石田ゆり子に“精子提供”語らせた『民衆の敵』5.3%自己最低……『逃げ恥』的な話題性狙った!?

 派手に大コケ中の篠原涼子主演市政ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。11日放送の第8話の平均視聴率は、自己最低の5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。単話としては“月9”史上ワースト2位となってしまいました。

 最終回まであと2話もあるようですが、心配になっちゃいますね……とか言ってても救済できないので、とりあえずあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■『逃げ恥』のアレを狙った!?

 独断の記者会見で「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを解任いたします!」と発表し、市議会のドン・犬崎(古田新太)に対しクーデターを起こしたあおば市長の智子(篠原)。しかし、現実は厳しく、窓口業務以外の市役所職員が仕事をボイコット。犬崎派の前田(大澄賢也)も、「市長は精神的に不安定」などと記者に風評を流します。

 私設秘書も切ってしまったため、仕事の処理に追われる智子。そんな中、智子の協力者であるシングルマザー・和美(石田ゆり子)と、智子の夫・公平(田中圭)の不倫ゴシップが報じられてしまいます。

 犬崎の仕業と踏んだ和美は、とりあえず公平のもとへ。公平と公平の母・悦子(田島令子)の前で、突然、娘のあかね(野澤しおり)の父親について告白。友人の精子提供を受けてあかねを産んだという和美は、その理由を「仕事に夢中で恋愛どころじゃなくて。気がついたら出産のタイムリミットが目前だったんです」と言います。

 これに否定的な言葉を投げかける悦子に向かって、「恋愛できなかったら、子どもを持つ幸せも諦めなくてはいけないんでしょうか!?」「家族の形はひとつじゃない」と訴える和美。なんでしょう、この唐突なぶっこみ感……。

 石田といえば、独身アラフィフOLを演じた『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系ドラマ)で、「いま、あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ」「自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい!」などと若い女に説教。「ドラマ史上に残る名言」などと話題になりましたが、もしや『民衆の敵』もこういうの狙ったんじゃ……。和美の熱弁シーンに、思わずフジのプロデューサーが脚本家に「ああいうの、よろしく~」と肩を揉んでいる様子が浮かんでしまいました。

 それはさておき、公平は自宅の前に殺到したマスコミを引きつれ、智子のいる市長室へ。和美との不倫関係を糾弾するマスコミに対し、「俺、智ちゃんがすっげえ好きなんですよ」「世間さんは、それじゃあダメですか?」と釈明会見を開きます。って、市長の夫と、新聞社の社史編纂室で働く社員の不倫疑惑に、こんなにマスコミが食いつくとは……。

 その頃、ニューポート建設反対派の住民を宴会場に集め、理解を促す犬崎。反対派住民を強制排除したことを土下座して謝罪し、「俺のおじいちゃんはね、北海道の小さな町で、漁師をやってた」と嘘っぱちを並べた上、舟唄を熱唱。汚い泣き落とし作戦で、反対派住民を丸め込んでしまいます。

 そんな犬崎に「よってたかって佐藤(智子)さんをイジめてるみたい」とムカついた未亜(前田敦子)は、「私、犬崎派やめます!」と宣言。未亜は、智子を支持する若い市役所職員たちを集めます。

 さらに、藤堂(高橋一生)が「副市長、お引き受けします」と、智子からのオファーを快諾。智子の協力者が増えたところで、第8話は終了です。

■なんとも心が揺さぶられない……

 シビア路線に舵を切ってから見るのがつらくなってきた『民衆の敵』ですが、今回は未亜がカメラ目線で心の声を言い放つポップなシーンが何度か。それでも、市政という地味な題材を地味に描いている印象は変わりませんでした。

 正直、智子と犬崎の対決だけで何話も進んでいくのは、なかなか苦しい……。はなからリアリティの薄いドラマなんですから、もっとアゲアゲな山場シーンがあると視聴者も見やすいのではないでしょうか? と言っても、制作サイドが描きたいのは、政治版『GTO』(フジテレビ系)でも、政治版『斉藤さん』(日本テレビ系)でもなく、日本の政治のあり方に一石を投じるような、褒められるべきドラマなんでしょうけど……。

 というわけで、視聴者離れの原因は、引き続き脚本にあるかと。ここでも何度か書いてきましたが、キャストの演技はどなたも素晴らしいんです。古田のバーターと思しき大澄も、同作を機に悪役のオファーが増えるのではないでしょうか? もっとたくさんの視聴者に、大澄を見てムカついてほしいです。

 数字同様に、内容も停滞気味の『民衆の敵』。この先、まだ月9史上では一度も見ない4%代を記録しないといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

松下奈緒がヒロインだったら……すべてが中途半端な日テレ『今からあなたを脅迫します』のフワフワぶり

 最終回目前のディーン・フジオカ&武井咲ダブル主演ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。10日放送の第8話の平均視聴率は、前回から1.0ポイントアップの6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。今週もあらすじを振り返ります。

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http://www.cyzo.com/tag/今からあなたを脅迫します

■おディーン様の涙

 スナオ(間宮祥太朗)から、なぜか突然、自分は稚奈(わかな・松下奈緒)の弟であるとカミングアウトされた澪(武井)。稚奈が生前、Tシャツ屋を構えていた建物を訪れると、そこには謎の男に強打され、血だらけで倒れる千川(ディーン)が。澪が傷の手当てをし始めると、4年前の回想シーンへ……。

 千川は、4年前にもこの店の前で血だらけで倒れており、それを介抱したのが稚奈。千川はそのまま、稚奈の自宅兼店舗に住みつき、2人でクリスマスを過ごしたり、花火を見たり、風ですっ飛んだ紙を取るときに手が触れたりと、イチャイチャ……。現在の千川のダジャレキャラも、「安心ガポール」「そんなの、よくナイロビ」といったダジャレを連発する稚奈の影響のようです。

 そんな中、地上げ屋から店舗の立ち退きを迫られる稚奈。このことを、自身が参加しているボランティア団体「雨垂れの会」代表の富永(真野響子)に相談すると、直後に例の地上げ屋に看板が落下し、死亡。この一件で、稚奈は富永の裏の顔に勘付いたようです。

 その頃、依頼人から神戸に呼び出されるも、ドタキャンされた千川は、稚奈との誕生日デートの待ち合わせ場所に直行。しかし、稚奈はすでにスズメバチに刺され、自宅で死亡。この日、何者かが稚奈にオルゴールを贈っており、そのオルゴールにハチが好む柑橘系の香りが付けられていたため、窓から入ってきたハチが稚奈を襲ったといいます。

 恋人の死に号泣する千川。と、ここで現在の千川が目を覚まし、目の前の澪に「君のおはぎが食いたい」とリクエスト。澪がおはぎを作るため自宅へ戻ると、そこには祖父の轟(近藤正臣)が待ち伏せ。どうやら、稚奈の死に「雨垂れの会」が関係していると確信している千川は、富永に復讐するために、政界の実力者である轟に何かを頼んでいた模様。澪は、轟から封筒を託されます。って、直接、轟が千川に渡せばいいのに……。

 その晩、澪はおはぎと封筒を持って千川のもとへ。封筒を開けると、中には「雨垂れの会」のロゴが入った怪しいカードが1枚。これを持ってどこかへ向かおうとする千川に、「私も一緒に行きます」とついていこうとするも、ガン無視される澪。今度は「今からあなたを脅迫します。行かないでください。さもないと、私が悲しくなります」と訴えかけるも、また無視され、第8話は終了です。

■回想が本編だったらと……

 放送時間の3分の2程度が、おディーン様と松下による回想シーンだった今回。何度も「この回想が、本編だったらいいのに!」と思ってしまいました。現状よりも、回想シーンのほうが見ていてしっくりくるんですもん……。

 とはいえ、時間を引き延ばすためか、ストーリーが薄っぺらく、なかなか退屈な回に。いや、今回はおディーン様のプロモーションビデオと化していたため、ファンにはヨダレものだったのかも? なんにせよ、筆者はスナオが正体を隠して千川に近づいた理由や、突然、過去をペラペラと話し始めた理由がよくわからず、頭が「?」だらけになりついていけず……。このへんも、最終回できれいに回収されるのでしょうか?

 なお、武井の登場シーンの少なさや、存在の“不思議さ”はエスカレートするばかり。いっそのこと第5話くらいで降板しちゃったほうが、視聴者は違和感なく見られたでしょうね。今言っても仕方ないですが。

 というわけで、全体的にフワフワとした展開が続いている『今からあなたを脅迫します』。この流し運転的な中、最終回でいきなり、おディーン様と武井が恋愛に発展したら地獄だな……と思いつつ、次回の放送を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

松下奈緒がヒロインだったら……すべてが中途半端な日テレ『今からあなたを脅迫します』のフワフワぶり

 最終回目前のディーン・フジオカ&武井咲ダブル主演ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。10日放送の第8話の平均視聴率は、前回から1.0ポイントアップの6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。今週もあらすじを振り返ります。

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■おディーン様の涙

 スナオ(間宮祥太朗)から、なぜか突然、自分は稚奈(わかな・松下奈緒)の弟であるとカミングアウトされた澪(武井)。稚奈が生前、Tシャツ屋を構えていた建物を訪れると、そこには謎の男に強打され、血だらけで倒れる千川(ディーン)が。澪が傷の手当てをし始めると、4年前の回想シーンへ……。

 千川は、4年前にもこの店の前で血だらけで倒れており、それを介抱したのが稚奈。千川はそのまま、稚奈の自宅兼店舗に住みつき、2人でクリスマスを過ごしたり、花火を見たり、風ですっ飛んだ紙を取るときに手が触れたりと、イチャイチャ……。現在の千川のダジャレキャラも、「安心ガポール」「そんなの、よくナイロビ」といったダジャレを連発する稚奈の影響のようです。

 そんな中、地上げ屋から店舗の立ち退きを迫られる稚奈。このことを、自身が参加しているボランティア団体「雨垂れの会」代表の富永(真野響子)に相談すると、直後に例の地上げ屋に看板が落下し、死亡。この一件で、稚奈は富永の裏の顔に勘付いたようです。

 その頃、依頼人から神戸に呼び出されるも、ドタキャンされた千川は、稚奈との誕生日デートの待ち合わせ場所に直行。しかし、稚奈はすでにスズメバチに刺され、自宅で死亡。この日、何者かが稚奈にオルゴールを贈っており、そのオルゴールにハチが好む柑橘系の香りが付けられていたため、窓から入ってきたハチが稚奈を襲ったといいます。

 恋人の死に号泣する千川。と、ここで現在の千川が目を覚まし、目の前の澪に「君のおはぎが食いたい」とリクエスト。澪がおはぎを作るため自宅へ戻ると、そこには祖父の轟(近藤正臣)が待ち伏せ。どうやら、稚奈の死に「雨垂れの会」が関係していると確信している千川は、富永に復讐するために、政界の実力者である轟に何かを頼んでいた模様。澪は、轟から封筒を託されます。って、直接、轟が千川に渡せばいいのに……。

 その晩、澪はおはぎと封筒を持って千川のもとへ。封筒を開けると、中には「雨垂れの会」のロゴが入った怪しいカードが1枚。これを持ってどこかへ向かおうとする千川に、「私も一緒に行きます」とついていこうとするも、ガン無視される澪。今度は「今からあなたを脅迫します。行かないでください。さもないと、私が悲しくなります」と訴えかけるも、また無視され、第8話は終了です。

■回想が本編だったらと……

 放送時間の3分の2程度が、おディーン様と松下による回想シーンだった今回。何度も「この回想が、本編だったらいいのに!」と思ってしまいました。現状よりも、回想シーンのほうが見ていてしっくりくるんですもん……。

 とはいえ、時間を引き延ばすためか、ストーリーが薄っぺらく、なかなか退屈な回に。いや、今回はおディーン様のプロモーションビデオと化していたため、ファンにはヨダレものだったのかも? なんにせよ、筆者はスナオが正体を隠して千川に近づいた理由や、突然、過去をペラペラと話し始めた理由がよくわからず、頭が「?」だらけになりついていけず……。このへんも、最終回できれいに回収されるのでしょうか?

 なお、武井の登場シーンの少なさや、存在の“不思議さ”はエスカレートするばかり。いっそのこと第5話くらいで降板しちゃったほうが、視聴者は違和感なく見られたでしょうね。今言っても仕方ないですが。

 というわけで、全体的にフワフワとした展開が続いている『今からあなたを脅迫します』。この流し運転的な中、最終回でいきなり、おディーン様と武井が恋愛に発展したら地獄だな……と思いつつ、次回の放送を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

綾瀬はるか『奥様は、取り扱い注意』“伏線回収”失敗か? モヤモヤ最終回に賛否

 主演の綾瀬はるかの魅力が爆発しているアクションホームコメディ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。6日放送の第10話(最終回・10分拡大)の平均視聴率は、前回から0.5ポイントアップの14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回の煽り方が激しかったため、15%超えは必至と予想していましたが、自己2番目の高視聴率で終了しました。

 そういえば、主人公の夫役を好演中の西島秀俊が、家族スリーショットを初めてキャッチされた模様。発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)には、2時間サスペンスの犯人のような微妙なファッションに身を包む西島の姿が掲載されております(これの2枚目)。

 さて、そんな西島演じる勇輝の正体やいかに? 最終回のあらすじを振り返ります。

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/奥様は、取り扱い注意

■全てが明らかに!

 ハッカーの小雪(西尾まり)から、夫・勇輝の正体が公安の人間だと知らされた元特殊工作員の菜美(綾瀬)。勇輝が帰る前に、自宅に仕掛けられた監視カメラを全て撤去。帰宅した勇輝が、食卓に置かれた監視カメラを見た次の瞬間、キッチンでキャベツを切っていた菜美は勇輝の顔に向かって包丁をヒューン! 勇輝はとっさに持っていたバッグでガード。おもむろに靴下を脱ぎ捨てた2人は、「あなたのこと信じてたのに」「騙してたのは君も同じだ」とリビングで激しいバトルを繰り広げます。

 すると、勇輝のパンチが菜美にヒット。これでエンジンがかかった菜美は、再び包丁を持ち出しますが、壁に追い詰められた拍子に夫婦写真が落下し、フレームがパリーン。試合終了です。

 2人は食卓につき、勇輝は全てを打ち明けることに。勇輝は、菜美が以前の戸籍を捨てる半年前から監視していたものの、普通のOLになった菜美の行動が理解できず、近づくために出会い系パーティーに潜入。しかし、一目惚れした勇輝は「見慣れてるはずの君と面と向かって目と目が合っただけで、俺はあっという間にイカれちまったんだ」と言います。任務を忘れ、イカれちまったそうです。

 また、菜美への監視は結婚後1年の予定だったものの、(第8話で)与党幹事長代理の三浦(冨家規政)を破滅させたために、公安にとって菜美はテロリストに準じる存在に。そこで、菜美がこれ以上、国内で怪しい動きをしないよう、勇輝は上司に掛け合ってドイツ行きを提案したんだとか。これに菜美は、「ありったけの力で喧嘩をして、仲直りがしたかった。それなのに、あなたは私の首に首輪をはめたいっていうの?」と不満げです。

 一方、売春斡旋組織のリーダー・横溝(玉山鉄二)にはめられた優里(広末涼子)は、売春を拒否。すると、見せしめとして横溝の手下にボコられ、入院してしまいます。

 優里から事情を聞いた菜美は、横溝の事務所から優里のセックス映像など全てのデータを奪いますが、この行動に勇輝は「どうして言うことを聞かないんだ」と困惑。菜美は「自分の妻が冷たい人間でもいいの?」「あなたのために、かっこいい私でいたいだけ」と言い放ちます。

■救うのはあくまでも“町内”!

 翌日、京子(本田翼)を誘拐し、菜美に「データを持って、倉庫へ来い」と告げる横溝。菜美が映画『理由なき反抗』のジェームズ・ディーンのような動きやすい服に着替え、家を出ようとすると、勇輝が現れ「君が家に帰ってきたとき俺の姿がなかったら、もう二度と会えないもんだと思ってくれ」と別れを示唆します。

 倉庫に着くやいなや、横溝の手下たちを相手していく菜美。2本の警棒をブンブン振り回したり、金的にかかと落としをくらわしたりと大暴れ。そして、10人倒した菜美は、笑顔で「うああああああ!! ぎもぢいい!」と絶叫。もう、全く普通の主婦じゃないです。

 横溝を追い詰めた菜美は、「私たちの町から手を引け」と凄み、交換条件で横溝を見逃すことに。菜美の何がすごいって、毎度、日本を平和にしているわけではなく、あくまでもこの町内を平和にしているところ。ドイツに移住するかもしれないってときに、この激しい“町内愛”はどこから湧き上がってくるのでしょうか。

 そんなこんなで、横溝の組織はこの町から手を引き、優里の家族愛も復活。渉(中尾明慶)も浮気相手と別れて京子の元へ戻り、平和が訪れます。

 ラストは、自宅の玄関で待ち構えていた勇輝が、菜美に「動くな」と銃口を突きつけ、菜美がニヤリ。「なんというスリル。やっぱりこの人を、愛してる」という菜美の心の声が流れた後、黒い画面に「パーン!」と発砲音が響き、終了です。

■伏線回収失敗か

 小栗旬主演『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)と同様に、“モヤモヤエンディング”を突きつけてきた原作・脚本の金城一紀氏ですが、筆者としては今作の終わり方は大満足。いい意味で嘘っぽい世界観がウリの同作においては、むしろ主要キャストが最後、暗転するまでみんなピンピンしているこの結末のほうが、血生臭さがなくキレイな終わり方だったと思います。それに、続編もありそうだし。

 また、かねてより類似点が指摘されてきた映画『Mr.&Mrs. スミス』ですが、やっぱり最後も『Mr.&Mrs. スミス』のオマージュ感は色濃かったですね。映画も早々に夫婦でドンパチやった後、お互いの正体が判明したことで、さらに愛が燃え上がっていましたし。

 決定的な違いといえば、家が無傷だったことでしょうか。『Mr.&Mrs. スミス』は夫婦喧嘩の末、半壊していましたが、勇輝は「全部気に入ってるんだよ!」と調度品に傷をつけることを嫌がりましたから。やはり、綾瀬と西島がイメージキャラクターを務めるパナソニックの高級家電だらけの家に配慮したのでしょうか?

 一点、ミソをつけるとすれば、第5話で優里が乳がんでなかったことがわかった際、「思えば、このときが私たちの友情のピークだったかもしれない。この少し後に起こるある事件が、私たちの友情を激しく揺さぶることになる」という菜美の心の声が、回収できていないことでしょうか? この3人、最初から最後まで超仲良しだったんですけど……。

 また、「なんで出てきたの?」とツッコミたくなるほど意味不明だった、その優里が乳がん展開ですが、最終回で優里の夫・啓輔(石黒賢)が、「再検査で、悪い結果が出たとかじゃないだろうな」と、突然ぶっこんできたのには笑ってしまいました。

 というわけで、途中、“中だるみ回”はあったものの、娯楽レベルの高いハイセンスなものを見せていただいた『奥様は、取り扱い注意』。ぜひ、続編をお願いします!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ『今からあなたを脅迫します』のトリックが雑すぎ!? 劇中の“武井咲サブリミナル”が加速中!

 主演の“妊婦女優”武井咲が、劇中ではもはやなんのためにいるのかわからない状態と化している『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。3日放送の第7話の平均視聴率は、前回から0.5ポイントアップの5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 最終回まで残すところあと2回。当初の予定よりも1話削ったとのウワサもささやかれていますが、なんにせよ、もう1人の主演・ディーン・フジオカがストーリーのメインになってからは、見応えアップ! この大惨敗ぶりは、もったいないとしか言いようがないですね。

 というわけで、今回もあらすじを振り返りましょう。

※前回のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/2017/11/post_143931.html

■トリックにリアリティなし

 前回、不審な感電死を遂げた悪徳ケースワーカーの蔵井(東京03・飯塚悟志)。蔵井の息子の目撃証言により、殺人犯の容疑者となってしまった脅迫屋の千川(ディーン)たちは、真犯人を探すために、蔵井が死亡したレストランへ。

 従業員への聞き込み調査によれば、常連の蔵井はいつも決まった席に座っていたものの、事件当日は先客に“同窓会”の団体がいたため、別の席へ。そんな中、パートの水川がレンジなどの電化製品を同時に使ったため、ブレーカーが落ち、店内が真っ暗に。すると、コップの水を運んでいた新人アルバイトのソムチャイが、店内でクリスマスの電飾を付けていた電気業者の山岡にぶつかり、その反動で水が蔵井にバシャーン。山岡が持っていた電飾のケーブルが蔵井の手元に落ち、ブレーカーを上げた後に感電したといいます。

 店長の若林は、偶然が重なった事故だと言いますが、千川はなぜか「間違いない、これは事件だ」と自信満々。容疑者である若林、水川、ソムチャイ、山岡それぞれに脅迫を仕掛けて真実を吐かせようとしますが、全員、潔白を主張します。

 それでも、容疑者全員がグルだと疑う千川の弟子・スナオ(間宮祥太朗)は、脅迫屋のアジトに4人を招集。脅迫を仕掛けますが、証拠もないのに犯人と決めつけるスナオに呆れ、4人とも帰ってしまいます。

 仮説が一蹴され落ち込むスナオですが、その間、盗み屋の目黒(三宅弘城)は密かに4人の自宅に侵入。目黒が盗んだ物の中に、ある新聞記事の切り抜きを見つけた千川はピーン。さらに、栃乙女(島崎遥香)が入手した事件当日のレストランの防犯カメラの映像に不自然な点も。同窓会の団体客にしては、客の年齢がバラバラで、親しげな雰囲気も見られません。

 若林による単独犯であると確信した千川は、早速レストランへ。若林に「店長なら、全部作為的に起こせる偶然だ」と主張すると、若林は「あいつ(蔵井)は死んで当然な人間だ」とあっさり。どうやら、若林がどこかからか客を集め、蔵井を電気業者の近くに座らせた後、わざと手間のかかる料理の注文を入れ、ブレーカーが落ちるタイミングで新人アルバイトに水を運ばせ……って、そんなうまくいくかい! というツッコミはもはや野暮。だって、回を追うごとにお腹が膨れていく“恋愛経験ナシの女子大生”が主人公のドラマですから……。ほとんど出てこないけど……。

 ちなみに、若林の動機には、7年前に死んだ妻の事件が絡んでいるようですが、真相は次回以降に判明しそうです。数字がアレだからか、最近、引っ張りますね。

 また終盤には、スナオが澪(武井)の自宅を訪ね、いきなり自身の正体が千川の亡くなった元カノ(松下奈緒)の弟であると告げるシーンが(なぜ言う?)。ラストは、千川が謎の男に後ろから殴られ、第7話は終了です。

■あわや、妊婦が生ものを……

 かなりリアリティのないトリックでしたし、一応、千川が「今からあんたを脅迫する」と連発してみるものの、もはや脅迫屋であることが展開的にさほど意味をなさなくなってきた同作。とはいえ、おディーン様の単独主演と化してからは、ドラマと視聴者の距離が近くなった気が。最初からこの路線だったら、おディーン様の黒歴史にはならなかったかもしれませんね。

 それにしても、武井の登場シーンは相変わらず意味不明ですね。今回は澪が退院し、大学の同級生が自宅に遊びにきたり、スナオが自分の正体を告白しに来たりしていましたが、ほんと、武井をあの手この手で出すため、スタッフが知恵を振り絞ってる様子しか思い浮かびません。

 だって、澪が動かなくても、他の登場人物たちが日常会話の中で澪の名前をやたら出したり、「今、こんな事件が起きてるよ!」「僕の正体を教えるよ!」となぜか報告してくるんですから。こんな不思議な存在ないですよ。今回なんて、千川の仲間たちが、澪の退院を祝うための手巻き寿司パーティーを準備しながらも、結局中止になってるし。「妊婦に生ものを食わすな!」という、視聴者からの苦情を回避したのでしょうか……(一般的に、刺身は妊婦が避けるべき食べ物とされています)?

 と、今回も不可解な“武井サブリミナル”にモヤモヤした『今からあなたを脅迫します』。最終回までに、視聴率が回復することを祈りつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ・綾瀬はるか『奥様は、取り扱い注意』、最終回は映画『Mr.&Mrs. スミス』まんまか

 綾瀬はるか主演のアクションホームコメディ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。29日放送の第9話の平均視聴率は、前回から1.2ポイントアップの13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第5話の14.5%に次ぐ高視聴率となりました。

 前回、展開のとっぴさに全くついていけなかった筆者ですが(前回のレビュー)、体の柔軟性を生かした綾瀬のアクションシーンには大満足。今回は、どんなあっと驚く展開で次回の最終回につなげてくれるのでしょうか? あらすじを振り返ります。

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/奥様は、取り扱い注意

■初回ぶりのワクワク!

 結婚生活の息苦しさから、啓輔(石黒賢)と結婚したことを後悔する優里(広末涼子)。そのせいで、合コンで知り合った青年・安西(小関裕太)とデートを繰り返してしまいます。

 そんな中、近所の主婦・浦辺(中村映里子)が自宅で自殺。どうやら、優里に安西をあてがった謎の男・横溝(玉山鉄二)の組織にはめられ、娼婦をやらされていたっぽいです。

 一方、主婦の菜美(綾瀬)は、夫の勇輝(西島秀俊)から海外に赴任することを告げられ、「一緒にドイツに行かないか?」と誘われます。

 翌日、特殊工作員時代の仕事仲間でハッカーの小雪(西尾まり)に、勇輝の身辺調査を依頼する菜美。後日、小雪は電話で「怪しいところは見つからなかった」と伝えるも、その隣にはなぜか小雪に睨みを利かせる勇輝の姿が。さらに、勇輝は会社のパソコンから、菜美の動きを監視しており、怪しさ満点です。

 また、京子(本田翼)は、「今日も残業」のはずの夫・渉(中尾明慶)が、浮気相手とラブホテルに入っていく様子を目撃。夫婦関係をやり直すため、後日、渉に「もう残業はやめて」と詰め寄るも、逃げようとする渉。しかし、義母の良枝(銀粉蝶)が「家をおろそかにする男は、この家から出て行く。この家のしきたりなの」とピシャリ。渉は家を出て行き、京子は「帰ってこなかったらどうしよう」と不安を募らせます。

 その頃、安西に別れを告げることを決意した優里は、安西が指定したレストランへ。しかし、安西から「好きです」と迫られ、そのまま白昼堂々、テーブルの上でチョメチョメ。この店、店員いないのかしら……。

 翌日、優里が安西に改めて別れを切り出そうとすると、そこへ横溝が登場。昨日の情事を隠しカメラで撮影していたことを告げ、家庭を壊したくなければ体を売れと迫ります。

 ラストは、菜美が小雪をスーパーの女子トイレに呼び出し、「本当のことを教えて」と勇輝の本性を聞き出そうとして、第9話は終了です。

■映画『Mr.&Mrs. スミス』のパロディー?

 先の見えない展開が続き、アクションシーンもゼロ。最終回への橋渡し的な回でしたが、そこには初回で味わったワクワク感が! この煽りを見せられて「最終回だけ見ない」というトンマはそうそういないでしょうから、ずばり、次回の視聴率爆上げは間違いないでしょう!

 また、最後の「愛する人との対決のときが、近づいてきていた」というナレーションから、最終回は映画『Mr.&Mrs. スミス』的な“家庭内ドンパチ”が繰り広げられる!? 確か『Mr.&Mrs. スミス』は、お互いが別組織の暗殺者であることを知った夫婦が殺し合いを繰り広げた後、結局、2人は結託。愛が復活し、結婚生活を再開するんでしたよね。

 まあ、第3話では、菜美が「お仕置きするわよ!」と『Mr.&Mrs. スミス』のアンジェリーナ・ジョリーのキメゼリフをまんま言ったりもしてましたし。同作について、「綾瀬と西島に豪邸でドンパチさせたい!」という制作サイドの一心だけで作られたドラマだったと考えれば、中盤のダルダルな中だるみが納得できる気がしてきました。第5話、第6話あたりなんて、ほんと雑だったもの……。

 というわけで、次回はいよいよ最終回。綾瀬と西島がイメージキャラクターを務めるパナソニックの高級家電たちは、壮大な夫婦ゲンカに耐えられるでしょうか? 次回が待ち遠しいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ・綾瀬はるか『奥様は、取り扱い注意』、最終回は映画『Mr.&Mrs. スミス』まんまか

 綾瀬はるか主演のアクションホームコメディ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。29日放送の第9話の平均視聴率は、前回から1.2ポイントアップの13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。第5話の14.5%に次ぐ高視聴率となりました。

 前回、展開のとっぴさに全くついていけなかった筆者ですが(前回のレビュー)、体の柔軟性を生かした綾瀬のアクションシーンには大満足。今回は、どんなあっと驚く展開で次回の最終回につなげてくれるのでしょうか? あらすじを振り返ります。

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/奥様は、取り扱い注意

■初回ぶりのワクワク!

 結婚生活の息苦しさから、啓輔(石黒賢)と結婚したことを後悔する優里(広末涼子)。そのせいで、合コンで知り合った青年・安西(小関裕太)とデートを繰り返してしまいます。

 そんな中、近所の主婦・浦辺(中村映里子)が自宅で自殺。どうやら、優里に安西をあてがった謎の男・横溝(玉山鉄二)の組織にはめられ、娼婦をやらされていたっぽいです。

 一方、主婦の菜美(綾瀬)は、夫の勇輝(西島秀俊)から海外に赴任することを告げられ、「一緒にドイツに行かないか?」と誘われます。

 翌日、特殊工作員時代の仕事仲間でハッカーの小雪(西尾まり)に、勇輝の身辺調査を依頼する菜美。後日、小雪は電話で「怪しいところは見つからなかった」と伝えるも、その隣にはなぜか小雪に睨みを利かせる勇輝の姿が。さらに、勇輝は会社のパソコンから、菜美の動きを監視しており、怪しさ満点です。

 また、京子(本田翼)は、「今日も残業」のはずの夫・渉(中尾明慶)が、浮気相手とラブホテルに入っていく様子を目撃。夫婦関係をやり直すため、後日、渉に「もう残業はやめて」と詰め寄るも、逃げようとする渉。しかし、義母の良枝(銀粉蝶)が「家をおろそかにする男は、この家から出て行く。この家のしきたりなの」とピシャリ。渉は家を出て行き、京子は「帰ってこなかったらどうしよう」と不安を募らせます。

 その頃、安西に別れを告げることを決意した優里は、安西が指定したレストランへ。しかし、安西から「好きです」と迫られ、そのまま白昼堂々、テーブルの上でチョメチョメ。この店、店員いないのかしら……。

 翌日、優里が安西に改めて別れを切り出そうとすると、そこへ横溝が登場。昨日の情事を隠しカメラで撮影していたことを告げ、家庭を壊したくなければ体を売れと迫ります。

 ラストは、菜美が小雪をスーパーの女子トイレに呼び出し、「本当のことを教えて」と勇輝の本性を聞き出そうとして、第9話は終了です。

■映画『Mr.&Mrs. スミス』のパロディー?

 先の見えない展開が続き、アクションシーンもゼロ。最終回への橋渡し的な回でしたが、そこには初回で味わったワクワク感が! この煽りを見せられて「最終回だけ見ない」というトンマはそうそういないでしょうから、ずばり、次回の視聴率爆上げは間違いないでしょう!

 また、最後の「愛する人との対決のときが、近づいてきていた」というナレーションから、最終回は映画『Mr.&Mrs. スミス』的な“家庭内ドンパチ”が繰り広げられる!? 確か『Mr.&Mrs. スミス』は、お互いが別組織の暗殺者であることを知った夫婦が殺し合いを繰り広げた後、結局、2人は結託。愛が復活し、結婚生活を再開するんでしたよね。

 まあ、第3話では、菜美が「お仕置きするわよ!」と『Mr.&Mrs. スミス』のアンジェリーナ・ジョリーのキメゼリフをまんま言ったりもしてましたし。同作について、「綾瀬と西島に豪邸でドンパチさせたい!」という制作サイドの一心だけで作られたドラマだったと考えれば、中盤のダルダルな中だるみが納得できる気がしてきました。第5話、第6話あたりなんて、ほんと雑だったもの……。

 というわけで、次回はいよいよ最終回。綾瀬と西島がイメージキャラクターを務めるパナソニックの高級家電たちは、壮大な夫婦ゲンカに耐えられるでしょうか? 次回が待ち遠しいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

綾瀬はるかは“腹見せNG”女優!? 『奥様は、取り扱い注意』好調も、突飛な展開に唖然……

 綾瀬はるか主演のアクションホームコメディ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。22日放送の第8話の平均視聴率は、前回から0.3ポイントダウンの12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。相変わらずの安定感です。

 そういえば先日、東京スポーツが、映画版『奥様は、取り扱い注意 天国と地獄編』の製作が決定したと報じました。もし本当だとしたら、最終回が「続きは劇場で!」的なモヤッとした終わり方になる可能性も? 原作・脚本の金城一紀氏は、『BORDER』(テレビ朝日系)や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)でも、最終回で視聴者を「え、ちょっと……どういうこと?」と唖然とさせましたから……。

 というわけで、今回もあらすじを振り返りましょう。

※前回のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/2017/11/post_142983.html

■序盤の展開にワクワク……

 菜美(綾瀬)は、主婦友の優里(広末涼子)と京子(本田翼)と共に、近所に住む三浦(冨家規政)とその妻・妙子(相築あきこ)主催のホームパーティーへ。与党の幹事長代理を務める三浦は以前、福祉施設の許認可で贈収賄疑惑が浮上したことが。当時、内部告発した女性職員が謎の自殺を遂げたため、マスコミが大きく騒ぎたてたとか。

 菜美たちは、そんな曰く付き人物のパーティーに居心地の悪さを感じ、そそくさと退散。すると、なぜか2階に続く階段から下りてくる藍子(笛木優子)に遭遇。藍子は「お手洗いの場所がわからなくて……」と説明しますが、どこか嘘っぽいです。

 このホームパーティー後、菜美の家の近所で空き巣被害が頻発。これを受け、菜美と勇輝(西島秀俊)は休日に防犯グッズを買いに行くことに。しかし、途中で財布を忘れたことに気付いた勇輝が自宅へ引き返すと、寝室で空き巣と鉢合わせに。犯人の攻撃を俊敏にかわすも、結局、顔を殴られ、犯人に逃げられてしまいます。

 犯人が金品目的ではないことから、被害者の共通点を探そうとする菜美たち。すると京子が、三浦夫妻のホームパーティーの参加者ばかりが狙われていることに気付きます。

■綾瀬は“腹見せ”NG?

 菜美は「私の愛の巣に土足で入り込み、愛する人を傷つけたらどうなるか、犯人は身をもって思い知るだろう」(心の声)と反撃を決意。藍子がこの事件に関係していると踏んだ菜美は、藍子の元へ。そこで藍子は、「盗聴器を仕掛けたの」「ほかの夫婦がベッドルームでどんなことを話してるのか聞きたくて」と、三浦夫妻の家に盗聴器を仕掛けたことを認めます。

 さらに藍子は、盗聴5日目に、三浦が以前の贈収賄事件を認めるような発言をしていたと告白。どうやら、盗聴器を仕掛けられていることに気付いた三浦が、裏稼業の男を雇って受信機のある家を探させ、贈収賄事件の証拠を揉み消そうとしていたようです。

 って、ものすごく突飛な展開! 藍子は盗聴器を仕掛けた理由を「ストレス発散したくて……」と説明していましたが、何者だよ、藍子! リビングじゃなくて、わざわざ夫婦のベッドルームを盗聴するなんて、悪趣味すぎる!

 それにこの時、「殺されちゃうのかな」と三浦を恐れる藍子に対し、菜美が「大丈夫、私がそんなことさせないから。私に任せて」と笑顔をかましていましたが、正直、どんな感情になったらいいのかわかりませんよ……。そういえば、第6話のラストも、こんな強引な感じだったな……(関連記事)。

 真相を知った菜美は、三浦の妻・妙子の元へ。わざと藍子が盗聴器を仕掛けたことを匂わせ、後日、藍子の家に侵入した窃盗犯を待ち伏せします。

 窃盗犯とのバトルシーンでは、体の柔軟性を活かしたアクロバティックな蹴りあり、跳ね起きありで、見どころ十分でした。やはり、敵が強そうな男だと、アクションも映えますね。ただ、ナイフで衣類を切られた際、綾瀬の肌がチラ見えしなかったのはちょっと残念……。綾瀬は、ニットの服やマラソンシーンでおっぱいを強調するのはOKのようですが、腹見せはNGなのでしょうか?

 ラストは、菜美が勇輝にベッドでもたれかかりながら、「三浦に雇われたあの男は、間違いなく一流のプロだった。そんな男を相手にして、ほとんど無傷だった」と、夫の別の顔に気付きつつ、第8話は終了です。

■突飛な展開にズコーッ

「三浦のせいで死んだ女性職員が、藍子の妹とか!?」「三浦と藍子が不倫してるとか!?」などとワクワクしながら見ていたものの、真相が強引すぎて全く付いていけなかった今回ですが、もっと雑だった第5話と第6話に比べれば……。いや、やっぱり、事件の核心が、素性もほとんど描かれていないイカれた主婦による盗聴って……。しかも、藍子が音声データを保管していたことで、三浦の贈収賄疑惑が再び騒がれるようになり、「藍子、お手柄♪」みたいな空気まで漂ってるし……。

 それにしても、第5話で優里が乳がんでなかったことがわかった際の、「思えば、このときが私たちの友情のピークだったかもしれない。この少し後に起こるある事件が、私たちの友情を激しく揺さぶることになる」という菜美の心の声がずっと気になってるんですが、「少し後」っていつのことなんですかねえ? 同作はあと2回で終わっちゃいますが、このまま3人の友情が揺さぶられなかったらどうしよう……。

 そんなわけで、回によって面白みにばらつきはあるにせよ、数字的には成功している『奥様は、取り扱い注意』。勇輝の正体を予想しつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)