もう中国に未来はない!? 妊婦たちが「子どもの米国籍」求めてサイパンに殺到中!

 日本人にもビーチリゾートとして人気の高い北マリアナ諸島の島・サイパンに、大勢の中国人観光客が訪れるようになっている。それだけならサイパンの観光産業を大いに潤おすことになるので、地元の人たちは大歓迎なのだが、その一方で、歓迎されざる別の問題も起こっているという。

 それを伝えているのは、アメリカの新聞「ウォール・ストリート・ジャーナル」で、中国のニュースサイト「謄訊網」がそれを引用する形で伝えている。

 記事によると、サイパンはアメリカの領土だが、2009年に中国人観光客に対するビザ免除政策が実施されて以来、中国人はノービザでサイパンに45日間滞在できるようになった。上海や広州などの大都市から飛行機で4~5時間ほどで来られることもあって、大勢の中国人観光客が訪れるようになり、今ではサイパンを訪れる外国人観光客の3分の1強を占めているという。

 その一方で、ノービザであることを利用して、中国人の妊婦たちがノービザでサイパンにやってきて、地元の病院で出産するケースが増えている。ノービザ政策が始まった09年にサイパンで生まれた中国人の子どもはわずか4人だったが、16年には472人にまで増加。その年にサイパンで生まれた赤ん坊のうち、7割以上がABC(American-born Chinese=アメリカで生まれた中国人)となっているのだ。

 中国事情に詳しいフリーライターの吉井透氏は、こういったサイパンでの中国人妊婦たちによる“出産ツーリズム”についてこう説明する。

「それは、アメリカが国籍について出生地主義を取っているため、アメリカの領土であるサイパンで出産すれば、その子どもにはアメリカ国籍が与えられるから。サイパンは中国から近いので、アメリカ本土に行くより費用が安く済みます。以前は子どもに香港の戸籍を取らせるために香港で出産することがブームとなっていましたが、その数があまりにも多くなってしまったため、香港は13年から中国人妊婦の受け入れを禁止する処置を取っています。結局、中国人たちは自分の国である中国に未来はないと思っているから、子どもたちに外国籍を取らせたがっているのです」

 こういった中国人の出産ツーリズムに対し、サイパンの地元政府の当局者は状況を把握しているものの、医療費用を払う以上、中国人がサイパンで出産することは違法行為ではないと述べている。

 さらに、わずか数百人の中国人妊婦の入国を防ぐために、サイパンに来る何万人もの中国人観光客に対するノービザ旅行を制限するのは、ビジネスの観点から見てナンセンスだとも答えている。

 アメリカのトランプ大統領は、国境を接するメキシコからの不法移民の流入を防ぐため、メキシコとの間に「国境の壁」を設置することを宣言しているが、果たして中国人妊婦に対しても、サイパンに「海の壁」ともいえる入国制限処置を取るだろうか。
(文=佐久間賢三)

 

デビューに至るまでのKis-My-Ft2を記録! Jr.時代の貴重な写真と共に、彼らの歴史を振り返るフォトレポート!

 不屈のアイドル・キスマイのJr.時代をプレイバック! 
 「PLAYZONE 2009」や「Kis-My-Ftに 逢える de Show」のほか、バックを務めた嵐や滝沢秀明のツアーでの貴重なフォトもたっぷり収録! 
 デビューに至るまでの軌跡を振り返る永久保存版フォトレポート!

Contents
2008年
Arashi marks ARASHI AROUND ASIA 2008・・・・4P~

2009年
UCHI 博貴 内HIROCKY・・・・14P~
PLAYZONE 2009 〜太陽からの手紙〜・・・・20P~
Kis-My-Ft に 逢える de Show・・・・34P~

2010年
舞台「新春 滝沢革命」&舞台「新春 人生革命」・・・・52P~
Kis-My-Ft に010 逢える de Show・・・・・66P~
舞台「少年たち ~ 格子無き牢獄~」・・・・86P~
Kis-My-Ft に逢えるde Show vol.3・・・・100P~

2011年
東日本大震災復興支援イベント「Marching J」・・・・120P~
関西ジャニーズJr. with 中山優馬 2011 春・・・・128P~
みんなクリエに来てクリエ! 2011
北山宏光×藤ヶ谷太輔 スペシャルライブ・・・・・132P~
Kis-My-Ft2 BIOGRAPHY・・・・140P~

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『THE夜会SP』に嵐・松本潤がゲスト登場! 1月4日(木)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則選』(NHK Eテレ) 山口達也
23:56~25:25 『世界くらべてみたら SP』(TBS) 国分太一

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
21:00~22:00 『ザ・プロファイラー』(NHK BSプレミアム) 岡田准一

●嵐

21:00~22:54 『櫻井・有吉THE夜会 SP』(TBS系) 櫻井翔、【ゲスト】松本潤

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『THE夜会SP』に嵐・松本潤がゲスト登場! 1月4日(木)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則選』(NHK Eテレ) 山口達也
23:56~25:25 『世界くらべてみたら SP』(TBS) 国分太一

●V6

8:15~ 9:54 『あさイチ』(NHK総合) 井ノ原快彦
21:00~22:00 『ザ・プロファイラー』(NHK BSプレミアム) 岡田准一

●嵐

21:00~22:54 『櫻井・有吉THE夜会 SP』(TBS系) 櫻井翔、【ゲスト】松本潤

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『渡鬼』女優・宇野なおみが“港区女子”に物申す! 自分の価値を「他人に委ねる」ことの怖さ

unonaomisan02

(前編はこちら)

■港区女子に告ぐ「ロシア赴任とかになったらどうするの?」

――最近は、オンナの色気をフル活用して戦略的に成り上がろうとする“港区女子”にも注目が集まっています。権力のある男性に見初められていい暮らしをしたり、仕事を与えてもらったりもする、港区界隈に出没する野心にあふれる女性のことを指します。

宇野なおみさん(以下、宇野) “港区女子”を知らなかったので、調べました。私が得意な英語を生かして通訳の仕事をしているように、自分の能力を仕事にするという面では、オンナの色気をスキルとして使うのも、正しいとは思います。ただ、それが自分の実力なのか、未来があるかというのは別物。自分の価値を他人に委ねてしまうのは怖いなぁと思いますね。

 だって、オンナの色気だけでステップアップして、ロシア語がわからないのにロシア赴任とかになったらどうするの? そこで「頑張ってロシア語学ぼう」ってなればまだいいけど、相手に称賛されてちやほやされることが自分を肯定できる理由になっていたら、「もしそこにお魚しかいなかったらどうするの?」「お魚に褒めてもらうのかな?」って思いますもん(笑)。

――ちなみに、宇野さんのまわりに“港区女子”のような女性はいますか?

宇野 いませんね。でも、古くは花魁とか、“オンナ”で稼いできた人たちもいるわけだし、港区女子も自分の意思で極めているならいいと思います。芸能界には、可愛さを武器にしている人もいっぱいいますし、彼女たちの努力はプロフェッショナルで、生活できるくらいお金を稼いでいるので、それはすごいことだと感じます。ただ、見た目を磨くことが仕事に直結するわけではない場合、やっぱり「仕事の評価は、見た目ではなく仕事ぶりで判断される」のではないでしょうか。

――華やかなところだけを拾って、勝ち組と認められたい港区女子ワナビーも増えているんです。

宇野 ワナビーなら好きにすればいいと思いますけど、時間だけはみんな有限なんですよ。夜遊びして、オーパスワン空けて、明け方タクシーで帰って~とか、それがいいならいいのですが、私は面倒だしイヤだから、その時間を使って勉強したり寝たりしたいです(笑)。興味あることに時間を使いたいですね。その結果、茶道の上級免状をいただいたり、TOEICで910点取れたりしたので、結局は時間の使い方に集約されると思います。「限られた時間」と言うと、みんな「若いうちに」って言いますけど、若さに限定する必要もないと思うんです。86歳ですからね、オンナの平均寿命。折り返し地点が40歳ですよ! そう思うと長いじゃないですか(笑)。

 私はフリーランスで、実家暮らしで、結婚もしていなければ子どももいないと、世間一般からみれば“負け犬役満”かもしれませんが、毎日楽しいし、ストレスも少ないし、なにより自分で納得できています。「人より良ければいい」という考えだと底なし沼に落ちるので、ポジティブな意味での自己満足ができる時間の使い方をすればいいと思います。

――宇野さんが時間の使い方で意識していることはありますか?

宇野 大事なことは後回しにしないこと。私の周りは年配の方が多いので、のんびりしていると置いて行かれちゃう(笑)。先日も、『渡鬼』でご一緒した大好きな俳優さんが60歳で亡くなられたんです。「一緒に舞台に立ちたい」と思っていたので、ものすごく悲しい思いをしました。女優業をもう一度本格的にやりたいと思ったのも、またチャンスを逃してしまうことがないようにとの思いからです。

――『渡鬼』で演じられた野々下加津ちゃんも、向上心あふれる女性だったと思うのですが、宇野さんから見て加津ちゃんはどんな女の子ですか?

宇野 加津ちゃんと私を同一視している方も結構いて、「東大生なのよね」とか「親いないのね」とか言われることもよくありますし、私自身も自分の一部みたいな感じなので、どう思うかと言われるとちょっと困るのですが(笑)、人としてすごい子だなっていう尊敬はずっとありましたね。ためらいない飛び込みで自分の才能を開花させていくところとか、「人と違っても何とかなる」という思いは、加津ちゃんから学んだと思います。

――演じたことで影響を受けたところなどはありましたか?

宇野 あります、あります! 加津ちゃんは私よりデキる子ですから(笑)。一番は、あきらめないことです。加津ちゃんの立場は非常に複雑で、コンプレックスもあったと思うのですが、彼女はそんなバックボーンを跳び箱の踏切板にしていたんですよね。私は高校を中退し、大検で早稲田大学に入りましたが、それは普通に生きていたら思いつかなかったルートだったので、「自分で切り開けば道は常にある」という加津ちゃんの考え方が強く影響していたんだと思います。

 あと、私は昔からゴールキーパーにはなれないタイプで、人と人を紹介したら自分が入り込めないほど2人が仲良くなってしまったり、自分が出会いを探しに行った場で、友達にだけ恋人ができたりと、「誰かの1番」にはなれないパサーであることがコンプレックスでした。でも、人の言葉を、自分を介して伝えていく通訳や役者は、パサーじゃないと務まらない。コンプレックスを強みに変えることができたからこそ就けた仕事だと感じています。

――ちなみに、加津ちゃんを演じてきた中で、一番印象に残っているシーンはどこですか?

宇野 1つは、一人芝居をしながら階段を下りていくシーン。「ごはんまだかなぁ。『腹減った、早くメシ!』なんて言える身分になってみたいよ」という一人芝居の様子に、いつもは強い女の子の本音が出ているような気がしました。もう1つは、母親との再会のシーンですね。決して恨み節を投げつけず、母親にも事情があったことを慮ったセリフしかないんですよ。でもそれは、先に泣き出した母を見て、「お母さんは強くない人だ」ということを受け入れられたから、手を差し伸べることができたんだろうなって。人より不幸値の最大値が大きいからこそ、懐が深いというか。加津ちゃんの強さと優しさを感じられたシーンでした。

――今後チャレンジしてみたいジャンルなどはありますか?

宇野 文章を書く仕事をしてみたいです。文章を書くのが好きというのも、橋田寿賀子先生や加津ちゃんから覚えたことですね。これまでも『渡鬼』のホームページで連載したり、ブログを続けたりしてきましたが、自分の不器用な生き方が誰かの役に立つようなことも書いてみたいです。私のように、ずっと人と違って生きてきて、それを「ま、いっか!」と思いながら過ごせている人は今の日本ではレアなので、「私みたいなのもいるんだよ!」というのを知ってもらえれば、自信を持ってもらえるんじゃないかなって。高校を中退した人とか、コンプレックスを抱えている人とか、同じような境遇の人の心に伝わったらいいなと思います。

――最後に、今後の目標を教えてください!

宇野 赤木春恵さんが88歳で認定されたギネス記録「世界最高齢での映画初主演女優」を目指したいと思っています。本当に素晴らしいことだと思うので、できることなら、私もそういう女優になりたいですね。
(取材・文=千葉こころ)

宇野なおみ(うの・なおみ)
1989年生まれ、早稲田大学文化構想学部卒業。96年、『マダム・バタフライ』で初舞台を踏み、98年から『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)に野々下加津役としてレギュラー出演。大学卒業後、カナダ・バンクーバーのカレッジに留学し、「TOEIC」のスコアは990点満点中、910点という語学力を得る。現在は女優以外にも、通訳として活躍している。

『渡鬼』女優・宇野なおみが“港区女子”に物申す! 自分の価値を「他人に委ねる」ことの怖さ

unonaomisan02

(前編はこちら)

■港区女子に告ぐ「ロシア赴任とかになったらどうするの?」

――最近は、オンナの色気をフル活用して戦略的に成り上がろうとする“港区女子”にも注目が集まっています。権力のある男性に見初められていい暮らしをしたり、仕事を与えてもらったりもする、港区界隈に出没する野心にあふれる女性のことを指します。

宇野なおみさん(以下、宇野) “港区女子”を知らなかったので、調べました。私が得意な英語を生かして通訳の仕事をしているように、自分の能力を仕事にするという面では、オンナの色気をスキルとして使うのも、正しいとは思います。ただ、それが自分の実力なのか、未来があるかというのは別物。自分の価値を他人に委ねてしまうのは怖いなぁと思いますね。

 だって、オンナの色気だけでステップアップして、ロシア語がわからないのにロシア赴任とかになったらどうするの? そこで「頑張ってロシア語学ぼう」ってなればまだいいけど、相手に称賛されてちやほやされることが自分を肯定できる理由になっていたら、「もしそこにお魚しかいなかったらどうするの?」「お魚に褒めてもらうのかな?」って思いますもん(笑)。

――ちなみに、宇野さんのまわりに“港区女子”のような女性はいますか?

宇野 いませんね。でも、古くは花魁とか、“オンナ”で稼いできた人たちもいるわけだし、港区女子も自分の意思で極めているならいいと思います。芸能界には、可愛さを武器にしている人もいっぱいいますし、彼女たちの努力はプロフェッショナルで、生活できるくらいお金を稼いでいるので、それはすごいことだと感じます。ただ、見た目を磨くことが仕事に直結するわけではない場合、やっぱり「仕事の評価は、見た目ではなく仕事ぶりで判断される」のではないでしょうか。

――華やかなところだけを拾って、勝ち組と認められたい港区女子ワナビーも増えているんです。

宇野 ワナビーなら好きにすればいいと思いますけど、時間だけはみんな有限なんですよ。夜遊びして、オーパスワン空けて、明け方タクシーで帰って~とか、それがいいならいいのですが、私は面倒だしイヤだから、その時間を使って勉強したり寝たりしたいです(笑)。興味あることに時間を使いたいですね。その結果、茶道の上級免状をいただいたり、TOEICで910点取れたりしたので、結局は時間の使い方に集約されると思います。「限られた時間」と言うと、みんな「若いうちに」って言いますけど、若さに限定する必要もないと思うんです。86歳ですからね、オンナの平均寿命。折り返し地点が40歳ですよ! そう思うと長いじゃないですか(笑)。

 私はフリーランスで、実家暮らしで、結婚もしていなければ子どももいないと、世間一般からみれば“負け犬役満”かもしれませんが、毎日楽しいし、ストレスも少ないし、なにより自分で納得できています。「人より良ければいい」という考えだと底なし沼に落ちるので、ポジティブな意味での自己満足ができる時間の使い方をすればいいと思います。

――宇野さんが時間の使い方で意識していることはありますか?

宇野 大事なことは後回しにしないこと。私の周りは年配の方が多いので、のんびりしていると置いて行かれちゃう(笑)。先日も、『渡鬼』でご一緒した大好きな俳優さんが60歳で亡くなられたんです。「一緒に舞台に立ちたい」と思っていたので、ものすごく悲しい思いをしました。女優業をもう一度本格的にやりたいと思ったのも、またチャンスを逃してしまうことがないようにとの思いからです。

――『渡鬼』で演じられた野々下加津ちゃんも、向上心あふれる女性だったと思うのですが、宇野さんから見て加津ちゃんはどんな女の子ですか?

宇野 加津ちゃんと私を同一視している方も結構いて、「東大生なのよね」とか「親いないのね」とか言われることもよくありますし、私自身も自分の一部みたいな感じなので、どう思うかと言われるとちょっと困るのですが(笑)、人としてすごい子だなっていう尊敬はずっとありましたね。ためらいない飛び込みで自分の才能を開花させていくところとか、「人と違っても何とかなる」という思いは、加津ちゃんから学んだと思います。

――演じたことで影響を受けたところなどはありましたか?

宇野 あります、あります! 加津ちゃんは私よりデキる子ですから(笑)。一番は、あきらめないことです。加津ちゃんの立場は非常に複雑で、コンプレックスもあったと思うのですが、彼女はそんなバックボーンを跳び箱の踏切板にしていたんですよね。私は高校を中退し、大検で早稲田大学に入りましたが、それは普通に生きていたら思いつかなかったルートだったので、「自分で切り開けば道は常にある」という加津ちゃんの考え方が強く影響していたんだと思います。

 あと、私は昔からゴールキーパーにはなれないタイプで、人と人を紹介したら自分が入り込めないほど2人が仲良くなってしまったり、自分が出会いを探しに行った場で、友達にだけ恋人ができたりと、「誰かの1番」にはなれないパサーであることがコンプレックスでした。でも、人の言葉を、自分を介して伝えていく通訳や役者は、パサーじゃないと務まらない。コンプレックスを強みに変えることができたからこそ就けた仕事だと感じています。

――ちなみに、加津ちゃんを演じてきた中で、一番印象に残っているシーンはどこですか?

宇野 1つは、一人芝居をしながら階段を下りていくシーン。「ごはんまだかなぁ。『腹減った、早くメシ!』なんて言える身分になってみたいよ」という一人芝居の様子に、いつもは強い女の子の本音が出ているような気がしました。もう1つは、母親との再会のシーンですね。決して恨み節を投げつけず、母親にも事情があったことを慮ったセリフしかないんですよ。でもそれは、先に泣き出した母を見て、「お母さんは強くない人だ」ということを受け入れられたから、手を差し伸べることができたんだろうなって。人より不幸値の最大値が大きいからこそ、懐が深いというか。加津ちゃんの強さと優しさを感じられたシーンでした。

――今後チャレンジしてみたいジャンルなどはありますか?

宇野 文章を書く仕事をしてみたいです。文章を書くのが好きというのも、橋田寿賀子先生や加津ちゃんから覚えたことですね。これまでも『渡鬼』のホームページで連載したり、ブログを続けたりしてきましたが、自分の不器用な生き方が誰かの役に立つようなことも書いてみたいです。私のように、ずっと人と違って生きてきて、それを「ま、いっか!」と思いながら過ごせている人は今の日本ではレアなので、「私みたいなのもいるんだよ!」というのを知ってもらえれば、自信を持ってもらえるんじゃないかなって。高校を中退した人とか、コンプレックスを抱えている人とか、同じような境遇の人の心に伝わったらいいなと思います。

――最後に、今後の目標を教えてください!

宇野 赤木春恵さんが88歳で認定されたギネス記録「世界最高齢での映画初主演女優」を目指したいと思っています。本当に素晴らしいことだと思うので、できることなら、私もそういう女優になりたいですね。
(取材・文=千葉こころ)

宇野なおみ(うの・なおみ)
1989年生まれ、早稲田大学文化構想学部卒業。96年、『マダム・バタフライ』で初舞台を踏み、98年から『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)に野々下加津役としてレギュラー出演。大学卒業後、カナダ・バンクーバーのカレッジに留学し、「TOEIC」のスコアは990点満点中、910点という語学力を得る。現在は女優以外にも、通訳として活躍している。

ジャニーズ“忖度”に加藤浩次が喝破! 藤吉久美子に不倫疑惑【11・12月のランキング】

 みなさん、このお正月休みはいかがお過ごしでしょうか? テレビで正月特番を見るのもいいですが、たくさんのゴシップニュースが世間を騒がせた2017年、日刊サイゾーで振り返ってみませんか? ということで、ラストは11月から12月のランキングをご紹介。いったい、2018年はどんなニュースが世間を騒がせるのでしょうか……?

【1位】
「それでも、あなたは舐めますか? 舐めさせますか?」クンニで、がん罹患率300%上昇の衝撃!

「週刊現代」(11/25号、講談社)によるこの記事。米フロリダ大学の調査の結果、この20年間に中咽頭扁平上皮がんの罹患率が約300%も上昇。さらにその原因が、キスやクンニのオーラルプレイであると結論付けたそう。みなさんお気をつけて。(2017.11.13掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_142621.html

【2位】
『スッキリ』加藤浩次も「なんだよ、それ」とブチ切れ!? 民放が元SMAP退所組を“徹底排除”

AbemaTVの『72時間ホンネテレビ』が大きな話題を呼ぶなど、着々と活動の場を拡げている元SMAPの3人ですが、裏ではジャニーズ事務所の圧力とテレビ局の忖度ぶりが日に日に浮き彫りに。これには加藤さんも“スッキリ”していないようです。(2017.11.24掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_143671.html

【3位】
藤吉久美子と不倫疑惑のABCプロデューサーは「ただでは済まない」!? 夫・太川陽介の“復讐”とは……

かなりの“亭主関白”で有名な太川さん。テレビマンの間では、藤吉さんは離婚覚悟で不倫したものの、太川さんの笑顔会見でそれを阻まれたのではないか、というウワサもあるとか。会見でのあの笑顔に、逆に恐怖を覚えた人もいるのではないでしょうか。(2017.12.15掲載)
http://www.cyzo.com/2017/12/post_145748.html

 

【4位】
「性的な快楽を求めて──」あの“シャブ中”超大物アーティストを、捜査当局がロックオン!

昨年は、元KAT-TUNメンバーの田中聖、橋爪遼、清水良太郎、浅野忠信の父など、覚せい剤事件が続出しました2017年。年の瀬には、ヒット曲多数の大物アーティストXが浮上しました。(2017.11.29掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_144016.html

【5位】
ローラ暴走で完全終了か、清水良太郎の禁断症状、ヤラセ疑惑のフジ『あいのり』が復活……週末芸能ニュース雑話

所属事務所との泥沼契約トラブルが話題になったローラさん。CMに出まくり、事務所にとっては稼ぎ頭の彼女ですが、10年にも及ぶ“奴隷契約”は、“全然OK~!”じゃなかったようです。(2017.11.03掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_141764.html

【6位】
藤吉久美子の親密交際は“枕営業”!? 号泣釈明会見に加藤浩次が苦言「あんな涙流しちゃダメ!」

不倫疑惑が報じられた藤吉さんの“号泣釈明会見”に違和感を覚えたのは視聴者だけでなく、加藤さんも同じでした。まぁ、もしかしたら夫の太川さんが怖くて泣いたのかもしれないけど……。(2017.12.15掲載)
http://www.cyzo.com/2017/12/post_145587.html

【7位】
キムタク大丈夫!? テレ朝『BG』キャストに江口洋介(185cm)、斎藤工(184cm)、菜々緒(172cm)……

 
18日よりスタートする『BG~身辺警護人~(仮)』(テレビ朝日系)。ドラマそのものはもちろん、“公称176cm”の木村さんと、高身長のキャスト陣との身長差にも注目ですね。(2017.10.31掲載)
http://www.cyzo.com/2017/10/post_141469.html

【8位】
「事務所を辞めたから……」草なぎ剛が漏らしていた、ジャニーズに対する“ホンネ”とは?

飯島三智氏が率いる「CULEN」で新しいスタートを切った元SMAPの3人。ジャニーズ退所後は、ぶっちゃけ発言を連発し、良くも悪くもファンに衝撃を与えています。(2017.11.10掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_142262.html

【9位】
山下智久、今井翼、キスマイ……年明けにジャニーズ離脱者続出の動き! 飯島三智氏「CULEN」に大量移籍へ

“飯島派”とされていた山Pら、ジャニーズ所属タレントが大量移籍という衝撃ニュースが。Kis-My-Ft2・玉森くんは飯島氏と密会していたという情報もあるだけに、今後の動向に注目です。(2017.12.14掲載)
http://www.cyzo.com/2017/12/post_145351.html

【10位】
美女60人と「キメセク」やり放題! コロンビアで“酒池肉林の乱交ツアー”参加者募集中!!

美女60人とヤリ放題の日々を過ごすというこの企画。お国のお偉いさん方は激怒していたそうですが、コロンビアでは売春は合法のため、法に反するかどうかはグレーみたい。世界は広いな。(2017.11.06掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_141902.html

ジャニーズ“忖度”に加藤浩次が喝破! 藤吉久美子に不倫疑惑【11・12月のランキング】

 みなさん、このお正月休みはいかがお過ごしでしょうか? テレビで正月特番を見るのもいいですが、たくさんのゴシップニュースが世間を騒がせた2017年、日刊サイゾーで振り返ってみませんか? ということで、ラストは11月から12月のランキングをご紹介。いったい、2018年はどんなニュースが世間を騒がせるのでしょうか……?

【1位】
「それでも、あなたは舐めますか? 舐めさせますか?」クンニで、がん罹患率300%上昇の衝撃!

「週刊現代」(11/25号、講談社)によるこの記事。米フロリダ大学の調査の結果、この20年間に中咽頭扁平上皮がんの罹患率が約300%も上昇。さらにその原因が、キスやクンニのオーラルプレイであると結論付けたそう。みなさんお気をつけて。(2017.11.13掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_142621.html

【2位】
『スッキリ』加藤浩次も「なんだよ、それ」とブチ切れ!? 民放が元SMAP退所組を“徹底排除”

AbemaTVの『72時間ホンネテレビ』が大きな話題を呼ぶなど、着々と活動の場を拡げている元SMAPの3人ですが、裏ではジャニーズ事務所の圧力とテレビ局の忖度ぶりが日に日に浮き彫りに。これには加藤さんも“スッキリ”していないようです。(2017.11.24掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_143671.html

【3位】
藤吉久美子と不倫疑惑のABCプロデューサーは「ただでは済まない」!? 夫・太川陽介の“復讐”とは……

かなりの“亭主関白”で有名な太川さん。テレビマンの間では、藤吉さんは離婚覚悟で不倫したものの、太川さんの笑顔会見でそれを阻まれたのではないか、というウワサもあるとか。会見でのあの笑顔に、逆に恐怖を覚えた人もいるのではないでしょうか。(2017.12.15掲載)
http://www.cyzo.com/2017/12/post_145748.html

 

【4位】
「性的な快楽を求めて──」あの“シャブ中”超大物アーティストを、捜査当局がロックオン!

昨年は、元KAT-TUNメンバーの田中聖、橋爪遼、清水良太郎、浅野忠信の父など、覚せい剤事件が続出しました2017年。年の瀬には、ヒット曲多数の大物アーティストXが浮上しました。(2017.11.29掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_144016.html

【5位】
ローラ暴走で完全終了か、清水良太郎の禁断症状、ヤラセ疑惑のフジ『あいのり』が復活……週末芸能ニュース雑話

所属事務所との泥沼契約トラブルが話題になったローラさん。CMに出まくり、事務所にとっては稼ぎ頭の彼女ですが、10年にも及ぶ“奴隷契約”は、“全然OK~!”じゃなかったようです。(2017.11.03掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_141764.html

【6位】
藤吉久美子の親密交際は“枕営業”!? 号泣釈明会見に加藤浩次が苦言「あんな涙流しちゃダメ!」

不倫疑惑が報じられた藤吉さんの“号泣釈明会見”に違和感を覚えたのは視聴者だけでなく、加藤さんも同じでした。まぁ、もしかしたら夫の太川さんが怖くて泣いたのかもしれないけど……。(2017.12.15掲載)
http://www.cyzo.com/2017/12/post_145587.html

【7位】
キムタク大丈夫!? テレ朝『BG』キャストに江口洋介(185cm)、斎藤工(184cm)、菜々緒(172cm)……

 
18日よりスタートする『BG~身辺警護人~(仮)』(テレビ朝日系)。ドラマそのものはもちろん、“公称176cm”の木村さんと、高身長のキャスト陣との身長差にも注目ですね。(2017.10.31掲載)
http://www.cyzo.com/2017/10/post_141469.html

【8位】
「事務所を辞めたから……」草なぎ剛が漏らしていた、ジャニーズに対する“ホンネ”とは?

飯島三智氏が率いる「CULEN」で新しいスタートを切った元SMAPの3人。ジャニーズ退所後は、ぶっちゃけ発言を連発し、良くも悪くもファンに衝撃を与えています。(2017.11.10掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_142262.html

【9位】
山下智久、今井翼、キスマイ……年明けにジャニーズ離脱者続出の動き! 飯島三智氏「CULEN」に大量移籍へ

“飯島派”とされていた山Pら、ジャニーズ所属タレントが大量移籍という衝撃ニュースが。Kis-My-Ft2・玉森くんは飯島氏と密会していたという情報もあるだけに、今後の動向に注目です。(2017.12.14掲載)
http://www.cyzo.com/2017/12/post_145351.html

【10位】
美女60人と「キメセク」やり放題! コロンビアで“酒池肉林の乱交ツアー”参加者募集中!!

美女60人とヤリ放題の日々を過ごすというこの企画。お国のお偉いさん方は激怒していたそうですが、コロンビアでは売春は合法のため、法に反するかどうかはグレーみたい。世界は広いな。(2017.11.06掲載)
http://www.cyzo.com/2017/11/post_141902.html

不妊女性に自分の精子を注入した医師、23人の子どもを生ませるも「行為は犯罪ではない」として執行猶予へ

 米中西部に位置するインディアナ州の州都・インディアナポリスで12月半ばに行われた、ある注目の裁判で、裁判官は今年79歳になる元医師ドナルド・クラインに対し、執行猶予1年の刑を言い渡した。

 これに対し被害者たちは、もっと重い刑を科すべきだと不満の声を上げていたという。

 地元紙の「インディ・スター」が報じたところによると、クラインはすでに引退しているが、かつては不妊治療を専門とする医師をしており、過去に、自分のクリニックで、数十人の女性患者に対して内緒で自らの精子を使って体外受精を行っていたのだという。

 コトが発覚したのは3年前。30年ほど前にクラインのクリニックで体外受精を受けて生まれた子どもたちの多くが、遺伝子検査によって異母兄弟・姉妹であることが判明したのである。

 この検査判定によって、彼ら親たちは大きな疑念を抱くこととなった。というのも、当時クラインは女性患者に対して、同じ精子提供者の精子は、3人以上には使わないと明言していたからである。後に彼らがオンライン上の遺伝子検査サービスで検査を行ったところ、彼らの子ども生物学的にクラインが父親であることが判明したという。

 これは、明らかに犯罪的行為である。ところが、インディアナ州の法律では、医師が患者に自分の精子を使って体外受精を行うことを禁止しておらず、訴訟を起こすことができない。そのため彼らは消費者として苦情を申し立てるしか方法がなかったのだ。

 苦情を受けた調査機関がクラインに対して聞き取りを行ったところ、クラインは疑惑を否定。そのため、次にクラインは調査官に対して偽証を行ったとして起訴され、裁判が開かれることになったという。

 地元裁判所で行われた公判で、クラインは調査官に対して偽証をしたことは認めたものの、クラインの弁護士は口頭弁論で「この裁判は偽証に対して行われるもので、何十年も前にクリニックで彼が行ったことに対してではない」と何度も強調。最後に「30年前に起こったことは犯罪ではない」と述べている。

 裁判資料には、クラインは疑惑を訴えてきたかつての患者に対して、かつて50回ほど自身の精子を体外受精に使っており、それは他の提供者からの新鮮な精子を調達することができなかったからだと告白したと残っている。

 すでに被害者たちが個人的に行ったDNAテストでは、23人がクラインの生物学上の子どもであることが判明しており、その数はさらに増える可能性もあるとしている。

 しかし、裁判では2つの偽証罪のみについて審理が行われ、結局、クラインは刑務所に入ることなく、執行猶予となったわけである。

 この判決に怒りが収まらないのが、この裁判で傍聴に押し寄せた被害者たちである。「彼の行為が私たちに対して与えた精神的な苦痛は甚大なもの。もっと重い刑を科すべきだ」と、大きな声を上げているという。

 生物のオスは、自らの遺伝子を持つ子孫をできるだけ多く残そうとする本能を持っているといわれているが、それはメスとの生殖行為を通じてのこと。生殖行為もせずに勝手に遺伝子だけメスに植え付けることは、それこそ自然の摂理を冒涜する行為だといえるかもしれないが……。

「壇蜜の宮城PR動画」「サントリー頂」他、“性差別”CMの問題は「演出ではなく構造」? 

(前編はこちら)

■おっぱいを強調するCMはあっても股間を強調するCMはない

――「女性も男性を顔で選ぶようになった」というお話がありました。ジャニオタや腐女子などが、男性を消費していること自体に嫌悪感を示す男性もいますよね。

田中東子氏(以下、田中) これまで男性は女性を消費したり、商品化したり、性的アイコンにしてきたわけですが、ジャニオタや腐女子などは、まさにそれを男性に対して行っています。それがムカつくんでしょう。あと、対象になっているイケメンを、男性がバカにする風潮もあるように思います。男性も女性も、「消費の対象とみなされる」「もの扱いされる」というのは、共通して不快感を覚えるのでしょう。ただ、“個人向けの趣味のもの”と、“公共性のあるCM”とでは話が全然違います。CMで、水着の女の子を出す必然性はあるのか? おっぱいを強調する必然性はあるのか? 女子高生をやたら出す必然性はあるのか? どうしてCMを作るときにそれを問わないのかと感じますね。

――CMにおいて、女性を性的アイコンとして描くように、男性を性的アイコンとして描けば平等かという話でもないですよね。

田中 例えば、炎上したサントリー「頂」のCMは、男性が出張先で現地の女性たちと出会い、食事をともにする様子が描かれているのですが、その女性たちはおっぱいを強調してきます。もしこれが男女逆転していたとしたら、どうでしょう。女性が出張先で次々イケメンと出会い、その男性が股間を強調してくる……それって多くの女性が、怒るというより怖いと思うでしょうし、あり得ない内容ですよね。そもそも「セクシーな男性に女性がチヤホヤされるCM」ってあんまり想像できない。これまでの社会の中で、どういった立場に置かれていたかで、その人の怒りのポイントは違ってくるんです。先ほど指摘したように、男女でどういった差別表現に不快感を覚えるかは、共通点もある一方、異なる部分も多いのではないでしょうか。

――「女性差別」と声を上げる女性と、「男性差別」と声を上げる男性の間にも、溝を感じてしまいます。

田中 ネット上には、「男性も差別されているのに、フェミニストたちは自分たちのことばかり主張しやがって」といった論調の人がいますが、あれはあまりよろしくないですよね。差別されている女性と差別されている男性で手を取り合い「どこが嫌なの?」と、それぞれ理解を深め、対話の場が生まれればいいのに……と感じますね。

――女性差別だけでなく、男性差別CMの炎上が起こるようになったことで、「こうも炎上ばかりでは、表現の自由が侵害される」「なんでも取り締まるのはどうなのか?」といった指摘をする人も目につくようになりました。

田中 2017年9月、タレントの壇蜜さんが出演する「仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会」制作の観光PR動画(浦島太郎をモチーフにしたストーリー仕立てで、壇蜜が、宮城のゆるキャラ「むすび丸」を「涼・宮城」に連れて行きもてなすという内容。壇蜜の唇のアップとともに「ぷっくり膨らんだ、ず・ん・だ」など性的と取れる台詞が随所に散りばめられたほか、亀の頭をなでると大きくなるといった演出も)が炎上しました。

 あの動画に対して、「壇蜜の唇のアップや、亀の頭が大きくなる演出をやめればいいのか」と言い出す人がいたのですが、そもそも「女性が男性をもてなすという構図」からして問題なんです。個別の表現を規制して解決する問題ではなく、CMの構造自体が差別的ではないか……ともっと深く考えるべきだと思います。

――この観光動画に関して、「別に全然気にならない」という女性もいましたよね。

田中 確かにいますよね。日本の広告業界はこれまで、女性を性的アイコンとして扱うCMを数多く作ってきただけに、それに慣れてしまったのかもしれません。学生の中には、「普段テレビや街中で見たときは何も思わなかったけど、あらためて授業で見て、おかしいと気づいた」という人もいましたよ。

――ちなみに17年は、CMだけでなく、書籍に対しても「男性差別だ」といった声が上がっていました。夫の死を願う妻たちの本音がつづられた投稿サイト「だんなデスノート」が『だんなデス・ノート ~夫の「死」を願う妻たちの叫び~』(宝島社)として書籍化されたのですが、妻たちが夫をボロクソに罵倒する内容が物議を醸しています。

田中 私としては、“日本の家庭内における男女間での権力格差”によって出てきてしまった本なのかなと思っています。なぜ『つまデス・ノート』ではないかというと、妻に抑圧されている夫より、夫に抑圧されている妻の方が圧倒的に多いからかなぁと。この妻たちは、好きこのんでこんなことを言うようになったわけではないと思うんですよ。夫にDVや不倫をされ、しかも表立って意見を言うこともできず、こういった表現でしか訴えられなかったのでは……と。

 『だんなデス・ノート』は、「ENEOSでんき」「保険のビュッフェ」のCMのように、あきらかに改善されるべき男性差別と同列で並べるのは違うと感じます。サイトの片隅に投稿された、夫に抑圧された妻たちの叫びが、書籍となったことで目をつけられたというか。仮に妻に抑圧された夫たちの叫びが出てきたとしても、女性差別には当たらないと思います。出版されたことによって、夫に抑圧されている妻がこんなにいっぱいいるんだ……という事実が目に見える形となり、では「何を変えていく必要があるのか?」を考える対話のきっかけになるのであれば、それは意味があるのではないかと感じますね。

■もはや日本社会は一色じゃない

――今後、性差別CMがなくなるためには、どうしたらいいのでしょうか?

田中 先ほども言ったように、社会やメディア環境の変化にもっと敏感になるべき。もちろんそれを察知して、いいCMを作っている人もいっぱいいますけどね。女性差別はダメだけど、男性差別はOKという安直な方向にも行かないようにしてもらいたいです。

 P&Gが「家事分担をJOBからJOYへプロジェクト」の特設サイトに公開した動画「ふたりでわけあうもの」は、妻ばかりに家事の負担をかけていた状況から、「2人で一緒に家事をしよう」と考え直す夫婦の様子が描かれている内容で、好評を博しました。しかし、これを見たLGBTの人や、シングルの人は、「ウッ」と思うかもしれないです。スウェーデンの自動車メーカーVolvoの CMには、男女カップルだけでなく、ゲイカップルも登場しているそうです。それくらい現実の社会は、多様化しているし、それを反映したCMも制作されているんです。もはや日本社会も一色じゃない、それを踏まえて広告を制作していくべきだと思っています。