声優転身の金谷ヒデユキだけじゃない!? 実業家、AV女優、ピコ太郎……“ボキャブラ芸人”たちの現在

 90年代に一大ブームを引き起こした『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)の出演者の一人、金谷ヒデユキの声優転身が話題だ。「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じたもので、お笑い、音楽、声優の3つの仕事を掛け持ちしながら『けいおん!!』『きかんしゃトーマス』といった有名作品にも出演している。

 金谷は“地獄のスナフキン”のキャッチフレーズで、ギターを弾きながら披露する替え歌でブレークを果たすも、ミュージシャン志向が強まり、路上のストリートミュージシャンから改めて音楽活動を始めていた時期もある。だが数年前にお笑いへの復帰を発表していた。

『ボキャブラ天国』の出演者たちは“キャブラー”と呼ばれ高い人気を博した。爆笑問題やネプチューンなどは出世頭といえるが、なかにはお笑い以外の道を歩んだ人間も多い。

「シュールなネタで人気を博したサービスパンダは、2001年にコンビ解散。海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)の有田哲平に顔が似ているとイジられていた飯田ヒロシは、レコード会社の取締役になっていたこともあり、一時話題に。『だっちゅーの』のフレーズでブレークしたパイレーツの浅田好未もアパレルブランドを立ち上げ、実業家として活躍していますね」(業界関係者)

 特に浅田は、人気絶頂期から自分たちの人気は長く続かないと考え次の進路を考えていたようである。グラビアアイドルからAVデビューへ至ってしまった相方の西本はるかとは対照的だ。一方で、芸人を廃業し一般人となった人たちもいる。

「一昨年に、元底抜けAIR-LINEの古坂大魔王(当時は小坂和仁)が“ピコ太郎”でブレークを果たしましたが、同じグループのメンバーだった小島忍は、ゲームプロデューサーに転身しました。ひな壇芸人の重鎮となりつつある土田晃之が組んでいたU-turnの対馬盛浩は、土田がプレッシャーをかけ続けた結果、01年にコンビ解散。現在は会社員をしているようです。本人が露出を望んでおらず、昔の映像では顔が隠されていますね。当時、珍しいフリーランスの芸人として注目されたMANZAI-Cの“派手な髪色の方”である西野健一は、実家の新潟に戻りペットグッズのショップを開業しています」(同)

『ボキャブラ天国』では数百人の芸人が入れ替わりで出演していた。そこから芸能界で成功できたのは、一握りといえるだろう。
(文=平田宏利)

声優転身の金谷ヒデユキだけじゃない!? 実業家、AV女優、ピコ太郎……“ボキャブラ芸人”たちの現在

 90年代に一大ブームを引き起こした『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)の出演者の一人、金谷ヒデユキの声優転身が話題だ。「日刊ゲンダイDIGITAL」が報じたもので、お笑い、音楽、声優の3つの仕事を掛け持ちしながら『けいおん!!』『きかんしゃトーマス』といった有名作品にも出演している。

 金谷は“地獄のスナフキン”のキャッチフレーズで、ギターを弾きながら披露する替え歌でブレークを果たすも、ミュージシャン志向が強まり、路上のストリートミュージシャンから改めて音楽活動を始めていた時期もある。だが数年前にお笑いへの復帰を発表していた。

『ボキャブラ天国』の出演者たちは“キャブラー”と呼ばれ高い人気を博した。爆笑問題やネプチューンなどは出世頭といえるが、なかにはお笑い以外の道を歩んだ人間も多い。

「シュールなネタで人気を博したサービスパンダは、2001年にコンビ解散。海砂利水魚(現・くりぃむしちゅー)の有田哲平に顔が似ているとイジられていた飯田ヒロシは、レコード会社の取締役になっていたこともあり、一時話題に。『だっちゅーの』のフレーズでブレークしたパイレーツの浅田好未もアパレルブランドを立ち上げ、実業家として活躍していますね」(業界関係者)

 特に浅田は、人気絶頂期から自分たちの人気は長く続かないと考え次の進路を考えていたようである。グラビアアイドルからAVデビューへ至ってしまった相方の西本はるかとは対照的だ。一方で、芸人を廃業し一般人となった人たちもいる。

「一昨年に、元底抜けAIR-LINEの古坂大魔王(当時は小坂和仁)が“ピコ太郎”でブレークを果たしましたが、同じグループのメンバーだった小島忍は、ゲームプロデューサーに転身しました。ひな壇芸人の重鎮となりつつある土田晃之が組んでいたU-turnの対馬盛浩は、土田がプレッシャーをかけ続けた結果、01年にコンビ解散。現在は会社員をしているようです。本人が露出を望んでおらず、昔の映像では顔が隠されていますね。当時、珍しいフリーランスの芸人として注目されたMANZAI-Cの“派手な髪色の方”である西野健一は、実家の新潟に戻りペットグッズのショップを開業しています」(同)

『ボキャブラ天国』では数百人の芸人が入れ替わりで出演していた。そこから芸能界で成功できたのは、一握りといえるだろう。
(文=平田宏利)

テレ朝が相撲協会“出禁”に、平子理沙に“おばあちゃんジワ”、アキラ100%に前貼り疑惑……週末芸能ニュース雑話

■日本相撲協会がテレ朝に激怒!

デスクT 『独占緊急特報!! 貴乃花親方すべてを語る』(テレビ朝日系)見た!? 山本晋也監督をインタビュアーにチョイスするテレ朝のセンス、最高!

記者H 放送中、ネット上では「『トゥナイト』のエロいおじさんだ!」といった書き込みが殺到。僕は、貴乃花親方がマフィア風のマフラーをしている理由について「自律神経がいかれてしまいまして(のどを温めている)」と真摯に答えていた姿が忘れられません。

デスクT 山本監督にマフラー何本持ってるか聞かれて、「3本くらい(後に30本くらいと訂正)」って謎の嘘をついたのもおちゃめだったよね。あははは!

記者H 笑ってもいられませんよ。日本相撲協会は、テレ朝に対し「無許可のまま放送された」として激怒。協会は9日に行われた「暴力問題再発防止検討委員会」の記者会見にテレ朝を入れなかったほか、今後、肖像権侵害や悪質なルール違反を受けたとして、抗議することをほのめかしています。

デスクT おっ、ドンパチか!? テレ朝は、先週の『タモリ倶楽部』の相撲企画で、コレクターのやくみつるが“若花田が足の親指をくるんでいた絆創膏”や“高見盛が換えてくれた電球”を自慢しながら関取の素晴らしさを語ってたのに! つーか、別に協会を出禁になったところで、痛くも痒くもないでしょ。今後、テレ朝のニュース番組で相撲の話題が取り上げられなくなって、ダメージ受けるのは協会のほうなんじゃないの?

記者H どうでしょう? 協会いわく、テレ朝側は「報道目的であり落ち度はない」と反論しているといいますから、両者の今後の関係に注目ですね。

■平子理沙に“おばあちゃんジワ”

デスクT あわわ! 平野ノラのインスタグラムに登場した平子理沙に、まさかの“おばあちゃんジワ”があるよ! ちなみに“おばあちゃんジワ”とは、法令線が口の下まで伸びてるやつだよ。

記者H 平野は3日、平子とのツーショット写真を投稿。そこには、平子のSNSには決して写らないシワの数々が写っていました。

デスクT 平子も2日、平野とのツーショット写真を載せてるけど、こっちの平子の顔はツルッツルだね! なんでこんなに別人なの?

記者H 平子は、テレビ出演のたびに「写真と顔が違う」と話題に。過剰な画像加工が疑われています。

デスクT 平野のほうのコメント欄に「ノラさんが二人かと思いました」「顔似てますね」「そっくり」っていう書き込みが殺到しててウケる~。

記者H 平子はメディア露出のたびに「美のカリスマ」「トップモデル」などと、やたら持ち上げられていますからね。芸人にそっくりと言われるのは心外でしょうね。

デスクT 芸人といえば、アキラ100%の“前貼り”を、フジテレビが暴露しちゃったんだって? ガチのフルチンだと思ってたのに、ショック!

記者H “前貼り”かどうかはわかりません! ただ、アキラは元日に生放送されたフジのお笑い番組『第51回爆笑ヒットパレード2018』で、局部を隠していたボックスが落下し、ネタに失敗。ネット上では「見えた」「見えてない」と論争が起きていました。しかし、発売中の「週刊新潮」(新潮社)によれば、同誌の取材に対してフジの広報が「失敗しても局部が露出しない工夫を施していました。したがって、今回の放送において局部露出は一切されておりません」とコメントしたとか。

デスクT なんだよ、フルチンじゃねーのかよ! アキラに裏切られた!!

記者H フジのこのコメントは、アキラ100%にとって死活問題となりそうですね……。

デスクT フジ『FNS27時間テレビ』で普通にイチモツをさらけ出した笑福亭鶴瓶を見習えってんだ、ふんっ!

記者H 何をそんなにムキになってるんですか……。

■ハーフモデルにジャニヲタが罵詈雑言「ブス女!」

記者H 山下智久の新恋人とウワサされる現役大学生ハーフモデル・Nikiのインスタグラムが、大炎上しています。

デスクT 「このブス女」「大した顔じゃないし、大した大学でもない。テラハ出たのも売名行為。今回のリークも売名行為」「大学行かないで撮影されてチヤホヤされるのが好きな単なるバカ大生」「この程度のモデルは腐るほどいる」だって。ジャニヲタの攻撃は、いつ見ても味わい深いな~。

記者H Nikiは、2016年放送の恋愛リアリティー番組『TERRACE HOUSE ALOHA STATE』(フジテレビ系、Netflix)に出演し、その後、ミスドのCMなどにも出演。米国の映画情報サイトが発表した17年度の「世界で最も美しい顔100人」では、石原さとみや桐谷美玲らと共に選ばれています。

デスクT あれ? 山Pって、石原と「結婚秒読み」とか言われてなかったっけ?

記者H 発売中の「女性セブン」(小学館)によれば、山下と石原は昨秋に破局。山下は先月下旬、Nikiと共にハワイでマスタングに乗ってドライブを楽しんだのち、「トランプインターナショナルホテル」に吸い込まれていったとか。

デスクT うらやましい!

記者H さらに帰国から数日後、山下は別れたはずの石原の自宅を訪れたとか。

デスクT うらやましい!!

記者H しかし、報道が出るやいなや、案の定、ジャニヲタがNikiに対し集中砲火。多くのファンが「Nikiよりも石原のほうがいい」との主張を繰り広げています。

デスクT 俺もジャニヲタみたいに、身勝手に生きたい!

おぎやはぎが指摘した“つまらないベテラン”は誰のこと? とんねるず、ナイナイの未来がそこに……

 おぎやはぎの小木博明が、ベテラン芸人に対して「どんどんつまんなくなる」との本音をバラエティ番組で語り、ネットで大きな話題となっている。この“つまらないベテラン”とは、いったい誰のことなのか?

 問題の発言は、3日放送の深夜番組『ゴッドタン』(テレビ東京系)で飛び出したものだ。インパルスの板倉俊之が、「大御所のギャグに、世代的にそのギャグを知らないはずのグラドルが爆笑すること」を話題にすると、おぎやはぎの2人は「確かにベテランはスベらない」「ウケると思っちゃうから、ベテランはどんどんつまらなくなる」と、これに同意。周囲が気を使って笑う状況があることを告白した。芸能誌記者が語る。

「近頃のお笑い界は、生きのいい新人が次々と出てきているような印象がありますが、タモリ、ビートたけし、明石家さんま、所ジョージはすでに還暦越えですし、その下の世代であるダウンタウン、とんねるず、ウッチャンナンチャン、ナイナイも芸歴は30年前後。実際には新陳代謝がまったく進んでいません。たけしの『コマネチ!』あたりは、今の若い子は間違いなく知らないでしょう」

 おバカに見えるタレントたちが空気を読み、大御所のサムいギャグで大笑いしている光景は我々もよく目にするが、テレビ関係者は、その“忖度”が最もひどい例として、超大物芸人の名前を挙げる。

「おぎやはぎの話を聞いて、真っ先に思い浮かんだのは志村けんです。というのも、志村けんはここ数年、フジテレビの25時台で、『志村劇場』『志村だヨ!』『志村座』『志村の時間』など、番組名をコロコロ変えながら、ずっと冠番組を持っていますが、深夜とはいえ視聴率が1%に届くか否かなんです。そもそも深夜の場合、0.2%程度は“テレビの消し忘れ”というのが定説ですから、ほとんど誰も見ていないということです。志村けんといえば、今も年数回のペースで『志村けんのバカ殿様』をやっていますが、あれも視聴率は2ケタには届きません。今や志村けんの番組のコアターゲットは、1970年代にドリフターズの番組を見ていた40代半ば以上です。そんな志村けんが深夜に番組をやっていること自体、完全に数字を捨てていますよね。一度、そのことを局員に話したら、『深夜ですし、志村さんですから』と言われましたが……」

『めちゃイケ』や『みなおか』は今春で打ち切りとなるが、現在の志村の姿は、ナイナイやとんねるずに待ち受ける未来なのかもしれない。

「いい加減にしろ!」コインチェック社“流出被害”の藤崎マーケット・トキに、なぜか大ブーイング!

 仮想通貨取引所「コインチェック」で仮想通貨「NEM(ネム)」が大量流出した問題。芸能界でも被害者が相次いでいるが、中でも悲惨なのは、お笑いコンビ・藤崎マーケットのトキだ。

 ほぼすべての財産をNEMにつぎ込んでいたといい、現在の財産は預金残高の6万円と、関西で発行されているICカード「PiTaPa(ピタパ)」に入金されている6,000円のみ。トキが仮想通貨の取引を始めたきっかけは先輩芸人のたむらけんじに勧められたからで「全部あの人のせいじゃないかなと。(今度会ったら)蹴っちゃったりするかも」とグチるしかない。

 他方で、出演オファーが殺到しているのも事実。現在、トキはTwitterで「コインチェックにてNEM盗られ日記」を“連載中”。「朝、久しぶりにテレビの星座占いを見る。今日の射手座のラッキーアイテムは『テーブル』だそうな。テーブルごときでどうこうできる問題ではない。投資は自己責任」や「今日は夕方から仕事の為、午前中は家でただただ座っている。どこかに行くにも金がない。自分が出ていたテレビの録画を観てみる。やけにテンションが高い。この時はまだ盗られていないんだった。そりゃ高いわけだ。CC破産という噂を耳にした。頼む!嘘であれ」など、自虐的につづっている。

 最初のうちはトキへの同情と、なんとも言えない開き直り感が好評を博していたが、このところは「売名行為だ!」とクレームも……。すべての取引が停止されているコインチェックで、唯一稼動しているチャットコーナーでは、トキのつぶやきについて「ふざけすぎ。いい加減やめろ」「こっちはトキの10倍の被害額なんだぞ」「面白くも何ともない」など、厳しいコメントが後を絶たない。

「トキは被害には遭ったものの、芸人としてはオイシイことこの上ない。今回の騒動で注目を集めていることは明らかで、仮想通貨ネタでひと稼ぎできる。片や一般の被害者は、そうはいかない。不快に思うのも無理はありませんよ」(社会部記者)

 トキよりもシャレにならない被害者は、大勢いるようだ。

「いい加減にしろ!」コインチェック社“流出被害”の藤崎マーケット・トキに、なぜか大ブーイング!

 仮想通貨取引所「コインチェック」で仮想通貨「NEM(ネム)」が大量流出した問題。芸能界でも被害者が相次いでいるが、中でも悲惨なのは、お笑いコンビ・藤崎マーケットのトキだ。

 ほぼすべての財産をNEMにつぎ込んでいたといい、現在の財産は預金残高の6万円と、関西で発行されているICカード「PiTaPa(ピタパ)」に入金されている6,000円のみ。トキが仮想通貨の取引を始めたきっかけは先輩芸人のたむらけんじに勧められたからで「全部あの人のせいじゃないかなと。(今度会ったら)蹴っちゃったりするかも」とグチるしかない。

 他方で、出演オファーが殺到しているのも事実。現在、トキはTwitterで「コインチェックにてNEM盗られ日記」を“連載中”。「朝、久しぶりにテレビの星座占いを見る。今日の射手座のラッキーアイテムは『テーブル』だそうな。テーブルごときでどうこうできる問題ではない。投資は自己責任」や「今日は夕方から仕事の為、午前中は家でただただ座っている。どこかに行くにも金がない。自分が出ていたテレビの録画を観てみる。やけにテンションが高い。この時はまだ盗られていないんだった。そりゃ高いわけだ。CC破産という噂を耳にした。頼む!嘘であれ」など、自虐的につづっている。

 最初のうちはトキへの同情と、なんとも言えない開き直り感が好評を博していたが、このところは「売名行為だ!」とクレームも……。すべての取引が停止されているコインチェックで、唯一稼動しているチャットコーナーでは、トキのつぶやきについて「ふざけすぎ。いい加減やめろ」「こっちはトキの10倍の被害額なんだぞ」「面白くも何ともない」など、厳しいコメントが後を絶たない。

「トキは被害には遭ったものの、芸人としてはオイシイことこの上ない。今回の騒動で注目を集めていることは明らかで、仮想通貨ネタでひと稼ぎできる。片や一般の被害者は、そうはいかない。不快に思うのも無理はありませんよ」(社会部記者)

 トキよりもシャレにならない被害者は、大勢いるようだ。

“窃盗未遂”トップリード・新妻が太田プロ解雇! 元よしもと実刑芸人・北見寛明との決定的違い

 住居侵入と窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕され、6日に不起訴処分となったお笑いコンビ・トップリードの新妻悠太が同日夜、自身のブログで「考えの甘さと、幼稚さが招いたこと」と綴り、謝罪した。

 この日、約17年にわたり所属していた太田プロダクションから契約解除の処分を下された新妻は、「社長を含め、事務所のたくさんの方々が僕らのこれからのこと考え、思って下さり出された決断」と綴り、「芸人という道からは足をあらい、自分と向き合い、反省し、色々とこれからのこと考えてみたい」と引退を報告。

 また、事件について「逮捕当初は、自らの弱さからすべて認めることが出来ませんでした」「すべては私の責任であります。改めて自らの行いを深く反省するとともに、2度とこのようなことを起こさないことを誓います」と自責の念を綴っている。

 新妻は先月22日の早朝、東京・新宿区のマンションの一室に侵入。物色中に部屋で寝ていた男性に気付かれ、逃走したが、マンションから150メートルほど離れた路上で住人に取り押さえられ、110番通報された。

「被害者と示談が成立し、起訴猶予になったものとみられる新妻ですが、芸人仲間は『あんないい人が、なぜ……』『何かの間違いに違いない』と口を揃えていただけに、あっさりとした幕引きに、暗いムードが漂っています」(芸能関係者)

 新妻といえば、昨年3月に一般人の妻との間に女児が誕生したばかり。SNSを見る限り、その子煩悩ぶりが窺える。

「埼玉県・新座市に一軒家を購入して間もないことをラジオのトークネタにしていた新妻ですが、住宅ローンも相当残っているよう。トップリードは『キングオブコント』決勝に2年連続で進出するなど、中途半端に顔が知れ渡っていますから、周囲のサポートでもなければ再就職はなかなか厳しいのでは?」(同)

 似たようなケースでは、無免許運転で2度目の逮捕をされたベイビーギャングの北見寛明が、2016年によしもとクリエイティブ・エージェンシーを解雇されている。

「懲役4カ月の実刑判決を受けた北見ですが、昨年11月にフリーの芸人として活動を再開。いまだ目立った活動はないものの、今月5日にはSNSで何かしらのオーディションに合格したことを報告している。もともとイケメンのチャラ男キャラで売っていた北見はワーキャーの女性ファンも多く、今も一定の人気がある模様。真面目にコントを作り続けてきた職人気質の新妻とは、全くタイプが異なりますね」(同)

 最後に更新されたブログでは、「相方は太田プロに残り、芸人を続けます。とても不器用で短気で、でもお笑いに対する熱は誰にも負けない男です。どうかどうか皆様、助けてあげてください」と相方の和賀勇介を気遣った新妻。幼子と住宅ローンを抱え、これからどんな人生を歩むのだろうか?

『アウト×デラックス』けいけげんの“お笑い偏愛”に震える……1,000組の「架空芸人」はどこへゆく?

 世の中的にアウトな人物を紹介する番組『アウト×デラックス』(フジテレビ系)。2月1日の放送に登場したのは、お笑い芸人を好きすぎるあまり、そのエネルギーを驚く方向にぶつける、ある若者。その方向が想像の斜め上をいっていた。

 その若者は宮城在住の「けうけげん」(1992年生まれ)。その名は、大喜利番組投稿時のペンネームで、実際に『IPPONグランプリ』(同じ)で投稿が複数紹介されたり、『着信御礼!ケータイ大喜利』(NHK総合)で7代目レジェンドオブレジェンドに輝くなど、その方面では知られた人物で、一般の人が参加する大喜利イベントに参加したりもしている。

「気持ち悪いくらいお笑いが好き」と紹介されるが、実際スタジオに現れた彼は、腰が低く人のよさげな若者。「戦績」はもちろん見事だし、若干しゃべり方にクセはあるものの、今や日本中にいる数多の大喜利好きの若者と比べ、どう「アウト」なのかわからない。だが次第にその片鱗が露わになる。

 

■『オンバト』の架空の成績

 

 まず驚いたのは、その不器用なデータ偏愛ぶり。幼いころ『爆笑オンエアバトル』(同)などの若手ネタ番組にハマった彼は、すべての若手芸人を書き出し、バトル形式の成績(点数や順位など)を記していった。これくらいなら他にもいそうだが、驚いたのは、キャンパスノートの裏表紙の内側に、その年の出場芸人を書き連ね、成績を書き加えては全て消し、また翌年、出場芸人を書き連ね、成績を書き加えては全て消し、毎年消しゴムと鉛筆(シャーペン?)で延々リロードしていったこと。

 持参した元・ノートの裏表紙だったであろうボロボロの厚紙は、おそらく10年以上酷使されてきたのだろう、擦り切れ、端がほころび、キテレツ大百科のような質感になっている。マツコ・デラックスの「これじゃないとダメなの?」という問いに彼は答える。

「中学の頃の僕には、これだけでいきたいなっていうのが、たぶんあったんだと……」

 お笑いが好きであるとかより、もはや題材はなんでもよく、彼の対象へののめり込み方に興味が湧いてくる。マツコが「きれい」と息を漏らす。

 さらに彼は結果を追うだけでなく、妄想の世界に足を踏み入れる。

 オンバトに出ていない、あの芸人がもし出場したら? あのネタをやっていたら? 彼は想像し、書き列ねていく。当時出ていなかったサンドウイッチマンのあのネタなら489キロバトルだとか、「地方大会は(点数が)インフレ気味なんでオーバー500」だとか、義務教育真っ最中の当時、宮城の田舎から遠く離れた恋い焦がれる世界へ妄想の力で泳ぎだす。

 そして本当にすごいのはここからだ。

 

■架空の芸人を創造

 

 ここまでは「もしあの芸人があのネタをやっていたら?」という実在の芸人の、実在のネタありきの「架空」なのだが、彼いわく「飽き足らなくなり」ついに「架空の芸人」そのものを創り出す。

 彼が、コンビニのビニール袋からわしゃわしゃ取り出したのは、名刺大に裁断された大量の小さな紙の束。確定申告前の領収書の束のような、その大量の紙に、線の細い今風のタッチで描かれた架空の芸人(コンビやトリオ)の似顔絵の数々が並ぶ。

「何このビックリマンチョコみたいなの!」と喜ぶマツコ。

 いわゆるトレーディングカードのようなものなのだが、正規の印刷どころか、プリントアウトされたものでもなく、かといってプリントごっこでもなく、主にパチンコ屋のチラシを切ったものの裏に、下書きの線を生々しく残したまま鉛筆で手書きされたレガシー。一見、ただの小汚ない資源ゴミから、初期衝動の風速を強く感じる。

「ストレートボディブロー」

「コメディオペレーション」

「渡川オーマイゴッド」

 実在しない似顔絵の下に添えられた、実在しないコンビ名。

 驚くのは、それぞれどこの事務所に所属しているか? どんなネタをしてるか? どんな活動をしているか? が彼の頭の中にしっかり染みついていること。

 例えば、ランダムに選んだ眼鏡優男と気さくそうなあんちゃんのコンビ「ぬま」の説明をマツコが求めるやいなや、創造主が語り出す。

「ぬまは、大阪吉本の7年目くらいで、コントを軸にするんですけれども、設定自体が凝ったコント、サブリミナルコントというのをやったりしまして」

「取り調べの中に、『お前がやったんだろ』(戦争は絶対ダメだぞ!←この早口部分がサブリミナルらしい)とメッセージを滑り込ませていくっていう……」

 主の説明が止まらない。語れる喜び。

 同じくマツコがイケメン2人組「サーキュレーション」のカードを選ぶ。

「サーキューレーションは人力舎のコンビなんですけれども~」

「あ、実際にいるの?」

「いないです」

 あまりに自然に語るので思わず尋ねてしまったマツコの質問を、無慈悲にシャットアウトするけうけげん。罠のような流暢さ。

 窓の外に芸能人やUFOが現れるため、気が散って相談内容が頭に入ってこない、という架空のコンビの架空のコント内容を延々語った後、「それでキングオブコントの準決勝にいきました」と、まるで現実のように架空の実績まで語る。

 準決勝に「いけそうなクオリティ」とかではない。もういってるのだ。彼の中では。

 さらに「このときは『カテナチオ』が優勝してるんです」と、怖いことを言うのだが、もちろんこのカテなんとかも実在しない。マセキ芸能社所属の10年目で「あちらのお客様から」と、バーデンダーが酒をバーカウンター上で滑らせるネタで優勝したらしいのだが、もちろん実在しない。いない。そんなネタもないし、優勝もしてない。しかし彼はきれいな目で、あの日、宮城の自室で産み出した自らの分身の活躍を愚直に教えてくれる。

 

■1,000枚の手書きの分身

 

 このカード総数は、約1,000枚。コンビ名部分を隠してランダムに似顔絵を見せられ、一瞬考えたあとに、「あ! これ、THE TLEE(ザ・ツリー)です!」と百人一首のようにけうけげんが当てるくだり。本当に何を見せられているのか、わからなかった。わからないが、心が疼いた。

 彼を紹介した人物・櫛野展正氏によれば、この架空芸人たちはコンビ解散して、ピンになったり別の人とコンビを組んだりすることもあるらしく、その時は消しゴムで消し、描き直されるらしい。生きた「架空」なのだ。

 水島新司が、彼の描いたキャラクターを実在のプロ球団に入団させ活躍させた『ドカベン プロ野球編』、それの若手芸人版と考えるとわかる気もするが、誰に見せるでもなく、ただしたためていたかと思うと、やはりおののく。

 自分の好きな野球選手をかき集めてドリームチームを考えたり、それこそ『ベストプレープロ野球』や『ダービースタリオン』のようにゲームで「架空」を作り上げるという楽しみ方はあった。しかしその題材が若手芸人であるというのが珍しい。

 前述の櫛野氏は、彼が芸人への強すぎる憧れを抱きつつ、しかしながら家の都合などで地元を離れられない中で「制限された現実世界とは別の仮想世界を生み出すことで、彼はなんとか自分を保っているのかもしれない」と考察する。何かに縛られながら、それでもできる範囲で、あふれ出る想いを燃やし続けた結果、いびつな形に焼き上がったのが、彼の分身ともいうべき「架空の芸人」たちなのかもしれない。

 いくら1,000の架空の「ネタ」があるといっても、ネタ案と、出来上がって人前で演じられるネタはまるで別物だし、大喜利投稿の才能と芸人の才能は重ならない部分も多いだろう。この番組をきっかけに彼の存在が一部の人以外にも知られるということは、それだけ批評の目にも晒されるということになるのかもしれない。

 しかし、それでも、この悲しいほどのあてどない初期衝動が、ボロボロの紙に業のように刻み続けた不恰好な何かが、何処かにたどり着くのを見てみたいと思った。今後を見守りたい。
(文=柿田太郎)

コロチキ・ナダルの“テレビ的”じゃないリアクション イジられることを「仕事」と思わないから成立する仕事

 稀にバラエティ番組で「テレビ的なリアクション」なるワードを耳にするが、どういう意味だろう?

 例えば、さして熱くない熱湯に入り、火傷したかのようにのたうち回る。大して痛手じゃない秘密を暴露され、焦って狼狽する。作り手の意図に率先して乗っかる芸人らの忖度した態度を指しているように思う。

 揶揄しているわけではない。ガチとは異なる大向こう受けを意識したリアクションで笑いが発生。これが“芸”というものだ。

 一方で、本気の感情が敬遠されているわけでもない。ガチで痛がり、ガチで嫌がる。そんな姿は希少なだけに、バラエティでは際立つ。

 

■イジられるナダルの狼狽に嘘はない

 

 コロコロチキチキペッパーズのナダルは際立っている。彼はイジられると本気で嫌がり、本気で拗ねる。イジりを「仕事」とわきまえる芸人が多い中、彼の取るリアクションは新鮮だ。

 1月31日に放送された『有田ジェネレーション』(TBS系)にて「芸人ディスり合いバトル」が行われた。普段言えない相方への不満を、ビートに乗りながら言い合う企画だが、ここにコロチキの2人が登場。

 二人三脚で芸能界を戦うお笑いコンビは、他者が知り得ない相方の秘密を把握しているはず。今回のコロチキによるバトルは、秘密の暴露合戦という様相を呈した。

 まず、西野は「4日連続風呂入ってなかった」と、相方の不潔さを指摘してナダルをディス。すると、ナダルは「彼女にションベンかけられて手錠かけられとった。俺より汚いって!」と、西野の性癖を公開する。

 バトルが進むにしたがい、知られたくない秘密が多いのはナダルの方だと明らかになっていった。「お前の父さん、イナバ物置に何隠してんねん!」と西野に口撃されるや「それ言うんやったら解散やで!」と、彼はあからさまに狼狽するのだ。

 かねてから言われているが、ナダルの父親は“何か”を収集し、イナバ物置に隠しているらしい。その“何か”を明かそうとすると、彼は頑なに嫌がる。他の芸人なら、嫌がりながら「おいしい」とこっそりほくそ笑みそうなものだが、ナダルはガチ。解散を匂わせてまで、秘密の公開を阻止するのだ。

 それでいて、合間に「お前の家族は全員、自己破産!」と西野の恥部を堂々と公開するのはどういうことか? 抗いたい必死さの表れなのか。

 それほどまで、ナダルにとって「イナバ物置」の話はNGらしい。ならば、他の話題はどうか。西野が「流れるプールの話はいい?」と確認を取ると、やはりナダルは「それアカンって」「(俺が)刑務所にぶち込まれるやんけ!」「ここから飛び降りて死ぬ」と断固拒否の構えを取る。

 ナダルの嫌がりようは、さすがに異常だ。くりぃむしちゅーの有田哲平は「最近はヤバイと思わせる詐欺が多い」と彼の態度に疑問を呈したが、ナダルは「カメラを止めてもらったら大丈夫」と芸人魂のカケラも感じさせない折衷案を提示した。やはり、ナダルは本気だ。

 

■イジられたり意地悪されるのが大嫌いなナダル

 

 2月1日放送『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で行われたのは「ひんしゅく体験! ナダル・アンビリバボー」。

 ナダルを徹底的にイジり倒す恒例企画だが、本人は本気で嫌がっている。人気番組に1時間まるまる特集してもらう、芸人にとってこの上ないチャンスのはずだが、ナダルはそう受け取らない。彼はイジられるのが大嫌いなのだ。

 事実、同番組で取り上げられることにより、ナダルは世間から不本意な対応を受けている。

「『キングオブコント』を獲ったときは“子どもたちのヒーロー”みたいな感じがきてましたよ。でも『アメトーーク!』出てから“お前、ヤバイな”って。年齢聞いたら、5歳ですよ!?」(ナダル)

「ナダル・アンビリバボー」以降、彼は5歳児からもイジられるようになってしまった。知名度は確実に上がっているが、こんな上がり方は本意じゃない。

 FUJIWARAの藤本敏史から「アメトーーク! で実家にロケ行こうや」と提案されても、「アカンって!」とナダルは頑なに拒否している。イジられたくないのだ。とはいえ、『内村てらす』(日本テレビ系)には実家ロケを許可しているが……。

「『内村てらす』は正直、ほっこりした番組です。『アメトーーク!』はちょっとね、意地悪もあるかな。僕んちの親は意地悪NGなんすよ」(ナダル)

「意地悪されたらおいしい」と、計算を働かせないナダル。だが、嫌がれば嫌がるほど盛り上がる悪循環が起こってしまっている。

 また、ナダルは『アメトーーク!』でも「イナバ物置」と「流れるプール」の件をイジられてしまった。この話題が出るたび、奇声を上げて中断させ、ついには帰ろうとまでしてしまう彼。「絶対に暴露してほしくない!」。ナダルの“本気”はもうわかった。しかし、その狼狽っぷりが面白くて仕方ない。

「ひんしゅく体験! ナダル・アンビリバボー」は人気企画だ。恐らく、今後も続いていくに違いない。しかし「この企画はおいしい」と彼が自覚したら、視聴者は即座に察知し、興ざめするだろう。

 芸人としてのメリットを優先せず、嫌がる感情を露骨に出す。イジられることを「仕事」とわきまえないからこそ、成立する仕事。

 テレビ界にありふれた打算には染まらず、ナダルにはそのままでいてほしい。
(文=寺西ジャジューカ)

コロチキ・ナダルの“テレビ的”じゃないリアクション イジられることを「仕事」と思わないから成立する仕事

 稀にバラエティ番組で「テレビ的なリアクション」なるワードを耳にするが、どういう意味だろう?

 例えば、さして熱くない熱湯に入り、火傷したかのようにのたうち回る。大して痛手じゃない秘密を暴露され、焦って狼狽する。作り手の意図に率先して乗っかる芸人らの忖度した態度を指しているように思う。

 揶揄しているわけではない。ガチとは異なる大向こう受けを意識したリアクションで笑いが発生。これが“芸”というものだ。

 一方で、本気の感情が敬遠されているわけでもない。ガチで痛がり、ガチで嫌がる。そんな姿は希少なだけに、バラエティでは際立つ。

 

■イジられるナダルの狼狽に嘘はない

 

 コロコロチキチキペッパーズのナダルは際立っている。彼はイジられると本気で嫌がり、本気で拗ねる。イジりを「仕事」とわきまえる芸人が多い中、彼の取るリアクションは新鮮だ。

 1月31日に放送された『有田ジェネレーション』(TBS系)にて「芸人ディスり合いバトル」が行われた。普段言えない相方への不満を、ビートに乗りながら言い合う企画だが、ここにコロチキの2人が登場。

 二人三脚で芸能界を戦うお笑いコンビは、他者が知り得ない相方の秘密を把握しているはず。今回のコロチキによるバトルは、秘密の暴露合戦という様相を呈した。

 まず、西野は「4日連続風呂入ってなかった」と、相方の不潔さを指摘してナダルをディス。すると、ナダルは「彼女にションベンかけられて手錠かけられとった。俺より汚いって!」と、西野の性癖を公開する。

 バトルが進むにしたがい、知られたくない秘密が多いのはナダルの方だと明らかになっていった。「お前の父さん、イナバ物置に何隠してんねん!」と西野に口撃されるや「それ言うんやったら解散やで!」と、彼はあからさまに狼狽するのだ。

 かねてから言われているが、ナダルの父親は“何か”を収集し、イナバ物置に隠しているらしい。その“何か”を明かそうとすると、彼は頑なに嫌がる。他の芸人なら、嫌がりながら「おいしい」とこっそりほくそ笑みそうなものだが、ナダルはガチ。解散を匂わせてまで、秘密の公開を阻止するのだ。

 それでいて、合間に「お前の家族は全員、自己破産!」と西野の恥部を堂々と公開するのはどういうことか? 抗いたい必死さの表れなのか。

 それほどまで、ナダルにとって「イナバ物置」の話はNGらしい。ならば、他の話題はどうか。西野が「流れるプールの話はいい?」と確認を取ると、やはりナダルは「それアカンって」「(俺が)刑務所にぶち込まれるやんけ!」「ここから飛び降りて死ぬ」と断固拒否の構えを取る。

 ナダルの嫌がりようは、さすがに異常だ。くりぃむしちゅーの有田哲平は「最近はヤバイと思わせる詐欺が多い」と彼の態度に疑問を呈したが、ナダルは「カメラを止めてもらったら大丈夫」と芸人魂のカケラも感じさせない折衷案を提示した。やはり、ナダルは本気だ。

 

■イジられたり意地悪されるのが大嫌いなナダル

 

 2月1日放送『アメトーーク!』(テレビ朝日系)で行われたのは「ひんしゅく体験! ナダル・アンビリバボー」。

 ナダルを徹底的にイジり倒す恒例企画だが、本人は本気で嫌がっている。人気番組に1時間まるまる特集してもらう、芸人にとってこの上ないチャンスのはずだが、ナダルはそう受け取らない。彼はイジられるのが大嫌いなのだ。

 事実、同番組で取り上げられることにより、ナダルは世間から不本意な対応を受けている。

「『キングオブコント』を獲ったときは“子どもたちのヒーロー”みたいな感じがきてましたよ。でも『アメトーーク!』出てから“お前、ヤバイな”って。年齢聞いたら、5歳ですよ!?」(ナダル)

「ナダル・アンビリバボー」以降、彼は5歳児からもイジられるようになってしまった。知名度は確実に上がっているが、こんな上がり方は本意じゃない。

 FUJIWARAの藤本敏史から「アメトーーク! で実家にロケ行こうや」と提案されても、「アカンって!」とナダルは頑なに拒否している。イジられたくないのだ。とはいえ、『内村てらす』(日本テレビ系)には実家ロケを許可しているが……。

「『内村てらす』は正直、ほっこりした番組です。『アメトーーク!』はちょっとね、意地悪もあるかな。僕んちの親は意地悪NGなんすよ」(ナダル)

「意地悪されたらおいしい」と、計算を働かせないナダル。だが、嫌がれば嫌がるほど盛り上がる悪循環が起こってしまっている。

 また、ナダルは『アメトーーク!』でも「イナバ物置」と「流れるプール」の件をイジられてしまった。この話題が出るたび、奇声を上げて中断させ、ついには帰ろうとまでしてしまう彼。「絶対に暴露してほしくない!」。ナダルの“本気”はもうわかった。しかし、その狼狽っぷりが面白くて仕方ない。

「ひんしゅく体験! ナダル・アンビリバボー」は人気企画だ。恐らく、今後も続いていくに違いない。しかし「この企画はおいしい」と彼が自覚したら、視聴者は即座に察知し、興ざめするだろう。

 芸人としてのメリットを優先せず、嫌がる感情を露骨に出す。イジられることを「仕事」とわきまえないからこそ、成立する仕事。

 テレビ界にありふれた打算には染まらず、ナダルにはそのままでいてほしい。
(文=寺西ジャジューカ)