元巨人・村田修一、浪人で年越し……「閉店間際のスーパー」状態で“年俸20分の1”の恐怖

 プロ野球・読売ジャイアンツをお払い箱になった村田修一の行き先が決まらない。本塁打王に2度輝き、2017年も推定2.2億円の年俸を稼いでいたスラッガーが今年、サラリーマン並みの年俸で働く可能性が出てきた。

 2002年に当時の自由枠で日本大学から横浜に入団した村田は、すぐにレギュラーを獲得して1年目から25本塁打を打つと、07年、08年には連続で本塁打王を獲得。11年オフにFAで巨人に移籍し、主力として活躍してきたが、昨季はマギーの加入によって控えに回り、シーズン終了後に自由契約となった。12月28日に37歳の誕生日を迎えた村田だが、実力的にはまだ十分活躍できる。それだけに、戦力外通告は本人のみならずファンにとっても衝撃だった。フリーのスポーツライターが言う。

「村田への戦力外通告には大変驚かされましたが、同じポジションにはマギーと岡本がいますし、今季の.262、14本、58打点という数字と2.2億円という年俸、37歳という年齢を考えると、『いらない』という結論になったのでしょう。サードが手薄なチームというと、中日、ヤクルト、ロッテなどで、このうちヤクルトとロッテはリーグ最下位でしたから、すぐに飛びつくかと思われましたが、ともに監督が変わったことで、出足が鈍りましたね。新監督は自分の手腕を見せたがるもの。FAで大物を獲るよりは、チームで埋もれた選手をうまくやりくりしていきたいのでしょう」

 かくして、まさかの“浪人で年越し”となった村田。昨季118試合に出場した右のスラッガーは、このまま引退することになるのか? 週刊誌記者は語る。

「ある野球関係者は、村田のことを『閉店間際のスーパー』と評していました。最初は、どこかのチームがすぐに飛びつくと思っていたものの、値段が高くて誰も手を出さなかった。そこで2割引、3割引のシールが貼られれば、誰でも“もっと安くなるはず”と思うはず、という意味です。かつてプロ野球界は、一度でも高給取りになった選手は必要とされなくなれば引退するだけでした。しかしそれを覆したのがカープです。カープは、山崎慎太郎、豊田清、石井琢朗、出戻りの新井貴浩など、かつて他球団で高給取りだった選手を1,000万~2,000万円で獲得して上手に起用し、『そういうやり方もあるんだ』と、球界の常識を壊しました。落合監督が中日時代、中村紀洋を年俸500万円で獲ったのも、そういった流れです。村田は『お金にはこだわらない』と言っており、年俸は完全に球団側の言い値です。実績を考えればどこかが必ず手を挙げると思いますが、1,000万円程度で契約することになるんじゃないでしょうか」

 それでも路頭に迷うよりはマシ。今年は“男・村田”の正念場になりそうだ。

 

元巨人・村田修一、浪人で年越し……「閉店間際のスーパー」状態で“年俸20分の1”の恐怖

 プロ野球・読売ジャイアンツをお払い箱になった村田修一の行き先が決まらない。本塁打王に2度輝き、2017年も推定2.2億円の年俸を稼いでいたスラッガーが今年、サラリーマン並みの年俸で働く可能性が出てきた。

 2002年に当時の自由枠で日本大学から横浜に入団した村田は、すぐにレギュラーを獲得して1年目から25本塁打を打つと、07年、08年には連続で本塁打王を獲得。11年オフにFAで巨人に移籍し、主力として活躍してきたが、昨季はマギーの加入によって控えに回り、シーズン終了後に自由契約となった。12月28日に37歳の誕生日を迎えた村田だが、実力的にはまだ十分活躍できる。それだけに、戦力外通告は本人のみならずファンにとっても衝撃だった。フリーのスポーツライターが言う。

「村田への戦力外通告には大変驚かされましたが、同じポジションにはマギーと岡本がいますし、今季の.262、14本、58打点という数字と2.2億円という年俸、37歳という年齢を考えると、『いらない』という結論になったのでしょう。サードが手薄なチームというと、中日、ヤクルト、ロッテなどで、このうちヤクルトとロッテはリーグ最下位でしたから、すぐに飛びつくかと思われましたが、ともに監督が変わったことで、出足が鈍りましたね。新監督は自分の手腕を見せたがるもの。FAで大物を獲るよりは、チームで埋もれた選手をうまくやりくりしていきたいのでしょう」

 かくして、まさかの“浪人で年越し”となった村田。昨季118試合に出場した右のスラッガーは、このまま引退することになるのか? 週刊誌記者は語る。

「ある野球関係者は、村田のことを『閉店間際のスーパー』と評していました。最初は、どこかのチームがすぐに飛びつくと思っていたものの、値段が高くて誰も手を出さなかった。そこで2割引、3割引のシールが貼られれば、誰でも“もっと安くなるはず”と思うはず、という意味です。かつてプロ野球界は、一度でも高給取りになった選手は必要とされなくなれば引退するだけでした。しかしそれを覆したのがカープです。カープは、山崎慎太郎、豊田清、石井琢朗、出戻りの新井貴浩など、かつて他球団で高給取りだった選手を1,000万~2,000万円で獲得して上手に起用し、『そういうやり方もあるんだ』と、球界の常識を壊しました。落合監督が中日時代、中村紀洋を年俸500万円で獲ったのも、そういった流れです。村田は『お金にはこだわらない』と言っており、年俸は完全に球団側の言い値です。実績を考えればどこかが必ず手を挙げると思いますが、1,000万円程度で契約することになるんじゃないでしょうか」

 それでも路頭に迷うよりはマシ。今年は“男・村田”の正念場になりそうだ。

 

巨人・杉内俊哉投手に“終身雇用・終身18番”の密約あった? 「“男気”村田修一は戦力外なのに……」

 たび重なる故障がありながら、プロ野球・読売ジャイアンツで来季も現役選手生活を続けることが決まった杉内俊哉投手の“異例”ともいえる好待遇のウラに、ある密約があることが判明した。

 杉内といえば、相次ぐケガの影響で、ここ2年間1軍のマウンドにすら上がっていない状態にある。2015年10月に右股関節の手術を受けたところから、大きな転落が始まる。その後はリハビリを行ってきたが、今度は今年の4月に左肩を痛め、現在も復帰へのメドが立っていない。

 それにもかかわらず、ジャイアンツは杉内側と来季の契約を更改。杉内は背番号はエースナンバーの「18」から変わることなく、年俸2,500万円(推定)でサインした。

 その一方で、同学年でチームメートだった村田修一内野手は今季118試合に出場して打率・262、14本塁打、58打点の成績を残したが、若返りを図るチーム方針という旗印の下、戦力外通告を受けた。同時に、村田の付けていた背番号「25」は、ジャイアンツの将来を担うと目されている岡本和真内野手が来季から付けることとなった。

 同い年で、同じ福岡県出身。ともにFAでジャイアンツに入団したベテラン2人の明暗が分かれた形になったが、その理由について、プロ野球関係者は「杉内投手は、福岡ソフトバンクホークスからFA権を行使し、11年12月に読売ジャイアンツへの移籍しました。その際に、ジャイアンツ側と終身雇用と背番号『18』の終身使用権を、契約の中に密約という形で入れてもらっていたようなんです。だから成績が悪くてもジャイアンツからクビを言い渡されることもないし、トレード、人的補償の対象にもならないというのです。その一方で村田内野手は同年12月に横浜DeNAベイスターズからジャイアンツに移った際に、そういった密約なしの裸一貫、男気で入団した経緯があったので、その差が今年、出てしまったのです」と解説する。

 ジャイアンツを追い出される形となった村田は、いまだ新天地が決まらず、このまま引退に追い込まれる可能性もあって不安な日々を送っている。やはりプロの世界は契約がモノをいうのかもしれない。

巨人・杉内俊哉投手に“終身雇用・終身18番”の密約あった? 「“男気”村田修一は戦力外なのに……」

 たび重なる故障がありながら、プロ野球・読売ジャイアンツで来季も現役選手生活を続けることが決まった杉内俊哉投手の“異例”ともいえる好待遇のウラに、ある密約があることが判明した。

 杉内といえば、相次ぐケガの影響で、ここ2年間1軍のマウンドにすら上がっていない状態にある。2015年10月に右股関節の手術を受けたところから、大きな転落が始まる。その後はリハビリを行ってきたが、今度は今年の4月に左肩を痛め、現在も復帰へのメドが立っていない。

 それにもかかわらず、ジャイアンツは杉内側と来季の契約を更改。杉内は背番号はエースナンバーの「18」から変わることなく、年俸2,500万円(推定)でサインした。

 その一方で、同学年でチームメートだった村田修一内野手は今季118試合に出場して打率・262、14本塁打、58打点の成績を残したが、若返りを図るチーム方針という旗印の下、戦力外通告を受けた。同時に、村田の付けていた背番号「25」は、ジャイアンツの将来を担うと目されている岡本和真内野手が来季から付けることとなった。

 同い年で、同じ福岡県出身。ともにFAでジャイアンツに入団したベテラン2人の明暗が分かれた形になったが、その理由について、プロ野球関係者は「杉内投手は、福岡ソフトバンクホークスからFA権を行使し、11年12月に読売ジャイアンツへの移籍しました。その際に、ジャイアンツ側と終身雇用と背番号『18』の終身使用権を、契約の中に密約という形で入れてもらっていたようなんです。だから成績が悪くてもジャイアンツからクビを言い渡されることもないし、トレード、人的補償の対象にもならないというのです。その一方で村田内野手は同年12月に横浜DeNAベイスターズからジャイアンツに移った際に、そういった密約なしの裸一貫、男気で入団した経緯があったので、その差が今年、出てしまったのです」と解説する。

 ジャイアンツを追い出される形となった村田は、いまだ新天地が決まらず、このまま引退に追い込まれる可能性もあって不安な日々を送っている。やはりプロの世界は契約がモノをいうのかもしれない。

プロ野球の魅力伝えた「プロ野球100人分の1位」と、野球ファンの民度の高さ示した「熱盛グランプリ」の魅力

 旧聞になってしまうが、今年のプロ野球MVP、新人王の記者投票結果が物議を醸した。MVP投票において、オリックスの新人で今季8勝の山岡泰輔に票が入っていたこと。新人王では、阪神の大山悠輔が2位になったこと。それぞれすばらしいルーキーではあるが、正直、その賞に値する活躍はしておらず、野球ファンのマスコミ不信を、また大きくしてしまった次第だ。

 こういった現象は、毎年のように起きている“忖度”ではあるのだが、今年は同業者からも問題視する声が挙がっていたのが特徴的だった。

「活躍した選手より取材対象への愛。プロ野球MVP投票、“忖度”の度合い」(Number)

「甲子園から日本、世界を見る――新人王投票の偏愛問題」「がく然としたセ新人王投票結果 一生に1度、より正当な評価を」(ともにスポニチ)

 プロ意識の低い記者には、憤るというよりも情けなくなってしまうばかり。スポーツ紙の売り上げは右肩下がりというが、ファンからの信頼を失えば、その勢いはますます顕著になるはずだ。

 ただ、モノは考えよう。そんな情けない記者がいるからこそ、対称的に野球ファンから支持を集める投票企画もある。毎年恒例、フジテレビ系『スポーツLIFE HERO’S』による「プロ野球・100人分の1位」。そして今年初めて実施されたテレビ朝日系『報道ステーション』の「熱盛グランプリ」と「ザ・ゴールデングラブ熱盛」がそれだ。

「プロ野球100人分の1位」は、「パワーヒッター部門」「スピードボール部門」「走塁部門」「守備部門」「バットコントロール部門」「コントロール部門」「強肩部門」「変化球部門」の8部門について、今年一番すごかった選手は誰なのか、現役プロ野球選手100人にアンケート調査を行い、ランキング形式で紹介するというもの。フジテレビ夜のスポーツ枠の看板が『すぽると!』から変わっても受け継がれてきた名物企画だ。

 わかりやすい「数字」や「記録」以外で、プロは他選手をどう評価しているのか? どこに着目しているのか? というのが見えてきて興味深い上に、結果にはいつも納得。上述した「MVP」や「新人王」投票で疑問視する投票があった場合、「もう選手間投票にしてよ、メジャーではそうなんだから」という声が野球ファンから上がることが多いが、それを具現化したコーナーといえる。

 7年目の今年は、11月26日から12月3日まで『HERO’S』と『THE NEWSα』で8夜連続放送。もちろん、8部門いずれも面白かった。でも、だからこそ、「強肩部門」の番外編で、広陵高校・中村奨成を「甲子園優勝」と紹介してしまったテロップミスはいただけなかった(実際は準優勝)。選手たちから「この賞が欲しい」といわれ、ファンからも支持を集める信頼と実績のある企画だけに、来年は細かい部分ももう一段ブラッシュアップしていただきたい。

 一方の、報道ステーション「熱盛グランプリ」と「ザ・ゴールデングラブ熱盛」。今年から始まったスポーツコーナーの人気企画「きょうの熱盛」の年間総まとめ、ともいえるのが上記2つの展開だった。

 まず、ペナントレース終了後すぐに実施されたのが「熱盛グランプリ」で、12球団のファン各100人(合計1,200人)に聞いた「今年、最も熱かったシーン」を球団ごとに発表。また、先月30日のゴールデングラブ賞表彰式にぶつける形で放送された「ザ・ゴールデングラブ熱盛」は、ゴールデングラブ賞を受賞したセ・パの守備職人18人の中で、もっとも熱い守備をみせた守備No.1選手(=「ザ・ゴールデングラブ熱盛プレーヤー」)を、こちらもファン投票で決めようというもの。選手間投票の「プロ野球100人分の1位」と違って、徹底して“ファン投票”にこだわったのが報道ステーションだった。

 特に「ザ・ゴールデングラブ熱盛」を見ていて感じ入ったのが、ある特定球団のファンであっても自ら愛するチームには忖度せず、しっかりと他球団の選手の名を挙げる声が多かったことだ。これこそが野球ファンの民度の高さ。MVPと新人王投票で首を傾げたくなる票を投じた記者にこそ見てほしかった、素晴らしい企画だった。

 すでに7年の歴史を誇る「プロ野球100人分の1位」に対して、「熱盛」は今年始まったばかり。だが、放送では選手のほうからアツモリスト寺川綾キャスターに対して「生“熱盛”が欲しい」と要望する場面もあり、1年目にしてすっかり愛されるコーナーになっていたことがうかがえた。

 今後、毎年オフの恒例企画として実施してくれれば、選手間投票の「プロ野球100人分の1位」、ファン投票の「熱盛グランプリ&ザ・ゴールデングラブ熱盛」として、シーズンオフの楽しみ方が広がりを見せるのではないだろうか。それならば、記者投票も続けていいんじゃないと思えてくる。変な忖度はご勘弁だけれども。

日ハム入り清宮幸太郎は、ビッグマウスで“ヒール”の道へ一直線?

 2017年ドラフト会議の最大の目玉だった清宮幸太郎(早稲田実業)は、7球団競合の末、北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得。24日には入団会見が行われ、背番号「21」のユニフォームに袖を通した清宮の姿がお披露目された。小学生の頃から怪童として注目され、久々に登場した高卒長距離砲のプロ入りに期待が集まっているが、国民的な人気を得るには大きな課題がある。

 早稲田大学ラグビー部監督、トップリーグのサントリーを経て、現在はヤマハ発動機ジュビロの監督を務める清宮克幸氏の長男として生まれた清宮。小学生時代にリトルリーグの世界大会で優勝し、12歳で約180cmという堂々たる体躯を誇った“清宮ジュニア”は、高校1年生の夏の甲子園で2本のホームランを放ち、一躍全国的な知名度を得た。そして高校通算111本塁打という最多記録を引っさげてプロ入りしたが、不安な点も多い。週刊誌等で活躍するスポーツライターが語る。

「小学生の頃から並外れた体格と実績で注目され、高校までは順調に成長してきた清宮ですが、実は身長が中学1年生の頃からほとんど伸びていません。プロ入り時の184cm、100kgという体格は、高校生としては規格外ですが、守備面に課題がありますし、体重は一度絞る必要があるでしょう。その時、パワーダウンしてしまうようなら、大注目される選手だけに、ファンの間に失望感が生まれてしまうかもしれません」

 なまじっかの選手であれば、1~2年はゆっくり育てるという選択肢もあるが、期待値の高い清宮の場合、ハードルも比例して高く設定される。となると、注目を浴びながらプロ入りし、ファンの期待を上回る結果を残し続けた大谷翔平が目の前の目標となるが、前出のスポーツライターは、大谷と清宮には大きな差があると指摘する。

「清宮の入団会見を見ていて不安に思ったのは、彼の発言内容です。子どもの頃から注目され続けてきた清宮は、父の克幸さんから、『頑張ります』といった“当たり前のこと”をインタビューで言うなと言われて育ってきました。そのため清宮は、21番という背番号について、会見で『“ポスト誰々”の番号は嫌だった』と語り、26日のファンフェスティバルでは『60本打ちたい』と言いました。しかし日本では、そういったビッグマウスには反感を抱く人の方がはるかに多いのが現実です。大谷があれだけ人気があったのは、圧倒的な実績はもちろんですが、謙虚な人柄が支持を集めたのは間違いありません。清宮が父譲りのビッグマウスを続ければ、あっという間にヒールになりますよ。同じ早実卒の“ハンカチ王子”こと斎藤佑樹も、なかなかのビッグマウスですが、彼の場合、実績が全く伴っていないため、“あの人は今?”の扱いです。清宮が斎藤のようにならないためには、口をつぐむか、圧倒的な成績を残すかのどちらかしかないでしょうね」

 清宮はバットで、アンチの口を封じることができるのだろうか。

“集団レイプ”で逮捕の元プロ野球阪神・一二三慎太、関係者からは「あのとき手術していれば……」の声

 かつてプロ野球・阪神タイガースに所属していた独立BCリーグ・石川ミリオンスターズ・一二三慎太外野手が、集団レイプの疑いで逮捕された。沖縄県警の関係者によると、事件は11月中旬、一二三容疑者が未成年の少年2人と共に沖縄県内で女性に乱暴。強制性交容疑で逮捕したというが、詳しいことは「捜査中」としており、逮捕公表はされていない。

 ただ、現地記者の話では「共犯の少年はBC石川の選手ではないかという情報もある」という。そんな中、阪神の関係者からは「一二三が18歳のとき、球団がちゃんと肩を手術させていれば、こんなことにはなっていなかった」という声も聞かれた。

「彼は巨人も中日も欲しがった投手で、150キロを投げる大型新人だったけど、入団時のメディカルチェックで右肩の損傷が判明した。本人は痛みがひどいので手術を望んでいたのに、球団は長期療養を避けるためリハビリしながらの様子見をさせてしまった。あれで彼の選手人生は狂った。阪神の責任は大きい」(同)

 一二三容疑者は名門・東海大相模で2010年の春・夏甲子園に出場し、夏の甲子園では準優勝投手となった。また、打者としても驚異の打率6割を記録し、プロ入り前には常に野球記者や関係者が周辺にいたこともあったほどの有望選手。もっとも、本人は中学時代にジャイアンツカップで優勝したとき、東京ドームで巨人の原辰徳監督にトロフィーを渡された感動から、原出身の東海大相模への進学を決め、巨人入りを目指していた。

 中日なども獲得に色気を見せていたが、結局ドラフトでは2位指名で阪神が獲得。しかし、右肩の負傷で早々に野手に転向。13年にはウエスタンリーグで4番を任されるなど外野手として一軍登録寸前までいったものの、骨折の悲運もあり、15年のシーズン終了時に育成契約に回され、昨年、戦力外となった。BC石川には右肩のリハビリ目的の練習生だったため、給与はゼロ。それでもチームを指揮した元ロッテの渡辺正人監督が「スター性が高い」とNPB球団への復帰を後押し。試合には熱心に応援する女性ファンの姿も少なくなかった。

 ただ、一二三容疑者を追っていたローカル局の女性記者によると、「将来の見えない中で、私生活に不穏な空気もあった」という。

「同世代や少し上の有望選手たちとは距離ができていたようで、年下の後輩たちと遊ぶようになっていました。そうなると自分が親分格になってしまうんですが、彼はまだ25歳ですよ。野球しか知らない世間知らずの若者が私生活で若い子を連れて好きなようにやっていると、ろくなことにならないんじゃないかと、素行を心配する声があったんです。あるときは球団に無断でいきなり金髪にして『チーム123という遊び仲間をつくった』というような話をしていたそうです」(同)

 ただ、事件自体は、未成年の容疑者がいて、被害女性のプライバシーも併せ、捜査関係者の口は堅い。そのため詳細はわからず、一二三容疑者が具体的にどのような罪で逮捕に至ったのかは不明なままだ。

 それらの経緯もあり、「逮捕情報」を聞いた関係者からは口々に「あのとき右肩を手術していれば」の声も聞かれる。選手としてもっと順調に活動できていれば、私生活も違ったのではないかと見られているわけだ。前出の阪神関係者も「入団時に注目された新人選手を毎度埋もれさせる育成下手なタイガースでなかったら……と思う」と話している。

 事件はあくまで本人の責任とはいえ、新人育成の苦手な球団による失敗が一二三容疑者の人生を狂わせたのだとしたら、なんともやりきれない話だ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

“集団レイプ”で逮捕の元プロ野球阪神・一二三慎太、関係者からは「あのとき手術していれば……」の声

 かつてプロ野球・阪神タイガースに所属していた独立BCリーグ・石川ミリオンスターズ・一二三慎太外野手が、集団レイプの疑いで逮捕された。沖縄県警の関係者によると、事件は11月中旬、一二三容疑者が未成年の少年2人と共に沖縄県内で女性に乱暴。強制性交容疑で逮捕したというが、詳しいことは「捜査中」としており、逮捕公表はされていない。

 ただ、現地記者の話では「共犯の少年はBC石川の選手ではないかという情報もある」という。そんな中、阪神の関係者からは「一二三が18歳のとき、球団がちゃんと肩を手術させていれば、こんなことにはなっていなかった」という声も聞かれた。

「彼は巨人も中日も欲しがった投手で、150キロを投げる大型新人だったけど、入団時のメディカルチェックで右肩の損傷が判明した。本人は痛みがひどいので手術を望んでいたのに、球団は長期療養を避けるためリハビリしながらの様子見をさせてしまった。あれで彼の選手人生は狂った。阪神の責任は大きい」(同)

 一二三容疑者は名門・東海大相模で2010年の春・夏甲子園に出場し、夏の甲子園では準優勝投手となった。また、打者としても驚異の打率6割を記録し、プロ入り前には常に野球記者や関係者が周辺にいたこともあったほどの有望選手。もっとも、本人は中学時代にジャイアンツカップで優勝したとき、東京ドームで巨人の原辰徳監督にトロフィーを渡された感動から、原出身の東海大相模への進学を決め、巨人入りを目指していた。

 中日なども獲得に色気を見せていたが、結局ドラフトでは2位指名で阪神が獲得。しかし、右肩の負傷で早々に野手に転向。13年にはウエスタンリーグで4番を任されるなど外野手として一軍登録寸前までいったものの、骨折の悲運もあり、15年のシーズン終了時に育成契約に回され、昨年、戦力外となった。BC石川には右肩のリハビリ目的の練習生だったため、給与はゼロ。それでもチームを指揮した元ロッテの渡辺正人監督が「スター性が高い」とNPB球団への復帰を後押し。試合には熱心に応援する女性ファンの姿も少なくなかった。

 ただ、一二三容疑者を追っていたローカル局の女性記者によると、「将来の見えない中で、私生活に不穏な空気もあった」という。

「同世代や少し上の有望選手たちとは距離ができていたようで、年下の後輩たちと遊ぶようになっていました。そうなると自分が親分格になってしまうんですが、彼はまだ25歳ですよ。野球しか知らない世間知らずの若者が私生活で若い子を連れて好きなようにやっていると、ろくなことにならないんじゃないかと、素行を心配する声があったんです。あるときは球団に無断でいきなり金髪にして『チーム123という遊び仲間をつくった』というような話をしていたそうです」(同)

 ただ、事件自体は、未成年の容疑者がいて、被害女性のプライバシーも併せ、捜査関係者の口は堅い。そのため詳細はわからず、一二三容疑者が具体的にどのような罪で逮捕に至ったのかは不明なままだ。

 それらの経緯もあり、「逮捕情報」を聞いた関係者からは口々に「あのとき右肩を手術していれば」の声も聞かれる。選手としてもっと順調に活動できていれば、私生活も違ったのではないかと見られているわけだ。前出の阪神関係者も「入団時に注目された新人選手を毎度埋もれさせる育成下手なタイガースでなかったら……と思う」と話している。

 事件はあくまで本人の責任とはいえ、新人育成の苦手な球団による失敗が一二三容疑者の人生を狂わせたのだとしたら、なんともやりきれない話だ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

プロ野球、セパ両リーグ優勝チームに風雲急! コーチ陣“大量流出”の異常事態「監督との不仲も……」

 

 プロ野球のセリーグ、パリーグで優勝した2チームが大揺れだ。広島東洋カープ、福岡ソフトバンクホークスのコーチが次々と退団し、ライバルチームに流出するという異常事態が発生しているのだ。

 プロ野球関係者は「両チームの黄金期が今後しばらくは続くと見られていましたが、これで黄信号が灯りましたよ」と声を潜める。

 クライマックスシリーズ(CS)では敗れたものの、37年ぶりのセリーグ連覇を成し遂げた広島東洋カープでは、石井琢朗打撃コーチと河田雄祐外野守備走塁コーチが東京ヤクルトスワローズにヘッドハンティングされ、移籍することになった。

 横浜DeNAベイスターズとの日本シリーズを制して2年ぶりに日本一を奪い取ったソフトバンクホークスでは、佐藤義則投手コーチが東北楽天ゴールデンイーグルスに、清水将海バッテリーコーチ、鳥越裕介内野守備コーチは、そろって千葉ロッテマリーンズに引き抜かれることとなった。

「流出したコーチの中には、旧チームの監督との不仲をウワサされていた者もいました。その間隙を突いて引き抜いたという見方もあり、用意周到な動きです。どのコーチも同一リーグに移籍するということで、旧チームの情報が筒抜けになるのは必至ですね。特に、選手の細かい弱点や性格を熟知しているベテランコーチが多いので、情報流出のマイナス面は計り知れない。ダメージは大きいでしょうね」(同)

 主要コーチが抜けた分、広島東洋カープ緒方孝市監督、福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督の裁量が大きくなるのは間違いないといい、その点についても心配の声が上がっているという。

「カープもホークスも、現有戦力はリーグ内で頭ひとつ抜けている。来年も普通にやれば、優勝すると言われています。ただ、両チームとも監督の采配に未熟な面があるという指摘があるのも事実。強いチームなので、勝っている時はいいんですが、劣勢に立たされたり、負けが込んだりすると、すぐに監督がジタバタしてしまう。今年もそういった場面が数多くみられました。それが一番の不安ポイントですね」(同)

 これで来年のペナント争いが、おもしろくなるということなのかもしれない。

プロ野球ポストシーズンに“新たな視点”を与えた古田敦也&落合博満の「2つのテレビ番組」

 福岡ソフトバンクホークスが4勝2敗で日本一、という結果以上に見応えのあった今年のプロ野球日本シリーズ。クライマックスシリーズ(CS)も含め、ポストシーズン全体で振り返っても、実に面白かった。そんなプロ野球ポストシーズンで、これは! と唸る特集を組んだ2つの番組を振り返ってみたい。

 

■古田敦也が提言「プロ野球を16球団に増やそう」

 

 まずは先月始まったばかりの日曜朝の新番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)から、「古田敦也のシラベルスポーツ」。1週間のスポーツを振り返りながら、独自の視点でリサーチしたネタを古田が深堀りプレゼンテーションするという、球界きっての理論派・古田敦也ならではのコーナーといえる。

 10月29日の放送で取りあげたテーマは、「プロ野球クライマックスシリーズを考えよう」。今年、シーズン優勝の広島を破って日本シリーズに進出した横浜DeNAベイスターズの“下克上”を受け、「3位が日本シリーズ進出はアリかナシか」を議論。そのなかで古田が提言したのが「プロ野球を16球団に増やそう」というものだった。

 例えば米MLBの場合、30球団中10球団しかプレーオフに進めない。一方、日本のプロ野球は12球団中6球団もポストシーズンに進むから「ありがたみがない」と訴える。

 興味深かったのは、具体的に“新球団設立候補地”も提案していたこと。球団設立に必要なのは「人口」「球場・交通」「スポンサー」の3つ。これらが叶う場所として、京都市(人口150万人)、新潟市(80万人)、静岡市(70万人)、松山市(50万人)の4都市を提案。MLB球団がある都市との人口比較も交え「決して絵空事の話ではない」と続けた。

 この“フルタ提言”に説得力があるのは、2004年、選手会長として球界再編劇を乗り越えた人物だからだ。こうした提言がビジネスサイドや野球ジャーナリストから上がることはあっても、選手・球界関係者から上がることは滅多にない。だが、現場を知る人間から上がった声の方が訴える力は明らかに大きい。

「僕も取材で行きましたが、広島も横浜も、すごく盛り上がっています。球場に来て、泣いて、笑って、悔しがって、さらに経済効果もある。少子高齢化と東京一極集中という日本が抱える問題点も解消し、地方創生にもつながる。クライマックスシリーズを考えることは、日本の将来を考えることなんです」と締めくくる、古田ならではの圧巻のプレゼンテーションだった。

 こうした「考えさせる野球の見せ方」は、「喝!」だ「アッパレ!」だと思考停止に陥りがちな日曜朝のスポーツワイドに一石を投じるのではないだろうか。

 

■落合博満がオレ流解説『戦え!スポーツ内閣』

 

 今年の日本シリーズで男を上げた選手といえば、第6戦の9回に奇跡の同点弾を放ったソフトバンクのキャプテン・内川聖一。一方のDeNAは、第4戦で8回途中までノーヒットノーランの快投を演じたルーキー濱口遥大だったのではないだろうか。

 この濱口の試合に関して、独自の解説を展開したのが落合博満だ。試合が終わった直後の生放送となった『戦え!スポーツ内閣』(毎日放送)の「日本シリーズの夜にオレ流に聞け!落合博満のプロ野球処方箋」での一幕だ。

 落合は濱口が8回に打たれた初ヒットに関して、DeNAセンター桑原将志の守備内容に言及。「ノーヒットで来てて、なんで飛び込まなかったのかな。0-0とか1-0だったら言わないけど、飛び込んでほしかった。あのケース、山井と一緒にしないでね」と語った。視聴者の多くは「落合がノーヒットノーランを期待したの!?」と思ったのではないだろうか。

 そう。今回の濱口の好投を受け、野球ファンであれば、誰もが07年日本シリーズ第5戦、中日対北海道日本ハムにおける山井大介の“完全試合未遂”を思い出したはず。偶然にも、この日の『スポーツ内閣』の目玉企画も、山井の“完全試合未遂”の舞台裏……8回終了までパーフェクト投球をしながら9回に守護神・岩瀬仁紀を登板させた真相を監督・落合が自ら明かす、というもの。「山井の右手のマメが4回くらいからつぶれていて、選手はみな、それを見て見ぬふりをしていたこと」「自分(落合監督)が代えようと思ったのではなく、山井本人からの申し出であったこと」といった内容が明かされた。

 この“真相”そのものは、野球ファンであれば一度は聞いたことがあるはずで、決して目新しいものではない。が、その内容を落合本人が語るとなると、重みがグッと変わってくる。

「周りから『一生に一度のこと』『これから出ないだろう』とか言われたけど、中を知らないからアレコレ好きなことを言う」と吐露した落合。そしてその“一生に一度”に近い出来事が、放送当日の日本シリーズで起きたという奇跡。ナマモノの試合結果と事前に用意していたゲスト&内容がここまでリンクすると、ある種の爽快感すら生まれる。落合をブッキングした番組関係者の大ホームランだった。

 古田敦也の提言にしても、落合博満の解説にしても、過去に本人が関わった出来事(古田=球界再編、落合=山井の完全試合未遂)との相乗効果があったからこそ、企画内容をより深いものにさせていた。スポーツを楽しむ上では、歴史を知ることが重要と改めて感じた今年のポストシーズン。各スポーツ番組にも、そんな歴史をしっかり掘り下げる企画を今後も期待したい。
(文=オグマナオト)