでもありません。ストーリーへの興味のみならず、多くの広瀬ファンが見ているのです。それをないがしろにしてしまっては、ファンの反発は大きいでしょうね。小林の主演ドラマではないのですから。こんなことをしていると、広瀬ファンが視聴をボイコットして、さらに数字を下げてしまう可能性もあります。もうこうなると、坂元氏は自分の世界観を描きたいだけで、視聴率やファンの気持ちは無視していると言われても致し方ないのでは? これじゃ、脚本家の自己満足になりかねません」(同)

 民放である以上、やはり視聴率を上げることが第一目的。坂元氏と日テレがタッグを組んだ『Mother』(2010年)、『Woman』(13年)は高視聴率を獲得し、評価も上々だった。それだけに、同氏のファンのみならず、視聴者の期待度は高かったはず。だが、こういった展開が最後まで続くのであれば、『anone』は爆死から抜け出せずに終わってしまいそうだ。
(文=田中七男)

広瀬すずの出番激減、水子まで登場……自由すぎる問題作『anone』自己最低6.4%で“大コケ”のワケ

 万人受けは絶望的ともいえるクセの強さから、案の定、大コケしている広瀬すず主演『anone(あのね)』(日本テレビ系)。先月31日放送の第4話の平均視聴率は、過去最低の6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。初回の9.2%以降、右肩下がりが続いています。

 初回は主人公・ハリカ(広瀬)の虐待エピソード、第2話は亜乃音(田中裕子)の悲しい身の上、第3話はドタバタ誘拐劇と、毎回、話の方向がコロコロと変わり、もはや面白いんだか面白くないんだか計れないうちに振り落とされそうな筆者ですが、第4話も必死であらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■ついに水子まで登場!

 亜乃音の1,000万円を持ち逃げしたるい子(小林聡美)は、1人暮らし中のアパートの畳に金をバラ撒き、その上に寝てスリスリ。そうこうしていると、るい子の部屋の前の住人だか、隣の住人だかに「金を貸している」という怪しい男が訪ねてきたりします。

 明らかに1人暮らし用の狭いアパートですが、るい子の近くにはなぜか靴を履いた女子高生の姿が。るい子は高校時代、初体験で妊娠・流産を経験。そのとき、るい子の中で水子が実体化し、アオバ(蒔田彩珠)と名付け一緒に生活してきたといいます。はい、ついに幻覚的なキャラが出てきました。まだ開始5分ですが、今回も受け止められるか不安……。

 流産後のるい子は、OLを経て、現在の夫(関幸司)と結婚し、出産。しかし、姑(高林由紀子)や息子の樹(武藤潤)とうまくいかず、るい子がリビングで倒れた際も、2人はるい子を跨いで外出するほどの関係に……。ついに半年前、樹に「お金稼いで、樹を迎えに行くから」と言い残し、家出したそうです。

 そして、いざ手にした1,000万円を持って樹を迎えに行こうとしていたところで、ハリカと持本(阿部サダヲ)に見つかり、1,000万円を返却するよう迫られるるい子。しかし、隠し場所から金が消えていることに気付き、大慌て。どうやら、序盤で登場した怪しい男が、るい子の留守中に金を盗んだようです。

■不倫展開フラグ?

 途方に暮れたるい子は、夫たちが住む自宅に戻ると言い出します。が、持本がいきなり「あなたのことが好きなんです!」と告白。るい子はこれをスルーして自宅へ戻るも、夫から離婚届を突きつけられます。

 最後の願いとして、樹と夕食を作りたいと懇願するるい子のため、嫌々ハンバーグ作りの手伝いを始める樹。しかし、4人分の夕食が出来上がった頃には、姑も夫も樹も外食へ出かけてしまい、結局、アオバと2人で食事を取ることに。アオバに「こっちにおいでよ」とあの世へ誘われるますが、「もうしばらく生きてみる」と自殺を留まり、1,000万円が返せない代わりに警察への自首を決意します。

 一方、亜乃音は、15年前に家出したシングルマザーの娘・玲(江口のりこ)と再会。手土産のイチゴを渡す間もなく、玲に「私、再婚するんだ」「約束してくれるかなあ、二度と私たちに近づかないって」と、冷たくすごまれてしまいます。

 ラストは、玲と息子が暮らすアパートから、なぜか妻子持ちの理市(瑛太)がひょっこり顔を出し、不倫をにおわせたところで第4話が終了です。

■これは一体……

 主演のはずの広瀬の登場シーンは申し訳程度で、るい子と水子による“あったかストーリー”が主だった第4話。今回でかなり耐性がつきましたから、最終回までにどんな突飛な展開がぶっこまれても、私は大丈夫! たぶん!

 ただ、これまで散々、自分勝手に振る舞ってきたるい子が、なぜ突然「自首する」と言い出したのか、心の動きがイマイチ理解できない……。だって、初めて入ったカレー屋でメニューにない焼きうどんを平気で頼んだり、自分は“会社の倉庫に火をつけて5年も服役してた元犯罪者”と謎すぎる嘘をつく(あれ? 嘘ってことでいいんですよね?)女性ですよ? 自殺を覚悟した人間は、ここまでクレイジーになれるという演出でしょうか? ああ、もう何がなんだか……。

 気になる伏線は多々あれど、一生懸命見ていると頭がとろけて「私は一体、何を見せられているのだろう……」という気分になってくる『anone』。最終回まで自分の体力が残っているか、心配です!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すずは『anone』で開花する──“大先輩”田中裕子の芝居にも呑まれない「影の魅力」

 広瀬すずが連続ドラマで初主演を務めたのは、2015年の学園ドラマ『学校のカイダン』(日本テレビ系)だった。あれから3年を経て、女優としてみるみる成長しており、人気・実力ともに10代の若手女優の中ではダントツの存在だと言っても過言ではない。

 すでに19年上半期のNHK連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』のヒロインも決定しており、女優としての彼女をとりまく環境が、今後、より大きなものとなっていくことは間違いないだろう。

 おそらく所属事務所が長期的な視点で彼女を女優として成長させたいと考えているのだろう。彼女の出演作を見ていると、女優としての将来を考えた上で、役が選択されていると感心する。

 映画では『ちはやふる』(16~18年)や『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』(17年)のような若者向け青春映画に出演する一方、『海街diary』(15年)や『怒り』(16年)のような、作家性の強い文学的なドラマにも出演している。

 中でも、是枝裕和監督の『海街diary』に出演したことは、彼女にとって大きかったように思う。それ以前も女優としての勘の良さや華やかさはあったのだが、『海街diary』以降は、役に没入する力が以前よりも深くなった。その意味で、女優としての大きなターニングポイントだったと言える。こういう作品に定期的に出会えるのは、彼女にとって、とても幸福なことだ。

 そして、次の幸運な作品となりそうなのが、現在、日本テレビ系で水曜夜10時から放送中のドラマ『anone』である。

 本作は『最高の離婚』(フジテレビ系)や『カルテット』(TBS系)で知られる坂元裕二が脚本を手がけるドラマだ。チーフ演出は、作り込んだ重厚な映像に定評のある水田伸生。

 坂元と水田は、同枠で過去に芦田愛菜の出世作となった『Mother』、満島ひかりが貧困に苦しむシングルマザーを演じた『Woman』の2作を手がけている。重厚な社会派ドラマとして高い評価を受けるこのシリーズは、広瀬すずもファンだったそうだが、まさか自分が出演することになるとは思っていなかったらしい。

 広瀬すずが演じるのは、辻沢ハリカという少女。

 両親のいないハリカは、特殊清掃員のアルバイトをしながら、ネットカフェで暮らしていた。

 ハリカには、スマホのゲームアプリで交流している病気の友達がいた。入院中の少年・カノンが手術するには、多額のお金が必要だが、ハリカには何もしてあげることができない。

 そんなある日、ネットカフェで暮らす女友達が、海辺で現金の入ったカバンを見つけたという。ハリカたちはお金を探しに海辺へと向かうのだが、そこから物語は大きく転換していく。

 舞台は日本だが、映像自体はどこか無国籍感があるためか、リアルでありながらもどこかファンタジックな作品だ。物語も二転三転しており、まだ全貌は見えないのだが、この続きがまったく読めない不穏なムードが、物語に強い緊張感を与えていて目が離せない。

 ハリカを演じるにあたって、広瀬は髪をばっさりと切った。ハリカの姿は少女にも少年にも見える中性的なたたずまいだ。まるで、彼女の持つスケボーに描かれている天使のようで、ファンタジックな本作の象徴のような存在である。

 その意味でも、今までにも増して難しい役柄である。彼女自身、どう演じていいのか迷ったらしいが、次屋尚プロデューサーから「今までの広瀬すずでいい」と言われたことで開き直り、今の演技になったという。

 華やかなキャリアを重ねている彼女だが、実は広瀬すずの魅力は光よりも影の部分、今にも消え去ってしまいそうな弱々しさの中にあるのではないかと思う。

『anone』は、そんな彼女の影の部分がとても際立っていて、無表情でぽつんと立っているだけで見ている側を切なくさせる。

 それがよく出ているのが、ハリカの今にも消え去ってしまいそうな自信なさげに語られるか細いナレーションだろう。

 弱々しい声で切ないナレーションをさせると一番上手いと思う女優は深津絵里だと思っていたが、本作の広瀬すずの声は、深津に匹敵する切なさがある。

 カノンとチャットで会話するゲーム場面で、文字を読み上げるダイアローグに感情移入できるのは、彼女の今にも消え去りそうな声があってのものだ。

『anone』が広瀬すずにとって幸運なのは、阿部サダヲ、小林聡美、瑛太、田中裕子といった実力のある先輩俳優と共演できることだろう。

 特に田中裕子との芝居は、彼女にとって大きな経験となるのではないかと思う。

 田中の芝居は圧倒的で掴みどころがないため、我の強い俳優ほど、自分のリズムを崩して田中の世界に呑み込んでしまうところがあるのだが、第2話で広瀬が絡んだ際には、田中の芝居に対し善戦していたように見えた。これは、広瀬の演技が、いい意味で主張が弱いからだろう。

 広瀬を見ていると、主演女優に必要なのは自分を押し通す我の強さではなく、全体を包み込むような、おだやかな輝きだと実感する。ハリカを演じることで、その資質はより開花するはずだ。

 本作で彼女が女優としてどこまで成長するのか? 注目である。
(文=成馬零一)

●なりま・れいいち
1976年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。

◆「女優の花道」過去記事はこちらから◆

瑛太を本格投入した日テレ『anone』6.6%、衝撃のとっ散らかりぶり!

 広瀬すずが親に捨てられた孤独な少女を演じる『anone(あのね)』(日本テレビ系)。24日放送の第3話の平均視聴率は、前回から0.6ポイントダウンの6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。全話2ケタだった綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』の後番組としては、なかなか厳しい状況です。

 偽札を印刷したり、燃やしたりするシーンが登場する同作。「お金って、印刷したりコピーした時点で犯罪じゃなかったっけ……」とモヤモヤしていましたが、番組の最後に「番組で使用されているお札は 本物またはCGで加工されたものです」との補足が表示されていました。

 というわけで、CG処理されたお札にも注目しつつ、第3話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■頭悪そうな瑛太が登場!

 これまでチラチラ出演していた謎の男・理市(瑛太)が、今回からがっつり登場。弁当屋で働いている理市は、店長から「スタイリッシュな弁当のサービス券を作ってくれ」と頼まれ、その晩、怪しいアパートの一室で制作を開始。怪しいメカを使い、ホログラムや透かしといった加工を施して完成。次の日、自信満々で提出しますが、店長から制作コストの高さを指摘され、却下されてしまいます。300円のサービス券を、1枚50円のコストをかけて作ってしまうあたり、要領がいいキャラではなさそうです。

 一方、なんだかんだあって誘拐されたハリカ(広瀬)は、持本(阿部サダヲ)の同級生・西海(川瀬陽太)に拳銃で脅され、持本、るい子(小林聡美)と共に、カレーショップに監禁されてしまいます。さらに、るい子が、ハリカの親が「裏金を隠してる」と発言したため、西海はハリカの親から身代金を奪うことに。しかし、るい子が親だと勘違いしている亜乃音(田中裕子)は、ハリカとは赤の他人。亜乃音に裏金なんてものはありませんが、ハリカは口にガムテープを貼られているため、伝えることができません。

 西海に命令されたるい子は、身代金を要求するため亜乃音の元へ。ハリカの危機を知らされた亜乃音は、銀行へ行き、死んだ夫の保険金1,000万円を引き出し、現金を用意。それでも、るい子に「あのお金は?」と裏金も出すよう要求されたため、仕方なく夫が偽札を作っていた印刷機を見せることに。そうこうしていると、西海に金の受け渡し場所を指定されたため、1,000万円を持ってそこへ向かいます。

 1,000万円が入った袋を受け取った西海は、ハリカを解放し、逃走。しかし、るい子が1,000万円と偽札をすり替えていたため、西海は偽札をつかまされてしまいます。

 すでに上司を撃って警察に追われている西海は、偽札を前に「生きてる意味がわからない」と絶望し、その場で自殺。たまたま(?)通りがかった理市が、その偽札を回収し、第3話は終了です。

■こりゃあ、数字取れないよ……

 前回までは、持本とるい子のコミカルなやり取りに「ウッゼー!」とうんざりしていたものの、第3話でやっとバラバラだった登場人物たちが一体となり、今回は理屈抜きに楽しいドタバタ誘拐劇が見られました。よかった!

 また、悪党のはずの西海のキャラが愛おしく思え、自殺シーンでは「ああ、来週から出ないなんて!」と、本気で悲しい気持ちに。持本やるい子なんかより、よっぽどナイスキャラだったため、非常に残念です……。

 それにしても、同作はいったい、どこへ向かっているドラマなのでしょう? 初回はハリカの虐待の過去、第2話は亜乃音の悲しい身の上、第3話はドタバタ誘拐劇と、もはや1話ずつ別々のドラマと言ってもいいようなとっ散らかりぶり。しかし、そんなとっ散らかった中で、とっ散らかっていない部分を視聴者が探し出す作業こそが、同作の楽しい見方なのだと、第3話でやっと気づきました。ありがとう。

 わかりやすいドラマが視聴率を取る傾向がある中、これを放送する日テレの挑戦的な姿勢は、「なんかすごい……」としか言いようがありません。

 てなわけで、間違いなく数字は取れないでしょうが、「ギャラクシー賞」なんかの類いを取りそうな『anone』。筆者もこのグラグラとした展開に振り落とされないよう、しっかりしがみついていきたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

兄逮捕で話題の広瀬すず主演『anone』が7.2%に急落! 独特すぎる世界観に脱落者続出か?

兄逮捕で話題の広瀬すず主演『anone』が7.2%に急落! 独特すぎる世界観に脱落者続出か?の画像1

 静岡の兄(24歳・無職)が何かと話題の広瀬すず主演『anone(あのね)』(日本テレビ系)。初回は9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)とまずまずの滑り出しでしたが、17日放送の第2話は7.2%まで急落。同枠前クールの綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』が全話2ケタだったことを思い返すと、なかなか厳しい現状といわざるを得ません。

 初回では、欅坂46・平手友梨奈ばりに前髪で目元を隠している主人公・ハリカ(広瀬)の衝撃の過去が描かれましたが、物語はどの方向へ向かっていくのでしょうか? 第2話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■田中裕子の悲壮感が最高

 1年前に亡くなった夫・京介(木場勝己)が作っていた偽札を自宅の床下から発見し、なぜかわざわざ人に目撃されそうな海辺で燃やした亜乃音(田中裕子)。亜乃音は15年前に娘の玲(江口のりこ)が失踪して以来、どんよりとしたテンションで生きています。

 一方、広瀬の兄同様に無職となったハリカ(広瀬)は、あの大金が偽札であると気付き、亜乃音の自宅へ。京介が生前、印刷所を営んでいたここで働き、偽札を作りたいと志願。「お金使った後なら、刑務所入っていいの」と覚悟を見せます。

 また、勝手に床下を覗いたハリカが、京介のデジカメを発見。そこには、京介と玲のツーショット写真が満載。亜乃音は、2人が隠れて会っていたことにショックを受けます。

 娘に会いたい亜乃音は、とりあえずハリカと共にデジカメに写っているラーメン屋へ。どうやら玲は常連客だったようで、居合わせた客から「(玲は)県道沿いのガソリンスタンドで働いてるよ!」との情報が。また、玲は離婚して、息子を連れて地元に戻ってきたものの、「お母さんと反りが合わないから戻りたくない」のだとか。

■なぜ海へ……?

 その晩、ハリカは亜乃音の家に泊まることに。すると亜乃音は、玲は京介の浮気相手が産んだ子であると告白。0歳から自分の子として育てたものの、あるとき玲の前に本当の母親が現れて以来、親子関係が悪化したといいます。

 そうこうしていると、印刷機にセットされたままの偽札の版を発見してしまう亜乃音。「印刷してみようか」と機械を稼動させると、あっという間に大量の1万円札が印刷されていきます。しかし、“透かし”なども再現された京介が作った偽札に比べると、雲泥の差。亜乃音は「わかった? コレが限界なの」とハリカに偽札作りを諦めさせ、2人で1,500万円分ほどの偽札を台所で燃やします。って、床下で見つけた偽札は450万円分くらいだったはず。同じように家の中で処分できたんじゃ……。

 一方、持本(阿部サダヲ)は、父から継いだカレー屋を、3年前に同級生・西海(川瀬陽太)の口車にまんまと乗せられフランチャイズ化。揚げ句、西海が勤める本社に乗っ取られそう。しかし、店舗譲与の契約書にハンコを押そうとしているところに、カレー屋で堂々と焼きうどんを頼んだりするヤベー女性・るい子(小林聡美)が登場。るい子が契約書をビリビリに破ると、2人は川へ。楽しそうに小銭を投げ捨てる遊びをし、ドキドキします。なお、ドラマ資料によれば、2人は“死に場所を探している”という設定のようです。

 前回、亜乃音が偽札を燃やしている現場を目撃した2人は、亜乃音が闇金を隠していると踏んで元印刷所へ侵入。しかし、それらしいものは何も見つからず、諦めて帰ろうとしたところで買い物から戻ってきたハリカと鉢合わせ。捕まえようと追いかけたハリカは、持本の車で誘拐されてしまいました。

 その後、亜乃音が仕事から帰宅。荒らされた自宅に唖然とし、第2話は終了です。

■視聴率は期待できない

 終盤では拳銃も飛び出し、予期せぬ方向へ動き出した同作。亜乃音の不幸話ばかりがつらつらと描かれるのかと思いきや、痛快活劇のようになってきました。この、予想のつかないなんでもありの展開は、『カルテット』とも共通。とはいえ、作風が独特すぎるだけに、視聴率は期待できなさそうです。

 今回は、るり子が「この世界には裏メニューっていうのがあるんです」「裏メニューのほうがおいしいんですよ」と、“裏金”を“裏メニュー”に置き換えて話したシーンや、100円玉を川にポイポイ投げ入れて、持本が「ドキドキして気持ちいい」と喜ぶシーンが『anone』ファンの間で話題となっているようですが、筆者はもともとわざとらしい“演劇臭”が苦手だからか、小林と阿部の掛け合いにアレルギー反応が……。痒い痒い。

 まあ、好みの問題でしょうが、田中の自然なふんわり演技でドラマに入り込んでいるところに、急に小林と阿部がテンション高めでウィットに富んだ小粋なセリフをぶっ込んでくるため、思わず「入ってくんなよ!」と……。テンションのまるで異なるキャラクターたちを絡ませるところに、制作側の狙いがあるのでしょうが、これは視聴者を選びそう。好きな人は、「名言連発!」「セリフが心に響く!」と騒いでるんでしょうけどね……。

 というわけで、『カルテット』同様、「見続けている視聴者は賞賛!」「ピンと来ない人は見ない!」という二極化が起きていそうな『anone』。視聴率至上主義と言われる最近の日テレとしては、かなり攻めたドラマかと。とりあえず、初回で芦田愛菜の生き写しのような演技を見せた子役・大迫莉榎(ハリカの幼少期役)が、またあの“ソックリ演技”を見せてくれることを期待しつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)