Mr.KING・平野紫耀、「直談判でデビュー」発言で全ジャニーズファンから総スカン!

 「KING&Prince」のCDデビューが1月17日に発表された。

 メンバーは「Mr.KING」の平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、「Prince」岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の6人。もともと6人で活動していた時期があり、さらに3人ずつの時期を経て、6人に戻った。6人全員が「Myojo」(集英社)が行う恒例のジャニーズJr.大賞「恋人にしたいJr.」部門のトップ10に入っていることからも、非常に順当なデビューではある。

しかし、翌日、スポーツ紙などが報じた記事の、ある言葉に、ファンは敏感に反応していた。それは、デビューのきっかけについて、平野紫耀が語った「6人でデビューしたいと、ジャニーさんに直談判した」という言葉である。

「平野くんの直談判だったなんて……震えるほどカッコいい………」「紫耀くんが直談判、かっこいいよ。本当に。あまり熱い部分とか見せる人じゃないけど、やっぱりそういうものを持ってる人でした」「非難されることも絶対にわかってただろうし、それでも直談判して、『自分が主犯です』って言うところは、やっぱりかっこいいな」

 このように、平野を絶賛する声もあれば、逆に、主に関西Jr.ファンからは嘆きの声が多数出ている。

「直談判とか知りたくなかった。しかもそれが、平野からだなんて。なんとも言えない気持ちだよ」「もう、平野、永瀬にはがっかりです。そこでデビュー交渉するなら、関西で残って頑張ってる大ちゃん(西畑大吾)、(大西)流星、ジーコ(向井康二)もデビューさせようよ」「え、キンプリ直談判したん!? それなら永瀬、『叶えられなくてごめん』とか言うなよ……。期待を持たすなよ……」「直談判したなんて、嘘であってほしい。平野、よく永瀬の前で『直談判でデビューしよ』って言えたね」(永瀬は関西Jr.としてデビューしたがっていたと考える者も)

 また、他グループのファンからは、こんな冷ややかな声も続出。

「デビューしたいって社長に直談判だとさ。呆れた」「直談判に行ったんでしょ? 『夢にも思ってなかった』的なデビューコメントが嘘に思える」「推されまくって挙げ句の果てに直談判。そりゃデビューさせてもらえるよね? 推されてるもんねー」「直談判って、今のJr.だったら平野しかできない。組んでるKINGの他2人とPrinceがそれに乗っかった訳で、Princeには誰も直談判する力がない」「結局ヒロムのスぺオキと仲良くしたもん勝ち。Jr.で平野の友達ってPrinceしかいなかったというか(笑)」

また、もっとシンプルに「直談判」ということに対する驚きや、事実かどうかを疑問視するコメントも。

「直談判でそう簡単にデビューさせてもらえるの? 売れる売れないってこと関係なしに」「『社長に直談判しました』なんて、後々インタビューで語る際の決まり文句でしかない。内容を美談化するための飾り付けだと思っている」「ん? このご時世はデビューがしたいと熱い想いで直談判すればデビューができる流れなの(笑)?」

 近年は、ジャニーズWESTのデビューが当初発表された4人から、直談判によって7人組に変わったことのほか、A.B.C-Zも本人たちの直談判でDVDデビューが決まったといわれている。

 しかし、「メンバー数を増加してもらうため」や、長い下積みを経てのデビューだった先述の2組とは異なり、傍から見て、KING&Princeの場合は現在のJr.の中で「人気者だらけの順当なデビュー」である。

だからこそ、この「直談判」エピソードは、実際にそうであったとしても、わざわざ言葉にして多くの反感を買ってしまうより、触れない方がよかったことではないだろうか。

 それとも、Hey!Say!JUMP、Sezy Zoneなど、「急に大人に選ばれてグループを作り、本人たちは戸惑いを抱えながらスタートする」という“キラキラ王道アイドル路線”だと、デビューからしばらく苦労しがちであることを踏まえて、KING&Princeは最初から「ガッツある若者たち」「6人の絆」のイメージづけをしたいのだろうか。
(田幸和歌子)

「KING&Prince」デビューが、ジャニーズJr.とファンにもたらす大きな意味

 

 1月17日、「KING&Prince」のCDデビューが発表された。メンバーは、「Mr.KING」の平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、「Prince」岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹の6人。

 ジャニーズ事務所で新しいグループがデビューするのは、ジャニーズWEST以来、4年ぶりである。

 2日前の1月15日、ジャニーズジュニア情報局から「特別番組エキストラ」という番組協力の募集メールが配布された。「特別番組」という甘美な響きに、「デビューきたか?」とワクワクしたことのあるJr.ファンは多数いるだろう。

 しかし、フタを開けてみると、ことごとく肩透かしが続いた数年間。

 とはいえ、今回は「募集の翌日が締め切り、即日当落発表→翌日昼間の収録」と、あまりに急なスケジュール。加えて、集合時間も終了時間も平日昼間で、「学生不可」という、謎すぎる募集だった。そのため、ファンの間では「ババアしか行けない」という声もあった。あまりに不可思議な状況に「まさか」という思いはあったが……。

 舞台の座長を務める人、踊れる人、「顔」担当の人がいて、歌声のバランスが良く、ビジュアルも近い、まとまった印象のMr.KING。個性がバラバラで、タレント性が高く、野心の強い努力家・Prince。両者はかつて何の戦いかよくわからないままに「Mr.KING VS. Prince」と「VS.」で組み合わされ、別々になってからはKINGが事務所の猛プッシュを受ける一方で、Princeはその下につけられるという格差を強いられてきた。

 たとえPrinceの岩橋玄樹が、「Myojo」(集英社)の行う「ジャニーズJr.大賞」において「恋人にしたいJr.」部門を4連覇しても、その状況はなかなか変わらなかった。4連覇を「偉業」とする声もあるが、4連覇してもデビューできていなかった「異常」である。

 そんな中、たまにJr.コンサートなどで「Mr.KING VS. Prince」として一緒に登場する機会があると、ファンは大いに沸いた。「いよいよデビューきたか?」などとワクワクしてるうちに、また離れ離れに……という繰り返しである。さすがにそれも何度か繰り返すうち、ファンの盛り上がりも一段落してしまった感もあったが、ここにきて「キンプリ」での雑誌の表紙や、『トキオカケル』(1月17日放送)出演などが告知され、再び一緒に出演する機会が増加。

 だが、「まさか」→「やっぱり違った」を散々繰り返してきただけに、さすがに「まあ、(デビューは)ないだろう」と思っていたファンは多いはずだ。それどころか、「ジャニーさんの興味が、若いHiHi JETと東京B少年に移ったことで、キンプリが解放されたのかも」と思っていたファンも少なからずいたのではないだろうか。

 クリエイティビティにおいて天才的なセンスを持つジャニー社長だが、皮肉にも近年は、Hey!Say!JUMPの例を見るように、「ジャニーさんの手を離れる→テレビ・お茶の間の人気者へ」という流れができてきている。Sexy Zoneが今、その流れに乗り、そしていつかはキンプリも……。

 この発表に落胆している、キンプリファン以外のJr.ファンも、もちろんいる。だが、正直、人気トップのキンプリがデビューしないことには、その次、また次にも、チャンスが回ってくることは考えにくい。かつては冗談で言われていた「2020年まで誰もデビューしない説」も、冗談ではない状態が続いていたのだから。

 それだけに、これは全てのJr.にとって、平野と永瀬がかつていた関西の「なにきん」メンバーやそのファンにとってだって、大きな風穴をあける出来事のはず。

 このところずっと続いてきた閉塞感・停滞感にようやく「変化」が訪れた。

 「KING&Prince」、おめでとうございます。
(田幸和歌子)

堂本光一考案のコンサートタイトルが2人の運命に重なった、KinKi Kidsの不思議な力

 12月19日の朝、Twitterのトレンドに不思議な言葉がランクインしていた。

 「またごむ」

 これは、KinKi Kids・堂本光一がJohnny’s web内の連載「Show muse go on」で更新した4文字の言葉で、東京ドームで開催された『KinKi Kids Concert 20.2.21~Everything happens for a reason~』の2日目(12月17日)において、光一が「公約」したことでもある。

 MCで光一が、ダンスをしているときにシャツの裾が出てしまわないよう、「またごむ(股ゴム)」を着けているという話になり、「またごむの話だったら2時間くらい話せるよ」と言う光一に対して、堂本剛が「またごむの本出してよ。『Show must go on』とかで更新してよ」と提案。光一が「じゃあ4文字。『またごむ』ってするわ」と言い、会場から拍手が起こったのだ。

 コンサートに入っていない人には意味不明の言葉であり、コンサートに入ったファンの間では「忘れてると思った」という人が多いだけに、その意外性にファンは歓喜した。

 しかし、こういうところにKinKi Kidsのすごさをあらためて感じてしまう。「またごむ」を更新したこと、ではない。どんな状況でも、それをポジティブに受け止め、笑いに変え、ファンを楽しませてくれるところだ。

 なぜなら、6月末に堂本剛が突発性難聴を発症して以来、その病状に対する不安、さらにキンキとしての今後の活動への不安をキンキファンはずっと抱えてきたからだ。正直、2人が揃って歌える日は、まだまだ先だろうと思っていた人も少なくないのではないか。

 それが10月29日の『テレビ朝日ドリームフェスティバル2017』に2人で出演。その後は、『SONGS』(NHK、12月14日放送)『堂本兄弟2017聖なる夜がやってくるSP』(フジテレビ系、12月15日放送)でも歌を披露してくれた。

 とはいえ、東京ドームという場所で、ジャニーズ恒例のうちわやペンライトも禁止。剛の体調を考慮して、異例の全編オーケストラで行われるというのも、どんなものになるのか、ファンにとっても不安や緊張はあった。

 そんな中、コンサートで2人が1曲目に選んだのは「Anniversary」だ。いきなりクライマックスのようなオープニング。歌い出しは剛で、ヘッドホンをつけ、いつも以上に慎重に丁寧に入る出だしに、場内の緊張感は高まる。「体調は大丈夫だろうか」という不安はどうしても拭えない。しかし、そこに光一の声が加わると、剛の声にも伸びや強さが出てきて、それだけですでに胸がいっぱいになってしまう。

 まさかの1曲目で号泣してしまった人も多数いたようだ。にもかかわらず、だめ押しのように「スワンソング」「青の時代」が続く。冒頭から大いに泣かされてしまうが、MCが始まると雰囲気が一転。

「またごむ」の話で14分もまったり話したり、光一考案のタイトル内「20.2.21」について「20周年から21年目に向かってる中にキンキの2人がいるって意味。お前ら(ファン)が喜びそうなやつだよ!」とあおったり、しんみりした感動を自ら壊していく。

 それでいて、ソロコーナーでは、光一がキレキレのダンスや、キラキラの王子様感や、炎の演出で「ザ・王道ジャニーズ」を存分に見せてくれる。いつもファンに向けて発する言葉は毒舌だらけなのに、パフォーマンスでは「サービス満点の細やかなおもてなし」を欠かさない。

 そして、剛は「さけるチーズ」状態だという膝の半月板の損傷を抱えつつも、膝に負担がかからないような軽やかでしなやかで、ちょっと神秘的ですらあるダンスを流れる音楽に乗せて披露する。

 2人のソロも含めて、パフォーマンスのクオリティの高さと、MCのユルさのギャップは、キンキのコンサートの大きな特徴だが、今回は特に状況が状況なだけに、MCで笑えば笑うほど、歌声に泣かされてしまう。笑いと感動と切なさと、感情がもう大忙し。

 しかも、最初から最後まで、ステージ上で光一が剛に「大丈夫か」と声をかけたり、背中をポンポンしたりするような場面は一度も見られなかった。言葉にも、態度にも、不安や労いなどの感情は一切出さない。でも、誰より心配し、緊張していることは痛いほどに伝わってくる。

 ちなみに、光一考案のサブタイトル「Everything happens for a reason」は「起こること全てに理由はある」という意味。途中、ヘッドホンを少しズラして懸命に音を聞こうとしたり、苦しそうな表情を浮かべたりする剛は、見ていて痛々しくつらい部分もあった。キンキの場合、通常は、2人の声も歌い方も全然違うのに、音のアタマが少しのズレもなく揃い、響きがぴたりと重なる心地よさがある。だが、今回は、これまで通りのシンクロ感だとは言えない部分もあった。

 にもかかわらず、これまでよりも一層、歌声が真っすぐ心に届いてくる。

 結果的に、オーケストラの生演奏とキンキの楽曲、歌声の相性は予想以上にぴったりで、これまでにない素敵なコンサートとなった「KinKi Kids Concert 20.2.21~Everything happens for a reason~」。

 運命論者でなくとも、KinKi Kidsにこれまで与えられてきた数々の試練や、彼らの向き合い方・乗り越え方を見ていたら、「全てが起こるべくして起こったものなのではないか」と、つい運命を感じてしまう。

 KinKi Kidsにはそんな不思議な力がある。
(田幸和歌子)

 

近藤真彦、『THE夜会』『徹子の部屋』『トットちゃん!』で見せた53歳の“やんちゃ”ぶり

 2017・冬のマッチさん祭、開幕。

 11月23日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のゲストは近藤真彦。オープニングで、いきなり太いフレームのメガネをかけて登場。これ、放送中の黒柳徹子をモデルにしたドラマ『トットちゃん!』(同)に、マッチさんが森繁久弥役で登場するから。メガネはその役で着用しているもの。

 「森繁さん、どうも」と徹子が挨拶すると、「アータネ」 と、森繁のモノマネで返すマッチ。森繁は『徹子の部屋』が1976年にスタートした時の第1回目のゲストでもある。この時、森繁は「これタキシード?」と、徹子の衣装を確認するようにしながら胸を触ろうとしたのだが、この日の森繁マッチも、「タキシード?」と、同じように17年の徹子の胸を触ろうとする。

 さらに、「(森繁さんに)『一回どう?』って言われたらしいじゃないですか」と、ブッこむ。徹子も、「この方(マッチ)は、やんちゃな頃から知り合いで」と語っていたが、近藤真彦53歳、“やんちゃマッチ”健在である。

 ところで昔から、徹子の引退を決めるのはマッチという取決めが2人の間に存在するという。「僕にとっての黒柳徹子像があるので、そこが崩れるようだったら(引退)」とのことだ。すると番組中に、

「折り入ってお話があるんですよ。……本当に申し上げにくいんですけど……黒柳さんね」

 と真面目な顔をしてマッチが切り出した。徹子は、「ンフフ、何?」なんて笑っているものの、ちょっとドキドキしている感じだ。

「そろそろ……」
「そろそろ?」
「……CMに」

 ……なんだこのやり取り。

 マッチさんのやんちゃぶりは、この日の夜、ゲストとして登場した『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)でも発揮された。一昨年、同番組に出演した際には大食いに挑戦したいとジャンボラーメンに挑戦。結果惨敗したわけだが、これを、「ダサイって言われた」ため、リベンジをしにきたという。

 マッチさんいわく、前回は、ジャンボラーメンの前に、デパ地下で食リポ(しかも脂っこいものやウナギなどを「食べさせられた」と)、その後にジェットコースターに乗せられ、「ぐしゃぐしゃでしょ、胃の中」と、コンディションが悪かったことをアピールした。

 今回のリベンジに備えて、この日は朝→スープ、昼→サラダ、おやつ→スープで調整してきたという。今回はKis-My-Ft2の横尾渉、二階堂高嗣を従え、計2キロ、約5人前のデカ盛りカレーに挑む。するとマッチさん、「特別ルールでいいですか?」と、盛り合わせの変更を要求。

 とにかく福神漬けが大好きで、これをたっぷりのせてほしい。福神漬け込みで“トータル2キロ”ということにしてほしい、ルーもたっぷりめと、店主に交渉し始める。店主は快く了承してくれたが、このレギュレーションをねじ曲げちゃうところ、「そいつがオレのやり方」感、健在だ。
 結果、本来は<ライス→1,000g、ルー→200gg、牛肉→400g、豚肉→400g>という構成を、<ライス→800g、ルー400g、牛肉→300g、豚肉→300g、福神漬け→200g>というものに変更し、大食い挑戦。

 ルール変更までして、「勝ちに行くから」と気合十分のマッチさん。制限時間は30分。開始3分で、マッチさんは早くも1.5人前を食べるというハイペース。キスマイ2人も、「マッチさん、やばくないですか?」と、びっくりだ。開始5分で半分以上を食べたが、次第にペースダウン、時折、「おえっ」とか言っている。それでも見せるマッチのド根性で、結果、1,500gを平らげ、完食こそできなかったものの、ジャニーズ頂点のオーラを見せつけた。後輩たちも、マッチさんに学ぶことは多いだろう。

 そんなマッチさんの新曲「軌跡」は、これまでのキャリアを一度振り返ってみたらと、ジャニーさんが初めて曲名を考えてくれたものだという。53歳でますますやんちゃなマッチさんは、軌跡を振り返ってみた結果なのか。

 そして翌24日の『トットちゃん!』に、森繁マッチが登場。この先、ジャニーズJr.の宮近海斗、七五三掛龍也、中村海人、吉澤閑也のTravis Japanメンバーが、初代ジャニーズ役としてドラマに出演予定だという。そういえば、Travis Japanはマッチさんのバックを務めていたつながりだ。

 これはこの先、『トットちゃん!』で『ザ・ベストテン』時代に突入したとき、「クロヤナギサ~~~ン!」と言う、若き日のマッチさんの登場もある気もしてきた。そしてそのとき、それを演じるのは誰か? マッチさん祭りは、まだまだ続く。
(太田サトル)

近藤真彦、『THE夜会』『徹子の部屋』『トットちゃん!』で見せた53歳の“やんちゃ”ぶり

 2017・冬のマッチさん祭、開幕。

 11月23日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)のゲストは近藤真彦。オープニングで、いきなり太いフレームのメガネをかけて登場。これ、放送中の黒柳徹子をモデルにしたドラマ『トットちゃん!』(同)に、マッチさんが森繁久弥役で登場するから。メガネはその役で着用しているもの。

 「森繁さん、どうも」と徹子が挨拶すると、「アータネ」 と、森繁のモノマネで返すマッチ。森繁は『徹子の部屋』が1976年にスタートした時の第1回目のゲストでもある。この時、森繁は「これタキシード?」と、徹子の衣装を確認するようにしながら胸を触ろうとしたのだが、この日の森繁マッチも、「タキシード?」と、同じように17年の徹子の胸を触ろうとする。

 さらに、「(森繁さんに)『一回どう?』って言われたらしいじゃないですか」と、ブッこむ。徹子も、「この方(マッチ)は、やんちゃな頃から知り合いで」と語っていたが、近藤真彦53歳、“やんちゃマッチ”健在である。

 ところで昔から、徹子の引退を決めるのはマッチという取決めが2人の間に存在するという。「僕にとっての黒柳徹子像があるので、そこが崩れるようだったら(引退)」とのことだ。すると番組中に、

「折り入ってお話があるんですよ。……本当に申し上げにくいんですけど……黒柳さんね」

 と真面目な顔をしてマッチが切り出した。徹子は、「ンフフ、何?」なんて笑っているものの、ちょっとドキドキしている感じだ。

「そろそろ……」
「そろそろ?」
「……CMに」

 ……なんだこのやり取り。

 マッチさんのやんちゃぶりは、この日の夜、ゲストとして登場した『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)でも発揮された。一昨年、同番組に出演した際には大食いに挑戦したいとジャンボラーメンに挑戦。結果惨敗したわけだが、これを、「ダサイって言われた」ため、リベンジをしにきたという。

 マッチさんいわく、前回は、ジャンボラーメンの前に、デパ地下で食リポ(しかも脂っこいものやウナギなどを「食べさせられた」と)、その後にジェットコースターに乗せられ、「ぐしゃぐしゃでしょ、胃の中」と、コンディションが悪かったことをアピールした。

 今回のリベンジに備えて、この日は朝→スープ、昼→サラダ、おやつ→スープで調整してきたという。今回はKis-My-Ft2の横尾渉、二階堂高嗣を従え、計2キロ、約5人前のデカ盛りカレーに挑む。するとマッチさん、「特別ルールでいいですか?」と、盛り合わせの変更を要求。

 とにかく福神漬けが大好きで、これをたっぷりのせてほしい。福神漬け込みで“トータル2キロ”ということにしてほしい、ルーもたっぷりめと、店主に交渉し始める。店主は快く了承してくれたが、このレギュレーションをねじ曲げちゃうところ、「そいつがオレのやり方」感、健在だ。
 結果、本来は<ライス→1,000g、ルー→200gg、牛肉→400g、豚肉→400g>という構成を、<ライス→800g、ルー400g、牛肉→300g、豚肉→300g、福神漬け→200g>というものに変更し、大食い挑戦。

 ルール変更までして、「勝ちに行くから」と気合十分のマッチさん。制限時間は30分。開始3分で、マッチさんは早くも1.5人前を食べるというハイペース。キスマイ2人も、「マッチさん、やばくないですか?」と、びっくりだ。開始5分で半分以上を食べたが、次第にペースダウン、時折、「おえっ」とか言っている。それでも見せるマッチのド根性で、結果、1,500gを平らげ、完食こそできなかったものの、ジャニーズ頂点のオーラを見せつけた。後輩たちも、マッチさんに学ぶことは多いだろう。

 そんなマッチさんの新曲「軌跡」は、これまでのキャリアを一度振り返ってみたらと、ジャニーさんが初めて曲名を考えてくれたものだという。53歳でますますやんちゃなマッチさんは、軌跡を振り返ってみた結果なのか。

 そして翌24日の『トットちゃん!』に、森繁マッチが登場。この先、ジャニーズJr.の宮近海斗、七五三掛龍也、中村海人、吉澤閑也のTravis Japanメンバーが、初代ジャニーズ役としてドラマに出演予定だという。そういえば、Travis Japanはマッチさんのバックを務めていたつながりだ。

 これはこの先、『トットちゃん!』で『ザ・ベストテン』時代に突入したとき、「クロヤナギサ~~~ン!」と言う、若き日のマッチさんの登場もある気もしてきた。そしてそのとき、それを演じるのは誰か? マッチさん祭りは、まだまだ続く。
(太田サトル)

ジャニーズJr.・永瀬廉、「顔が良い」というアイドルとしてシンプルで最大の力

 今回ツッコませていただくのは、11月20日放送分『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)に出演した、ジャニーズJr.のMr.KING・永瀬廉の"攻撃力"。

 これまでSexyZoneの佐藤勝利、ジャニーズWESTの重岡大毅が登場した「王道系ジャニーズ×年上女性との恋」企画の好評ぶりに制作側が味をしめたのか、今回は永瀬が登場。美容師専門学校の生徒に扮し、11歳上の先生(田畑智子)と恋に落ちるという「胸キュンスカッと」と題した再現ドラマを演じた。

 先生と男子生徒の「禁断の愛」、男子は先生が出した無理難題を見事に果たし、迎えにくるというハッピーエンド。それだけの内容なのだが、すごかったのはTwitterの反応だ。

「れんれん(永瀬の愛称)かっこよい」「れんれん、今日も顔がいい」「どのアングルで見てもれんれんのお顔が美しい」「永瀬さんちのれんれん顔が大正義すぎる」

 賛辞の大多数が、“圧倒的顔ヂカラ”に関するもの。なかには「永瀬廉さん、顔が良すぎるだろ 内容がほとんど頭に入ってこない」「廉くんのこと全人類の記憶から抹消したい こんなに顔ファン増えると思わんだ」といった呟きまであった。

 演技は、まだあどけなさの残る時期の『信長のシェフ』(2013年、テレビ朝日系)の森蘭丸役時代に比べ、ずいぶんナチュラルになった。とはいえ、それでも気合が入るとき、キメ顔をするときなど、なぜか眉が大きく動くクセのため表情が難解で、「えっ、これ、どういう気持ち?」と戸惑わされること、しばしば。

 しかし、そんなことはどうでも良い。何しろ視聴者たちは「顔が良すぎて、内容がほとんど頭に入ってこない」のだから。

 バカバカしいように見えて、これって実は、アイドルファンの楽しみ方の原点である気がする。今はメディアの多様化、SNSの発達などにより、誰もがプチ批評家になってしまった時代。自分自身も含め、ドラマを見ては演技や演出を批評し、アイドルを見てはスキルを分析し、語り、情報を集めまくっては、妄想を働かせたり、勝手に読み解いたりする。

 もちろんそれは、ある程度の段階までは楽しい。知れば知るほど、もっと知りたくなるし、さらに知るとさらに楽しみが広がる。でも、どこかの時点でふと思う。

「あれ? なんでだろう? 今の方がはるかに詳しくなったはずなのに、今の方が以前より全然楽しくない」

 スキル云々、関係性云々、そんなことを語るよりも、「顔が良い!」と叫ぶシンプルさの、楽しそう感。この日、ゲスト出演した真矢みきが、VTRの永瀬を見て興奮した様子で「イイ! 顔がイイ!」と素直に言い放ったときも、つくづく楽しそうだった。

 そして、こういう気持ち、いつのまにどこに置いてきてしまったんだろうと、しみじみ思う。話が脱線するが、倉本聰の『やすらぎの郷』(同)の中で、往年の大女優・姫こと九条摂子(八千草薫)が若い頃の自分の映像を見て、こんなことを言うシーンがある。

「すごく演技がヘタっぴだった。でも、とても綺麗だったの」「でも女優はそれでよかったのかもね。若くてきれいなら、お客様に幸せをあげられるものね」

 ここには、倉本らしい皮肉が含まれているのだろう。でも、確かな真実でもあると思う。ジャニーズ全体の傾向としては、いま「オヤジ層」の方が好感度も認知度も、人気も高い状態になっている。

 しかし、永瀬に沸く茶の間を見て思った。

 本来、アイドルの最大の力って、人を笑顔にし、幸せな気持ちにさせる力だ。その方法は人によって異なるし、スキルもあるに越したことはない。積み重ねてきた者だけが持てる力があるのも、もちろんだ。でも、ここまで、ただただ「顔面」に視聴者の目を釘付けにし、夢中にさせてしまう今の永瀬には、アイドルとして最もシンプルかつ最強の力があるのかもしれない。
(田幸和歌子)

ジャニーズJr.・永瀬廉、「顔が良い」というアイドルとしてシンプルで最大の力

 今回ツッコませていただくのは、11月20日放送分『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)に出演した、ジャニーズJr.のMr.KING・永瀬廉の"攻撃力"。

 これまでSexyZoneの佐藤勝利、ジャニーズWESTの重岡大毅が登場した「王道系ジャニーズ×年上女性との恋」企画の好評ぶりに制作側が味をしめたのか、今回は永瀬が登場。美容師専門学校の生徒に扮し、11歳上の先生(田畑智子)と恋に落ちるという「胸キュンスカッと」と題した再現ドラマを演じた。

 先生と男子生徒の「禁断の愛」、男子は先生が出した無理難題を見事に果たし、迎えにくるというハッピーエンド。それだけの内容なのだが、すごかったのはTwitterの反応だ。

「れんれん(永瀬の愛称)かっこよい」「れんれん、今日も顔がいい」「どのアングルで見てもれんれんのお顔が美しい」「永瀬さんちのれんれん顔が大正義すぎる」

 賛辞の大多数が、“圧倒的顔ヂカラ”に関するもの。なかには「永瀬廉さん、顔が良すぎるだろ 内容がほとんど頭に入ってこない」「廉くんのこと全人類の記憶から抹消したい こんなに顔ファン増えると思わんだ」といった呟きまであった。

 演技は、まだあどけなさの残る時期の『信長のシェフ』(2013年、テレビ朝日系)の森蘭丸役時代に比べ、ずいぶんナチュラルになった。とはいえ、それでも気合が入るとき、キメ顔をするときなど、なぜか眉が大きく動くクセのため表情が難解で、「えっ、これ、どういう気持ち?」と戸惑わされること、しばしば。

 しかし、そんなことはどうでも良い。何しろ視聴者たちは「顔が良すぎて、内容がほとんど頭に入ってこない」のだから。

 バカバカしいように見えて、これって実は、アイドルファンの楽しみ方の原点である気がする。今はメディアの多様化、SNSの発達などにより、誰もがプチ批評家になってしまった時代。自分自身も含め、ドラマを見ては演技や演出を批評し、アイドルを見てはスキルを分析し、語り、情報を集めまくっては、妄想を働かせたり、勝手に読み解いたりする。

 もちろんそれは、ある程度の段階までは楽しい。知れば知るほど、もっと知りたくなるし、さらに知るとさらに楽しみが広がる。でも、どこかの時点でふと思う。

「あれ? なんでだろう? 今の方がはるかに詳しくなったはずなのに、今の方が以前より全然楽しくない」

 スキル云々、関係性云々、そんなことを語るよりも、「顔が良い!」と叫ぶシンプルさの、楽しそう感。この日、ゲスト出演した真矢みきが、VTRの永瀬を見て興奮した様子で「イイ! 顔がイイ!」と素直に言い放ったときも、つくづく楽しそうだった。

 そして、こういう気持ち、いつのまにどこに置いてきてしまったんだろうと、しみじみ思う。話が脱線するが、倉本聰の『やすらぎの郷』(同)の中で、往年の大女優・姫こと九条摂子(八千草薫)が若い頃の自分の映像を見て、こんなことを言うシーンがある。

「すごく演技がヘタっぴだった。でも、とても綺麗だったの」「でも女優はそれでよかったのかもね。若くてきれいなら、お客様に幸せをあげられるものね」

 ここには、倉本らしい皮肉が含まれているのだろう。でも、確かな真実でもあると思う。ジャニーズ全体の傾向としては、いま「オヤジ層」の方が好感度も認知度も、人気も高い状態になっている。

 しかし、永瀬に沸く茶の間を見て思った。

 本来、アイドルの最大の力って、人を笑顔にし、幸せな気持ちにさせる力だ。その方法は人によって異なるし、スキルもあるに越したことはない。積み重ねてきた者だけが持てる力があるのも、もちろんだ。でも、ここまで、ただただ「顔面」に視聴者の目を釘付けにし、夢中にさせてしまう今の永瀬には、アイドルとして最もシンプルかつ最強の力があるのかもしれない。
(田幸和歌子)

『ゴゴスマ』のジャニーズJr.「運勢ランキング」コーナーに感じる、ジャニーさんの熱量

 ジャニーさんの面白さの1つに、壮大なスケールのことを考えている一方で、非常に小さなことをチマチマと、しかし同じ熱量を注いで考えている点がある。

 例えば、大好きな宇宙や平和のこと、そして今なら2020年のオリンピックで頭がいっぱいのはず。その一方で、おそらく同じように情報生番組『ゴゴスマ~GOGO! SMILE!~』(CBCテレビ・TBS系)に夢中になっているようである。

 『ゴゴスマ』といえば、13年春に東海3県のローカル番組としてスタートし、15年春からは関東地区でも放送開始。じわじわと放送地域を広げ、視聴率も上げて、今では関東地区でも同時間帯トップに躍り出ている。昼の時間では注目の、勢いのある人気番組だ。同番組には以前から、今年10月に「ジャニーズJr.」を卒業した「ふぉ~ゆ~」が火曜レギュラーとして出演している。

 おそらく、ジャニーさんが今かなり入れ込んでいるのは、同番組で毎日放送される1コーナー「ちょっと気の早い 明日の運勢ランキング」だ。これは、基本的に週替わりでジャニーズJr.が1人ずつ登場するコーナーである。

 序盤(2015年)~昨年までは、ジャニーズJr.のPrince やTravis Japan、Snow Man、SixTONESなど、Jr.歴や年齢などごちゃ混ぜでバラエティ豊富な顔ぶれが出演していた。noon boysなど、現在は解体されているユニットのメンバーや、今では退所してしまったJr.が出演した回もあった。

 しかし、徐々にコーナー内の「ジャニーさん濃度」が高まっていく。

 気づいたら、「いつ見ても『HiHiJet』か『東京B少年』だなあ」と思い、終わりのない「HiHiJet&東京B少年」ロードに、「全部で何人いるんだよ!?」(ホントは10人だけど)とツッコミを入れてしまうほど。それもそのはず、調べてみると、今年に入ってからは、その2組のユニットしか出演していないようなのだ。

 もはやコーナー名に2組のユニット名を入れていいレベルである。

 「Myojo」(集英社)の「恋人にしたいJr.ランキング」で4年連続1位を獲得しているPrince・岩橋玄樹や、序盤に出演した人気Jr.の阿部亜嵐などは、それぞれ登場数1週分(計4日)だけ。それに対し、HiHiJetと東京B少年は個人差があるとはいえ、いちばん少ない東京B少年・金指一世でも3週分、たいていが6~7週で、一番多いHiHiJet・高橋優斗などは今週(11月13日~)で8週目に突入している。

 基本的に星座別の明日の占いランキングの結果が流れていく中、「おめでとう! 1位だよ」「ごめんね。12位だよ」と喜んでみせたり、悲しんでみせたりして、明日のラッキーアイテムを紹介するという、コーナーのマスコットキャラ的役割をするのがJr.の仕事だ。『COUNT DOWN TV』(TBS系)などに出てくるCGキャラと同じような役割と思えば、HiHiJetや東京B少年のような、とびきりフレッシュ(歴はベテランもいるけれど)で若く可愛いJr.が適任には思える。

 しかし、さまざまな顔ぶれがランダムに登場しているように見えた序盤から、どんどん「ジャニーさん濃度」が増し、とうとう純度100%になってしまった今。つい、毎日テレビを見ながら「ジャニーさんは毎日、どこにいても何をしていても、このコーナーだけは必ずチェックしているんだろうな」などと想像してしまってならない。

 そんなジャニーさんは10月23日生まれ。この日は「てんびん座とさそり座の境目」で、分け方によってどちらにもなるらしい。

 もしかして可愛いJr. に「おめでとう!」と言われたり「ごめんね」と言われたりしつつ、その日の順位によって「僕、さそり座だよネ」とか「やっぱりさそり座はやめた。てんびん座だったYO!」とか一人盛り上がっているのだろうか。

 そんな妄想もふくらむ占いコーナー。毎日の活力になりそうです。
(田幸和歌子)

会場中から「可愛い~」の声がダダ漏れる、堂本剛『小喜利の私』の面白く異様な空間

 10月11~15日(大阪)、10月30~11月2日(東京)に開催された堂本剛独演会『小喜利の私』。

 これは、「大喜利をやってみたい。でも、芸人さんのようにはできないから、大喜利でなく、小喜利」というコンセプトの元、ステージ上で、お題に対してまったり延々と大喜利をしていく風変わりな単独ライブだ。

 せっかくの堂本剛なのに、まったく歌わない。楽器も弾かない。しかも、テレビ番組で見る大喜利と異なり、助っ人で「天の声」として芸人が1人来るものの、剛がたった1人でひたすら大喜利をする。今回は2年ぶりで、5周年でもある。チケットが入手しづらいことでも知られているため、「うわさには聞くけど、どんな雰囲気なのか想像もできない」というジャニーズファンも多いだろう。

 そこで今回は、浅草公会堂でのある公演の模様を簡単にレポートしたい。

  まずジャニーズの公演で浅草公会堂というのも非常にレアだが、客層も、KinKi Kidsのコンサート同様に結構高め。10~20代の若い子もいたものの、メインは30~50代女性で、おばあちゃんもいた。和服のお客さんがところどころにいるのも、浅草ならではなのか、剛ファンならではなのか。

  スタッフ扮する浅草のゆるキャラたちと共に登場する剛。会場のあちこちから「可愛い~~! ちっちゃ~~~い!」という興奮気味の歓声が上がる。面白いのは、大きな声で名前を呼んだり、キャーキャー叫んだりするのと違い、ほとんどの歓声が、ファンの「大きな独り言」、心の声が大音量でダダ漏れしていること。

 KinKi Kidsのコンサートでも、剛が水を飲むだけで「可愛い~~」という歓声が上がるのはよくある光景だが、独演会では、最初から最後まで、剛がスケッチブックに大喜利の答えを書いているだけ、カメラ目線になるだけ、反復横跳びをするだけ、座っている足元をずっとブラブラさせているだけ(自分の部屋でくつろいでいるような様子)で、「可愛い~」の大きな独り言があふれ続ける。

 何をやってもこんなに「可愛い」と言われる38歳って、ほかにいるだろうか。まるで上野動物園のシャンシャンを見ているように、会場中が目を細めてデレて、過保護で、愛情たっぷりになるのだ。

 しかも、この日の「天の声」は、「つよチル(つよしチルドレン)」を自称する剛の大ファン、銀シャリの橋本直。

 そのために、剛が静かにスケッチブックに大喜利の回答を書いている間も、その顔をうっとりと眺めながら「かっこいいなあ~」「カッコよさと、美しさと、可愛さと、全てを兼ね備えてる」「おでこの光が良い」「おでこから生え際にかけてのラインが」「眉間のしわがまた、いい」「横(横顔を眺めながら)『バガボンド』(講談社)の宮本武蔵みたい」「圧倒的、美」「(自分の顔と並ぶ様子をモニターで見ながら)僕は圧倒的ブサイク。剛君と僕がお互いパズルだとして、混ざることがない」と、ひたすら大きな独り言を言いまくる。

 なぜ剛にかかると、いろんな人が、思わずデレてしまい、大きな独り言を言うおかしな状態になってしまうのだろうか。

 でも、こうしたおかしな独り言を聞きながら、「んふふふ」とはにかんだ感じに笑う剛の顔は、10代の頃と全然変わっていなくて、思わず「可愛い~~~」が漏れてしまうのも、納得だったりする。

 この日の話題は、主に「白いう○こ」「プロテイン」「棒の服(前方にいるお客さんの服が、ボーダーかぶりだった)」「絶好調ですね→中畑清です」「ピンクになってる(CMでの剛の髪について)」「ドラゴンボール」など。

 実にバカバカしい話ばかりをまったりと楽しむ、平和で優しく、愛に満ちた堂本剛独演会。何時間でも見ていられそうなイベントだった。
(田幸和歌子)

 

ファン歴25年「ジャニーズを応援できない。でもジャニーさんには夢を見させてほしいと思う」【SMAPロス取材】

 香取慎吾、草なぎ剛、稲垣吾郎の3人によるプロジェクト「新しい地図」が本格始動した。とはいえ、SMAPが解散した事実は今も変わらない。SMAPファン、ジャニーズファンは「SMAPロス」とどう向き合っているのか話を聞いていこうと思う。

 今回登場してくれたのは、現在29歳、SMAPファン歴なんと約25年のA子さんだ。

――SMAPファンになったきっかけを教えて下さい。

A子さん(以下A子) もともとお母さんが少年隊のニッキ(錦織一清)のファンだったんですが、私自身は物心ついた頃にはSMAPファンになっていました。最初はテレビ番組の『愛ラブSMAP!』(テレビ東京)からで、小学校にあがる前から、3家族くらいの大所帯でコンサートに行っていたんですよ。花道の横の席だったこともあり、中居(正広)君がおサルさんの真似をしてくれるなど、メンバーがみんな、子どもに優しかったんです。

――今の「SMAPロス」の症状について、教えてください。

A子 SMAP5人が揃わなくなって、ずっと満たされない、寂しい、つらい……といった気持ちと戦う毎日でしたので、「新しい地図」が発表になったときは「バラバラじゃなくて良かった」と、本当にうれしく、久しぶりにスッキリした気分でした。とはいえ、私自身はまだ心にぽっかり穴が開いている状態です。いずれ全員が合流すると100%の気持ちで信じている人を見ると、切なくなります。もしそうならなかったときに、つらいですから。

 正直、SMAP騒動以降は、100%の前向きな気持ちでジャニーズ事務所・タレントを応援できない状態にあります。その抵抗感には、事務所のゴタゴタや裏の部分を見聞きしてしまった点も大きく影響しているかなと思います。

 ただ、私はもともといわゆる“飯島派(飯島美智氏のマネジメント)”のファンで、いわゆるメリー・ジュリー色の強いグループは、あまり好きではありませんでした。KAT-TUNやHey!Say!JUMPも飯島さんがタッチしていた時代は温かい目で見ていましたが、離れた途端に「よそ者」という認識で……。

――SMAP以外のジャニーズを好きだった経験はありますか。

A子 常にSMAPをピラミッドの頂点とした枝分かれ状態で、バックについていたKinKi KidsやV6などは好きでした。それとは別口で、ニッキ演出の『PLAYZONE2009~太陽からの手紙~』からKis-My-Ft2にハマって。そこから『ザ少年倶楽部』(BSプレミアム)などを見るようになり、後にそれぞれ好きだったSMAPとキスマイが「飯島班」としてたまたま融合したんです。現在、ジャニーズのファンクラブで入っているのはキスマイのみです。キスマイは、飯島・SMAPイズムを継承しているところもありますので。

 ただ、今年は彼らが日テレの音楽特番などに仲間入りする度に、「所詮はジャニーズなんだな」「裏切り者」なんて思いも、わずかに抱いてしまいます。SMAPも飯島さんもいないので、彼らがジュリーさん側につくのは仕方がないことなんですが……。

――SMAP解散前と、その後で、“ジャニオタ”活動はどのように変化しましたか。

A子 以前はドル誌3誌(学研プラス「POTATO」、ワニブックス「WiNK UP」、ホーム社「Duet」)は固定で必ず買っていたのですが、今は買いそびれても別にいいか……と思うようになりました。現場も、今年はキスマイのコンサートに申し込んで、外れたので、「もうジャニーズファンはやめろということ?」と覚悟したんです。結局、その後、復活当選したんですけどね(笑)。

――現在、ジャニオタ活動の代わりにハマっているものは何ですか。

A子 何かにハマれたらいいんじゃないかと思って、AKB48やハロプロなど、女子アイドルに移行することも考えました。でも、代わりになるわけじゃなく、結局楽しんでいることは、食やお酒などの趣味、あとは動物ですね。きっかけは、ジャニーズに関するTwitterをチェックしている中で、ジャニオタのリツイートで回ってきた「こつめかわうそちぃたん」に癒やされたこと。もともとカワウソは好きだったんですが、自分でもなぜかと、あらためて考えてみると、たぶんジャニーズにハマれなくなったからなんです。動物は裏切らないですから。人の裏切りという黒いモノを見て、疲れてしまったせいもあると思います。

――A子さんにとって、SMAPとはどんな存在でしたか。

A子 これは木村(拓哉)さんの受け売りの言葉ですが、まさに「生活の一部」です。家族や近しい人が亡くなったような感覚です。

――今後、SMAPメンバーたちに望むことはどんなことですか。

A子 やはり自分の中でのゴールは「5(6)人がまた揃うこと」だと思うので、合流することを期待しつつ、それまでは、各自やりたいことを楽しんでほしい。また、全員が揃うまでのつなぎという形で、今は慎吾たち3人のわちゃわちゃを見守るしかないと自分に言い聞かせているところです。

――ジャニーさん、あるいはジャニーズ事務所に伝えたいことは、どんなことですか。

A子 ジャニーさんは正直、後期にはSMAPへの興味を失っていたと思うんですが、A.B.C-Zの舞台『ジャニーズ伝説2017』でSMAPの映像を流していることなどから考えると、応援してくれているのだろうと考えています。だから、温かく見守って、元気に過ごしてほしい。

 事務所に望むことは、「SMAP」をなかったことにしないでほしいということ。また、彼らの妨害をしないでほしい。そして、事務所に残った2人のファンクラブを開設するなど、マネジメントをきちんとしてほしいと思います。

 もうジャニーズにお金を落としたくないという思いはある。それでいて、根本的にはやっぱりジャニーズが嫌いではない。ジャニーさんには夢を見させてほしいと、今でも思うところはあるんです。
(田幸和歌子)