『ドクターX ~外科医・大門未知子』オスカー新人女優の“プロモビデオ”状態で、ストーリーが不自然に!

 芸能事務所・オスカープロモーションの稼ぎ頭・米倉涼子が、フリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第9話が7日に放送され、平均視聴率21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より0.6ポイントアップとなりました。

 今回の患者は、プリマドンナを夢見る13歳の少女・九重遥(井本彩花)。バレエの選考会を目前に控えるも足に痛みを感じ、祖父・節郎(大友康平)の付き添いで東帝大学病院を訪れます。すると、受付ロビーでフリーランスの麻酔科医・城之内博美に遭遇。遥は以前、博美の娘と同じバレエ教室に通っていたという縁があり、整形外科医・木元(きたろう)を紹介されるのです。

 検査の結果、遥の病態は有痛性外脛骨という大事に至らないものであると診断されます。しかし、その症状を博美から聞いた大門未知子(米倉涼子)は、スペインの病院に勤務していた時の経験から、舟状骨骨折の疑いがあると指摘。精密検査したところ、未知子の予想通りの症状が発見されるのです。

 舟状骨骨折を治療するには、金属のネジを患部にねじ込んで骨をくっつける必要があり、完治までには半年の時間を要するとのこと。バレエの選考会は諦めざるを得ないということで、遥は大きく落胆してしまいます。その姿に心を打たれた未知子は、なんとか選考会までに完治させられる方法がないか模索。そして、金属ではなく遥自身の骨でネジを作成することを考えつきます。“自家製造”したネジならば拒絶反応もなく、治癒も早いというわけなのです。

 ネジを作成するには精密機械が必要ということで、未知子は民間企業に依頼。着々と準備を進めるのですが、未知子のことを目の敵にしている日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)の圧力がかかり、協力企業が手を引いてしまったことで計画がおじゃんになってしまいます。

 実は余命半年の食道がんを患っている内神田。前回、実の息子だと発覚した若手外科医の西山直之(永山絢斗)に自身のポジションを譲るため、フリーランスという身で日本の医療界の規律を乱す未知子を排除しようと企んでいるのです。

 窮地に立たされた未知子は、遥の持っている金属製のバレリーナのキーホルダーを見て、その精巧さに驚きます。そして、それを作ったのは、以前は町工場を経営していた節郎だということを知り、ネジを加工する精密機械を1週間以内に製作してくれと頼むのです。

 節郎が見事なネジ加工機械を製作したことで、遥のオペは無事成功。バレエの選考会にも参加できたのですが、結果は落選となってしまいました。しかし、全力を出し切れたことに遥は満足して晴れやかな表情を浮かべ、その姿を見た未知子は安堵。その後、息抜きに博美と共にショッピングを楽しむのですが、洋服を選んでいる最中に突如として昏倒したところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、今回は誰が見ても明らか。オスカーが新人・井本彩花を大々的に女優デビューさせるべく、強引にキャストにねじ込んだ回となりました。井本は、米倉もかつて参加して審査員特別賞を受賞した、全日本国民的美少女コンテストの今年度のグランプリ受賞者。小学校1年生の時からクラシックバレエを習っていたということで、その長所を活かすべく当て書きされ、それに応じてシナリオも構成されたのでしょう。

 井本を無理にストーリーの主軸に据えてしまったことで、未知子の行動に不自然さを感じてしまいました。これまでの回では、余命あとわずか、根治不可能な病に侵された患者を相手にしてきただけに、特に命には別条のない遥に肩入れする動機がイマイチわからないのです。スペイン時代に舟状骨骨折の診断ミスをしたということがチラっと明かされていましたが、具体的には何があったのか説明もなく、とってつけたような動機づけにしか思えませんでした。

 それと今回、内神田が末期の食道がんを患っていることが発覚したことや、西山を自身の後釜に据えるべく邪魔な未知子を排除しようとした展開にも違和感を覚えました。これまでの放送で内神田が実に美味しそうにステーキを食べ、酒を飲んでいたのは錯覚でしょうか。それと前回、西山の方からカミングアウトされなければその存在すら知らなかったくせに、急に父親面するのも納得がいきませんでした。

 次回で最終話となりますが、「私は君のような異端者のオペは絶対受けない」と突っぱねていた内神田が結局、未知子に命を助けられて和解。ドル箱ドラマをここで終わらせはしないでしょうから、病魔に侵されている未知子も事なきを得て終了といったところでしょうか。ただ、人気キャラクター・加地秀樹(勝村政信)が復帰するとのことで、この点に関しては楽しみな回となりそうです。
(文=大羽鴨乃)

濃い目の顔は似てるけど……『ドクターX ~外科医・大門未知子』草刈正雄と永山絢斗の親子設定に違和感!

 女優・米倉涼子が、フリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第8話が先月30日に放送され、平均視聴率20.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より0.5ポイントアップとなりました。

 今回の患者は、元大臣秘書官の八雲拓哉(林家正蔵)。八雲は根治不可能といわれる肝細胞癌を患い、寿命があとわずかであることを悟ったため、厚生労働省と某大学病院との癒着問題を告発して正義に生きることを決意。日本中から注目の的の存在なのです。そのため、オペ失敗は許されないと、東帝大学病院の病院長・蛭間重勝(西田敏行)は執刀医に大門未知子(米倉涼子)を指名します。

 未知子の主導による術前カンファレンスを滞りなく終えるのですが、手術直前に邪魔が入ります。日本医療界のトップ・日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)と、八雲が告発した相手は“友達の友達”ということで、八雲のオペを失敗させるよう圧力がかけられてしまうのです。

 というわけで、未知子の執刀はなしになり、代わりに指名されたのはオペ・スキルの低い外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)。これには当然、未知子が不満を爆発させるのですが、もうひとり納得いかない様子を見せる人物が現れます。それは、若手外科医の西山直之(永山絢斗)。西山は未知子に触発されて外科医としての向上心が芽生えたらしく、難易度の高いオペに挑戦したいという意欲を見せるのです。

 そんな中、東帝大学病院に脅迫文が送られてきます。その内容は、これまでの難易度の高い外科手術はすべて未知子が執刀し、その手柄を医局が奪い取っていたこと、そのことをマスコミにバラされたくなければ八雲の執刀医を未知子にしろ、というもの。これを蛭間は、未知子がみずから送ったものではないかと疑うのですが、未知子にはまったく身に覚えがないのです。

 脅迫文の犯人捜しで病院内がザワつく中、西山が勝手に八雲のオペを開始。慌ててオペ中止させようとする教授たちに向かって西山は、「上の者の許可を取ってる」と言います。その“上の者”とは、内神田のこと。実は西山、内神田も出生を把握していなかった実の息子だったのです。それを脅しのネタにしてオペ執刀を許可させたのでした。

 そして、西山が実の息子だと知ったことで情が湧いた内神田は、オペ失敗でキャリアに傷をつけてはいけないと、蛭間に命じて未知子を助手につけさせるのです。

 内神田が懸念した通り、西山は突然起こった大量出血にパニック状態に陥ってしまいます。そこで未知子がバトンタッチして八雲のオペはなんとか無事に終了するのですが、未知子はオペ後に西山を呼びつけ、準備を怠って手術をおこなったことを説教。スキルアップのために執刀したかったという西山に対して、「失敗された患者に次はないんだよ」と叱りつけるのです。

 一方、未知子によって命拾いした八雲は、まだ続く人生のため長い物には巻かれろと考えを改め、厚労省への告発を取り下げ。また、東帝大学病院に脅迫文を送りつけた犯人は、執刀を回避したかった海老名だったことが判明。オチがついたところで終了となりました。

 さて感想。これまでのレビューにも何度か書きましたが、今シーズンは強引なストーリー展開が目立つように感じます。今回でいえば、西山が内神田の息子だったこと、それを脅しのネタにオペをした点ですね。

 西山は今回、内神田が内部告発を揉み消すため八雲を見殺しにしようとしたことに腹を立てたようですが、シーズン序盤から内神田は患者の命よりも自身の利益重視というスタンスでした。また、スキルアップのためということに関しても、難易度の高い手術はこれまで何度もありました。なぜ今さらになって急に西山の自己主張が強くなったのかわかりません。確かに濃い目の顔はちょっと似ていますが、西山をメインにしたいがため後付けで内神田の息子という設定にしたように思えてならないのです。

 そんな西山の暴走を諫めた未知子からは、他の教授たち以上に後輩に対する愛情が感じられました。今シーズンは、西山と同じくゆとり世代にあたる新人医師・伊東亮治(野村周平)に説教するなど指導医的な立場になることが多いですが、これまでのロンリーウルフ的なカッコ良さとはまた違った魅力が引き出されていると思います。また、今回の術前カンファレンスでは外科チームの医師たちが全員、未知子の話に耳を傾け熱心にメモを取っていましたが、未知子にはもはや病院長の風格すら漂い始めているように感じられました。

 しかし、出る杭は打たれるもの。次回、未知子は内神田の裏工作によって、“想像を絶するような窮地”に立たされるとのことで、その運命やいかに。目が離せません。
(文=大場鴨乃)

濃い目の顔は似てるけど……『ドクターX ~外科医・大門未知子』草刈正雄と永山絢斗の親子設定に違和感!

 女優・米倉涼子が、フリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第8話が先月30日に放送され、平均視聴率20.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より0.5ポイントアップとなりました。

 今回の患者は、元大臣秘書官の八雲拓哉(林家正蔵)。八雲は根治不可能といわれる肝細胞癌を患い、寿命があとわずかであることを悟ったため、厚生労働省と某大学病院との癒着問題を告発して正義に生きることを決意。日本中から注目の的の存在なのです。そのため、オペ失敗は許されないと、東帝大学病院の病院長・蛭間重勝(西田敏行)は執刀医に大門未知子(米倉涼子)を指名します。

 未知子の主導による術前カンファレンスを滞りなく終えるのですが、手術直前に邪魔が入ります。日本医療界のトップ・日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)と、八雲が告発した相手は“友達の友達”ということで、八雲のオペを失敗させるよう圧力がかけられてしまうのです。

 というわけで、未知子の執刀はなしになり、代わりに指名されたのはオペ・スキルの低い外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)。これには当然、未知子が不満を爆発させるのですが、もうひとり納得いかない様子を見せる人物が現れます。それは、若手外科医の西山直之(永山絢斗)。西山は未知子に触発されて外科医としての向上心が芽生えたらしく、難易度の高いオペに挑戦したいという意欲を見せるのです。

 そんな中、東帝大学病院に脅迫文が送られてきます。その内容は、これまでの難易度の高い外科手術はすべて未知子が執刀し、その手柄を医局が奪い取っていたこと、そのことをマスコミにバラされたくなければ八雲の執刀医を未知子にしろ、というもの。これを蛭間は、未知子がみずから送ったものではないかと疑うのですが、未知子にはまったく身に覚えがないのです。

 脅迫文の犯人捜しで病院内がザワつく中、西山が勝手に八雲のオペを開始。慌ててオペ中止させようとする教授たちに向かって西山は、「上の者の許可を取ってる」と言います。その“上の者”とは、内神田のこと。実は西山、内神田も出生を把握していなかった実の息子だったのです。それを脅しのネタにしてオペ執刀を許可させたのでした。

 そして、西山が実の息子だと知ったことで情が湧いた内神田は、オペ失敗でキャリアに傷をつけてはいけないと、蛭間に命じて未知子を助手につけさせるのです。

 内神田が懸念した通り、西山は突然起こった大量出血にパニック状態に陥ってしまいます。そこで未知子がバトンタッチして八雲のオペはなんとか無事に終了するのですが、未知子はオペ後に西山を呼びつけ、準備を怠って手術をおこなったことを説教。スキルアップのために執刀したかったという西山に対して、「失敗された患者に次はないんだよ」と叱りつけるのです。

 一方、未知子によって命拾いした八雲は、まだ続く人生のため長い物には巻かれろと考えを改め、厚労省への告発を取り下げ。また、東帝大学病院に脅迫文を送りつけた犯人は、執刀を回避したかった海老名だったことが判明。オチがついたところで終了となりました。

 さて感想。これまでのレビューにも何度か書きましたが、今シーズンは強引なストーリー展開が目立つように感じます。今回でいえば、西山が内神田の息子だったこと、それを脅しのネタにオペをした点ですね。

 西山は今回、内神田が内部告発を揉み消すため八雲を見殺しにしようとしたことに腹を立てたようですが、シーズン序盤から内神田は患者の命よりも自身の利益重視というスタンスでした。また、スキルアップのためということに関しても、難易度の高い手術はこれまで何度もありました。なぜ今さらになって急に西山の自己主張が強くなったのかわかりません。確かに濃い目の顔はちょっと似ていますが、西山をメインにしたいがため後付けで内神田の息子という設定にしたように思えてならないのです。

 そんな西山の暴走を諫めた未知子からは、他の教授たち以上に後輩に対する愛情が感じられました。今シーズンは、西山と同じくゆとり世代にあたる新人医師・伊東亮治(野村周平)に説教するなど指導医的な立場になることが多いですが、これまでのロンリーウルフ的なカッコ良さとはまた違った魅力が引き出されていると思います。また、今回の術前カンファレンスでは外科チームの医師たちが全員、未知子の話に耳を傾け熱心にメモを取っていましたが、未知子にはもはや病院長の風格すら漂い始めているように感じられました。

 しかし、出る杭は打たれるもの。次回、未知子は内神田の裏工作によって、“想像を絶するような窮地”に立たされるとのことで、その運命やいかに。目が離せません。
(文=大場鴨乃)

勝村政信は、なぜ『ドクターX』から外された? 主演スピンオフドラマ『ドクターY』第2弾の地上波放送決定も、ファンは複雑な胸中

 米倉涼子主演の人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のスピンオフである、勝村政信主演『ドクターY~外科医・加地秀樹~』(同)第2弾が地上波でオンエアされることがわかったが、『ドクターX』のファンは複雑な胸中に陥っているという。

 現在放送中の『ドクターX』第5シリーズ(木曜午後9時~)は、第2~第4シリーズほどの勢いこそないものの、好調な視聴率をキープしている。14日には、最終回(第10話)を迎えるが、その放送を前に、“『ドクターX』最終回直前スペシャル”として、『ドクターY』第2弾が地上波でオンエアされるのだ。放送日時は9日土曜午後3時15分から4時25分の枠。

『ドクターY』は、『ドクターX』第1~第4シリーズに登場した人気キャラクターの外科医・加地秀樹(勝村)が主人公。群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む加地が、うっかり金に目がくらみながらも、外科医の本分である手術や治療を成し遂げる姿を描いたスピンオフドラマだ。

 第1弾は昨年9月26日から11月3日に、auビデオパス、テレ朝動画で配信され、同12月16日深夜に地上波でダイジェスト版が放送されて、好評を博した。第2弾は今年9月26日から10月31日に、auビデオパス、テレ朝動画に加え、Amazonプライム・ビデオで配信されたが、これまた地上波でダイジェスト版がオンエアされることになった。

 第2弾は、一晩50万円の高額報酬に目がくらんだ加地が、山奥の「穂野倉病院」の当直を引き受けることになる。この病院は「少女の霊に呪われている」とウワサされており、その夜に起きた出来事を描いた作品だ。

 主要キャストは、勝村のほか、堀井新太、飯豊まりえ、星田英利、堀田茜、野口かおる、稲垣来泉、徳井優、岩松了ら。本家『ドクターX』からも、大門未知子役の米倉、神原晶役の岸部一徳、第4シリーズに登場した北野亨医師役の滝藤賢一が特別出演する。

 加地はコミカルな役柄ながらも、たまに見せる一流の外科医としての腕をもち、未知子からの信頼もそこそこ厚く、『ドクターX』には欠かせない存在だった。ところが、第5シリーズで外されたことで、ファンの不満が噴出。その代わりに、新たに登場した猪又孝外科副部長役の陣内孝則がとかく不評なため、視聴者の間では、“加地医師待望論”が多かった。第5シリーズが、第2~第4シリーズほどの視聴率をマークできないのは、極論すれば、“人気”の勝村を外して、“不人気”の陣内を起用したからともいえそうだ。

 そのため、ファンからは「『ドクターY』の地上波放送はうれしいけど、スポット出演でもいいから、『ドクターX』に加地先生を出してほしかった。なんかスッキリしない」といった趣旨の声が、ネット上でも飛び交っているようだ。

「勝村は、舞台『関数ドミノ』への出演で、10月中旬から11月半ばまでスケジュールはいっぱいで、レギュラー出演は無理だったのでしょう。それでもスポット出演は可能だったはず。もし、早めにテレ朝が勝村のスケジュールを押さえていたら、舞台出演はしなかったのでは。米倉は『ドクターY』に出ていますから、共演NGでもないでしょう。『ドクターY』は有料配信であるため、視聴者が増えれば、テレ朝も潤います。『ドクターX』から、意図的に勝村を外して、“加地ロス”現象を起こして、『ドクターY』の契約者を増やそうという魂胆なら、完全にファン無視といえるでしょう」(テレビ誌関係者)

 来年、『ドクターX』の続編があるとしたら、テレ朝にはファンの声を真摯に聞いてキャスティングしてほしいものだ。
(文=田中七男)

『ドクターX』が大迷走中!? シャーロットのセリフが聞き取りづらい! バーター女優の出演シーンは不要!

 女優・米倉涼子が、性格には難があるが腕はめっぽう立つ天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第7話が23日に放送され、平均視聴率20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。相変わらずの好調ぶりをキープしています。

 さて今回は、犬のオペシーンからスタート。外科医だけでなく獣医のライセンスも持つ大門未知子(米倉涼子)は、医療界のトップに君臨する日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)の妻・小百合(戸田菜穂)の愛犬を手術するよう依頼されたのです。

 オペは無事終了。これに気分を良くした小百合は、東帝大学病院の外科医の中から従妹の萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を紹介してほしいと、病院長・蛭間重勝(西田敏行)に申し出ます。そして、“年齢的に手頃”ということで白羽の矢が立ったのが、原守(鈴木浩介)でした。

 その見合い当日、未知子が乱入。原がロシアの病院に勤務していた頃に交際していたナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れてきたのです。外科医として超一流の腕をもつナナーシャですが、原が恋しくて仕事を辞めて会いに来たとのことで、熱烈なハグ。その姿を見た小百合が激怒し、見合いの話はおじゃんになってしまいました。

 ナナーシャが再会を喜ぶ一方、原は腑に落ちません。振ったのはナナーシャの方なのに、今さらなぜ? という気持ちがあるのです。そんな中、新人外科医・西山直之(永山絢斗)らがネット検索したところ、ナナーシャが最後のオペで医療ミスを犯し、患者から訴えられていることが発覚。それを聞いた未知子は、ナナーシャの手が微かに震えていたことを思い出し、すぐに検査をします。

 診断の結果、ナナーシャは極めて切除が難しい脳腫瘍を患っていることがわかります。未知子はすぐさま執刀を申し出るものの、ナナーシャはこれを拒否。術中に死ぬリスクのあるオペをするよりも、原と残りの時間を一緒に過ごしたいというのです。

 そんなナナーシャの気持ちを原は尊重。見合いが破談になった件で蛭間から怒りを買い、しばらく休んでいるように申し渡されたこともあり、ナナーシャの余生に付き合うことに決めました。

 しかし、病院を離れナナーシャと旅行に出たものの、原の脳裏には未知子から言われた「患者に寄り添ったって病気は治らない」という言葉がこびりついて離れません。そして、ナナーシャがふと口にした「桜が見たい。春まで生きたい」という言葉をきっかけに、無理にでもオペをすることを決意するのです。

 執刀医は未知子。腫瘍の切除箇所をわずかでも間違えれば死に至る困難なオペですが、未知子は施術中に全身麻酔を中断して覚醒させ、ナナーシャの手にマヒ症状がないか確認しながら慎重に切除を行い、無事に成功させます。

 また、ナナーシャは、内神田が以前からコネクションを得たかったというアメリカン・メディカルクラブの副会長の娘であることがわかり、見合いの件も一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、今回はナナーシャ役のシャーロットのセリフが聞きとりづらい、の一言に尽きました。ナナーシャが原に会いに来た理由もいまいち曖昧でしたし、オペが無事に成功したら「バイバイ」というのも納得がいきませんでした。話題作りのためにシャーロットを強引にねじ込んだ感が否めなかったんですよね。

 米倉とシャーロットは共にブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』でロキシー・ハート役を演じた経験がありますが、それが何か絡んでいるんですかね? そんな勘ぐりをしてしまいたくなるぐらい無理やりなキャスティングでした。

 ついでに言ってしまえば、今シーズンは米倉が所属するオスカープロモーションの女優のゴリ押しがこれまで以上に強く感じられます。第1シーズンから病院長の秘書役は米倉の後輩がバーター出演するのが恒例となっていましたが、今シーズンは看護師・長森陽菜役で久住小春が出演。西山と交際しているという設定で前回からちょくちょく出演シーンが増えましたが、無理やり挿入している感じが強く、ストーリーの邪魔になってしまっているんですよね。

 さらに久住だけに留まらず、第9話では、同事務所が主催する『全日本国民的美少女コンテスト』で今年度グランプリを獲得した井本彩花が女優デビューするとのことで、素人演技を見せられてしまうことになってしまいそうです。ただ、米倉ありきで高視聴率を獲得しているだけに、テレビ朝日も強く出られないのでしょうね。

 次回は西山にスポットライトが当たるということで、久住がむやみやたらに出しゃばらないことを祈りつつ放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『ドクターX』が大迷走中!? シャーロットのセリフが聞き取りづらい! バーター女優の出演シーンは不要!

 女優・米倉涼子が、性格には難があるが腕はめっぽう立つ天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第7話が23日に放送され、平均視聴率20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。相変わらずの好調ぶりをキープしています。

 さて今回は、犬のオペシーンからスタート。外科医だけでなく獣医のライセンスも持つ大門未知子(米倉涼子)は、医療界のトップに君臨する日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)の妻・小百合(戸田菜穂)の愛犬を手術するよう依頼されたのです。

 オペは無事終了。これに気分を良くした小百合は、東帝大学病院の外科医の中から従妹の萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を紹介してほしいと、病院長・蛭間重勝(西田敏行)に申し出ます。そして、“年齢的に手頃”ということで白羽の矢が立ったのが、原守(鈴木浩介)でした。

 その見合い当日、未知子が乱入。原がロシアの病院に勤務していた頃に交際していたナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れてきたのです。外科医として超一流の腕をもつナナーシャですが、原が恋しくて仕事を辞めて会いに来たとのことで、熱烈なハグ。その姿を見た小百合が激怒し、見合いの話はおじゃんになってしまいました。

 ナナーシャが再会を喜ぶ一方、原は腑に落ちません。振ったのはナナーシャの方なのに、今さらなぜ? という気持ちがあるのです。そんな中、新人外科医・西山直之(永山絢斗)らがネット検索したところ、ナナーシャが最後のオペで医療ミスを犯し、患者から訴えられていることが発覚。それを聞いた未知子は、ナナーシャの手が微かに震えていたことを思い出し、すぐに検査をします。

 診断の結果、ナナーシャは極めて切除が難しい脳腫瘍を患っていることがわかります。未知子はすぐさま執刀を申し出るものの、ナナーシャはこれを拒否。術中に死ぬリスクのあるオペをするよりも、原と残りの時間を一緒に過ごしたいというのです。

 そんなナナーシャの気持ちを原は尊重。見合いが破談になった件で蛭間から怒りを買い、しばらく休んでいるように申し渡されたこともあり、ナナーシャの余生に付き合うことに決めました。

 しかし、病院を離れナナーシャと旅行に出たものの、原の脳裏には未知子から言われた「患者に寄り添ったって病気は治らない」という言葉がこびりついて離れません。そして、ナナーシャがふと口にした「桜が見たい。春まで生きたい」という言葉をきっかけに、無理にでもオペをすることを決意するのです。

 執刀医は未知子。腫瘍の切除箇所をわずかでも間違えれば死に至る困難なオペですが、未知子は施術中に全身麻酔を中断して覚醒させ、ナナーシャの手にマヒ症状がないか確認しながら慎重に切除を行い、無事に成功させます。

 また、ナナーシャは、内神田が以前からコネクションを得たかったというアメリカン・メディカルクラブの副会長の娘であることがわかり、見合いの件も一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、今回はナナーシャ役のシャーロットのセリフが聞きとりづらい、の一言に尽きました。ナナーシャが原に会いに来た理由もいまいち曖昧でしたし、オペが無事に成功したら「バイバイ」というのも納得がいきませんでした。話題作りのためにシャーロットを強引にねじ込んだ感が否めなかったんですよね。

 米倉とシャーロットは共にブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』でロキシー・ハート役を演じた経験がありますが、それが何か絡んでいるんですかね? そんな勘ぐりをしてしまいたくなるぐらい無理やりなキャスティングでした。

 ついでに言ってしまえば、今シーズンは米倉が所属するオスカープロモーションの女優のゴリ押しがこれまで以上に強く感じられます。第1シーズンから病院長の秘書役は米倉の後輩がバーター出演するのが恒例となっていましたが、今シーズンは看護師・長森陽菜役で久住小春が出演。西山と交際しているという設定で前回からちょくちょく出演シーンが増えましたが、無理やり挿入している感じが強く、ストーリーの邪魔になってしまっているんですよね。

 さらに久住だけに留まらず、第9話では、同事務所が主催する『全日本国民的美少女コンテスト』で今年度グランプリを獲得した井本彩花が女優デビューするとのことで、素人演技を見せられてしまうことになってしまいそうです。ただ、米倉ありきで高視聴率を獲得しているだけに、テレビ朝日も強く出られないのでしょうね。

 次回は西山にスポットライトが当たるということで、久住がむやみやたらに出しゃばらないことを祈りつつ放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『ドクターX ~外科医・大門未知子』餃子ひとつでケンカに発展? 無理やり感が否めない展開で面白味欠ける……

 米倉涼子がフリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第6話が16日に放送され、平均視聴率20.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。相変わらずの好調ぶりをキープしています。

 今回は、東帝大学病院の外科副部長・猪又孝(陣内孝則)の執刀によるVIP患者のオペシーンからスタート。フリーランスの麻酔科医・城之内博美(内田有紀)は大門未知子(米倉涼子)のオペも掛け持ちしているため、さっさとオペを終わらせて欲しいのですが、猪又がイチイチ自分の技術を自慢するため無駄に長引いてしまい、イライラを募らせます。

 オペは無事に終了したものの術後の経過がおもわしくなく、患者からクレームが。この責任をあろうことか猪又は博美に押しつけ、病院への出禁を命じるのです。そのため博美は、懇意にしている中華料理屋の店主・六浦良夫(平泉成)の妻・敦子(松金よね子)のオペを未知子と共に行うという約束を履行できなくなってしまいます。

 猪又への怒りでストレスを貯め込んでいた博美は、ふとしたきっかけで未知子に向かって、「大門先生は自分勝手」といつも無茶なオペに付き合わされることへの不満をぶつけてしまいます。これに対して未知子もカッとなり口ケンカに発展。お互いに顔も見たくない、という険悪なムードになってしまうのでした。

 そんな中、敦子の見舞いに訪れた六浦が倒れ、膵臓に腫瘍があることが発覚。未知子は全摘出を薦めるのですが、オペ自体が困難なうえに術後に糖尿病になってしまう可能性があるため、六浦は難色を示します。そして、製薬会社との癒着で新薬を試したい猪又に言いくるめられ、化学療法を選択するのでした。

 しかし、化学療法では根治しない。どうしても全摘出オペを行いたい未知子は、派遣元である神原名医紹介所の所長・神原晶(岸部一徳)に博美の出禁を解いてもらうよう病院に掛け合って欲しいと頼みます。これに対して博美が、自身もリスクの高い手術を受けた経験があり、六浦の考えを尊重したい意向を示したため、さらに仲がこじれてしまうのです。

 とはいえ、未知子が自分勝手なのは、麻酔科医としての自分の腕を信頼してくれているからだと心の底では理解している博美。そこへタイミングよく現れた東帝大学病院の外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)に頼み、出禁を解いてもらいます。

 しかし、敦子のオペに駆けつけた博美に対して未知子は、「あの麻酔科医がいるならオペいたしません」と痛烈なひと言を浴びせ、新人外科医・西山直之(永山絢斗)に執刀を任せてオペ室を後にしてしまうのです。

 その未知子が向かった先は、六浦のオペ室でした。予期せぬ大量出血に動揺する猪又から執刀医の座を強引に奪い取るのですが、猪又を慕う麻酔科医・瓜田慎吾(今野浩喜)が仕事を放棄してしまう事態が発生してしまいます。未知子は麻酔科医のライセンスも持っているものの、ただでさえ困難なオペを1人2役で成功させるのは不可能。と、そこへ敦子のオペを終了させた博美が登場。2人は最初から示し合わせたようにアイコンタクトを交わすと、いつも通りの連携をみせてオペを無事に終了させ一件落着となったのでした。

 さて感想。未知子と博美が仲違いするのは、前シーズンの最終話以来となりますが、その意味合いは大きく異なります。前回は博美が切除の極めて困難な局所進行膵ガンを患い、オペを行いたいという未知子に対して、手術中に命を落とす危険を冒すよりも1人娘・舞(藤井杏奈)のために少しでも多く仕事をしてお金を残したいという博美の意向がぶつかってのケンカだったのです。

 しかし、今回に関しては“ケンカはするけど心は通じ合っている”というラストシーンを描きたいがため逆算して脚本を書いた結果、無理やり感が強まってしまったような気がしてなりません。口ケンカに発展する前のワンクッションとして、中華料理屋で餃子を取り合うやり取りが描かれていましたが、40歳過ぎの女性同士のケンカのタネにしてはあまりに子供じみていませんか?

 また、未知子の自分勝手な性格は今に始まったことではありません。博美が耐え忍ぶ性格ならまだしも、未知子に対しては遠慮なく意見を通すだけに不満が積もり積もったような怒り方は違和感があり、「何を今さら?」と感じてしまいました。この対立を描くとするならば第1シーズンかせめて第2シーズンでやるべきだったと思います。

 そもそもの発端となった博美の出禁騒動についても、腑に落ちませんでした。オペ中にペチャクチャ喋る猪又みたいな外科医っているんですかね。その冒頭シーンから無理やり感が出ちゃっていたので今回はイマイチ楽しめませんでした。捲土重来、次回に期待したいところです。
(文=大羽鴨乃)

すっかりオスカー新人の“お披露目の場”と化した『ドクターX』 これも高視聴率のなせるワザ!?

 第5シリーズを迎えた米倉涼子主演の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)が、今シリーズも好調を維持している。第2~第4シリーズほどの勢いはないものの、第6話(11月16日放送)までの平均視聴率は20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、4シリーズ連続となる全話平均視聴率20%超えの大台突破も視野に入った。

 そんな中、特に今シリーズで顕著なのが、米倉と同じオスカープロモーション所属タレントの“バーター出演”だ。まず、ジェイ・オフィスに籍を置く陣内孝則が、オスカーからの業務提携の形で初登場。しかも、東帝大学病院外科副部長役という主要キャストで、厚遇されている。だが、「演技がヘタすぎる」「『ドクターX』のイメージには合わない」などとして、同ドラマのファンからはブーイングの嵐。しかし、陣内がオスカーから送り込まれたという経緯を考慮すると、その姿がドラマから消える可能性は低そう。

 そのほか、元モーニング娘。で、今年4月にオスカーに移籍したばかりの久住小春が看護師役で出演。久住は移籍して早々、4月期の『女囚セブン』(テレビ朝日系)にもレギュラー出演したが、これもオスカー所属の剛力彩芽の主演ドラマで、バーターでの起用が続いている。

 また、オスカー主催の「ミス美しい20代コンテスト」グランプリの是永瞳が、院長秘書役で女優デビューを果たしている。『ドクターX』で、秘書役は、オスカー所属タレントが起用されることが慣例化されており、是永もこれにならったものだ。

 久住、是永にとっては、ビッグチャンス到来となったが、ネット上では2人とも、「演技が大根すぎ」「存在がうざい」などといった声も多く、チャンスをモノにしたとは、いささか言い難い。

 それだけではない。12月7日放送予定の第9話には、今年8月に行われた「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いたばかりの井本彩花が、患者役でゲスト出演することがわかった。10月23日に14歳になったばかりの井本は、むろん、これが演技初経験。是永同様、女優デビュー作が超人気ドラマになるのは“破格”の扱いだ。

 ベテランの陣内はともかく、こうなると、もはや『ドクターX』が、オスカー新人タレントのお披露目の場と化してしまったかのようだ。

「テレ朝にとって、今や『ドクターX』は、水谷豊主演の『相棒』を超える人気ドラマシリーズとなりました。視聴率を挙げるのが難しい時代で、常時20%を超える人気番組は、民放では同ドラマしかありません。CMスポンサーになりたがっている企業も殺到しており、まさに“米倉涼子様々”なのです。当然テレ朝は来年も続編をやりたいわけですが、まだ米倉の了解は取れていないと聞きます。続編を実現させるためにも、オスカーと良好な関係を保つことは大事。主要キャストならいざ知らず、脇役、端役でのバーター起用など、テレ朝的には、どうってことはありません。新人が『ドクターX』をきっかけにブレークするかもしれませんし、バーターも大いに結構なのではないでしょうか? むしろ、オスカーのらつ腕ぶりは評価すべきなのでは?」(芸能関係者)

 テレ朝が“三顧の礼”をもって、米倉に続編オファーを出し続ける限りは、オスカーからのバーター要求は避けて通れそうにない。ただし、次期シリーズ放送が実現した場合、同ドラマのファンから、あまりにも不要論が多い陣内だけは、外すのが賢明かもしれない。
(文=田中七男)

すっかりオスカー新人の“お披露目の場”と化した『ドクターX』 これも高視聴率のなせるワザ!?

 第5シリーズを迎えた米倉涼子主演の人気ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系/木曜午後9時~)が、今シリーズも好調を維持している。第2~第4シリーズほどの勢いはないものの、第6話(11月16日放送)までの平均視聴率は20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、4シリーズ連続となる全話平均視聴率20%超えの大台突破も視野に入った。

 そんな中、特に今シリーズで顕著なのが、米倉と同じオスカープロモーション所属タレントの“バーター出演”だ。まず、ジェイ・オフィスに籍を置く陣内孝則が、オスカーからの業務提携の形で初登場。しかも、東帝大学病院外科副部長役という主要キャストで、厚遇されている。だが、「演技がヘタすぎる」「『ドクターX』のイメージには合わない」などとして、同ドラマのファンからはブーイングの嵐。しかし、陣内がオスカーから送り込まれたという経緯を考慮すると、その姿がドラマから消える可能性は低そう。

 そのほか、元モーニング娘。で、今年4月にオスカーに移籍したばかりの久住小春が看護師役で出演。久住は移籍して早々、4月期の『女囚セブン』(テレビ朝日系)にもレギュラー出演したが、これもオスカー所属の剛力彩芽の主演ドラマで、バーターでの起用が続いている。

 また、オスカー主催の「ミス美しい20代コンテスト」グランプリの是永瞳が、院長秘書役で女優デビューを果たしている。『ドクターX』で、秘書役は、オスカー所属タレントが起用されることが慣例化されており、是永もこれにならったものだ。

 久住、是永にとっては、ビッグチャンス到来となったが、ネット上では2人とも、「演技が大根すぎ」「存在がうざい」などといった声も多く、チャンスをモノにしたとは、いささか言い難い。

 それだけではない。12月7日放送予定の第9話には、今年8月に行われた「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いたばかりの井本彩花が、患者役でゲスト出演することがわかった。10月23日に14歳になったばかりの井本は、むろん、これが演技初経験。是永同様、女優デビュー作が超人気ドラマになるのは“破格”の扱いだ。

 ベテランの陣内はともかく、こうなると、もはや『ドクターX』が、オスカー新人タレントのお披露目の場と化してしまったかのようだ。

「テレ朝にとって、今や『ドクターX』は、水谷豊主演の『相棒』を超える人気ドラマシリーズとなりました。視聴率を挙げるのが難しい時代で、常時20%を超える人気番組は、民放では同ドラマしかありません。CMスポンサーになりたがっている企業も殺到しており、まさに“米倉涼子様々”なのです。当然テレ朝は来年も続編をやりたいわけですが、まだ米倉の了解は取れていないと聞きます。続編を実現させるためにも、オスカーと良好な関係を保つことは大事。主要キャストならいざ知らず、脇役、端役でのバーター起用など、テレ朝的には、どうってことはありません。新人が『ドクターX』をきっかけにブレークするかもしれませんし、バーターも大いに結構なのではないでしょうか? むしろ、オスカーのらつ腕ぶりは評価すべきなのでは?」(芸能関係者)

 テレ朝が“三顧の礼”をもって、米倉に続編オファーを出し続ける限りは、オスカーからのバーター要求は避けて通れそうにない。ただし、次期シリーズ放送が実現した場合、同ドラマのファンから、あまりにも不要論が多い陣内だけは、外すのが賢明かもしれない。
(文=田中七男)

「AIはご飯食べないからね」天才外科医・大門未知子、AI診断の鼻を明かす! 『ドクターX ~外科医・大門未知子』第5話

 米倉涼子が一匹オオカミの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第5話が9日に放送され、平均視聴率20.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から1.7ポイント増し、初回以来の大台突破となりました。

 今回のテーマは“人間 VS AI”。医療界のトップに立つ日本医師倶楽部・会長の内神田景信(草刈正雄)は、最先端の人工知能診断システム・ヒポクラテスを普及させるべく、東帝大学病院の病院長・蛭間重勝(西田敏行)にPRのための“華麗なる症例”を打ち出すよう命じます。

 そんな折、若き天才棋士・五反田五郎(間宮祥太朗)が世界最強の将棋ロボット・マングースと対局中、痙攣を起こして意識消失。東帝大学病院に搬送されるのですが、MRI画像を見ても病名は特定できず。そこでヒポクラテスが導入され、73%の確率で脳膿瘍(のうのうよう・脳内に細菌が入り炎症を起こす病気)であると診断されるのです。

 患者の知名度が高く、ヒポクラテスの有能さをアピールするには絶好のチャンス到来というわけで、オペを確実に成功させたい蛭間は執刀医に大門未知子(米倉涼子)を指名します。しかし、未知子はAI診断に懐疑的なため、すぐにオペすることを拒否。自分の経験と患者との対話から疾患を探ろうとするのでした。

 そんなある日、未知子はふと手にした将棋雑誌から、五反田が対局前にいつも馴染みの店で豚トロを食べていることを知ります。気になりその店に足を運んでみると、病院をこっそり抜け出していた五反田を発見。そして、五反田が豚トロをほとんどレア状態で食べることに気づくのです。聞けば、海外へ行った時にも生焼けのまま豚肉を食べたということで、未知子はなにか閃くものがあり五反田をすぐに病院へ連れ戻します。

 再診の結果、五反田の体内から有鉤条虫(ゆうこうじょうちゅう・寄生虫の一種)の幼虫が発見されます。つまり、ヒポクラテスが下した脳膿瘍は誤診で、五反田の本当の病名は有鉤嚢虫症(ゆうこうのうちゅうしょう・有鉤条虫が脳に寄生した状態)だったのです。

 蛭間がマスコミ向けの会見を開く中、未知子は独断でオペを決行。無事に有鉤条虫の幼虫を摘出し、AI診断の鼻を明かしたところで終了となりました。

 さて感想ですが、今回も予想通りの展開でした。これまでのシーズンを通して定期的に登場する“未知子VS最新医療技術”という構図で始まり、結局最後に勝つのは外科医として類いまれな経験値と技術をもつ未知子というオチ。なんのひねりもないド直球のストーリー展開ですが、高視聴率を支える固定ファンはもはやこのドラマに変化球など望んではいないことでしょう。出世のことばかり考え、困難な状況に直面するとすぐに保身に走る教授たちを尻目に、米倉が快刀乱麻を断つ姿が最大の魅力になっていますし、今までそのスタイルで高い人気を維持できてきたわけですからテレビ朝日としても何の問題もありません。

 ただ、今回気になったのは、ヒポクラテスが誤診した理由が明確にされず、未知子の「AIはご飯食べないからね」という皮肉で片づけられてしまったことです。調べてみたところ確かに有鉤嚢虫症は診断が難しい病気ではあるようですが、決してレアな症例ではありません。数年前ならまだしも、昨今では現実的にさまざまな職場でAIが人間にとって代わり始めている状況ですし、命を扱う医療の現場に導入されるものならばなおさらその性能は生半可なものではないハズです。

 これは、旧世代とは言動にズレがある“ゆとり世代ネタ”を扱っていることについてもいえますが、今シーズンは未知子の生みの親でもある脚本家・中園ミホが参加していないこともあってか、フォーマット化されたストーリーにとりあえず世間を賑わせているネタを放り込んでおけばいいや、という制作陣の安直な考えが透けて見えるような気がするんですよね。AIやゆとり世代ネタは手垢がつきまくっているだけに、今さら扱うのであれば相当に煮込むなり焼くなりしなければ面白くならないのですが、サッと火を通して出しているだけといった印象が拭えません。

 時事ネタに関していえば、脚本を書いていたのがちょうど森友学園問題で揺れていた時期だったのか知れませんが、初回からやたらと“忖度”という言葉が出てくるのが引っ掛かります。タイムラグが生じてしまうのは仕方ありませんが、トレンドではなくなった時点で台本なり編集段階でカットすべきではないでしょうか。

 さて、次回は未知子がプライベートでも仲が良い麻酔科医・城之内博美(内田有紀)とケンカをしてしまうとのことで、この対立も前シーズンのラストに見た記憶があるのですが……。ひとまず放送を楽しみに待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)