9歳下男性と交際半年で妊娠。義父母と同居するも夫がうつに……【別れた夫にわが子を会わせる?】

『わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第9回 松田亜美さん(仮名・38歳)前編

「妊娠して結婚して出産して、ちょっとしたら離婚しちゃったみたいな感じです。いま振り返ると、凝縮された3年間でした。知り合いの占い師に『天中殺だ』って言われてたんですが、当たってましたね」

 中央線の某駅近くにある日当たりのいい1DKで、松田亜美さんは当時を振り返った。彼女は、まもなく3歳になる、活発な男の子を育てている。4年前、独身OLだった彼女は、「このまま結婚せずに、年を取っていくのかな」と思っていたというから、人生が劇的に動いた3年間だったことがわかる。いったい何があったのか?

■ヨガ教室のアシスタントと恋に落ちる

「5年前、ヨガ教室に通いだしたんです。教えるのは女の先生で、彼はそのアシスタント。教室に通っている生徒は当時、全員女性で、そのクラスにいた男性はひとりだけでした。その男性が後の夫です。年は私よりも9歳下で、中性的な雰囲気の人でした」

――女の園に男がひとり。そんなところに男性がいて、違和感はなかったんですか?

「ヨガの練習をしているとき、先生やアシスタントが『脚上げて』とか『ひねって』とか言いながら生徒の体を触って、ポーズを矯正することがあるんです。アシスタントの彼も生徒の体を触るんですけど、中性的な人だってこともあって、誰も違和感を持たなかった。彼は体の仕組みにすごく詳しいし、ヨガのポーズならなんでもできちゃう人なので、触られるのを嫌がるどころか、みんな感謝していました。生徒の信望は厚かったです」

――松田さんが彼を好きになったきっかけは何ですか?

「ヨガに専念したくて会社を辞めたんです。オーガニック製品を扱っているその会社は、商品も素敵だし、働いていて楽しかった。だけど体力勝負だったり、休みが取りづらかったりして、行くのがつらくなっていって、衝動的に辞めたんです。でも、辞めたら途端に、お金のことが心配になってきた。そこで彼に相談したら、『今、貯金があるのに、ないって思い込んでる。ネガティブなことにばかり気持ちが向いてるよ』って言われて、はっとしました。それがきっかけで尊敬の気持ちが、恋心へと転化したんです。それで、私から『お付き合いしてもらえませんか』って告白したんです。ふられましたけどね」

――なぜふられたんですか? 中性的とのことですけど、もしかするとゲイ?

「ゲイではないです。女性と付き合った経験がほとんどなかったらしくて、男女交際に興味が持てなかったとか。つまり根本的なところで、人に心を開けてなかったんです。彼が小さい頃、母親が2回離婚した関係で、親戚中をたらい回しにされた時期があったと聞きました。一方、彼がヨガを始めたのも、母親の影響だと話していましたね。良くも悪くも、彼は母親の影響を強く受けて生きてきたんです」

――彼自身は稼げていたんですか?

「ヨガの先生というのは、ほんとにピンキリ。そのうち彼は、収入的にはキリのほう。先生のアシスタントをしたり、自分で教えたりするんですが、収入はフリーター以下。だけど、体の仕組みについてはすごく詳しい。ちょっと体を触っただけでも、ここの筋肉が張ってるとか、たちまち当ててしまうんです。ただ、そうした技術の高さが、収入につながっていかなかった」

――ところで、ふられた後はどうなったんですか?

「教室で彼と話し込んでいるうちに、波長が合うようになりまして、気がつけば交際を始めていました。4年前の10月頃のことです。いったん付き合いだすと彼は積極的になり、彼の方から強く結婚を望むようになりました。経済的なことで不安はありましたが、私も結婚について彼の考えに基本的には賛成。そして、付き合いだして半年ほどで妊娠しました」

 結婚を決めた2人は、双方の両親に報告する。

「うちの両親に、妊娠したことを話したんです。結婚したいということも含めて。すると私の父は『ハーッ』ってため息をついてから、『なんでわざわざ苦労しなきゃいけないんだ!』って言いました。彼の経済力のなさを知っていたので、当然かもしれませんが。

 一方、彼の父親は彼の経済力や労働意欲のなさを知っているので、私に対して恐縮しているというか、将来のことを心配していました。『責任は取ります』と、きっぱりお話しされたのを覚えています」

――「責任」って何ですか? 「堕胎の費用は出す」とか、そんな話?

「違います。彼に生活力がないので、実家に一緒に住むということです。家賃はお金がかかりますからね。川崎にある彼の実家に同居することになりました。そこは3DKのマンション。もともと彼が自室として使っていた、6畳の部屋をあてがわれました。もちろん彼も同じ部屋。棚があって、布団を敷いたらもういっぱいという狭さでした」

――その後は、ずっと同居したんですか?

「基本はそうです。だけど、うまくいかなかった。お母さんは、私が掃除機をかけた後、わざわざ、また掃除機をかけたりしてるんです。悪気はないかもしれないけど、いい気はしないですよね。

 しかも、ご両親は彼をダメな息子と見なしているようで、きつい言い方で叱るんです。それがすごく嫌でした。好きで一緒になった人が、目の前で叱られるんですから。そうしたことの積み重ねから、そのうち義父母と一緒に住むのが耐えられなくなってきたんです。それで、川崎の彼の家と都内の自分の実家との間を、行ったり来たりするようになりました。翌年の8月中旬には、出産休暇に入ったんです」

――当時、彼はどんな毎日を送っていたんですか?

「かなりがむしゃらに働いていました。朝5時に起きて、6時から都内でヨガを指導して、それで午後、川崎に戻ってきて、夕方から午後11時まで、地元のジムで働いてました。その一方で、子どもの体の動きに関するDVDを借りてきて、『こうやって寝返りを打つんだ』と勉強するなど、育てる気満々の様子でした。

 ところが、そんなペースで働いていたせいか、彼は体調を崩しちゃった。アルバイト扱いなので、いくら働いても自立できないという徒労感にさいなまれたみたいです。そうしたことから、徒労感と疲労とでパンクし、うつになっちゃったんです。私が臨月を迎える頃です」
(後編へ続く)

司法試験の勉強中に出産、別居婚の夫が育休2カ月半取ったが……【別れた夫にわが子を会わせる?】

わが子に会えない』(PHP研究所)で、離婚や別居により子どもと離れ、会えなくなってしまった男性の声を集めた西牟田靖が、その女性側の声――夫と別居して子どもと暮らす女性の声を聞くシリーズ。彼女たちは、なぜ別れを選んだのか? どんな暮らしを送り、どうやって子どもを育てているのか? 別れた夫に、子どもを会わせているのか? それとも会わせていないのか――?

第7回 山崎庸子さん(仮名・36歳)前編

「大学卒業後に法科大学院(ロースクール)に行ったり、出産したりということがあって、司法試験を目指すと決めてから合格するまでにトータルで10年以上かかったでしょうか。新司法試験は2度の不合格の後の3度目で合格しました。もともと弁護士業と子育てを両立するつもりでした。先に子宝に恵まれたんです」

 都内某所。とある法律事務所にて、山崎庸子弁護士に話を聞いていた。彼女のもとを訪れたのは、これまでに彼女が担当した離婚事件についての概略を聞きたかったわけではない。山崎さん自身のシングルマザー体験について伺いたかったからだ。

■大学時代の同級生との別居結婚

「出会いは大学生のときでした。彼は大学1年生のときの同級生。お互い、地方から出てきて一人暮らし。そういうカップル、周りにはたくさんいました。最初は友だち付き合いでしたけどね。夫婦別姓のこととか女性の社会進出とか教育問題といった社会問題のスタンスがしっくりくるということもあって、急接近していきました」

 それぞれ大学を卒業し、山崎さんはロースクール、彼は大学院を卒業後に公務員とそれぞれの道へ進むころに結婚する。

「彼は東京で就職しました。一方、私は司法試験合格を目指し、北陸で受験勉強。初めての“遠距離”でした。彼の住む東京ではなく、北陸にしたのは、奨学金がもらいやすかったからです。もし出産したとしても、この地域は待機児童問題とは無縁のようでしたし」

 山崎さんは、ほどなく妊娠。おなかが大きくなっていく中の受験生活であった。

「受験勉強よりも、ママ友づくりに必死だったかもしれません。それがないと子育てのやり方もわからないと思ったんです。私の予定日は2月末。その時期は臨月で、ロースクールの期末試験に向けて勉強しているころ。期末試験を無事に終えられるかな、終えてから産めるかな、とそんな感じでした。

 別居しながらも夫とは夢に向かって一丸となって頑張っていました。それは『庸子が司法試験に合格すれば生活の形が好転する。だからお互い頑張らなきゃ』というものです。私は日に日に大きくなるおなかを抱えながら受験勉強をする生活でした。一方、彼は彼で職場にかけあって、2カ月半という長期の育児休暇を許可されました。男性の育児休暇取得率は今でも数%しか実現していませんからね、まさに先駆けですよね。そんな意識の高い彼が私は頼もしかった」

 山崎さんは司法試験という夢を諦めず出産もする。夫は育休をとって専ら子育てに励む。別居しながらも、2人は共通の夢に向かって挑戦を重ねていた。関係は良好だった。

 円満だった別居生活が揺らぎ始めたのは、いったいなぜなのだろうか?

「発端は九州に住む彼の両親による提案でした。子どもが生まれる2週間前に、夫の父親からいきなり電話がかかってきて、唐突にですよ、『1年間ぐらい育ててやろうか』って言われたんです。無事生まれるかどうかわからず、心配で頭がいっぱいなのに、『なんだ、その“育ててやろうか”っていう上から目線は!』って感じでムカムカしました。臨月を迎えている初産の妊婦で、とにかく感情が高ぶりやすい時期でもありましたから」

 彼の両親の発言の意図は、彼の育児休暇取得のインパクトに起因していた。

「息子が育休を取ることで昇進に響くんじゃないか――と心配していたことが、後でわかっていきました。しかし、そのとき真意がわからなければ後の祭りです。

 とにかく、なんの説明もなしに『育ててやろうか』という電話があまりに強烈でした。それでも、私がやり過ごして、なんとか無事に子どもを産んだらチャンチャン、という感じで解決するのかと思っていました」

 山崎さんが出産したのは、期末試験後のことだった。

「試験を無事に終えた後、ロースクールの近くにある、妊婦検診を受けていた病院で、春休みの期間中に息子は生まれてきてくれました。2008年のことです。新学期に入ってからは、四国に住む私の母や東京の彼に、北陸までわざわざやってきてもらって、産褥期(産後まもなくの回復期)を乗り切りました。

 息子の子育ては全然苦労しませんでした。ニコニコして、よく寝てくれる育てやすい子でしたから。勉強しなきゃいけないので、しょっちゅう母乳をあげられなかったし、あまり母乳が出ないという悩みはありました。なのでミルク頼りではありましたけど」

 新生児を育てながらの受験勉強。サポートがあるとはいえ、そんなにはかどるものだろうか?

「さすがに勉強は進みませんでした。新学期が始まると、週4日連日で学校に行き、後は3連休。学校に行く日にしても、朝から晩まで存分に勉強するというのではなく、お昼くらいで授業を切り上げ、あとは子育てというふうにスケジュールを組んでいました。授業に行った後のおさらいもしません。ただ、試験に落ちない程度には頑張りましたけどね。そんな生活を送っていましたので、受験生活の中でもそのころ、一番成績が悪かったですね。

 出産後も育児をしながら受験勉強を続けることが何とかできていました。ただ、出産前にこじれていた義理家族との関係は、修復することはありませんでした。誕生した長男に会いに来るのか、お祝いをするのかしないのかで、またもめてしまったんです。それで、両家の親同士の関係もひどくなってしまいました。母親同士の電話で、怒号が飛び交ったそうです。後始末どころか、どんどん溝が深まっていきました」

――夫の育休はどうなったのか? 彼の両親との関係がこじれたために、取りやめたりはしなかったのだろうか?

「元の宣言通り、2カ月半、育休を取ってくれました。おむつを替えたり、寝付かせたり、ミルクを作って飲ませたりと子育てに励んでくれました。その間は夫と子ども2人きりの時間もあったのですが、ママがいなくて泣くこともあるので、それこそ私が1人で育児するより、苦労したと思うんです。母親である私は、だっこしておっぱいをあげておけば泣かせずに済むところがありましたが、男性は、そうはいかないからですね。結局、この2カ月半が、夫が長男と同居した唯一の期間となってしまいました。期間限定だとわかっていたからこそ、円満に過ごせるよう、義両親とは距離を置き、家族3人が仲良く過ごすことを目指してお互い必死だったと思います。育休終了後は、別居生活でしたが、月イチのペースで私たちに会いに来ていました」

 夫のそんな奮闘とは別に、2人やそれぞれの家族との関係は、より一層、壊れていく。

「結局、夫の家族は生まれた孫には半年近くも会いに来ませんでした。もちろん、関係修復のために努力はしました。だけど、何をやってもダメで解決の目はまるでなく、育児をしながら受験勉強をしていくために、平穏な生活を守るには、彼の家と関わるのはもうやめようという落ち着き方しかないのだと考えました。

 でも、義父母との関係だけでなく、夫は、私の親との関係まで損なってしまいました。ささいなことがきっかけだったとはいえ、誤解を招くことが重なって、双方歩み寄りができないところまで、追い詰められていったのです。

 その一方で、彼は東京から北陸まで、月に1回は、私たち親子に会いに来てくれました。2カ月半の育休の成果なのか息子は彼に懐いていて、毎月1回くらいしか会わないのに、彼が来たら笑顔をこぼしていて、『パパと息子の絆を断ってはいけないし、保っていかねば』と会わせるごとに思っていました」

 そうした父子との関係とは裏腹に、2人や双方の両親との関係は悪化の一途をたどった。

「一人暮らしで寂しかったのか、彼はお酒に逃げるようになっていました。しかも、酔うと、次々と暴言を吐いてくるのでタチが悪い。困難について話し合うとき、だんまりを決め込んでしまうという癖も相変わらずで、もう辟易という感じでしたね。全てのトラブルに通じますが、だまりこんで解決を先延ばしにするので、ますます修復困難になっていくのです。

 出産から半年後の時点で離婚が頭によぎっていました。離婚の話をしたときの言葉は忘れられません。彼は、『息子のことを覚えて生きるのはつらい、だから息子のことを忘れるために養育費は払わないね』と言うのです。私は乳児を抱えた受験生、要は無職でしたからね。彼と離婚するには一筋縄じゃいかないなと直感しました。だから、離婚という二文字は封印し、円満な別居生活を過ごしていたと思います。

 変な話ですが、北陸での暮らしは、実質的な母子家庭生活ですが、すっかり満喫していました。保育園の運動会等の行事にも参加していましたし、そのころには信頼し合えるママ友もできていました。

 夫婦問題は一時的に凍結して受験勉強に励み、それとともにひと月に1回、彼が会いに来れば、表面的にはそこそこ仲良くして――といった感じで、ロースクールの卒業や受験に向けて頑張りました」

 初受験は、受験会場最寄りのホテルに、母子三世代で泊まり込んでの子連れ受験までしたが、地力が足らず、不合格であった。浪人して再受験することを決め、北陸での生活が続いていた。

(後編へつづく)

「男性がコンドーム、女性がピルで対等」避妊を男性任せにしている日本のセックス

 先日、市販(スイッチOTC)化が見送られた緊急避妊薬レボノルゲストレル(商品名ノルレボ錠)。他の先進国ではすでにドラッグストアで販売されており、手に入れやすい状況にある。海外と比べて性に関する健康情報が乏しい日本だが、その現状について、日本家族計画協会理事長・北村邦夫先生に聞いた。
(前編はこちら)

■日本は、女性の性や生殖に関する健康・権利が、ないがしろにされている

――日本女性の避妊に関する知識は、他の先進国と比べると、遅れているのでしょうか?

北村 緊急避妊薬導入の話が初めて僕のところにあったのが、2000年2月。そして、日本で承認されたのが、11年2月23日。11年もかかってしまいました。こんなに時間がかかってしまったのは、開発企業や審査機関の問題があることは否めませんが、日本の女性たちのリプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関する健康と権利)が、社会では非常にないがしろにされているのではないかと危惧されます。低用量ピルに関してもそうでした。アメリカで承認されたのが1960年ですが、日本で承認されたのが99年で、国連加盟国中最後の承認国となりました。アメリカと比べると40年も遅れをとっています。女性のリプロダクティブ・ヘルス/ライツが軽視されている国、これが日本の状況かもしれません。

 そのような状況の中、フランス・パリとイギリス・ロンドンを訪れる機会がありました。これらの国では緊急避妊薬が市販化されています。そこで、パリの街のドラッグストアに行って「緊急避妊薬をください」と言うと、薬剤師が棚から出して売ってくれました。これと同じように、ロンドンのドラッグストアに行ったところ「男性には売れません。妊娠を継続するか中断するかは、女性にのみ権利があるんです」と言うのです。僕自身の名刺を見せて「私はこういう者で、日本に緊急避妊薬を導入したくて調査研究を進めているところなんです」と言ってもダメでした。

 そこで、同行していた女性に頼んで、一緒に再度ドラッグストアを訪れると売ってくれました。その際、プライバシー配慮のために2人とも個室に連れて行かれ、これがどんな薬でどんな問題点があるかなど15分ほどかけて説明されました。この経験は僕にとって大きな勉強になりました。スイッチOTC化は時代の流れとしては重要ですが、僕がロンドンで経験したように、周囲に声の聞こえないカウンセリングルームを構え、そこできちんと指導がなされるような準備が、とても重要なのではないかと思います。

――現在、日本の婦人科でノルレボ錠を処方してもらうと1回分1万5,000円ほどかかるため、かなり高額に感じます。北村先生が行かれたロンドンやパリの薬局では、費用はどれくらいでしたか?

北村 1,500~2,000円くらいだったと思います。日本では、なぜこんなに高いかというと、ノルレボ錠開発の期間が長すぎたからです。その間、開発していた製薬企業は莫大なお金を使っているので、それを回収しなければなりません。医療機関も問屋から1回分1万円ほどで仕入れています。さらに、うちのクリニックでは、1万5,000円の中にピル1シート分を含んでいます。だから、産婦人科がもうけているわけではありません。ピルだって途上国などでは1シート200~300円ほどで手に入りますが、日本は2,000~3,000円します。これも、アメリカに遅れること40年も時間がたってしまったことが影響しているとはいえないでしょうか。

――日本家族計画協会では、緊急避妊に関する電話相談を行っていますよね。

北村 はい。でも、男性から「緊急避妊のできる医療機関を教えてください」と言われた場合、僕たちはパートナーの女性が電話をかけてくるように促します。この薬を飲むか飲まないかは女性の意思です。電話をかけてきた男性はコンドームを使わなかったり、使っていても破れたりしたのかもしれない。だから、大騒ぎをして電話をかけることで自分の責任を回避しようとしているのかもしれませんが、妊娠を継続するかしないかは女性の考え方ひとつなんです。

 僕がサイゾーウーマンの読者の方に伝えたいのは、緊急避妊を考える前に、男性に支配されない避妊法を女性として準備しておこうということです。妊娠経験がなく、どうしても妊娠するわけにはいかない人はピルを、妊娠経験があるけどしばらく妊娠を希望しない人は子宮内避妊具/子宮内避妊システムの使用をお勧めします。日本の8割を超える人がコンドームや膣外射精を避妊法として選択している。これが日本の現状なんです。妊娠は男性の体には絶対に起こりません。にもかかわらず、日本の女性たちは避妊を男性任せにしている現実があります。これを変えることが大事で、「コンドームによる避妊に失敗した場合はノルレボ錠を飲みましょう」というのでは、あまりにものんきすぎます。しかし、ピルを飲んでいても、時期によっては3日以上の飲み遅れや飲み忘れがあると緊急避妊を必要とする場合があります。こういうときのための緊急避妊です。

――妊娠は女性の体に起こるものだから、避妊も女性が主体となってするものだということですね。

北村 うちのクリニックに来ているピルのユーザーには、「自分がピルを飲んでいることを男性には言ってはダメ」と言っています。日本の男性は避妊目的でコンドームを使うことをためらいませんが、それは女性が妊娠したら自分に跳ね返ってくる責任を避ける目的で、自分を守るためです。少なくとも、彼女を守るためにコンドームを使っているとはいえません。だから、パートナーの女性がピルを飲んでいることを公言してしまうと、コンドームを使わなくなってしまう。女性がピルを飲んで男性がコンドームを使う二重防御ができて初めて、対等なセックスが可能になります。性感染症予防には定期的な検査、必要に応じた治療が必要ですが、コンドームを使うことは必須です。女性が男性に公言せずにピルを飲んで男性がコンドームをつければ、男性は一生懸命避妊のためにコンドームを使っているという状況になります。それは女性からしてみると性感染症予防につながります。こういう発想が日本には欠けています。避妊指導というのは、このようなことも含め、地道にきめ細かく行っていく必要があるんです。
(姫野ケイ)

北村邦夫(きたむら・くにお)
一般社団法人日本家族計画協会・理事長。産婦人科医。1951年2月23日生まれ。群馬県出身。自治医科大学一期生として卒業後、群馬県衛生環境部に在籍の傍ら、群馬大学医学部産科婦人科学教室で臨床を学ぶ。

レイプ被害に遭ったら必要なのに、「緊急避妊薬」の市販化が見送られた理由

 7月26日、厚生労働省のある会議で、ドラッグストアでカウンター越しに売られる薬(スイッチOTC薬)の候補に挙がっていた、ある薬の市販化が「時期尚早」として見送られ、ネットでは産婦人科医を中心に話題となった。それは、緊急避妊薬レボノルゲストレル錠(商品名ノルレボ錠)。セックスから72時間以内に服用すれば、妊娠を回避できる薬だ。ノルレボ錠の効果や副作用、スイッチOTC化についての意見を、日本家族計画協会理事長・北村邦夫先生に聞いた。

■排卵を1週間ほど遅らせて妊娠を回避する

――今回市販化が見送られたノルレボ錠は、どのような仕組みで妊娠を回避できるのでしょうか?

北村邦夫先生(以下、北村) ノルレボ錠は、レボノルゲストレルというプロゲステロン(女性ホルモン)製剤です。妊娠は受精した卵が子宮内膜に着床することによって成立し、排卵日と排卵日前の5日間、計6日間の間に起こります。卵子の生存期間は8~24時間といわれていますので、排卵後24時間たってからのセックスでは妊娠しません。一方、精子は3~5日ほど女性の体内で生き続けますから、排卵前のセックスでも妊娠します。排卵日が一番妊娠の確率が高くて、おおむね36%くらいです。

 そして、ノルレボ錠は、排卵前に服用すると排卵を抑制する、あるいは排卵を遅らせることができるため、避妊が可能になります。僕たちの長い研究の結果、ノルレボ錠を服用することで、排卵がだいたい1週間ほど遅れることがわかりました。精子の生存期間は3~5日なので、排卵を遅らせれば、妊娠に直結することはありません。ただ、排卵後ならノルレボ錠を服用する必要がありませんから、排卵前なのか排卵後なのかの判断はとても重要です。僕のクリニックでは、研究の意味合いも含めて超音波などで排卵前なのか排卵後なのかを調べて、服用してもらうかどうかを決めています。

――ノルレボ錠を処方してもらえるのは、避妊に失敗したときや、レイプ被害に遭ったときですよね。

北村 避妊しなかった、あるいは避妊できなかった、そしてレイプされた場合など、いわゆる避妊が適切に行われなかった、あるいは十分でなかった性行為があった場合、72時間以内に1.5mg錠のノルレボ錠を服用することで、約90%の確率で妊娠を回避できます。避妊が十分でなかった場合とは、コンドームが破けたり外れたりしたとき、コンドームが膣内に落ちてしまった、膣外射精で不安だ、などという場合です。

norlevo

――約90%の確率ということは、服用しても妊娠を回避できない場合があるということですか?

北村 例えば、服用前にすでに受精してしまっていた場合は、妊娠する可能性が高まります。着床するのを阻止する役割がノルレボ錠にどの程度あるのかについては、いろいろな議論があり、時期によっては妊娠を阻止できない場合もあるわけです。

 また、ノルレボ錠は排卵を抑制したり、遅らせることで妊娠を回避しますが、一点だけ気をつけなければならないことがあります。排卵を遅らせたがために、ノルレボ錠服用後のセックスで妊娠をする危険性が高まります。先ほども述べましたが、卵子の生存期間は24時間で、精子は3~5日です。ということは、時期によっては緊急避妊が必要なかった人でも、排卵を遅らせたがために、その後のセックスによって受精してしまうんです。我々は、そこを見極めないといけません。

――ノルレボ錠はただ1錠飲んで終わり、というわけではないのですか?

北村 僕はノルレボ錠と一緒に低用量ピルを処方し、翌日から飲んでもらいます。これは「クイックスタート」という飲み方です。低用量ピルは、月経初日から飲むのが一般的ですが、この場合は7daysルールといって「1週間は避妊効果を期待しないでね」と伝えてから飲んでもらうわけです。そして、次の月経がくると妊娠が完全に阻止されたことがわかります。とはいえ、妊娠したか否かを早く知りたいと思うのは当然なので、ピルの1シート目(初めてのピル)は2週間くらいでやめさせます。すると、妊娠していない場合は出血(月経)が起こります。それからはピルの服用ルールに従って、7日間の休薬あるいは偽薬を服用してから、次のシートを続けてもらうことになります。いずれにせよ、ノルレボ錠服用3週間後に来院してもらって、次の確実な避妊法へとスイッチしていくわけです。このような指針をもとに、現在医療の現場では緊急避妊薬を処方しています。

――低用量ピルは、飲み始めに不正出血や吐き気といった副作用が起こることがあります。ノルレボ錠は一度の服用で避妊ができるということですが、その分、副作用も大きいのですか?

北村 副作用というと大げさなので、「マイナートラブル」と呼びます。ノルレボ錠が登場するまでは「ヤツペ法」という中用量ピルを使っていた時代がありますが、この場合は吐き気や嘔吐などの症状がありました。しかし、ノルレボ錠に関しては、僕たちの長い経験の中で、吐き気などのマイナートラブルはほとんどありません。

――今回、市販(スイッチOTC)化が見送られたのは「時期尚早」という理由でしたが、なぜそのような意見が出たのでしょうか?

北村 評価検討会議には日本医師会や日本産科婦人科学会、日本薬剤師会などが参加していたと聞きますが、参加された医師の話によれば、産婦人科のグループは非常に前向きな発言をしていたといいます。いささか後ろ向きだったのは、薬剤師会だったようです。薬剤師の教育レベルの状況を見ると、まだ時期尚早だと結論づけたわけです。

――手軽に手に入れられることで性が乱れる恐れがある、といった理由ではないのですね。

北村 僕は、ノルレボ錠を繰り返し使うのをいけないことだとは思っていません。緊急避妊は、早ければ早いほど妊娠率を下げられます。緊急避妊をしたいのに、医療機関が土日で閉まっているという可能性だってあり得ます。

 緊急避妊についての情報を提供しておくことと、本当に必要な人が簡単に手に入れられる状況を作ることはとても大事です。緊急避妊外来を開設しながらいつも思うのは、今でもコンドームに凝り固まっている日本の人たちの避妊法、膣外射精でよかれと思っている人たちの避妊法を大きく変えるきっかけに、ノルレボ錠がなるということです。緊急避妊薬を簡単に手に入れられるのは大事なことだけど、女性が主体的に取り組める、より確実な避妊法へと行動を変容できるかどうか、このあたりがスイッチOTC化に向けた課題のひとつになると思います。

 緊急避妊の情報をメディアが積極的に提供することも大事です。日本では、性犯罪被害者に対する支援事業が行われており、レイプ被害に遭った人は通常1万5,000円ほどかかる緊急避妊が無料です。都道府県によっても違いますが、性感染症の検査や中絶の経費が無料になる地域もあります。この支援事業は平成18年から始まっていますが、あまり知られていません。
(姫野ケイ)

(後編へ続く)

レイプ被害に遭ったら必要なのに、「緊急避妊薬」の市販化が見送られた理由

 7月26日、厚生労働省のある会議で、ドラッグストアでカウンター越しに売られる薬(スイッチOTC薬)の候補に挙がっていた、ある薬の市販化が「時期尚早」として見送られ、ネットでは産婦人科医を中心に話題となった。それは、緊急避妊薬レボノルゲストレル錠(商品名ノルレボ錠)。セックスから72時間以内に服用すれば、妊娠を回避できる薬だ。ノルレボ錠の効果や副作用、スイッチOTC化についての意見を、日本家族計画協会理事長・北村邦夫先生に聞いた。

■排卵を1週間ほど遅らせて妊娠を回避する

――今回市販化が見送られたノルレボ錠は、どのような仕組みで妊娠を回避できるのでしょうか?

北村邦夫先生(以下、北村) ノルレボ錠は、レボノルゲストレルというプロゲステロン(女性ホルモン)製剤です。妊娠は受精した卵が子宮内膜に着床することによって成立し、排卵日と排卵日前の5日間、計6日間の間に起こります。卵子の生存期間は8~24時間といわれていますので、排卵後24時間たってからのセックスでは妊娠しません。一方、精子は3~5日ほど女性の体内で生き続けますから、排卵前のセックスでも妊娠します。排卵日が一番妊娠の確率が高くて、おおむね36%くらいです。

 そして、ノルレボ錠は、排卵前に服用すると排卵を抑制する、あるいは排卵を遅らせることができるため、避妊が可能になります。僕たちの長い研究の結果、ノルレボ錠を服用することで、排卵がだいたい1週間ほど遅れることがわかりました。精子の生存期間は3~5日なので、排卵を遅らせれば、妊娠に直結することはありません。ただ、排卵後ならノルレボ錠を服用する必要がありませんから、排卵前なのか排卵後なのかの判断はとても重要です。僕のクリニックでは、研究の意味合いも含めて超音波などで排卵前なのか排卵後なのかを調べて、服用してもらうかどうかを決めています。

――ノルレボ錠を処方してもらえるのは、避妊に失敗したときや、レイプ被害に遭ったときですよね。

北村 避妊しなかった、あるいは避妊できなかった、そしてレイプされた場合など、いわゆる避妊が適切に行われなかった、あるいは十分でなかった性行為があった場合、72時間以内に1.5mg錠のノルレボ錠を服用することで、約90%の確率で妊娠を回避できます。避妊が十分でなかった場合とは、コンドームが破けたり外れたりしたとき、コンドームが膣内に落ちてしまった、膣外射精で不安だ、などという場合です。

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――約90%の確率ということは、服用しても妊娠を回避できない場合があるということですか?

北村 例えば、服用前にすでに受精してしまっていた場合は、妊娠する可能性が高まります。着床するのを阻止する役割がノルレボ錠にどの程度あるのかについては、いろいろな議論があり、時期によっては妊娠を阻止できない場合もあるわけです。

 また、ノルレボ錠は排卵を抑制したり、遅らせることで妊娠を回避しますが、一点だけ気をつけなければならないことがあります。排卵を遅らせたがために、ノルレボ錠服用後のセックスで妊娠をする危険性が高まります。先ほども述べましたが、卵子の生存期間は24時間で、精子は3~5日です。ということは、時期によっては緊急避妊が必要なかった人でも、排卵を遅らせたがために、その後のセックスによって受精してしまうんです。我々は、そこを見極めないといけません。

――ノルレボ錠はただ1錠飲んで終わり、というわけではないのですか?

北村 僕はノルレボ錠と一緒に低用量ピルを処方し、翌日から飲んでもらいます。これは「クイックスタート」という飲み方です。低用量ピルは、月経初日から飲むのが一般的ですが、この場合は7daysルールといって「1週間は避妊効果を期待しないでね」と伝えてから飲んでもらうわけです。そして、次の月経がくると妊娠が完全に阻止されたことがわかります。とはいえ、妊娠したか否かを早く知りたいと思うのは当然なので、ピルの1シート目(初めてのピル)は2週間くらいでやめさせます。すると、妊娠していない場合は出血(月経)が起こります。それからはピルの服用ルールに従って、7日間の休薬あるいは偽薬を服用してから、次のシートを続けてもらうことになります。いずれにせよ、ノルレボ錠服用3週間後に来院してもらって、次の確実な避妊法へとスイッチしていくわけです。このような指針をもとに、現在医療の現場では緊急避妊薬を処方しています。

――低用量ピルは、飲み始めに不正出血や吐き気といった副作用が起こることがあります。ノルレボ錠は一度の服用で避妊ができるということですが、その分、副作用も大きいのですか?

北村 副作用というと大げさなので、「マイナートラブル」と呼びます。ノルレボ錠が登場するまでは「ヤツペ法」という中用量ピルを使っていた時代がありますが、この場合は吐き気や嘔吐などの症状がありました。しかし、ノルレボ錠に関しては、僕たちの長い経験の中で、吐き気などのマイナートラブルはほとんどありません。

――今回、市販(スイッチOTC)化が見送られたのは「時期尚早」という理由でしたが、なぜそのような意見が出たのでしょうか?

北村 評価検討会議には日本医師会や日本産科婦人科学会、日本薬剤師会などが参加していたと聞きますが、参加された医師の話によれば、産婦人科のグループは非常に前向きな発言をしていたといいます。いささか後ろ向きだったのは、薬剤師会だったようです。薬剤師の教育レベルの状況を見ると、まだ時期尚早だと結論づけたわけです。

――手軽に手に入れられることで性が乱れる恐れがある、といった理由ではないのですね。

北村 僕は、ノルレボ錠を繰り返し使うのをいけないことだとは思っていません。緊急避妊は、早ければ早いほど妊娠率を下げられます。緊急避妊をしたいのに、医療機関が土日で閉まっているという可能性だってあり得ます。

 緊急避妊についての情報を提供しておくことと、本当に必要な人が簡単に手に入れられる状況を作ることはとても大事です。緊急避妊外来を開設しながらいつも思うのは、今でもコンドームに凝り固まっている日本の人たちの避妊法、膣外射精でよかれと思っている人たちの避妊法を大きく変えるきっかけに、ノルレボ錠がなるということです。緊急避妊薬を簡単に手に入れられるのは大事なことだけど、女性が主体的に取り組める、より確実な避妊法へと行動を変容できるかどうか、このあたりがスイッチOTC化に向けた課題のひとつになると思います。

 緊急避妊の情報をメディアが積極的に提供することも大事です。日本では、性犯罪被害者に対する支援事業が行われており、レイプ被害に遭った人は通常1万5,000円ほどかかる緊急避妊が無料です。都道府県によっても違いますが、性感染症の検査や中絶の経費が無料になる地域もあります。この支援事業は平成18年から始まっていますが、あまり知られていません。
(姫野ケイ)

(後編へ続く)

鈴木貴子に下ネタ、金子恵美より豊田真由子を擁護――「国会議員」の下品すぎる実態

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 久しぶりに明るいニュースが先日公表されました。鈴木貴子衆議院議員(自民党・無所属の会)のおめでたです。7月にはご自身のブログでも明かされていたそうで、以前からおなかのあたりにゆとりのあるワンピースなどを着られていて、特に隠している様子もなかったですね。同僚議員からも「もしかして?」と聞かれて、オープンにお話されていました。9月中旬が出産予定日とのことで、楽しみですね。

■国民からも非難が……

 貴子議員といえば、安倍晋三総理も出席された盛大な結婚披露宴が話題になりました。お父様はあの「新党大地」代表の鈴木宗男氏です。いわゆる“ムネオ疑惑”で有罪が確定していましたが、5月に公民権の回復が報道されています。もっと以前は、テレビなどで元気な「宗男節」をご覧になった方も多いと思います。

 宗男氏は特にロシア外交に強く、今でも北方領土問題などで情報のパイプラインを維持されており、官邸へも出入りされているようです。お父様のバックアップもあり、議員としてがんばっていた貴子議員ですが、やはり妊娠・出産には高いハードルがありました。

 都議選もがんばったせいか、なんと現在は切迫流産の可能性があるそうで、ブログには「がんばりすぎて赤ちゃんに負担をかけてしまった」と反省の弁を綴られています。そんな精神的にも安定が必要な時期に、ネットでのバッシングがとても多いことが気になりました。

「だから女性議員っていうのは……」
「任期中の妊娠はいかがなものか」
「一旦辞職すべきだ」
「職務放棄ではないか」

といった意見が永田町の外からも寄せられているそうです。みなさんはどのように思われますか?

 神澤は、このような心のない発言をするのは永田町の男性陣だけだと思っていたので、とても驚きました。これらの言葉は、国会議員も含め、永田町で働く女性たちが言われてきたことです。その都度、それらの言葉がいかに根拠のないものかを伝えてきましたが、世間にもまだまだ女性への差別意識が残っていることに落胆しました。

 この件に関して、またもや自民党の「魔の2回生議員」の失言が問題にされそうです。マッチョなアスリートの某議員が、地元札幌の高級寿司屋で大きな声で下品な話をしていたそうです。

 なんと「鈴木宗男さんのアソコは巨大だそうだから、貴子議員も大きいんだよ。安産だよ」とかなんとか言っていたそうです。実はもっとスゴイ話も出ていたようですが、ここでは書きたくありません。

 そもそも国会議員が「名店」といわれる寿司屋で大きな声で下ネタって、何なんですかね。しかも宗男氏の地元・北海道ですから、この議員も無傷では済まない気がしますが、これは貴子議員だけの問題ではありません。

 子どもを生み育てることがいかに重要であるかがわかっていないから、現在のような少子化が進んでいるのです。そもそも国会議員がこんな認識では、いつまでたっても少子化に歯止めはかからないでしょう。

■ママが安心して働ける社会に

 以前も少し書かせていただきましたが、子育てをめぐっては、金子恵美衆議院議員の公用車での保育園送迎問題もありました。公用車で保育園に寄ること自体は問題がなかったにもかかわらず、それを擁護する自民党の議員がいなかったのです。

 「このハゲーー!」と秘書に叫んだ豊田真由子議員をかばう長老クラスの議員は少なくなかったのに、金子議員はダメなんて、永田町が歪んでいる証しでしかないですよね。金子議員も「違法ではない」とちゃんと言えばよかったのに、「これからは議員会館まではベビーカーで」とか弁明して、非を認める形になったのは残念でした。

 国会議員に限らず、女性が妊娠・出産・子育てをしながら仕事を続けるには、相当な覚悟と費用が必要です。永田町や霞が関には、ベビーシッターや保育園の費用で1カ月に20万円以上をかけているワーキングマザーたちも珍しくありません。彼女たちは、国民がこのような費用負担をしなくても仕事を続けられる環境づくりをしていこうとがんばっているのです。

 ママでも働き続けることが「普通」という感覚になって、「赤ちゃんがいるのに働いているの? 大変だね」と言ってくる人がいない社会にしたいものです。
(神澤志万)

鈴木貴子に下ネタ、金子恵美より豊田真由子を擁護――「国会議員」の下品すぎる実態

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 久しぶりに明るいニュースが先日公表されました。鈴木貴子衆議院議員(自民党・無所属の会)のおめでたです。7月にはご自身のブログでも明かされていたそうで、以前からおなかのあたりにゆとりのあるワンピースなどを着られていて、特に隠している様子もなかったですね。同僚議員からも「もしかして?」と聞かれて、オープンにお話されていました。9月中旬が出産予定日とのことで、楽しみですね。

■国民からも非難が……

 貴子議員といえば、安倍晋三総理も出席された盛大な結婚披露宴が話題になりました。お父様はあの「新党大地」代表の鈴木宗男氏です。いわゆる“ムネオ疑惑”で有罪が確定していましたが、5月に公民権の回復が報道されています。もっと以前は、テレビなどで元気な「宗男節」をご覧になった方も多いと思います。

 宗男氏は特にロシア外交に強く、今でも北方領土問題などで情報のパイプラインを維持されており、官邸へも出入りされているようです。お父様のバックアップもあり、議員としてがんばっていた貴子議員ですが、やはり妊娠・出産には高いハードルがありました。

 都議選もがんばったせいか、なんと現在は切迫流産の可能性があるそうで、ブログには「がんばりすぎて赤ちゃんに負担をかけてしまった」と反省の弁を綴られています。そんな精神的にも安定が必要な時期に、ネットでのバッシングがとても多いことが気になりました。

「だから女性議員っていうのは……」
「任期中の妊娠はいかがなものか」
「一旦辞職すべきだ」
「職務放棄ではないか」

といった意見が永田町の外からも寄せられているそうです。みなさんはどのように思われますか?

 神澤は、このような心のない発言をするのは永田町の男性陣だけだと思っていたので、とても驚きました。これらの言葉は、国会議員も含め、永田町で働く女性たちが言われてきたことです。その都度、それらの言葉がいかに根拠のないものかを伝えてきましたが、世間にもまだまだ女性への差別意識が残っていることに落胆しました。

 この件に関して、またもや自民党の「魔の2回生議員」の失言が問題にされそうです。マッチョなアスリートの某議員が、地元札幌の高級寿司屋で大きな声で下品な話をしていたそうです。

 なんと「鈴木宗男さんのアソコは巨大だそうだから、貴子議員も大きいんだよ。安産だよ」とかなんとか言っていたそうです。実はもっとスゴイ話も出ていたようですが、ここでは書きたくありません。

 そもそも国会議員が「名店」といわれる寿司屋で大きな声で下ネタって、何なんですかね。しかも宗男氏の地元・北海道ですから、この議員も無傷では済まない気がしますが、これは貴子議員だけの問題ではありません。

 子どもを生み育てることがいかに重要であるかがわかっていないから、現在のような少子化が進んでいるのです。そもそも国会議員がこんな認識では、いつまでたっても少子化に歯止めはかからないでしょう。

■ママが安心して働ける社会に

 以前も少し書かせていただきましたが、子育てをめぐっては、金子恵美衆議院議員の公用車での保育園送迎問題もありました。公用車で保育園に寄ること自体は問題がなかったにもかかわらず、それを擁護する自民党の議員がいなかったのです。

 「このハゲーー!」と秘書に叫んだ豊田真由子議員をかばう長老クラスの議員は少なくなかったのに、金子議員はダメなんて、永田町が歪んでいる証しでしかないですよね。金子議員も「違法ではない」とちゃんと言えばよかったのに、「これからは議員会館まではベビーカーで」とか弁明して、非を認める形になったのは残念でした。

 国会議員に限らず、女性が妊娠・出産・子育てをしながら仕事を続けるには、相当な覚悟と費用が必要です。永田町や霞が関には、ベビーシッターや保育園の費用で1カ月に20万円以上をかけているワーキングマザーたちも珍しくありません。彼女たちは、国民がこのような費用負担をしなくても仕事を続けられる環境づくりをしていこうとがんばっているのです。

 ママでも働き続けることが「普通」という感覚になって、「赤ちゃんがいるのに働いているの? 大変だね」と言ってくる人がいない社会にしたいものです。
(神澤志万)

「節操なし」「妊娠6カ月?」ダルビッシュ有&山本聖子、超スピードでき婚に批判殺到

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「ダル=節操なし」は国民の総意

 米大リーグ、テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手と交際中のレスリング元世界王者・山本聖子が、妊娠していることが明らかとなった。ダルビッシュは2月22日、自身のブログで山本の妊娠を報告。山本はすでに安定期に入っており、入籍日は未定だという。昨年11月の交際宣言から突然の妊娠報告に加え、ダルビッシュにとっては2度目の“できちゃった結婚”となるだけに、ネット上では「節操がない」などと批判的な声が多く寄せられている。

 2007年に紗栄子と交際3カ月で“でき婚”したダルビッシュ。12年1月に離婚した後は、元プロゴルファー・古閑美保、声優・平野綾、AV女優の明日花キララ、フジテレビアナウンサー・加藤綾子ら数多くの女性との熱愛がささやかれた。そんなダルビッシュは昨年11月に、Twitterで山本とのツーショット写真を公開し、「2人で相談し、オープンに付き合って行くことにしました」と発表。13年に、聖子の兄で格闘家の山本“KID”徳郁の元妻・MALIAとの“六本木デート”を報じられたこともあるため、2人の交際は大きな注目を集めた。

市原隼人、硬派イメージ崩壊!?  未入籍の恋人の妊娠発覚に「筋を通す男じゃなかったの?」

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市原隼人オフィシャルブログより

 市原隼人と交際している向山志穂が、2人の間の子どもを妊娠していることが、24日に一部スポーツ紙の報道で明らかとなった。サンケイスポーツによると、向山は妊娠6カ月で、年末から年明けにかけて出産予定だという。同紙は2人について、今年5月に「年内にも結婚」と伝えていたが、入籍等のタイミングが合わずに具体的な進展がないまま、妊娠が発覚。一般的には「順序が逆」と言われても仕方がない流れだけに、ネット上では失望の声も寄せられている。

「市原と向山は、2011年夏頃に知人の紹介で知り合い、交際に発展。12年4月に週刊誌が2人の交際をキャッチすると、双方ともにブログで交際宣言を行ったことも話題になりました。その後も交際は続き、些細なケンカで絆が深まったことがきっかけで、今年4月頃から真剣に結婚を意識し始めたとか。向山はすでにおなかの膨らみが目立ってきており、親しい関係者にも妊娠を報告しているそうです」(芸能ライター)

幸せオーラ全開の山田優、「妊娠質問」をめぐるケイダッシュVSマスコミの攻防戦

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『MYUSIC(初回限定盤)(DVD付)』/PONYCANYON INC.

 8日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)で、夫・小栗旬との間に第一子を授かったと報じられた山田優が、15日に都内で行われたスターバックスの新商品発売記念イベントに登場した。同誌によれば、山田は現在妊娠3カ月だが、芸能界で強い力を持つといわれる所属事務所・ケイダッシュは、安定期まで発表を控える方針で、他媒体の後追い報道を封じていた(既報)。