テレ朝ガックリ……木村拓哉ドラマ『BG』落第点で“チーム米倉”発動!?

 もう視聴率20%は、夢のまた夢なのか……?

 2月8日に放送された木村拓哉主演のドラマ『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)第4話の平均視聴率が13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回15.7%から第2話15.1%、第3話13.4%と、ジリ貧な気配が漂っている。

「御用マスコミは『初回視聴率15%超え!』と持ち上げていますが、テレビ朝日サイドはガックリ肩を落としています。というのも、『BG』は外ロケが多く、エキストラも大量に投入しているため、制作費が1話1億円を超えているといいます。これは米倉涼子主演の看板ドラマ『ドクターX 〜外科医・大門未知子〜』と同水準で、映画並みといってもいいレベル。せめて『ドクターX』のように視聴率20%超えをしてもらわないと、はっきり言って“赤字”でしょう」(テレビ関係者)

『BG』が物足りない数字だったことで、テレ朝上層部からは、すでに“あのチーム”に特命が下っているという。前出のテレビ関係者が続ける。

「実は、テレ朝には、『チーム米倉』と呼ばれる専属の“お付き部隊”がいるんですよ。彼らは、たとえば米倉が『ブロードウェイに行きたい』と言えば、すかさずチケットを手配したり、現地での世話や小間使いを一手に引き受ける。彼女はドラマが終わると必ずといっていいほど、『もうやりたくない』と“嫌々病”になるのですが、それをチーム米倉がなだめすかして、毎年出演にこぎ着けているのです。ですから、いつ『ドクターX』が作れなくなってもいいよう、同水準のドラマを作るのがテレ朝の課題だった。しかし、やはり今年も米倉頼みにならざるを得ない状況に、『なんとしても出演を説得するように』と指示が下っているのだとか」

 かつては視聴率20%など当たり前だった木村。この後、盛り返すことができなければ、「米倉より下」の評価が定着してしまいそうだが……。

『ドクターX』が朝ドラを制しトップ! フジ、日テレは惨敗……「2017年連ドラ視聴率ランキング」

 12月24日に放送され、視聴率20%を超えたTBS日曜劇場『陸王』(役所広司主演)最終回の余韻も覚めやらぬところだが、2017年にオンエアされた連続ドラマを平均視聴率ランキング形式で振り返ってみたい。対象は、年内に放送を終え、10%以上の視聴率をマークしたドラマのみ。(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

 昨年はNHK連続ドラマ小説の『あさが来た』(波瑠主演)と『とと姉ちゃん』(高畑充希主演)がツートップとなったが、今年の朝ドラはやや低調で、『ひよっこ』(有村架純主演)が2位、『べっぴんさん』(芳根京子主演)が3位に終わった。両ドラマ共、なんとか20%の大台には乗せたが、首位に立ったのは、米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズ(テレビ朝日系)だった。昨年は朝ドラに敗れて3位に甘んじたが、今年は堂々のトップ。これだけファンの高い支持を受けている作品だけに、来年も続編の放送を期待したい。

 最終回で有終の美を飾った『陸王』は4位で、原作者・池井戸潤氏の作品の強さを改めて証明した。ただ、民放2位といっても、『ドクターX』とは4.9ポイントもの大差がついた。

 2クールにまたぐテレ朝の鉄板ドラマ『相棒season15』(水谷豊主演)は15.2%で5位。前シーズンは15.3%で、視聴率はほぼ横ばい。ただ、“4代目相棒”反町隆史が登場した『season14』以降、明らかに数字が落ちており、反町が『season17』も続投するかどうか気になるところ。

 6位には、山下智久主演『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(フジテレビ系)が14.8%を獲得して入った。同シリーズは7年ぶりの放送で不安視されたが、そんな不安など一掃した。昨年、フジの連ドラはオール1ケタの惨状だったが、同ドラマはまさしく救世主となった。

 木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は14.6%と今ひとつ振るわず、7位にとどまった。かつては、主演ドラマで20%超えを連発し、“平成の視聴率男”と称された木村だが、その人気にも陰りが見えてきた。

 14年1月期以来、3年ぶりの放送となった『緊急取調室』(天海祐希主演/テレビ朝日系)は14.1%の高視聴率で8位にランクイン。シーズン1の12.9%を上回る高い数字を挙げただけに、シーズン3のオンエアが期待される。

“演技派”長谷川博巳が主演を務めた『小さな巨人』(TBS系)は、キャストが全体的に地味だったが、ストーリーで視聴者を引っ張り、13.6%をマークして9位に入った。長谷川は1月2日にTBS系で放送されるスペシャルドラマ『都庁爆破!』での主演が決まっており、注目の作品となりそう。

 12.8%で、NHK大河ドラマ史上ワースト3位の低視聴率に終わった『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)は、かろうじて10位にランクイン。昨年の『真田丸』(堺雅人主演)は16.6%で5位だっただけに、一抹の寂しさを禁じ得ない。来年の『西郷どん』(鈴木亮平主演)は高視聴率をマークして、大河の健在ぶりを示してほしいものだ。

 視聴率10%を超えた24作品を局別に見ると、テレ朝が9作で、今年も断トツのトップ。これは、『相棒』『科捜研の女』『ドクターX』など数多くの人気シリーズモノを抱えているからこそ。『黒革の手帖』(武井咲主演)を除く8作がシリーズモノで、来年も、その強さは変わらないだろう。

 TBSは、看板枠の「日曜劇場」を中心に6作が2ケタ視聴率に乗せた。「火10」「金10」からもヒット作が生まれており、“ドラマのTBS”を示した。

 一方、民放で惨敗を喫したのは3作のフジと日本テレビだ。それでも、フジは昨年0作だっただけに、いくらかがんばった方だ。問題は日テレで、最高が綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』の12.7%で11位。原因は明らかで、「水10」は強くても、「土10」と「日曜ドラマ」が弱すぎで、昨年も2ケタ突破ドラマが4作しかなかった。バラエティ、情報番組は好調で、今年も視聴率3冠王に向け邁進する同局だが、来年はテコ入れを図らないと、「ドラマが弱い局」との印象は変えられそうにない。いつまでもジャニーズとベッタリではまずいだろう。

 例年通りだが、NHKは大河と朝ドラ以外は今年もサッパリで、世間の話題にすらならないのはさびしいところ。

 なお、NHKを除く民放プライム帯の連ドラで、平均視聴率が5%にも満たなかったのは、沢村一樹主演『ユニバーサル広告社』(テレビ東京系)=3.99%、真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)=4.5%、小雪主演『大貧乏』(同)=4.99%の3作だった。

(文=田中七男)

 

<2017年連続ドラマ平均視聴率ランキング>
※2017年中に放送を終えたドラマのみが対象

1位 『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)20.9%
2位 『ひよっこ』(NHK総合)20.4%
3位 『べっぴんさん』(同)20.3%
4位 『陸王』(TBS系)16.0%
5位 『相棒season15』(テレビ朝日系)15.2%
6位 『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(フジテレビ系)14.8%
7位 『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)14.6%
8位 『緊急取調室』(テレビ朝日系)14.1%
9位 『小さな巨人』(TBS系)13.6%
10位 『おんな城主 直虎』(NHK総合)12.8%
11位 『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)12.7%
12位 『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)12.2%
13位 『コウノドリ』(TBS系)11.9%
14位 『科捜研の女16』(テレビ朝日系)11.7%
15位 『警視庁捜査一課9係』(同)11.5%
16位 『過保護のカホコ』(日本テレビ系)11.47%
17位 『黒革の手帖』(テレビ朝日系)11.45%
18位 『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)11.39%
19位 『嘘の戦争』(フジテレビ系)11.30%
19位 『刑事7人』(テレビ朝日系)11.30%
21位 『あなたのことはそれほど』(TBS系)11.25%
22位 『遺留捜査』(テレビ朝日系)11.1%
23位 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)10.6%
24位 『カンナさーん!』(TBS系)10.2%

『ドクターX』が朝ドラを制しトップ! フジ、日テレは惨敗……「2017年連ドラ視聴率ランキング」

 12月24日に放送され、視聴率20%を超えたTBS日曜劇場『陸王』(役所広司主演)最終回の余韻も覚めやらぬところだが、2017年にオンエアされた連続ドラマを平均視聴率ランキング形式で振り返ってみたい。対象は、年内に放送を終え、10%以上の視聴率をマークしたドラマのみ。(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

 昨年はNHK連続ドラマ小説の『あさが来た』(波瑠主演)と『とと姉ちゃん』(高畑充希主演)がツートップとなったが、今年の朝ドラはやや低調で、『ひよっこ』(有村架純主演)が2位、『べっぴんさん』(芳根京子主演)が3位に終わった。両ドラマ共、なんとか20%の大台には乗せたが、首位に立ったのは、米倉涼子主演『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5シリーズ(テレビ朝日系)だった。昨年は朝ドラに敗れて3位に甘んじたが、今年は堂々のトップ。これだけファンの高い支持を受けている作品だけに、来年も続編の放送を期待したい。

 最終回で有終の美を飾った『陸王』は4位で、原作者・池井戸潤氏の作品の強さを改めて証明した。ただ、民放2位といっても、『ドクターX』とは4.9ポイントもの大差がついた。

 2クールにまたぐテレ朝の鉄板ドラマ『相棒season15』(水谷豊主演)は15.2%で5位。前シーズンは15.3%で、視聴率はほぼ横ばい。ただ、“4代目相棒”反町隆史が登場した『season14』以降、明らかに数字が落ちており、反町が『season17』も続投するかどうか気になるところ。

 6位には、山下智久主演『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(フジテレビ系)が14.8%を獲得して入った。同シリーズは7年ぶりの放送で不安視されたが、そんな不安など一掃した。昨年、フジの連ドラはオール1ケタの惨状だったが、同ドラマはまさしく救世主となった。

 木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)は14.6%と今ひとつ振るわず、7位にとどまった。かつては、主演ドラマで20%超えを連発し、“平成の視聴率男”と称された木村だが、その人気にも陰りが見えてきた。

 14年1月期以来、3年ぶりの放送となった『緊急取調室』(天海祐希主演/テレビ朝日系)は14.1%の高視聴率で8位にランクイン。シーズン1の12.9%を上回る高い数字を挙げただけに、シーズン3のオンエアが期待される。

“演技派”長谷川博巳が主演を務めた『小さな巨人』(TBS系)は、キャストが全体的に地味だったが、ストーリーで視聴者を引っ張り、13.6%をマークして9位に入った。長谷川は1月2日にTBS系で放送されるスペシャルドラマ『都庁爆破!』での主演が決まっており、注目の作品となりそう。

 12.8%で、NHK大河ドラマ史上ワースト3位の低視聴率に終わった『おんな城主 直虎』(柴咲コウ主演)は、かろうじて10位にランクイン。昨年の『真田丸』(堺雅人主演)は16.6%で5位だっただけに、一抹の寂しさを禁じ得ない。来年の『西郷どん』(鈴木亮平主演)は高視聴率をマークして、大河の健在ぶりを示してほしいものだ。

 視聴率10%を超えた24作品を局別に見ると、テレ朝が9作で、今年も断トツのトップ。これは、『相棒』『科捜研の女』『ドクターX』など数多くの人気シリーズモノを抱えているからこそ。『黒革の手帖』(武井咲主演)を除く8作がシリーズモノで、来年も、その強さは変わらないだろう。

 TBSは、看板枠の「日曜劇場」を中心に6作が2ケタ視聴率に乗せた。「火10」「金10」からもヒット作が生まれており、“ドラマのTBS”を示した。

 一方、民放で惨敗を喫したのは3作のフジと日本テレビだ。それでも、フジは昨年0作だっただけに、いくらかがんばった方だ。問題は日テレで、最高が綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』の12.7%で11位。原因は明らかで、「水10」は強くても、「土10」と「日曜ドラマ」が弱すぎで、昨年も2ケタ突破ドラマが4作しかなかった。バラエティ、情報番組は好調で、今年も視聴率3冠王に向け邁進する同局だが、来年はテコ入れを図らないと、「ドラマが弱い局」との印象は変えられそうにない。いつまでもジャニーズとベッタリではまずいだろう。

 例年通りだが、NHKは大河と朝ドラ以外は今年もサッパリで、世間の話題にすらならないのはさびしいところ。

 なお、NHKを除く民放プライム帯の連ドラで、平均視聴率が5%にも満たなかったのは、沢村一樹主演『ユニバーサル広告社』(テレビ東京系)=3.99%、真木よう子主演『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)=4.5%、小雪主演『大貧乏』(同)=4.99%の3作だった。

(文=田中七男)

 

<2017年連続ドラマ平均視聴率ランキング>
※2017年中に放送を終えたドラマのみが対象

1位 『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)20.9%
2位 『ひよっこ』(NHK総合)20.4%
3位 『べっぴんさん』(同)20.3%
4位 『陸王』(TBS系)16.0%
5位 『相棒season15』(テレビ朝日系)15.2%
6位 『コード・ブルー-ドクターヘリ緊急救命-3rd season』(フジテレビ系)14.8%
7位 『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)14.6%
8位 『緊急取調室』(テレビ朝日系)14.1%
9位 『小さな巨人』(TBS系)13.6%
10位 『おんな城主 直虎』(NHK総合)12.8%
11位 『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)12.7%
12位 『警視庁・捜査一課長』(テレビ朝日系)12.2%
13位 『コウノドリ』(TBS系)11.9%
14位 『科捜研の女16』(テレビ朝日系)11.7%
15位 『警視庁捜査一課9係』(同)11.5%
16位 『過保護のカホコ』(日本テレビ系)11.47%
17位 『黒革の手帖』(テレビ朝日系)11.45%
18位 『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)11.39%
19位 『嘘の戦争』(フジテレビ系)11.30%
19位 『刑事7人』(テレビ朝日系)11.30%
21位 『あなたのことはそれほど』(TBS系)11.25%
22位 『遺留捜査』(テレビ朝日系)11.1%
23位 『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)10.6%
24位 『カンナさーん!』(TBS系)10.2%

やはりドル箱ドラマは手放せない?『ドクターX』史上最高に薄っぺらなシーズン、予想通りの結末を……

 米倉涼子がフリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期も今回でラスト。平均視聴率25.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録し、有終の美を飾りました。

 前回の終了間際、ショッピング中に昏倒してしまった大門未知子(米倉)。検査したところ、余命3カ月の後腹膜肉腫を患っていることが判明。それを聞いた未知子の師匠・神原晶(岸部一徳)は、アメリカ・ボストンで最高の医療チームのオペを受けられるよう手を尽くします。

 一方、東帝大学病院では、医療界のトップに君臨する日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)が、こちらも余命あとわずかという食道がんを患い入院。腫瘍を切除できるスキルをもつのは未知子だけなのですが、医療界の規律を乱す未知子のことを目の敵にしているため、他の外科医でオペを行うよう病院長の蛭間重勝(西田敏行)に命じます。

 東帝大学病院の威信を懸けた、絶対に失敗できないオペということで、蛭間は“腹腔鏡の魔術師”こと加地秀樹(勝村政信)を緊急招集。自信満々の加地の様子を見て安心するのですが、実は加地には未知子を助手につけようという魂胆があったのです。しかし、未知子は病気を理由にこれを拒否。それをきっかけに一気に自信を失った加地を見て不安を覚えた蛭間は、執刀医に内神田の実の息子・西山直之(永山絢斗)を指名します。

 しかし、内神田の病状を知った未知子は、「このオペは私じゃなきゃ無理」と判断して、執刀を決意。神原がせっかく用意してくれたボストンでのオペを断り、東帝大学病院へ向かうのですが、その途中で激痛に襲われ倒れ込んでしまいます。

 オペ開始予定時間になっても現れない未知子を待ちきれず、西山がオペをスタートさせるのですが、想定以上に切除困難な病巣に戸惑い、インオペ(手術中止)を決意します。

 そこへ、「ちょっと待った」とタイミングよく現れた未知子は、激痛をこらえながら見事なメスさばきを見せ、オペを無事に成功させます。しかしその直後、痛みに耐えきれず転倒。自身の緊急手術を西山に託すのですが、内神田と同じく切除困難な病巣を見て、西山は尻ごみをしてしまいます。

 ただ、未知子は最初からこうなることを予測し、自身のオペの術式と手順を書いたノートを残していたのです。そのノートを手にオペ見学室に駆け込んだ神原が西山に指示を与え、未知子はなんとか命を取り留めたのでした。

 後日、内神田と蛭間は収賄罪で逮捕。未知子は外科医としてのキャリアをスタートさせたキューバへ飛び、新たな生活を始めたところで終了となりました。

 さて感想ですが、序盤で“未知子、余命3カ月”と発覚した時点で興醒めしてしまいました。一応、気づかないうちに病魔に蝕まれる“サイレントキラー”という設定になっていましたが、あまりに突拍子がなくて強引な展開に思えたからです。そのため、愛弟子である未知子の身を案じた神原が号泣するシーンも、“お芝居をしてる”といった感じで、まったく感情移入できませんでした。

 そもそも、同ドラマはこれまでのシーズンの最終話でも、神原や麻酔科医・城之内博美(内田有紀)といった未知子の身近な人間が大病を患い、結果的に助かるというパターンが繰り返されてきただけに、どうせ今回も助かるんだろうな、という予測が容易にできました。ましてや、高視聴率を獲得しているドル箱シリーズを簡単に終わらせるわけはないでしょうから、完全に予定調和の結末といった感じでした。

 これが例えば、シーズンの中盤あたりで未知子の病気が発覚し、オペをするものの完全には腫瘍切除できず薬で散らす手段しかない。さらに、“米倉涼子が続編出演に難色を示す?”なんて情報が流れていれば、緊迫感が生まれて見方は変わったと思います。神原との師弟愛や博美との友情をより深く掘り下げることができたかもしれません。また、未知子がかつて神原から受けたような指導を施すことで、西山との師弟関係ももう少し濃密に描けた可能性がありますし、成長した西山が師匠の命を救うという見せ場にも繋がったのではないでしょうか。

 しかし、今回になって急に余命3カ月が発覚し、奇跡的なオペで命を取り留めるという展開では、最終回をインスタント的に盛り上げるご都合主義にしか思えないのです。今期は薄っぺらいストーリーが目立ちましたが、その極みといったところ。やはり、大門未知子の生みの親である脚本家・中園ミホが参加しなかったことが影響しているのでしょうかね。そう遠くない時期にまた続編が放送されると思いますが、今シーズン特に悪目立ちした米倉の後輩女優たちのゴリ押しも含め、ダメな部分が改められることを期待します。
(文=大羽鴨乃)

『ドクターX ~外科医・大門未知子』オスカー新人女優の“プロモビデオ”状態で、ストーリーが不自然に!

 芸能事務所・オスカープロモーションの稼ぎ頭・米倉涼子が、フリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第9話が7日に放送され、平均視聴率21.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より0.6ポイントアップとなりました。

 今回の患者は、プリマドンナを夢見る13歳の少女・九重遥(井本彩花)。バレエの選考会を目前に控えるも足に痛みを感じ、祖父・節郎(大友康平)の付き添いで東帝大学病院を訪れます。すると、受付ロビーでフリーランスの麻酔科医・城之内博美に遭遇。遥は以前、博美の娘と同じバレエ教室に通っていたという縁があり、整形外科医・木元(きたろう)を紹介されるのです。

 検査の結果、遥の病態は有痛性外脛骨という大事に至らないものであると診断されます。しかし、その症状を博美から聞いた大門未知子(米倉涼子)は、スペインの病院に勤務していた時の経験から、舟状骨骨折の疑いがあると指摘。精密検査したところ、未知子の予想通りの症状が発見されるのです。

 舟状骨骨折を治療するには、金属のネジを患部にねじ込んで骨をくっつける必要があり、完治までには半年の時間を要するとのこと。バレエの選考会は諦めざるを得ないということで、遥は大きく落胆してしまいます。その姿に心を打たれた未知子は、なんとか選考会までに完治させられる方法がないか模索。そして、金属ではなく遥自身の骨でネジを作成することを考えつきます。“自家製造”したネジならば拒絶反応もなく、治癒も早いというわけなのです。

 ネジを作成するには精密機械が必要ということで、未知子は民間企業に依頼。着々と準備を進めるのですが、未知子のことを目の敵にしている日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)の圧力がかかり、協力企業が手を引いてしまったことで計画がおじゃんになってしまいます。

 実は余命半年の食道がんを患っている内神田。前回、実の息子だと発覚した若手外科医の西山直之(永山絢斗)に自身のポジションを譲るため、フリーランスという身で日本の医療界の規律を乱す未知子を排除しようと企んでいるのです。

 窮地に立たされた未知子は、遥の持っている金属製のバレリーナのキーホルダーを見て、その精巧さに驚きます。そして、それを作ったのは、以前は町工場を経営していた節郎だということを知り、ネジを加工する精密機械を1週間以内に製作してくれと頼むのです。

 節郎が見事なネジ加工機械を製作したことで、遥のオペは無事成功。バレエの選考会にも参加できたのですが、結果は落選となってしまいました。しかし、全力を出し切れたことに遥は満足して晴れやかな表情を浮かべ、その姿を見た未知子は安堵。その後、息抜きに博美と共にショッピングを楽しむのですが、洋服を選んでいる最中に突如として昏倒したところで今回は終了となりました。

 さて感想ですが、今回は誰が見ても明らか。オスカーが新人・井本彩花を大々的に女優デビューさせるべく、強引にキャストにねじ込んだ回となりました。井本は、米倉もかつて参加して審査員特別賞を受賞した、全日本国民的美少女コンテストの今年度のグランプリ受賞者。小学校1年生の時からクラシックバレエを習っていたということで、その長所を活かすべく当て書きされ、それに応じてシナリオも構成されたのでしょう。

 井本を無理にストーリーの主軸に据えてしまったことで、未知子の行動に不自然さを感じてしまいました。これまでの回では、余命あとわずか、根治不可能な病に侵された患者を相手にしてきただけに、特に命には別条のない遥に肩入れする動機がイマイチわからないのです。スペイン時代に舟状骨骨折の診断ミスをしたということがチラっと明かされていましたが、具体的には何があったのか説明もなく、とってつけたような動機づけにしか思えませんでした。

 それと今回、内神田が末期の食道がんを患っていることが発覚したことや、西山を自身の後釜に据えるべく邪魔な未知子を排除しようとした展開にも違和感を覚えました。これまでの放送で内神田が実に美味しそうにステーキを食べ、酒を飲んでいたのは錯覚でしょうか。それと前回、西山の方からカミングアウトされなければその存在すら知らなかったくせに、急に父親面するのも納得がいきませんでした。

 次回で最終話となりますが、「私は君のような異端者のオペは絶対受けない」と突っぱねていた内神田が結局、未知子に命を助けられて和解。ドル箱ドラマをここで終わらせはしないでしょうから、病魔に侵されている未知子も事なきを得て終了といったところでしょうか。ただ、人気キャラクター・加地秀樹(勝村政信)が復帰するとのことで、この点に関しては楽しみな回となりそうです。
(文=大羽鴨乃)

濃い目の顔は似てるけど……『ドクターX ~外科医・大門未知子』草刈正雄と永山絢斗の親子設定に違和感!

 女優・米倉涼子が、フリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第8話が先月30日に放送され、平均視聴率20.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より0.5ポイントアップとなりました。

 今回の患者は、元大臣秘書官の八雲拓哉(林家正蔵)。八雲は根治不可能といわれる肝細胞癌を患い、寿命があとわずかであることを悟ったため、厚生労働省と某大学病院との癒着問題を告発して正義に生きることを決意。日本中から注目の的の存在なのです。そのため、オペ失敗は許されないと、東帝大学病院の病院長・蛭間重勝(西田敏行)は執刀医に大門未知子(米倉涼子)を指名します。

 未知子の主導による術前カンファレンスを滞りなく終えるのですが、手術直前に邪魔が入ります。日本医療界のトップ・日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)と、八雲が告発した相手は“友達の友達”ということで、八雲のオペを失敗させるよう圧力がかけられてしまうのです。

 というわけで、未知子の執刀はなしになり、代わりに指名されたのはオペ・スキルの低い外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)。これには当然、未知子が不満を爆発させるのですが、もうひとり納得いかない様子を見せる人物が現れます。それは、若手外科医の西山直之(永山絢斗)。西山は未知子に触発されて外科医としての向上心が芽生えたらしく、難易度の高いオペに挑戦したいという意欲を見せるのです。

 そんな中、東帝大学病院に脅迫文が送られてきます。その内容は、これまでの難易度の高い外科手術はすべて未知子が執刀し、その手柄を医局が奪い取っていたこと、そのことをマスコミにバラされたくなければ八雲の執刀医を未知子にしろ、というもの。これを蛭間は、未知子がみずから送ったものではないかと疑うのですが、未知子にはまったく身に覚えがないのです。

 脅迫文の犯人捜しで病院内がザワつく中、西山が勝手に八雲のオペを開始。慌ててオペ中止させようとする教授たちに向かって西山は、「上の者の許可を取ってる」と言います。その“上の者”とは、内神田のこと。実は西山、内神田も出生を把握していなかった実の息子だったのです。それを脅しのネタにしてオペ執刀を許可させたのでした。

 そして、西山が実の息子だと知ったことで情が湧いた内神田は、オペ失敗でキャリアに傷をつけてはいけないと、蛭間に命じて未知子を助手につけさせるのです。

 内神田が懸念した通り、西山は突然起こった大量出血にパニック状態に陥ってしまいます。そこで未知子がバトンタッチして八雲のオペはなんとか無事に終了するのですが、未知子はオペ後に西山を呼びつけ、準備を怠って手術をおこなったことを説教。スキルアップのために執刀したかったという西山に対して、「失敗された患者に次はないんだよ」と叱りつけるのです。

 一方、未知子によって命拾いした八雲は、まだ続く人生のため長い物には巻かれろと考えを改め、厚労省への告発を取り下げ。また、東帝大学病院に脅迫文を送りつけた犯人は、執刀を回避したかった海老名だったことが判明。オチがついたところで終了となりました。

 さて感想。これまでのレビューにも何度か書きましたが、今シーズンは強引なストーリー展開が目立つように感じます。今回でいえば、西山が内神田の息子だったこと、それを脅しのネタにオペをした点ですね。

 西山は今回、内神田が内部告発を揉み消すため八雲を見殺しにしようとしたことに腹を立てたようですが、シーズン序盤から内神田は患者の命よりも自身の利益重視というスタンスでした。また、スキルアップのためということに関しても、難易度の高い手術はこれまで何度もありました。なぜ今さらになって急に西山の自己主張が強くなったのかわかりません。確かに濃い目の顔はちょっと似ていますが、西山をメインにしたいがため後付けで内神田の息子という設定にしたように思えてならないのです。

 そんな西山の暴走を諫めた未知子からは、他の教授たち以上に後輩に対する愛情が感じられました。今シーズンは、西山と同じくゆとり世代にあたる新人医師・伊東亮治(野村周平)に説教するなど指導医的な立場になることが多いですが、これまでのロンリーウルフ的なカッコ良さとはまた違った魅力が引き出されていると思います。また、今回の術前カンファレンスでは外科チームの医師たちが全員、未知子の話に耳を傾け熱心にメモを取っていましたが、未知子にはもはや病院長の風格すら漂い始めているように感じられました。

 しかし、出る杭は打たれるもの。次回、未知子は内神田の裏工作によって、“想像を絶するような窮地”に立たされるとのことで、その運命やいかに。目が離せません。
(文=大場鴨乃)

濃い目の顔は似てるけど……『ドクターX ~外科医・大門未知子』草刈正雄と永山絢斗の親子設定に違和感!

 女優・米倉涼子が、フリーランスの天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第8話が先月30日に放送され、平均視聴率20.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回より0.5ポイントアップとなりました。

 今回の患者は、元大臣秘書官の八雲拓哉(林家正蔵)。八雲は根治不可能といわれる肝細胞癌を患い、寿命があとわずかであることを悟ったため、厚生労働省と某大学病院との癒着問題を告発して正義に生きることを決意。日本中から注目の的の存在なのです。そのため、オペ失敗は許されないと、東帝大学病院の病院長・蛭間重勝(西田敏行)は執刀医に大門未知子(米倉涼子)を指名します。

 未知子の主導による術前カンファレンスを滞りなく終えるのですが、手術直前に邪魔が入ります。日本医療界のトップ・日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)と、八雲が告発した相手は“友達の友達”ということで、八雲のオペを失敗させるよう圧力がかけられてしまうのです。

 というわけで、未知子の執刀はなしになり、代わりに指名されたのはオペ・スキルの低い外科副部長・海老名敬(遠藤憲一)。これには当然、未知子が不満を爆発させるのですが、もうひとり納得いかない様子を見せる人物が現れます。それは、若手外科医の西山直之(永山絢斗)。西山は未知子に触発されて外科医としての向上心が芽生えたらしく、難易度の高いオペに挑戦したいという意欲を見せるのです。

 そんな中、東帝大学病院に脅迫文が送られてきます。その内容は、これまでの難易度の高い外科手術はすべて未知子が執刀し、その手柄を医局が奪い取っていたこと、そのことをマスコミにバラされたくなければ八雲の執刀医を未知子にしろ、というもの。これを蛭間は、未知子がみずから送ったものではないかと疑うのですが、未知子にはまったく身に覚えがないのです。

 脅迫文の犯人捜しで病院内がザワつく中、西山が勝手に八雲のオペを開始。慌ててオペ中止させようとする教授たちに向かって西山は、「上の者の許可を取ってる」と言います。その“上の者”とは、内神田のこと。実は西山、内神田も出生を把握していなかった実の息子だったのです。それを脅しのネタにしてオペ執刀を許可させたのでした。

 そして、西山が実の息子だと知ったことで情が湧いた内神田は、オペ失敗でキャリアに傷をつけてはいけないと、蛭間に命じて未知子を助手につけさせるのです。

 内神田が懸念した通り、西山は突然起こった大量出血にパニック状態に陥ってしまいます。そこで未知子がバトンタッチして八雲のオペはなんとか無事に終了するのですが、未知子はオペ後に西山を呼びつけ、準備を怠って手術をおこなったことを説教。スキルアップのために執刀したかったという西山に対して、「失敗された患者に次はないんだよ」と叱りつけるのです。

 一方、未知子によって命拾いした八雲は、まだ続く人生のため長い物には巻かれろと考えを改め、厚労省への告発を取り下げ。また、東帝大学病院に脅迫文を送りつけた犯人は、執刀を回避したかった海老名だったことが判明。オチがついたところで終了となりました。

 さて感想。これまでのレビューにも何度か書きましたが、今シーズンは強引なストーリー展開が目立つように感じます。今回でいえば、西山が内神田の息子だったこと、それを脅しのネタにオペをした点ですね。

 西山は今回、内神田が内部告発を揉み消すため八雲を見殺しにしようとしたことに腹を立てたようですが、シーズン序盤から内神田は患者の命よりも自身の利益重視というスタンスでした。また、スキルアップのためということに関しても、難易度の高い手術はこれまで何度もありました。なぜ今さらになって急に西山の自己主張が強くなったのかわかりません。確かに濃い目の顔はちょっと似ていますが、西山をメインにしたいがため後付けで内神田の息子という設定にしたように思えてならないのです。

 そんな西山の暴走を諫めた未知子からは、他の教授たち以上に後輩に対する愛情が感じられました。今シーズンは、西山と同じくゆとり世代にあたる新人医師・伊東亮治(野村周平)に説教するなど指導医的な立場になることが多いですが、これまでのロンリーウルフ的なカッコ良さとはまた違った魅力が引き出されていると思います。また、今回の術前カンファレンスでは外科チームの医師たちが全員、未知子の話に耳を傾け熱心にメモを取っていましたが、未知子にはもはや病院長の風格すら漂い始めているように感じられました。

 しかし、出る杭は打たれるもの。次回、未知子は内神田の裏工作によって、“想像を絶するような窮地”に立たされるとのことで、その運命やいかに。目が離せません。
(文=大場鴨乃)

勝村政信は、なぜ『ドクターX』から外された? 主演スピンオフドラマ『ドクターY』第2弾の地上波放送決定も、ファンは複雑な胸中

 米倉涼子主演の人気医療ドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)のスピンオフである、勝村政信主演『ドクターY~外科医・加地秀樹~』(同)第2弾が地上波でオンエアされることがわかったが、『ドクターX』のファンは複雑な胸中に陥っているという。

 現在放送中の『ドクターX』第5シリーズ(木曜午後9時~)は、第2~第4シリーズほどの勢いこそないものの、好調な視聴率をキープしている。14日には、最終回(第10話)を迎えるが、その放送を前に、“『ドクターX』最終回直前スペシャル”として、『ドクターY』第2弾が地上波でオンエアされるのだ。放送日時は9日土曜午後3時15分から4時25分の枠。

『ドクターY』は、『ドクターX』第1~第4シリーズに登場した人気キャラクターの外科医・加地秀樹(勝村)が主人公。群れを好み、金を愛し、腹腔鏡のスキルと要領の良さだけを武器に突き進む加地が、うっかり金に目がくらみながらも、外科医の本分である手術や治療を成し遂げる姿を描いたスピンオフドラマだ。

 第1弾は昨年9月26日から11月3日に、auビデオパス、テレ朝動画で配信され、同12月16日深夜に地上波でダイジェスト版が放送されて、好評を博した。第2弾は今年9月26日から10月31日に、auビデオパス、テレ朝動画に加え、Amazonプライム・ビデオで配信されたが、これまた地上波でダイジェスト版がオンエアされることになった。

 第2弾は、一晩50万円の高額報酬に目がくらんだ加地が、山奥の「穂野倉病院」の当直を引き受けることになる。この病院は「少女の霊に呪われている」とウワサされており、その夜に起きた出来事を描いた作品だ。

 主要キャストは、勝村のほか、堀井新太、飯豊まりえ、星田英利、堀田茜、野口かおる、稲垣来泉、徳井優、岩松了ら。本家『ドクターX』からも、大門未知子役の米倉、神原晶役の岸部一徳、第4シリーズに登場した北野亨医師役の滝藤賢一が特別出演する。

 加地はコミカルな役柄ながらも、たまに見せる一流の外科医としての腕をもち、未知子からの信頼もそこそこ厚く、『ドクターX』には欠かせない存在だった。ところが、第5シリーズで外されたことで、ファンの不満が噴出。その代わりに、新たに登場した猪又孝外科副部長役の陣内孝則がとかく不評なため、視聴者の間では、“加地医師待望論”が多かった。第5シリーズが、第2~第4シリーズほどの視聴率をマークできないのは、極論すれば、“人気”の勝村を外して、“不人気”の陣内を起用したからともいえそうだ。

 そのため、ファンからは「『ドクターY』の地上波放送はうれしいけど、スポット出演でもいいから、『ドクターX』に加地先生を出してほしかった。なんかスッキリしない」といった趣旨の声が、ネット上でも飛び交っているようだ。

「勝村は、舞台『関数ドミノ』への出演で、10月中旬から11月半ばまでスケジュールはいっぱいで、レギュラー出演は無理だったのでしょう。それでもスポット出演は可能だったはず。もし、早めにテレ朝が勝村のスケジュールを押さえていたら、舞台出演はしなかったのでは。米倉は『ドクターY』に出ていますから、共演NGでもないでしょう。『ドクターY』は有料配信であるため、視聴者が増えれば、テレ朝も潤います。『ドクターX』から、意図的に勝村を外して、“加地ロス”現象を起こして、『ドクターY』の契約者を増やそうという魂胆なら、完全にファン無視といえるでしょう」(テレビ誌関係者)

 来年、『ドクターX』の続編があるとしたら、テレ朝にはファンの声を真摯に聞いてキャスティングしてほしいものだ。
(文=田中七男)

『ドクターX』が大迷走中!? シャーロットのセリフが聞き取りづらい! バーター女優の出演シーンは不要!

 女優・米倉涼子が、性格には難があるが腕はめっぽう立つ天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第7話が23日に放送され、平均視聴率20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。相変わらずの好調ぶりをキープしています。

 さて今回は、犬のオペシーンからスタート。外科医だけでなく獣医のライセンスも持つ大門未知子(米倉涼子)は、医療界のトップに君臨する日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)の妻・小百合(戸田菜穂)の愛犬を手術するよう依頼されたのです。

 オペは無事終了。これに気分を良くした小百合は、東帝大学病院の外科医の中から従妹の萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を紹介してほしいと、病院長・蛭間重勝(西田敏行)に申し出ます。そして、“年齢的に手頃”ということで白羽の矢が立ったのが、原守(鈴木浩介)でした。

 その見合い当日、未知子が乱入。原がロシアの病院に勤務していた頃に交際していたナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れてきたのです。外科医として超一流の腕をもつナナーシャですが、原が恋しくて仕事を辞めて会いに来たとのことで、熱烈なハグ。その姿を見た小百合が激怒し、見合いの話はおじゃんになってしまいました。

 ナナーシャが再会を喜ぶ一方、原は腑に落ちません。振ったのはナナーシャの方なのに、今さらなぜ? という気持ちがあるのです。そんな中、新人外科医・西山直之(永山絢斗)らがネット検索したところ、ナナーシャが最後のオペで医療ミスを犯し、患者から訴えられていることが発覚。それを聞いた未知子は、ナナーシャの手が微かに震えていたことを思い出し、すぐに検査をします。

 診断の結果、ナナーシャは極めて切除が難しい脳腫瘍を患っていることがわかります。未知子はすぐさま執刀を申し出るものの、ナナーシャはこれを拒否。術中に死ぬリスクのあるオペをするよりも、原と残りの時間を一緒に過ごしたいというのです。

 そんなナナーシャの気持ちを原は尊重。見合いが破談になった件で蛭間から怒りを買い、しばらく休んでいるように申し渡されたこともあり、ナナーシャの余生に付き合うことに決めました。

 しかし、病院を離れナナーシャと旅行に出たものの、原の脳裏には未知子から言われた「患者に寄り添ったって病気は治らない」という言葉がこびりついて離れません。そして、ナナーシャがふと口にした「桜が見たい。春まで生きたい」という言葉をきっかけに、無理にでもオペをすることを決意するのです。

 執刀医は未知子。腫瘍の切除箇所をわずかでも間違えれば死に至る困難なオペですが、未知子は施術中に全身麻酔を中断して覚醒させ、ナナーシャの手にマヒ症状がないか確認しながら慎重に切除を行い、無事に成功させます。

 また、ナナーシャは、内神田が以前からコネクションを得たかったというアメリカン・メディカルクラブの副会長の娘であることがわかり、見合いの件も一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、今回はナナーシャ役のシャーロットのセリフが聞きとりづらい、の一言に尽きました。ナナーシャが原に会いに来た理由もいまいち曖昧でしたし、オペが無事に成功したら「バイバイ」というのも納得がいきませんでした。話題作りのためにシャーロットを強引にねじ込んだ感が否めなかったんですよね。

 米倉とシャーロットは共にブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』でロキシー・ハート役を演じた経験がありますが、それが何か絡んでいるんですかね? そんな勘ぐりをしてしまいたくなるぐらい無理やりなキャスティングでした。

 ついでに言ってしまえば、今シーズンは米倉が所属するオスカープロモーションの女優のゴリ押しがこれまで以上に強く感じられます。第1シーズンから病院長の秘書役は米倉の後輩がバーター出演するのが恒例となっていましたが、今シーズンは看護師・長森陽菜役で久住小春が出演。西山と交際しているという設定で前回からちょくちょく出演シーンが増えましたが、無理やり挿入している感じが強く、ストーリーの邪魔になってしまっているんですよね。

 さらに久住だけに留まらず、第9話では、同事務所が主催する『全日本国民的美少女コンテスト』で今年度グランプリを獲得した井本彩花が女優デビューするとのことで、素人演技を見せられてしまうことになってしまいそうです。ただ、米倉ありきで高視聴率を獲得しているだけに、テレビ朝日も強く出られないのでしょうね。

 次回は西山にスポットライトが当たるということで、久住がむやみやたらに出しゃばらないことを祈りつつ放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『ドクターX』が大迷走中!? シャーロットのセリフが聞き取りづらい! バーター女優の出演シーンは不要!

 女優・米倉涼子が、性格には難があるが腕はめっぽう立つ天才外科医を演じるドラマ『ドクターX ~外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)第5期の第7話が23日に放送され、平均視聴率20.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。相変わらずの好調ぶりをキープしています。

 さて今回は、犬のオペシーンからスタート。外科医だけでなく獣医のライセンスも持つ大門未知子(米倉涼子)は、医療界のトップに君臨する日本医師倶楽部の会長・内神田景信(草刈正雄)の妻・小百合(戸田菜穂)の愛犬を手術するよう依頼されたのです。

 オペは無事終了。これに気分を良くした小百合は、東帝大学病院の外科医の中から従妹の萌々香(小飯塚貴世江)の見合い相手を紹介してほしいと、病院長・蛭間重勝(西田敏行)に申し出ます。そして、“年齢的に手頃”ということで白羽の矢が立ったのが、原守(鈴木浩介)でした。

 その見合い当日、未知子が乱入。原がロシアの病院に勤務していた頃に交際していたナナーシャ・ナジンスキー(シャーロット・ケイト・フォックス)を連れてきたのです。外科医として超一流の腕をもつナナーシャですが、原が恋しくて仕事を辞めて会いに来たとのことで、熱烈なハグ。その姿を見た小百合が激怒し、見合いの話はおじゃんになってしまいました。

 ナナーシャが再会を喜ぶ一方、原は腑に落ちません。振ったのはナナーシャの方なのに、今さらなぜ? という気持ちがあるのです。そんな中、新人外科医・西山直之(永山絢斗)らがネット検索したところ、ナナーシャが最後のオペで医療ミスを犯し、患者から訴えられていることが発覚。それを聞いた未知子は、ナナーシャの手が微かに震えていたことを思い出し、すぐに検査をします。

 診断の結果、ナナーシャは極めて切除が難しい脳腫瘍を患っていることがわかります。未知子はすぐさま執刀を申し出るものの、ナナーシャはこれを拒否。術中に死ぬリスクのあるオペをするよりも、原と残りの時間を一緒に過ごしたいというのです。

 そんなナナーシャの気持ちを原は尊重。見合いが破談になった件で蛭間から怒りを買い、しばらく休んでいるように申し渡されたこともあり、ナナーシャの余生に付き合うことに決めました。

 しかし、病院を離れナナーシャと旅行に出たものの、原の脳裏には未知子から言われた「患者に寄り添ったって病気は治らない」という言葉がこびりついて離れません。そして、ナナーシャがふと口にした「桜が見たい。春まで生きたい」という言葉をきっかけに、無理にでもオペをすることを決意するのです。

 執刀医は未知子。腫瘍の切除箇所をわずかでも間違えれば死に至る困難なオペですが、未知子は施術中に全身麻酔を中断して覚醒させ、ナナーシャの手にマヒ症状がないか確認しながら慎重に切除を行い、無事に成功させます。

 また、ナナーシャは、内神田が以前からコネクションを得たかったというアメリカン・メディカルクラブの副会長の娘であることがわかり、見合いの件も一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、今回はナナーシャ役のシャーロットのセリフが聞きとりづらい、の一言に尽きました。ナナーシャが原に会いに来た理由もいまいち曖昧でしたし、オペが無事に成功したら「バイバイ」というのも納得がいきませんでした。話題作りのためにシャーロットを強引にねじ込んだ感が否めなかったんですよね。

 米倉とシャーロットは共にブロードウェイ・ミュージカル『CHICAGO』でロキシー・ハート役を演じた経験がありますが、それが何か絡んでいるんですかね? そんな勘ぐりをしてしまいたくなるぐらい無理やりなキャスティングでした。

 ついでに言ってしまえば、今シーズンは米倉が所属するオスカープロモーションの女優のゴリ押しがこれまで以上に強く感じられます。第1シーズンから病院長の秘書役は米倉の後輩がバーター出演するのが恒例となっていましたが、今シーズンは看護師・長森陽菜役で久住小春が出演。西山と交際しているという設定で前回からちょくちょく出演シーンが増えましたが、無理やり挿入している感じが強く、ストーリーの邪魔になってしまっているんですよね。

 さらに久住だけに留まらず、第9話では、同事務所が主催する『全日本国民的美少女コンテスト』で今年度グランプリを獲得した井本彩花が女優デビューするとのことで、素人演技を見せられてしまうことになってしまいそうです。ただ、米倉ありきで高視聴率を獲得しているだけに、テレビ朝日も強く出られないのでしょうね。

 次回は西山にスポットライトが当たるということで、久住がむやみやたらに出しゃばらないことを祈りつつ放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)