「はれのひ」は氷山の一角……? 苛烈な営業電話で“高額契約”迫る呉服業界の闇

 成人式当日突然に閉店して社長ら経営陣が姿をくらましたままの横浜市の振り袖レンタル会社「はれのひ」は、民間信用調査会社の東京商工リサーチによると、一昨年9月の時点で6億円を超える負債があり、3億円以上の債務超過に陥っていたという。そのためか昨年からは従業員への給与も遅延や未払いが出ていたが、実はこの会社、問題が表面化する以前から、その営業手法が一部であまり評判がよくなかったようだ。

「とにかく、しつこい。何度も電話をかけてきて『晴れ着の準備を』って。断ってもかけてくるので、最終的には『うるさい!』と怒鳴ってしまった」

「姉の振袖を使うのでと断っても、今年の流行デザインは違うとか、小物のプレゼントがあるとか延々と話を止めなくて、途中で電話を切った」

 こうした声は、「はれのひ」からの度重なる営業電話を受けた人々のもので、特に14年頃から「不快・迷惑」度を増していたようだ。何しろ「うちの娘は海外留学中で日本の成人式には出られないのに営業電話が来た」という人もいたのである。

 証言者たちが首を傾げていたのは、「はれのひ」がどうやって成人式を迎える娘のいる家庭を知っていたかということ。これは別の呉服レンタル業者が打ち明ける。

「『はれのひ』だけじゃなく、ほとんどの同業者はやってることなんですが、名簿業者から学生名簿を大量に買うんです。必要なのは年齢、性別と電話番号だけで、片っ端から電話をかけるんです。従業員には、商談がまとまれば売り上げ1~2割の歩合ボーナス、つまりインセンティブを出す形にするのが通例。単価が高い世界なので、50万円の売り上げなら5~10万円の報酬が入るわけで、みんな誰彼構わず電話しまくります。ただ、苦情も増えるので、電話をかける役目を下請けにやらせるケースもあります」

 歩合制となれば当然、高額な商品を勧める傾向が強まるが、「一生に一度のことだと言えば、親は借金してでも金を出す、という認識がある」と業者。

「ただ、そういう中で歩合を荒稼ぎする凄腕の営業マンがいると、他社に引き抜かれたり、独立されたりということもあって競争は激化するばかり。儲かりそうに見えて、油断するとすぐに業績が落ちますよ」(同)

 激しい電話セールスもむなしく、「はれのひ」は15年9月期からは営業赤字となり、厳しい資金繰りが続き、取引先や金融機関の信用も落ちていた。結果、成人式当日に数百人単位での被害者を生む前代未聞の閉店騒動をやらかしてしまった。被害者の中には、営業電話によって契約に至った者もおり「あんな電話にさえ出ていなければ」と悔やむ声も聞かれた。

 前出業者は「基本、営業電話を激しくするところほど、値段が高いと思った方がいい」と話す。

「歩合報酬を出すわけなので、その分、客に出す値段を高くしなきゃいけなくなるからです。営業電話をしてきた業者はむしろ使わない方がいい、というのが本音です」

「はれのひ」が消えても同じ業態の呉服関連の他社による電話攻勢は続く。成人前の娘を持つ家庭では、業者の選定に慎重さが求められそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

「はれのひ」は氷山の一角……? 苛烈な営業電話で“高額契約”迫る呉服業界の闇

 成人式当日突然に閉店して社長ら経営陣が姿をくらましたままの横浜市の振り袖レンタル会社「はれのひ」は、民間信用調査会社の東京商工リサーチによると、一昨年9月の時点で6億円を超える負債があり、3億円以上の債務超過に陥っていたという。そのためか昨年からは従業員への給与も遅延や未払いが出ていたが、実はこの会社、問題が表面化する以前から、その営業手法が一部であまり評判がよくなかったようだ。

「とにかく、しつこい。何度も電話をかけてきて『晴れ着の準備を』って。断ってもかけてくるので、最終的には『うるさい!』と怒鳴ってしまった」

「姉の振袖を使うのでと断っても、今年の流行デザインは違うとか、小物のプレゼントがあるとか延々と話を止めなくて、途中で電話を切った」

 こうした声は、「はれのひ」からの度重なる営業電話を受けた人々のもので、特に14年頃から「不快・迷惑」度を増していたようだ。何しろ「うちの娘は海外留学中で日本の成人式には出られないのに営業電話が来た」という人もいたのである。

 証言者たちが首を傾げていたのは、「はれのひ」がどうやって成人式を迎える娘のいる家庭を知っていたかということ。これは別の呉服レンタル業者が打ち明ける。

「『はれのひ』だけじゃなく、ほとんどの同業者はやってることなんですが、名簿業者から学生名簿を大量に買うんです。必要なのは年齢、性別と電話番号だけで、片っ端から電話をかけるんです。従業員には、商談がまとまれば売り上げ1~2割の歩合ボーナス、つまりインセンティブを出す形にするのが通例。単価が高い世界なので、50万円の売り上げなら5~10万円の報酬が入るわけで、みんな誰彼構わず電話しまくります。ただ、苦情も増えるので、電話をかける役目を下請けにやらせるケースもあります」

 歩合制となれば当然、高額な商品を勧める傾向が強まるが、「一生に一度のことだと言えば、親は借金してでも金を出す、という認識がある」と業者。

「ただ、そういう中で歩合を荒稼ぎする凄腕の営業マンがいると、他社に引き抜かれたり、独立されたりということもあって競争は激化するばかり。儲かりそうに見えて、油断するとすぐに業績が落ちますよ」(同)

 激しい電話セールスもむなしく、「はれのひ」は15年9月期からは営業赤字となり、厳しい資金繰りが続き、取引先や金融機関の信用も落ちていた。結果、成人式当日に数百人単位での被害者を生む前代未聞の閉店騒動をやらかしてしまった。被害者の中には、営業電話によって契約に至った者もおり「あんな電話にさえ出ていなければ」と悔やむ声も聞かれた。

 前出業者は「基本、営業電話を激しくするところほど、値段が高いと思った方がいい」と話す。

「歩合報酬を出すわけなので、その分、客に出す値段を高くしなきゃいけなくなるからです。営業電話をしてきた業者はむしろ使わない方がいい、というのが本音です」

「はれのひ」が消えても同じ業態の呉服関連の他社による電話攻勢は続く。成人前の娘を持つ家庭では、業者の選定に慎重さが求められそうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

広瀬すず主演の“どんより”ドラマ『anone』9.2%、『カルテット』ファン必見の理由

 広瀬すず主演連続ドラマ『anone(あのね)』(日本テレビ系)が10日にスタート。同枠前クールの綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』は、期間平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大健闘したものの、『anone』の初回は9.2%。人気枠の初回としては、少々物足りない数字となりました。

 脚本は、2010年放送の松雪泰子主演『Mother』(同)で芦田愛菜演じる幼女をゴミ袋に入れて捨てたり、13年放送の『Woman』で満島ひかり演じるシングルマザーに病気まで背負わせた坂元裕二氏。ほかにも、『Mother』『Woman』のスタッフが再集結しています。

 そんな、彦摩呂なら「不幸のミルフィーユや~」と叫びそうな“どんより展開”が待っていることは間違いなさそうな同作。キャッチコピーは、「私を守ってくれたのは、ニセモノだけだった。」だそうです。すでに、どよ~ん。

 日刊サイゾーでは、誰にも頼まれてないのに『anone』のレビューを最終回までお届け! 早速、初回のあらすじを振り返ります。

■倍賞美津子が大活躍

 一晩1,200円のネットカフェで同い年の有紗(碓井玲菜)と美空(北村優衣)と共に寝泊りしている19歳の辻沢ハリカ(広瀬)。特殊清掃員のバイト中は、死体跡がくっきり残った部屋を無表情で掃除する一方、暇な時間には、自身を“ハズレ”と名乗り、“カノン”と名乗る病気で入院中の男性とスマホのチャットゲームで会話を楽しむ日々。ハリカはカノンに、大好きなおばあちゃん(倍賞美津子)と森の中の家で幸せに暮らしていた8歳から12歳の思い出を話します。

 そんな中、有紗から海辺で大金が入った保冷バッグを見つけたとの報告が。450万円くらい入っていたといい、有紗はそのまま置いてきたから、3人で取りに行こうと提案。「おやじとカラオケ行ったら、いきなり殴られた」と前歯を1本失っている有紗は、「私、あのお金で差し歯入れるの!」とノリノリです。

 早速、ハリカはスケボーに、有紗と美空は自転車に乗って、海辺へ。テトラポッドの隙間に保冷バッグを見つけますが、裏切った美空が持っていたスタンガンで有紗を攻撃し、奪い去ってしまいます。

 そうこうしていると、金の持ち主である亜乃音(田中裕子)が登場。有紗から強引に保冷バッグを奪った後、なんだかんだあって、結局、スケボーで通りかかったハリカがゲット。金を持って逃げていると、幼少期におばあちゃんと過ごした家にたどり着きます。

 一方、余命半年を宣告された持本(阿部サダヲ)が営むカレーショップに、元放火犯のるい子(小林聡美)が来店。メニューにない焼きうどんを注文した揚げ句、代金を踏み倒すかなりヤベー女ですが、なぜか2人は意気投合。カレーショップの車で、一緒に死に場所を探す旅へ……。

■虐待受けてました

 幼少期に過ごした家で、おばあちゃんとの楽しかった日々を回想するハリカ。しかし、風見鶏から「君のその思い出は、間違ってるよ」との幻聴が……。

 本当は、この屋敷は全寮制の更生施設「ためがい学舎」で、両親にこの施設に入れられたハリカは、ここで虐待を受けていたようです。当時、ここで経営者の為貝(倍賞)から「あなたは病気」「あなたの名前はハズレ」と言われたハリカは、天真爛漫さを失ってしまったのだとか。はい、どんより。

 そんな過去に苦しみ続けるハリカですが、結局、保冷バッグは亜乃音の元へ返却。その帰り道、カノンが「窓から見える」と言っていたハシビロコウ(鳥)の看板をたまたま見つけ、近くの病院へ。すると、病室の窓越しにそれらしき男性を発見。チャットを送ると、カノンは“ハズレ”の正体がハリカであることを知っていてチャットで近づいたと告白。カノンは、「ためがい学舎」の元生徒の紙野彦星(清水尋也)だといい、ハリカと2人で脱走を試みたこともあるといいます。ハリカは彦星に会いたがりますが、彦星は「死ぬのが怖くなってしまう」という理由で会おうとしません。

 ラストは、保冷バッグの大金が偽札であることが発覚し、初回は終了です。

■『カルテット』要素も

「クッキーだって何枚も焼けば、ハズレができるの」と個性を封印されてしまったハリカの幼少時代を見るのは、筆者のように子を持つ親としてはつらい! しかしながら、現状が不幸すぎた『Mother』『Woman』に比べると、つらい場面が回想シーンだったためか、覚悟していたほどどんよりしませんでした。

 ここ2年ほど連ドラから遠ざかり、映画にばかり出演していた広瀬ですが、同作で「初めてちゃんと演技を見た」という視聴者も意外に多そう。ボーイッシュな役柄ながら、甲高い声や長い前髪からチラ見えする大きな目……かわいさが隠しきれないあたり、「腹黒」「あざとい」と言われる広瀬にはピッタリの役ではないでしょうか? あと、幼少期のハリカを演じている子役の大迫莉榎が、声も演技も昔の芦田愛菜にソックリです。

 また、脚本の坂元氏といえば、昨年1月期に話題となった松たか子主演『カルテット』(TBS系)でもお馴染み。持本とるい子による「1日にスマホを3時間見てる人は、一生のうちに10年間見てることになるんですって。それでトイレに使ってる時間は、一生のうち3年!」「行くのやめて漏らし続けたら?」「3年長生きってことですよね」といった掛け合いシーンは、『カルテット』ファンが好きなアレではないでしょうか?

 残念ながら筆者は、こういったウィットに富んだ小粋でオシャレな会話劇を見ると「えーい、小ざかしい」とムズ痒くなってしまう体質ですが、『カルテット』ファンは『anone』も見たほうがいいと思います。

 というわけで、カノンを発見するシーンは少々強引だったものの、全体的には味わい深かった『anone』。一視聴者として最後まで見守っていきたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず主演の“どんより”ドラマ『anone』9.2%、『カルテット』ファン必見の理由

 広瀬すず主演連続ドラマ『anone(あのね)』(日本テレビ系)が10日にスタート。同枠前クールの綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』は、期間平均12.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と大健闘したものの、『anone』の初回は9.2%。人気枠の初回としては、少々物足りない数字となりました。

 脚本は、2010年放送の松雪泰子主演『Mother』(同)で芦田愛菜演じる幼女をゴミ袋に入れて捨てたり、13年放送の『Woman』で満島ひかり演じるシングルマザーに病気まで背負わせた坂元裕二氏。ほかにも、『Mother』『Woman』のスタッフが再集結しています。

 そんな、彦摩呂なら「不幸のミルフィーユや~」と叫びそうな“どんより展開”が待っていることは間違いなさそうな同作。キャッチコピーは、「私を守ってくれたのは、ニセモノだけだった。」だそうです。すでに、どよ~ん。

 日刊サイゾーでは、誰にも頼まれてないのに『anone』のレビューを最終回までお届け! 早速、初回のあらすじを振り返ります。

■倍賞美津子が大活躍

 一晩1,200円のネットカフェで同い年の有紗(碓井玲菜)と美空(北村優衣)と共に寝泊りしている19歳の辻沢ハリカ(広瀬)。特殊清掃員のバイト中は、死体跡がくっきり残った部屋を無表情で掃除する一方、暇な時間には、自身を“ハズレ”と名乗り、“カノン”と名乗る病気で入院中の男性とスマホのチャットゲームで会話を楽しむ日々。ハリカはカノンに、大好きなおばあちゃん(倍賞美津子)と森の中の家で幸せに暮らしていた8歳から12歳の思い出を話します。

 そんな中、有紗から海辺で大金が入った保冷バッグを見つけたとの報告が。450万円くらい入っていたといい、有紗はそのまま置いてきたから、3人で取りに行こうと提案。「おやじとカラオケ行ったら、いきなり殴られた」と前歯を1本失っている有紗は、「私、あのお金で差し歯入れるの!」とノリノリです。

 早速、ハリカはスケボーに、有紗と美空は自転車に乗って、海辺へ。テトラポッドの隙間に保冷バッグを見つけますが、裏切った美空が持っていたスタンガンで有紗を攻撃し、奪い去ってしまいます。

 そうこうしていると、金の持ち主である亜乃音(田中裕子)が登場。有紗から強引に保冷バッグを奪った後、なんだかんだあって、結局、スケボーで通りかかったハリカがゲット。金を持って逃げていると、幼少期におばあちゃんと過ごした家にたどり着きます。

 一方、余命半年を宣告された持本(阿部サダヲ)が営むカレーショップに、元放火犯のるい子(小林聡美)が来店。メニューにない焼きうどんを注文した揚げ句、代金を踏み倒すかなりヤベー女ですが、なぜか2人は意気投合。カレーショップの車で、一緒に死に場所を探す旅へ……。

■虐待受けてました

 幼少期に過ごした家で、おばあちゃんとの楽しかった日々を回想するハリカ。しかし、風見鶏から「君のその思い出は、間違ってるよ」との幻聴が……。

 本当は、この屋敷は全寮制の更生施設「ためがい学舎」で、両親にこの施設に入れられたハリカは、ここで虐待を受けていたようです。当時、ここで経営者の為貝(倍賞)から「あなたは病気」「あなたの名前はハズレ」と言われたハリカは、天真爛漫さを失ってしまったのだとか。はい、どんより。

 そんな過去に苦しみ続けるハリカですが、結局、保冷バッグは亜乃音の元へ返却。その帰り道、カノンが「窓から見える」と言っていたハシビロコウ(鳥)の看板をたまたま見つけ、近くの病院へ。すると、病室の窓越しにそれらしき男性を発見。チャットを送ると、カノンは“ハズレ”の正体がハリカであることを知っていてチャットで近づいたと告白。カノンは、「ためがい学舎」の元生徒の紙野彦星(清水尋也)だといい、ハリカと2人で脱走を試みたこともあるといいます。ハリカは彦星に会いたがりますが、彦星は「死ぬのが怖くなってしまう」という理由で会おうとしません。

 ラストは、保冷バッグの大金が偽札であることが発覚し、初回は終了です。

■『カルテット』要素も

「クッキーだって何枚も焼けば、ハズレができるの」と個性を封印されてしまったハリカの幼少時代を見るのは、筆者のように子を持つ親としてはつらい! しかしながら、現状が不幸すぎた『Mother』『Woman』に比べると、つらい場面が回想シーンだったためか、覚悟していたほどどんよりしませんでした。

 ここ2年ほど連ドラから遠ざかり、映画にばかり出演していた広瀬ですが、同作で「初めてちゃんと演技を見た」という視聴者も意外に多そう。ボーイッシュな役柄ながら、甲高い声や長い前髪からチラ見えする大きな目……かわいさが隠しきれないあたり、「腹黒」「あざとい」と言われる広瀬にはピッタリの役ではないでしょうか? あと、幼少期のハリカを演じている子役の大迫莉榎が、声も演技も昔の芦田愛菜にソックリです。

 また、脚本の坂元氏といえば、昨年1月期に話題となった松たか子主演『カルテット』(TBS系)でもお馴染み。持本とるい子による「1日にスマホを3時間見てる人は、一生のうちに10年間見てることになるんですって。それでトイレに使ってる時間は、一生のうち3年!」「行くのやめて漏らし続けたら?」「3年長生きってことですよね」といった掛け合いシーンは、『カルテット』ファンが好きなアレではないでしょうか?

 残念ながら筆者は、こういったウィットに富んだ小粋でオシャレな会話劇を見ると「えーい、小ざかしい」とムズ痒くなってしまう体質ですが、『カルテット』ファンは『anone』も見たほうがいいと思います。

 というわけで、カノンを発見するシーンは少々強引だったものの、全体的には味わい深かった『anone』。一視聴者として最後まで見守っていきたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

【本日発売】嵐・二宮和也の10年間を凝縮! アイドル、俳優、MC全てが詰まったフォトレポート!

 NHK紅白歌合戦 白組司会を務め、アイドル、俳優、MC、作詞作曲、魅力にあふれた10年間を追う!
 ポニョ宮&乙女宮の秘蔵フォトも一挙収録。二宮のすべてがわかる永久保存版フォトレポート!

二宮和也バイオグラフィー・・・・・・・・・・・・・・04P~
2008 年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・06P~
2009 年・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16P~
2010 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・24P~
2011 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30P~
2012 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36P~
2013 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44P~
2014 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・52P~
2015 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・60P~
2016 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・68P~
2017 年 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78P~
女子な二宮コレクション ・・・・・・・・・・・・・・・86P~
二宮の音楽力&司会力 ・・・・・・・・・・・・・・・・90P~

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タマホームのサイトから元SMAP・木村拓哉が消えた! 新CMでは“ひたむきさ”アピールか

 住宅会社・タマホームの公式サイトから、ついに元SMAP・木村拓哉の画像が消された。

 同社は、2009年から木村をイメージキャラクターに起用。企業サイト内には、特設サイト「SPECIAL SITE 木村拓哉」が設置され、最近まで木村の出演CMの閲覧や壁紙のダウンロードが可能となっていた。

「どうやら昨年中に契約が終了していた模様。ちなみに、タマホームはSMAP分裂騒動以降、木村の出演CMのオンエア回数を極端に減らし、代わりに坂本冬美や矢野顕子が出演するCMをオンエアしていました。さらに、ジャニーズの公式サイトからは、木村が15年からモデルを務めていたスポーツウェアメーカー『デサント』の文字も消えており、SMAP時代から続く広告契約は消滅した形です」(芸能記者)

 これと入れ替わるように、ジャニーズ公式サイトの木村のCM情報には「LINE『LINEのお年玉つきスタンプ』キャンペーン」と「そごう・西武『起業』」の文字が追加されている。

 なお、現在、そごう・西武の公式YouTubeチャンネルで、約1分間の木村の出演CMが閲覧可能。同CMでは、木村が神妙な面持ちで「周りはいつでも口を挟みたがる」「『こうあるべき』から逸脱した瞬間に、ナイフのような鋭さで言葉が視線が一斉に責めてくる」「新しい『私』を始めるのは、いつだって私しかいない」などと語っている。

「まるで、分裂騒動でバッシングを浴びた木村自身の言葉かのよう。ジャニーズ事務所は、『叩かれても、キムタクって頑張ってるよね』と言われるような“ひたむきキャラ”を押し出そうとしているのでは?」(同)

 また、YouTubeにCM動画がアップされているのも、これまでの木村からすると珍しい展開だ。

「かつてトヨタやニコンなど大手企業のCMに多く出演していた木村だけに、現状の落ちぶれ感は否めない。また、YouTubeの解禁は、クライアントへの『ネットでも広告展開できますよ』というアピールでしょう。ジャニーズのプッシュで、木村を映画やドラマの主演に突っ込むことはできても、CMとなるとなかなかそうはいきませんから」(同)

 そごう・西武のCMでは、「わたしは、私。」とのキャッチフレーズを力強く発している木村。叩かれてもマイペースで頑張る姿を見せることで、広告業界離れを食い止めることはできるだろうか?

DV逮捕の経済評論家・三橋貴明氏が“注意人物”認定 テレビ界から「オファー控える」動き

 妻を殴ってケガをさせたとして警視庁に傷害容疑で逮捕された経済評論家の三橋貴明氏に、一部のテレビ関係者が「注意人物」として今後の出演オファーを控える動きを見せている。

「あくまで非公式の話ですが、問題を起こしそうな出演候補者への出演依頼を避けるんです。たとえば暴力団との関わりや、金銭トラブルのウワサがあったり。実際に過去、顧客とよく揉めていた弁護士や、詐欺商法をしていた企業への関与が疑われた作家なども“注意人物”として出演オファーをやめました。何かトラブルを起こして番組にまで悪影響が出るとまずいですからね。三橋さんの場合、夫婦間トラブルの逮捕だけでも十分NG案件ですけど、記者に中指を立てたとかいう言動を見て、これはもう完全アウトな人だなって印象ですよ」(報道番組関係者)

 三橋氏は1月5日夜、自宅で口論になった10代の妻の顔を殴ったり転倒させて腕にかみついたりして約1週間のケガを負わせたとして、妻が被害届を出し、翌日に逮捕された。高輪署の関係者によると「これ以前にも、同じ妻から暴力被害の相談があった」という。

 裁判所が「逃亡の恐れがない」と検察の勾留請求を却下したことで、8日に釈放。現在は在宅で捜査が続いているようだ。

 ただ、三橋氏本人は釈放時、集まったマスコミに挑発的な態度を示し、そのことをブログで「中指を立てて追い払いました」「そんなに目くじら立てて追っかけるようなネタかよ!」「テレビカメラの前で『くそくらえ』と、できたのは、少し気持ちよかった」などと書いており、有罪・無罪の判断を待たずして、一部テレビ関係者らに「注意人物」と判断されてしまった形だ。

「はた目には『また、いつ問題を起こしてもおかしくない人』としか思えませんからね」(前出関係者)

 一方、DV問題の専門家からも、三橋氏の言動から「DVの常習性」を懸念する声が聞かれる。カウンセラーの野村高一氏は「多くのDV男に共通する、幼稚性、気の弱さ、我慢強くない、自己過大評価、プライドの高さなどが垣間見える」とする。

「会ったこともない三橋氏の人間性について、断定はできません。ただ、その言動を見ると、いかにもDV男っぽいのです。マスコミに中指を立てるなど、何も得るものはないのに、わざわざ自分でそんなヒンシュク行動をしてネット上で喧伝までするのは、まるでヤンキー少年レベルの幼稚な行為。それで勝ち誇った気になるのは、本質的には気の弱さの表れに見えます。第一声で謝罪にとどまらず長々と言い訳めいた話を書くのは、自分の言葉で一定の大衆を説得できると思い起こんでいる自己過大評価があり、自分で警察沙汰を起こしておきながら報道姿勢に責任転嫁するのも、誰か別の悪者を作らないと気が済まない性格で、無駄にプライドの高さが伺えます。こうした部分を見た限りでは、DV常習者であっても不自然ではないと感じます」(野村氏)

 また、自身も被害者でDV問題の相談室を運営する30代女性は、こんな感想を述べた。

「妻への暴力は深刻な社会問題であるのに、三橋さんのブログではDVを『夫婦喧嘩』と言い換え、『それほど凄い事件なのでしょうか』とまで書いていました。凄い事件だから逮捕されているのに、それ自体を軽く考えるのが典型的なDV加害者の思考。さらに『寛容なる妻がすぐに被害届を取り下げてくれた』と記述して、まるで妻が許せば罪がチャラになるかのような感覚の強調は、典型的なDV男と重なり、恐怖感を覚えます」

 そんな話に説得力を持たせそうなのが、過去2度の離婚歴が伝えられる三橋氏の前妻にあたる、作家のさかき漣さんのTwitterだ。彼女は今回の報道後、自身のDVに関する過去記事URLを提示。そこに三橋氏の名前はないものの、DV加害者を「二枚舌」の「サディスト」とし、公の場では非常に人当たりが良いが内心に不満を溜め、その鬱憤を家庭の弱者にぶつける、という分析をしており、生々しい表現とともに「天才的な二重人格者であり詭弁家」と定義。このあたり、三橋氏の名前は一切ないのだが、同氏を想像しないで読むことは難しい。さかきさんは9日、「実は、身の危険を感じております。今後もしも、わたしの身に何かあったら、誰かの報復かもしれません」とまで書いていて穏やかではない。

 三橋氏はブログで「今後は、世界に自慢できるような幸福な家庭を築くべく努力して参ります」と極端に大きな目標を掲げているが、現時点ではその期待感より不安感の方が大きいのは事実。少なくとも前出テレビ関係者は「注意人物」として距離を置いている。
(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

コウカズヤ、週刊誌報道に見る「上原多香子というオンナ」を見誤っている点

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「ダメな男が好きな女に愛されるとつらい」コウカズヤ
「週刊女性」(主婦と生活社、1/16・23合併号)

 若くして夫を亡くした悲劇の妻。

 3年前にミュージシャンである夫・TENN氏が自死した際、残された女優・上原多香子に同情が集まった。自殺の原因は上原との収入格差とも言われたが、実際は舞台で共演した俳優・阿部力との不倫だった。TENN氏の願いで公表を控えていたものの、慰謝料を払おうとしない、勝手に籍を抜くなどの上原の誠意のなさに怒った遺族が、上原と阿部のLINEのやりとりといった不倫の証拠と共に「女性セブン」(小学館)で公表した。上原は「夫を死においやったオンナ」としてバッシングされ、休業に追い込まれる。

 現在の上原は阿部とも別れ、演出家のコウカズヤ氏と交際中。コウは人気の高い演出家ではあるが、小劇場を中心とした活動をしているので、収入の安定は見込めない。上原も現在は仕事をしてないので、収入はゼロ。上原はタワーマンションを引き払って、オートロックのないマンションでコウと同棲中であると、「週刊女性」(主婦と生活社)が報じた。同誌によると、コウは上原の不倫の過去を知らなかったそうで、「自分に彼女を支えられるか不安だ」「こういう仕事なので、正直結婚は難しい」と周囲に漏らしていたという。

 上記の発言をまとめると、コウは以下のように考えている可能性がある。

1.自分の不倫が原因で夫が自殺し、ショックを受けたはずだ。いろいろなストレスやトラウマを抱えている彼女を、自分は支えなくてはいけない。
2.同棲中で経済力もない彼女は、自分と結婚したいと思っているはずだ。

 コウが実際にこう考えているとしたら、理に適っているが、見落としていることが1つある。それは、上原を“フツウの女性”と一緒にしていることである。“フツウの女性”が何かを定義すると「原因と目的がはっきりしている女性」である。

 「ツラいことがあったら、男性に支えてほしい」「同棲するのは、結婚のため」「金銭的に余裕のある生活をしたいので、金持ちと付き合う」という思考は、典型的な“フツウの女性”のものである。

 それに対し、上原のような女性を、私は“フツウでない女性”だと思う。それは、忘却力が高く、原因も目的も必要とせず、何となくカンで生きていける人のことを指す。コウは上原の不倫を知らなかったそうだが、それは上原がメンタル面で不安定さを感じさせなかった証拠と捉えることもできるのではないか。もしそうなら、上原は恋愛をしても“男に支えてもらう必要がないタイプ”ともいえるのである。さらに言うと、自分の不倫で人の命が失われたことに、上原が本当に凝りていたら、不倫相手とも違う男性と簡単にくっつくことはしないだろう。やはり上原は“フツウの女性”ではないのである。

 結婚についても、「同棲しているのは、結婚願望があるから」と考えていいのは“フツウの女性”の場合で、上原にはあてはまらないように思う。一世を風靡したアイドルである上原のファンで、救いの手を差し伸べたい男性はいくらでもいるはずだ。今は上原に仕事がないので同棲生活を送っているが、もし上原に不自由をさせない男性と知り合うことがあれば、超忘却力を発揮して、突然いなくなってしまうことも十分あると私は思う。

 念のため申し添えると、私は上原の行動をとがめたいわけではなく、そういう習性に生まれついている女性が一定数いると言いたいのである。

 「週女」の記事によれば、コウは「(自分のことも含めて)ダメな男が好きな女に愛されるとつらいよ」と言ったそうである。ここで思い出したのが、元日に放送された『今夜くらべてみました 元旦から生放送三時間スペシャル』(日本テレビ系)に出演した作家・瀬戸内寂聴である。

 好きな男性のタイプを聞かれた寂聴は、「才能があって開花しないダメ男が好き」と発言した。実際、寂聴の交際相手は、不倫であったが作家の小田仁二郎(天才の呼び声高く、芥川賞や直木賞の候補になるが受賞せず)、一般人男性(駆け落ちの約束までした男性。事業に必要な金を寂聴が出資するが、失敗。男性は自殺)と運がないことは確かである。そして、一方の寂聴は文化勲章を受章するまでに登り詰めた。

 ここまでくると、男がダメというより、女が尋常でなく生命力にあふれているために、潰されてしまったとも言えるのではないだろうか。

 上原に関する週刊誌の記事は、うっすら上原をとがめる論調のものが多いが、そんなことしても上原がダメージをうけるとは思えないし、上原を愛する男も後をたたないだろう。それよりも心配なのは、上原と交際する男性(たち)の今後である。どうぞ、くれぐれもメンタルに気を付けてお過ごしくださいと言うしかない。

仁科友里(にしな・ゆり)
1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、最新刊は『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。
ブログ「もさ子の女たるもの

グルメリポーターとして正反対の道を行く勝俣州和とミスターちん 「本音」と「忖度」視聴者が選ぶのは?

 2017年の「流行語大賞」に「忖度」が選ばれた。この言葉には「他人の気持をおしはかる」という意味があり、決してネガティブな表現とは限らない。

 昨年12月28日に放送された『出動! 偏見捜査官』(TBS系)は、世の中にはびこる“偏見”を密着取材で解き明かす特番。

“偏見”とは、なんぞや? 今回、番組は7つのそれを用意している。「見た目がイケてない男はドが過ぎたオシャレに走る」「インドに1人旅する人は絶対に人生に悩んでる」、「7度目の引退をした大仁田厚はどうせまた復帰する」などの“偏見”が番組内で紹介されたのだ。

 中でも、とりわけ気になるのは「グルメ番組の食レポ、不味くても美味しいという」なるもの。これは果たして真実なのか、それともただの誤解なのか?

 調査すべく、番組は腕に覚えのあるリポーターをキャスティング。最初に登場したのは、彦摩呂である。

 

■彦摩呂と鈴木あきえが見せた、リポーターとしての“大人力”

 今回、“おとり調査”として、偽のグルメリポートが決行されている。ロケは名店として名高いラーメン店で行われた。まず、彦摩呂の元には不味いラーメンが運ばれてくる。リポーターは、このメニューを食してどう反応するだろう。偏見どおり、不味くても「美味しい」と言うのだろうか?

 とにかく、彦摩呂のリアクションが気になる。まず、彼は市販の醤油をぬるま湯で薄めただけのスープと麺を口にした。すると、彦摩呂は「麺だけの味が味わえる」「味のお坊さんみたい」と、満足げな表情で躊躇なくリポートするのだ。これは、絶妙!

「不味い」とは言わないものの、それでいて決して嘘をついてない。美味しいのか否かはギリギリの線でボヤかしつつ、できるだけポジティブな表現で、彦摩呂は仕事を全うした。

 続いての登場は、昨年『王様のブランチ』(TBS系)を卒業した鈴木あきえだ。リポート力に定評のある彼女も、彦摩呂が食べたものと同じラーメンの食リポに挑戦。例によって、まずは“超薄口スープ”を口にした。するとやはり、まるで動じない。「いい意味で裏切られました!」「実家を思い出す。寝起きでそのままいただける」「繊細だなぁ~」と、マイナスイメージの少ないワードで味を表現したのだ。

 本音は明かさず、それでいて「美味しい」という言葉を絶対に使わない彼女。嘘をつかないまま、大人の態度で鈴木はリポートをやり遂げた。

 

■不味いラーメンにフリーズするミスターちんに、芸能人らが高評価

 波乱を起こしたのは3人目に登場したリポーター、B21スペシャルのミスターちんである。

「食レポロケは久々」だと告白するちんであったが、久しぶりすぎて彼は対策法を忘れてしまったのかもしれない。何しろ、不味いラーメンを食べるや「何、これ!?」とバカ正直にフリーズしてしまうのだ。

 ここからのちんは、忖度なし。まず、露骨に躊躇しながら麺をすすりにいく。食べたら食べたで「スープが持ち上がってこないんだよ(苦笑)」「何の味もしない」と、加減無しのリポートを貫き通してしまう。

 しかし、悪いことばかり言っていたら番組が成立しない。さすがにちんも、いいことを言おうとするのだが「このラーメンは“食べる側”に経験値が必要」「ある意味、究極のラーメン」と、コメントがいちいち店舗のプラスになってない。甲斐甲斐しくはあるが、取り繕いきれないのだ。まったくもって、損な生き方ではないか。

 恐らく、テレビ制作者にとって、ちんは使いにくいはずだ。彦摩呂や鈴木あきえの方が、使い勝手がいいに決まってる。ソツなくメニューの美味しさを表現し、店に損をさせず、それでいて決して嘘はつかない。欺瞞を回避しながら、同時に大人として忖度もする手練が彦摩呂と鈴木である。

 だが、しかし。ちんのグルメリポートをスタジオで観ていた伊集院光は「好きだなあ、こういうの」と、好印象を持っている様子なのだ。フットボールアワー・後藤輝基は「逆に信用できる」、光浦靖子は「カッコいい」とコメントし、それぞれがちんの食リポに高評価を与えている。

 恐らく、芸能人の秘めたる本音はこちらだろう。もしかしたら「ちんさん、よくやってくれました」と、カタルシスを覚えているかもしれない。

 

■何度も行ったお店で「うわぁ!」と、初めてのリアクションをとる勝俣州和

 今回のこの番組では、食レポ関連の“偏見”がもう1つ取り上げられている。それは「TVリポーターのコメント、本心ではなく言わされている」というものである。

 ここで呼び出されたのは、グルメ番組で長年活躍する勝俣州和であった。彼には、ちょっとしたウワサがあるらしい。それは「ロケで過去に行った店でも初めてのリアクションをする」という風評だ。……これって、視聴者を欺いていることにならないだろうか?

 このウワサを確認すべく、勝俣を対象に“おとり捜査”が実施された。まず、「勝俣が初めてのお店で食レポをする」という趣旨の偽番組が企画される。しかし、勝俣が訪問するのは彼が過去に行ったことのあるお店ばかり。この状況の中、勝俣は“初めてのリアクション”をするのだろうか……?

 結論から言うと、勝俣は行く先々で“初めてのリアクション”を取りまくった。過去に3度訪れた店舗では銀ダラを使ったラーメンを食し、「うまい! タラってこんなに旨味が出るんですね?」と感嘆する勝俣。

 2店目は、もっとすごい。自身が出版したグルメ本で紹介した中華料理店にもかかわらず「うわぁ!」と新鮮なリアクションを連発し、“初めて”を装ったのだ。

 しかし、この行いは勝俣が持つ信念ゆえである。彼の言い分はこうだ。

「視聴者に『このお店へ行きたい』と思わせるのが我々の仕事ですから。何回目とか、観る人には関係ないじゃないですか。『このお店にこういう美味しいものがあるんだ。じゃあ、行ってみよう!』っていうのが、テレビ番組です。視聴者は“初めて感”をそんなに求めてますかね?」

「100回来ても、“初めての感動”はできます」

 なるほど。リポーターには、それぞれの信念があるということ。視聴者のためを思い、事実ばかりを最優先しないタイプ。番組制作者と取材店を慮り、できるだけポジティブな形で情報を提供しようとするタイプ。そして、まったく忖度できず、ありのままを伝えることしかできないタイプ。

 個人的に、思うところはある。2017年は「忖度」という言葉が席巻した年であった。揺り戻しではないが、今年は忖度を知らないミスターちんのようなリポートをもっと見てみたい。
(文=寺西ジャジューカ)

グルメリポーターとして正反対の道を行く勝俣州和とミスターちん 「本音」と「忖度」視聴者が選ぶのは?

 2017年の「流行語大賞」に「忖度」が選ばれた。この言葉には「他人の気持をおしはかる」という意味があり、決してネガティブな表現とは限らない。

 昨年12月28日に放送された『出動! 偏見捜査官』(TBS系)は、世の中にはびこる“偏見”を密着取材で解き明かす特番。

“偏見”とは、なんぞや? 今回、番組は7つのそれを用意している。「見た目がイケてない男はドが過ぎたオシャレに走る」「インドに1人旅する人は絶対に人生に悩んでる」、「7度目の引退をした大仁田厚はどうせまた復帰する」などの“偏見”が番組内で紹介されたのだ。

 中でも、とりわけ気になるのは「グルメ番組の食レポ、不味くても美味しいという」なるもの。これは果たして真実なのか、それともただの誤解なのか?

 調査すべく、番組は腕に覚えのあるリポーターをキャスティング。最初に登場したのは、彦摩呂である。

 

■彦摩呂と鈴木あきえが見せた、リポーターとしての“大人力”

 今回、“おとり調査”として、偽のグルメリポートが決行されている。ロケは名店として名高いラーメン店で行われた。まず、彦摩呂の元には不味いラーメンが運ばれてくる。リポーターは、このメニューを食してどう反応するだろう。偏見どおり、不味くても「美味しい」と言うのだろうか?

 とにかく、彦摩呂のリアクションが気になる。まず、彼は市販の醤油をぬるま湯で薄めただけのスープと麺を口にした。すると、彦摩呂は「麺だけの味が味わえる」「味のお坊さんみたい」と、満足げな表情で躊躇なくリポートするのだ。これは、絶妙!

「不味い」とは言わないものの、それでいて決して嘘をついてない。美味しいのか否かはギリギリの線でボヤかしつつ、できるだけポジティブな表現で、彦摩呂は仕事を全うした。

 続いての登場は、昨年『王様のブランチ』(TBS系)を卒業した鈴木あきえだ。リポート力に定評のある彼女も、彦摩呂が食べたものと同じラーメンの食リポに挑戦。例によって、まずは“超薄口スープ”を口にした。するとやはり、まるで動じない。「いい意味で裏切られました!」「実家を思い出す。寝起きでそのままいただける」「繊細だなぁ~」と、マイナスイメージの少ないワードで味を表現したのだ。

 本音は明かさず、それでいて「美味しい」という言葉を絶対に使わない彼女。嘘をつかないまま、大人の態度で鈴木はリポートをやり遂げた。

 

■不味いラーメンにフリーズするミスターちんに、芸能人らが高評価

 波乱を起こしたのは3人目に登場したリポーター、B21スペシャルのミスターちんである。

「食レポロケは久々」だと告白するちんであったが、久しぶりすぎて彼は対策法を忘れてしまったのかもしれない。何しろ、不味いラーメンを食べるや「何、これ!?」とバカ正直にフリーズしてしまうのだ。

 ここからのちんは、忖度なし。まず、露骨に躊躇しながら麺をすすりにいく。食べたら食べたで「スープが持ち上がってこないんだよ(苦笑)」「何の味もしない」と、加減無しのリポートを貫き通してしまう。

 しかし、悪いことばかり言っていたら番組が成立しない。さすがにちんも、いいことを言おうとするのだが「このラーメンは“食べる側”に経験値が必要」「ある意味、究極のラーメン」と、コメントがいちいち店舗のプラスになってない。甲斐甲斐しくはあるが、取り繕いきれないのだ。まったくもって、損な生き方ではないか。

 恐らく、テレビ制作者にとって、ちんは使いにくいはずだ。彦摩呂や鈴木あきえの方が、使い勝手がいいに決まってる。ソツなくメニューの美味しさを表現し、店に損をさせず、それでいて決して嘘はつかない。欺瞞を回避しながら、同時に大人として忖度もする手練が彦摩呂と鈴木である。

 だが、しかし。ちんのグルメリポートをスタジオで観ていた伊集院光は「好きだなあ、こういうの」と、好印象を持っている様子なのだ。フットボールアワー・後藤輝基は「逆に信用できる」、光浦靖子は「カッコいい」とコメントし、それぞれがちんの食リポに高評価を与えている。

 恐らく、芸能人の秘めたる本音はこちらだろう。もしかしたら「ちんさん、よくやってくれました」と、カタルシスを覚えているかもしれない。

 

■何度も行ったお店で「うわぁ!」と、初めてのリアクションをとる勝俣州和

 今回のこの番組では、食レポ関連の“偏見”がもう1つ取り上げられている。それは「TVリポーターのコメント、本心ではなく言わされている」というものである。

 ここで呼び出されたのは、グルメ番組で長年活躍する勝俣州和であった。彼には、ちょっとしたウワサがあるらしい。それは「ロケで過去に行った店でも初めてのリアクションをする」という風評だ。……これって、視聴者を欺いていることにならないだろうか?

 このウワサを確認すべく、勝俣を対象に“おとり捜査”が実施された。まず、「勝俣が初めてのお店で食レポをする」という趣旨の偽番組が企画される。しかし、勝俣が訪問するのは彼が過去に行ったことのあるお店ばかり。この状況の中、勝俣は“初めてのリアクション”をするのだろうか……?

 結論から言うと、勝俣は行く先々で“初めてのリアクション”を取りまくった。過去に3度訪れた店舗では銀ダラを使ったラーメンを食し、「うまい! タラってこんなに旨味が出るんですね?」と感嘆する勝俣。

 2店目は、もっとすごい。自身が出版したグルメ本で紹介した中華料理店にもかかわらず「うわぁ!」と新鮮なリアクションを連発し、“初めて”を装ったのだ。

 しかし、この行いは勝俣が持つ信念ゆえである。彼の言い分はこうだ。

「視聴者に『このお店へ行きたい』と思わせるのが我々の仕事ですから。何回目とか、観る人には関係ないじゃないですか。『このお店にこういう美味しいものがあるんだ。じゃあ、行ってみよう!』っていうのが、テレビ番組です。視聴者は“初めて感”をそんなに求めてますかね?」

「100回来ても、“初めての感動”はできます」

 なるほど。リポーターには、それぞれの信念があるということ。視聴者のためを思い、事実ばかりを最優先しないタイプ。番組制作者と取材店を慮り、できるだけポジティブな形で情報を提供しようとするタイプ。そして、まったく忖度できず、ありのままを伝えることしかできないタイプ。

 個人的に、思うところはある。2017年は「忖度」という言葉が席巻した年であった。揺り戻しではないが、今年は忖度を知らないミスターちんのようなリポートをもっと見てみたい。
(文=寺西ジャジューカ)