ゾウに踏まれ、海で溺れ……タイで“ルール無視”の中国人観光客が死亡事故を起こしまくり!

 中国人観光客に今一番人気の行き先は、タイだといわれている。2016年には、およそ800万人の中国人がタイを訪れている。同年、日本に訪れた同国人が630万人ということからも、どれだけ多くの中国人がタイを訪れたかわかるだろう。

 ところが近年タイでは、そんな中国人観光客のマナー違反が原因で、多くのトラブルが発生しているという。

 新浪新聞(12月27日付)によると、先月21日、タイ東部チョンブリー県のゾウの観光施設で死亡事故が発生した。死亡したのは中国人旅行ガイドで、事故当時、中国人観光客たちをゾウの背中に乗せるため引率していた。

 ところが、一部の中国人ツアー参加者がゾウを取り囲み、棒でつついたり、尻尾を引っ張ったりとちょっかいを出し始めると、ゾウが暴れ出したという。

 結果、ゾウは近くにいたガイドの何永傑(ホー・ヨンジエ)さんの頭を何度も蹴り、何さんは病院に運ばれたが、死亡が確認されたのだった。そのほかに、2名の参加者が重傷を負ったという。

 事故発生当時、ゾウを取り囲む中国人観光客は複数人おり、施設側の関係者は、何度もゾウに近づかないよう観光客に注意を促していたが、それでもちょっかいを出し続けたのだ。

 今回、死亡事故を起こしてしまったゾウは17歳のオスで、おとなしい性格だったという。これまでトラブルもなく、この施設で観光客を乗せてきていたのだが、近々このゾウは木材運搬業者に売られてしまうようだ。また、施設側もゾウの管理不足や救助の遅れの責任を負い、賠償金として150万タイバーツ(約525万円)を、死亡した何さんの遺族や、ケガをした中国人観光客に支払うことが決まった。

 中国のネット上では「こんな常識がない奴らを、中国から出すなよ。ガイドもかわいそうだが、ゾウも被害者だ」「ゾウをいじめた人たちに、全責任を取らせるべきだ!」「こういうバカな観光客は中国に強制送還して、国内で厳しく裁かれてほしい」と、厳しいコメントが多く寄せられていた。

 今回はゾウに蹴られたことによる死亡事故だが、タイでは海で死亡する中国人観光客も急増しているという。2017年1月~6月までの半年間に、プーケットなどのリゾートビーチで、中国人観光客73名が水死しているという。その原因として最も多いのが、遊泳禁止区域での遊泳や飲酒しながらの遊泳だと報じられている(頭条新聞)。

 こうした死亡事故の発端には、多くの場合、中国人観光客によるルール違反がある。今年は900万人の中国人がタイにやってくると予想されるため、同国政府観光局は「中国人観光客には特に、観光地での注意事項をしっかり伝え、事故防止を図っていく」というが、果たしてそれで状況が改善されるのだろうか……。
(文=青山大樹)

「営業してるの……?」アドベンチャーワールドの“和歌山のパンダ”が、閑散としすぎてて見やすいぞ!

 日本において、パンダの本場は和歌山県!!

 ついに、和歌山県知事自ら、上野動物園に叩きつけた挑戦状に注目が集まっている。

 和歌山県民の怒りがわき上がったのは、19日に始まった上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん。シャンシャンをめぐる報道だ。

 さまざまなマスコミがシャンシャンのかわいさを書きたて、全国紙やテレビニュースでも報道が止むことはない。

 これに対して、待ったをかけたのが和歌山県の仁坂吉伸知事だ。仁坂知事は20日に開かれた記者会見の中で「上野のシャンシャンしか世の中にいないのか、というくらいの浮かれようだ」と発言。「和歌山にもいるんですよ、と一言くらい入れてくれたらいいのに」と、マスコミに苦言を呈したのである。

 実に和歌山県は日本におけるパンダの本場である。パンダがいるのは、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールド。ここでは、現在5頭のジャイアントパンダを飼育。昨年には、メスの結浜(ゆいひん)が生まれている。

 だが、それが全国区のニュースになることはない。

 もし、純粋にパンダを見たいならば、上野動物園で行列するほどのことはない。何しろ、アドベンチャーワールドは平日ならば、驚くほどゆったりとパンダを見ることができるのだから。

 そんなウワサを聞いた筆者は、今年5月にアドベンチャーワールドを訪れた。白浜町の温泉地を回るバスでたどり着いたそこで感じた第一印象は「大丈夫か、ここは……」というもの。

 なにしろ、平日のそこは営業しているのが疑わしいレベルで閑散としていたのである。

 あちこちに設置されたパンダのモニュメントなどを横目に、中に入る。やはり、人の数は少ない。次第に不安になる筆者の目に飛び込んできたのは、パンダを囲む人だかりであった。

 閑散とした中で、パンダの前にだけは人だかりができている。とはいえ、人だかりは驚くほどに小さい。これまで、パンダを見るためには行列が必須、あるいは「立ち止まらないでくださーい」と、チラッと白黒の物体が見えたかと思ったら、すぐに移動させられた記憶ばかり。

 ところが、ここでは誰もが思い思いにパンダを眺めて、写真を撮っているではないか。ウワサに聞いた、パンダをゆっくりと見ることができる伝説の地。その存在を、筆者は五感で味わったのである。

 感無量な筆者にこみ上げてきた思い。それは忘れることはできない。

「ホントに、パンダって笹食って寝てるだけなんだな……」

 なお、帰りの白浜駅行きバスが、ほぼ、とれとれ市場に停車する設定になっているという観光地っぽさも忘れがたい。

ソレ とれ とれ とれ とれ とれ とれとれ
とれ とれ とれ とれ とれ とーれ(テーマ曲「とれとれ音頭」)

(文=昼間たかし)

「営業してるの……?」アドベンチャーワールドの“和歌山のパンダ”が、閑散としすぎてて見やすいぞ!

 日本において、パンダの本場は和歌山県!!

 ついに、和歌山県知事自ら、上野動物園に叩きつけた挑戦状に注目が集まっている。

 和歌山県民の怒りがわき上がったのは、19日に始まった上野動物園のジャイアントパンダの赤ちゃん。シャンシャンをめぐる報道だ。

 さまざまなマスコミがシャンシャンのかわいさを書きたて、全国紙やテレビニュースでも報道が止むことはない。

 これに対して、待ったをかけたのが和歌山県の仁坂吉伸知事だ。仁坂知事は20日に開かれた記者会見の中で「上野のシャンシャンしか世の中にいないのか、というくらいの浮かれようだ」と発言。「和歌山にもいるんですよ、と一言くらい入れてくれたらいいのに」と、マスコミに苦言を呈したのである。

 実に和歌山県は日本におけるパンダの本場である。パンダがいるのは、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールド。ここでは、現在5頭のジャイアントパンダを飼育。昨年には、メスの結浜(ゆいひん)が生まれている。

 だが、それが全国区のニュースになることはない。

 もし、純粋にパンダを見たいならば、上野動物園で行列するほどのことはない。何しろ、アドベンチャーワールドは平日ならば、驚くほどゆったりとパンダを見ることができるのだから。

 そんなウワサを聞いた筆者は、今年5月にアドベンチャーワールドを訪れた。白浜町の温泉地を回るバスでたどり着いたそこで感じた第一印象は「大丈夫か、ここは……」というもの。

 なにしろ、平日のそこは営業しているのが疑わしいレベルで閑散としていたのである。

 あちこちに設置されたパンダのモニュメントなどを横目に、中に入る。やはり、人の数は少ない。次第に不安になる筆者の目に飛び込んできたのは、パンダを囲む人だかりであった。

 閑散とした中で、パンダの前にだけは人だかりができている。とはいえ、人だかりは驚くほどに小さい。これまで、パンダを見るためには行列が必須、あるいは「立ち止まらないでくださーい」と、チラッと白黒の物体が見えたかと思ったら、すぐに移動させられた記憶ばかり。

 ところが、ここでは誰もが思い思いにパンダを眺めて、写真を撮っているではないか。ウワサに聞いた、パンダをゆっくりと見ることができる伝説の地。その存在を、筆者は五感で味わったのである。

 感無量な筆者にこみ上げてきた思い。それは忘れることはできない。

「ホントに、パンダって笹食って寝てるだけなんだな……」

 なお、帰りの白浜駅行きバスが、ほぼ、とれとれ市場に停車する設定になっているという観光地っぽさも忘れがたい。

ソレ とれ とれ とれ とれ とれ とれとれ
とれ とれ とれ とれ とれ とーれ(テーマ曲「とれとれ音頭」)

(文=昼間たかし)

闇のブローカーが暗躍中! 東南アジアからの“希少動物密輸バイト”に勤しむ大学生たち

 東南アジアから動物の密輸を試みる者が後を絶たない。中には闇のブローカーが大学のサークルなどに“アルバイト”と称して話を持ちかける例もあるという。

 10月29日、タイ・バンコクのドンムアン空港で逮捕された21歳の日本人女子大生は、幼いカワウソ10匹をスーツケースに隠して持ち出そうとした容疑で逮捕。荷物検査で発覚し、当人は「売られていたのがかわいそうだと思って、1匹1,000バーツ(約3,000円)で買った。店員に問題ないと言われ、違法ではないと思った」などと供述したというが、スーツケースは巧妙に改造されており、10月下旬のパスポート取得と、日本から金曜に出国し日曜に帰国する短期間のスケジュールを考えると、その弁明は非常に怪しいもの。計画的な密輸が疑われている。

 容疑者の女性は、観光客に人気のチャトゥチャック市場で購入したと供述しているというが、もちろんカワウソの売買は現地でも違法で、通常この市場では販売されていない。筆者も取材で毎年数回のタイ渡航をしていて、同市場にも毎度のように立ち寄っているが、ペット売り場でカワウソを見たことは一度もなかった。同市場は観光客でにぎわうため、他に比べてパトロールも多い。

 バンコク在住の日本人実業家に聞くと「1匹1,000バーツで購入という言い分も非常に疑わしい」という。

「タイでも希少なカワウソが、犬より安い1匹1,000バーツなんて信じられないですよ。闇取引ならもっと高いはず。タイでは動物の密輸は、4年以下の懲役と1,000ドル以下の罰金という罪なのですが、価格によってその罪の大小を区別することがあるので、安く買ったという言い訳は犯罪者の常套句でもあります。11月の法改正でも一般的な密輸犯罪には『10年以下の懲役と価格4倍の罰金』となっていて、値段を低く言った方がよいという認識があります。当局もそれはわかっているので、ウソを言っても、そうそう通用しませんけどね」

 タイは他の東南アジア諸国と比べても観光客の出入りが多く、動物の密輸事件が多発中だ。今年2月も日本人の男によるカワウソなどの密輸事件があり、8月には中国で漢方薬の材料にされる希少動物・センザンコウの大量密輸が摘発された。9月、成田空港では中国人の男が小型サルの密輸入で逮捕。この男は10年間で90回以上のタイ渡航を繰り返しておりプロの密輸業者だったと見られるが、その過程でサル4匹うち3匹は死亡。希少動物の頭数は、こうした密輸の犠牲になって激減しているが、規制と比例して取引額も上がるため、なお業者のターゲットになってしまう悪循環がある。

 カワウソは最近、日本国内で人気が上がったが、国内ではほぼ絶滅したと見られる動物で、100万円の値が付いたこともある。国際的には商取引が規制されているが、それでもペット需要があるようで、闇のブローカーが絶えない。

 ある有名大学のサークルでは昨年、そうしたブローカーからのアルバイトとして、集団で動物の密輸を請け負っていた疑いが浮上し、サークル自体が解散させられている。表向きの理由は密輸ではなかったが、このサークルのメンバーだった大学生2人がタイで希少なカメを輸出しようとして当局に摘発された。2人は動物の輸送に慣れておらず、持ち出そうとしたカメがすべて死亡してしまっていたことから「生物」ではなく「死体」になってしまい、大きな罪には問われなかったというが「大学側に連絡が届いてサークルの解散に至ったのは間違いない」と同大の学生。

「グレーなアルバイトをやる学生が集まってでサークルを作っていることも多く、そこに目を付けた闇の業者による依頼だったようですけど、ほかの大学にも似たような話があったと聞くので、悪のネットワークみたいな広がり方をしているのかも」(同)

 多くのブローカーはリスクを見据えて、摘発があると巧みに逃亡する術を持っており、罪をかぶるのは目先の金に釣られた実行犯であることが大半。密輸は種別にもよるが日本では基本10年以下の懲役か1,000万円以下の罰金という重罪で、未遂でも同等の罪に問われる。海外で捕まれば日本より劣悪な環境の刑務所に入れられる可能性もあり、学生らが安易に関わるとトンデモないことになる恐れがある。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「犬畜生だと思ってた」偏屈オヤジも夢中に――アニマルセラピーがもたらす老後の生きがい

 癒やし効果があるといわれるものには、いろいろな種類がある。音楽や朗読など耳に心地よいもの、アロマテラピーや風や川のせせらぎなど自然に包まれることなど、挙げればキリがない。中でも、ペットとして飼われている犬や猫の存在は、動物好きな人にとって、何よりの癒やし効果を生むだろうということは想像に難くない。

 しかし、犬や猫などの動物に何の関心もない人、嫌いな人に対して、動物は何の効果ももたらさないのだろうか? 長年、東京都世田谷区内の老人ホームなどに動物を連れて訪問し続けているボランティアグループ「アマノ・アニマルセラピーサークル」の代表、天野喜美子氏にお話を伺った。

■飼い犬を連れてお見舞いに行ったのがスタート

——天野さんは、いつ頃からアニマルセラピーの活動をされているのでしょうか? 始めたきっかけは、どういうことでしたか?

天野喜美子氏(以下、天野) アニマルセラピーを始めて、もう20年以上の月日がたちました。最初は、「アニマルセラピー」という言葉も知らないくらいで、単にうちで飼っていた犬と猫をお見舞いに連れて行ったのが始まりです。

 あるとき、知り合いのおばあさんが、入院していた病院からリハビリ施設に移ったと聞いたので、お見舞いに行きました。ちょうどそのとき、同じ施設にいる人と、ささいなことでケンカを始めた場面に遭遇して。施設の職員さんに様子を聞くと、入所している人の多くがイライラしていて、険悪な雰囲気になることがよくあるということでした。それで、何かできないかと思い、「うちのペットを連れてきて良いですか?」とたずねたら、「ぜひ来てほしい」というお話をいただいたので、次にお見舞いに行くとき、わが家で飼っていた犬と猫を連れて行きました。そうしたら、なんとなくその場の空気が和やかになり「また連れてきてほしい」と頼まれて。それでまた伺うことにしました。だから最初は、私ひとりでのスタートでした。

——その後は、どういう活動をされてきたのですか? どんな動物を連れて行かれたのでしょうか?

天野 それからも私ひとりでうちの犬と猫を連れて定期的に訪問していたのですが、ひとりでは間が持てない。そこでお仲間をつくろうと思いました。獣医師で動物病院を経営していた夫亡き後の寂しさもあり、生き甲斐としてアニマルセラピーをライフワークにしようと思っていたので、うちの動物病院に来ていた患者さんや病院のスタッフ、知り合いを誘ったり、近くにある駒沢公園に行って、犬を連れた人にも声をかけました。その頃、私がノーフォークテリアを飼っていたので、同じ犬種を連れた人を誘い、メンバーが少しずつ増えていきました。

 その後は、メンバーの1人が始めたブログを見て参加する人や、世田谷区の区報に載せた告知の効果で人数が増えました。現在、活動としては、20年以上、毎月1回必ず伺っている介護老人保健施設「ホスピア三軒茶屋」のほか、2カ所の有料老人ホームと、年1回、重症心身障害者施設にも訪問しています。

 訪問のときに連れて行くのは、今は犬だけです。以前は猫も連れて行ったことがありましたが、猫はどんなに人になれている子でも、知らない場所に連れて行くと隠れてしまったりするので難しいですね。

——現在、メンバーの方は何人くらいいらっしゃるのでしょうか? また、参加する犬には、特別な訓練を施していますか?

天野 今、サークルのメンバーは27名。いつでも全員が参加するわけではありませんけれど。登録している犬は22頭です。すべてメンバーの飼い犬です。犬たちにはセラピーのための特別な訓練はまったくしていません。ただ、人が好きで性格的に落ち着いた子、嚙んだり、吠えたりしないこと、膝に乗せてもおとなしくしているような子に参加してもらっています。

 特別な訓練をしなくても、犬たちはよく理解しています。訪問したとき、高齢者の方に犬を紹介する際には、必ず「セラピードッグの○○ちゃんです」と言います。そうすると、犬なりに自覚するんです。私がアメリカで作ってきたセラピードッグのユニフォームを犬たちに必ず着せるのですが、それで犬自身もセラピードッグとしてのお仕事モードに入るのか、キリッとしますね。

 また、初めての訪問でも、ほかの犬がやっているのを見て、しっかりマネをします。だから最初でもちゃんとやり遂げることができますね。今まで20年以上の間、人を嚙んだり、何か事故を起こしたりというトラブルは、一度も起きていません。

■動物がいるだけで、高齢者は自然な笑顔に

——メンバーの方たちは、どんな気持ちで参加されているのでしょうか?

天野 長く参加してくれている人、最近参加するようになった人、みんなそれぞれいろんな思いでいるのでしょうが、きっとやりがいを感じてくれているんだと思っています。自分の飼っている犬が、「セラピーに行くよ」と言うと、本当に喜んで行くからです。だから、飼い主であるメンバーも生きがいを持って参加してくれていると思います。

——これまで訪問されて、高齢者の方たちはどんな反応が多いですか?

天野 エピソードは本当にいろいろありますが、だいたい動物好きな方は、以前ご自分が飼っていた犬や猫の話をされることが多いです。今まで動物と触れ合った経験のない方、生まれて初めて犬を触るような方は「こんなに温かいんですね」と感動されたりします。ごはんを食べたことを忘れる方が、犬の名前を覚えているということもあります。

 それから、これは7~8年前のことですが、ある特別養護老人ホームに伺ったとき、「犬は嫌い」とはっきり拒否する方がいました。それが、何度も伺ううちに、だんだん大丈夫になって触れることができるようになりました。また、それまで自分が育った田舎では犬畜生でしかなかったから、ずっとそう思っていたという方からは、初めて犬を抱いて「こんなに気持ち良いとは思わなかった」と言われたりしました。

 また以前、教師をされていたという、絶対に笑顔を見せない、施設のスタッフにも厳しく気難しい性格の方がいました。その方も犬たちと何度も会ううちに、だんだん笑顔が見られるようになったと言って、スタッフさんも驚いていました。本当に動物の持つ力はすごいと思いますね。

——今後はどのように活動をしていきたいと考えておられますか?

天野 今まで20年以上、ずっと無報酬のボランティアで、和気あいあいの楽しいグループとして活動をしてきました。せっかく長く続いているので、私がいなくなっても、このまま続けてほしいと思っています。そのためには、単なるサークルではなく、NPO法人にしたい。そうして、ずっとアニマルセラピーを続けていってもらいたいと思います。

 同サークルが月1度訪れている介護老人保健施設「ホスピア三軒茶屋」の職員は、「わんちゃんが来ると、どの高齢者の方も自然な笑顔になります。天野さんたちがお帰りになった後も、みなさん穏やかに過ごされています」と話す。毎月楽しみにしている入所者も多く、セラピー効果を実感しているそうだ。

(村田泰子)