決着してないぞ!! エロ同人誌は大丈夫なのか……2020年“コミケ5月開催”で広まる新たな懸念

 問題は決着せず、新たな問題が浮上した。

 2020年東京オリンピックの影響で、東京ビッグサイトの使用が制限され、多数の産業に影響が生じると危惧されている問題。

 その中で、コミックマーケットは2020年の夏コミを5月に前倒しして開催することを表明した。これは、小池百合子都知事が9月の会見で「2020年の5月1~5日をコミケ関連で使えるように調整する」と述べたのを受けてのもの。

 昨年12月23日に明らかにされた内容では、この期間に『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』を、コミックマーケット準備会のほか、赤ブーブー通信社、COMIC1準備会、コミティア実行委員会、スタジオYOU、博麗神社社務所、character1 JAPANの合同で開催するというのである。

 これを受けて一部のメディアは「コミケ問題決着」と報道。しかし、これに対しては猛反発が寄せられた。これまでの東京ビッグサイトの利用制限問題を追っていれば、何も問題が解決していないことは明白だからである。

 これまで報じている通り、東京ビッグサイトの使用制限をめぐっては、関連産業から商談の機会を奪われる、仕事そのものがなくなるなど、猛烈な反発が生まれている。そして、問題は解決を見ないまま、東京ビッグサイト側が提示した利用制限期間と代替会場の提案を飲むしかないところに追い込まれている。

 問題は、コミケに限ったものではないのだ。あたかも問題が解決したかのように喧伝する一部報道の不見識は批難されても当然だろう。

 そして『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』の座組をめぐって、さっそく懸念も生じている。

 オタク議員として知られる、大田区のおぎの稔区議は、この報道を受けて「これではエロもグロも書けなくなって、人が住めなくなる」と指摘している。

 おぎの区議が懸念しているのは、過去、公共施設を利用した同人誌即売会で当初は問題にされていなかったエロ表現を扱った同人誌などが突如、頒布を禁止されて事例が多数あること。東京オリンピック直前という時期での開催にあたり、それらの表現が突如、行政や国家権力から横やりを入れられる可能性は十分にあり得る。

 さらに、この『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』が、コミックマーケット準備会のほか、企業・団体の協同で開催されること。同人誌に詳しい人ならば理解していると思うが、コミックマーケット準備会と、その他の関係各所は、それぞれにエロ表現など「表現の自由」へのスタンスがまったく異なる。そして、いくつかの企業や団体は、即売会の中で「表現の自由」の在り方をめぐって、激しく火花を散らしてきた経緯がある。

「現状は枠組みを決めただけ、これから具体的にどう運営していくかを決めるのですが……規制が強まる事態にはならないとは思っています」(ある参加団体のスタッフ)

 東京オリンピックを前に余計に注目を集める時期だけに、各企業・団体の「表現の自由」への覚悟が見えることになるだろう。

 なお、この変則的なコミケ開催による同人印刷業などへの影響については、取材中なので、また改めて報告する。
(文=昼間たかし)

決着してないぞ!! エロ同人誌は大丈夫なのか……2020年“コミケ5月開催”で広まる新たな懸念

 問題は決着せず、新たな問題が浮上した。

 2020年東京オリンピックの影響で、東京ビッグサイトの使用が制限され、多数の産業に影響が生じると危惧されている問題。

 その中で、コミックマーケットは2020年の夏コミを5月に前倒しして開催することを表明した。これは、小池百合子都知事が9月の会見で「2020年の5月1~5日をコミケ関連で使えるように調整する」と述べたのを受けてのもの。

 昨年12月23日に明らかにされた内容では、この期間に『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』を、コミックマーケット準備会のほか、赤ブーブー通信社、COMIC1準備会、コミティア実行委員会、スタジオYOU、博麗神社社務所、character1 JAPANの合同で開催するというのである。

 これを受けて一部のメディアは「コミケ問題決着」と報道。しかし、これに対しては猛反発が寄せられた。これまでの東京ビッグサイトの利用制限問題を追っていれば、何も問題が解決していないことは明白だからである。

 これまで報じている通り、東京ビッグサイトの使用制限をめぐっては、関連産業から商談の機会を奪われる、仕事そのものがなくなるなど、猛烈な反発が生まれている。そして、問題は解決を見ないまま、東京ビッグサイト側が提示した利用制限期間と代替会場の提案を飲むしかないところに追い込まれている。

 問題は、コミケに限ったものではないのだ。あたかも問題が解決したかのように喧伝する一部報道の不見識は批難されても当然だろう。

 そして『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』の座組をめぐって、さっそく懸念も生じている。

 オタク議員として知られる、大田区のおぎの稔区議は、この報道を受けて「これではエロもグロも書けなくなって、人が住めなくなる」と指摘している。

 おぎの区議が懸念しているのは、過去、公共施設を利用した同人誌即売会で当初は問題にされていなかったエロ表現を扱った同人誌などが突如、頒布を禁止されて事例が多数あること。東京オリンピック直前という時期での開催にあたり、それらの表現が突如、行政や国家権力から横やりを入れられる可能性は十分にあり得る。

 さらに、この『DOUJIN JAPAN 2020(仮)・コミックマーケット98』が、コミックマーケット準備会のほか、企業・団体の協同で開催されること。同人誌に詳しい人ならば理解していると思うが、コミックマーケット準備会と、その他の関係各所は、それぞれにエロ表現など「表現の自由」へのスタンスがまったく異なる。そして、いくつかの企業や団体は、即売会の中で「表現の自由」の在り方をめぐって、激しく火花を散らしてきた経緯がある。

「現状は枠組みを決めただけ、これから具体的にどう運営していくかを決めるのですが……規制が強まる事態にはならないとは思っています」(ある参加団体のスタッフ)

 東京オリンピックを前に余計に注目を集める時期だけに、各企業・団体の「表現の自由」への覚悟が見えることになるだろう。

 なお、この変則的なコミケ開催による同人印刷業などへの影響については、取材中なので、また改めて報告する。
(文=昼間たかし)

「それは痴女やないエロコスや」困った! 冬コミ、エロコスへの「制限事項追加」で、エロレイヤーがいなくなる?

 コミケの風物詩ともいうべき、エロすぎるコスプレイヤーも見られなくなってしまうのか。29日から開催される「コミックマーケット93」を前に、コミケ準備会からの注意喚起が話題となっている。

 開催のたびに更新されている諸注意の中で、今回はコスプレの問題にも強く言及。その中で「制限事項の追加」として、次のように記されているのだ。

 * * *

 前回のコミケット92では、エントランスプラザで「禁止行為(自転車での走行や騒音の発生)」や「卑わいな単語の表示」を伴ったコスプレが行われていることに対し、会場から注意がありました。後者については、いわゆる「ネタコス」ではあり、法令やコミケットのルールに反するものではないのですが、参加者以外の方の目に入りやすく、会場において象徴的なエリアにおいては、何らかの制限を設けなくてはならない状況です。

 こうした情勢を受けて、今回、具体的には「庭園」「エントランスプラザ」において「下着に思われる可能性がある衣装」「公共の場所を通行する一般の方が、卑わいに感じるような言葉を掲示したり大きな音で発すること」を制限します。また、水着・レオタード等のコスプレで公道を移動する際は(防災公園への移動、東西間の移動)、上着・マント等を羽織るようお願いします。

 * * *

 このように特に問題視されているのは、増殖が加速するエロレイヤー。コミックマーケット開催のたびに、露出狂まがいの衣装を身につけたコスプレイヤーが続々と出没。群がるローアングラーに対して見せつけるような扇情的なポーズで挑発する姿も、一種の風物詩となっている。

「準備会としても、なるべく規制を増やすことは避けたい。そのため、いつの頃からか、会場内の庭園は一種の隔離スペースとなっていました。とはいえ、クローズドのスペースではありません。ともすれば、コミケと無関係の通行人や車の通る道路からも見えてしまう。準備会としても苦渋の決断でしょうね」(某常連コスプレカメコ)

 コミケに出没するエロレイヤーをめぐっては、これまでも、見せてはいけないレベルのポーズを取ったり、そうしたコスROMを販売する椿事が繰り返されてきた。

「正直、そうした人はコスホリに行けよと思うんですが……コミケのほうが新規の客も取り込めるんじゃないですかね」(某コミケスタッフ)

 誰もが「けしらかん」と口ではいいながらも、エロいレイヤーには興奮してしまうのも、また事実。コミケの存続自体が危ぶまれない程度に、お騒がせなエロレイヤーには登場してもらいたいものだ。ともあれ、冬の寒さをものともしない衣装に挑戦する、サービス王政なエロレイヤーに遭遇できることを、願ってやまない。
(文=コミケ取材班)

いたちごっこのコミケ「サークル通行証転売問題」 新たな舞台はメルカリへ?

 Yahoo!JAPAN(以下、Yahoo!)が運営するオークションサイト「ヤフオク!」が、転売目的で入手したチケットの出品を禁止した。

 これまで「ヤフオク!」では、コンサートをはじめ、人気の高い各種催しのチケット転売が問題となっていた。

 今回の禁止にあたって、Yahoo!ではガイドラインを改定。出品禁止物に「転売する目的で入手したと当社が判断するチケット」が追加される予定だ。転売目的か否かはYahoo!が独自に判断することになるが、判断基準については「公表すると、基準をかいくぐった出品を誘発する恐れがあるため非公開」とされている。

“正直者がバカを見る”状態が続いていた転売行為に対する効果的な策として、さまざまな業界にとって「朗報」となっているYahoo!の動き。中でも、直前に冬の当選サークルが発表されたコミックマーケット参加者からは、称賛の声が上がっている。

 これまで、コミックマーケット開催時期になると「ヤフオク!」には、本来は出展サークルのみに配布されているはずのサークル通行証が、次々と出品されてきた。コミックマーケット準備会ではYahoo!に対し是正を求めていたが、十分な対応はされてこなかった。

 コミックマーケットの一部の参加者にとって、開場前に入場することのできるサークル通行証は、早朝から行列することなく入場できる垂涎のもの。同人誌を発行する気がないのにサークル参加を申し込む「ダミーサークル」も、後を絶たない。

「準備会では、明らかにダミーと判断したサークルに対しては、出禁の措置も講じています。とはいえ、個人名で名寄せをしているわけではないので、悪意のある者を防ぐことはできません」(コミケ関係者)

 基本的に参加者の性善説に基づいている以上、厳しい措置を取ることができないのが実情。今回「ヤフオク!」がガイドラインを改定したとはいえ、これで通行証の転売が撲滅されるわけではない。近年、利用者が急増している「メルカリ」には、すでに多くのサークル通行証が出品されているのだ。

 いたちごっこの続く通行証の転売問題。転売業者に数万円を払って通行証を入手しなくても、友人と買い物を分担するなりすれば、だいたいのものは入手できると思うのだが……。
(文=コミケ取材班)

「炎上してもへこたれない、はあちゅうになりたい」 ネット時代の漫画家が考える、批判への対処法

<p> 普通の女の子の目線からサブカル・コミュニティを描いた『わたしはあの子と絶対ちがうの』(イースト・プレス)。作者のとあるアラ子さんと最新作『太郎は水になりたかった』(リイド社)が好評の漫画家・大橋裕之さんに、SNSの活用について語っていただきました。<br /> </p>

「炎上してもへこたれない、はあちゅうになりたい」 ネット時代の漫画家が考える、批判への対処法

<p> 普通の女の子の目線からサブカル・コミュニティを描いた『わたしはあの子と絶対ちがうの』(イースト・プレス)。作者のとあるアラ子さんと最新作『太郎は水になりたかった』(リイド社)が好評の漫画家・大橋裕之さんに、SNSの活用について語っていただきました。<br /> </p>

小林幸子、異例のコミケ参加でわかった!? 「オタク業界への擦り寄り」のイタ~い評判

sachikobest.jpg
『小林幸子ベスト・コレクション~演歌篇~』/日本コロムビア

 2012年の“お家騒動”から、芸能界とはまったく異なるフィールドで、名前を目にするようになった小林幸子。小林は、昨年末にその存在を知ったという「コミックマーケット」に、今年自ら申し込み当選。当日は、自らミニアルバム『さちさちにしてあげる♪』を配布予定という。

 25年間所属してきた個人事務所の女社長と専務を解任するという騒動が勃発し、33回連続出演していた『NHK紅白歌合戦』を落選した小林。その後も小林バッシングが吹き荒れ、しばらくは事実上の活動休止状態となっていた。

平子理沙のコミケ参加が注目を集める一方、批判を受けたあのオタク芸能人

hirakorisa02.jpg
『VEGAS Risa Hirako』/宝島社

 8月10~12日の3日間、東京ビッグサイトで、世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット82」が開催された。3日間の総来場者数は56万人と、過去最多タイを記録。開催期間中、コミケの話題を取り上げたり、生中継を行うテレビ番組も数多くあった。ひと昔前まで「一部のオタクのお祭り」だった同イベントだが、ここ数年で一般層の認知度も格段に上がったようだ。

 そんな中、モデルの平子理沙がオフィシャルブログ「Candy Talk」にて、初めてコミケに参加したことを明かした。8月12日に更新された「コミケ82 2012/summer!」というエントリーで、「コスプレ観たり、初めて同人誌を買ったり、色んなキャラクターグッズを買ったり、わたしのコミケデビューはとても楽しかったでーす!」と綴り、コスプレイヤーや購入したグッズの写真を掲載したのだ。有名女性ファッション誌の表紙を務める人気モデルが、コミケに参加したというミスマッチさが話題を呼び、翌13日には、Yahoo! JAPANのトップニュースにも取り上げられた。

「ファンの間では、有名な話ですよ。ブログでも、『偽物語』(TOKYO MXほか)、『あの夏で待ってる』(同)、『男子高校生の日常』(テレビ東京系)など、好きなアニメ作品を挙げていますし、中野ブロードウェイや秋葉原にもフィギュアを見に行っているみたい。最近では、芸能人がオタクを公言するのはさして珍しくもないですが、平子の場合は、コミケにまで行ってますからね。モデルでオタクというギャップで再び人気に火がつき、仕事の幅が広がるかもしれません」(雑誌編集者)